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JPH11299403A - 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置 - Google Patents

両軸受けリールのバックラッシュ防止装置

Info

Publication number
JPH11299403A
JPH11299403A JP11518698A JP11518698A JPH11299403A JP H11299403 A JPH11299403 A JP H11299403A JP 11518698 A JP11518698 A JP 11518698A JP 11518698 A JP11518698 A JP 11518698A JP H11299403 A JPH11299403 A JP H11299403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
disk
bearing reel
prevention device
double bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11518698A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuto Okada
厚人 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP11518698A priority Critical patent/JPH11299403A/ja
Publication of JPH11299403A publication Critical patent/JPH11299403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受けリールのバックラッシュ防止装置に
おける制動性能を高める。 【解決手段】 リール本体の側板2,3間にスプール4
を回転自在に掛け渡す。スプールと側板とに、導電材料
からなるディスク34と、少なくとも一つの磁性体33
とを近接させて対向配置する。付勢手段22の弾性力に
より磁性体をスプールの回転軸芯Lを中心とした向心方
向に付勢する。スプールの回転に伴う遠心力により磁性
体が弾性力に抗して遠心方向に移動可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両軸受けリールに
おける磁石を利用したバックラッシュ防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】両軸受けリールにおける磁石を利用した
バックラッシュ防止装置としては、特開平9−3226
78号公報が開示するようなものがある。このバックラ
ッシュ防止装置は、リール側板間に回転自在に支持した
スプールに一体回転可能に軸方向に突出するように固着
した環状の導電体を挟むように一対の磁性体を配置し、
該一対の磁性体を軸方向に移動或いは周方向に回動して
前記環状の導電体に作用する磁束密度を調整するように
なっている。一般に、スプールの回転に常時磁気制動力
が付加されるようにしたリールは、ビギナーにはバック
ラッシユを防止しうるとして重宝がられ、サミング等を
修得したベテランになると釣り糸の飛距離を伸ばすこと
ができないとして敬遠されるが、特開平9−32267
8号のバックラッシュ防止装置は、環状の導電体をスプ
ールに着脱可能に設けることによって磁気制動力が全く
作用しない状態を得られるようにしている。
【0003】また、近年、スプールの回転速度に応じて
環状の導電体を軸方向に移動可能に設けることによって
スプールの低速回転時は磁性体間の磁束から環状の導電
体を退避させて磁気制動力が全く作用しない状態でスプ
ールを回転でき、スプールの高速回転時は磁性体間の磁
束内に環状の導電体を侵入させて磁気制動力が付加され
た状態でスプールを回転できるようにし、様々な使用者
がバックラッシユを生じることなく釣り糸の飛距離を伸
ばすことのできるバックラッシュ防止装置が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平9−3
22678号のバックラッシュ防止装置は、磁気制動力
が全く作用しない状態を得るためには、リール本体から
スプールを取り出してスプールから導電体を外し、その
導電体を取り外したスプールを再びリールに組み込まな
ければならず、その作業が面倒なのみならず、取り外し
た導電体を紛失、損傷し易いという問題を有する。
【0005】また、後者のバックラッシュ防止装置は、
スプールの回転速度に応じて大きくなる回転遠心力によ
り環状の導電体を軸方向に移動させて磁性体間に進退さ
せるものであり、スプールの回転軸芯から放射方向に作
用する遠心力により環状の導電体を軸方向に移動させる
ものであるために運動変換ロスが多く、かつ、環状の導
電体を近接して設けた一対の磁性体間に軸方向に移動さ
せて進退させるものであるために組立加工精度が要求さ
れ、作動の確実性において問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、リール本体(1)の側板(2,
3)間に回転自在に支承されたスプール(4)の一端
と、該スプール(4)の一端を支承する上記側板(2)
とに、導電材料からなるディスク(34)と、少なくと
も一つの磁性体(33)とを近接させて対向配置した両
軸受けリールのバックラッシュ防止装置において、上記
磁性体(33)が、スプール(4)の回転軸芯(L)を
中心とした向心方向に作用する付勢手段(22)の弾性
力に抗してスプール(4)の回転に伴う遠心力により遠
心方向に移動可能に、上記スプール(4)の一端に設け
られ、該磁性体(33)と対向するように上記ディスク
(34)が上記側板(2)に取り付けられた両軸受けリ
ールのバックラッシュ防止装置を採用する。
【0007】また、請求項2の発明は、上記磁性体(3
3)を上記スプール(4)の回転軸芯(L)から所定の
距離に位置決め保持する位置決め手段(38)が設けら
れた請求項lに記載の両軸受けリールのバックラッシュ
防止装置を採用する。
【0008】請求項3の発明は、上記磁性体(33)を
上記スプール(4)の回転軸芯(L)から所望の距離に
設定する位置調整手段(44)が設けられた請求項1に
記載の両軸受けリールのバックラッシュ防止装置を採用
する。
【0009】請求項4の発明は、上記付勢手段(22)
の弾性力を調整する弾性力調整手段(23)が設けられ
た請求項1乃至請求項3の何れかに記載の両軸受けリー
ルのバックラッシュ防止装置を採用する。
【0010】請求項5の発明は、上記ディスク(33)
と上記側板(2)との間に設けた制動力調整手段(3
7)により上記ディスク(34)をスプール(4)の回
転軸芯(L)方向に位置調整可能にした請求項1乃至請
求項4の何れかに記載の両軸受けリールのバックラッシ
ュ防止装置を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0012】実施の形態1 図1に示されるように、この魚釣り用の両軸受けリール
はリール本体1を有し、その左右の枠板1a,1bに側
板2,3がそれぞれ取り付けられている。そして、右側
の枠板1bと左側の側板2との間に、釣糸が巻き付けら
れるスプール4が軸受5,6を介して回転自在に支承さ
れている。
【0013】スプール4は、リール本体1外に配置され
たハンドル7と次に述べるような駆動力伝達系を介し連
結されている。枠板1bと側板3との間には、ハンドル
軸7aとピニオン軸8とが平行に軸支されている。ハン
ドル軸7aの一端にはハンドル7が一体に結合されてお
り、ハンドル軸7aの中間にはマスター歯車9がドラッ
グ装置10等を介し取り付けられており、ハンドル7を
回せばドラッグ装置10の摩擦抵抗を受けつつマスター
歯車9がハンドル7と共に回転するようになっている。
【0014】ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの
延長線上に配置され、その左端は右側の枠板1bにピニ
オン12を介し軸受11aにより軸支され、右端は側板
3に軸受11bを介し支持されている。該ピニオン軸8
には、ピニオン12が回転自在かつ摺動自在に被せら
れ、該ピニオン12に上記マスター歯車9が噛み合って
いる。
【0015】ピニオン12の一端とスプール4の一端と
の間には、クラッチ歯である係合凹凸部13が設けられ
ている。係合凹凸部13は、後述するクラッチ機構の操
作によりクラッチカム15が回りそれに伴いシフター1
4がピニオン12をピニオン軸8上で摺動させることで
係合し、クラッチカム15が反対方向に回ると離反する
ようになっている。
【0016】この係合凹凸部13が係合する(クラッチ
機構がON)と、スプール4はフリー回転を阻止されス
プール4からの釣糸繰出しを停止する。そして、ハンド
ル7が釣糸の巻取方向に回されると、その動力がハンド
ル軸7a、マスター歯車9、ピニオン12へと順次伝達
され、スプール4が回転して釣糸を巻き取る。係合凹凸
部13が離反(クラッチ機構がOFF)すると、スプー
ル4はフリーになり、釣糸を繰出可能な状態となって、
仕掛けの重み等で釣糸を繰り出す。
【0017】左右の枠板1a,1b間には、スプール4
に釣糸を均一に巻き付けるための釣糸案内体19が設け
られている。釣糸案内体19は、左右の枠板1a,1b
間に掛け渡されたトラバースカム21と図示しないガイ
ドバーとに係合し、トラバースカム21がハンドル軸7
aに歯車列を介して繋がっている。ハンドル7が回され
てスプール4が回転すると、同時に釣糸案内体19がリ
ールの左右方向に往復移動し、これにより釣糸はスプー
ル4上に均一な厚さで巻き取られることになる。
【0018】クラッチ機構は、次に述べる公知の切替装
置によりON・OFFするようになっている。クラッチ
カム15とシフター14とが上記ピニオン12の回りを
囲むように配置され、シフター14がクラッチカム15
の図示しないカム片に対向するようにクラッチカム15
に重ね合わされている。クラッチカム15は、枠板1b
上に回転可能に支持され、シフター14はピニオン12
の環状溝に嵌まり込んでいる。クラッチカム15が枠板
1b上でいずれかの向きに回されると、シフター14が
ピニオン12をその軸方向にスライドさせて上記係合凹
凸部13を係脱せしめる。これにより、ハンドル7から
スプール4への動力の伝達が可能又は不能になる。シフ
ター14はリール本体1に設けられた図示しないピンに
よりピニオン軸8の軸芯上を左右方向に案内されるよう
になっている。
【0019】クラッチカム15は、リール外部に設けら
れたクラッチレバー16の操作により作動するようにな
っている。クラッチレバー16は、左右の枠板1a,1
b間に上下方向に回動可能に掛け渡され、レバー24等
からなるリンク機構を介しクラッチカム15に駆動連結
されている。クラッチレバー16及びクラッチカム15
は、図示しないバネにより常に一方向に付勢される結
果、クラッチカム15はクラッチONの方向に回って停
止し、クラッチレバー16は上方向に回って停止してい
る。
【0020】これにより、クラッチレバー16が指で押
し下げられない状態では、シフター14は図1中実線で
示される位置で停止し、ピニオン12とスプール4との
間の係合凹凸部13を係合させる。従って、ハンドル7
を回せば、スプール4は巻取方向に回転する。クラッチ
レバー16を指で押し下げると、クラッチカム15が回
動し、そのカム片15aがバネの付勢力に抗してシフタ
ー14を図1中右方向に押し退け、シフター14はピニ
オン12を伴って右方向に移動する。このため、ピニオ
ン12とスプール4との間の係合凹凸部13は互いに離
反し、スプール4はフリーになり、仕掛けの重み等で繰
出方向に回転する。
【0021】スプール4は、図1に示されるように、支
持筒17の外周に脚部18を介して鼓型の釣糸巻着胴4
aが取り付けられた構造になっている。筒軸17の右端
には軸片20が固着され、この軸片20が右側の枠板1
bに軸受5を介して支持されている。この軸片20の一
端に上記係合凹凸部13の一方の凹凸片が形成されてい
る。支持筒17の左端は左側の側板2上のスプール支承
部27に軸受6を介して支持されている。スプール支承
部27はスプール4の回転軸芯Lに合致するように配置
され、枠部材28を介し側板2と一体化されている。こ
れにより、スプール4は支持筒17の両側を軸受5,6
で支えられつつ回転可能である。
【0022】スプール4は次に述べるようにリール本体
1の両枠板1a,1b間から取り外し可能である。すな
わち、スプール4の右側の軸片20は軸受5の内輪内に
抜き取り可能に挿入されている。また、左側の枠板1a
には、スプール挿入孔29が、スプール4のフランジの
外径よりやや大きい径で形成されている。そして、スプ
ール4は、軸受6、スプール支承部27及び枠部材28
を介して側板2と一体化された状態でスプール挿入孔2
9を通して両枠板1a,1b間に対し出し入れされる。
【0023】枠部材28は固定ネジ30により側板2内
に固定されている。枠部材28はボス部28aと、ボス
部28aを取り巻くように配置されるリム部28bとを
有し、ボス部28aでスプール支承部27を保持し、リ
ム部28bでスプール挿入孔29を開閉可能に遮蔽して
いる。枠部材28は、図示しないネジ棒により枠板1a
に対し着脱される。ネジ棒は右側の側板3、左右の枠板
1a,1bを左右方向に貫通し、その右端の頭部が右側
の側板3に外表面から当たり、左端のネジ部が枠部材2
8に螺合している。
【0024】この両軸受けリールは、図2〜図5に示さ
れるように、スプール4の左端とこれに対向する側板2
との間にスプール制動手段であるバックラッシュ防止装
置を備えている。
【0025】このバックラッシュ防止装置は、スプール
4の一端と、スプール4の一端を支承する側板2とに、
導電材料からなるディスク34と、一つ又は複数個の磁
性体33とを近接させて対向配置した構成であり、磁性
体33が、スプール4の回転軸芯Lを中心とした向心方
向に作用する付勢手段の弾性力に抗してスプール4の回
転に伴う遠心力により遠心方向に移動可能に、スプール
4の一端に設けられ、磁性体33と対向するようにディ
スク34が側板2に取り付けられている。
【0026】より具体的には、スプール4の半径方向に
伸びる二本のガイド棒25がスプール4の支持筒17の
左端に対称的に固定され、各ガイド棒25に磁性体33
が磁性体ホルダー35を介してスライド可能に支持され
ている。ガイド棒25の先端にはストッパー25aが設
けられ、該ストッパー25aと磁性体ホルダー35との
間に付勢手段としての圧縮コイルバネ22が介装されて
いる。スプール4が回転すると、磁性体33は遠心力の
作用で磁性体ホルダー35と共に圧縮コイルバネ22の
付勢力に抗して遠心方向にガイド棒25上をスライドす
る。
【0027】ディスク34は側板2の方にその軸芯がス
プール4の回転軸芯Lに合致するように固定されてい
る。ディスク34の半径方向の幅は、望ましくは、図2
及び図4に示されるように、磁性体33がスライドし得
る距離と略同じ大きさとされる。
【0028】これにより、スプール4が回転し始め、そ
の回転数が最大になろうとすると遠心力も最大になって
磁性体33はガイド棒25上を最遠心位置に移動する。
また、ディスク34にはスプール4の回転数に比例した
渦電流が流れて大きな電磁力が作用する。このため、最
もバックラッシュが生じ易い時に最も大きい制動力がス
プール4に掛かることになる。その後、スプール4の回
転数が低減すると、磁性体33は遠心力の低下により圧
縮コイルバネ22に押されてガイド棒25上を向心方向
に移動する。その結果、スプール4の回転が弱まるに連
れて、制動力がゼロに近づく。
【0029】ディスク34は、その内径が磁性体33の
最小回転半径よりも大きくなるように形成しても良い。
この場合は、スプール4が低速時に磁性体33がディス
ク34に対向しなくなるので、制動力を0にし制動を解
除することができる。
【0030】また、図6及び図7に示されるように、こ
のバックラッシュ防止装置を通常のマグネットブレーキ
としての仕様に切り換えることができるよう磁性体33
の位置決め手段を設けることもできる。すなわち、スプ
ール4の支持筒17にスライド筒36が被せられ、該ス
ライド筒36に二本の棒状の拘束体38が設けられ、こ
れらはスライド筒36とスプールの脚部18との間に介
装されたスプリング42によりガイド棒25の方へ付勢
される。スプール4の支持筒17上には、ガイド棒25
と位相が90度ずれるように棒状の係留体43が設けら
れ、該係留体43に拘束体38が係脱可能に係合してい
る。係留体43はガイド棒25と共に、支持筒17上に
被せられ固着される固定筒上に一体に形成される。
【0031】バックラッシュ防止装置を通常のマグネッ
トブレーキとしての仕様に切り換える場合は、図2及び
図3の状態においてスライド筒36をスプリング42の
付勢力に抗して脚部18の方に押し戻し、拘束体38を
係留体43から引き離し、図6及び図7のようにスプー
ル4の支持筒17回りに90度ばかり回転させ、拘束体
38で磁性体ホルダー35をガイド棒25の最外位置に
持上げて固定する。これにより、磁性体33はスプール
4の回転軸芯Lから所定の距離に位置決め保持され、デ
ィスク34の定位置に対向することとなり、スプール4
にはスプール4の回転数に比例した制動力が掛かること
となる。
【0032】また、バックラッシュ防止装置は、スプー
ル4に対する制動力の大きさを加減するための制動力調
節手段を備えている。
【0033】この制動力調節手段は、図1に示されるよ
うに、ディスク34と側板2との間に設けられ、ディス
ク34をスプール4の回転軸芯Lの伸び方向に位置調整
することでスプール4に掛かる制動力の大きさを加減す
るようになっており、側板2に設けられた調整操作部材
37を有している。
【0034】調整操作部材37は、ダイヤル状のつまみ
であり、側板2上に回転可能に保持される。調整操作部
材37の軸の先端には小歯車39が固定されている。側
板2内に固定された枠部材28のボス部28aには、デ
ィスク34を保持したディスクホルダー40がスプール
4の回転軸芯Lに平行にスライド可能に取付けられ、こ
のディスクホルダー40に、上記小歯車39と噛み合う
大歯車41が形成されている。これにより、調整操作部
材37が回されると、ディスクホルダー40がディスク
34を伴ってボス部28aの回りを回転する。
【0035】ディスク34の外周には、係合突起47が
放射状に設けられ、側板2内の枠部材28には係合突起
47と共働するカム面48が設けられている。ディスク
34はディスクホルダー40に保持され、ディスクホル
ダー40は、枠部材28のボス28aに装着された圧縮
コイルスプリング49により、枠部材28の方へと常時
付勢され、そのため係合突起47はカム面48に弾力的
に押し付けられる。カム面48は各係合突起47に対応
して設けられ、各カム面48は枠部材28のリム部28
b上にボス部28aの軸芯を中心とした円弧に沿って伸
びている。
【0036】これにより、調整操作部材37を回動操作
すると、カム面48と係合突起47とが相対回転し、デ
ィスク34の位置がスプール4の回転軸芯Lに沿った方
向に調整され、ディスク34と磁性体33との間隔が加
減されてスプール4に掛けられる制動力の大きさが調節
されることになる。
【0037】なお、カム面48と係合突起47とは枠部
材28とディスク34との間で入れ替えることも可能で
ある。また、ディスク34と調整操作部材37の対向面
に、カム面48と係合突起47を設けることも可能であ
る。
【0038】この両軸受けリールにはスプール4に制動
力を加える手段として機械式ブレーキ装置も設けられて
いる。この機械式ブレーキ装置は、図1に示されるよう
に、ピニオン軸8をスプール4と一体の軸片20に押し
付けてスプール4に制動力を掛けようとするものであ
る。ピニオン軸8はスプール4の回転軸芯Lの延長線上
でスライド可能であり、側板3上に配置された調整ノブ
52を操作することにより軸片20への押付け力が調整
される。ピニオン軸8は側板3をその外方に貫通し、こ
の貫通した部分を側板3上のボス3aが取り囲み、この
ボス3aに袋ナット状の調整ノブ52が螺合し、調整ノ
ブ52の内面とピニオン軸8の軸端との間にブレーキ片
53が挿入されている。調整ノブ52をいずれかの向き
に回しブレーキ片53を介しピニオン軸8をその軸方向
に押す力を加減することでスプール4に掛ける制動力を
調節することができる。
【0039】次に、この両軸受けリールの動きについて
説明する。
【0040】図1のようにクラッチレバー16から指を
離した状態では、係合凹凸部13が噛み合ったクラッチ
ONの状態にあり、ハンドル7を回すと、それによる動
力がマスター歯車9、ピニオン12、係合凹凸部13等
を経てスプール4に伝達される。これにより、スプール
4は回転しつつ釣糸をその回りに巻き取る。
【0041】クラッチレバー16を指で押し下げ、係合
凹凸部13の係合を解くと、スプール4はフリーにな
り、投擲操作時に仕掛けの重み等で釣糸を繰り出す方向
に回転する。その場合、釣りの状況に応じて調整操作部
材37が操作され、ディスク34と磁性体33との間隔
が調整され、スプール4に掛けられるべき制動力の大き
さが調節される。釣糸の投擲又は放出によりスプール4
がフリー回転すると、磁性体33は図2及び図3の位置
から図4及び図5の位置へとガイド棒25上を遠心方向
にスライドする。図4及び図5のスプール4が最高速に
到達したところでディスク34に加わる電磁力が最大に
なり、その結果スプール4には大きな制動力が加えら
れ、バックラッシュが防止される。その後、スプール4
の回転数が低減するに連れて、磁性体33は圧縮コイル
バネ22に押されてガイド棒25上を向心方向に移動
し、制動力がゼロに近づく。このため、スプール4には
必要以上の制動力が掛からなくなり、スプール4から釣
糸が円滑に繰り出され、釣糸の飛距離が伸びることにな
る。
【0042】実施の形態2 この両軸受けリールのバックラッシュ防止装置は図8及
び図9に示されるような磁性体の位置決め手段を備え
る。
【0043】図8及び図9に示されるように、スプール
4の支持筒17にスライド筒36が被せられ、該スライ
ド筒36の回りに調整カム44が各磁性体33に対応し
て設けられている。磁性体ホルダー35がこの調整カム
44に圧縮コイルバネ22の付勢力により押し付けられ
ている。スライド筒36をスプール4の支持筒17の回
りで回すと、磁性体33はガイド棒25に沿って上下動
し、これにより磁性体33の下限位置がスプール4の回
転軸芯Lから所望の距離に設定される。
【0044】また、ガイド棒25の基端のフランジ部3
6aにはその円周方向に沿って小孔45の列が形成さ
れ、このフランジ部36aに対向するスライド筒36の
箇所にはいずれかの小孔45に嵌まり込む突起46が設
けられている。スライド筒36がスプール4の支持筒1
7の回りで回され磁性体33の下限位置が選択されたと
ころで突起46が小孔45に嵌め込まれると、当該磁性
体33の下限位置が固定されることになる。
【0045】このように、磁性体33の下限位置を所望
位置にセットすることができるようにしたことで、スプ
ール4の低速回転時の制動力を所望の大きさに加減する
ことが可能になる。
【0046】実施の形態3 図10に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置におけるディスク34は半径方向上を
スプール4の回転軸芯Lから遠ざかるに連れて次第に厚
くなっている。このため、スプール4の回転数が増大し
磁性体33がガイド棒25上を遠心方向に移動するほど
ディスク34に生じる渦電流が増加し、スプール4に掛
かる制動力が大きくなる。
【0047】実施の形態4 図11に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置におけるディスク34は円錐形に形成
され、スプール4の回転軸芯Lから遠心方向に遠ざかる
に連れて次第にガイド棒25に接近するように配置され
ている。このため、スプール4の回転数が増大し磁性体
33がガイド棒25上を遠心方向に移動するほどディス
ク34に生じる渦電流が増加し、スプール4に掛かる制
動力が大きくなる。
【0048】実施の形態5 図12に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置におけるディスク34は円盤形に形成
され、ガイド棒25の方がスプール4の回転軸芯Lから
遠心方向に遠ざかるに連れて次第に磁性体33に接近す
るように傾斜している。このため、スプール4の回転数
が増大し磁性体33がガイド棒25上を遠心方向に移動
するほどディスク34に生じる渦電流が増加し、スプー
ル4に掛かる制動力が大きくなる。
【0049】実施の形態6 図13に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置におけるディスク34は円錐形に形成
され、スプール4の回転軸芯Lから遠心方向に遠ざかる
に連れて次第にガイド棒25から離れるように配置され
ている。このため、スプール4の回転数が増大し磁性体
33がガイド棒25上を遠心方向に移動するに連れてデ
ィスク34に生じる渦電流が増加するが、その増加の割
合は低い。従って、バックラッシュ防止のためにスプー
ル4に加えるべき制動力が過大になるのを防止すること
ができる。
【0050】実施の形態7 図14及び図15に示されるように、この両軸受けリー
ルのバックラッシュ防止装置における磁性体ホルダー3
5は、スプール4の回転軸芯Lに平行に伸びるピン50
を介してスプール4の支持筒17上に支持されている。
磁性体ホルダーは35レバー状であり、ピン50を中心
にして一端にストッパー35aと磁性体33とが取付け
られ、他端にはスプリング51が装着されている。スプ
リング51は磁性体ホルダー35とスプール4の支持筒
17との間に介在して磁性体ホルダー35をピン50の
回りに一方向に付勢し、磁性体ホルダー35はそのスト
ッパー35aが支持筒17上に当接した状態で静止す
る。この静止状態で磁性体33はディスク34の正面上
内周側に対向する。
【0051】スプール4がフリー回転することで遠心力
の作用により磁性体ホルダー35が図15中ピン50の
回りを矢印方向に回転し、磁性体33がディスク34の
正面上を内周側から外周側へと移動する。このため、ス
プール4の回転数が増大するほどディスク34に生じる
渦電流が増加し、スプール4に掛かる制動力が大きくな
る。
【0052】実施の形態8 図16に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置におけるディスク34は円錐形に形成
され、その内側の円錐面がスプール4側になるように配
置されている。
【0053】また、磁性体ホルダー35は、スプール4
の回転軸芯Lに直交する線に平行に伸びるピン50を介
してスプール4の支持筒17上に支持されている。磁性
体ホルダー35はレバー状であり、ピン50を中心にし
て一端に磁性体33が取付けられ、他端にはスプリング
51が装着されている。スプリング51は磁性体ホルダ
ー35とスプール4の支持筒17との間に介在して磁性
体ホルダー35をピン50の回りに一方向に付勢し、磁
性体ホルダー35上の磁性体33はディスク34の円錐
面上の内周側に対向する。
【0054】スプール4がフリー回転すると、遠心力の
作用により磁性体ホルダー35が図16中ピン50の回
りを矢印方向に回転し、磁性体33がディスク34の円
錐面上を内周側から外周側へとかすめるように移動す
る。このため、スプール4の回転数が増大するほどディ
スク34に生じる渦電流が増加し、スプール4に掛かる
制動力が大きくなる。
【0055】実施の形態9 図17に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置におけるガイド棒25上の圧縮コイル
バネ22は、そのコイルの巻ピッチが途中で変化してお
り、複数種のバネ定数を有している。そのため、スプー
ル4が低速域で小さいほうのバネ定数を作用させ、高速
域に移ると大きいほうのバネ定数を作用させ、制動力の
利き具合を調整することができる。
【0056】なお、バネ定数は線材の径、コイルの巻径
等を変えることによっても変化させることができる。
【0057】実施の形態10 図18に示されるように、この両軸受けリールのバック
ラッシュ防止装置には、付勢手段である圧縮コイルバネ
22の弾性力を調整する弾性力調整手段が設けられてい
る。この弾性力調整手段は具体的にはガイド棒25の先
端の雄ネジ25bに螺合するナットとしての調整ネジ2
3で構成される。調整ネジ23がガイド棒25上で螺進
退すると、圧縮コイルバネ22の弾性力が増減し、磁性
体33の遠心力に対する移動量も変化する。例えば、圧
縮コイルバネ22が伸びるように調整ネジ23を操作す
ると、磁性体33は早めに最大径まで移動するので比較
的低い回転数でスプール4に制動力が働くが、圧縮コイ
ルバネ22が縮むように調整ネジ23を操作すると、磁
性体33は最大径まで移動するのが遅れるので比較的高
い回転数でスプール4に制動力が働くことになる。ま
た、この調整ネジ23を螺進退させることで磁性体33
の移動範囲を規制することもできる。ガイド棒25は角
棒等のほか丸棒で形成することもできるが、その場合は
磁性体ホルダー35が棒の回りで回転しないように角軸
部が形成される。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、磁性体が、スプールの
回転軸芯を中心とした向心方向に作用する付勢手段の弾
性力に抗してスプールの回転に伴う遠心力により遠心方
向に移動可能に、スプールの一端に設けられ、磁性体と
対向するようにディスクが側板に取り付けられたことか
ら、磁性体の移動する方向を遠心力の作用する方向に合
致させて磁性体の動きを円滑にすることができ、バック
ラッシュをより的確に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るバックラッシュ防
止装置を備えた両軸受けリールの水平断面図である。
【図2】スプール停止時におけるバックラッシュ防止装
置の拡大断面図である。
【図3】図2中要部の正面図である。
【図4】スプールの高速回転時におけるバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図5】図4中要部の正面図である。
【図6】磁性体を固定した状態におけるバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図7】図6中要部の正面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るバックラッシュ防
止装置の拡大断面図である。
【図9】図8中要部の正面図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図12】本発明の実施の形態5に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図13】本発明の実施の形態6に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図14】本発明の実施の形態7に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図15】図14中要部の正面図である。
【図16】本発明の実施の形態8に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図17】本発明の実施の形態9に係るバックラッシュ
防止装置の拡大断面図である。
【図18】本発明の実施の形態10に係るバックラッシ
ュ防止装置の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…リール本体 2,3…側板 4…スプール 22…圧縮コイルバネ 23…調整ネジ 33…磁性体 34…ディスク 38…拘束体 44…調整カム L…スプールの回転軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の側板間に回転自在に支承さ
    れたスプールの一端と、該スプールの一端を支承する上
    記側板とに、導電材料からなるディスクと、少なくとも
    一つの磁性体とを近接させて対向配置した両軸受けリー
    ルのバックラッシュ防止装置において、上記磁性体が、
    スプールの回転軸芯を中心とした向心方向に作用する付
    勢手段の弾性力に抗してスプールの回転に伴う遠心力に
    より遠心方向に移動可能に、上記スプールの一端に設け
    られ、該磁性体と対向するように上記ディスクが上記側
    板に取り付けられたことを特徴とする両軸受けリールの
    バックラッシュ防止装置。
  2. 【請求項2】 上記磁性体を上記スプールの回転軸芯か
    ら所定の距離に位置決め保持する位置決め手段が設けら
    れたことを特徴とする請求項lに記載の両軸受けリール
    のバックラッシュ防止装置。
  3. 【請求項3】 上記磁性体を上記スプールの回転軸芯か
    ら所望の距離に設定する位置調整手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1に記載の両軸受けリールのバック
    ラッシュ防止装置。
  4. 【請求項4】 上記付勢手段の弾性力を調整する弾性力
    調整手段が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請
    求項3の何れかに記載の両軸受けリールのバックラッシ
    ュ防止装置。
  5. 【請求項5】 上記ディスクと上記側板との間に設けた
    制動力調整手段により上記ディスクをスプールの回転軸
    芯方向に位置調整可能にしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4の何れかに記載の両軸受けリールのバック
    ラッシュ防止装置。
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