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JPH11166972A - 合成開口レーダ装置 - Google Patents

合成開口レーダ装置

Info

Publication number
JPH11166972A
JPH11166972A JP9335715A JP33571597A JPH11166972A JP H11166972 A JPH11166972 A JP H11166972A JP 9335715 A JP9335715 A JP 9335715A JP 33571597 A JP33571597 A JP 33571597A JP H11166972 A JPH11166972 A JP H11166972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic aperture
aperture radar
moving target
radar device
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP9335715A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Iwamoto
雅史 岩本
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
Seiji Mano
清司 真野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9335715A priority Critical patent/JPH11166972A/ja
Publication of JPH11166972A publication Critical patent/JPH11166972A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により衛星や航空機などから地表
や海面の移動目標を検出して高分解能画像が得られる合
成開口レーダ装置を得ること。 【解決手段】 航空機あるいは衛星などの移動プラット
フォームに搭載して地表や海面を観測する合成開口レー
ダ装置において、複数の移動プラットフォームにそれぞ
れ搭載した送受信局24a、24bと、それらの受信信
号から高分解能画像を再生する画像再生手段25a、2
5bと、得られた画像の差を求める干渉手段26と、そ
の結果をオペレータに表示する表示手段18と、衛星の
間隔を制御する制御手段27とを備え、移動目標を選択
的に検出して表示するようにしたものであり、複雑で高
価なマルチビームアンテナを用いずに、低速移動目標を
高性能に検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機や衛星などの
移動プラットフォームから地表や海面などの観測領域を
観測する合成開口レーダ装置に関し、特に観測領域を広
域にわたって観測してその高分解能画像を得る装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の合成開口レーダ装置とし
ては、図6及び図7に示すようなものがあった。図6は
特開平6−118166号に掲載された合成開口レーダ
装置の構成を示す図、図7は図6に示す合成開口レーダ
装置の観測ジオメトリを示す図である。まず、図6及び
図7を参照して、このような従来の合成開口レーダ装置
の構成を説明する。図6において、1は送信機、2は送
信アンテナ、3は受信機、4は複数の受信ビームを同時
に形成することのできるマルチビームアンテナ、5は各
受信アンテナビーム毎に設けられたパルス圧縮手段、6
はパルス圧縮手段5に接続され、各アンテナビームの主
ビーム方向からのレーダエコーのドップラー周波数が0
となるようにドップラー周波数をシフトするドップラー
補償手段である。
【0003】また、7はドップラー補償手段6に接続さ
れ、静止物体からのレーダエコーのみを抽出するローパ
スフィルタ、8はローパスフィルタ7に接続されたリサ
ンプリング手段、9はフーリエ変換手段、10はドップ
ラー補償手段6に接続され、移動目標からのレーダエコ
ーのみを抽出するハイパスフィルタ、11は移動目標か
らのレーダエコーに対して移動目標のラジアル速度によ
って生じるドップラーシフトを補正する速度補償手段、
12は複数のアンテナビームの各々で分離抽出された静
止物体または移動目標からのレーダエコーを、スペクト
ルに変換した後にビーム間で合成するスペクトル合成手
段である。
【0004】また、13はアジマス圧縮処理に使用する
リファレンス信号を生成するリファレンス信号発生手
段、14、15はアジマス圧縮を実現するための複素乗
算手段及び逆フーリエ変換手段、16は複素画像から振
幅成分を取り出す検波手段、17は静止物体と移動目標
に分けて画像化されたレーダエコーを再び合成する画像
合成手段、18は画像を表示する表示手段である。ま
た、図7はこの装置による観測のジオメトリを示したも
ので、19はレーダ装置を搭載した移動プラットフォー
ム、20a,20b,20c,20dは受信ビームのフ
ットプリント、21は送信ビームのフットプリントであ
る。
【0005】次に、図6乃至図8を参照して、上記従来
の合成開口レーダ装置の動作を説明する。図8はレーダ
の受信信号のドップラー周波数を示す図である。このよ
うなレーダ装置は航空機や人工衛星などの移動プラット
フォームに搭載して使用される。送信アンテナ2は送信
機1で発生した高周波パルス信号を観測領域へ向けて照
射する。このとき、送信ビームのフットプリント21
は、図7に示すように、受信用のマルチビームアンテナ
4が形成する複数のビーム20aから20dの全てを包
含するように設定される。
【0006】マルチビームアンテナ4の各アンテナビー
ム20a〜20dで受信した受信信号をそれぞれビーム
毎に受信機3で増幅し位相検波して、パルス圧縮手段5
によりパルス圧縮を行う。このとき、アンテナビーム2
0a〜20dの方向をθn(nはビームの番号)とする
と、このビームで受信された受信信号の瞬時ドップラー
周波数の中心値は次の〔数1〕で与えられる。ただし、
Vは移動プラットフォームの速度、λは送信波長であ
る。
【0007】
【数1】
【0008】従って、各ビーム毎にドップラー補償手段
6によりこの周波数を補償することによって、静止物体
からのエコーのドップラー周波数の中心値を0に設定す
ることができる。今、観測する目標からのレーダエコー
について考えると、ドップラー補償後のレーダエコーの
ドップラー周波数の中心値は、観測する目標のラジアル
速度Uを用いて次式で与えられる。
【0009】
【数2】
【0010】静止物体と移動目標をドップラー周波数の
違いで分離するには、図8に示すように、移動目標のレ
ーダエコーのドップラー周波数が静止物体のレーダエコ
ーのドップラー周波数と周波数軸上で分離されれば良い
ので、次式を満足するようにアンテナビーム幅θBを選
定すれば移動目標を分離検出することができる。
【0011】
【数3】
【0012】θBが上式を満足するならば、ドップラー
補償後の受信信号をローパスフィルタ7とハイパスフィ
ルタ10とで2つの周波数成分に分割することによっ
て、ローパスフィルタ7の出力には静止物体からのレー
ダエコーが、ハイパスフィルタ10の出力には移動目標
からのレーダエコーが、それぞれ分離して得られる。ロ
ーパスフィルタ7の出力は帯域幅が狭くなったので、リ
サンプリング手段8によってデータの間引きがなされ、
データ量を削減した後にフーリエ変換手段9によってス
ペクトルに変換される。各アンテナビーム20a〜20
d毎に求めた上記スペクトルをビーム本数分、スペクト
ル合成手段12によって合成することにより、その帯域
幅をビーム本数倍に拡張することができる。この帯域拡
張したスペクトルに対して、従来の合成開口レーダと同
様のアジマス圧縮処理を複素乗算手段14及び逆フーリ
エ変換手段15によって行うことにより、あたかもθB
がビーム本数倍の広いビームで観測した場合と同様の高
いアジマス分解能を達成することができる。
【0013】一方、ハイパスフィルタ10の出力、すな
わち移動目標からのレーダエコーはフーリエ変換手段9
によってスペクトルに変換される。このスペクトルの中
心周波数は移動目標のラジアル速度Uによってシフトし
ているので、これを速度補償手段11によって補償し、
中心周波数を0とする。この補償を行うことにより、移
動目標に対しても位置ずれを生じることなく、レーダ画
像を再生することができる。速度補償後のスペクトルは
静止物体からのレーダエコーのスペクトルの場合と同様
に、ビーム本数分スペクトルが合成されて、あたかもθ
Bがビーム本数倍の広いビームで観測した場合と同様の
高いアジマス分解能を達成することができる。
【0014】さらに、静止物体と移動目標について、別
々に再生した画像を画像合成手段17で合成することに
よって、移動目標に対して位置ずれを生じることなく、
地上あるいは海面上を移動する目標のレーダ画像を得る
ことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の合成開口レーダ装置は、上記のように構成されてお
り、特にマルチビームアンテナを搭載しなければなら
ず、相当複雑である上、重量が増加するという問題があ
った。
【0016】また、静止物体のスペクトルが拡がってい
るので、移動目標のドップラー周波数がこれと重なった
場合には静止物体を検出することができず、検出可能な
目標速度が〔数3〕で制限されるため、速度が低い低速
移動目標の検出が困難であるという問題があった。
【0017】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、構成が複雑で高価なマルチビームア
ンテナを搭載することなく、移動目標を検出することが
できる合成開口レーダ装置を提供すること目的とする。
また、本発明は、低速移動目標に対する検出性能が優れ
た合成開口レーダ装置を提供すること目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の合成開口レーダ
装置は、移動プラットフォームから観測領域を観測する
合成開口レーダ装置において、複数の移動プラットフォ
ームにそれぞれ搭載した送受信局と、前記送受信局から
の受信信号からそれぞれ高分解能画像を再生する画像再
生手段と、前記画像再生手段で得られたそれぞれの画像
の差を求める干渉手段と、前記干渉手段の出力を表示す
る表示手段とを備え、前記観測領域の移動目標を選択的
に検出して表示することを特徴とするものである。
【0019】また、本発明の合成開口レーダ装置は、前
記干渉手段の出力により前記移動プラットフォームの間
隔を制御する制御手段を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0020】また、本発明の合成開口レーダ装置は、前
記干渉手段の出力により前記移動目標を自動的に検出す
る移動目標検出手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0021】また、本発明の合成開口レーダ装置は、前
記制御手段は所定のラジアル速度をもつ移動目標の検出
に対し、前記干渉手段の出力が最適になるように、前記
複数の移動プラットフォームの間隔を制御するようにし
たことを特徴とするものである。
【0022】また、本発明の合成開口レーダ装置は、移
動プラットフォームから観測領域を観測する合成開口レ
ーダ装置において、同一軌道上に配置された3機以上の
移動プラットフォームにそれぞれ搭載された送受信局
と、前記送受信局からの受信信号からそれぞれ高分解能
画像を再生する画像再生手段と、前記画像再生手段で得
られたそれぞれの画像の差を求める複数の干渉手段と、
前記複数の干渉手段の出力を組み合わせる融合手段と、
前記融合手段の出力を表示する表示手段とを備え、前記
観測領域の移動目標を選択的に検出して表示することを
特徴とするものである。
【0023】また、本発明の合成開口レーダ装置は、前
記複数の干渉手段の出力により前記3機以上の移動プラ
ットフォームの間隔をそれぞれ制御する制御手段を備え
たことを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、添付図面、
図1乃至図5に基づき、本発明の実施の形態を詳細に説
明する。図1は本発明の実施の形態1おける合成開口レ
ーダ装置の構成を示すブロック図、図2は図1に示す合
成開口レーダ装置の観測ジオメトリを示す図、図3は本
発明の実施の形態2おける合成開口レーダ装置の構成を
示すブロック図、図4は本発明の実施の形態4における
合成開口レーダ装置の構成を示すブロック図、図5は図
4に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメトリを示す図
である。
【0025】まず、図1及び図2を参照して、本発明の
実施の形態1おける合成開口レーダ装置の構成を説明す
る。図1において、1は送信機、3は受信機、5はパル
ス圧縮手段(P/C)、9はフーリエ変換手段、13は
アジマス圧縮処理に使用するリファレンス信号を生成す
るリファレンス信号発生手段、14はアジマス圧縮を実
現するための複素乗算手段、15はアジマス圧縮を実現
するための逆フーリエ変換手段、16は複素画像から振
幅成分を取り出す検波手段、18は画像を表示する表示
手段、22は送受信アンテナ、23は送受切替器、24
a及び24bは送受信局、25a及び25bはアジマス
圧縮手段、26は干渉手段、27はベースライン制御手
段(単に、制御手段ともいう)である。尚、リファレン
ス信号発生手段13及びアジマス圧縮手段25a、25
bにより画像再生手段を構成する。
【0026】また、図2に示す合成開口レーダ装置の観
測ジオメトリを示す図において、19a及び19bはそ
れぞれ送受信局24a,24bを搭載した移動プラット
フォーム、20a及び20bはビームのフットプリント
(#1及び#2)である。この実施の形態では、2台の
送受信局24a,24bが移動プラットフォーム19
a,19bにそれぞれ搭載されているものである。通
常、移動プラットフォーム19a,19bは、航空機あ
るいは衛星などに搭載され、地表や海面の観測領域にビ
ームを照射して観測をする。なお、移動プラットフォー
ム19a,19bに搭載する送受信局24,24bとし
ては、図1の例では送受信アンテナ22、送受切替器2
3、送信機1、受信機3を含んでいるが、この発明にお
いて送受信局24,24bはこのような構成に限定され
るものではなく、要はビームを送受できる機能があれば
よい。
【0027】次に、図1及び図2を参照して、本発明の
実施の形態1おける合成開口レーダ装置の動作を説明す
る。図1の装置において、送信機1で発生した高周波パ
ルスは、送受切替器23を経由して送受信アンテナ22
からフットプリント(#1,#2)20a,20b等の
観測領域へ照射される。観測領域から反射した信号は再
び送受信アンテナ22で受信され、受信機3で増幅・位
相検波される。この信号はパルス圧縮手段5及びアジマ
ス圧縮手段25a,25bによって、それぞれレンジと
アジマスの高分解能化処理され、2次元の高分解画像が
得られる。これらの処理は従来の良く知られた合成開口
レーダ装置の動作と同様である。
【0028】移動プラットフォーム19a、19bは図
2に示すように、同一軌道上を間隔Bで、どちらも速度
Vで周回しており、それぞれの移動プラットフォーム1
9a,19bに搭載されたレーダ送受信局24a,24
bは上に述べた同一の動作をしているものとする。従っ
て、アジマス圧縮手段25a,25bからは、B/Vの
時間差をおいて同一領域を観測した画像が2枚得られ
る。干渉手段26は、これらの複素画像の差を求める。
なお、衛星の間隔Bはベースライン長と呼ばれる。
【0029】観測領域内の静止物体については、アジマ
ス圧縮手段25aから出力された画像とアジマス圧縮手
段25bから出力された画像とが全く等しいので、干渉
手段26の出力はゼロになる。これに対して、移動目標
については、2枚の画像の観測時刻の差B/Vの間に目
標が移動して、次の〔数4〕に示す位相差Δφを生じ
る。ただし、λは送信波長である。
【0030】
【数4】
【0031】従って、干渉手段26の出力はゼロになら
ず、目標の速度に応じた出力が現われる。この干渉手段
26の出力を表示手段18により表示しオペレータに知
らせる。オペレータは表示手段18を監視することによ
って、移動目標の存在とその画面上の位置を知ることが
できる。
【0032】しかし、〔数4〕からわかるように、目標
の速度が下記の〔数5〕を満たす場合には、出力がゼロ
になって検出することができない。このような目標速度
はブラインド速度と呼ばれる。ただし、nは任意の整数
である。
【0033】
【数5】
【0034】そこで、ベースライン制御手段27は、衛
星の間隔Bを制御して、ブラインド速度を変化させる。
この場合、あらかじめ検出しようとする目標速度を決め
ておいて、〔数5〕を満足しないように間隔Bを決定す
れば良い。
【0035】以上説明したように、本実施の形態1にお
ける合成開口レーダ装置は、複数の移動プラットフォー
ムにそれぞれ搭載した送受信局が同一軌道を時間差をお
いて通過しながら、それぞれ地上の同じ領域を観測し、
画像再生手段がそれらの受信信号から高分解能画像を再
生し、干渉手段が得られた画像の差を求め、表示手段上
にその画像の差をオペレータに対し表示し、ベースライ
ン制御手段により衛星の間隔を制御する。
【0036】このように、本実施の形態の構成によれ
ば、マルチビームアンテナを搭載することなく移動目標
を検出できる合成開口レーダ装置を得ることができる。
また、本実施の形態の構成によれば、静止物体の周波数
スペクトルは直流成分のみであるので、たとえ目標の移
動速度が低くても、これを検出することができるため、
低速移動目標の検出性能が優れた合成開口レーダ装置を
得ることができる。
【0037】実施の形態2.次に、図3を参照して、本
発明の実施の形態2おける合成開口レーダ装置の構成を
説明する。図3において、28は移動目標検出手段であ
る。その他の構成要素は図1のものと同様または同等の
手段であるから、更に詳細な説明は省略する。
【0038】次に、図3を参照して、本発明の実施の形
態2おける合成開口レーダ装置の動作を説明する。図3
において、送信機1から検波手段16までの動作は図1
に示す実施の形態1の動作と同様であるから、更に詳細
な説明は省略する。移動目標検出手段28は、検波出力
信号から移動目標を自動的に検出する。その動作は、例
えば、下記〔数6〕のように実行される。ただし、A1
ij、A2ijは2枚の複素画像の座標(i,j)の
値、A0はしきい値である。
【0039】
【数6】
【0040】或いは、また、干渉手段26では2つの複
素画像の位相差Δφijを求めて、移動目標検出手段2
8は下記〔数7〕にしたがって位相差から移動目標を検
出してもよい。このように、移動目標検出手段28は、
干渉手段26ないし検波手段16の出力から、2つの複
素画像を比較し、移動目標の存在する画素を自動的に求
め、移動目標を自動的に検出する。
【0041】
【数7】
【0042】以上説明したように、本実施の形態2にお
ける合成開口レーダ装置は、複数の移動プラットフォー
ムにそれぞれ搭載した送受信局が同一軌道を時間差をお
いて通過しながら、それぞれ地上の同じ領域を観測し、
画像再生手段がそれらの受信信号から高分解能画像を再
生し、干渉手段が得られた画像の差を求め、移動目標検
出手段により移動目標の存在する画素を自動的に求め、
移動目標を自動的に検出することができる。また、得ら
れた移動目標の位置を表示手段上に表示し、オペレータ
に示す。また、ベースライン制御手段により衛星の間隔
を制御する。
【0043】このように本実施の形態の構成によれば、
実施の形態1の特徴に加えて、自動的に移動目標を検出
できる合成開口レーダ装置を得ることができる。
【0044】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3による、衛星間隔を最適に制御する方法及び手段を
備えた合成開口レーダ装置について説明する。これは、
優先的に検出しようとする移動目標の速度が与えられた
場合に、ベースライン制御手段27の動作により、これ
に適した衛星の間隔Bを算出する方法及び手段である。
以下、ベースライン制御手段27における衛星の間隔B
の算出動作、すなわち、合成開口レーダ装置の動作につ
いて説明する。この実施の形態3における動作は次に示
すステップST01及びステップST02により構成さ
れる。
【0045】ステップ[ST01]:まず、次の〔数
8〕のnとαを求める。ここに、αは0<α<1の値を
もつ実数、nは任意の整数、Bとしては現在の衛星間隔
をとり、Uは優先的に検出しようとする移動目標の速度
である。
【0046】
【数8】
【0047】ステップ[ST02]:α=0.5とし
て、〔数8〕に代入して衛星間隔Bを求め、これを新た
な衛星間隔として出力する。
【0048】〔数4〕から分かるように、このようして
求めた衛星間隔Bを用いると、ラジアル速度Uの移動目
標の信号は2枚の複素画像で位相差πとなって、干渉手
段26の出力が最大になる。また、このようにして求め
た衛星間隔Bは、干渉手段26の出力を最大にする解の
うち、元の衛星間隔に最も近い値が得られるので、衛星
の間隔を変更するのに要する燃料あるいは時間が最も少
なくてすむメリットがある。
【0049】以上説明したように、本実施の形態3にお
ける合成開口レーダ装置は、所定のラジアル速度をもつ
移動目標の検出に適した衛星の間隔を算出し、ベースラ
イン制御手段により衛星の間隔を制御することができ
る。
【0050】このように本実施の形態の構成によれば、
実施の形態1の特徴に加えて、優先的に検出しようとす
る移動目標の速度が与えられた場合に、検出性能を最大
にする衛星の間隔Bを算出することができる。また、衛
星の間隔を変更するのに要する燃料あるいは時間が最も
少なくてすむ衛星の間隔Bを算出することができる。
【0051】実施の形態4.以下、図4及び図5を参照
して、本発明の実施の形態4おける合成開口レーダ装置
の構成を説明する。図4において、16a及び16bは
検波手段、24cは送受信局、25cはアジマス圧縮手
段、26a及び26bは干渉手段、29は融合手段であ
る。その他の構成要素は図1及び図3に示すものと同様
または同等の手段であるから、更に詳細な説明は省略す
る。
【0052】図5には、図4に示す合成開口レーダ装置
の観測ジオメトリが示される。図5において、構成要素
のそれぞれは図2に示すものと同様または同等の手段で
あるが、この実施の形態では、3台の送受信局24a、
24b及び24cがそれぞれ3台の移動プラットフォー
ム19a、19b及び19cに搭載され、3つの移動プ
ラットフォーム19a、19b及び19cはそれぞれ間
隔B1とB2隔たっているものとする。
【0053】次に、図4及び図5を参照して、本発明の
実施の形態4おける合成開口レーダ装置の動作を説明す
る。図4において、送信機1から検波手段16a,16
bまでの動作は図1の動作と同等である。この実施の形
態4における合成開口レーダ装置は3台の移動プラット
フォーム19a,19b,19cで構成され、それぞれ
の間隔B1,B2が異なるので、干渉手段26aにおけ
るブラインド速度と、干渉手段26bにおけるブライン
ド速度は、それぞれ次の〔数9〕に示すように異なるも
のとなる。ただし、U1、U2は、それぞれ検波手段1
6a、16bの出力におけるブラインド速度である。
【0054】
【数9】
【0055】従って、この2つの出力を組み合わせれ
ば、ブラインド速度の発生を削減することができる。す
なわち、融合手段29により、例えば、下記の〔数1
0〕のような和演算を実行する。ただし、S1、S2は
それぞれ検波手段16a、16bの出力、S0は融合手
段29の出力である。
【0056】
【数10】
【0057】この結果、新たなブラインド速度U0は下
記〔数11〕で与えられる。ただし、GCMは引き数の
最大公約数を求める関数である。
【0058】
【数11】
【0059】また、ベースライン制御手段27は、衛星
の間隔B1,B2を制御して、ブラインド速度U0がな
るべく大きくなるようにベースライン長B1,B2を制
御する。この場合、2つのベースライン長B1,B2の
最大公約数がなるべく小さくなるようにベースライン長
を選べば良い。たとえば2つのベースライン長が素数に
なるように選べばよい。
【0060】以上説明したように、本実施の形態4にお
ける合成開口レーダ装置は、複数の移動プラットフォー
ムにそれぞれ搭載した送受信局が同一軌道を不等間隔で
周回しながら、それぞれ地上の同じ領域を観測し、画像
再生手段がそれらの受信信号から高分解能画像を再生
し、干渉手段が得られた画像の差を求め、融合手段が干
渉結果を組み合わせ、表示手段がその結果得られた移動
目標の位置をオペレータに表示し、ベースライン制御手
段により衛星の間隔を制御する。
【0061】このように本実施の形態の構成によれば、
実施の形態1に比べてさらに移動目標の検出性能の優れ
た合成開口レーダ装置を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、以下に述べるような効果を奏する。この発明によ
れば、マルチビームアンテナを搭載することなく移動目
標を検出することができ、また、静止物体の周波数スペ
クトルは直流成分のみであるため、たとえ移動目標の移
動速度が低くても、これを検出することができるので低
速移動目標の検出性能が優れた合成開口レーダ装置を得
ることができる。
【0063】また、この発明によれば、さらに移動目標
検出手段を設けるようにしたことにより、移動目標を自
動的に検出することができる合成開口レーダ装置を得る
ことができる。
【0064】また、この発明によれば、優先的に検出し
ようとする移動目標の速度を与えることにより、検出性
能を最大にする衛星の間隔を算出し、衛星の間隔を最適
に制御することができる。また、衛星の間隔を変更する
のに要する燃料あるいは時間が最も少なくてすむ衛星の
間隔を算出することができる
【0065】また、この発明によれば、少なくとも3台
の移動プラットフォームを含み、その結果得られた複数
の干渉手段の出力を融合手段で組み合わせるようにした
ことにより、ブラインド速度の発生を削減することがで
きる。また、ブラインド速度の発生を削減し、移動目標
の検出性能を上げるように衛星の間隔を制御することが
できる。さらに、衛星の間隔を変更するのに要する燃料
あるいは時間が最も少なくてすむ衛星の間隔を算出し、
制御することができ、ブラインド速度の発生が少なく、
移動目標の検出性能の優れた合成開口レーダ装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1おける合成開口レーダ
装置の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメ
トリを示す図。
【図3】 本発明の実施の形態2おける合成開口レーダ
装置の構成を示すブロック図。
【図4】 本発明の実施の形態4おける合成開口レーダ
装置の構成を示すブロック図。
【図5】 図4に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメ
トリを示す図。
【図6】 従来の合成開口レーダ装置の構成を示すブロ
ック図。
【図7】 図6に示す合成開口レーダ装置の観測ジオメ
トリを示す図。
【図8】 レーダの受信信号のドップラー周波数を示す
図。
【符号の説明】
1 送信機、 2 送信アンテナ、 3 受信機、 4
マルチビームアンテナ、 5 パルス圧縮手段、 6
ドップラー補償手段、 7 ローパスフィルタ、 8
リサンプリング手段、 9 フーリエ変換手段、 1
0 ハイパスフィルタ、 11 速度補償手段、 12
スペクトル合成手段、 13 リファレンス信号発生
手段、 14 複素乗算手段、 15 逆フーリエ変換
手段、16,16a,16b 検波手段、 17 画像
合成手段、 18 表示手段、19a,19b,19c
移動プラットフォーム、 20 受信ビームのフット
プリント、 2 1 送信ビームのフットプリント、 2
2 送受信アンテナ、23 送受切替器、 24a,2
4b,24c 送受信局、 25a,25b,25c
アジマス圧縮手段、 26,26a,26b 干渉手
段、 27 制御手段(ベースライン制御手段)、 2
8 移動目標検出手段、 29 融合手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動プラットフォームから観測領域を観
    測する合成開口レーダ装置において、複数の移動プラッ
    トフォームにそれぞれ搭載した送受信局と、前記送受信
    局からの受信信号からそれぞれ高分解能画像を再生する
    画像再生手段と、前記画像再生手段で得られたそれぞれ
    の画像の差を求める干渉手段と、前記干渉手段の出力を
    表示する表示手段とを備え、前記観測領域の移動目標を
    選択的に検出して表示することを特徴とする合成開口レ
    ーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記干渉手段の出力により前記移動プラ
    ットフォームの間隔を制御する制御手段を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の合成開口レーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記干渉手段の出力により前記移動目標
    を自動的に検出する移動目標検出手段を備えたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の合成開口レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は所定のラジアル速度をも
    つ移動目標の検出に対し、前記干渉手段の出力が最適に
    なるように、前記複数の移動プラットフォームの間隔を
    制御するようにしたことを特徴とする請求項2又は3に
    記載の合成開口レーダ装置。
  5. 【請求項5】 移動プラットフォームから観測領域を観
    測する合成開口レーダ装置において、同一軌道上に配置
    された3機以上の移動プラットフォームにそれぞれ搭載
    された送受信局と、前記送受信局からの受信信号からそ
    れぞれ高分解能画像を再生する画像再生手段と、前記画
    像再生手段で得られたそれぞれの画像の差を求める複数
    の干渉手段と、前記複数の干渉手段の出力を組み合わせ
    る融合手段と、前記融合手段の出力を表示する表示手段
    とを備え、前記観測領域の移動目標を選択的に検出して
    表示することを特徴とする合成開口レーダ装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の干渉手段の出力により前記3
    機以上の移動プラットフォームの間隔をそれぞれ制御す
    る制御手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の
    合成開口レーダ装置。
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