[go: up one dir, main page]

JPH11108046A - ボールジョイント用ボールシート - Google Patents

ボールジョイント用ボールシート

Info

Publication number
JPH11108046A
JPH11108046A JP26869697A JP26869697A JPH11108046A JP H11108046 A JPH11108046 A JP H11108046A JP 26869697 A JP26869697 A JP 26869697A JP 26869697 A JP26869697 A JP 26869697A JP H11108046 A JPH11108046 A JP H11108046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
seat
ball seat
stud
ball joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26869697A
Other languages
English (en)
Inventor
Motohiro Sakai
基裕 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRW Automotive Japan Co Ltd
Original Assignee
TRW Automotive Japan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRW Automotive Japan Co Ltd filed Critical TRW Automotive Japan Co Ltd
Priority to JP26869697A priority Critical patent/JPH11108046A/ja
Publication of JPH11108046A publication Critical patent/JPH11108046A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度に優れ、しかもボールスタッドの
ボール部を研磨してしまうことのないボールジョイント
用ボールシートを提供する。 【解決手段】 ボールジョイント1は、主として、先端
に球頭部13を有する金属製のボールスタッド11と、
この球頭部13を摺動可能に保持するハウジング17と
から構成されている。ボールシート23は、ハウジング
17の収納部19に収納されている。このボールシート
23は、ボールスタッド11の球頭部13と密着可能な
凹面部23aと、この凹面部23aに球頭部13が収容
された状態で軸部15が所定の角度で揺動可能となるよ
うに設けられた開口部23bとを有している。このボー
ルシート23は、熱可塑性樹脂である6,6−ナイロン
にアラミド繊維であるケブラーを3重量%含有したもの
を用いて金型成形したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールジョイント
においてボールスタッドのボール部を摺動可能に保持す
るボールシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールジョイントは例えば自動車
等のリンク機構として用いられている。一般的なボール
ジョイントの構造は、例えば図2に示すように、ハウジ
ング117内に配設されたボールシート123の凹面部
123aにボールスタッド111の球頭部113を保持
したものである。このボールスタッド111の球頭部1
13は凹面部123aを摺動可能なため、ハウジング1
17の開口から外方に延び出した軸部115は首振り自
在となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなボールジョ
イントにおいては、ボールスタッド111の球頭部11
3が荷重を受けた状態でボールシート123の凹面部1
23aを摺動するため、ボールシート123の凹面部1
23aはその入力荷重に対して耐えうる強度を有してい
る必要があった。
【0004】この点につき、荷重受け面積を大きくする
ことにより応力を分散して強度アップを図ることが考え
られた。しかし、ボールジョイントが大型化するため、
近年の小型化やモジュール化に反することになり、好ま
しくなかった。一方、ボールシート123の材質を変化
させて強度アップを図ることも考えられた。すなわち、
熱可塑性樹脂にカーボンファイバーやグラスファイバー
などのような強化剤を含有させた材料でボールシートを
成形することが考えられた。
【0005】しかし、グラスファイバーを強化剤として
用いた場合には、引っ張り強さ、硬さなど機械的性能は
向上するものの、相手つまりボールスタッド111の球
頭部113(通常金属製)を研磨してしまうという問題
があった。この研磨性は、グリース切れ状態に近づくに
つれて摩耗が促進するため、そのような状態になる前に
補充グリースを塗布して対処する必要があった。また、
カーボンファイバーを強化剤として用いた場合には、グ
ラスファイバーと比較して強化度合いが低いため、十分
な強化が期待できないという問題があった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、機械的強度に優れ、しかもボールスタッドのボール
部を研磨してしまうことのないボールジョイント用ボー
ルシートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】上記課題を解決するため、本発明のボールジ
ョイント用ボールシートは、アラミド繊維(芳香族ポリ
アミド繊維)を含有した熱可塑性樹脂により成形したこ
とを特徴とする。
【0008】本発明のボールシートは、熱可塑性樹脂を
ベース材料として用いる。熱可塑性樹脂としては、例え
ばポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリ
プロピレン、ポリメタクリル酸メチルなどのビニル系ポ
リマーや、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリオキシ
メチレン、ポリアセタールなどの縮合系ポリマーなどが
挙げられる。ボールスタッドのボール部が荷重を受けた
状態でボールシートを摺動することからボールスタッド
の動作の円滑化を考慮すれば、摩擦係数が低く良好な耐
熱性を有することが好ましく、この点でベース材料とし
てはポリエチレン、ポリアセタール、ナイロンを用いる
ことが好ましく、特にナイロン(例えば6,6−ナイロ
ン、6,10−ナイロン、6−ナイロンなど)を用いる
ことが好ましい。
【0009】ところで、ボールシートは、ボールスタッ
ドのボール部が荷重を受けた状態で摺動するためその入
力荷重に対して耐えうる強度を有している必要がある
が、その一方で、自身の耐磨耗性に優れると共に、ボー
ルスタッドのボール部を研磨するおそれの小さいことも
要求される。アラミド繊維を含有した熱可塑性樹脂は、
単なる熱可塑性樹脂や、グラスファイバーあるいはカー
ボンファイバーを含有した熱可塑性樹脂と比較して、高
強度で自身の耐摩耗性やボールスタッドのボール部の非
研磨性に優れているという性質を有する。本発明者は、
アラミド繊維を含有した熱可塑性樹脂がこのような性質
を持つことを見出し、この性質をボールシートに適用し
たのである。その結果、機械的強度に優れ、しかもボー
ルスタッドのボール部を研磨してしまうことのないボー
ルシートを得ることができたものである。
【0010】本発明において、アラミド繊維としては、
例えば、下記式(I)〜(III)で表される化合物を用
いることができ、このうち特に式(I)で表される化合
物(デュポン社製の商品名ケブラー(登録商標)、以下
同じ)が好ましい。
【0011】
【化2】
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】また、アラミド繊維の含有量は、特に限定
するものではないが、1〜15重量%とするのが好まし
い。十分な強度アップ効果を得る観点からみれば1重量
%以上(特に2重量%以上)とするのが好ましく、一
方、15重量%を越えて用いたとしても、摩擦係数や比
摩耗量は飽和値に達しているためそれ以上向上しないこ
と、またこのようなアラミド繊維は含有量が増加すると
コストが嵩みコストパフォーマンスが下がることから、
15重量%以下とするのが好ましい。
【0015】以上のように、本発明のボールジョイント
用ボールシートによれば、材質がアラミド繊維を含有し
た熱可塑性樹脂であるため、ボールジョイント用ボール
シートに要求される種々の条件(すなわちボールシート
自身の強度や耐磨耗性の向上、ボールスタッドのボール
部に対する非研磨性の向上)をことごとく満たすことが
できるという効果が得られる。
【0016】
【実施例】
[材質評価試験]材質として、熱可塑性樹脂である
6,6−ナイロンのみ、6,6−ナイロンにアラミド
繊維としてケブラーを含有したもの、6,6−ナイロ
ンにグラスファイバーを含有したもの、につき、強化剤
としての強度アップの指標となる限界PV値を比較し
た。その結果、上記の材質に比べて上記、の材質
は共に高い値が得られた。
【0017】また、これらにつき、JIS K−721
8による比摩耗量を比較したところ自身の摩耗量が最も
小さかったのは上記の材質であった。更に、ASTM
D3702−78によるスチールワッシャを用いたス
ラストワッシャ試験の相手材重量損失を比較したとこ
ろ、相手材重量損失が最も小さかったのは上記の材質
で、最も大きかったのは上記の材質であった。
【0018】以上のことから、十分な強度アップが図れ
るうえ、耐摩耗性に優れ、相手材(ボールジョイントに
おけるボールスタッド球頭部)を研磨するおそれが小さ
い材質は、上記すなわち熱可塑性樹脂にアラミド繊維
を含有させたものであることが判明した。
【0019】[実施例]図1は本実施例のボールジョイ
ントの概略説明図である。ボールジョイント1は、主と
して、先端に球頭部13を有するボールスタッド11
と、この球頭部13を摺動可能に保持するハウジング1
7とから構成されている。
【0020】ボールスタッド11は金属材料からなり、
軸部15の一端に球面状の球頭部13が形成されてい
る。ハウジング17は収納部19を有しており、その上
面には固定板27に設けたネジ穴28にねじ込み可能な
雄ねじ18が設けられている。ボールシート23は、ハ
ウジング17の収納部19に収納されている。このボー
ルシート23は、ボールスタッド11の球頭部13と密
着可能な凹面部23aと、この凹面部23aに球頭部1
3が収容された状態で軸部15が所定の角度で揺動可能
となるように設けられた開口部23bとを有している。
このボールシート23は、熱可塑性樹脂である6,6−
ナイロンにアラミド繊維であるケブラーを3重量%含有
したものを用いて金型成形したものである。一方、プラ
グ25は、略ドーナツ状に形成された高剛性の補強部材
であり、ボールシート23を収納部19に収納した状態
で維持する役割を果たす。即ち、このプラグ25は、ハ
ウジング17の開口周縁に設けられた鍔21によりボー
ルシート23を収納部19に押さえ込むように配設され
ている。また、プラグ25の内周面25aは断面が略
「く」の字状となるように形成されている。
【0021】[比較例]比較例のボールジョイントは上
記実施例と同様であるが、ボールシートが6,6−ナイ
ロンにグラスファイバーを5重量%含有させたものを用
いて成形された点で相違する。
【0022】[強度・耐久試験]上記実施例、比較例に
つき、ハウジング17に設けた雄ねじ18を固定板27
のネジ穴28に螺合した状態でボールスタッド11を引
き抜き方向(図1の矢印方向)に荷重を加えていき、ボ
ールスタッド11の球頭部13に押されてボールシート
23が変形し球頭部13がプラグ25の内周面25aに
接触した時点即ちメタルポイント(図1にて2点鎖線で
表示)における荷重を測定した。
【0023】上記実施例については5回、上記比較例に
ついては2回測定を行い、それぞれの平均値を比較した
ところ、上記実施例のメタルポイントにおける荷重は上
記比較例よりも約15%アップしていた。このことか
ら、熱可塑性樹脂にグラスファイバーを含有させた場合
に比べてアラミド繊維であるケブラーを含有させた場合
の方が強度的に優れることがわかった。
【0024】また、上記実施例、比較例につき、ボール
スタッド11の球頭部13をボールシート23の凹面部
23aに何度も摺動させる耐久試験を行い、その後の球
頭部13及びボールシート23の重量損失を調査したと
ころ、いずれも実施例の方が比較例よりも勝っていた。
【0025】なお、上記実施例で使用したケブラーは、
上記比較例で使用したグラスファイバーよりも密度が小
さく、しかも、低含有量で十分な強度アップを図ること
ができることから、ボールジョイントの軽量化にも寄与
する。また、上記実施例では金型でボールシート23を
成型する際、溶融したケブラー含有樹脂材の通り道(ス
クリュー等)や金型が摩耗することがないため、グラス
ファイバー含有樹脂材を用いる比較例の場合よりもラン
ニングコストが安価になる。
【0026】また、参考までにケブラー、グラスファイ
バー、カーボンファイバーの特性を下記表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】なお、本発明の実施の形態は、上記実施例
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、ボールシートは上記実施例のように球頭部
の全体を包み込むように形成してもよいが、図2のよう
に球頭部と環状に接触するように形成してもよい。ま
た、上記実施例ではプラグを設けたが、このプラグは必
ずしも設ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のボールジョイントの概略説明図であ
る。
【図2】 一般的なボールジョイントの概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ボールジョイント、11・・・ボールスタッ
ド、13・・・球頭部、15・・・軸部、17・・・ハ
ウジング、19・・・収納部、21・・・鍔、23・・
・ボールシート、23a・・・凹面部、23b・・・開
口部、25・・・プラグ、25a・・・内周面、27・
・・固定板、28・・・ネジ穴。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラミド繊維を含有した熱可塑性樹脂に
    よって成形されたことを特徴とするボールジョイント用
    ボールシート。
  2. 【請求項2】 前記アラミド繊維が下記一般式(I)で
    表される化合物であることを特徴とする請求項1記載の
    ボールジョイント用ボールシート。 【化1】
  3. 【請求項3】 前記アラミド繊維の含有量が1〜15重
    量%であることを特徴とする請求項1又は2記載のボー
    ルジョイント用ボールシート。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂がポリエチレン、ポリ
    アセタール、ナイロンから選ばれた1種を主成分とする
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のボー
    ルジョイント用ボールシート。
JP26869697A 1997-10-01 1997-10-01 ボールジョイント用ボールシート Pending JPH11108046A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26869697A JPH11108046A (ja) 1997-10-01 1997-10-01 ボールジョイント用ボールシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26869697A JPH11108046A (ja) 1997-10-01 1997-10-01 ボールジョイント用ボールシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11108046A true JPH11108046A (ja) 1999-04-20

Family

ID=17462114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26869697A Pending JPH11108046A (ja) 1997-10-01 1997-10-01 ボールジョイント用ボールシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11108046A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504941A (ja) * 2001-10-05 2005-02-17 ミネベア株式会社 軸受アセンブリ及び軸受アセンブリの製造方法
KR100619473B1 (ko) 2004-09-02 2006-09-12 한국과학기술원 베어링조립체 및 그 제조방법
JP2011141020A (ja) * 2010-01-11 2011-07-21 Somic Ishikawa Inc ボールジョイント用ベアリングシート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005504941A (ja) * 2001-10-05 2005-02-17 ミネベア株式会社 軸受アセンブリ及び軸受アセンブリの製造方法
KR100619473B1 (ko) 2004-09-02 2006-09-12 한국과학기술원 베어링조립체 및 그 제조방법
JP2011141020A (ja) * 2010-01-11 2011-07-21 Somic Ishikawa Inc ボールジョイント用ベアリングシート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3192082B2 (ja) 樹脂製プーリ
US6113832A (en) Lever for an automative door checking device and a method for manufacturing the same
WO1995028267A1 (en) A polymeric based composite bearing
CA2316724C (en) Eraser
JPH11108046A (ja) ボールジョイント用ボールシート
US5635299A (en) Sliding member usable in dry and wet states and method of manufacturing the member
US20040044115A1 (en) Resin Pulley
KR101734700B1 (ko) 도어 체커 암용 폴리아미드 수지 조성물
JP6719251B2 (ja) 摺動部材
JP3131973B2 (ja) 軸受のクリープ防止用樹脂組成物
JPS63241060A (ja) フエノ−ル系樹脂成形材料
JP2959364B2 (ja) サスペンション装置のスプリングシートラバー
JPH0425629A (ja) 車両用スタビライザ・ブッシュ
JP3626093B2 (ja) 樹脂製プーリ
JPH05301511A (ja) 車両用スタビライザブッシュ
CN222311358U (zh) 一种防变形的食品包装塑料袋
JPH08100817A (ja) 滑り軸受および滑り軸受装置
JPS63162727A (ja) 摺動材料
CN209724921U (zh) 一种汽车专用螺丝
JPH05271678A (ja) 保持器
JP3113292B2 (ja) 短繊維含有ゴムロ−ル
JPH07180736A (ja) 湿式摩擦材料
JPH03194246A (ja) Vベルト式自動変速機ガイド部材
JP2004113435A (ja) ミシン
JP2005147378A (ja) 高負荷伝動ベルト及び高負荷伝動ベルト用ブロックの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040813

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070320

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070703