JPH11228909A - 防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体 - Google Patents
防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体Info
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- JPH11228909A JPH11228909A JP10003117A JP311798A JPH11228909A JP H11228909 A JPH11228909 A JP H11228909A JP 10003117 A JP10003117 A JP 10003117A JP 311798 A JP311798 A JP 311798A JP H11228909 A JPH11228909 A JP H11228909A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】層間接着強度に優れ、塗装期間を大幅に短縮で
き、発電所等の冷却水路用の防汚塗膜などとして好適で
あるような防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法、および該
防汚塗膜で被覆された防汚構造体を提供する。 【解決手段】ポリオールおよび/またはポリチオール
と、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料
を塗装硬化させてなるポリウレタン塗膜(a)、および該
ポリウレタン塗膜(a)上に形成された、シリコーン系重
合体および/または加水分解型シリルエステル基含有ア
クリル共重合体を樹脂成分として含有する上塗塗膜(b)
からなる防汚塗膜。上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミ
ン蒸気の存在下に、ポリオールおよび/またはポリチオ
ールと、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン
塗料を噴霧し硬化させることにより形成された塗膜であ
ることが好ましい。
き、発電所等の冷却水路用の防汚塗膜などとして好適で
あるような防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法、および該
防汚塗膜で被覆された防汚構造体を提供する。 【解決手段】ポリオールおよび/またはポリチオール
と、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料
を塗装硬化させてなるポリウレタン塗膜(a)、および該
ポリウレタン塗膜(a)上に形成された、シリコーン系重
合体および/または加水分解型シリルエステル基含有ア
クリル共重合体を樹脂成分として含有する上塗塗膜(b)
からなる防汚塗膜。上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミ
ン蒸気の存在下に、ポリオールおよび/またはポリチオ
ールと、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン
塗料を噴霧し硬化させることにより形成された塗膜であ
ることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防汚塗膜、防汚塗
膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体に関
し、さらに詳しくは、層間接着強度に優れ、塗装期間を
大幅に短縮でき、発電所等の冷却水路用の防汚塗膜など
として好適であるような防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方
法、および該防汚塗膜で被覆された防汚構造体に関す
る。
膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体に関
し、さらに詳しくは、層間接着強度に優れ、塗装期間を
大幅に短縮でき、発電所等の冷却水路用の防汚塗膜など
として好適であるような防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方
法、および該防汚塗膜で被覆された防汚構造体に関す
る。
【0002】
【発明の技術的背景】海中には、たとえばフジツボ、セ
ルプラ、ムラサキイガイ、カキ、フサコケムシ、ホヤ、
アオノリ、アオサ等の動植物性付着生物が多数生息して
いる。このような海中に設置される水中構造物、例えば
火力・原子力発電所その他の臨海プラントの冷却水取水
路、港湾施設、海底パイプライン、海底油田掘削リグ、
航路浮標、船舶係留用ブイ等の接水部表面に海中生物が
付着し生長すると種々の被害を生ずる。一例を挙げる
と、発電所の冷却取水路においては、上記のような海中
生物の付着、生長により冷却用海水の流水抵抗が増加
し、その結果、熱交換器の機能が低下して発電効率に悪
影響を及ぼす。また、港湾施設、海底パイプライン、油
田掘削リグ、浮標、ブイなどに、上記のような海中生物
が付着、生長すると、構造基材の腐食が促進され構造基
材の耐久寿命が短くなったりすることがある。
ルプラ、ムラサキイガイ、カキ、フサコケムシ、ホヤ、
アオノリ、アオサ等の動植物性付着生物が多数生息して
いる。このような海中に設置される水中構造物、例えば
火力・原子力発電所その他の臨海プラントの冷却水取水
路、港湾施設、海底パイプライン、海底油田掘削リグ、
航路浮標、船舶係留用ブイ等の接水部表面に海中生物が
付着し生長すると種々の被害を生ずる。一例を挙げる
と、発電所の冷却取水路においては、上記のような海中
生物の付着、生長により冷却用海水の流水抵抗が増加
し、その結果、熱交換器の機能が低下して発電効率に悪
影響を及ぼす。また、港湾施設、海底パイプライン、油
田掘削リグ、浮標、ブイなどに、上記のような海中生物
が付着、生長すると、構造基材の腐食が促進され構造基
材の耐久寿命が短くなったりすることがある。
【0003】これらの被害を防止または抑制するため
に、各種の防汚塗料を海中構造物の接水面に塗装してお
き、生物の付着生長を防止する方法が古くから行なわれ
ている。
に、各種の防汚塗料を海中構造物の接水面に塗装してお
き、生物の付着生長を防止する方法が古くから行なわれ
ている。
【0004】しかしながら、従来の防汚塗装では、充分
な層間密着強度などを得るために下塗り、中塗り、上塗
りの各塗装が行われる他、下塗りと中塗りとの密着性、
および中塗りと上塗りとの密着性をそれぞれ確保するた
めに専用プライマー塗装やバインダー塗装が行われるな
ど、合計数回の塗り重ねが行なわれ、このため数日間以
上の塗装期間が必要であり、工期が切迫しているときに
は充分な塗装ができない恐れがあった。
な層間密着強度などを得るために下塗り、中塗り、上塗
りの各塗装が行われる他、下塗りと中塗りとの密着性、
および中塗りと上塗りとの密着性をそれぞれ確保するた
めに専用プライマー塗装やバインダー塗装が行われるな
ど、合計数回の塗り重ねが行なわれ、このため数日間以
上の塗装期間が必要であり、工期が切迫しているときに
は充分な塗装ができない恐れがあった。
【0005】したがって、発電所の冷却水路など各種水
中構造物の接水表面に短期間に防汚塗装でき、しかも該
構造物(基材)表面と防汚塗膜との接着強度に優れるよ
うな防汚塗膜、その形成方法等の出現が望まれている。
中構造物の接水表面に短期間に防汚塗装でき、しかも該
構造物(基材)表面と防汚塗膜との接着強度に優れるよ
うな防汚塗膜、その形成方法等の出現が望まれている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、水中構造物の
接水表面など、被塗物基材表面に短期間に防汚塗装で
き、従って工期の短縮を図ることができ、しかも該基材
表面と防汚塗膜との接着強度などに優れるような防汚塗
膜、その形成方法を提供することを目的としている。
問題点を解決しようとするものであって、水中構造物の
接水表面など、被塗物基材表面に短期間に防汚塗装で
き、従って工期の短縮を図ることができ、しかも該基材
表面と防汚塗膜との接着強度などに優れるような防汚塗
膜、その形成方法を提供することを目的としている。
【0007】また本発明は、上記のような防汚塗膜で被
覆された防汚構造体を提供することを目的としている。
覆された防汚構造体を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る防汚塗膜は、ポリオールお
よび/またはポリチオールと、ポリイソシアネートとを
含有するポリウレタン塗料を塗装硬化させてなるポリウ
レタン塗膜(a)、および該ポリウレタン塗膜(a)上に形成
された、シリコーン系重合体および/または加水分解型
シリルエステル基含有アクリル共重合体を樹脂成分とし
て含有する上塗塗膜(b)からなっている。
よび/またはポリチオールと、ポリイソシアネートとを
含有するポリウレタン塗料を塗装硬化させてなるポリウ
レタン塗膜(a)、および該ポリウレタン塗膜(a)上に形成
された、シリコーン系重合体および/または加水分解型
シリルエステル基含有アクリル共重合体を樹脂成分とし
て含有する上塗塗膜(b)からなっている。
【0009】本発明においては、上記ポリウレタン塗膜
(a)が、アミン蒸気の存在下に、ポリオールおよび/ま
たはポリチオールと、ポリイソシアネートとを含有する
ポリウレタン塗料を噴霧し硬化させることにより形成さ
れたポリウレタン塗膜であることが好ましい。
(a)が、アミン蒸気の存在下に、ポリオールおよび/ま
たはポリチオールと、ポリイソシアネートとを含有する
ポリウレタン塗料を噴霧し硬化させることにより形成さ
れたポリウレタン塗膜であることが好ましい。
【0010】本発明に係る防汚塗膜の形成方法は、
(A)基体の少なくとも一方の表面上に、(B)ポリオ
ールおよび/またはポリチオールと、ポリイソシアネー
トとを含有するポリウレタン塗料を塗装硬化させてなる
ポリウレタン塗膜(a)を形成させた後、(C)該ポリウ
レタン塗膜(a)上に、シリコーン系重合体および/また
は加水分解型シリルエステル基含有アクリル共重合体を
樹脂成分として含有する上塗塗料(b)を塗装硬化して上
塗塗膜(b)を形成させることを特徴としている。
(A)基体の少なくとも一方の表面上に、(B)ポリオ
ールおよび/またはポリチオールと、ポリイソシアネー
トとを含有するポリウレタン塗料を塗装硬化させてなる
ポリウレタン塗膜(a)を形成させた後、(C)該ポリウ
レタン塗膜(a)上に、シリコーン系重合体および/また
は加水分解型シリルエステル基含有アクリル共重合体を
樹脂成分として含有する上塗塗料(b)を塗装硬化して上
塗塗膜(b)を形成させることを特徴としている。
【0011】本発明に係る上記防汚塗膜の形成方法にお
いては、上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミン蒸気の存
在下に、ポリオールおよび/またはポリチオールと、ポ
リイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料を噴霧
し硬化させることによって形成されることが好ましい。
いては、上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミン蒸気の存
在下に、ポリオールおよび/またはポリチオールと、ポ
リイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料を噴霧
し硬化させることによって形成されることが好ましい。
【0012】本発明に係る防汚構造体は、(A)基体
と、(B)該基体の少なくとも一方の表面上に形成され
た、ポリオールおよび/またはポリチオールと、ポリイ
ソシアネートとを含有するポリウレタン塗料を塗装硬化
させてなるポリウレタン塗膜(a)と、(C)該ポリウレ
タン塗膜(a)上に形成された、シリコーン系重合体およ
び/または加水分解型シリルエステル基含有アクリル共
重合体を樹脂成分として含有する上塗塗膜(b)とを有す
ることを特徴としている。
と、(B)該基体の少なくとも一方の表面上に形成され
た、ポリオールおよび/またはポリチオールと、ポリイ
ソシアネートとを含有するポリウレタン塗料を塗装硬化
させてなるポリウレタン塗膜(a)と、(C)該ポリウレ
タン塗膜(a)上に形成された、シリコーン系重合体およ
び/または加水分解型シリルエステル基含有アクリル共
重合体を樹脂成分として含有する上塗塗膜(b)とを有す
ることを特徴としている。
【0013】この防汚構造体では、上記ポリウレタン塗
膜(a)が、アミン蒸気の存在下に、ポリオールおよび/
またはポリチオールと、ポリイソシアネートとを含有す
るポリウレタン塗料を噴霧し硬化させることによって形
成されたものであることが好ましい。
膜(a)が、アミン蒸気の存在下に、ポリオールおよび/
またはポリチオールと、ポリイソシアネートとを含有す
るポリウレタン塗料を噴霧し硬化させることによって形
成されたものであることが好ましい。
【0014】本発明によれば、特にプライマー処理しな
くとも、層間接着強度すなわち、基材−ポリウレタン塗
膜(a)間、および該ポリウレタン塗膜(a)−上塗塗膜(b)
間の層間接着強度に優れた防汚塗膜を形成できる。しか
も下塗層(a)用のポリウレタン塗料は、極短時間に硬化
可能であり、その上ポリウレタン塗膜(a)形成後は、こ
のポリウレタン塗膜(a)表面に直接かつ速やかに、ポリ
ウレタン塗膜(a)に対する接着強度に優れた上塗層(b)を
形成可能なため、塗装期間を大幅に短縮でき、発電所等
の冷却水路用の防汚塗膜などとして好適であるような防
汚塗膜が提供される。また該防汚塗膜の上記形成方法に
よれば、上記のように短時間に防汚塗膜が得られる。ま
た該防汚塗膜で被覆された防汚構造体によれば、水中生
物による汚損が防止できる。
くとも、層間接着強度すなわち、基材−ポリウレタン塗
膜(a)間、および該ポリウレタン塗膜(a)−上塗塗膜(b)
間の層間接着強度に優れた防汚塗膜を形成できる。しか
も下塗層(a)用のポリウレタン塗料は、極短時間に硬化
可能であり、その上ポリウレタン塗膜(a)形成後は、こ
のポリウレタン塗膜(a)表面に直接かつ速やかに、ポリ
ウレタン塗膜(a)に対する接着強度に優れた上塗層(b)を
形成可能なため、塗装期間を大幅に短縮でき、発電所等
の冷却水路用の防汚塗膜などとして好適であるような防
汚塗膜が提供される。また該防汚塗膜の上記形成方法に
よれば、上記のように短時間に防汚塗膜が得られる。ま
た該防汚塗膜で被覆された防汚構造体によれば、水中生
物による汚損が防止できる。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る防汚塗膜につ
いて具体的に説明する。 [防汚塗膜]本発明に係る防汚塗膜は、ポリウレタン塗
膜(a)と、該塗膜(a)表面に形成された上塗塗膜(b)とか
らなり、上記ポリウレタン塗膜(a)は、ポリオールおよ
び/またはポリチオールと、ポリイソシアネートとを含
有するポリウレタン塗料を塗装硬化させてなり、このポ
リウレタン塗膜(a)上に形成された上塗塗膜(b)は、樹脂
成分としてのシリコーン系重合体および/または加水分
解型シリルエステル基含有アクリル共重合体と、防汚染
剤とを含有している。本発明の好ましい態様において
は、後述するように、この上塗塗膜(b)は、シリコーン
系重合体を必須成分として含有し、さらに必要により加
水分解型シリルエステル基含有アクリル共重合体をも含
有している。
いて具体的に説明する。 [防汚塗膜]本発明に係る防汚塗膜は、ポリウレタン塗
膜(a)と、該塗膜(a)表面に形成された上塗塗膜(b)とか
らなり、上記ポリウレタン塗膜(a)は、ポリオールおよ
び/またはポリチオールと、ポリイソシアネートとを含
有するポリウレタン塗料を塗装硬化させてなり、このポ
リウレタン塗膜(a)上に形成された上塗塗膜(b)は、樹脂
成分としてのシリコーン系重合体および/または加水分
解型シリルエステル基含有アクリル共重合体と、防汚染
剤とを含有している。本発明の好ましい態様において
は、後述するように、この上塗塗膜(b)は、シリコーン
系重合体を必須成分として含有し、さらに必要により加
水分解型シリルエステル基含有アクリル共重合体をも含
有している。
【0016】このような防汚塗膜は、通常、被塗物基材
の表面に上記ポリウレタン塗膜(a)側表面が密着するよ
うに、すなわち被塗物基材/ポリウレタン塗膜(a)/上
塗塗膜(b)の順序で積層するように形成される。
の表面に上記ポリウレタン塗膜(a)側表面が密着するよ
うに、すなわち被塗物基材/ポリウレタン塗膜(a)/上
塗塗膜(b)の順序で積層するように形成される。
【0017】以下、この被塗物基材、ポリウレタン塗膜
(a)、上塗塗膜(b)の順に説明する。 <被塗物基材>このような防汚塗膜が形成される被塗物
基材としては、火力・原子力発電所その他臨海プラント
の冷却水取水路・排水路、港湾施設、海底パイプライ
ン、海底油田掘削リグ、航路浮標、船舶係留用ブイなど
のように海中に設置される構造物、さらには淡水中に設
置される構造物が挙げられる。なお、被塗物基材の形状
については、後述するような方法で塗装可能な限り、板
・管・半割管・球など特に限定されない。
(a)、上塗塗膜(b)の順に説明する。 <被塗物基材>このような防汚塗膜が形成される被塗物
基材としては、火力・原子力発電所その他臨海プラント
の冷却水取水路・排水路、港湾施設、海底パイプライ
ン、海底油田掘削リグ、航路浮標、船舶係留用ブイなど
のように海中に設置される構造物、さらには淡水中に設
置される構造物が挙げられる。なお、被塗物基材の形状
については、後述するような方法で塗装可能な限り、板
・管・半割管・球など特に限定されない。
【0018】このような被塗物基材の材質としては、金
属、コンクリート、樹脂材料、木質材料、有機質繊維
板、紙などが挙げられる。上記金属としては、さらに具
体的には、炭素鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、
銅合金、亜鉛引き鋼、亜鉛などが挙げられる。
属、コンクリート、樹脂材料、木質材料、有機質繊維
板、紙などが挙げられる。上記金属としては、さらに具
体的には、炭素鋼、アルミニウム、ステンレス鋼、銅、
銅合金、亜鉛引き鋼、亜鉛などが挙げられる。
【0019】さらに、前記樹脂材料としては、具体的に
は、塩化ビニル、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリ
プロピレン)、メチルメタクリレート、ポリカーボネー
ト、FRP(ガラス繊維強化プラスチックス)、CRP
(炭素繊維強化プラスチックス)等の硬質材、または塩
化ビニル、ポリオレフィン、塩化ビニリデン等が挙げら
れる。これらのプラスチック材料は、発泡体であっても
よく、非発泡体であってもよい。これら種々の樹脂材料
のうちでは、基材とポリウレタン塗膜(a)との層間剥離
強度などの点で炭素鋼、コンクリート材が好ましい。
は、塩化ビニル、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリ
プロピレン)、メチルメタクリレート、ポリカーボネー
ト、FRP(ガラス繊維強化プラスチックス)、CRP
(炭素繊維強化プラスチックス)等の硬質材、または塩
化ビニル、ポリオレフィン、塩化ビニリデン等が挙げら
れる。これらのプラスチック材料は、発泡体であっても
よく、非発泡体であってもよい。これら種々の樹脂材料
のうちでは、基材とポリウレタン塗膜(a)との層間剥離
強度などの点で炭素鋼、コンクリート材が好ましい。
【0020】上記基材表面は、ポリウレタン塗料(a)を
塗布するに先立ち、予め、下記のような方法で下地処理
を行っておくことが好ましい。すなわち、上記基材表面
の下地前処理は、基材が炭素鋼材の場合には、ミルスケ
ール、さびなどをブラスト、ディスクサンダー、パワー
ブラシなどにより除去した後、必要に応じて有機溶剤を
滲み込ませた布で基材表面に付着している汚染物を除去
する。また、アルミニウム、ステンレス鋼、銅合金など
の材料の場合には、パワーブラシ、サンドペーパーなど
により基材表面に軽度の面荒らしを行なった後、必要に
応じて有機溶剤を滲み込ませた布で汚れを拭き取って基
材表面を清浄にする。
塗布するに先立ち、予め、下記のような方法で下地処理
を行っておくことが好ましい。すなわち、上記基材表面
の下地前処理は、基材が炭素鋼材の場合には、ミルスケ
ール、さびなどをブラスト、ディスクサンダー、パワー
ブラシなどにより除去した後、必要に応じて有機溶剤を
滲み込ませた布で基材表面に付着している汚染物を除去
する。また、アルミニウム、ステンレス鋼、銅合金など
の材料の場合には、パワーブラシ、サンドペーパーなど
により基材表面に軽度の面荒らしを行なった後、必要に
応じて有機溶剤を滲み込ませた布で汚れを拭き取って基
材表面を清浄にする。
【0021】また基材がコンクリート材の場合には、デ
ィスクサンダー、パワーブラシなどにより、基材表面に
付着しているエフロレセンス、レイタンスなどを入念に
除去した後、清水洗いを行なって基材表面を清浄にし、
さらに表面水分が10重量%以下となるように自然乾燥
または熱風乾燥により吸着水分を除去する。
ィスクサンダー、パワーブラシなどにより、基材表面に
付着しているエフロレセンス、レイタンスなどを入念に
除去した後、清水洗いを行なって基材表面を清浄にし、
さらに表面水分が10重量%以下となるように自然乾燥
または熱風乾燥により吸着水分を除去する。
【0022】基材が樹脂材料である場合には、サンドペ
ーパーなどの研磨材により面荒らしを行なって基材表面
を粗面化した後、ラッカーシンナーなどの有機溶剤を滲
み込ませた布で基材表面の汚れを拭き取って基材表面を
清浄にする。
ーパーなどの研磨材により面荒らしを行なって基材表面
を粗面化した後、ラッカーシンナーなどの有機溶剤を滲
み込ませた布で基材表面の汚れを拭き取って基材表面を
清浄にする。
【0023】必要によりこのように基材表面を下地処理
した後、ポリウレタン塗料(a)を塗装硬化してなる下記
のようなポリウレタン塗膜(a)を被塗物基材表面に形成
する。
した後、ポリウレタン塗料(a)を塗装硬化してなる下記
のようなポリウレタン塗膜(a)を被塗物基材表面に形成
する。
【0024】<ポリウレタン塗膜(a)(下塗塗膜)>ポ
リウレタン塗膜(a)は、例えば、上記被塗物基材表面と
密着するように形成されるが、ポリオール(F1)およ
び/またはポリチオールと、硬化剤としてのポリイソシ
アネートとを含むポリウレタン塗料(a)を塗装硬化する
ことによって得られる。
リウレタン塗膜(a)は、例えば、上記被塗物基材表面と
密着するように形成されるが、ポリオール(F1)およ
び/またはポリチオールと、硬化剤としてのポリイソシ
アネートとを含むポリウレタン塗料(a)を塗装硬化する
ことによって得られる。
【0025】本発明の好ましい態様においては、上記ポ
リウレタン塗膜(a)は、蒸気状アミン触媒の存在下に、
上記ポリウレタン塗料(a)を塗装硬化させることにより
得られる。このように、蒸気状アミン触媒の存在下にポ
リウレタン塗料(a)を塗装すると、該塗料中のポリオー
ル(F1)および/またはポリチオールと、ポリイソシ
アネートとが反応してウレタン結合[−NH−C(=
O)−]を形成すると共に、ウレタン結合間の>NH・・
・O=C<間に水素結合が働き、二次結合力となり強靱
で、膜厚が均一で、被塗物基材と密着した硬化塗膜が形
成されるものと思われる。
リウレタン塗膜(a)は、蒸気状アミン触媒の存在下に、
上記ポリウレタン塗料(a)を塗装硬化させることにより
得られる。このように、蒸気状アミン触媒の存在下にポ
リウレタン塗料(a)を塗装すると、該塗料中のポリオー
ル(F1)および/またはポリチオールと、ポリイソシ
アネートとが反応してウレタン結合[−NH−C(=
O)−]を形成すると共に、ウレタン結合間の>NH・・
・O=C<間に水素結合が働き、二次結合力となり強靱
で、膜厚が均一で、被塗物基材と密着した硬化塗膜が形
成されるものと思われる。
【0026】次に、このようなポリウレタン塗膜(a)の
形成方法について説明する。ポリウレタン塗膜(a)の形
成方法は、蒸気状アミン触媒の存在下で、上記ポリウレ
タン塗料(a)を被塗物基材(基体)上で硬化させて均一
な塗膜を基体表面に形成する方法であり、例えば、次の
ような態様がある。
形成方法について説明する。ポリウレタン塗膜(a)の形
成方法は、蒸気状アミン触媒の存在下で、上記ポリウレ
タン塗料(a)を被塗物基材(基体)上で硬化させて均一
な塗膜を基体表面に形成する方法であり、例えば、次の
ような態様がある。
【0027】(1)蒸気状アミン触媒の存在下で、ポリウ
レタン塗料(a)をスプレーガンで基体上に噴霧すなわち
吹き付けて急速に硬化させ、均一な塗膜を形成する塗装
方法。 (2)ポリウレタン塗料(a)をスプレーガンで基体上に噴霧
して未硬化の塗膜を形成した後に、この未硬化の塗膜に
蒸気状アミン触媒を接触させてこの塗膜を急速に硬化さ
せ、均一な塗膜を形成する方法。
レタン塗料(a)をスプレーガンで基体上に噴霧すなわち
吹き付けて急速に硬化させ、均一な塗膜を形成する塗装
方法。 (2)ポリウレタン塗料(a)をスプレーガンで基体上に噴霧
して未硬化の塗膜を形成した後に、この未硬化の塗膜に
蒸気状アミン触媒を接触させてこの塗膜を急速に硬化さ
せ、均一な塗膜を形成する方法。
【0028】(3)スプレーガンでポリウレタン塗料(a)を
基体上に噴霧すると同時に、他のスプレーガンでアミン
触媒を基体上に噴霧して均一な硬化塗膜を形成する塗装
方法。
基体上に噴霧すると同時に、他のスプレーガンでアミン
触媒を基体上に噴霧して均一な硬化塗膜を形成する塗装
方法。
【0029】(4)蒸気状アミン触媒の存在下に、ポリウ
レタン塗料(a)を静電塗装し、均一な硬化塗膜を形成す
る方法。なお、この静電塗装法については、詳細に後述
する。本発明においては、上記塗装法のうちでは、とく
に(1)の塗装方法が好ましい。
レタン塗料(a)を静電塗装し、均一な硬化塗膜を形成す
る方法。なお、この静電塗装法については、詳細に後述
する。本発明においては、上記塗装法のうちでは、とく
に(1)の塗装方法が好ましい。
【0030】以下、このようなポリウレタン塗装に用い
られるアミン触媒、ポリウレタン塗料(a)について順次
説明する。 <アミン触媒>本発明で用いられるアミン触媒は、三級
アミンであり、具体的には、トリメチルアミン、ジメチ
ルエチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジメチルベンジルアミン、ジメチルシクロヘキシル
アミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、4-フェニ
ルプロピルピリジン、2,4,6-コリジン、キノリン、イソ
キノリン、N-エチルモルホリン、トリエチレンジアミン
などが挙げられる。中でも、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエチルアミンが好ましく用いられる。
られるアミン触媒、ポリウレタン塗料(a)について順次
説明する。 <アミン触媒>本発明で用いられるアミン触媒は、三級
アミンであり、具体的には、トリメチルアミン、ジメチ
ルエチルアミン、トリエチルアミン、トリブチルアミ
ン、ジメチルベンジルアミン、ジメチルシクロヘキシル
アミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、4-フェニ
ルプロピルピリジン、2,4,6-コリジン、キノリン、イソ
キノリン、N-エチルモルホリン、トリエチレンジアミン
などが挙げられる。中でも、ジメチルエタノールアミ
ン、トリエチルアミンが好ましく用いられる。
【0031】なお、上記アミン触媒を蒸気状にして噴霧
(吹き付け)する際には例えば、スプレーガンが用いら
れる。上記のような方法で、ポリウレタン塗料(a)をス
プレー塗装し硬化させる際における蒸気状アミン触媒の
濃度は、20〜4000ppmという広い範囲で設定す
ることができる。蒸気状アミン触媒の好ましい濃度は、
500〜2000ppmである。
(吹き付け)する際には例えば、スプレーガンが用いら
れる。上記のような方法で、ポリウレタン塗料(a)をス
プレー塗装し硬化させる際における蒸気状アミン触媒の
濃度は、20〜4000ppmという広い範囲で設定す
ることができる。蒸気状アミン触媒の好ましい濃度は、
500〜2000ppmである。
【0032】例えば、濃度200〜4000ppmの蒸
気状アミン触媒の存在下で、ポリウレタン塗料(a)をス
プレーガンで霧状にして基体上に吹き付けると、数分以
内で硬化して均一なポリウレタン塗膜(a)が得られる。
気状アミン触媒の存在下で、ポリウレタン塗料(a)をス
プレーガンで霧状にして基体上に吹き付けると、数分以
内で硬化して均一なポリウレタン塗膜(a)が得られる。
【0033】また、ポリウレタン塗料(a)を基体上にス
プレー塗装して未硬化の塗膜を形成した後、濃度200
〜4000ppmの蒸気状アミン触媒に曝すと、未硬化
の塗膜を形成している組成物が急速に硬化し、数分以内
で均一な塗膜が得られる。
プレー塗装して未硬化の塗膜を形成した後、濃度200
〜4000ppmの蒸気状アミン触媒に曝すと、未硬化
の塗膜を形成している組成物が急速に硬化し、数分以内
で均一な塗膜が得られる。
【0034】なお、ポリウレタン塗料(a)を使用する直
前に、アミン触媒をこのポリウレタン塗料(a)に添加し
て基体上にスプレー塗装し、均一に硬化した塗膜を得る
こともできる。この塗装方法では、アミン触媒を添加し
た塗料組成物は、急速に硬化するので、ポットライフが
短く短時間で使用する必要がある。
前に、アミン触媒をこのポリウレタン塗料(a)に添加し
て基体上にスプレー塗装し、均一に硬化した塗膜を得る
こともできる。この塗装方法では、アミン触媒を添加し
た塗料組成物は、急速に硬化するので、ポットライフが
短く短時間で使用する必要がある。
【0035】<ポリウレタン塗料(a)>ポリオール ポリウレタン塗料(a)は、実質的に微溶剤または無溶剤
型の塗料であり、このポリウレタン塗料(a)には、上記
のようにポリオールおよび/またはポリチオールと、硬
化剤としてのポリイソシアネートとが含まれるが、この
うちのポリオールとしては、具体的には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジブ
チレングリコール、トリブチレングリコール、ポリブチ
レングリコール、1,5-ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,10- デカンジオ
ール、アルカンジオール、シクロヘキサンジメタノール
等の2価アルコール;グリセロール、トリメチロールプ
ロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメ
チロールエタン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチ
ルペンタン、1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プ
ロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等
の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセロ
ール等の4価アルコール;アラビット、リビトール、キ
シリトール等の5価アルコール(ペンチット);ソルビ
ット、マンニット、ガラクチトール、アロズルシット等
の6価アルコール(ヘキシット);ポリグリセロール、
ポリテトラメチレングリコール等の多価ヒドロキシ化合
物などの炭素原子数10程度までのポリグリコール化合
物、および無水フタル酸、セバシン酸、脂肪酸、エポキ
シ樹脂等から誘導されるポリエステルポリオール、エポ
キシポリオール(アルカノールアミン変性エポキシ)、
ポリエーテルポリオールまたはアクリルポリオールなど
が挙げられる。
型の塗料であり、このポリウレタン塗料(a)には、上記
のようにポリオールおよび/またはポリチオールと、硬
化剤としてのポリイソシアネートとが含まれるが、この
うちのポリオールとしては、具体的には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジブ
チレングリコール、トリブチレングリコール、ポリブチ
レングリコール、1,5-ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,10- デカンジオ
ール、アルカンジオール、シクロヘキサンジメタノール
等の2価アルコール;グリセロール、トリメチロールプ
ロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメ
チロールエタン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチ
ルペンタン、1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プ
ロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等
の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセロ
ール等の4価アルコール;アラビット、リビトール、キ
シリトール等の5価アルコール(ペンチット);ソルビ
ット、マンニット、ガラクチトール、アロズルシット等
の6価アルコール(ヘキシット);ポリグリセロール、
ポリテトラメチレングリコール等の多価ヒドロキシ化合
物などの炭素原子数10程度までのポリグリコール化合
物、および無水フタル酸、セバシン酸、脂肪酸、エポキ
シ樹脂等から誘導されるポリエステルポリオール、エポ
キシポリオール(アルカノールアミン変性エポキシ)、
ポリエーテルポリオールまたはアクリルポリオールなど
が挙げられる。
【0036】中でも、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、グリセロール、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリエ
ステルポリオール、アクリルポリオールが好ましい。
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、グリセロール、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ポリエ
ステルポリオール、アクリルポリオールが好ましい。
【0037】ポリチオール ポリチオール(ポリメルカプト化合物)は、メルカプト
基(−SH基)を2個以上有する化合物である。ポリチ
オールとしては、具体的には、1,3-プロパンジチオー
ル、1,4-ブタンジチオール、1,6-ヘキサンジチオール、
2,3-ジメチルカプトプロパノール、トルオール-3,4-ジ
チオール、α,α'-ジメチルカプト-p- キシロール、ジ
メルカプトエタン、ジエチレングリコールジメルカプタ
ン、トリエチレングリコールジメルカプタン、ジチオカ
テコール、3-クロロチオカテコール、ジチオレゾルシ
ン、ジメルカプトトルエン、キシリレンジメルカプタ
ン、1,3,5-トリメルカプトベンゼン、ジメルカプトナフ
タリン、ジドデカンジチオール、ジチオールフェノー
ル、4,4'-ジチオフェノール、2,2'-ジメチル-4,4'-チオ
ジフェノール、ジメルカプトベンゾチアゾール、ジチオ
エリスリトールなどが挙げられる。
基(−SH基)を2個以上有する化合物である。ポリチ
オールとしては、具体的には、1,3-プロパンジチオー
ル、1,4-ブタンジチオール、1,6-ヘキサンジチオール、
2,3-ジメチルカプトプロパノール、トルオール-3,4-ジ
チオール、α,α'-ジメチルカプト-p- キシロール、ジ
メルカプトエタン、ジエチレングリコールジメルカプタ
ン、トリエチレングリコールジメルカプタン、ジチオカ
テコール、3-クロロチオカテコール、ジチオレゾルシ
ン、ジメルカプトトルエン、キシリレンジメルカプタ
ン、1,3,5-トリメルカプトベンゼン、ジメルカプトナフ
タリン、ジドデカンジチオール、ジチオールフェノー
ル、4,4'-ジチオフェノール、2,2'-ジメチル-4,4'-チオ
ジフェノール、ジメルカプトベンゾチアゾール、ジチオ
エリスリトールなどが挙げられる。
【0038】また上記以外のポリチオールの具体例とし
て、脂肪族ポリオールとメルカプト低級脂肪酸とからな
る完全エステルまたは部分エステルが挙げられる。上記
脂肪族ポリオールとしては、具体的には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジブ
チレングリコール、トリブチレングリコール、ポリブチ
レングリコール、1,5-ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,10-デカンジオ
ール、アルカンジオール、シクロヘキサンジメタノール
等の2価アルコール;グリセロール、トリメチロールプ
ロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメ
チロールエタン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチ
ルペンタン、1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プ
ロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等
の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセロ
ール等の4価アルコール;アラビット、リビトール、キ
シリトール等の5価アルコール(ペンチット);ソルビ
ット、マンニット、ガラクチトール、アロズルシット等
の6価アルコール(ヘキシット)などが挙げられる。中
でも、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトールが好ましい。
て、脂肪族ポリオールとメルカプト低級脂肪酸とからな
る完全エステルまたは部分エステルが挙げられる。上記
脂肪族ポリオールとしては、具体的には、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、
ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ジブ
チレングリコール、トリブチレングリコール、ポリブチ
レングリコール、1,5-ペンタンジオール、ネオペンチル
グリコール、1,6-ヘキサンジオール、1,10-デカンジオ
ール、アルカンジオール、シクロヘキサンジメタノール
等の2価アルコール;グリセロール、トリメチロールプ
ロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサントリオール、トリメ
チロールエタン、2,4-ジヒドロキシ-3- ヒドロキシメチ
ルペンタン、1,1,1-トリス(ビスヒドロキシメチル)プ
ロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメチル)ブタノール-3等
の3価アルコール;ペンタエリスリトール、ジグリセロ
ール等の4価アルコール;アラビット、リビトール、キ
シリトール等の5価アルコール(ペンチット);ソルビ
ット、マンニット、ガラクチトール、アロズルシット等
の6価アルコール(ヘキシット)などが挙げられる。中
でも、グリセロール、トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトールが好ましい。
【0039】また、ビスフェノールAグリシジルエーテ
ル、水添ビスフェノールAグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFグリシジルエーテル、ノボラック型エポキシ
等のグリシジルエーテル類も用いることができる。
ル、水添ビスフェノールAグリシジルエーテル、ビスフ
ェノールFグリシジルエーテル、ノボラック型エポキシ
等のグリシジルエーテル類も用いることができる。
【0040】また、上記メルカプト低級脂肪酸として
は、具体的には、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオ
ン酸、メルカプトサリチル酸、メルカプトグリコール
酸、N-(2-ヒドロキシエチル)チオグリコール酸、メル
カプトコハク酸、メルカプトリンゴ酸などが挙げられ
る。中でも、メルカプト酢酸(HSCH2 COOH)、
メルカプトプロピオン酸が好ましい。
は、具体的には、メルカプト酢酸、メルカプトプロピオ
ン酸、メルカプトサリチル酸、メルカプトグリコール
酸、N-(2-ヒドロキシエチル)チオグリコール酸、メル
カプトコハク酸、メルカプトリンゴ酸などが挙げられ
る。中でも、メルカプト酢酸(HSCH2 COOH)、
メルカプトプロピオン酸が好ましい。
【0041】本発明で特に好ましく用いられるポリチオ
ールは、ペンタエリスリトールとメルカプト酢酸または
メルカプトプロピオン酸、もしくはトリメチロールプロ
パンとメルカプト酢酸またはメルカプトプロピオン酸と
からなる2〜4個のメルカプト基を有するエステルであ
る。
ールは、ペンタエリスリトールとメルカプト酢酸または
メルカプトプロピオン酸、もしくはトリメチロールプロ
パンとメルカプト酢酸またはメルカプトプロピオン酸と
からなる2〜4個のメルカプト基を有するエステルであ
る。
【0042】なお、1個のメルカプト基を有するチオー
ル化合物は、希釈剤として、もしくは可塑剤として使用
することができる。本発明においては、溶剤を使用する
必要がなく、かつ、臭気がないかもしくは少ないポリチ
オールを用いることが望ましい。
ル化合物は、希釈剤として、もしくは可塑剤として使用
することができる。本発明においては、溶剤を使用する
必要がなく、かつ、臭気がないかもしくは少ないポリチ
オールを用いることが望ましい。
【0043】ポリイソシアネート ポリイソシアネートとしては、具体的には、ヘキサメチ
レンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシ
アネート(XDI)、1,3-ビス(イソシアナトメチル)
シクロヘキサン(水素化XDI、H6XDI)、トリレン
ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、4,4-ビス(イソシアナトシクロ
ヘキシル)メタン(水素化MDI)、ナフチレンジイソ
シアネート(NDI)、イソフォロンジイソシアネート
(IPDI)、メタキシリレンジイソシアネート(MX
DI)、リジンジイソシアネート(2,6-ジイソシアネー
トメチルカプロエート)(LDI)、メチルシクロヘキ
サン-2,4(or2,6)-ジイソシアネート(水素化TDI o
r HTDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート(TMDI)、ダイマー酸ジイソシアネート(DD
I)、トリジンジイソシアネート(TODI)、p-フェ
ニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン-1,4
- ジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシア
ネート(TMXDI)等のジイソシアネート類;トリフ
ェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネ
ートフェニル)チオホスフェート、リジンエステルトリ
イソシアネート、1,6,11-ウンデカントリイソシアネー
ト、1,8-ジイソシアネート-4- イソシアネートメチルオ
クタン、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート、ビ
シクロヘプタントリイソシアネート等のトリイソシアネ
ート類などが挙げられる。
レンジイソシアネート(HDI)、キシリレンジイソシ
アネート(XDI)、1,3-ビス(イソシアナトメチル)
シクロヘキサン(水素化XDI、H6XDI)、トリレン
ジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)、4,4-ビス(イソシアナトシクロ
ヘキシル)メタン(水素化MDI)、ナフチレンジイソ
シアネート(NDI)、イソフォロンジイソシアネート
(IPDI)、メタキシリレンジイソシアネート(MX
DI)、リジンジイソシアネート(2,6-ジイソシアネー
トメチルカプロエート)(LDI)、メチルシクロヘキ
サン-2,4(or2,6)-ジイソシアネート(水素化TDI o
r HTDI)、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート(TMDI)、ダイマー酸ジイソシアネート(DD
I)、トリジンジイソシアネート(TODI)、p-フェ
ニレンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン-1,4
- ジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシア
ネート(TMXDI)等のジイソシアネート類;トリフ
ェニルメタントリイソシアネート、トリス(イソシアネ
ートフェニル)チオホスフェート、リジンエステルトリ
イソシアネート、1,6,11-ウンデカントリイソシアネー
ト、1,8-ジイソシアネート-4- イソシアネートメチルオ
クタン、1,3,6-ヘキサメチレントリイソシアネート、ビ
シクロヘプタントリイソシアネート等のトリイソシアネ
ート類などが挙げられる。
【0044】以上に記載されたイソシアネートから誘導
されるヌレート体、もしくはアダクト体等も用いること
ができる。また、上記以外のポリイソシアネートの具体
例として、次のようなカルボジイミド型ポリイソシアネ
ートが挙げられる。このカルボジイミド型ポリイソシア
ネートは、−N=C=N−基を1個以上有し、具体的に
は、カルボジイミド型ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、カルボジイミド型トリレンジイソシアネート、カル
ボジイミド型ジメチルビフェニレンジイソシアネート、
カルボジイミド型キシリレンジイソシアネート、カルボ
ジイミド型ナフタレンジイソシアネート、カルボジイミ
ド型ヘキサメチレンジイソシアネート、カルボジイミド
型イソフォロンジイソシアネート、カルボジイミド型水
添キシリレンジイソシアネート、カルボジイミド型水添
ジフェニルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
されるヌレート体、もしくはアダクト体等も用いること
ができる。また、上記以外のポリイソシアネートの具体
例として、次のようなカルボジイミド型ポリイソシアネ
ートが挙げられる。このカルボジイミド型ポリイソシア
ネートは、−N=C=N−基を1個以上有し、具体的に
は、カルボジイミド型ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、カルボジイミド型トリレンジイソシアネート、カル
ボジイミド型ジメチルビフェニレンジイソシアネート、
カルボジイミド型キシリレンジイソシアネート、カルボ
ジイミド型ナフタレンジイソシアネート、カルボジイミ
ド型ヘキサメチレンジイソシアネート、カルボジイミド
型イソフォロンジイソシアネート、カルボジイミド型水
添キシリレンジイソシアネート、カルボジイミド型水添
ジフェニルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0045】本発明で好ましく用いられるポリイソシア
ネートは、カルボジイミド型ジフェニルメタンジイソシ
アネート、カルボジイミド型トリレンジイソシアネー
ト、カルボジイミド型ジメチルビフェニレンジイソシア
ネート、カルボジイミド型ヘキサメチレンジイソシアネ
ートである。特にカルボジイミド型ジフェニルメタンジ
イソシアネートが好ましく用いられる。
ネートは、カルボジイミド型ジフェニルメタンジイソシ
アネート、カルボジイミド型トリレンジイソシアネー
ト、カルボジイミド型ジメチルビフェニレンジイソシア
ネート、カルボジイミド型ヘキサメチレンジイソシアネ
ートである。特にカルボジイミド型ジフェニルメタンジ
イソシアネートが好ましく用いられる。
【0046】なお、−N=C=N−基を1個有するカル
ボジイミド型ポリイソシアネートは、下記の式で表わす
ことができる。 (OCN−R1)−N=C=N−(R2−NCO) [式中の(OCN−R1)、(R2−NCO)は、ポリイ
ソシアネートである。]さらに、上記ポリイソシアネー
ト以外のポリイソシアネートの具体例として、(1)3価
以上の脂肪族多価アルコール(i)とトリレンジイソシ
アネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(X
DI)、メタキシリレンジイソシアネート(MXD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI or H
MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、
またはビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
(ii)とのアダクト、および(2)ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI or HMDI)、イソホロンジイソ
シアネート(IPDI)、またはビス(イソシアネート
メチル)シクロヘキサンからなる、下記式(I):
ボジイミド型ポリイソシアネートは、下記の式で表わす
ことができる。 (OCN−R1)−N=C=N−(R2−NCO) [式中の(OCN−R1)、(R2−NCO)は、ポリイ
ソシアネートである。]さらに、上記ポリイソシアネー
ト以外のポリイソシアネートの具体例として、(1)3価
以上の脂肪族多価アルコール(i)とトリレンジイソシ
アネート(TDI)、キシリレンジイソシアネート(X
DI)、メタキシリレンジイソシアネート(MXD
I)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI or H
MDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、
またはビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
(ii)とのアダクト、および(2)ヘキサメチレンジイソ
シアネート(HDI or HMDI)、イソホロンジイソ
シアネート(IPDI)、またはビス(イソシアネート
メチル)シクロヘキサンからなる、下記式(I):
【0047】
【化1】
【0048】で示される環を有するイソシアヌレート構
造体(ヌレート構造体)を挙げることができる。上記ア
ダクトの構成成分として用いられる3価以上の脂肪族多
価アルコール(i)としては、具体的には、グリセロー
ル、トリメチロールプロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサ
ントリオール、トリメチロールエタン、2,4-ジヒドロキ
シ-3- ヒドロキシメチルペンタン、1,1,1-トリス(ビス
ヒドロキシメチル)プロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメ
チル)ブタノール-3等の3価アルコール;ペンタエリス
リトール、ジグリセロール等の4価アルコール;アラビ
ット、リビトール、キシリトール等の5価アルコール
(ペンチット);ソルビット、マンニット、ガラクチト
ール、アロズルシット等の6価アルコール(ヘキシッ
ト)などが挙げられる。中でも、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールが特に好ましい。
造体(ヌレート構造体)を挙げることができる。上記ア
ダクトの構成成分として用いられる3価以上の脂肪族多
価アルコール(i)としては、具体的には、グリセロー
ル、トリメチロールプロパン(TMP)、1,2,6-ヘキサ
ントリオール、トリメチロールエタン、2,4-ジヒドロキ
シ-3- ヒドロキシメチルペンタン、1,1,1-トリス(ビス
ヒドロキシメチル)プロパン、2,2-ビス(ヒドロキシメ
チル)ブタノール-3等の3価アルコール;ペンタエリス
リトール、ジグリセロール等の4価アルコール;アラビ
ット、リビトール、キシリトール等の5価アルコール
(ペンチット);ソルビット、マンニット、ガラクチト
ール、アロズルシット等の6価アルコール(ヘキシッ
ト)などが挙げられる。中でも、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールが特に好ましい。
【0049】また、上記アダクトの構成成分として用い
られるトリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレ
ンジイソシアネート(XDI)、メタキシリレンジイソ
シアネート(MXDI)、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート(HDI or HMDI)、イソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シク
ロヘキサン(水素化XDI、H6 XDI)(ii)の中で
も、1,3-ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサ
ン、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレン
ジイソシアネート(XDI)が好ましい。
られるトリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレ
ンジイソシアネート(XDI)、メタキシリレンジイソ
シアネート(MXDI)、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート(HDI or HMDI)、イソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、ビス(イソシアネートメチル)シク
ロヘキサン(水素化XDI、H6 XDI)(ii)の中で
も、1,3-ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサ
ン、トリレンジイソシアネート(TDI)、キシリレン
ジイソシアネート(XDI)が好ましい。
【0050】本発明で用いられる上記 (1)のアダクト
は、上記のような3価以上の脂肪族多価アルコール
(i)とビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
等(ii)とを付加重合することにより得られる。
は、上記のような3価以上の脂肪族多価アルコール
(i)とビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン
等(ii)とを付加重合することにより得られる。
【0051】本発明で好ましく用いられるアダクトとし
ては、たとえば下記の式で表わされる化合物などが挙げ
られる。 (1)TMPと水素化XDIとのアダクト CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NCO CH3CH2−C−CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NCO CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NCO [式中のR:1,3-シクロヘキシレン基] (2)ペンタエリスリトールと水素化XDIとのアダク
ト C[CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NC
O]4 [式中のR:1,3-シクロヘキシレン基] 本発明でポリイソシアネートとして用いられるイソシア
ヌレート構造体(ヌレート構造体)は、分子中に、前記
式(I)で示される環を1個または2個以上有する。
ては、たとえば下記の式で表わされる化合物などが挙げ
られる。 (1)TMPと水素化XDIとのアダクト CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NCO CH3CH2−C−CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NCO CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NCO [式中のR:1,3-シクロヘキシレン基] (2)ペンタエリスリトールと水素化XDIとのアダク
ト C[CH2O−CO−NH−CH2−R−CH2−NC
O]4 [式中のR:1,3-シクロヘキシレン基] 本発明でポリイソシアネートとして用いられるイソシア
ヌレート構造体(ヌレート構造体)は、分子中に、前記
式(I)で示される環を1個または2個以上有する。
【0052】本発明で用いられるイソシアヌレート構造
体は、たとえば上述したビス(イソシアネートメチル)
シクロヘキサン(水素化XDI、H6 XDI)の三量体
化反応、五量体化反応、七量体化反応を行なうことによ
り得られる。
体は、たとえば上述したビス(イソシアネートメチル)
シクロヘキサン(水素化XDI、H6 XDI)の三量体
化反応、五量体化反応、七量体化反応を行なうことによ
り得られる。
【0053】<配合割合>本発明においては、ポリウレ
タン塗料(a)に含まれるポリオールおよび/またはポリ
チオール、ポリイソシアネートの各成分は、ポリイソシ
アネートに含まれるイソシアネート基の当量と、ポリオ
ールに含まれる水酸基の当量およびポリチオールに含ま
れるチオール基の当量の合計量との比[NCO基/(O
H基+SH基)]が通常0.1〜5、好ましくは0.2
〜4、さらに好ましくは0.5〜3、特に好ましくは
0.7〜2の範囲内になる量で用いられる。
タン塗料(a)に含まれるポリオールおよび/またはポリ
チオール、ポリイソシアネートの各成分は、ポリイソシ
アネートに含まれるイソシアネート基の当量と、ポリオ
ールに含まれる水酸基の当量およびポリチオールに含ま
れるチオール基の当量の合計量との比[NCO基/(O
H基+SH基)]が通常0.1〜5、好ましくは0.2
〜4、さらに好ましくは0.5〜3、特に好ましくは
0.7〜2の範囲内になる量で用いられる。
【0054】また、ポリイソシアネートとしてカルボジ
イミド型イソシアネート以外のポリイソシアネートとと
もに、上記のようなカルボジイミド型ポリイソシアネー
トを併用する場合、カルボジイミド型イソシアネート
は、これらのポリイソシアネートの合計量100重量部
に対して、通常1重量部以上200重量部未満、好まし
くは5重量部以上150重量部未満、さらに好ましくは
20重量部以上100重量部未満の量で用いられる。
イミド型イソシアネート以外のポリイソシアネートとと
もに、上記のようなカルボジイミド型ポリイソシアネー
トを併用する場合、カルボジイミド型イソシアネート
は、これらのポリイソシアネートの合計量100重量部
に対して、通常1重量部以上200重量部未満、好まし
くは5重量部以上150重量部未満、さらに好ましくは
20重量部以上100重量部未満の量で用いられる。
【0055】カルボジイミド型ポリイソシアネートを上
記のような量で用いると、急速に硬化して塗膜を形成し
得るポリウレタン塗料が得られる。上記ポリウレタン塗
料(a)は、顔料等を含まないクリヤー塗料として用いる
ことによりクリヤー塗膜を形成させることもできるが、
着色顔料、分散剤などの従来公知の塗料用添加剤が、本
発明の目的を損なわない範囲で配合されていてもよい。
記のような量で用いると、急速に硬化して塗膜を形成し
得るポリウレタン塗料が得られる。上記ポリウレタン塗
料(a)は、顔料等を含まないクリヤー塗料として用いる
ことによりクリヤー塗膜を形成させることもできるが、
着色顔料、分散剤などの従来公知の塗料用添加剤が、本
発明の目的を損なわない範囲で配合されていてもよい。
【0056】上記のようなポリオールおよび/またはポ
リチオールとポリイソシアネートとを含有するポリウレ
タン塗料(a)は、ポットライフが長いため、取り扱い易
い。次に、このような組成のポリウレタン塗料(a)の静
電塗装法について詳述する。
リチオールとポリイソシアネートとを含有するポリウレ
タン塗料(a)は、ポットライフが長いため、取り扱い易
い。次に、このような組成のポリウレタン塗料(a)の静
電塗装法について詳述する。
【0057】ポリウレタン塗料(a)を静電塗装する際に
は、該ポリウレタン塗料(a)の粘度は、静電塗装が可能
な粘度であればよく特に限定されないが、一般には50
0cPs以下、好ましくは300cPs以下、特に好ま
しくは100cPs以下(B型粘度計で測定)である。
このような低粘度のポリウレタン塗料(a)は、微粒子状
に良好に霧化する傾向があり、低圧で、飛行速度の小さ
い静電スプレー塗装に好適であり、静電塗装での塗着効
率の向上が図れる。
は、該ポリウレタン塗料(a)の粘度は、静電塗装が可能
な粘度であればよく特に限定されないが、一般には50
0cPs以下、好ましくは300cPs以下、特に好ま
しくは100cPs以下(B型粘度計で測定)である。
このような低粘度のポリウレタン塗料(a)は、微粒子状
に良好に霧化する傾向があり、低圧で、飛行速度の小さ
い静電スプレー塗装に好適であり、静電塗装での塗着効
率の向上が図れる。
【0058】また、本発明で用いられるポリウレタン塗
料(a)の電気抵抗値は、通常30〜100MΩ程度であ
る。このような電気抵抗値のポリウレタン塗料(a)は、
噴射により良好に微粒化される。
料(a)の電気抵抗値は、通常30〜100MΩ程度であ
る。このような電気抵抗値のポリウレタン塗料(a)は、
噴射により良好に微粒化される。
【0059】静電塗装は、接地した被塗物を陽極
(+)、塗料噴霧装置を陰極(−)として高電圧を印加
し、両極間に静電場を形成し、その静電場内に塗料を飛
散させて負に帯電させ基体(被塗物基材)に吸引させ
て、被塗物表面に塗膜を形成する方法である。
(+)、塗料噴霧装置を陰極(−)として高電圧を印加
し、両極間に静電場を形成し、その静電場内に塗料を飛
散させて負に帯電させ基体(被塗物基材)に吸引させ
て、被塗物表面に塗膜を形成する方法である。
【0060】上記ポリウレタン塗料(a)を、例えば重防
食用塗料として静電塗装すると、船舶等の鉄鋼構造物の
鋼板端部、穴部などのエッジ、および狭隘部などにも充
分かつ均一な膜厚の塗膜を形成できる。よって、この静
電塗装方法によれば、従来のタール系重防食用塗料を用
いた単なるエヤレススプレー塗装で必要とされたよう
な、エッジ部、狭隘部の刷毛塗り手作業による増し塗り
は不要となり、工数の低減が可能である。
食用塗料として静電塗装すると、船舶等の鉄鋼構造物の
鋼板端部、穴部などのエッジ、および狭隘部などにも充
分かつ均一な膜厚の塗膜を形成できる。よって、この静
電塗装方法によれば、従来のタール系重防食用塗料を用
いた単なるエヤレススプレー塗装で必要とされたよう
な、エッジ部、狭隘部の刷毛塗り手作業による増し塗り
は不要となり、工数の低減が可能である。
【0061】上記の静電塗装方法には、次のような態様
がある。 (i)蒸気状アミン触媒の存在下で、低粘度ポリウレタン
塗料(a)を静電塗装方式で被塗物に付着させて急速に硬
化させ、塗膜を形成する塗装方法。
がある。 (i)蒸気状アミン触媒の存在下で、低粘度ポリウレタン
塗料(a)を静電塗装方式で被塗物に付着させて急速に硬
化させ、塗膜を形成する塗装方法。
【0062】(ii)ポリウレタン塗料(a)を静電塗装方式
で被塗物に付着させて未硬化の塗膜を形成した後に、こ
の未硬化の塗膜に蒸気状アミン触媒を接触させてこの塗
膜を急速に硬化させ、塗膜を形成する方法。
で被塗物に付着させて未硬化の塗膜を形成した後に、こ
の未硬化の塗膜に蒸気状アミン触媒を接触させてこの塗
膜を急速に硬化させ、塗膜を形成する方法。
【0063】(iii)静電塗装方式で一方の塗料噴霧装置
(例:スプレーガン)からポリウレタン塗料(a)を噴霧
して被塗物に付着させると同時に、他の噴霧装置からア
ミン触媒を噴霧して被塗物に吹付て硬化塗膜を形成する
塗装方法。
(例:スプレーガン)からポリウレタン塗料(a)を噴霧
して被塗物に付着させると同時に、他の噴霧装置からア
ミン触媒を噴霧して被塗物に吹付て硬化塗膜を形成する
塗装方法。
【0064】これらの静電塗装方法のうち、特に上記(i
ii)の静電塗装方法が好ましい。これらの静電塗装の際
に用いられる静電塗装装置、塗装条件などについてさら
に詳説する。
ii)の静電塗装方法が好ましい。これらの静電塗装の際
に用いられる静電塗装装置、塗装条件などについてさら
に詳説する。
【0065】このような静電塗装の際には、固定(自
動)塗装装置、可搬(手持)塗装装置の何れの装置を用
いることもでき、固定塗装装置としては、例えば、グリ
ッド式、回転カップ電極式、回転ディスク式のものが挙
げられる。
動)塗装装置、可搬(手持)塗装装置の何れの装置を用
いることもでき、固定塗装装置としては、例えば、グリ
ッド式、回転カップ電極式、回転ディスク式のものが挙
げられる。
【0066】これらのうちで、スプレーガンを用いた可
搬式塗装装置が、タンカー、漁船、客船等の船舶(被塗
物)の塗装時には狭隘環境下での移動作業性に優れるた
め好ましく用いられる。
搬式塗装装置が、タンカー、漁船、客船等の船舶(被塗
物)の塗装時には狭隘環境下での移動作業性に優れるた
め好ましく用いられる。
【0067】このような静電塗装時における被塗物と陰
極との間の距離、印加直流高電圧値、塗料の送り圧、塗
料吹付空気圧などは、用いられる塗料の種類、その粘
度、必要とされる膜厚、塗装装置の移動速度などにより
適宜設定可能であり、特に限定されない。
極との間の距離、印加直流高電圧値、塗料の送り圧、塗
料吹付空気圧などは、用いられる塗料の種類、その粘
度、必要とされる膜厚、塗装装置の移動速度などにより
適宜設定可能であり、特に限定されない。
【0068】可搬(手持)塗装装置では、スプレーガン
の先端に陰極がセットされており、引き金を引くと噴射
される塗料粒子に負電荷が与えられ、数〜数十cm離間
した被塗物の静電塗装が可能になっている。電源電圧と
しては、低電圧でよく、またスプレーガンは持ち運び容
易なため、たとえば船体等の現場塗装に好適である。な
お、スプレーガンには、たとえばエア霧化式、エアレス
霧化式、静電霧化式(回転カップ式)などが挙げられ、
何れの方式を採用してもよい。
の先端に陰極がセットされており、引き金を引くと噴射
される塗料粒子に負電荷が与えられ、数〜数十cm離間
した被塗物の静電塗装が可能になっている。電源電圧と
しては、低電圧でよく、またスプレーガンは持ち運び容
易なため、たとえば船体等の現場塗装に好適である。な
お、スプレーガンには、たとえばエア霧化式、エアレス
霧化式、静電霧化式(回転カップ式)などが挙げられ、
何れの方式を採用してもよい。
【0069】なおグリッド式塗装では、30〜200k
V(好ましくは65〜110kV)の直流高電圧を印加
し、被塗物とグリッド(陰極格子枠)との間隔を10〜
100cm(好ましくは30〜50cm程度)に保持
し、エヤスプレー時は吹付空気圧0.5〜5kg/cm
2(好ましくは1.5〜2.5kg/cm2 )および塗
料送り圧0.2〜2kg/cm2 、エヤレススプレー時
は2次圧(塗料圧)50〜300kg/cm2 、移動速
度20〜200cm/秒(好ましくは40〜90cm/
秒)に設定すればよい。
V(好ましくは65〜110kV)の直流高電圧を印加
し、被塗物とグリッド(陰極格子枠)との間隔を10〜
100cm(好ましくは30〜50cm程度)に保持
し、エヤスプレー時は吹付空気圧0.5〜5kg/cm
2(好ましくは1.5〜2.5kg/cm2 )および塗
料送り圧0.2〜2kg/cm2 、エヤレススプレー時
は2次圧(塗料圧)50〜300kg/cm2 、移動速
度20〜200cm/秒(好ましくは40〜90cm/
秒)に設定すればよい。
【0070】回転カップ式では、回転速度が300〜3
000回転/分(好ましくは750〜1800回転/
分)に保持された回転カップ(陰極)内に塗料を送り込
み、50〜70kV程度の印加電圧で被塗物に静電塗装
でき、上記グリッド式のようなグリッド、スプレーガン
が不要で、取扱いが容易である。
000回転/分(好ましくは750〜1800回転/
分)に保持された回転カップ(陰極)内に塗料を送り込
み、50〜70kV程度の印加電圧で被塗物に静電塗装
でき、上記グリッド式のようなグリッド、スプレーガン
が不要で、取扱いが容易である。
【0071】何れにしても、塗装時の周囲の風速は、塗
料ロス、塗り肌の点からできるだけ小さいことが好まし
く、0.3m/秒以下であることが望ましい。このよう
な方法で被塗物の静電塗装を行なう場合に、ロボット塗
装等の自動塗装システムを採用すれば、作業工数の低減
に特に効果的である。
料ロス、塗り肌の点からできるだけ小さいことが好まし
く、0.3m/秒以下であることが望ましい。このよう
な方法で被塗物の静電塗装を行なう場合に、ロボット塗
装等の自動塗装システムを採用すれば、作業工数の低減
に特に効果的である。
【0072】<上塗塗膜(b)>上記ポリウレタン塗膜(a)
表面に形成される上塗塗膜(b)用の防汚塗料組成物とし
ては、具体的には、[i]反応硬化型シリコーンゴム、特
にビヒクルとしての室温硬化型(RTV)シリコーンゴ
ムと、[ii]この反応硬化型シリコーンゴムと反応せず、
かつ、良好な相溶分散性を有する撥水性有機化合物と、
必要に応じて[iii]加水分解性シリル基含有アクリル共
重合体樹脂とからなる無毒性防汚塗料組成物が挙げられ
る。
表面に形成される上塗塗膜(b)用の防汚塗料組成物とし
ては、具体的には、[i]反応硬化型シリコーンゴム、特
にビヒクルとしての室温硬化型(RTV)シリコーンゴ
ムと、[ii]この反応硬化型シリコーンゴムと反応せず、
かつ、良好な相溶分散性を有する撥水性有機化合物と、
必要に応じて[iii]加水分解性シリル基含有アクリル共
重合体樹脂とからなる無毒性防汚塗料組成物が挙げられ
る。
【0073】上記反応硬化型シリコーンゴム[i]は、化
学反応によって硬化する、シロキサン結合を有するオル
ガノポリシロキサンを主成分とするものであり、該オル
ガノポリシロキサンは硬化反応性官能基として水酸基、
アルコキシル基などを有し、かつ有機基としてメチル
基、フェニル基、ビニル基などがSiに直接結合したも
のである。
学反応によって硬化する、シロキサン結合を有するオル
ガノポリシロキサンを主成分とするものであり、該オル
ガノポリシロキサンは硬化反応性官能基として水酸基、
アルコキシル基などを有し、かつ有機基としてメチル
基、フェニル基、ビニル基などがSiに直接結合したも
のである。
【0074】また加水分解可能な基を結合させた多官能
性シラン化合物は、架橋剤として使用できる。この加水
分解可能な基としては、例えばアセトキシ基、メトキシ
基、ケトキシム基、エノキシ基、アミド基などが挙げら
れる。また、金属有機酸塩、過酸化物、または有機アミ
ンなどは、硬化触媒として使用できる。この金属有機酸
塩としては、例えば鉛、鉄、コバルト、マンガン、亜鉛
などのナフテン酸塩、オクチル酸塩などが挙げられる。
性シラン化合物は、架橋剤として使用できる。この加水
分解可能な基としては、例えばアセトキシ基、メトキシ
基、ケトキシム基、エノキシ基、アミド基などが挙げら
れる。また、金属有機酸塩、過酸化物、または有機アミ
ンなどは、硬化触媒として使用できる。この金属有機酸
塩としては、例えば鉛、鉄、コバルト、マンガン、亜鉛
などのナフテン酸塩、オクチル酸塩などが挙げられる。
【0075】それらの少なくとも1種を、上記オルガノ
ポリシロキサンに配合することで、1液型または2液型
のシリコンゴムを得ることができる。これらは室温もし
くは加熱することにより加水分解、脱アルコール、脱酢
酸、脱オキシム、脱ヒドロキシルアミン反応などによっ
て硬化するが、塗装作業性の容易さから1液型でかつ常
温で硬化するタイプのシリコーンゴムが好ましく、さら
には硬化時に発生する副生物の刺激性の少ないものが最
も好ましい。
ポリシロキサンに配合することで、1液型または2液型
のシリコンゴムを得ることができる。これらは室温もし
くは加熱することにより加水分解、脱アルコール、脱酢
酸、脱オキシム、脱ヒドロキシルアミン反応などによっ
て硬化するが、塗装作業性の容易さから1液型でかつ常
温で硬化するタイプのシリコーンゴムが好ましく、さら
には硬化時に発生する副生物の刺激性の少ないものが最
も好ましい。
【0076】さらに具体的には、該当する商品として、
KE40RTV,KE48,KE42S,KE45,K
E45TS,KE445,KE348(いずれも信越化
学工業株式会社製、商品名)などが利用できる。
KE40RTV,KE48,KE42S,KE45,K
E45TS,KE445,KE348(いずれも信越化
学工業株式会社製、商品名)などが利用できる。
【0077】上記撥水性有機化合物[ii]としては、例え
ば、シリコーンオイル、鉱物油、石油ワックス、可塑
剤、脂肪油、フッ素油などが挙げられる。これらのう
ち、常温において液状またはグリース状であれば何れを
も使用可能であるが、とくにシリコーンオイルが最も好
ましい。シリコーンオイルは、メチルシリコーンオイ
ル、メチルフェニルシリコーンオイル、ポリエーテル変
性シリコーンオイルいずれか1種または2種以上を組合
わせて用いることができる。
ば、シリコーンオイル、鉱物油、石油ワックス、可塑
剤、脂肪油、フッ素油などが挙げられる。これらのう
ち、常温において液状またはグリース状であれば何れを
も使用可能であるが、とくにシリコーンオイルが最も好
ましい。シリコーンオイルは、メチルシリコーンオイ
ル、メチルフェニルシリコーンオイル、ポリエーテル変
性シリコーンオイルいずれか1種または2種以上を組合
わせて用いることができる。
【0078】これらのシリコーンオイル相当品として
は、KF−96,KF−92,KF−69(以上メチル
シリコーンオイル),KF−50,KF−53,KF−
54,KF−56(以上メチルフェニルシリコーンオイ
ル),KF−351,KF−353(ポリエーテル変性
シリコーンオイル)(いずれも信越化学工業株式会社
製、商品名)などを用いることができる。これらの撥水
性有機化合物の反応硬化型シリコーンゴムに対する混合
割合は、反応硬化型シリコーンゴム固形分に対し、1〜
50重量%、好ましくは5〜35重量%である。混合割
合が1重量%未満になると防汚性能が低下し、50重量
%を超えると塗膜の硬化性が劣り耐久性のある塗膜が得
られない。
は、KF−96,KF−92,KF−69(以上メチル
シリコーンオイル),KF−50,KF−53,KF−
54,KF−56(以上メチルフェニルシリコーンオイ
ル),KF−351,KF−353(ポリエーテル変性
シリコーンオイル)(いずれも信越化学工業株式会社
製、商品名)などを用いることができる。これらの撥水
性有機化合物の反応硬化型シリコーンゴムに対する混合
割合は、反応硬化型シリコーンゴム固形分に対し、1〜
50重量%、好ましくは5〜35重量%である。混合割
合が1重量%未満になると防汚性能が低下し、50重量
%を超えると塗膜の硬化性が劣り耐久性のある塗膜が得
られない。
【0079】必要に応じて配合される上記加水分解性シ
リル基含有アクリル共重合体樹脂[iii]としては、従来
公知のものが広く用いられるが、特に、(i)(メタ)
アクリル酸アルキルエステルと、(ii)(メタ)アク
リル酸およびヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル
酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体との共
重合体[I]に、加水分解性基としてアセトキシ基、ケ
トオキシム基またはアルコキシ基などを含有するシラン
化合物を反応させて得られる加水分解性シリル基含有共
重合体が好ましい。
リル基含有アクリル共重合体樹脂[iii]としては、従来
公知のものが広く用いられるが、特に、(i)(メタ)
アクリル酸アルキルエステルと、(ii)(メタ)アク
リル酸およびヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル
酸エステルから選ばれる少なくとも1種の単量体との共
重合体[I]に、加水分解性基としてアセトキシ基、ケ
トオキシム基またはアルコキシ基などを含有するシラン
化合物を反応させて得られる加水分解性シリル基含有共
重合体が好ましい。
【0080】前記共重合体[I]は、(i)−(1)
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(i)−
(2)酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルピロリドンから選ば
れるビニル系化合物と、(ii)(メタ)アクリル酸お
よびヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体との共重合体で
あってもよい。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルと、(i)−
(2)酢酸ビニル、塩化ビニル、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルエチルエーテル、ビニルピロリドンから選ば
れるビニル系化合物と、(ii)(メタ)アクリル酸お
よびヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルから選ばれる少なくとも1種の単量体との共重合体で
あってもよい。
【0081】(メタ)アクリル酸アルキルエステルとし
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、オクチルアク
リレート(以上のアルキル基は直鎖状でも分岐状でもよ
い)およびこれらに対応するメタアクリル化合物たとえ
ばメチルメタアクリレートなどが例示される。
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、オクチルアク
リレート(以上のアルキル基は直鎖状でも分岐状でもよ
い)およびこれらに対応するメタアクリル化合物たとえ
ばメチルメタアクリレートなどが例示される。
【0082】またビニル系化合物としては、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチル
エーテル、ビニルピロリドンなどが例示される。ヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルとして
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが例示さ
れる。
ル、塩化ビニル、ビニルメチルエーテル、ビニルエチル
エーテル、ビニルピロリドンなどが例示される。ヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルとして
は、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートなどが例示さ
れる。
【0083】加水分解性基としてアセトキシ基、ケトオ
キシム基、またはアルコキシ基を含有するシラン化合物
としては、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、エチルトリアセトキシシラン、トリス
(エチルメチルケトキシム)メチルシラン、トリス(エ
チルメチルケトキシム)ビニルシラン、ビニルトリメト
キシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリ
メトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、
フェニルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシ
ラン、メチルトリイソプロポキシシランなどが例示され
る。
キシム基、またはアルコキシ基を含有するシラン化合物
としては、メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、エチルトリアセトキシシラン、トリス
(エチルメチルケトキシム)メチルシラン、トリス(エ
チルメチルケトキシム)ビニルシラン、ビニルトリメト
キシシラン、エチルトリメトキシシラン、ヘキシルトリ
メトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、
フェニルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシ
ラン、メチルトリイソプロポキシシランなどが例示され
る。
【0084】加水分解性シリル基含有アクリル共重合体
樹脂[iii]は、(i)(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルおよびビニル系化合物から選ばれる少なくとも1種
の単量体と、(ii)(メタ)アクリル酸およびヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルから選ば
れる少なくとも1種の単量体とを有機溶剤の存在下にラ
ジカル重合して得られる共重合体[I]に、加水分解性
基としてアセトキシ基、ケトオキシム基またはアルコキ
シ基を含有するシラン化合物を反応させることにより得
ることができる。
樹脂[iii]は、(i)(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルおよびビニル系化合物から選ばれる少なくとも1種
の単量体と、(ii)(メタ)アクリル酸およびヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルから選ば
れる少なくとも1種の単量体とを有機溶剤の存在下にラ
ジカル重合して得られる共重合体[I]に、加水分解性
基としてアセトキシ基、ケトオキシム基またはアルコキ
シ基を含有するシラン化合物を反応させることにより得
ることができる。
【0085】この反応では、共重合体[I]が有する活
性基((ii)として(メタ)アクリル酸を用いた場合
にはカルボキシル基であり、ヒドロキシ低級アルキル
(メタ)アクリル酸エステルを用いた場合には水酸基)
に、加水分解性基を有するシラン化合物が反応するので
あろうと考えられる。
性基((ii)として(メタ)アクリル酸を用いた場合
にはカルボキシル基であり、ヒドロキシ低級アルキル
(メタ)アクリル酸エステルを用いた場合には水酸基)
に、加水分解性基を有するシラン化合物が反応するので
あろうと考えられる。
【0086】共重合体[I]を製造するに際して用いら
れる(i)(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単量
体の量および、(ii)(メタ)アクリル酸およびヒド
ロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルから選
ばれる少なくとも1種の単量体の量、さらには加水分解
性基を有するシラン化合物の量は、得られる加水分解性
シリル基含有アクリル共重合体の加水分解後の水酸基
と、混合される反応硬化型シリコーンゴムの疎水性メチ
ル基の表面配向バランスとを考慮し決定されることが好
ましい。
れる(i)(メタ)アクリル酸アルキルエステルの単量
体の量および、(ii)(メタ)アクリル酸およびヒド
ロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルから選
ばれる少なくとも1種の単量体の量、さらには加水分解
性基を有するシラン化合物の量は、得られる加水分解性
シリル基含有アクリル共重合体の加水分解後の水酸基
と、混合される反応硬化型シリコーンゴムの疎水性メチ
ル基の表面配向バランスとを考慮し決定されることが好
ましい。
【0087】一般には、(ii)(メタ)アクリル酸ま
たはヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルは、共重合体[I]において1〜30重量%、好まし
くは2〜20重量%の量で共重合されていることが好ま
しい。
たはヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステ
ルは、共重合体[I]において1〜30重量%、好まし
くは2〜20重量%の量で共重合されていることが好ま
しい。
【0088】また加水分解性基を有するシラン化合物
は、共重合体[I]における(ii)(メタ)アクリル
酸またはヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルの量と等モル比以上の量で用いられることが好ま
しい。
は、共重合体[I]における(ii)(メタ)アクリル
酸またはヒドロキシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エ
ステルの量と等モル比以上の量で用いられることが好ま
しい。
【0089】(ii)(メタ)アクリル酸またはヒドロ
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルが1〜3
0重量%でない場合には、得られる加水分解性シリル基
含有アクリル共重合体の加水分解後の水酸基と、シリコ
ーンゴムの疎水性メチル基の表面配向バランスが適当で
なく、該シリコーンゴムに対し加水分解性シリル基含有
アクリル共重合体を過剰に混合しなければならないの
で、表面の撥水性が劣り防汚性も低下することがある。
キシ低級アルキル(メタ)アクリル酸エステルが1〜3
0重量%でない場合には、得られる加水分解性シリル基
含有アクリル共重合体の加水分解後の水酸基と、シリコ
ーンゴムの疎水性メチル基の表面配向バランスが適当で
なく、該シリコーンゴムに対し加水分解性シリル基含有
アクリル共重合体を過剰に混合しなければならないの
で、表面の撥水性が劣り防汚性も低下することがある。
【0090】また、上記加水分解性シリル基含有アクリ
ル共重合体樹脂[iii]は、数平均分子量が3000〜3
0000の範囲であることが好ましい。数平均分子量が
3000未満の場合、十分な塗膜強度が得られない。ま
た30000を超える場合はシリコーンゴムとの相溶性
が劣る。
ル共重合体樹脂[iii]は、数平均分子量が3000〜3
0000の範囲であることが好ましい。数平均分子量が
3000未満の場合、十分な塗膜強度が得られない。ま
た30000を超える場合はシリコーンゴムとの相溶性
が劣る。
【0091】加水分解性シリル基含有アクリル共重合体
樹脂のシリコーンゴムに対する混合割合は、シリコーン
ゴム固形分に対し、0.1〜35重量%、一般には1〜
20重量%が好ましい。0.1重量%未満の場合および
35重量%を超えると、いずれも防汚性が劣る。
樹脂のシリコーンゴムに対する混合割合は、シリコーン
ゴム固形分に対し、0.1〜35重量%、一般には1〜
20重量%が好ましい。0.1重量%未満の場合および
35重量%を超えると、いずれも防汚性が劣る。
【0092】この無毒性の上塗塗膜(b)用防汚塗料組成
物には、必要に応じて、一般の防汚塗料に配合される体
質顔料、着色顔料、防食顔料、タレ止め剤、防汚剤、有
機溶剤、可塑剤等が含まれていてもよい。
物には、必要に応じて、一般の防汚塗料に配合される体
質顔料、着色顔料、防食顔料、タレ止め剤、防汚剤、有
機溶剤、可塑剤等が含まれていてもよい。
【0093】このような防汚塗料組成物からなる上塗塗
膜(b)をポリウレタン塗膜(a)表面に形成するには、刷毛
塗り、スプレー塗装(エアースプレー、エアレススプレ
ー)、ロールコーター塗装、ポリウレタン塗膜(a)が形
成された被塗物基材を上塗用塗料(b)中に浸漬するな
ど、従来より公知の方法を適宜採用すればよい。
膜(b)をポリウレタン塗膜(a)表面に形成するには、刷毛
塗り、スプレー塗装(エアースプレー、エアレススプレ
ー)、ロールコーター塗装、ポリウレタン塗膜(a)が形
成された被塗物基材を上塗用塗料(b)中に浸漬するな
ど、従来より公知の方法を適宜採用すればよい。
【0094】このようにして得られる防汚塗膜の乾燥膜
厚は、被塗物あるいは、被防汚構造物において期待され
る防汚・防食寿命、コスト等を勘案して決定されるが、
通常は、ポリウレタン塗膜(a)5〜5000μm厚、好
ましくは100〜2000μm厚であり、上塗塗膜(b)
20〜500μm厚、好ましくは50〜200μm厚で
ある。
厚は、被塗物あるいは、被防汚構造物において期待され
る防汚・防食寿命、コスト等を勘案して決定されるが、
通常は、ポリウレタン塗膜(a)5〜5000μm厚、好
ましくは100〜2000μm厚であり、上塗塗膜(b)
20〜500μm厚、好ましくは50〜200μm厚で
ある。
【0095】上記のような防汚塗膜が被塗物基材の表面
に、被塗物基材/ポリウレタン塗膜(ポリウレタン層)
(a)/上塗塗膜(上塗層)(b)の順序で各塗膜あるいは各
層が設けられてなる防汚構造体では、被塗物基材とポリ
ウレタン塗膜(a)間、ポリウレタン塗膜(a)と上塗塗膜
(b)間の層間接着強度に優れており、これら各塗膜
(層)間にプライマー層やバインダー層を設ける必要が
ないため、短期間に塗装作業を完了できる。しかも、こ
のような防汚構造体では、淡水あるいは海水と接触して
もこの接触面での生物汚損が防止される。
に、被塗物基材/ポリウレタン塗膜(ポリウレタン層)
(a)/上塗塗膜(上塗層)(b)の順序で各塗膜あるいは各
層が設けられてなる防汚構造体では、被塗物基材とポリ
ウレタン塗膜(a)間、ポリウレタン塗膜(a)と上塗塗膜
(b)間の層間接着強度に優れており、これら各塗膜
(層)間にプライマー層やバインダー層を設ける必要が
ないため、短期間に塗装作業を完了できる。しかも、こ
のような防汚構造体では、淡水あるいは海水と接触して
もこの接触面での生物汚損が防止される。
【0096】また、このような防汚構造体を製造する際
に用いられる下塗塗料としてのポリウレタン塗料(a)
は、極短時間に硬化するため、ポリウレタン塗膜(a)形
成後、直接、上塗塗料(b)を速やかに塗り重ねることが
できるため、塗装工程の短縮化、塗装日数の短縮化を図
ることができる。
に用いられる下塗塗料としてのポリウレタン塗料(a)
は、極短時間に硬化するため、ポリウレタン塗膜(a)形
成後、直接、上塗塗料(b)を速やかに塗り重ねることが
できるため、塗装工程の短縮化、塗装日数の短縮化を図
ることができる。
【0097】なお、上記防汚構造体としては、例えば、
水中構造物の接水表面に着脱自在に密着して設けられる
防汚壁パネル、火力・原子力発電所その他臨海プラント
の冷却水取水路・排水路、港湾施設、海底パイプライ
ン、海底油田掘削リグ、航路浮標、船舶係留用ブイなど
のように海中に設置される構造物、さらには淡水中に設
置される構造物などが挙げられ、その他船舶等が挙げら
れる。
水中構造物の接水表面に着脱自在に密着して設けられる
防汚壁パネル、火力・原子力発電所その他臨海プラント
の冷却水取水路・排水路、港湾施設、海底パイプライ
ン、海底油田掘削リグ、航路浮標、船舶係留用ブイなど
のように海中に設置される構造物、さらには淡水中に設
置される構造物などが挙げられ、その他船舶等が挙げら
れる。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、特にプライマー処理し
なくとも層間接着強度すなわち、基材−ポリウレタン塗
膜(a)間、および該ポリウレタン塗膜(a)−上塗塗膜(b)
間の層間接着強度に優れた防汚塗膜を形成できる。この
ように本発明の防汚塗膜を形成する際には、予め被塗物
基材表面へのプライマー処理やポリウレタン塗膜(a)表
面へのバインダー塗装を行う必要がないため、水中構造
物の接水表面など、被塗物基材表面に短期間に防汚塗装
でき、発電所等の冷却水路用の防汚塗膜などとして好適
である。
なくとも層間接着強度すなわち、基材−ポリウレタン塗
膜(a)間、および該ポリウレタン塗膜(a)−上塗塗膜(b)
間の層間接着強度に優れた防汚塗膜を形成できる。この
ように本発明の防汚塗膜を形成する際には、予め被塗物
基材表面へのプライマー処理やポリウレタン塗膜(a)表
面へのバインダー塗装を行う必要がないため、水中構造
物の接水表面など、被塗物基材表面に短期間に防汚塗装
でき、発電所等の冷却水路用の防汚塗膜などとして好適
である。
【0099】またこのような防汚塗膜の形成方法によれ
ば、短時間に該防汚塗膜で被覆された防汚構造体が提供
される。また該防汚塗膜で被覆された防汚構造体によれ
ば、水中生物による汚損が防止できる。
ば、短時間に該防汚塗膜で被覆された防汚構造体が提供
される。また該防汚塗膜で被覆された防汚構造体によれ
ば、水中生物による汚損が防止できる。
【0100】
【実施例】以下、本発明について実施例に基づきさらに
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何等限定
されるものではない。
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に何等限定
されるものではない。
【0101】なお、以下の実施例、比較例で使用した塗
料組成物調製用の各配合成分およびその組成、物性、製
造販売元等は、下記の通りである。 (1)PETP ポリメルカプト化合物、淀化学(株)製、ペンタエリス
リトールテトラキスチオプロピオネート、SH基の当量
=136。
料組成物調製用の各配合成分およびその組成、物性、製
造販売元等は、下記の通りである。 (1)PETP ポリメルカプト化合物、淀化学(株)製、ペンタエリス
リトールテトラキスチオプロピオネート、SH基の当量
=136。
【0102】(2)OTG ポリメルカプト化合物、淀化学(株)製、チオグリコー
ル酸オクチル、SH基の当量=204。
ル酸オクチル、SH基の当量=204。
【0103】(3)ネシルス EPX−L ポリメルカプト化合物、エイ・シー・アイ ジャパン社
製、商品名「ネシルスEPX-L」。
製、商品名「ネシルスEPX-L」。
【0104】(4)MTL カルボジイミド型ジフェニルメタンジイソシアネート、
日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「ミリオネート
MTL」、NCO含有量=28.9%。
日本ポリウレタン工業(株)製、商品名「ミリオネート
MTL」、NCO含有量=28.9%。
【0105】(5)170HN HDI系イソシアヌレート、武田薬品工業(株)製、商
品名「タケネート D170HN」、NCO含有量=2
1.0%。
品名「タケネート D170HN」、NCO含有量=2
1.0%。
【0106】(6)DER671−X75 エポキシ樹脂ワニス(キシレン25重量%含有)、ダウ
ケミカル社製、商品名「DER671−X75」、樹脂
固形分に対するエポキシ当量=425〜550。
ケミカル社製、商品名「DER671−X75」、樹脂
固形分に対するエポキシ当量=425〜550。
【0107】(7)TD−966 ポリアミド樹脂(不揮発分60%)、大日本インキ化学
工業(株)製、商品名「ラッカマイドTD−966」。
工業(株)製、商品名「ラッカマイドTD−966」。
【0108】(8)VAGD ビニル樹脂、ユニオンカーバイド社製、商品名「VAG
D」、分子量=約15000。
D」、分子量=約15000。
【0109】(9)タルク 富士タルク工業(株)製、商品名「タルク NKK」、
平均粒径=6〜8μm。
平均粒径=6〜8μm。
【0110】(10)硫酸バリウム 堺化学工業(株)製、商品名「硫バルBA」。 (11)チタン白 タイオキサイド社製、商品名「TR−92」。
【0111】(12)ポリアマイドワックス 伊藤製油(株)製、商品名「ASA−T350F」。 (13)コロイド状シリカ 日本アエロジル(株)製、商品名「アエロジル20
0」、比表面積=200m2/g(BET法)。
0」、比表面積=200m2/g(BET法)。
【0112】(14)KE−445 シリコーン−液状RTVゴム、信越化学工業(株)製、
商品名「KE−445T」、粘度=50ポイズ(25
℃)。
商品名「KE−445T」、粘度=50ポイズ(25
℃)。
【0113】(15)TSE389 シリコーン−液状RTVゴム、東芝シリコーン(株)
製、商品名「TSE389−C」、粘度=56ポイズ
(25℃)。
製、商品名「TSE389−C」、粘度=56ポイズ
(25℃)。
【0114】(16)KF−96 ジメチルシリコーンオイル、信越化学工業(株)製、商
品名「KF−96−100」、粘度=100cSt(2
5℃)。
品名「KF−96−100」、粘度=100cSt(2
5℃)。
【0115】(17)TSF4300 メチルフェニルシリコーンオイル、東芝シリコーン
(株)製、商品名「TSF4300」、粘度=140c
St(25℃)。
(株)製、商品名「TSF4300」、粘度=140c
St(25℃)。
【0116】また、下記実施例、比較例で使用した各塗
料およびその調製法は以下の通り。 <塗料組成物1(下塗用)> 下記表1に示すように、PETP22.4重量部、OT
G4.3重量部、ネシルスEPX−L9.6重量部、タ
ルク27.7重量部、チタン白8重量部、硫酸バリウム
13.8重量部、コロイド状シリカ0.8重量部、メチ
ルイソブチルケトン13.4重量部を鋼製容器に仕込
み、ハイスピードディスパーで1時間分散し、塗料組成
物1のA剤を得た。
料およびその調製法は以下の通り。 <塗料組成物1(下塗用)> 下記表1に示すように、PETP22.4重量部、OT
G4.3重量部、ネシルスEPX−L9.6重量部、タ
ルク27.7重量部、チタン白8重量部、硫酸バリウム
13.8重量部、コロイド状シリカ0.8重量部、メチ
ルイソブチルケトン13.4重量部を鋼製容器に仕込
み、ハイスピードディスパーで1時間分散し、塗料組成
物1のA剤を得た。
【0117】次に、MTL33.3重量部、170HN
66.7重量部を鋼製容器に仕込み、ハイスピードディ
スパーで10分間分散し、塗料組成物1のB剤を得た。
塗装前にA剤とB剤とを重量比(A/B)59.2/4
0.8で混合し、塗料組成物1得た。
66.7重量部を鋼製容器に仕込み、ハイスピードディ
スパーで10分間分散し、塗料組成物1のB剤を得た。
塗装前にA剤とB剤とを重量比(A/B)59.2/4
0.8で混合し、塗料組成物1得た。
【0118】<塗料組成物2(下塗用)> 下記表1に示すように、PETP18.1重量部、OT
G3重量部、ネシルスEPX−L22.6重量部、タル
ク26.1重量部、チタン白7.5重量部、硫酸バリウ
ム13重量部、ポリアマイドワックス0.8重量部、メ
チルイソブチルケトン8.9重量部を鋼製容器に仕込
み、ハイスピードディスパーで1時間分散し、塗料組成
物2のA剤を得た。
G3重量部、ネシルスEPX−L22.6重量部、タル
ク26.1重量部、チタン白7.5重量部、硫酸バリウ
ム13重量部、ポリアマイドワックス0.8重量部、メ
チルイソブチルケトン8.9重量部を鋼製容器に仕込
み、ハイスピードディスパーで1時間分散し、塗料組成
物2のA剤を得た。
【0119】次に、MTL25重量部、170HN75
重量部を鋼製容器に仕込み、ハイスピードディスパーで
10分間分散し、塗料組成物2のB剤を得た。塗装前に
A剤とB剤とを重量比(A/B)66.1/33.9で
混合し、塗料組成物2得た。
重量部を鋼製容器に仕込み、ハイスピードディスパーで
10分間分散し、塗料組成物2のB剤を得た。塗装前に
A剤とB剤とを重量比(A/B)66.1/33.9で
混合し、塗料組成物2得た。
【0120】<塗料組成物3(下塗用)> 下記表1に示すように、DER671−X75を35重
量部、タルク35重量部、チタン白10重量部、ポリア
マイドワックス2重量部、キシレン11重量部、メチル
イソブチルケトン7重量部を鋼製容器に仕込み、ハイス
ピードディスパーで1時間分散し、塗料組成物3のA剤
を得た。
量部、タルク35重量部、チタン白10重量部、ポリア
マイドワックス2重量部、キシレン11重量部、メチル
イソブチルケトン7重量部を鋼製容器に仕込み、ハイス
ピードディスパーで1時間分散し、塗料組成物3のA剤
を得た。
【0121】塗装前に、上記塗料組成物3のA剤と、B
剤(TD−966)とを重量比(A/B)で88.5/
11.5で混合し、塗料組成物3得た。 <塗料組成物4(下塗用)> 下記表1に示すように、VAGD15重量部を、キシレ
ン/メチルイソブチルケトン=1/1の重量比で混合し
てなる混合溶液50重量部に溶解させてなるワニスに、
タルク15重量部、チタン白10重量部、ポリアマイド
ワックス2重量部、キシレン4重量部、メチルイソブチ
ルケトン4重量部を、鋼製容器に仕込み、ハイスピード
ディスパーで1時間分散し、塗料組成物4(A剤のみ)
を得た。
剤(TD−966)とを重量比(A/B)で88.5/
11.5で混合し、塗料組成物3得た。 <塗料組成物4(下塗用)> 下記表1に示すように、VAGD15重量部を、キシレ
ン/メチルイソブチルケトン=1/1の重量比で混合し
てなる混合溶液50重量部に溶解させてなるワニスに、
タルク15重量部、チタン白10重量部、ポリアマイド
ワックス2重量部、キシレン4重量部、メチルイソブチ
ルケトン4重量部を、鋼製容器に仕込み、ハイスピード
ディスパーで1時間分散し、塗料組成物4(A剤のみ)
を得た。
【0122】<上塗塗料組成物1> KE−445を100重量部、およびKF−96を20
重量部の量で鋼製容器に仕込み、ハイスピードディスパ
ーで10分間分散し、上塗塗料組成物1を得た。
重量部の量で鋼製容器に仕込み、ハイスピードディスパ
ーで10分間分散し、上塗塗料組成物1を得た。
【0123】<上塗塗料組成物2> TSE389を100重量部、およびTSF4300を
20重量部の量で鋼製容器に仕込み、ハイスピードディ
スパーで10分間分散し、上塗塗料組成物2を得た。
20重量部の量で鋼製容器に仕込み、ハイスピードディ
スパーで10分間分散し、上塗塗料組成物2を得た。
【0124】
【表1】
【0125】
【実施例1】100×300×2.3mmのサンドブラ
スト板に、表1に示すような下塗用塗料組成物1を、ジ
メチルエタノールアミン蒸気触媒下で、その乾燥膜厚が
200μmになるようにスプレー塗装し、下塗塗膜1を
得た。なお、上記塗装に際しては、アミン蒸気濃度は、
800〜1000ppmの範囲に設定して塗装を行っ
た。またアミン蒸気濃度は、光明理化学工業(株)製北
川式アミン検知管で測定した。
スト板に、表1に示すような下塗用塗料組成物1を、ジ
メチルエタノールアミン蒸気触媒下で、その乾燥膜厚が
200μmになるようにスプレー塗装し、下塗塗膜1を
得た。なお、上記塗装に際しては、アミン蒸気濃度は、
800〜1000ppmの範囲に設定して塗装を行っ
た。またアミン蒸気濃度は、光明理化学工業(株)製北
川式アミン検知管で測定した。
【0126】次いで、10分後、この下塗塗膜1の表面
にシリコーン系重合体を樹脂成分として含有する上塗塗
料組成物1を、その乾燥膜厚が100μmとなるように
塗装し、防汚構造体(塗装板)を得た。すなわち、本実
施例では、塗り重ね回数は、下塗用塗料組成物1および
上塗塗料組成物1の合計2回であり、塗装に必要な塗装
間隔は、10分間である。
にシリコーン系重合体を樹脂成分として含有する上塗塗
料組成物1を、その乾燥膜厚が100μmとなるように
塗装し、防汚構造体(塗装板)を得た。すなわち、本実
施例では、塗り重ね回数は、下塗用塗料組成物1および
上塗塗料組成物1の合計2回であり、塗装に必要な塗装
間隔は、10分間である。
【0127】上記塗装工程を表2に併せて示す。また、
塗り重ね回数および塗り重ねに必要な塗装時間間隔を基
に算出した防汚構造体の完成に要する時間を併せて表3
に示す。
塗り重ね回数および塗り重ねに必要な塗装時間間隔を基
に算出した防汚構造体の完成に要する時間を併せて表3
に示す。
【0128】上記塗装板を、常温(20℃)で7日間乾
燥させた後、浸漬筏に取付けて水深1mの海中に浸漬
し、6ヶ月、12ヶ月経過後の防汚性能および付着性の
評価を行った。
燥させた後、浸漬筏に取付けて水深1mの海中に浸漬
し、6ヶ月、12ヶ月経過後の防汚性能および付着性の
評価を行った。
【0129】評価基準は下記の通り。 <防汚性能>防汚性能については、浸漬後の塗装板塗膜
表面における海生生物の付着状態(単位面積当たりの海
生生物の付着面積)により評価した。
表面における海生生物の付着状態(単位面積当たりの海
生生物の付着面積)により評価した。
【0130】<付着性の評価基準>海中浸漬後の塗装板
塗膜表面にナイフでクロスにカットを入れ、カッターナ
イフの刃先を該カット部に入れ剥がれ状態により塗膜の
付着性の良否を判断した。 「良好」:ナイフを入れても剥がれが生じない。 「やや不良」:上記と同様に塗装板塗膜表面にナイフを
入れると、その塗膜に“浮き”を生じるが全面的には剥
がれない。 「不良」:上記と同様に塗装板塗膜表面にナイフを入れ
ると、その全面的に剥がれが生じる。
塗膜表面にナイフでクロスにカットを入れ、カッターナ
イフの刃先を該カット部に入れ剥がれ状態により塗膜の
付着性の良否を判断した。 「良好」:ナイフを入れても剥がれが生じない。 「やや不良」:上記と同様に塗装板塗膜表面にナイフを
入れると、その塗膜に“浮き”を生じるが全面的には剥
がれない。 「不良」:上記と同様に塗装板塗膜表面にナイフを入れ
ると、その全面的に剥がれが生じる。
【0131】<評価結果>上記塗装板の評価の結果、防
汚性については、海中に浸漬して6ヶ月後では、塗装板
塗膜表面にスライムの僅かな付着が認められ、12ヶ月
後ではスライムの付着が認められた。また塗膜付着性に
ついては、海中に浸漬して6ヶ月後、12ヶ月後共に、
塗膜表面のカッターナイフによるクロスカット部にナイ
フの刃先を入れても剥がれが生ぜず、塗膜の付着性は
「良好」であった。
汚性については、海中に浸漬して6ヶ月後では、塗装板
塗膜表面にスライムの僅かな付着が認められ、12ヶ月
後ではスライムの付着が認められた。また塗膜付着性に
ついては、海中に浸漬して6ヶ月後、12ヶ月後共に、
塗膜表面のカッターナイフによるクロスカット部にナイ
フの刃先を入れても剥がれが生ぜず、塗膜の付着性は
「良好」であった。
【0132】結果を併せて表4に示す。
【0133】
【実施例2】実施例1において、下塗塗料として、塗料
組成物1に代えて塗料組成物2を用いた以外は、実施例
1と同様にした。
組成物1に代えて塗料組成物2を用いた以外は、実施例
1と同様にした。
【0134】本実施例では、塗り重ね回数は2回、塗装
に必要な塗装間隔は10分間となった。得られた防汚構
造体の防汚性、塗膜の付着性ともに実施例1と同様の良
好な結果が得られた。
に必要な塗装間隔は10分間となった。得られた防汚構
造体の防汚性、塗膜の付着性ともに実施例1と同様の良
好な結果が得られた。
【0135】塗装工程、塗装工数、塗装間隔、塗膜の防
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
【0136】
【実施例3】実施例1において、下塗塗料として、塗料
組成物1に代えて塗料組成物2を用い、上塗塗料とし
て、上塗塗料組成物1に代えて上塗塗料組成物2を用い
た以外は、実施例1と同様にした。
組成物1に代えて塗料組成物2を用い、上塗塗料とし
て、上塗塗料組成物1に代えて上塗塗料組成物2を用い
た以外は、実施例1と同様にした。
【0137】本実施例では、塗り重ね回数は2回、塗装
に必要な塗装間隔は10分間となった。得られた防汚構
造体の防汚性、塗膜の付着性ともに実施例1と同様の良
好な結果が得られた。
に必要な塗装間隔は10分間となった。得られた防汚構
造体の防汚性、塗膜の付着性ともに実施例1と同様の良
好な結果が得られた。
【0138】塗装工程、塗装工数、塗装間隔、塗膜の防
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
【0139】
【比較例1】実施例1で用いたと同様のサンドブラスト
板に、ジンクエポキシ系ショッププライマー[中国塗料
(株)製、商品名:「エピコンジンクリッチプライマー
−B−2」]をその乾燥膜厚が15μmになるように予
め塗装した後、16時間経過後、表1に示すような下塗
用塗料組成物3をその乾燥膜厚が200μmになるよう
に通常のスプレー塗装し、下塗塗膜3を得た。
板に、ジンクエポキシ系ショッププライマー[中国塗料
(株)製、商品名:「エピコンジンクリッチプライマー
−B−2」]をその乾燥膜厚が15μmになるように予
め塗装した後、16時間経過後、表1に示すような下塗
用塗料組成物3をその乾燥膜厚が200μmになるよう
に通常のスプレー塗装し、下塗塗膜3を得た。
【0140】次いで、8時間後、この下塗塗膜3の表面
に実施例1と同様の上塗塗料組成物1を、その乾燥膜厚
が100μmとなるように塗装し、防汚構造体(塗装
板)を得た。すなわち、本比較例では、塗り重ね回数
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物3および上塗塗料組成物1の合計3回であり、塗
装に必要な塗装間隔は、合計24時間となった。
に実施例1と同様の上塗塗料組成物1を、その乾燥膜厚
が100μmとなるように塗装し、防汚構造体(塗装
板)を得た。すなわち、本比較例では、塗り重ね回数
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物3および上塗塗料組成物1の合計3回であり、塗
装に必要な塗装間隔は、合計24時間となった。
【0141】また上記塗装板の評価の結果、防汚性につ
いては、海中に浸漬して6ヶ月後では、塗装板塗膜表面
にスライムの僅かな付着が認められ、12ヶ月後ではフ
ジツボ10%、アオノリ20%の付着が認められた。ま
た塗膜付着性については、海中に浸漬して6ヶ月後で
「やや不良」、12ヶ月では「不良」となった。
いては、海中に浸漬して6ヶ月後では、塗装板塗膜表面
にスライムの僅かな付着が認められ、12ヶ月後ではフ
ジツボ10%、アオノリ20%の付着が認められた。ま
た塗膜付着性については、海中に浸漬して6ヶ月後で
「やや不良」、12ヶ月では「不良」となった。
【0142】塗装工程、塗装工数、塗装間隔、塗膜の防
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
【0143】
【比較例2】比較例1において、下塗塗膜3を塗設した
後8時間経過後に、シリコーン系重合体を樹脂成分とす
る下記上塗塗料組成物1との密着性に優れたエポキシ樹
脂系中塗塗料[中国塗料(株)製、商品名「エピコンH
B−ALバインダー」]をその乾燥膜厚が100μmと
なるように塗装した。
後8時間経過後に、シリコーン系重合体を樹脂成分とす
る下記上塗塗料組成物1との密着性に優れたエポキシ樹
脂系中塗塗料[中国塗料(株)製、商品名「エピコンH
B−ALバインダー」]をその乾燥膜厚が100μmと
なるように塗装した。
【0144】次いで、該バインダーを塗設後10時間経
過後に、比較例1と同様に上塗塗料組成物1をその乾燥
膜厚が100μmとなるように塗設し、防汚構造体(塗
装板)を得た。すなわち、本比較例では、塗り重ね回数
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物3、バインダーおよび上塗塗料組成物1の合計4
回であり、塗装に必要な塗装間隔は、合計34時間とな
った。
過後に、比較例1と同様に上塗塗料組成物1をその乾燥
膜厚が100μmとなるように塗設し、防汚構造体(塗
装板)を得た。すなわち、本比較例では、塗り重ね回数
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物3、バインダーおよび上塗塗料組成物1の合計4
回であり、塗装に必要な塗装間隔は、合計34時間とな
った。
【0145】また上記塗装板の評価の結果、防汚性につ
いては、海中に浸漬して6ヶ月後および12ヶ月後とも
に、塗装板塗膜表面にスライムの僅かな付着が認められ
た。また塗膜付着性については、海中に浸漬して6ヶ月
後、12ヶ月後ともに「良好」となった。
いては、海中に浸漬して6ヶ月後および12ヶ月後とも
に、塗装板塗膜表面にスライムの僅かな付着が認められ
た。また塗膜付着性については、海中に浸漬して6ヶ月
後、12ヶ月後ともに「良好」となった。
【0146】塗装工程、塗装工数、塗装間隔、塗膜の防
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
【0147】
【比較例3】比較例1において、上塗塗料として、上塗
塗料組成物1に代えて、上塗塗料組成物2を塗設した以
外は、比較例1と同様にした。
塗料組成物1に代えて、上塗塗料組成物2を塗設した以
外は、比較例1と同様にした。
【0148】すなわち、本比較例では、塗り重ね回数
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物3および上塗塗料組成物2の合計3回であり、塗
装に必要な塗装間隔は、合計24時間となった。
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物3および上塗塗料組成物2の合計3回であり、塗
装に必要な塗装間隔は、合計24時間となった。
【0149】また上記塗装板の評価の結果、防汚性につ
いては、海中に浸漬して6ヶ月後塗装板塗塗膜表面にア
オノリ5%の付着が認められ、12ヶ月後では、フジツ
ボ20%、アオノリ30%の付着が認められた。また塗
膜付着性については、海中に浸漬して6ヶ月後、12ヶ
月後ともに「不良」となった。
いては、海中に浸漬して6ヶ月後塗装板塗塗膜表面にア
オノリ5%の付着が認められ、12ヶ月後では、フジツ
ボ20%、アオノリ30%の付着が認められた。また塗
膜付着性については、海中に浸漬して6ヶ月後、12ヶ
月後ともに「不良」となった。
【0150】塗装工程、塗装工数、塗装間隔、塗膜の防
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
【0151】
【比較例4】比較例1において、下塗塗料として、下塗
塗料組成物3に代えて、下塗塗料組成物4を塗設した以
外は、比較例1と同様にした。
塗料組成物3に代えて、下塗塗料組成物4を塗設した以
外は、比較例1と同様にした。
【0152】すなわち、本比較例では、塗り重ね回数
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物4および上塗塗料組成物1の合計3回であり、塗
装に必要な塗装間隔は、合計20時間となった。
は、ジンクエポキシ系ショッププライマー、下塗用塗料
組成物4および上塗塗料組成物1の合計3回であり、塗
装に必要な塗装間隔は、合計20時間となった。
【0153】また上記塗装板の評価の結果、防汚性につ
いては、海中に浸漬して6ヶ月後塗装板塗塗膜表面にフ
ジツボ5%、アオノリ10%の付着が認められ、12ヶ
月後では、フジツボ25%、アオノリ30%の付着が認
められた。また塗膜付着性については、海中に浸漬して
6ヶ月後、12ヶ月後ともに「不良」となった。
いては、海中に浸漬して6ヶ月後塗装板塗塗膜表面にフ
ジツボ5%、アオノリ10%の付着が認められ、12ヶ
月後では、フジツボ25%、アオノリ30%の付着が認
められた。また塗膜付着性については、海中に浸漬して
6ヶ月後、12ヶ月後ともに「不良」となった。
【0154】塗装工程、塗装工数、塗装間隔、塗膜の防
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
汚性、塗膜の付着性の評価を併せて表2〜4に示す。
【0155】
【表2】
【0156】
【表3】
【0157】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 183/04 C09D 183/04 // C08G 18/48 C08G 18/48 Z 18/50 18/50 Z (72)発明者 渡 辺 正 泰 広島県大竹市明治新開1番地の7 中国塗 料株式会社内 (72)発明者 森 本 耕 二 滋賀県野洲郡野洲町字三上2306番地の7 中国塗料株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】ポリオールおよび/またはポリチオール
と、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料
を塗装硬化させてなるポリウレタン塗膜(a)、および該
ポリウレタン塗膜(a)上に形成された、シリコーン系重
合体および/または加水分解型シリルエステル基含有ア
クリル共重合体を樹脂成分として含有する上塗塗膜(b)
からなる防汚塗膜。 - 【請求項2】上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミン蒸気
の存在下に、ポリオールおよび/またはポリチオール
と、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料
を噴霧し硬化させることにより形成された塗膜である請
求項1に記載の防汚塗膜。 - 【請求項3】(A)基体の少なくとも一方の表面上に、 (B)ポリオールおよび/またはポリチオールと、ポリ
イソシアネートとを含有するポリウレタン塗料を塗装硬
化させてなるポリウレタン塗膜(a)を形成した後、 (C)該ポリウレタン塗膜(a)上に、シリコーン系重合
体および/または加水分解型シリルエステル基含有アク
リル共重合体を樹脂成分として含有する上塗塗料を塗装
硬化して上塗塗膜(b)を形成することを特徴とする防汚
塗膜の形成方法。 - 【請求項4】上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミン蒸気
の存在下に、ポリオールおよび/またはポリチオール
と、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料
を噴霧し硬化させることによって形成された塗膜である
請求項3に記載の防汚塗膜の形成方法。 - 【請求項5】(A)基体と、 (B)該基体の少なくとも一方の表面上に形成された、
ポリオールおよび/またはポリチオールと、ポリイソシ
アネートとを含有するポリウレタン塗料を塗装硬化して
なるポリウレタン塗膜(a)と、 (C)該ポリウレタン塗膜(a)上に形成された、シリコ
ーン系重合体および/または加水分解型シリルエステル
基含有アクリル共重合体を樹脂成分として含有する上塗
塗膜(b)とを有することを特徴とする防汚構造体。 - 【請求項6】上記ポリウレタン塗膜(a)が、アミン蒸気
の存在下に、ポリオールおよび/またはポリチオール
と、ポリイソシアネートとを含有するポリウレタン塗料
を噴霧し硬化させることによって形成された塗膜である
請求項5に記載の防汚構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10003117A JPH11228909A (ja) | 1997-12-09 | 1998-01-09 | 防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33885197 | 1997-12-09 | ||
| JP9-338851 | 1997-12-09 | ||
| JP10003117A JPH11228909A (ja) | 1997-12-09 | 1998-01-09 | 防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11228909A true JPH11228909A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=26336626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10003117A Pending JPH11228909A (ja) | 1997-12-09 | 1998-01-09 | 防汚塗膜、該防汚塗膜の形成方法および該防汚塗膜で被覆された構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11228909A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001327914A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-11-27 | Nippon Paint Co Ltd | 防汚塗膜形成方法およびそれによって得られた防汚塗膜 |
| JP2009221658A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Fujimoto Kensetsu Kogyo Kk | ガードレール清掃塗装装置 |
| KR101309570B1 (ko) * | 2010-11-08 | 2013-09-17 | 손상달 | 수중 방오 코팅시트 및 코팅방법 |
| CN105801806A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-07-27 | 刘庆会 | 具有uv光活性的三元共聚物及其制备方法和应用 |
| JP2017094330A (ja) * | 2012-11-13 | 2017-06-01 | 中国塗料株式会社 | 硬化性オルガノポリシロキサン系防汚性複合塗膜、および該複合塗膜で被覆された防汚基材 |
| CN113853411A (zh) * | 2019-07-10 | 2021-12-28 | 日东化成株式会社 | 防污涂料组合物、在表面具有使用该组合物所形成的防污涂膜的涂装物 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP10003117A patent/JPH11228909A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001327914A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-11-27 | Nippon Paint Co Ltd | 防汚塗膜形成方法およびそれによって得られた防汚塗膜 |
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| JP2017094330A (ja) * | 2012-11-13 | 2017-06-01 | 中国塗料株式会社 | 硬化性オルガノポリシロキサン系防汚性複合塗膜、および該複合塗膜で被覆された防汚基材 |
| CN105801806A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-07-27 | 刘庆会 | 具有uv光活性的三元共聚物及其制备方法和应用 |
| CN113853411A (zh) * | 2019-07-10 | 2021-12-28 | 日东化成株式会社 | 防污涂料组合物、在表面具有使用该组合物所形成的防污涂膜的涂装物 |
| CN113853411B (zh) * | 2019-07-10 | 2023-10-27 | 日东化成株式会社 | 防污涂料组合物、在表面具有使用该组合物所形成的防污涂膜的涂装物 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080610 |