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JPH11284657A - 再送制御方式 - Google Patents

再送制御方式

Info

Publication number
JPH11284657A
JPH11284657A JP8331698A JP8331698A JPH11284657A JP H11284657 A JPH11284657 A JP H11284657A JP 8331698 A JP8331698 A JP 8331698A JP 8331698 A JP8331698 A JP 8331698A JP H11284657 A JPH11284657 A JP H11284657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
retransmissions
communication
connection
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8331698A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kanayama
敏雄 金山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
Original Assignee
Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories filed Critical Ultra High Speed Network and Computer Technology Laboratories
Priority to JP8331698A priority Critical patent/JPH11284657A/ja
Publication of JPH11284657A publication Critical patent/JPH11284657A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻輳時に優先度の低い通信のパケット再送を
抑制する。 【解決手段】 記憶管理手段13は、再送が許される回
数を表す残り再送回数をパケットごとに管理する。記録
管理手段13は、ヘッダ管理手段14から送信許可の問
い合わせがあったときに、送信許可を求められたパケッ
トの残り再送回数が1以上であれば、該パケットの残り
再送回数を1減らす共に送信を許可する。送信許可を求
められたパケットの残り再送回数が0であれば、記録管
理手段13は、コネクション制御手段12に通信の停止
を指示し、コネクション制御手段12は、アプリケーシ
ョンの通信を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
通信端末間のコネクション確立型通信における再送制御
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコネクション確立型通信では、ネ
ットワーク内のノードへのパケット流入量がノードの中
継フレーム保持バッファの容量を越えた場合、余剰のパ
ケットは廃棄される。受信側端末はパケットを受信する
と、パケットに対する応答を送信側端末へ送信する。送
信側端末では、パケット送信後、一定時間内に応答を受
信できなかった場合、送信したパケットが上記のように
ネットワーク内のノードで廃棄されたと判断し、廃棄さ
れたパケットを再度送信する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、廃棄されたパケットを再送する際に、コネクシ
ョンの優先度についての区別がないため、全てのコネク
ションのパケットが同様に再送される。そのため、図4
0のように、各送信側端末41からの全てのパケットが
ネットワークの輻輳箇所(ネットワークノード42)へ
再度流入するので、ネットワークの輻輳状態を解消する
ことができず、重要な通信を行うことができないという
問題点があった。本発明は、上記課題を解決するために
なされたもので、送信側端末にコネクションの優先度を
識別する情報を持たせることで、輻輳時に優先度の低い
通信のパケット再送を抑制し、優先度の高い重要な通信
のためにネットワークの伝送容量を確保することができ
る再送制御方式を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載のように、送信側端末(1)に、通信の優先度に応じ
てパケット毎に予め設定された、再送が許される最大の
回数を表す最大再送回数を保持し、コネクションの確立
時に通信の優先度を識別して優先度に応じた最大再送回
数を出力し、通信停止の指示を受けるとアプリケーショ
ン(11)の通信を停止させるコネクション制御手段
(12)と、アプリケーションから受け取った送信すべ
きパケットを保持し、このパケットを特定する情報を基
に送信許可を求めるヘッダ管理手段(14)と、コネク
ション制御手段から受け取った最大再送回数に基づく残
り再送回数をパケットごとに管理し、ヘッダ管理手段か
ら送信許可を求められたパケットの残り再送回数が1以
上であれば、該パケットの残り再送回数を1減らす共に
ヘッダ管理手段に対して送信を許可し、残り再送回数が
0であれば、コネクション制御手段に通信の停止を指示
する記録管理手段(13)とを備えるものである。この
ように、再送が許される回数を表す残り再送回数を記憶
管理手段でパケットごとに管理する。このとき、優先度
が最も高い通信については、最大再送回数が設定され
ず、よって残り再送回数も設定されない。また、優先度
が低い通信ほど、最大再送回数が少なくなり、よって残
り再送回数も少なくなる。記録管理手段は、ヘッダ管理
手段から送信許可の問い合わせがあったときに、送信許
可を求められたパケットの残り再送回数が1以上であれ
ば、該パケットの残り再送回数を1減らす共にヘッダ管
理手段に対して送信(再送)を許可する。受信側端末か
らの応答がない限り、このような再送が繰り返される。
そして、送信許可を求められたパケットの残り再送回数
が0であれば、記録管理手段は、コネクション制御手段
に通信の停止を指示し、コネクション制御手段は、アプ
リケーションの通信を停止させる。
【0005】また、請求項2に記載のように、ネットワ
ークを介して上記送信側端末と接続されたネットワーク
ノード(2)のフレーム受信部に、送信側端末から送出
されたパケットを保持するフレーム保持バッファ(2
2)と、フレーム保持バッファで廃棄されるパケットを
検査し、識別子を検出したときに廃棄通知の送信を指示
する廃棄検出手段(21)と、廃棄通知送信の指示を受
けると、フレーム保持バッファで廃棄されるパケットの
送信元へパケット廃棄を通知する廃棄通知手段(23)
とを備え、コネクション制御手段(12a)は、ネット
ワークを介して上記廃棄通知を受け取ったときにアプリ
ケーションの通信を停止させるものであり、ヘッダ管理
手段(14a)は、識別子挿入の指示を受けたときに、
送信パケットのヘッダに識別子を挿入するものであり、
記録管理手段(13a)は、ヘッダ管理手段から送信許
可を求められたパケットの残り再送回数が1であれば、
ヘッダ管理手段に識別子の挿入を指示するものである。
このように、記録管理手段は、ヘッダ管理手段から送信
許可を求められたパケットの残り再送回数が1であれ
ば、ヘッダ管理手段に識別子の挿入を指示し、ヘッダ管
理手段は、送信パケットのヘッダに最後の再送であるこ
とを示す識別子を挿入する。ネットワークノードの廃棄
検出手段は、識別子が挿入されたパケットが廃棄される
ときに廃棄通知の送信を指示し、廃棄通知手段は、廃棄
されるパケットの送信元へパケット廃棄を通知する。コ
ネクション制御手段は、廃棄通知を受け取ったときにア
プリケーションの通信を停止させる。
【0006】また、請求項3に記載のように、上記送信
側端末(1b)に、タイマーセットの指示を受けたとき
に時間計測を開始し、計測時間が所定の時間を経過する
度にコネクション制御手段にトラフィック検査を指示す
る再通信管理手段(15)を備え、ネットワークを介し
てネットワークノードと接続された受信側端末(3)
に、トラフィック検査パケットを受信したときに、この
トラフィック検査パケットの送信元へ応答パケットを送
信するコネクション制御手段(31)を備え、上記送信
側端末のコネクション制御手段(12b)は、アプリケ
ーションの通信を停止させたときに再通信管理手段にタ
イマーセットを指示し、再通信管理手段よりトラフィッ
ク検査の指示を受けると、停止させた通信の通信先へト
ラフィック検査パケットを送信し、検査パケットに対す
る応答パケットを受信したときにアプリケーションの通
信を再開させるものである。このように、送信側端末の
コネクション制御手段は、アプリケーションの通信を停
止させたときに再通信管理手段にタイマーセットを指示
し、再通信管理手段は、時間計測を開始し、計測時間が
所定の時間を経過する度にコネクション制御手段にトラ
フィック検査を指示し、コネクション制御手段は、停止
させた通信の通信先へトラフィック検査パケットを送信
する。受信側端末のコネクション制御手段は、トラフィ
ック検査パケットを受信したときに応答パケットを送信
する。そして、送信側端末のコネクション制御手段は、
応答パケットを受信したときにアプリケーションの通信
を再開させる。また、請求項4に記載のように、記録管
理手段(13c)は、残り再送回数を管理しているパケ
ットについてヘッダ管理手段から送信許可を求められた
ときに、上記最大再送回数と残り再送回数の差が所定の
しきい値以上の場合、送信許可を求められたパケットの
送信先に関する最大再送回数を全て減らし、ヘッダ管理
手段から送信許可の問い合わせが一定時間ない場合に、
問い合わせがなかったパケットの送信先に関する最大再
送回数を初期化するものである。
【0007】また、請求項5に記載のように、送信側端
末(1d)に、通信の優先度に応じてコネクション毎に
予め設定された、再送が許される最大の回数を表す最大
再送回数を保持し、コネクションの確立時に通信の優先
度を識別して優先度に応じた最大再送回数を出力し、通
信停止の指示を受けるとアプリケーションの通信を停止
させるコネクション制御手段(12d)と、アプリケー
ションから受け取った送信すべきパケットを保持し、こ
のパケットを特定する情報を基に送信許可を求めるヘッ
ダ管理手段(14)と、コネクション制御手段から受け
取った最大再送回数に基づく残り再送回数をコネクショ
ン毎に管理し、上記送信許可を求められたパケットに関
して設定されたコネクションの残り再送回数が1以上で
あれば、該コネクションの残り再送回数を1減らす共に
ヘッダ管理手段に対して送信を許可し、残り再送回数が
0であれば、コネクション制御手段に通信の停止を指示
し、ヘッダ管理手段から送信許可の問い合わせが一定時
間ない場合に、該当コネクションの残り再送回数を最大
値に戻す記録管理手段(13d)とを備えるものであ
る。このように、再送が許される回数を表す残り再送回
数を記憶管理手段でコネクションごとに管理する。記録
管理手段は、ヘッダ管理手段から送信許可の問い合わせ
があったときに、送信許可を求められたパケットに関し
て設定されたコネクションの残り再送回数が1以上であ
れば、該当コネクションの残り再送回数を1減らす共に
ヘッダ管理手段に対して送信を許可する。受信側端末か
らの応答がない限り、このような再送が繰り返される。
そして、記録管理手段は、ヘッダ管理手段から送信許可
の問い合わせが一定時間ない場合(パケット再送が一定
時間行われない場合)に、該当コネクションの残り再送
回数を最大値に戻す。
【0008】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態となる通信システムの
ブロック図である。本実施の形態の通信システムは、送
信側端末1と、ネットワークを介して送信側端末1と接
続されたネットワークノード2と、ネットワークを介し
てネットワークノード2と接続された受信側端末3とか
ら構成されている。
【0009】そして、送信側端末1は、アプリケーショ
ン11と、通信の優先度に応じてパケット毎に予め設定
された最大再送回数を保持し、コネクションの確立時に
通信の優先度を識別して優先度に応じた最大再送回数を
出力し、通信停止の指示を受けるとアプリケーション1
1の通信を停止させるコネクション制御手段12と、再
送が許される回数を表す残り再送回数をパケットごとに
管理し、後述するヘッダ管理手段から送信許可を求めら
れたパケットの残り再送回数が1以上であれば、該パケ
ットの残り再送回数を1減らす共にヘッダ管理手段に対
して送信を許可し、残り再送回数が0であれば、コネク
ション制御手段12に通信の停止を指示する記録管理手
段13と、アプリケーション11から受け取った送信す
べきパケットを保持し、このパケットを特定する情報を
基に記録管理手段13に送信許可を求めるヘッダ管理手
段14とを有している。
【0010】図2、図3はコネクション制御手段12の
動作を説明するためのフローチャート図、図4、図5、
図6は記録管理手段13の動作を説明するためのフロー
チャート図、図7はヘッダ管理手段14の動作を説明す
るためのフローチャート図である。
【0011】図2〜図7を参照しながらコネクション確
立時の動作について説明する。送信側端末1において、
アプリケーション11がコネクション確立要求情報を発
信すると(図2ステップ101)、コネクション制御手
段12は、受信したコネクション確立要求情報から通信
を行うアプリケーション11の種別と通信先のアドレス
を抽出する(ステップ102)。
【0012】コネクション制御手段12は、取得した通
信先アドレス及びアプリケーション種別を基に、自身が
有する図8のような優先度情報テーブル51を検索し
て、該通信先アドレス及びアプリケーション種別に対し
てあらかじめ定められた最大再送回数をテーブル51か
ら取得する(ステップ103)。
【0013】そして、コネクション制御手段12は、コ
ネクション確立要求情報から抽出した通信先アドレス及
びアプリケーション種別とテーブル51から取得した最
大再送回数とを含むコネクション確立情報を記録管理手
段13へ通知する(ステップ104)。
【0014】優先度情報テーブル51に通信先アドレス
及びアプリケーション種別に対応する最大再送回数のデ
ータが登録されていない場合、この通信先アドレス及び
アプリケーション種別を含むパケットの送信に関して設
定されたコネクションは優先コネクションである。この
場合、コネクション制御手段12は、通信先アドレス及
びアプリケーション種別を含むコネクション確立情報を
通知して、最大再送回数を通知しない。
【0015】記録管理手段13は、コネクション制御手
段12からのコネクション確立情報を受信すると(図4
ステップ201)、このコネクション確立情報から通信
先アドレス、アプリケーション種別、最大再送回数を抽
出し(ステップ202)、これらを自身が有する図9の
ような最大再送回数テーブル52に登録する(ステップ
203,204)。
【0016】また、コネクション制御手段12から最大
再送回数が通知されなかった場合、記録管理手段13
は、ステップ203の判定においてYes、すなわち通
知されたアドレス及び種別を含むパケットの送信に関し
て設定されたコネクションを優先コネクションであると
判断し、通知された情報を最大再送回数テーブル52に
は登録しない(ステップ203)。
【0017】次に、図2〜図7を参照しながらパケット
送信時の動作について説明する。アプリケーション11
からの送信パケットを受け取ったヘッダ管理手段14は
(図7ステップ301)、送信パケットを自身のバッフ
ァ(不図示)へ格納して(ステップ302)、このパケ
ットから通信先アドレス、アプリケーション種別及びパ
ケットごとに付与されるシーケンシャルNo.を抽出す
る(ステップ303)。
【0018】そして、ヘッダ管理手段14は、送信パケ
ットから抽出した通信先アドレス、アプリケーション種
別及びシーケンシャルNo.を含むパケット問い合わせ
情報を記録管理手段13へ通知し(ステップ304)、
記録管理手段13からの応答を待つ(ステップ30
5)。
【0019】次に、記録管理手段13は、ヘッダ管理手
段14からのパケット問い合わせ情報を受信すると(図
4ステップ205)、パケット問い合わせ情報から通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.を抽出し(図5ステップ206)、これらを基に
自身が有する図10のような送信記録テーブル53を検
索する(ステップ207)。
【0020】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録テーブ
ル53に登録されていない場合、このアドレス及び種別
を含むパケットの送信に関して設定されたコネクション
は優先コネクションである。この場合、記録管理手段1
3は、ステップ208においてYesと判定し、ヘッダ
管理手段14へ送信許可情報を通知する(ステップ20
9)。
【0021】ヘッダ管理手段14は、記録管理手段13
から送信許可情報を受信すると(図7ステップ305,
306)、バッファに保留していたパケットをネットワ
ークに送出する(ステップ307)。
【0022】また、パケット問い合わせ情報から抽出し
た通信先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録
テーブル53に登録されていて、シーケンシャルNo.
がテーブル53に登録されていない場合、記録管理手段
13は、ステップ208,210においてNoと判定
し、パケット問い合わせ情報から抽出した通信先アドレ
ス、アプリケーション種別及びシーケンシャルNo.と
これらに対応する残り再送回数を送信記録テーブル53
に登録する(ステップ211)。つまり、記録管理手段
13は、通信先アドレス、アプリケーション種別及びシ
ーケンシャルNo.によって特定されるパケットの残り
再送回数をテーブル53に登録する。
【0023】このとき、パケット問い合わせ情報から抽
出した通信先アドレス及びアプリケーション種別を基に
最大再送回数テーブル52を検索して、このアドレス及
び種別を含むパケット送信に関して設定されたコネクシ
ョンに対応する最大再送回数を取得し、取得した最大再
送回数から1引いた値を残り再送回数とする。そして、
記録管理手段13は、ヘッダ管理手段14へ送信許可情
報を通知する(ステップ209)。
【0024】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.が送信記録テーブル53に登録されている場合、
記録管理手段13は、該アドレス、種別及びNo.に対
応してテーブル53に登録された残り再送回数が1以上
か否かを判定する(ステップ212)。残り再送回数が
1以上の場合、記録管理手段13は、テーブル53に登
録されている該残り再送回数を1減らすと共に(ステッ
プ213)、ヘッダ管理手段14へ送信許可情報を通知
する(ステップ209)。
【0025】ステップ212において残り再送回数が0
の場合、記録管理手段13は、上記シーケンシャルN
o.とこれに対応する値0の残り再送回数を送信記録テ
ーブル53から削除する(ステップ214)。続いて、
記録管理手段13は、ヘッダ管理手段14へ送信中止情
報を通知すると共に(ステップ215)、コネクション
制御手段12へ上記通信先アドレス及びアプリケーショ
ン種別を含む通信停止情報を通知する(ステップ21
6)。
【0026】次に、図2〜図7を参照しながら通信停止
時の動作について説明する。ヘッダ管理手段14は、記
録管理手段13から送信中止情報を受信すると、ステッ
プ306においてNoと判定し、バッファに保留してい
た送信待ちパケットを廃棄する(ステップ308)。
【0027】コネクション制御手段12は、記録管理手
段13から通信停止情報を受信すると(図2ステップ1
06)、この通信停止情報から通信先アドレス及びアプ
リケーション種別を抽出し(図3ステップ107)、ア
プリケーション11の該当するコネクションの通信を停
止させる(ステップ108)。
【0028】次に、図2〜図7を参照しながら送信パケ
ットに対する応答をネットワークから受信したときの動
作について説明する。送信側端末1からの送信パケット
は、ネットワークノード2を介して受信側端末3へ送出
される。受信側端末3は、ネットワークを介してパケッ
トを受信すると、パケットに対する応答ACK(Acknow
ledge )を送信する。この応答ACKもネットワークノ
ード2を介して送信側端末1へ送出される。
【0029】コネクション制御手段12は、ネットワー
クを介して受信側端末3からの応答ACKを受信すると
(図2ステップ105)、この応答ACKから通信先ア
ドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャルN
o.を抽出し(図3ステップ109)、抽出した通信先
アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャルN
o.を含む応答受信情報を記録管理手段13へ通知する
(ステップ110)。
【0030】記録管理手段13は、コネクション制御手
段12から応答受信情報を受信すると(図4ステップ2
17)、この応答受信情報から通信先アドレス、アプリ
ケーション種別及びシーケンシャルNo.を抽出し(図
6ステップ218)、該シーケンシャルNo.とこれに
対応する残り再送回数を自身の送信記録テーブル53か
ら削除する(ステップ219)。
【0031】次に、図2〜図7を参照しながらコネクシ
ョン切断時の動作について説明する。コネクション制御
手段12は、アプリケーション11からコネクション切
断/終了要求情報を受信すると(図2ステップ11
1)、このコネクション切断/終了要求情報から通信先
アドレス及びアプリケーション種別を抽出し(図3ステ
ップ112)、抽出した通信先アドレス及びアプリケー
ション種別を含むコネクション切断情報を記録管理手段
13へ通知する(ステップ113)。
【0032】記録管理手段13は、コネクション制御手
段12からコネクション切断情報を受信すると(図4ス
テップ220)、このコネクション切断情報から通信先
アドレス及びアプリケーション種別を抽出し(図6ステ
ップ221)、該アドレス及び種別が一致するコネクシ
ョンのエントリーを送信記録テーブル53から全て削除
する(ステップ222)。
【0033】以上のように、再送が許される回数を表す
残り再送回数を記憶管理手段13でパケットごとに管理
する。このとき、優先度が最も高い通信については、最
大再送回数が設定されず、よって残り再送回数も設定さ
れない。また、優先度が低い通信ほど、最大再送回数が
少なくなり、よって残り再送回数も少なくなる。記録管
理手段13は、ヘッダ管理手段14から送信許可の問い
合わせがあったときに、送信許可を求められたパケット
の残り再送回数が1以上であれば、該パケットの残り再
送回数を1減らす共にヘッダ管理手段14に対して送信
を許可する。これにより、パケットの再送が行われる。
【0034】受信側端末3からの応答ACKを受信しな
い限り、ヘッダ管理手段14は、送信許可の問い合わせ
を繰り返し、パケット再送が繰り返される。そして、送
信許可を求められたパケットの残り再送回数が0であれ
ば、記録管理手段13は、コネクション制御手段12に
通信の停止を指示し、コネクション制御手段12は、ア
プリケーション11の通信を停止させる。こうして、優
先度の低い通信のパケット再送を抑制することができ
る。
【0035】[実施の形態の2]次に、本発明の第2の
実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図
11は本発明の第2の実施の形態となる通信システムの
ブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を
付してある。本実施の形態の送信側端末1aは、アプリ
ケーション11と、ネットワークを介して廃棄通知を受
け取ったときにアプリケーション11の通信を停止させ
るコネクション制御手段12aと、ヘッダ管理手段から
送信許可を求められたパケットの残り再送回数が1であ
れば、ヘッダ管理手段に最終識別子の挿入を指示する記
録管理手段13aと、最終識別子挿入の指示を受けたと
きに、送信パケットのヘッダに最終識別子を挿入するヘ
ッダ管理手段14aとを有している。
【0036】また、ネットワークを介して送信側端末1
aと接続されるネットワークノード2のフレーム受信部
に、フレーム保持バッファ22で廃棄されるパケットを
検査し、最終識別子を検出したときに廃棄通知の送信を
指示する廃棄検出手段21と、送信側端末1aから送出
されたパケットを保持するフレーム保持バッファ22
と、廃棄通知送信の指示を受けると、フレーム保持バッ
ファ22で廃棄されるパケットの送信元へパケット廃棄
を通知する廃棄通知手段23とを備えている。
【0037】図12はコネクション制御手段12aの動
作を説明するためのフローチャート図、図13、図14
は記録管理手段13aの動作を説明するためのフローチ
ャート図、図15はヘッダ管理手段14aの動作を説明
するためのフローチャート図、図16は廃棄検出手段2
1の動作を説明するためのフローチャート図、図17は
廃棄通知手段23の動作を説明するためのフローチャー
ト図であり、図2〜図7と同様の動作には同一の符号を
付してある。
【0038】コネクション制御手段12aにおけるコネ
クション確立時、送信パケットに対する応答受信時、通
信停止時、コネクション切断時の動作は、実施の形態の
1のコネクション制御手段12と同様であり、記録管理
手段13aにおけるコネクション確立時、送信パケット
に対する応答受信時、コネクション切断時の動作は、実
施の形態の1の記録管理手段13と同様である。
【0039】次に、図12〜図17を参照しながらパケ
ット送信時の動作について説明する。アプリケーション
11からの送信パケットを受け取ったヘッダ管理手段1
4aは(図15ステップ301)、パケットを自身のバ
ッファ(不図示)へ格納し(ステップ302)、このパ
ケットから通信先アドレス、アプリケーション種別及び
シーケンシャルNo.を抽出する(ステップ303)。
【0040】続いて、ヘッダ管理手段14aは、送信パ
ケットから抽出した通信先アドレス、アプリケーション
種別及びシーケンシャルNo.を含むパケット問い合わ
せ情報を記録管理手段13aへ通知し(ステップ30
4)、記録管理手段13aからの応答を待つ(ステップ
311,305)。
【0041】次に、記録管理手段13aは、ヘッダ管理
手段14aからのパケット問い合わせ情報を受信すると
(図13ステップ205)、パケット問い合わせ情報か
ら通信先アドレス、アプリケーション種別及びシーケン
シャルNo.を抽出し(図14ステップ206)、これ
らを基に自身が有する図10のような送信記録テーブル
53を検索する(ステップ207)。
【0042】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録テーブ
ル53に登録されていない場合、このアドレス及び種別
を含むパケット送信に関して設定されたコネクションは
優先コネクションである。この場合、記録管理手段13
は、ステップ208においてYesと判定し、ヘッダ管
理手段14aへ送信許可情報を通知する(ステップ20
9)。
【0043】ヘッダ管理手段14aは、記録管理手段1
3aから送信許可情報を受信すると(図15ステップ3
05,306)、バッファに保留していたパケットをネ
ットワークに送出する(ステップ307)。
【0044】また、パケット問い合わせ情報から抽出し
た通信先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録
テーブル53に登録されていて、シーケンシャルNo.
がテーブル53に登録されていない場合、記録管理手段
13は、ステップ208,210においてNoと判定
し、パケット問い合わせ情報から抽出した通信先アドレ
ス、アプリケーション種別及びシーケンシャルNo.と
これらに対応する残り再送回数を送信記録テーブル53
に登録する(ステップ211)。
【0045】このとき、パケット問い合わせ情報から抽
出した通信先アドレス及びアプリケーション種別を基に
最大再送回数テーブル52を検索して、このアドレス及
び種別を含むパケット送信に関して設定されたコネクシ
ョンに対応する最大再送回数を取得し、取得した最大再
送回数から1引いた値を残り再送回数とする。そして、
記録管理手段13aは、ヘッダ管理手段14aへ送信許
可情報を通知する(ステップ209)。
【0046】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.が送信記録テーブル53に登録されている場合、
記録管理手段13は、該アドレス、種別及びNo.に対
応してテーブル53に登録された残り再送回数が1以上
か否かを判定する(ステップ212)。残り再送回数が
2以上の場合、記録管理手段13aは、テーブル53に
登録されている該残り再送回数を1減らすと共に(ステ
ップ213)、ヘッダ管理手段14へ送信許可情報を通
知する(ステップ209)。
【0047】残り再送回数が1の場合、記録管理手段1
3aは、ステップ231においてYesと判定し、ヘッ
ダ管理手段14aへ最終送信情報を通知し(ステップ2
32)、送信記録テーブル53に登録されている該残り
再送回数を1減らすと共に(ステップ213)、ヘッダ
管理手段14へ送信許可情報を通知する(ステップ20
9)。
【0048】ヘッダ管理手段14aは、記録管理手段1
3aから最終送信情報を受信すると(図15ステップ3
11)、バッファに保留している送信待ちパケットに最
終識別子を挿入し(ステップ312)、送信許可情報を
受信すると、パケットをネットワークに送出する(ステ
ップ307)。
【0049】ステップ212において残り再送回数が0
の場合、記録管理手段13aは、上記シーケンシャルN
o.とこれに対応する値0の残り再送回数を送信記録テ
ーブル53から削除する(ステップ214)。続いて、
記録管理手段13aは、ヘッダ管理手段14aへ送信中
止情報を通知すると共に(ステップ215)、コネクシ
ョン制御手段12aへ上記通信先アドレス及びアプリケ
ーション種別を含む通信停止情報を通知する(ステップ
216)。
【0050】次に、図12〜図17を参照しながらネッ
トワークノード2のフレーム受信部におけるパケット廃
棄時の動作について説明する。廃棄検出手段21は、パ
ケット流入量が容量を超えたためにフレーム保持バッフ
ァ22でパケット廃棄が発生すると(図16ステップ4
01)、廃棄パケットから通信元アドレス、通信先アド
レス、アプリケーション種別、シーケンシャルNo.及
び最終識別子を抽出する(ステップ402)。
【0051】廃棄パケットから最終識別子が検出された
場合(ステップ403)、廃棄検出手段21は、廃棄通
知手段23へ通信元アドレス、通信先アドレス、アプリ
ケーション種別及びシーケンシャルNo.を含む廃棄検
出情報を通知する(ステップ404)。
【0052】廃棄通知手段23は、廃棄検出手段21か
ら廃棄検出情報を受信すると(ステップ405)、廃棄
検出情報から通信元アドレス、通信先アドレス、アプリ
ケーション種別及びシーケンシャルNo.を抽出し(ス
テップ406)、該通信元アドレスを基に通信元の端末
を識別して、この通信元端末へ廃棄検出情報から抽出し
た通信先アドレス、アプリケーション種別及びシーケン
シャルNo.を含む廃棄情報を送信する(ステップ40
7)。
【0053】次に、図12〜図17を参照しながら、最
終識別子が付加されたパケットがネットワークノード2
で廃棄された場合の送信側端末の動作について説明す
る。送信側端末1aにおいて、コネクション制御手段1
2aは、ネットワークから廃棄情報を受信すると(図1
2ステップ121)、この廃棄情報から通信先アドレ
ス、アプリケーション種別及びシーケンシャルNo.を
抽出し(ステップ122)、この通信先アドレス、アプ
リケーション種別及びシーケンシャルNo.を含むコネ
クション停止情報を記録管理手段13aへ通知すると共
に(ステップ123)、アプリケーション11の該当す
るコネクションの通信を停止させる(ステップ12
4)。
【0054】記録管理手段13aは、コネクション制御
手段12aからコネクション停止情報を受信すると(図
13ステップ233)、このコネクション停止情報から
通信先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシ
ャルNo.を抽出し(ステップ234)、該当するコネ
クションのパケットのエントリー(抽出したシーケンシ
ャルNo.とこれに対応する残り再送回数)を送信記録
テーブル53から削除する(ステップ235,23
6)。
【0055】以上のように、記録管理手段13aは、ヘ
ッダ管理手段14aから送信許可を求められたパケット
の残り再送回数が1であれば、ヘッダ管理手段14aに
最終識別子の挿入を指示し、ヘッダ管理手段14aは、
送信パケットのヘッダに最後の再送であることを示す最
終識別子を挿入する。
【0056】ネットワークノード2の廃棄検出手段21
は、最終識別子が挿入されたパケットが廃棄されるとき
に廃棄通知の送信を指示し、廃棄通知手段23は、廃棄
されるパケットの送信元へパケット廃棄を通知する。コ
ネクション制御手段12aは、廃棄通知を受け取ったと
きにアプリケーション11の通信を停止させる。こうし
て、輻輳時に優先度の低い通信を速やかに停止すること
ができる。
【0057】[実施の形態の3]次に、本発明の第3の
実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図
18は本発明の第3の実施の形態となる通信システムの
ブロック図であり、図1、図11と同一の構成には同一
の符号を付してある。本実施の形態の送信側端末1b
は、アプリケーション11の通信を停止させたときに後
述する再通信管理手段にタイマーセットを指示し、再通
信管理手段よりトラフィック検査の指示を受けると、停
止させた通信の通信先へトラフィック検査パケットを送
信し、検査パケットに対する応答パケットを受信したと
きにアプリケーション11の通信を再開させるコネクシ
ョン制御手段12bと、記録管理手段13と、ヘッダ管
理手段14と、タイマーセットの指示を受けたときに時
間計測を開始し、計測時間が所定の時間を経過する度に
コネクション制御手段12bにトラフィック検査を指示
する再通信管理手段15とを有している。
【0058】また、ネットワークを介してネットワーク
ノード2と接続された受信側端末3に、トラフィック検
査パケットを受信したときに、このトラフィック検査パ
ケットの送信元へ応答パケットを送信するコネクション
制御手段31と、アプリケーション32とを備えてい
る。
【0059】図19、図20は送信側端末1bのコネク
ション制御手段12bの動作を説明するためのフローチ
ャート図、図21、図22は再通信管理手段15の動作
を説明するためのフローチャート図、図23は受信側端
末3のコネクション制御手段31の動作を説明するため
のフローチャート図であり、図2〜図7と同様の動作に
は同一の符号を付してある。
【0060】コネクション制御手段12bにおけるコネ
クション確立時、送信パケットに対する応答受信時、コ
ネクション切断時の動作は、実施の形態の1のコネクシ
ョン制御手段12と同様である。
【0061】次に、図4、図5、図7、図19〜図23
を参照しながら通信停止時の送信側端末1bの動作につ
いて説明する。アプリケーション11からの送信パケッ
トを受け取ったヘッダ管理手段14は(図7ステップ3
01)、送信パケットを自身のバッファへ格納して(ス
テップ302)、このパケットから通信先アドレス、ア
プリケーション種別及びパケットごとに付与されるシー
ケンシャルNo.を抽出する(ステップ303)。
【0062】そして、ヘッダ管理手段14は、送信パケ
ットから抽出した通信先アドレス、アプリケーション種
別及びシーケンシャルNo.を含むパケット問い合わせ
情報を記録管理手段13へ通知し(ステップ304)、
記録管理手段13からの応答を待つ(ステップ30
5)。
【0063】次に、記録管理手段13は、ヘッダ管理手
段14からのパケット問い合わせ情報を受信すると(図
4ステップ205)、パケット問い合わせ情報から通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.を抽出し(図5ステップ206)、これらを基に
自身が有する図10のような送信記録テーブル53を検
索する(ステップ207)。
【0064】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.が送信記録テーブル53に登録されていて、該ア
ドレス、種別及びNo.に対応してテーブル53に登録
された残り再送回数が0の場合、記録管理手段13は、
上記No.とこれに対応する値0の残り再送回数を送信
記録テーブル53から削除する(図5ステップ21
4)。
【0065】続いて、記録管理手段13は、ヘッダ管理
手段14へ送信中止情報を通知すると共に(ステップ2
15)、コネクション制御手段12bへ上記通信先アド
レス及びアプリケーション種別を含む通信停止情報を通
知する(ステップ216)。ヘッダ管理手段14は、記
録管理手段13から送信中止情報を受信すると(図7ス
テップ305,306)、バッファに保留していた送信
待ちパケットを廃棄する(ステップ308)。
【0066】コネクション制御手段12bは、記録管理
手段13から通信停止情報を受信すると(図19ステッ
プ131)、この通信停止情報から通信先アドレス及び
アプリケーション種別を抽出し(図20ステップ13
2)、アプリケーション11の該当するコネクションの
通信を停止させると共に(ステップ133)、抽出した
通信先アドレス及びアプリケーション種別を含む再通信
情報を再通信管理手段15へ通知する(ステップ13
4)。
【0067】再通信管理手段15は、コネクション制御
手段12bから再通信情報を受信すると(図21ステッ
プ501)、この再通信情報から通信先アドレス及びア
プリケーション種別を抽出する(図22ステップ50
2)。続いて、再通信管理手段15は、抽出した通信先
アドレス及びアプリケーション種別とこれに対応するタ
イマーの番号を自身が有する図24のようなタイマー管
理テーブル54に登録すると共に(ステップ503)、
該タイマー番号のタイマー(不図示)をセットして、時
間計測を開始させる(ステップ504)。
【0068】次に、図19〜図23を参照しながらトラ
フィック検査時の送信側端末1bの動作について説明す
る。再通信管理手段15は、上記タイマーによる計測時
間が所定の時間を経過すると(ステップ505)、所定
時間を経過したタイマーの番号を基にタイマー管理テー
ブル54を検索して、対応する通信先アドレス及びアプ
リケーション種別を取得する(ステップ506)。
【0069】そして、再通信管理手段15は、取得した
通信先アドレス及びアプリケーション種別を含む検査要
求情報をコネクション制御手段12bへ通知すると共に
(ステップ507)、上記タイマー番号のタイマーをセ
ットして、時間計測を再び開始させる(ステップ50
8)。
【0070】コネクション制御手段12bは、再通信管
理手段15から検査要求情報を受信すると(ステップ1
35)、この検査要求情報から通信先アドレス及びアプ
リケーション種別を抽出し(ステップ136)、該通信
先アドレスを基に通信先の端末を識別して、この通信先
端末へ上記アプリケーション種別を含むトラフィック検
査パケットを送信する(ステップ137)。
【0071】次に、図19〜図23を参照しながらトラ
フィック検査時の受信側端末3の動作について説明す
る。受信側端末3においてコネクション制御手段31
は、ネットワークからトラフィック検査パケットを受信
すると(図23ステップ601)、このトラフィック検
査パケットから通信元アドレス及びアプリケーション種
別を抽出し(ステップ602)、該通信元アドレスを基
に通信元の端末を識別して、この通信元端末へ上記アプ
リケーション種別を含む検査応答パケットを送信する
(ステップ603)。
【0072】次に、図19〜図23を参照しながら通信
再開時の送信側端末1bの動作について説明する。コネ
クション制御手段12bは、ネットワークから検査応答
パケットを受信すると(図19ステップ138)、この
検査応答パケットから通信先アドレス及びアプリケーシ
ョン種別を抽出する(図20ステップ139)。続い
て、コネクション制御手段12bは、アプリケーション
11の該当するコネクションの通信を再開させると共に
(ステップ140)、抽出した通信先アドレス及びアプ
リケーション種別を含む通信再開情報を再通信管理手段
15へ通知する(ステップ141)。
【0073】再通信管理手段15は、コネクション制御
手段12bから通信再開情報を受信すると(図21ステ
ップ509)、この通信再開情報から通信先アドレス及
びアプリケーション種別を抽出する(図22ステップ5
10)。そして、再通信管理手段15は、抽出した通信
先アドレス及びアプリケーション種別とこれに対応する
タイマーの番号を自身が有するタイマー管理テーブル5
4から削除すると共に(ステップ511)、該タイマー
番号のタイマーを停止させる(ステップ512)。
【0074】以上のように、送信側端末1bのコネクシ
ョン制御手段12bは、アプリケーション11の通信を
停止させたときに再通信管理手段15にタイマーセット
を指示する。再通信管理手段15は、タイマーセットの
指示を受けたときに時間計測を開始し、計測時間が所定
の時間を経過する度にコネクション制御手段12bにト
ラフィック検査を指示し、コネクション制御手段12b
は、停止させた通信の通信先へトラフィック検査パケッ
トを送信する。
【0075】受信側端末3のコネクション制御手段31
は、トラフィック検査パケットを受信したときに応答パ
ケットを送信する。そして、送信側端末1bのコネクシ
ョン制御手段12bは、検査パケットに対する応答パケ
ットを受信したときにアプリケーション11の通信を再
開させる。こうして、優先度の低い通信のコネクション
を切断することなく維持することができる。
【0076】[実施の形態の4]次に、本発明の第4の
実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図
25は本発明の第4の実施の形態となる通信システムの
ブロック図であり、図1、図11、図18と同一の構成
には同一の符号を付してある。本実施の形態の送信側端
末1cは、アプリケーション11と、コネクション制御
手段12と、残り再送回数を管理しているパケットにつ
いてヘッダ管理手段14から送信許可を求められたとき
に、最大再送回数と残り再送回数の差が所定のしきい値
以上の場合、送信許可を求められたパケットの送信先に
関する最大再送回数を全て減らし、ヘッダ管理手段14
から送信許可の問い合わせが一定時間ない場合に、問い
合わせがなかったパケットの送信先に関する最大再送回
数を初期化する記録管理手段13cと、ヘッダ管理手段
14とを有している。
【0077】図26、図27、図28は記録管理手段1
3cの動作を説明するためのフローチャート図であり、
図4〜図6と同様の動作には同一の符号を付してある。
記録管理手段13cにおけるコネクション確立時、送信
パケットに対する応答受信時、コネクション切断時の動
作は、実施の形態の1の記録管理手段13と同様であ
る。
【0078】次に、図7、図26〜図28を参照しなが
らパケット送信時の動作について説明する。アプリケー
ション11からの送信パケットを受け取ったヘッダ管理
手段14は(図7ステップ301)、パケットを自身の
バッファ(不図示)へ格納し(ステップ302)、この
パケットから通信先アドレス、アプリケーション種別及
びシーケンシャルNo.を抽出する(ステップ30
3)。
【0079】そして、ヘッダ管理手段14は、送信パケ
ットから抽出した通信先アドレス、アプリケーション種
別及びシーケンシャルNo.を含むパケット問い合わせ
情報を記録管理手段13cへ通知し(ステップ30
4)、記録管理手段13cからの応答を待つ(ステップ
305)。
【0080】次に、記録管理手段13cは、ヘッダ管理
手段14からのパケット問い合わせ情報を受信すると
(図26ステップ205)、このパケット問い合わせ情
報から通信先アドレス、アプリケーション種別及びシー
ケンシャルNo.を抽出し(図27ステップ206)、
これらを基に自身が有する図10のような送信記録テー
ブル53を検索する(ステップ207)。
【0081】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録テーブ
ル53に登録されていない場合、このアドレス及び種別
を含むパケットの送信に関して設定されたコネクション
は優先コネクションである。この場合、記録管理手段1
3cは、ステップ208においてYesと判定し、ヘッ
ダ管理手段14へ送信許可情報を通知する(ステップ2
09)。
【0082】ヘッダ管理手段14は、記録管理手段13
から送信許可情報を受信すると(図7ステップ305,
306)、バッファに保留していたパケットをネットワ
ークに送出する(ステップ307)。
【0083】また、パケット問い合わせ情報から抽出し
た通信先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録
テーブル53に登録されていて、シーケンシャルNo.
がテーブル53に登録されていない場合、記録管理手段
13cは、ステップ208,210においてNoと判定
し、パケット問い合わせ情報から抽出した通信先アドレ
ス、アプリケーション種別及びシーケンシャルNo.と
これらに対応する残り再送回数を送信記録テーブル53
に登録する(ステップ211)。
【0084】このとき、パケット問い合わせ情報から抽
出した通信先アドレス及びアプリケーション種別を基に
最大再送回数テーブル52を検索して、このアドレス及
び種別を含むパケット送信に関して設定されたコネクシ
ョンに対応する最大再送回数を取得し、取得した最大再
送回数から1引いた値を残り再送回数とする。そして、
記録管理手段13cは、ヘッダ管理手段14へ送信許可
情報を通知する(ステップ209)。
【0085】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.が送信記録テーブル53に登録されている場合、
記録管理手段13cは、該通信先アドレスを基に自身が
有する図29のようなタイマー管理テーブル55を検索
する(図28ステップ241)。
【0086】そして、記録管理手段13cは、パケット
問い合わせ情報から抽出した通信先アドレスがタイマー
管理テーブル55に登録されている場合(ステップ24
2)、対応するタイマー番号をテーブル55から取得
し、このタイマー番号のタイマー(不図示)をセットし
て、時間計測を再び開始させる(ステップ243)。
【0087】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレスがタイマー管理テーブル55に登録されてい
ない場合、記録管理手段13cは、該通信先アドレスと
これに対応するタイマーの番号をタイマー管理テーブル
55に登録すると共に(ステップ244)、該タイマー
番号のタイマー(不図示)をセットして、時間計測を開
始させる(ステップ245)。
【0088】次に、記録管理手段13cは、パケット問
い合わせ情報から抽出した通信先アドレス及びアプリケ
ーション種別を基に自身が有する図9のような最大再送
回数テーブル52を検索して、対応する最大再送回数を
取得すると共に、パケット問い合わせ情報から抽出した
アドレス、種別及びシーケンシャルNo.を基に自身が
有する図10のような送信記録テーブル53を検索し
て、対応する残り再送回数を取得する。
【0089】そして、記録管理手段13cは、最大再送
回数と残り再送回数の差が所定のしきい値以上であれば
(ステップ246)、最大再送回数テーブル52に登録
された、該通信先アドレスを含むパケットの送信に関し
て設定されたコネクションの最大再送回数(通信先アド
レスに対応してテーブル52に登録された最大再送回
数)を減らす(ステップ247)。このとき、最大再送
回数は、現在の1/2に減らされる。
【0090】次いで、記録管理手段13cは、パケット
問い合わせ情報から抽出したアドレス、種別及びNo.
に対応して送信記録テーブル53に登録された残り再送
回数が1以上か否かを判定する(図27ステップ21
2)。残り再送回数が1以上の場合、記録管理手段13
cは、テーブル53に登録されている該残り再送回数を
1減らすと共に(ステップ213)、ヘッダ管理手段1
4へ送信許可情報を通知する(ステップ209)。
【0091】ステップ212において残り再送回数が0
の場合、記録管理手段13cは、上記シーケンシャルN
o.とこれに対応する値0の残り再送回数を送信記録テ
ーブル53から削除する(ステップ214)。続いて、
記録管理手段13cは、ヘッダ管理手段14へ送信中止
情報を通知すると共に(ステップ215)、コネクショ
ン制御手段12へ上記通信先アドレス及びアプリケーシ
ョン種別を含む通信停止情報を通知する(ステップ21
6)。
【0092】次に、図26〜図28を参照しながら最大
再送回数初期化時の動作について説明する。記録管理手
段13cは、自身のタイマーによる計測時間が所定の時
間を経過すると(図26ステップ248)、所定時間を
経過したタイマーの番号を基にタイマー管理テーブル5
5を検索して、対応する通信先アドレスを取得する(ス
テップ249)。
【0093】そして、記録管理手段13cは、取得した
通信先アドレスに対応して最大再送回数テーブル52に
登録された全ての最大再送回数(該通信先アドレスを含
むパケットの送信に関して設定された全てのコネクショ
ンの最大再送回数)を初期化すると共に(ステップ25
0)、該通信先アドレスとこれに対応するタイマーの番
号をタイマー管理テーブル55から削除する(ステップ
251)。なお、最大再送回数テーブル52に登録され
た最大再送回数の初期値は、優先度情報テーブル51に
登録された値である。
【0094】以上のように、記録管理手段13cは、残
り再送回数を管理しているパケットについてヘッダ管理
手段14から送信許可を求められたときに、最大再送回
数と残り再送回数の差が所定のしきい値以上の場合、送
信許可を求められたパケットの送信先に関する最大再送
回数を全て減らし、ヘッダ管理手段14から送信許可の
問い合わせが一定時間ない場合に、問い合わせがなかっ
たパケットの送信先に関する最大再送回数を初期化す
る。こうして、優先度の低い通信のトラフィック量をネ
ットワークの輻輳状態に応じて動的に抑制することがで
きる。
【0095】[実施の形態の5]次に、本発明の第5の
実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図
30は本発明の第5の実施の形態となる通信システムの
ブロック図であり、図1、図11、図18、図25と同
一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の
送信側端末1dは、アプリケーション11と、通信の優
先度に応じてコネクションごとに予め設定された最大再
送回数を保持し、コネクションの確立時に通信の優先度
を識別して優先度に応じた最大再送回数を出力し、通信
停止の指示を受けるとアプリケーション11の通信を停
止させるコネクション制御手段12dと、再送が許され
る回数を表す残り再送回数をコネクション毎に管理し、
送信許可を求められたパケットに関して設定されたコネ
クションの残り再送回数が1以上であれば、該コネクシ
ョンの残り再送回数を1減らす共にヘッダ管理手段14
に対して送信を許可し、残り再送回数が0であれば、コ
ネクション制御手段12dに通信の停止を指示し、ヘッ
ダ管理手段14から送信許可の問い合わせが一定時間な
い場合に、該当コネクションの残り再送回数を最大値
(最大再送回数−1)に戻す記録管理手段13dと、ヘ
ッダ管理手段14とを有している。
【0096】図31はコネクション制御手段12dの動
作を説明するためのフローチャート図、図32、図3
3、図34、図35は記録管理手段13dの動作を説明
するためのフローチャート図であり、図2〜図7と同様
の動作には同一の符号を付してある。コネクション制御
手段12dにおける送信パケットに対する応答受信時、
通信停止時、コネクション切断時の動作は、実施の形態
の1のコネクション制御手段12と同様である。
【0097】次に、図31〜図35を参照しながらコネ
クション確立時の動作について説明する。送信側端末1
dにおいて、アプリケーション11がコネクション確立
要求情報を発信すると(図31ステップ151)、コネ
クション制御手段12dは、受信したコネクション確立
要求情報から通信を行うアプリケーション11の種別と
通信先のアドレスを抽出する(ステップ152)。
【0098】コネクション制御手段12dは、取得した
通信先アドレス及びアプリケーション種別を基に、自身
が有する図36のような優先度情報テーブル56を検索
して、該通信先アドレス及びアプリケーション種別に対
してあらかじめ定められたコネクション最大再送回数を
テーブル56から取得する(ステップ153)。
【0099】そして、コネクション制御手段12dは、
コネクション確立要求情報から抽出した通信先アドレス
及びアプリケーション種別とテーブル56から取得した
コネクション最大再送回数とを含むコネクション確立情
報を記録管理手段13dへ通知する(ステップ15
4)。
【0100】優先度情報テーブル56に通信先アドレス
及びアプリケーション種別に対応するコネクション最大
再送回数のデータが登録されていない場合、このアドレ
ス及び種別を含むパケットの送信に関して設定されたコ
ネクションは優先コネクションである。この場合、コネ
クション制御手段12dは、通信先アドレス及びアプリ
ケーション種別を含むコネクション確立情報を通知し
て、コネクション最大再送回数を通知しない。
【0101】記録管理手段13dは、コネクション制御
手段12dからのコネクション確立情報を受信すると
(図32ステップ261)、このコネクション確立情報
から通信先アドレス、アプリケーション種別及びコネク
ション最大再送回数を抽出し(ステップ262)、これ
らを自身が有する図37のような最大再送回数テーブル
57に登録すると共に、対応するコネクション残り再送
回数をテーブル57に登録する(ステップ263,26
4)。
【0102】このとき、上記コネクション最大再送回数
から1引いた値をコネクション残り再送回数とする。ま
た、コネクション制御手段12dからコネクション最大
再送回数が通知されなかった場合、記録管理手段13d
は、ステップ263の判定においてYes、すなわち通
知されたアドレス及び種別を含むパケットの送信に関し
て設定されたコネクションを優先コネクションであると
判断し、通知された情報を最大再送回数テーブル57に
は登録しない。
【0103】次に、図7、図31〜図35を参照しなが
らパケット送信時の動作について説明する。アプリケー
ション11からの送信パケットを受け取ったヘッダ管理
手段14は(図7ステップ301)、パケットを自身の
バッファ(不図示)へ格納し(ステップ302)、この
パケットから通信先アドレス、アプリケーション種別及
びシーケンシャルNo.を抽出する(ステップ30
3)。
【0104】そして、ヘッダ管理手段14は、送信パケ
ットから抽出した通信先アドレス、アプリケーション種
別及びシーケンシャルNo.を含むパケット問い合わせ
情報を記録管理手段13dへ通知し(ステップ30
4)、記録管理手段13dからの応答を待つ(ステップ
305)。
【0105】次に、記録管理手段13dは、ヘッダ管理
手段14からのパケット問い合わせ情報を受信すると
(図32ステップ265)、パケット問い合わせ情報か
ら通信先アドレス、アプリケーション種別及びシーケン
シャルNo.を抽出し(図33ステップ266)、これ
らを基に自身が有する図38のような送信記録テーブル
58を検索する(ステップ267)。
【0106】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録テーブ
ル58に登録されていない場合、このアドレス及び種別
を含むパケットの送信に関して設定されたコネクション
は優先コネクションである。この場合、記録管理手段1
3dは、ステップ268においてYesと判定し、ヘッ
ダ管理手段14へ送信許可情報を通知する(ステップ2
69)。
【0107】ヘッダ管理手段14は、記録管理手段13
から送信許可情報を受信すると(図7ステップ305,
306)、バッファに保留していたパケットをネットワ
ークに送出する(ステップ307)。
【0108】また、パケット問い合わせ情報から抽出し
た通信先アドレス及びアプリケーション種別が送信記録
テーブル58に登録されていて、シーケンシャルNo.
がテーブル58に登録されていない場合、記録管理手段
13dは、ステップ268,270においてNoと判定
し、パケット問い合わせ情報から抽出したシーケンシャ
ルNo.を送信記録テーブル58に登録すると共に、ヘ
ッダ管理手段14へ送信許可情報を通知する(ステップ
269)。
【0109】パケット問い合わせ情報から抽出した通信
先アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャル
No.が送信記録テーブル58に登録されている場合、
記録管理手段13dは、該通信先アドレス及びアプリケ
ーション種別を基に自身が有する図39のようなタイマ
ー管理テーブル59を検索する(図35ステップ27
1)。
【0110】そして、記録管理手段13dは、パケット
問い合わせ情報から抽出した通信先アドレス及びアプリ
ケーション種別がタイマー管理テーブル59に登録され
ている場合(ステップ272)、対応するタイマー番号
をテーブル59から取得し、このタイマー番号のタイマ
ー(不図示)をセットして、時間計測を再び開始させる
(ステップ273)。
【0111】また、パケット問い合わせ情報から抽出し
た通信先アドレス及びアプリケーション種別がタイマー
管理テーブル59に登録されていない場合、記録管理手
段13dは、該通信先アドレス及びアプリケーション種
別とこれに対応するタイマーの番号をタイマー管理テー
ブル59に登録すると共に(ステップ274)、該タイ
マー番号のタイマー(不図示)をセットして、時間計測
を開始させる(ステップ275)。
【0112】次に、記録管理手段13dは、パケット問
い合わせ情報から抽出した通信先アドレス及びアプリケ
ーション種別に対応して最大再送回数テーブル57に登
録されたコネクション残り再送回数が1以上か否かを判
定する(ステップ276)。コネクション残り再送回数
が1以上の場合、記録管理手段13dは、最大再送回数
テーブル57に登録されている該コネクション残り再送
回数を1減らすと共に(ステップ277)、ヘッダ管理
手段14へ送信許可情報を通知する(ステップ26
9)。
【0113】ステップ276においてコネクション残り
再送回数が0の場合、記録管理手段13dは、パケット
問い合わせ情報から抽出したシーケンシャルNo.を送
信記録テーブル58から削除すると共に、パケット問い
合わせ情報から抽出した通信先アドレス及びアプリケー
ション種別に対応するテーブル57のコネクション残り
再送回数をコネクション最大再送回数から1引いた値と
する(ステップ278)。
【0114】続いて、記録管理手段13dは、ヘッダ管
理手段14へ送信中止情報を通知するとともに(ステッ
プ279)、コネクション制御手段12dへ上記通信先
アドレス及びアプリケーション種別を含む通信停止情報
を通知する(ステップ280)。
【0115】次に、図3、図31〜図35を参照しなが
ら送信パケットに対する応答をネットワークから受信し
たときの動作について説明する。コネクション制御手段
12dは、ネットワークより応答ACKを受信すると
(図31ステップ105)、この応答ACKから通信先
アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャルN
o.を抽出し(図3ステップ109)、抽出した通信先
アドレス、アプリケーション種別及びシーケンシャルN
o.を含む応答受信情報を記録管理手段13dへ通知す
る(ステップ110)。
【0116】記録管理手段13dは、コネクション制御
手段12dから応答受信情報を受信すると(図32ステ
ップ281)、この応答受信情報から通信先アドレス、
アプリケーション種別及びシーケンシャルNo.を抽出
し(図34ステップ282)、該シーケンシャルNo.
を送信記録テーブル58から削除する(ステップ28
3)。
【0117】次に、図31〜図35を参照しながらコネ
クション残り再送回数の回復時の動作について説明す
る。記録管理手段13dは、自身のタイマーによる計測
時間が所定の時間を経過すると(図32ステップ28
4)、所定時間を経過したタイマーの番号を基にタイマ
ー管理テーブル59を検索して、対応する通信先アドレ
ス及びアプリケーション種別を取得する(図34ステッ
プ285)。
【0118】続いて、記録管理手段13dは、取得した
通信先アドレス及びアプリケーション種別に対応して最
大再送回数テーブル57に登録されたコネクション残り
再送回数(該通信先アドレス及びアプリケーション種別
を含むパケットの送信に関して設定されたコネクション
の残り再送回数)を最大値に戻す(図34ステップ28
6)。このときの最大値とは、該通信先アドレス及びア
プリケーション種別に対応して最大再送回数テーブル5
7に登録された最大再送回数から1を引いた値である。
【0119】そして、記録管理手段13dは、タイマー
管理テーブル59から該当コネクションのエントリー
(該通信先アドレス及びアプリケーション種別とこれに
対応するタイマーの番号)を削除する(ステップ28
7)。
【0120】次に、図31〜図35を参照しながらコネ
クション切断時の動作について説明する。コネクション
制御手段12dは、アプリケーション11からコネクシ
ョン切断/終了要求情報を受信すると(図31ステップ
111)、このコネクション切断/終了要求情報から通
信先アドレス及びアプリケーション種別を抽出し(図3
ステップ112)、抽出した通信先アドレス及びアプリ
ケーション種別を含むコネクション切断情報を記録管理
手段13dへ通知する(ステップ113)。
【0121】記録管理手段13dは、コネクション制御
手段12dからコネクション切断情報を受信すると(図
32ステップ288)、このコネクション切断情報から
通信先アドレス及びアプリケーション種別を抽出し(図
34ステップ289)、該アドレス及び種別が一致する
コネクションのエントリーを最大再送回数テーブル5
7、送信記録テーブル58から全て削除する(ステップ
290)。
【0122】以上のように、残り再送回数を記憶管理手
段13dでコネクションごとに管理する。記録管理手段
13dは、ヘッダ管理手段14から送信許可の問い合わ
せがあったときに、送信許可を求められたパケットに関
して設定されたコネクションの残り再送回数が1以上で
あれば、該当コネクションの残り再送回数を1減らす共
にヘッダ管理手段14に対して送信を許可する。そし
て、記録管理手段13dは、ヘッダ管理手段14から送
信許可の問い合わせが一定時間ない場合(パケット再送
が一定時間行われない場合)に、該当コネクションの残
り再送回数を最大値に戻す。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、送信側端末にコネクション制御手段、ヘッダ管理手
段及び記録管理手段を設けることにより、優先度の低い
通信のパケット再送を抑制することができるので、ネッ
トワークの輻輳時に優先度の低い通信のトラフィック使
用量を削減することができ、優先度の高い通信のために
ネットワークの伝送容量を確保することができる。
【0124】また、請求項2に記載のように、ネットワ
ークノードのフレーム受信部にフレーム保持バッファ、
廃棄検出手段及び廃棄通知手段を設けることにより、優
先度の低い通信の最終再送パケットがネットワークノー
ドで廃棄されたことを送信側端末に通知することができ
るので、ネットワークの輻輳時に優先度の低い通信を速
やかに停止することができる。
【0125】また、請求項3に記載のように、送信側端
末に再通信管理手段を設け、受信側端末にコネクション
制御手段を設けることにより、優先度の低い通信のパケ
ット再送を抑制すると共に、ネットワークの輻輳状態が
解消されたとき(トラフィック検査パケットに対する応
答パケットを受信したとき)に、優先度の低い通信を再
開するようにしたので、優先度の低い通信のコネクショ
ンを切断すること無く維持することができる。
【0126】また、請求項4に記載のように、記録管理
手段が、ネットワークの輻輳状態に応じて優先度の低い
パケットの最大再送回数を制御するようにしたので、優
先度の低い通信のトラフィック量をネットワークの輻輳
状態に応じて動的に抑制することができる。
【0127】また、請求項5に記載のように、送信側端
末にコネクション制御手段、ヘッダ管理手段及び記録管
理手段を設けることにより、連続的にパケット廃棄が発
生した優先度の低い通信のパケット再送を抑制すること
ができ、ネットワークの慢性的な輻輳時に優先度の低い
通信のトラフィック量をより効果的に削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる通信システ
ムのブロック図である。
【図2】 図1の送信側端末内のコネクション制御手段
の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図3】 図1の送信側端末内のコネクション制御手段
の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図4】 図1の送信側端末内の記録管理手段の動作を
説明するためのフローチャート図である。
【図5】 図1の送信側端末内の記録管理手段の動作を
説明するためのフローチャート図である。
【図6】 図1の送信側端末内の記録管理手段の動作を
説明するためのフローチャート図である。
【図7】 図1の送信側端末内のヘッダ管理手段の動作
を説明するためのフローチャート図である。
【図8】 図1の送信側端末内のコネクション制御手段
が有する優先度情報テーブルを示す図である。
【図9】 図1の送信側端末内の記録管理手段が有する
最大再送回数テーブルを示す図である。
【図10】 図1の送信側端末内の記録管理手段が有す
る送信記録テーブルを示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態となる通信シス
テムのブロック図である。
【図12】 図11の送信側端末内のコネクション制御
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図13】 図11の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図14】 図11の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図15】 図11の送信側端末内のヘッダ管理手段の
動作を説明するためのフローチャート図である。
【図16】 図11のネットワークノード内の廃棄検出
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図17】 図11のネットワークノード内の廃棄通知
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図18】 本発明の第3の実施の形態となる通信シス
テムのブロック図である。
【図19】 図18の送信側端末内のコネクション制御
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図20】 図18の送信側端末内のコネクション制御
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図21】 図18の送信側端末内の再通信管理手段の
動作を説明するためのフローチャート図である。
【図22】 図18の送信側端末内の再通信管理手段の
動作を説明するためのフローチャート図である。
【図23】 図18の受信側端末内のコネクション制御
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図24】 図18の送信側端末内の再通信管理手段が
有するタイマー管理テーブルを示す図である。
【図25】 本発明の第4の実施の形態となる通信シス
テムのブロック図である。
【図26】 図25の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図27】 図25の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図28】 図25の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図29】 図25の送信側端末内の記録管理手段が有
するタイマー管理テーブルを示す図である。
【図30】 図30は本発明の第5の実施の形態となる
通信システムのブロック図である。
【図31】 図30の送信側端末内のコネクション制御
手段の動作を説明するためのフローチャート図である。
【図32】 図30の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図33】 図30の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図34】 図30の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図35】 図30の送信側端末内の記録管理手段の動
作を説明するためのフローチャート図である。
【図36】 図30の送信側端末内のコネクション制御
手段が有する優先度情報テーブルを示す図である。
【図37】 図30の送信側端末内の記録管理手段が有
する最大再送回数テーブルを示す図である。
【図38】 図30の送信側端末内の記録管理手段が有
する送信記録テーブルを示す図である。
【図39】 図30の送信側端末内の記録管理手段が有
するタイマー管理テーブルを示す図である。
【図40】 従来の通信システムの問題点を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d…送信側端末、2…ネット
ワークノード、3…受信側端末、11、32…アプリケ
ーション、12、12a、12b、12d、31…コネ
クション制御手段、13、13a、13c、13d…記
録管理手段、14、14a…ヘッダ管理手段、15…再
通信管理手段、21…廃棄検出手段、22…フレーム保
持バッファ、23…廃棄通知手段、51、56…優先度
情報テーブル、52、57…最大再送回数テーブル5
3、58…送信記録テーブル、54、55、59…タイ
マー管理テーブル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクション確立型通信におけるパケッ
    トの再送制御方式であって、 送信側端末に、 通信の優先度に応じてパケット毎に予め設定された、再
    送が許される最大の回数を表す最大再送回数を保持し、
    コネクションの確立時に通信の優先度を識別して優先度
    に応じた最大再送回数を出力し、通信停止の指示を受け
    るとアプリケーションの通信を停止させるコネクション
    制御手段と、 アプリケーションから受け取った送信すべきパケットを
    保持し、このパケットを特定する情報を基に送信許可を
    求めるヘッダ管理手段と、 コネクション制御手段から受け取った最大再送回数に基
    づく残り再送回数をパケットごとに管理し、ヘッダ管理
    手段から送信許可を求められたパケットの残り再送回数
    が1以上であれば、該パケットの残り再送回数を1減ら
    す共にヘッダ管理手段に対して送信を許可し、残り再送
    回数が0であれば、コネクション制御手段に通信の停止
    を指示する記録管理手段とを備えることを特徴とする再
    送制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の再送制御方式において、 ネットワークを介して前記送信側端末と接続されたネッ
    トワークノードのフレーム受信部に、 送信側端末から送出されたパケットを保持するフレーム
    保持バッファと、 フレーム保持バッファで廃棄されるパケットを検査し、
    識別子を検出したときに廃棄通知の送信を指示する廃棄
    検出手段と、 廃棄通知送信の指示を受けると、フレーム保持バッファ
    で廃棄されるパケットの送信元へパケット廃棄を通知す
    る廃棄通知手段とを備え、 前記コネクション制御手段は、ネットワークを介して前
    記廃棄通知を受け取ったときにアプリケーションの通信
    を停止させるものであり、 前記ヘッダ管理手段は、識別子挿入の指示を受けたとき
    に、送信パケットのヘッダに識別子を挿入するものであ
    り、 前記記録管理手段は、ヘッダ管理手段から送信許可を求
    められたパケットの残り再送回数が1であれば、ヘッダ
    管理手段に識別子の挿入を指示するものであることを特
    徴とする再送制御方式。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の再送制御方式において、 前記送信側端末に、タイマーセットの指示を受けたとき
    に時間計測を開始し、計測時間が所定の時間を経過する
    度にコネクション制御手段にトラフィック検査を指示す
    る再通信管理手段を備え、 ネットワークを介してネットワークノードと接続された
    受信側端末に、トラフィック検査パケットを受信したと
    きに、このトラフィック検査パケットの送信元へ応答パ
    ケットを送信するコネクション制御手段を備え、 前記送信側端末のコネクション制御手段は、アプリケー
    ションの通信を停止させたときに再通信管理手段にタイ
    マーセットを指示し、再通信管理手段よりトラフィック
    検査の指示を受けると、停止させた通信の通信先へトラ
    フィック検査パケットを送信し、検査パケットに対する
    応答パケットを受信したときにアプリケーションの通信
    を再開させるものであることを特徴とする再送制御方
    式。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の再送制御方式において、 前記記録管理手段は、残り再送回数を管理しているパケ
    ットについてヘッダ管理手段から送信許可を求められた
    ときに、前記最大再送回数と残り再送回数の差が所定の
    しきい値以上の場合、送信許可を求められたパケットの
    送信先に関する最大再送回数を全て減らし、ヘッダ管理
    手段から送信許可の問い合わせが一定時間ない場合に、
    問い合わせがなかったパケットの送信先に関する最大再
    送回数を初期化するものであることを特徴とする再送制
    御方式。
  5. 【請求項5】 コネクション確立型通信におけるパケッ
    トの再送制御方式であって、 送信側端末に、 通信の優先度に応じてコネクション毎に予め設定され
    た、再送が許される最大の回数を表す最大再送回数を保
    持し、コネクションの確立時に通信の優先度を識別して
    優先度に応じた最大再送回数を出力し、通信停止の指示
    を受けるとアプリケーションの通信を停止させるコネク
    ション制御手段と、 アプリケーションから受け取った送信すべきパケットを
    保持し、このパケットを特定する情報を基に送信許可を
    求めるヘッダ管理手段と、 コネクション制御手段から受け取った最大再送回数に基
    づく残り再送回数をコネクション毎に管理し、前記送信
    許可を求められたパケットに関して設定されたコネクシ
    ョンの残り再送回数が1以上であれば、該コネクション
    の残り再送回数を1減らす共にヘッダ管理手段に対して
    送信を許可し、残り再送回数が0であれば、コネクショ
    ン制御手段に通信の停止を指示し、ヘッダ管理手段から
    送信許可の問い合わせが一定時間ない場合に、該当コネ
    クションの残り再送回数を最大値に戻す記録管理手段と
    を備えることを特徴とする再送制御方式。
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