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JPH1112909A - 水解性不織布 - Google Patents

水解性不織布

Info

Publication number
JPH1112909A
JPH1112909A JP9167247A JP16724797A JPH1112909A JP H1112909 A JPH1112909 A JP H1112909A JP 9167247 A JP9167247 A JP 9167247A JP 16724797 A JP16724797 A JP 16724797A JP H1112909 A JPH1112909 A JP H1112909A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
nonwoven fabric
pressure water
water jet
jet flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9167247A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Kadota
優 門田
Katsushi Sakano
賀津士 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP9167247A priority Critical patent/JPH1112909A/ja
Publication of JPH1112909A publication Critical patent/JPH1112909A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高価な再生セルロース繊維の含有量を減少さ
せて、乾燥状態および湿潤状態において、清浄等の作業
に耐えうる強度を有し、かつ大量の水流中においては不
織布を構成する繊維が容易に離解できる水解性不織布の
提供。 【解決手段】 再生セルロース繊維55〜15重量%
と、木材パルプ45〜85重量%とで構成され、水中に
離解したとき繊維状に離解する易水解性領域と該易水解
性領域と比較して相対的に繊維状に離解しにくい準水解
性領域とを不織布全体にわたり分布させた水解性不織布
およびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水解性不織布に関
し、乾燥状態および湿潤状態において、清浄の作業に耐
えうる強度を保持し、かつ大量の水流中においては不織
布を構成する繊維が離解できる水解性不織布に関する。
さらに詳しくは、本発明は、再生セルロース繊維と木材
パルプとが交絡、一体化した水解性不織布であって、乾
燥状態にある場合は勿論のこと、ウェットティシュ、布
巾、掃除用ワイパー等として使用するために水或いは薬
液により湿潤状態にある場合、また紙おむつや生理用ナ
プキンのトップシートとして使用した場合にも実用に耐
えうる強度を保持し、かつ水洗トイレットのように大量
の水流を用いる場合、その水流により容易に崩壊或いは
離解する水解性不織布に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ウェットティシュ、赤ちゃん用
のおしりふき、掃除用ワイパー等のウェット製品や紙お
むつ生理用ナプキン等の衛生用品の多くは、使用後にゴ
ミとして廃棄されている。例えば、赤ちゃん用或いは介
護用のおしりふき用途を考えると、トイレットペーパー
で処理する場合に比べてウェットワイパーは、便の拭取
性に優れ、衛生面、低皮膚刺激性等において優れた性能
を有している。しかしながら、ウェットワイパーは、合
成繊維からなる不織布で構成されているため大量の水で
シート状の形が容易に崩壊せず、流路の閉塞トラブルの
ため使用後に水洗トイレットに流して処理することがで
きず、廃棄処理が不衛生になり易いという欠点があっ
た。
【0003】このため、一般に使用されるおしり拭き
は、赤ちゃん用おしりふき、介護用おしりふき等、きわ
めて限定された用途で使用されているにすぎず、広くト
イレットペーパーの代わりに使用されるという状況には
至っていない。トイレットペーパーの拭取性や皮膚刺激
性を改善する方法として、トイレットペーパーに湿潤剤
等を含浸する方法も提案されているが、ウェットワイパ
ーを使用した場合に匹敵する性能を持つまでには至らな
かった。ウェットティシュや衛生用品のトップシートと
して使用できる水解性紙或いは不織布としては、例えば
特開昭47−9486号公報、特開平1−168999
号公報、特開平2−149237号公報、特開平3−2
77335号公報、特開平4−370300号公報等が
提案されている。
【0004】特開昭47−9486号公報には、ポリビ
ニルアルコールとホウ砂を含有するバインダー溶液をシ
ートにスプレーし、次いで加熱乾燥することにより、ポ
リビニルアルコールとホウ砂が反応し一時的に耐水性を
示し、ナプキン、おしめ等の吸収パットとして有用な水
解紙が開示されている。しかしながら、この水解紙は水
を含浸した状態ではおしり拭きの用途には適さず、また
トイレ等の清掃シートのように機械力のかかる清掃作業
に耐えうる強度は有していない。特開平1−16899
9号公報は、水不溶性カルボキシメチル化パルプのカル
シウム塩を基紙に用いることを提案している。しかしな
がら、提案された水解性の紙においては洗浄液中の水の
割合は60%が上限であり、そのためアルコールのよう
な有機溶剤を少なくとも30%加える必要があるが、こ
のような多量の有機溶剤を配合した含浸液を使用できる
用途は限定され、特におしり拭き等の用途には使いにく
い。また有機溶剤を加えることによって、有機溶剤臭を
消すため多量の香料を加えることが必要となることと、
有機溶剤の揮発による水分割合の上昇によって清掃作業
中に強度低下を生じることがあるという欠点を有する。
さらに、高濃度の有機溶剤による人体への悪影響も無視
できない。
【0005】特開平2−149237号公報には、特定
の水溶性バインダーを含有する水解紙に、特定の金属イ
オンと有機溶剤を含有する水溶液を含有させることで、
水を含有する清浄薬剤を含浸した状態で清掃作業をする
のに十分な強度を有し、かつ水洗トイレットで容易に水
洗破棄できる水解性能を有する水解性清掃物品の製造方
法が開示されている。しかしながら、この清掃物品は、
水解紙に含浸させる含浸液中に特定の金属イオンと有機
溶剤を含有させる必要があり、含浸液を目的に応じて自
由に選択することができないため、その用途がきわめて
限定されたものになってしまう。また、特定のカルボキ
シル基を有する水溶性バインダーとして、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボ
キシメチル化澱粉等のアルカリ金属塩等の多糖誘導体、
合成高分子、天然物等を挙げているが、このような水溶
性バインダーを配合することでシートの風合いが硬くな
ってしまうという欠点を有する。
【0006】特開平3−277335号公報には、水溶
性のカルボキシメチルセルロースカルシウムを基紙の紙
力増強剤として用い、さらに洗浄液中にカルシウムイオ
ンを共存させることにより、水分含有量の多い洗浄液中
でも十分な強度を示すとともに、水100%においては
容易に水に分散する清拭材が開示されている。カルシウ
ムイオン源としては塩化カルシウム、酢酸カルシウム等
を使用するが、この清拭材を人体に使用した時、手荒れ
や肌荒れの原因となり易く、おしり拭きのように人体の
肌の清浄には用い難く、また用いる含浸液中の水分も8
5%程度が上限であるという難点がある。今日では、用
途の多様化の観点から清拭材としては含浸液中の水分割
合がさらに大きくても使用できる基材が望ましいことは
いうまでもない。
【0007】特開平4−370300号公報には、少な
くとも2層からなる多層構造を有し、2層構造の場合、
一方の最外層が10〜60%の紙力増強剤を含み、他方
の最外層が5重量%以下の紙力増強剤を含む水解紙が開
示されている。この水解紙の最外層に用いる紙力増強剤
としてはカルボキシメチル化パルプの塩、水溶性ポリビ
ニルアルコール、水溶性ポリビニルアルコール繊維、ま
たはこれらの混合物が用いられる。この多層構造の水解
紙は、紙力増強剤の添加により、抄紙中のドライヤーパ
ートにおける剥離性の悪化を軽減し、生産性を改善しよ
うとしたものである。しかしながら含浸する薬液中の水
分が多い場合、使用に耐えるほど十分な湿潤強度を持た
せることが困難であるとともに、水解紙の片側の最外層
に多量の紙力増強剤が配合されるため風合いが硬いもの
となるという難点がある。
【0008】本発明者等は、以上に述べた水解紙の欠点
に鑑み、ノーバインダーで、使用に際しての十分な強度
と使用後の容易な水離解性とを両立させた水崩壊性不織
布およびその製造方法方法を提案した(特願平8−14
2825号)。この不織布は、特定の繊維長の再生セル
ロース繊維40〜85重量%と特定のろ水度のパルプ繊
維15〜60重量%とを混合して湿式抄紙して得られる
ウェブに高圧水ジェット流を施すことにより繊維交絡を
付与し、優れた湿潤強度と水解性とを両立させたもので
ある。しかしながらこの水崩壊性不織布は、レーヨン繊
維のような再生セルロース繊維の配合量が40〜85重
量%と高いため製品コストが高いものとなってしまうた
め、さらに安価に製造できる水解性不織布が望まれてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状に鑑み、再生セルロースの含有量が小さくても湿潤
状態では使用に耐えうる強度を有し、かつ大量の水流中
では容易にシート形状が消失する解性不織布を安価に製
造する方法について鋭意検討した結果、水流中に投入し
た時に速やかに繊維状に離解する領域と、該領域と比較
して相対的に繊維状に離解しにくい領域とを不織布全体
にわたって分布させることで、木材パルプが高率で配合
されていても湿潤状態での清浄のための使用に十分耐え
うる強度と大量の水流中では極めて優れた水解性を示
し、こうして高価な再生セルロース繊維の使用量を大幅
に低減して製品コストを低減しながら湿潤強度と水解性
を両立させることができることを見出し本発明を完成さ
せるに至った。本発明の目的は、高価な再生セルロース
繊維の含有量を減少させて、乾燥状態および湿潤状態に
おいて、清浄等の作業に耐えうる強度を保持し、かつ大
量の水流中においては不織布を構成する繊維が容易に離
解できる水解性不織布を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第一は、再生セ
ルロース繊維と木材パルプとが交絡、一体化した水解性
不織布において、該不織布が再生セルロース繊維15〜
55重量%と木材パルプ85〜45重量%で構成され、
5cm×5cm(25cm2)の大きさの該不織布を1
00mlの純水中に投入して振とう速度300サイクル
/分で振とうして水中で離解した時、繊維状に離解する
易水解性領域と、該易水解性領域と比較して相対的に繊
維状に離解しにくい準水解性領域とが不織布全体にわた
り分布しており、該不織布中に占める易水解性領域の割
合が、15%〜70%である水解性不織布に存ずる。
【0011】本発明の第二は、前記水解性不織布におい
て、該準水解性領域が該易水解性領域に囲まれて存在
し、該準水解性領域の1個あたりの面積が0.2cm2
〜2cm2である水解性不織布に存ずる。
【0012】本発明の第三は、第一から第二に記した水
解性不織布において、再生セルロース繊維15〜55重
量%と、木材パルプ85〜45重量%とを混合して、湿
式抄紙法により形成したウェブを有孔支持体上で高圧水
ジェット流処理を施し、再生セルロース繊維と木材パル
プとを交絡、一体化する水解性不織布の製造方法におい
て、ウェブと高圧水ジェット流発生装置との間に高圧水
ジェット流遮蔽板を設置し高圧水ジェット流遮蔽板の上
面からウェブに向けて高圧水ジェット流処理を施し、該
高圧水ジェット流遮蔽板は、高圧水ジェット流によりウ
ェブに向けて付与されるエネルギーの全部あるいは一部
をジェット流がウェブに到達する前に遮蔽できる非開口
部と、エネルギーを全く遮蔽せずウェブに直接付与でき
る開孔部とを具備している水解性不織布の製造方法に存
ずる。
【0013】本発明の第四は、第一に記した水解性不織
布において、水中で離解したときに繊維状に離解する易
水解性領域と、繊維状に離解しにくい準水解性領域とが
交互に帯状に不織布全体にわたり分布し、かつ該不織布
中に占める易水解性領域の割合が15〜60%である水
解性不織布に存ずる。
【0014】本発明の第五は、第四に記した水解性不織
布において易水解性領域の幅が3〜15mmである水解
性不織布に存ずる。
【0015】本発明の第六は、第四〜第五に記した水解
性不織布において、再生セルロース繊維15〜55重量
%と、木材パルプ85〜45重量%とを混合して、湿式
抄紙法により形成したウェブを有孔支持体上で高圧水ジ
ェット流処理を施し、再生セルロース繊維と木材パルプ
とを交絡、一体化する水解性不織布の製造方法におい
て、ノズル孔配列の異なる2種類の高圧水ジェット流発
生装置をウエブの幅方向に平行になるように各々1列以
上を組み合わせて高圧水ジェット流処理を施す水解性不
織布の製造方法に存ずる。
【0016】本発明の第七は、第四〜第五に記した水解
性不織布において、該高圧水ジェット流発生装置の一方
が、ウェブの幅方向に3〜20mmにわたり一定間隔で
細孔を有する開孔領域と、ウェブ幅方向に3〜15mm
にわたり細孔を全く有しない非開孔領域とがウェブ幅方
向全体にわたって交互に配置された部分開孔型ノズルを
有しており、高圧水ジェット流を施せる領域と全く高圧
水ジェット流を処理しない領域をウェブ幅方向に交互に
発生できる高圧水ジェット流発生装置であり、該高圧水
ジェット流発生装置のもう一方は、ウェブ幅方向にわた
り一定間隔で細孔が配置された全開孔ノズルを有してお
り、ウェブ幅方向全体にわたって均一に高圧水ジェット
流処理を施せる高圧水ジェット流発生装置である水解性
不織布の製造方法に存ずる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明においてもっとも重要な点
は、水流中で速やかに繊維状に離解できる易水解性領域
と、易水解性領域と比較して相対的に速やかに繊維状に
離解しにくい反面、強度に優れる準水解性領域とを不織
布全体にわたって分布させることにある。一般に水解性
不織布を大量の水流中に投入して離解したとき、水解性
不織布は、水流の剪断力により、まずいくつかの小片に
離解する。さらにその小片が水流により細かく分割され
ながら、最終的に繊維状に離解するのである。本発明に
かかる水解性不織布は、水流中で速やかに繊維状に離解
できる易水解性領域と、易水解性領域と比較して相対的
に速やかに繊維状に離解しにくい反面、強度に優れる準
水解性領域とを不織布全体にわたって分布させることに
より、該水解性不織布を大量の水流中に投入したときに
は、まず易水解性領域が速やかに繊維状に離解し、準水
解性領域からなる小片に分割されることになり、結果と
して水解性に優れたシートが得られるものである。
【0018】本発明にかかる水解性不織布を、該水解性
不織布の製造方法の一例を示すことにより詳しく述べ
る。まず再生セルロース繊維と木材パルプとからなる原
料を公知の抄紙機を用いる湿式抄紙法によりウェブを形
成してウェブを用意し、その後このウェブの表面から高
圧水ジェット流を噴射して、公知の水流交絡法により再
生セルロースと木材パルプの繊維同士の絡合を行わせ
る。本発明では、水解性不織布とは、乾燥及び湿潤状態
においてはシート状の形態を有するが、大量の水流によ
りシート状の形態が破壊もしくは崩壊により極めて迅速
に繊維状に離解しうる不織布のことをいう。
【0019】本発明で用いられる再生セルロース繊維
は、木材化学パルプ、コットンリンター等のセルロース
をビスコースの形で溶液とした後、酸の中でセルロース
を再生・紡糸したビスコースレーヨン、セルロースを銅
アンモニア溶液中に溶解した後、酸の中で再生・紡糸し
た銅アンモニアレーヨン、N−メチルモルフォリン−N
−オキサイドのような非水系セルロース溶媒にセルロー
スを溶解した後、紡糸して得られる再生セルロース繊維
等を挙げることができる。前記再生セルロース繊維の繊
度は、1.0〜5.0デニールの範囲である。この繊度
が1.0デニール未満では湿式抄紙の際に分散がし難く
なり地合の良い湿ウェブが得られない。また、繊度が
1.0デニール未満の再生セルロース繊維は安定して製
造することが困難なため安価に入手し難い上、繊維自体
の剛性が低くなる傾向があり、高圧水ジェット流処理に
よりウェブ中で強い繊維交絡が生じ、その結果、不織布
の水解性が劣るので適さない。
【0020】逆に、再生セルロース繊維の繊度が5.0
デニールを超えると得られる水解性不織布が硬くなり、
風合いと手触り感が劣るようになる。使用する再生セル
ロース繊維の直径をD、長さをLとした時、長さに対す
る直径の比、L/Dは、250〜900の範囲である。
前記繊維のL/Dが250未満では、繊維の屈曲性が不
足し、このような再生セルロース繊維を含有するウェブ
高圧水ジェット流を噴射して水流交絡を施しても十分な
繊維交絡が得られず、得られる水解性不織布の湿潤強度
が劣る。逆に、再生セルロース繊維のL/Dが900を
超えると、湿式抄紙の際に繊維が均一に分散し難くな
り、地合の良いウェブが得られないばかりか、高圧水ジ
ェット流処理により強い繊維交絡が生じるので、不織布
の水解性が極めて劣るものとなり適さない。
【0021】一方、前記再生セルロース繊維と混合して
用いられる木材パルプは、カナダ標準ろ水度が550m
lCSF以上の木材化学パルプであればどのようなもの
でも使用することができる。例えば、木材パルプは、針
葉樹材や広葉樹材をクラフト法、ソーダ法、ポリサルフ
ァイト法等で蒸解した未漂白の化学パルプ、更には未漂
白化学パルプを漂白薬品でハンター白色度70〜90%
に漂白した漂白化学パルプ等を単独でまたは混合して使
用することができる。
【0022】前記パルプのろ水度は、JIS P 81
21に示されるカナダ標準ろ水度で550mlCSF以
上のものを本発明では使用する。前記ろ水度が550m
lCSF未満では、再生セルロース繊維と混合して不織
布として用いる際に、本発明では相対的に結合強度を阻
害する再生セルロース繊維の含有量が少ないので、パル
プ繊維間の結合力が強くなり過ぎ、これが得られる不織
布の湿潤強度を大きくするのには貢献するが、逆に不織
布の水解性を著しく悪くするので適さない。
【0023】パルプのろ水度はパルプを未叩解で使用し
た場合がもっとも高い値となり、この値は材種、樹種、
蒸解法、漂白法等によりかなり広範囲にばらついている
が、木材パルプの未叩解(パルプにリファイナー、ビー
ター等による機械的な摩擦が与えられていない状態)の
ろ水度は650〜750mlCSFの範囲である。本発
明では、再生セルロース繊維と木材パルプの混合割合
は、再生セルロース繊維が15〜55重量%、木材パル
プが85〜45重量%の範囲である。
【0024】再生セルロース繊維の割合が15重量%未
満では、製品コストは安価になるが、高圧水ジェット流
処理による繊維交絡を行わせても、十分な湿潤強度を有
し、水解性の優れる不織布が得られない。逆に、再生セ
ルロース繊維の配合が55重量%を越えると、木材パル
プの叩解を進めて結合強度を発現し易い状態にし、高圧
水ジェット流処理の際に大きなエネルギーを与えない
と、十分な繊維交絡が得られない。その上、木材パルプ
に比べて価格の高い再生セルロース繊維の割合が高くな
るので、不織布の製品コストが高くなる。
【0025】湿式抄紙ウェブのJIS P 8124
に準じた方法で測定した坪量は30〜80g/m2の範
囲である。坪量が30g/m2未満では、得られる水解
性不織布をワイパー等の用途に使用したときに強度が不
足しやすくなり、使用中に破れて使用できなくなる。逆
に坪量が80g/m2を超えるとシートの剛度が増し使
用し難くなるとともに、水解性不織布を水流中に投入し
た際の水解性が劣る傾向がある。
【0026】本発明では再生セルロース繊維と木材パル
プの混合物を原料として円網抄紙機、短網抄紙機、傾斜
ワイヤー抄紙機、長網抄紙機等の公知の抄紙機を用いて
湿式で抄紙してウェブを形成した後、水流交絡法による
処理を行うため前記ウェブの表面から高圧水ジェット流
を噴射する。
【0027】本発明においてもっとも重要な点は、高圧
水ジェット流処理の際の方法にある。一般に高圧水ジェ
ット流処理は、ウェブを金網のような多孔性の支持体上
に戴置し、ウェブの上面から、孔径が0.08〜0.3
0mmの細孔が多数配列したノズルを通して水圧15〜
150kg/cm2の水圧で高圧水を噴射し、ウェブを
構成する繊維の相互を交絡させる方法である。高圧水ジ
ェット流処理によりウェブに付与されるエネルギーは、
(1)式により算出される付加比エネルギーで表され、
付加比エネルギーが高いほど繊維の交絡が得やすくな
り、高い強度のシートが得られるが、水解性は劣るもの
となる。逆に付加比エネルギーを低くすると、水解性に
優れたシートを得ることができるが強度は劣るものとな
る。本発明において特徴的な点は、相対的に高い付加比
エネルギーで高圧水ジェット流処理し、高い強度を付与
した準水解性領域と、相対的に低い付加比エネルギーで
高圧水ジェット流処理し、水解性に優れる易水解性領域
とを不織布全体にわたり分布させることである。
【0028】 E=(A×(2/ρ)1/2×(g×P)3/2)/(M×60×S) …(1) ただし、E:付加比エネルギー(kWh/kg)、 A:ノズル孔面積の和(m2) ρ:水の密度(kg/cm3)、 g:重力加速度(m/s2)、 P:ノズル部での水圧(Pa)、 S:ウェブの通過速度(m/分)、 M:ウェブの質量(g/m2)である。
【0029】不織布に付与する付加比エネルギーを部分
的にコントロールし、準水解性領域と易水解性領域とを
形成する方法の第一としては、次のような方法を用いる
ことができる。たとえば、高圧水ジェット流処理におい
て、ウェブをの上面に、1個あたりの面積が0.2cm
2〜2cm2の開口が多数開いている高圧水ジェット流遮
蔽板を設置し、該高圧水ジェット流遮蔽板をウェブおよ
び多孔性の支持体とともに移動させながら、高圧水ジェ
ット流遮蔽板の上面からウェブに向けて高圧水ジェット
流処理を施す方法を用いることができる。高圧水ジェッ
ト流遮蔽板としては、ステンレス製、銅製等の金属板
や、ポリエチレン製、ポリエステル製、ナイロン製等の
プラスチック製のシートに0.2cm2〜2cm2の開口
を開けたもの、あるいは目開き100μm〜800μm
程度のステンレス製あるいはブロンズ製等の金属製や、
ポリエステル製、ナイロン製等のプラスチック製金網に
1個あたりの面積が0.2cm2〜2cm2の開口を開け
たもの等が使用できる。ここで高圧水ジェット流遮蔽板
の開口部とは1個あたりの面積が0.2cm2〜2cm2
の開口の位置する部分のことであり、それ以外の部分を
非開口部とよぶ。高圧水ジェット流遮蔽板に設ける開口
の形状は、円形、楕円形、正方形、菱形等任意の形状で
設けることができ、これらの形状を複数種類組み合わせ
て設けても良い。
【0030】これらの高圧水ジェット流遮蔽板の開口部
に位置するウェブは、高圧水ジェット流装置からの高圧
水ジェット流により相対的に高い付加比エネルギーで処
理されることにより、高い強度を有する準水解性領域を
形成する。また高圧水ジェット流遮蔽板の非開口部に位
置するウェブは、高圧水ジェット流処理装置からの高圧
水ジェット流が遮られ、相対的に弱い付加比エネルギー
で処理されるため、繊維交絡が少なく水解性に優れる易
水解性領域を形成する。
【0031】これら高圧水ジェット流遮蔽板のうち、高
圧水ジェット流遮蔽板の非開口部に向けて噴射された高
圧水ジェット流の排水性に優れ、非開口部にも相対的に
弱いWJ処理を付与することで得られる水解性不織布の
強度を優れたものにしやすいことから、ステンレス製あ
るいはブロンズ製等の金属製金網や、ポリエステル製、
ナイロン製等のプラスチック製金網に1個あたりの面積
が0.2cm2〜2cm2の開口を設けたものをWJ遮蔽
板として使用することが望ましい。使用する金網の目開
きは任意に選択できるが、おおむね800μm以下の金
網が使用できる。金網の目開きが800μmを越える
と、金網の目の間を通過してウェブに付与される高圧水
ジェット流の割合が高くなりすぎるため、高圧水ジェッ
ト流遮蔽板の非開口部に相当する部分に形成される易水
解性領域の繊維交絡が高くなりすぎ、得られる水解性不
織布の水解性が劣る傾向になる。金網の目開きは800
μm以下であれば好適に使用することができるが、一般
的には金網の目開きが狭くなるに従い、金網を構成する
フィラメントの径も細くなり、ろ水性、耐久性に劣る傾
向となる。このため実用的に使用できる金網の目開きの
下限は100μm程度である。
【0032】1個あたりの開口の面積が0.2cm2
満であると、開口部を通じて高圧水ジェット流処理され
る面積が小さくなりすぎ、開口部に位置するウェブに十
分な繊維交絡を付与しにくいため、準水解性領域の形成
が困難となる。また準水解性領域が形成できた場合も、
それ自体の強度が不十分なものとなりやすく、水解性不
織布全体の強度も低いものとなってしまう。逆に1個あ
たりの開口の面積が2cm2を越えると、高圧水ジェッ
ト流処理により形成される準水解性領域の1個あたりの
面積が大きくなりすぎるため、得られる水解性不織布の
水解性が劣る結果となる。高圧水ジェット流遮蔽板に設
ける開口の数は、開口率が30%〜80%の範囲となる
ように任意に選択することができる。
【0033】開口率が30%未満であると高圧水ジェッ
ト流処理により形成される準水解性領域の不織布全体に
占める割合が低くなりすぎ、十分な強度の水解性不織布
を得ることができない。逆に開口率が80%を越える
と、高圧水ジェット流の一部あるいは全部を遮蔽するこ
とで形成される易水解性領域の不織布全体に占める割合
が低くなりすぎ、得られる水解性不織布の水解性が劣る
ものとなってしまう。また、高圧水ジェット流遮蔽板の
開口部と開口部の間である非開口部の大きさが小さくな
りすぎるため、開口部に相当する位置に形成される準水
解性領域が隣接する準水解性領域と分かれにくくなり、
得られる準水解性領域の1個あたりの大きさが大きすぎ
るものとなってしまいやすい。準水解性領域1個あたり
の大きさが大きすぎると十分な水解性を得にくくなって
しまう。
【0034】高圧水ジェット流処理により準水解性領域
を形成するために高圧水ジェット流遮蔽板の開口部に位
置するウェブに付与する付加比エネルギーは、0.1k
Wh/kg以上である。付加比エネルギーが0.1kW
h/kg未満であると、高圧水ジェット流処理により形
成される準水解性領域の強度が十分に得られず、水解性
不織布全体の強度が低いものとなってしまうため好まし
くない。高圧水ジェット流遮蔽板の上から高圧水ジェッ
ト流処理を行ったときの高圧水ジェット流遮蔽板の非開
口部に位置するウェブに対する付加比エネルギーは、高
圧水ジェット流遮蔽板の種類によって変わる。すなわ
ち、高圧水ジェット流遮蔽板が金属板やシート等の場
合、高圧水ジェット流は高圧水ジェット流遮蔽板の非開
口部を通してウェブに作用しないため、付加比エネルギ
ーは付与されない。
【0035】また高圧水ジェット流遮蔽板が金網の場
合、高圧水ジェット流は、金網の目開きの間を通してウ
ェブに作用する。その際の付加比エネルギーの程度は、
金網の目開きの程度により異なる。準水解性領域の強度
は高ければ高いほど好ましいが、付加比エネルギーを高
くして得られる強度には上限があり、付加比エネルギー
をむやみに高く付与しても不経済となう。また付加比エ
ネルギーを高くしていくと、高圧水ジェット流とともに
ウェブから流失する木材パルプや再生セルロース繊維が
多くなる傾向もある。
【0036】そのため、実用的な付加比エネルギーの上
限は、0.4kWh/kgである。付加比エネルギーが
0.1kWh/kg〜0.4kWh/kgの範囲であれ
ば、本発明にかかる高圧水ジェット流遮蔽板として金属
板やプラスチックシートを用いた場合も、目開き100
μm〜800μmの金網を用いた場合も、高圧水ジェッ
ト流遮蔽板の非開口部に位置する部分に形成される易水
解性領域は、離解した際に30〜150秒で繊維状に離
解し、また高圧水ジェット流遮蔽板の開口部に位置する
部分に形成される準水解性領域も十分な強度を持ったも
のになるのである。
【0037】ウェブへの高圧水ジェット流処理は、高圧
水ジェット流遮蔽板の上からのみ行っても良いし、高圧
水ジェット流遮蔽板の上から高圧水ジェット流処理を施
す前あるいは後に、0.03kWh/kg〜0.07k
Wh/kgの範囲の弱い付加比エネルギーでウェブ全体
に高圧水ジェット流処理を施し、高圧水ジェット流遮蔽
板により高圧水ジェット流の一部または全部が遮られ易
水解性領域を形成する部分の強度を向上させることもで
きる。
【0038】高圧水ジェット流遮蔽板の上から高圧水ジ
ェット流処理を施す前あるいは後に、弱い付加比エネル
ギーでウェブ全体に高圧水ジェット流処理を施す方法
は、本発明において、易水解性領域の繊維交絡を適度に
向上させ、水解性不織布全体の強度を高める手段として
使用できるが、特に高圧水ジェット流遮蔽板としてステ
ンレス製、銅製等の金属板や、ポリエチレン製、ポリエ
ステル製、ナイロン製等のプラスチック製のシートに
0.2cm2〜2cm2の開口を開けたものを使用し、高
圧水ジェット流遮蔽板の上から高圧水ジェット流処理を
施しただけでは易水解性領域を形成する部分に全く高圧
水ジェット流が施されない場合等に、有効に使用できる
方法である。このときウェブに付与する付加比エネルギ
ーが0.07kWh/kgを越えると、易水解性領域の
繊維交絡が高くなりすぎ、得られる水解性不織布の水解
性が劣る結果となる。逆に付加比エネルギーが0.03
kWh/kg未満では、高圧水ジェット流処理の効果は
ほとんど得られず、実用的でない。
【0039】高圧水ジェット流遮蔽板の上から高圧水ジ
ェット流処理を施す前あるいは後に、弱い付加比エネル
ギーでウェブ全体に高圧水ジェット流処理を施した場
合、準水解性領域に付与された付加比エネルギーは、遮
蔽板の上から高圧水ジェット流により付与した付加比エ
ネルギーと、不織布全体に付与した付加比エネルギーの
和で表すことができる。
【0040】不織布に付与する付加比エネルギーを部分
的にコントロールし、準水解性領域と易水解性領域とを
形成する方法の第二は、例えば、次に述べるような簡単
で、かつ一般的な高圧水ジェット流処理設備をほとんど
そのまま流用できる方法で、不織布の幅方向に一定間隔
で、かつ交互に準水解性領域と易水解性領域とを存在す
るように形成できる。高圧水ジェット流発生装置内のノ
ズルは、通常一定間隔で、孔径が0.08〜0.30m
mの細孔が配列している。このようなノズルを用いて高
圧水ジェット流処理を施すと一面に均一なエネルギーで
処理された不織布を得ることができる。また、孔径0.
08〜0.30mmの細孔孔が一定間隔で空いている開
孔部と全く孔が存在しない非開孔部が交互に配列したノ
ズルを用いて高圧水ジェット流処理を施すと、非開口部
からは高圧水ジェット流が発生しないため、高圧水ジェ
ット流処理されたウエブ上では、高圧水ジェット流処理
された領域と全く高圧水ジェット流処理されない領域が
ウエブ幅方向に交互に存在する。
【0041】この様な開口部と非開口部が交互に配列し
たノズルを部分開孔型ノズルと呼び、通常の非開口部の
ないノズルを全開孔型ノズルと呼ぶ。また、部分開孔型
ノズルの開口部を開孔領域、非開口部を非開孔領域と呼
ぶ。該部分開孔型ノズルを設置した高圧水ジェット流発
生装置パートと一定間隔で細孔が配列している全開孔型
ノズルを設置した高圧水ジェット流発生装置パートを同
一ライン上で連続して処理できるように設け、ウエブを
高圧水ジェット流処理すると、部分開孔型ノズルパート
の開口部で高圧水ジェット流を受けた部分は、全開孔型
ノズルパートの高圧水ジェット流も受けるため、ウエブ
の受ける付加比エネルギーが大きく、繊維が強く交絡さ
れる。また、部分開孔型ノズルパートの非開口部では、
高圧水ジェット流を全く受けず、全開孔型ノズルパート
の高圧水ジェット流のみ受けるため、ウエブの受ける付
加比エネルギーが小さく、繊維が僅かに交絡される。
【0042】このように、高圧水ジェット流処理設備の
一部分を該部分開孔型のノズルに替えるという簡単な方
法で、高圧水ジェット流によりウエブに与える付加比エ
ネルギーが異なる様に処理された部分が帯状に、かつ交
互に配置する不織布が得られる。該部分開孔型ノズルを
設置した高圧水ジェット流発生装置パートは、該全開孔
型ノズルを設置した高圧水ジェット流発生装置パートの
前にあっても、また、後ろにあってもかまわないし、ま
た、同一の多孔性支持体上にあっても、異なる多孔性支
持体上にあってもかまわない。該部分開孔型ノズルを設
置した高圧水ジェット流発生装置と該全開孔型ノズルを
設置した高圧水ジェット流発生装置は、それぞれ一列ず
つでもかまわないし、複数列でもかまわない。複数列の
方が、処理速度が速くでき効率的であり、シートの地合
も良好な物が得られる傾向がある。
【0043】ただし、該部分開孔型ノズルを設置した高
圧水ジェット流発生装置を複数列使用する場合は、各ノ
ズルの開孔部分と非開孔部分が、ラインの流れ上でずれ
が発生しないように調整することが必要である。開孔部
分と非開孔部分がライン上でずれると非開孔部分で得ら
れる高圧水ジェット流処理が施されない部分の幅が狭く
なり、また、ずれが著しいときは高圧水ジェット流処理
が施されない部分がなくなるため好ましくない。該部分
開孔型ノズルを設置した高圧水ジェット流発生装置によ
る高圧水ジェット流処理と該全開孔型ノズルを設置した
高圧水ジェット流発生装置による高圧水ジェット流処理
は同一ライン上で連続して処理してもかまわないし、オ
フラインでそれぞれ処理してもかまわない。
【0044】前述の方法では、高圧水ジェット流発生装
置が2列以上必要であるが1列でも、径の異なるノズル
孔の配列した領域が交互に配列したノズルや孔間隔の異
なる領域が交互に配列したノズルを使用することによっ
て、同様の効果を得ることができる。
【0045】本発明で使用する該部分開孔型ノズルは、
孔径0.08〜0.30mmの細孔孔が一定間隔で空い
ている開孔領域と全く孔が存在しない非開孔領域が交互
に配列している。該部分開孔型ノズルの非開孔領域1ヶ
所の幅即ち、易水解性領域の幅は、3mm〜15mmが
好ましい。3mm未満では、水解性領域の効果が現れな
いので好ましくない。非開孔領域1ヶ所の幅の上限は、
不織布に使用される再生セルロース繊維の繊維長程度が
好ましい。湿式抄紙機で良好な地合を得られる繊維長に
は自ずと限界があり、15mm程度である。即ち、本発
明における非開孔領域1ヶ所の幅は15mmが上限であ
る。
【0046】非開孔部分の幅が、15mm、即ち再生セ
ルロースの繊維長を大きく超えていると不織布の幅方向
の強度が弱くなりすぎるため好ましくない。該部分開孔
型ノズルの開孔領域1ヶ所の幅即ち、準水解性領域の幅
は、3〜20mmが好ましい。シートの流れ方向の強度
を強くする領域の幅が3mm未満では、シート強度が向
上せず好ましくない。また、20mmを超えると強度は
高いが、帯状に水解した後、更に細かく水解しにくいの
で好ましくない。準水解性領域の幅が20mm以下であ
れば、帯状に水解した後、水流や帯状になったシート同
士のこすれ等により、より細かく水解することができ
る。
【0047】本発明の不織布は、繊維状に離解し易い易
水解性領域と、繊維状に離解しにくい準水解性領域とが
交互に帯状に不織布全体にわたり分布した水解性不織布
である。高圧水ジェット流処理時に付加比エネルギーの
異なる部分を設けて処理することにより、不織布上に易
水解性領域と準水解性領域を分布することができる。即
ち、低い付加比エネルギーで高圧水ジェット流処理され
た部分は、繊維交絡が弱く、水解性に優れる易水解性領
域となり、高い付加比エネルギーで高圧水ジェット流処
理された部分は、水解性に劣るが、繊維交絡が強いた
め、強度がある準水解性領域となる。水解性に優れる領
域と強度のある領域が個々に不織布全体に分布してお
り、それぞれの性質が別々に不織布物性に寄与するた
め、水解性に優れた強度のある不織布が得られるのであ
る。
【0048】低い付加比エネルギーで処理される易水解
性領域とは、前述の部分開孔ノズルを設置した高圧水ジ
ェット流発生装置パートのノズル非開孔部分で処理され
る領域である。易水解性領域の付加比エネルギーは、全
開孔ノズルを設置した高圧水ジェット流発生装置パート
で処理される高圧水ジェット流比エネルギーの和であ
る。高い付加比エネルギーで処理される準水解性領域と
は、前述の部分開孔ノズルを設置した高圧水ジェット流
発生装置パートのノズル開孔部分で処理される領域であ
る。準水解性領域の付加比エネルギーは、部分開孔ノズ
ルを設置した高圧水ジェット流発生装置パートと全開孔
ノズルを設置した高圧水ジェット流発生装置パートで処
理される高圧水ジェット流比エネルギーの総和である。
易水解性領域の付加比エネルギーは、0.03〜0.1
1kWh/kgが望ましい。
【0049】付加比エネルギーが0.03kWh/kg
未満では、不織布の横強度が弱く、使用時の強度に耐え
られないため好ましくない。また、付加比エネルギーが
0.11kWh/kgを超えると、水解性が著しく低下
するため好ましくない。準水解性領域の付加比エネルギ
ーは、0.12〜0.30kWh/kgが望ましい。付
加比エネルギーが0.12kWh/kg未満では、優れ
た縦強度が得られないため好ましくない。また、付加比
エネルギーが0.30kWh/kgを超えるて処理して
も強度はほとんど向上せず、シートの風合いを著しく低
下させるため好ましくない。
【0050】高圧水ジェット流処理は、湿式抄紙してウ
ェブを形成した後にウェットウェブの状態でオンライン
で行っても良いし、湿式抄紙したウェブを一旦乾燥した
後、オンライン或いはオフラインで高圧水ジェット流処
理を行っても良い。このようにして得られた水解性不織
布には水中で離解したとき、30〜150秒で繊維状に
離解する易水解性領域と易水解性領域と比較して相対的
に繊維状に離解しにくい準水解性領域とが形成される。
【0051】本発明における易水解性領域とは、水流に
より容易に繊維状に離解する領域のことをいい、準水解
性領域とは、易水解性領域と比較して相対的に繊維状に
離解しにくい領域のことをいう。易水解性領域と準水解
性領域とが不織布全体にわたって分布している水解性不
織布を水流中に投入すると次のようにして離解する。す
なわち、まず、水解性不織布の易水解性領域が繊維状に
離解し、多数の小片に分かれる。この小片は、水流によ
る離解を施してもしばらくの間、大きさに変化がない。
水解性不織布のうち、この小片により形成される領域を
準水解性領域と呼び、逆にこの時点で完全に離解し、水
中に分散している繊維により形成される領域を易水解性
領域と定義する。準水解性領域は易水解性領域に比較し
て相対的に繊維状に離解しにくいため、水流による離解
の間も、しばらくの間、ほとんど形状が変化しないので
ある。
【0052】その後、さらに水流による離解を進めてい
くと、小片に分かれた準水解性領域も、徐々に構成する
繊維がほぐれてたり、いくつかのさらに細かい小片に分
かれたりしていくのである。本発明においては、準水解
性領域と易水解性領域とを次のようにして求めた。すな
わち、5cm×5cm(25cm2)の大きさに裁断し
た水解性不織布を100mlの純水中に投入して振とう
速度300サイクル/分で振とうする。振とうを行って
いる間、試料片の離解状況を、15秒間毎に目視で観察
を繰り返す。試料片は、振とうに伴い多数の小片に分割
するが、振とうを繰り返しても小片の形状がほとんど変
化しない状態が30秒間継続したところで振とうを停止
する。
【0053】このとき小片として残った部分が準水解性
領域であり、逆に繊維状に離解し、水中に分散している
部分が易水解性領域である。易水解性領域が繊維状に離
解するまでの時間は、小片の形状が変化しなくなる大き
さになったときの時間で表す。また、準水解性領域の1
個あたりの面積は、小片の1個あたりの面積の平均から
算出され、易水解性領域の不織布全体に占める割合は、
試験片の面積(25cm 2)と、準水解性領域の総面積
(準水解性領域の1個あたりの面積×試料片に占める準
水解性領域の数)より算出する。易水解性領域が繊維状
に離解する速度は、速ければ速いほど、水解性不織布全
体の水解性も優れたものとなるが、水中に投入した直後
に繊維状に離解してしまうような場合は実用に適さない
ため、その下限値は30秒程度である。
【0054】本発明において、易水解性領域の不織布全
体に占める割合は、15〜70%である。易水解性領域
の割合が15%未満であると、易水解性領域の不織布全
体に占める割合が低くなりすぎ、水解性不織布の水解性
が劣る傾向がある。逆に易水解性領域の割合が70%を
越えると、易水解性領域に隣接して形成される準水解性
領域の割合が低くなりすぎ、水解性不織布の強度が劣る
ものとなってしまう。また準水解性領域1個あたりの面
積は0.2cm2〜2cm2である。1個あたりの面積が
0.2cm2未満であると、準水解性領域自体の強度が
不十分なものとなり、水解性不織布全体の強度も低いも
のとなってしまう。逆に1個あたりの面積が2cm2
越えると、水解性不織布の水解性が劣る結果となる。
【0055】このようにして得られた水解性不織布の以
下に定義される水解性は、300秒以下でなければなら
ない。本発明における水解性は、5cm×5cm(25
cm2)の大きさに裁断した水解性不織布を100ml
の純水中に投入して振とう速度300サイクル/分で振
とうして該水解性不織布を水中に離解し、最大片の大き
さが1cm2になるまで離解される時間と定義しする。
水解性の評価は、30秒ごとに振とうを一旦停止して水
解性不織布の離解状況を観察し、n=5の平均値で評価
した。
【0056】水解性が300秒を超えると、流水中で不
織布が離解或いは崩壊し難くなり、水洗トイレットに流
した場合にパイプつまりの原因となるので不適である。
時間で示される水解性は、短ければ短いほど好ましい。
しかしながら、不織布の湿潤強度を所望の範囲の値に保
ちながら達成される水解性の値には自ずと限度があり、
本発明の方法においては30秒が下限値である。
【0057】水解性不織布の湿潤強度は、用途により必
要な強度は異なるが、本発明に係る水解性不織布の主な
用途の一つであるウェットティシュ、赤ちゃんのおしり
ふき、掃除用ワイパー等のウェット製品として用いる場
合、JIS P 8135に準じて測定した湿潤引張強
度が、縦方向の湿潤引張強度で200gf/25mm以
上、横方向の湿潤引張強度で50gf/25mm以上で
あることが望ましく、(2)式で表される幾何平均の値
は200gf/25mm以上であることがさらに望まし
い。
【0058】 湿潤引張強度の幾何平均=√(XY) …(2) ただし、X:水解性不織布の縦方向の湿潤引張強度(g
f/25mm) Y:水解性不織布の横方向の湿潤引張強度(gf/25
mm)である。
【0059】ウェット製品として用いる場合、ウェット
製品への加工のしやすさ(加工適性:断紙等によるトラ
ブルの起こりにくさ)、加工後に容器からの取り出す際
の破れにくさ(取出適性)、実際の使用に際して破れに
くさ(使用適性)等が要求される。加工適性、取出適性
は、水解性不織布の縦方向の湿潤強度が200gf/2
5mm以上あれば使用可能である。また使用適性は、水
解性不織布の縦方向および横方向で、50gf/25m
m以上の湿潤強度であればほとんど問題ない。また、湿
潤引張強度の幾何平均の値が200g/25mm以上あ
れば一部の掃除用ワイパー等の非常に強い力で拭く用途
においても実用上問題なく使用でき、さらに好ましい。
【0060】湿潤強度の上限は、水解性不織布中に占め
る易水解性領域と準水解性領域の分布状態によって変わ
る。もっとも高い湿潤引張強度が得られる分布状態は、
特許請求の範囲第3項から第4項に記載されるように、
水解性不織布全体にわたり易水解性領域と準水解性領域
とが交互に帯状に分布している場合であり、湿潤引張強
度の上限値は、縦方向の強度で2000gf/25mm
である。
【0061】本発明にかかる水解性不織布をウェットテ
ィシュ、おしり拭き、ワイパー等のウェット製品として
使用するためには、所望に応じて水、プロピレングリコ
ール等の湿潤剤、アルコールやパラ安息香酸エステル類
のような抗菌、防黴剤、香料、及び特定の薬効を有する
各種薬剤を単独或いは混合して含浸させ、使用すること
ができる。
【0062】また、本発明にかかる水解性不織布を衛生
材料の表面材として使用する場合、そのままでも使用で
きるが、所望に応じて不織布に親水性や撥水性を高める
ような処理を施しても良い。以上説明したように、本発
明は再生セルロース繊維の使用量を削減して製品コスト
を低下させ、湿潤強度と水解性をバランス良く付与して
水解性不織布を製造することができ、得られる不織布
は、乾燥状態と湿潤状態において、清浄のような作業に
耐えうる強度を保持しており、かつ大量の水流中におい
ては不織布を構成する繊維が水流中に極めて容易に離解
或いは崩壊するので、ウェットティシュ、布巾、掃除用
ワイパー等のウェット製品や、紙おむつや生理用ナプキ
ンのトップシートとして好適に使用でき、使用後は水洗
トイレットに流下して処理することができる。
【0063】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論、本発明はこれらによって限定される
ものではない。尚、実施例及び比較例において%とある
のは特に断らない限り重量%を示す。
【0064】1. 準水解性領域の1個あたりの面積
(cm2) 5cm×5cm(25cm2)の大きさに裁断した水解
性不織布を100mlの純水中に投入して振とう速度3
00サイクル/分で振とうする。振とうを行っている
間、試料片の離解状況を、15秒間毎に目視で観察を繰
り返す。試料片は、振とうに伴い多数の小片に分割する
が、振とうを繰り返しても小片の形状がほとんど変化し
ない状態が30秒間継続したところで振とうを停止す
る。振とう後、繊維状に離解せずに残った小片うち、任
意の5個の小片の面積を測定した。試験はn=3で行
い、合計15点の平均値で示した。1個の試験片の振と
うより分割された小片の数が5個に満たない場合は、そ
のすべてについて面積を測定し、平均値を求めた。
【0065】2.易水解性領域の不織布全体に占める割
合(%) まず、「1.準水解性領域1個あたりの面積(c
2)」で、1つの試験片を離解した際に残った小片の
数を測定し、1つの試験片あたりの小片の数Nを求め、
これに準水解性領域1個あたりの面積(cm2)を乗じ
て、準水解性領域の面積の総和(cm2)を求める。1
つの試験片の面積は25cm2であり、小片として残っ
た準水解性領域以外の部分が易水解性領域であることか
ら、試験片試験片の面積(25cm2)に対する易水解
性領域の占める割合(%)を求めた。
【0066】3.水解性(秒) まず、不織布の5cm×5cm(25cm2)の大きさ
の試験片を準備し、次いで150mlの三角フラスコに
100mlの純水を入れ、前記試験片をフラスコ中に投
入した後、振とう速度300サイクル/分で振とうし、
30秒ごとに振とうを停止して水解性不織布の離解状況
を観察した後振とうを繰り返した。振とうによって不織
布の最大片の大きさが1cm2になるまで離解に要する
時間を測定して水解性の値(秒)とし、n=5の平均値
で表した。水解性は、300秒以下であれば水解性に優
れるとした。
【0067】4.湿潤引張強度および湿潤引張強度の幾
何平均(gf/25mm) まず、湿潤引張強度を試験片の縦方向と横方法において
それぞれ裁断して25mm幅のストリップを作成し、J
IS P 8135に準じて測定し、求めた。 湿潤引張強度の幾何平均(gf/25mm) 測定された縦方向と横方向における湿潤引張強度のそれ
ぞれの値から、(3)式により幾何平均を求めた。 湿湿潤引張強度の幾何平均=√(XY) …(3) ただし、X:水解性不織布の縦方向の湿潤引張強度(g
f/25mm) Y:水解性不織布の横方向の湿潤引張強度(gf/25
mm)である。
【0068】5.風合い(点) モニター20人による触感テストで風合いを判定した。
テストの方法は、水解性不織布を手で把持し、下記の評
価基準に基づいてモニター一人当たり5点満点で評価し
た結果の合計点(100点満点)で表した。合計点数が
75点以上であれば、風合いが良好であるとした。 5点:非常に手触り感に優れる。 4点:手触り感に優れる。 3点:手触り感が普通である。 2点:手触り感がやや劣る。 1点:手触り感が劣る。 0点:手触り感が非常に劣る
【0069】実施例1 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0070】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、20m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から50kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.29kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き140μm)に、直径12mmの円形の開口
(面積=1.1cm2)を20mm間隔で千鳥配置で設
けたもの(開口率:56.5%)を使用した。得られた
水解性不織布は、上記した試験法により試験し、品質を
評価した。結果を表1に示す。
【0071】実施例2 繊度が3.0デニール、繊維長が5mm、L/Dが30
0のレーヨン繊維50%と、針葉樹晒クラフトパルプを
実験室用ビーターを用いてカナダ標準ろ水度600ml
CSFまで叩解したパルプ50%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機においてウェブを形成した後
乾燥し、坪量65g/m2のレーヨンとパルプからなる
不織布を得た。
【0072】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、さらに不織布の上に高圧
水ジェット流遮蔽板を戴置して、次いで30m/分の速
度で移送させながら、孔径0.15mmのノズル孔を
1.0mm間隔で配列した高圧水ジェット流処理装置を
用いて、不織布の上から90kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥し、水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.17kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き=140μm)に、直径12mmの円形の開口
(面積=1.1cm2)を24mm間隔で千鳥配置で設
けたもの(開口率=39.3%)を使用した。得られた
水解性不織布は、実施例1と同様の評価方法により品質
を評価した。結果を表1に示す。
【0073】実施例3 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、L/Dが59
4のレーヨン繊維20%と、未叩解の針葉樹晒クラフト
パルプ(カナダ標準ろ水度:690mlCSF)80%
との混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機におい
てウェブを形成した後乾燥し、目付40g/m2のレー
ヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0074】このシートを80メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、さらに不織布の上に高圧
水ジェット流遮蔽板を戴置し、次いで20m/分の速度
で移送させながら、孔径0.15mmのノズル孔を1.
0mm間隔で配列した高圧水ジェット流処理装置を用い
て、55kg/cm2の水圧で高圧水ジェット流を噴射
し、その後乾燥して水解性不織布を得た。この高圧水ジ
ェット流処理により高圧水ジェット流遮蔽板の開口部を
通して不織布に付与された付加比エネルギーは0.21
kWh/kgであった。高圧水ジェット流遮蔽板は、ポ
リエステル製で25メッシュの金網(目開き=500
μ)に直径15mmの円形の開口(面積=1.8c
2)を24mm間隔で千鳥配置に設けたもの(開口率
=61.3%)を使用した。得られた水解性不織布は、
実施例1と同様の評価方法により品質を評価した。結果
を表1に示す。
【0075】実施例4 繊度が1.5デニール、繊維長が10mm、L/Dが8
49のレーヨン繊維20%と、未叩解の針葉樹晒クラフ
トパルプ(カナダ標準ろ水度:690mlCSF)80
%との混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機にお
いてウェブを形成した後乾燥し、目付40g/m2のレ
ーヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0076】このシートを80メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、さらに不織布の上に高圧
水ジェット流遮蔽板を戴置し、次いで20m/分の速度
で移送させながら、孔径0.15mmのノズル孔を1.
0mm間隔で配列した高圧水ジェット流処理装置を用い
て、80kg/cm2の水圧で高圧水ジェット流を噴射
し、その後乾燥して水解性不織布を得た。この高圧水ジ
ェット流処理により高圧水ジェット流遮蔽板の開口部を
通して不織布に付与された付加比エネルギーは0.36
kWh/kgであった。高圧水ジェット流遮蔽板は、ポ
リエステル製で25メッシュの金網(目開き=500
μ)に直径12mmの円形の開口(面積=1.1c
2)を24mm間隔で千鳥配置に設けたもの(開口率
=39.3%)を使用した。得られた水解性不織布は、
実施例1と同様の評価方法により品質を評価した。結果
を表1に示す。
【0077】実施例5 繊度が1.5デニール、繊維長が5mm、L/Dが42
4のレーヨン繊維を30%と、未叩解の針葉樹晒クラフ
トパルプ(カナダ標準ろ水度:650mlCSF)との
混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機においてウ
ェブを形成し、該ウェブをプレスロールにて線圧3kg
/cmのプレス圧で脱水し、水分68%のウェブとした
後、プレスロール直後に設置された高圧水ジェット流処
理装置にて前記ウェブに高圧水ジェット流処理を施した
後、不織布の上面に高圧水ジェット流遮蔽板を戴置し、
後段に設置された高圧水処理装置にて前記ウェブに再度
高圧水ジェット流処理を施した後、乾燥し、目付50g
/m2のレーヨンとパルプからなる水解性不織布を得
た。
【0078】高圧水ジェット流処理装置の支持体はいず
れも80メッシュの金網で形成されており、ウェブは、
20m/分の速度で移送させながら、最初の高圧水ジェ
ット流処理装置では、孔径0.15mmのノズル孔を
1.0mm間隔で配列した高圧水ジェット流処理装置を
用いて、25kg/cm2の水圧で高圧水ジェット流が
噴射された。この高圧水ジェット流処理により不織布に
付与された付加比エネルギーは0.05kWh/kgで
あった。また2回目の高圧水ジェット流処理装置では、
孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配列し
た高圧水ジェット流処理装置を用いて、50kg/cm
2の水圧で高圧水ジェット流が噴射された。この高圧水
ジェット流処理により高圧水ジェット流遮蔽板の開口部
を通して不織布に付与された付加比エネルギーは0.1
4kWh/kgであった。この2回の高圧水ジェット流
処理により、高圧水ジェット流遮蔽板の開口部に位置す
る不織布に付与された付加比エネルギーの総和は、0.
19kWh/kgであった。高圧水ジェット流遮蔽板
は、ステンレス製で50メッシュの金網(目開き250
μm)に、直径6mmの円形の開口(面積=0.3cm
2)を12mm間隔で千鳥配置で設けたもの(開口率:
39.3%)を使用した。得られた水解性不織布は、実
施例1と同様の評価方法により品質を評価した。結果を
表1に示す。
【0079】実施例6 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、L/Dが59
4のレーヨン繊維を30%と、未叩解の針葉樹晒クラフ
トパルプ(カナダ標準ろ水度:690mlCSF)との
混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機においてウ
ェブを形成し、該ウェブをプレスロールにて線圧3kg
/cmのプレス圧で脱水し、水分66%のウェブとした
後、プレスロール直後に設置された高圧水ジェット流処
理装置にて前記ウェブに高圧水ジェット流処理を施した
後、不織布の上面に高圧水ジェット流遮蔽板を戴置し、
後段に設置された高圧水処理装置にて前記ウェブに再度
高圧水ジェット流処理を施した後、乾燥し、目付50g
/m2のレーヨンとパルプからなる水解性不織布を得
た。
【0080】高圧水ジェット流処理装置の支持体はいず
れも80メッシュの金網で形成されており、ウェブは、
20m/分の速度で移送させながら、最初の高圧水ジェ
ット流処理装置では、孔径0.15mmのノズル孔を
1.0mm間隔で配列した高圧水ジェット流処理装置を
用いて、25kg/cm2の水圧で高圧水ジェット流が
噴射された。この高圧水ジェット流処理により不織布に
付与された付加比エネルギーは0.05kWh/kgで
あった。また2回目の高圧水ジェット流処理装置では、
孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配列し
た高圧水ジェット流処理装置が流れ方向に2列設置され
た高圧水ジェット流処理装置を用いて、50kg/cm
2の水圧で高圧水ジェット流が噴射された。この高圧水
ジェット流処理により高圧水ジェット流遮蔽板の開口部
を通して不織布に付与された付加比エネルギーは0.2
9kWh/kgであった。この2回の高圧水ジェット流
処理により、高圧水ジェット流遮蔽板の開口部に位置す
る不織布に付与された付加比エネルギーの総和は、0.
34kWh/kgであった。高圧水ジェット流遮蔽板
は、厚さ0.1mmのステンレス板に、直径12mmの
円形の開口(面積=1.1cm2)を20mm間隔で千
鳥配置で設けたもの(開口率:56.5%)を使用し
た。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の評価方
法により品質を評価した。結果を表1に示す。
【0081】実施例7 実施例1と同様にして傾斜ワイヤー型抄紙機において湿
式抄紙してウェブを形成した後乾燥し、坪量50g/m
2のレーヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0082】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、20m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から50kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.29kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き140μm)に、対角線の長さが15mm×1
5mmの菱形の開口(面積=1.1m2)が千鳥配列で
18mm間隔で設けられたもの(開口率=69.4%)
を使用した。得られた水解性不織布は、実施例1と同様
の評価方法により品質を評価した。結果を表1に示す。
【0083】比較例1 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、L/Dが59
4のレーヨン繊維30%と、未叩解の針葉樹晒クラフト
パルプ(カナダ標準ろ水度:690mlCSF)70%
との混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機におい
てウェブを形成した後乾燥し、目付50g/m2のレー
ヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0084】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、20m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から55kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.33kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き140μm)に、直径20mmの円形の開口
(面積=3.1cm2)を49mm間隔で千鳥配置で設
けたもの(開口率:40.0%)を使用した。得られた
水解性不織布は、実施例1と同様の評価方法により品質
を評価した。結果を表1に示す。
【0085】比較例2 実施例5と同様の原料を用いて傾斜ワイヤー型抄紙機に
おいて湿式抄紙してウェブを形成した後乾燥し、坪量5
0g/m2のレーヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0086】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、20m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から50kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.29kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き140μm)に、直径3.5mmの円形の開口
(面積=0.1cm2)が千鳥配列で7mm間隔で設け
られたもの(開口率=39.2%)を使用した。得られ
た水解性不織布は、実施例1と同様の評価方法により品
質を評価した。結果を表1に示す。
【0087】比較例3 実施例1と同様にして傾斜ワイヤー型抄紙機において湿
式抄紙してウェブを形成した後乾燥し、坪量50g/m
2のレーヨンとパルプからなる不織布を得た。この不織
布を50メッシュの金網で形成された移送用支持網上に
戴置し、不織布の上に高圧水ジェット流遮蔽板を設置
し、20m/分の速度で移送させながら、孔径0.15
mmのノズル孔を1.0mm間隔で配列した高圧水ジェ
ット流処理装置がシートの流れ方向に2列設置されてい
る高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布の上
から55kg/cm2の水圧で高圧水ジェット流を噴射
し、その後乾燥して水解性不織布を得た。
【0088】この高圧水ジェット流処理により高圧水ジ
ェット流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付
加比エネルギーは0.33kWh/kgであった。高圧
水ジェット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュ
の金網(目開き140μm)に、直径14mmの円形の
開口(面積=1.5m2)が千鳥配列で38mm間隔で
設けられたもの(開口率=21.3%)を使用した。得
られた水解性不織布は、実施例1と同様の評価方法によ
り品質を評価した。結果を表1に示す。
【0089】比較例4 実施例1と同様にして傾斜ワイヤー型抄紙機において湿
式抄紙してウェブを形成した後乾燥し、坪量50g/m
2のレーヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0090】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、20m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から50kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.29kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き140μm)に、対角線の長さが15mmの菱
形の開口(面積=1.1m2)が千鳥配列で16mm間
隔で設けられたもの(開口率=87.9%)を使用し
た。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の評価方
法により品質を評価した。結果を表1に示す。
【0091】比較例5 繊度が1.5デニール、繊維長が10mm、L/Dが8
49のレーヨン繊維40%と、未叩解の針葉樹晒クラフ
トパルプ(カナダ標準ろ水度:690mlCSF)60
%との混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機にお
いてウェブを形成した後乾燥し、目付50g/m2のレ
ーヨンとパルプからなる不織布を得た。
【0092】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、25m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から30kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。
【0093】この高圧水ジェット流処理により高圧水ジ
ェット流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付
加比エネルギーは0.05kWh/kgであった。高圧
水ジェット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュ
の金網(目開き140μm)に、直径8mmの円形の開
口(面積=0.5cm2)が14mm間隔で設けられた
もの(開口率=51.3%)を使用した。得られた水解
性不織布は、実施例1と同様の評価方法により品質を評
価した。結果を表1に示す。
【0094】比較例6 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、L/Dが59
4のレーヨン繊維5%と、未叩解の針葉樹晒クラフトパ
ルプ(カナダ標準ろ水度:690ml)95%とを原料
として、傾斜ワイヤー型抄紙機を用いて湿式抄紙ウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0095】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、不織布の上に高圧水ジェ
ット流遮蔽板を設置し、20m/分の速度で移送させな
がら、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で
配列した高圧水ジェット流処理装置がシートの流れ方向
に2列設置されている高圧水ジェット流処理装置を用い
て、前記不織布の上から50kg/cm2の水圧で高圧
水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水解性不織布を
得た。この高圧水ジェット流処理により高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部を通して不織布に付与された付加比エ
ネルギーは0.29kWh/kgであった。高圧水ジェ
ット流遮蔽板は、ステンレス製で100メッシュの金網
(目開き140μm)に、直径14mmの円形の開口
(面積=1.5cm2)が千鳥配列で23mm間隔で設
けられたもの(開口率=58.2%)を使用した。得ら
れた水解性不織布は、実施例1と同様の評価方法により
品質を評価した。結果を表1に示す。
【0096】実施例8 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0097】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、30m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は40kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅12mmの開孔領域と幅5mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は55kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.18kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.07kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0098】実施例9 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0099】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、40m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は40kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅7mmの開孔領域と幅6mmの非開孔領域が交
互に配列したノズルを使用し、水圧は55kg/cm2
であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔ノ
ズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギー
は0.13kWh/kgであり、非開孔領域で不織布に
付与された付加比エネルギーは0.05kWh/kgで
あった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の評
価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0100】実施例10 繊度が3.0デニール、繊維長が5mm、L/Dが30
0のレーヨン繊維50%と、針葉樹晒クラフトパルプを
実験室用ビーターを用いてカナダ標準ろ水度600ml
CSFまで叩解したパルプ50%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機においてウェブを形成し後乾
燥し、坪量65g/m2のレーヨンとパルプからなる不
織布を得た。
【0101】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、30m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は45kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅16mmの開孔領域と幅4mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は55kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.15kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.06kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0102】実施例11 繊度が1.5デニール、繊維長が10mm、L/Dが8
49のレーヨン繊維20%と、未叩解の針葉樹晒クラフ
トパルプ(カナダ標準ろ水度:680mlCSF)との
混合物を原料として、傾斜ワイヤー型抄紙機においてウ
ェブを形成した後乾燥し、目付40g/m2のレーヨン
とパルプからなる不織布を得た。
【0103】この不織布を80メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、50m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は60kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅10mmの開孔領域と幅8mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は70kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.21kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.09kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0104】比較例7 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0105】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、30m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は40kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅12mmの開孔領域と幅2mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は55kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.18kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.07kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0106】比較例8 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0107】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、30m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は40kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅35mmの開孔領域と幅5mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は55kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.18kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.07kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0108】比較例9 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0109】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、30m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は40kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅8mmの開孔領域と幅15mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は55kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.18kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.07kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0110】比較例10 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0111】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、20m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は50kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅12mmの開孔領域と幅5mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は50kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.29kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.14kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0112】比較例11 繊度が1.5デニール、繊維長が7mm、繊維の長さに
対する直径の比L/Dが594のレーヨン繊維30%
と、未叩解の針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水
度:690mlCSF)70%との混合物を原料とし
て、傾斜ワイヤー型抄紙機において湿式抄紙してウェブ
を形成した後乾燥し、坪量50g/m2のレーヨンとパ
ルプからなる不織布を得た。
【0113】この不織布を50メッシュの金網で形成さ
れた移送用支持網上に戴置し、30m/分の速度で移送
させながら、部分開孔型高圧水ジェット流処理装置と全
開孔型高圧水ジェット流処理装置を用いて、前記不織布
の上から高圧水ジェット流を噴射し、その後乾燥して水
解性不織布を得た。この時の全開孔型高圧水ジェット流
処理装置は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm
間隔で配列したノズルを使用し、水圧は20kg/cm
2であり、また、部分開孔高圧水ジェット流処理装置
は、孔径0.15mmのノズル孔を1.0mm間隔で配
列した幅12mmの開孔領域と幅5mmの非開孔領域が
交互に配列したノズルを使用し、水圧は30kg/cm
2であった。この高圧水ジェット流処理により部分開孔
ノズルの開孔領域に不織布に付与された付加比エネルギ
ーは0.07kWh/kgであり、非開孔領域で不織布
に付与された付加比エネルギーは0.02kWh/kg
であった。得られた水解性不織布は、実施例1と同様の
評価方法により品質を評価した。結果を表2に示す。
【0114】
【表1】
【0115】
【表2】
【0116】表1、2からわかるように、本発明の不織
布は、湿潤引張強度と水解性とのバランスに優れ、風合
いも良好で水解性不織布としての優れた特性を備えてい
る。これに対し、表1からわかるように、高圧水ジェッ
ト流遮蔽板の開口部の1個あたりの面積が大きすぎる場
合(比較例1)、易水解性領域は速やかに繊維状に離解
し、面積3.1cm2の準水解性領域にまでは容易に分
かれるが、この準水解性領域の1個あたりの面積が大き
すぎるため、準水解性領域がさらに小さな片に分かれる
までに時間がかかり、水解性に劣る結果となった。また
高圧水ジェット流遮蔽板の開口部の1個あたりの面積が
小さすぎる場合(比較例2)、得られる準水解性領域の
1個あたりの面積が小さすぎるものとなり、準水解性領
域に強度が十分に付与されないため、強度の弱いシート
しか得られない。
【0117】また高圧水ジェット流遮蔽板の開口部に相
当する部分のウェブに付与される繊維交絡が不足するた
め、風合いも劣る結果となる。に高圧水ジェット流遮蔽
板の開口率が低すぎる場合(比較例3)、得られる水解
性不織布に形成される易水解性領域の不織布全体に占め
る割合が高くなりすぎるため、強度の弱いシートとなっ
てしまう。高圧水ジェット流遮蔽板の開口率が高すぎる
場合、易水解性領域の不織布全体に占める割合が低くな
りすぎる結果となった。またこのとき、高圧水ジェット
流遮蔽板の開口部に相当する面積に比較して形成される
準水解性領域の面積が大きなものとなったが、これは高
圧水ジェット流遮蔽板の開口率が高すぎるために、開口
部と開口部の間に存在する非開口部の幅が狭くなりす
ぎ、個々の開口部に相当する部分に形成された準水解性
領域が一つ一つ完全に分離しなかったためと考えられ
る。
【0118】この水解性不織布も最終的に形成された準
水解性領域の1個あたりの面積が高すぎ、また個々の易
水解性領域が小さすぎるため、水解性の劣るものとなっ
た。高圧水ジェット流処理時の付加比エネルギーが低す
ぎる場合(比較例5)、高圧水ジェット流遮蔽板の開口
部に位置するウェブに十分な交絡を付与できず、準水解
性領域を形成することができなかった。このため、得ら
れた水解性不織布の強度が非常に弱い結果となった。水
解性不織布を構成する再生セルロース繊維の割合が少な
すぎる場合(比較例6)、高圧ジェット流処理による強
度の発現が不十分となり、強度の弱いシートしか得られ
なかった。
【0119】さらに、表2に示されるように、易水解性
領域の幅が小さすぎる場合(比較例7)は、易水解性領
域が狭すぎるため素早く水解することができず、準水解
性領域の幅が大きすぎる場合(比較例8)は、帯状に水
解した後、短冊の幅が大きすぎるため水解に時間がかか
る。また、易水解性領域の割合が大きい場合(比較例
9)は、不織布の縦方向の強度に影響する繊維交絡の強
い領域が少ないため、不織布の縦強度が弱く、ウェット
ティシュ等への後加工適性が劣るものとなる。
【0120】高圧水ジェット流で処理する際の付加比エ
ネルギーが大きすぎる場合(比較例10)、繊維交絡が
強くなりすぎるため、水解性が劣る結果となる。逆に付
加比エネルギーが小さすぎる場合(比較例11)、繊維
交絡が十分に得られず、湿潤引張強度が低いものとな
り、湿潤引張強度と水解性のバランスがとれず、共に実
用に供することができない。
【0121】
【発明の効果】本発明は、高価な再生セルロース繊維の
含有量を減少させて、乾燥状態および湿潤状態におい
て、清浄等の作業に耐えうる強度を保持し、かつ大量の
水流中においては不織布を構成する繊維が容易に離解で
きる水解性不織布およびその製造方法を提供するという
効果を奏する。
【0122】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜7、比較例1〜6に係る水解性不織
布製造装置の一例を示した概略モデル図である。
【図2】実施例8〜11、比較例7〜11に係る水解性
不織布の製造方法の一例を示した概略モデル図である。
【0123】
【符号の説明】
1:高圧水ジェット流遮蔽板 2:高圧水ジェット流発生装置 3:高圧水ジェット流処理装置の支持体 4:水解性不織布 5:部分開孔型ノズルを装着した高圧水ジェット流発生
装置 6:全開孔型ノズルを装着した高圧水ジェット流発生装
置 7:部分開孔型ノズルの非開孔領域 8:部分開孔型ノズルの開孔領域 9:高圧水ジェット流遮蔽板の開口領域 10:高圧水ジェット流遮蔽板の非開口領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61F 13/54 A41B 13/02 E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生セルロース繊維と木材パルプとが交
    絡、一体化した水解性不織布において、該不織布が再生
    セルロース繊維15〜55重量%と木材パルプ85〜4
    5重量%で構成され、5cm×5cm(25cm2)の
    大きさの該不織布を100mlの純水中に投入して振と
    う速度300サイクル/分で振とうして水中で離解した
    時、繊維状に離解する易水解性領域と、該易水解性領域
    と比較して相対的に繊維状に離解しにくい準水解性領域
    とが不織布全体にわたり分布しており、該不織布中に占
    める易水解性領域の割合が、15%〜70%であること
    を特徴とする水解性不織布。
  2. 【請求項2】 該準水解性領域が該易水解性領域に囲ま
    れて存在し、該準水解性領域の1個あたりの面積が0.
    2cm2〜2cm2であることを特徴とする請求項1記載
    の水解性不織布。
  3. 【請求項3】 再生セルロース繊維15〜55重量%
    と、木材パルプ85〜45重量%とを混合して、湿式抄
    紙法により形成したウェブを有孔支持体上で高圧水ジェ
    ット流処理を施し、再生セルロース繊維と木材パルプと
    を交絡、一体化する水解性不織布の製造方法において、
    ウェブと高圧水ジェット流発生装置との間に高圧水ジェ
    ット流遮蔽板を設置し高圧水ジェット流遮蔽板の上面か
    らウェブに向けて高圧水ジェット流処理を施し、該高圧
    水ジェット流遮蔽板は、高圧水ジェット流によりウェブ
    に向けて付与されるエネルギーの全部あるいは一部をジ
    ェット流がウェブに到達する前に遮蔽できる非開口部
    と、エネルギーを全く遮蔽せずウェブに直接付与できる
    開孔部とを具備していることを特徴とする請求項1〜2
    記載の水解性不織布の製造方法。
  4. 【請求項4】 水中で離解したときに繊維状に離解する
    易水解性領域と、繊維状に離解しにくい準水解性領域と
    が交互に帯状に不織布全体にわたり分布し、かつ該不織
    布中に占める易水解性領域の割合が15〜60%である
    ことを特徴とする請求項1記載の水解性不織布。
  5. 【請求項5】 易水解性領域の幅が3〜15mmである
    ことを特徴とする請求項3記載の水解性不織布。
  6. 【請求項6】 再生セルロース繊維15〜55重量%
    と、木材パルプ85〜45重量%とを混合して、湿式抄
    紙法により形成したウェブを有孔支持体上で高圧水ジェ
    ット流処理を施し、再生セルロース繊維と木材パルプと
    を交絡、一体化する水解性不織布の製造方法において、
    ノズル孔配列の異なる2種類の高圧水ジェット流発生装
    置をウエブの幅方向に平行になるように各々1列以上を
    組み合わせて高圧水ジェット流処理を施すことを特徴と
    する請求項3〜4記載の水解性不織布の製造方法。
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