JPH11138207A - 鋼板の水切り方法およびその装置 - Google Patents
鋼板の水切り方法およびその装置Info
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Abstract
て、冷却ムラをなくす。 【解決手段】 鋼板22の幅方向の噴射幅が異なる2種
類の流体噴射ノズル2および3を、噴射方向が鋼板22
のいずれか一方のエッジ側に向くように、かつ噴射幅の
広いほうの流体噴射ノズル3が噴射方向上流側に位置す
るように複数本配置し、これら複数本の流体噴射ノズル
2および3から流体を鋼板22上面に噴射することによ
り、鋼板22上面の滞留水を噴射した流体に随伴させて
鋼板22上面の一方のエッジから他方のエッジへ排出す
る鋼板の水切り方法。
Description
高温の鋼板を水冷却するに際して、冷却される鋼板上に
滞留した冷却水を、流体の噴射で排除する水切り装置に
関する。
機の下流側に設けられている冷却装置により冷却され
る。このような冷却装置は、鋼板の上面を冷却する冷却
装置と鋼板の下面を冷却する冷却装置とから構成されて
おり、それぞれの冷却装置は複数のバンクにより構成さ
れている。
は、一般にスリットラミナ−方式やスプレ−方式が採用
されている。そして、これらの冷却装置により鋼板の上
面を冷却するときには、鋼板の板面が水平状態にあるた
め、鋼板上面の冷却水は鋼板の通板方向または逆方向に
滞留水として流れ出る場合がある。
ため、鋼板の上下面で温度差が発生し、いわゆるC反り
の発生原因となる。このようなC反りが発生すると、プ
レスや矯正機によりC反りを矯正する作業が必要とな
り、製造コストが高くなる。
により、鋼板の冷却停止温度がばらついたり、板幅方向
の温度分布がばらつくので、鋼板の材質がばらつき品質
の低下を招く。
他のバンクに流入しないように水切りを行うこと、また
滞留水をできるだけ早く鋼板上面から排除することが重
要な課題となる。
術としては、特公昭59−13573号公報に開示され
たものがある。この技術に基づく水切り方法は、上面冷
却バンクから鋼板上面に注水された冷却水が下流側に運
ばれようとするのを、鋼板の搬送ラインと直交する方向
から高圧流体を鋼板上面に噴射して、ライン外に吹き飛
ばすというものである。
ズルから、搬送方向上流側に向けて高圧流体を噴射し
て、滞留水をせき止める方法がある。
送ロ−ルと対応する位置に配置し、水切りロ−ルと搬送
ロ−ルとで鋼板を挟むことにより滞留水をせき止め、水
切りを行う方法もある。
た従来の水切り方法には、次のような問題点がある。 (1)特公昭59−13573号公報に開示された技術 厚鋼板の冷却の際のように大量の滞留水が流れてくる場
合には、滞留水の流れに打ち勝つだけの衝突圧力と運動
量が噴射する流体に要求されるが、水切り装置と鋼板と
の間の距離がある程度あるため(噴射ノズルがどのよう
なもので、どのように配置してあるからというような説
明がないと衝突圧力の低下の理由が理解できない)、流
体の衝突圧力の低下は避けられない。
噴射圧力を高くしなければならず、設備費が高くなる。
噴射する方法 噴射する流体が鋼板の板幅方向に広がる噴射ノズルを使
用しないと、鋼板全幅にわたって滞留水の流れをせき止
めることができないが、流体の噴射角度が広がる噴射ノ
ズルでは、流体の衝突圧力が低下する。
には、噴射圧力を高くするか、噴射角度の狭い噴射ノズ
ルを多数使用する必要があり、設備費が高くなったり、
使用する流体の流量が増えて運転費が上昇する。
て鋼板にC反りが発生した場合、鋼板に水切りロ−ルを
押しつけても、水切りロ−ルを鋼板上面に完全に押しつ
けることができず、鋼板と水切りロ−ルの間に隙間がで
きるので、滞留水がこの隙間から漏出する。
題点を解消するためになされたものであり、鋼板上面に
滞留する滞留水を、他の冷却ゾ−ンに流出させることな
く水切りして、鋼板上面から排除することのできる鋼板
の水切り装置を提供することを目的としている。
一の手段は、鋼板幅方向の噴射幅が異なる2種類の流体
噴射ノズルを、噴射方向が鋼板のいずれか一方のエッジ
側に向くように、かつ噴射幅の狭いほうの流体噴射ノズ
ルが噴射方向上流側に位置するように複数本配置し、こ
れら複数本の流体噴射ノズルから流体を鋼板上面に噴射
することにより、鋼板上面の滞留水を噴射した流体に随
伴させて鋼板上面の一方のエッジから他方のエッジへ排
出することを特徴とする鋼板の水切り方法である。
合うバンク間で、前記2種類の流体噴射ノズルの噴射方
向が異なるようにしたことを特徴とする鋼板の水切り方
法である。
幅方向の噴射幅が異なる2種類の流体噴射ノズルを噴射
方向が鋼板のいずれか一方のエッジ側に向くように、か
つ噴射幅の広いほうの流体噴射ノズルが噴射方向上流側
に位置するように複数本配置したことを特徴する鋼板の
水切り装置である。
流体噴射ノズルを配置した位置よりも上流側に水切りロ
−ルを設けたことを特徴とする前記第二の発明の鋼板の
水切り装置である。
ズルを用いたのは次の理由からである。
ると、単位面積当たりの流体の衝突圧力が高まり、滞留
水を水切りする能力が高まるので、鋼板の水切りに使用
する流体噴射ノズルは、できるだけ鋼板幅方向の噴射幅
の狭い流体噴射ノズルを用いるのがよい。
射幅の狭い流体噴射ノズルとすると、衝突面積が小さい
上に、噴射流体の噴射方向が鋼板のいずれか一方のエッ
ジ側に傾いているので、鋼板の滞留水が排出される側と
は反対側のエッジ近傍(噴射方向上流側)には、噴射流
体が当たりにくくなり、この付近に滞留する滞留水の水
切りが困難となる。
とは反対側のエッジに配置した流体噴射ノズルのうち、
鋼板のエッジに対応する位置に配置した流体噴射ノズル
は、前述の噴射幅の狭い流体噴射ノズルではなくて、噴
射幅が広い流体噴射ノズルにする必要がある。したがっ
て、前述の手段においては、噴射幅が異なる2種類の流
体噴射ノズルを使用するようにしたのである。
体が上面に当たったときの衝突面積が、ノズル出口面積
と同じであるようなストレ−トタイプの噴射ノズルが望
ましいが、噴射ノズルの鋼板幅方向の取り付け間隔の点
から、ある程度噴射幅が広がるもの、例えば噴射角度が
15度程度以下のものでもよい。
は、鋼板の板幅によって変化するので、全ての板幅の鋼
板のエッジが完全に水切りされるように、上記噴射幅が
広い流体噴射ノズルは、鋼板の板幅の変動量に応じて少
なくとも1本以上配置する。
角の選定は、流体噴射ノズルの取り付け高さ筒を考慮し
て行えばよい。
るようにしたのは、全てのバンクで噴射方向を同じにす
ると、滞留水が排出される側の鋼板のエッジが過冷却さ
れるからである。
切りロ−ルを配置すると、鋼板にC反りが発生していた
としても、かなりの量の滞留水を水切りロ−ルで水切り
することができ、流体噴射ノズルが配置してある方に流
れてくる滞留水の量が少なくなるので、相対的に噴射す
る流体の衝突圧力と運動量が滞留水の流れに十分に打ち
勝つだけ大きいものとなり、滞留水を効率よく水切りす
ることができる。
り用の流体としては、通常の水の他に圧縮空気や水と圧
縮空気の混合流体でもよい。
の実施の形態について説明する。
の水切り装置の正面図である。この鋼板の水切り装置1
は、搬送ロ−ル21によって搬送される鋼板22の上方
かつ鋼板22の幅方向に沿って直線的に配置され、噴射
方向が鋼板22の一方のエッジ22a側に傾いた複数本
(図1では3本)の噴射幅の狭い流体噴射ノズル(以下
狭幅噴射ノズルという)2と、これら複数本の狭幅噴射
ノズル2の噴射方向最上流側、すなわち鋼板22の他方
のエッジ22b側に配置され、狭幅噴射ノズル2と同じ
ように噴射方向が鋼板22の一方のエッジ22a側に傾
いた複数本(図1では2本)の噴射幅の広い流体噴射ノ
ズル(以下広幅噴射ノズルという)3とから構成されて
いる。
留する滞留水を水切りするときには、複数本の狭幅噴射
ノズル2からは、流体を鋼板22の上面に向けて、流体
の噴射時の断面積と鋼板22に衝突した時の流体の断面
積ができるだけ変わらないようにして噴射する。
板22の上面に向けて、流体の噴射時の断面積よりも、
鋼板22に衝突した時の流体の断面積が大きくなるよう
にして噴射する。
り、滞留水の流れに対して大きい衝突圧力と大きい運動
量を有する流体が衝突することになり、滞留水は鋼板2
2の上面に衝突した後の流体の流れに随伴され、鋼板2
2の一方のエッジ22a側に水切りされる。
板22の他方のエッジ22b近傍は、流体の噴射角度が
鋼板22の一方のエッジ22a側に傾いているため、流
体が当たらなくて水切りされない可能性があるが、この
鋼板の水切り装置1は鋼板22の他方のエッジ22b側
に、広幅噴射ノズル3を配置しているので、水切りが完
全な形で行われる。
最小幅Wmin から最大幅W maxまで変化するので、広幅
噴射ノズル3が一番外側の1本のみではカバ−できな
い、すなわち流体が鋼板22の他方のエッジ22bに当
たらない場合もあるので、その時は図1に示すように、
2本あるいはそれ以上配置する。
の水切り装置の正面図である。この水切り装置4は、第
一の実施の形態の鋼板の水切り装置1の上流側に、鋼板
22の搬送ロ−ル23と対応させて水切りロ−ル5を配
置したものであり、鋼板22を搬送ロ−ル23と水切り
ロ−ル5で挟み込んで、水切りができるようになってい
る。
C反りが発生していたとしても、かなりの量の滞留水を
水切りロ−ル5で水切りするこができ、流体噴射ノズル
2および3が配置してある下流側のバンクに流れてくる
滞留水の量が少なくなるので、噴射する流体の衝突圧力
と運動量が滞留水の流れに十分に打ち勝つだけ大きいも
のとなり、滞留水を効率よく水切りすることができる。
には、図3の平面図に示すように、鋼板22の滞留水が
排出される側のエッジ22aに近づくにしたがって、滞
留水と水切り水とが混合された流れ6はその流量が増加
し、鋼板22の一方のエッジ22aが過冷却されがちに
なる。したがって、水切り装置を鋼板22の搬送方向に
沿って複数配置したときには、滞留水と水切り水とが混
合された流れ6の方向が交互に変わるようにするとよ
い。
施の形態の鋼板の水切り装置の例であるが、第一の実施
の形態の鋼板の水切り装置においても、滞留水と水切り
水とが混合された流れ6の方向が交互に変わるようにす
るとよい。
送ロ−ルと対応して水切りロ−ルが配置してあるスリッ
トラミナ−(各バンクにおける冷却水量2000l/m
2・min)による冷却装置に、水切りロ−ルを下ろし
た状態で温度800℃、板幅4.5mおよび2mの鋼板
を通過させて冷却を行った。
の上流側)と第10バンクの出口(水切りロ−ルの下流
側)に配置した本発明の水切り装置(狭幅噴射ノズル3
本、広幅噴射ノズル2本で構成)から、圧力6kg/c
m2 の水をノズル1本当たり80l/minの割合で噴
射した。
度分布を調べたところ、板幅4.5mおよび2mの鋼板
とも、板幅方向の温度差は±10℃であり、同時に調べ
た幅方向の硬度分布についても大きな硬度差はなく、冷
却による冷却ムラは発生しなかった。
水切り装置を使用しなかった比較例の場合には、板幅
4.5mおよび2mの鋼板とも、板幅方向の温度差は±
100℃であり、同時に調べた幅方向の硬度分布につい
ても、両エッジ部に硬度の高い部分が発生していた。
することにより、冷却ムラを低減することができ、鋼板
の変形や材質のバラツキを無くすことができることが分
かる。
て、鋼板の幅方向に沿って均一に冷却することができる
ので、材質のばらつきや鋼板の変形が少なくなり、鋼板
の製品歩留が向上する。
低減するので、製造コストを削減することができる。
置の正面図である。
置の正面図である。
置の水切りの方向を交互に変更した場合の平面図であ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 鋼板幅方向の噴射幅が異なる2種類の流
体噴射ノズルを、噴射方向が鋼板のいずれか一方のエッ
ジ側に向くように、かつ噴射幅の広いほうの流体噴射ノ
ズルが噴射方向上流側に位置するように複数本配置し、
これら複数本の流体噴射ノズルから流体を鋼板上面に噴
射することにより、鋼板上面の滞留水を噴射した流体に
随伴させて鋼板上面の一方のエッジから他方のエッジへ
排出することを特徴とする鋼板の水切り方法。 - 【請求項2】 隣り合うバンク間で、前記2種類の流体
噴射ノズルの噴射方向が異なるようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の鋼板の水切り方法。 - 【請求項3】 鋼板幅方向の噴射幅が異なる2種類の流
体噴射ノズルを噴射方向が鋼板のいずれか一方のエッジ
側に向くように、かつ噴射幅の狭いほうの流体噴射ノズ
ルが噴射方向上流側に位置するように複数本配置したこ
とを特徴する鋼板の水切り装置。 - 【請求項4】 前記流体噴射ノズルを配置した位置より
も上流側に水切りロ−ルを設けたことを特徴とする請求
項3に記載の鋼板の水切り装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30819997A JP3206522B2 (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 鋼板の水切り方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH11138207A true JPH11138207A (ja) | 1999-05-25 |
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Cited By (4)
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| JP2014508045A (ja) * | 2011-03-18 | 2014-04-03 | ノベリス・インコーポレイテッド | 移動する金属のストリップから冷却液を除去するための方法及び装置 |
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-
1997
- 1997-11-11 JP JP30819997A patent/JP3206522B2/ja not_active Expired - Fee Related
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