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JPH11201900A - 自己補償形レーザ共振器 - Google Patents

自己補償形レーザ共振器

Info

Publication number
JPH11201900A
JPH11201900A JP377098A JP377098A JPH11201900A JP H11201900 A JPH11201900 A JP H11201900A JP 377098 A JP377098 A JP 377098A JP 377098 A JP377098 A JP 377098A JP H11201900 A JPH11201900 A JP H11201900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
light
reflecting
self
laser light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP377098A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Yanagisawa
隆行 柳澤
Yoshihito Hirano
嘉仁 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP377098A priority Critical patent/JPH11201900A/ja
Publication of JPH11201900A publication Critical patent/JPH11201900A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構造で、レーザ光の利用効
率の低下を防止するとともに、レーザ光の品質を向上さ
せることを目的とするものである。 【解決手段】 互いに直角に配置された第1及び第2の
反射面21a,21bを有する第1の反射装置21と、
互いに直角に配置された第3及び第4の反射面22a,
22bを有する第2の反射装置22とを、稜線21c,
22cが直交するように互いに対向させ、第1の反射面
21aと第3の反射面22aとの間にレーザ媒質23を
配置し、レーザ光が稜線21c,22cを通らないよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
や航空機等の飛翔体に搭載される固体レーザ装置に用い
られ、反射面の傾きを補償する自己補償形レーザ共振器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は例えばSpringer Se
ries in Optical Sciences
Vol.1「Splid−State Laser E
ngineering第4版」Walter Koec
hner著(1995年ドイツSpringer社発
行)197ページに示された従来のレーザ共振器を示す
構成図である。図において、1,2は互いに対向して配
置されレーザ光を閉じ込める一対の反射鏡、3は反射鏡
1,2間に配置されているレーザ媒質、4はレーザ媒質
3を励起する光源、5はレーザ共振器の光軸、6は反射
鏡2から反射鏡1へ進むレーザ光の光路、7は反射鏡1
から反射鏡2へ進むレーザ光の光路である。
【0003】次に、動作について説明する。上記のよう
なレーザ共振器では、レーザ光が光路6,7を往復し、
同じ光路6,7を通り同じ位相状態を保持するレーザ光
のみが選択的に閉じ込められて増幅され、発振モードが
形成される。反射鏡1,2が互いに平行に配置されてい
る場合、レーザ光は、反射鏡1,2間で繰り返し反射さ
れ、光軸5に平行な光路6,7を往復する。このとき、
レーザ光は、励起光源4により励起されたレーザ媒質3
を繰り返し通過して増幅されていく。
【0004】これに対し、図18に示すように、一方の
反射鏡1が傾斜して反射鏡1,2が平行でなくなった場
合、光軸5に平行な光路6を進むレーザ光は、光軸5に
対して角度をなす光路8上に反射される。従って、往復
したレーザ光は同じ光路を通らず、発振モードを形成す
ることができない。
【0005】このような問題を解決する手段として、上
記「Splid−State Laser Engin
eering」227ページには、図19に示すような
自己補償形のレーザ共振器も示されている。図におい
て、11はZ軸に平行な稜線11aを有するルーフプリ
ズム、12はX軸と平行な稜線12aを有するルーフプ
リズム、13はルーフプリズム11,12に対向して配
置されているコーナキューブプリズムであり、このコー
ナキューブプリズム13とルーフプリズム11との間に
レーザ媒質3が配置されている。
【0006】このようなレーザ共振器では、レーザ光
は、光軸14上を進行し、ルーフプリズム12上で反射
される。ルーフプリズム12で反射されたレーザ光は、
コーナキューブ13で折り返され、励起光源4で励起さ
れたレーザ媒質3を透過して増幅される。レーザ媒質3
で増幅されたレーザ光は、ルーフプリズム11上で反射
されて、再びレーザ媒質3により増幅される。この後、
レーザ光は、元の位置に戻り、レーザ共振器内に閉じ込
められる。
【0007】次に、図20は図19のルーフプリズム1
2に入射したレーザ光の反射状態を示す説明図である。
図において、稜線12aを挟む反射面12b,12c
は、互いに直角に固定され、かつ光軸14とのなす角度
が45度になっている。光軸14と平行な光路15を進
み、ルーフプリズム12に入射したレーザ光は、反射面
12bにより90度、反射面12cにより90度、計1
80度の方向の変化を与えられる。このようにして反射
されたレーザ光の光路16は、やはり光軸14と平行に
なる。即ち、ループプリズム12は、入射したレーザ光
を、入射したレーザ光と平行で進行方向が逆方向のレー
ザ光として反射する。
【0008】また、図21に示すように、ルーフプリズ
ム12が稜線12aを中心軸として角度α傾いた場合、
反射面12bにより与えられる角度変化は90―2α、
反射面12cにより与えられる角度変化は90+2αと
なり、光路15を進むレーザ光とルーフプリズム12に
より反射されたレーザ光の光路16の角度変化は計18
0度となる。従って、稜線12aを中心軸とした傾きが
生じた場合でも、ループプリズム12は、入射したレー
ザ光を、入射したレーザ光と平行で進行方向が逆方向の
レーザ光として反射する。
【0009】さらに、入射するレーザ光が光軸14に対
して傾いた場合も同様に、ルーフプリズム12は、入射
したレーザ光を、入射したレーザ光と平行で進行方向が
逆方向のレーザ光として反射する。なお、図20及び図
21では、説明のため、光路15及び光路16を光軸1
4からずらして示したが、実際には、従来は、光路15
も光路16もビームの中心が光軸14に一致し、レーザ
光は稜線12aを含む範囲内に照射され反射される。
【0010】さらにまた、図19に示したように、ルー
フプリズム11の稜線11a及びルーフプリズム12の
稜線12aを、互いに直交する方向に配置することによ
り、ルーフプリズム11,12の傾きが互いに補償さ
れ、自己補償形のレーザ共振器が構成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の自己補償形レーザ共振器においては、レーザ光
がルーフプリズム11,12の稜線11a,12aを含
む範囲に照射されるため、回折による損失が生じ、レー
ザ光の利用効率が低下してしまう。また、微視的には稜
線11a,12a上では図20に示したような反射が生
じず、稜線11a,12aでレーザ光が切断されるた
め、レーザ光が2つ又は4つに割れ易く、レーザ光の品
質が劣化してしまう。さらに、長い光路長を小さなレー
ザ共振器で実現しようとした場合、ルーフプリズム1
1,12とは別に、コーナキューブプリズム13のよう
な折り返しのための光学素子が別に必要となり、レーザ
共振器の構成が複雑になってしまう。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、簡単な構成
で、レーザ光の利用効率の低下を防止することができる
とともに、レーザ光の品質を向上させることができる自
己補償形レーザ共振器を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る自
己補償形レーザ共振器は、互いに直角に配置された第1
及び第2の反射面を有する第1の反射装置と、互いに直
角に配置された第3及び第4の反射面を有し、第1の反
射装置に対向している第2の反射装置と、第1の反射面
と第3の反射面との間に設けられているレーザ媒質と、
このレーザ媒質を励起する光源とを備え、第3及び第4
の反射面を含む2つの平面がなす第2の稜線は、第1及
び第2の反射面を含む2つの平面がなす第1の稜線にほ
ぼ直交する面に含まれ、レーザ媒質から第1の反射面へ
向けて出射されたレーザ光は、第1の反射面、第2の反
射面、第3の反射面、第4の反射面、第2の反射面、第
1の反射面、第4の反射面及び第3の反射面の順に反射
されてレーザ媒質に入射されるものである。
【0014】請求項2の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、互いに直角に配置された2つの平面反射鏡をそ
れぞれ有する第1及び第2の反射装置を用いたものであ
る。
【0015】請求項3の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、2つの平面反射鏡を、それぞれ互いに間隔をお
いて配置し、連結部材により互いに連結したものであ
る。
【0016】請求項4の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、それぞれレーザ光の入射面と、互いに直角に配
置された2つの反射面とを有するプリズムを第1及び第
2の反射装置として用いたものである。
【0017】請求項5の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、プリズムの第1及び第2の稜線の部分を削除し
たものである。
【0018】請求項6の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、レーザ光の光路に、レーザ光を一方向にのみ透
過するアイソレータを設けたものである。
【0019】請求項7の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、第1ないし第4の反射面のいずれか1つの反射
面に、レーザ出力用の部分反射鏡を設けたものである。
【0020】請求項8の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、第1ないし第4の反射面のいずれかの反射面
に、レーザ光のP偏光成分及びS偏光成分のうちのいず
れか一方を選択的に透過して外部へ出力し、他方を反射
する偏光反射手段を設け、かつレーザ光の光路に、偏光
反射手段に対してレーザ光を任意の割合でP偏光成分と
S偏光成分とに分ける偏光成分調整手段を設けたもので
ある。
【0021】請求項9の発明に係る自己補償形レーザ共
振器は、レーザ光の光路に、レーザ光のP偏光成分及び
S偏光成分のうちのいずれか一方を選択的に透過し、他
方を反射して外部へ出力する偏光反射手段を設け、かつ
レーザ光の光路に、偏光反射手段に対してレーザ光を任
意の割合でP偏光成分とS偏光成分とに分ける偏光成分
調整手段を設けたものである。
【0022】請求項10の発明に係る自己補償形レーザ
共振器は、レーザ光のP偏光成分及びS偏光成分のうち
のいずれか一方を選択的に透過し、他方を反射して外部
へ出力する2つの偏光反射手段、ファラデローテータ及
び1/2波長板を有し、レーザ光を一方向にのみ透過す
るアイソレータと、このアイソレータに対してレーザ光
を任意の割合でP偏光成分とS偏光成分とに分ける偏光
成分調整手段とを、レーザ光の光路に設けたものであ
る。
【0023】請求項11の発明に係る自己補償形レーザ
共振器は、偏光成分調整手段として1/2波長板を用い
たものである。
【0024】請求項12の発明に係る自己補償形レーザ
共振器は、偏光成分調整手段として、印可された電圧に
より複屈折効果が得られる複屈折素子を用いたものであ
る。
【0025】請求項13の発明に係る自己補償形レーザ
共振器は、偏光反射手段からレーザ光の光路にシーダ光
を入射させるシーダ光発生装置を備えたものである。
【0026】請求項14の発明に係る自己補償形レーザ
共振器は、レーザ光の光路に、レーザ光のビーム径を変
換するビーム径変換装置を設けたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による自
己補償形レーザ共振器を示す構成図である。図におい
て、21は互いに直角に配置された第1及び第2の反射
面21a,21bを有する第1の反射装置、22は互い
に直角に配置された第3及び第4の反射面22a,22
bを有し、第1の反射装置21に対向している第2の反
射装置であり、これら第1及び第2の反射装置21,2
2としては、例えば図2に示すように、互いに直角に配
置された2つの平面反射鏡27,28を有するものが用
いられる。また、図2には第2の反射装置22のみを示
すが、第1の反射装置21についても構成は同様であ
る。
【0028】また、第3及び第4の反射面22a,22
bがなす第2の稜線22cは、第1及び第2の反射面2
1a,21bがなす第1の稜線21cにほぼ直交する面
に含まれ、第1及び第2の21a,21bと第3及び第
4の反射面22a,22bとが互いに対向するように配
置されている。23は第1の反射面21aと第3の反射
面22aとの間に設けられているレーザ媒質、24はレ
ーザ媒質23を励起する光源である。
【0029】次に、動作について説明する。光路L1を
進むレーザ光は、レーザ媒質23を通過して増幅された
後、第1の反射面21a及び第2の反射面21bで順次
反射され、光路L1と平行な光路L2を光路L1と反対
方向へ進む。光路L2を進むレーザ光は、第3の反射面
22a及び第4の反射面22bで順次反射され、光路L
2と平行な光路L3を光路L2と反対方向へ進む。光路
L3を進むレーザ光は、第2の反射面21b及び第1の
反射面21aで順次反射され、光路L3と平行な光路L
4を光路L3と反対方向へ進む。
【0030】そして、光路L4を進むレーザ光は、第4
の反射面22b及び第3の反射面22aで順次反射さ
れ、光路L1へ戻り、レーザ媒質23でさらに増幅され
る。従って、レーザ光は、第1の反射装置21の稜線2
1c及び第2の反射装置22の稜線22cの上を通らず
に、レーザ共振器内に閉じ込められ増幅されていく。
【0031】このような自己補償形レーザ共振器では、
レーザ光が反射装置21,22の稜線21c,22c上
を通らないため、稜線21c,22cの回折による損失
がなく、レーザ光の利用効率の低下が防止される。ま
た、レーザ光が稜線21c,22cにより切断されない
ため、レーザ光の品質が向上する。さらに、4つの光路
L1〜L4を平行に配置することができ、第1及び第2
の反射装置21,22以外の反射手段が不要であるた
め、レーザ共振器の構造を簡単にして小形化を図ること
ができる。さらにまた、平面反射鏡27,28は重量が
軽いため、反射装置21,22及びレーザ共振器全体を
さらに軽量化することができる。
【0032】なお、上記の例ではレーザ媒質23を光路
L1上に配置したが、光路L1〜L4のいずれに配置し
てもよい。また、複数組のレーザ媒質23及び励起光源
24を、複数の光路に配置してもよい。
【0033】実施の形態2.また、稜線21c,22c
の部分にはレーザ光が通らないため、平面反射鏡27,
28の稜線21c,22cの部分は削除してもよい。即
ち、図3に示すように、図2のものよりも面積の小さい
平面反射鏡29,30を、互いに間隔をおいて配置し、
連結部材31で互いに連結してもよく、レーザ共振器を
さらに小形軽量化することができる。
【0034】実施の形態3.次に、図4はこの発明の実
施の形態3による自己補償形レーザ共振器の反射装置を
示す斜視図である。この例では、図1の反射装置21,
22としてルーフプリズム25が用いられている。ルー
フプリズム25は、レーザ光の入射面25aと、互いに
直角に配置された2つの反射面25b,25cと、稜線
25dとを有している。また、入射面25aと反射面2
5b,25cとがなす角度は、それぞれ45度である。
さらに、入射面25a及び反射面25b,25c以外の
面(図の上面及び底面)は、レーザ光が通過する部分に
干渉しない限り、任意の形状、角度とすることができ
る。他の構成は、実施の形態1と同様である。
【0035】次に、動作について説明する。レーザ光は
入射面25aを透過し、反射面25bにより全反射され
る。反射面25bにより全反射されたレーザ光は、反射
面25cにより全反射され、入射したレーザ光に平行で
反対の方向に反射され、入射面25aから出力される。
【0036】次に、この例のルーフプリズム25を反射
装置21,22として用いたレーザ共振器におけるレー
ザ光の偏光状態の変化について考える。まず、レーザ光
が平面上で反射する場合、入射光及び反射光の光線を含
む面内で振動する偏光成分をP偏光、入射光及び反射光
の光線を含む面に垂直に振動する偏光成分をS偏光とす
る。レーザ光は、ルーフプリズム25の反射面25b,
25cで反射する際に位相の変化を与えられる。この位
相の変化量は、P偏光とS偏光とで異なるため、例えば
光路L4における偏光状態が反射面25cに対してP偏
光の成分のみ、又はS偏光の成分のみの場合を除いて、
光路L4のレーザ光の偏光状態は光路L1において変化
する。
【0037】ここで、光路L1における任意の偏光のx
軸成分をEx、z軸成分をEzとし、光路L1からL3
へ伝搬するレーザ光の偏光状態を考える。レーザ光のx
軸成分Exは、光路L1から光路L3へ伝搬する間に、
第1の反射装置21によりS偏光として2回反射され、
第2の反射装置22によりP偏光として2回反射され
る。また、レーザ光のz軸成分Ezは、光路L1から光
路L3へ伝搬する間に、第1の反射装置21によりP偏
光として2回反射され、第2の反射装置22によりS偏
光として2回反射される。
【0038】x軸成分Ex、z軸成分Ez共に、S偏光
の反射による位相変化と、P偏光の反射による位相変化
とをそれぞれ2回ずつ受け、位相の変化量がx軸成分E
xとz軸成分Ezとで同じ量になるため、光路L1の偏
光状態は光路L3において保存される。従って、任意の
偏光状態のレーザ光に対して、光路L1と光路L3とは
互いに同じ偏光状態を保持し、光路L2と光路L4は互
いに同じ偏光状態を保持する。対角線の位置関係にある
光路L1,L3、又は光路L2,L4に光学部品を配置
すれば、プリズムの反射による偏光状態の変化が打ち消
されるため、レーザ共振器の設計が容易になる。
【0039】このように、反射装置21,22としてル
ーフプリズム25を用いた場合も、レーザ光が稜線25
c上を通らない自己補償形のレーザ共振器を構成するこ
とができ、簡単な構成により、レーザ光の利用効率の低
下を防止できるとともに、レーザ光の品質を向上させる
ことができる。また、反射面25b,25cの角度のず
れが生じにくく、安定した自己補償形レーザ共振器を得
ることができる。さらに、対角の関係にある光路では、
反射面25b,25cでの反射による偏光状態の変化が
ないため、レーザ共振器の設計が容易になる。
【0040】実施の形態4.なお、上記の例では稜線2
5dを有するルーフプリズム25を示したが、例えば図
5に示すように、入射面26aと、互いに直角に配置さ
れた反射面26b,26cとを有し、反射面26b,2
6cを含む2つの平面がなす稜線26d付近を切断した
ルーフプリズム26を用いてもよい。即ち、稜線26d
付近は、レーザ光が通過しないため、その部分を削除し
て断面台形としてもよい。また、切断面26eは、レー
ザ光が通過する部分に干渉しない限り、任意の形状、角
度とすることができる。このように、稜線26dの付近
を切断したルーフプリズム26を用いることにより、レ
ーザ共振器全体の軽量化及び小形化を図ることができ
る。
【0041】実施の形態5.次に、図6はこの発明の実
施の形態5による自己補償形レーザ共振器を示す構成図
である。この例では、第2の反射装置22の第4の反射
面22bの一部、即ち光路L4との交差部分にレーザ出
力用の部分反射鏡32が設けられている。他の構成は、
実施の形態1と同様である。
【0042】このような自己補償形レーザ共振器では、
実施の形態1と同様に、レーザ光が光路L1〜L4の順
で進行し増幅されていく。また、部分反射鏡32では、
レーザ光の一部が透過されて外部に出力され、残りが反
射されてレーザ共振器内をさらに周回する。このよう
に、第4の反射面22bに部分反射鏡32を設けること
により、簡単な構造でレーザ光出力を得ることができ、
また光学部品が少ないため、レーザ光の損失を抑えるこ
とができる。
【0043】なお、上記の例では光路L4が第4の反射
面22bと交差する部分に部分反射鏡32を設けたが、
第1ないし第4の反射面21a,21b,22a,22
bのいずれに設けてもよい。
【0044】実施の形態6.次に、図7はこの発明の実
施の形態6による自己補償形レーザ共振器を示す構成図
である。図において、33は光路L4の途中に配置され
ている偏光成分調整手段としての1/2波長板、34は
光路L4が第4の反射面22bと交差する部分に設けら
れている偏光反射手段としての偏光反射鏡であり、この
偏光反射鏡34は、レーザ光のP偏光を透過し、S偏光
を反射する。但し、入射光及び反射光の光線を含む平面
内で振動するレーザ光の成分をP偏光、入射光及び反射
光の光線を含む平面に垂直に振動するレーザ光の成分を
S偏光とする。
【0045】このような自己補償形レーザ共振器では、
偏光反射鏡34に対してS偏光のレーザ光のみが偏光反
射鏡34で反射されるため、偏光反射鏡34に対してS
偏光のレーザ光のみがレーザ共振器内を周回する。
【0046】ここで、図8は図7の自己補償形レーザ共
振器におけるレーザ光の偏光成分の変化を示す説明図で
あり、1/2波長板33及び偏光反射鏡34の前後につ
いて示している。1/2波長板33は、偏光方向を任意
の角度に回転させる作用を持ち、偏光反射鏡34に対し
てレーザ光を任意の割合でP偏光成分とS偏光成分とに
分けることができる。従って、1/2波長板33を通過
したレーザ光が偏光反射鏡34に入射されると、S偏光
成分が反射され、P偏光成分がレーザ光としてレーザ共
振器外へ出力される。
【0047】このような自己補償形レーザ共振器では、
簡単な構造でレーザ光出力を得ることができ、また光学
部品が少ないため、レーザ光の損失を抑えることができ
る。また、1/2波長板33によりP偏光成分とS偏光
成分とを任意の割合で分けることができるため、1/2
波長板33を選択することにより、レーザ共振器の外部
に出力されるレーザ光の割合を任意に変えることができ
る。
【0048】なお、上記の例では光路L4が第4の反射
面22bと交差する部分に偏光反射鏡34を設けたが、
第1ないし第4の反射面21a,21b,22a,22
bのいずれに設けてもよい。
【0049】また、上記の例では、レーザ光のP偏光を
透過しS偏光を反射する偏光反射鏡34を示したが、レ
ーザ光のS偏光を透過し、P偏光を反射するものとして
もよい。さらに、1/2波長板33は光路L4に配置し
たが、光路L1〜L4のいずれに配置しても良い。
【0050】実施の形態7.さらにまた、上記の例で
は、偏光反射鏡34を透過したレーザ光が外部へ出力さ
れるように偏光反射鏡34を反射面22b上に配置した
が、例えば図9に示すように、光路L4上の1/2波長
板33と第4の反射面22bとの間に偏光反射鏡34を
配置し、偏光反射鏡34を透過したレーザ光がレーザ共
振器内を周回し、偏光反射鏡34で反射されたレーザ光
がレーザ共振器外へ出力されるようにしてもよい。
【0051】実施の形態8.次に、図10はこの発明の
実施の形態8による自己補償形レーザ共振器を示す構成
図である。図において、35は光路L4の途中に設けら
れ、印可電圧により複屈折効果が得られる偏光成分調整
手段として複屈折素子であり、この複屈折素子35とし
ては、例えばリチウムナイオベート(LiNbO3)か
らなるポッケルスセルを有するものが用いられる。36
は複屈折素子35に接続されているポッケルスセル電源
である。
【0052】このような自己補償形レーザ共振器では、
偏光反射鏡34を通過したレーザ光がP偏光の直線偏光
となり、偏光反射鏡34に対してP偏光のレーザ光のみ
がレーザ共振器内を周回される。また、レーザ共振器内
を周回するレーザ光は、複屈折素子35に入射される。
複屈折素子35は、ポッケルスセル電源36により電圧
を印可されることにより、波長板の性質を生じ、直線偏
光を円偏光に変換したり、偏光方向を回転させたりする
ことができる。即ち、印可電圧により、偏光反射鏡34
に対してレーザ光を任意の割合でP偏光成分とS偏光成
分とに分けることができる。
【0053】このように、複屈折素子35によりP偏光
成分とS偏光成分とに分けられたレーザ光は、偏光反射
鏡34に入射され、P偏光成分が透過してレーザ共振器
内を周回し、S偏光成分がレーザ光としてレーザ共振器
外へ出力される。従って、複屈折素子35の印可電圧に
よりP偏光成分とS偏光成分とを任意の割合で分け、レ
ーザ共振器の外部に出力されるレーザ光の割合を、任意
に変えることができる。
【0054】なお、上記の例では、レーザ光のP偏光を
透過しS偏光を反射する偏光反射鏡34を示したが、レ
ーザ光のS偏光を透過し、P偏光を反射するものとして
もよい。また、複屈折素子35及び偏光反射鏡34は光
路L4に配置したが、光路L1〜L4のいずれに配置し
てもよい。
【0055】実施の形態9.次に、図11はこの発明の
実施の形態9による自己補償形レーザ共振器を示す構成
図である。図において、36は光路L4の途中に設けら
れているアイソレータである。また、図12は図11の
アイソレータの原理を説明する説明図であり、アイソレ
ータ36は、第1の偏光反射鏡37、ファラデローテー
タ38、1/2波長板39及び第2の偏光反射鏡40を
有している。さらに、偏光反射鏡37,40は、いずれ
も偏光反射手段としてレーザ光のS偏光を反射し、P偏
光を透過するものである。
【0056】このような自己補償形レーザ共振器では、
アイソレータ36に入射したレーザ光は、まず第1の偏
光反射鏡37を通過することにより、x軸方向の直線偏
光にされる。この後、レーザ光は、ファラデローテタ3
8により偏光方向をx軸からz軸方向に45度回転され
る。ファラデローテータ38を透過したレーザ光は、1
/2波長板39で、偏光方向をz軸からx軸方向に45
度回転される。さらに、1/2波長板39を透過したレ
ーザ光は、第2の偏光反射鏡40を透過する。
【0057】ここで、アイソレータ36に第2の偏光反
射鏡40側からレーザ光が入射した場合を考える。第2
の偏光反射鏡40を透過したレーザ光は、1/2波長板
39で偏光方向をx軸からz軸方向に45度回転され
る。この後、レーザ光は、ファラデローテタ38により
偏光方向をx軸からz軸方向に45度回転される。従っ
て、ファラデローテータ38を透過した光の偏光方向
は、z軸方向となる。z軸方向の偏光を持つレーザ光
は、第1の偏光反射鏡37を透過することはできず、全
て偏光反射鏡37により外部へ出力される。従って、ア
イソレータ36は、レーザ光を一方向のみ通過させる作
用を持つことになる。
【0058】このようなアイソレータ36を設けたレー
ザ共振器では、レーザ共振器を周回するレーザ光の方向
を一方向に規定することができ、レーザ光を安定させる
ことができる。
【0059】なお、上記の例では、偏光反射鏡37,4
0としてレーザ光のS偏光を反射し、P偏光を透過する
ものを示したが、レーザ光のP偏光を反射し、S偏光を
透過するものでもよい。また、アイソレータ36は光路
L4に配置したが、光路L1〜L4のいずれに配置して
もよい。
【0060】実施の形態10.次に、図13はこの発明
の実施の形態10による自己補償形レーザ共振器を示す
構成図である。この例では、実施の形態9と同様のアイ
ソレータ36の上流側に1/2波長板41が配置されて
いる。
【0061】このような自己補償形レーザ共振器では、
1/2波長板41により、レーザ光がアイソレータ36
の第1の偏光反射鏡37に対して任意の割合でP偏光成
分とS偏光成分とに分けられる。そして、ここではP偏
光成分が透過してレーザ共振器内を周回し、S偏光成分
がレーザ光としてレーザ共振器外へ出力される。従っ
て、レーザ光の周回方向を一方向に規定しつつ、レーザ
共振器外部に出力されるレーザ光の割合を任意に調整す
ることができる。また、アイソレータ36の偏光反射鏡
37をレーザ出力用としても兼用できるため、光学部品
を少なくすることができ、レーザ光の損失を低減するこ
とができるとともに、レーザ共振器全体を小形化するこ
とができる。
【0062】なお、上記の例では、偏光反射鏡37とし
てレーザ光のS偏光を反射し、P偏光を透過するものを
示したが、レーザ光のP偏光を反射し、S偏光を透過す
るものでもよい。また、上記の例では、アイソレータ3
6及び1/2波長板41を光路L4に配置したが、光路
L1〜L4のいずれに配置してもよい。
【0063】さらに、1/2波長板41の代わりに、実
施の形態8(図10)で示したような複屈折素子35を
用いてもよい。この場合、レーザ共振器を周回する方向
を一方向に規定しつつ、レーザ共振器外部に出力される
レーザ光の割合を、ポッケルスセルに印可する電圧によ
り任意に変えることができる。
【0064】実施の形態11.次に、図14はこの発明
の実施の形態11による自己補償形レーザ共振器を示す
構成図である。図において、42はレーザ共振器に単波
長の光、即ちシーダ(Seeder)光を入射させるシ
ーダ光発生装置であり、このシーダ光発生装置42は、
例えば光ファイバ等により構成されたシーダ光用光路
(図示せず)を介して偏光反射鏡34の光路L4との交
点にシーダ光を入射する。入射されたシーダ光は、偏光
反射鏡34で反射されて光路L4上を進む。他の構成
は、実施の形態7と同様である。
【0065】次に、動作について説明する。レーザ媒質
23は、励起光源24により励起され、レーザ共振器の
安定したモードに結合することにより、レーザ発振を生
じる。しかし、励起されたレーザ媒質23から初期に放
出される光は、蛍光と呼ばれる自然放出光のみであり、
この自然放出光をレーザ共振器内で周回させて徐々に増
幅するには長時間を要する。また、自然放出光は、色々
な波長を含んでおり、それぞれの波長が増幅されてしま
う。
【0066】そこで、シーダ光発生装置42で生成され
た単波長のシーダ光を、運転開始時にレーザ共振器に入
射する。入射されたシーダ光は、レーザ共振器内を周回
して増幅され、シーダ光と同じ周回方向の発振モードに
レーザ発振を生じる。これに対し、シーダ光と反対方向
に周回する光は自然放出光のみであり、この自然放出光
が増幅されレーザ発振を生ずるためには長い時間を必要
とする。従って、シーダ光と反対方向に周回する安定モ
ードがレーザ発振する前に、シーダ光と同じ方向に周回
する安定モードのレーザ発振によりレーザ媒質23に蓄
えられたエネルギーが費やされるため、レーザ発振はシ
ーダ光と同じ方向に規定される。
【0067】このように、レーザ共振器にシーダ光を入
射することにより、レーザ光がレーザ共振器を周回する
方向を一方向に規定することができ、また単波長で高品
質なレーザ光を得ることができる。また、レーザ出力用
の偏光反射鏡34をシーダ光の入射用に利用できるた
め、少ない光学部品でレーザ光の周回方向を一方向に規
定でき、レーザ品質を向上させることができるととも
に、レーザ共振器を小形化することができる。
【0068】実施の形態12.次に、図15はこの発明
の実施の形態12による自己補償形レーザ共振器を示す
構成図である。図において、45は光路L4の途中に設
けられ、レーザ光のビーム径を変換するビーム径変換装
置であり、このビーム径変換装置45は、例えば図16
に示すように、凹レンズ46と凸レンズ47とを有して
いる。
【0069】ここで、凹レンズ46の焦点距離を−f
1、凸レンズ47の焦点距離をf2、凹レンズ46と凸
レンズ47との間隔をDとすると、ビーム径変換装置4
5の焦点距離fは、f=(−f1×f2)/(−f1+
f2−D)で表される。D=f2−f1のとき、ビーム
径変換装置45の焦点距離は∞となり、凹レンズ46側
のビーム径を1とした場合、凸レンズ47側のビーム径
はf2/f1倍に変換される。従って、凹レンズ46及
び凸レンズ47の焦点距離を適当に選択することによ
り、ビーム径を自由に調節することができる。
【0070】このようなレーザ共振器の発振モードは、
レーザ共振器を周回するレーザ光のビーム径に依存する
ので、ビーム径変換装置45の変換倍率を調整すること
により、レーザ共振器の発振モードを調整することがで
きる。また、レーザ共振器の発振モードを調整すること
により、レーザ共振器を周回するレーザ光のビームの形
状を調整することが容易となる。
【0071】なお、上記の例ではビーム変換装置45を
光路L4に配置したが、光路L1〜L4のいずれに配置
してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
自己補償形レーザ共振器は、互いに直角に配置された第
1及び第2の反射面を有する第1の反射装置と、互いに
直角に配置された第3及び第4の反射面を有する第2の
反射装置とを稜線がほぼ直交するように互いに対向さ
せ、第1の反射面と第3の反射面との間にレーザ媒質を
配置したので、レーザ媒質から第1の反射面へ向けて出
射されたレーザ光が、第1の反射面、第2の反射面、第
3の反射面、第4の反射面、第2の反射面、第1の反射
面、第4の反射面及び第3の反射面の順に反射されてレ
ーザ媒質に入射され、レーザ光が反射装置の稜線上を通
らず、従って稜線の回折による損失がなく、レーザ光の
利用効率の低下を防止することができる。また、レーザ
光が稜線により切断されないため、レーザ光の品質を向
上させることができる。さらに、レーザ共振器の構造を
簡単にして小形化を図ることができる。
【0073】請求項2の発明の自己補償形レーザ共振器
は、互いに直角に配置された2つの平面反射鏡をそれぞ
れ有する第1及び第2の反射装置を用いたので、レーザ
共振器全体を軽量化することができる。
【0074】請求項3の発明の自己補償形レーザ共振器
は、2つの平面反射鏡を、それぞれ互いに間隔をおいて
配置し、連結部材により互いに連結したので、2つの平
面反射鏡を直接交差させて固定する必要がなく、反射装
置を小形化することができる。
【0075】請求項4の発明の自己補償形レーザ共振器
は、第1及び第2の反射装置としてプリズムを用いたの
で、反射面の角度のずれが生じにくく、安定した自己補
償形レーザ共振器を得ることができる。また、対角の関
係にある光路では、反射面での反射による偏光状態の変
化がないため、レーザ共振器の設計が容易になる。
【0076】請求項5の発明の自己補償形レーザ共振器
は、プリズムの第1及び第2の稜線の部分を削除したの
で、反射装置を小形化することができる。
【0077】請求項6の発明の自己補償形レーザ共振器
は、レーザ光の光路に、レーザ光を一方向にのみ透過す
るアイソレータを設けたので、レーザ共振器を周回する
レーザ光の方向を一方向に規定することができ、レーザ
光を安定させることができる。
【0078】請求項7の発明の自己補償形レーザ共振器
は、第1ないし第4の反射面のいずれか1つの反射面
に、レーザ出力用の部分反射鏡を設けたので、簡単な構
造で容易にレーザ光を出力することができる。
【0079】請求項8の発明の自己補償形レーザ共振器
は、第1ないし第4の反射面のいずれかの反射面に、レ
ーザ光のP偏光成分及びS偏光成分のうちのいずれか一
方を選択的に透過して外部へ出力し、他方を反射する偏
光反射手段を設け、かつレーザ光の光路に、偏光反射手
段に対してレーザ光を任意の割合でP偏光成分とS偏光
成分とに分ける偏光成分調整手段を設けたので、レーザ
共振器の外部に出力されるレーザ光の割合を任意に変え
ることができる。
【0080】請求項9の発明の自己補償形レーザ共振器
は、レーザ光の光路に、レーザ光のP偏光成分及びS偏
光成分のうちのいずれか一方を選択的に透過し、他方を
反射して外部へ出力する偏光反射手段を設け、かつレー
ザ光の光路に、偏光反射手段に対してレーザ光を任意の
割合でP偏光成分とS偏光成分とに分ける偏光成分調整
手段を設けたので、レーザ共振器の外部に出力されるレ
ーザ光の割合を任意に変えることができる。
【0081】請求項10の発明の自己補償形レーザ共振
器は、レーザ光のP偏光成分及びS偏光成分のうちのい
ずれか一方を選択的に透過し、他方を反射して外部へ出
力する2つの偏光反射手段、ファラデローテータ及び1
/2波長板を有し、レーザ光を一方向にのみ透過するア
イソレータと、このアイソレータに対してレーザ光を任
意の割合でP偏光成分とS偏光成分とに分ける偏光成分
調整手段とを、レーザ光の光路に設けたので、レーザ共
振器の外部に出力されるレーザ光の割合を任意に変える
ことができるとともに、レーザ共振器を周回するレーザ
光の方向を一方向に規定することができ、レーザ光を安
定させることができる。また、アイソレータの偏光反射
手段をレーザ光の出力用に兼用したので、光学部品を少
なくしてレーザ光の損失を少なくして効率を上げること
ができるとともに、全体を小形化することができる。
【0082】請求項11の発明の自己補償形レーザ共振
器は、偏光成分調整手段として1/2波長板を用いたの
で、簡単な構造でレーザ光を任意の割合でP偏光成分と
S偏光成分とに分けることができる。
【0083】請求項12の発明の自己補償形レーザ共振
器は、偏光成分調整手段として、印可された電圧により
複屈折効果が得られる複屈折素子を用いたので、P偏光
成分とS偏光成分との割合を容易に調整することができ
る。
【0084】請求項13の発明の自己補償形レーザ共振
器は、シーダ光発生装置で発生したシーダ光を偏光反射
手段からレーザ光の光路に入射させるようにしたので、
レーザ光がレーザ共振器を周回する方向を一方向に規定
することができ、また単波長で高品質なレーザ光を得る
ことができる。また、レーザ出力用の偏光反射手段をシ
ーダ光の入射用に利用できるため、少ない光学部品でレ
ーザ光の周回方向を一方向に規定でき、レーザ品質を向
上させ、損失を少なくして効率を上げることができると
ともに、レーザ共振器を小形化することができる。
【0085】請求項14の発明の自己補償形レーザ共振
器は、レーザ光の光路に、レーザ光のビーム径を変換す
るビーム径変換装置を設けたので、レーザ共振器の発振
モードを調整して、レーザ共振器を周回するレーザ光の
ビームの形状を調整することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による自己補償形レ
ーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図2】 図1の反射装置の一例を示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による自己補償形レ
ーザ共振器の反射装置を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による自己補償形レ
ーザ共振器の反射装置を示す斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による自己補償形レ
ーザ共振器の反射装置を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による自己補償形レ
ーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による自己補償形レ
ーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図8】 図7の自己補償形レーザ共振器におけるレー
ザ光の偏光成分の変化を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による自己補償形レ
ーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態8による自己補償形
レーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態9による自己補償形
レーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図12】 図11のアイソレータの原理を説明する説
明図である。
【図13】 この発明の実施の形態10による自己補償
形レーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態11による自己補償
形レーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態12による自己補償
形レーザ共振器を示す概略の構成図である。
【図16】 図15のビーム径変換装置の一例を示す構
成図である。
【図17】 従来のレーザ共振器の一例を示す構成図で
ある。
【図18】 図17の一方の反射鏡が傾斜した場合を示
す構成図である。
【図19】 従来の自己補償形レーザ共振器の一例を示
す構成図である。
【図20】 図19のルーフプリズムに入射したレーザ
光の反射状態を示す説明図である。
【図21】 図20のルーフプリズムが傾斜した状態を
示す説明図である。
【符号の説明】
21 第1の反射装置、21a 第1の反射面、21b
第2の反射面、21c 第1の稜線、22 第2の反
射装置、22a 第3の反射面、22b 第4の反射
面、22c 第2の稜線、23 レーザ媒質、24 光
源、25,26ルーフプリズム、25a,26a 入射
面、25b,25c,26b,26c反射面、27,2
8,29,30 平面反射鏡、31 連結部材、32
部分反射鏡、33,,39,41 1/2波長板(偏光
成分調整手段)、34 偏光反射鏡(偏光反射手段)、
35 複屈折素子(偏光成分調整手段)、36 アイソ
レータ、37 第1の偏光反射鏡(偏光反射手段)、3
8 ファラデローテータ、40 第2の偏光反射鏡(偏
光反射手段)、42 シーダ光発生装置、45ビーム径
変換装置。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直角に配置された第1及び第2の
    反射面を有する第1の反射装置と、 互いに直角に配置された第3及び第4の反射面を有し、
    上記第1の反射装置に対向している第2の反射装置と、 上記第1の反射面と第3の反射面との間に設けられてい
    るレーザ媒質と、 このレーザ媒質を励起する光源とを備え、上記第3及び
    第4の反射面を含む2つの平面がなす第2の稜線は、上
    記第1及び第2の反射面を含む2つの平面がなす第1の
    稜線にほぼ直交する面に含まれており、上記レーザ媒質
    から上記第1の反射面へ向けて出射されたレーザ光は、
    上記第1の反射面、上記第2の反射面、上記第3の反射
    面、上記第4の反射面、上記第2の反射面、上記第1の
    反射面、上記第4の反射面及び上記第3の反射面の順に
    反射されて上記レーザ媒質に入射されることを特徴とす
    る自己補償形レーザ共振器。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の反射装置は、互いに直角
    に配置された2つの平面反射鏡をそれぞれ有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の自己補償形レーザ共振
    器。
  3. 【請求項3】 各反射装置の2つの平面反射鏡は、それ
    ぞれ互いに間隔をおいて配置され、連結部材により互い
    に連結されていることを特徴とする請求項2記載の自己
    補償形レーザ共振器。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の反射装置は、それぞれレ
    ーザ光の入射面と、互いに直角に配置された2つの反射
    面とを有するプリズムであることを特徴とする請求項1
    記載の自己補償形レーザ共振器。
  5. 【請求項5】 プリズムの第1及び第2の稜線の部分が
    削除されていることを特徴とする請求項4記載の自己補
    償形レーザ共振器。
  6. 【請求項6】 レーザ光の光路には、レーザ光を一方向
    にのみ透過するアイソレータが設けられていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の自
    己補償形レーザ共振器。
  7. 【請求項7】 第1ないし第4の反射面のいずれか1つ
    の反射面には、レーザ出力用の部分反射鏡が設けられて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれ
    かに記載の自己補償形レーザ共振器。
  8. 【請求項8】 第1ないし第4の反射面のいずれかの反
    射面には、レーザ光のP偏光成分及びS偏光成分のうち
    のいずれか一方を選択的に透過して外部へ出力し、他方
    を反射する偏光反射手段が設けられており、かつ上記レ
    ーザ光の光路には、上記偏光反射手段に対して上記レー
    ザ光を任意の割合でP偏光成分とS偏光成分とに分ける
    偏光成分調整手段が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項6のいずれかに記載の自己補償形レ
    ーザ共振器。
  9. 【請求項9】 レーザ光の光路には、レーザ光のP偏光
    成分及びS偏光成分のうちのいずれか一方を選択的に透
    過し、他方を反射して外部へ出力する偏光反射手段が設
    けられており、かつ上記レーザ光の光路には、上記偏光
    反射手段に対して上記レーザ光を任意の割合でP偏光成
    分とS偏光成分とに分ける偏光成分調整手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいず
    れかに記載の自己補償形レーザ共振器。
  10. 【請求項10】 レーザ光の光路には、レーザ光のP偏
    光成分及びS偏光成分のうちのいずれか一方を選択的に
    透過し、他方を反射して外部へ出力する2つの偏光反射
    手段、ファラデローテータ及び1/2波長板を有し、レ
    ーザ光を一方向にのみ透過するアイソレータと、このア
    イソレータに対して上記レーザ光を任意の割合でP偏光
    成分とS偏光成分とに分ける偏光成分調整手段とが設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれかに記載の自己補償形レーザ共振器。
  11. 【請求項11】 偏光成分調整手段は、1/2波長板で
    あることを特徴とする請求項8ないし請求項10のいず
    れかに記載の自己補償形レーザ共振器。
  12. 【請求項12】 偏光成分調整手段は、印可された電圧
    により複屈折効果が得られる複屈折素子であることを特
    徴とする請求項8ないし請求項10のいずれかに記載の
    自己補償形レーザ共振器。
  13. 【請求項13】 偏光反射手段からレーザ光の光路にシ
    ーダ光を入射させるシーダ光発生装置を備えていること
    を特徴とする請求項8ないし請求項12のいずれかに記
    載の自己補償形レーザ共振器。
  14. 【請求項14】 レーザ光の光路には、レーザ光のビー
    ム径を変換するビーム径変換装置が設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記
    載の自己補償形レーザ共振器。
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