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JPH11118039A - ガスケット及びガスケットの取り付け構造 - Google Patents

ガスケット及びガスケットの取り付け構造

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JPH11118039A
JPH11118039A JP29316097A JP29316097A JPH11118039A JP H11118039 A JPH11118039 A JP H11118039A JP 29316097 A JP29316097 A JP 29316097A JP 29316097 A JP29316097 A JP 29316097A JP H11118039 A JPH11118039 A JP H11118039A
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JP
Japan
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gasket
groove
protrusion
side wall
protrusions
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Application number
JP29316097A
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Inventor
Akihiro Nakao
彰寛 中尾
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝の内部に装着され圧縮されて使用されるガ
スケットの溝に対する移動を防止すると共に、所定の充
填率を維持することにより、長期間にわたり安定してシ
ール性を維持可能とする。 【解決手段】 溝2aの内部に圧縮保持されるガスケッ
ト1において、溝2aの側壁部2bに当接し溝2aに対
してガスケット1を固定する複数の突起部1bを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溝の内部に圧縮保
持されるガスケット及びこのガスケットの取り付け構造
に関し、ガスケットの溝内での移動を防止して良好なシ
ール性を保持する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、軸孔と挿通される軸との環状
隙間や、密封容器とその蓋部材等の対向する2面間の隙
間を密封するために、隙間の間に溝を形成し、この溝の
内側に密封装置であるガスケットを装着し、該ガスケッ
トの溝内で圧縮させてガスケットと対向する2面間を密
着させ密封性を発揮させる構成がある。
【0003】図5はこの種の密封装置の作動状態を説明
する断面図であり、図5(a)は容器101の開口縁1
01aに溝101bを形成し、溝101bの中にガスケ
ット102を装着し、溝101bを覆うように蓋部材1
03を押し当てて閉じた状態である。この状態ではガス
ケット102は図において上下方向に所定のつぶれ代と
なるように圧縮され、溝101bの底と蓋部材103に
密着している。
【0004】そして、密封する2領域間の圧力変動が発
生すると、図5(b),(c)に示されるように、2方
向からの圧力P1及びP2が作用する場合にはその圧力
負荷の変化に伴いガスケット102が溝101bで動
き、圧力負荷の低圧側の溝の側壁まで移動するという現
象が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従ってこのガスケット
102の溝101b内部での移動に伴い、密封流体の漏
れやガスケット102に摩耗が発生してしまうという問
題が発生する。
【0006】この問題に対して図6に示されるように、
2本の溝121,122を形成し、それぞれにガスケッ
ト123,124を装着する構成を採用すれば、2方向
の圧力P1及びP2に対する密封は可能である。
【0007】しかしながら、ガスケット123,124
の取り付けスペースが大きくなることと、溝の構成を複
雑化してしまう。また、図6(c)に示されるように、
一方向(例えば図において左側)から正の圧力P1と負
圧P3が交互に作用する場合等にはガスケット123が
移動してしまい、対応することが出来ない。
【0008】図7は、溝内でのガスケットの移動を抑え
るために、全周に渡る突部131aを設けた構成のガス
ケット131を示す図であり、図7(a)はその平面
図、図7(b),(c)は図7(a)のS101断面に
対応する図である。
【0009】また、ガスケット131は、圧縮されるこ
とにより密封性を発揮するものであるが、溝101bの
断面積に対する圧縮状態でのガスケットボリュームの割
合である充填率(%)は、100(%)を超えると所定
のつぶしを与えることができなかったり、ゴムが微小な
隙間にはみ出してしまい、破損を生じてシール性が低下
してしまことと、使用時の膨潤、膨張等による圧縮反力
の増加を考慮すると5(%)程度の余裕をみて95
(%)以下に設定しており、溝101bの幅(図におい
て左右方向)に対して突部131aAの十分な長さを確
保することが出来なかったり(図7(b)参照)、突部
131aBの厚み(ボリューム)が小さく剛性不足とな
り(図7(c)参照)、ガスケット131が圧力変動に
より移動してしまうことも考えられる。
【0010】尚、ガスケット131、突部131a及び
ガスケット131を装着する溝101b等の各寸法の精
度を極めて高く設定することにより、所定の充填率を保
持すると共にガスケット131の溝内での移動を規制す
ることも可能ではあるが、各構成部材のコスト上昇を招
くことになったり、使用によりガスケット131が膨潤
・膨張した場合には、直ちに充填率の変動となってしま
い、95(%)を越えてしまうことも考えられる。
【0011】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、溝の内
部に装着され圧縮されて使用されるガスケットの溝に対
する移動を防止すると共に、所定の充填率を維持するこ
とにより、長期間にわたり安定してシール性を維持可能
とするガスケットを簡単な構成により提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、所定の間隔に保持される2対向面
の間の隙間を密封するために、少なくとも一方の対向面
に溝を設け、この溝の内部に圧縮保持されるガスケット
において、前記溝の側壁部に当接し溝に対してガスケッ
ト自体を固定する複数の突起部を全周にわたり備えるこ
とを特徴とする。
【0013】これによると、複数の突起部が溝の側壁部
に当接し溝に対してガスケット自体を固定するので、ガ
スケットの溝内部での移動がなくなる。
【0014】前記複数の突起部の厚みは前記溝の深さよ
りも薄いことも好適であり、突起部による圧縮反力の影
響を低減することができる。
【0015】前記複数の突起部は、突起部の中央部に向
かって突出量が大きくなり該突起部の中央部が前記溝の
側壁部と当接すると共に、隣接する突起部との間に前記
溝の側壁部とは当接しない逃げ部を備えていることも好
適である。
【0016】これによると、ガスケット自体の膨潤や膨
張によって、充填率が高くなろうとする際に、まず逃げ
部が小さくなることで充填率の上昇を抑制することにな
り、適切な緊迫力によるシール性の維持及び圧縮反力の
増加を防止することができる。
【0017】ガスケットの取り付け構造においては、上
記記載のガスケットを、このガスケットにより分割され
る2領域の相対圧力が高い側に、前記突起部を配置して
なることを特徴とする。
【0018】この構成によると、突起部の過大な圧縮を
抑えることができ、ガスケット本体のシール部の不均一
な変形を抑制して良好なシール性を維持することが可能
となる。
【0019】また、ガスケットにより分割される2領域
の一方の領域に正圧と負圧が作用する場合において、他
方の領域との相対圧力が高くなる状態が主となる側に、
前記突起部を配置してなることも好適である。
【0020】この構成においても、突起部の過大な圧縮
を抑えることができ、ガスケット本体のシール部の不均
一な変形を抑制して良好なシール性を維持することが可
能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1,2及び図3に基づき、本発明を
適用した第1の実施の形態における、ガスケット1を説
明する。図1はガスケットの平面図であり、図2
(a),(b)は図1のS1−S1断面及びS2−S2
断面に対応する断面図である。また、図3(a)はガス
ケット1を容器2の溝2aに嵌め込んだ状態の平面図、
図3(b)は図3(a)のS3−S3断面図であり、蓋
部材3により溝2aを覆った状態である。
【0022】このガスケット1は、2対向面としての容
器2と蓋部材3の間の隙間を密封するものであり、容器
2には溝2aが設けられ、この溝2aにガスケット1が
嵌め込まれ、蓋部材3により圧縮されて溝2a内に保持
される。
【0023】ガスケット1は、ゴム状弾性部材から構成
され本体としての円形断面を備えた環状のシールリング
1a(図2(b)参照)と、シールリング1aの内径側
に複数の突起部1bを全周にわたり一体的に備えてい
る。
【0024】突起部1bは、シールリング1aの内径側
から円弧状に突出しており、隣接する突起部との間に溝
2aの側壁部2bとは当接しない逃げ部1cを備えてい
る。また、突起部1bの厚さは溝2aの深さよりも若干
薄く設定されており、蓋部材3による圧縮の影響を直接
受けることはなく、対向する溝2aの側壁部2bから反
対側の側壁部2cへ向かう方向の圧縮反力は発生する
が、突起部1bによる蓋部材3を押しあげる向きの圧縮
反力は発生させない構成としている。
【0025】このような構成のガスケット1を溝2aに
嵌め込むと、突出量が大きくなっている突起部1bの中
央部が溝2aの内周側の側壁部2bに当接し、溝2aに
対してガスケット1を固定するので、ガスケット1の溝
2a内での移動を抑えることができる。
【0026】また、ガスケット1自体の膨潤や膨張によ
って、充填率が高くなろうとする際に、まず逃げ部1c
の空間が小さくなることで充填率の上昇を抑制すること
になり、適切な緊迫力によるシール性の維持及び圧縮反
力の増加を防止することができる。
【0027】ガスケット1を溝2aに取り付ける際に
は、ガスケット1により分割される2領域の相対圧力が
高い側に、突起部1bを向けて配置することで、突起部
1bの過大な圧縮を抑えることができ、ガスケット1の
シール部としてのシールリング1aの不均一な変形(突
起部1b側に強く押圧された場合には、シールリング1
aに突起部1bの中央部で多点的に支持される部分と逃
げ部1cにより支持されない部分により波打つような撓
みが発生する)を抑制して良好なシール性を維持するこ
とが可能となる。
【0028】また、ガスケット1により分割される2領
域の一方の領域に正圧と負圧が作用する場合において、
他方の領域との相対圧力が高くなる状態が主となる側
に、突起部1bを配置することで、同様に突起部1bの
過大な圧縮を抑えることができ、またガスケット1のシ
ールリング1aの不均一な変形を抑制して良好なシール
性を維持することが可能となる。
【0029】尚、本実施の形態においては、突起部1b
をシールリング1aの内径側に備える構成のものとして
説明したが、この構成に限定されるものではなく、シー
ルリング1aの外径側に備える構成や、内径側及び外径
側の両方に備えることも可能である。
【0030】また、軸穴とこれに挿通される軸の隙間を
シールする場合には、環状のガスケットの本体より軸方
向に突起部を形成することにより、上記に説明した第1
の実施の形態と同様に本発明を適用することが可能であ
る。
【0031】(実施の形態2)図4は第2の実施の形態
のガスケット11を説明する図である。第1の実施の形
態のガスケット1と同様の構成には同じ符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0032】このガスケット11の特徴は、ガスケット
11を溝2aに嵌め込んだ時に、脱落防止のための小突
起12を突起部1bの中央部に設けている。この小突起
12は、図示されるように、ガスケット11の内径側の
4箇所に均等に配置されている。
【0033】この小突起12により、ガスケット11が
圧縮される前の状態では、突起部1bと側壁部2bとの
嵌合が弱く容易に抜けてしまうことがあっても、小突起
12と側壁部2bが当接することにより、ガスケット1
1を保持することが可能となる。
【0034】その他の構成及び作用・効果は第1の実施
の形態のガスケット1と同じであり、その説明を省略す
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によると、溝の内部に装着され圧
縮されて使用される密封装置の溝に対する移動を防止す
ると共に、所定の充填率を維持することにより、長期間
にわたり安定したシール性を維持可能とする。
【0036】複数の突起部の厚みが前記溝の深さよりも
薄いことにより、突起部による圧縮反力の影響を低減す
ることができる。
【0037】隣接する突起部との間に溝の側壁部とは当
接しない逃げ部を備えることにより、ガスケット自体の
膨潤や膨張によって、充填率が高くなろうとする際に、
まず逃げ部が小さくなることで充填率の上昇を抑制する
ことになり、適切な緊迫力によるシール性の維持及び圧
縮反力の増加を防止することができる。
【0038】ガスケットにより分割される2領域の相対
圧力が高い側に、突起部を配置してなることにより、突
起部の過大な圧縮を抑えることができ、ガスケット本体
のシール部の不均一な変形を抑制して良好なシール性を
維持することが可能となる。ガスケットにより分割され
る2領域の一方の領域に正圧と負圧が作用する場合にお
いて、他方の領域との相対圧力が高くなる状態が主とな
る側に、前記突起部を配置してなることにより、突起部
の過大な圧縮を抑えることができ、ガスケット本体のシ
ール部の不均一な変形を抑制して良好なシール性を維持
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の実施の形態のガスケットの平面
図。
【図2】図2は第1の実施の形態のガスケットの断面
図。
【図3】図3は第1の実施の形態のガスケットを溝に嵌
め込んだ状態を示す図。
【図4】図4は第2の実施の形態のガスケットの図。
【図5】図5は従来のガスケットの断面図。
【図6】図6は従来のガスケットの断面図。
【図7】図7は従来のガスケットの断面図。
【符号の説明】
1,11 ガスケット 1a シールリング 1b 突起部 1c 逃げ部 2 容器 2a 溝 2b,2c 側壁部 3 蓋部材 12 小突起

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔に保持される2対向面の間の
    隙間を密封するために、少なくとも一方の対向面に溝を
    設け、この溝の内部に圧縮保持されるガスケットにおい
    て、 前記溝の側壁部に当接し溝に対してガスケット自体を固
    定する複数の突起部を全周にわたり備えることを特徴と
    するガスケット。
  2. 【請求項2】 前記複数の突起部の厚みは前記溝の深さ
    よりも薄いことを特徴とする請求項1に記載のガスケッ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記複数の突起部は、突起部の中央部に
    向かって突出量が大きくなり該突起部の中央部が前記溝
    の側壁部と当接すると共に、隣接する突起部との間に前
    記溝の側壁部とは当接しない逃げ部を備えていることを
    特徴とする請求項1または2に記載のガスケット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    ガスケットを、このガスケットにより分割される2領域
    の相対圧力が高い側に、前記突起部を配置してなること
    を特徴とするガスケットの取り付け構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    ガスケットを、このガスケットにより分割される2領域
    の一方の領域に正圧と負圧が作用する場合において、他
    方の領域との相対圧力が高くなる状態が主となる側に、
    前記突起部を配置してなることを特徴とするガスケット
    の取り付け構造。
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