JPH11200151A - 熱分割性複合繊維およびこれを用いた熱融着極細繊維不織布 - Google Patents
熱分割性複合繊維およびこれを用いた熱融着極細繊維不織布Info
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- JPH11200151A JPH11200151A JP9360341A JP36034197A JPH11200151A JP H11200151 A JPH11200151 A JP H11200151A JP 9360341 A JP9360341 A JP 9360341A JP 36034197 A JP36034197 A JP 36034197A JP H11200151 A JPH11200151 A JP H11200151A
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Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Multicomponent Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の熱分割性複合繊維はカード通過性がそ
れ程良くないので、当該熱分割性複合繊維を用いて風合
い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維不織布
を高い歩留まりの下に得ることは困難である。 【解決手段】 熱分割性複合繊維を得るにあたり、当該
熱分割性複合繊維の径方向の断面をとったときに、繊維
中央部に形成された溜まり部と該溜まり部から繊維表面
に向かって放射状にのびた複数の枝分かれ部とを有する
形状の主セグメントがポリプロピレン系樹脂によって形
成され、また、前記の溜まり部および枝分かれ部によっ
て分離された複数の副セグメントがポリエチレンテレフ
タレートによって形成されるようにこれらの成分を配分
すると共に、前記の副セグメントを、前記の主セグメン
トとの境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に達
するものが前記の主セグメント側に平均湾曲度5〜13
%の下に湾入するよう形成する。
れ程良くないので、当該熱分割性複合繊維を用いて風合
い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維不織布
を高い歩留まりの下に得ることは困難である。 【解決手段】 熱分割性複合繊維を得るにあたり、当該
熱分割性複合繊維の径方向の断面をとったときに、繊維
中央部に形成された溜まり部と該溜まり部から繊維表面
に向かって放射状にのびた複数の枝分かれ部とを有する
形状の主セグメントがポリプロピレン系樹脂によって形
成され、また、前記の溜まり部および枝分かれ部によっ
て分離された複数の副セグメントがポリエチレンテレフ
タレートによって形成されるようにこれらの成分を配分
すると共に、前記の副セグメントを、前記の主セグメン
トとの境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に達
するものが前記の主セグメント側に平均湾曲度5〜13
%の下に湾入するよう形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分割型複合繊維およ
びこれを用いた極細繊維不織布に係り、特に、機械的衝
撃および熱的処理によって分割する分割型複合繊維(以
下、「熱分割性複合繊維」という。)およびこれを用い
た熱融着極細繊維不織布に関する。
びこれを用いた極細繊維不織布に係り、特に、機械的衝
撃および熱的処理によって分割する分割型複合繊維(以
下、「熱分割性複合繊維」という。)およびこれを用い
た熱融着極細繊維不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】極細繊維不織布は通常の不織布よりも肌
触りが柔らかいため、紙おむつや生理用品等、人体に直
接触れる用途に使用される使い捨て用品の表面材とし
て、その需要が増加している。この極細繊維不織布は一
般に分割型複合繊維を材料繊維として用いて製造されて
おり、前記の分割複合繊維は、主として物理的処理(機
械的衝撃)によって分割するものと、機械的衝撃および
熱的処理によって分割するもの(熱分割性複合繊維)と
に大別することができる。
触りが柔らかいため、紙おむつや生理用品等、人体に直
接触れる用途に使用される使い捨て用品の表面材とし
て、その需要が増加している。この極細繊維不織布は一
般に分割型複合繊維を材料繊維として用いて製造されて
おり、前記の分割複合繊維は、主として物理的処理(機
械的衝撃)によって分割するものと、機械的衝撃および
熱的処理によって分割するもの(熱分割性複合繊維)と
に大別することができる。
【0003】熱分割性複合繊維は、大抵の不織布メーカ
ーが所有している熱融着設備によって分割処理を行うこ
とができ、かつ、不織布化を図ることができる。したが
って、分割型複合繊維として熱分割性複合繊維を用いる
ことにより、多くの場合は、新たな設備投資をしなくて
も熱融着極細繊維不織布を製造することが可能である。
このため、熱分割性複合繊維を材料繊維として用いて熱
融着極細繊維不織布を製造することが急速に普及しつつ
ある。
ーが所有している熱融着設備によって分割処理を行うこ
とができ、かつ、不織布化を図ることができる。したが
って、分割型複合繊維として熱分割性複合繊維を用いる
ことにより、多くの場合は、新たな設備投資をしなくて
も熱融着極細繊維不織布を製造することが可能である。
このため、熱分割性複合繊維を材料繊維として用いて熱
融着極細繊維不織布を製造することが急速に普及しつつ
ある。
【0004】上記の利点を有する熱分割性複合繊維とし
ては、繊維径方向の断面をとったときに、ポリオレフィ
ン成分A(例えばポリプロピレン系樹脂)の外周に特定
の繊維形成性重合体成分B、すなわち前記のポリオレフ
ィン成分Aとの融点差が20℃以上で前記のポリオレフ
ィン成分Aとは非相溶性を示す繊維形成性重合体成分B
(例えばポリエチレンテレフタレート)からなる3〜4
個の凸部が間隔をおいて設けられている形状を呈するも
のや、繊維径方向の断面をとったときに、前記のポリオ
レフィン成分Aと前記の繊維形成性重合体成分Bとが周
方向に沿って交互に配分された多層接合型の中空糸形状
を呈するものが知られている(いずれも特開平2−16
9720号公報参照)。
ては、繊維径方向の断面をとったときに、ポリオレフィ
ン成分A(例えばポリプロピレン系樹脂)の外周に特定
の繊維形成性重合体成分B、すなわち前記のポリオレフ
ィン成分Aとの融点差が20℃以上で前記のポリオレフ
ィン成分Aとは非相溶性を示す繊維形成性重合体成分B
(例えばポリエチレンテレフタレート)からなる3〜4
個の凸部が間隔をおいて設けられている形状を呈するも
のや、繊維径方向の断面をとったときに、前記のポリオ
レフィン成分Aと前記の繊維形成性重合体成分Bとが周
方向に沿って交互に配分された多層接合型の中空糸形状
を呈するものが知られている(いずれも特開平2−16
9720号公報参照)。
【0005】また、特開平6−73613号公報には、
融点が130℃より高く350℃より低い繊維形成性熱
可塑性樹脂(例えばポリエチレンテレフタレート)から
なる第1成分と当該第1成分より融点が20℃以上低い
特定の熱可塑性樹脂(例えばポリプロピレン系樹脂)か
らなる第2成分とによって形成された下記(a) ,(b)の
熱分割性複合繊維が記載されている。
融点が130℃より高く350℃より低い繊維形成性熱
可塑性樹脂(例えばポリエチレンテレフタレート)から
なる第1成分と当該第1成分より融点が20℃以上低い
特定の熱可塑性樹脂(例えばポリプロピレン系樹脂)か
らなる第2成分とによって形成された下記(a) ,(b)の
熱分割性複合繊維が記載されている。
【0006】(a) 繊維径方向の断面をとったときに、第
1成分が第2成分によって2個以上に区分されるように
これらの成分が配分されており、熱処理によって第2成
分が複合繊維から外れて2本以上の極細繊維となり、第
1成分もまた分割して2本以上の極細繊維となる熱分割
性複合繊維。
1成分が第2成分によって2個以上に区分されるように
これらの成分が配分されており、熱処理によって第2成
分が複合繊維から外れて2本以上の極細繊維となり、第
1成分もまた分割して2本以上の極細繊維となる熱分割
性複合繊維。
【0007】(b) 繊維径方向の断面をとったときに、第
1成分が第2成分によって2個以上に区分されるよう
に、かつ、第1成分が繊維中央部に溜まり部を形成する
ようにこれらの成分が配分されており、熱処理によって
第2成分が複合繊維から外れて2本以上の極細繊維とな
り、第1成分は分割せずに1本の極細繊維となる熱分割
性複合繊維。
1成分が第2成分によって2個以上に区分されるよう
に、かつ、第1成分が繊維中央部に溜まり部を形成する
ようにこれらの成分が配分されており、熱処理によって
第2成分が複合繊維から外れて2本以上の極細繊維とな
り、第1成分は分割せずに1本の極細繊維となる熱分割
性複合繊維。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】熱分割性複合繊維を材
料繊維として用いた熱融着極細繊維不織布は、熱分割性
複合繊維(延伸後のもの)に概ね11〜20個/インチ
の機械捲縮を付与する機械捲縮付与工程、機械捲縮付与
後の熱分割性複合繊維をカード機に通してウエッブを作
製するカーディング工程、およびウエッブに熱処理を施
して当該ウエッブを構成している繊維同士を熱融着させ
て不織布とする不織布化工程を順次行うことによって製
造されるわけであるが、上述した従来の熱分割性複合繊
維を材料繊維として用いて熱融着極細繊維不織布を製造
しようとした場合には、次の問題が生じる。
料繊維として用いた熱融着極細繊維不織布は、熱分割性
複合繊維(延伸後のもの)に概ね11〜20個/インチ
の機械捲縮を付与する機械捲縮付与工程、機械捲縮付与
後の熱分割性複合繊維をカード機に通してウエッブを作
製するカーディング工程、およびウエッブに熱処理を施
して当該ウエッブを構成している繊維同士を熱融着させ
て不織布とする不織布化工程を順次行うことによって製
造されるわけであるが、上述した従来の熱分割性複合繊
維を材料繊維として用いて熱融着極細繊維不織布を製造
しようとした場合には、次の問題が生じる。
【0009】すなわち、上述した従来の熱分割性複合繊
維は機械的衝撃によって分割し易く、当該熱分割性複合
繊維に十分な機械捲縮を付与しようとすると機械捲縮付
与工程で分割が進んでしまうことから、カーディング工
程でネップや落綿が多発してカード通過性が悪化する。
機械捲縮付与工程で熱分割性複合繊維の分割が進むこと
を抑制するために機械捲縮を弱くすると、カーディング
工程でのカード通過性が悪化するのみならず、ウエッブ
内での繊維同士の絡みが弱くなることから当該ウエッブ
を搬送する際にウエッブが破断し易くなる。さらに、機
械捲縮の弱い熱分割性複合繊維は不織布化工程において
も熱による分割が起こりにくい。
維は機械的衝撃によって分割し易く、当該熱分割性複合
繊維に十分な機械捲縮を付与しようとすると機械捲縮付
与工程で分割が進んでしまうことから、カーディング工
程でネップや落綿が多発してカード通過性が悪化する。
機械捲縮付与工程で熱分割性複合繊維の分割が進むこと
を抑制するために機械捲縮を弱くすると、カーディング
工程でのカード通過性が悪化するのみならず、ウエッブ
内での繊維同士の絡みが弱くなることから当該ウエッブ
を搬送する際にウエッブが破断し易くなる。さらに、機
械捲縮の弱い熱分割性複合繊維は不織布化工程において
も熱による分割が起こりにくい。
【0010】本発明の第1の目的は、カード通過性が良
好で、風合い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細
繊維不織布を得ることが容易な熱分割性複合繊維を提供
することにある。
好で、風合い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細
繊維不織布を得ることが容易な熱分割性複合繊維を提供
することにある。
【0011】また、本願発明の第2の目的は、風合い
(柔軟性および触感)に優れ、高い歩留まりの下に製造
することが容易な熱融着極細繊維不織布を提供すること
にある。
(柔軟性および触感)に優れ、高い歩留まりの下に製造
することが容易な熱融着極細繊維不織布を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る本発明の熱分割性複合繊維は、ポリプロピレン系樹脂
とポリエチレンテレフタレートとの2成分を含み、繊維
径方向の断面をとったときに、(1) 前記のポリプロピレ
ン系樹脂は繊維中央部に形成された溜まり部と該溜まり
部から繊維表面に向かって放射状にのびた複数の枝分か
れ部とを有する形状の主セグメントを形成するように配
分されており、(2) 前記のポリエチレンテレフタレート
は前記の溜まり部および枝分かれ部によって分離された
複数の副セグメントを形成するように配分されており、
かつ、(3) 前記の副セグメントは、前記の主セグメント
との境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に達す
るものが前記の主セグメント側に平均湾曲度5〜13%
の下に湾入するようにして形成されている、ことを特徴
とするものである。
る本発明の熱分割性複合繊維は、ポリプロピレン系樹脂
とポリエチレンテレフタレートとの2成分を含み、繊維
径方向の断面をとったときに、(1) 前記のポリプロピレ
ン系樹脂は繊維中央部に形成された溜まり部と該溜まり
部から繊維表面に向かって放射状にのびた複数の枝分か
れ部とを有する形状の主セグメントを形成するように配
分されており、(2) 前記のポリエチレンテレフタレート
は前記の溜まり部および枝分かれ部によって分離された
複数の副セグメントを形成するように配分されており、
かつ、(3) 前記の副セグメントは、前記の主セグメント
との境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に達す
るものが前記の主セグメント側に平均湾曲度5〜13%
の下に湾入するようにして形成されている、ことを特徴
とするものである。
【0013】また、上記第2の目的を達成する本発明の
熱融着極細繊維不織布は、上述した本発明の熱分割性複
合繊維が分割することによって生じた極細繊維を含み、
(a)前記の極細繊維のみからなる単層構造、(b) 前記の
極細繊維を30wt%以上含有している混綿からなる単層
構造、または、(c) 前記の極細繊維を70wt%以上含有
する繊維層が表層として配置された複層構造、を呈する
ことを特徴とするものである。
熱融着極細繊維不織布は、上述した本発明の熱分割性複
合繊維が分割することによって生じた極細繊維を含み、
(a)前記の極細繊維のみからなる単層構造、(b) 前記の
極細繊維を30wt%以上含有している混綿からなる単層
構造、または、(c) 前記の極細繊維を70wt%以上含有
する繊維層が表層として配置された複層構造、を呈する
ことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明の熱分割性複合繊維は、上述
したように、ポリプロピレン系樹脂(以下、「PP系樹
脂」と略記する。)とポリエチレンテレフタレート(以
下、「PET」と略記する。)との2成分を含んでい
る。
て詳細に説明する。本発明の熱分割性複合繊維は、上述
したように、ポリプロピレン系樹脂(以下、「PP系樹
脂」と略記する。)とポリエチレンテレフタレート(以
下、「PET」と略記する。)との2成分を含んでい
る。
【0015】上記のPP系樹脂の具体例としては、合成
繊維の材料として一般的に使用されるPP系樹脂、すな
わち、ホモポリプロピレン,エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体,エチレン−プロピレン−ブテン1共重合
体等が挙げられる。これらのPP系樹脂のなかでも、熱
融着極細繊維不織布の材料繊維として用いた場合におけ
る融着時の熱分割性や融着強力が高い熱分割性複合繊維
を得るうえからは、エチレン−プロピレンランダム共重
合体が好ましい。一方、上記のPETとしては、合成繊
維の材料として一般的に使用されるPETが好ましい。
繊維の材料として一般的に使用されるPP系樹脂、すな
わち、ホモポリプロピレン,エチレン−プロピレンラン
ダム共重合体,エチレン−プロピレン−ブテン1共重合
体等が挙げられる。これらのPP系樹脂のなかでも、熱
融着極細繊維不織布の材料繊維として用いた場合におけ
る融着時の熱分割性や融着強力が高い熱分割性複合繊維
を得るうえからは、エチレン−プロピレンランダム共重
合体が好ましい。一方、上記のPETとしては、合成繊
維の材料として一般的に使用されるPETが好ましい。
【0016】上記のPP系樹脂およびPETの2成分を
含んでいる本発明の熱分割性複合繊維は、繊維径方向の
断面をとったときに、繊維中央部に形成された溜まり部
と当該溜まり部から繊維表面に向かって放射状にのびた
複数の枝分かれ部とを有する形状の主セグメントが上記
のPP系樹脂によって形成されるように、また、前記の
溜まり部および枝分かれ部によって分離された複数の副
セグメントが上記のPETによって形成されるように、
これらの成分が配分されている。
含んでいる本発明の熱分割性複合繊維は、繊維径方向の
断面をとったときに、繊維中央部に形成された溜まり部
と当該溜まり部から繊維表面に向かって放射状にのびた
複数の枝分かれ部とを有する形状の主セグメントが上記
のPP系樹脂によって形成されるように、また、前記の
溜まり部および枝分かれ部によって分離された複数の副
セグメントが上記のPETによって形成されるように、
これらの成分が配分されている。
【0017】ここで、本発明でいう「繊維径方向の断
面」とは、未延伸糸の径方向の断面形状と延伸糸の径方
向の断面形状とが実質的に相似関係にあることから、未
延伸糸または延伸糸の径方向の断面形状を意味する。同
様の理由から、後述する接合部比率は未延伸糸または延
伸糸における接合部比率を意味する。
面」とは、未延伸糸の径方向の断面形状と延伸糸の径方
向の断面形状とが実質的に相似関係にあることから、未
延伸糸または延伸糸の径方向の断面形状を意味する。同
様の理由から、後述する接合部比率は未延伸糸または延
伸糸における接合部比率を意味する。
【0018】主セグメントにおける上記の溜まり部は、
本発明の熱分割性複合繊維を用いて熱融着極細繊維不織
布を製造する際に行われる機械捲縮付与工程およびカー
ディング工程において主セグメントが細化しないよう
に、上記複数の枝分かれ部をそれぞれ互いに接合させて
おくためのものである。一方、主セグメントにおける前
記複数の枝分かれ部は、上記の溜まり部と協働して前記
のPETからなる複数の副セグメントを形成するための
ものである。
本発明の熱分割性複合繊維を用いて熱融着極細繊維不織
布を製造する際に行われる機械捲縮付与工程およびカー
ディング工程において主セグメントが細化しないよう
に、上記複数の枝分かれ部をそれぞれ互いに接合させて
おくためのものである。一方、主セグメントにおける前
記複数の枝分かれ部は、上記の溜まり部と協働して前記
のPETからなる複数の副セグメントを形成するための
ものである。
【0019】主セグメントにおける枝分かれ部の総数は
2以上であればよいが、柔軟性および触感に優れた熱融
着極細繊維不織布を得易い熱分割性複合繊維を得るうえ
からは、4〜8とすることが好ましい。これに伴って、
PETからなる副セグメントの総数も2以上となり、主
セグメントの場合と同様に、当該副セグメントの総数も
4〜8とすることが好ましい。そして、繊維径方向の断
面をとったときにおける副セグメントの断面積の総和と
主セグメントの断面積との比((前者)/(後者);以
下、「断面積比」と略記する。)は60/40〜30/
70とすることが好ましい。
2以上であればよいが、柔軟性および触感に優れた熱融
着極細繊維不織布を得易い熱分割性複合繊維を得るうえ
からは、4〜8とすることが好ましい。これに伴って、
PETからなる副セグメントの総数も2以上となり、主
セグメントの場合と同様に、当該副セグメントの総数も
4〜8とすることが好ましい。そして、繊維径方向の断
面をとったときにおける副セグメントの断面積の総和と
主セグメントの断面積との比((前者)/(後者);以
下、「断面積比」と略記する。)は60/40〜30/
70とすることが好ましい。
【0020】PP系樹脂によって上記の中央接合した主
セグメントを形成し、PETによって上記の副セグメン
トを形成することにより、機会捲縮付与工程およびカー
ディング工程において主セグメントが細化するのを抑制
することが可能になり、これに伴って良好なカード通過
性を有する熱分割性複合繊維を得ることが可能になる。
セグメントを形成し、PETによって上記の副セグメン
トを形成することにより、機会捲縮付与工程およびカー
ディング工程において主セグメントが細化するのを抑制
することが可能になり、これに伴って良好なカード通過
性を有する熱分割性複合繊維を得ることが可能になる。
【0021】ただし、熱分割性複合繊維のカード通過性
が良好というだけでは、当該熱分割性複合繊維を用いて
風合い優れた熱融着極細繊維不織布を得ることはできな
い。風合い優れた熱融着極細繊維不織布を得るうえから
は、当該熱融着極細繊維不織布の材料繊維として用いる
熱分割性複合繊維から繊度の小さい極細繊維ができるだ
け多く生じることが好ましく、そのためには前記の主セ
グメントが不織布化工程において細化して、当該主セグ
メントから複数本の極細繊維が新たに生じることが望ま
れる。
が良好というだけでは、当該熱分割性複合繊維を用いて
風合い優れた熱融着極細繊維不織布を得ることはできな
い。風合い優れた熱融着極細繊維不織布を得るうえから
は、当該熱融着極細繊維不織布の材料繊維として用いる
熱分割性複合繊維から繊度の小さい極細繊維ができるだ
け多く生じることが好ましく、そのためには前記の主セ
グメントが不織布化工程において細化して、当該主セグ
メントから複数本の極細繊維が新たに生じることが望ま
れる。
【0022】本発明の熱分割性複合繊維では、前記の主
セグメントが不織布化工程において細化して複数本の極
細繊維が新たに生じるように、PP系樹脂からなる主セ
グメントとPETからなる副セグメントとが特定の状
態、すなわち、繊維径方向の断面をとったときに、前記
の主セグメントと前記の副セグメントとの境界線のうち
で前述した溜まり部から繊維表面に達するものが主セグ
メント側に平均湾曲度5〜13%の下に湾入した状態で
形成されている。
セグメントが不織布化工程において細化して複数本の極
細繊維が新たに生じるように、PP系樹脂からなる主セ
グメントとPETからなる副セグメントとが特定の状
態、すなわち、繊維径方向の断面をとったときに、前記
の主セグメントと前記の副セグメントとの境界線のうち
で前述した溜まり部から繊維表面に達するものが主セグ
メント側に平均湾曲度5〜13%の下に湾入した状態で
形成されている。
【0023】ここで、本発明でいう「主セグメントと副
セグメントとの境界線のうちで前記の溜まり部から繊維
表面に達するものの平均湾曲度」とは、次の手順(1)
〜(4)に従って測定した値を意味する。
セグメントとの境界線のうちで前記の溜まり部から繊維
表面に達するものの平均湾曲度」とは、次の手順(1)
〜(4)に従って測定した値を意味する。
【0024】(1)図1に示すように、ある副セグメン
ト1aについて(i) 溜まり部2aに最も近い点Xa 、お
よび、(ii)繊維表面における当該副セグメント1aと主
セグメント2との境界点Ya1,Ya2を求め、さらに、前
記の点Xa と前記の境界点Ya1とを結ぶ線分Xa−Ya1
と弧Xa−Ya1との間の最大距離Da1を求める。また、
前記の点Xa と前記の境界点Ya2とを結ぶ線分Xa−Y
a2と弧Xa−Ya2との間の最大距離Da2を求める。 (2)繊維の半径R(ただし、繊維径の1/2を意味す
る。)に対する前記最大距離Da1の百分率(Da1/R)
×100(%)を求めて弧Xa− Ya1の湾曲度とし、繊
維の半径Rに対する前記最大距離Da2の百分率(Da2/
R)×100(%)を求めて弧Xa−Ya2の湾曲度とす
る。 (3)他の副セグメント1b,1c,1dについても、
同様にして2つの湾曲度をそれぞれ求める。 (4)上記(2)および(3)で求めた湾曲度の平均値
を求めて本発明でいう「平均湾曲度」とする。
ト1aについて(i) 溜まり部2aに最も近い点Xa 、お
よび、(ii)繊維表面における当該副セグメント1aと主
セグメント2との境界点Ya1,Ya2を求め、さらに、前
記の点Xa と前記の境界点Ya1とを結ぶ線分Xa−Ya1
と弧Xa−Ya1との間の最大距離Da1を求める。また、
前記の点Xa と前記の境界点Ya2とを結ぶ線分Xa−Y
a2と弧Xa−Ya2との間の最大距離Da2を求める。 (2)繊維の半径R(ただし、繊維径の1/2を意味す
る。)に対する前記最大距離Da1の百分率(Da1/R)
×100(%)を求めて弧Xa− Ya1の湾曲度とし、繊
維の半径Rに対する前記最大距離Da2の百分率(Da2/
R)×100(%)を求めて弧Xa−Ya2の湾曲度とす
る。 (3)他の副セグメント1b,1c,1dについても、
同様にして2つの湾曲度をそれぞれ求める。 (4)上記(2)および(3)で求めた湾曲度の平均値
を求めて本発明でいう「平均湾曲度」とする。
【0025】なお、「主セグメントと副セグメントとの
境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に達するも
のの平均湾曲度」についての上記の説明から明らかなよ
うに、本発明の熱分割性複合繊維における主セグメント
および副セグメントは、繊維径方向の断面をとったとき
にその一部が繊維表面に露出するようにしてそれぞれ形
成されている。
境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に達するも
のの平均湾曲度」についての上記の説明から明らかなよ
うに、本発明の熱分割性複合繊維における主セグメント
および副セグメントは、繊維径方向の断面をとったとき
にその一部が繊維表面に露出するようにしてそれぞれ形
成されている。
【0026】本発明の熱分割性複合繊維においては、高
熱収縮成分であるPP樹脂からなる主セグメント側に低
熱収縮成分であるPETからなる副セグメントが上記の
ように湾入しているので、不織布化工程での熱処理によ
って主セグメントを細化させて、当該主セグメントから
複数本の極細繊維を新たに生じさせることが可能にな
る。その結果として、本発明の熱分割性複合繊維を材料
繊維として用いることにより、風合いに優れた熱融着極
細繊維不織布を得ることが容易になる。
熱収縮成分であるPP樹脂からなる主セグメント側に低
熱収縮成分であるPETからなる副セグメントが上記の
ように湾入しているので、不織布化工程での熱処理によ
って主セグメントを細化させて、当該主セグメントから
複数本の極細繊維を新たに生じさせることが可能にな
る。その結果として、本発明の熱分割性複合繊維を材料
繊維として用いることにより、風合いに優れた熱融着極
細繊維不織布を得ることが容易になる。
【0027】このとき、熱分割性複合繊維の繊維径に占
める前記の溜まり部の割合があまりに大きいと、不織布
化工程において主セグメントを細化させることが困難に
なる。一方、熱分割性複合繊維の繊維径に占める前記の
溜まり部の割合があまりに小さいと、機械捲縮付与工程
またはカーディング工程において主セグメントが細化す
るのを抑制することが困難なる。
める前記の溜まり部の割合があまりに大きいと、不織布
化工程において主セグメントを細化させることが困難に
なる。一方、熱分割性複合繊維の繊維径に占める前記の
溜まり部の割合があまりに小さいと、機械捲縮付与工程
またはカーディング工程において主セグメントが細化す
るのを抑制することが困難なる。
【0028】これらの観点から、本発明の熱分割性複合
繊維においては、繊維径に占める前記の溜まり部の割合
によって示される接合部比率を概ね5〜13%とするこ
とが好ましい。当該接合部比率は7〜10%であること
がより好ましく、7〜9%であることが特に好ましい。
繊維においては、繊維径に占める前記の溜まり部の割合
によって示される接合部比率を概ね5〜13%とするこ
とが好ましい。当該接合部比率は7〜10%であること
がより好ましく、7〜9%であることが特に好ましい。
【0029】ここで、本発明でいう接合部比率とは、繊
維径に占める溜まり部の径の百分率を意味し、前記溜ま
り部の径とは、図1に示すように各副セグメント1a,
1b,1c,1dについて溜まり部2aに最も近い点X
a ,Xb ,Xc ,Xd をそれぞれ求め、これらの点Xa
〜Xd 毎に溜まり部2aの中心Oとの距離を測定してそ
の平均値を算出した後、当該平均値を2倍することによ
って得た値を意味する。
維径に占める溜まり部の径の百分率を意味し、前記溜ま
り部の径とは、図1に示すように各副セグメント1a,
1b,1c,1dについて溜まり部2aに最も近い点X
a ,Xb ,Xc ,Xd をそれぞれ求め、これらの点Xa
〜Xd 毎に溜まり部2aの中心Oとの距離を測定してそ
の平均値を算出した後、当該平均値を2倍することによ
って得た値を意味する。
【0030】なお、熱分割性複合繊維の繊維径があまり
に小さい、すなわち熱分割性複合繊維の繊度があまりに
小さい(概ね0.5d未満)と、前記の接合部比率を5
%以上にしても、当該熱分割性複合繊維の性質に拘わら
ず、不織布を製造する際に行われるカーディング工程で
のカード通過性が悪化する。また、熱分割性複合繊維の
繊維径があまりに大きい、すなわち熱分割性複合繊維の
繊度があまりに大きい(概ね16d以上)と、前記の機
械捲縮付与工程やカーディング工程において主セグメン
トが細化するのを抑制できたとしても、当該熱分割性複
合繊維が分割することによって生じたPP系繊維または
PET系繊維の繊度が極細繊維と呼ぶには大きくなり過
ぎる。
に小さい、すなわち熱分割性複合繊維の繊度があまりに
小さい(概ね0.5d未満)と、前記の接合部比率を5
%以上にしても、当該熱分割性複合繊維の性質に拘わら
ず、不織布を製造する際に行われるカーディング工程で
のカード通過性が悪化する。また、熱分割性複合繊維の
繊維径があまりに大きい、すなわち熱分割性複合繊維の
繊度があまりに大きい(概ね16d以上)と、前記の機
械捲縮付与工程やカーディング工程において主セグメン
トが細化するのを抑制できたとしても、当該熱分割性複
合繊維が分割することによって生じたPP系繊維または
PET系繊維の繊度が極細繊維と呼ぶには大きくなり過
ぎる。
【0031】したがって、本発明の熱分割性複合繊維の
繊度は1.5〜10deとすることが好ましく、2.0
〜5.0deとすることがより好ましい。また、PP系
樹脂からなる主セグメントの繊度は、熱分割性複合繊維
の繊度の40〜70%とすることが好ましい。
繊度は1.5〜10deとすることが好ましく、2.0
〜5.0deとすることがより好ましい。また、PP系
樹脂からなる主セグメントの繊度は、熱分割性複合繊維
の繊度の40〜70%とすることが好ましい。
【0032】前述した繊維断面形状ならびに上述した接
合部比率を有する本発明の熱分割性複合繊維を材料繊維
として用いて熱融着極細繊維不織布を製造しようとした
場合、PETからなる副セグメントの一部は、カーディ
ング工程において、機械捲縮の付与によって生じた屈曲
部分の頂点近傍から主に剥離・分割して極細繊維を生じ
る。しかしながら、PETからなる繊維はその表面の摩
擦抵抗が比較的小さいので、ネップや落綿が多発してカ
ード通過性が悪化するということが実質的にない。ま
た、PP系樹脂からなる主セグメントは、前述したよう
に、カーディング工程が終わるまでの間で実質的に細化
しない。
合部比率を有する本発明の熱分割性複合繊維を材料繊維
として用いて熱融着極細繊維不織布を製造しようとした
場合、PETからなる副セグメントの一部は、カーディ
ング工程において、機械捲縮の付与によって生じた屈曲
部分の頂点近傍から主に剥離・分割して極細繊維を生じ
る。しかしながら、PETからなる繊維はその表面の摩
擦抵抗が比較的小さいので、ネップや落綿が多発してカ
ード通過性が悪化するということが実質的にない。ま
た、PP系樹脂からなる主セグメントは、前述したよう
に、カーディング工程が終わるまでの間で実質的に細化
しない。
【0033】このため、本発明の熱分割性複合繊維を用
いて熱融着不織布を得ようとした場合には、良好なカー
ド通過性を得ることができる。また、機械捲縮の付与数
は従来と同様に概ね11〜20個/インチとすることが
できるので、カーディング工程まで行うことにより、繊
維同士が十分に絡み合ったウエッブを得ることができ
る。したがって、得られたウエッブを搬送する際に当該
ウエッブが破断するということも起こりにくい。
いて熱融着不織布を得ようとした場合には、良好なカー
ド通過性を得ることができる。また、機械捲縮の付与数
は従来と同様に概ね11〜20個/インチとすることが
できるので、カーディング工程まで行うことにより、繊
維同士が十分に絡み合ったウエッブを得ることができ
る。したがって、得られたウエッブを搬送する際に当該
ウエッブが破断するということも起こりにくい。
【0034】さらに、カーディング工程の後に行われる
不織布化工程においては、副セグメントの剥離・分割が
更に進行する一方で、主セグメントが熱収縮によって分
割を起こし、PP系樹脂からなる極細繊維が新たに生じ
る。これらの結果として、風合いに優れた熱融着極細繊
維不織布を容易に得ることが可能になる。
不織布化工程においては、副セグメントの剥離・分割が
更に進行する一方で、主セグメントが熱収縮によって分
割を起こし、PP系樹脂からなる極細繊維が新たに生じ
る。これらの結果として、風合いに優れた熱融着極細繊
維不織布を容易に得ることが可能になる。
【0035】なお、機械捲縮付与工程で付与する機械捲
縮の数が概ね11〜20個/インチであれば、本発明の
熱分割性複合繊維に前記の機械捲縮を付与した後に当該
熱分割性複合繊維を所定長にカットして得たステープル
フィバーの殆どでは、機械捲縮によって生じた屈曲部分
の頂点およびその近傍をそれぞれ除いた部分において少
なくとも1箇所、未分割の状態の繊維断面構造を維持し
ている。
縮の数が概ね11〜20個/インチであれば、本発明の
熱分割性複合繊維に前記の機械捲縮を付与した後に当該
熱分割性複合繊維を所定長にカットして得たステープル
フィバーの殆どでは、機械捲縮によって生じた屈曲部分
の頂点およびその近傍をそれぞれ除いた部分において少
なくとも1箇所、未分割の状態の繊維断面構造を維持し
ている。
【0036】上述した利点を有する本発明の熱分割性複
合繊維は、分割型複合紡糸口金の形状ならびにPP系樹
脂およびPETそれぞれの吐出粘度を適宜選定して所望
の未延伸糸を得、当該未延伸糸を2〜5倍程度に延伸す
ることにより、または、延伸後に2〜10cmにカット
してステープルファイバーとすることにより、得ること
ができる。
合繊維は、分割型複合紡糸口金の形状ならびにPP系樹
脂およびPETそれぞれの吐出粘度を適宜選定して所望
の未延伸糸を得、当該未延伸糸を2〜5倍程度に延伸す
ることにより、または、延伸後に2〜10cmにカット
してステープルファイバーとすることにより、得ること
ができる。
【0037】次に、本発明の熱融着極細繊維不織布につ
いて説明する。本発明の熱融着極細繊維不織布は、前述
したように、上述した本発明の熱分割性複合繊維が分割
することによって生じた極細繊維を含み、(a) 前記の極
細繊維のみからなる単層構造、(b) 前記の極細繊維を3
0wt%以上含有している混綿からなる単層構造、また
は、(c) 前記の極細繊維を70wt%以上含有する繊維層
が表層として配置された複層構造、を呈することを特徴
とするものである。
いて説明する。本発明の熱融着極細繊維不織布は、前述
したように、上述した本発明の熱分割性複合繊維が分割
することによって生じた極細繊維を含み、(a) 前記の極
細繊維のみからなる単層構造、(b) 前記の極細繊維を3
0wt%以上含有している混綿からなる単層構造、また
は、(c) 前記の極細繊維を70wt%以上含有する繊維層
が表層として配置された複層構造、を呈することを特徴
とするものである。
【0038】ここで、上記(b) の熱融着極細繊維不織布
において前記の極細繊維の含有量の下限値を30wt%と
する理由は、前記の極細繊維の含有量が30wt%未満で
は風合い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維
不織布を得ることが困難になるからである。当該含有量
は、50wt%以上であることがより好ましい。
において前記の極細繊維の含有量の下限値を30wt%と
する理由は、前記の極細繊維の含有量が30wt%未満で
は風合い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維
不織布を得ることが困難になるからである。当該含有量
は、50wt%以上であることがより好ましい。
【0039】上記(b) の熱融着極細繊維不織布を得よう
とする場合、前述した本発明の熱分割性複合繊維以外の
材料繊維としては、例えば、本発明の熱分割性複合繊維
以外の熱分割性複合繊維,PP/高密度ポリエチレン系
の熱融着性複合繊維,PP/エチレン共重合PP系の熱
融着性複合繊維,PP/エチレン−ブテン−1共重合P
P系の熱融着性複合繊維,PET/高密度ポリエチレン
系の熱融着性複合繊維,ポリエステル,PP繊維,レー
ヨン等を用いることができる。
とする場合、前述した本発明の熱分割性複合繊維以外の
材料繊維としては、例えば、本発明の熱分割性複合繊維
以外の熱分割性複合繊維,PP/高密度ポリエチレン系
の熱融着性複合繊維,PP/エチレン共重合PP系の熱
融着性複合繊維,PP/エチレン−ブテン−1共重合P
P系の熱融着性複合繊維,PET/高密度ポリエチレン
系の熱融着性複合繊維,ポリエステル,PP繊維,レー
ヨン等を用いることができる。
【0040】一方、上記(c) の熱融着極細繊維不織布
は、当該熱融着極細繊維不織布における少なくとも一方
の主表面側の表層が前記の極細繊維を70wt%以上含有
する上記の繊維層によって形成されていればよいが、3
層以上の複層構造の不織布において風合いに優れた熱融
着極細繊維不織布を得るうえからは、当該熱融着極細繊
維不織布における両方の主表面側の表層それぞれを上記
の繊維層によって形成することが好ましい。
は、当該熱融着極細繊維不織布における少なくとも一方
の主表面側の表層が前記の極細繊維を70wt%以上含有
する上記の繊維層によって形成されていればよいが、3
層以上の複層構造の不織布において風合いに優れた熱融
着極細繊維不織布を得るうえからは、当該熱融着極細繊
維不織布における両方の主表面側の表層それぞれを上記
の繊維層によって形成することが好ましい。
【0041】ここで、上記の繊維層(表層)における前
記の極細繊維の含有量の下限値を70wt%とする理由
は、前記の極細繊維の含有量が70wt%未満では風合い
(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維不織布を
得ることが困難になるからである。
記の極細繊維の含有量の下限値を70wt%とする理由
は、前記の極細繊維の含有量が70wt%未満では風合い
(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維不織布を
得ることが困難になるからである。
【0042】また、上記の繊維層(表層)における前記
の極細繊維の含有量を70wt%以上100wt%未満とす
る場合、当該繊維層(表層)の材料繊維のうちで前述し
た本発明の熱分割性複合繊維以外の材料繊維としては、
例えば、本発明の熱分割性複合繊維以外の熱分割性複合
繊維,PP/高密度ポリエチレン系の熱融着性複合繊
維,PP/エチレン共重合PP系の熱融着性複合繊維,
PP/エチレン−ブテン−1共重合PP系の熱融着性複
合繊維,PET/高密度ポリエチレン系の熱融着性複合
繊維,ポリエステル,PP繊維,レーヨン等を用いるこ
とができる。
の極細繊維の含有量を70wt%以上100wt%未満とす
る場合、当該繊維層(表層)の材料繊維のうちで前述し
た本発明の熱分割性複合繊維以外の材料繊維としては、
例えば、本発明の熱分割性複合繊維以外の熱分割性複合
繊維,PP/高密度ポリエチレン系の熱融着性複合繊
維,PP/エチレン共重合PP系の熱融着性複合繊維,
PP/エチレン−ブテン−1共重合PP系の熱融着性複
合繊維,PET/高密度ポリエチレン系の熱融着性複合
繊維,ポリエステル,PP繊維,レーヨン等を用いるこ
とができる。
【0043】上記(c) の熱融着極細繊維不織布全体の層
数は2層であってもよいし、3層以上であってもよく、
当該層数は目的とする熱融着極細繊維不織布の用途等に
応じて適宜選択可能である。このとき、上記の繊維層
(表層)以外の層は、熱融着不織布が得られるように1
種もしくは複数種の熱融着性繊維によって、または、1
種もしくは複数種の熱融着性繊維を概ね50wt%以上含
有している混綿によって形成することが好ましい。そし
て、熱融着極細繊維不織布に占める上記の繊維層(表
層)の割合は、当該熱融着極細繊維不織布の用途等に応
じて求められる風合い,不織布強力等に応じて適宜選択
される。目的とする熱融着極細繊維不織布が紙おむつや
生理用品等、人体に直接触れる用途に使用される使い捨
て用品に使用されるものである場合には、当該熱融着極
細繊維不織布に占める上記の繊維層(表層)の割合を概
ね30〜70wt%の範囲内で選択可能である。
数は2層であってもよいし、3層以上であってもよく、
当該層数は目的とする熱融着極細繊維不織布の用途等に
応じて適宜選択可能である。このとき、上記の繊維層
(表層)以外の層は、熱融着不織布が得られるように1
種もしくは複数種の熱融着性繊維によって、または、1
種もしくは複数種の熱融着性繊維を概ね50wt%以上含
有している混綿によって形成することが好ましい。そし
て、熱融着極細繊維不織布に占める上記の繊維層(表
層)の割合は、当該熱融着極細繊維不織布の用途等に応
じて求められる風合い,不織布強力等に応じて適宜選択
される。目的とする熱融着極細繊維不織布が紙おむつや
生理用品等、人体に直接触れる用途に使用される使い捨
て用品に使用されるものである場合には、当該熱融着極
細繊維不織布に占める上記の繊維層(表層)の割合を概
ね30〜70wt%の範囲内で選択可能である。
【0044】上記(a) 〜(c) のいずれの熱融着極細繊維
不織布も、上述した材料繊維を用いる以外は従来の熱融
着極細繊維不織布と同様にして得ることができる。この
とき、熱融着極細繊維不織布の目付は目的とする用途に
応じて適宜選択可能である。紙おむつや生理用品等、人
体に直接触れる用途に使用される使い捨て用品の表面材
として用いられる熱融着極細繊維不織布を得ようとする
場合には、概ね10〜50g/m2 の範囲内で選択され
る。
不織布も、上述した材料繊維を用いる以外は従来の熱融
着極細繊維不織布と同様にして得ることができる。この
とき、熱融着極細繊維不織布の目付は目的とする用途に
応じて適宜選択可能である。紙おむつや生理用品等、人
体に直接触れる用途に使用される使い捨て用品の表面材
として用いられる熱融着極細繊維不織布を得ようとする
場合には、概ね10〜50g/m2 の範囲内で選択され
る。
【0045】本発明の熱融着極細繊維不織布を製造する
にあたっては、材料繊維に従来と同様に概ね11〜20
個/インチの機械捲縮を付与したとしても、前述のよう
に良好なカード通過性を得ることができる。また、不織
布化工程においては、当該熱融着極細繊維不織布の材料
繊維として用いた本発明の熱分割性複合繊維の主セグメ
ントが細化して、PP系樹脂からなる極細繊維が新たに
生じる。
にあたっては、材料繊維に従来と同様に概ね11〜20
個/インチの機械捲縮を付与したとしても、前述のよう
に良好なカード通過性を得ることができる。また、不織
布化工程においては、当該熱融着極細繊維不織布の材料
繊維として用いた本発明の熱分割性複合繊維の主セグメ
ントが細化して、PP系樹脂からなる極細繊維が新たに
生じる。
【0046】したがって、本発明の熱融着極細繊維不織
布は、風合い(柔軟性および触感)に優れたものを高い
歩留まりの下に容易に製造することができるものであ
る。そして、本発明の熱融着極細繊維不織布のうちで前
記(b) または(c) の熱融着極細繊維不織布は、前記(a)
の熱融着極細繊維不織布よりも不織布強力の高いものを
得易いという利点を有している。
布は、風合い(柔軟性および触感)に優れたものを高い
歩留まりの下に容易に製造することができるものであ
る。そして、本発明の熱融着極細繊維不織布のうちで前
記(b) または(c) の熱融着極細繊維不織布は、前記(a)
の熱融着極細繊維不織布よりも不織布強力の高いものを
得易いという利点を有している。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
各実施例での測定項目ないし評価項目について、その測
定方法ないし評価方法を予め説明しておく。
各実施例での測定項目ないし評価項目について、その測
定方法ないし評価方法を予め説明しておく。
【0048】1.接合部比率 ピンホールが形成されている厚さ1mmの板(以下、
「ピンホール板」という。)を用意し、このピンホール
板に形成されている前記のピンホール中に細繊度のレー
ヨン繊維と共に未延伸糸を充填し、これらの繊維をピン
ホール板の上下面に沿って切断した後、未延伸糸の繊維
径方向の断面を光学顕微鏡を利用して写真撮影し、この
写真から溜まり部の径および繊維径を求め、これらの値
から算出した。ただし、PP系樹脂によって主セグメン
トを形成せずにPETによって主セグメントを形成した
場合には、繊維径に占める溜まりの割合を算出し、この
値にマイナスの符号を付して接合部比率とした。
「ピンホール板」という。)を用意し、このピンホール
板に形成されている前記のピンホール中に細繊度のレー
ヨン繊維と共に未延伸糸を充填し、これらの繊維をピン
ホール板の上下面に沿って切断した後、未延伸糸の繊維
径方向の断面を光学顕微鏡を利用して写真撮影し、この
写真から溜まり部の径および繊維径を求め、これらの値
から算出した。ただし、PP系樹脂によって主セグメン
トを形成せずにPETによって主セグメントを形成した
場合には、繊維径に占める溜まりの割合を算出し、この
値にマイナスの符号を付して接合部比率とした。
【0049】2.捲縮数 JIS L 1015の方法によって求めた。
【0050】3.カード通過性 目視により、下記の基準に基づいて評価した。 ◎:落綿またはネップがほとんど発生せず、ウエッブ切
れを起こさない。 ○:落綿またはネップがやや発生する。 ×:落綿もしくはネップが多発するか、または、ウエッ
ブ切れを起こす。
れを起こさない。 ○:落綿またはネップがやや発生する。 ×:落綿もしくはネップが多発するか、または、ウエッ
ブ切れを起こす。
【0051】4.ウエッブにおける熱分割性複合繊維の
分割率 材料繊維として用いた本発明の熱分割性複合繊維につい
て、次式により算出した。
分割率 材料繊維として用いた本発明の熱分割性複合繊維につい
て、次式により算出した。
【数1】 ここで、上記の式中のSd,BおよびFは、ウエッブを
ポリウレタン製チューブ中に挿入充填してこれをチュー
ブ長手方向と垂直に切断し、その断面を走査型電子顕微
鏡(SEM)で観察して撮影面積が未分割繊維50本分
程度の断面写真を撮影し、この写真から求めたものであ
る。上記の式から明らかなように、主セグメントが細化
して当該主セグメントから新たな極細繊維が生じた場
合、分割率は100%を超える。
ポリウレタン製チューブ中に挿入充填してこれをチュー
ブ長手方向と垂直に切断し、その断面を走査型電子顕微
鏡(SEM)で観察して撮影面積が未分割繊維50本分
程度の断面写真を撮影し、この写真から求めたものであ
る。上記の式から明らかなように、主セグメントが細化
して当該主セグメントから新たな極細繊維が生じた場
合、分割率は100%を超える。
【0052】5.不織布における熱分割性複合繊維の分
割率 上記4と同様にして算出した。
割率 上記4と同様にして算出した。
【0053】6.不織布強力 (1) MD方向の不織布強力 その長さ方向を不織布の繊維配向と平行な方向(MD方
向)と一致させて幅50mmの測定用試料を切り出し、
オリエンテック(株)製の引張試験機(テンシロン R
TM−250)を用いてチャック間距離100mm,引
っ張り速度50mm/分の条件で測定した。 (2) CD方向の不織布強力 その長さ方向を不織布の繊維配向と垂直な方向(直交す
る方向;CD方向)と一致させて幅50mmの測定用試
料を切り出し、上記の引張試験機を用いてチャック間距
離60mm,引っ張り速度50mm/分の条件で測定し
た。
向)と一致させて幅50mmの測定用試料を切り出し、
オリエンテック(株)製の引張試験機(テンシロン R
TM−250)を用いてチャック間距離100mm,引
っ張り速度50mm/分の条件で測定した。 (2) CD方向の不織布強力 その長さ方向を不織布の繊維配向と垂直な方向(直交す
る方向;CD方向)と一致させて幅50mmの測定用試
料を切り出し、上記の引張試験機を用いてチャック間距
離60mm,引っ張り速度50mm/分の条件で測定し
た。
【0054】7.風合い(柔軟性および触感) 不織布の柔軟性および触感について5人のパネラーによ
る官能試験を行い、その結果から下記の基準に基づいて
評価した。 ◎:非常によい。 ○:よい。
る官能試験を行い、その結果から下記の基準に基づいて
評価した。 ◎:非常によい。 ○:よい。
【0055】実施例1 (1)熱分割性複合繊維の製造 まず、主セグメントの材料であるPP系樹脂としてMF
Rが24のエチレン−プロピレンランダム共重合体(以
下「co−PP」と略記する。;出光石油化学社製のY
2035G)を、また、副セグメントの材料であるPE
TとしてIV[η]が0.65のもの(旭化成社製のセ
ミダルPET)をそれぞれ用い、表1に示す条件で溶融
紡糸して、表1に示すように、断面積比が50/50
で、接合部比率が7.3%で、本発明でいう平均湾曲度
が7.1%である繊度10.6deの多層接合型複合繊
維(未延伸糸)を得た。
Rが24のエチレン−プロピレンランダム共重合体(以
下「co−PP」と略記する。;出光石油化学社製のY
2035G)を、また、副セグメントの材料であるPE
TとしてIV[η]が0.65のもの(旭化成社製のセ
ミダルPET)をそれぞれ用い、表1に示す条件で溶融
紡糸して、表1に示すように、断面積比が50/50
で、接合部比率が7.3%で、本発明でいう平均湾曲度
が7.1%である繊度10.6deの多層接合型複合繊
維(未延伸糸)を得た。
【0056】この複合繊維においては、その繊維径方向
の断面をとったときに、繊維中央部に形成された溜まり
部と当該溜まり部から繊維表面に向かって放射状にのび
ている4つの枝分かれ部とを有する形状の主セグメント
が形成されるようにco−PPが配分されており、ま
た、前記の溜まり部および枝分かれ部によって分離され
た4つの副セグメントが形成されるようにPETが配分
されている。
の断面をとったときに、繊維中央部に形成された溜まり
部と当該溜まり部から繊維表面に向かって放射状にのび
ている4つの枝分かれ部とを有する形状の主セグメント
が形成されるようにco−PPが配分されており、ま
た、前記の溜まり部および枝分かれ部によって分離され
た4つの副セグメントが形成されるようにPETが配分
されている。
【0057】主セグメントにおける4つの枝分かれ部個
々の断面形状(繊維径方向の断面形状)は、溜まり部か
ら繊維表面にかけて広がったラッパ状を呈し、各枝分か
れ部の先端はそれぞれ繊維表面に達している。また、各
副セグメントの先端もそれぞれ繊維表面に達している。
々の断面形状(繊維径方向の断面形状)は、溜まり部か
ら繊維表面にかけて広がったラッパ状を呈し、各枝分か
れ部の先端はそれぞれ繊維表面に達している。また、各
副セグメントの先端もそれぞれ繊維表面に達している。
【0058】次に、上記の未延伸糸を3.6倍に延伸し
て3.5deの延伸糸を得、これに15個/インチの機
械捲縮を付与した後に乾燥し、繊維長44mmに切断し
て、本発明の熱分割性複合繊維の1つからなるステープ
ルファイバーを得た。
て3.5deの延伸糸を得、これに15個/インチの機
械捲縮を付与した後に乾燥し、繊維長44mmに切断し
て、本発明の熱分割性複合繊維の1つからなるステープ
ルファイバーを得た。
【0059】(2)熱融着極細繊維不織布の製造 まず、上記(1)で得られたステープルファイバーを常
法により集めて原綿を得、この原綿をローラカード機に
かけてウエッブを得た。このときのカード通過性につい
ての評価結果および当該ウエッブにおける熱分割性複合
繊維の分割率を表1に併記する。次に、上記のウエッブ
を125℃に加熱したエンボスロール融着機によって不
織布化して、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織
布を得た。上記の熱融着極細繊維不織布について測定し
た不織布強力および分割率の結果ならびに風合いについ
ての評価結果を表1に併記する。
法により集めて原綿を得、この原綿をローラカード機に
かけてウエッブを得た。このときのカード通過性につい
ての評価結果および当該ウエッブにおける熱分割性複合
繊維の分割率を表1に併記する。次に、上記のウエッブ
を125℃に加熱したエンボスロール融着機によって不
織布化して、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織
布を得た。上記の熱融着極細繊維不織布について測定し
た不織布強力および分割率の結果ならびに風合いについ
ての評価結果を表1に併記する。
【0060】実施例2 (1)熱分割性複合繊維の製造 表1に示す溶融紡糸条件の下に断面積比が50/50
で、接合部比率が8.9%で、本発明でいう平均湾曲度
が8.5%である繊度10.6deの多層接合型複合繊
維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延伸し
て3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸に1
1個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊維長
44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の1つ
からなるステープルファイバーを得た。
で、接合部比率が8.9%で、本発明でいう平均湾曲度
が8.5%である繊度10.6deの多層接合型複合繊
維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延伸し
て3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸に1
1個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊維長
44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の1つ
からなるステープルファイバーを得た。
【0061】(2)熱融着極細繊維不織布の製造 上記(1)で得たステープルファイバーを材料繊維とし
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
【0062】実施例3 (1)熱分割性複合繊維の製造 表1に示す溶融紡糸条件の下に断面積比が50/50
で、接合部比率が6.2%で、本発明でいう平均湾曲度
が7.0%である繊度10.6deの多層接合型複合繊
維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延伸し
て3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸に1
1個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊維長
44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の1つ
からなるステープルファイバーを得た。
で、接合部比率が6.2%で、本発明でいう平均湾曲度
が7.0%である繊度10.6deの多層接合型複合繊
維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延伸し
て3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸に1
1個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊維長
44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の1つ
からなるステープルファイバーを得た。
【0063】(2)熱融着極細繊維不織布の製造 上記(1)で得たステープルファイバーを材料繊維とし
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
【0064】実施例4 (1)熱分割性複合繊維の製造 表1に示す溶融紡糸条件の下に断面積比が50/50
で、接合部比率が11.0%で、本発明でいう平均湾曲
度が12.0%である繊度10.6deの多層接合型複
合繊維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延
伸して3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸
に13個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊
維長44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の
1つからなるステープルファイバーを得た。
で、接合部比率が11.0%で、本発明でいう平均湾曲
度が12.0%である繊度10.6deの多層接合型複
合繊維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延
伸して3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸
に13個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊
維長44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の
1つからなるステープルファイバーを得た。
【0065】(2)熱融着極細繊維不織布の製造 上記(1)で得たステープルファイバーを材料繊維とし
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
【0066】実施例5 (1)熱分割性複合繊維の製造 表1に示す溶融紡糸条件の下に断面積比が50/50
で、接合部比率が13.7%で、本発明でいう平均湾曲
度が14.5%である繊度10.6deの多層接合型複
合繊維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延
伸して3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸
に11個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊
維長44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の
1つからなるステープルファイバーを得た。
で、接合部比率が13.7%で、本発明でいう平均湾曲
度が14.5%である繊度10.6deの多層接合型複
合繊維(未延伸糸)を得、この未延伸糸を3.6倍に延
伸して3.5deの延伸糸を得た。そして、この延伸糸
に11個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥し、繊
維長44mmに切断して、本発明の熱分割性複合繊維の
1つからなるステープルファイバーを得た。
【0067】(2)熱融着極細繊維不織布の製造 上記(1)で得たステープルファイバーを材料繊維とし
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件
で、目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得
た。このときのカード通過性ならびにウエッブおよび熱
融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし測定
した項目と同一の項目についての評価結果ないし測定結
果を表1に併記する。
【0068】比較例1 (1)熱分割性複合繊維の製造 まず、主セグメントの材料としてPET(実施例1にお
いて副セグメントの材料として用いたものと同じもの)
を、また、副セグメントの材料としてMFRが24のc
o−PP(実施例1において主セグメントの材料として
用いたものと同じもの)をそれぞれ用い、表1に示す条
件で溶融紡糸して、表1に示すように断面積比が50/
50で、接合部比率が−6.4%で、本発明でいう平均
湾曲度が−9.5%(主セグメントの材料と副セグメン
トの材料が本発明で規定するものと逆転しているので、
負の値で示すものとする。)である繊度10.6deの
多層接合型複合繊維(未延伸糸)を得た。そして、この
延伸糸に11個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥
し、繊維長44mmに切断して、ステープルファイバー
を得た。
いて副セグメントの材料として用いたものと同じもの)
を、また、副セグメントの材料としてMFRが24のc
o−PP(実施例1において主セグメントの材料として
用いたものと同じもの)をそれぞれ用い、表1に示す条
件で溶融紡糸して、表1に示すように断面積比が50/
50で、接合部比率が−6.4%で、本発明でいう平均
湾曲度が−9.5%(主セグメントの材料と副セグメン
トの材料が本発明で規定するものと逆転しているので、
負の値で示すものとする。)である繊度10.6deの
多層接合型複合繊維(未延伸糸)を得た。そして、この
延伸糸に11個/インチの機械捲縮を付与した後に乾燥
し、繊維長44mmに切断して、ステープルファイバー
を得た。
【0069】(2)熱融着極細繊維不織布の製造 上記(1)で得たステープルファイバーを材料繊維とし
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件で
目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得ようと
したところ、カーディング工程においてネップや落綿が
発生して歩留まりが低下したので、不織布の製造を中止
した。このときのカード通過性ならびにウエッブについ
て実施例1で評価ないし測定した項目と同一の項目につ
いての評価結果ないし測定結果を表1に併記する。
て用いた以外は実施例1(2)におけるのと同じ条件で
目付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得ようと
したところ、カーディング工程においてネップや落綿が
発生して歩留まりが低下したので、不織布の製造を中止
した。このときのカード通過性ならびにウエッブについ
て実施例1で評価ないし測定した項目と同一の項目につ
いての評価結果ないし測定結果を表1に併記する。
【0070】
【表1】
【0071】表1に示したように、実施例1〜実施例5
でそれぞれ得た本発明の熱分割性複合繊維はカード通過
性が良好であり、これらの実施例で得られた本発明の熱
融着極細繊維不織布はそれぞれ風合い(柔軟性および触
感)に優れている。一方、比較例1で得た熱分割性複合
繊維は、主セグメントがPETによって形成され、副セ
グメントがPP系樹脂によって形成されているため、接
合部比率の絶対値およびウエッブにおける熱分割性複合
繊維の分割率が実施例1で得た熱分割性複合繊維と同じ
であるにも拘わらず、カーディング工程においてPP系
樹脂からなる極細繊維が生じ、当該極細繊維の存在によ
ってネップや落面が多発してカード通過性が悪化した。
でそれぞれ得た本発明の熱分割性複合繊維はカード通過
性が良好であり、これらの実施例で得られた本発明の熱
融着極細繊維不織布はそれぞれ風合い(柔軟性および触
感)に優れている。一方、比較例1で得た熱分割性複合
繊維は、主セグメントがPETによって形成され、副セ
グメントがPP系樹脂によって形成されているため、接
合部比率の絶対値およびウエッブにおける熱分割性複合
繊維の分割率が実施例1で得た熱分割性複合繊維と同じ
であるにも拘わらず、カーディング工程においてPP系
樹脂からなる極細繊維が生じ、当該極細繊維の存在によ
ってネップや落面が多発してカード通過性が悪化した。
【0072】実施例6 実施例1(1)と同条件で本発明の熱分割性複合繊維の
1つからなるステープルファイバーを得、このステープ
ルファイバー70重量部に対して同心鞘芯型のPP/エ
チレン共重合PP系熱融着性複合繊維からなる繊度2d
のステープルファイバー(宇部日東化成株式会社製のP
R−UF;長さ38mm)を30重量部の割合で混綿し
た後、常法によってウエッブを作製した。そして、この
ウエッブを実施例1(2)と同条件で不織布化して、目
付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得た。上記
の熱融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし
測定した項目と同一の項目(ただし、分割率を除く。)
についての評価結果ないし測定結果を表2に示す。
1つからなるステープルファイバーを得、このステープ
ルファイバー70重量部に対して同心鞘芯型のPP/エ
チレン共重合PP系熱融着性複合繊維からなる繊度2d
のステープルファイバー(宇部日東化成株式会社製のP
R−UF;長さ38mm)を30重量部の割合で混綿し
た後、常法によってウエッブを作製した。そして、この
ウエッブを実施例1(2)と同条件で不織布化して、目
付が25g/m2 の熱融着極細繊維不織布を得た。上記
の熱融着極細繊維不織布について実施例1で評価ないし
測定した項目と同一の項目(ただし、分割率を除く。)
についての評価結果ないし測定結果を表2に示す。
【0073】実施例7 実施例1(1)と同条件で本発明の熱分割性複合繊維の
1つからなるステープルファイバー(以下、「ステープ
ルファイバーI」という。)を得た。また、実施例6で
使用したのと同じ同心鞘芯型のPP/エチレン共重合P
P系熱融着性複合繊維からなるステープルファイバー
(以下、「ステープルファイバーII」という。)を用意
した。次に、2台のカード機を使用して、上層が前記の
ステープルファイバーIのみからなる目付10g/m2
の層で、下層が前記のステープルファイバーIIのみから
なる目付20g/m2 の層である二層構造のウエッブを
得た。この後、前記のウエッブを実施例1(2)と同条
件で不織布化して、目付が30g/m2 の熱融着極細繊
維不織布を得た。上記の熱融着極細繊維不織布について
実施例1で評価ないし測定した項目と同一の項目(ただ
し、分割率を除く。)についての評価結果ないし測定結
果を表2に示す。
1つからなるステープルファイバー(以下、「ステープ
ルファイバーI」という。)を得た。また、実施例6で
使用したのと同じ同心鞘芯型のPP/エチレン共重合P
P系熱融着性複合繊維からなるステープルファイバー
(以下、「ステープルファイバーII」という。)を用意
した。次に、2台のカード機を使用して、上層が前記の
ステープルファイバーIのみからなる目付10g/m2
の層で、下層が前記のステープルファイバーIIのみから
なる目付20g/m2 の層である二層構造のウエッブを
得た。この後、前記のウエッブを実施例1(2)と同条
件で不織布化して、目付が30g/m2 の熱融着極細繊
維不織布を得た。上記の熱融着極細繊維不織布について
実施例1で評価ないし測定した項目と同一の項目(ただ
し、分割率を除く。)についての評価結果ないし測定結
果を表2に示す。
【0074】
【表2】
【0075】表2に示したように、実施例6〜実施例7
で得た各熱融着極細繊維不織布は、風合い(柔軟性およ
び触感)に優れている。また、これらの熱融着極細繊維
不織布と実施例1で得た熱融着極細繊維不織布との比較
から明らかなように、実施例6〜実施例7で得た各熱融
着極細繊維不織布は、実施例1で得た熱融着極細繊維不
織布よりも不織布強力に優れている。
で得た各熱融着極細繊維不織布は、風合い(柔軟性およ
び触感)に優れている。また、これらの熱融着極細繊維
不織布と実施例1で得た熱融着極細繊維不織布との比較
から明らかなように、実施例6〜実施例7で得た各熱融
着極細繊維不織布は、実施例1で得た熱融着極細繊維不
織布よりも不織布強力に優れている。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば風
合い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維不織
布を高い歩留まりの下に得ることが容易になるので、紙
おむつや生理用品等、人体に直接触れる用途に使用され
る使い捨て用品の表面材をより安価に提供することが可
能になる。
合い(柔軟性および触感)に優れた熱融着極細繊維不織
布を高い歩留まりの下に得ることが容易になるので、紙
おむつや生理用品等、人体に直接触れる用途に使用され
る使い捨て用品の表面材をより安価に提供することが可
能になる。
【図1】本発明でいう平均湾曲度および接合部比率の求
め方を説明するために、本発明の熱分割性複合繊維の1
つについてその繊維径方向の断面を模式的に示す図であ
る。
め方を説明するために、本発明の熱分割性複合繊維の1
つについてその繊維径方向の断面を模式的に示す図であ
る。
1a,1b,1c,1d…副セグメント、 2…主セグ
メント、 2a…溜まり部。
メント、 2a…溜まり部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D06M 10/00 D06M 10/00 Z
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリプロピレン系樹脂とポリエチレンテ
レフタレートとの2成分を含み、 繊維径方向の断面をとったときに、(1) 前記のポリプロ
ピレン系樹脂は繊維中央部に形成された溜まり部と該溜
まり部から繊維表面に向かって放射状にのびた複数の枝
分かれ部とを有する形状の主セグメントを形成するよう
に配分されており、(2) 前記のポリエチレンテレフタレ
ートは前記の溜まり部および枝分かれ部によって分離さ
れた複数の副セグメントを形成するように配分されてお
り、かつ、(3) 前記の副セグメントは、前記の主セグメ
ントとの境界線のうちで前記の溜まり部から繊維表面に
達するものが前記の主セグメント側に平均湾曲度5〜1
3%の下に湾入するようにして形成されている、ことを
特徴とする熱分割性複合繊維。 - 【請求項2】 繊維径に占める溜まり部の割合によって
示される接合部比率が5〜13%である、請求項1に記
載の熱分割性複合繊維。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の熱分割
性複合繊維が分割することによって生じた極細繊維を含
み、(a) 前記の極細繊維のみからなる単層構造、(b) 前
記の極細繊維を30wt%以上含有している混綿からなる
単層構造、または、(c) 前記の極細繊維を70wt%以上
含有する繊維層が表層として配置された複層構造、を呈
することを特徴とする熱融着極細繊維不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9360341A JPH11200151A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 熱分割性複合繊維およびこれを用いた熱融着極細繊維不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9360341A JPH11200151A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 熱分割性複合繊維およびこれを用いた熱融着極細繊維不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11200151A true JPH11200151A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=18468985
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9360341A Pending JPH11200151A (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | 熱分割性複合繊維およびこれを用いた熱融着極細繊維不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11200151A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009154405A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Kao Corp | 不織布 |
| JP2021517935A (ja) * | 2017-12-06 | 2021-07-29 | テーヴェーエー ミューレベーク | 片面に不浸透層を有し、もう片面に滑り止めコーティングを有する不織布シート素材の製造方法 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP9360341A patent/JPH11200151A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009154405A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Kao Corp | 不織布 |
| JP2021517935A (ja) * | 2017-12-06 | 2021-07-29 | テーヴェーエー ミューレベーク | 片面に不浸透層を有し、もう片面に滑り止めコーティングを有する不織布シート素材の製造方法 |
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