[go: up one dir, main page]

JPH11302174A - 細胞接着阻害剤 - Google Patents

細胞接着阻害剤

Info

Publication number
JPH11302174A
JPH11302174A JP10113583A JP11358398A JPH11302174A JP H11302174 A JPH11302174 A JP H11302174A JP 10113583 A JP10113583 A JP 10113583A JP 11358398 A JP11358398 A JP 11358398A JP H11302174 A JPH11302174 A JP H11302174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell adhesion
hydrogen atom
agent
lower alkyl
pharmaceutical composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10113583A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Kamimura
裕美 上村
Ayako Takashima
綾子 高島
Katsuhide Iwasaki
勝秀 岩崎
Yohei Mukoyama
洋平 向山
Miyoko Kamigaichi
みよ子 上垣内
Kenji Toubetsuto
健司 当別当
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruho Co Ltd
Original Assignee
Maruho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maruho Co Ltd filed Critical Maruho Co Ltd
Priority to JP10113583A priority Critical patent/JPH11302174A/ja
Publication of JPH11302174A publication Critical patent/JPH11302174A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 コリノリン、ケリドニン、ベルベリン、
サリクトカビン、コリダリン誘導体等を細胞接着阻害剤
の有効成分として含有する医薬組成物。 【効果】 上記の化合物は、細胞接着阻害活性を有し、
細胞浸潤阻害剤、抗炎症剤(抗アレルギー剤、抗喘息
剤、抗リウマチ剤、虚血再灌流障害治療剤等)、免疫抑
制剤などとして有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、細胞接着阻害活
性を有し、細胞浸潤阻害剤、抗炎症剤(抗アレルギー
剤、抗喘息剤、抗リウマチ剤、虚血再潅流障害治療剤
等)、免疫抑制剤などとして有用な化合物を有効成分と
して含有する医薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】炎症が成立するには、血流中に存在する
白血球が血管外へ浸潤し、炎症局所へ遊走する過程が必
須である。実際に種々の炎症において、炎症部位への白
血球浸潤が認められる。白血球が血管外へ浸潤するため
には、血管内を流れている白血球が、IL−1やTNF
αなどのサイトカインにより活性化された血管内皮細胞
上をローリング(rolling)した後、血管内皮細
胞へ接着することが不可欠であることが明らかにされて
いる。この細胞接着には細胞表面上に発現したセレクチ
ンファミリー(ELAM−1など)、インテグリンファ
ミリー(LFA−1、Mac−1など)およびイムノグ
ロブリンスーパーファミリー(ICAM−1、VCAM
−1など)等の種々の接着分子が関与していることが報
告されている (玉谷卓也、モレキュラー・メディシン
(Molecular Medicine), 32, 90-96(1995)) 。
【0003】炎症部位としては例えば、関節リウマチ患
者の滑膜(ポスチーゴ(Postigo) AAら、オートイムニテ
ィ(Autoimmunity)、16,69-79 (1993))、アトピー性皮膚
炎患者における皮膚( 片山一朗、「炎症」、17, 121-12
6 (1997)) 、接触性皮膚炎患者における皮膚(サトウ
(Satoh) Tら、ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イム
ノロジイ(European Journal of Immunology)、27, 85-9
1(1997))、アレルギー性鼻炎患者の鼻粘膜 (朝倉光司、
「医学のあゆみ」、180, 19-23 (1997))、喘息患者の気
管支 (堀江史朗、大久保喜雄、「炎症と免疫」、5, 605
-611(1997)) 、虚血再潅流心筋組織 (黒田智志ら、「血
管」、18, 183-191 (1995)) などが知られている。
【0004】またこれらの接着分子は、T細胞と抗原提
示細胞の接着( 臨床医のための実験医学シリーズ、5、
「免疫のしくみと疾患」、98-108、羊土社(1992)) や癌
細胞と血管内皮細胞の接着( ゴルスキー (Gorski) A 、
イムノロジィ・トウデイ(Immunology Today)、15, 251-
255 (1994)) 等にも関与しており、免疫反応や癌転移に
も重要な役割を果たしている。したがって、このような
細胞接着を阻害する物質は、炎症やアレルギー、慢性関
節リウマチに代表される自己免疫疾患、癌などに対する
治療剤として、あるいは臓器移植時の拒絶反応の抑制剤
として有用であることが期待される。
【0005】種々の公知文献、例えば臨床医のための実
験医学シリーズ(18、「細胞接着分子と疾患」、羊土
社(1994))、「慢性関節リウマチ治療の新たなア
プローチ」(先端医学社(1994))およびザ・ イヤ
ーズ・ ドラッグ・ ニュース((The Year's Drug New
s)、506-508 (1995))では、各接着分子のモノクロー
ナル抗体が種々の炎症、慢性関節リウマチ、移植臓器拒
絶反応、癌などに有効であることが示されている。しか
しながら、モノクローナル抗体による治療には、投与法
が非経口に制限されること、十分な効果を得るためには
大量の抗体が必要であること、抗原性に基づく副作用の
発生、高価格などの問題点が残されている。
【0006】一方、これらの問題を解決するため、種々
の低分子細胞接着阻害剤が報告されている。これらは種
々の公知文献、例えばアニュアル・レポーツ・イン・メ
ディシナル・ケミストリー((Annual Reports in Medici
nal Chemistry), 29, 215-224 (1994)) 、ザ・イヤーズ
・ドラッグ・ニューズ(506-508(1995)、エキスパート・
オピニオン・オン・セラピューティック・パテンツ((Ex
pert Opinion on Therapeutic Patents), 6, 205-207
(1996) 、同 7, 695-715(1997))に記載されている。
【0007】他方、前記の一般式(I) で表わされる化合
物(以下、「化合物(I)」と略称する)のうち、例え
ばコリダリン(corydaline)がACAT(acyl−Co
A−cholesterol acyltransfe
rase)阻害作用を示し、コレステロール吸収抑制剤
および動脈硬化予防・治療剤として有用であり(特開平
8−59469)、ベンゾ[c]フェナンスリジウム誘
導体が抗腫瘍活性を示し、血小板凝集抑制剤として有用
であり(特開平5−148239および特開平5−20
8959)、ベルベリン(berberine) が免疫抑制作用
(特開平7−316051)を有し、テトラヒドロプロ
トベルベリン第4級アンモニウム化合物が不整脈や心室
細動を抑制し、心筋性虚血を保護すること(特開平7−
109276)も知られている。しかし、この発明の化
合物(I)が細胞接着を阻害する作用を有することは、
これらの文献では示唆されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、細
胞接着阻害作用に基づく細胞浸潤阻害剤、抗炎症剤(抗
アレルギー剤、抗喘息剤、抗リウマチ剤、抗虚血再潅流
障害剤等)あるいは免疫抑制剤として有用な医薬組成物
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の発明者らは、
細胞接着を阻害する物質を得るべく研究を行った結果、
化合物(I)が、ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)
とヒト末梢血より分離した多形核白血球(PMN)との
間の接着を抑制すること、またIL−1βおよびTNF
α刺激によるHUVECの接着分子発現も抑制すること
を見出し、強い細胞接着阻害作用を有していることを知
見した。さらに,オキサゾロンで感作されたマウスの耳
介部にオキサゾロンを塗布することにより惹起される耳
介浮腫反応において、化合物(I)を腹腔内投与するこ
とにより炎症反応が抑制されることも見出した。
【0010】この発明は、一般式(I) :
【0011】
【化2】
【0012】[式中、R1 およびR2 は、同一または異
なって低級アルコキシ基またはヒドロキシ基であり、R
3 が水素原子であるか、R1 とR2 が互いに結合して−
OCH 2 O−を形成し、R3 が水素原子であるか、また
はR1 が水素原子であり、R2とR3 が互いに結合して
−OCH2 O−を形成し、R4 は、水素原子または低級
アルキル基であり、R5 およびR6 は、同一または異な
って水素原子または低級アルキル基であるか、あるいは
互いに結合して、−CH=CH−、−CO−CH2 −ま
たは−CH(−R14)−CH2 −(ここで、R14はヒド
ロキシ基、低級アルカノイルオキシ基もしくはハロ低級
アルカノイルオキシ基であるか、またはR13と結合して
−O−を形成する)を形成し、R7 およびR8 は、同一
または異なって低級アルコキシ基であり、R9 が水素原
子であるか、あるいはR7 とR8 が互いに結合して−O
CH2 O−を形成し、R 9 が水素原子であるか、もしく
はR7 が水素原子であり、R8 とR9 が互いに結合して
−OCH2 O−を形成し、R11は水素原子または低級ア
ルキル基であり、R10は水素原子または−CH2 C(=
O)OCH3 であり、R12が低級アルキル基またはヒド
ロキシ基であるか、あるいはR10とR12が互いに結合し
て−CH2CH2 −を形成し、この際R12の結合してい
るXにはさらに低級アルキル基が結合していてもよい、
13は水素原子であるか、あるいはR14と結合して−O
−を形成し、Xは窒素原子または炭素原子であり、Xが
窒素原子であって4級アンモニウム塩である場合には対
イオンとしてYを有する(ここでYはハロゲンアニオン
である)]で表わされる化合物、または薬理学的に許容
されるその塩を細胞接着阻害剤の有効成分として含有す
る医薬組成物に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】前記の一般式(I)において、低
級アルコキシ基とは炭素数が1〜4の直鎖または分岐状
のアルコキシ基であり、例えば、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert- ブトキ
シ等が挙げられる。低級アルキル基とは炭素数が1〜4
の直鎖または分岐状のアルキル基であり、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert-
ブチル等が挙げられる。
【0014】低級アルカノイルオキシ基とは炭素数が1
〜4の直鎖または分岐状のアルカノイルオキシ基であ
り、例えば、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブ
チリルオキシ等が挙げられる。ハロ低級アルカノイルオ
キシ基とは1〜3個のハロゲン原子で置換された、炭素
数1〜4の直鎖または分岐状のアルカノイルオキシ基で
あり、例えば、フルオロアセチルオキシ、クロロアセチ
ルオキシ、ブロモアセチルオキシ、ヨードアセチルオキ
シ、ジクロロプロピオニルオキシ、クロロブチリルオキ
シ等が挙げられる。ハロゲンアニオンとは、フッ素アニ
オン、塩素アニオン、臭素アニオン、ヨウ素アニオンが
挙げられる。
【0015】この発明の有効成分である化合物(I)は
公知の化合物であり、公知の方法、例えばヘルベチカ・
キミカ・アクタ(Helvetica Chimica Acta),66,473 (198
3)、アルチーフ・デア・パルマチー(Arch.Pharm.),317,
223(1984) 、テトラヘドロン(Tetrahedron) 35,1099(19
79) 、テトラヘドロン、35,1977(1979) 、テトラヘドロ
ンレターズ(Tetrahedron Lett.),1979,495、アナーレン
・デア・パルマチー(Ann. pharm.),29,113(1839)、カナ
ディアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー(Can.J.Che
m.),47,3701 (1969)、ケミカル・ファーマシューティカ
ル・ブレティン(Chem.Pharm.Bull.),21,1020(1993)、同
21,1096(1973) 等に記載の方法により製造するか、また
はこれら公知の方法により得られた化合物を適宜処理を
することにより得られる。
【0016】化合物(I)の代表例を以下に示すが、本
発明はこれらの例に限定されるものではない。
【0017】(A)(±)−コリノリン,(B)(±)
−O−アセチルコリノリン、(C)(+)−O−ブロモ
アセチル−14−エピコリノリン、(D)(+)−O−
アセチルケリドニン、(E)(±)−アンヒドロコリノ
リン、(F)(±)−コリノロン、(G)(±)−コリ
ノロキシン、(H)(+)−ホモケリドニン、(I)
(−)−テトラヒドロベルベリン、(J)(±)−テト
ラヒドロベルベルビン、
【0018】(K)(±)−メソ−サリクトリカビン、
(L)(±)−N−メチル−サリクトリカビニウムクロ
ライド、(M)(±)−メソコリダリン、(N)(±)
−コリダリン、(O)(±)−N−メチル−コリダリニ
ウムクロライド、(P)(±)−N−エチル−コリダリ
ニウムクロライド、(Q)(+)−コリダリン酸メチル
エステル、(R)(+)−デNーケリドニン (S)(±)−デN−コリノリン
【0019】上記の化合物はそれぞれ次の構造式で表わ
される。
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】化合物(I)には種々の立体異性体、互変
異性体が存在するが、これらの異性体はいずれもこの発
明に含まれる。また、分子中に不斉中心を含む場合に
は、不斉中心の立体配置はR,Sのいずれでもよく、ま
たそれらの混合物であってもよい。そして、これらの異
性体は、例えば光学活性な化合物を出発原料として用い
るか、または得られた異性体混合物をカラムクロマトグ
ラフィーや再結晶により精製して得ることができる。
【0023】薬理学的に許容される塩としては、例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩またはリン酸塩等の無機
酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸
塩またはメタンスルホン酸塩等の有機酸塩等が挙げられ
る。これらの塩は、通常の塩形成反応により製造し、精
製することができる。
【0024】化合物(I)およびその薬理学的に許容さ
れる塩は、後記の試験例で示すように、細胞接着を有意
に阻害し、かつ毒性も少ないことから、ヒトや哺乳動物
に対する細胞接着阻害剤として有用である。具体的に
は、細胞接着に起因する各種疾患の予防または治療剤と
して有用であり、そのような疾患としては、例えばアレ
ルギー、喘息、リウマチ、虚血再潅流障害等の炎症、免
疫異常などが挙げられる。
【0025】この発明の医薬組成物は、その目的に応じ
て各種の剤型、例えば、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、細
粒剤、カプセル剤、液剤、懸濁剤、乳剤等の経口剤、注
射剤、点滴剤、坐剤、軟膏剤、硬膏剤、貼付剤、エアゾ
ール等の非経口剤として使用される。これら製剤は、こ
の分野で通常知られた慣用的な方法により製造すること
ができる。
【0026】さらに、この発明の医薬組成物には、この
発明の効果を損なわない限り、所望により着色剤、保存
剤、香料、風味料、甘味剤のような通常の添加剤、およ
び他の医薬品を配合することもできる。
【0027】錠剤の形態に成形するに際しては、担体と
して例えば乳糖、デンプン、結晶セルロース等の通常の
賦形剤を用いて常法に従って製造する。この場合、所望
により、デンプン液、カルボキシメチルセルロース等の
結合剤、乾燥デンプン、炭酸カルシウム等の崩壊剤、白
糖、ステアリン酸、カカオバター、水素添加油等の崩壊
抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリ
ウム等の吸収促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿
剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイ
ド状ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、
ほう酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等を使用
できる。
【0028】丸剤の形態に成形するに際しては、担体と
して例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化
植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム
末、トラガント末、ゼラチン等の結合剤、ラミナラン、
カンテン等の崩壊剤等を使用できる。
【0029】なお、錠剤、丸剤及び顆粒剤等は、必要に
応じて通常の剤皮を施した剤形、例えば糖衣錠、ゼラチ
ン被包剤、腸溶被包剤、フィルムコーティング剤等とす
ることができ、また錠剤は二重錠等の多層錠とすること
もできる。
【0030】カプセル剤は、常法に従って、本発明の化
合物またはその塩を上記で例示した各種の担体と混合し
て、硬化ゼラチンカプセル、軟質カプセル等に充填して
調製される。
【0031】経口用液体製剤を調製する場合は、本発明
の有効成分に、必要に応じて矯味剤、緩衝剤、安定化剤
等の担体を加えて、常法により内服液剤、シロップ剤、
エリキシル剤等を製造することができる。この場合、矯
味剤としては、白糖、橙皮、クエン酸、酒石酸等が使用
でき、緩衝剤としてはクエン酸ナトリウム等が、安定化
剤としてはトラガント、アラビアゴム、ゼラチン等が使
用できる。
【0032】注射剤または点滴剤を調製する場合は、本
発明の化合物またはその塩に、必要に応じてpH調製剤、
緩衝剤、安定化剤、局所麻酔剤、等張化剤等の担体また
は希釈剤を添加し、常法により静脈内、筋肉内、皮下、
皮内または腹腔内用の注射剤または点滴剤を製造するこ
とができる。
【0033】pH 調製剤および緩衝剤としては、クエン
酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、リン酸ナトリウム等
が、安定化剤としてはピロ亜硫酸ナトリウム、エチレン
ジアミン四酢酸、チオグリコール酸、チオ乳酸等が、局
所麻酔剤としては塩酸プロカイン、塩酸リドカイン等
が、また等張化剤としては食塩、ブドウ糖あるいはグリ
セリン等を使用することができる。また、希釈剤として
は、例えば水、エチルアルコール、マクロゴール、プロ
ピレングリコール等を挙げることができる。
【0034】なお、注射剤または点滴剤は殺菌され、か
つ血液と等張であるのが好ましい。
【0035】坐剤は、本発明の化合物またはその塩に基
剤、さらに必要に応じて界面活性剤等を加えた後、常法
に 従って調製することができる。基剤としては、例え
ばマクロゴール、ラノリン、カカオ油、脂肪酸トリグリ
セライド、ウィテップゾール(ダイナマイトノーベルズ
社製)等の油性基剤を用いることができる。
【0036】軟膏剤を調製する場合は、本発明の化合物
またはその塩に通常使用される基剤、安定化剤、湿潤
剤、保存剤等の担体が必要に応じて配合され、常法によ
り混合、製剤化される。基剤としては流動パラフィン、
白色ワセリン、サラシミツロウ、オクチルドデシルアル
コール、パラフィン等が挙げられる。保存剤としてはパ
ラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、
パラオキシ安息香酸プロピル等が挙げられる。
【0037】貼付剤は、通常の支持体に前記軟膏、ペー
スト、クリーム、ゲル等を常法により塗布することによ
り調製することができる。支持体としては綿、スフ、化
学繊維からなる織布または不織布、軟質塩化ビニル、ポ
リエチレン、ポリウレタン等のフィルムあるいは発泡体
シートを挙げることができる。
【0038】この発明の医薬組成物は、剤形、患者の年
齢、疾患の程度等に応じて、経口投与、静脈内投与、皮
下・皮内投与、筋肉内投与、関節内投与、直腸投与、経
粘膜投与等の非経口投与により使用され得るが、経口投
与、静脈内投与および関節内投与が好ましい。
【0039】本発明化合物を治療上用いる場合の投与量
は、疾病の種類、患者の症状・重篤度、体重、年齢、性
別、薬物に対する認容度、薬物の投与形態やその他の条
件等に応じて適宜増減されるが、通常成人に1日あたり
1〜2000mg、好ましくは10〜500mgとする
ことができる。
【0040】
【実施例】以下参考例、試験例および実施例によりこの
発明を説明するが、この発明はこれらの参考例、試験例
および実施例に限定されるものでない。
【0041】参考例1 (±)-コリノリン(corynoline)
(A)の製造
【化5】 乾燥重量3.7 kgのムラサキケマン(福井県産)のメタ
ノールエキスを3%酒石酸で抽出した。酒石酸層はエー
テル抽出により中性および酸性物質を除去後、アンモニ
ア水を加え、アルカリ性としてエーテル抽出を行った。
このエーテル層は無水炭酸カリウムで乾燥後、エーテル
留去により赤褐色油状の残査を14.1g得た。この残
査をクロロホルム−メタノール混合溶媒で再結晶し、m.
p.216-217 ℃の無色プリズム状の(±)−コリノリン
3.5gを得た。
【0042】参考例2 (+) −O−アセチルコリノリ
ン(B)の製造
【化6】
【0043】(+)−コリノリン70mgを無水酢酸
0.5mlに溶解し、ピリジン数滴を加えて室温で4時
間放置した。反応後、反応液中に少量の氷片を加えて無
水酢酸を分解後、アンモニア水を加えてアルカリ性とし
てエーテル抽出を行った。このエーテル層は無水炭酸カ
リウムで乾燥後、エーテルを留去し、残査をアセトン−
エーテル混合溶媒で再結晶すると、m.p.115-116 ℃の無
色柱状結晶として(+)−O−アセチルコリノリンが7
1mg得られた。
【0044】参考例3 (+)−O−ブロモアセチル−
14−エピコリノリン(bromoacetyl-14-epicorynoline)
(C)の製造
【化7】
【0045】テトラヘドロン、35、1099−110
7(1979)に記載の方法に従って、製造した。
【0046】参考例4 (+) −O−アセチルケリド
ニン(acetylchelidonine)(D)の製造
【化8】
【0047】アルチーフ・デア・パルマチー、317、
223−237(1984)に記載の方法に従って、製
造した。
【0048】参考例5 (+) −アンヒドロコリノリン
(anhydrocorynoline)(E)の製造例
【化9】
【0049】(+) −コリノリン100mgを少量のベ
ンゼンに溶解して、氷冷下塩化チオニル0.2mlを滴
下後30分間加熱還流した。反応後少量の氷片を加え、
反応液を減圧留去し、得られた残査を水に溶解し、アン
モニア水でアルカリ性とした後にエーテルで抽出した。
抽出液は無水硫酸ナトリウムで乾燥後、エーテルを留去
し、帯黄色の油状物質を得た。これをアルミナカラムク
ロマトグラフィー(ベンゼン)で精製後、エーテルで再
結晶するとm.p.146-147 ℃の無色プリズム状結晶として
(+) −アンヒドロコリノリンが60mg得られた。
【0050】参考例6 (+) −コリノロン(corynolone)
(F)の製造
【化10】 (+) −コリノリン100mgを無水ベンゼン15ml
に溶解後、カリウムt−ブトキシド300mgを加え、
フルオレノン(fluorenone)200mgを加えて室温で2
時間振とうした。反応後5%塩酸20mlを加えて酸性
とした後、エーテル抽出により中性物質を除去し、次い
でアンモニア水でアルカリ性とし、エーテルで抽出し
た。抽出液は無水硫酸ナトリウムで脱水後、溶媒を留去
すると橙色の油状物質が得られた。これをアルミナカラ
ムクロマトグラフィー(ベンゼン)により精製し、アセ
トン/エーテル混合溶媒で再結晶するとm.p.167-168 ℃
のプリズム状結晶として、45mgの (+) −コリノロ
ンを得た。
【0051】参考例7 (+) −コリノロキシン(coryn
oloxine)(G)の製造
【化11】
【0052】(+) −コリノリン100mgを5%酢酸
に溶解してHg2(OAc)2 210mgを加え水浴上で4時間
加熱した。反応後析出したHg(OAc)2をろ別して、ろ液を
アンモニア水でアルカリ性とした後エーテルで抽出し
た。エーテル層を無水炭酸カリウムで乾燥後溶媒を留去
すると帯黄色油状物質が得られた。これをアルミナカラ
ムクロマトグラフィー(ベンゼン)により精製し、メタ
ノールから再結晶するとm.p.147-148 ℃の無色プリズム
状結晶として (+)−コリノロキシンが55mg得られ
た。
【0053】参考例8 (+)−ホモケリドニン(homoc
helidonine) (H)の製造
【化12】 白屈菜(大和商会k.k., 乾燥重量30Kg)から、常法によ
りメタノールエキスを作り、3級非フェノール性アルカ
ロイド分画を得た。この分画をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(ベンゼン:エーテル=1:1)で分離
し、(+) −ケリドニン(chelidonine) の次に溶出す
る分画を単離した。その分画をアセトン/エーテル混合
溶媒から結晶化するとm.p.181-182 ℃のプリズム状結晶
として(+)−ホモケリドニンが80mg得られた。
【0054】参考例9 (±)−テトラヒドロベルベリ
ン(I)の製造
【化13】
【0055】ヘルベチカ・キミカ・アクタ、66,473(198
3)に記載の方法に従って、製造した。
【0056】参考例10 (±)−テトラヒドロベルベ
ルビン(tetrahydroberberrubine)(J)の製造
【化14】
【0057】ベルベリンクロライド5gと尿素10gを
乳鉢で混合し、この混合物を油浴中200℃で30分間
加熱した。次いでその反応液を分液ロート中に移しクロ
ロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、ク
ロロホルムを留去し、残査からベルベルビン(berberrub
ine)560mgを得た。次いで、これをメタノール50
0mlに溶解し、NaBH4 を300mg加えて還元を行っ
た。反応後、反応液を減圧留去し、得られた残査をクロ
ロホルムで抽出した。抽出液は無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、クロロホルムを留去し、得られた残査をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン/エーテル)
で精製し、メタノール/ エーテルから再結晶すると、
(±)−テトラヒドロベルベルビンが170mg得られ
た。
【0058】参考例11 (±) −メソ−サリクトリカ
ビン(meso-thalictricavine)(K)の製造
【化15】
【0059】分液ロートにベルベリンクロライド10
g、アセトン200mlおよび10%水酸化ナトリウム
水溶液(100ml)を入れ、30分間室温で振とうし
た後、析出した結晶をろ過して、ベルベリンアセトン付
加体を得た。加圧ビン中でベルベリンアセトン付加体2
gをアセトンに溶解し、ヨウ化メチル5mlを加え4.
5時間、50℃で反応させた。反応後、析出した結晶を
ろ別し、13−メチル−ベルベリンアイオダイドを得
た。次いで、ナス型フラスコに13−メチル−ベルベリ
ンアイオダイド2g、メタノール300ml、Zn末2
g及び濃塩酸6mlを入れ、水浴上6時間、60℃で加
熱した。反応後、Zn末をろ別し、水20mlを加えた
後メタノールを減圧下に留去した。得られた残査に水を
加え全量を約200mlとした後、25%アンモニア水
を加えアルカリ性とし、クロロホルム300mlで2回
抽出を行った。抽出液は無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、次いで、溶媒を留去して油状の(±)−サリクトリ
カビンと(±)−メソ−サリクトリカビンの反応混合物
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ベンゼン/エーテル/メタノール)により分離し、ク
ロロホルムから再結晶することによりm.p.111.
5−112℃の(±)−メソ−サリクトリカビンを得
た。
【0060】参考例12 (±) −N−メチル−サリクト
リカビニウムクロライド(methyl-thalictricavinium ch
loride) (L)の製造
【化16】
【0061】参考例11と同様の操作で単離した(±)
−サリクトリカビンのアセトン溶液にヨウ化メチルを加
え、封管中、80℃で6時間反応させた。反応後、析出
結晶をろ別し、メタノールから再結晶することにより
(±)−N−メチル−サリクトリカビニウムアイオダイ
ドの無色結晶を得た。次いで、1.5gのアンバーライ
トCG−400を水に懸濁させてカラムに充填し、10
0mlのメタノールに100mgのN−メチル−サリク
トリカビニウムアイオダイドを溶解した溶液を注入した
後、メタノールにより溶出した。溶出液を減圧下濃縮乾
固することにより、(±)−N−メチル−サリクトリカ
ビニウムクロライド75mgを無色粉末として得た。分
解点161.8−168.7℃
【0062】参考例13 (±) −メソコリダリン(meso
-corydaline) (M)の製造
【化17】
【0063】分液ロートにパルマチンクロライド10
g、アセトン200mlそして10%水酸化ナトリウム
水溶液(100ml)を入れ、30分間室温で振とうし
た後、析出した結晶をろ過して、パルマチンアセトン付
加体を得た。加圧ビン中でパルマチンアセトン付加体
(2g)をアセトンに溶解し、ヨウ化メチル5mlを加
え4.5時間、50℃で反応させた。反応後、析出した
結晶をろ別し、13−メチルパルマチンアイオダイド(1
3-methyl-palmatine iodide)を得た。ナス型フラスコに
13−メチルパルマチンアイオダイド2.0g、メタノ
ール300ml、Zn末2gおよび濃塩酸6mlを入
れ、水浴上6時間、60℃で加熱した。反応後、Zn末
をろ別し、水20mlを加えた後メタノールを減圧下留
去した。得られた残差に水を加え全量を約200mlと
した後、25%アンモニア水を加えアルカリ性とし、ク
ロロホルム300mlで2回抽出を行った。抽出液は無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで、溶媒を留去して
油状の(±)−コリダリンと(±)−メソコリダリンの
反応混合物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ベンゼン/エーテル/メタノール)により分
離し、クロロホルムから再結晶することによりm.p.
155.5−156.7℃の(±)−メソコリダリンを
180mg得た。
【0064】参考例14 (±) −コリダリン(N)の製
【化18】
【0065】13−メチルパルマチンアイオダイド2.
0gから参考例13と同様の操作によりm.p.13
3.0−134.1℃の(±)−コリダリンを240m
g得た。
【0066】参考例15 (±)−N−メチル−コリダ
リニウムクロライド(methyl-corydalinium chloride)
(O)の製造
【化19】
【0067】(±)−コリダリンのアセトン溶液にヨウ
化メチルを加え、封管中、80℃で6時間反応させた。
反応後、析出結晶をろ別し、メタノールから再結晶する
ことにより(±)−N−メチルコリダリニウムアイオダ
イドの無色結晶を得た。次いで、参考例12と同様の操
作により(±)−N−メチルコリダリニウムクロライド
を白色粉末として得た。分解点181.0−231.8
【0068】参考例16 (±)−N−エチルコリダニ
ウムクロライド(P)の製造
【化20】 ヨウ化エチルを用い、参考例15と同様にして(±)−
N−エチル−コリダリニウムクロライドを帯黄色粉末と
して得た。分解点162.1−170.3℃
【0069】参考例17 (+)−コリダリン酸メチルエ
ステル(corydalic acid methyl ester) (Q)の製造
【化21】
【0070】ケミカル・ファーマシューティカル・ブレ
ティン、21、1020(1973)に記載の方法に従
い、植物から単離した。
【0071】参考例18 (+)−デN−ケリドニン(d
eN-chelidonine)(R)の製造
【化22】
【0072】アルチーフ・デア・パルマチー、317、
223−237(1984)に記載の方法に従って、製
造した。
【0073】参考例19 (±) −デN−コリノリン(deN
-corynoline)(S) の製造
【化23】
【0074】テトラヘドロン、35、1977−197
9(1979)に記載の方法に従って、製造した。
【0075】試験例1 血管内皮細胞と多形核白血球の接着に対する阻害作用 ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)を48穴プレート
でコンフルエントになるまで培養後、IL−1βを添加
した。添加4時間後にHUVECを洗浄し、そこへBC
ECF(2’,7’−Bis(carboxyethy
l)−4又は5−carboxyfluorescei
n)標識したヒト末梢血由来多形核白血球(PMN)を
各穴に1cm2 当たり4×105 個添加した。試験化合
物はPMNと同時にHUVECへ添加した。37℃で3
0分間インキュベート後、接着していないPMNを洗浄
して除去し、HUVEC上に残ったPMNを0.2%S
DSを含む0.1M NaOHで溶解して、残存してい
る蛍光強度を測定した。阻害活性は{( 化合物無添加で
のIL−1β刺激HUVECへのPMN接着数) −( 化
合物無添加での無刺激HUVECへのPMN接着数) =
100%}として算出した。この値を表1に示す。
【0076】
【表1】
【0077】試験例2 血管内皮細胞の接着分子発現に対する阻害作用 IL−1βおよびTNFα刺激によるヒト臍帯静脈内皮
細胞(HUVEC)の各種接着分子(ICAM−1、V
CAM−1、ELAM−1)の発現に対する試験化合物
の作用をみた。すなわち、96穴プレートでコンフルエ
ントになるまで培養したHUVECを、IL−1βで3
7℃、4時間刺激してICAM−1およびELAM−1
の発現を、またTNFαで37℃4時間刺激してELA
M−1の発現を、さらに、TNFαで37℃6時間刺激
してICAM−1およびVCAM−1の発現をみた。試
験化合物は、IL−1βまたはTNFαで刺激する1時
間前にHUVECへ添加した。接着分子発現量は、一次
抗体に各接着分子に対するマウスモノクローナル抗体
を、また二次抗体にビオチン標識抗マウスIgG抗体を
用い、ストレプトアビジン結合アルカリホスファターゼ
によるCELL ELISA法により測定した。阻害活
性はCELL ELISAで得られた吸光度値より算出
した。この値を表2〜表6に示す。
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】
【表5】
【0082】
【表6】
【0083】試験例3 オキサゾロン誘発耳介浮腫に対する抑制作用 BALB/c雄性マウス (20〜25g、1群4匹)
を、エタノールに溶解した3%オキサゾロン(100μ
l)を腹部に塗布することにより感作した。感作6日後
に、アセトンに溶解した0.5%オキサゾロンを、右側
耳介の両面に10μlずつ塗布して浮腫反応を惹起し
た。左側耳介にはアセトンのみを塗布した。反応惹起2
4時間後、エーテル麻酔死させ、左右耳介を6mm径に
パンチで打ち抜き、その切片の重量を測定して浮腫率を
求めた。試験化合物は5%ポリエチレングリコール40
0および1%Tween80を含むリン酸緩衝生理食塩
水に懸濁させ、浮腫反応惹起の30分前および6時間後
の2回、100mg/kgを腹腔内投与した。この結果
を表7に示す。
【0084】
【表7】
【0085】試験例4 なお、上記試験例1および2における試験化合物につい
て、以下の方法により細胞毒性試験を行い、上記濃度に
おいて毒性が認められないことを確認した。すなわち、
96穴プレートでコンフルエントとなったHUVECに
試験化合物を添加し、37℃で24時間インキュベート
後、培養上清中の乳酸脱水素酵素(LDH)活性を測定
した。酵素活性はLDH−細胞毒性テストキット(和光
純薬工業、大阪市)を用い、吸光度値より算出した。細
胞毒性の陽性対照として0.2%Tween 20をH
UVECに加えた。この結果、試験化合物を添加して
も、培養上清中にLDH活性は認められなかった。な
お、上記濃度における試験化合物のLDH活性測定系へ
の影響は認められなかった。
【0086】実施例1 (±)−コリノリン20gをとり、乳糖90g、コーン
スターチ59.5g、結晶セルロース20g、カルボキ
シメチルセルロースカルシウム10gおよびステアリン
酸マグネシウム0.5gを加えて全量を200gの粉末
とし、これをよく混合した後、1錠200mgの錠剤を
製造した。
【0087】実施例2 (±)−コリノロキシン40gをとり、乳糖78g、コ
ーンスターチ51.5g、結晶セルロース20g、カル
ボキシメチルセルロースカルシウム10gおよびステア
リン酸マグネシウム0.5gを加えて全量を200gの
粉末とし、これをよく混合した後、1錠200mgの錠
剤を製造した。
【0088】
【発明の効果】この発明の化合物(I)は優れた細胞接
着阻害作用を有し、毒性も少ないので、細胞浸潤阻害
剤、抗アレルギー剤・抗喘息剤・抗リウマチ剤・虚血再
潅流障害治療剤等の抗炎症剤および免疫抑制剤として有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/36 ABC A61K 31/36 ABC 31/435 ABE 31/435 ABE // A61K 35/78 35/78 C C07D 317/70 C07D 317/70 455/03 455/03 491/056 491/056 491/153 491/153 (72)発明者 向山 洋平 大阪市北区大淀中1−8−23 マルホ株式 会社中央研究所内 (72)発明者 上垣内 みよ子 豊中市新千里北町3−8−6 (72)発明者 当別当 健司 大阪市北区大淀中1−8−23 マルホ株式 会社中央研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1 およびR2 は、同一または異なって低級ア
    ルコキシ基またはヒドロキシ基であり、R3 が水素原子
    であるか、R1 とR2 が互いに結合して−OCH 2 O−
    を形成し、R3 が水素原子であるか、またはR1 が水素
    原子であり、R2とR3 が互いに結合して−OCH2
    −を形成し、R4 は、水素原子または低級アルキル基で
    あり、R5 およびR6 は、同一または異なって水素原子
    または低級アルキル基であるか、あるいは互いに結合し
    て、−CH=CH−、−CO−CH2 −または−CH
    (−R14)−CH2 −(ここで、R14はヒドロキシ基、
    低級アルカノイルオキシ基もしくはハロ低級アルカノイ
    ルオキシ基であるか、またはR13と結合して−O−を形
    成する)を形成し、R7 およびR8 は、同一または異な
    って低級アルコキシ基であり、R9 が水素原子である
    か、あるいはR7 とR8 が互いに結合して−OCH2
    −を形成し、R 9 が水素原子であるか、もしくはR7
    水素原子であり、R8 とR9 が互いに結合して−OCH
    2 O−を形成し、R11は水素原子または低級アルキル基
    であり、R10は水素原子または−CH2 C(=O)OC
    3 であり、R12が低級アルキル基またはヒドロキシ基
    であるか、あるいはR10とR12が互いに結合して−CH
    2CH2 −を形成し、この際R12の結合しているXには
    さらに低級アルキル基が結合していてもよい、R13は水
    素原子であるか、あるいはR14と結合して−O−を形成
    し、Xは窒素原子または炭素原子であり、Xが窒素原子
    であって4級アンモニウム塩である場合には対イオンと
    してYを有する(ここでYはハロゲンアニオンであ
    る)]で表わされる化合物、または薬理学的に許容され
    るその塩を細胞接着阻害剤の有効成分として含有する医
    薬組成物。
  2. 【請求項2】 細胞接着阻害剤が細胞浸潤阻害剤である
    請求項1の医薬組成物。
  3. 【請求項3】 細胞接着阻害剤が抗炎症剤である請求項
    1の医薬組成物。
  4. 【請求項4】 細胞接着阻害剤が細胞接着阻害作用に基
    づく免疫抑制剤である請求項1の医薬組成物。
  5. 【請求項5】 細胞接着阻害剤が抗アレルギー剤、抗喘
    息剤、抗リウマチ剤または虚血再潅流障害治療剤である
    請求項1の医薬組成物。
  6. 【請求項6】 一般式(I)で表わされる化合物が、
    (±)−コリノリン、(±)−O−アセチルコリノリ
    ン、(+)−O−ブロモアセチル−14−エピコリノリ
    ン、(+)−O−アセチルケリドニン、(±)−アンヒ
    ドロコリノリン、(±)−コリノロン、(±)−コリノ
    ロキシン、(+)−ホモケリドニン、(−)−テトラヒ
    ドロベルベリン、(±)−テトラヒドロベルベルビン、
    (±)−メソ−サリクトリカビン、(±)−N−メチル
    −サリクトリカビニウムクロライド、(±)−メソコリ
    ダリン、(±)−コリダリン、(±)−N−メチル−コ
    リダリニウムクロライド、(±)−N−エチル−コリダ
    リニウムクロライド、(+)−コリダリン酸メチルエス
    テル、(+)−デNーケリドニンまたは(±)−デN−
    コリノリンである請求項1の医薬組成物。
JP10113583A 1998-04-23 1998-04-23 細胞接着阻害剤 Pending JPH11302174A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10113583A JPH11302174A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 細胞接着阻害剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10113583A JPH11302174A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 細胞接着阻害剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11302174A true JPH11302174A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14615911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10113583A Pending JPH11302174A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 細胞接着阻害剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11302174A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092085A1 (en) * 2001-05-11 2002-11-21 Jung, Young-Hoon Pharmaceutical compositions comprising chelidonine or derivatives thereof
CN103877260A (zh) * 2014-04-01 2014-06-25 青岛市中心医院 一种治疗充血性心力衰竭的中药药剂及制备方法
JP2014515379A (ja) * 2011-05-27 2014-06-30 上海 インスティテュート オブ マテリア メディカ、チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシーズ ヘキサヒドロジベンゾ[a,g]キノリジン系化合物、その製造方法、医薬品組成物およびその応用
CN104096089A (zh) * 2014-07-31 2014-10-15 哈尔滨圣泰生物制药有限公司 一种治疗缺血性中风的中药组合物及其胶囊剂和制法
CN104906400A (zh) * 2015-06-23 2015-09-16 林玉凤 一种用于治疗急性缺血性中风的中药

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002092085A1 (en) * 2001-05-11 2002-11-21 Jung, Young-Hoon Pharmaceutical compositions comprising chelidonine or derivatives thereof
JP2014515379A (ja) * 2011-05-27 2014-06-30 上海 インスティテュート オブ マテリア メディカ、チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシーズ ヘキサヒドロジベンゾ[a,g]キノリジン系化合物、その製造方法、医薬品組成物およびその応用
JP2017019768A (ja) * 2011-05-27 2017-01-26 上海 インスティテュート オブ マテリア メディカ、チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシーズShanghai Institute Of Materia Medica, Chinese Academy Of Sciences ヘキサヒドロジベンゾ[a,g]キノリジン系化合物、その製造方法、医薬品組成物およびその応用
CN103877260A (zh) * 2014-04-01 2014-06-25 青岛市中心医院 一种治疗充血性心力衰竭的中药药剂及制备方法
CN104096089A (zh) * 2014-07-31 2014-10-15 哈尔滨圣泰生物制药有限公司 一种治疗缺血性中风的中药组合物及其胶囊剂和制法
CN104906400A (zh) * 2015-06-23 2015-09-16 林玉凤 一种用于治疗急性缺血性中风的中药

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101991326B1 (ko) 오피오이드 수용체 리간드와 그 용도 및 제조방법
TWI306402B (en) N-[phenyl(piperidin-2-yl)methyl]benzamide derivatives, their preparation and their application in therapy
JPWO1999020620A1 (ja) イソキノリン誘導体及び医薬
JPH05320162A (ja) ペプチド性キヌクリジン
KR970005302B1 (ko) 이미다조피린딘 혈소판 활성 인자/히스타민(paf/h₁)길항제
EP0330469A2 (en) Tetrahydroisoquinoline derivatives
EP2021334B1 (en) Synthesis and uses of pyroglutamic acid derivatives
JPH11302174A (ja) 細胞接着阻害剤
WO2020163236A1 (en) Treating long qt syndrome
CN107753469B (zh) Ndga类似物在制备抗氧化药物中的应用
WO2020135569A1 (zh) 乙二胺类化合物及其用途
EP0376155A1 (en) N-Pyridinyl-9H-carbazol-9-amines, a process for their preparation and their use as medicaments
US5753667A (en) 1-oxo-2- (phenylsulphonylamino) pentylpiperidine derivatives, their preparation and their therapeutic application
US4857536A (en) Antihistaminic benzimidazole derivatives
JPH11310530A (ja) 一酸化窒素産生抑制剤
DE69409961T2 (de) Triarylethylenderivate zur therapeutischen verwendung
WO2022125614A1 (en) Phosphonates as inhibitors of enpp1 and cdnp
WO1995026187A1 (fr) Agent anxiolytique
JP2000516615A (ja) 薬学的に活性な化合物及びその使用方法
US5296488A (en) Method of using 2,3-dihydro-1-(pyridinylamino)-indoles as anticonvulsants and for the enhancement of memory
JPH1160484A (ja) Tnf産生阻害剤
JPH03218361A (ja) 9―アシルアミノテトラヒドロアクリジン誘導体
EP0738705A1 (en) Gamma-diketone compound having platelet aggregation inhibiting effect
DK149769B (da) Analogifremgangsmaade til fremstilling af trans-4-(n-(substitueret-benzyliden)aminomethyl)-cyklohexan-1-carboxylsyre og derivater heraf
WO2024051795A1 (zh) 用作泛素-特异性蛋白酶抑制剂的取代嘌呤酮衍生物