JPH11336905A - バルブのシール構造 - Google Patents
バルブのシール構造Info
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- JPH11336905A JPH11336905A JP14691198A JP14691198A JPH11336905A JP H11336905 A JPH11336905 A JP H11336905A JP 14691198 A JP14691198 A JP 14691198A JP 14691198 A JP14691198 A JP 14691198A JP H11336905 A JPH11336905 A JP H11336905A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パーティクルの発生を防止したバルブのシー
ル構造、また高いシール性能を発揮するバルブのシール
構造を提供すること。 【解決手段】 本発明のバルブのシール構造は、バルブ
の弁体1の当接部分に形成した収納溝3と、閉弁時に開
口部を気密に閉塞するために収納溝3に装着するシール
部材21とからなるものであり、弁体1に形成された収
納溝3は、側壁が外側に広がって傾斜した傾斜面3A,
3Bをなし、シール部材21は、収納溝3内に接着して
装着されるものであって、収納溝3の形状に合わせて形
成された固着面21A,21B,21Cと、中央部分が
突出した曲面によって形成されたシール面21P,21
Q,21Rとからなり、その固着面とシール面との境界
が傾斜面3A,3Bの途中に位置するものである。
ル構造、また高いシール性能を発揮するバルブのシール
構造を提供すること。 【解決手段】 本発明のバルブのシール構造は、バルブ
の弁体1の当接部分に形成した収納溝3と、閉弁時に開
口部を気密に閉塞するために収納溝3に装着するシール
部材21とからなるものであり、弁体1に形成された収
納溝3は、側壁が外側に広がって傾斜した傾斜面3A,
3Bをなし、シール部材21は、収納溝3内に接着して
装着されるものであって、収納溝3の形状に合わせて形
成された固着面21A,21B,21Cと、中央部分が
突出した曲面によって形成されたシール面21P,21
Q,21Rとからなり、その固着面とシール面との境界
が傾斜面3A,3Bの途中に位置するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体と弁座とによ
る遮断を気密にするためのシール部材を備えたバルブの
シール構造に関し、特に、そのシール部材からのパーテ
ィクルの発生を抑えたバルブのシール構造に関する。
る遮断を気密にするためのシール部材を備えたバルブの
シール構造に関し、特に、そのシール部材からのパーテ
ィクルの発生を抑えたバルブのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】真空の雰囲気内で製造が行われる半導体
製造工程では、その清浄度の高さが要求されており、作
業室内での隔離手段としてはゲートバルブが広く利用さ
れている。そのため、ゲートバルブは、従来から開閉動
作にともなうパーティクルの発生を防止することに注意
が払われている。例えば、特開平2−229967号公
報には、弁体を上下方向及び水平方向との2段階で駆動
させるように構成し、その弁体に設けられたゴムからな
るシール部材が弁座面を摺動しないようにして、擦れに
よるパーティクルの発生が防止されている。ところで、
このようなゲートバルブを含むシール部材が設けられた
各種のバルブでは、図5や図6の如く収納溝にOリング
が装着されたシール構造であった。即ち、図5は、断面
が角形の収納溝51にOリング52が装着されたもので
あり、図6は、外側に向けて狭くなるような断面が台形
の収納溝61にOリング62が装着されたものである。
製造工程では、その清浄度の高さが要求されており、作
業室内での隔離手段としてはゲートバルブが広く利用さ
れている。そのため、ゲートバルブは、従来から開閉動
作にともなうパーティクルの発生を防止することに注意
が払われている。例えば、特開平2−229967号公
報には、弁体を上下方向及び水平方向との2段階で駆動
させるように構成し、その弁体に設けられたゴムからな
るシール部材が弁座面を摺動しないようにして、擦れに
よるパーティクルの発生が防止されている。ところで、
このようなゲートバルブを含むシール部材が設けられた
各種のバルブでは、図5や図6の如く収納溝にOリング
が装着されたシール構造であった。即ち、図5は、断面
が角形の収納溝51にOリング52が装着されたもので
あり、図6は、外側に向けて狭くなるような断面が台形
の収納溝61にOリング62が装着されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ール構造では、前記公報に掲載されたゲートバルブのよ
うにたとえ無摺動による開閉が行われたとしても、閉弁
時に受ける押圧力によってOリング52,62が変形し
て収納溝51,61の角53,63に擦れて摩耗してし
まい、それによってパーティクルを発生させるという問
題があった。特に、動きのある弁体にシール部材を設け
ようとした場合には、Oリング52,62の脱落を防止
するために図6に示すような収納溝61が採用される。
そのため、閉弁時にOリング62が鋭角な角63で擦
れ、より多くのパーティクルを発生させる結果となって
いた。
ール構造では、前記公報に掲載されたゲートバルブのよ
うにたとえ無摺動による開閉が行われたとしても、閉弁
時に受ける押圧力によってOリング52,62が変形し
て収納溝51,61の角53,63に擦れて摩耗してし
まい、それによってパーティクルを発生させるという問
題があった。特に、動きのある弁体にシール部材を設け
ようとした場合には、Oリング52,62の脱落を防止
するために図6に示すような収納溝61が採用される。
そのため、閉弁時にOリング62が鋭角な角63で擦
れ、より多くのパーティクルを発生させる結果となって
いた。
【0004】また、Oリング52,62は、収納溝5
1,61内にフリーな状態で収容されているので、押圧
力が加わった場合に収納溝51,61内を自由に変形す
る。そのため、変形の際に収納溝51,61の壁面と擦
れてしまい、それによってOリング52,62が摩耗し
てパーティクルを発生させていた。更に、繰り返し行わ
れるバルブの開閉動作により、Oリング52,62が収
納溝51,61内でひねられて切れるといった問題もあ
った。一方、従来のシール構造では、閉弁時にOリング
52,62にかかる力がOリング52,62の変形によ
って分散するなどために接触圧が小さくなってしまい、
シール性能を高いレベルで実現できなかった。
1,61内にフリーな状態で収容されているので、押圧
力が加わった場合に収納溝51,61内を自由に変形す
る。そのため、変形の際に収納溝51,61の壁面と擦
れてしまい、それによってOリング52,62が摩耗し
てパーティクルを発生させていた。更に、繰り返し行わ
れるバルブの開閉動作により、Oリング52,62が収
納溝51,61内でひねられて切れるといった問題もあ
った。一方、従来のシール構造では、閉弁時にOリング
52,62にかかる力がOリング52,62の変形によ
って分散するなどために接触圧が小さくなってしまい、
シール性能を高いレベルで実現できなかった。
【0005】そこで本発明は、かかる問題点を解消すべ
く、パーティクルの発生を防止したバルブのシール構
造、また高いシール性能を発揮するバルブのシール構造
を提供することを目的とする。
く、パーティクルの発生を防止したバルブのシール構
造、また高いシール性能を発揮するバルブのシール構造
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のバルブのシール
構造は、弁座に対して弁体が当接・離間することによっ
て開口部の開閉を行うバルブにて、その弁座又は弁体の
当接部分に形成した収納溝と、閉弁時に開口部を気密に
閉塞するために収納溝に装着するシール部材とからなる
ものであり、前記弁座又は弁体に形成された収納溝は、
側壁が外側に広がって傾斜した傾斜面をなし、前記シー
ル部材は、前記収納溝内に接着して装着されるものであ
って、前記収納溝の形状に合わせて形成された固着面
と、中央部分が突出した曲面によって形成されたシール
面とからなり、その固着面とシール面との境界が前記収
納溝の側壁の途中に位置するものであることを特徴とす
る。
構造は、弁座に対して弁体が当接・離間することによっ
て開口部の開閉を行うバルブにて、その弁座又は弁体の
当接部分に形成した収納溝と、閉弁時に開口部を気密に
閉塞するために収納溝に装着するシール部材とからなる
ものであり、前記弁座又は弁体に形成された収納溝は、
側壁が外側に広がって傾斜した傾斜面をなし、前記シー
ル部材は、前記収納溝内に接着して装着されるものであ
って、前記収納溝の形状に合わせて形成された固着面
と、中央部分が突出した曲面によって形成されたシール
面とからなり、その固着面とシール面との境界が前記収
納溝の側壁の途中に位置するものであることを特徴とす
る。
【0007】よって、本発明のバルブ構造では、固着面
とシール面との境界が傾斜面の途中にあり、また固着面
が接着されていてずれないため、閉弁時に押し付けられ
て変形するシール部材の固着面が、傾斜面を滑り上がっ
て収納溝の角部に擦れるといったことがなく、パーティ
クルの発生が抑えられる。また、収納溝に固着面が接着
されているため、バルブの開閉動作が繰り返されてもシ
ール部材がねじれることがなく、この点でもパーティク
ルの発生が抑えられる。そして、このようなパーティク
ルの発生防止は、シール部材の寿命を延ばすことにもな
る。また、収納溝の側壁が傾斜面をなしているため、押
し潰されたシール部材が傾斜面からの反力によって大き
な垂直応力を受ける。そのため、傾斜面にかかるせん断
力は小さくなって、固着面が傾斜面を滑り上がろうとす
る力は弱くなり、その結果、収納溝に接着されたシール
部材の剥離が抑えられる。更に、この大きな垂直応力
が、閉弁時にシール部材を押し潰そうとする押圧力と釣
り合って、シール部材の接触圧力を高め、その結果バル
ブのシール性を向上させることとなる。
とシール面との境界が傾斜面の途中にあり、また固着面
が接着されていてずれないため、閉弁時に押し付けられ
て変形するシール部材の固着面が、傾斜面を滑り上がっ
て収納溝の角部に擦れるといったことがなく、パーティ
クルの発生が抑えられる。また、収納溝に固着面が接着
されているため、バルブの開閉動作が繰り返されてもシ
ール部材がねじれることがなく、この点でもパーティク
ルの発生が抑えられる。そして、このようなパーティク
ルの発生防止は、シール部材の寿命を延ばすことにもな
る。また、収納溝の側壁が傾斜面をなしているため、押
し潰されたシール部材が傾斜面からの反力によって大き
な垂直応力を受ける。そのため、傾斜面にかかるせん断
力は小さくなって、固着面が傾斜面を滑り上がろうとす
る力は弱くなり、その結果、収納溝に接着されたシール
部材の剥離が抑えられる。更に、この大きな垂直応力
が、閉弁時にシール部材を押し潰そうとする押圧力と釣
り合って、シール部材の接触圧力を高め、その結果バル
ブのシール性を向上させることとなる。
【0008】また、本発明のバルブのシール構造は、前
記シール部材のシール面が、中央部分の大きな山面と、
その両側で前記固着面との境界近傍に位置する小さな谷
面とから構成されたものであることを特徴とする。よっ
て、本発明のバルブ構造では、閉弁時に弁体又は弁座に
当接する山面頂部での接触面積が小さくなるため、接触
圧が高められてシール性が向上する。また、シール面端
部にかかる応力を谷面部分に集中させて、剥離し易い固
着面とシール面との境界へかかる応力を小さくしてい
る。
記シール部材のシール面が、中央部分の大きな山面と、
その両側で前記固着面との境界近傍に位置する小さな谷
面とから構成されたものであることを特徴とする。よっ
て、本発明のバルブ構造では、閉弁時に弁体又は弁座に
当接する山面頂部での接触面積が小さくなるため、接触
圧が高められてシール性が向上する。また、シール面端
部にかかる応力を谷面部分に集中させて、剥離し易い固
着面とシール面との境界へかかる応力を小さくしてい
る。
【0009】また、本発明のバルブのシール構造は、前
記シール部材のシール面は、その断面が円弧状に形成さ
れたものであることを特徴とする。よって、本発明のバ
ルブ構造では、シール部材を簡易に形成することができ
る。
記シール部材のシール面は、その断面が円弧状に形成さ
れたものであることを特徴とする。よって、本発明のバ
ルブ構造では、シール部材を簡易に形成することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるバルブのシ
ール構造について、その一実施の形態を図面を参照して
説明する。本発明のシール構造は、例えば前記従来例で
挙げたゲートバルブに用いられる。そのゲートバルブで
は、例えば図1に示すように開口部を塞ぐ板状の弁体1
に、開口部分を囲むことができるような環状のシールリ
ング2が保持され、その弁体1の駆動により開口部外縁
の弁座面にシールリング2を当接させることにより、開
口部を遮断するとともに気密に閉塞するものである。シ
ール構造とは、このような弁体1に形成された収納溝及
び、その収納溝に装着されたシールリング2などのシー
ル部材をいう。また、このシール構造は、弁座側に形成
されているものであってもよい。
ール構造について、その一実施の形態を図面を参照して
説明する。本発明のシール構造は、例えば前記従来例で
挙げたゲートバルブに用いられる。そのゲートバルブで
は、例えば図1に示すように開口部を塞ぐ板状の弁体1
に、開口部分を囲むことができるような環状のシールリ
ング2が保持され、その弁体1の駆動により開口部外縁
の弁座面にシールリング2を当接させることにより、開
口部を遮断するとともに気密に閉塞するものである。シ
ール構造とは、このような弁体1に形成された収納溝及
び、その収納溝に装着されたシールリング2などのシー
ル部材をいう。また、このシール構造は、弁座側に形成
されているものであってもよい。
【0011】そこで、シール構造を弁体に構成したもの
として、以下、実施の形態について説明する。図2は、
シール構造の第1実施の形態を示した断面図である。図
示するように弁体1の表面に形成された収納溝3は、両
方の側壁が外側に向けて広がるように同一の角度で傾斜
した傾斜面3A,3Bをなし、その断面はいわゆる逆台
形形状をしている。一方、このような形状の収納溝3に
装着されるシールリング21は、ゴム材で形成され、収
納溝3に接着剤によって接着される。そのため、このシ
ールリング21は、収納溝3に接着される裏側の固着面
と、弁体2の表面に現れる表側のシール面とから構成さ
れている。固着面は、収納溝3の形状に合わせた傾斜面
21A,21B及び中間の水平面21Cの三面から形成
され、シール面は、中央の大きな山面21Pと両側の小
さな谷面21Q,21Rとから形成されている。
として、以下、実施の形態について説明する。図2は、
シール構造の第1実施の形態を示した断面図である。図
示するように弁体1の表面に形成された収納溝3は、両
方の側壁が外側に向けて広がるように同一の角度で傾斜
した傾斜面3A,3Bをなし、その断面はいわゆる逆台
形形状をしている。一方、このような形状の収納溝3に
装着されるシールリング21は、ゴム材で形成され、収
納溝3に接着剤によって接着される。そのため、このシ
ールリング21は、収納溝3に接着される裏側の固着面
と、弁体2の表面に現れる表側のシール面とから構成さ
れている。固着面は、収納溝3の形状に合わせた傾斜面
21A,21B及び中間の水平面21Cの三面から形成
され、シール面は、中央の大きな山面21Pと両側の小
さな谷面21Q,21Rとから形成されている。
【0012】この谷面21Q,21Rの形成方法として
は、シールリング21の形状自体を谷部を有する形状に
成形する他、シールリング21の傾斜面21A,21B
の傾斜角を収納溝3の傾斜面3A,3Bの傾斜角より大
きくし、そのシールリング21を収納溝3に押し込むこ
とにより図示するように歪ませる。谷面21Q,21R
は、後述するようにシールリング21が弁座面に押し付
けられて押圧力を受けたとき、シール面端部にかかる応
力を谷面部分に集中させて、剥離し易い固着面とシール
面との境界へかかる応力を小さくすることを目的として
いる。また、シールリング21は、その固着面とシール
面との境界、即ち傾斜面21A,21Bの上端が収納溝
3の傾斜面3A,3Bの途中に位置し、弁体1の表面よ
りも低くなるようしている。
は、シールリング21の形状自体を谷部を有する形状に
成形する他、シールリング21の傾斜面21A,21B
の傾斜角を収納溝3の傾斜面3A,3Bの傾斜角より大
きくし、そのシールリング21を収納溝3に押し込むこ
とにより図示するように歪ませる。谷面21Q,21R
は、後述するようにシールリング21が弁座面に押し付
けられて押圧力を受けたとき、シール面端部にかかる応
力を谷面部分に集中させて、剥離し易い固着面とシール
面との境界へかかる応力を小さくすることを目的として
いる。また、シールリング21は、その固着面とシール
面との境界、即ち傾斜面21A,21Bの上端が収納溝
3の傾斜面3A,3Bの途中に位置し、弁体1の表面よ
りも低くなるようしている。
【0013】そこで、図3に示すように、弁体1が、直
立した弁座面5に対して垂直な方向(Z方向)に駆動す
ると、図示しない開口部を弁体1が遮断するとともに、
シールリング21が弁座面5に当接して気密にシールす
る。このときシールリング21は、弁座面5への当接に
より反力を受けて変形が生じる。その場合、シールリン
グ21は、傾斜面21A,21B及び水平面21Cが収
納溝3に接着されてずれることなく、シール面の山面2
1Pの頂部が潰されて膨らむように変形する。
立した弁座面5に対して垂直な方向(Z方向)に駆動す
ると、図示しない開口部を弁体1が遮断するとともに、
シールリング21が弁座面5に当接して気密にシールす
る。このときシールリング21は、弁座面5への当接に
より反力を受けて変形が生じる。その場合、シールリン
グ21は、傾斜面21A,21B及び水平面21Cが収
納溝3に接着されてずれることなく、シール面の山面2
1Pの頂部が潰されて膨らむように変形する。
【0014】よって、本実施の形態のバルブのシール構
造では、閉弁時にシールリング21が弁座面5に押圧さ
れて変形を生じるが、接着された傾斜面21A,21B
が収納溝3からはみ出すことがないため、収納溝3と弁
体1の表面との角11にシールリング21が擦れること
がなく、パーティクルの発生が抑えられた。また、接着
されたシールリング21が収納溝3の壁面と擦れるとは
なく、繰り返し行われるバルブの開閉動作によってシー
ルリング21が収納溝3内でひねるといったことがない
ため、この点からもパーティクルの発生が抑えられた。
更に、変形したシールリング21の山面21Pが角11
に当たることもないため、パーティクルを発生させるこ
とはない。そして、このようなパーティクルの発生防止
の効果は、摩耗による損失をなくし、また収納溝3内で
のひねりによる劣化をなくしたことで、シールリング2
1の寿命を延ばすことにもなった。
造では、閉弁時にシールリング21が弁座面5に押圧さ
れて変形を生じるが、接着された傾斜面21A,21B
が収納溝3からはみ出すことがないため、収納溝3と弁
体1の表面との角11にシールリング21が擦れること
がなく、パーティクルの発生が抑えられた。また、接着
されたシールリング21が収納溝3の壁面と擦れるとは
なく、繰り返し行われるバルブの開閉動作によってシー
ルリング21が収納溝3内でひねるといったことがない
ため、この点からもパーティクルの発生が抑えられた。
更に、変形したシールリング21の山面21Pが角11
に当たることもないため、パーティクルを発生させるこ
とはない。そして、このようなパーティクルの発生防止
の効果は、摩耗による損失をなくし、また収納溝3内で
のひねりによる劣化をなくしたことで、シールリング2
1の寿命を延ばすことにもなった。
【0015】また、収納溝3の側壁が傾斜面3A,3B
によって形成されているため、押し潰されたシールリン
グ21が傾斜面からの反力によって大きな垂直応力を受
け、そシールリング21の傾斜面21A,21Bにかか
るせん断力は小さくなる。従って、この垂直応力が、閉
弁時にシールリング21を押し潰そうとする押圧力と釣
り合って、シールリング21の接触圧力が高まり、バル
ブのシール性が向上した。また、シールリング21のシ
ール面を山面21Pとし、閉弁時に当接する頂部の接触
面積を小さくしたことによっても、接触圧が高められて
シール性が向上した。そして、閉弁時の押圧力によって
シールリング21の接着面を剥離させるように作用する
せん断力が小さいため、繰り返しの閉弁動作によっても
シールリング21は収納溝3に安定した装着状態が維持
されることとなった。また、シール面の端部にかかる応
力が谷面21Q,21R部分に集中するので、剥離し易
い固着面とシール面との境界にかかる応力が小さくなっ
ている点からも、シールリング21のより安定した装着
状態が維されている。
によって形成されているため、押し潰されたシールリン
グ21が傾斜面からの反力によって大きな垂直応力を受
け、そシールリング21の傾斜面21A,21Bにかか
るせん断力は小さくなる。従って、この垂直応力が、閉
弁時にシールリング21を押し潰そうとする押圧力と釣
り合って、シールリング21の接触圧力が高まり、バル
ブのシール性が向上した。また、シールリング21のシ
ール面を山面21Pとし、閉弁時に当接する頂部の接触
面積を小さくしたことによっても、接触圧が高められて
シール性が向上した。そして、閉弁時の押圧力によって
シールリング21の接着面を剥離させるように作用する
せん断力が小さいため、繰り返しの閉弁動作によっても
シールリング21は収納溝3に安定した装着状態が維持
されることとなった。また、シール面の端部にかかる応
力が谷面21Q,21R部分に集中するので、剥離し易
い固着面とシール面との境界にかかる応力が小さくなっ
ている点からも、シールリング21のより安定した装着
状態が維されている。
【0016】次に、図4はシール構造の第2実施の形態
を示した断面図である。このシール構造も図1に示す弁
体1の表面に環状に形成されたものである。弁体1の表
面に形成された収納溝7は、両方が外側に広がるように
同一の角度で傾斜した傾斜面7A,7Bによる傾斜溝
と、更に深く掘り込まれた垂直壁による深溝との2段階
で形成されている。一方、このような形状の収納溝7に
装着されたシールリング31は、前記第1実施の形態と
同様に収納溝7の形状に合わせた固着面を有し、表に現
れるシール面が円弧状に形成されたものである。このシ
ールリング31もゴムで形成され、固着面が収納溝7に
接着剤によって接着され装着されている。シールリング
31は、その固着面とシール面との境界、即ち傾斜面3
1A,31Bの上端が、収納溝7の傾斜面7A,7Bの
途中に位置し、弁体1の表面より低くなるように形成さ
れている。
を示した断面図である。このシール構造も図1に示す弁
体1の表面に環状に形成されたものである。弁体1の表
面に形成された収納溝7は、両方が外側に広がるように
同一の角度で傾斜した傾斜面7A,7Bによる傾斜溝
と、更に深く掘り込まれた垂直壁による深溝との2段階
で形成されている。一方、このような形状の収納溝7に
装着されたシールリング31は、前記第1実施の形態と
同様に収納溝7の形状に合わせた固着面を有し、表に現
れるシール面が円弧状に形成されたものである。このシ
ールリング31もゴムで形成され、固着面が収納溝7に
接着剤によって接着され装着されている。シールリング
31は、その固着面とシール面との境界、即ち傾斜面3
1A,31Bの上端が、収納溝7の傾斜面7A,7Bの
途中に位置し、弁体1の表面より低くなるように形成さ
れている。
【0017】従って、本実施の形態のバルブのシール構
造では、前記第1実施の形態のものと同様に、シールリ
ング31の傾斜面31A,31Bが角12にシールリン
グ31が擦れることがないなど、パーティクルの発生が
抑えられた。そして、パーティクルの発生防止の効果に
ともなって、シールリング31の寿命が延びることにな
った。また、前記第1実施の形態のものと同様に、シー
ルリング31が傾斜面7A,7Bからの反力によって大
きな垂直応力を受け、そシールリング31の傾斜面31
A,31Bにかかるせん断力は小さくなる。そのため、
シールリング31の接触圧力が高まってバルブのシール
性が向上し、せん断力が小さくなって繰り返しの閉弁動
作によってもシールリング31が収納溝7に安定した装
着状態が維持されることとなった。更に、収納溝7を2
段階とし、シールリング31を深く押し込んで接着する
ため、シールリング31をより強固に装着できた。
造では、前記第1実施の形態のものと同様に、シールリ
ング31の傾斜面31A,31Bが角12にシールリン
グ31が擦れることがないなど、パーティクルの発生が
抑えられた。そして、パーティクルの発生防止の効果に
ともなって、シールリング31の寿命が延びることにな
った。また、前記第1実施の形態のものと同様に、シー
ルリング31が傾斜面7A,7Bからの反力によって大
きな垂直応力を受け、そシールリング31の傾斜面31
A,31Bにかかるせん断力は小さくなる。そのため、
シールリング31の接触圧力が高まってバルブのシール
性が向上し、せん断力が小さくなって繰り返しの閉弁動
作によってもシールリング31が収納溝7に安定した装
着状態が維持されることとなった。更に、収納溝7を2
段階とし、シールリング31を深く押し込んで接着する
ため、シールリング31をより強固に装着できた。
【0018】なお、本発明のバルブのシール構造は、前
記実施の形態のものに限定されるわけではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例え
ば、シールリング21,31のシール面を異なる形状と
するよにしてもよい。また、前記実施の形態では、バル
ブの例としてゲートバルブを挙げて説明したが、更に別
種類のバルブであってもよい。また、前記実施の形態で
は、弁体にシール構造を備えたバルブの場合を示して説
明したが、弁座側にシール構造を備え、そのシール部材
に弁体が当接・離間するバルブであってもよい。
記実施の形態のものに限定されるわけではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例え
ば、シールリング21,31のシール面を異なる形状と
するよにしてもよい。また、前記実施の形態では、バル
ブの例としてゲートバルブを挙げて説明したが、更に別
種類のバルブであってもよい。また、前記実施の形態で
は、弁体にシール構造を備えたバルブの場合を示して説
明したが、弁座側にシール構造を備え、そのシール部材
に弁体が当接・離間するバルブであってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は、バルブの弁座又は弁体の当接
部分に形成した収納溝と、閉弁時に開口部を気密に閉塞
するために収納溝に装着するシール部材とからなるもの
であり、弁座又は弁体に形成された収納溝は、側壁が外
側に広がって傾斜した傾斜面をなし、シール部材は、収
納溝内に接着して装着されるものであって、収納溝の形
状に合わせて形成された固着面と、中央部分が突出した
曲面によって形成されたシール面とからなり、その固着
面とシール面との境界が収納溝の側壁の途中に位置する
構成としたので、パーティクルの発生を防止したバルブ
のシール構造、また高いシール性能を発揮するバルブの
シール構造を提供することが可能となった。
部分に形成した収納溝と、閉弁時に開口部を気密に閉塞
するために収納溝に装着するシール部材とからなるもの
であり、弁座又は弁体に形成された収納溝は、側壁が外
側に広がって傾斜した傾斜面をなし、シール部材は、収
納溝内に接着して装着されるものであって、収納溝の形
状に合わせて形成された固着面と、中央部分が突出した
曲面によって形成されたシール面とからなり、その固着
面とシール面との境界が収納溝の側壁の途中に位置する
構成としたので、パーティクルの発生を防止したバルブ
のシール構造、また高いシール性能を発揮するバルブの
シール構造を提供することが可能となった。
【図1】本発明にかかるバルブのシール構造を備えた弁
体を示した図である。
体を示した図である。
【図2】本発明にかかるバルブのシール構造の第1実施
の形態を示した断面図である。
の形態を示した断面図である。
【図3】閉弁時におけるバルブのシール構造を示した断
面図である。
面図である。
【図4】本発明にかかるバルブのシール構造の第1実施
の形態を示した断面図である。
の形態を示した断面図である。
【図5】従来のバルブのシール構造を示した断面図であ
る。
る。
【図6】従来のバルブのシール構造を示した断面図であ
る。
る。
1 弁体 2,21,31 シールリング 3,7 収納溝
Claims (3)
- 【請求項1】 弁座に対して弁体が当接・離間すること
によって開口部の開閉を行うバルブであって、その弁座
又は弁体の当接部分に形成した収納溝と、閉弁時に開口
部を気密に閉塞するために収納溝に装着するシール部材
とからなるバルブのシール構造において、 前記弁座又は弁体に形成された収納溝は、側壁が外側に
広がって傾斜した傾斜面をなし、 前記シール部材は、前記収納溝内に接着して装着される
ものであって、前記収納溝の形状に合わせて形成された
固着面と、中央部分が突出した曲面によって形成された
シール面とからなり、その固着面とシール面との境界が
前記収納溝の側壁の途中に位置するものであることを特
徴とするバルブのシール構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のバルブのシール構造に
おいて、 前記シール部材のシール面が、中央部分の大きな山面
と、その両側で前記固着面との境界近傍に位置する小さ
な谷面とから構成されたものであることを特徴とするバ
ルブのシール構造。 - 【請求項3】 請求項1に記載のバルブのシール構造に
おいて、 前記シール部材のシール面は、その断面が円弧状に形成
されたものであることを特徴とするバルブのシール構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14691198A JPH11336905A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | バルブのシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14691198A JPH11336905A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | バルブのシール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11336905A true JPH11336905A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15418364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14691198A Pending JPH11336905A (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | バルブのシール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11336905A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002310307A (ja) * | 2001-04-13 | 2002-10-23 | Smc Corp | 遮断弁の弁構造 |
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| JP2007170634A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Daikin Ind Ltd | 半導体製造装置用バルブの弁体およびその製造方法 |
| WO2008001683A1 (fr) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | Nippon Valqua Industries, Ltd. | Vanne à obturateur pour vide et élément d'étanchéité utilisé pour celle-ci |
| WO2011147078A1 (en) * | 2010-05-25 | 2011-12-01 | Emerson Process Management (Tianjin) Valve Co., Ltd. | Valve trim apparatus having cavity to receive contaminates from sealing surface |
| JP2015086973A (ja) * | 2013-10-31 | 2015-05-07 | 株式会社森清化工 | シールリング |
| CN107504244A (zh) * | 2017-09-28 | 2017-12-22 | 苏州优力克流体控制科技有限公司 | 一种用于阀体与阀盖之间的密封接头 |
| JP7788024B1 (ja) * | 2025-03-24 | 2025-12-17 | 株式会社ブイテックス | ゲートバルブ |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP14691198A patent/JPH11336905A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US9115814B2 (en) | 2010-05-25 | 2015-08-25 | Emerson Process Management (Tianjin) Valve Co., Ltd. | Valve trim apparatus having a cavity to receive contaminates from a sealing surface |
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| JP7788024B1 (ja) * | 2025-03-24 | 2025-12-17 | 株式会社ブイテックス | ゲートバルブ |
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