JPH11147816A - 保湿剤原料及びこれから成る保湿剤 - Google Patents
保湿剤原料及びこれから成る保湿剤Info
- Publication number
- JPH11147816A JPH11147816A JP14444797A JP14444797A JPH11147816A JP H11147816 A JPH11147816 A JP H11147816A JP 14444797 A JP14444797 A JP 14444797A JP 14444797 A JP14444797 A JP 14444797A JP H11147816 A JPH11147816 A JP H11147816A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- humectant
- ester
- raw material
- component
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 保湿剤原料を、2糖或いは3糖類とド
コサヘキサエン酸或いはγ−リノレン酸とのエステル
で、エステルの組成が、モノエステル成分10%以下、
ジエステル成分5〜50%、トリ以上のポリエステル成
分40〜95%の組成比からなるもので構成する。 皮膚用或いは毛髪用保湿剤に、上記の保湿剤原料
を(0.1〜20%)配合する。 【発明の効果】本発明の保湿剤は、皮膚角質層におい
て、ベトついたり乾燥したりすることなく、適度に水分
を保つことができ、その良好な保湿状態も長時間に亘っ
て持続することができる。
コサヘキサエン酸或いはγ−リノレン酸とのエステル
で、エステルの組成が、モノエステル成分10%以下、
ジエステル成分5〜50%、トリ以上のポリエステル成
分40〜95%の組成比からなるもので構成する。 皮膚用或いは毛髪用保湿剤に、上記の保湿剤原料
を(0.1〜20%)配合する。 【発明の効果】本発明の保湿剤は、皮膚角質層におい
て、ベトついたり乾燥したりすることなく、適度に水分
を保つことができ、その良好な保湿状態も長時間に亘っ
て持続することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、2糖あるいは3糖類
とドコサヘキサエン酸(以下DHAと省略する。)或い
はγ−リノレン酸とのエステルを、保湿剤として利用す
る全て分野に関する。
とドコサヘキサエン酸(以下DHAと省略する。)或い
はγ−リノレン酸とのエステルを、保湿剤として利用す
る全て分野に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、n−3系高度不飽和脂肪酸の1種
であるDHAに関して、様々な研究が進んでおり、種々
の生理活性を有しているという知見が日に日に多くなっ
てきている。そして、DHA誘導体は食品・化粧品・医
薬品等の様々な産業に利用されつつある状況にある。ま
た、γ−リノレン酸は月見草油、ボレージ油、モルティ
エレラ油等を起源とするものであり、その用途としてア
トピー性皮膚炎の治療に用いられつつある。
であるDHAに関して、様々な研究が進んでおり、種々
の生理活性を有しているという知見が日に日に多くなっ
てきている。そして、DHA誘導体は食品・化粧品・医
薬品等の様々な産業に利用されつつある状況にある。ま
た、γ−リノレン酸は月見草油、ボレージ油、モルティ
エレラ油等を起源とするものであり、その用途としてア
トピー性皮膚炎の治療に用いられつつある。
【0003】実際、従来の技術によれば、単糖類及びグ
リセリン等のヒドロキシル基をもつ化合物とDHAとの
エステルは多く開発されている。また、DHA由来の生
理活性の利用例として、これらのエステルを抗炎症剤や
美白剤等としてものが挙げられる。
リセリン等のヒドロキシル基をもつ化合物とDHAとの
エステルは多く開発されている。また、DHA由来の生
理活性の利用例として、これらのエステルを抗炎症剤や
美白剤等としてものが挙げられる。
【0004】例えば、特開平6−293789号「多価
不飽和脂肪酸類配糖体およびその製造方法」ではDHA
と単糖類とのエステルが、特開平7−109128号
「アレルギー性皮膚疾患治療用外用剤」ではエチルエス
テル、モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセ
ライド等が開示されているが、これらを実際に保湿剤の
成分として利用する旨の記載はない。
不飽和脂肪酸類配糖体およびその製造方法」ではDHA
と単糖類とのエステルが、特開平7−109128号
「アレルギー性皮膚疾患治療用外用剤」ではエチルエス
テル、モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセ
ライド等が開示されているが、これらを実際に保湿剤の
成分として利用する旨の記載はない。
【0005】一般に、保湿剤が必要とされる性質とし
て、下記の性質が挙げられる。 水分蒸散を抑えるため、油膜形成可能であること。 分子内に必ず親水性を示す部分が存在すること。 しかし、上記したエステルは、の油膜形成はできるも
のの、1分子中に存在する極性基の数が少ないか或いは
全くない構造のものであるため、これらのエステル1分
子当たりに多く水分子を配位させることはできない。こ
の結果、これらのエステルを保湿剤として利用しようと
しても、保湿剤としては十分な効果を得られるものでは
なかった。
て、下記の性質が挙げられる。 水分蒸散を抑えるため、油膜形成可能であること。 分子内に必ず親水性を示す部分が存在すること。 しかし、上記したエステルは、の油膜形成はできるも
のの、1分子中に存在する極性基の数が少ないか或いは
全くない構造のものであるため、これらのエステル1分
子当たりに多く水分子を配位させることはできない。こ
の結果、これらのエステルを保湿剤として利用しようと
しても、保湿剤としては十分な効果を得られるものでは
なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
した問題を解決するに当たり、本発明の発明者は研究過
程で、2糖或いは3糖類とDHAとのエステルが分子構
造上極性基を豊富に有しながら、油膜形成も可能であ
り、更にγ−リノレン酸についても同様の知見を得て、
この性質を利用し、保湿剤原料を用いて優れた保湿剤を
得ようとするものである。
した問題を解決するに当たり、本発明の発明者は研究過
程で、2糖或いは3糖類とDHAとのエステルが分子構
造上極性基を豊富に有しながら、油膜形成も可能であ
り、更にγ−リノレン酸についても同様の知見を得て、
この性質を利用し、保湿剤原料を用いて優れた保湿剤を
得ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、2糖或いは3糖類とDHA或いはγ−リノレン
酸とのエステルを用いて、モノエステル成分10%以
下、ジエステル成分5〜50%、トリ以上のポリエステ
ル成分40〜95%の組成比とした保湿剤原料に係るも
のである。請求項2に係る発明は、DHA或いはγ−リ
ノレン酸とのエステルを構成する糖が、蔗糖、トレハロ
ース、マルチトール、ラクチトールの中から選ばれる1
種或いは2種以上で調製した請求項1に記載の保湿剤原
料に係るものである。
発明は、2糖或いは3糖類とDHA或いはγ−リノレン
酸とのエステルを用いて、モノエステル成分10%以
下、ジエステル成分5〜50%、トリ以上のポリエステ
ル成分40〜95%の組成比とした保湿剤原料に係るも
のである。請求項2に係る発明は、DHA或いはγ−リ
ノレン酸とのエステルを構成する糖が、蔗糖、トレハロ
ース、マルチトール、ラクチトールの中から選ばれる1
種或いは2種以上で調製した請求項1に記載の保湿剤原
料に係るものである。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項1或いは請
求項2に記載の保湿剤原料を配合した皮膚用或いは毛髪
用保湿剤に係るものである。請求項4に係る発明は、請
求項1或いは請求項2に記載の保湿剤原料を0.1〜2
0%配合した皮膚用或いは毛髪用保湿剤に係るものであ
る。
求項2に記載の保湿剤原料を配合した皮膚用或いは毛髪
用保湿剤に係るものである。請求項4に係る発明は、請
求項1或いは請求項2に記載の保湿剤原料を0.1〜2
0%配合した皮膚用或いは毛髪用保湿剤に係るものであ
る。
【0009】以下、この発明の構成について詳述する。
【0010】この発明に用いる2糖或いは3糖類とDH
A或いはγ−リノレン酸とのエステルについて、上述し
たように、本発明の発明者は研究過程で、2糖類或いは
3糖類とDHA或いはγ−リノレン酸とのエステルが、
分子構造上極性基を豊富に有しながら、油膜形成も可能
であるという知見を得て、この性質を利用したのであ
る。尚、単糖類の場合は油膜形成は可能であるが、1分
子当たりに配位する水分子が少なく、良好に皮膚の水分
を保てないため、保湿剤原料としては不適である。一
方、4糖類以上の場合は、1分子当たりに配位する水分
子数は多いが、糖鎖が長くなることに伴う親水部分の巨
大化により、油膜形成が難しくなるので、これも不適で
ある。
A或いはγ−リノレン酸とのエステルについて、上述し
たように、本発明の発明者は研究過程で、2糖類或いは
3糖類とDHA或いはγ−リノレン酸とのエステルが、
分子構造上極性基を豊富に有しながら、油膜形成も可能
であるという知見を得て、この性質を利用したのであ
る。尚、単糖類の場合は油膜形成は可能であるが、1分
子当たりに配位する水分子が少なく、良好に皮膚の水分
を保てないため、保湿剤原料としては不適である。一
方、4糖類以上の場合は、1分子当たりに配位する水分
子数は多いが、糖鎖が長くなることに伴う親水部分の巨
大化により、油膜形成が難しくなるので、これも不適で
ある。
【0011】また、エステルを調製するのに用いる糖は
具体的に、2糖類からマルトース、ラクトース、セロビ
オース、ゲンチビオース、蔗糖、トレハロース、ラクチ
トール、マルチトール等が、3糖類からラフィノース、
メレジトース等が挙げられるが、本発明に於いては、2
糖類である蔗糖、トレハロース、ラクチトール、マルチ
トールが特に好ましい事が、本発明の研究過程で判明し
た。
具体的に、2糖類からマルトース、ラクトース、セロビ
オース、ゲンチビオース、蔗糖、トレハロース、ラクチ
トール、マルチトール等が、3糖類からラフィノース、
メレジトース等が挙げられるが、本発明に於いては、2
糖類である蔗糖、トレハロース、ラクチトール、マルチ
トールが特に好ましい事が、本発明の研究過程で判明し
た。
【0012】そして、本発明で調製するエステルは、常
法に準じて調製すればよく、ジメチルスルホキシド(D
MSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、又は、N
−メチル2−ピロリドンを溶媒とするエステル交換反
応、或いは、ミクロエマルジョンエステル法、無溶媒エ
ステル法等の方法で製造すればよい。
法に準じて調製すればよく、ジメチルスルホキシド(D
MSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、又は、N
−メチル2−ピロリドンを溶媒とするエステル交換反
応、或いは、ミクロエマルジョンエステル法、無溶媒エ
ステル法等の方法で製造すればよい。
【0013】上記した糖DHAエステル或いは糖γ−リ
ノレン酸エステルを用いて、保湿剤原料を調製する際、
まず、これらエステルを下の(a)〜(c)の組成比と
するのである。 (a) モノエステル成分: 10%以下 (b) ジエステル成分: 5〜50% (c) トリ以上のポリエステル成分: 40〜95% これは、糖DHAエステル或いは糖γ−リノレン酸エス
テル混合物の、皮膚角質層での油膜形成能と水分子配位
能力とのバランスを検討した結果であって、即ち、特に
モノエステル成分を10%以下に低く抑え、ジエステル
成分をトリ以上のポリエステル成分に対し同程度或い
は、少な目に配合させることで、油膜形成能と水分子配
位能力との良好なバランスを得られるという研究結果か
らである。
ノレン酸エステルを用いて、保湿剤原料を調製する際、
まず、これらエステルを下の(a)〜(c)の組成比と
するのである。 (a) モノエステル成分: 10%以下 (b) ジエステル成分: 5〜50% (c) トリ以上のポリエステル成分: 40〜95% これは、糖DHAエステル或いは糖γ−リノレン酸エス
テル混合物の、皮膚角質層での油膜形成能と水分子配位
能力とのバランスを検討した結果であって、即ち、特に
モノエステル成分を10%以下に低く抑え、ジエステル
成分をトリ以上のポリエステル成分に対し同程度或い
は、少な目に配合させることで、油膜形成能と水分子配
位能力との良好なバランスを得られるという研究結果か
らである。
【0014】次に、(a)〜(c)の組成からなる保湿
剤原料を保湿剤に配合させるのであるが、特に配合比率
を0.1〜20%配合とした場合好ましい。その根拠と
しては、本発明の保湿剤を化粧料、医薬品等に処方する
際、目的に応じて他の添加物や溶媒等を添加させ、優れ
た使用感、溶解性を獲得することで保湿剤として実質的
に使用可能にするためである。
剤原料を保湿剤に配合させるのであるが、特に配合比率
を0.1〜20%配合とした場合好ましい。その根拠と
しては、本発明の保湿剤を化粧料、医薬品等に処方する
際、目的に応じて他の添加物や溶媒等を添加させ、優れ
た使用感、溶解性を獲得することで保湿剤として実質的
に使用可能にするためである。
【0015】以下、本発明の効果を明確にするため、実
施例、比較例及び試験例を示す。
施例、比較例及び試験例を示す。
【エステルの合成】まず、第1表に示す処方に従い、下
記の〜の行程で本発明に用いるエステルを合成し
た。 処方量の糖とDMSOとを、フラスコ内で加温溶解
する。 次に、処方量のドコサヘキサエン酸メチル或いはγ
−リノレン酸メチルを上記の溶液に添加すると共に、
触媒として炭酸カリウムを処方量加える。 上記したの溶液を、真空度15〜20mmHg、
温度92〜95℃の下で6時間エステル交換反応させ
る。 反応後、触媒を中和→濾過により除去してから、減
圧蒸留を行いDMSOのほぼ全量を除去する。 反応物を、3倍量のメチルエチルケトン(MEK)
に溶解させた後、再結晶→濾過→乾燥させて、本発明の
エステルを得た。 そして、実施例1〜3の各エステルの成分組成を調べた
が、その手法として、第一工業製薬刊(昭和59年7月
10日発行):「シュガーエステル物語」中第60頁〜
弟61頁に記載のモノエステル含有率の測定法に基づい
て調べた。その概要は、TLC(薄層クロマトグラフィ
ー)により糖エステル中の、モノエステル、ジエステ
ル、トリ以上のポリエステルを分離し、それぞれ結合糖
を比色分析法により測定して、各エステルの構成比率
(%)を算出した。そして、この結果を第2表に示す。
記の〜の行程で本発明に用いるエステルを合成し
た。 処方量の糖とDMSOとを、フラスコ内で加温溶解
する。 次に、処方量のドコサヘキサエン酸メチル或いはγ
−リノレン酸メチルを上記の溶液に添加すると共に、
触媒として炭酸カリウムを処方量加える。 上記したの溶液を、真空度15〜20mmHg、
温度92〜95℃の下で6時間エステル交換反応させ
る。 反応後、触媒を中和→濾過により除去してから、減
圧蒸留を行いDMSOのほぼ全量を除去する。 反応物を、3倍量のメチルエチルケトン(MEK)
に溶解させた後、再結晶→濾過→乾燥させて、本発明の
エステルを得た。 そして、実施例1〜3の各エステルの成分組成を調べた
が、その手法として、第一工業製薬刊(昭和59年7月
10日発行):「シュガーエステル物語」中第60頁〜
弟61頁に記載のモノエステル含有率の測定法に基づい
て調べた。その概要は、TLC(薄層クロマトグラフィ
ー)により糖エステル中の、モノエステル、ジエステ
ル、トリ以上のポリエステルを分離し、それぞれ結合糖
を比色分析法により測定して、各エステルの構成比率
(%)を算出した。そして、この結果を第2表に示す。
【0016】
【実施例1〜3】次に、第2表の糖DHAエステル中、
ポリエステルを多く含むものを、保湿剤原料の実施例1
〜3とした。
ポリエステルを多く含むものを、保湿剤原料の実施例1
〜3とした。
【0017】
【実施例4】第2表の糖γ−リノレン酸エステル中、ポ
リエステルを多く含むものを、保湿剤原料の実施例4と
した。
リエステルを多く含むものを、保湿剤原料の実施例4と
した。
【0018】
【比較例1】第2表の糖DHAエステル中、モノエステ
ル成分を多く含むものを、保湿剤原料の比較例1とし
た。
ル成分を多く含むものを、保湿剤原料の比較例1とし
た。
【0019】
【比較例2】第2表の平均鎖長が4であるデキストリン
分解物とDHAとのエステルを比較例2とした。
分解物とDHAとのエステルを比較例2とした。
【0020】
【比較例3】従来技術のDHAエステルを使用した比較
例3として、DHAのモノグリセライドを用いた。
例3として、DHAのモノグリセライドを用いた。
【0021】
【比較例4】また、第2表の糖γ−リノレン酸エステル
中、モノエステル成分を多く含むものを、保湿剤原料の
比較例4とした。
中、モノエステル成分を多く含むものを、保湿剤原料の
比較例4とした。
【0022】
【試験1】上述したように、本発明の保湿剤原料として
保湿剤に好適であることを実証するため、実施例1〜4
と比較例1〜4とを用い、それぞれの物質が持つ保湿性
を調べた。そして、保湿性を検討する手法として下記の
〜の手順にて行った。 各試料100gをデシケータ内に1日保存して、水
分除去した。 乾燥した各試料を相対湿度80%、温度が20℃の
保管室に1時間保存すると共に、保存直後から10分ご
とに各試料の重量を測定した。 次に、各試料を相対湿度20%、温度が20℃の保
管室に移して1時間保存すると共に、保存直後から10
分ごとに各試料の重量を測定した。 この、行程ととの各試料の重量変化から各試料が吸
湿した水分の経時変化を第1図に示す。
保湿剤に好適であることを実証するため、実施例1〜4
と比較例1〜4とを用い、それぞれの物質が持つ保湿性
を調べた。そして、保湿性を検討する手法として下記の
〜の手順にて行った。 各試料100gをデシケータ内に1日保存して、水
分除去した。 乾燥した各試料を相対湿度80%、温度が20℃の
保管室に1時間保存すると共に、保存直後から10分ご
とに各試料の重量を測定した。 次に、各試料を相対湿度20%、温度が20℃の保
管室に移して1時間保存すると共に、保存直後から10
分ごとに各試料の重量を測定した。 この、行程ととの各試料の重量変化から各試料が吸
湿した水分の経時変化を第1図に示す。
【0023】上記した第1図より明らかなように、本発
明の保湿剤原料である実施例1〜4は、比較例2より水
分を吸湿する量は少なく、比較例1、比較例3及び比較
例4よりも多く水分を吸湿する能力を有していることが
判明した。このことは、実施例1〜4が保湿剤として、
ベトついたり、乾燥気味になることのない、即ち、皮膚
に適度な水分を与えるのに好適なものであると考えられ
た。そこで、本発明の発明者は次に実施例1〜4及び比
較例1〜4を用いて保湿剤を調製し、これを実際に皮膚
に塗布する試験を行った。
明の保湿剤原料である実施例1〜4は、比較例2より水
分を吸湿する量は少なく、比較例1、比較例3及び比較
例4よりも多く水分を吸湿する能力を有していることが
判明した。このことは、実施例1〜4が保湿剤として、
ベトついたり、乾燥気味になることのない、即ち、皮膚
に適度な水分を与えるのに好適なものであると考えられ
た。そこで、本発明の発明者は次に実施例1〜4及び比
較例1〜4を用いて保湿剤を調製し、これを実際に皮膚
に塗布する試験を行った。
【0024】
【実施例5〜12】第3表の処方に基き、各成分を混合
させて保湿剤の実施例4〜12を調製した。
させて保湿剤の実施例4〜12を調製した。
【0025】
【比較例5〜8】第3表の処方に基き、各成分を混合さ
せて保湿剤の比較例5〜8を調製した。
せて保湿剤の比較例5〜8を調製した。
【0026】
【試験2】実施例5〜12と比較例5〜8とを用いて、
実際に被験者10人の前腕部の皮膚に0.05gずつ塗
布し、塗布直後、5分後、10分後、15分後、30分
後、60分後の皮膚の保湿状態を、被験者自身が官能評
価した。評価方法は、各被験者が各サンプルの塗布部分
と未塗布のブランク部分とを比較しながら、適度な保湿
性がある・ベトつく・乾燥気味の3段階で評価を行い、
適度な保湿性がある場合を1点、ベトつく場合と乾燥気
味の場合は共に0点として、被験者10人分の合計点を
第4表中に記載する。
実際に被験者10人の前腕部の皮膚に0.05gずつ塗
布し、塗布直後、5分後、10分後、15分後、30分
後、60分後の皮膚の保湿状態を、被験者自身が官能評
価した。評価方法は、各被験者が各サンプルの塗布部分
と未塗布のブランク部分とを比較しながら、適度な保湿
性がある・ベトつく・乾燥気味の3段階で評価を行い、
適度な保湿性がある場合を1点、ベトつく場合と乾燥気
味の場合は共に0点として、被験者10人分の合計点を
第4表中に記載する。
【0025】
【試験3】実施例5〜12と比較例5〜8とを用いて、
実際に被験者10人の前腕部の皮膚に0.05gずつ塗
布し、3時間後、6時間後、12時間後、24時間後、
48時間後の皮膚の保湿状態を、被験者自身が官能評価
した。評価方法は、各被験者が各サンプルの塗布部分と
未塗布のブランク部分とを比較しながら、適度な保湿性
がある・ベトつく・乾燥気味の3段階で評価を行い、適
度な保湿性がある場合を1点、ベトつく場合と乾燥気味
の場合は共に0点として、被験者10人分の合計点を第
5表中に記載する。
実際に被験者10人の前腕部の皮膚に0.05gずつ塗
布し、3時間後、6時間後、12時間後、24時間後、
48時間後の皮膚の保湿状態を、被験者自身が官能評価
した。評価方法は、各被験者が各サンプルの塗布部分と
未塗布のブランク部分とを比較しながら、適度な保湿性
がある・ベトつく・乾燥気味の3段階で評価を行い、適
度な保湿性がある場合を1点、ベトつく場合と乾燥気味
の場合は共に0点として、被験者10人分の合計点を第
5表中に記載する。
【0026】試験2の結果より、本発明の保湿剤は比較
例5〜8と比べて、皮膚角質層において油膜形成をして
水分の蒸散を抑制する効果と、保湿剤を構成するエステ
ルの糖部分が水分子を配位させる効果とのバランスに優
れていることから、皮膚角質層において水分を適度に保
ち、ベトついたり、乾燥することがないことが証明でき
た。また、試験3の結果より、その良好な保湿状態も長
時間に亘って持続することが判る。
例5〜8と比べて、皮膚角質層において油膜形成をして
水分の蒸散を抑制する効果と、保湿剤を構成するエステ
ルの糖部分が水分子を配位させる効果とのバランスに優
れていることから、皮膚角質層において水分を適度に保
ち、ベトついたり、乾燥することがないことが証明でき
た。また、試験3の結果より、その良好な保湿状態も長
時間に亘って持続することが判る。
【0027】
【発明の効果】本発明の保湿剤は、皮膚角質層におい
て、ベトついたり乾燥したりすることなく、適度に水分
を保つことができ、その良好な保湿状態も長時間に亘っ
て持続することができる。従って、この保湿剤を化粧料
等に処方することで、長時間に亘って皮膚に適度な水分
を与えることのできる優れた化粧料の提供が可能とな
り、この結果、化粧料の商品性の向上が可能となる。
て、ベトついたり乾燥したりすることなく、適度に水分
を保つことができ、その良好な保湿状態も長時間に亘っ
て持続することができる。従って、この保湿剤を化粧料
等に処方することで、長時間に亘って皮膚に適度な水分
を与えることのできる優れた化粧料の提供が可能とな
り、この結果、化粧料の商品性の向上が可能となる。
Claims (4)
- 【請求項1】 2糖或いは3糖類とドコサヘキサエン酸
或いはγ−リノレン酸とのエステルで、エステルの組成
が、モノエステル成分10%以下、ジエステル成分5〜
50%、トリ以上のポリエステル成分40〜95%の組
成比からなることを特徴とする保湿剤原料。 - 【請求項2】 糖が蔗糖、トレハロース、ラクチトール
及びマルチトールの中から選ばれる1種或いは2種以上
とドコサヘキサエン酸或いはγ−リノレン酸とのエステ
ルを用いたことを特徴とする請求項1に記載の保湿剤原
料。 - 【請求項3】 請求項1或いは請求項2に記載の保湿剤
原料を配合したことを特徴とする皮膚用或いは毛髪用保
湿剤。 - 【請求項4】 保湿剤原料のを配合比率を、0.1〜2
0%としたことを特徴とする請求項3に記載の皮膚用或
いは毛髪用保湿剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14444797A JPH11147816A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 保湿剤原料及びこれから成る保湿剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14444797A JPH11147816A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 保湿剤原料及びこれから成る保湿剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11147816A true JPH11147816A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=15362452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14444797A Pending JPH11147816A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 保湿剤原料及びこれから成る保湿剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11147816A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000045778A1 (en) * | 1999-02-05 | 2000-08-10 | Unilever Plc | Hair treatment compositions comprising c20 or higher unsaturated fatty acid polyester of cyclic polyols |
| JP2002080370A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-19 | Kose Corp | 抗老化剤およびこれを含有する化粧料 |
| JP2002145758A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-05-22 | Kose Corp | 化粧料 |
| JP2002536309A (ja) * | 1999-02-05 | 2002-10-29 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | シャンプー組成物 |
| WO2007131716A3 (de) * | 2006-05-15 | 2008-02-14 | Henkel Kgaa | Kosmetisches mittel mit speziellen zuckerestern |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP14444797A patent/JPH11147816A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000045778A1 (en) * | 1999-02-05 | 2000-08-10 | Unilever Plc | Hair treatment compositions comprising c20 or higher unsaturated fatty acid polyester of cyclic polyols |
| US6440439B1 (en) | 1999-02-05 | 2002-08-27 | Unilever Home & Personal Care Usa Division Of Conopco, Inc. | Hair treatment compositions |
| JP2002536308A (ja) * | 1999-02-05 | 2002-10-29 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | C20またはそれよりも高級な不飽和脂肪酸と環状ポリオールとのポリエステルから成る頭髪トリートメント組成物 |
| JP2002536309A (ja) * | 1999-02-05 | 2002-10-29 | ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ | シャンプー組成物 |
| JP2002080370A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-03-19 | Kose Corp | 抗老化剤およびこれを含有する化粧料 |
| JP2002145758A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-05-22 | Kose Corp | 化粧料 |
| WO2007131716A3 (de) * | 2006-05-15 | 2008-02-14 | Henkel Kgaa | Kosmetisches mittel mit speziellen zuckerestern |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0790055B1 (fr) | Utilisation d'un organopolysiloxane solide élastomère associé à une phase grasse pour la préparation d'une composition ou dans une composition de soin ou de maquillage pour matifier la peau | |
| JPS6226224A (ja) | 局所薬組成物 | |
| DE69600017T2 (de) | Verwendung von amphiphilen Verbindungen als Verdickungsmittel in nichtwässrigen Medien und die so hergestellte Zusammensetzungen | |
| WO1998015255A1 (de) | Kosmetische oder dermatologische mikroemulsion | |
| JPH0368505A (ja) | 油性化粧料 | |
| JP2009161506A (ja) | 化粧料 | |
| FR2828811A1 (fr) | Utilisation de l'huile de luffa cylindrica dans des compositions cosmetiques et dermopharmaceutiques relipidantes | |
| JPH11147816A (ja) | 保湿剤原料及びこれから成る保湿剤 | |
| CA2085639A1 (en) | Lip treatment composition | |
| JP2003020495A (ja) | 油脂組成物 | |
| KR20190079291A (ko) | 식물성오일 유래의 유사세라마이드를 함유하는 화장료 조성물 | |
| JPS6357508A (ja) | 皮膜形成型化粧用パツク剤 | |
| JPS63150209A (ja) | 皮膚化粧料 | |
| JPS63290809A (ja) | 口唇用化粧料 | |
| JP4046426B2 (ja) | セラミド誘導体及びそれを含有する皮膚化粧料 | |
| JPH08208710A (ja) | 環状イヌロオリゴ糖誘導体及びそれを含有する化粧料 | |
| JPS6076543A (ja) | 油性ゲル組成物 | |
| JPS59130206A (ja) | 化粧料の製造方法 | |
| CH633769A5 (de) | Glycerintri-3,5,5-trimethylhexanoat und verwendung desselben in hautschutzmitteln. | |
| JPS62138411A (ja) | 皮膚老化防止用化粧料 | |
| JPH11222413A (ja) | 固形化粧料 | |
| KR101729279B1 (ko) | 다크서클 개선용 화장료 조성물 | |
| JPH0248528A (ja) | 血管運動作用を有する化粧用組成物 | |
| JP3625112B2 (ja) | 化粧料原料およびこの原料からなる化粧料組成物 | |
| JP3256369B2 (ja) | 皮膚化粧料 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040120 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051003 |