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JPH11155977A - 濃縮消火液およびその使用法 - Google Patents

濃縮消火液およびその使用法

Info

Publication number
JPH11155977A
JPH11155977A JP34393497A JP34393497A JPH11155977A JP H11155977 A JPH11155977 A JP H11155977A JP 34393497 A JP34393497 A JP 34393497A JP 34393497 A JP34393497 A JP 34393497A JP H11155977 A JPH11155977 A JP H11155977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
weight
parts
fire extinguishing
concentrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34393497A
Other languages
English (en)
Inventor
Junpei Chokai
純平 鳥海
Atsuyuki Oya
淳之 大矢
Satonobu Eto
悟允 江藤
Hiroyuki Takahashi
宏幸 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyata Industry Co Ltd filed Critical Miyata Industry Co Ltd
Priority to JP34393497A priority Critical patent/JPH11155977A/ja
Publication of JPH11155977A publication Critical patent/JPH11155977A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】濃縮消火薬剤を低粘度にして水に対する希釈溶
解性を向上させ、しかも物性値を殆んど中性にして経時
変化を減少させるとともに、少ない水で効率のよい消火
活動の実施を可能にする理想的な消火液を得る。 【解決手段】51〜61重量部の水に対し、リン酸8〜
19重量部とモノエタノールアミン7〜15重量部を添
加して中性となし、さらに第二リン酸アンモニウム19
〜24重量部を添加して濃縮消火液とする。 これによ
り特に水に対する希釈溶解性に優れ、保管に場所をとら
ず運搬も容易であり、また物性値が中性となり、その結
果長期保存による材料の腐食等経時変化がなく、安定化
が著しく向上し、また水に対する溶解性がよく、少ない
水で効率のよい消火作業の実施をおこなうことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に低粘度で水に
対する希釈溶解性に優れ、使用時の迅速な消火液化の要
請に対応できるとともに、物性値が殆んど中性で経時的
変質が少なく、比較的少量の水で効率のよい消火活動を
実施することができ、しかも水損を著しく減少させ、使
用時の泡の発生を抑制して消火後の残留消火液処理を容
易にし、また特にモノエタノールアミンの添加量を少な
くして消火性能の低下を無くすようにした濃縮消火液に
関する。 また本発明は保管性がよく、しかも運搬に便
利で水に対する溶解性が良好であり、しかも林野火災等
屋外火災の消火にも適用が可能な多用途型の消火液原液
および消火剤を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】一般的な消火手段としては火元に向けて
淡水を放射散布することがおこなわれるが、火災燃焼物
の種類が暫増するに伴い、粉末系あるいは泡溶液系等の
各種消火薬剤が用いられるようになった。 また固形消
火剤を粉砕して水に対して易溶解性としたものを混合溶
解して使用するようにした固形消火薬剤も開発されるに
至った。 さらに最近では最初から水溶性に調製した液
化消火剤が開発されている。 これは主としてモノエタ
ノールアミンとリン酸等の組成からなるものであり、こ
れ自体はすでに特公昭58−58107号あるいは特公
昭52−37319号に開示されている通りである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし淡水を放射散布
する場合には、一般家屋はもとより、特に高層ビルやマ
ンション等のような多層階建物の火災の消火活動をおこ
なう場合、火災とは直接関係のない下層階部分に水の飛
散や流失、漏水が起こり、所謂水損による二次的な災害
を引き起こすことが多い。 さらに住宅地火災のほかに
地震火災や林野火災等水の便が悪い地域においては、限
られた水を効率的に使用しなければならない制限があ
る。
【0004】また粉末系あるいは泡溶液系の消火剤につ
いては、上記した水に比べれば消火能力が大きいがコス
ト高となり、したがって多量に用いる場合においてはコ
ンビナートや航空機火災等特殊な場合の使用に重点が置
かれている。 またそればかりでなく、保管や運搬性を
良好にするためにこれを濃縮化したものを用いることも
考えられているが、一般には粘性が高く、したがって水
に対する希釈混合に多くの時間を要することから消火用
としてはあまり好評ではない。 さらに固形消火剤は、
主に林野火災等大規模火災発生時にあらかじめ水に溶解
し易いように粉砕したうえで、これを水に溶解したもの
をヘリコプター等により空中から散布することがおこな
われているが、固形物を水に溶解させるための溶解機を
用いる必要があり、操作が繁雑でコスト高となり実際的
ではない。
【0005】さらに前記したモノエタノールアミンとリ
ン酸等の組成を主成分とする液化消火剤についても、該
消火剤の物性値としてpHが6以下であるために安定性
の面で問題があり、長期保存による経時変化や材料の腐
食が起こり、消火能力が低下するなどの問題がある。
そこでpHを6以上にして改善する試みもなされている
が、pHを6以上にするためにはモノエタノールアミン
を増量添加する必要があり、その結果モノエタノールア
ミンの増量分に比例して消火性能が減退するという問題
があって、適当な解決手段が見いだせないのが現状であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明にあって
は、保管や運搬性に優れるように消火液を濃縮化すると
ともに、特に緊急時の水に対する希釈溶解性に優れ、し
かも所謂水損を無くすとともに、使用時の泡の発生を抑
制して事後処理を容易にし、消火性能の減退なしに濃縮
液の物性値をpH6以上に維持して長期保存による材料
の腐食や経時変化を無くし、長期安定化をはかることが
できる優れた濃縮消火液およびその使用法を開発したも
のであって、具体的には51〜61重量部の水に対し、
リン酸8〜19重量部、モノエタノールアミン7〜15
重量部、および第二リン酸アンモニウム19〜24重量
部を添加してなる濃縮消火液に関する。
【0007】また本発明は、51〜61重量部の水に対
し、リン酸8〜19重量部、モノエタノールアミン7〜
15重量部、および第二リン酸アンモニウム19〜24
重量部、さらに増粘剤0.005〜1.1重量部を添加
してなる濃縮消火液にも関する。 さらに本発明は51
〜61重量部の水に対し、リン酸8〜19重量部、モノ
エタノールアミン7〜15重量部、および第二リン酸ア
ンモニウム19〜24重量部、さらに必要に応じて増粘
剤0.005〜1.1重量部を添加してなる濃縮消火液
を、100容量部の水に対して1〜30重量部添加して
使用するようにした濃縮消火液の使用法にも関する。
【0008】さらに本発明は、51〜61重量部の水に
対し、リン酸8〜19重量部、モノエタノールアミン7
〜15重量部、および第二リン酸アンモニウム19〜2
4重量部、さらに必要に応じて増粘剤0.005〜1.
1重量部を添加してなる濃縮消火液を水に希釈混合し、
これを微粒子状に放射して用いるようにした濃縮消火液
の使用法にも関する。
【0009】かかる組成比率の濃縮消火液は、モノエタ
ノールアミンの易溶解特性に加えて動粘度:25cst
という低粘度であるために、水に対する溶解効率を著し
く向上させるばかりでなく、物性値を保存による経時変
化や材料の腐食がなく、しかも消火剤としてもっとも有
効かつ安定的なpH領域、すなわちpH:6.0〜8.
0の理想的な範囲に維持し、保管性や運搬性を良好にす
ることができ、また火災の種類に応じて水で希釈して用
いる。 通常は水による消火方法と同様にして用い、あ
るいは希釈溶液を微粒子噴霧状態にて放射して消火作業
をより有効に実施することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下において本発明の具体的な内
容を説明する。 すなわち本発明においては、消火に際
して限られた水を有効かつ効率的に利用することがで
き、また特に水に対する希釈溶解性が良好で取り扱い性
に優れ、しかも水以外の消火薬剤の使用量を低減し、か
つ使用後の残留消火液の処理を簡便化させるようにした
ものである。
【0011】具体的な各組成の成分範囲としては、水:
51〜61重量部に対し、リン酸:8〜19重量部(8
9%リン酸の場合:9〜20重量部)、およびモノエタ
ノールアミン:7〜15重量部、さらに第二リン酸アン
モニウム:19〜24重量部とした。 これらを混合す
ることにより消火能力の減退がなく、しかも動粘度:2
5sct以下で、かつpH:6.0〜8.0(±0.
4)の理想的な範囲内に調整した濃縮消火液を得ること
ができる。 また必要に応じてこれに増粘剤:0.00
5〜1.1(重量部)を添加して燃焼物に対する付着性
を増大させ、これにより消火能力のより一層の向上をは
かる。
【0012】上記した本発明における各組成の成分範囲
を特定する理由について、以下の実験例により具体的に
説明する 〔実験例1〕 (水の最低量と第二リン酸アンモニウムの最大添加量に
ついて)一般的に成分系として水、リン酸、モノエタノ
ールアミン、第二リン酸アンモニウム、の4成分系にお
いて各組成範囲を決定することは難しく、また全ての組
成について微少量から順次変化させて最適組成を求める
という段階的な実験方法では膨大な実験回数となり、最
適値を求めることがきわめて困難である。 そこで本実
験例においては、まず初期値組成系を得るために、これ
までに得られた数多くの経験に基づき以下のような組成
の調整からおこなった。
【0013】なお、本実験例以下の各実験例において用
いるリン酸については89%濃度のものを用いた 水 リン酸 MEA DAP 実験1 47 7 6 17 (MEA:モノエタノールアミン、DAP:第二リン酸アンモニウム) この実験1では第二リン酸アンモニウム(DAP)の水
に対する溶解性が悪く、白濁状態であったため、さらに
その水に対する溶解性を向上させるための検討をおこな
ったところ、水の量としては50重量部以上(100%
リン酸使用の場合は51重量部以上)必要であることが
明らかとなった。
【0014】さらにこの結果をもとに、水:50(重量
部)、リン酸(89%):7(重量部)、モノエタノー
ルアミン(MEA):6(重量部)からなる組成に、第
二リン酸アンモニウム(DAP):27(重量部)を添
加して次の調整をおこなった 水 リン酸 MEA DAP 実験2 51 7 6 27
【0015】この組成に基づいて濃縮消火液を試作して
みたところ、前記した実験1の場合と同様に白濁状態が
続いた。 そのために第二リン酸アンモニウムの添加量
について種々の研究を交えて検討をした結果、第二リン
酸アンモニウムについては24重量部以下である必要が
あることが解った。 したがって以上の結果からみて
水:50重量部以上(100%リン酸使用の場合は51
重量部以上)、第二リン酸アンモニウム:24重量部以
下であることが条件となることが明らかとなった。
【0016】〔実験例2〕 (水の最大量とリン酸および第二リン酸アンモニウムの
最低添加量について)本実験例においては、消火性能の
確認により最適範囲を決定した。 濃度については濃縮
液を水に対して3重量部に希釈し、消火実験は日本消防
検定協会で定めるA火災模型を用いておこなった。 実
験の結果は、水単独での消火効率を1とした場合つぎの
通りであった 水 リン酸 MEA DAP 効率 実験3 62 7 6 25 1.2以上
【0017】実験3の結果によれば、水単独の場合に比
して明確な消火能力の向上がみられた。 一方さらに厳
しい条件として、第二リン酸アンモニウムの添加量:1
9重量部という低い条件での検討を予想し、次のように
水を60重量部に減少させてさらに最適条件を検討して
みた 水 リン酸 MEA DAP 効率 実験4 60 7 6 19 1.0〜1.2
【0018】実験4の結果によれば、水単独による場合
に比して際立った効果が認められなかった。 そこでリ
ン酸濃度を9(重量部)に増加するとともに、さらに消
火能力が減退すると予想される高モノエタノールアミン
量の状態にして次の実験をおこなってみた 水 リン酸 MEA DAP 効率 実験5 60 9 16 17 1.0〜1.2
【0019】しかし、実験5によっても際立った消火能
力の向上が認められなかったので、さらに第二リン酸ア
ンモニウムを19重量部に増量して実験を続けたとこ
ろ、消火効率が平均で1.3以上(水単独の場合を1と
して対比)の値が確認され、水単独による場合に比して
明確な消火能力の向上がみられることが解った。
【0020】以上の結果からみて、水については60重
量部以下(100%リン酸使用の場合は61重量部以
下)、リン酸については9重量部以上(100%リン酸
の場合は8重量部以上)、さらに第二リン酸アンモニウ
ムについては19重量部以上であることが必要であるこ
とが明確となった。
【0021】〔実験例3〕 (モノエタノールアミンとリン酸の最大添加量およびp
H値について)この実験では特に実使用において最も重
要な、粘性(動粘度)及びpHについての好ましい物性
値を求める観点より検討を試みた。 粘性(動粘度)に
よる影響については濃縮液を水に希釈するための方式に
依存している。 粘度値に関しては、濃縮液の粘度25
cstと40cstの2種を用い、20l入り容器内
に、水:14容量部/minの流量で、また赤色に着色
した濃縮液:約6l/minの速度で、それぞれ注入
し、着色むらが目視できなくなるまでの時間を計測した
結果、濃縮液の粘度25cstのものでは10分以下で
あり、また粘度40cstのものでは15分以上であっ
た。 実使用の際においては精々10分以下でなければ
ならないから、濃縮液の粘度は25cst以下である必
要があることが解った。
【0022】また組成系としては経験的に最も高粘度と
予想される条件により、以下の通り粘度の実験をおこな
った 水 リン酸 MEA DAP 実験6 51 20 16 24 実験6の結果によれば、動粘度については粘度の限界点
である25cstを超えて30cstとなり、実用的で
はないため、モノエタノールアミンの最適量について、
さらなる検討をおこなった結果、モノエタノールアミン
の添加量は15重量部以下である必要があることが解っ
た。
【0023】つぎにpH値についての検討をおこなっ
た。 pH値に対する要求はpH:6以上であるため、
pH:6以上の中性域近傍に維持することを目標とした
検討をおこなった。 実験は経験的にpH値が最も低い
組成系として以下のようにした 水 リン酸 MEA DAP 実験7 51 20 6 18 実験7の結果によれば、pH:5.2であったため、安
全をみてリン酸量:19重量部以下でかつモノエタノー
ルアミン:7重量部以上としたところ、規定のpH領域
内に入ることが確認できた。
【0024】以上の結果からみてモノエタノールアミン
の添加量は7〜15重量部、リン酸は19重量部以下で
ある必要があることが解った。 以上の条件により、さ
らにpH値を最も高くする条件として次の組成系による
実験を試みた 水 リン酸 MEA DAP 実験8 51 9 15 24 実験8の結果によれば、pH:8.4であった。
【0025】したがって実験1〜8の結果を纏めると、
本発明において求められる濃縮液組成系の好ましい成分
規定範囲は、 50<水<60(100%リン酸使用の場合は51<水
<61)、9<リン酸<20、7<MEA<15、18
<DAP<25 という極めて限られた範囲内にある必要があることが解
った。 またこの成分規定範囲内にある濃縮液の粘度は
21cstであり、規定の25cst(±30%)以下
の範囲内にある。
【0026】〔実験例4〕 (増粘剤の最大添加量について)この実験では増粘剤の
適用範囲について検討した。 一般に増粘剤の働きは、
燃焼物に対する消火薬剤の付着性を高め、消火効果をよ
り一層向上させるものである。 また使用可能な増粘剤
の例としては、本実験においてはアルギン酸ナトリウム
を用いた。 このほかに水に溶けやすい有機物、あるい
はその塩で、例えば有機物ナトリウム塩や水溶性セルロ
ース等の使用も考えられる。 また増粘剤の添加量につ
いては、少なすぎると消火効果に影響し、また多すぎて
も濃縮液の粘度増加に影響するために、最適な添加量の
範囲を特定する必要がある。
【0027】そこで以下において増粘剤の添加量と消火
効果ならびに濃縮液の粘度の関係について検討をおこな
った [消火効果について]:(組成は前記した実験8で使用のものを用いた) 増粘剤(重量部) 0.003 0.005 0.01 消 火 効 果 1 1〜1.1 1.1〜1.2 以上の結果からみて消火効果を向上させるに必要な、濃
縮液に対する増粘剤添加量の下限値は0.005重量部
であることが知れた。
【0028】[濃縮液の粘度について]:(組成は前記
した実験8で使用のものを用いた) 増粘剤(重量部) 1.1 1.3 動 粘 度 24 28 以上の結果からみて濃縮液に対する増粘剤添加量の上限
値は1.1であることが知れた。
【0029】〔実験例5〕 (濃縮消火液の使用法について)本願発明によって得ら
れた濃縮消火液は、一般的には水に希釈溶解させて放射
使用する。 この場合の水に対する濃縮液の添加量につ
いては、100重量部の水に対して1重量部以下では、
水単独使用の場合に比して消火効率の向上が殆どみられ
ず、また反対に30重量部を超えても、それ以上の効率
の向上がみられない。 したがって水100重量部に対
して1〜30重量部の範囲内であることが好ましい添加
量の範囲であるといえる。
【0030】さらに濃縮液を水に希釈した後、放射方法
として微細粒子を形成させて燃焼体に放射する使用方法
の検討を試みたところ次のような結果を得た。 すなわ
ちこの実験で使用した濃縮消火液の組成は以下に示した
ものであり、水に対する希釈率については、水:100
重量部に対して濃縮消火液7重量部とした 水 リン酸 MEA DAP 組成 32 12 9 20
【0031】微細粒子の形成方法としては、例えば図1
に示したような加圧式液体スプレー装置が用いられる。
すなわちこれは、7.4l入りの円筒状をした圧力容
器1と、該圧力容器1内に加圧ガスを送り込むための加
圧用ガスボンべ4、および加圧された圧力容器1内の液
体を外部に向けて噴射するためのスプレーノズル9とか
ら構成され、圧力容器1内に溶液Fを5l充填し、さら
に圧力容器1内の上部空隙部2にパイプ3を介して接続
した加圧用ガスボンベ4から、途中に圧力調整器5およ
び加圧用ガスストップバルブ6を介して一定圧力のガス
を送り込んで加圧する。 加圧された溶液Fは圧力容器
1の下方部に接続されたパイプ7を通じ、途中に溶液噴
射ストップ用のバルブ8を介して先端のスプレーノズル
9より噴出される。
【0032】この装置を用いて実験した結果を以下に示
効率は水のみの場合を1.2〜1.3としている。 以
上の結果からみて圧力8Kgではまだ微粒子化されてお
らず、単に濃縮液の効果の範囲内に止まっており、効率
(消火能力)の向上がみられない。 しかし圧力をさら
に10Kg以上に上昇させるにつれて次第に微細粒子化
するとともに、効率(消火能力)が上昇することが確認
された。
【0033】なお本発明の濃縮消火液は、上記した各基
本組成のほかに既知の各種添加剤、着色剤、界面活性剤
等の添加を妨げるものではない。
【0034】
【発明の効果】上記した各実験例による結果を総合すれ
ば、各組成範囲について次のように結論づけることがで
きる。 すなわち、本発明は、水:51〜61重量部
(89%リン酸使用の場合には、水:50〜60重量
部)に対し、リン酸:8〜19重量部(89%リン酸:
9〜20重量部)、モノエタノールアミン:7〜15重
量部、さらに第二リン酸アンモニウム:19〜24重量
部を添加混合してなる濃縮消火液であるから特に水に対
する希釈溶解性に優れ、少ない水で効率のよい消火作業
の実施をおこなうことができ、また起泡率が少ないので
消火後の残留消火液処理を容易にすることができる。
【0035】また保管に場所をとらず運搬も容易であ
り、また物性値(pH)が殆んど中性となり、その結果
長期保存による材料の腐食等経時変化がなく安定性が著
しく向上する。 さらに上記した組成に対し、規定量の
増粘剤を添加した場合においては、放射された消火薬剤
の燃焼物に対する付着性が著しく向上し、その結果消火
効率(能力)をさらに向上させることができる。
【0036】さらに上記組成の濃縮消火液を、水に希釈
して混合して消火剤として溶液化させるとともに、これ
を微粒子状に放射して用いるようにした場合において
は、消火効率をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】加圧式液体スプレー装置の概略図。
【符号の説明】
1 圧力容器 2 空隙部 3 パイプ 4 加圧用ガスボンベ 5 圧力調整器 6 加圧用ガスストップバルブ 7 パイプ 8 溶液噴射ストップ用のバルブ 9 スプレーノズル F 溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 宏幸 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】51〜61重量部の水に対し、リン酸8〜
    19重量部、モノエタノールアミン7〜15重量部、お
    よび第二リン酸アンモニウム19〜24重量部を添加し
    てなる濃縮消火液。
  2. 【請求項2】51〜61重量部の水に対し、リン酸8〜
    19重量部、モノエタノールアミン7〜15重量部、お
    よび第二リン酸アンモニウム19〜24重量部、さらに
    増粘剤0.005〜1.1重量部を添加してなる濃縮消
    火液。
  3. 【請求項3】51〜61重量部の水に対し、リン酸8〜
    19重量部、モノエタノールアミン7〜15重量部、お
    よび第二リン酸アンモニウム19〜24重量部、さらに
    必要に応じて増粘剤0.005〜1.1重量部を添加し
    てなる濃縮消火液を、100容量部の水に対して1〜3
    0重量部添加して使用するようにした濃縮消火液の使用
    法。
  4. 【請求項4】51〜61重量部の水に対し、リン酸8〜
    19重量部、モノエタノールアミン7〜15重量部、お
    よび第二リン酸アンモニウム19〜24重量部、さらに
    必要に応じて増粘剤0.005〜1.1重量部を添加し
    てなる濃縮消火液を水に希釈混合し、これを微粒子状に
    放射して用いるようにした濃縮消火液の使用法。
JP34393497A 1997-11-27 1997-11-27 濃縮消火液およびその使用法 Pending JPH11155977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238169A (ja) * 2001-05-30 2008-10-09 Jfe Engineering Kk 水和物スラリ生成薬剤を含む水溶液の濃度調整方法及び水和物スラリ生成薬剤の供給方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238169A (ja) * 2001-05-30 2008-10-09 Jfe Engineering Kk 水和物スラリ生成薬剤を含む水溶液の濃度調整方法及び水和物スラリ生成薬剤の供給方法
JP2009106937A (ja) * 2001-05-30 2009-05-21 Jfe Engineering Corp 水和物スラリ生成薬剤の供給方法

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