JPH11303048A - 階段式止水装置 - Google Patents
階段式止水装置Info
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- JPH11303048A JPH11303048A JP11494798A JP11494798A JPH11303048A JP H11303048 A JPH11303048 A JP H11303048A JP 11494798 A JP11494798 A JP 11494798A JP 11494798 A JP11494798 A JP 11494798A JP H11303048 A JPH11303048 A JP H11303048A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1に工事にかかる建設費を削減すること、
第2に建設期間を短縮化すること、第3に構造を簡素化
するとともに、設備の主要構成資材を軽量化し、例えば
山奥の川口(流水口部)へ必要な資材を容易に搬送で
き、設置場所の制限を受けにくい階段式止水装置を提供
する。 【解決手段】 貯水部51において流水口部2を階段式
に堰止めるための止水装置1であって、流水口部2に相
対向する一対の鉄筋コンクリート製堤壁3・3を、下流
側から上流側の貯水部51にかけて上向きに傾斜させ所
定距離をあけて立設し、堤壁3・3間に下流側から上流
側の貯水部51にかけて段階的に高さを高くした複数の
遮断壁6〜10を隣接する遮断壁間に一定の距離をあけ
て設け、各遮断壁間に隣接する下流側の遮断壁6〜10
が満水状態になるように貯水することにより流水口部2
を止水する。
第2に建設期間を短縮化すること、第3に構造を簡素化
するとともに、設備の主要構成資材を軽量化し、例えば
山奥の川口(流水口部)へ必要な資材を容易に搬送で
き、設置場所の制限を受けにくい階段式止水装置を提供
する。 【解決手段】 貯水部51において流水口部2を階段式
に堰止めるための止水装置1であって、流水口部2に相
対向する一対の鉄筋コンクリート製堤壁3・3を、下流
側から上流側の貯水部51にかけて上向きに傾斜させ所
定距離をあけて立設し、堤壁3・3間に下流側から上流
側の貯水部51にかけて段階的に高さを高くした複数の
遮断壁6〜10を隣接する遮断壁間に一定の距離をあけ
て設け、各遮断壁間に隣接する下流側の遮断壁6〜10
が満水状態になるように貯水することにより流水口部2
を止水する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダムや調整池な
どのいわゆる利水、治水を要する貯水池において流水口
部を階段式にせき止めるための止水装置に関するもので
あって、例えば河川の途中に自然の流水を阻止して止水
してその上流側にダムや調整池などの貯水池を設けるた
めの簡易型の止水装置に関するものである。
どのいわゆる利水、治水を要する貯水池において流水口
部を階段式にせき止めるための止水装置に関するもので
あって、例えば河川の途中に自然の流水を阻止して止水
してその上流側にダムや調整池などの貯水池を設けるた
めの簡易型の止水装置に関するものである。
【0002】なお、一般に河川容量の称呼としては、ダ
ム又は堰による治水容量あるいは利水容量などの称呼が
普通に行われるが、河川の保水能力の増大に当たって
は、治水容量あるいは利水容量などの相互の均衡の上に
立った増大が図られることが必要であり、この発明は、
このような点に対して解決すべき課題を置く河川などの
貯水に必要な止水装置に関するものである。
ム又は堰による治水容量あるいは利水容量などの称呼が
普通に行われるが、河川の保水能力の増大に当たって
は、治水容量あるいは利水容量などの相互の均衡の上に
立った増大が図られることが必要であり、この発明は、
このような点に対して解決すべき課題を置く河川などの
貯水に必要な止水装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】河川の途中に設けられるダムなどの貯水
部にあっては、流水口部にコンクリート製などの遮断壁
を形成し、いわゆる剛体で流水口部を堰止めて貯水する
というのが一般的な止水手段であった。治水目的ならび
に利水目的の両面に亙って従来から利用されることの多
いダムでは、そのような剛体の止水手段を備えることが
普通である。
部にあっては、流水口部にコンクリート製などの遮断壁
を形成し、いわゆる剛体で流水口部を堰止めて貯水する
というのが一般的な止水手段であった。治水目的ならび
に利水目的の両面に亙って従来から利用されることの多
いダムでは、そのような剛体の止水手段を備えることが
普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の止水手段により水をせき止めて河川などの貯水
を行おうとする場合、莫大な建設費を要するうえに建設
にかかる年月も長期にわたるという問題がある。
た従来の止水手段により水をせき止めて河川などの貯水
を行おうとする場合、莫大な建設費を要するうえに建設
にかかる年月も長期にわたるという問題がある。
【0005】この発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、第1に工事にかかる建設費を削減すること、第2に
建設期間を短縮化すること、第3に構造を簡素化すると
ともに、設備の主要構成資材を軽量化し、例えば奥地の
河川領域や流水口部へ必要な資材を容易に搬送でき、止
水場所の制限を受けにくい階段式止水装置を提供するこ
とを目的としている。
で、第1に工事にかかる建設費を削減すること、第2に
建設期間を短縮化すること、第3に構造を簡素化すると
ともに、設備の主要構成資材を軽量化し、例えば奥地の
河川領域や流水口部へ必要な資材を容易に搬送でき、止
水場所の制限を受けにくい階段式止水装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る階段式止水装置は、ダムや調整池など
の貯水池において流水口部を階段式にせき止めるための
止水装置であって、前記流水口部に相対向する一対の鉄
筋コンクリート製堤壁を、下流側から上流側の貯水部に
かけて上向きに傾斜させ所定距離をあけて立設し、前記
堤壁間に下流側から上流側の貯水部にかけて段階的に高
さを高くした複数の遮断壁を隣接する遮断壁間に一定の
距離をあけて設け、各遮断壁間に隣接する下流側の遮断
壁が満水状態になるように貯水することにより前記流水
口部を止水することを特徴とするものである。
めに本発明に係る階段式止水装置は、ダムや調整池など
の貯水池において流水口部を階段式にせき止めるための
止水装置であって、前記流水口部に相対向する一対の鉄
筋コンクリート製堤壁を、下流側から上流側の貯水部に
かけて上向きに傾斜させ所定距離をあけて立設し、前記
堤壁間に下流側から上流側の貯水部にかけて段階的に高
さを高くした複数の遮断壁を隣接する遮断壁間に一定の
距離をあけて設け、各遮断壁間に隣接する下流側の遮断
壁が満水状態になるように貯水することにより前記流水
口部を止水することを特徴とするものである。
【0007】上記の構成を有する階段式止水装置によれ
ば、一の遮断壁の上流側の垂直面ならびに下流側の垂直
面の両面に対して、上流側の垂直面に作用する水圧と下
流側の垂直面に作用する水圧との差は、前記両面に接し
ている水の深さの差に比例するので、遮断壁の数を増や
して遮断壁のピッチを狭くすることによって隣接する遮
断壁間の高さの段差を小さくすることにより、遮断壁の
必要な支持強度が大幅に軽減され、構造を簡略化できる
ようになる。この結果、従来の遮断壁に関する既成概念
を脱却して非常に単純な構成にでき、遮断壁を構築する
のに必要な資材を軽微にし、構築費を大幅に削減し、構
築期間を短縮化することが可能になる。
ば、一の遮断壁の上流側の垂直面ならびに下流側の垂直
面の両面に対して、上流側の垂直面に作用する水圧と下
流側の垂直面に作用する水圧との差は、前記両面に接し
ている水の深さの差に比例するので、遮断壁の数を増や
して遮断壁のピッチを狭くすることによって隣接する遮
断壁間の高さの段差を小さくすることにより、遮断壁の
必要な支持強度が大幅に軽減され、構造を簡略化できる
ようになる。この結果、従来の遮断壁に関する既成概念
を脱却して非常に単純な構成にでき、遮断壁を構築する
のに必要な資材を軽微にし、構築費を大幅に削減し、構
築期間を短縮化することが可能になる。
【0008】請求項2記載のように、前記各遮断壁を、
可撓性の防水シートと、該防水シートの上端に一体に取
り付けられた長尺の浮き袋体とから構成し、前記防水シ
ートの下端部を前記流水口部の水底に固定するととも
に、前記防水シートの両側部および前記浮き袋体の両側
部を前記堤壁にそれぞれ固定することができる。
可撓性の防水シートと、該防水シートの上端に一体に取
り付けられた長尺の浮き袋体とから構成し、前記防水シ
ートの下端部を前記流水口部の水底に固定するととも
に、前記防水シートの両側部および前記浮き袋体の両側
部を前記堤壁にそれぞれ固定することができる。
【0009】請求項2記載の階段式止水装置によれば、
各遮断壁が可撓性の防水シートと、防水シート上端に取
り付けられる長尺の浮き袋体とからなるから、いずれも
例えば折り畳んで小容積にして運搬することができるか
ら、運搬費が削減されるとともに、大型トラックが通行
しにくい山奥や山中の河川領域に容易に遮断壁の資材を
運搬することができる。また、現場での工事は一対の鉄
筋コンクリート製堤壁の構築後に、防水シートの下端部
を河川等の水底に固定するとともに、防水シートの両側
部を堤壁に固定し、浮き袋体の両側部を堤壁に固定すれ
ば終了する。したがって、堤壁の構築以外の工事につい
ては、比較的短期間で終了する。工事の終了後は、各防
水シート間に同時に注水して満水状態にしていけばよ
い。この階段式止水装置の構造によると、各防水シート
には隣接する防水シートとの水位の差に相当する高さ分
の水圧が作用するので、それを支持するだけの強度があ
れば十分である。しかも、防水シートと浮き袋体はとも
に可撓性を具備しており、防水シート間に貯留されてい
る水は通常、静止状態であるから、上記水圧を保持する
だけの強度があればよい。これは、防水シートの下部の
水没部分については下流側の防水シート内の貯水からの
水圧によって、隣接する上流側の防水シート内の貯水の
大部分(隣接する水位の差に相当する貯水を除く部分)
が防水シートに作用する負荷重を打ち消されるからであ
る。
各遮断壁が可撓性の防水シートと、防水シート上端に取
り付けられる長尺の浮き袋体とからなるから、いずれも
例えば折り畳んで小容積にして運搬することができるか
ら、運搬費が削減されるとともに、大型トラックが通行
しにくい山奥や山中の河川領域に容易に遮断壁の資材を
運搬することができる。また、現場での工事は一対の鉄
筋コンクリート製堤壁の構築後に、防水シートの下端部
を河川等の水底に固定するとともに、防水シートの両側
部を堤壁に固定し、浮き袋体の両側部を堤壁に固定すれ
ば終了する。したがって、堤壁の構築以外の工事につい
ては、比較的短期間で終了する。工事の終了後は、各防
水シート間に同時に注水して満水状態にしていけばよ
い。この階段式止水装置の構造によると、各防水シート
には隣接する防水シートとの水位の差に相当する高さ分
の水圧が作用するので、それを支持するだけの強度があ
れば十分である。しかも、防水シートと浮き袋体はとも
に可撓性を具備しており、防水シート間に貯留されてい
る水は通常、静止状態であるから、上記水圧を保持する
だけの強度があればよい。これは、防水シートの下部の
水没部分については下流側の防水シート内の貯水からの
水圧によって、隣接する上流側の防水シート内の貯水の
大部分(隣接する水位の差に相当する貯水を除く部分)
が防水シートに作用する負荷重を打ち消されるからであ
る。
【0010】なお、前記防水シートを固定する手段の一
例として、引っ張り綱がある。一般に防水シートが最も
受け易い外力としては、防水シートの上流側の受圧面か
ら下流側の受圧面に向かう方向の水圧によるものが最も
大きい外力とされるが、それに対抗するための固定手段
として、防水シートの上流側の受圧面上にロープの一端
を係止するための係止金具を設け、貯水底面にアンカー
を埋設し、ロープのための係止金具と貯水底面のアンカ
ーとの間をロープによって緊締する。そのロープを締め
上げることにより、水圧に押されて下流方向に倒れよう
とする防水シートをほぼ垂直な起立した姿勢に保持する
ことができる。
例として、引っ張り綱がある。一般に防水シートが最も
受け易い外力としては、防水シートの上流側の受圧面か
ら下流側の受圧面に向かう方向の水圧によるものが最も
大きい外力とされるが、それに対抗するための固定手段
として、防水シートの上流側の受圧面上にロープの一端
を係止するための係止金具を設け、貯水底面にアンカー
を埋設し、ロープのための係止金具と貯水底面のアンカ
ーとの間をロープによって緊締する。そのロープを締め
上げることにより、水圧に押されて下流方向に倒れよう
とする防水シートをほぼ垂直な起立した姿勢に保持する
ことができる。
【0011】請求項3記載のように、前記最下段(最下
流位置)の遮断壁を、鉄筋コンクリートの剛体で形成す
ることができる。
流位置)の遮断壁を、鉄筋コンクリートの剛体で形成す
ることができる。
【0012】請求項3記載の階段式止水装置によれば、
最下段の遮断壁については他の遮断壁と違ってその下流
側に負荷重を支持する貯水が存在しないから、鉄筋コン
クリートの剛体で形成することにより確実に貯水を支持
することができる。
最下段の遮断壁については他の遮断壁と違ってその下流
側に負荷重を支持する貯水が存在しないから、鉄筋コン
クリートの剛体で形成することにより確実に貯水を支持
することができる。
【0013】請求項4記載のように、前記貯水池内にお
いて、前記流水口部から対向する一対の鉄筋コンクリー
ト製側壁を、前記鉄筋コンクリート製堤壁と対称に下向
きに傾斜させ所定距離をあけて立設し、貯水池内の側壁
間に段階的に高さを低くした複数の遮断壁を隣接する遮
断壁間に一定の距離をあけて設けておくことが望まし
い。
いて、前記流水口部から対向する一対の鉄筋コンクリー
ト製側壁を、前記鉄筋コンクリート製堤壁と対称に下向
きに傾斜させ所定距離をあけて立設し、貯水池内の側壁
間に段階的に高さを低くした複数の遮断壁を隣接する遮
断壁間に一定の距離をあけて設けておくことが望まし
い。
【0014】請求項4記載の階段式止水装置によれば、
貯水池内の水が干害等により減少したり渇水したりして
池底が露呈する状態になったとしても、貯水池側に対称
的に設けた複数の遮断壁間の貯水がバランスを採るの
で、堤壁間の複数の遮断壁が上流側(減水した貯水池
側)に倒れるのが阻止される。この構成に係る手段は、
特に利水目的の場合に有効である。
貯水池内の水が干害等により減少したり渇水したりして
池底が露呈する状態になったとしても、貯水池側に対称
的に設けた複数の遮断壁間の貯水がバランスを採るの
で、堤壁間の複数の遮断壁が上流側(減水した貯水池
側)に倒れるのが阻止される。この構成に係る手段は、
特に利水目的の場合に有効である。
【0015】請求項5記載のように、隣接する遮断壁と
遮断壁との間に、貯えられている各貯水に対して個別に
水位の調整が可能な水位制御装置を配備することが好ま
しい。
遮断壁との間に、貯えられている各貯水に対して個別に
水位の調整が可能な水位制御装置を配備することが好ま
しい。
【0016】請求項5記載の階段式止水装置によれば、
例えば遮断壁に支障が生じて補修したり交換したりする
必要がある場合に、遮断壁の修復後に水位制御装置によ
って満水状態にしたりあるいは水位を下げたりすること
ができる。このため、特にメンテナンスが楽に行えるよ
うになるだけでなく、多少の漏水に対しても対応できる
ので、常に堤体を安全なバランスに保つことができる。
例えば遮断壁に支障が生じて補修したり交換したりする
必要がある場合に、遮断壁の修復後に水位制御装置によ
って満水状態にしたりあるいは水位を下げたりすること
ができる。このため、特にメンテナンスが楽に行えるよ
うになるだけでなく、多少の漏水に対しても対応できる
ので、常に堤体を安全なバランスに保つことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る階段式止水
装置について実施の形態を図面に基づいて説明する。
装置について実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0018】図1は本発明の実施例に係る階段式止水装
置を主に利水用のダムに適用した例を示す全体斜視図、
図2は図1の実施例と同一構造でダム軸(幅方向)に対
し直角方向の距離を短くした階段式止水装置を示す、図
3のA−A線断面図、図3は図2の階段式止水装置を示
す平面図である。
置を主に利水用のダムに適用した例を示す全体斜視図、
図2は図1の実施例と同一構造でダム軸(幅方向)に対
し直角方向の距離を短くした階段式止水装置を示す、図
3のA−A線断面図、図3は図2の階段式止水装置を示
す平面図である。
【0019】図1に示すように、ダム51の一部は元は
河川であって、河川の一部を本例の階段式止水装置1に
よって遮断することにより作られたものである。流水口
部2から所定の距離をあけて一対の堤壁3・3を、下流
側に向けて高さが漸次低くなるようにそれぞれ形成して
いる。堤壁3・3は鉄筋コンクリートにより形成してい
る。
河川であって、河川の一部を本例の階段式止水装置1に
よって遮断することにより作られたものである。流水口
部2から所定の距離をあけて一対の堤壁3・3を、下流
側に向けて高さが漸次低くなるようにそれぞれ形成して
いる。堤壁3・3は鉄筋コンクリートにより形成してい
る。
【0020】また、図2に示すように、一対の堤壁3・
3は流水口部2付近の最上端位置を中心にダム軸に対し
直角方向に対称に、一対の側壁4・4を貯水部側にも延
設している。このため一連に連続する堤壁3と側壁4を
側方より見ると、山形に形成されている。そして、堤壁
3・3間の最下段と側壁4・4の最下段の遮断壁6、2
6は断面凸状に鉄筋コンクリートにより形成し、堤壁3
あるいは側壁4と一体に連設している。最下段の遮断壁
6より上流側にかけて、図2の例では4つ、図1の例で
は7つの可撓性を具備した簡易型の遮断壁7〜10(1
3)を設けている。また流水口部2から貯水部内にかけ
ても遮断壁7〜10(13)と対称的に側壁4・4間に
可撓性を具備した簡易型の遮断壁27〜30(33)を
設けている。それらの遮断壁7〜10・27〜30は、
例えば炭素繊維やポリアミド繊維のような強靭な繊維を
使用して撚糸を作って織製し、さらに防水処理を施した
防水シート14と、この防水シート14の上端に一体に
装着した長尺の浮き袋体15とからなる。浮き袋体15
はエアを充填する方式のほか、袋体内に発泡体を屈曲性
を保つように例えば短寸に分割して充填した構造であっ
てもよい。
3は流水口部2付近の最上端位置を中心にダム軸に対し
直角方向に対称に、一対の側壁4・4を貯水部側にも延
設している。このため一連に連続する堤壁3と側壁4を
側方より見ると、山形に形成されている。そして、堤壁
3・3間の最下段と側壁4・4の最下段の遮断壁6、2
6は断面凸状に鉄筋コンクリートにより形成し、堤壁3
あるいは側壁4と一体に連設している。最下段の遮断壁
6より上流側にかけて、図2の例では4つ、図1の例で
は7つの可撓性を具備した簡易型の遮断壁7〜10(1
3)を設けている。また流水口部2から貯水部内にかけ
ても遮断壁7〜10(13)と対称的に側壁4・4間に
可撓性を具備した簡易型の遮断壁27〜30(33)を
設けている。それらの遮断壁7〜10・27〜30は、
例えば炭素繊維やポリアミド繊維のような強靭な繊維を
使用して撚糸を作って織製し、さらに防水処理を施した
防水シート14と、この防水シート14の上端に一体に
装着した長尺の浮き袋体15とからなる。浮き袋体15
はエアを充填する方式のほか、袋体内に発泡体を屈曲性
を保つように例えば短寸に分割して充填した構造であっ
てもよい。
【0021】水底5は図2のように、平坦に地ならしす
るとともにコンクリートで固化したりあるいは岩盤質の
場合には削るなどする。そして、整地した水底5上に鉄
筋コンクリート製の堤壁3および側壁4を立設したの
ち、防水シート14の下端を水底5にアンカー(図示せ
ず)を打ち込んで固定するとともに、防水シート14の
下端部との間をロープ(図示せず)などにより緊締す
る。一方、防水シート14の両側の固定は、堤壁3・3
に垂直方向の取付溝(図示せず)をあらかじめ形成する
とともに、取付溝(図示せず)内に係止具(図示せず)
を打ち込んでしておき、防水シート14にも対応する係
止具(図示せず)を取り付けておき、取付溝(図示せ
ず)内に防水シート14の両側部を挿入して係止具(図
示せず)同士を係止させることにより行うことができ
る。各防水シート14と水底5および堤壁3あるいは側
壁4との間は水密構造にして漏水しないようにしてい
る。
るとともにコンクリートで固化したりあるいは岩盤質の
場合には削るなどする。そして、整地した水底5上に鉄
筋コンクリート製の堤壁3および側壁4を立設したの
ち、防水シート14の下端を水底5にアンカー(図示せ
ず)を打ち込んで固定するとともに、防水シート14の
下端部との間をロープ(図示せず)などにより緊締す
る。一方、防水シート14の両側の固定は、堤壁3・3
に垂直方向の取付溝(図示せず)をあらかじめ形成する
とともに、取付溝(図示せず)内に係止具(図示せず)
を打ち込んでしておき、防水シート14にも対応する係
止具(図示せず)を取り付けておき、取付溝(図示せ
ず)内に防水シート14の両側部を挿入して係止具(図
示せず)同士を係止させることにより行うことができ
る。各防水シート14と水底5および堤壁3あるいは側
壁4との間は水密構造にして漏水しないようにしてい
る。
【0022】また、浮き袋体15の両側の固定について
も、堤壁3および側壁4にあらかじめ係止具(図示せ
ず)を取り付けておき、浮き袋体15の両側に係止具あ
るいはロープを取り付けておき、防水シート14と同じ
要領で堤壁3および側壁4の係止具に浮き袋体15の両
側を固定するものである。
も、堤壁3および側壁4にあらかじめ係止具(図示せ
ず)を取り付けておき、浮き袋体15の両側に係止具あ
るいはロープを取り付けておき、防水シート14と同じ
要領で堤壁3および側壁4の係止具に浮き袋体15の両
側を固定するものである。
【0023】上記のようにして構成された実施例に係る
階段式止水装置1についてその使用態様を説明する。河
川からポンプを使用して取水し、最下段の遮断壁6と上
流側遮断壁7の間および最下段の遮断壁26と遮断壁2
7間、遮断壁7と遮断壁8の間、遮断壁8と遮断壁9の
間、遮断壁27と遮断壁28の間および遮断壁28と遮
断壁29の間、遮断壁9と遮断壁10の間および遮断壁
29と遮断壁30の間、遮断壁10と遮断壁30の間に
それぞれ満水状態になるまで注水する。このようにし
て、図2に示すように流水口部2の位置に水の流出を阻
止するための遮断壁が形成され、河川の上流側に貯水さ
れて、図1のようなダム51になる。
階段式止水装置1についてその使用態様を説明する。河
川からポンプを使用して取水し、最下段の遮断壁6と上
流側遮断壁7の間および最下段の遮断壁26と遮断壁2
7間、遮断壁7と遮断壁8の間、遮断壁8と遮断壁9の
間、遮断壁27と遮断壁28の間および遮断壁28と遮
断壁29の間、遮断壁9と遮断壁10の間および遮断壁
29と遮断壁30の間、遮断壁10と遮断壁30の間に
それぞれ満水状態になるまで注水する。このようにし
て、図2に示すように流水口部2の位置に水の流出を阻
止するための遮断壁が形成され、河川の上流側に貯水さ
れて、図1のようなダム51になる。
【0024】図4は本発明の別の実施例に係る止水装置
を主に利水用の貯水池61に適用した場合を示す、止水
装置の正面図である。本例の止水装置1は上記した実施
例に係る止水装置1と基本的に共通するものである。相
違するところは、貯水池61が満水状態になって水が溢
れるときの洪水吐き41を、止水装置1の近傍に設けた
ことである。このため、梅雨時や豪雨時などに貯水池6
1が満水になっても、止水装置1から水が溢れ出すこと
がないので、止水装置1が崩壊するなどのおそれがな
い。この目的のため、洪水吐き41の堰42の高さを止
水装置1よりもやや低く設定している。その他の構成に
ついては、上記実施例と共通するので、共通する構成部
材には同一の符号を用いて説明を省略する。
を主に利水用の貯水池61に適用した場合を示す、止水
装置の正面図である。本例の止水装置1は上記した実施
例に係る止水装置1と基本的に共通するものである。相
違するところは、貯水池61が満水状態になって水が溢
れるときの洪水吐き41を、止水装置1の近傍に設けた
ことである。このため、梅雨時や豪雨時などに貯水池6
1が満水になっても、止水装置1から水が溢れ出すこと
がないので、止水装置1が崩壊するなどのおそれがな
い。この目的のため、洪水吐き41の堰42の高さを止
水装置1よりもやや低く設定している。その他の構成に
ついては、上記実施例と共通するので、共通する構成部
材には同一の符号を用いて説明を省略する。
【0025】図5は本発明の第3実施例に係る止水装置
を治水ダム(小規模の場合には調整池ともいう)71に
適用した場合を示す、止水装置の正面図である。本例の
止水装置1’は正面より見た場合に出水口72h、73
h、74h、75h、76hが開口している点が相違
し、その他は図4の貯水池61の止水装置1と共通して
いるように見えるが、具体的な構造は図6〜図8に示す
ように異なっている。すなわち、所定の距離をあけて堤
壁3'・3'を立設しているが、堤壁3は図6のように側
方より見て略直角三角形状で、各側壁3の治水ダム71
側の垂直端面には、最下段から最上段の遮断壁6〜10
・30のそれぞれの最上位の高さに対応する位置に導水
口72a、73a、74a、75a、76aが設けら
れ、各導水口と連通する出水口72h、73h、74
h、75h、76hが最前端位置に開口しており、各導
水口72a〜76aから水平に堤壁3内に水路72〜7
6が形成されている。各水路72〜76はその高さに対
応する遮断壁6〜10の最前端位置まで穿設されてお
り、図6・図7に示すように遮断壁と遮断壁との間の貯
水箇所に臨ませて出水口72b〜72f、73b〜73
e、74b〜74d、75b〜75c、76bが各水路
72〜76に直交する方向に穿設されている。なお、止
水装置1’の近傍に洪水吐き41を設けているところ
も、上記第2実施例と共通している。
を治水ダム(小規模の場合には調整池ともいう)71に
適用した場合を示す、止水装置の正面図である。本例の
止水装置1’は正面より見た場合に出水口72h、73
h、74h、75h、76hが開口している点が相違
し、その他は図4の貯水池61の止水装置1と共通して
いるように見えるが、具体的な構造は図6〜図8に示す
ように異なっている。すなわち、所定の距離をあけて堤
壁3'・3'を立設しているが、堤壁3は図6のように側
方より見て略直角三角形状で、各側壁3の治水ダム71
側の垂直端面には、最下段から最上段の遮断壁6〜10
・30のそれぞれの最上位の高さに対応する位置に導水
口72a、73a、74a、75a、76aが設けら
れ、各導水口と連通する出水口72h、73h、74
h、75h、76hが最前端位置に開口しており、各導
水口72a〜76aから水平に堤壁3内に水路72〜7
6が形成されている。各水路72〜76はその高さに対
応する遮断壁6〜10の最前端位置まで穿設されてお
り、図6・図7に示すように遮断壁と遮断壁との間の貯
水箇所に臨ませて出水口72b〜72f、73b〜73
e、74b〜74d、75b〜75c、76bが各水路
72〜76に直交する方向に穿設されている。なお、止
水装置1’の近傍に洪水吐き41を設けているところ
も、上記第2実施例と共通している。
【0026】ところで、遮断壁6〜10・30のうち最
下段の遮断壁6を鉄筋コンクリートの剛体で形成するこ
とと、その他の遮断壁7〜10・30を防水シート14
と長尺の浮き袋体15で形成するところは上記各実施例
と共通しているが、遮断壁7〜10・30については、
各防水シート14が浮き袋体15とともに水位の変化に
応じて堤壁3に沿って上下方向に移動するようにしてい
るところが相違している。このため、防水シート14の
両側部を上下方向に案内するガイド(図示せず)を設け
るなどして防水シート14がスムーズに移動できるよう
にしている。また浮き袋体15は堤壁3には固定せず、
水位の変化に応じて上下動できるようにしている。ただ
し、防水シート14と水底5の隙間から水が漏れ出ない
ように、防水シート14の下端部は水底5にアンカー等
によりしっかりと固定している。また、防水シート14
は各堤壁3’に対し上下動できるようにしてあるが、防
水シート14は堤壁3’との間は水が漏れ出さない水密
構造になっている。
下段の遮断壁6を鉄筋コンクリートの剛体で形成するこ
とと、その他の遮断壁7〜10・30を防水シート14
と長尺の浮き袋体15で形成するところは上記各実施例
と共通しているが、遮断壁7〜10・30については、
各防水シート14が浮き袋体15とともに水位の変化に
応じて堤壁3に沿って上下方向に移動するようにしてい
るところが相違している。このため、防水シート14の
両側部を上下方向に案内するガイド(図示せず)を設け
るなどして防水シート14がスムーズに移動できるよう
にしている。また浮き袋体15は堤壁3には固定せず、
水位の変化に応じて上下動できるようにしている。ただ
し、防水シート14と水底5の隙間から水が漏れ出ない
ように、防水シート14の下端部は水底5にアンカー等
によりしっかりと固定している。また、防水シート14
は各堤壁3’に対し上下動できるようにしてあるが、防
水シート14は堤壁3’との間は水が漏れ出さない水密
構造になっている。
【0027】上記のように構成される止水装置1’につ
いて作動態様を説明すると、図6〜図8において、 治水ダム(又は調整池)71に流れ込む河川水や雨
水などの水位が低いときには、最下位置の導水口72a
より水路72を通って出水口72hより流出するが、出
水口72hより流出できない水が各出水口72b〜72
fより、隣接する遮断壁6〜10・30間の貯水箇所に
流入する。この結果、全ての遮断壁6〜10・30が図
8(a)の第1段(最下段)の高さになる。
いて作動態様を説明すると、図6〜図8において、 治水ダム(又は調整池)71に流れ込む河川水や雨
水などの水位が低いときには、最下位置の導水口72a
より水路72を通って出水口72hより流出するが、出
水口72hより流出できない水が各出水口72b〜72
fより、隣接する遮断壁6〜10・30間の貯水箇所に
流入する。この結果、全ての遮断壁6〜10・30が図
8(a)の第1段(最下段)の高さになる。
【0028】 治水ダム(又は調整池)71に流れ込
む河川水や雨水などの流量が増えると、最下位置より2
番目の導水口73aより水路73を通って各出水口73
b〜73eより、隣接する遮断壁7〜10・30間の貯
水箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁7〜10・
30が図8(b)の第2段の高さになる。
む河川水や雨水などの流量が増えると、最下位置より2
番目の導水口73aより水路73を通って各出水口73
b〜73eより、隣接する遮断壁7〜10・30間の貯
水箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁7〜10・
30が図8(b)の第2段の高さになる。
【0029】 治水ダム(又は調整池)71に流れ込
む河川水や雨水などの流量がさらに増えると、最下位置
より3番目の導水口74aより水路74を通って各出水
口74b〜74dより、隣接する遮断壁8〜10・30
間の貯水箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁8〜
10・30が図8(c)の第3段の高さになる。
む河川水や雨水などの流量がさらに増えると、最下位置
より3番目の導水口74aより水路74を通って各出水
口74b〜74dより、隣接する遮断壁8〜10・30
間の貯水箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁8〜
10・30が図8(c)の第3段の高さになる。
【0030】 治水ダム(又は調整池)71に流れ込
む河川水や雨水などの流量がさらにまた増えると、最下
位置より4番目の導水口75aより水路75を通って各
出水口75b〜75dより、隣接する遮断壁9・10・
30間の貯水箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁
9・10・30が図8(d)の第4段の高さになる。
む河川水や雨水などの流量がさらにまた増えると、最下
位置より4番目の導水口75aより水路75を通って各
出水口75b〜75dより、隣接する遮断壁9・10・
30間の貯水箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁
9・10・30が図8(d)の第4段の高さになる。
【0031】 治水ダム(又は調整池)71に流れ込
む河川水や雨水などの流量がさらにまた増えると、最下
位置より4番目の導水口76aより水路76を通って各
出水口76bより、隣接する遮断壁10・30間の貯水
箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁10・30が
図8(e)の第5段(最上段)の高さになる。
む河川水や雨水などの流量がさらにまた増えると、最下
位置より4番目の導水口76aより水路76を通って各
出水口76bより、隣接する遮断壁10・30間の貯水
箇所に流入する。そして、浮動式の遮断壁10・30が
図8(e)の第5段(最上段)の高さになる。
【0032】上記したように、本例の治水ダム(又は調
整池)71に適用した止水装置1’にあっては、梅雨時
や台風時などの降雨量に応じ治水ダム(又は調整池)7
1の水量が増すのに伴って、複数段の遮断壁6〜10・
30が水位とともに上昇し、自動的に止水する。図8
(e)の状態で、さらに治水ダム(又は調整池)71の水
位が上昇した場合には、洪水吐き41からオーバーフロ
ーする水が流出する。一方、長期間降雨等がなく、治水
ダム(又は調整池)71の水量が減少すると水位の下降
に伴って最上段の遮断壁10・30から段階的に高さが
低くなっていく。このようにすることにより、河川の水
量が少ないときにも河川維持用水を確保することができ
る。
整池)71に適用した止水装置1’にあっては、梅雨時
や台風時などの降雨量に応じ治水ダム(又は調整池)7
1の水量が増すのに伴って、複数段の遮断壁6〜10・
30が水位とともに上昇し、自動的に止水する。図8
(e)の状態で、さらに治水ダム(又は調整池)71の水
位が上昇した場合には、洪水吐き41からオーバーフロ
ーする水が流出する。一方、長期間降雨等がなく、治水
ダム(又は調整池)71の水量が減少すると水位の下降
に伴って最上段の遮断壁10・30から段階的に高さが
低くなっていく。このようにすることにより、河川の水
量が少ないときにも河川維持用水を確保することができ
る。
【0033】上記に本発明の止水装置の実施例について
示したが、本発明は下記のように実施することができ
る。すなわち、図8に示すような治水ダム(又は調整
池)71の水位の昇降に伴って自動的に遮断壁6〜10
・30間に流入して貯水する構造に代えて、給排水管
(図示せず)および給排水ポンプ(図示せず)を各遮断
壁6〜10・30間に配備し、強制的に水位を制御する
ようにしてもよい。
示したが、本発明は下記のように実施することができ
る。すなわち、図8に示すような治水ダム(又は調整
池)71の水位の昇降に伴って自動的に遮断壁6〜10
・30間に流入して貯水する構造に代えて、給排水管
(図示せず)および給排水ポンプ(図示せず)を各遮断
壁6〜10・30間に配備し、強制的に水位を制御する
ようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明に係る止水装置には、つぎのようなすぐれた効
果がある。
この発明に係る止水装置には、つぎのようなすぐれた効
果がある。
【0035】(1)請求項1の発明では、複数の遮断壁の
ピッチを狭くすることによって隣接する遮断壁間の高さ
の段差を小さくし、一の遮断壁の上部に作用する貯水の
負荷重を低減することにより、遮断壁の構造を簡略化で
きるので、従来の遮断壁に関する既成概念を脱却して非
常に単純な構成にでき、遮断壁を構築するのに必要な資
材が軽微になって、構築費が大幅に削減でき、構築期間
も非常に短縮化することが可能になる。
ピッチを狭くすることによって隣接する遮断壁間の高さ
の段差を小さくし、一の遮断壁の上部に作用する貯水の
負荷重を低減することにより、遮断壁の構造を簡略化で
きるので、従来の遮断壁に関する既成概念を脱却して非
常に単純な構成にでき、遮断壁を構築するのに必要な資
材が軽微になって、構築費が大幅に削減でき、構築期間
も非常に短縮化することが可能になる。
【0036】(2)請求項2記載の発明では、各遮断壁が
可撓性の防水シートと、防水シート上端に取り付けられ
る長尺の浮き袋体とからなるから、折り畳むなどして小
容積にした状態で運搬できるから、運搬費が削減される
とともに、大型トラックが通行しにくい山奥や山中の河
川領域に容易に遮断壁の資材を運搬できる。
可撓性の防水シートと、防水シート上端に取り付けられ
る長尺の浮き袋体とからなるから、折り畳むなどして小
容積にした状態で運搬できるから、運搬費が削減される
とともに、大型トラックが通行しにくい山奥や山中の河
川領域に容易に遮断壁の資材を運搬できる。
【0037】また、現場での工事は一対の鉄筋コンクリ
ート製堤壁の構築後に、防水シートの下端部を河川等の
水底に固定するとともに、防水シートの両側部を堤壁に
固定し、浮き袋体の両側部を堤壁に固定すれば終了する
ので、堤壁の構築以外の工事については、比較的短期間
で終了する。工事の終了後は、各防水シート間に同時に
注水し、満水状態にしていけばよい。
ート製堤壁の構築後に、防水シートの下端部を河川等の
水底に固定するとともに、防水シートの両側部を堤壁に
固定し、浮き袋体の両側部を堤壁に固定すれば終了する
ので、堤壁の構築以外の工事については、比較的短期間
で終了する。工事の終了後は、各防水シート間に同時に
注水し、満水状態にしていけばよい。
【0038】(3)請求項3記載の発明では、最下段の遮
断壁については他の遮断壁と違ってその下流側に負荷重
を支持する貯水が存在しないから、鉄筋コンクリートの
剛体で形成することにより確実に貯水を支持することが
できる。
断壁については他の遮断壁と違ってその下流側に負荷重
を支持する貯水が存在しないから、鉄筋コンクリートの
剛体で形成することにより確実に貯水を支持することが
できる。
【0039】(4)請求項4記載の発明では、貯水池内の
水が干害等により減少したり渇水したりして池底が露呈
する状態になったときに、貯水池側に対称的に設けた複
数の遮断壁間の貯水がバランスを採るので、堤壁間の複
数の遮断壁が上流側(減水した貯水部側)に倒れるのが
防止される。
水が干害等により減少したり渇水したりして池底が露呈
する状態になったときに、貯水池側に対称的に設けた複
数の遮断壁間の貯水がバランスを採るので、堤壁間の複
数の遮断壁が上流側(減水した貯水部側)に倒れるのが
防止される。
【0040】(5)請求項5記載の発明では、例えば遮断
壁に支障が生じて補修したり交換したりする必要がある
場合に、遮断壁の修復後に水位制御装置によって満水状
態にしたりあるいは水位を下げたりすることができるの
で、特にメンテナンスが楽に行えるようになるだけでな
く、多少の漏水に対しても対応できるので、常に堤体を
安全なバランスに保つことができる。
壁に支障が生じて補修したり交換したりする必要がある
場合に、遮断壁の修復後に水位制御装置によって満水状
態にしたりあるいは水位を下げたりすることができるの
で、特にメンテナンスが楽に行えるようになるだけでな
く、多少の漏水に対しても対応できるので、常に堤体を
安全なバランスに保つことができる。
【図1】本発明の実施例に係る階段式止水装置を主に利
水用のダムに適用した例を示す全体斜視図である。
水用のダムに適用した例を示す全体斜視図である。
【図2】図1の実施例と同一構造でダム軸に対し直角方
向の距離を短くした階段式止水装置を示す、図3のA−
A線断面図である。
向の距離を短くした階段式止水装置を示す、図3のA−
A線断面図である。
【図3】図2の階段式止水装置を示す平面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る止水装置を主に利水
用のダム61に適用した場合を示す、止水装置の正面図
である。
用のダム61に適用した場合を示す、止水装置の正面図
である。
【図5】本発明の第3実施例に係る止水装置を治水ダム
(又は調整池)71に適用した場合を示す、止水装置の
正面図である。
(又は調整池)71に適用した場合を示す、止水装置の
正面図である。
【図6】図5の階段式止水装置を示す、図7のB−B線
断面図である。
断面図である。
【図7】図6の階段式止水装置を示す平面図である。
【図8】図8(a)〜図8(e)は治水ダム(又は調整池)
71の水位の上昇に伴って止水装置の遮断壁の高さが段
階的に上昇していく態様を順番に示す側方視断面図であ
る。
71の水位の上昇に伴って止水装置の遮断壁の高さが段
階的に上昇していく態様を順番に示す側方視断面図であ
る。
【符号の説明】 1・1’ 止水装置 2 流水口部 3 堤壁 4 側壁 5 水底 6・26 最下段(固定式)の遮断壁 7〜10・27〜30 浮動式の遮断壁 14 防水シート 15 長尺の浮き袋体 41 洪水吐き 51・61・71 貯水池(治水ダム・調整池)
Claims (5)
- 【請求項1】 ダムや調整池などの貯水池において流水
口部を階段式にせき止めるための止水装置であって、 前記流水口部に相対向する一対の鉄筋コンクリート製堤
壁を、下流側から上流側の貯水部にかけて上向きに傾斜
させ所定距離をあけて立設し、 前記堤壁間に下流側から上流側の貯水部にかけて段階的
に高さを高くした複数の遮断壁を隣接する遮断壁間に一
定の距離をあけて設け、各遮断壁間に隣接する下流側の
遮断壁が満水状態になるように貯水することにより前記
流水口部を止水することを特徴とする階段式止水装置。 - 【請求項2】 前記各遮断壁が、可撓性の防水シート
と、該防水シートの上端に一体に取り付けられた長尺の
浮き袋体とからなり、 前記防水シートの下端部を前記流水口部の水底に固定す
るとともに、前記防水シートの両側部および前記浮き袋
体の両側部を前記堤壁にそれぞれ固定した請求項1記載
の階段式止水装置。 - 【請求項3】 前記最下段の遮断壁を、鉄筋コンクリー
トの剛体で形成した請求項1又は2記載の階段式止水装
置。 - 【請求項4】 前記貯水池内において、前記流水口部か
ら対向する一対の鉄筋コンクリート製側壁を、前記鉄筋
コンクリート製堤壁と対称に下向きに傾斜させ所定距離
をあけて立設し、貯水池内の側壁間に段階的に高さを低
くした複数の遮断壁を隣接する遮断壁間に一定の距離を
あけて設けた請求項1〜3のいずれかに記載の階段式止
水装置。 - 【請求項5】 隣接する遮断壁と遮断壁との間に、貯え
られている各貯水に対して個別に水位の調整が可能な水
位制御装置を配備した請求項1〜4のいずれかに記載の
階段式止水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11494798A JPH11303048A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 階段式止水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11494798A JPH11303048A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 階段式止水装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11303048A true JPH11303048A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14650604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11494798A Pending JPH11303048A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 階段式止水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11303048A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100808923B1 (ko) | 2006-11-13 | 2008-03-03 | 주식회사 중원 | 경사지용 저수 시스템 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11494798A patent/JPH11303048A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100808923B1 (ko) | 2006-11-13 | 2008-03-03 | 주식회사 중원 | 경사지용 저수 시스템 |
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