JPH10338947A - 作業車両の走行速度制御方法及びその装置 - Google Patents
作業車両の走行速度制御方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH10338947A JPH10338947A JP14831397A JP14831397A JPH10338947A JP H10338947 A JPH10338947 A JP H10338947A JP 14831397 A JP14831397 A JP 14831397A JP 14831397 A JP14831397 A JP 14831397A JP H10338947 A JPH10338947 A JP H10338947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- speed
- traveling
- hydraulic pump
- variable
- pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行用可変容量形油圧モータを低速駆動させ
たときに、可変容量形ポンプの最大吐出量を減少させる
ことにより、高速走行選択時の車速及び駆動力を確保し
ながら、低速走行選択時に作業容易な低い車速を実現す
る。 【解決手段】 可変容量形油圧ポンプ2を変速可能な走
行用可変容量形油圧モータ3に接続し、この油圧モータ
3を低速と高速に切り換える変速手段4を設ける。操作
部材5の前後進操作を検出して前記油圧ポンプ2の最大
吐出量を減少させる走行速度制御手段6を設け、変速手
段4の高速側作動で走行速度制御手段6を非作動状態に
すべく変速手段4と走行速度制御手段6とを連動させ
る。
たときに、可変容量形ポンプの最大吐出量を減少させる
ことにより、高速走行選択時の車速及び駆動力を確保し
ながら、低速走行選択時に作業容易な低い車速を実現す
る。 【解決手段】 可変容量形油圧ポンプ2を変速可能な走
行用可変容量形油圧モータ3に接続し、この油圧モータ
3を低速と高速に切り換える変速手段4を設ける。操作
部材5の前後進操作を検出して前記油圧ポンプ2の最大
吐出量を減少させる走行速度制御手段6を設け、変速手
段4の高速側作動で走行速度制御手段6を非作動状態に
すべく変速手段4と走行速度制御手段6とを連動させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設・土木用のバ
ックホー等の作業車両の走行速度制御方法及びその装置
に関する。
ックホー等の作業車両の走行速度制御方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バックホーにおいては、エンジ
ンで可変容量形油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプの
吐出油を旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ
等へ供給すると共に、クローラ走行装置の油圧モータに
も供給しており、この油圧モータは掘削作業、現場移動
等を効率よく行うために、高低2速に変速可能な可変容
量形が採用されている。
ンで可変容量形油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプの
吐出油を旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ
等へ供給すると共に、クローラ走行装置の油圧モータに
も供給しており、この油圧モータは掘削作業、現場移動
等を効率よく行うために、高低2速に変速可能な可変容
量形が採用されている。
【0003】近年、現場移動の高速化がさらに要求さ
れ、図3の表に示すように、機種B2は機種B1よりも
ポンプ容量を大きくして、第1速、第2速共に高速化が
図られており、また、高速移動時でもターン性能をよく
するために、駆動力のアップも図られており、一般的
に、大流量で高圧力を走行に使用している。
れ、図3の表に示すように、機種B2は機種B1よりも
ポンプ容量を大きくして、第1速、第2速共に高速化が
図られており、また、高速移動時でもターン性能をよく
するために、駆動力のアップも図られており、一般的
に、大流量で高圧力を走行に使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の機種B2の如
く、第2速の高速化・高駆動力化を確保すると、第1速
では過大な駆動力となってしまい、クローラ及び足回り
の強度が追従し難くなり、駆動力を適度に抑える必要が
あり、そのため図3の表のように、第1速では第2速と
駆動力が同一に設定されている。
く、第2速の高速化・高駆動力化を確保すると、第1速
では過大な駆動力となってしまい、クローラ及び足回り
の強度が追従し難くなり、駆動力を適度に抑える必要が
あり、そのため図3の表のように、第1速では第2速と
駆動力が同一に設定されている。
【0005】しかしながら、このようにポンプ容量を大
きくした上で駆動力を抑えると、走行速度が増加するこ
とになり、釣り作業、ドーザ作業、トラックへの積み卸
作業等がやり難くなるという問題が生じる。本発明は、
走行用可変容量形油圧モータを低速駆動させたときに、
可変容量形ポンプの最大吐出量を減少させることによ
り、高速走行選択時の車速及び駆動力を確保しながら、
低速走行選択時の作業容易な低い車速を実現できるよう
にした作業車両の走行速度制御方法及びその装置を提供
することを目的とする。
きくした上で駆動力を抑えると、走行速度が増加するこ
とになり、釣り作業、ドーザ作業、トラックへの積み卸
作業等がやり難くなるという問題が生じる。本発明は、
走行用可変容量形油圧モータを低速駆動させたときに、
可変容量形ポンプの最大吐出量を減少させることによ
り、高速走行選択時の車速及び駆動力を確保しながら、
低速走行選択時の作業容易な低い車速を実現できるよう
にした作業車両の走行速度制御方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法における課題
解決のための具体的手段は、可変容量形油圧ポンプ2の
吐出油を走行用可変容量形油圧モータ3に供給し、この
油圧モータ3を低速走行状態にしたときに、油圧ポンプ
2の最大吐出量を減少させることである。これによっ
て、高速走行選択時の油圧ポンプ2の最大吐出量を変更
することなく、低速走行選択時のみ最大吐出量が減少
し、駆動力を確保したままで低い車速での走行が可能に
なる。
解決のための具体的手段は、可変容量形油圧ポンプ2の
吐出油を走行用可変容量形油圧モータ3に供給し、この
油圧モータ3を低速走行状態にしたときに、油圧ポンプ
2の最大吐出量を減少させることである。これによっ
て、高速走行選択時の油圧ポンプ2の最大吐出量を変更
することなく、低速走行選択時のみ最大吐出量が減少
し、駆動力を確保したままで低い車速での走行が可能に
なる。
【0007】本発明装置における課題解決のための第1
の具体的手段は、可変容量形油圧ポンプ2を変速可能な
走行用可変容量形油圧モータ3に接続し、この油圧モー
タ3を低速と高速に切り換える変速手段4を設けた作業
車両の走行速度制御装置において、操作部材5の前後進
操作を検出して前記油圧ポンプ2の最大吐出量を減少さ
せる走行速度制御手段6を設け、変速手段4の高速側作
動で走行速度制御手段6を非作動状態にすべく変速手段
4と走行速度制御手段6とを連動させていることことで
ある。
の具体的手段は、可変容量形油圧ポンプ2を変速可能な
走行用可変容量形油圧モータ3に接続し、この油圧モー
タ3を低速と高速に切り換える変速手段4を設けた作業
車両の走行速度制御装置において、操作部材5の前後進
操作を検出して前記油圧ポンプ2の最大吐出量を減少さ
せる走行速度制御手段6を設け、変速手段4の高速側作
動で走行速度制御手段6を非作動状態にすべく変速手段
4と走行速度制御手段6とを連動させていることことで
ある。
【0008】これによって、操作部材5を前後進操作し
て低速走行させるとき、油圧ポンプ2の最大吐出量を減
少させて低い車速で作業中の走行ができ、変速手段4で
高速側作動させたとき、油圧ポンプ2の最大吐出量を減
少することなく、高速走行させることができる。本発明
装置における課題解決のための第2の具体的手段は、第
1の具体的手段に加えて、前記走行速度制御手段6は、
操作部材5の前後進操作を検出するセンサ7と、このセ
ンサ7の検出信号で可変容量ポンプ2の最大吐出量を減
少させるポンプ制御部材8と、前記センサ7とポンプ制
御部材8との間に設けられていて変速手段4の作動で切
断されるスイッチ9とを有することである。
て低速走行させるとき、油圧ポンプ2の最大吐出量を減
少させて低い車速で作業中の走行ができ、変速手段4で
高速側作動させたとき、油圧ポンプ2の最大吐出量を減
少することなく、高速走行させることができる。本発明
装置における課題解決のための第2の具体的手段は、第
1の具体的手段に加えて、前記走行速度制御手段6は、
操作部材5の前後進操作を検出するセンサ7と、このセ
ンサ7の検出信号で可変容量ポンプ2の最大吐出量を減
少させるポンプ制御部材8と、前記センサ7とポンプ制
御部材8との間に設けられていて変速手段4の作動で切
断されるスイッチ9とを有することである。
【0009】これによって、低速走行選択時の最大吐出
量の減少を簡単な構成で実現できる。
量の減少を簡単な構成で実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はミニバックホーの油圧回路
を示しており、エンジン11でマルチ油圧ポンプのメイ
ン油圧ポンプ2A、サブ油圧ポンプ2B及びパイロット
用油圧ポンプ13を駆動しており、メイン油圧ポンプ2
Aは2連式の可変容量形油圧ポンプが採用されている。
に基づいて説明する。図1はミニバックホーの油圧回路
を示しており、エンジン11でマルチ油圧ポンプのメイ
ン油圧ポンプ2A、サブ油圧ポンプ2B及びパイロット
用油圧ポンプ13を駆動しており、メイン油圧ポンプ2
Aは2連式の可変容量形油圧ポンプが採用されている。
【0011】メイン油圧ポンプ2A及びサブ油圧ポンプ
2Bの圧油は、多数の制御弁体を有する制御弁14、1
5を介して、左右一対のクローラ走行装置の走行用油圧
モータ3、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリン
ダ、バケットシリンダ、ドーザシリンダ及びサービスポ
ート等のアクチュエータへ供給可能になっており、前記
走行用油圧モータ3は可変容量形が採用されている。
2Bの圧油は、多数の制御弁体を有する制御弁14、1
5を介して、左右一対のクローラ走行装置の走行用油圧
モータ3、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリン
ダ、バケットシリンダ、ドーザシリンダ及びサービスポ
ート等のアクチュエータへ供給可能になっており、前記
走行用油圧モータ3は可変容量形が採用されている。
【0012】なお、バックホーにはアームを左右にオフ
セットする形式のものがあり、その形式ではオフセット
シリンダにもサブ油圧ポンプ2Bからの圧油が供給さ
れ、また、サブ油圧ポンプ2Bからの圧油は、直線走行
時にメイン油圧ポンプ2Aからの圧油と合流して、各種
アクチュエータを同時作動可能になっている。前記パイ
ロット用油圧ポンプ13の圧油は、アンロード弁16を
介して左右操作レバー17によって操作されるパイロッ
ト弁18に供給され、このパイロット弁18を操作する
ことにより、前記制御弁14へ供給されてそれを制御す
る。
セットする形式のものがあり、その形式ではオフセット
シリンダにもサブ油圧ポンプ2Bからの圧油が供給さ
れ、また、サブ油圧ポンプ2Bからの圧油は、直線走行
時にメイン油圧ポンプ2Aからの圧油と合流して、各種
アクチュエータを同時作動可能になっている。前記パイ
ロット用油圧ポンプ13の圧油は、アンロード弁16を
介して左右操作レバー17によって操作されるパイロッ
ト弁18に供給され、このパイロット弁18を操作する
ことにより、前記制御弁14へ供給されてそれを制御す
る。
【0013】左右各操作レバー17は、前後左右に揺動
することにより各パイロット弁18を操作可能になって
いて、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ、
バケットシリンダ等を制御する。バックホーには前記操
作レバー17とは別に、左右一対の走行操作レバー(操
作部材)5が設けられており、この左右走行操作レバー
5はリンク又はワイヤを介して制御弁15を操作し、左
右油圧モータ3を正逆転作動させる。
することにより各パイロット弁18を操作可能になって
いて、旋回モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ、
バケットシリンダ等を制御する。バックホーには前記操
作レバー17とは別に、左右一対の走行操作レバー(操
作部材)5が設けられており、この左右走行操作レバー
5はリンク又はワイヤを介して制御弁15を操作し、左
右油圧モータ3を正逆転作動させる。
【0014】この油圧モータ3は可変容量形が採用され
ており、斜板をシリンダ21で角度変更することにより
最大容量が変更可能になっていて、高低2速に変速され
る。切り換え弁22は油圧ポンプ2からシリンダ21へ
供給される圧油を断接するもので、2速ソレノイド弁2
3を操作することにより切り換え作動される。この2速
ソレノイド弁23は2速スイッチ24の入り操作で励磁
して第2速(高速)状態になる。
ており、斜板をシリンダ21で角度変更することにより
最大容量が変更可能になっていて、高低2速に変速され
る。切り換え弁22は油圧ポンプ2からシリンダ21へ
供給される圧油を断接するもので、2速ソレノイド弁2
3を操作することにより切り換え作動される。この2速
ソレノイド弁23は2速スイッチ24の入り操作で励磁
して第2速(高速)状態になる。
【0015】前記シリンダ21、切り換え弁22、2速
ソレノイド弁23及び2速スイッチ24等によって変速
手段4が構成され、2速スイッチ24はペタル、レバー
又はボタン等の作動部材25によって操作される。前記
走行操作レバー5の近傍にはその前後進操作を検出する
センサ7が設けられており、一方、前記可変容量形ポン
プ2には、最大容量(最大吐出量)を減少させるよう
に、斜板の角度を変更するソレノイド(ポンプ制御部
材)8が設けられており、このソレノイド8はスイッチ
9を介して前記センサ7と接続されている。
ソレノイド弁23及び2速スイッチ24等によって変速
手段4が構成され、2速スイッチ24はペタル、レバー
又はボタン等の作動部材25によって操作される。前記
走行操作レバー5の近傍にはその前後進操作を検出する
センサ7が設けられており、一方、前記可変容量形ポン
プ2には、最大容量(最大吐出量)を減少させるよう
に、斜板の角度を変更するソレノイド(ポンプ制御部
材)8が設けられており、このソレノイド8はスイッチ
9を介して前記センサ7と接続されている。
【0016】スイッチ9は2速スイッチ24の近傍に位
置する閉接点スイッチであり、作動部材25によって2
速スイッチ24と同時操作可能になっており、作動部材
25の操作によって2速スイッチ24がオンとなるとき
にスイッチ9はオフとなり、センサ7とソレノイド8と
をつなぐ信号伝達回路を切断する。前記センサ7、ソレ
ノイド8、スイッチ9及び作動部材25等によって、走
行操作レバー5の前後進操作を検出して前記油圧ポンプ
2の最大吐出量を減少させる走行速度制御手段6が構成
され、この走行速度制御手段6は、変速手段4の高速側
作動で非作動状態になるように、変速手段4と連動され
ている。
置する閉接点スイッチであり、作動部材25によって2
速スイッチ24と同時操作可能になっており、作動部材
25の操作によって2速スイッチ24がオンとなるとき
にスイッチ9はオフとなり、センサ7とソレノイド8と
をつなぐ信号伝達回路を切断する。前記センサ7、ソレ
ノイド8、スイッチ9及び作動部材25等によって、走
行操作レバー5の前後進操作を検出して前記油圧ポンプ
2の最大吐出量を減少させる走行速度制御手段6が構成
され、この走行速度制御手段6は、変速手段4の高速側
作動で非作動状態になるように、変速手段4と連動され
ている。
【0017】次に、前述のように構成される走行速度制
御装置における走行速度制御方法を説明する。走行速度
制御手段6及び第2速用の作動部材25を操作しない第
1速(低速)状態のとき、操作レバー17を操作して、
制御弁14の制御を介して各種アクチュエータに圧油を
供給し、旋回、ブームの昇降又はアームあるいはバケッ
トの掻き込み・ダンプ等を行うと、油圧ポンプ2Aは最
大容量で最大吐出量の圧油をそれらのアクチュエータに
供給する。
御装置における走行速度制御方法を説明する。走行速度
制御手段6及び第2速用の作動部材25を操作しない第
1速(低速)状態のとき、操作レバー17を操作して、
制御弁14の制御を介して各種アクチュエータに圧油を
供給し、旋回、ブームの昇降又はアームあるいはバケッ
トの掻き込み・ダンプ等を行うと、油圧ポンプ2Aは最
大容量で最大吐出量の圧油をそれらのアクチュエータに
供給する。
【0018】そして、その状態から走行のために走行操
作レバー5を操作すると、センサ7が前進又は後進を検
出してソレノイド8を励磁し、可変容量形ポンプ2の斜
板角を変更して最大吐出量を減少させ、図2に示すよう
に、実線で示す最大吐出量Sから点線で示す減少吐出量
Mに変更される。この第1速のとき、機種B2と同一の
油圧ポンプ2を使用して最大吐出量を略半減させると、
図3の表に示すように、本発明の機種Aでは、リリーフ
弁の設定圧は一定であるので駆動力は所要に維持され、
車速のみが減少する。
作レバー5を操作すると、センサ7が前進又は後進を検
出してソレノイド8を励磁し、可変容量形ポンプ2の斜
板角を変更して最大吐出量を減少させ、図2に示すよう
に、実線で示す最大吐出量Sから点線で示す減少吐出量
Mに変更される。この第1速のとき、機種B2と同一の
油圧ポンプ2を使用して最大吐出量を略半減させると、
図3の表に示すように、本発明の機種Aでは、リリーフ
弁の設定圧は一定であるので駆動力は所要に維持され、
車速のみが減少する。
【0019】この場合の車速は、機種B1と同一又はそ
の前後でもよく、クローラ走行装置及び足回りの強度で
耐えられる速度であればよい。バケット作業中又は走行
中に作動部材25を操作して高速走行を選択すると、2
速スイッチ24が入って2速ソレノイド弁23が励磁さ
れ、切り換え弁22を切り換えて油圧ポンプ13を第1
速から第2速に変更し、これと同時にスイッチ9がオフ
となって、センサ7からソレノイド8への検出信号の伝
達を断ち(非作動状態)、ソレノイド8の消磁により可
変容量形ポンプ2を最大吐出量に戻す。
の前後でもよく、クローラ走行装置及び足回りの強度で
耐えられる速度であればよい。バケット作業中又は走行
中に作動部材25を操作して高速走行を選択すると、2
速スイッチ24が入って2速ソレノイド弁23が励磁さ
れ、切り換え弁22を切り換えて油圧ポンプ13を第1
速から第2速に変更し、これと同時にスイッチ9がオフ
となって、センサ7からソレノイド8への検出信号の伝
達を断ち(非作動状態)、ソレノイド8の消磁により可
変容量形ポンプ2を最大吐出量に戻す。
【0020】この第2速のとき、本発明の機種Aの車速
及び駆動力は、機種B2と同様な高速でかつ高駆動力が
維持され、機種B1より油圧ポンプ2の容量を大きくし
たことによる能力増強効果を十分に発揮する。この第2
速状態では、走行操作レバー5を操作してセンサ7をオ
ンにしても、スイッチ9がオフ状態であるので、ソレノ
イド8が励磁されることはない。
及び駆動力は、機種B2と同様な高速でかつ高駆動力が
維持され、機種B1より油圧ポンプ2の容量を大きくし
たことによる能力増強効果を十分に発揮する。この第2
速状態では、走行操作レバー5を操作してセンサ7をオ
ンにしても、スイッチ9がオフ状態であるので、ソレノ
イド8が励磁されることはない。
【0021】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
走行車両としてはバックホー以外のものでもよく、走行
速度制御手段6は油圧モータ3の第1速状態での作動を
検出できるものであれば油圧的なものでもよい。また、
左右走行操作レバー5の片方が操作されても車速が低く
なるが、同時に操作されたときだけ車速を低くするよう
にしてもよい。走行速度制御手段6はセンサ7の検出信
号でソレノイド弁を操作して、油圧シリンダでメイン油
圧ポンプ22Aの斜板を角度変更するようにしてもよ
い。さらに、操作部材5は前後進を切り換えるペダルで
もよい。
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
走行車両としてはバックホー以外のものでもよく、走行
速度制御手段6は油圧モータ3の第1速状態での作動を
検出できるものであれば油圧的なものでもよい。また、
左右走行操作レバー5の片方が操作されても車速が低く
なるが、同時に操作されたときだけ車速を低くするよう
にしてもよい。走行速度制御手段6はセンサ7の検出信
号でソレノイド弁を操作して、油圧シリンダでメイン油
圧ポンプ22Aの斜板を角度変更するようにしてもよ
い。さらに、操作部材5は前後進を切り換えるペダルで
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、高速走行
選択時の車速及び駆動力を確保しながら、低速走行選択
時に作業容易な低い車速を実現できる。また、低速走行
選択時の最大吐出量の減少を簡単な構成で実現できる。
選択時の車速及び駆動力を確保しながら、低速走行選択
時に作業容易な低い車速を実現できる。また、低速走行
選択時の最大吐出量の減少を簡単な構成で実現できる。
【図1】本発明の走行速度制御装置の実施の形態を示す
油圧・電気回路図である。
油圧・電気回路図である。
【図2】最大吐出量と減少吐出量とを表す圧力流量線図
である。
である。
【図3】本発明と従来技術の車速と駆動力とを比較した
表である。
表である。
2 油圧ポンプ 3 油圧モータ 4 変速手段 5 走行操作レバー(操作部材) 6 走行速度制御手段 7 センサ 8 ソレノイド(ポンプ制御部材) 9 スイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 可変容量形油圧ポンプ(2)の吐出油を
走行用可変容量形油圧モータ(3)に供給し、この油圧
モータ(3)を低速走行状態にしたときに、油圧ポンプ
(2)の最大吐出量を減少させることを特徴とする作業
車両の走行速度制御方法。 - 【請求項2】 可変容量形油圧ポンプ(2)を変速可能
な走行用可変容量形油圧モータ(3)に接続し、この油
圧モータ(3)を低速と高速に切り換える変速手段
(4)を設けた作業車両の走行速度制御装置において、 操作部材(5)の前後進操作を検出して前記油圧ポンプ
(2)の最大吐出量を減少させる走行速度制御手段
(6)を設け、変速手段(4)の高速側作動で走行速度
制御手段(6)を非作動状態にすべく変速手段(4)と
走行速度制御手段(6)とを連動させていることを特徴
とする作業車両の走行速度制御装置。 - 【請求項3】 前記走行速度制御手段(6)は、操作部
材(5)の前後進操作を検出するセンサ(7)と、この
センサ(7)の検出信号で油圧ポンプ(2)の最大吐出
量を減少させるポンプ制御部材(8)と、前記センサ
(7)とポンプ制御部材(8)との間に設けられていて
変速手段(4)の作動で切断されるスイッチ(9)とを
有することを特徴とする請求項2に記載の作業車両の走
行速度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14831397A JPH10338947A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 作業車両の走行速度制御方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14831397A JPH10338947A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 作業車両の走行速度制御方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10338947A true JPH10338947A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15450005
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14831397A Pending JPH10338947A (ja) | 1997-06-05 | 1997-06-05 | 作業車両の走行速度制御方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10338947A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009144343A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械 |
| WO2018151275A1 (ja) | 2017-02-17 | 2018-08-23 | ヤンマー株式会社 | 油圧機械の制御装置 |
-
1997
- 1997-06-05 JP JP14831397A patent/JPH10338947A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009144343A (ja) * | 2007-12-11 | 2009-07-02 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Manufacturing Co Ltd | 建設機械 |
| WO2018151275A1 (ja) | 2017-02-17 | 2018-08-23 | ヤンマー株式会社 | 油圧機械の制御装置 |
| KR20190003691A (ko) | 2017-02-17 | 2019-01-09 | 얀마 가부시키가이샤 | 유압 기계의 제어 장치 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100986925B1 (ko) | 백호의 유압 시스템 | |
| JP4271194B2 (ja) | 油圧駆動制御装置 | |
| US9328757B2 (en) | Hydraulic system for work machine | |
| JP2008261373A (ja) | 作業機械の油圧制御装置 | |
| JP4480565B2 (ja) | バックホウの油圧回路構造 | |
| KR100797315B1 (ko) | 굴삭기의 주행 및 프론트작업의 복합작업용 유압제어장치 | |
| JP2003184815A (ja) | 建設機械の油圧制御装置及び油圧ショベルの油圧制御装置 | |
| JPWO2004029369A1 (ja) | 建設機械 | |
| JP6752686B2 (ja) | ショベル | |
| JP3076210B2 (ja) | 建設機械の油圧駆動装置 | |
| JP3802989B2 (ja) | 作業車両の油圧回路 | |
| JPH10338947A (ja) | 作業車両の走行速度制御方法及びその装置 | |
| CN112585361A (zh) | 工程机械 | |
| JP2005140153A (ja) | 建設機械の油圧制御装置 | |
| JPH11336135A (ja) | 建設機械の油圧制御回路 | |
| JP2002317471A (ja) | 油圧ショベルの油圧制御回路 | |
| JPH09165791A (ja) | 作業機械の油圧回路 | |
| JPH06264905A (ja) | 建設機械の油圧駆動装置 | |
| JPH0730775Y2 (ja) | 作業車両の走行油圧回路 | |
| JP2942102B2 (ja) | バックホウの油圧回路構造 | |
| JPH0932043A (ja) | 建設機械の油圧回路 | |
| JP2001262630A (ja) | ショベルのドーザ制御装置 | |
| JP3992611B2 (ja) | バックホウの油圧回路構造 | |
| JP2006329332A (ja) | 建設機械 | |
| KR200151462Y1 (ko) | 휠로다의 동력절감장치 |