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JPH1128188A - 光学特性測定装置 - Google Patents

光学特性測定装置

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Publication number
JPH1128188A
JPH1128188A JP10146562A JP14656298A JPH1128188A JP H1128188 A JPH1128188 A JP H1128188A JP 10146562 A JP10146562 A JP 10146562A JP 14656298 A JP14656298 A JP 14656298A JP H1128188 A JPH1128188 A JP H1128188A
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JP
Japan
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light beam
light
eye
light receiving
conversion member
Prior art date
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Application number
JP10146562A
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English (en)
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JP3823266B2 (ja
Inventor
Toshibumi Mihashi
俊文 三橋
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Topcon Corp filed Critical Topcon Corp
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Publication of JPH1128188A publication Critical patent/JPH1128188A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 被検対象物の光学特性を精密に測定する装置
に係わり、被検対象物の光学特性を測定すると共に、被
検対象物の観察が可能な光学特性測定装置を提供する。 【解決手段】 照明光学系200が被検眼網膜上で微小
な領域を照明し、受光光学系300が、被検眼網膜から
の反射光束を受光し受光部に導き、変換部材400が、
反射光束を少なくとも5個の領域に区分して、領域にお
いて光束を収束させる収束作用と光束を透過させる透過
作用とを有し、受光部が、変換部材で変換された光束を
受光し、前眼部表示部が、受光部で得られた変換部材か
らの透過作用を受けた光束に基づき、被検眼前眼部の像
を形成し、光学特性演算部600が、受光部で得られた
変換部材からの収束作用を受けた光束の傾き角に基づ
き、被検眼の光学特性を求めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検対象物の光学
特性を精密に測定する装置に係わり、被検対象物の光学
特性を測定すると共に、被検対象物の観察が可能な光学
特性測定装置に関するものである。特に、被検対象物が
眼である場合には、不正乱視成分の光学特性を測定でき
ると共に被検眼前眼部の観察を行うことのできる光学特
性測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の被検眼の光学特性を測定する装置
は、レフラクトメーターとして知られているが、その被
検眼の光学特性を球面成分、正乱視成分及びその軸角度
のみを求め表示するに過ぎなかった。
【0003】被検眼の中にはこれ以外の不正乱視成分を
有している場合が有り、不正乱視成分の量によっては、
眼鏡ではなくコンタクトレンズの矯正や医師の診断を必
要とする場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
被検眼の光学特性を測定する装置では、眼鏡の矯正しか
行うことができず、十分なものとは言えなかった。
【0005】そこで、被検対象物の光学特性を球面成
分、正乱視成分及びその軸角度だけでなくこれ以外の不
正乱視成分まで精密に測定可能な構成で、かつ、被検対
象物の観察を1つの受光素子で行える光学特性測定装置
の出現が強く望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、照明用の光源と、該光源からの光束
で被検眼網膜上で微小な領域を照明するための照明光学
系と、被検眼網膜から反射して戻ってくる光束を受光し
受光部に導くための受光光学系と、この反射光束を少な
くとも5個の領域に区分して、該領域において光束を収
束させる収束作用と光束を透過させる透過作用とを有す
る変換部材と、該変換部材で変換された光束を受光する
ための受光部と、この受光部で得られた前記変換部材か
らの透過作用を受けた光束に基づき、前記被検眼前眼部
の像を形成するための前眼部表示部と、前記受光部で得
られた前記変換部材からの収束作用を受けた光束の傾き
角に基づき、被検眼の光学特性を求めるための光学特性
演算部とから構成されている。
【0007】また本発明の変換部材は、前記反射光束を
少なくとも5個の領域に区分して、0次光と1次光とに
回折させる様に構成することもできる。
【0008】そして本発明の区分される領域が、5個に
代えて17個とすることもできる。
【0009】更に本発明の変換部材は、光軸と直交する
面内に配置された複数の2重焦点のマイクロフレネルレ
ンズで構成することもできる。
【0010】また本発明の光学特性演算部が、前記複数
のマイクロフレネルレンズによる受光部の受光面上での
前記反射光束の収束位置から反射光束の傾き角を求め、
この傾き角に基づいて、被検眼の光学特性を求める構成
にすることもできる。
【0011】そして本発明の受光光学系は、被検眼虹彩
と前記受光面とが略共役な関係を形成する様に構成する
こともできる。
【0012】更に本発明の照明光学系は、被検眼の瞳と
略共役付近に、被検眼の瞳中心付近を通して照明する第
1照明状態と、被検眼の瞳周辺付近を通して照明する第
2照明状態を形成する光束遮蔽部材を配置した構成にす
ることもできる。
【0013】また本発明は、照明用の光源と、該光源か
らの光束を被検査対象物に向かわせるための照明光学系
と、被検査対象物による反射又は屈折された光束を受光
し受光部に導くための受光光学系と、この反射光束を少
なくとも5個の領域に区分して、該領域において光束を
収束させる収束作用と光束を透過させる透過作用とを有
する変換部材と、該変換部材で変換された光束を受光す
るための受光部と、この受光部で得られた前記変換部材
からの透過光束に基づき、前記被検査対象物の像を形成
するための被検査対象物表示部と、前記受光部で得られ
た前記変換部材からの収束作用を受けた光束の傾き角に
基づき、被検査対象物の光学特性を求めるための光学特
性演算部とから構成されている。
【0014】そして本発明の変換部材は、前記反射光束
を少なくとも5個の領域に区分して、0次光と1次光と
に回折させる様に構成することもできる。
【0015】更に本発明は、区分される領域が、5個に
代えて17個とすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以上の様に構成された本発明は、
照明光学系が、照明用の光源からの光束で被検眼網膜上
で微小な領域を照明し、受光光学系が、被検眼網膜から
反射して戻ってくる光束を受光し受光部に導き、変換部
材が、反射光束を少なくとも5個の領域に区分して、領
域において光束を収束させる収束作用と光束を透過させ
る透過作用とを有し、受光部が、変換部材で変換された
光束を受光し、前眼部表示部が、受光部で得られた変換
部材からの透過作用を受けた光束に基づき、被検眼前眼
部の像を形成し、光学特性演算部が、受光部で得られた
変換部材からの収束作用を受けた光束の傾き角に基づ
き、被検眼の光学特性を求めることができる。
【0017】また本発明の変換部材は、反射光束を少な
くとも5個の領域に区分して、0次光と1次光とに回折
させることもできる。
【0018】そして本発明の区分される領域を、5個に
代えて17個とすることもできる。
【0019】更に本発明の変換部材は、光軸と直交する
面内に配置された複数の2重焦点のマイクロフレネルレ
ンズにすることもできる。
【0020】また本発明の光学特性演算部が、複数のマ
イクロフレネルレンズによる受光部の受光面上での反射
光束の収束位置から反射光束の傾き角を求め、この傾き
角に基づいて、被検眼の光学特性を求めることもでき
る。
【0021】そして本発明の受光光学系は、被検眼虹彩
と前記受光面とが略共役な関係を形成する様にすること
もできる。
【0022】更に本発明の照明光学系は、被検眼の瞳と
略共役付近に、被検眼の瞳中心付近を通して照明する第
1照明状態と、被検眼の瞳周辺付近を通して照明する第
2照明状態を形成する光束遮蔽部材を配置することもで
きる。
【0023】また本発明は、照明光学系が、照明用の光
源からの光束を被検査対象物に向かわせ、受光光学系
が、被検査対象物による反射又は屈折された光束を受光
し受光部に導き、変換部材が、反射光束を少なくとも5
個の領域に区分して、領域において光束を収束させる収
束作用と光束を透過させる透過作用とを有し、受光部
が、変換部材で変換された光束を受光し、被検査対象物
表示部が、受光部で得られた変換部材からの透過光束に
基づき、被検査対象物の像を形成し、光学特性演算部
が、受光部で得られた変換部材からの収束作用を受けた
光束の傾き角に基づき、被検査対象物の光学特性を求め
ることができる。
【0024】そして本発明の変換部材は、反射光束を少
なくとも5個の領域に区分して、0次光と1次光とに回
折させることもできる。
【0025】更に本発明は、区分される領域が、5個に
代えて17個とすることもできる。
【0026】
【実施例】
【0027】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0028】[第1実施例]
【0029】本発明の第1実施例である光学特性測定装
置10000は、図1Aに示す様に、照明用の光源10
0と、この光源100からの光束で被検眼網膜上で微小
な領域を照明するための照明光学系200と、被検眼網
膜から反射して戻ってくる光束を受光し受光部500に
導くための受光光学系300と、この反射光束を少なく
とも17本のビームに変換するための変換部材400
と、変換部材400で変換された複数の光束を受光する
受光部500と、この受光部500で得られた光束の傾
き角に基づいて被検眼1000の光学特性を求めるため
の光学特性演算部600とから構成されている。
【0030】そして、制御演算処理手段800が、光学
特性演算部600を含む全体の制御を司っている。更
に、制御演算処理手段800は、光源駆動手段101を
介して光源100を制御駆動する様に構成されている。
【0031】光源100は、空間コヒーレンスが高く、
時間コヒーレンスは高くないものが望ましい。本第1実
施例の光源100には、SLD(Super Lumi
nescent Diode)が採用されており、輝度
が高い点光源を得ることができる。
【0032】また、本第1実施例の光源100は、SL
Dに限られるものではなく、レーザーの様に空間、時間
ともコヒーレンスが高いものでも、回転拡散板などを挿
入することにより、適度に時間コヒーレンスを下げるこ
とで利用できる。
【0033】そして、SLDの様に、空間、時間ともコ
ヒーレンスが高くないものでも、光量さえ充分であれ
ば、ピンホール等を光路の光源の位置に挿入すること
で、使用可能になる。
【0034】本第1実施例の照明用の光源100の波長
は、赤外域の波長、例えば840nmを使用することが
できる。光源100は、連続点灯させている場合には、
受光部500において、光学特性測定用の光束と、被検
査対象物である被検眼前眼部の光束とが同時に受光され
る。
【0035】また光源100を点滅させた場合におい
て、消灯時では、受光部500で被検眼前眼部のみの像
が形成され、点灯時では、受光部500に光学特性測定
用の光束が受光される。このため、光学特性測定用の光
束が含まれない被検査対象物である被検眼前眼部の像を
形成することができ、より望ましい。
【0036】照明光学系200は、光源100からの光
束で被検眼眼底上で微小な領域を照明するためのもので
ある。照明光学系200は、第1の集光レンズ201
と、可変絞り202と、第2の集光レンズ203と、固
視標結像レンズ204と、固視標205とから構成され
ている。
【0037】可変絞り202は、光束遮蔽部材に該当す
るものであり、図1Bに示す様に、この可変絞り202
は、中心付近に開口のある第1絞り202aと、周辺部
付近に開口のある第2絞り202bとが並べて配置され
ており、これを光軸と直交方向に制御演算処理手段80
0からの信号で移動させることにより切り替え可能に構
成されている。
【0038】従って、照明光学系200の可変絞り20
2は、被検眼1000の瞳と略共役付近に、被検眼10
00の瞳中心付近を通して照明する第1照明状態と、被
検眼1000の瞳周辺付近を通して照明する第2照明状
態とを形成することができる。
【0039】ここで、被検眼1000は、角膜1100
と、虹彩1200と、網膜1300とを備えている。
【0040】この可変絞り202は、角膜反射による測
定への影響を軽減することができる。
【0041】受光光学系300は、被検眼網膜から反射
して戻ってくる光束を受光し受光部500に導くための
ものである。受光光学系300は、第1のアフォーカル
レンズ301と、第2のアフォーカルレンズ302と、
反射光束を少なくとも17本のビームに変換するための
変換部材400と、絞り303とから構成されている。
【0042】受光光学系300の受光部500は、照明
光学系200の可変絞り202と共役の位置にある。そ
して、受光部500と可変絞り202とは、互いに虹彩
1200と共役となっている。
【0043】屈折測定は照明光学系200部分で、その
時に遮光されている部分で行うことにより、角膜反射の
影響を受けることを防止することができる。
【0044】即ち、可変絞り202の第1絞り202a
が、光路内に挿入されている時には、中央の遮光部で遮
光されている範囲の測定が行われ、可変絞り202の第
2絞り202bが光路内に挿入されている時には、中央
の開口部の周りの範囲で測定が行われる。
【0045】そして照明光学系200は、被検眼100
0の屈折力に応じて光源100からの光束が検眼眼底上
で微小な領域を照明する様に構成されており、光源10
0からの光束を照明するための点光源照明系200A
と、固視標投影系200Bを含む照明系とを移動させる
ことにより被検眼1000の屈折異常を矯正することが
できる。
【0046】なお、点光源照明系200Aは、第1の集
光レンズ201と、可変絞り202と、第2の集光レン
ズ203とから構成され、固視標投影系200Bは、固
視標結像レンズ204と、固視標205とから構成され
ている。そして、点光源照明系200Aからの光束と固
視標投影系200Bからの光束とは、ビームスプリッタ
220で同軸とされている。
【0047】そして光源100と固視標205とは共役
関係に維持されている。また照明光学系200を移動さ
せて、網膜に点光源及び固視標205の像が形成された
後に、制御演算処理手段800からの信号により、固視
標投影系200Bを僅かに遠ざけ雲霧させる。
【0048】また、第1の視度調整機構が、点光源照明
系200Aと固視標投影系200Bとの視度を、受光部
500での受光レベルに応じて、この受光レベルが最大
となる様にして調整する様に構成されている。
【0049】本第1実施例である光学特性測定装置10
000は、被検眼1000の遠点、近点、または、その
間での、ある特定の屈折力を持った状態での光学特性を
測定することを一つの目的としている。
【0050】従って、遠点での測定だけをとっても、被
検眼1000によって「ー25ディオプター」から「2
5ディオプター」程度の屈折力の差があるので、屈折力
の変化に応じて照明光束が検眼眼底上で微小な領域を照
明する様に構成されている。このため、光源100と、
点光源照明系200Aと、固視標投影系200Bとが、
制御演算処理手段800からの信号により移動する様に
構成されている。
【0051】また受光光学系300は、第1のアフォー
カルレンズ301と、第2のアフォーカルレンズ302
と、変換部材400と、受光素子500とから構成され
ている。被検眼が適切な作動距離に位置している時に
は、次の関係を満足している。
【0052】即ち、第1のアフォーカルレンズ301の
前側焦点は、被検査対象物である被検眼前眼部と略一致
している。更に被検眼前眼部は、第1のアフォーカルレ
ンズ301及び第2のアフォーカルレンズ302を介し
て、受光素子500と略共役の関係となっている。
【0053】そして、照明光学系200と受光光学系3
00とは、光源100からの光束が集光する点で反射さ
れたとして、その反射光による受光部500での信号ピ
ークが最大となる関係を維持して、連動して移動し、受
光部500での信号ピークが強くなる方向に移動し、強
度が最大となる位置で停止する様に構成されている。こ
の結果、光源100からの光束が、被検眼上で集光する
こととなる。
【0054】次に、変換部材400について説明する。
【0055】受光光学系300に配置された変換部材4
00は、反射光束を複数のビームに変換する波面変換部
材である。本第1実施例の変換部材400には、光軸と
直交する面内に配置された複数のマイクロフレネルレン
ズが採用されている。
【0056】ここでマイクロフレネルレンズについて詳
細に説明する。
【0057】マイクロフレネルレンズは波長ごとの高さ
ピッチの輪帯をもち、集光点と平行な出射に最適化され
たブレーズを持つ光学素子である。ここで利用すること
のできるマイクロフレネルレンズは、例えば、半導体微
細加工技術を応用した8レベルの光路長差をつけたもの
で、1次光と0次光とも40%の集光効率を実現でき
る。
【0058】その結果、受光部500には、変換部材4
00に相当するマイクロフレネルレンズの1次光が被検
眼の光学特性を示す光束として、マイクロフレネルレン
ズの0次光が被検眼前眼部像として、受光部500に入
射することとなる。
【0059】光源100を連続点灯させている場合に
は、受光部において、光学特性測定用の光束と被検査対
象物である被検眼前眼部の光束が同時に受光されるの
で、表示部700には、離散的に光学特性測定用の光束
の集光点が含まれた状態で、被検査対象物である被検眼
前眼部像が形成される。
【0060】また、光源100を点滅させた場合におい
て、消灯時に受光部で被検眼前眼部のみの像が形成さ
れ、これを表示部700で表示する。光学特性の測定期
間は、被検眼前眼部の像をバッファメモリに記憶してお
き、これを表示する様にすることもできる。
【0061】このため、光学特性測定用の光束が含まれ
ない被検査対象物である被検眼前眼部の像を形成するこ
とができ、より望ましいと言える。
【0062】一方、眼底からの反射光は、第1のアフォ
ーカルレンズ301及び第2のアフォーカルレンズ30
2を通過し、変換部材400を介して、その1次光とし
て受光部500上に集光する。ここで0次光は透過光束
に相当し、1次光は収束光束に相当する。
【0063】なお、球面成分S’円柱成分C、軸角度成
分Aとを測定する場合には、5個以上の、これら以外の
高次の収差を必要とする。
【0064】また変換部材400は、少なくとも5個の
領域に分けられた各領域において、収束作用を行うマイ
クロレンズ部と透過作用を行う開口部分で構成すること
も可能である。
【0065】本第1実施例の変換部材400は、反射光
束を少なくとも17以上のビームに変換する波面変換部
材から構成されている。
【0066】次に受光部500は、変換部材400で変
換された複数のビームを受光するためのものであり、本
第1実施例では、CCDが採用されている。このCCD
は、TV用などの一般的なものから測定用の2000*
2000素子等、何れのタイプのものが使用できる。
【0067】受光部500をTV用のCCDを使用した
場合には、解像度は劣るが、安価であり、通常、後処理
で利用するパーソナルコンピューターへの入力も簡便で
ある。この場合、CCDとそのドライバーからの画像信
号出力は、NTSC信号とし、パーソナルコンピュータ
ーにNTSC信号に適応した画像入力ボードを使用する
ことで簡単に実現することができる。
【0068】また、受光部500を測定用の2000*
2000素子のCCDを採用した場合、装置は高価とな
るが、同様にアナログ信号を介してパーソナルコンピュ
ーターに測定値を入力することができる。
【0069】なお、CCDからの測定信号を、デジタル
信号でパーソナルコンピューターに入力することも可能
である。
【0070】そして受光光学系300は、被検眼虹彩1
200と変換部材400と略共役な関係を形成してい
る。
【0071】また、受光光学系300には、ビームスプ
リッタ303が挿入されており、照明光学系200から
の光を被検眼1000に送光し、反射光を透過させる様
に構成されている。
【0072】なお、受光部500で受光した受光信号
は、受光素子ドライバ510を介して光学特性演算部6
00と表示部700とに送出される様に構成されてい
る。
【0073】次に、受光部500で得られた光束の傾き
角に基づいて被検眼1000の光学特性を求めるための
光学特性演算部600の動作原理について詳細に説明す
る。
【0074】「リレーレンズなしで動かない場合:球面
成分も含めて測定する」
【0075】正視の場合 平行光入射で眼底に結像
させ、眼底の二次光源が平行光で出射させる。
【0076】近視の場合には、収束光を出射させる。
【0077】正乱視の場合には、非点収差を求める。
【0078】不正乱視の場合には、高次の収差との混合
を行う。
【0079】ことが基本となる。
【0080】ここで演算方法を詳細に説明する。
【0081】図2に示す様に変換部材400の座標を
X、Yとし、 受光部500の座標をx、yとすれば、
波面は極座標表示ま又は、直交座標表示によって、
【0082】 w(r、θ)=W(X、Y) ・・・・・・第1式
【0083】となる。
【0084】(i、j)番目の測定データは、同じ形式
【0085】 w(ri、θj)=W(Xi、Yj) ・・・・・・第2式
【0086】となる。測定データの内容については後で
説明する。
【0087】波面の近似式として
【0088】 F(K、G、T、S、C、A、X、Y)=定数(K)+傾斜(G、T、X、Y) +球面(S、X、Y) +正乱視(C、A、X、Y) ・・・・・第3式
【0089】を選ぶ。
【0090】この多項式中に現れる各成分を説明する
と、
【0091】定数項は、Kである。
【0092】傾き角(アライメント誤差が反映される)
は、
【0093】 Grcos(θーT)=Gcos(T)X+Gsin(T)Y ・・・・・第4式
【0094】球面 (符号の問題に関して)
【0095】「数1」
【0096】・・・・・第5式
【0097】Sが負のとき+となり、Sが正のとき−と
なる。
【0098】正乱視 (符号の問題に関して)
【0099】「数2」
【0100】・・・・・第6式
【0101】Cが負のとき+、Cが正のときーとなる。
【0102】各測定点の残差の二乗和は
【0103】「数3」
【0104】・・・・・第7式
【0105】が最小になるようにK、G、T、S、C、
Aを決める。添え字のi、jは変換部材400の1要素
に対応する。実際には、データが傾き角で出現するた
め、それぞれの波面の微分値を使って計算する。なぜな
ら、本装置において測定するデータは光線の傾き角であ
るからである。
【0106】光線の傾き角は直接波面の位置座標による
微分で求めることができる。本波面センサーで測定され
る量は基準からの横収差量である。
【0107】図2で次の関係が近似的に成り立つことが
知られている。
【0108】「数4」
【0109】・・・・・第8式
【0110】「数5」
【0111】・・・・・第9式
【0112】l(エル)は、変換部材400と受光部5
00との距離である。
【0113】「波面と本波面センサーで計測する横収差
量について」
【0114】変換部材400の中心点がX、Yの各素子
においてdx(X、Y)、dy(X、Y)を得る。
【0115】ここで、dx、dyは変換部材400の1
素子の対して、受光部500上の、予め決まっている原
点と、実際の光線の交点のx、y方向それぞれの距離で
ある。変換部材400の1素子に対応する原点は、図2
に示す様に、波面がW一様に平らで、つまり、眼屈折率
特性が球面成分と乱視成分が共に0ディオプターで、あ
とで述べる不正乱視成分などの残差もない場合に、変換
された光束が測定できる受光部500上の点である。
【0116】S、C、Aがゼロで、残存収差もない状態
の時のそれぞれの点の位置を(x0、y0)とする。
【0117】 dx(Xi、Yj)=xijーx0 ij ・・・・・・第10式
【0118】 dy(Xi、Yj)=yijーy0 ij ・・・・・・第11式
【0119】そして、微分を使った場合の残差の二乗和
は、
【0120】「数6」
【0121】・・・・・・第12式
【0122】ここでも、残差を最小にするようなFのパ
ラメーターG、T、S、C、を適当な非線型最適化手
法、例えば、減衰最小二乗法などを使って求めればよ
い。
【0123】K、G、Tは測定時の誤差などの影響と考
えられる。オートレフではS、C、Aが測定量となる。
【0124】なお、球面と正乱視の式中に符号の定まら
ないところがあるが、それぞれの組み合わせを別々に計
算して、最も残差の少ない場合を採用すればよい。
【0125】A 「不正乱視成分」
【0126】残差が不正乱視成分になる。
【0127】残差成分は、今までのオートレフでは構造
上、測定することができない。また、ソフトウェアー的
にも新しい工夫が必要である。残差、つまり、不正乱視
成分の解析には、
【0128】(1) 残差量を自乗和の形で算出する。
【0129】(2) 収差論で知られている方法と同様
に成分に分ける。
【0130】(3) S、C、Aで表される波面を基準
面として、ずれ量をすべて出力する。
【0131】等が考えられる。
【0132】また、不正乱視の大きい場合には、波面そ
のものの歪みを知るために、基準波面をSによるもの、
または、単に、平面によるものなども必要になる場合が
ある。
【0133】「残差量の自乗和」
【0134】既に、前記の方法で決定されたK、G、
T、 S、C、Aを使って、残差の自乗和を測定する。
N行M列とすると、点数n=N*Mの自乗を2倍した数
で割ったものであり、
【0135】「数7」
【0136】・・・・・・第16式
【0137】となる。
【0138】B 「成分別の分析」
【0139】これらは、
【0140】 コマ収差成分 r(2n+1)cos(θ+Tn)、n=1、2・・・・
【0141】 球面収差成分 r2n n=2、3・・・・
【0142】 高次の非点収差 r2ncos2(θ+An)、n=1、2・・・・
【0143】このほか回転方向に非点成分よりも高次の
収差が存在し、これが大事である。一般的にこれらは、
【0144】 f(r)cosn(θ+Tn)、n=2、3・・・・
【0145】これらの項のパラメータを決めるために、
光線の傾き角から先に得られたG、T、S、C、Aによ
り、傾き角、球面、正乱視の各成分に寄与した量を引き
去る。その上で、ここで述べた、コマ収差成分、球面収
差成分、高次の非点収差およびその他の寄与を計算する
ことができる。
【0146】C 「基準波面からのずれ量を出力」
【0147】基準波面Wb と実際のWr の同位置でのz
方向での距離差を表示する。
【0148】ここで次の様に定義する。
【0149】Fb、Frは、Fから定数項と傾き角項を除
いたものである。
【0150】それぞれ、波面を近似した関数で表記し直
したもので、
【0151】(基準波面)=Wb(Xi、Yj)=F
b(S、C、A、Xi、Yj
【0152】(再生波面)=Wr(Xi、Yj)=F
r(S、C、A、不正乱視成分のパラメータ、Xi
j
【0153】 Δ(デルタ)zij=Wr(Xi、Yj)−Wb(Xi、Yj
【0154】・・・・・・第17式
【0155】ここで、全ての表示は波長単位で行うこと
ができる。また、μm等の単位で表示することも可能で
ある。
【0156】D 「基準波面からのパワーのずれを表示
する」
【0157】(1) 残差を成分別に計算したものから
パワーを計算する。(前と同様)
【0158】(2) 残差成分のみからその点の残差成
分のみによる傾き角を求め、それと、近傍の点の傾き角
からパワーを計算する。
【0159】(3) 測定値から基準波面Wbによって計
算されるその点の傾き角を引き去り、その後で、周辺の
点(典型的には8個又は、15個)から、その点のパワ
ーを計算する。
【0160】なお、パワーは、図3に示す様に、微分幾
何で教えるところの曲面のある点での最大曲率と最小曲
率に関係した量と方位を直接表示する。即ち、曲率半径
Rで収束している時のパワーは、1/Rと表現される。
【0161】更に、図4及び図5に示す様に、MERI
DIONAL POWERを表示する方法がある。
【0162】正乱視は一般に垂直子午線方向のパワーが
強く、水平子午線方向のパワーが弱い。パワーはディオ
プターで表示することが通例である。
【0163】ここで、変換部材400が、反射光束を少
なくとも17以上のビームに変換することについて詳細
に説明する。
【0164】測定は、球面成分S、円柱成分C、軸角度
Aの測定であれば、原点と異なる4つの動径方向の4点
の少なくとも5点のデータから計算できる。更に、最低
その1次づつ高次の情報が必要であれば、測定点は、2
*8=16と原点の合計で少なくとも17点以上とな
る。
【0165】従って、光学特性演算部600は、受光部
500の受光面上の複数のマイクロフレネルレンズによ
る1次光の収束位置から光束の傾き角を求め、これに基
づき被検眼1000の光学特性を求めることができる。
【0166】なお、変換部材400にマイクロフレネル
レンズを使わない場合には、受光データの1点はぼやけ
た像になるので、各点の重心を求める。
【0167】そして、マイクロフレネルレンズを使った
場合でも、図6に示す様に、受光素子でわざとぼかした
像を観察することにより位置測定精度を向上させること
ができる。また、投影される光束が受光面において複数
の画素上に投影される様にし、各画素の光束の強度を参
考にして重心位置を求めることもできる。
【0168】この様に重心の計算をすることにより、素
子の1/10以下の測定位置精度を確保することができ
る。
【0169】更に、光学特性演算部600の演算結果を
表示するための表示部700を設けてある。
【0170】この表示部700は、被検眼1000の光
学特性を球面成分、正乱視成分及びその軸角度並に、こ
れ以外の不正乱視成分とに分けて、光学特性演算部60
0で得られた結果を表示すると共に、受光部500から
の信号に基づき、被検眼前眼部が表示される様に構成さ
れている。
【0171】例えば、
【0172】(1) 「球面成分、正乱視成分及びその
軸角度の表示」
【0173】不正乱視成分は、こま成分、高次の球面収
差成分、高次の非点収差成分を表示する。
【0174】(2)「球面成分、正乱視成分及びその軸
角度の表示」
【0175】不正乱視成分は、球面成分、正乱視成分の
みで構成される波面からのずれを2次元的に表示する。
【0176】(3) 「2次元的に波面の曲率をたとえ
ばディオプターで表示」
【0177】グラフィックに表示も可能である。各表示
点に非点収差がある場合曲率が2種類存在する。微分幾
何学の教えるところにより、両者は直交している。
【0178】この表示部700は、被検眼1000の光
学特性をグラフィックに表示することができ、例えば、
被検眼1000を全部から見た図(x、y座標)で表示
したり、x、y座標にパワーを例えばディオプター表示
でマッピングすることができる。
【0179】更に表示部700は、被検眼1000の光
学特性を正常眼からの偏差で表示することもできる。
【0180】また計測で求めたS、C、Aの値から再現
した標準となる波面からのずれを波長オーダーでx、y
座標系にマッピングすることもできる。
【0181】そして表示部700は、被検眼1000の
光学特性を正常眼からの偏差でグラフィックに表示する
こともできる。そして、これらの表示は等高線表示する
こともできる。
【0182】この等高線表示は、例えば、擬似カラーに
よるマッピングとすることもできる。
【0183】次に、図7(a)と図7(b)に基づい
て、アラインメントについて説明する。
【0184】ここで、図7(a)に示す様に、受光系の
移動レンズ群302より被検者側のレンズを対物レンズ
群301とすると、アライメントは、被検物の測定基準
面(被検物が眼の場合には、出射瞳、角膜表面)に、対
物レンズ群301の前側焦点が一致する様に配置すれば
よいことになる。
【0185】測定光線が、対物レンズ群301を通過し
た後、光軸と交わる点(被検物が眼の場合には、眼底と
略共役点となる)に移動レンズ群302の前側焦点が来
る様に、移動レンズ群302が移動する。これにより、
受光部500には、常に略平行光が入射され、測定基準
面での測定領域を略一定とすることができる。
【0186】そして、例えば被検物が眼の場合におい
て、光線の前眼部の測定基準面での正確な位置は、光線
の変換部材400通過位置と、受光部500の受光位置
に基づいて、内挿又は外挿法により、移動レンズ通過後
の前眼部の測定基準面の共役点での光線座標を求め、光
学系の横倍率で割ることにより得ることができる。
【0187】ここで図7(b)基づいて、動作を説明す
る。
【0188】S1(ステップ1、以下、S1と略する)
では、光源100を点灯させる。次にS2では、被検物
を固定する。そしてS3では、対物レンズ群301の前
側焦点位置と、被検物が一致する様にする。更にS4で
は、光源100の像と移動レンズ群302の前側焦点と
が一致する様に、移動レンズ群302を移動させる。そ
してS5では、マイクロフレネルレンズ(ハルトマン
板)400の0次光と1次光とを利用して像を形成し、
S6では、受光部500に相当する2次元受光素子で、
S5で形成された像を受光する様に構成されている。
【0189】なお、図7(c)に示す様に、レンズメー
タの場合には、印点を利用してアライメントが行えると
いう効果がある。
【0190】また、本第1実施例では、被検対象物を眼
として説明しているが、眼に限られるものではなく、何
れの被検査対象物の光学特性を測定することができる。
【0191】更に本第1実施例はの変換部材400は、
反射光束を少なくとも17本のビームに変換する様にな
っているが、少なくとも5本のビームに変換するものを
採用すれば足りる。
【0192】[第2実施例]
【0193】本発明の第2実施例である光学特性測定装
置20000は、図8に示す様に、照明用の光源100
と、この光源100からの光束で被検眼網膜上で微小な
領域を照明するための照明光学系200と、被検眼網膜
から反射して戻ってくる光束を受光し受光部500に導
くための受光光学系300と、この反射光束を少なくと
も17本のビームに変換するための変換部材400と、
変換部材400で変換された複数の光束を受光する受光
部500と、この受光部500で得られた光束の傾き角
に基づいて被検眼1000の光学特性を求めるための光
学特性演算部600と、全体の制御を司るための制御演
算処理手段800とから構成されている。
【0194】本第2実施例の光源100の波長は、可視
域を避けて、例えば、略840nmのものを使用してい
る。従って、被験者に測定用の光を感じさせることなく
測定を行うことができる。
【0195】照明光学系200は、第1の集光レンズ2
01と、液晶部材210と、第2の視度調整機構220
とから構成されている。第2の視度調整機構220は、
受光部500の受光レベルに応じて制御演算手段800
からの信号に応じて制御されるもので、その受光レベル
が最大となる様にして視度調整を行うものである。
【0197】この液晶部材210は、図9に示す様に、
中心付近に開口を形成する第1照明状態と、周辺部付近
に開口を形成する第2照明状態とを形成することができ
る。
【0198】液晶部材210の部分的な開口の形状は、
光学系の要求により自由に変えられる特徴がある。
【0199】なお図10に示す様に、液晶部材210
は、制御演算処理手段800が、液晶用ドライバを介し
て駆動される様に構成されている。
【0200】受光光学系300は、第1の測定レンズ3
10と、第2の測定レンズ311と、第3の測定レンズ
312と、固視標光学系320と、第3の視度調整機構
315と、テーパーファイバーハンドル316と、第2
のビームスプリッタ318から構成されている。
【0201】固視標光学系320は、固視標用レンズ3
13、固視標314及び調整機構323とから構成され
ている。調整機構323は、制御演算処理手段800か
らの信号により、固視標314が、眼底と共役な位置よ
りも眼底から離れる方向に位置する様に光軸に沿って移
動させ、いわゆる雲霧状態を形成するものである。
【0202】なお、第1のビームスプリッタ317は、
照明光学系200からの光を被検眼1000に向けて反
射させ、被検眼1000からの反射光を透過させる様に
構成されている。
【0203】受光光学系300は、第1の測定レンズ3
10と第2の測定レンズ311に関して、被検眼100
0の虹彩1200と受光部500とを略共役関係を保つ
様に構成されている。
【0204】被検眼虹彩1200と受光部500との共
役関係は、まず、器械全体と被検眼との作動距離が適
切、即ち、第1測定レンズ310と被検眼1000との
距離を適切なものとなる様に調整することで行われる。
この作業には、従来の周知の各種手段が採用できる。
【0205】そして受光光学系300は、受光部500
の受光面と被検眼1000の虹彩1200と略共役関係
を保ち、かつ、被検眼眼底からの反射光束が略平行光束
となるような調節機能を有している。
【0206】本実施例の場合、被検眼の球面成分は、第
3の測定レンズ312以降の受光部500側及び固視標
光学系320を一体に移動することによって受光部50
0における測定対象から除くことができる。
【0207】従って、視度調整、即ち、被検眼眼底13
00と受光部500の受光面とを略共役の関係とする操
作は、第3の視度調整機構315が、光学特性演算手段
600によって得られた球面成分Sに応じた制御演算処
理手段800からの信号に基づき、この球面成分Sが最
小となる様に、第3の測定レンズ312以降の光学要素
を一体に移動することにより行われる。
【0208】この場合、光学照明系200の第2の視度
調整機構220と第3の視度調整機構315とが独立制
御される様に構成することもできる。そして、何れか一
方の視度調整機構のみの調整で足りる場合もある。
【0209】第1測定レンズ310と第2の測定レンズ
311とが、アフォーカル光学系を形成する場合、第3
の測定レンズ312以降の光学要素が、照明光学系20
0の移動に連動して動くことになる。そして、倍率によ
っては同じ距離だけ動くため、移動機構を共通化するこ
ともできる。
【0210】なお、この視度調整機構による移動は、極
度の近視眼や遠視眼の測定、近点での測定のために、測
定幅を拡大するために行うこともできる。
【0211】変換部材400と受光部500の間に、テ
ーパーファイバーバンドル316を挿入し、簡単に変換
部材400から受光部500への倍率の変換を実施する
こともできる。
【0212】光学特性演算部600は、受光光学系30
0のレンズを移動させることにより、
【0213】 F(K、G、T、S、C、A、X、Y)=定数(K)+傾斜(G、T、X、Y) +球面(S、X、Y) +正乱視(C、A、X、Y) ・・・・・第17式
【0214】の球面成分が取り除かれているか、又は、
非常に小さくなっている場合がある。この場合は、多項
式から球面成分を除いて処理を行う。処理方法は、第1
の実施例と同様である。
【0215】最終的に屈折特性として表示する前に、レ
ンズの移動量から球面成分の大きさを計算する。
【0216】また、光学系の設定によっては、レンズを
移動しても多項式の球面成分を無視できるほど小さくな
い場合もありうる。この場合は第1の実施例の演算がそ
のまま適用される。
【0217】最終的に屈折特性として表示する前に、レ
ンズの移動量から球面成分の大きさを計算して、多項式
近似による球面成分量に加える。
【0218】第1実施例と同様に、受光部500からの
信号に基づき、光学特性の測定及び前眼部の観察を行う
ことができる。
【0219】以上の様に構成された第2実施例の光学特
性測定装置20000のその他の構成及び作用は、第1
実施例である光学特性測定装置10000と同様である
から説明を省略する。
【0220】また、図11に基づいて変形例を説明す
る。
【0221】本変形例は、光源100と、第1測定レン
ズ310と、第2の測定レンズ311と、変換部材40
0と、受光部500とから構成されている。
【0222】第1測定レンズ310の前側焦点位置に、
被検対象物2000を配置する。そして、光源100
と、第2の測定レンズ311の前側焦点位置とが共役な
位置となっており、受光部500は、第2の測定レンズ
311の後側焦点位置に配置されている。
【0223】変換部材400は、これに設けられている
マイクロフレネルレンズの焦点距離fh だけ、受光部5
00の前方に配置されている。
【0224】なお、図11中において、実線は1次光を
利用した場合を示すものであり、破線は0次光を使用し
た場合を示すものである。
【0225】また、他の次数の光は、受光部500の像
面でボケルので、1次光と0次光とを利用して測定する
ことができる。
【0226】測定は、球面成分S、円柱成分C、軸角度
Aの測定であれば、原点と異なる4つの動径方向の4点
の少なくとも5点のデータから計算できる。更に、最低
その1次づつ高次の情報が必要であれば、測定点は、2
*8=16と原点の合計で少なくとも17点以上とな
る。
【0227】以上の様に構成された第2実施例の光学特
性測定装置20000のその他の構成及び作用は、第1
実施例である光学特性測定装置10000と同様である
から説明を省略する。
【0228】また、本第2実施例では、被検対象物を眼
として説明しているが、眼に限られるものではなく、何
れの被検査対象物の光学特性を測定することができる。
【0229】更に本第2実施例はの変換部材400は、
反射光束を少なくとも17本のビームに変換する様にな
っているが、少なくとも5本のビームに変換するものを
採用すれば足りる。
【0230】以上の様に構成された本発明は、眼に使用
した場合には、不正乱視等の光学特性を測定することが
できると共に、前眼部等の観察を行うことができるとい
う卓越した効果がある。
【0231】
【効果】以上の様に構成された本発明は、照明用の光源
と、該光源からの光束で被検眼網膜上で微小な領域を照
明するための照明光学系と、被検眼網膜から反射して戻
ってくる光束を受光し受光部に導くための受光光学系
と、この反射光束を少なくとも5個の領域に区分して、
該領域において光束を収束させる収束作用と光束を透過
させる透過作用とを有する変換部材と、該変換部材で変
換された光束を受光するための受光部と、この受光部で
得られた前記変換部材からの透過作用を受けた光束に基
づき、前記被検眼前眼部の像を形成するための前眼部表
示部と、前記受光部で得られた前記変換部材からの収束
作用を受けた光束の傾き角に基づき、被検眼の光学特性
を求めるための光学特性演算部とから構成されているの
で、不正乱視等の光学特性を測定することができると共
に、前眼部等の観察を行うことができるという卓越した
効果がある。
【0232】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の光学特性測定装置100
00の構成を示す図である。
【図2】原理を説明する図である。
【図3】パワーを、最大曲率と最小曲率に関係した量と
方位を直接表示する方法を示すものである。
【図4】MERIDIONAL POWERを表示する
方法を示す図である。
【図5】MERIDIONAL POWERを表示する
方法を示す図である。
【図6】位置測定精度を向上させる方法を示す図であ
る。
【図7(a)】アライメントを説明する図である。
【図7(b)】アライメントの動作を説明する図であ
る。
【図7(c)】レンズメータの場合を説明する図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例の光学特性測定装置200
00の構成を示す図である。
【図9】液晶部材210を説明する図である。
【図10】液晶部材210の駆動構成を説明する図であ
る。
【図11】本実施例の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
10000 第1実施例の光学特性測定装置 20000 第2実施例の光学特性測定装置 1000 被検眼 1100 角膜 1200 虹彩 1300 網膜 100 光源 101 光源駆動手段 200 照明光学系 201 第1の集光レンズ 202 可変絞り 203 第2の集光レンズ 204 固視標結像レンズ 205 固視標 210 液晶部材 220 第2の視度調整機構 300 受光光学系 301 第1のアフォーカルレンズ 302 第2のアフォーカルレンズ 303 絞り 310 第1の測定レンズ 311 第2の測定レンズ 312 第3の測定レンズ 315 第3の視度調整機構 320 固視標光学系 313 固視標用レンズ 314 固視標 323 調整機構 400 変換部材 410 液晶部材 500 受光部 600 光学特性演算部 800 制御演算処理手段
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【数6】
【数7】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明用の光源と、該光源からの光束で被
    検眼網膜上で微小な領域を照明するための照明光学系
    と、被検眼網膜から反射して戻ってくる光束を受光し受
    光部に導くための受光光学系と、この反射光束を少なく
    とも5個の領域に区分して、該領域において光束を収束
    させる収束作用と光束を透過させる透過作用とを有する
    変換部材と、該変換部材で変換された光束を受光するた
    めの受光部と、この受光部で得られた前記変換部材から
    の透過作用を受けた光束に基づき、前記被検眼前眼部の
    像を形成するための前眼部表示部と、前記受光部で得ら
    れた前記変換部材からの収束作用を受けた光束の傾き角
    に基づき、被検眼の光学特性を求めるための光学特性演
    算部とから構成される光学特性測定装置。
  2. 【請求項2】 変換部材は、前記反射光束を少なくとも
    5個の領域に区分して、0次光と1次光とに回折させる
    様に構成されている請求項1記載の光学特性測定装置。
  3. 【請求項3】 区分される領域が、5個に代えて17個
    である請求項1又は2記載の光学特性測定装置。
  4. 【請求項4】 変換部材は、光軸と直交する面内に配置
    された複数の2重焦点のマイクロフレネルレンズで構成
    されている請求項1記載の光学特性測定装置。
  5. 【請求項5】 光学特性演算部が、前記複数のマイクロ
    フレネルレンズによる受光部の受光面上での前記反射光
    束の収束位置から反射光束の傾き角を求め、この傾き角
    に基づいて、被検眼の光学特性を求める請求項1〜3何
    れか1つに記載の光学特性測定装置。
  6. 【請求項6】 受光光学系は、被検眼虹彩と前記受光面
    とが略共役な関係を形成する様に構成された請求項1記
    載の光学特性測定装置。
  7. 【請求項7】 照明光学系は、被検眼の瞳と略共役付近
    に、被検眼の瞳中心付近を通して照明する第1照明状態
    と、被検眼の瞳周辺付近を通して照明する第2照明状態
    を形成する光束遮蔽部材を配置した請求項1記載の光学
    特性測定装置。
  8. 【請求項8】 照明用の光源と、該光源からの光束を被
    検査対象物に向かわせるための照明光学系と、被検査対
    象物による反射又は屈折された光束を受光し受光部に導
    くための受光光学系と、この反射光束を少なくとも5個
    の領域に区分して、該領域において光束を収束させる収
    束作用と光束を透過させる透過作用とを有する変換部材
    と、該変換部材で変換された光束を受光するための受光
    部と、この受光部で得られた前記変換部材からの透過光
    束に基づき、前記被検査対象物の像を形成するための被
    検査対象物表示部と、前記受光部で得られた前記変換部
    材からの収束作用を受けた光束の傾き角に基づき、被検
    査対象物の光学特性を求めるための光学特性演算部とか
    ら構成される光学特性測定装置。
  9. 【請求項9】 変換部材は、前記反射光束を少なくとも
    5個の領域に区分して、0次光と1次光とに回折させる
    様に構成されている請求項8記載の光学特性測定装置。
  10. 【請求項10】 区分される領域が、5個に代えて17
    個である請求項8又は9記載の光学特性測定装置。
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