JPH11108156A - デファレンシャル装置 - Google Patents
デファレンシャル装置Info
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- JPH11108156A JPH11108156A JP27774797A JP27774797A JPH11108156A JP H11108156 A JPH11108156 A JP H11108156A JP 27774797 A JP27774797 A JP 27774797A JP 27774797 A JP27774797 A JP 27774797A JP H11108156 A JPH11108156 A JP H11108156A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピニオンギヤの倒れ角変動と偏摩耗と騒音な
どを防止すると共に、歯すじ角補正を施した場合に顕著
な効果を得る。 【解決手段】 エンジンにより回転駆動されるデフケー
ス3の内部に同軸配置された出力側サイドギヤ15、1
7と、第1ギヤ部29、31でギヤ17、15と各別に
噛み合い、第2ギヤ部33、35で互いに噛み合ったピ
ニオンギヤ25、27と、ギヤ25、27の外周を摺動
自在に支承する収容孔21、23とを備え、ピニオンギ
ヤ25の端部に形成した軸部39、41上に外径がギヤ
部29、33の外径とほぼ等しい摺動環43、45を固
定した。
どを防止すると共に、歯すじ角補正を施した場合に顕著
な効果を得る。 【解決手段】 エンジンにより回転駆動されるデフケー
ス3の内部に同軸配置された出力側サイドギヤ15、1
7と、第1ギヤ部29、31でギヤ17、15と各別に
噛み合い、第2ギヤ部33、35で互いに噛み合ったピ
ニオンギヤ25、27と、ギヤ25、27の外周を摺動
自在に支承する収容孔21、23とを備え、ピニオンギ
ヤ25の端部に形成した軸部39、41上に外径がギヤ
部29、33の外径とほぼ等しい摺動環43、45を固
定した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に用いられ
るデファレンシャル装置に関する。
るデファレンシャル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−49561号公報にデファレ
ンシャル装置が記載されている。
ンシャル装置が記載されている。
【0003】このデファレンシャル装置は、同軸配置さ
れた一対の出力側ヘリカルサイドギヤと、各サイドギヤ
の径方向外側に周方向配置された、図7のような一対の
ヘリカルピニオンギヤ201、203からなる複数組の
ピニオンギヤ組などを備えている。各ピニオンギヤ20
1、203はデフケースに設けられた収容孔の内部で外
周を摺動回転自在に支持されており、各収容孔とピニオ
ンギヤの外周との間には適度なクリアランスが形成され
ている。
れた一対の出力側ヘリカルサイドギヤと、各サイドギヤ
の径方向外側に周方向配置された、図7のような一対の
ヘリカルピニオンギヤ201、203からなる複数組の
ピニオンギヤ組などを備えている。各ピニオンギヤ20
1、203はデフケースに設けられた収容孔の内部で外
周を摺動回転自在に支持されており、各収容孔とピニオ
ンギヤの外周との間には適度なクリアランスが形成され
ている。
【0004】図7のように、各ピニオンギヤ201、2
03にはぞれぞれ第1ギヤ部205、207と第2ギヤ
部209、211とが設けられており、各ピニオンギヤ
201、203はそれぞれの第2ギヤ部209、211
で互いに噛み合っている。又、各サイドギヤは第1ギヤ
部205、207と各別に噛み合うことによって互いに
連結されている。
03にはぞれぞれ第1ギヤ部205、207と第2ギヤ
部209、211とが設けられており、各ピニオンギヤ
201、203はそれぞれの第2ギヤ部209、211
で互いに噛み合っている。又、各サイドギヤは第1ギヤ
部205、207と各別に噛み合うことによって互いに
連結されている。
【0005】又、各ピニオンギヤ201、203の第2
ギヤ部209、211側の両端にはそれぞれ長い軸部2
13、215が設けられており、これらの端部に支持円
板部219、217が加工されている。これらの支持円
板部219、217は収容孔の壁面と接触する。
ギヤ部209、211側の両端にはそれぞれ長い軸部2
13、215が設けられており、これらの端部に支持円
板部219、217が加工されている。これらの支持円
板部219、217は収容孔の壁面と接触する。
【0006】各ピニオンギヤ201、203はデフケー
スの回転方向(ピニオンギヤの公転方向)に配置されて
おり、第2ギヤ部209、211の噛み合い点と、第1
ギヤ部205、207と各サイドギヤとの噛み合い点と
は回転方向にずれている。
スの回転方向(ピニオンギヤの公転方向)に配置されて
おり、第2ギヤ部209、211の噛み合い点と、第1
ギヤ部205、207と各サイドギヤとの噛み合い点と
は回転方向にずれている。
【0007】従って、デフケースの回転方向に後行配置
されたピニオンギヤは、第1ギヤ部と第2ギヤ部の両方
で収容孔から掛かる駆動トルクによってほぼ同方向の反
力が生じ、高反力側になる。又、先行配置されたピニオ
ンギヤの場合、第1ギヤ部には収容孔からの駆動トルク
による反力が生じると共に、第2ギヤ部には相手側ピニ
オンギヤの第2ギヤ部から受ける駆動トルクによって第
1ギヤ部と方向の異なる反力が生じ、低反力側になる。
されたピニオンギヤは、第1ギヤ部と第2ギヤ部の両方
で収容孔から掛かる駆動トルクによってほぼ同方向の反
力が生じ、高反力側になる。又、先行配置されたピニオ
ンギヤの場合、第1ギヤ部には収容孔からの駆動トルク
による反力が生じると共に、第2ギヤ部には相手側ピニ
オンギヤの第2ギヤ部から受ける駆動トルクによって第
1ギヤ部と方向の異なる反力が生じ、低反力側になる。
【0008】このように、先行配置されたピニオンギヤ
では、第1ギヤ部に生じる反力と第2ギヤ部に生じる反
力の方向が異なるから、収容孔とのクリアランスだけ中
心軸に対する倒れが生じる。
では、第1ギヤ部に生じる反力と第2ギヤ部に生じる反
力の方向が異なるから、収容孔とのクリアランスだけ中
心軸に対する倒れが生じる。
【0009】又、デフケースが反対方向に回転すると、
低反力側であったピニオンギヤが高反力側になると共
に、高反力側であったピニオンギヤが低反力側になって
倒れが生じる。
低反力側であったピニオンギヤが高反力側になると共
に、高反力側であったピニオンギヤが低反力側になって
倒れが生じる。
【0010】このようにピニオンギヤが倒れると、倒れ
たピニオンギヤと相手側のピニオンギヤとの間、及び、
倒れたピニオンギヤと相手側のサイドギヤとの間に局部
的に強く当たる箇所が生じ、これらの箇所にピッチング
(荷重を受けて金属の表面から薄片が剥脱する現象)が
発生し、耐久性が低下する。
たピニオンギヤと相手側のピニオンギヤとの間、及び、
倒れたピニオンギヤと相手側のサイドギヤとの間に局部
的に強く当たる箇所が生じ、これらの箇所にピッチング
(荷重を受けて金属の表面から薄片が剥脱する現象)が
発生し、耐久性が低下する。
【0011】又、ピニオンギヤが倒れると、ピニオンギ
ヤの歯の端部が収容孔に当たるから、これらの間で偏摩
耗が生じ、耐久性が低下する。
ヤの歯の端部が収容孔に当たるから、これらの間で偏摩
耗が生じ、耐久性が低下する。
【0012】ピッチングや偏摩耗を防止するには、各ギ
ヤやデフケース(収容孔)の硬度を高める必要がある
が、硬度を高めるとこれらの製作がそれだけ困難にな
り、高価になる。
ヤやデフケース(収容孔)の硬度を高める必要がある
が、硬度を高めるとこれらの製作がそれだけ困難にな
り、高価になる。
【0013】又、ピニオンギヤの倒れによる局部的な当
たりを防止するには、倒れと反対方向に倒れ角だけ歯す
じ角を補正することが行われる。
たりを防止するには、倒れと反対方向に倒れ角だけ歯す
じ角を補正することが行われる。
【0014】図8乃至図10は倒れが生じたピニオンギ
ヤ221とその収容孔223との当たりを示している。
ピニオンギヤ221が倒れると、図8のように1枚の歯
225が収容孔223に当たる状態と、図9のように2
枚の歯225が収容孔223に当たる状態とが交互に起
こる。ピニオンギヤ221と収容孔223との距離は1
枚の歯225が当たる場合の方が2枚の歯225が当た
る場合より大きいから、ピニオンギヤ221の倒れ角が
回転に伴って変動する。
ヤ221とその収容孔223との当たりを示している。
ピニオンギヤ221が倒れると、図8のように1枚の歯
225が収容孔223に当たる状態と、図9のように2
枚の歯225が収容孔223に当たる状態とが交互に起
こる。ピニオンギヤ221と収容孔223との距離は1
枚の歯225が当たる場合の方が2枚の歯225が当た
る場合より大きいから、ピニオンギヤ221の倒れ角が
回転に伴って変動する。
【0015】更に、図10のように、収容孔223がポ
ケット部になっている場合は、ピニオンギヤ221の歯
先径227と収容孔223の径が異なるから、倒れ角変
動が大きくなる。
ケット部になっている場合は、ピニオンギヤ221の歯
先径227と収容孔223の径が異なるから、倒れ角変
動が大きくなる。
【0016】こうして、ピニオンギヤ221の倒れ角が
変動する上に、ピニオンギヤ221と収容孔223との
摺動が断続的になるから、ピニオンギヤ221の歯と収
容孔223の偏摩耗が更に大きくなると共に、騒音が発
生する。
変動する上に、ピニオンギヤ221と収容孔223との
摺動が断続的になるから、ピニオンギヤ221の歯と収
容孔223の偏摩耗が更に大きくなると共に、騒音が発
生する。
【0017】このような倒れ角の変動、偏摩耗、騒音は
ピニオンギヤ221の歯の枚数が少ないほど大きくな
る。
ピニオンギヤ221の歯の枚数が少ないほど大きくな
る。
【0018】上記のように、歯すじ角補正は一定の倒れ
角に応じて修正角度を設定するものであるから、このよ
うにピニオンギヤの倒れ角が変動する場合には対応でき
ず、ギヤの歯当たりを向上させてピッチングを防止する
ことができない。
角に応じて修正角度を設定するものであるから、このよ
うにピニオンギヤの倒れ角が変動する場合には対応でき
ず、ギヤの歯当たりを向上させてピッチングを防止する
ことができない。
【0019】そこで、上記公報のデファレンシャル装置
では、図7のように、各ピニオンギヤ201、203の
軸部213、215に設けた支持円板部219、217
と収容孔の壁面とを接触させることによって、ピニオン
ギヤ201、203の歯と収容孔との接触を防止し、倒
れ角の変動、偏摩耗、騒音などを防止している。
では、図7のように、各ピニオンギヤ201、203の
軸部213、215に設けた支持円板部219、217
と収容孔の壁面とを接触させることによって、ピニオン
ギヤ201、203の歯と収容孔との接触を防止し、倒
れ角の変動、偏摩耗、騒音などを防止している。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの支持
円板部219、217は軸部213、215を機械加工
することによりピニオンギヤ201、203と一体に形
成されているから、支持円板部219、217の位置
(軸部213、215の長さ)を歯切りの際にカッター
と当たらない位置より近くすることができず、従って、
ギヤ部と支持円板部219、217との間隔を任意に設
定できない。
円板部219、217は軸部213、215を機械加工
することによりピニオンギヤ201、203と一体に形
成されているから、支持円板部219、217の位置
(軸部213、215の長さ)を歯切りの際にカッター
と当たらない位置より近くすることができず、従って、
ギヤ部と支持円板部219、217との間隔を任意に設
定できない。
【0021】又、ギヤ部の反対側に設けられた短い軸部
229、231には、同様に、歯切りカッターの当たり
によって、支持円板部を設けることができないから、短
い軸部229、231側では、ピニオンギヤ201、2
03の倒れ角変動、偏摩耗及び耐久性低下、騒音などを
防止できない。
229、231には、同様に、歯切りカッターの当たり
によって、支持円板部を設けることができないから、短
い軸部229、231側では、ピニオンギヤ201、2
03の倒れ角変動、偏摩耗及び耐久性低下、騒音などを
防止できない。
【0022】そこで、この発明は、デフケースの収容孔
で支承されたピニオンギヤを介して出力側のサイドギヤ
を連結するように構成されたデファレンシャル装置にお
いて、ピニオンギヤの倒れ角変動、偏摩耗及び耐久性低
下、騒音などを防止すると共に、倒れ角変動を防止する
ことにより、歯すじ角補正を施した場合に顕著な効果が
得られるデファレンシャル装置の提供を目的とする。
で支承されたピニオンギヤを介して出力側のサイドギヤ
を連結するように構成されたデファレンシャル装置にお
いて、ピニオンギヤの倒れ角変動、偏摩耗及び耐久性低
下、騒音などを防止すると共に、倒れ角変動を防止する
ことにより、歯すじ角補正を施した場合に顕著な効果が
得られるデファレンシャル装置の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1のデファレンシ
ャル装置は、エンジンの駆動力によって回転駆動される
デフケースと、デフケースの内部に同軸配置された一対
の出力側サイドギヤと、それぞれが第1と第2のギヤ部
を有し、第1のギヤ部でサイドギヤと各別に噛み合い、
第2のギヤ部で互いに噛み合った少なくとも一対のピニ
オンギヤからなるピニオンギヤ組と、デフケースに周方
向に配列して設けられ、各ピニオンギヤの外周を摺動自
在に支承する収容孔組とを備え、ピニオンギヤの端部に
軸部を形成し、この軸部上に外径がギヤ部の外径とほぼ
等しい摺動環を固定したことを特徴とする。
ャル装置は、エンジンの駆動力によって回転駆動される
デフケースと、デフケースの内部に同軸配置された一対
の出力側サイドギヤと、それぞれが第1と第2のギヤ部
を有し、第1のギヤ部でサイドギヤと各別に噛み合い、
第2のギヤ部で互いに噛み合った少なくとも一対のピニ
オンギヤからなるピニオンギヤ組と、デフケースに周方
向に配列して設けられ、各ピニオンギヤの外周を摺動自
在に支承する収容孔組とを備え、ピニオンギヤの端部に
軸部を形成し、この軸部上に外径がギヤ部の外径とほぼ
等しい摺動環を固定したことを特徴とする。
【0024】このように、請求項1のデファレンシャル
装置は、ピニオンギヤが倒れたとき、ピニオンギヤに設
けた軸部に固定された摺動環が収容孔と接触することに
よってギヤ部と収容孔との接触が防止されると共に、摺
動環が収容孔と連続的に摺動するから、接触する歯の枚
数変化による倒れ角の変動、偏摩耗と耐久性低下、騒音
などが防止される。
装置は、ピニオンギヤが倒れたとき、ピニオンギヤに設
けた軸部に固定された摺動環が収容孔と接触することに
よってギヤ部と収容孔との接触が防止されると共に、摺
動環が収容孔と連続的に摺動するから、接触する歯の枚
数変化による倒れ角の変動、偏摩耗と耐久性低下、騒音
などが防止される。
【0025】このように、ピニオンギヤの倒れ角が変動
しないから、この一定の倒れ角に応じて歯すじ補正角度
を設定することが可能になり、顕著なピッチング防止効
果が得られる。
しないから、この一定の倒れ角に応じて歯すじ補正角度
を設定することが可能になり、顕著なピッチング防止効
果が得られる。
【0026】又、例えば、車両の前進走行時にデフケー
スが回転する方向に先行配置されたピニオンギヤに摺動
環を固定すれば、前進走行時の大きな倒れトルクが掛か
っても、本発明によって倒れ角の変動が防止されるか
ら、このピニオンギヤに歯すじ角補正を施せば、前進走
行時に各ギヤの噛み合い部に生じる強いピッチングが効
果的に防止される。
スが回転する方向に先行配置されたピニオンギヤに摺動
環を固定すれば、前進走行時の大きな倒れトルクが掛か
っても、本発明によって倒れ角の変動が防止されるか
ら、このピニオンギヤに歯すじ角補正を施せば、前進走
行時に各ギヤの噛み合い部に生じる強いピッチングが効
果的に防止される。
【0027】これに加えて、前進走行時の回転方向に後
行配置されたピニオンギヤにも摺動環を固定し歯すじ角
補正を施せば、前進走行時と後進走行時の両方で、ピッ
チングが効果的に防止される。
行配置されたピニオンギヤにも摺動環を固定し歯すじ角
補正を施せば、前進走行時と後進走行時の両方で、ピッ
チングが効果的に防止される。
【0028】更に、従来例と異なって、摺動環をピニオ
ンギヤと別体にしたことにより、ギヤ部を歯切りした後
に摺動環を固定すれば歯切りカッターとの当たりの問題
が生じないから、ギヤ部と摺動環との間隔を任意に設定
することができる。
ンギヤと別体にしたことにより、ギヤ部を歯切りした後
に摺動環を固定すれば歯切りカッターとの当たりの問題
が生じないから、ギヤ部と摺動環との間隔を任意に設定
することができる。
【0029】又、摺動環とピニオンギヤとを別体にした
ことにより、外周の加工を別々に行うことが可能にな
り、外周の加工精度と両者を固定した後の精度とが向上
する。
ことにより、外周の加工を別々に行うことが可能にな
り、外周の加工精度と両者を固定した後の精度とが向上
する。
【0030】請求項2の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、ピニオンギヤの摺動環とギヤ
部とが軸部を介して所定の距離だけ離れていることを特
徴とし、請求項1の構成と同等の効果を得る。
レンシャル装置であって、ピニオンギヤの摺動環とギヤ
部とが軸部を介して所定の距離だけ離れていることを特
徴とし、請求項1の構成と同等の効果を得る。
【0031】これに加えて、上記のように摺動環とピニ
オンギヤとを別体にしたから、ギヤ部と摺動環とを所定
の間隔にすることが容易になる。
オンギヤとを別体にしたから、ギヤ部と摺動環とを所定
の間隔にすることが容易になる。
【0032】請求項3の発明は、請求項1記載のデファ
レンシャル装置であって、ピニオンギヤの摺動環とギヤ
部とが隣接していることを特徴とし、請求項1の構成と
同等の効果を得る。
レンシャル装置であって、ピニオンギヤの摺動環とギヤ
部とが隣接していることを特徴とし、請求項1の構成と
同等の効果を得る。
【0033】これに加えて、摺動環とギヤ部とを隣接さ
せたから、摺動環をピニオンギヤに固定した後、摺動環
とギヤ部の外周を同時に研磨加工することが可能にな
り、加工精度が更に向上する。
せたから、摺動環をピニオンギヤに固定した後、摺動環
とギヤ部の外周を同時に研磨加工することが可能にな
り、加工精度が更に向上する。
【0034】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、摺動環が固定される軸部の外径が、ギヤ部の歯底径
以下であることを特徴とし、請求項1乃至請求項3のい
ずれかと同等の効果を得る。
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、摺動環が固定される軸部の外径が、ギヤ部の歯底径
以下であることを特徴とし、請求項1乃至請求項3のい
ずれかと同等の効果を得る。
【0035】これに加えて、摺動環を固定する軸部の外
径をギヤ部の歯底径以下にしたから、ギヤ部の歯切り加
工はこの軸部に邪魔されずに行うことができると共に、
軸部の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
径をギヤ部の歯底径以下にしたから、ギヤ部の歯切り加
工はこの軸部に邪魔されずに行うことができると共に、
軸部の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
【0036】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、摺動環がピニオンギヤの両端部に固定されているこ
とを特徴とし、請求項1乃至請求項4のいずれかと同等
の効果を得る。
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、摺動環がピニオンギヤの両端部に固定されているこ
とを特徴とし、請求項1乃至請求項4のいずれかと同等
の効果を得る。
【0037】これに加えて、摺動環をピニオンギヤの両
端部に固定したことにより、支持円板部をピニオンギヤ
の片側端部にだけ設けた従来例と異なって、ピニオンギ
ヤがいずれの方向に倒れても倒れ角の変動が防止され、
歯すじ角補正によって顕著なピッチング防止効果が得ら
れる。
端部に固定したことにより、支持円板部をピニオンギヤ
の片側端部にだけ設けた従来例と異なって、ピニオンギ
ヤがいずれの方向に倒れても倒れ角の変動が防止され、
歯すじ角補正によって顕著なピッチング防止効果が得ら
れる。
【0038】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、摺動環の外周にオイル溝が設けられていることを特
徴とし、請求項1乃至請求項5のいずれかと同等の効果
を得る。
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、摺動環の外周にオイル溝が設けられていることを特
徴とし、請求項1乃至請求項5のいずれかと同等の効果
を得る。
【0039】これに加えて、摺動環の外周にオイル溝を
設けたことにより、摺動環と収容孔との摩耗や焼き付き
などが効果的に防止される。
設けたことにより、摺動環と収容孔との摩耗や焼き付き
などが効果的に防止される。
【0040】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、一方のピニオンギヤに摺動環を固定し、他方のピニ
オンギヤに外径がギヤ部の歯底径にほぼ等しい摺動部を
設けて前記摺動部の外周と接触させたことを特徴とし、
請求項1乃至請求項6のいずれかと同等の効果を得る。
のいずれか一項に記載のデファレンシャル装置であっ
て、一方のピニオンギヤに摺動環を固定し、他方のピニ
オンギヤに外径がギヤ部の歯底径にほぼ等しい摺動部を
設けて前記摺動部の外周と接触させたことを特徴とし、
請求項1乃至請求項6のいずれかと同等の効果を得る。
【0041】これに加えて、一方のピニオンギヤの摺動
環と他方のピニオンギヤの摺動部とが接触することによ
り、両方のピニオンギヤの間で互いの軸の倒れが防止さ
れ、噛み合いが安定し、ピッチングが防止される。
環と他方のピニオンギヤの摺動部とが接触することによ
り、両方のピニオンギヤの間で互いの軸の倒れが防止さ
れ、噛み合いが安定し、ピッチングが防止される。
【0042】又、摺動部の外径をギヤ部の歯底径にほぼ
等しくしたから、摺動部はギヤ部の歯切り加工の邪魔に
ならなず、従って、摺動部を任意の位置に設けることが
できると共に、摺動部の外周も歯切り加工の際に損傷を
受けずにすむ。
等しくしたから、摺動部はギヤ部の歯切り加工の邪魔に
ならなず、従って、摺動部を任意の位置に設けることが
できると共に、摺動部の外周も歯切り加工の際に損傷を
受けずにすむ。
【0043】
【発明の実施の形態】図1乃至図3によって本発明の第
1実施形態を説明する。図1はこの実施形態のデファレ
ンシャル装置1を示しており、デファレンシャル装置1
は請求項1、2、3、4、5、7の特徴を備えている。
なお、左右の方向は図1と図3での左右の方向であり、
符号を与えていない部材等は図示されていない。
1実施形態を説明する。図1はこの実施形態のデファレ
ンシャル装置1を示しており、デファレンシャル装置1
は請求項1、2、3、4、5、7の特徴を備えている。
なお、左右の方向は図1と図3での左右の方向であり、
符号を与えていない部材等は図示されていない。
【0044】図1のように、デファレンシャル装置1の
デフケース3はケーシング本体5と左のカバー7と右の
カバー9とをボルトで固定して形成されている。
デフケース3はケーシング本体5と左のカバー7と右の
カバー9とをボルトで固定して形成されている。
【0045】デファレンシャル装置1はデフキャリヤの
内部に配置されており、デフケース3の左右のボス部1
1、13はベアリングを介してデフキャリヤに支承され
ている。このデフキャリヤにはオイル溜りが設けられて
おり、デファレンシャル装置1は、静止状態で下部がこ
のオイル溜りに浸されており、回転するとオイル溜りか
らオイルを撥ね上げる。
内部に配置されており、デフケース3の左右のボス部1
1、13はベアリングを介してデフキャリヤに支承され
ている。このデフキャリヤにはオイル溜りが設けられて
おり、デファレンシャル装置1は、静止状態で下部がこ
のオイル溜りに浸されており、回転するとオイル溜りか
らオイルを撥ね上げる。
【0046】デフケース3の内部には、それぞれヘリカ
ルギヤで構成された左右のサイドギヤ15、17(出力
側サイドギヤ)が同軸配置されており、これらは左右の
車輪側出力軸にスプライン連結されている。又、サイド
ギヤ15、17の間にはスペーサ19が配置されてい
る。
ルギヤで構成された左右のサイドギヤ15、17(出力
側サイドギヤ)が同軸配置されており、これらは左右の
車輪側出力軸にスプライン連結されている。又、サイド
ギヤ15、17の間にはスペーサ19が配置されてい
る。
【0047】図2のように、デフケース3には収容孔2
1、23が周方向等間隔に4組形成されている。これら
の収容孔21、23にはそれぞれヘリカルギヤで構成さ
れたピニオンギヤ25、27が摺動回転自在に収容され
ている。
1、23が周方向等間隔に4組形成されている。これら
の収容孔21、23にはそれぞれヘリカルギヤで構成さ
れたピニオンギヤ25、27が摺動回転自在に収容され
ている。
【0048】各ピニオンギヤ25、27は、それぞれ第
1ギヤ部29、31と第2ギヤ部33、35とを持ち、
ピニオンギヤ25の第1ギヤ部29は右のサイドギヤ1
7と噛み合い、ピニオンギヤ27の第1ギヤ部31は左
のサイドギヤ15と噛み合っている。又、それぞれの第
2ギヤ部33、35はサイドギヤ15、17の軸方向内
側で互いに噛み合っている。各サイドギヤ15、17は
ピニオンギヤ27、25との噛み合いによって径方向外
側から支持されている。
1ギヤ部29、31と第2ギヤ部33、35とを持ち、
ピニオンギヤ25の第1ギヤ部29は右のサイドギヤ1
7と噛み合い、ピニオンギヤ27の第1ギヤ部31は左
のサイドギヤ15と噛み合っている。又、それぞれの第
2ギヤ部33、35はサイドギヤ15、17の軸方向内
側で互いに噛み合っている。各サイドギヤ15、17は
ピニオンギヤ27、25との噛み合いによって径方向外
側から支持されている。
【0049】図2の矢印37は車両が前進走行するとき
のデフケース3の回転方向を示しており、このように、
前進走行時の回転方向に対してピニオンギヤ25はピニ
オンギヤ27より先行配置されている。
のデフケース3の回転方向を示しており、このように、
前進走行時の回転方向に対してピニオンギヤ25はピニ
オンギヤ27より先行配置されている。
【0050】先行配置されたピニオンギヤ25には、図
3のように、第1ギヤ部29側に短い軸部39が設けら
れ、第2ギヤ部33側に長い軸部41が設けられてお
り、軸部39にはギヤ部29に隣接して摺動環43が固
定され、軸部41の端部には摺動環45が固定されてい
る。
3のように、第1ギヤ部29側に短い軸部39が設けら
れ、第2ギヤ部33側に長い軸部41が設けられてお
り、軸部39にはギヤ部29に隣接して摺動環43が固
定され、軸部41の端部には摺動環45が固定されてい
る。
【0051】各摺動環43、45と軸部39、41との
固定は、圧入、溶接(例えば、電子ビーム溶接)、接着
剤を用いた接着などの方法で行われる。
固定は、圧入、溶接(例えば、電子ビーム溶接)、接着
剤を用いた接着などの方法で行われる。
【0052】軸部39の外径D1は各ギヤ部の歯底径D
2に等しく、軸部41の外径D3はそれより小径であ
る。又、各摺動環43、45の外径は各ギヤ部の外径と
ほぼ等しい。従って、摺動環45は摺動環43より肉厚
である。
2に等しく、軸部41の外径D3はそれより小径であ
る。又、各摺動環43、45の外径は各ギヤ部の外径と
ほぼ等しい。従って、摺動環45は摺動環43より肉厚
である。
【0053】これらの摺動環43、45は収容孔21の
壁面と接触して摺動回転する。
壁面と接触して摺動回転する。
【0054】又、耐摩耗性を向上させるために、各摺動
環43、45の外周にはNi−P、Cr−N、Ti−
N、B−N、リューブなどでコーティングが施されてお
り、このコーティングによって摺動環43、45だけで
なく、収容孔21の耐久性も向上している。
環43、45の外周にはNi−P、Cr−N、Ti−
N、B−N、リューブなどでコーティングが施されてお
り、このコーティングによって摺動環43、45だけで
なく、収容孔21の耐久性も向上している。
【0055】又、後行配置されたピニオンギヤ27に
は、第1ギヤ部31側に短い軸部47が設けられ、第2
ギヤ部35側に長い軸部49が設けられている。軸部4
7の外周は外径D4の円板状部分51(摺動部)になっ
ており、軸部49の端部には外径D4の円板状部分53
(摺動部)が設けられている。これらの外径D4は各ギ
ヤ部31、35の歯底径D2に等しく、軸部49の外径
D5は外径D4より小径である。
は、第1ギヤ部31側に短い軸部47が設けられ、第2
ギヤ部35側に長い軸部49が設けられている。軸部4
7の外周は外径D4の円板状部分51(摺動部)になっ
ており、軸部49の端部には外径D4の円板状部分53
(摺動部)が設けられている。これらの外径D4は各ギ
ヤ部31、35の歯底径D2に等しく、軸部49の外径
D5は外径D4より小径である。
【0056】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンギヤ27、25からサイドギヤ15、1
7を介して左右の出力軸側に分配される。又、例えば悪
路走行中に、各出力軸間に駆動抵抗差が生じるとピニオ
ンギヤ25、27の自転によってエンジンの駆動力は左
右各側に差動分配される。
力は、ピニオンギヤ27、25からサイドギヤ15、1
7を介して左右の出力軸側に分配される。又、例えば悪
路走行中に、各出力軸間に駆動抵抗差が生じるとピニオ
ンギヤ25、27の自転によってエンジンの駆動力は左
右各側に差動分配される。
【0057】トルクの伝達中、各ピニオンギヤ25、2
7の歯先はサイドギヤ17、15との噛み合い反力によ
り収容孔21、23の壁面に押し付けられる。又、ヘリ
カルギヤの噛み合いスラスト力によって、ピニオンギヤ
25、27の左端と右端はそれぞれカバー7、9に押し
付けられる。更に、サイドギヤ15、17はそれぞれカ
バー7、9に押し付けられ、あるいは、スペーサ19を
介して互いに押圧し合う。
7の歯先はサイドギヤ17、15との噛み合い反力によ
り収容孔21、23の壁面に押し付けられる。又、ヘリ
カルギヤの噛み合いスラスト力によって、ピニオンギヤ
25、27の左端と右端はそれぞれカバー7、9に押し
付けられる。更に、サイドギヤ15、17はそれぞれカ
バー7、9に押し付けられ、あるいは、スペーサ19を
介して互いに押圧し合う。
【0058】これらの各押圧部で摩擦抵抗が発生し、ト
ルク感応型の差動制限機能が得られる。
ルク感応型の差動制限機能が得られる。
【0059】このトルク感応型差動制限機能によって、
車両は発進時や加速時などで車輪間の差動回転が防止さ
れ、車体の安定性と操縦性とが向上する。
車両は発進時や加速時などで車輪間の差動回転が防止さ
れ、車体の安定性と操縦性とが向上する。
【0060】デフケース3には開口が設けられており、
ボス部11、13の内周には螺旋状のオイル溝が形成さ
れている。デファレンシャル装置1が回転するとオイル
溜りから撥ね上げられたオイルが、又、静止時にはオイ
ル溜りのオイルが、これらの開口とオイル溝とからデフ
ケース3に流出入し、収容孔21、23や各ギヤの噛み
合い部などに供給され、これらを潤滑する。
ボス部11、13の内周には螺旋状のオイル溝が形成さ
れている。デファレンシャル装置1が回転するとオイル
溜りから撥ね上げられたオイルが、又、静止時にはオイ
ル溜りのオイルが、これらの開口とオイル溝とからデフ
ケース3に流出入し、収容孔21、23や各ギヤの噛み
合い部などに供給され、これらを潤滑する。
【0061】こうして、デファレンシャル装置1が構成
されている。
されている。
【0062】上記のように、デファレンシャル装置1で
は、ピニオンギヤ25に固定した摺動環43、45を収
容孔21と接触させたことによって、ピニオンギヤ25
の両端でギヤ部29、33と収容孔21との接触が防止
されると共に、摺動環43、45が収容孔21と連続的
に摺動するから、接触する歯の枚数変化によるピニオン
ギヤ25の倒れ角変動、偏摩耗と耐久性低下、騒音など
が防止される。
は、ピニオンギヤ25に固定した摺動環43、45を収
容孔21と接触させたことによって、ピニオンギヤ25
の両端でギヤ部29、33と収容孔21との接触が防止
されると共に、摺動環43、45が収容孔21と連続的
に摺動するから、接触する歯の枚数変化によるピニオン
ギヤ25の倒れ角変動、偏摩耗と耐久性低下、騒音など
が防止される。
【0063】又、このようにピニオンギヤ25の倒れ角
が変動しないから、この一定の倒れ角に応じて設定した
修正角度で歯すじ角補正を行うことが可能になり、歯す
じ角補正によって顕著なピッチング防止効果が得られ
る。
が変動しないから、この一定の倒れ角に応じて設定した
修正角度で歯すじ角補正を行うことが可能になり、歯す
じ角補正によって顕著なピッチング防止効果が得られ
る。
【0064】又、車両の前進走行時にデフケースが回転
する方向に先行配置されたピニオンギヤ25に摺動環4
3、45を固定したことにより、ピニオンギヤ25に前
進走行時の大きな倒れトルクが掛かっても、上記のよう
に倒れ角の変動が防止されるから、ピニオンギヤ25に
歯すじ角補正を施せば、前進走行時に各ギヤの噛み合い
部に生じる強いピッチングが効果的に防止される。
する方向に先行配置されたピニオンギヤ25に摺動環4
3、45を固定したことにより、ピニオンギヤ25に前
進走行時の大きな倒れトルクが掛かっても、上記のよう
に倒れ角の変動が防止されるから、ピニオンギヤ25に
歯すじ角補正を施せば、前進走行時に各ギヤの噛み合い
部に生じる強いピッチングが効果的に防止される。
【0065】又、従来例と異なって、摺動環43、45
をピニオンギヤ25と別体にしたことにより、ギヤ部2
9、33を歯切りした後に摺動環43、45を固定すれ
ば歯切りカッターとの当たりの問題が生じないから、摺
動環43をギヤ部29に隣接配置できると共に、摺動環
45とギヤ部33との間隔を任意に設定することができ
る。
をピニオンギヤ25と別体にしたことにより、ギヤ部2
9、33を歯切りした後に摺動環43、45を固定すれ
ば歯切りカッターとの当たりの問題が生じないから、摺
動環43をギヤ部29に隣接配置できると共に、摺動環
45とギヤ部33との間隔を任意に設定することができ
る。
【0066】又、このようにピニオンギヤ25の第1ギ
ヤ部29側では、摺動環43とギヤ部29とを隣接させ
たから、摺動環43をピニオンギヤ25に固定した後、
摺動環43とギヤ部29の外周を同時に研磨加工するこ
とが可能になり、加工精度が更に向上する。
ヤ部29側では、摺動環43とギヤ部29とを隣接させ
たから、摺動環43をピニオンギヤ25に固定した後、
摺動環43とギヤ部29の外周を同時に研磨加工するこ
とが可能になり、加工精度が更に向上する。
【0067】又、摺動環43、45をピニオンギヤ25
と別体にしたことによってこれらの外周を別々に加工す
ることが可能になり、各外周の加工精度が向上すると共
に、両者を固定した後の精度が向上する。
と別体にしたことによってこれらの外周を別々に加工す
ることが可能になり、各外周の加工精度が向上すると共
に、両者を固定した後の精度が向上する。
【0068】又、摺動環43が固定される軸部39の外
径D1をギヤ部29、33の歯底径D2以下にしたか
ら、ギヤ部29、33の歯切り加工はこの軸部39に邪
魔されずに行うことができると共に、軸部39の外周も
歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
径D1をギヤ部29、33の歯底径D2以下にしたか
ら、ギヤ部29、33の歯切り加工はこの軸部39に邪
魔されずに行うことができると共に、軸部39の外周も
歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
【0069】又、ピニオンギヤ25の両端部に摺動環4
3、45を配置したから、支持円板部をピニオンギヤの
片側端部にだけ設けた従来例と異なって、ピニオンギヤ
25がいずれの方向に倒れても倒れ角の変動が防止さ
れ、歯すじ角補正の効果が顕著に得られる。
3、45を配置したから、支持円板部をピニオンギヤの
片側端部にだけ設けた従来例と異なって、ピニオンギヤ
25がいずれの方向に倒れても倒れ角の変動が防止さ
れ、歯すじ角補正の効果が顕著に得られる。
【0070】又、他方のピニオンギヤ27に円板状部分
51、53を設け、ピニオンギヤ25の摺動環43、4
5と接触させたから、両ピニオンギヤ25、27の間で
互いの軸の倒れが防止されて噛み合いが安定し、ピッチ
ングが防止される。
51、53を設け、ピニオンギヤ25の摺動環43、4
5と接触させたから、両ピニオンギヤ25、27の間で
互いの軸の倒れが防止されて噛み合いが安定し、ピッチ
ングが防止される。
【0071】又、これらの円板状部分51、53の外径
D4をギヤ部31、35の歯底径D2と等しくしたか
ら、円板状部分51、53はギヤ部31、35の歯切り
加工の邪魔にならず、従って、円板状部分51、53を
任意の位置に設けることができると共に、円板状部分5
1、53の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
D4をギヤ部31、35の歯底径D2と等しくしたか
ら、円板状部分51、53はギヤ部31、35の歯切り
加工の邪魔にならず、従って、円板状部分51、53を
任意の位置に設けることができると共に、円板状部分5
1、53の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
【0072】次に、図4乃至図6によって第2実施形態
の説明をする。この実施形態のデファレンシャル装置は
請求項1、3、4、5、6の特徴を備えている。又、左
右の方向は図4乃至図6での左右の方向であり、符号を
与えていない部材等は図示されていない。
の説明をする。この実施形態のデファレンシャル装置は
請求項1、3、4、5、6の特徴を備えている。又、左
右の方向は図4乃至図6での左右の方向であり、符号を
与えていない部材等は図示されていない。
【0073】なお、図4乃至図6と第2実施形態の説明
の中で、第1実施形態のデファレンシャル装置1と同機
能の部材は同符号を与えて引用し、これら同機能部材の
重複説明は省略する。
の中で、第1実施形態のデファレンシャル装置1と同機
能の部材は同符号を与えて引用し、これら同機能部材の
重複説明は省略する。
【0074】デフケース3の内部には左右のサイドギヤ
15、17が隣接して配置されている。
15、17が隣接して配置されている。
【0075】又、デフケース3には長短の収容孔55、
57が周方向等間隔に4組形成されており、これらの収
容孔55、57にはそれぞれヘリカルギヤで構成された
長短のピニオンギヤ59、61が摺動回転自在に収容さ
れている。
57が周方向等間隔に4組形成されており、これらの収
容孔55、57にはそれぞれヘリカルギヤで構成された
長短のピニオンギヤ59、61が摺動回転自在に収容さ
れている。
【0076】長いピニオンギヤ59は第1と第2のギヤ
部63、65とこれらを連結する中間軸部67とを有
し、第1のギヤ部63は右のサイドギヤ17と噛み合っ
ている。短いピニオンギヤ61は連続して形成された第
1と第2のギヤ部69、71とを有し、第1のギヤ部6
9は左のサイドギヤ15と噛み合っている。又、それぞ
れの第2ギヤ部65、71は、サイドギヤ15、17の
軸方向左側で、互いに噛み合っている。各サイドギヤ1
5、17はピニオンギヤ61、59との噛み合いによっ
て径方向外側から支持されている。
部63、65とこれらを連結する中間軸部67とを有
し、第1のギヤ部63は右のサイドギヤ17と噛み合っ
ている。短いピニオンギヤ61は連続して形成された第
1と第2のギヤ部69、71とを有し、第1のギヤ部6
9は左のサイドギヤ15と噛み合っている。又、それぞ
れの第2ギヤ部65、71は、サイドギヤ15、17の
軸方向左側で、互いに噛み合っている。各サイドギヤ1
5、17はピニオンギヤ61、59との噛み合いによっ
て径方向外側から支持されている。
【0077】前進走行時のデフケース3の回転方向に対
してピニオンギヤ59はピニオンギヤ61より先行配置
されている。
してピニオンギヤ59はピニオンギヤ61より先行配置
されている。
【0078】先行配置されたピニオンギヤ59には、図
4のように、第1ギヤ部63と第2ギヤ部65の各端部
に短い軸部73が設けられており、各軸部73にはギヤ
部63、65に隣接して摺動環75が固定されている。
各軸部73の外径D6は中間軸部67の外径D7と等し
く、これらは各ギヤ部63、65の歯底径D2より小径
である。
4のように、第1ギヤ部63と第2ギヤ部65の各端部
に短い軸部73が設けられており、各軸部73にはギヤ
部63、65に隣接して摺動環75が固定されている。
各軸部73の外径D6は中間軸部67の外径D7と等し
く、これらは各ギヤ部63、65の歯底径D2より小径
である。
【0079】各摺動環75と軸部73との固定は、圧
入、溶接(例えば、電子ビーム溶接)、接着剤を用いた
接着などの方法で行われる。
入、溶接(例えば、電子ビーム溶接)、接着剤を用いた
接着などの方法で行われる。
【0080】各摺動環75は収容孔55の壁面と接触し
て摺動回転する。
て摺動回転する。
【0081】又、図5のように、各摺動環75の外周に
はローレット加工によって編み目状のオイル溝77が設
けられており、デフケース3の開口などから流入するオ
イルはこのオイル溝77に保持され、摺動環75と収容
孔55との摺動部を潤滑し、偏摩耗や焼き付きなどを効
果的に防止する。
はローレット加工によって編み目状のオイル溝77が設
けられており、デフケース3の開口などから流入するオ
イルはこのオイル溝77に保持され、摺動環75と収容
孔55との摺動部を潤滑し、偏摩耗や焼き付きなどを効
果的に防止する。
【0082】更に、各摺動環75の外周にはNi−P、
Cr−N、Ti−N、B−N、リューブなどでコーティ
ングが施されており、摺動環75と収容孔55の耐摩耗
性と耐久性とを向上させている。
Cr−N、Ti−N、B−N、リューブなどでコーティ
ングが施されており、摺動環75と収容孔55の耐摩耗
性と耐久性とを向上させている。
【0083】又、後行配置されたピニオンギヤ61に
は、第2ギヤ部71側に短い軸部79が設けられてい
る。図4の矢印81のように、この軸部79とピニオン
ギヤ59の摺動環75とは接触していない。
は、第2ギヤ部71側に短い軸部79が設けられてい
る。図4の矢印81のように、この軸部79とピニオン
ギヤ59の摺動環75とは接触していない。
【0084】デフケース3を回転させるエンジンの駆動
力は、ピニオンギヤ61、59からサイドギヤ15、1
7を介して左右の出力軸側に分配され、各出力軸間に駆
動抵抗差が生じるとピニオンギヤ59、61の自転によ
って左右各側に差動分配される。
力は、ピニオンギヤ61、59からサイドギヤ15、1
7を介して左右の出力軸側に分配され、各出力軸間に駆
動抵抗差が生じるとピニオンギヤ59、61の自転によ
って左右各側に差動分配される。
【0085】トルクの伝達中、各ピニオンギヤ59、6
1の歯先はサイドギヤ17、15との噛み合い反力によ
り収容孔55、57の壁面に押し付けられる。又、ヘリ
カルギヤの噛み合いスラスト力によって、ピニオンギヤ
59、61の両端はデフケース3に押し付けられ、サイ
ドギヤ15、17はデフケース3に押し付けられ、ある
いは、互いに押圧し合う。
1の歯先はサイドギヤ17、15との噛み合い反力によ
り収容孔55、57の壁面に押し付けられる。又、ヘリ
カルギヤの噛み合いスラスト力によって、ピニオンギヤ
59、61の両端はデフケース3に押し付けられ、サイ
ドギヤ15、17はデフケース3に押し付けられ、ある
いは、互いに押圧し合う。
【0086】これらの各押圧部で発生する摩擦抵抗によ
ってトルク感応型差動制限機能が得られ、車両は発進時
や加速時などで車輪間の差動回転が防止され、車体の安
定性と操縦性とが向上する。
ってトルク感応型差動制限機能が得られ、車両は発進時
や加速時などで車輪間の差動回転が防止され、車体の安
定性と操縦性とが向上する。
【0087】図6は、摺動環75の外周に、捩じれ角の
付いたオイル溝83を設けた例である。このオイル溝8
3の捩じれ角は各ギヤ部63、65の歯すじ角と反対方
向にされており、図5の例と同様に、デフケース3の開
口などから流入するオイルを保持し、摺動環75と収容
孔55との摺動部を潤滑し、偏摩耗や焼き付きなどを効
果的に防止する。
付いたオイル溝83を設けた例である。このオイル溝8
3の捩じれ角は各ギヤ部63、65の歯すじ角と反対方
向にされており、図5の例と同様に、デフケース3の開
口などから流入するオイルを保持し、摺動環75と収容
孔55との摺動部を潤滑し、偏摩耗や焼き付きなどを効
果的に防止する。
【0088】こうして、第2実施形態のデファレンシャ
ル装置が構成されている。
ル装置が構成されている。
【0089】上記のように、第2実施形態のデファレン
シャル装置では、ピニオンギヤ59に固定した摺動環7
5、75を収容孔55と接触させたことによって、ピニ
オンギヤ59の両端でギヤ部63、65と収容孔55と
の接触が防止され、摺動環75が収容孔55と連続的に
摺動するから、から、ピニオンギヤ59の倒れ角変動、
偏摩耗と耐久性低下、騒音などが防止される。
シャル装置では、ピニオンギヤ59に固定した摺動環7
5、75を収容孔55と接触させたことによって、ピニ
オンギヤ59の両端でギヤ部63、65と収容孔55と
の接触が防止され、摺動環75が収容孔55と連続的に
摺動するから、から、ピニオンギヤ59の倒れ角変動、
偏摩耗と耐久性低下、騒音などが防止される。
【0090】又、ピニオンギヤ59の倒れ角が変動しな
いから、この一定の倒れ角に応じて設定した修正角度で
歯すじ角補正を行うことが可能になり、歯すじ角補正に
よって顕著なピッチング防止効果が得られる。
いから、この一定の倒れ角に応じて設定した修正角度で
歯すじ角補正を行うことが可能になり、歯すじ角補正に
よって顕著なピッチング防止効果が得られる。
【0091】又、車両の前進走行時にデフケースが回転
する方向に先行配置されたピニオンギヤ59に摺動環7
5、75を固定したことにより、ピニオンギヤ59に前
進走行時の大きな倒れトルクが掛かっても倒れ角の変動
が防止されるから、ピニオンギヤ59に歯すじ角補正を
施せば、各ギヤの噛み合い部に生じる前進走行時の強い
ピッチングが効果的に防止される。
する方向に先行配置されたピニオンギヤ59に摺動環7
5、75を固定したことにより、ピニオンギヤ59に前
進走行時の大きな倒れトルクが掛かっても倒れ角の変動
が防止されるから、ピニオンギヤ59に歯すじ角補正を
施せば、各ギヤの噛み合い部に生じる前進走行時の強い
ピッチングが効果的に防止される。
【0092】又、従来例と異なって、摺動環75、75
をピニオンギヤ59と別体にしたことにより、ギヤ部6
3、65を歯切りした後に摺動環75、75を固定すれ
ば歯切りカッターとの当たりの問題が生じないから、ギ
ヤ部63、65に隣接して各摺動環75を配置できる。
をピニオンギヤ59と別体にしたことにより、ギヤ部6
3、65を歯切りした後に摺動環75、75を固定すれ
ば歯切りカッターとの当たりの問題が生じないから、ギ
ヤ部63、65に隣接して各摺動環75を配置できる。
【0093】又、このように各摺動環75と各ギヤ部6
3、65とを隣接させたから、摺動環75をピニオンギ
ヤ59に固定した後、摺動環75とギヤ部63、65の
外周を同時に研磨加工することが可能になり、加工精度
が更に向上する。
3、65とを隣接させたから、摺動環75をピニオンギ
ヤ59に固定した後、摺動環75とギヤ部63、65の
外周を同時に研磨加工することが可能になり、加工精度
が更に向上する。
【0094】又、各摺動環75をピニオンギヤ59と別
体にしたことによってこれらの外周を別々に加工するこ
とが可能になり、各外周の加工精度が向上すると共に、
両者を固定した後の精度が向上する。
体にしたことによってこれらの外周を別々に加工するこ
とが可能になり、各外周の加工精度が向上すると共に、
両者を固定した後の精度が向上する。
【0095】又、摺動環75が固定される軸部73の外
径D6をギヤ部63、65の歯底径D2以下にしたか
ら、ギヤ部63、65の歯切り加工はこの軸部73に邪
魔されずに行うことができると共に、軸部73の外周も
歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
径D6をギヤ部63、65の歯底径D2以下にしたか
ら、ギヤ部63、65の歯切り加工はこの軸部73に邪
魔されずに行うことができると共に、軸部73の外周も
歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
【0096】又、ピニオンギヤ59の両端部に摺動環7
5、75を配置したから、支持円板部をピニオンギヤの
片側端部にだけ設けた従来例と異なって、ピニオンギヤ
59がいずれの方向に倒れても倒れ角変動が防止され、
歯すじ角補正の効果が顕著に得られる。
5、75を配置したから、支持円板部をピニオンギヤの
片側端部にだけ設けた従来例と異なって、ピニオンギヤ
59がいずれの方向に倒れても倒れ角変動が防止され、
歯すじ角補正の効果が顕著に得られる。
【0097】又、摺動環75の外周に設けたオイル溝7
7、83から与えられるオイルによって摺動環75と収
容孔55との摩耗や焼き付きなどが効果的に防止され
る。
7、83から与えられるオイルによって摺動環75と収
容孔55との摩耗や焼き付きなどが効果的に防止され
る。
【0098】なお、本発明において、ピニオンギヤとサ
イドギヤはヘリカルギヤでなくスパーギヤで構成しても
よい。
イドギヤはヘリカルギヤでなくスパーギヤで構成しても
よい。
【0099】又、この発明のデファレンシャル装置はフ
ロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配する
デファレンシャル装置)や、リヤデフ(エンジンの駆動
力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)や、
センターデフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪に分配す
るデファレンシャル装置)のいずれにも用いることがで
きる。
ロントデフ(エンジンの駆動力を左右の前輪に分配する
デファレンシャル装置)や、リヤデフ(エンジンの駆動
力を左右の後輪に分配するデファレンシャル装置)や、
センターデフ(エンジンの駆動力を前輪と後輪に分配す
るデファレンシャル装置)のいずれにも用いることがで
きる。
【0100】
【発明の効果】請求項1のデファレンシャル装置は、ピ
ニオンギヤの端部側に固定した摺動環と収容孔とを連続
的に摺動させることによって、ピニオンギヤの倒れ角変
動、偏摩耗と耐久性低下、騒音などを防止する。
ニオンギヤの端部側に固定した摺動環と収容孔とを連続
的に摺動させることによって、ピニオンギヤの倒れ角変
動、偏摩耗と耐久性低下、騒音などを防止する。
【0101】又、ピニオンギヤの倒れ角が変動しないか
ら、一定の倒れ角に応じて歯すじ角補正を行うことが可
能になり、顕著なピッチング防止効果が得られる。
ら、一定の倒れ角に応じて歯すじ角補正を行うことが可
能になり、顕著なピッチング防止効果が得られる。
【0102】又、前進走行時のデフケースの回転方向に
先行配置されたピニオンギヤに摺動環を固定すれば、前
進走行時の大きな倒れトルクが掛かっても倒れ角の変動
が防止されるから、このピニオンギヤに歯すじ角補正を
施せば、各ギヤの噛み合い部に生じる前進走行時の強い
ピッチングが効果的に防止される。
先行配置されたピニオンギヤに摺動環を固定すれば、前
進走行時の大きな倒れトルクが掛かっても倒れ角の変動
が防止されるから、このピニオンギヤに歯すじ角補正を
施せば、各ギヤの噛み合い部に生じる前進走行時の強い
ピッチングが効果的に防止される。
【0103】又、従来例と異なって、摺動環をピニオン
ギヤと別体にしたから、ギヤ部を歯切りした後に摺動環
を固定して歯切りカッターと摺動環との当たりを防止
し、ギヤ部と摺動環との間隔を任意に設定することがで
きる。
ギヤと別体にしたから、ギヤ部を歯切りした後に摺動環
を固定して歯切りカッターと摺動環との当たりを防止
し、ギヤ部と摺動環との間隔を任意に設定することがで
きる。
【0104】又、別体の摺動環とピニオンギヤは、外周
の加工を別々に行うことが可能であり、外周の加工精度
と両者を固定した後の精度とが向上する。
の加工を別々に行うことが可能であり、外周の加工精度
と両者を固定した後の精度とが向上する。
【0105】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、上記のように摺動環とピニオンギ
ヤとを別体にしたことにより、ギヤ部と摺動環とを所定
の間隔にすることが容易である。
の効果を得ると共に、上記のように摺動環とピニオンギ
ヤとを別体にしたことにより、ギヤ部と摺動環とを所定
の間隔にすることが容易である。
【0106】請求項3の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、隣接配置された摺動環とギヤ部
は、摺動環をピニオンギヤに固定した後、各外周を同時
に研磨加工することが可能であり、加工精度が更に向上
する。
の効果を得ると共に、隣接配置された摺動環とギヤ部
は、摺動環をピニオンギヤに固定した後、各外周を同時
に研磨加工することが可能であり、加工精度が更に向上
する。
【0107】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかと同等の効果を得ると共に、摺動環を固定する軸部
の外径をギヤ部の歯底径以下にしたから、ギヤ部の歯切
り加工はこの軸部に邪魔されずに行うことができると共
に、軸部の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
れかと同等の効果を得ると共に、摺動環を固定する軸部
の外径をギヤ部の歯底径以下にしたから、ギヤ部の歯切
り加工はこの軸部に邪魔されずに行うことができると共
に、軸部の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにすむ。
【0108】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかと同等の効果を得ると共に、摺動環をピニオ
ンギヤの両端部に固定したことにより、従来例と異なっ
て、ピニオンギヤがいずれの方向に倒れても倒れ角の変
動が防止され、歯すじ角補正によって顕著なピッチング
防止効果が得られる。
のいずれかと同等の効果を得ると共に、摺動環をピニオ
ンギヤの両端部に固定したことにより、従来例と異なっ
て、ピニオンギヤがいずれの方向に倒れても倒れ角の変
動が防止され、歯すじ角補正によって顕著なピッチング
防止効果が得られる。
【0109】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれかと同等の効果を得ると共に、摺動環の外周に
オイル溝を設けたことにより、摺動環と収容孔との摩耗
や焼き付きなどが効果的に防止される。
のいずれかと同等の効果を得ると共に、摺動環の外周に
オイル溝を設けたことにより、摺動環と収容孔との摩耗
や焼き付きなどが効果的に防止される。
【0110】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
のいずれかと同等の効果を得ると共に、一方のピニオン
ギヤの摺動環と他方のピニオンギヤの摺動部とを接触さ
せることにより、両方のピニオンギヤの間で互いの軸の
倒れが防止されて噛み合いが安定し、ピッチングが防止
される。
のいずれかと同等の効果を得ると共に、一方のピニオン
ギヤの摺動環と他方のピニオンギヤの摺動部とを接触さ
せることにより、両方のピニオンギヤの間で互いの軸の
倒れが防止されて噛み合いが安定し、ピッチングが防止
される。
【0111】又、外径をギヤ部の歯底径にほぼ等しくし
た摺動部は、ギヤ部の歯切り加工の邪魔にならなず、従
って、摺動部を任意の位置に設けることができると共
に、摺動部の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにす
む。
た摺動部は、ギヤ部の歯切り加工の邪魔にならなず、従
って、摺動部を任意の位置に設けることができると共
に、摺動部の外周も歯切り加工時に損傷を受けずにす
む。
【図1】本発明の第1実施形態を示す断面図であり、図
2のA−A断面図である。
2のA−A断面図である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】図1の実施形態に用いられたピニオンギヤとサ
イドギヤの構成図である。
イドギヤの構成図である。
【図4】第2実施形態に用いられたピニオンギヤとサイ
ドギヤの構成図である。
ドギヤの構成図である。
【図5】第2実施形態において摺動環にオイル溝を設け
たピニオンギヤを示す正面図である。
たピニオンギヤを示す正面図である。
【図6】第2実施形態において摺動環に図5と異なった
オイル溝を設けたピニオンギヤを示す正面図である。
オイル溝を設けたピニオンギヤを示す正面図である。
【図7】従来例に用いられたピニオンギヤを示す正面図
である。
である。
【図8】ピニオンギヤが倒れたときに歯と収容孔との当
たりを示す図面であり、1枚の歯が収容孔と当たってい
る状態を示す。
たりを示す図面であり、1枚の歯が収容孔と当たってい
る状態を示す。
【図9】ピニオンギヤが倒れたときに歯と収容孔との当
たりを示す図面であり、2枚の歯が収容孔と当たってい
る状態を示す。
たりを示す図面であり、2枚の歯が収容孔と当たってい
る状態を示す。
【図10】ピニオンギヤの歯先径と収容孔の内径とを比
較する図面である。
較する図面である。
1 デファレンシャル装置 3 デフケース 15、17 出力側サイドギヤ 21、23、55、57 収容孔 25、59 先行配置され摺動環が固定されたピニオン
ギヤ 27、61 後行配置されたピニオンギヤ 29、31、63、69 ピニオンギヤの第1ギヤ部 33、35、65、71 ピニオンギヤの第2ギヤ部 39、41、73 摺動環が固定されたピニオンギヤの
軸部 43、75 ギヤ部に隣接して固定された摺動環 45 軸部を介しギヤ部から所定間隔で固定された摺動
環 67 中間軸部 77、83 摺動環の外周に設けられたオイル溝
ギヤ 27、61 後行配置されたピニオンギヤ 29、31、63、69 ピニオンギヤの第1ギヤ部 33、35、65、71 ピニオンギヤの第2ギヤ部 39、41、73 摺動環が固定されたピニオンギヤの
軸部 43、75 ギヤ部に隣接して固定された摺動環 45 軸部を介しギヤ部から所定間隔で固定された摺動
環 67 中間軸部 77、83 摺動環の外周に設けられたオイル溝
Claims (7)
- 【請求項1】 エンジンの駆動力によって回転駆動され
るデフケースと、デフケースの内部に同軸配置された一
対の出力側サイドギヤと、それぞれが第1と第2のギヤ
部を有し、第1のギヤ部でサイドギヤと各別に噛み合
い、第2のギヤ部で互いに噛み合った少なくとも一対の
ピニオンギヤからなるピニオンギヤ組と、デフケースに
周方向に配列して設けられ、各ピニオンギヤの外周を摺
動自在に支承する収容孔組とを備え、ピニオンギヤの端
部に軸部を形成し、外径がギヤ部の外径とほぼ等しい摺
動環をこの軸部上に固定したことを特徴とするデファレ
ンシャル装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、ピニオン
ギヤの摺動環とギヤ部とが軸部を介して所定の距離だけ
離れていることを特徴とするデファレンシャル装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の発明であって、ピニオン
ギヤの摺動環とギヤ部とが隣接していることを特徴とす
るデファレンシャル装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
記載の発明であって、摺動環が固定される軸部の外径
が、ギヤ部の歯底径以下であることを特徴とするデファ
レンシャル装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
記載の発明であって、摺動環がピニオンギヤの両端部に
固定されていることを特徴とするデファレンシャル装
置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
記載の発明であって、摺動環の外周にオイル溝が設けら
れていることを特徴とするデファレンシャル装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
記載の発明であって、一方のピニオンギヤに摺動環を固
定し、他方のピニオンギヤに外径がギヤ部の歯底径にほ
ぼ等しい摺動部を設けて前記摺動部の外周と接触させた
ことを特徴とするデファレンシャル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27774797A JPH11108156A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | デファレンシャル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27774797A JPH11108156A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | デファレンシャル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108156A true JPH11108156A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17587774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27774797A Pending JPH11108156A (ja) | 1997-10-09 | 1997-10-09 | デファレンシャル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11108156A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2798178A1 (fr) * | 1999-09-02 | 2001-03-09 | Mikael Loic Denis Monnier | Dispositif permettant la rotation differentielle de deux arbres |
| US6541485B1 (en) | 1999-06-10 | 2003-04-01 | 3M Innovative Properties Company | Urea substituted imidazoquinolines |
| US6573273B1 (en) | 1999-06-10 | 2003-06-03 | 3M Innovative Properties Company | Urea substituted imidazoquinolines |
| US6800624B2 (en) | 1999-06-10 | 2004-10-05 | 3M Innovative Properties Company | Sulfonamide and sulfamide substituted imidazoquinolines |
| WO2008092525A1 (de) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Schaeffler Kg | Stirnraddifferenzial |
-
1997
- 1997-10-09 JP JP27774797A patent/JPH11108156A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6541485B1 (en) | 1999-06-10 | 2003-04-01 | 3M Innovative Properties Company | Urea substituted imidazoquinolines |
| US6573273B1 (en) | 1999-06-10 | 2003-06-03 | 3M Innovative Properties Company | Urea substituted imidazoquinolines |
| US6800624B2 (en) | 1999-06-10 | 2004-10-05 | 3M Innovative Properties Company | Sulfonamide and sulfamide substituted imidazoquinolines |
| FR2798178A1 (fr) * | 1999-09-02 | 2001-03-09 | Mikael Loic Denis Monnier | Dispositif permettant la rotation differentielle de deux arbres |
| WO2008092525A1 (de) * | 2007-01-31 | 2008-08-07 | Schaeffler Kg | Stirnraddifferenzial |
| US8221278B2 (en) | 2007-01-31 | 2012-07-17 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Spur gear differential |
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