JPH1081885A - 有機性廃棄物の資源化方法及び資源化装置 - Google Patents
有機性廃棄物の資源化方法及び資源化装置Info
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- JPH1081885A JPH1081885A JP25226496A JP25226496A JPH1081885A JP H1081885 A JPH1081885 A JP H1081885A JP 25226496 A JP25226496 A JP 25226496A JP 25226496 A JP25226496 A JP 25226496A JP H1081885 A JPH1081885 A JP H1081885A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有機性廃棄物の焼却や投棄に伴う諸問題を解
決すると共に、安価なH2 を得てNH3 合成用に利用す
る有機性廃棄物の資源化方法を提供する。 【解決手段】 有機性廃棄物aを二段ガス化24、25
して得られるガスを、CO転化27反応によりH2 転換
し、NH3 合成30用の原料とすることを特徴とする有
機性廃棄物の資源化方法としたものであり、上記有機性
廃棄物としては都市ごみ、固形化燃料、バイオマス廃棄
物、低品位石炭、廃油等が使用できる。上記ガス化は、
一次ガス化と二次ガス化を組合せたものであり、一次ガ
ス化に流動層炉、二次ガス化に溶融炉を用い、ガス化に
用いる流動層炉は、流動層部で450〜700℃、フリ
ーボード部で600〜900℃にてガス化し、上記二次
ガス化に用いる溶融炉は、1200〜1500℃で高温
燃焼することにより、チャー、タール分をガス化すると
共に灰分を溶融スラグ化して炉底より排出することがで
きる。
決すると共に、安価なH2 を得てNH3 合成用に利用す
る有機性廃棄物の資源化方法を提供する。 【解決手段】 有機性廃棄物aを二段ガス化24、25
して得られるガスを、CO転化27反応によりH2 転換
し、NH3 合成30用の原料とすることを特徴とする有
機性廃棄物の資源化方法としたものであり、上記有機性
廃棄物としては都市ごみ、固形化燃料、バイオマス廃棄
物、低品位石炭、廃油等が使用できる。上記ガス化は、
一次ガス化と二次ガス化を組合せたものであり、一次ガ
ス化に流動層炉、二次ガス化に溶融炉を用い、ガス化に
用いる流動層炉は、流動層部で450〜700℃、フリ
ーボード部で600〜900℃にてガス化し、上記二次
ガス化に用いる溶融炉は、1200〜1500℃で高温
燃焼することにより、チャー、タール分をガス化すると
共に灰分を溶融スラグ化して炉底より排出することがで
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機性廃棄物の資
源化に係わり、特に、都市ごみ、廃プラスチック、廃F
RP、バイオマス廃棄物、自動車廃棄物、低品位石炭、
廃油ならびにこれらを固化あるいはスラリー化した燃料
代替品等をガス化燃焼し、上記の廃棄物中に含まれる金
属や灰分をリサイクル利用可能な状態で排出するととも
に、回収されるガスにより得られるCO及びH2 含有気
体をNH3 (アンモニア)合成用の原料にする有機性廃
棄物の資源化方法と装置に関する。上記の燃料代替品に
は、都市ごみを破砕選別後、生石灰等を添加して圧縮成
形したRDF(固形化燃料)と称するもの、都市ごみを
破砕後水スラリー化し、高圧下で水熱分解により油化し
たスラリー化燃料が含まれる。FRPは繊維強化プラス
チックのことであり、廃バイオマスには上下水廃棄物
(夾雑物、し渣、下水汚泥等)、農産廃棄物(もみが
ら、稲わら、余剰産物等)、林産廃棄物(のこくず、バ
ーク、間伐材等)、産業廃棄物(パルプチップ、ダスト
等)、建築廃材等がある。低品位石炭には、石炭化度の
低い泥炭、もしくは選炭時に出るボタ等が含まれる。ま
た、本発明は、オイルシェール、厨芥、獣類の屍体、廃
衣料、紙ごみその他いかなる有機物でも適用可能であ
る。
源化に係わり、特に、都市ごみ、廃プラスチック、廃F
RP、バイオマス廃棄物、自動車廃棄物、低品位石炭、
廃油ならびにこれらを固化あるいはスラリー化した燃料
代替品等をガス化燃焼し、上記の廃棄物中に含まれる金
属や灰分をリサイクル利用可能な状態で排出するととも
に、回収されるガスにより得られるCO及びH2 含有気
体をNH3 (アンモニア)合成用の原料にする有機性廃
棄物の資源化方法と装置に関する。上記の燃料代替品に
は、都市ごみを破砕選別後、生石灰等を添加して圧縮成
形したRDF(固形化燃料)と称するもの、都市ごみを
破砕後水スラリー化し、高圧下で水熱分解により油化し
たスラリー化燃料が含まれる。FRPは繊維強化プラス
チックのことであり、廃バイオマスには上下水廃棄物
(夾雑物、し渣、下水汚泥等)、農産廃棄物(もみが
ら、稲わら、余剰産物等)、林産廃棄物(のこくず、バ
ーク、間伐材等)、産業廃棄物(パルプチップ、ダスト
等)、建築廃材等がある。低品位石炭には、石炭化度の
低い泥炭、もしくは選炭時に出るボタ等が含まれる。ま
た、本発明は、オイルシェール、厨芥、獣類の屍体、廃
衣料、紙ごみその他いかなる有機物でも適用可能であ
る。
【0002】
【従来の技術】NH3 (アンモニア)は硝酸、各種肥料
(硝安、硫安、尿素)、アクリロニトリル、カプロラク
タム等の原料として、大量生産されている化学工業上の
基礎原料である。NH3 はN2 とH2 から高圧下で触媒
を用いて合成されるが、H2 は天然ガス、ナフサなどの
スチームリフォーミングか、石油、石炭、石油コークス
などの炭化水素の部分燃焼、いわゆるガス化により得ら
れてきた。一方、都市ごみ、廃プラスチック、廃FR
P、バイオマス廃棄物、自動車廃棄物に代表される有機
性廃棄物は、焼却処理により減容化されるか、あるいは
未処理のまま最終処分(埋立)されてきた。直接、間接
をとわず、これらがリサイクル利用される量は全体から
見ればごく僅かだった。NH3 の原料であるH2 は、天
然ガス、ナフサ、石油、石炭、石油コークス等から作ら
れるが、これらの多くは海外から輸入されるため、二度
にわたる石油ショック以降、アンモニア工業製品は国際
競争力を失うに至った。このため、安価でしかも自国内
で調達可能な原料が久しく切望されてきた。
(硝安、硫安、尿素)、アクリロニトリル、カプロラク
タム等の原料として、大量生産されている化学工業上の
基礎原料である。NH3 はN2 とH2 から高圧下で触媒
を用いて合成されるが、H2 は天然ガス、ナフサなどの
スチームリフォーミングか、石油、石炭、石油コークス
などの炭化水素の部分燃焼、いわゆるガス化により得ら
れてきた。一方、都市ごみ、廃プラスチック、廃FR
P、バイオマス廃棄物、自動車廃棄物に代表される有機
性廃棄物は、焼却処理により減容化されるか、あるいは
未処理のまま最終処分(埋立)されてきた。直接、間接
をとわず、これらがリサイクル利用される量は全体から
見ればごく僅かだった。NH3 の原料であるH2 は、天
然ガス、ナフサ、石油、石炭、石油コークス等から作ら
れるが、これらの多くは海外から輸入されるため、二度
にわたる石油ショック以降、アンモニア工業製品は国際
競争力を失うに至った。このため、安価でしかも自国内
で調達可能な原料が久しく切望されてきた。
【0003】一方、固形廃棄物の焼却処理にも次のよう
な問題や課題があった。これまで焼却処理にはストーカ
ー炉や流動層炉が用いられてきたが、環境保全や資源/
エネルギーのリサイクル上不都合となる点を生じた。す
なわち、燃焼時の空気比が高いため排ガス量が多いこ
と、排ガス中に有害なダイオキシンなどが含まれるこ
と、炉から排出された金属類は酸化されているためリサ
イクルに適さないこと、そして灰埋立地の払底等であ
る。灰溶融設備等の減容設備を設置するところも最近は
増えつつあるが、廃棄物処理装置全体の建設コストや運
転コストを上昇させる結果となった。さらに、最近は固
形廃棄物の有するエネルギーを最大限に有用利用しよう
という気運が高まってきた。固形廃棄物を未処理のまま
陸上投棄することに至っては、投棄場所の確保が困難に
なるとともに、環境保護上容認される事態でなくなって
きた。このため、廃車シュレッダーダスト等はその処分
に困窮を極める状態となった。
な問題や課題があった。これまで焼却処理にはストーカ
ー炉や流動層炉が用いられてきたが、環境保全や資源/
エネルギーのリサイクル上不都合となる点を生じた。す
なわち、燃焼時の空気比が高いため排ガス量が多いこ
と、排ガス中に有害なダイオキシンなどが含まれるこ
と、炉から排出された金属類は酸化されているためリサ
イクルに適さないこと、そして灰埋立地の払底等であ
る。灰溶融設備等の減容設備を設置するところも最近は
増えつつあるが、廃棄物処理装置全体の建設コストや運
転コストを上昇させる結果となった。さらに、最近は固
形廃棄物の有するエネルギーを最大限に有用利用しよう
という気運が高まってきた。固形廃棄物を未処理のまま
陸上投棄することに至っては、投棄場所の確保が困難に
なるとともに、環境保護上容認される事態でなくなって
きた。このため、廃車シュレッダーダスト等はその処分
に困窮を極める状態となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来技術の問題点を解決し、利用方法の確立により廃棄物
中の資源を回収するだけでなく、分離再利用のルートを
開き、特に燃焼程度を不完全状態に調製し、NH3 合成
原料の素となる好ましい組成の合成ガスを生成させ、有
機性廃棄物の焼却や投棄に伴う諸問題を解決すると共
に、安価なH2 を得てNH3 合成用等に利用する有機性
廃棄物の資源化方法と装置を提供することを課題とす
る。
来技術の問題点を解決し、利用方法の確立により廃棄物
中の資源を回収するだけでなく、分離再利用のルートを
開き、特に燃焼程度を不完全状態に調製し、NH3 合成
原料の素となる好ましい組成の合成ガスを生成させ、有
機性廃棄物の焼却や投棄に伴う諸問題を解決すると共
に、安価なH2 を得てNH3 合成用等に利用する有機性
廃棄物の資源化方法と装置を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、有機性廃棄物を2段の分解ガス化にて
H2 ・COを主体とする合成ガスを得ることにより、得
られたH2 をNH3 合成用等の原料とすることを特徴と
する有機性廃棄物の資源化方法としたものである。ま
た、本発明では、分解ガス化工程に関し、(a)有機性
廃棄物を部分燃焼する一次ガス化工程と、(b)一次ガ
ス化工程からのガス、チャー、タールをさらに高温にて
部分燃焼によりガス化すると共に、灰分を溶融スラグ化
する二次ガス化工程と、(c)二次ガス化工程からのガ
スを、冷却水と直接接触させるガス冷却工程、の(a)
〜(c)の工程を有することを特徴とする有機性廃棄物
の資源化方法としたものである。
に、本発明では、有機性廃棄物を2段の分解ガス化にて
H2 ・COを主体とする合成ガスを得ることにより、得
られたH2 をNH3 合成用等の原料とすることを特徴と
する有機性廃棄物の資源化方法としたものである。ま
た、本発明では、分解ガス化工程に関し、(a)有機性
廃棄物を部分燃焼する一次ガス化工程と、(b)一次ガ
ス化工程からのガス、チャー、タールをさらに高温にて
部分燃焼によりガス化すると共に、灰分を溶融スラグ化
する二次ガス化工程と、(c)二次ガス化工程からのガ
スを、冷却水と直接接触させるガス冷却工程、の(a)
〜(c)の工程を有することを特徴とする有機性廃棄物
の資源化方法としたものである。
【0006】前記方法における有機性廃棄物は、都市ご
み、固形化燃料、スラリー化燃料、廃プラスチック、廃
FRP、バイオマス廃棄物、自動車廃棄物、低品位石
炭、廃油のうちの1種以上を用いることができる。前記
有機性廃棄物には、用いる性状により石炭及び/又はオ
イルコークスといった固体燃料を補助原料として添加す
ることができる。前記ガス化燃焼は、一次ガス化工程と
より高温の二次ガス化工程を組合せたもので、一次ガス
化工程に流動層炉、二次ガス化工程に溶融炉を用いるこ
とが好ましい。該一次ガス化工程に用いる流動層炉は、
流動層部が450〜700℃、フリーボード部が600
〜900℃に維持され、供給された廃棄物の部分燃焼を
行う。炉底からは廃棄物中の鉄、銅、アルミニウム等の
金属を未酸化でクリーンな状態で回収される。前記二次
ガス化工程に用いる溶融炉は、ガス化炉から供給される
チャー、タールを含むガスを1200〜1500℃の高
温下で瞬時に部分燃焼すると共に灰分を溶融スラグ化し
て炉底より排出する。この時、溶融炉を旋回式溶融炉と
すると、高負荷燃焼が可能になると共に、旋回流に伴う
遠心力のため、ガス中に含まれるチャーは、炉壁に吹寄
せられ、壁面に形成されたスラグ相中で時間をかけて燃
焼される。こうして、チャーの完全燃焼が可能となるた
め、チャーを再燃焼するための装置等は不要となる。こ
れが本発明のもう1つの特徴であり、前記ガス化とスラ
グ化を同時に平行して実施することが極めて有効な資源
化対策となっている。従って、溶融炉としては旋回式溶
融炉を採用することが好ましい。
み、固形化燃料、スラリー化燃料、廃プラスチック、廃
FRP、バイオマス廃棄物、自動車廃棄物、低品位石
炭、廃油のうちの1種以上を用いることができる。前記
有機性廃棄物には、用いる性状により石炭及び/又はオ
イルコークスといった固体燃料を補助原料として添加す
ることができる。前記ガス化燃焼は、一次ガス化工程と
より高温の二次ガス化工程を組合せたもので、一次ガス
化工程に流動層炉、二次ガス化工程に溶融炉を用いるこ
とが好ましい。該一次ガス化工程に用いる流動層炉は、
流動層部が450〜700℃、フリーボード部が600
〜900℃に維持され、供給された廃棄物の部分燃焼を
行う。炉底からは廃棄物中の鉄、銅、アルミニウム等の
金属を未酸化でクリーンな状態で回収される。前記二次
ガス化工程に用いる溶融炉は、ガス化炉から供給される
チャー、タールを含むガスを1200〜1500℃の高
温下で瞬時に部分燃焼すると共に灰分を溶融スラグ化し
て炉底より排出する。この時、溶融炉を旋回式溶融炉と
すると、高負荷燃焼が可能になると共に、旋回流に伴う
遠心力のため、ガス中に含まれるチャーは、炉壁に吹寄
せられ、壁面に形成されたスラグ相中で時間をかけて燃
焼される。こうして、チャーの完全燃焼が可能となるた
め、チャーを再燃焼するための装置等は不要となる。こ
れが本発明のもう1つの特徴であり、前記ガス化とスラ
グ化を同時に平行して実施することが極めて有効な資源
化対策となっている。従って、溶融炉としては旋回式溶
融炉を採用することが好ましい。
【0007】さらに、前記ガス化において、H2 製造用
のガス化剤として空気分離により得られるO2 とスチー
ムの混合ガスを用い、一方、空気分離により得られるN
2 はNH3 合成用とする。空気分離には深冷分離法PS
A、TSA法等の吸着法、分離(富活)膜による方法等
がいずれも適用できる。また、ガス化剤に酸素富化した
空気を用いて、H2 とN2 の構成比が3:1となる混合
ガスを得、これをこのままNH3 合成用とすることもで
きる。さらに、本発明では、有機性廃棄物を部分燃焼さ
せる流動層ガス化炉と、該流動層ガス化炉からのガスを
高温にて部分燃焼する溶融炉と、該溶融炉からのガスを
冷却する急冷室を有することを特徴とする有機性廃棄物
の資源化装置としたものである。
のガス化剤として空気分離により得られるO2 とスチー
ムの混合ガスを用い、一方、空気分離により得られるN
2 はNH3 合成用とする。空気分離には深冷分離法PS
A、TSA法等の吸着法、分離(富活)膜による方法等
がいずれも適用できる。また、ガス化剤に酸素富化した
空気を用いて、H2 とN2 の構成比が3:1となる混合
ガスを得、これをこのままNH3 合成用とすることもで
きる。さらに、本発明では、有機性廃棄物を部分燃焼さ
せる流動層ガス化炉と、該流動層ガス化炉からのガスを
高温にて部分燃焼する溶融炉と、該溶融炉からのガスを
冷却する急冷室を有することを特徴とする有機性廃棄物
の資源化装置としたものである。
【0008】前記資源化装置においては、急冷室の下流
に、同伴ガス中のHCl等有害ガス及びダストを除去す
るための洗浄スクラバ、次いでガス中のCOとH2 Oを
H2とCO2 に転換するCO転化器を設けると共に、C
O転化後にCO2 とH2 Oを除去する酸性ガス除去装置
と精製されたH2 とN2 を反応させてNH3 を合成する
反応器を配備することが好ましい。また、前記有機性廃
棄物の資源化装置において、別に、N2 とO2 を分離す
るための空気分離器を備え、分離されたN2 を前記NH
3 合成反応器に導入する手段と、分離されたO2 を前記
流動層ガス化炉及び/又は前記溶融炉に導入させる手段
とを配備することが良い。
に、同伴ガス中のHCl等有害ガス及びダストを除去す
るための洗浄スクラバ、次いでガス中のCOとH2 Oを
H2とCO2 に転換するCO転化器を設けると共に、C
O転化後にCO2 とH2 Oを除去する酸性ガス除去装置
と精製されたH2 とN2 を反応させてNH3 を合成する
反応器を配備することが好ましい。また、前記有機性廃
棄物の資源化装置において、別に、N2 とO2 を分離す
るための空気分離器を備え、分離されたN2 を前記NH
3 合成反応器に導入する手段と、分離されたO2 を前記
流動層ガス化炉及び/又は前記溶融炉に導入させる手段
とを配備することが良い。
【0009】
【発明の実施の形態】現在、焼却処理に代わる新たな環
境保全型の廃棄物処理技術として、「ガス化溶融システ
ム」の開発が進行中であり、本発明もこのシステムを使
用している。本ガス化溶融システムを廃棄物の焼却に使
用した場合の特長を示す。 従来の固体燃焼に代わるガス燃焼のため、1.3程
度の低空気比燃焼が実現され、その結果排ガス量は大幅
に低減される。 高温燃焼により、排ガス中のダイオキシン類及びそ
の前駆体はほとんど分解される。 廃棄物中の灰分は無害なスラグとして回収される。
このため、埋立地の延命化が図れ、路盤材等への利用も
可能となる。 システム中にダイオキシン分解や灰溶融の機能が組
み込まれるため、装置全体がコンパクト化され、建設コ
ストもそれぞれの機能を在来型の焼却設備に付加したよ
り安価となる。排ガス量が大幅に低減されることも、排
ガス処理機器のコスト低減に連がる。
境保全型の廃棄物処理技術として、「ガス化溶融システ
ム」の開発が進行中であり、本発明もこのシステムを使
用している。本ガス化溶融システムを廃棄物の焼却に使
用した場合の特長を示す。 従来の固体燃焼に代わるガス燃焼のため、1.3程
度の低空気比燃焼が実現され、その結果排ガス量は大幅
に低減される。 高温燃焼により、排ガス中のダイオキシン類及びそ
の前駆体はほとんど分解される。 廃棄物中の灰分は無害なスラグとして回収される。
このため、埋立地の延命化が図れ、路盤材等への利用も
可能となる。 システム中にダイオキシン分解や灰溶融の機能が組
み込まれるため、装置全体がコンパクト化され、建設コ
ストもそれぞれの機能を在来型の焼却設備に付加したよ
り安価となる。排ガス量が大幅に低減されることも、排
ガス処理機器のコスト低減に連がる。
【0010】 ガス化炉で生成するガス、チャー、タ
ールのエネルギーを灰の溶融に有効活用できるため、灰
溶融の専用設備を設けたときに必要な電力等が不要とな
り、運転コストを低く保てる。 高効率発電型のフローとすることが容易である。 鉄、銅、アルミニウム等の金属は、リサイクル可能
な未酸化でクリーンな状態で回収出来る。 通常の焼却処理ではO2 源として空気を使用するが、こ
れを純O2 もしくは酸素富活空気に置き換えることによ
り、燃料ガスを回収することが出来る。本発明は、ガス
化溶融システムをNH3 製造設備と一体化したプロセス
とし、都市ごみ、廃プラスチック、廃FRP、バイオマ
ス廃棄物、自動車廃棄物等の固形廃棄物や低品位石炭、
廃油を一括してガス化することにより、焼却や投棄に伴
う諸問題を解決するとともに、廃棄物自体の有効利用を
図るものである。
ールのエネルギーを灰の溶融に有効活用できるため、灰
溶融の専用設備を設けたときに必要な電力等が不要とな
り、運転コストを低く保てる。 高効率発電型のフローとすることが容易である。 鉄、銅、アルミニウム等の金属は、リサイクル可能
な未酸化でクリーンな状態で回収出来る。 通常の焼却処理ではO2 源として空気を使用するが、こ
れを純O2 もしくは酸素富活空気に置き換えることによ
り、燃料ガスを回収することが出来る。本発明は、ガス
化溶融システムをNH3 製造設備と一体化したプロセス
とし、都市ごみ、廃プラスチック、廃FRP、バイオマ
ス廃棄物、自動車廃棄物等の固形廃棄物や低品位石炭、
廃油を一括してガス化することにより、焼却や投棄に伴
う諸問題を解決するとともに、廃棄物自体の有効利用を
図るものである。
【0011】有機性廃棄物をガス化するためには、流動
層ガス化炉と溶融炉を組合せたガス化溶融システムを用
いるのが好適である。流動層ガス化炉では砂(硅砂、オ
リビン砂など)、アルミナ、鉄粉、石灰石、ドロマイト
等を流動媒体として用いる。有機性廃棄物のうち、都市
ごみ、バイオマス廃棄物、プラスチック廃棄物、自動車
廃棄物等は30cm程度に粗破砕する。固形化燃料、ス
ラリー化燃料はこのまま使用する。低品位石炭は、40
mm以下に粗破砕する。これらを、複数のピットに分け
て受入れ、各々のピットで十分攪拌・混合した後に、適
宜ガス化炉に供給する。勿論、ガス化炉への供給は、各
ピットより別々に行っても、混合して行っても良い。ま
た、ガス化される廃棄物の性状(発熱量や水分)によっ
て、必要に応じて石炭やオイルコークス等を補助原料と
して添加する。添加する量は廃棄物の性状により適宜設
定される。
層ガス化炉と溶融炉を組合せたガス化溶融システムを用
いるのが好適である。流動層ガス化炉では砂(硅砂、オ
リビン砂など)、アルミナ、鉄粉、石灰石、ドロマイト
等を流動媒体として用いる。有機性廃棄物のうち、都市
ごみ、バイオマス廃棄物、プラスチック廃棄物、自動車
廃棄物等は30cm程度に粗破砕する。固形化燃料、ス
ラリー化燃料はこのまま使用する。低品位石炭は、40
mm以下に粗破砕する。これらを、複数のピットに分け
て受入れ、各々のピットで十分攪拌・混合した後に、適
宜ガス化炉に供給する。勿論、ガス化炉への供給は、各
ピットより別々に行っても、混合して行っても良い。ま
た、ガス化される廃棄物の性状(発熱量や水分)によっ
て、必要に応じて石炭やオイルコークス等を補助原料と
して添加する。添加する量は廃棄物の性状により適宜設
定される。
【0012】有機性廃棄物はガス化炉に供給され、流動
層部にて450〜700℃、フリーボード部にて600
〜900℃で一次ガス化を行う。さらに後段の溶融炉に
て1200〜1500℃で二次ガス化を行う。一次、二
次のガス化反応にはガス化剤としてO2 とH2 Oの混合
ガスあるいはO2 単独を必要に応じ予熱して用いる。従
って、それぞれの段階でのガス化に必要な熱量は、原料
の部分燃焼により得られる。流動層部でのガス化により
ガス、タール、チャーが生成するが、温度が低いほどタ
ールとチャーの生成率は増加し、ガスの生成率は減少す
る。一方廃棄物に含まれる金属のうち融点が流動層温度
より高いものは、ガス化炉の炉底より流動媒体と共に排
出される。従って、例えばアルミニウムを回収するに
は、流動層温度をアルミニウムの融点である660℃よ
り低くすれば良い。
層部にて450〜700℃、フリーボード部にて600
〜900℃で一次ガス化を行う。さらに後段の溶融炉に
て1200〜1500℃で二次ガス化を行う。一次、二
次のガス化反応にはガス化剤としてO2 とH2 Oの混合
ガスあるいはO2 単独を必要に応じ予熱して用いる。従
って、それぞれの段階でのガス化に必要な熱量は、原料
の部分燃焼により得られる。流動層部でのガス化により
ガス、タール、チャーが生成するが、温度が低いほどタ
ールとチャーの生成率は増加し、ガスの生成率は減少す
る。一方廃棄物に含まれる金属のうち融点が流動層温度
より高いものは、ガス化炉の炉底より流動媒体と共に排
出される。従って、例えばアルミニウムを回収するに
は、流動層温度をアルミニウムの融点である660℃よ
り低くすれば良い。
【0013】ガス化炉のフリーボード部では600〜9
00℃でガス化が行われるが、分解されなかったタール
とチャーもまだかなり残留している。フリーボードでの
ガス化により、溶融炉の負荷軽減とガス化速度の上昇が
実現し、溶融炉の小型化が可能となった。また、ガス化
炉のフリーボード部の容積を、ガス化に有効に活用出来
る。但し、フリーボードでのガス化は必須ではない。後
段の溶融炉では1200〜1500℃の二次ガス化によ
り、タールとチャーは完全に分解され、生成ガスは
H2 、CO、CO2 、N2 、H2 Oから成るガスとな
る。また、溶融スラグ化した灰分は、溶融炉の炉底より
連続的に排出された後に水砕され、骨材、その他の土木
建築材の資材として利用される。
00℃でガス化が行われるが、分解されなかったタール
とチャーもまだかなり残留している。フリーボードでの
ガス化により、溶融炉の負荷軽減とガス化速度の上昇が
実現し、溶融炉の小型化が可能となった。また、ガス化
炉のフリーボード部の容積を、ガス化に有効に活用出来
る。但し、フリーボードでのガス化は必須ではない。後
段の溶融炉では1200〜1500℃の二次ガス化によ
り、タールとチャーは完全に分解され、生成ガスは
H2 、CO、CO2 、N2 、H2 Oから成るガスとな
る。また、溶融スラグ化した灰分は、溶融炉の炉底より
連続的に排出された後に水砕され、骨材、その他の土木
建築材の資材として利用される。
【0014】ガス化炉の流動層温度を450℃〜700
℃にするのは、次のような理由による。図4に、RDF
の窒素雰囲気中における熱分解特性を示す。一次ガス化
工程では廃棄物等をガス、タールの気体成分はなるべく
多く、可燃物と灰分から成る固体成分は少なくすること
が望ましい。固体成分チャーは、小粒径のものはガス化
炉内の上昇気流に乗って溶融炉へ搬送されるが、流動層
で粉砕されていない大粒径のものは、不燃物とともに炉
下から排出される。固体成分になる割合が多いと、流動
層に蓄積するのを防ぐために、炉下から排出する量を増
やさねばならない。排出されたチャーは、砂や不燃物を
除去した後に再利用されるが、その量は少ないことが望
ましい。図4に示す如く、熱分解温度が下がるほど、固
体成分が多く発生する。しかも、450℃以下では熱分
解速度が極度に遅くなり、未分解物が流動層上に堆積す
るため運転が困難となる。逆に温度が上がる程、固体成
分の割合は少なくなるため、ガス化にとっては有利とな
る。ところが、廃棄物等は可能な限り無破砕に近い状態
でガス化炉に投入するため、温度が高くなり過ぎると、
反応速度が上がる。このため、廃棄物の供給に伴う量の
変動が、ガス発生量や炉内圧の変動をもたらし、後段の
溶融炉の運転に悪影響を及ぼす。例えば廃車シュレッダ
ーダストを用いたガス化溶融のテストより、ガス化温度
を650℃以下とすれば、排ガス中のCOを10ppm
以下に抑えられることが判明した。また、廃棄物には金
属を含むものが多いが、これら金属を酸化されない状態
で回収しリサイクル利用することは重要なテーマであ
る。金属の中ではアルミの回収が重要であるが、アルミ
の融点は660℃であるから、ガス化温度はこれより低
くなければならない。従ってガス化の上限温度を660
℃乃至650℃とすることが好ましいのである。
℃にするのは、次のような理由による。図4に、RDF
の窒素雰囲気中における熱分解特性を示す。一次ガス化
工程では廃棄物等をガス、タールの気体成分はなるべく
多く、可燃物と灰分から成る固体成分は少なくすること
が望ましい。固体成分チャーは、小粒径のものはガス化
炉内の上昇気流に乗って溶融炉へ搬送されるが、流動層
で粉砕されていない大粒径のものは、不燃物とともに炉
下から排出される。固体成分になる割合が多いと、流動
層に蓄積するのを防ぐために、炉下から排出する量を増
やさねばならない。排出されたチャーは、砂や不燃物を
除去した後に再利用されるが、その量は少ないことが望
ましい。図4に示す如く、熱分解温度が下がるほど、固
体成分が多く発生する。しかも、450℃以下では熱分
解速度が極度に遅くなり、未分解物が流動層上に堆積す
るため運転が困難となる。逆に温度が上がる程、固体成
分の割合は少なくなるため、ガス化にとっては有利とな
る。ところが、廃棄物等は可能な限り無破砕に近い状態
でガス化炉に投入するため、温度が高くなり過ぎると、
反応速度が上がる。このため、廃棄物の供給に伴う量の
変動が、ガス発生量や炉内圧の変動をもたらし、後段の
溶融炉の運転に悪影響を及ぼす。例えば廃車シュレッダ
ーダストを用いたガス化溶融のテストより、ガス化温度
を650℃以下とすれば、排ガス中のCOを10ppm
以下に抑えられることが判明した。また、廃棄物には金
属を含むものが多いが、これら金属を酸化されない状態
で回収しリサイクル利用することは重要なテーマであ
る。金属の中ではアルミの回収が重要であるが、アルミ
の融点は660℃であるから、ガス化温度はこれより低
くなければならない。従ってガス化の上限温度を660
℃乃至650℃とすることが好ましいのである。
【0015】通常、化学工業原料用の合成ガスを製造す
る場合、ガス化は10〜40atmの加圧下で行うが、
ガス化を常圧で行い、CO転化以降のガス精製を30〜
40atmの加圧下で行うことも現実的な方法として考
えられる。ガス化炉で用いるガス化剤には空気を深冷分
離して得られる純O2 に通常H2 Oを混合して用いる
が、酸性ガス除去工程で回収されるCO2 を混合しても
よい。同じく空気の深冷分離より得られるN2 は、直接
NH3 合成用の原料として用いる。別法として、ガス化
剤にO2 富活した空気を用いる方法も考えられる。O2
濃度を調節することによりCO転化後のH2 とN2 の構
成比が3:1となるようにすれば、そのままNH3 合成
用の原料ガスとすることが可能である。ただし、ガス流
量が増えるためガス処理用の機器サイズが大きくなると
いう欠点がある。このように廃棄物をNH3 合成の原料
として用いる場合、廃棄物の量の確保、あるいは質の安
定化といった問題が存在する。また、操業中、廃棄物の
質の変化に如何に対処するかといった問題もある。
る場合、ガス化は10〜40atmの加圧下で行うが、
ガス化を常圧で行い、CO転化以降のガス精製を30〜
40atmの加圧下で行うことも現実的な方法として考
えられる。ガス化炉で用いるガス化剤には空気を深冷分
離して得られる純O2 に通常H2 Oを混合して用いる
が、酸性ガス除去工程で回収されるCO2 を混合しても
よい。同じく空気の深冷分離より得られるN2 は、直接
NH3 合成用の原料として用いる。別法として、ガス化
剤にO2 富活した空気を用いる方法も考えられる。O2
濃度を調節することによりCO転化後のH2 とN2 の構
成比が3:1となるようにすれば、そのままNH3 合成
用の原料ガスとすることが可能である。ただし、ガス流
量が増えるためガス処理用の機器サイズが大きくなると
いう欠点がある。このように廃棄物をNH3 合成の原料
として用いる場合、廃棄物の量の確保、あるいは質の安
定化といった問題が存在する。また、操業中、廃棄物の
質の変化に如何に対処するかといった問題もある。
【0016】こうした問題を現実的な方法で解決するた
めに、廃棄物だけでの安定運転が困難な場合やプラスト
の立上げ時等は、本発明では、廃棄物に石炭あるいはオ
イルコークスといった高カロリーで性状の安定した、し
かもH2 製造に実績のある固体燃料を併用して使用して
も良い。すなわち、石炭あるいはオイルコークスを常時
全体の2〜4割程度になるよう配合することにより、ガ
ス化原料の量、質の安定化を図ることが可能となる。操
業中、何らかの原因で廃棄物の質が低下し、生成ガス中
のH2 やCOの濃度が低下した場合には、上記固形燃料
の供給割合を増すことにより、生成ガスの性状を安定化
させることが出来る。なお、ここで使用する石炭とは、
廃棄物に属する低品位炭ではなく、むしろ石炭化度の高
い亜瀝青炭や瀝青炭クラスのものが良い。
めに、廃棄物だけでの安定運転が困難な場合やプラスト
の立上げ時等は、本発明では、廃棄物に石炭あるいはオ
イルコークスといった高カロリーで性状の安定した、し
かもH2 製造に実績のある固体燃料を併用して使用して
も良い。すなわち、石炭あるいはオイルコークスを常時
全体の2〜4割程度になるよう配合することにより、ガ
ス化原料の量、質の安定化を図ることが可能となる。操
業中、何らかの原因で廃棄物の質が低下し、生成ガス中
のH2 やCOの濃度が低下した場合には、上記固形燃料
の供給割合を増すことにより、生成ガスの性状を安定化
させることが出来る。なお、ここで使用する石炭とは、
廃棄物に属する低品位炭ではなく、むしろ石炭化度の高
い亜瀝青炭や瀝青炭クラスのものが良い。
【0017】次に、本発明を図面を用いて具体的に説明
する。図1は、通常廃棄物の焼却に用いられるガス化溶
融システムの構成図である。図において、1はホッパ
ー、2は定量供給装置、3は流動層ガス化炉、4は流動
層、5はフリーボード、6はバーナ、7はトロンメル、
8はバケットコンベア、9は旋回式溶融炉、10は一次
燃焼室、11は二次燃焼室、12はスラグ分離部、13
はバーナである。aは有機性廃棄物、bは空気(流動層
用)、b′は空気(フリーボード用)、b″は空気(溶
融炉用)、cは粗大不燃物、dは硅砂、eは生成ガス、
e′は燃焼排ガス、fはスラグである。
する。図1は、通常廃棄物の焼却に用いられるガス化溶
融システムの構成図である。図において、1はホッパ
ー、2は定量供給装置、3は流動層ガス化炉、4は流動
層、5はフリーボード、6はバーナ、7はトロンメル、
8はバケットコンベア、9は旋回式溶融炉、10は一次
燃焼室、11は二次燃焼室、12はスラグ分離部、13
はバーナである。aは有機性廃棄物、bは空気(流動層
用)、b′は空気(フリーボード用)、b″は空気(溶
融炉用)、cは粗大不燃物、dは硅砂、eは生成ガス、
e′は燃焼排ガス、fはスラグである。
【0018】予め必要に応じ破砕された有機性廃棄物a
は、ホッパー1に供給された後に、スクリュー式の定量
供給装置2を用いて流動層ガス化炉3に供給される。流
動層ガス化炉3の下方からは空気bがガス化剤として送
入され、分散板上に硅砂の流動層4が形成される。有機
性廃棄物aは流動層4の上方に投入され、450〜70
0℃に保持された流動層4内で空気中のO2 と接触し、
速やかに熱分解ガス化される。ガス化炉3の炉底からは
流動媒体が不燃物とともに排出され、トロンメル7によ
り粗大不燃物cが除去される。分離された硅砂dはバケ
ットコンベア8により上方へ搬送され、流動層ガス化炉
3に戻される。粗大不燃物c中には金属が含まれるが、
実用的には流動層温度を500〜600℃とすることに
より、鉄、銅、アルミニウムを未酸化でクリーンな状態
で回収できる。
は、ホッパー1に供給された後に、スクリュー式の定量
供給装置2を用いて流動層ガス化炉3に供給される。流
動層ガス化炉3の下方からは空気bがガス化剤として送
入され、分散板上に硅砂の流動層4が形成される。有機
性廃棄物aは流動層4の上方に投入され、450〜70
0℃に保持された流動層4内で空気中のO2 と接触し、
速やかに熱分解ガス化される。ガス化炉3の炉底からは
流動媒体が不燃物とともに排出され、トロンメル7によ
り粗大不燃物cが除去される。分離された硅砂dはバケ
ットコンベア8により上方へ搬送され、流動層ガス化炉
3に戻される。粗大不燃物c中には金属が含まれるが、
実用的には流動層温度を500〜600℃とすることに
より、鉄、銅、アルミニウムを未酸化でクリーンな状態
で回収できる。
【0019】流動層4に投入された有機性廃棄物aは、
熱分解ガス化によりガス、タール、炭化物となる。ガス
とタールは、気化して炉内を上昇する。炭化物は流動層
4の攪乱運動により微粉砕されてチャーとなる。チャー
は多孔質で軽いため、生成ガスの上向きの流れに同伴さ
れる。流動媒体に固い硅砂を用いることで、炭化物の粉
砕は促進される。フリーボート5には空気b′が吹き込
まれ、600〜900℃で再度ガス化が行われる。こう
して、ガス成分の低分子化と、タール、チャーの分解が
進む。炉頂より排出された生成ガスeは、旋回式溶融炉
9の一次燃焼室10に供給され、予熱された空気b″と
旋回流中で混合しながら、1200〜1500℃で高速
燃焼する。燃焼は二次燃焼室11で完結し、燃焼排ガス
e′はスラグ分離部12より排出される。高温燃焼に伴
ないチャーに含まれる灰分はスラグミストとなり、旋回
流の遠心力により一次燃焼室10の炉壁上の溶融スラグ
相に捕捉され、炉壁を流れ下って二次燃焼室11に入
り、スラグ分離部12の底部より流下する。なお、旋回
式溶融炉9の一次燃焼室10と二次燃焼室11には、昇
温用のバーナ13が1台ずつ設置される。こうして、
1.3程度の低空気燃焼と灰分の溶融スラグ化が達成さ
れる。
熱分解ガス化によりガス、タール、炭化物となる。ガス
とタールは、気化して炉内を上昇する。炭化物は流動層
4の攪乱運動により微粉砕されてチャーとなる。チャー
は多孔質で軽いため、生成ガスの上向きの流れに同伴さ
れる。流動媒体に固い硅砂を用いることで、炭化物の粉
砕は促進される。フリーボート5には空気b′が吹き込
まれ、600〜900℃で再度ガス化が行われる。こう
して、ガス成分の低分子化と、タール、チャーの分解が
進む。炉頂より排出された生成ガスeは、旋回式溶融炉
9の一次燃焼室10に供給され、予熱された空気b″と
旋回流中で混合しながら、1200〜1500℃で高速
燃焼する。燃焼は二次燃焼室11で完結し、燃焼排ガス
e′はスラグ分離部12より排出される。高温燃焼に伴
ないチャーに含まれる灰分はスラグミストとなり、旋回
流の遠心力により一次燃焼室10の炉壁上の溶融スラグ
相に捕捉され、炉壁を流れ下って二次燃焼室11に入
り、スラグ分離部12の底部より流下する。なお、旋回
式溶融炉9の一次燃焼室10と二次燃焼室11には、昇
温用のバーナ13が1台ずつ設置される。こうして、
1.3程度の低空気燃焼と灰分の溶融スラグ化が達成さ
れる。
【0020】図2は、本発明に用いるガス化溶融システ
ムの別の構成図で、10〜40atmの合成ガス製造に
用いられる。図において、図1と同じ符号は同じ意味を
有し、14、14′はロックホッパ、15、15′はス
クリーン、16は流動媒体循環ライン、17は旋回式溶
融炉(一体型)、18は高温ガス化室、19は急冷室、
20はサイクロン、21はガススクラバー、22はセト
ラーである。なお、a′は補助燃料用の石炭又はオイル
コークス、gとg′はO2 とH2 Oの混合ガスからなる
ガス化剤、g″はO2である。予め破砕された有機性廃
棄物aは、ロックホッパー等(図示せず)を介して流動
層ガス化炉3に定量供給される。流動層ガス化炉3の下
方からはO2 とH2 Oの混合物がガス化剤gとして送入
され、分散板上に硅砂の流動層4が形成される。有機性
廃棄物aは流動層4の上方に投入され、450〜700
℃、圧力10〜40atmに保持された流動層4内でガ
ス化剤gと接触し、速やかに熱分解ガス化される。流動
層ガス化炉3の炉底からは流動媒体が不燃物とともに排
出され、ロックホッパ14を通り、スクリーン15によ
り粗大不燃物cが除去される。篩下の硅砂dはバケット
コンベア等により構成される流動媒体循環ライン16に
より上方へ搬送され、流動層ガス化炉3に戻される。粗
大不燃物c中には金属が含まれるが、実用的には流動層
温度を500〜600℃とすることにより、鉄、銅、ア
ルミニウムを未酸化でクリーンな状態で回収できる。
ムの別の構成図で、10〜40atmの合成ガス製造に
用いられる。図において、図1と同じ符号は同じ意味を
有し、14、14′はロックホッパ、15、15′はス
クリーン、16は流動媒体循環ライン、17は旋回式溶
融炉(一体型)、18は高温ガス化室、19は急冷室、
20はサイクロン、21はガススクラバー、22はセト
ラーである。なお、a′は補助燃料用の石炭又はオイル
コークス、gとg′はO2 とH2 Oの混合ガスからなる
ガス化剤、g″はO2である。予め破砕された有機性廃
棄物aは、ロックホッパー等(図示せず)を介して流動
層ガス化炉3に定量供給される。流動層ガス化炉3の下
方からはO2 とH2 Oの混合物がガス化剤gとして送入
され、分散板上に硅砂の流動層4が形成される。有機性
廃棄物aは流動層4の上方に投入され、450〜700
℃、圧力10〜40atmに保持された流動層4内でガ
ス化剤gと接触し、速やかに熱分解ガス化される。流動
層ガス化炉3の炉底からは流動媒体が不燃物とともに排
出され、ロックホッパ14を通り、スクリーン15によ
り粗大不燃物cが除去される。篩下の硅砂dはバケット
コンベア等により構成される流動媒体循環ライン16に
より上方へ搬送され、流動層ガス化炉3に戻される。粗
大不燃物c中には金属が含まれるが、実用的には流動層
温度を500〜600℃とすることにより、鉄、銅、ア
ルミニウムを未酸化でクリーンな状態で回収できる。
【0021】流動層4でのガス化によりガス、タール、
炭化物が生成する。ガスとタールは、気化して炉内を上
昇する。炭化物は流動層4の攪乱運動により微粉砕され
てチャーとなる。チャーは多孔質で軽いため、生成ガス
の上向きの流れに同伴される。流動媒体に固い硅砂を用
いることで、炭化物の粉砕は促進される。フリーボート
5にはO2 とH2 Oの混合物からなるガス化剤g′が吹
き込まれ、600〜900℃でガス化が行われる。こう
して、ガス成分の低分子化と、タール、チャーの分解が
進む。炉頂より排出された生成ガスe″は、旋回式溶融
炉17の高温ガス化室18に供給され、予熱されたO2
からなるガス化剤g″により、1200〜1500℃で
燃焼ガス化する。ガス中の灰分は高温のためにスラグミ
ストとなり、ガスとともに急冷室19に入る。急冷室に
て水砕されたスラグは、ロックホッパ14′を介して外
部に排出され、スクリーン15′により、粗粒スラグ
f′と微細スラグf″に分別される。
炭化物が生成する。ガスとタールは、気化して炉内を上
昇する。炭化物は流動層4の攪乱運動により微粉砕され
てチャーとなる。チャーは多孔質で軽いため、生成ガス
の上向きの流れに同伴される。流動媒体に固い硅砂を用
いることで、炭化物の粉砕は促進される。フリーボート
5にはO2 とH2 Oの混合物からなるガス化剤g′が吹
き込まれ、600〜900℃でガス化が行われる。こう
して、ガス成分の低分子化と、タール、チャーの分解が
進む。炉頂より排出された生成ガスe″は、旋回式溶融
炉17の高温ガス化室18に供給され、予熱されたO2
からなるガス化剤g″により、1200〜1500℃で
燃焼ガス化する。ガス中の灰分は高温のためにスラグミ
ストとなり、ガスとともに急冷室19に入る。急冷室に
て水砕されたスラグは、ロックホッパ14′を介して外
部に排出され、スクリーン15′により、粗粒スラグ
f′と微細スラグf″に分別される。
【0022】図3は、本発明の有機性廃棄物からのNH
3 を合成する場合の全体工程図である。図において、2
3は空気分離、24は有機性廃棄物の一次ガス化、25
は高温での二次ガス化とガスの急冷、26は水によるガ
スの冷却洗浄、27はCO転化、28はレクチゾール法
による酸性ガス除去、29はN2 洗浄、30はアンモニ
ア合成、iは空気、jはO2 、kはN2 、lはNH3 、
Oは酸性ガス+H2 Oを示す。空気iは23の空気分離
によりO2 のjとN2 のkに分けられ、O2 のjは有機
性廃棄物aを一次ガス化24及び高温二次ガス化25す
るガス化剤として24及び25に供給される。空気分離
手段には、通常深冷分離法が用いられる。
3 を合成する場合の全体工程図である。図において、2
3は空気分離、24は有機性廃棄物の一次ガス化、25
は高温での二次ガス化とガスの急冷、26は水によるガ
スの冷却洗浄、27はCO転化、28はレクチゾール法
による酸性ガス除去、29はN2 洗浄、30はアンモニ
ア合成、iは空気、jはO2 、kはN2 、lはNH3 、
Oは酸性ガス+H2 Oを示す。空気iは23の空気分離
によりO2 のjとN2 のkに分けられ、O2 のjは有機
性廃棄物aを一次ガス化24及び高温二次ガス化25す
るガス化剤として24及び25に供給される。空気分離
手段には、通常深冷分離法が用いられる。
【0023】有機性廃棄物aと補助原料a′を24、2
5にてガス化し、生成した合成ガスを冷却するまではす
でに図3で説明した通りである。次いで、冷却・洗浄工
程26にてガス中のHClやダストの除去が行われる
が、これには水スクラバーを用いるのが一般的である。
一方、25の工程より水砕されたスラグが排出される。
27はCO転化で、ガス中のCOとH2 Oをコバルト−
モリブデン系の低温硫黄活性触媒上でCO転化反応によ
りH2 とCO2 に転換する。なお、CO転化用のH2 O
は25のガスの急冷時で発生したものを用いる。さら
に、28では低温メタノールを吸収液とするレクチゾー
ル法により、CO2 、H2 S(硫化水素)、COS(硫
化カルボニル)といった酸性ガスとH2 Oを吸収除去す
る。28からのガスには、30でのNH3 合成の触媒毒
となるCO、CO2 が微量含まれるため、液体窒素によ
り洗浄除去する。これが29のN2 洗浄の工程である。
こうして220atm程度に圧縮されたH2 とN2 の混
合ガスは鉄触媒下で反応させることによりNH3 が合成
される。
5にてガス化し、生成した合成ガスを冷却するまではす
でに図3で説明した通りである。次いで、冷却・洗浄工
程26にてガス中のHClやダストの除去が行われる
が、これには水スクラバーを用いるのが一般的である。
一方、25の工程より水砕されたスラグが排出される。
27はCO転化で、ガス中のCOとH2 Oをコバルト−
モリブデン系の低温硫黄活性触媒上でCO転化反応によ
りH2 とCO2 に転換する。なお、CO転化用のH2 O
は25のガスの急冷時で発生したものを用いる。さら
に、28では低温メタノールを吸収液とするレクチゾー
ル法により、CO2 、H2 S(硫化水素)、COS(硫
化カルボニル)といった酸性ガスとH2 Oを吸収除去す
る。28からのガスには、30でのNH3 合成の触媒毒
となるCO、CO2 が微量含まれるため、液体窒素によ
り洗浄除去する。これが29のN2 洗浄の工程である。
こうして220atm程度に圧縮されたH2 とN2 の混
合ガスは鉄触媒下で反応させることによりNH3 が合成
される。
【0024】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏する。 NH3 合成用等のH2 源を、安価でしかも自国内で
調達可能な有機性廃棄物に転換出来る。これにより、N
H3 の製造原価を大幅に引き下げられる。 有機性廃棄物をガス化してH2 とすることにより、
従来の焼却処理に伴う様々な問題を回避出来る。すなわ
ち、排ガスが無くなり、ダイオキシン類は生成しない。
また、廃棄物中の灰分は無害なスラグとなるため、埋立
地の延命化が図れるとともに、路盤材等への利用も可能
となる。
調達可能な有機性廃棄物に転換出来る。これにより、N
H3 の製造原価を大幅に引き下げられる。 有機性廃棄物をガス化してH2 とすることにより、
従来の焼却処理に伴う様々な問題を回避出来る。すなわ
ち、排ガスが無くなり、ダイオキシン類は生成しない。
また、廃棄物中の灰分は無害なスラグとなるため、埋立
地の延命化が図れるとともに、路盤材等への利用も可能
となる。
【0025】 廃棄物中に含まれる鉄、銅、アルミと
いった金属は、リサイクル可能な酸化を受けない状態で
回収出来る。こうして、廃棄物の有効利用と環境保全の
立場から、有機性廃棄物のガス化設備をアンモニア合成
設備に隣接して建設し、両者間を原料利用の面から有機
的に結合することにより、トータルシステムとしてのメ
リットを享受出来る。 廃棄物に、石炭あるいはオイルコークスといった固
体燃料を補助的に供給することにより、廃棄物の質、量
の変動の問題に対処可能となる。特に、廃棄物の質の低
下による生成ガス性状の悪化に対しては、固体燃料の混
合比率を増すことにより、安定な操業を実現できる。
いった金属は、リサイクル可能な酸化を受けない状態で
回収出来る。こうして、廃棄物の有効利用と環境保全の
立場から、有機性廃棄物のガス化設備をアンモニア合成
設備に隣接して建設し、両者間を原料利用の面から有機
的に結合することにより、トータルシステムとしてのメ
リットを享受出来る。 廃棄物に、石炭あるいはオイルコークスといった固
体燃料を補助的に供給することにより、廃棄物の質、量
の変動の問題に対処可能となる。特に、廃棄物の質の低
下による生成ガス性状の悪化に対しては、固体燃料の混
合比率を増すことにより、安定な操業を実現できる。
【図1】本発明に用いるガス化溶融システムの構成図。
【図2】本発明に用いるガス化溶融システムの別の構成
図。
図。
【図3】本発明の廃棄物からNH3 を合成する場合の全
体工程図。
体工程図。
【図4】RDFのN2 雰囲気中における熱分解特性を示
すグラフ。
すグラフ。
1:ホッパー、2:定量供給装置、3:流動層ガス化
炉、4:流動層、5:フリーボード、6:バーナ、7:
トロンメル、8:バケットコンベア、9:旋回式溶融
炉、10:一次燃焼室、11:二次燃焼室、12:スラ
グ分離図、13:バーナ、14、14′:ロックホッ
パ、15、15′:スクリーン、16:流動媒体循環ラ
イン、17:旋回式溶融炉(一体型)、18:高温ガス
化室、19:急冷室、20:サイクロン、21:ガスス
クラバー、22:セトラー、23:空気分離、24:一
次ガス化、25:二次ガス化、26:冷却洗浄、27:
CO転化、28:酸性ガス除去、29:N2 洗浄、3
0:アンモニア合成 a:有機性廃棄物、a′:石炭又はオイルコークス、
b:空気(流動層用)、b′:空気(フリーボード
用)、b″:空気(溶融炉用)、c:粗大不燃物、d:
硅砂、e、e″、e′″、e″″:生成ガス、e′:燃
焼排ガス、f:スラグ、f′:粗粒スラグ、f″:微細
スラグ、g,g′:ガス化剤(O2 とH2 Oの混合ガ
ス)、g″:O2 、i:空気、j:O2 、k:N2 、
l:NH3 、m:H2O、n:燃料ガス、O:酸性ガス
+H2 O
炉、4:流動層、5:フリーボード、6:バーナ、7:
トロンメル、8:バケットコンベア、9:旋回式溶融
炉、10:一次燃焼室、11:二次燃焼室、12:スラ
グ分離図、13:バーナ、14、14′:ロックホッ
パ、15、15′:スクリーン、16:流動媒体循環ラ
イン、17:旋回式溶融炉(一体型)、18:高温ガス
化室、19:急冷室、20:サイクロン、21:ガスス
クラバー、22:セトラー、23:空気分離、24:一
次ガス化、25:二次ガス化、26:冷却洗浄、27:
CO転化、28:酸性ガス除去、29:N2 洗浄、3
0:アンモニア合成 a:有機性廃棄物、a′:石炭又はオイルコークス、
b:空気(流動層用)、b′:空気(フリーボード
用)、b″:空気(溶融炉用)、c:粗大不燃物、d:
硅砂、e、e″、e′″、e″″:生成ガス、e′:燃
焼排ガス、f:スラグ、f′:粗粒スラグ、f″:微細
スラグ、g,g′:ガス化剤(O2 とH2 Oの混合ガ
ス)、g″:O2 、i:空気、j:O2 、k:N2 、
l:NH3 、m:H2O、n:燃料ガス、O:酸性ガス
+H2 O
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤並 晶作 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 高野 和夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 入江 正昭 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 廣勢 哲久 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 永東 秀一 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 大下 孝裕 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 福田 俊男 東京都品川区東品川2丁目3番11号 UB Eビル宇部興産株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 有機性廃棄物をガス化して得られるガス
中のCOとH2 Oを、CO転化反応によりH2 に転換
し、該H2 をNH3 合成原料に供すると共に、不燃物を
スラグとして回収することを特徴とする有機性廃棄物の
資源化方法。 - 【請求項2】 (a)有機性廃棄物を部分燃焼する一次
ガス化工程と、(b)一次ガス化工程からのガス、チャ
ー、タールをさらに高温にて部分燃焼によりガス化する
と共に、灰分を溶融スラグ化する二次ガス化工程と、
(c)二次ガス化工程からのガスを、急冷するガス冷却
工程、の(a)〜(c)の工程を有することを特徴とす
る請求項1記載の有機性廃棄物の資源化方法。 - 【請求項3】 前記一次及び/又は二次ガス化工程が、
10〜40気圧の加圧下で進行することを特徴とする請
求項2記載の有機性廃棄物の資源化方法。 - 【請求項4】 一次及び/又は二次ガス化工程は、ガス
化剤として、空気を気体分離工程でN2 とN2 を含まな
い気体に分離した後、該N2 を含まない気体を用いるこ
とを特徴とする請求項2記載の有機性廃棄物の資源化方
法。 - 【請求項5】 前記有機性廃棄物に、石炭及び/又はオ
イルコークス等の固体燃料を補助原料として添加するこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の有機性廃棄物の資
源化方法。 - 【請求項6】 前記一次ガス化工程には、流動層炉を用
い、二次ガス化工程には溶融炉を用いることを特徴とす
る請求項2記載の有機性廃棄物の資源化方法。 - 【請求項7】 前記一次ガス化工程に用いる流動層炉
は、流動層部を450〜700℃、フリーボード部を6
00〜900℃とし、炉底より廃棄物中の鉄、銅、アル
ミニウム等の金属を未酸化でクリーンな状態で回収する
ことを特徴とする請求項6記載の有機性廃棄物の資源化
方法。 - 【請求項8】 前記二次ガス化工程に用いる溶融炉は、
1200〜1500℃とし、灰分を溶融スラグ化して炉
底より排出することを特徴とする請求項6記載の有機性
廃棄物の資源化方法。 - 【請求項9】 請求項1記載のNH3 合成は、得られた
H2 を、触媒存在下でN2 と反応させてNH3 を得るこ
とを特徴とする有機性廃棄物の資源化方法。 - 【請求項10】 有機性廃棄物を部分燃焼させる流動層
ガス化炉と、該流動層ガス化炉からのガスを高温にて部
分燃焼する溶融炉と、該溶融炉からのガスを急冷する急
冷室と、ガス中の有害ガスとダストを除去する洗浄スク
ラバと、ガス中のCOとH2 OをH2 とCO2 に転換す
るCO転化器と、ガス中のCO2 とH2 Oを除去する酸
性ガス除去装置と、精製されたH2 とN2 を反応させて
NH3を合成する反応器を有することを特徴とする有機
性廃棄物の資源化装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の資源化装置におい
て、別に、N2 とO2を分離するための空気分離器を備
え、分離されたN2 を前記NH3 合成反応器に導入する
手段と、分離されたO2 を前記流動層ガス化炉及び/又
は溶融炉に導入させる手段とを配備したことを特徴とす
る有機性廃棄物の資源化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25226496A JPH1081885A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 有機性廃棄物の資源化方法及び資源化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25226496A JPH1081885A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 有機性廃棄物の資源化方法及び資源化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081885A true JPH1081885A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17234824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25226496A Pending JPH1081885A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 有機性廃棄物の資源化方法及び資源化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1081885A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-09-04 JP JP25226496A patent/JPH1081885A/ja active Pending
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