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JPH11336569A - 内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置 - Google Patents

内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置

Info

Publication number
JPH11336569A
JPH11336569A JP14182298A JP14182298A JPH11336569A JP H11336569 A JPH11336569 A JP H11336569A JP 14182298 A JP14182298 A JP 14182298A JP 14182298 A JP14182298 A JP 14182298A JP H11336569 A JPH11336569 A JP H11336569A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
throttle
throttle actuator
throttle valve
opening
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14182298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Yonezawa
史郎 米沢
Tatsuhiko Takahashi
建彦 高橋
Satoshi Wachi
敏 和知
Yasushi Ouchi
裕史 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14182298A priority Critical patent/JPH11336569A/ja
Publication of JPH11336569A publication Critical patent/JPH11336569A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットル弁の目標開度への良好な追従性を
実現した内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置
を得る。 【解決手段】 吸気量を調整するためのスロットル弁1
03と、スロットル弁の開度θrを検出するセンサ10
6と、スロットル弁を電気的に駆動するスロットルアク
チュエータ104と、運転状態に対応した各種情報を検
出する各種センサと、各種情報を取り込んでスロットル
弁の目標開度θtgを決定する目標開度演算手段13
と、スロットルアクチュエータを介してスロットル弁を
駆動するスロットル弁駆動手段14と、スロットルアク
チュエータに関連した各種情報に応じてスロットルアク
チュエータの制御ゲインを補正する補正手段12とを備
え、スロットルアクチュエータを補正された制御ゲイン
で駆動して目標開度への追従制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に搭載さ
れる内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置に関
し、特にスロットルアクチュエータの関連情報に応じて
スロットルアクチュエータの制御ゲインを補正すること
により、スロットル弁の目標開度への良好な追従性を実
現した内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は一般的な内燃機関のスロットル
アクチュエータ制御装置を示す構成図である。図11に
おいて、101は自動車に搭載された内燃機関の本体と
なるエンジン、102はエンジン101の吸気通路、1
03は吸気通路102に取り付けられてエンジン101
の吸気量を調整するスロットル弁である。
【0003】104はスロットル弁103を電気的に駆
動するためのスロットルアクチュエータであり、トルク
ヒステリシスおよび温度特性などを有するモータにより
構成されている。
【0004】105はスロットルアクチュエータ104
の温度Hmを測定する温度センサ、106はスロットル
弁103の実際の開度θrに応じた電圧を出力するスロ
ットル開度センサ、107はエンジン101に吸入され
る空気の温度を吸気温Haとして測定する吸気温セン
サ、108はエンジン101の冷却水の温度を水温Hw
として測定する水温センサである。
【0005】109は自動車の運転者により操作される
アクセルペダル、110はアクセルペダル109の操作
量をアクセル開度αとして検出するアクセル開度センサ
である。
【0006】アクセル開度センサ110は、上記各セン
サ105〜108および図示しない他のセンサととも
に、エンジン101の運転状態に対応した各種情報を検
出する各種センサを構成している。
【0007】111はマイクロコンピュータを含むEC
Uからなるスロットル弁制御装置であり、スロットルア
クチュエータ104を駆動してスロットル弁103の開
度θrを制御する。
【0008】スロットル弁制御装置111は、入力イン
タフェースとして機能する入力情報処理手段112と、
スロットル弁103の目標開度θtgを演算する目標開
度演算手段113と、スロットルアクチュエータ104
を介してスロットル弁103を駆動するスロットル弁駆
動手段114とを備えている。
【0009】入力情報処理手段112は、各種情報(ス
ロットルアクチュエータ温度Hm、スロットル開度θ
r、吸気温Ha、水温Hwおよびアクセル開度α)を取
り込んで、目標開度演算手段113に入力する、
【0010】目標開度演算手段113は、入力された各
種情報に基づいてスロットル弁103の目標開度θtg
を演算する。スロットル弁駆動手段114は、目標開度
θtgに応じてスロットルアクチュエータ104を駆動
し、スロットル弁103を目標開度に駆動制御する。
【0011】また、スロットル弁駆動手段114は、ス
ロットルアクチュエータ104への供給電流を変化させ
てスロットル開度θrを制御するために、スロットルア
クチュエータ104に出力する駆動信号Dmの制御デュ
ーティ比を変化させることにより、スロットルアクチュ
エータ104の駆動力を調整する。
【0012】具体的には、スロットル弁駆動手段114
は、目標開度θtgと、実際に検出されたスロットル開
度θrとを比較し、両者の開度偏差に応じて駆動信号D
mのデューティを変更し、ポジションフィードバック制
御を行う。
【0013】次に、図11に示した従来の内燃機関のス
ロットルアクチュエータ制御装置によるスロットル弁1
03のフィードバック制御動作について説明する。スロ
ットルアクチュエータ104の制御デューティDは、P
ID演算に基づくスロットル弁駆動手段114におい
て、以下の(1)式により演算される。
【0014】 D=DB+DP+DI+DD+DH …(1)
【0015】(1)式において、DBは基本駆動デュー
ティ、DPは比例項分の制御デューティ、DIは積分項
分の制御デューティ、DDは微分項分の制御デューティ
である。また、DHはヒステリシス補正項分の制御デュ
ーティであり、スロットルアクチュエータ104の有す
る摩擦トルクによる影響を低減させるためのものであ
る。
【0016】上記(1)式内の各項は以下のように演算
される。まず、比例項分の制御デューティDPに関して
は、以下の(2)式により演算される。
【0017】
【0018】(2)式において、KPは比例ゲイン、ε
は目標開度θtgと実際のスロットル開度θrとの開度
偏差である。
【0019】また、積分項分の制御デューティDIに関
しては、以下の(3)式により演算される。
【0020】
【0021】(3)式において、KIは積分ゲイン、Σ
εはスロットル開度偏差εの積分値である。
【0022】また、微分項分の制御デューティDDに関
しては、以下の(4)式により演算される。
【0023】 DD=KD・{θ(n)r−θ(n−1)r} …(4)
【0024】(4)式において、KDは微分ゲイン、θ
(n)rは今回検出されたスロットル開度、θ(n−
1)rは前回検出されたスロットル開度、{θ(n)r
−θ(n−1)r}は、前回から今回までのスロットル
開度θrの動作量である。
【0025】さらに、ヒステリシス補正項分の制御デュ
ーティDHに関しては、開度偏差εの極性に応じて、以
下の(5)式〜(7)により演算される。すなわち、開
度偏差εが正(ε>0)の場合には、ヒステリシス補正
項分の制御デューティDHは、以下の(5)式により表
わされる。
【0026】DH=KH …(5)
【0027】(5)式において、KHはヒステリシス補
正ゲインである。また、開度偏差εが0(ε=0)の場
合には、ヒステリシス補正項分の制御デューティDH
は、以下の(6)式により表わされる。
【0028】DH=0 …(6)
【0029】また、開度偏差εが負(ε<0)の場合に
は、ヒステリシス補正項分の制御デューティDHは、以
下の(7)式により表わされる。
【0030】DH=−KH …(7)
【0031】図12は上記フィードバック演算に基づく
スロットル開度θrの時間変化を示す説明図である。図
12において、T0、T1、T2、T3は演算周期であ
り、T04、T14、T24は各演算周期毎の演算タイ
ミング(時刻)である。
【0032】たとえば、時刻t21において、演算周期
T2の区間でのスロットルアクチュエータ104の制御
デューティD2は、前回の演算周期T1の区間での目標
開度θtg1および実際のスロットル開度θr1に基づ
いて、上記(1)式と同様に、以下の(8)式により演
算される。
【0033】 D2=DB+DP2+DI2+DD2+DH2 …(8)
【0034】(8)式において、演算周期T2での比例
項分の制御デューティDP2は、以下の(9)式により
演算される。
【0035】
【0036】(9)式において、演算周期T1の区間で
のスロットル開度θr1および開度偏差ε1は、以下の
(10)式および(11)式により演算される。
【0037】 θr1=θr11+θr12+θr13+θr14 …(10) ε1=(θtg1−θr11)+(θtg1−θr12)+(θtg1−θr 13)+(θtg1−θr14) …(11)
【0038】(11)式において、開度偏差εは、フィ
ードバック区間中に4回計算されており、これにより制
御精度を向上させている。また、演算周期T2での積分
項分の制御デューティDI2および微分項分の制御デュ
ーティDD2に関しては、以下の(12)式および(1
3)式により演算される。
【0039】DI2=KI・Σε …(12) DD2=KD・(θr1−θr0) …(13)
【0040】(13)式において、演算周期T0でのス
ロットル開度θr0は、上記(10)式の同様に、以下
の(14)により演算される。
【0041】 θr0=θr01+θr02+θr03+θr04 …(14)
【0042】また、図12において、スロットル開度θ
rが目標開度θtgよりも大きく、開度偏差εが正であ
ることから、演算周期T2でのヒステリシス補正項分の
制御デューティDH2は、上記(5)式と同様に、以下
の(15)式により表わされる。
【0043】DH2=KH …(15)
【0044】このように、通常時のスロットル開度θr
は、フィードバック演算により制御される。しかし、た
とえばアイドル回転数制御(ISC)の場合には、スロ
ットル開度θrに対して約0.05°以下の制御性が要
求されるので、上記フィードバック演算方法よりも高精
度にスロットル開度θrを制御する必要がある。
【0045】そこで、たとえば特開平1−77726号
公報に記載されたように、ディザ制御を用いてスロット
ル弁103を制御する装置が提案されている。このよう
なディザ制御を用いた装置においては、スロットル弁1
03の開度制御にステッピングモータが用いられている
が、ディザ制御を用いることにより、ステッピングモー
タの機械的な制御分解能を上げることなく、空気量の制
御分解能を向上させることができる。
【0046】また、スロットルアクチュエータ制御装置
を構成するマイコンのA/D分解能を向上させることな
く、微少なスロットル開度の制御を行うことができる。
図13はスロットル弁103の微少開度制御を目的とし
たディザ制御動作を示す説明図である。
【0047】図13において、目標開度演算手段113
は、スロットル開度θrの目標値として、実質的な最終
目標となる第1の目標開度θtgと、実際の駆動目標と
なる第2の目標開度θtg′との2種類の目標開度を設
定する。
【0048】第1の目標開度θtgは、運転者のアクセ
ル開度α(要求エンジントルク)に応じて定められもの
であり、今回の目標開度の演算から次回の目標開度の演
算までは一定値を示す。
【0049】第2の目標開度θtg′は、第1の目標開
度θtgを挟んで、一定の切換周期τ毎に変化する値と
して設定される。この場合、第1の目標開度θtgは、
スロットルアクチュエータ制御装置を構成するマイコン
のA/D変換分解能よりも高い精度で演算される。
【0050】たとえば、マイコンのA/D変換分解能が
10ビットの場合、第1の目標開度θtgは11ビット
で設定され、第2のスロットル開度θtg′は、マイコ
ンのA/D分解能と等しい10ビットで設定される。
【0051】通常、スロットル開度θrを位置フィード
バックする場合、位置検出器となるマイコンのA/D分
解能以上に制御精度を向上させることはできない。しか
し、図12のようなディザ制御を用いることにより、第
2の目標開度θtg′の挟み合う中点に第1の目標開度
θtgを設定して、スロットル弁103を制御すること
ができ、見かけ上の制御分解能を向上させることができ
る。
【0052】従来のスロットルアクチュエータ制御装置
においては、微少開度のスロットル制御が必要な場合
に、図12のようにディザ制御を用いて対応している
が、以下のような3つの問題点を含んでいる。
【0053】第1の問題点としては、スロットルアクチ
ュエータ(モータ)104のヒステリシスがモータ回転
角によって異なることから、同一の環境条件および駆動
条件にあっても、目標開度θtgの追従性が異なる点が
あげられる。
【0054】つまり、モータ回転角によって、空気量制
御性の良い領域、悪い領域、または敏感となりすぎる領
域があり、たとえば、目標開度θtgの追従性の悪い領
域では、アイドル時のエンジン回転数の安定性が悪化す
ることになる。
【0055】また、追従性が敏感となりすぎる領域で
は、スロットル開度θrが目標開度θtgに対して、オ
ーバーシュートやアンダーシュートを引き起こし、スロ
ットル弁103が目標開度θtg以上に大きく振れて、
エンジン101の回転にハンチングが発生することにな
る。
【0056】第2の問題点としては、スロットルアクチ
ュエータ(モータ)104の目標開度θtgへの追従性
が、温度によって異なる点があげられる。なぜなら、ス
ロットルアクチュエータ104のモータは、供給電流に
応じて回転するが、スロットルアクチュエータ104の
温度Hmが変化することにより、モータに使用されてい
るコイルの内部抵抗が変化するからである。
【0057】たとえば、温度Hmが低い場合には、モー
タの内部抵抗が小さいので電流が流れやすい状態にある
が、温度が上昇すると、内部抵抗が増加して電流が流れ
にくくなるので、モータに発生する駆動トルクが減少し
てモータが動きにくくなってしまう。モータの駆動トル
クが減少すると、当然、目標開度θtgへの追従性が悪
化して、微少開度の制御性が悪くなってしまう。
【0058】同様に、エンジン101の機関温度(水温
Hw)によってもスロットル弁103の追従性に差が生
じる。なぜなら、スロットルアクチュエータ104は、
エンジン101の近傍に取り付けられているので、エン
ジン101の温度(水温Hw)の影響を大きく受けるか
らである。
【0059】一般に、エンジン101の始動前や始動直
後において、エンジン101およびスロットルアクチュ
エータ104の温度は、ともにほぼ外気温に近い状態に
あるが、エンジン101を運転させた状態で放置する
と、エンジン101の温度は約80℃となり、スロット
ルアクチュエータ104もそれに近い温度まで上昇する
ことになる。
【0060】このような温度変化による目標開度θtg
への追従性の変化は、モータの内部抵抗の変化のみが要
因ではなく、スロットル弁103の素材やボアの微妙な
寸法変化に起因した摺動抵抗の変化も要因となってい
る。
【0061】第3の問題点としては、スロットルアクチ
ュエータ104のモータ駆動時の抵抗は、一定ではな
く、生産時のばらつきによって個々に異なってくる点が
あげられる。
【0062】このため、或るスロットルアクチュエータ
104では微少開度の追従性が良好であっても、他のス
ロットルアクチュエータでは目標開度θtgへの追従性
が悪いといった現象が生じることになる。
【0063】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関のスロ
ットルアクチュエータ制御装置は以上のように、スロッ
トル開度θrのフィードバック制御やディザ制御を実行
する場合であっても、スロットルアクチュエータ104
に関連した種々の条件によって、スロットル弁103の
制御位置がばらついてしまい、目標開度θtgに安定且
つ良好に追従させることができないという問題点があっ
た。
【0064】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、スロットルアクチュエータの関
連情報に応じてスロットルアクチュエータの制御ゲイン
を補正することにより、スロットル弁の目標開度への良
好な追従性を実現した内燃機関のスロットルアクチュエ
ータ制御装置を得ることを目的とする。
【0065】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置は、内
燃機関に吸入される空気量を調整するためのスロットル
弁と、スロットル弁の開度を検出するためのスロットル
開度検出手段と、スロットル弁を電気的に駆動するため
のスロットルアクチュエータと、内燃機関の運転状態に
対応した各種情報を検出する各種センサと、各種情報を
取り込んでスロットル弁の目標開度を決定する目標開度
演算手段と、スロットルアクチュエータを介してスロッ
トル弁を駆動するためのスロットル弁駆動手段と、スロ
ットルアクチュエータに関連した各種情報に応じてスロ
ットルアクチュエータの制御ゲインを補正する補正手段
とを備え、スロットルアクチュエータは、補正された制
御ゲインにより駆動されて、目標開度への追従制御が行
われるものである。
【0066】また、この発明の請求項2に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項1にお
いて、補正手段は、スロットルアクチュエータのトルク
ヒステリシスを対象とする制御量に対して、制御ゲイン
を補正するものである。
【0067】また、この発明の請求項3に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項1また
は請求項2において、補正手段は、スロットル弁の開度
に基づいてスロットルアクチュエータの駆動位置を検出
し、駆動位置に応じてスロットルアクチュエータの制御
ゲインを補正するものである。
【0068】また、この発明の請求項4に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項3にお
いて、補正手段は、スロットルアクチュエータの駆動位
置に応じて、補正量の学習を行うものである。
【0069】また、この発明の請求項5に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項1から
請求項4までのいずれかにおいて、各種センサは、スロ
ットルアクチュエータの温度を検出する温度センサを含
み、補正手段は、スロットルアクチュエータの温度に応
じてスロットルアクチュエータの制御ゲインを補正する
ものである。
【0070】また、この発明の請求項6に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項5にお
いて、補正手段は、スロットルアクチュエータの温度に
応じて、補正量の学習を行うものである。
【0071】また、この発明の請求項7に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項1から
請求項6までのいずれかにおいて、各種センサは、内燃
機関の冷却水の温度を水温として検出する水温センサを
含み、補正手段は、水温に応じてスロットルアクチュエ
ータの制御ゲインを補正するものである。
【0072】また、この発明の請求項8に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項7にお
いて、補正手段は、水温に応じて、補正量の学習を行う
ものである。
【0073】また、この発明の請求項9に係る内燃機関
のスロットルアクチュエータ制御装置は、請求項1から
請求項8までのいずれかにおいて、スロットル弁駆動手
段は、ディザ制御を用いてスロットルアクチュエータを
駆動するものである。
【0074】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1を示す構成図であり。図1において、10
1〜108、110、Dm、Ha、Hm、Hw、α、θ
rおよびθtgは前述(図11参照)と同様のものであ
る。
【0075】また、11、13および14は、それぞ
れ、前述のスロットル弁制御装置111、目標開度演算
手段113およびスロットル弁駆動手段114に対応し
ており、前述の入力情報処理手段112は省略されてい
る。
【0076】12はスロットルアクチュエータ104の
制御ゲインを補正する補正手段であり、各種センサ情報
のうちのスロットルアクチュエータ104に関連した各
種情報に応じて、駆動信号Dmの制御デューティ値を補
正するための補正信号Kを生成する。
【0077】この場合、補正手段12は、スロットル弁
103の開度θrに基づいてスロットルアクチュエータ
104の駆動位置(モータの回転角)を検出し、駆動位
置に応じてスロットルアクチュエータ104のトルクヒ
ステリシスを対象とする制御量に対して制御ゲインを補
正するようになっている。
【0078】次に、図1に示したこの発明の実施の形態
1によるスロットルアクチュエータ104の駆動位置
(モータ回転角)の補正動作について説明する。スロッ
トルアクチュエータ104の回転角を補正する場合、ス
ロットルアクチュエータ104の制御デューティDは、
以下の(16)式のように計算する。
【0079】 D=DB+DP+DI+DD+Krh・DH …(16)
【0080】(16)式において、Krhはヒステリシ
ス補正項分の制御デューティDHに対する回転角補正係
数(補正量)である。一般に、スロットルアクチュエー
タ104のモータは、回転角によってヒステリシスが異
なるので、(16)式のように、ヒステリシス補正量を
回転角によって変更する。
【0081】図2はスロットルアクチュエータ104の
モータ回転角θmに対するスロットル開度θrおよび回
転角補正係数Krhの関係を示す特性図である。図2に
おいて、横軸はモータ回転角θm[°]、縦軸はスロッ
トル開度θrおよび回転角補正係数Krhの変化を示
す。
【0082】スロットルアクチュエータ104の構造
上、ヒステリシスの大きいモータ回転角θmに対して
は、ヒステリシスに対する回転角補正係数Krhを大き
く設定し、ヒステリシスの小さいモータ回転角θmに対
しては、回転角補正係数Krhを小さく設定する。
【0083】通常、スロットルアクチュエータ104の
モータとスロットル弁103との間には減速器が挿入さ
れているので、スロットル弁103を全閉(θr=0
°)から全開(θr=90°)まで回転させるために
は、スロットルアクチュエータ104のモータを数回転
させることになる。
【0084】しかし、図2においては、モータ回転角θ
mを0°〜360°として回転角補正係数Krhを設定
しており、たとえば、モータ回転角θmが60°の場合
と、モータ回転角θmが420°の場合とでは、同じ回
転角補正係数Krhを用いるものとする。
【0085】以下、図3のフローチャートを参照しなが
ら、この発明の実施の形態1による補正動作の制御処理
手順について説明する。図3において、まず、補正手段
12は、スロットル開度センサ106からスロットル弁
103の開度θrを読み込む(ステップS1)。
【0086】続いて、スロットル開度θrに基づいて、
スロットルアクチュエータ104の駆動位置に相当する
モータ回転角θmを計算する(ステップS2)。モータ
回転角θmは、あらかじめ記憶されたスロットル弁10
3に対する減速比に基づくマップ演算により算出され得
る。
【0087】また、モータ回転角θmに基づいて、たと
えば、図2のように、ヒステリシスに対する回転角補正
係数Krh(θm)を取得し(ステップS3)、これを
補正信号Kとしてスロットル弁駆動手段14に入力す
る。回転角補正係数Krh(θm)は、図2のように格
納されたスロットルアクチュエータ104のモータ特性
に基づいて、マップ演算により取得され得る。
【0088】次に、スロットル弁駆動手段14は、目標
開度θtgおよび回転角補正係数Krhに基づいて、上
記(16)式のように、スロットルアクチュエータ10
4の制御デューティDを演算する(ステップS4)。
【0089】最後に、制御デューティDによりスロット
ルアクチュエータ104を駆動し、スロットル弁103
を目標開度θtgと一致するように駆動し(ステップS
5)、図3の処理ルーチンを終了する。
【0090】このように、モータ回転角θmに応じて回
転角補正係数Krhを設定することにより、ヒステリシ
スの異なるモータ回転角θmにかかわらず、目標開度θ
tgへの良好な追従性を得ることができ、スロットル開
度θrの微少な変化においても全域にわたる追従性を確
保することができる。
【0091】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、スロットル開度θrからモータ回転角θm(0°〜
360°)を計算し、モータ回転角θmに対する回転角
補正係数Krhを設定したが、スロットル開度θrその
ものに対して回転角補正係数を設定しても良い。
【0092】この場合も、スロットル開度θrに応じた
回転角補正係数により、スロットル開度θrにかかわら
ず、目標開度θtgへの良好な追従性を得ることがで
き、微少な開度変化においても全域にわたる追従性を確
保することができる。
【0093】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、(16)式のように、ヒステリシス補正項分の制御
デューティDHに対してのみ回転角補正係数Krhを設
定したが、以下の(17)式のように、他の制御項(比
例項分、積分項分、微分項分、または、これらの組み合
わせ)に対して補正係数を設定しても良い。
【0094】 D=DB+Kp・DP+Ki・DI+Kd・DD+Krh・DH …(17)
【0095】(17)式において、Kpは比例項分の制
御デューティDPに対する回転角補正係数、Kiは積分
項分の制御デューティDIに対する回転角補正係数、K
dは微分項分の制御デューティDDに対する回転角補正
係数である。
【0096】この場合も、モータ回転角θmに応じた回
転角補正係数Kp、Ki、KdおよびKrhにより、モ
ータ回転角θmにかかわらず、目標開度θtgへの良好
な追従性を得ることができ、スロットル開度θrの微少
変化においても全域にわたる追従性を確保することがで
きる。
【0097】実施の形態4.なお、上記実施の形態1〜
3では、スロットル開度θrまたはモータ回転角θmに
基づいて回転角補正係数を設定したが、温度に基づいて
補正係数を設定しても良い。
【0098】以下、スロットルアクチュエータの温度H
aに基づいて温度補正係数を設定したこの発明の実施の
形態4を図について説明する。
【0099】図4はこの発明の実施の形態4における温
度Haに対する温度補正係数Khhの設定値を示す特性
図であり、図5はこの発明の実施の形態4による補正動
作の制御処理手順を示すフローチャートである。なお、
この発明の実施の形態4の全体構成は、図1に示した通
りである。
【0100】この場合、スロットル弁制御手段11は、
温度補正係数Khhによりスロットルアクチュエータ1
04のヒステリシスの違いを適性に補正制御しており、
温度情報として、温度センサ105から検出されるスロ
ットルアクチュエータ104の温度Haを用いている。
【0101】図5において、ステップS4およびS5は
前述(図3参照)と同様であり、ステップS11および
S13は、それぞれ、前述のステップS1およびS3に
対応している。
【0102】まず、補正手段12(図1参照)は、スロ
ットルアクチュエータ104の温度Haを読み込み(ス
テップS11)、図4のように、温度Haに応じた温度
補正係数Khh(Ha)を取得して(ステップS1
3)、これを補正信号Kとしてスロットル弁駆動手段1
4に入力する。
【0103】以下、スロットル弁駆動手段14は、ヒス
テリシス補正項分の制御デューティDHに対する温度補
正係数Khhに基づいて、スロットルアクチュエータ1
04の制御デューティDを演算し(ステップS4)、制
御デューティDによりスロットルアクチュエータ104
を駆動する(ステップS5)。ステップS4において、
制御デューティDは、以下の(18)式のように演算さ
れる。
【0104】 D=DB+DP+DI+DD+Khh・DH …(18)
【0105】(18)式において、温度補正係数Khh
は、図4のように、温度Haが低い場合には小さい値に
設定され、温度Haの上昇にともない大きい値に設定さ
れる。
【0106】なぜなら、前述のように、スロットルアク
チュエータ104の温度Haが低いほどモータの内部抵
抗が小さくなるので、大きなモータ電流が流れてモータ
が動き易くなり、逆に温度Haが上昇すると、モータの
内部抵抗が上昇してモータ電流値が小さくなってモータ
が動きにくくなるからである。
【0107】このように、温度Haに応じて温度補正係
数Khhを設定することにより、温度Haに応じてヒス
テリシスの異なるモータ回転角θmにかかわらず、目標
開度θtgへの良好な追従性を得ることができ、スロッ
トル開度θrの微少な変化においても全域にわたる追従
性を確保することができる。
【0108】すなわち、スロットルアクチュエータ10
4の温度Haに基づく補正により、温度Haによるモー
タ動作の変化を吸収することができ、温度Haにかかわ
らず目標開度θtgへの追従性を良好にすることができ
る。
【0109】実施の形態5.なお、上記実施の形態4で
は、温度センサ105から検出される温度Haに基づい
て温度補正係数Khhを設定したが、スロットルアクチ
ュエータ104を駆動開始してからの通電時間積分値ま
たは電流量積分値などから、モータ発熱量を推定演算し
て、発熱量の推定演算値を温度情報として用いても良
い。
【0110】実施の形態6.また、上記実施の形態4で
は、(18)式のように、ヒステリシス補正項分の制御
デューティDHのみに対して温度補正したが、比例項、
積分項、微分項に対して補正しても良い。
【0111】実施の形態7.また、上記実施の形態4で
は、温度センサ105から検出される温度Haに基づい
て温度補正係数Khhを設定したが、水温センサ108
から検出される水温Hwに基づいて温度補正係数Khh
を設定しても良い。
【0112】以下、温度情報として水温Hwを用いたこ
の発明の実施の形態7を図について説明する。図6はこ
の発明の実施の形態7による補正動作の制御処理手順を
示すフローチャートである。
【0113】また、この発明の実施の形態7の全体構成
は、図1に示した通りであり、図1内の補正手段12
が、エンジン101の水温Hwによって補正信号Kを生
成する点のみが異なる。
【0114】図6において、ステップS21およびS2
3は、それぞれ、前述(図5参照)のステップS11お
よびS13に対応しており、ステップS4およびS5は
前述と同様のステップである。
【0115】まず、補正手段12は、水温センサ108
からエンジン101の水温Hwを読み込み(ステップS
21)、水温Hwに応じた温度補正係数Khh(Hw)
を取得して(ステップS23)、これを補正信号Kとし
てスロットル弁駆動手段14に入力する。
【0116】水温Hwに応じた温度補正係数Khh(H
w)は、図4と同様に設定され得る。一般に、スロット
ルアクチュエータ104の取り付け位置は、エンジン1
01から離れているが、スロットルアクチュエータ10
4の温度Haとエンジン101の水温Hwとの間には高
い相関性があるので、水温Hwを温度情報として用い
て、スロットルアクチュエータ104の温度Haの代わ
りとして用いることができる。
【0117】以下、スロットル弁駆動手段14は、水温
Hwに基づく温度補正係数Khh(Hw)を用いて、上
記(18)式と同様に、スロットルアクチュエータ10
4の制御デューティDを演算し(ステップS4)、スロ
ットルアクチュエータ104を駆動する(ステップS
5)。
【0118】このように、水温Hwによって補正するこ
とにより、上記実施の形態4と同様に、水温Hwによる
モータ動作の変化を吸収することができ、水温Hwにか
かわらず目標開度θtgへの追従性を良好にすることが
できる。
【0119】また、前述と同様に、ヒステリシス項のみ
でなく、比例項、積分項、微分項に対して補正しても良
い。また、初期の水温Hwとスロットルアクチュエータ
104の総駆動時間または総電流とからモータ温度を推
定演算して、温度情報としても良い。
【0120】実施の形態8.なお、上記実施の形態1〜
7では、補正係数の学習について特に言及しなかった
が、スロットルアクチュエータ104の駆動デューティ
Dの演算式に用いられる補正係数を学習する機能を付加
しても良い。
【0121】以下、補正係数(補正量)の学習機能を付
加したこの発明の実施の形態8を図について説明する。
図7はこの発明の実施の形態8におけるスロットル開度
θrの時間変化および補正係数の学習動作を示す説明図
であり、ここでは、スロットル弁駆動手段14(図1参
照)がディザ制御を用いてスロットルアクチュエータ1
04を駆動する場合を示している。
【0122】すなわち、スロットル弁制御装置11内の
目標開度演算手段13は、図13のように、第1の目標
開度θtgおよび第2の目標開度θtg′を演算し、ス
ロットル弁駆動手段14は、第1の目標開度θtgをは
さんで上下に切換えられる第2の目標開度θtg′によ
りスロットルアクチュエータ104を駆動する。
【0123】図7において、θtgおよびθtg′は、
前述(図13参照)と同様に、ディザ制御における第1
および第2の目標開度である。τ1およびτ2は第2の
目標開度θtg′の切換周期であり、切換周期τ1はθ
tg>θtg′を満たす期間に相当し、切換周期τ2は
θtg<θtg′を満たす期間に相当する。
【0124】また、各時刻t11〜t14は、切換周期
τ1におけるスロットル開度θrの各検出タイミング
(学習タイミング)であり、各時刻t21〜t24は、
切換周期τ2におけるスロットル開度θrの各検出タイ
ミング(学習タイミング)である。
【0125】図8および図9はこの発明の実施の形態8
による補正動作の制御処理手順を示すフローチャートで
あり、図8は切換周期τ1における補正動作、図9は切
換周期τ2における補正動作をそれぞれ示している。図
10はこの発明の実施の形態8におけるモータ回転角θ
mに対する学習補正係数KGを示す説明図である。
【0126】この場合、スロットル弁制御装置11内の
補正手段12は、スロットルアクチュエータ104のモ
ータ回転角θmに応じて、補正係数Krh(補正量)の
学習を行うものとする。したがって、スロットルアクチ
ュエータ104の制御デューティDは、上記(16)式
により演算される。
【0127】次に、図8〜図10を参照しながら、図7
のようにスロットルアクチュエータ104をディザ制御
する場合の学習処理について説明する。図8において、
ステップS4は前述の同様のステップである。なお、図
10の学習補正係数KGは、あらかじめ、各モータ回転
角θmに対して取得されており、補正手段12内の学習
手段に格納されているものとする。
【0128】まず、目標開度演算手段13は、第1の目
標開度θtgを中心としてレベルが交互に反転する第2
の目標開度θtg′を演算し(ステップS31)、スロ
ットル弁駆動手段14は、第2の目標開度θtg′に応
じた制御デューティDを演算して(ステップS4)、ス
ロットルアクチュエータ104を駆動する。
【0129】続いて、補正手段12は、スロットル開度
θrからモータ回転角θmを演算する(ステップS3
2)。また、切換周期τ1内の各時刻t11〜t14で
のスロットル開度θr(t1)を検出し(ステップS3
3)、各スロットル開度θr(t1)を第2の目標開度
θtg′と比較して、θtg′>θr(t1)であるか
否かを判定する(ステップS34)。
【0130】もし、θtg′>θr(t1)(すなわ
ち、YES)と判定されれば、各時刻t11〜t14で
検出されたスロットル開度θr(t1)が、第2の目標
開度θtg′に対して全体的に低開度側にあるので、ス
ロットル弁103が第2の目標開度θtg′の振幅を超
えて大きく動作している制御過敏状態であることが分か
る。
【0131】したがって、各時刻t11〜t14でのモ
ータ回転角θmの回転角補正係数Krhを小さく設定し
て(ステップS35)、スロットルアクチュエータ10
4のモータ動作を緩慢にする。
【0132】一方、ステップS34において、θtg′
≦θr(t1)(すなわち、NO)と判定されれば、各
スロットル開度θr(t1)が全体的に第2の目標開度
θtg′よりも高開度側にあり、スロットル弁103
(モータ)があまり動いていないことが分かるので、回
転角補正係数Krhを大きく設定して(ステップS3
6)、スロットルアクチュエータ104のモータ動作速
度を上げる。
【0133】同様に、切換周期τ2内の各時刻t21〜
t24に関しては、図9のように補正動作を行う。図9
においては、ステップS33AおよびS34Aのみが図
8と異なる。
【0134】この場合、切換周期τ2内の各時刻t21
〜t24でのスロットル開度θr(t2)を検出し(ス
テップS33A)、各スロットル開度θr(t2)を第
2の目標開度θtg′と比較して、θtg′<θr(t
2)であるか否かを判定する(ステップS34A)。
【0135】もし、θtg′<θr(t2)(すなわ
ち、YES)と判定されれば、スロットル開度θr(t
2)が第2の目標開度θtg′に対して高開度側にあ
り、スロットル弁103が制御過敏状態にあるので、各
時刻t21〜t24でのモータ回転角θmの回転角補正
係数Krhを小さく設定する(ステップS35)。
【0136】一方、ステップS34Aにおいて、θt
g′≧θr(t2)(すなわち、NO)と判定されれ
ば、各スロットル開度θr(t2)が第2の目標開度θ
tg′よりも低開度側にあり、スロットル弁103(モ
ータ)があまり動いていないので、回転角補正係数Kr
hを大きく設定する(ステップS36)。
【0137】図8および図9の補正結果は、新規の学習
補正係数KGとして、更新されて補正手段12内の学習
手段に格納される。すなわち、モータ回転角θmの各位
置に目標開度θtg′が一致する毎に、各位置での学習
を行うことにより補正係数が更新される。このような補
正係数(補正量)の学習により、最終的な補正係数を個
々のスロットルアクチュエータ104に正確に対応させ
ることができる。
【0138】このように、学習機能を付加することによ
り、たとえばディザ制御時において、エンジン回転数が
不安定になるハンチング現象が解消され、良好なエンジ
ン運転特性が得られる。
【0139】また、モータ回転角θm(または、スロッ
トル開度θr)に対して補正量を学習するようにしたの
で、スロットルアクチュエータ104の個々のばらつ
き、経年変化による特性の変化が生じても、全域にわた
って目標開度θtg′への追従性を良好にすることがで
きる。
【0140】実施の形態9.なお、上記実施の形態8で
は、スロットル弁103をディザ制御した場合について
説明したが、ディザ制御でない場合にも学習機能が有効
なことは言うまでもない。
【0141】また、上記実施の形態8では、図10のよ
うに、モータ回転角θmに対する補正係数について学習
補正機能を付加したが、スロットルアクチュエータ10
4の温度Haまたは水温Hwに対する補正係数について
も、同様の学習補正することができ、同等の作用効果を
奏することは言うまでもない。
【0142】この場合、スロットルアクチュエータ10
4の温度Haまたは水温Hwに対して、スロットルアク
チュエータ104の生産ばらつきや特性の経年変化を吸
収して、目標開度への追従性を良好とすることができ
る。さらに、モータ回転角θm、スロットルアクチュエ
ータ104の温度Haおよび水温Hwに対する補正係数
を組み合わせて、学習機能を付加しても良い。
【0143】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、内燃機関に吸入される空気量を調整するためのスロ
ットル弁と、スロットル弁の開度を検出するためのスロ
ットル開度検出手段と、スロットル弁を電気的に駆動す
るためのスロットルアクチュエータと、内燃機関の運転
状態に対応した各種情報を検出する各種センサと、各種
情報を取り込んでスロットル弁の目標開度を決定する目
標開度演算手段と、スロットルアクチュエータを介して
スロットル弁を駆動するためのスロットル弁駆動手段
と、スロットルアクチュエータに関連した各種情報に応
じてスロットルアクチュエータの制御ゲインを補正する
補正手段とを備え、スロットルアクチュエータは、補正
された制御ゲインにより駆動されて、目標開度への追従
制御が行われるようにしたので、スロットル弁の目標開
度への良好な追従性を実現した内燃機関のスロットルア
クチュエータ制御装置が得られる効果がある。
【0144】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、補正手段は、スロットルアクチュエータ
のトルクヒステリシスを対象とする制御量に対して、制
御ゲインを補正するようにしたので、スロットル弁の目
標開度への良好な追従性を実現した内燃機関のスロット
ルアクチュエータ制御装置が得られる効果がある。
【0145】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、補正手段は、スロットル
弁の開度に基づいてスロットルアクチュエータの駆動位
置を検出し、駆動位置に応じてスロットルアクチュエー
タの制御ゲインを補正するようにしたので、スロットル
弁の目標開度への良好な追従性を実現した内燃機関のス
ロットルアクチュエータ制御装置が得られる効果があ
る。
【0146】また、この発明の請求項4によれば、請求
項3において、補正手段は、スロットルアクチュエータ
の駆動位置に応じて、補正量の学習を行うようにしたの
で、スロットル弁の目標開度への良好な追従性を実現し
た内燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置が得ら
れる効果がある。
【0147】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれかにおいて、各種センサ
は、スロットルアクチュエータの温度を検出する温度セ
ンサを含み、補正手段は、スロットルアクチュエータの
温度に応じてスロットルアクチュエータの制御ゲインを
補正するようにしたので、スロットル弁の目標開度への
良好な追従性を実現した内燃機関のスロットルアクチュ
エータ制御装置が得られる効果がある。
【0148】また、この発明の請求項6によれば、請求
項5において、補正手段は、スロットルアクチュエータ
の温度に応じて、補正量の学習を行うようにしたので、
スロットル弁の目標開度への良好な追従性を実現した内
燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置が得られる
効果がある。
【0149】また、この発明の請求項7によれば、請求
項1から請求項6までのいずれかにおいて、各種センサ
は、内燃機関の冷却水の温度を水温として検出する水温
センサを含み、補正手段は、水温に応じてスロットルア
クチュエータの制御ゲインを補正するようにしたので、
スロットル弁の目標開度への良好な追従性を実現した内
燃機関のスロットルアクチュエータ制御装置が得られる
効果がある。
【0150】また、この発明の請求項8によれば、請求
項7において、補正手段は、水温に応じて、補正量の学
習を行うようにしたので、スロットル弁の目標開度への
良好な追従性を実現した内燃機関のスロットルアクチュ
エータ制御装置が得られる効果がある。
【0151】また、この発明の請求項9によれば、請求
項1から請求項8までのいずれかにおいて、スロットル
弁駆動手段は、ディザ制御を用いてスロットルアクチュ
エータを駆動するようにしたので、スロットル弁の目標
開度への良好な追従性を実現した内燃機関のスロットル
アクチュエータ制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1におけるモータ回転
角に対する回転角補正係数を示す特性図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による補正動作を示
すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態4における温度に対す
る温度補正係数を示す特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による補正動作を示
すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態7による補正動作を示
すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態8におけるスロットル
開度の時間変化および補正係数の学習動作を示す説明図
である。
【図8】 この発明の実施の形態8による補正動作を示
すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態8による補正動作を示
すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態8による学習補正係
数を示す説明図である。
【図11】 従来の内燃機関のスロットルアクチュエー
タ制御装置を示す構成図である。
【図12】 従来の内燃機関のスロットルアクチュエー
タ制御装置によるフィードバック演算に基づくスロット
ル開度の時間変化を示す説明図である。
【図13】 従来の内燃機関のスロットルアクチュエー
タ制御装置によるディザ制御動作を示す説明図である。
【符号の説明】
11 スロットル弁制御装置、12 補正手段、13
目標開度演算手段、14 スロットル弁駆動手段、10
1 エンジン(内燃機関)、103 スロットル弁、1
04 スロットルアクチュエータ、105 温度セン
サ、106 スロットル開度センサ、108 水温セン
サ、Dm 駆動信号、Ha 温度、Hw水温、K 補正
信号、Krh 回転角補正係数、Khh 温度補正係
数、t11〜t14、t21〜t24 検出タイミング
(学習タイミング)、θm モータ回転角(駆動位
置)、θr スロットル開度、θtg 目標開度、θt
g′ 第2の目標開度、S2 モータ回転角を算出する
ステップ、S3 回転角補正係数を取得するステップ、
S4 制御デューティを演算するステップ、S13、S
23 温度補正係数を取得するステップ、S33、S3
3A 各検出タイミングでスロットル開度を検出するス
テップ、S34、S34A 目標開度と検出開度とを比
較するステップ、S35 補正係数を小さくするステッ
プ、S36 補正係数を大きくするステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 45/00 360 F02D 45/00 360B (72)発明者 和知 敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大内 裕史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関に吸入される空気量を調整する
    ためのスロットル弁と、 前記スロットル弁の開度を検出するためのスロットル開
    度検出手段と、 前記スロットル弁を電気的に駆動するためのスロットル
    アクチュエータと、 前記内燃機関の運転状態に対応した各種情報を検出する
    各種センサと、 前記各種情報を取り込んで前記スロットル弁の目標開度
    を決定する目標開度演算手段と、 前記スロットルアクチュエータを介して前記スロットル
    弁を駆動するためのスロットル弁駆動手段と、 前記スロットルアクチュエータに関連した各種情報に応
    じて前記スロットルアクチュエータの制御ゲインを補正
    する補正手段とを備え、 前記スロットルアクチュエータは、補正された前記制御
    ゲインにより駆動されて、前記目標開度への追従制御が
    行われることを特徴とする内燃機関のスロットルアクチ
    ュエータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、前記スロットルアクチ
    ュエータのトルクヒステリシスを対象とする制御量に対
    して、前記制御ゲインを補正することを特徴とする請求
    項1に記載のスロットルアクチュエータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、 前記スロットル弁の開度に基づいて前記スロットルアク
    チュエータの駆動位置を検出し、 前記駆動位置に応じて前記スロットルアクチュエータの
    制御ゲインを補正することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の内燃機関のスロットルアクチュエータ
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、前記スロットルアクチ
    ュエータの駆動位置に応じて、補正量の学習を行うこと
    を特徴とする請求項3に記載のスロットルアクチュエー
    タ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記各種センサは、前記スロットルアク
    チュエータの温度を検出する温度センサを含み、 前記補正手段は、前記スロットルアクチュエータの温度
    に応じて前記スロットルアクチュエータの制御ゲインを
    補正することを特徴とする請求項1から請求項4までの
    いずれかに記載の内燃機関のスロットルアクチュエータ
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記補正手段は、前記スロットルアクチ
    ュエータの温度に応じて、補正量の学習を行うことを特
    徴とする請求項5に記載のスロットルアクチュエータ制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記各種センサは、前記内燃機関の冷却
    水の温度を水温として検出する水温センサを含み、 前記補正手段は、前記水温に応じて前記スロットルアク
    チュエータの制御ゲインを補正することを特徴とする請
    求項1から請求項6までのいずれかに記載の内燃機関の
    スロットルアクチュエータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は、前記水温に応じて、補
    正量の学習を行うことを特徴とする請求項7に記載のス
    ロットルアクチュエータ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記スロットル弁駆動手段は、ディザ制
    御を用いて前記スロットルアクチュエータを駆動するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに
    記載のスロットルアクチュエータ制御装置。
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