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JPH1129603A - 変性ジエン系ゴム - Google Patents

変性ジエン系ゴム

Info

Publication number
JPH1129603A
JPH1129603A JP18621997A JP18621997A JPH1129603A JP H1129603 A JPH1129603 A JP H1129603A JP 18621997 A JP18621997 A JP 18621997A JP 18621997 A JP18621997 A JP 18621997A JP H1129603 A JPH1129603 A JP H1129603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
diene rubber
modified
group
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18621997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Inoue
篤司 井上
Tetsuji Nakajima
哲司 中島
Kiyoshige Muraoka
清繁 村岡
Noriko Yagi
則子 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP18621997A priority Critical patent/JPH1129603A/ja
Publication of JPH1129603A publication Critical patent/JPH1129603A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高シス1,4−構造のジエン系ゴムをクロロス
ルフェニル基又はクロロスルフォニル基を含有し且つ窒
素元素を含有する官能基から構成される化合物で変性し
て変性ジエン系ゴム中に硫黄及び窒素元素を導入するこ
とにより自動車タイヤゴムとして好適なゴムを提供す
る。 【解決手段】高シス1,4−構造を有し、ムーニー粘度
が20〜80,重量平均分子量が200,000〜1,
000,000であるジエン系ゴムをクロロスルフェニ
ル基又はクロロスルフォニル基を含有し且つ窒素元素を
含有する官能基から構成される化合物で変性して変性ジ
エン系ゴム中に硫黄及び窒素元素を導入し,そのムーニ
ー粘度が1以上増加した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,高シス−1,4構
造を含有するジエン系ゴムを窒素元素を含有する官能基
とクロロスルフェニル基又はクロロスルフォニル基を有
する化合物により変性して得られる変性ジエン系ゴムに
関するものであり,自動車タイヤに使用することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車タイヤゴムとしてはポリブ
タジエンゴム(BR),天然ゴム(NR)及びスチレン
−ブタジエンゴム(SBR)などが使用される。近年自
動車の低燃費化の要求と雪上及び氷上における走行安全
性の要求が高まり,自動車タイヤトレッドゴムとして転
がり抵抗が小さく雪上及び氷上における路面グリップの
大きな材料の開発が望まれている。BRのように反発弾
性の大きな(転がり抵抗の小さな)ゴムはウエットスキ
ッド抵抗が低く,SBRはウエットスキッド抵抗は大き
いが,転がり抵抗も大きいと言う,お互いに二律背反の
関係の課題があった。
【0003】従来から,このような課題を解決する方法
としてリチウム系触媒により,低シス共役ジエン系ゴム
を変性剤により化学変性する方法が数多く提案されてい
る。例えば低シスBRをベンゾフェノン化合物で変性す
る方法が特開昭58−162604号公報,特開昭59
−117514号公報に提案されて自動車タイヤの転が
り抵抗が小さくウエットスキッド抵抗が大きく且つ反発
弾性も改善されている。芳香族チオケトンで変性する方
法が米国特許第3,755,269号に記載されてい
る。
【0004】また,特公平6−53766号公報及び特
公平6−57769号公報,特公平6−78450号公
報には,活性なアルカリ金属末端を有するジエン系ゴム
をニトロアミノ化合物,ニトロ化合物,ニトロアルキル
化合物と反応させることにより反発弾性に優れ低温硬度
が低いゴムが得られる旨記載されている。しかしなが
ら,低シスBRは耐摩耗性が不十分であり,変性によっ
てもこの問題点は解決されず,SBRでも反発弾性が低
く変性後もこの欠点の解決には至らなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来コバルト,ニッケ
ル,チタン,又はネオジム系触媒により製造される高シ
ス−1,4構造含有率のゴムに関する変性方法はあまり
知られていなかった。本発明は上記課題を鑑みて高シス
−1,4−構造含有率のゴムを分子中にクロロスルフェ
ニル基又はクロロスルフォニル基を含有し,且つ窒素元
素を含有する官能基から構成される化合物により,変性
ジエン系ゴムを製造して,その変性ジエン系ゴム中に硫
黄元素と窒素元素を導入することにより耐摩耗性,転が
り抵抗,ウエットスキッド性が良好な自動車タイヤトレ
ッドゴムとして,好適なゴムを提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は変性ジエン系ゴ
ムにおいて,(a)ジエン系ゴムの繰り返し単位の80
%以上がシス−1,4構造でムーニー粘度(ML1+4,1
00℃)が20〜80,GPCによる重量平均分子量
(Mw )が200,000〜1,000,000である
ジエン系ゴムを,(b)窒素元素を含有する官能基とク
ロロスルフェニル基又はクロロスルフォニル基を有する
化合物により変性して,(c)変性ジエン系ゴムが硫黄
元素と窒素元素を含有し,そのムーニー粘度が変性前と
比較して1以上増加したことを特徴とする変性ジエン系
ゴムに関するものである。そして,ジエン系ゴムはコバ
ルト,ニッケル,チタン,又はネオジム系触媒系により
製造される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の構成成分について具
体的に説明する。ジエン系ゴムについて説明する。ジエ
ン系ゴムはコバルト,ニッケル,チタン,又はネオジム
系触媒系により共役ジエンを重合又は共重合して得られ
るゴムであり,繰り返し構造の80%以上がシス−1,
4−構造である。好ましくは90%以上がシス−1,4
−構造であり,更に好ましくは95%以上の共役ジエン
の重合体又は共重合体ゴムである。繰り返し構造が80
%未満のシス−1,4−構造であるジエン系ゴムは反発
弾性が低いので本発明の目的を達成できないので好まし
くない。ジエン系ゴムの具体例としてはポリブタジエン
(BR),ポリイソプレン(IR),スチレン−ブタジ
エンゴム(SBR),イソプレン−ブタジエンゴム,ニ
トリル−ブタジエンゴム(NBR)などが挙げられる。
好ましくはBRである。一般的に商業生産された物を用
いてもよいし,又適宜合成したものを用いてもよい。
【0008】変性剤について説明する。変性剤としては
分子中にクロロスルフェニル基(−SCl)又はクロロ
スルフォニル基(−SO2 Cl)を有する化合物であ
り, 同時に窒素元素を有する官能基を有する化合物であ
る。窒素元素を有する官能基としてはカルバモイル基,
ニトロ基, ニトロソ基, アミノ基, メチルアミノ基, キ
ノリノ基, ジメチルアミノ基, アニリノ基, アセトアミ
ド基, イミノ基, フェニルイミノ基, オキシアミノ基,
オキシイミノ基, ニトロアミノ基, ヒドラジノ基, ジア
ゾ基, アゾ基, アゾキシ基, ヒゾラゾ基, フェニルアゾ
基, 及びアミジノ基などが挙げられる。変性剤の具体的
化合物としては2,4−ジニトロベンゼンスルフェニル
クロライド, 4−ニトロベンゼンスルフェニルクロライ
ドなどのクロロスルフェニル系化合物及び4−ニトロベ
ンゼンスルフォニルクロライド,2−アセタミドベンゼ
ンスルフォニルクロライド,1−アミノナフチル−5−
スルフォニルクロライド,キノリンスルフォニルクロラ
イド,ジメチルスルファモイルクロライド,ジメチルス
ルフォニルクロライド,2,4−ジニトロベンゼンスル
フォニルクロライドなどのクロロスルフォニル系化合物
が挙げられる。これらの変性剤を1種単独又は複数組み
合わせて使用してもよい。
【0009】ジエン系ゴムの変性方法について説明す
る。ジエン系ゴムの変性方法としては上記の変性剤とジ
エン系ゴムを有機溶媒中で接触・変性反応させることに
よって行ってもよいし,ジエン系ゴムの重合溶液に直接
変性剤を添加して行うことができる。その他の方法とし
ては押出混練機などにより直接混練変性することも可能
である。変性反応速度が遅い場合には反応速度を大きく
するためにハロゲン化アルミニウムやハロゲン化アルキ
ルを触媒として使用することができる。ハロゲン化アル
ミニウムとしては塩化アルミニウム,臭化アルミニウ
ム,ヨウ化アルミニウムなどが挙げられる。 ハロゲン
化アルキルとしては臭化エチル,ヨウ化エチル,塩化ブ
チル,臭化ブチル,ヨウ化ブチルなどが挙げられる。
【0010】変性反応に使用する有機溶媒としてはジエ
ン系ゴムと反応しないものなら,自由に使用できる。通
常は重合溶媒と同じもので,ベンゼン,クロルベンゼ
ン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素やn−ヘ
プタン,n−ヘキサン,n−ペンタン,n−オクタンな
どの脂肪族炭化水素,シクロヘキサン,メチルシクロヘ
キサン,テトラリン,デカリンなどの脂環族炭化水素な
どが好適に使用される。また塩化メチレンやテトラヒド
ロフランなども使用することができる。
【0011】溶液中の変性温度は0〜100℃の範囲が
好ましく,特に室温〜70℃の範囲がより好ましい。温
度が低すぎると変性反応の進行が遅く,温度が高すぎる
と重合体がゲル化するので好ましくない。溶液中の変性
時間は特に制限はないが通常は0.5〜6時間の範囲が
好ましい。変性時間が短かすぎると反応が充分進行せ
ず,時間が長すぎると重合体がゲル化する恐れがあるの
で好ましくない。
【0012】溶媒中にジエン系ゴムが溶解する濃度は変
性反応を円滑に進める為に好ましい状態が存在する。ジ
エン系ゴムの量は溶媒1リットル当たり5〜500g,
好ましくは20〜200g,更に好ましくは30〜10
0gである。
【0013】変性剤の使用量について説明する。変性剤
の使用量はジエン系ゴム100gに対して0.01〜1
50ミリモル,好ましくは1〜100ミリモル,更に好
ましくは3〜50ミリモルである。使用量が少ないと変
性ジエン系ゴム中に導入される窒素元素や硫黄元素の量
が少なくなり,変性効果が少ない。使用量が多いと変性
ジエン系ゴム中に未反応変性剤が残存するため,その除
去に手間がかかることになるので好ましくない。変性反
応は変性剤の種類によって触媒も使用できる。この時の
触媒の使用量はジエン系ゴム100gに対して0.01
〜100ミリモル,好ましくは0.05〜50ミリモ
ル,更に好ましくは0.08〜20ミリモルである。
【0014】本発明により得られる変性ジエン系ゴム
は、単独でまたは他の合成ゴム若しくは天然ゴムとブレ
ンドして配合し,必要ならばプロセス油で油展し,次い
でカーボンブラックなどの充填剤、加硫剤、加硫促進剤
その他通常の配合剤を加えて加硫し,タイヤ,ホース,
ベルトその他の各種工業用品等の機械的特性及び耐摩耗
性が要求されるゴム用途に使用される。また,プラスチ
ックスの改質剤として使用することもできる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて,具体的に
説明するが,これらは本発明の目的を限定するものでは
ない。実施例及び比較例において得られたゴム状ポリマ
ーのムーニー粘度(ML1+4,100℃),シス−1,4
−構造量,分子量及び分子量分布,窒素含有量及び硫黄
含有量は以下のようにして測定した。ムーニー粘度(ML1+4,100℃) :JIS K630
0に従い島津製作所製のムーニー粘度計(SMV−20
0)を使用して100℃で1分予熱して4分間測定して
ゴムのムーニー粘度(ML1+4,100℃)として表示し
た。シス−1,4−構造量 :赤外吸収スペクトル分析法によ
り0.4wt%の二硫化炭素溶液を用いてポリマーのミ
クロ構造を測定してシス−1,4−構造量を算出した。分子量及び分子量分布 :ポリスチレンを標準物質として
テトラヒドロフランを溶媒として温度40℃でゲル透過
クロマトグラフィー(東ソー社製,GPC)の分子量分
布曲線から求めた検量線を用いて計算して重量平均分子
量(Mw )及び数平均分子量(Mn )を求めて重量平均
分子量(Mw )と分子量分布の広がりの大きさとしてM
w /Mn を示した。窒素含有量 :JIS K0102に従いケルダール法に
より定量した。硫黄含有量 :試料として約10mgのポリマーを精秤し
て燃焼管燃焼法で温度300〜1,000℃で燃焼させ
て生成した硫黄酸化物を炭酸ソーダ/H2O2の吸収液で補
足した後,イオンクロマトグラフィー(日本ダイオネク
ス社製,AQ型)を用いて予め既知硫黄含有量の標準液
により検量線を作成して定量した。反発弾性 :ダンロップトリプソメーターを使用して23
℃で測定して%で示した。硬度 :JIS K6301に従い−20℃で測定した。tanδ :レオメトリックス社製の粘弾性測定器(RS
A2型)を用いて温度70℃,周波数10Hzで測定し
た値を示した。ウエットスキッド抵抗 :スタンレー社製のポータブルス
キッド抵抗計を用いてASTM E303に従って測定
した。濡れた路面でのグリップ特性(駆動性能,制動性
能及び操縦性能)の指標で数値が大きい程良好であるこ
とを示す。
【0016】〔実施例1〕2リットルの攪拌機及び温度
調節器付きガラス製セパラブルフラスコにコバルト触媒
系で製造したポリブタジエンゴム(宇部興産社製,UB
EPOL−340L,ML1+4,100℃=34,シス−
1,4−構造=98%,GPCによる重量平均分子量=
510,000,分子量分布Mw /Mn =2.4)13
0gとトルエン1.2リットルを加えて攪拌下に60℃
に昇温してポリブタジエンを完全に溶解させた。次に予
めテトラヒドロフランに溶解させた変性剤2,4−ジニ
トロベンゼンスルフェニルクロライド39ミリモルを添
加して60℃,2時間変性反応した。反応終了後室温に
冷却して,この反応液を3リットルフラスコに移してメ
タノール1.2リットルを加えて変性ポリブタジエンを
沈殿させた。この沈殿変性ポリブタジエンを300メッ
シュの金網で分離して酸化防止剤としてテトラキス−
〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン(日本
チバガイギー社製,Irganox1010)を仕込み
ポリブタジエンゴムに対して1,000ppmを練り混
んで100℃で1時間真空乾燥させて変性ポリブタジエ
ンゴムを得た。変性ポリブタジエンゴムの精製 ;この変性ポリブタジエ
ンゴムの10gをトルエン300ミリリットルに加えて
室温で攪拌して完全に溶解させて,次いでこの溶液にメ
タノール300ミリリットルを加えて変性ゴムを沈殿さ
せて固形分を250メッシュ金網でろ過・分離した。再
度この操作を繰り返して変性剤を除去して,精製された
変性ポリブタジエンゴムを100℃で1時間真空乾燥し
て分析用サンプルとして評価した。実施例及び比較例で
得られた変性ポリマーも同様な精製を行った。ML1+4,
100℃=53,窒素含有量=3,760ppm,硫黄
含有量=5,600ppm,Mw =993,000,分
子量分布Mw /Mn =4.04であった。 〔実施例2〕
【0017】変性剤の添加量を26ミリモルに変量した
以外は実施例1と同様にして変性ポリブタジエンゴムを
得た。この変性ポリブタジエンゴムはML1+4,100℃
=51,窒素含有量=2,730ppm,硫黄含有量=
3,000ppm,Mw =1,014,600,分子量
分布Mw /Mn =4.24であった。
【0018】〔実施例3〕変性剤の添加量を13ミリモ
ルに変量した以外は実施例1と同様にして変性ポリブタ
ジエンゴムを得た。この変性ポリブタジエンゴムはML
1+4,100℃=47,窒素含有量=1,730ppm,
硫黄含有量=1,700ppm,Mw =936,70
0,分子量分布Mw /Mn =3.54であった。
【0019】〔実施例4〕変性剤を2,4−ジニトロベ
ンゼンスルフェニルクロライドの代わりにジメチルスル
ファモイルクロライド52ミリモルを用いた以外は実施
例1と同様にして変性ポリブタジエンゴムを得た。この
変性ポリブタジエンゴムはML1+4,100℃=35,窒
素含有量=55ppm,硫黄含有量=50ppm,Mw
=675,200,分子量分布Mw /Mn =2.69で
あった。
【0020】〔実施例5〕変性剤のジメチルスルファモ
イルクロライド52ミリモルを用い,変性反応の触媒と
して塩化アルミニウム26ミリモルを用いた以外は実施
例4と同様にして変性ポリブタジエンゴムを得た。この
変性ポリブタジエンゴムはML1+4,100℃=45,窒
素含有量=45ppm,硫黄含有量=40ppm,Mw
=625,700,分子量分布Mw /Mn =2.36で
あった。
【0021】〔実施例6〕内部を窒素置換した温度調節
器と攪拌機付き3リットルのオートクレーブにシクロヘ
キサン1,040ミリリットルと1,3−ブタジエン5
20ミリリットルを仕込み攪拌しながら50℃に昇温し
てヘプタン溶液にしたジイソブチルアルミニウムハイド
ライドを3.9ミリモル,ヘプタン溶液にしたネオジム
バーサテートを0.5ミリモル,ヘプタン溶液にしたジ
エチルアルミニウムモノクロライド1.3ミリモルを連
続的に順次添加して50℃で1時間重合を行った。重合
終了後5ミリリットルのメタノールと2,4−ジニトロ
ベンゼンスルフェニルクロライド26ミリモルを含むテ
トラヒドロフラン溶液5.2ミリリットルをオートクレ
ーブ内に導入して50℃で1時間変性反応を行った。次
にIrganox1010を0.5g含むエタノール/
アセトンの混合溶液1300ミリリットルを加え変性ポ
リブタジエンゴムを沈殿させて回収した。60℃で8時
間真空乾燥させて変性ポリブタジエンゴムを得た。この
変性ポリブタジエンゴムはML1+4,100℃=55,窒
素含有量=2,960ppm,硫黄含有量=3,080
ppm,Mw =1,000,000,分子量分布Mw /
Mn =6.03であった。
【0022】〔実施例7〕実施例6と同様にしてトルエ
ン1040ミリリットルと1,3−ブタジエン520ミ
リリットルを仕込み攪拌しながら25℃に保持した。次
に予め,熟成フラスコ中に室温でナフテン酸ニッケル
0.047ミリモルと三フッ化硼素エチルエーテラート
0.52ミリモル及びトリエチルアルミニウム0.44
ミリモルを混合して10分間熟成反応を行った。この熟
成溶液の全量を導入して60℃に昇温して2時間重合し
た。重合終了後,13ミリリットルのメタノールと2,
4−ジニトロベンゼンスルフェニルクロライド26ミリ
モルを含むテトラヒドロフラン溶液5,2ミリリットル
を導入して60℃で1時間変性反応を行った。次いでI
rganox1010を0.5g含むエタノール/アセ
トンの混合溶液1300ミリリットルを加え変性ポリブ
タジエンゴムを沈殿させて回収した。60℃で8時間真
空乾燥させて変性ポリブタジエンゴムを得た。この変性
ポリブタジエンゴムはML1+4,100℃=42,窒素含
有量=2,450ppm,硫黄含有量=2,580pp
m,Mw =614,000,分子量分布Mw /Mn =
3.90であった。
【0023】〔比較例1〕変性剤をジメチルカルバモイ
ルクロライド26ミリモル使用した以外は実施例1と同
様にして変性反応を行った。得られたゴム状ポリマーは
ML1+4,100℃=34,窒素含有量=10ppm,硫
黄含有量=検出されず,Mw =528,000,分子量
分布Mw /Mn =2.40であった。
【0024】〔比較例2〕変性剤を2,4−ジアミノベ
ンゾフェノン19.5ミリモル使用した以外は実施例1
と同様にして変性反応を行った。得られたゴム状ポリマ
ーはML1+4,100℃=34,窒素含有量=15pp
m,硫黄含有量=検出されず,Mw =618,000,
分子量分布Mw /Mn =2.40であった。
【0025】〔比較例3〕実施例1で使用したポリブタ
ジエンゴムを表1のように配合してゴム組成物を調整し
た。同様にして実施例1〜7及び比較例1〜2について
も表1のように配合してゴム組成物を調整した。得られ
た配合物を150℃で12分間プレス加硫して,加硫物
の物性として反発弾性,硬度,動的粘弾性率の損失正接
としてtanδ及びウエットスキッド抵抗(比較例1を
100とした基準)を測定して表2に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【発明の効果】本発明の変性ジエン系ゴムは窒素元素を
含有し且つ官能基としてクロロスルフェニル(又はクロ
ロスルフォニル)化合物で変性されているので,変性ジ
エン系ゴム分子中に窒素元素と硫黄元素を同時に有する
ことになり,反発弾性が向上しウエットスキッド抵抗も
向上するので自動車タイヤ材料として有望である。
フロントページの続き (72)発明者 八木 則子 兵庫県神戸市中央区筒井町2−1−1 住 友ゴム工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変性ジエン系ゴムにおいて,(a)ジエン
    系ゴムの繰り返し単位の80%以上がシス−1,4構造
    でムーニー粘度(ML1+4,100℃)が20〜80,G
    PCによる重量平均分子量(Mw )が200,000〜
    1,000,000であるジエン系ゴムを,(b)窒素
    元素を有する官能基とクロロスルフェニル基又はクロロ
    スルフォニル基を有する化合物により変性して,(c)
    変性されて硫黄元素と窒素元素を有する変性ジエン系ゴ
    ムがそのムーニー粘度が変性前と比較して1以上増加し
    たことを特徴とする変性ジエン系ゴム。
  2. 【請求項2】請求項1記載のジエン系ゴムがコバルト,
    ニッケル,チタン,又はネオジム系触媒により製造され
    る。
JP18621997A 1997-07-11 1997-07-11 変性ジエン系ゴム Pending JPH1129603A (ja)

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