[go: up one dir, main page]

JPH111893A - 水性コーティング組成物およびその製造方法 - Google Patents

水性コーティング組成物およびその製造方法

Info

Publication number
JPH111893A
JPH111893A JP15068397A JP15068397A JPH111893A JP H111893 A JPH111893 A JP H111893A JP 15068397 A JP15068397 A JP 15068397A JP 15068397 A JP15068397 A JP 15068397A JP H111893 A JPH111893 A JP H111893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
coating composition
colloidal silica
aqueous coating
ethylenically unsaturated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15068397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokichi Ishino
博吉 石野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP15068397A priority Critical patent/JPH111893A/ja
Publication of JPH111893A publication Critical patent/JPH111893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性、耐ブロッキング性および防滑性に優れ
た水性コーティング組成物、およびその製造方法の提
供。 【解決手段】樹脂粒子100重量部に対して、平均粒子
径30〜100nmのコロイダルシリカ50〜75重量
部、および水100〜215重量部を含有し、固形分が
45〜60重量%であることを特徴とする水性コーティ
ング組成物、および平均粒子径30〜100nmのコロ
イダルシリカ、活性剤および水の存在下で、エチレン性
不飽和化合物を乳化重合することを特徴とする上記水性
コーティング組成物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般の塗工紙、板
紙、ライナー紙、撥水紙、軽量塗工紙、アート紙等に塗
工され、優れた防滑性を示す水性コーティング組成物お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板紙や段ボール紙等を製箱して内
容物を充填した後には、リフトやコンテナーにて輸送す
る時に荷崩れしない様に、ポリプロピレンフイルムで収
縮梱包をしている。しかし、作業が煩わしいことや設備
が大掛かりなこともあって、簡便な方式が求められてい
る。そこで、近年、プレプリント印刷やシート段ボール
印刷されたダンボール箱の天と地に、防滑効果を有する
水性コーティングをして荷崩れを防止する方式が注目さ
れている。この方式によれば、内容物が充填された段ボ
ール箱をパレットに積み上げて輸送する時に、荷崩れが
なく簡便に輸送できるため、ビールや飲料業界での採用
が増えている。
【0003】この用途では特に高角度の防滑性(45度
以上)が要求されるため、防滑剤としては、コロイダル
シリカ系、エポキシ系、合成ゴム系、エチレン−酢酸ビ
ニル系、ウレタン系等のエマルジヨンが広く使われてい
る。特に、段ボールの貼合時に高温度の熱板による圧着
加工がなされるプレプリント方式では、ブロッキングが
なく防滑性のあるコロイダルシリカ系が最も効果があ
る。
【0004】コロイダルシリカ系エマルジヨンとして
は、アルコキシシラン基とカルボキシル基とを含有する
水溶性又は水分散性のアクリル共重合体とコロイド状シ
リカとの混合物が特開昭56-57860号公報に開示されてい
る。しかし、該混合物ではシリカと樹脂との結合が弱
く、熱圧着加工時にブロッキングを生じる。又、シリカ
の粉末が経時で凝集して沈降するのでシリカの含有量を
増すことができない。
【0005】又、特開昭 60-219265号公報には、エチレ
ン性不飽和カルボン酸アルキルエステル及びアルケニル
ベンゼンから選ばれた少なくとも1 種の単量体と、不飽
和二重結合とアルコキシシラン基とを含有する単量体と
をコロイダルシリカと共に乳化重合して得られる水性樹
脂分散体が開示されている。該分散体では、樹脂粒子表
面に反応性シリル基があるためコロイダルシリカとの結
合が強く、樹脂粒子表面にシリカが強く吸着されている
が、コロイダルシリカの表面の活性を調整する処理がな
されていないため、シリカおよび樹脂の濃度を高くする
ことができず、高角度の防滑性が得られない。
【0006】さらに、特開昭 61-155474号公報には、エ
チレン性不飽和単量体と、不飽和二重結合とアルコキシ
シラン基とを含有する不飽和単量体をコロイダルシリカ
と共に乳化重合して得られる水性樹脂分散体、及びアル
コキシシラン基とカルボキシル基とを含有する水溶性又
は水分散性のアクリル共重合体を含有する水性被覆用組
成物が開示されている。しかし、該組成物ではコロイダ
ルシリカを含有する水性樹脂分散体と、アルコキシシラ
ン基とカルボキシル基とを含有するアクリル共重合体と
の相溶性が悪く、経時の安定性が得られない。又、建材
用途なのでシリカの量が少なく、耐熱板適性がなくこの
用途には使えない。
【0007】即ち、従来のコロイダルシリカ系樹脂エマ
ルジヨンは、経時安定性が悪く、コロイダルシリカの樹
脂固形分に対する含有量は30重量%以下、樹脂固形分
は46%以下が限度であったため高角度の防滑性を得る
ことは非常に難しかった。なお、コロイダルシリカを後
添加した場合は、シリカが樹脂粒子表面に強く吸着され
ないため、経時でシリカの粉末が沈降し凝固する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、耐熱
性、耐ブロッキング性および防滑性に優れた水性コーテ
ィング組成物およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題を
解決すべく鋭意検討した結果、平均粒子径30〜100
nmのコロイダルシリカを、樹脂粒子100重量部に対
して50〜75重量部の割合で含有させ、固形分45〜
60重量%に調製することにより、耐ブロッキング性お
よび防滑性に優れた水性コーティング組成物が得られる
ことを見出し、本発明に至った。本発明の水性コーティ
ング組成物中に含有される樹脂粒子の表面は、コロイダ
ルシリカで覆われており、コロイダルシリカを含まない
以外は同一の組成の樹脂エマルジヨンに比べてガラス転
移温度が約20℃高くなるため、耐ブロッキング性と耐
磨耗性を向上できる。また、ガラス転移温度を20℃下
げることも可能となり、防滑性を高くするための樹脂組
成の選択幅を広くすることができる。
【0010】また、本発明者は、表面がアルミニウムで
処理されたコロイダルシリカを用いることにより、水性
コーティング組成物の経時安定性が向上することを見出
した。さらに、本発明者は、コロイダルシリカ、活性剤
および水の存在下で、エチレン性不飽和二重結合を有す
るアルキルアルコキシシランを含むエチレン性不飽和化
合物を乳化重合する際に、アルコキシシリル基含有反応
性ウレタン系活性剤を用いることにより、樹脂粒子とコ
ロイダルシリカとのハイブリット化ができ、多くのコロ
イダルシリカを使用しても安定性が低下しないことを見
出した。コロイダルシリカを安定かつ高濃度で含有させ
ることにより、高固形分で耐熱性用途に適用でき、高角
度の防滑性(45度以上)を示す水性コーティング組成
物が得られる。
【0011】即ち、本発明は、樹脂粒子100重量部に
対して、平均粒子径30〜100nmのコロイダルシリ
カ50〜75重量部、および水100〜215重量部を
含有し、固形分が45〜60重量%であることを特徴と
する水性コーティング組成物に関する。また、本発明
は、コロイダルシリカの表面がアルミニウムで処理され
ていることを特徴とする上記水性コーティング組成物に
関する。また、本発明は、平均粒子径30〜100nm
のコロイダルシリカ、活性剤および水の存在下で、エチ
レン性不飽和化合物を乳化重合することを特徴とする上
記水性コーティング組成物の製造方法に関する。
【0012】また、本発明は、エチレン性不飽和化合物
がエチレン性不飽和二重結合を有するアルキルアルコキ
シシラン含むことを特徴とする水性コーティング組成物
の上記製造方法に関する。また、本発明は、活性剤が、
エチレン性不飽和二重結合およびイソシアネート基を有
するウレタン化合物と、メルカプト基を有するアルキル
アルコキシシランとを反応させて得られる反応性ウレタ
ン系活性剤であることを特徴とする水性コーティング組
成物の上記製造方法に関する。
【0013】本発明の水性コーティング組成物は、樹脂
粒子100重量部に対して、平均粒子径30〜100n
mのコロイダルシリカ50〜75重量部、および水10
0〜215重量部を含有し、固形分が45〜60重量%
の樹脂エマルジョンであり、平均粒子径30〜100n
mのコロイダルシリカ50〜75重量部、活性剤0.1
〜10重量部および水100〜215重量部の存在下
で、エチレン性不飽和化合物100重量部を乳化重合す
ることにより製造される。
【0014】樹脂粒子を構成するエチレン性不飽和化合
物は、得られる水性コーティング組成物の安定性を向上
させるために、エチレン性不飽和二重結合を有するアル
キルアルコキシシラン(以下、反応性シランという)
を、エチレン性不飽和化合物の全量に対して0.1〜
1.0重量%の範囲で含有することが好ましい。反応性
シランを含有させると、樹脂粒子表面に存在するアルコ
キシシリル基とコロイダルシリカが化学的に結合して、
樹脂粒子とコロイダルシリカとのハイブリット化を促進
し、樹脂粒子表面に吸着しているコロイダルシリカの脱
着を抑制すると考えられる。
【0015】反応性シランとしては、(メタ)アクリロ
イルプロピルトリメトキシシラン、(メタ)アクリロイ
ルプロピルトリエトキシシラン(メタ)アクリロイルプ
ロピルトリブトキシシラン、ジ(メタ)アクリロイルプ
ロピルジメトキシエチルシランなどが挙げられる。反応
性シランの量が0.1重量%未満の場合は、コロイダル
シリカの樹脂粒子表面への吸着が弱くなり、1.0重量
%を越えると、得られる水性コーティング組成物の安定
性が低下する。
【0016】また、エチレン性不飽和化合物は、重合安
定性および得られる水性コーティング組成物の機械的安
定性を向上させるために、エチレン性不飽和カルボン酸
を、エチレン性不飽和化合物の全量に対して1.0〜
4.0重量%の範囲で含有することが好ましい。エチレ
ン性不飽和カルボン酸としては、(メタ)アクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸やこれ
らの無水物などが挙げられる。エチレン性不飽和カルボ
ン酸の量が1.0重量%未満の場合は、重合安定性と得
られる水性コーティング組成物の機械的安定性が得られ
難く、4重量%を越えると、経時で水性コーティング組
成物の粘度が上昇したりゲル化する傾向がある。
【0017】また、エチレン性不飽和化合物は、重合安
定性および得られる水性コーティング組成物の安定性を
向上させるために、エチレン性不飽和カルボン酸アミド
を、エチレン性不飽和化合物の全量に対して3.0〜1
0.0重量%の範囲で含有することが好ましい。アマイ
ド成分は、粒子の安定な吸着保護層として働き、安定化
に寄与する。エチレン性不飽和カルボン酸アミドの量が
3.0重量%未満の場合は、樹脂粒子とコロイダルシリ
カとの結合が弱くなり、10.0重量%を越えると、重
合安定性に影響する。
【0018】エチレン性不飽和カルボン酸アミドとして
は、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ジメ
チロール(メタ)アクリルアミドなどのN−アルキロー
ル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)アク
リルアミドなどのN−アルコキシメチル(メタ)アクリ
ルアミドが挙げられる。なかでも、N−アルコキシメチ
ル(メタ)アクリルアミドは、アルコキシ基がコロイダ
ルシリカの水酸基と反応して、コロイダルシリカと樹脂
粒子との結合が強固になるため好適に用いられる。
【0019】他のエチレン性不飽和化合物としては、メ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレートなどの(メタ)
アクリル酸のアルキル、好ましくは炭素数1〜22のア
ルキルエステル類、スチレン、ビニルトルエン、アクリ
ロニトリル、塩化ビニル、塩化ビニリデン等が挙げられ
る。他のエチレン性不飽和化合物は、ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレートなどのように水酸基を有していてもよく、グ
リシジルエチル(メタ)アクリレートのようにエポキシ
基を有していてもよい。エチレン性不飽和化合物の組成
は、得られる樹脂粒子のガラス転移点が─20℃〜20
℃の範囲になるよう選択することが好ましい。
【0020】コロイダルシリカは、イオン交換法、酸分
解法、解膠法等を用い水ガラスの脱ナトリウムにより製
造され、通常は水性分散体の形態のものが用いられる。
コロイダルシリカの平均粒子径は30〜100nmの範
囲でなければならず、30〜40nmの範囲であること
が好ましい。なお、本発明におけるコロイダルシリカの
平均粒子径は、電子顕微鏡撮影法で測定したものであ
る。
【0021】従来用いられていた平均粒子径10nm程
度のコロイダルシリカに比べ、本発明の30〜100n
mのコロイダルシリカは、表面の活性度が低い。このた
め、樹脂粒子表面の活性点(例えば、アルコキシシリル
基)が少ない場合でも、コロイダルシリカの被覆度を維
持でき、耐熱性も保持している。また、平均粒子径が大
きいコロイダルシリカを用いることにより、相互の凝集
による沈降も少なくなる。コロイダルシリカの表面は、
アルミニウムで処理されていると、pHが変化してもコ
ロイダルシリカの分散安定性が保持されるため好まし
い。
【0022】また、コロイダルシリカの水性分散体中に
含まれるNaイオンの量が0.3重量%以下、さらには
0.1重量%以下であると、酸成分の重合安定性が向上
し、かつエチレン性不飽和二重結合を有するアルキルア
ルコキシシランの影響を少なくし、固形分のアップを図
ることができるため好ましい。Naイオンは、コロイダ
ルシリカ表面に配向しているOHイオンと結合して安定
な吸着保護層を作り、コロイダルシリカを安定して水中
に分散している。余剰のNaイオンを除き、コロイダル
シリカの水性分散体中に含まれるNaイオンの量を適当
量にコントロールすることにより、コロイダルシリカ表
面からのNaイオンの離脱が防止され、コロイダルシリ
カの分散状態が安定化すると考えられる。
【0023】コロイダルシリカの量は、樹脂粒子100
重量部に対して50〜75重量部とする。コロイダルシ
リカの量が50重量部未満の場合は、得られる水性コー
ティング組成物の固形分が45%以上にならず、求める
防滑性と耐熱性が得られない。一方、75重量部を越え
ると、水性コーティング組成物を安定に製造できず、経
時の安定性も悪い。市販のコロイダルシリカとしては、
日産化学工業社製「スノーテックスCXS−9,ST2
0,ST30,STC,STCM,MP−1040」や
デュポン社製「ルドックスAM,LM」等がある。
【0024】活性剤としては、アニオン性活性剤、非イ
オン性活性剤、反応性活性剤等が、樹脂粒子の乳化安定
性を高めるために用いられる。アニオン性活性剤として
は、ラウリルアルコールのスルホン酸アンモニウム塩な
どのアルキルアルコールのスルホン酸塩類、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸塩などのアルキルベンゼンスルホン酸
塩類、ポリオキシエチレン付加アルキルフエニルエーテ
ルのアンモニウム塩などが挙げられ、特にアンモニア塩
が好適に用いられる。非イオン性活性剤としては、ポリ
オキシエチレン−ポリオキシプリピレンブロックポリマ
ー、ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテルなど
が挙げられる。アニオン性活性剤に非イオン性活性剤を
併用すると、得られる水性コーティング組成物の安定性
が向上する。
【0025】反応性活性剤としては、エチレン性不飽和
二重結合を有する活性剤を用いることができる。反応性
活性剤としては、アシッドホスホキシエチルメタクリレ
ート、ノニルフェノキシポリプロピレングリコール(メ
タ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸アリルのエ
チレンオキサイド付加物の末端スルホン酸アンモニウム
塩などを挙げることができる。特に、エチレン性不飽和
二重結合およびイソシアネート基を有するウレタン化合
物と、メルカプト基を有するアルキルアルコキシシラン
とを反応させて得られる反応性ウレタン系活性剤は、エ
チレン性不飽和化合物が反応性シランを含む場合に好適
に用いられる。反応性シランは相互作用を受け不安定化
しやすいが、上記反応性ウレタン系活性剤を用いると、
反応性シランの相互作用による不安定化を防止できるた
めである。
【0026】反応性ウレタン系活性剤は、下記の2ステ
ップで合成される。先ず、ジイソシアネート化合物と、
水酸基を有するエチレン性不飽和化合物と、必要に応じ
てエチレン性不飽和二重結合を有さないポリオールとを
反応させ、エチレン性不飽和二重結合およびイソシアネ
ート基を有するウレタン化合物を得る。ついで、得られ
たウレタン化合物とメルカプト基を有するアルキルアル
コキシシランとを反応させる。ジイソシアネート化合物
としては、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシ
アネートなどが挙げられる。
【0027】水酸基を有するエチレン性不飽和化合物と
しては、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートや、エ
チレンオキサイド付加(メタ) アクリル酸、プロピレン
オキサイド付加(メタ) アクリル酸が挙げられる。エチ
レンオキサイドおよびプロピレンオキサイドの付加モル
数は 2〜50程度である。エチレン性不飽和二重結合を有
さないポリオールとしては、ポリエチレンアジペート、
ポリテトラメチレンアジペート、ポリヘキサメチレンア
ジペート、プロピレンアジペート、3-メチル-1,5- ペン
タンジオールアジペート、1,4-ブタンジオールアジペー
ト、ノナンジオールアジペートなどが挙げられる。
【0028】メルカプト基を有するアルキルアルコキシ
シランとしては、メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、メルカプト2エチルヘキシルトリメトキシシランな
どが挙げられる。活性剤の使用量は、樹脂固形分に対し
て0.1〜10重量%とすることが好ましい。活性剤の
量が0.1重量%未満の場合は、得られる水性コーティ
ング組成物の安定性が低下する。一方、10重量%を越
えると、発泡や耐水摩擦性の低下を生じる。反応性活性
剤は、活性剤の全量に対して、70〜100重量%の範
囲で用いることが好ましい。
【0029】
【実施例】以下に、実施例により本発明を説明する。実
施例中の部は重量部を、%は重量%をそれぞれ表す。反応性ウレタン系活性剤の合成 攪拌機、温度計、冷却管、滴下ロート、窒素導入管を備
えたセパレート型フラスコに、数平均分子量2000の
プロピレンアジペート224.38部とイソホロンジイ
ソシアネート56.095部を仕込んだ(イソシアネー
ト基/水酸基=2.25) 。次に、内容物を90℃に昇温
して3時間攪拌を行ったのち、得られたプレポリマー中
に含まれているイソシアネート基の量が3.0%である
ことを確認し、トルエン100部を加えて希釈した。次
に、内温を70℃に保ち、メチル化ヒドロキノンを1 部を
加えたのち、メタクリル酸ヒドロキシエステル14.5
8部を滴下ロートに入れ、20分かけて徐々に滴下した。
2時間攪拌して、イソシアネート基と水酸基との反応を
完結させ、得られたエチレン性不飽和二重結合およびイ
ソシアネート基を有するウレタン化合物中に含まれてい
るイソシアネート基の量が1.4%であることを確認し
た。ついで、メルカプトプロピルトリメトキシシラン5
部とトルエン5部を混合して、滴下ロートから滴下し、
メルカプト基とイソシアネート基との反応を促進するた
め、70℃で2時間攪拌を行った。反応の完結は、IR吸収
チャートにおける2200cm-1のイソシアネート基の吸収の
消失と電位差滴定で確認した。減圧下にてトルエンを除
き、固形分90%の反応性ウレタン系活性剤溶液を得
た。
【0030】水性コーティング組成物の製造 4つ口フラスコに、表1に示す組成の活性剤、コロイダ
ルシリカおよび水を入れ、窒素ガスで置換したのち60℃
に加熱し、エチレン性不飽和化合物を混合して滴下ロー
トから2時間かけて滴下した。この間、反応温度は60〜
75℃に保った。エチレン性不飽和化合物の滴下を終了
後、75℃で2時間熟成し、水性コーティング組成物を得
た。比較例1〜3については、反応中にゲル化して水性
コーティング組成物が得られなかった。なお、重合開始
剤としては、水性コーティング組成物100部に対し
て、有機過酸化物(t-ブチルハイドロパーオキサイド)
0.08部と、還元剤(ロンガリット)0.07部とを
組み合わせて用いた。
【0031】
【表1】
【0032】MMA:メチルメタクリレート 2EHA:2−エチルヘキシルアクリレート BAM:N−ブトキシメチルアクリルアミド MAA:メタクリル酸 シラン:メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン EA:エチルアクリレート AA:アクリル酸 アニオン性活性剤:第一工業社製「ハイテノールHA−
08」 非イオン性活性剤:花王社製「エマルゲンA−60」 反応性活性剤:上記手順で合成された反応性ウレタン系
活性剤(実施例5以外)ポリオキシエチレン付加アリル
変性アルキルフェニルエーテルのスルホン酸ナトリウム
(第一工業製薬社製「アクワロンHS-10 」、実施例5)
【0033】得られた水性コーティング組成物につい
て、防滑度、耐摩擦性、経時安定性、泡立ち、耐ブロッ
キング性および耐熱性を評価した。結果を表2に示す。 防滑度:天地の両面に乾燥膜厚5μに水性コーティン
グ組成物を塗布し、内容物を充填して7.2Kgとした段
ボールケースを2箱重ねておき、支持台を傾けて段ボー
ルケースが滑り落ちる角度を測定した。 耐摩擦性:乾燥膜厚5μの水性コーティング組成物の
塗布面を学振型摩擦試験器にて、荷重200gをかけた
紙面で500回こすり、塗布面を観察した。 4:殆んど紙ムケなし。 3:塗布面の1/3 が紙ムケ。 2:塗布面の全面に紙ムケが発生。
【0034】経時安定性:水性コーティング組成物を
25℃で48時間放置したのち、状態を観察した。 5:分離・粘度上昇ともに殆どない。 4:分離は生じないが粘度上昇あり。 泡立ち:100ccのメスシリンダーに水性コーティ
ング組成物を50gを入れて10回振った後、泡の高さ
と泡の消失速度を測定した。 5:泡の高さ1cm未満、泡は1分間で消失。 4:泡の高さ1〜3cm、泡は1分間で1cm以下となる。 3:泡の高さ3〜5cm、泡は2分間で1cm以下となる。
【0035】耐ブロッキング性:乾燥膜厚5μに水性
コーティング組成物を塗布した塗布面と非塗布面を重ね
て40℃で 500g/cm2 の荷重をかけ、24時間放置後に剥離
し、剥離面の状態を目視で観察した。 5:抵抗なく剥離する。 4:指で押すと剥離する。紙ムケなし。 3:やや剥離抵抗あり。紙ムケなし。 2:剥離抵抗あり。一部紙ムケあり。 1:剥離抵抗あり。全面紙ムケあり。 耐熱性:膜厚5μの水性コーティング組成物の塗布面
をアルミと重ね、 180℃で1kg/cm2の圧力をかけて圧着
後に剥離し、剥離面の状態を目視で観察した。 5:抵抗なく剥離する。アルミ面へのインキ残りなし。 4:剥離時に抵抗あり。アルミ面にインキ残りなし。 3:剥離時に抵抗あり。アルミ面にインキが少し残る。 2:剥離時に抵抗あり。アルミ面にインキが残る。 1:剥離不良。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明により、高固形分で、コロイダル
シリカの含有量が30重量%以上であり、耐熱性、耐ブ
ロッキング性に優れ、高い防滑性を有する水性コーティ
ング組成物が得られるようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 175/16 C09D 175/16 // C08F 290/06 C08F 290/06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂粒子100重量部に対して、平均粒子
    径30〜100nmのコロイダルシリカ50〜75重量
    部、および水100〜215重量部を含有し、固形分が
    45〜60重量%であることを特徴とする水性コーティ
    ング組成物。
  2. 【請求項2】コロイダルシリカの表面がアルミニウムで
    処理されていることを特徴とする請求項1記載の水性コ
    ーティング組成物。
  3. 【請求項3】平均粒子径30〜100nmのコロイダル
    シリカ、活性剤および水の存在下で、エチレン性不飽和
    化合物を乳化重合することを特徴とする請求項1記載の
    水性コーティング組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】エチレン性不飽和化合物がエチレン性不飽
    和二重結合を有するアルキルアルコキシシラン含むこと
    を特徴とする請求項3記載の水性コーティング組成物の
    製造方法。
  5. 【請求項5】活性剤が、エチレン性不飽和二重結合およ
    びイソシアネート基を有するウレタン化合物と、メルカ
    プト基を有するアルキルアルコキシシランとを反応させ
    て得られる反応性ウレタン系活性剤であることを特徴と
    する請求項3または4記載の水性コーティング組成物の
    製造方法。
JP15068397A 1997-06-09 1997-06-09 水性コーティング組成物およびその製造方法 Pending JPH111893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15068397A JPH111893A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 水性コーティング組成物およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15068397A JPH111893A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 水性コーティング組成物およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH111893A true JPH111893A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15502193

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15068397A Pending JPH111893A (ja) 1997-06-09 1997-06-09 水性コーティング組成物およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH111893A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4694963A (en) * 1983-04-04 1987-09-22 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for sorting sheets
US6420023B1 (en) * 2000-06-20 2002-07-16 Ashland Chemical Company Plasticizer resistant latex emulsion pressure sensitive adhesive and its production
JP2008031297A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Asahi Kasei Chemicals Corp 水系汚染防止用組成物および塗装物
JP2008534326A (ja) * 2005-03-29 2008-08-28 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド ブロッキング防止バリア複合体
JP2009051903A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd 遮光性インキ
JPWO2007069596A1 (ja) * 2005-12-13 2009-05-21 旭化成ケミカルズ株式会社 水系有機・無機複合組成物
JP2009235338A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp コーティング組成物、熱交換器、空気調和機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4694963A (en) * 1983-04-04 1987-09-22 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Apparatus for sorting sheets
US6420023B1 (en) * 2000-06-20 2002-07-16 Ashland Chemical Company Plasticizer resistant latex emulsion pressure sensitive adhesive and its production
JP2008534326A (ja) * 2005-03-29 2008-08-28 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド ブロッキング防止バリア複合体
JPWO2007069596A1 (ja) * 2005-12-13 2009-05-21 旭化成ケミカルズ株式会社 水系有機・無機複合組成物
JP2010280898A (ja) * 2005-12-13 2010-12-16 Asahi Kasei E-Materials Corp 水系有機・無機複合組成物
US8013055B2 (en) 2005-12-13 2011-09-06 Asahi Kasei Chemicals Corporation Aqueous organic-inorganic hybrid composition
JP4785865B2 (ja) * 2005-12-13 2011-10-05 旭化成イーマテリアルズ株式会社 水系有機・無機複合組成物
US9403950B2 (en) 2005-12-13 2016-08-02 Asahi Kasei Chemicals Corporation Aqueous organic-inorganic hybrid composition
JP2008031297A (ja) * 2006-07-28 2008-02-14 Asahi Kasei Chemicals Corp 水系汚染防止用組成物および塗装物
JP2009051903A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd 遮光性インキ
JP2009235338A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Mitsubishi Electric Corp コーティング組成物、熱交換器、空気調和機
US8448697B2 (en) 2008-03-28 2013-05-28 Mitsubishi Electric Corporation Coating composition, heat exchanger, and air-conditioner

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1041314C (zh) 制备水分散液的方法
EP1700893B1 (en) Chemical mechanical polishing aqueous dispersion, chemical mechanical polishing method, and kit for preparing chemical mechanical polishing aqueous dispersion
CN101410956B (zh) 化学机械研磨用水系分散体和化学机械研磨方法
CN101410955A (zh) 化学机械研磨用水系分散体、化学机械研磨方法、化学机械研磨用试剂盒以及用于制备化学机械研磨用水系分散体的试剂盒
JP2007088499A (ja) シラン改質砥粒を含有するcmp組成物
JP2005093785A (ja) Cmp用スラリー、研磨方法、および半導体装置の製造方法
JPH111893A (ja) 水性コーティング組成物およびその製造方法
WO2008010499A1 (en) Aqueous dispersion for chemical mechanical polishing, method for producing the same, and chemical mechanical polishing method
AU2003204606A1 (en) Water-based adhesives
JP3513985B2 (ja) 硬化性重合体水性分散液の製造方法及び硬化性重合体水性分散液
JP2003183612A (ja) 再剥離型感圧接着剤およびその接着シート
US20090292066A1 (en) Plastisols based on a methyl methacrylate copolymer
TW200528511A (en) Acrylic compositions
JP2697140B2 (ja) 接着剤組成物
JP4547145B2 (ja) 再剥離型水性粘着剤組成物
JP2950495B2 (ja) 水性塗料用二酸化チタン顔料、水性塗料用二酸化チタン顔料の製造方法および水性塗料組成物
JP3019694B2 (ja) 水性コーティング組成物
JP4784614B2 (ja) 化学機械研磨用水系分散体
JP4254234B2 (ja) 水性塗料組成物
JPH07110906B2 (ja) 多孔質皮膜形成用水分散型組成物と多孔質皮膜と多孔質皮膜形成方法
JP2021091833A (ja) 水性樹脂エマルション
JP2000204352A (ja) 半導体装置の製造に用いる化学機械研磨用複合粒子及びその製造方法並びに水系分散体
JP4332596B2 (ja) エマルジョン型粘着剤の製造方法
JP2008274242A (ja) 水性塗料組成物、有機無機複合塗膜、シラン縮合物分散体及びその製造方法
JP3921930B2 (ja) 水性防滑剤組成物およびその成形品