JPH1118709A - 透明な水中油型乳化組成物の製造方法 - Google Patents
透明な水中油型乳化組成物の製造方法Info
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- JPH1118709A JPH1118709A JP9177042A JP17704297A JPH1118709A JP H1118709 A JPH1118709 A JP H1118709A JP 9177042 A JP9177042 A JP 9177042A JP 17704297 A JP17704297 A JP 17704297A JP H1118709 A JPH1118709 A JP H1118709A
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- oil phase
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Abstract
(57)【要約】
【課題】常温あるいは冷蔵保存しても透明感が失われる
ことなく安定性の良い、透明な水中油型乳化組成物を容
易に製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】水相と油相の屈折率を、10℃〜20℃の範囲
内における同一温度において一致させること、及び5 ℃
〜35℃の範囲内における全温度域において、水相と油相
の屈折率の差を0.010 以下に調整することを特徴とす
る、透明な水中油型乳化組成物の製造方法。
ことなく安定性の良い、透明な水中油型乳化組成物を容
易に製造する方法を提供することを目的とする。 【解決手段】水相と油相の屈折率を、10℃〜20℃の範囲
内における同一温度において一致させること、及び5 ℃
〜35℃の範囲内における全温度域において、水相と油相
の屈折率の差を0.010 以下に調整することを特徴とす
る、透明な水中油型乳化組成物の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明な水中油型乳化組
成物の製造方法に関する。
成物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より透明な乳化組成物の製造方法に
関しては種々検討がなされており、特開昭49−950
6号公報あるいは特開昭59−15610号公報に記載
の方法等が知られている。
関しては種々検討がなされており、特開昭49−950
6号公報あるいは特開昭59−15610号公報に記載
の方法等が知られている。
【0003】これらの方法は、何れも水相の屈折率と油
相の屈折率を近づける事によって乳化組成物の透明感を
得ているが、特開昭49−9506号公報に記載の方法
は温度による屈折率の変化が考慮されておらず、保存温
度によっては乳化組成物の透明度が変化するという問題
があった。一方、特開昭59−15610号公報に記載
の乳化組成物は、液状の乳化組成物を得た場合に経時的
な乳化の安定性が得られないという問題があった。
相の屈折率を近づける事によって乳化組成物の透明感を
得ているが、特開昭49−9506号公報に記載の方法
は温度による屈折率の変化が考慮されておらず、保存温
度によっては乳化組成物の透明度が変化するという問題
があった。一方、特開昭59−15610号公報に記載
の乳化組成物は、液状の乳化組成物を得た場合に経時的
な乳化の安定性が得られないという問題があった。
【0004】また、乳化組成物中の乳化粒子の平均粒子
径を0.2μm以下の超微細粒子として透明感を得る方
法も知られているが、食品に使用し得る乳化剤を用いて
このように微細な乳化粒子を得る為には、特開平4−5
1853号公報あるいは特開平8−51928号公報に
記載されている様に減圧下で乳化処理を行う等の特殊な
装置あるいは煩雑な処理工程が必要であり、透明な乳化
組成物の製造が容易に、且つ、安定には行えなかった。
径を0.2μm以下の超微細粒子として透明感を得る方
法も知られているが、食品に使用し得る乳化剤を用いて
このように微細な乳化粒子を得る為には、特開平4−5
1853号公報あるいは特開平8−51928号公報に
記載されている様に減圧下で乳化処理を行う等の特殊な
装置あるいは煩雑な処理工程が必要であり、透明な乳化
組成物の製造が容易に、且つ、安定には行えなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解決して容易に、安定性の良い透明な水中油型
乳化組成物を製造する方法を提供する事である。
問題点を解決して容易に、安定性の良い透明な水中油型
乳化組成物を製造する方法を提供する事である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、如上の点
に鑑み鋭意研究した結果、水相と油相の屈折率を10℃
〜20℃の範囲内における同一温度において一致させ、
且つ、5℃〜35℃の範囲内における全温度域におい
て、水相と油相の屈折率の差を0.010以下に調整す
ることにより目的とする透明な水中油型乳化組成物を製
造することができるという知見を基にして完成されたも
のである。
に鑑み鋭意研究した結果、水相と油相の屈折率を10℃
〜20℃の範囲内における同一温度において一致させ、
且つ、5℃〜35℃の範囲内における全温度域におい
て、水相と油相の屈折率の差を0.010以下に調整す
ることにより目的とする透明な水中油型乳化組成物を製
造することができるという知見を基にして完成されたも
のである。
【0007】すなわち本発明は、水相と油相の屈折率
を、10℃〜20℃の範囲内における同一温度において
一致させること、及び5℃〜35℃の範囲内における全
温度域において、水相と油相の屈折率の差を0.010
以下に調整することを特徴とする、透明な水中油型乳化
組成物の製造方法、である。
を、10℃〜20℃の範囲内における同一温度において
一致させること、及び5℃〜35℃の範囲内における全
温度域において、水相と油相の屈折率の差を0.010
以下に調整することを特徴とする、透明な水中油型乳化
組成物の製造方法、である。
【0008】本発明において水相は水が主成分である
が、かかる水相の屈折率を調整するには、水相中に透明
に溶解するものを加えることにより調整可能であり、こ
のような屈折率調整材として透明に溶解するものであれ
ば何れも使用することができる。例えば、水相の屈折率
調整材として、ブドウ糖、蔗糖、水飴、ソルビトール等
の糖類の他にクエン酸、リン酸、アスコルビン酸等の酸
類、食塩、乳酸カルシウム等の塩類、アミノ酸等の調味
料類、グリセリン、エタノール等のアルコール類などが
挙げられる。
が、かかる水相の屈折率を調整するには、水相中に透明
に溶解するものを加えることにより調整可能であり、こ
のような屈折率調整材として透明に溶解するものであれ
ば何れも使用することができる。例えば、水相の屈折率
調整材として、ブドウ糖、蔗糖、水飴、ソルビトール等
の糖類の他にクエン酸、リン酸、アスコルビン酸等の酸
類、食塩、乳酸カルシウム等の塩類、アミノ酸等の調味
料類、グリセリン、エタノール等のアルコール類などが
挙げられる。
【0009】また、油相はその好適な油相成分として油
脂の固体脂含量を測定する方法であるSFI(固体脂指
数)の測定において、5℃で測定される固形物含量が、
5%以下であれば如何なる油性物質も使用することがで
き、各種のトリグリセリド、エッセンシャルオイル、オ
レオレジン、高級脂肪酸、高級アルコール、ワックス、
エステル類、エーテル類等が挙げられる。
脂の固体脂含量を測定する方法であるSFI(固体脂指
数)の測定において、5℃で測定される固形物含量が、
5%以下であれば如何なる油性物質も使用することがで
き、各種のトリグリセリド、エッセンシャルオイル、オ
レオレジン、高級脂肪酸、高級アルコール、ワックス、
エステル類、エーテル類等が挙げられる。
【0010】本発明においては、以上の水相と油相の各
々の屈折率を、10℃〜20℃の範囲内における何れか
の同一温度において一致させることが必要である。各々
の屈折率が10℃〜20℃の範囲内の何れかにおいて一
致しない場合は、該乳化組成物を常温、あるいは冷蔵保
存する事により透明感が失われる。また、仮に各々の屈
折率が10℃〜20℃の範囲内の何れかにおいて一致さ
せたとしても、5℃〜35℃の範囲内における全温度域
において、両相の屈折率の差を0.010以下に保持し
ておく必要がある。これは、水相および油相の種類によ
っては各々の屈折率が温度の変化に伴い大きく影響を受
けることがあるからであり、両相の屈折率の差が0.0
10をこえる場合は、同様に、該乳化組成物を常温、あ
るいは冷蔵保存する事により透明感が失われ、年間を通
じての保存中もしくは流通段階において濁りを生じる場
合がある。本発明によれば、5℃〜35℃の範囲内にお
ける全温度域において、両相の屈折率の差を0.005
以下に保持しておくのがより好ましい。
々の屈折率を、10℃〜20℃の範囲内における何れか
の同一温度において一致させることが必要である。各々
の屈折率が10℃〜20℃の範囲内の何れかにおいて一
致しない場合は、該乳化組成物を常温、あるいは冷蔵保
存する事により透明感が失われる。また、仮に各々の屈
折率が10℃〜20℃の範囲内の何れかにおいて一致さ
せたとしても、5℃〜35℃の範囲内における全温度域
において、両相の屈折率の差を0.010以下に保持し
ておく必要がある。これは、水相および油相の種類によ
っては各々の屈折率が温度の変化に伴い大きく影響を受
けることがあるからであり、両相の屈折率の差が0.0
10をこえる場合は、同様に、該乳化組成物を常温、あ
るいは冷蔵保存する事により透明感が失われ、年間を通
じての保存中もしくは流通段階において濁りを生じる場
合がある。本発明によれば、5℃〜35℃の範囲内にお
ける全温度域において、両相の屈折率の差を0.005
以下に保持しておくのがより好ましい。
【0011】このような両相の屈折率の調整は、予め両
相を混合乳化する前に調整しておくのが常套であるが、
場合によっては、両相の屈折率を予め大雑把に、例えば
両相の屈折率の差を0.150以下程度に調整してお
き、両相を混合乳化した後、該乳化物から水分を除去す
るか、あるいは該乳化物に水または親水性物質を添加し
て水相の屈折率を調整する事により目的とする透明な水
中油型乳化組成物を得ることができる。両相の屈折率の
差が0.150を越えて余りに大きな差を有するようで
あれば、後での屈折率の調整が困難となるので、概ね
0.150以下が好ましい。
相を混合乳化する前に調整しておくのが常套であるが、
場合によっては、両相の屈折率を予め大雑把に、例えば
両相の屈折率の差を0.150以下程度に調整してお
き、両相を混合乳化した後、該乳化物から水分を除去す
るか、あるいは該乳化物に水または親水性物質を添加し
て水相の屈折率を調整する事により目的とする透明な水
中油型乳化組成物を得ることができる。両相の屈折率の
差が0.150を越えて余りに大きな差を有するようで
あれば、後での屈折率の調整が困難となるので、概ね
0.150以下が好ましい。
【0012】なお、同一温度における油相と水相の屈折
率の差を調整する方法としては、調製された乳化組成物
の屈折率を糖度として測定し、当該糖度を油相の糖度に
一致ないし0.010以下に調整する事により達成され
る。糖度を一致ないし調整する為には、水相中の水分を
加熱等により除去するか、または調整前の水相より糖度
の高い溶液を加えて水相の濃度を高めるか、あるいは、
水相中に水を加えて水相の濃度を低下させる事により達
成される。
率の差を調整する方法としては、調製された乳化組成物
の屈折率を糖度として測定し、当該糖度を油相の糖度に
一致ないし0.010以下に調整する事により達成され
る。糖度を一致ないし調整する為には、水相中の水分を
加熱等により除去するか、または調整前の水相より糖度
の高い溶液を加えて水相の濃度を高めるか、あるいは、
水相中に水を加えて水相の濃度を低下させる事により達
成される。
【0013】また、本発明においては乳化処理後の平均
粒子径を、0.4μm〜5.0μmにするのが好まし
く、平均粒子径が5.0μmを越える場合には、製造さ
れた乳化組成物の経時安定性に難点がみられ、保存中に
乳化粒子のクリーミング、凝集、合一等および乳化破壊
の傾向が窺われる。一方、乳化組成物の粒子径は細かい
方がより高い安定性が得られるが、平均粒子径を0.4
μm未満にする為には前記の如く特殊な乳化装置等が必
要となり繁雑である。本発明の水中油型乳化組成物にお
いては平均粒子径を0.4μm〜5.0μmとするのが
好ましい。
粒子径を、0.4μm〜5.0μmにするのが好まし
く、平均粒子径が5.0μmを越える場合には、製造さ
れた乳化組成物の経時安定性に難点がみられ、保存中に
乳化粒子のクリーミング、凝集、合一等および乳化破壊
の傾向が窺われる。一方、乳化組成物の粒子径は細かい
方がより高い安定性が得られるが、平均粒子径を0.4
μm未満にする為には前記の如く特殊な乳化装置等が必
要となり繁雑である。本発明の水中油型乳化組成物にお
いては平均粒子径を0.4μm〜5.0μmとするのが
好ましい。
【0014】水相と油相を乳化するに必要な乳化剤とし
ては、水相あるいは油相中に透明に溶解するものであれ
ば何でも良く、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、レシチン等の各種界面活性剤、水溶性大豆多糖類、
アラビアガム等の水溶性多糖類、カゼイン、ホエー蛋白
等の水溶性蛋白質等が挙げられる。これら乳化剤は単独
で使用しても良く、場合によっては併用しても良い。
ては、水相あるいは油相中に透明に溶解するものであれ
ば何でも良く、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレン
グリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、レシチン等の各種界面活性剤、水溶性大豆多糖類、
アラビアガム等の水溶性多糖類、カゼイン、ホエー蛋白
等の水溶性蛋白質等が挙げられる。これら乳化剤は単独
で使用しても良く、場合によっては併用しても良い。
【0015】本発明において得られる水中油型乳化組成
物は、長期間の保存を行っても安定性が非常に高く、ま
た、常温域での温度変化に対する透明感の変化も無い。
物は、長期間の保存を行っても安定性が非常に高く、ま
た、常温域での温度変化に対する透明感の変化も無い。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明の実施様態を具体
的に説明するが、これらは例示であって権利範囲を限定
するものではない。なお、例中の部および%は重量基準
を意味する。
的に説明するが、これらは例示であって権利範囲を限定
するものではない。なお、例中の部および%は重量基準
を意味する。
【0017】実施例1 5℃におけるSFI測定値が0%であり、20℃におけ
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(商品名:MCT−B,不二製油
(株)製)10部を油相とし、一方、水溶性大豆多糖類
を5部含み、蔗糖により20℃での屈折率を1.449
6(糖度63.4%)に調整した溶液90部を水相とし
て使用して、高圧ホモジナイザーで乳化して平均粒子径
0.8μmの透明な水中油型乳化組成物を得た。この乳
化組成物は5℃から35℃の範囲において透明感を有し
ており、また、常温で1ヶ月保存を行っても乳化状態お
よび透明感に何ら変化は認められなかった。
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(商品名:MCT−B,不二製油
(株)製)10部を油相とし、一方、水溶性大豆多糖類
を5部含み、蔗糖により20℃での屈折率を1.449
6(糖度63.4%)に調整した溶液90部を水相とし
て使用して、高圧ホモジナイザーで乳化して平均粒子径
0.8μmの透明な水中油型乳化組成物を得た。この乳
化組成物は5℃から35℃の範囲において透明感を有し
ており、また、常温で1ヶ月保存を行っても乳化状態お
よび透明感に何ら変化は認められなかった。
【0018】比較例1 5℃におけるSFI測定値が0%であり、20℃におけ
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
とし、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖により
20℃での屈折率を1.4370(糖度56.8%)に
調整した溶液90部を水相として使用して、実施例1と
同様にして水中油型乳化組成物を得た。この乳化組成物
は白濁しており、透明感が無かった。
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
とし、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖により
20℃での屈折率を1.4370(糖度56.8%)に
調整した溶液90部を水相として使用して、実施例1と
同様にして水中油型乳化組成物を得た。この乳化組成物
は白濁しており、透明感が無かった。
【0019】比較例2 5℃におけるSFI測定値が0%であり、40℃におけ
る屈折率が1.4417(糖度59.9%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
として、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖によ
り40℃での屈折率を1.4417(糖度59.9%)
に調整した溶液90部を水相として使用し、実施例1と
同様にして透明な水中油型乳化組成物を得た。この乳化
組成物は30℃以上の範囲において透明感を有していた
が、20℃に冷却する事により濁りが生じた。また、常
温で1ヶ月保存後には、乳化は良好な状態を保っていた
が透明感が無くなっていた。
る屈折率が1.4417(糖度59.9%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
として、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖によ
り40℃での屈折率を1.4417(糖度59.9%)
に調整した溶液90部を水相として使用し、実施例1と
同様にして透明な水中油型乳化組成物を得た。この乳化
組成物は30℃以上の範囲において透明感を有していた
が、20℃に冷却する事により濁りが生じた。また、常
温で1ヶ月保存後には、乳化は良好な状態を保っていた
が透明感が無くなっていた。
【0020】比較例3 5℃におけるSFI測定値が23.1%であり、20℃
における屈折率が1.4694(糖度71.6%)であ
る硬化菜種油(融点22℃)10部を油相として、一
方、水溶性大豆多糖類を5部含み、果糖ぶどう糖液糖に
より20℃での屈折率を1.4694(糖度71.6
%)に調整した溶液90部を水相として使用し、実施例
1と同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組成物
は、乳化直後には20℃における透明感は有していたが
5℃に冷却する事により濁りが生じた。また、常温で1
ヶ月保存後には、乳化は良好な状態を保っていたが透明
感が無くなっていた。
における屈折率が1.4694(糖度71.6%)であ
る硬化菜種油(融点22℃)10部を油相として、一
方、水溶性大豆多糖類を5部含み、果糖ぶどう糖液糖に
より20℃での屈折率を1.4694(糖度71.6
%)に調整した溶液90部を水相として使用し、実施例
1と同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組成物
は、乳化直後には20℃における透明感は有していたが
5℃に冷却する事により濁りが生じた。また、常温で1
ヶ月保存後には、乳化は良好な状態を保っていたが透明
感が無くなっていた。
【0021】実施例2 5℃におけるSFI測定値が0%であり、20℃におけ
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
とし、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖により
20℃での屈折率を1.4400(糖度59.3%)に
調整した溶液90部を水相として使用して、実施例1と
同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組成物を加
熱して水分を除去して水相の20℃における屈折率を
1.4496(糖度63.4%)に調整した。この乳化
組成物の平均粒子径は0.9μmであり、5℃から35
℃の範囲において透明感を有していた。また、常温で1
ヶ月保存を行っても乳化状態および透明感に何ら変化は
認められなかった。
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
とし、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖により
20℃での屈折率を1.4400(糖度59.3%)に
調整した溶液90部を水相として使用して、実施例1と
同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組成物を加
熱して水分を除去して水相の20℃における屈折率を
1.4496(糖度63.4%)に調整した。この乳化
組成物の平均粒子径は0.9μmであり、5℃から35
℃の範囲において透明感を有していた。また、常温で1
ヶ月保存を行っても乳化状態および透明感に何ら変化は
認められなかった。
【0022】実施例3 5℃におけるSFI測定値が0%であり、20℃におけ
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
として、一方、カゼイン1部を含む水溶液20部を水相
(20℃における屈折率1.3413)として使用し実
施例1と同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組
成物に糖度77%の水飴(20℃における屈折率1.4
830)を加えて水相の20℃における屈折率を1.4
496(糖度63.4%)に調整した。この乳化組成物
の平均粒子径は1.2μmであり、5℃から35℃の範
囲において透明感を有していた。また、常温で1ヶ月保
存を行っても乳化状態および透明感に何ら変化は認めら
れなかった。
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
として、一方、カゼイン1部を含む水溶液20部を水相
(20℃における屈折率1.3413)として使用し実
施例1と同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組
成物に糖度77%の水飴(20℃における屈折率1.4
830)を加えて水相の20℃における屈折率を1.4
496(糖度63.4%)に調整した。この乳化組成物
の平均粒子径は1.2μmであり、5℃から35℃の範
囲において透明感を有していた。また、常温で1ヶ月保
存を行っても乳化状態および透明感に何ら変化は認めら
れなかった。
【0023】実施例4 5℃におけるSFI測定値が0%であり、20℃におけ
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)9.9部にグ
リセリン脂肪酸エステル0.1部を加えたものを油相
(20℃における屈折率1.4498)として、一方、
糖度75.5%の果糖ぶどう糖液糖70部に蔗糖脂肪酸
エステル0.5部、水9.5部を加えたものを水相(2
0℃における屈折率1.4568)として使用し実施例
1と同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組成物
に水を加えて水相の20℃における屈折率を1.449
6に調整した。この乳化組成物の平均粒子径は0.6μ
mであり、5℃から35℃の範囲において透明感を有し
ていた。また、常温で1ヶ月保存を行っても乳化状態お
よび透明感に何ら変化は認められなかった。
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)9.9部にグ
リセリン脂肪酸エステル0.1部を加えたものを油相
(20℃における屈折率1.4498)として、一方、
糖度75.5%の果糖ぶどう糖液糖70部に蔗糖脂肪酸
エステル0.5部、水9.5部を加えたものを水相(2
0℃における屈折率1.4568)として使用し実施例
1と同様に乳化を行った。得られた水中油型乳化組成物
に水を加えて水相の20℃における屈折率を1.449
6に調整した。この乳化組成物の平均粒子径は0.6μ
mであり、5℃から35℃の範囲において透明感を有し
ていた。また、常温で1ヶ月保存を行っても乳化状態お
よび透明感に何ら変化は認められなかった。
【0024】実施例5 5℃におけるSFI測定値が0%であり、20℃におけ
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
として、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖によ
り20℃での屈折率を1.4496(糖度63.4%)
に調整した溶液90部を水相として使用し、高速攪拌機
を使用して平均粒子径5.8μmの透明な水中油型乳化
組成物を得た。この乳化組成物は5℃から35℃の範囲
において透明感を有していたが、常温で1ヶ月保存後に
は乳化物のクリーミングが若干認められ、乳化状態の経
時的な安定性は実施例1にて製造した乳化組成物の方が
良好であった。
る屈折率が1.4496(糖度63.4%)である中鎖
脂肪酸トリグリセリド(実施例1に同じ)10部を油相
として、一方、水溶性大豆多糖類を5部含み、蔗糖によ
り20℃での屈折率を1.4496(糖度63.4%)
に調整した溶液90部を水相として使用し、高速攪拌機
を使用して平均粒子径5.8μmの透明な水中油型乳化
組成物を得た。この乳化組成物は5℃から35℃の範囲
において透明感を有していたが、常温で1ヶ月保存後に
は乳化物のクリーミングが若干認められ、乳化状態の経
時的な安定性は実施例1にて製造した乳化組成物の方が
良好であった。
【0025】比較例4 果糖230部を水100部に溶解し、更に蔗糖脂肪酸エ
ステル3.3部を添加し、加熱溶解後、70℃を保つ。
これに予め70℃に加熱した綿実油770部を徐々に加
えながらホモミキサーで乳化し、透明な水中油型乳化組
成物を得た(特開昭49−9506号公報に記載の実施
例1と同様の操作)。この乳化組成物は30℃以上では
透明感を有していたが冷蔵庫で保存したところ濁りが生
じた。
ステル3.3部を添加し、加熱溶解後、70℃を保つ。
これに予め70℃に加熱した綿実油770部を徐々に加
えながらホモミキサーで乳化し、透明な水中油型乳化組
成物を得た(特開昭49−9506号公報に記載の実施
例1と同様の操作)。この乳化組成物は30℃以上では
透明感を有していたが冷蔵庫で保存したところ濁りが生
じた。
【0026】比較例5 β−サイクロデキストリン5部に水10部を加え、更に
大豆油5部を加えて捏和しβ−サイクロデキストリンの
ペーストを得た。このペーストに綿実油70部、レシチ
ン0.2部、ソルビタン脂肪酸エステル0.3部を添加
して充分混合し、次にソルビトール30部を徐々に添加
しながら混合攪拌して流動状の透明な乳化組成物を得た
(特開昭59−15610号公報に記載の実施例3と同
様の操作)。この乳化組成物は乳化直後は良好な乳化状
態を示していたが、常温で1ヶ月保存後には乳化が破壊
され油分の分離が認められた。
大豆油5部を加えて捏和しβ−サイクロデキストリンの
ペーストを得た。このペーストに綿実油70部、レシチ
ン0.2部、ソルビタン脂肪酸エステル0.3部を添加
して充分混合し、次にソルビトール30部を徐々に添加
しながら混合攪拌して流動状の透明な乳化組成物を得た
(特開昭59−15610号公報に記載の実施例3と同
様の操作)。この乳化組成物は乳化直後は良好な乳化状
態を示していたが、常温で1ヶ月保存後には乳化が破壊
され油分の分離が認められた。
【0027】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、常温で長期間保
存しても乳化状態及び透明感に変化の認められない、透
明な水中油型乳化組成物を容易に製造することができる
という効果を有する。
存しても乳化状態及び透明感に変化の認められない、透
明な水中油型乳化組成物を容易に製造することができる
という効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸邉 順子 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番地 不二製油株式会社つくば研究開発センタ ー内 (72)発明者 前田 裕一 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4丁目3番地 不二製油株式会社つくば研究開発センタ ー内
Claims (6)
- 【請求項1】水相と油相の屈折率を、10℃〜20℃の
範囲内における同一温度において一致させること、及び
5℃〜35℃の範囲内における全温度域において、水相
と油相の屈折率の差を0.010以下に調整することを
特徴とする、透明な水中油型乳化組成物の製造方法。 - 【請求項2】同一温度における水相と油相の屈折率の差
を予め大雑把に調整した後、両相を混合乳化して乳化物
を調製し、その後、当該乳化組成物から水分を除去する
か、あるいは当該乳化組成物に水または親水性物質を加
えて水相の屈折率を調整する、請求項1記載の製造方
法。 - 【請求項3】5℃〜35℃の範囲内における全温度域に
おいて、水相と油相の屈折率の差を0.005以下に調
整する、請求項1又は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】乳化剤として、水相あるいは油相中に透明
に溶解する物質を使用する、請求項1〜3の何れかに記
載の製造方法。 - 【請求項5】乳化粒子の平均粒子径が0.4μm〜5.
0μmの範囲内になるように乳化処理を行う、請求項1
〜4の何れかに記載の製造方法。 - 【請求項6】SFIで測定される油相の5℃における固
形物含量が5%以下である、請求項1〜5の何れかに記
載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9177042A JPH1118709A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 透明な水中油型乳化組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9177042A JPH1118709A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 透明な水中油型乳化組成物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1118709A true JPH1118709A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16024132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9177042A Pending JPH1118709A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 透明な水中油型乳化組成物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1118709A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000033804A1 (fr) * | 1998-12-08 | 2000-06-15 | Firmenich S.A. | Composition parfumante transparente |
| JP2002145803A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Pigeon Corp | マッサージオイル |
| JPWO2005027648A1 (ja) * | 2003-09-16 | 2007-11-15 | 不二製油株式会社 | 水中油型乳化組成物 |
| JP2008148692A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-07-03 | Q P Corp | 油脂含有乳化組成物及びその製造方法、並びに油脂含有乳化組成物を含有する食品 |
| JP2009102650A (ja) * | 2003-04-21 | 2009-05-14 | Firmenich Sa | Voc不含マイクロエマルション |
| WO2009078245A1 (ja) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Foodtech Trading Co., Ltd. | 透明乳化組成物およびそれを含有する化粧品、食品 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP9177042A patent/JPH1118709A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000033804A1 (fr) * | 1998-12-08 | 2000-06-15 | Firmenich S.A. | Composition parfumante transparente |
| JP2002145803A (ja) * | 2000-11-10 | 2002-05-22 | Pigeon Corp | マッサージオイル |
| JP2009102650A (ja) * | 2003-04-21 | 2009-05-14 | Firmenich Sa | Voc不含マイクロエマルション |
| JPWO2005027648A1 (ja) * | 2003-09-16 | 2007-11-15 | 不二製油株式会社 | 水中油型乳化組成物 |
| JP4655933B2 (ja) * | 2003-09-16 | 2011-03-23 | 不二製油株式会社 | 水中油型乳化組成物 |
| JP2008148692A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-07-03 | Q P Corp | 油脂含有乳化組成物及びその製造方法、並びに油脂含有乳化組成物を含有する食品 |
| WO2009078245A1 (ja) * | 2007-12-19 | 2009-06-25 | Foodtech Trading Co., Ltd. | 透明乳化組成物およびそれを含有する化粧品、食品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050104 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
|
| A02 | Decision of refusal |
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