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JPH10275435A - サーボ書込み装置及び同装置に適用するマスタディスク - Google Patents

サーボ書込み装置及び同装置に適用するマスタディスク

Info

Publication number
JPH10275435A
JPH10275435A JP8080197A JP8080197A JPH10275435A JP H10275435 A JPH10275435 A JP H10275435A JP 8080197 A JP8080197 A JP 8080197A JP 8080197 A JP8080197 A JP 8080197A JP H10275435 A JPH10275435 A JP H10275435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
disks
servo
recorded
master disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8080197A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okamura
博司 岡村
Kazunori Moriya
和典 森谷
Shigeki Yanagihara
茂樹 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8080197A priority Critical patent/JPH10275435A/ja
Publication of JPH10275435A publication Critical patent/JPH10275435A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/86Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers
    • G11B5/865Re-recording, i.e. transcribing information from one magnetisable record carrier on to one or more similar or dissimilar record carriers by contact "printing"

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気転写方式を利用したサーボ書込み方法を適
用した場合に、マスタディスクとスレーブディスクとを
密着させた後に、両ディスクを比較的容易に引き剥がし
て、ディスクのの表面に傷が付くような事態を抑制する
ことある。 【解決手段】磁気転写方式を利用してサーボ情報を記録
するためのサーボ書込み装置20において、マスタディ
スク1とスレーブディスク2とを密着させるディスク保
持機構21と、両ディスク1,2に対してバイアス磁界
を印加するバイアス磁界発生装置22とを有する。マス
タディスク1の表面構造は、鏡面加工されたスレーブデ
ィスク2に対して、複数の凹部が設けられた構造であ
る。ディスク保持機構21はこのマスタディスク1の表
面構造を利用して、両ディスク1,2を相対的に小さい
吸引力により引き剥がす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に磁気ディスク
装置のディスク上に、ヘッド位置決め制御に使用される
サーボ情報を書込むためのサーボ書込み装置及びマスタ
ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスクドライブ(HD
D)は、ドライブの内部に記録媒体であるディスクが固
定化されて、このディスクに対してデータの記録再生を
実行するための磁気ディスク装置である。HDDは、デ
ィスク上に予め記録されたサーボ情報により、ヘッドを
ディスク上の目標位置(目標トラック)に位置決めする
ためのヘッド位置決め制御を行なう。サーボ情報は、デ
ィスク上の円周方向に所定の間隔を以て配置されるサー
ボ領域(サーボセクタ)に記録される。また、サーボ領
域は、ディスク上の全トラックに対して半径方向に設け
られている。
【0003】このようなHDDを製造する製造工程にお
いて、通常ではドライブ本体の筐体の内部にディスクと
ヘッドとが組み込まれた後に、サーボライタと称するサ
ーボ書込み装置によりディスク上にサーボ情報が記録さ
れる。ここで、ディスクはスピンドル機構に固定的に取
り付けられる。また、ヘッドはボイスコイルモータによ
り駆動するヘッドアクチュエータに実装される。
【0004】ところで、従来のサーボライタを使用して
サーボ情報を書込む方法は、ヘッドを移動制御して、デ
ィスク上に設定される全トラックの各サーボ領域にサー
ボ情報を順次記録するため、製造工程の中でも長時間を
要する工程の一つである。従って、サーボ情報の書込み
工程に要する時間を短縮化することは、HDDの製造工
程の効率を向上させるために有効である。
【0005】これを解決するための方法として、サーボ
情報を予め記録したマスタディスクを用意し、このマス
タディスクを使用して、ドライブに組込むためのディス
ク(以下スレーブディスクと称する)にサーボ情報をコ
ピーする磁気転写方式を利用した方法が提案されている
(例えば特開平7−78337号公報を参照)。この磁
気転写方式では、マスタディスクとスレーブディスクと
を密着させて、外部からバイアス磁界を加えることによ
り、マスタディスクの磁化情報をスレーブディスクに転
写する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、HD
Dのディスク上に予めサーボ情報を記録するために、サ
ーボ書込み工程が必要であるが、サーボライタによる方
法に対して、所要時間の短縮化のために磁気転写方式を
利用した方法が注目されている。しかしながら、磁気転
写方式を利用した方法には、以下のような問題がある。
【0007】HDDに使用されるディスクは、近年の高
記録密度化に伴って、表面粗さが例えば20nm以下
(グライドの高さ)の鏡面加工が要求されている。一般
に、高記録密度化の実現には、ヘッドとディスク表面間
の間隔(スペーシング)の低減化が必要である。このた
め、ディスクの表面は高度の鏡面性が要求されている。
【0008】前記の磁気転写方式によるサーボ書込み工
程では、マスタディスクとスレーブディスクとを密着さ
せることになる。そして、磁気転写処理後に両ディスク
を引き剥がすときに、前記のディスクの鏡面効果により
剥がれにくくなり、最悪の場合には一方または両方のデ
ィスクの表面に傷が付いて使用不可になる。
【0009】そこで、本発明の目的は、磁気転写方式を
利用したサーボ書込み方法を適用した場合に、マスタデ
ィスクとスレーブディスクとを密着させた後に、両ディ
スクを比較的容易に引き剥がして、ディスクの表面に傷
が付くような事態を抑制することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気転写方式
を利用してサーボ情報を記録するためのサーボ書込み装
置において、マスタディスクとスレーブディスクとを密
着させる手段と、密着された両ディスクに対してバイア
ス磁界を印加する手段と、マスタディスクの表面構造を
利用して密着された両ディスクを分離させる手段とを備
えたものである。
【0011】マスタディスクの表面構造とは、具体的に
はサーボ情報が記録された領域以外の複数の領域に、ス
レーブディスクのデータ面と接触する面積を減少させる
ための複数の凹部が設けられた構造である。分離させる
手段は、例えば吸引力を利用した装置であり、両ディス
クを吸引して引き剥がす。この場合、マスタディスクの
表面構造を利用して、引き剥がすことを容易化すること
ができる。
【0012】本発明の別の側面としては、磁気転写方式
を利用してサーボ情報を記録するためのサーボ書込み装
置に使用されるマスタディスクであり、サーボ情報が記
録された領域以外の複数の領域に、スレーブディスクの
データ面と接触する面積を減少させるための複数の凹部
が設けられた構造を有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本実施形態に関係するマスタ
ディスクの表面構造を説明するための概念図であり、図
2は磁気転写方式のサーボ書込み装置の要部を示す図で
あり、本実施形態のサーボ書込み工程を説明するための
フローチャートである。 (マスタディスクの表面構造)本実施形態のマスタディ
スク1は、セクタサーボ方式のHDDの記録媒体として
使用するディスク(スレーブディスク2)に、サーボ情
報を磁気転写方式により書込むためのサーボ書込み装置
に使用されるものを想定している。
【0014】マスタディスク1は、図1に示すように、
例えばアルミ合金またはガラス材質のディスクであり、
スレーブディスクと同一の外径と内径(スピンドル機構
に取り付けるための中央ホール12の径)を有する。マ
スタディスク1は、例えば従来のサーボライタにより、
予め所定の位置にサーボ情報10が磁気的に記録されて
いる。このサーボ情報10の配置は、スレーブディスク
に記録される配置と対応関係にある。
【0015】さらに、本実施形態のマスタディスク1
は、その表面上において、サーボ情報10が記録された
領域(サーボ領域に相当する)以外の領域であって、所
定の複数箇所に所定の深さの凹部(窪み)11が形成さ
れた表面構造を有する。 (サーボ書込み装置と書込み工程)次に、図2と図3を
参照して、本実施形態のマスタディスク1を使用したサ
ーボ書込み装置と書込み工程を説明する。
【0016】まず、本実施形態のサーボ書込み装置20
は、図2に示すように、例えば磁気的シールドがなされ
た筐体の中に、マスタディスク1と転写対象のスレーブ
ディスク2とを保持して、両ディスク1,2の表面を密
着させて、かつ両ディスク1,2を引き剥がす(分離さ
せる)ためのディスク保持機構21、およびバイアス磁
界発生装置22が設けられた構成である。
【0017】ディスク保持機構21は、例えば油圧や空
気圧を利用してマスタディスク1のサーボ情報が記録さ
れた面とスレーブディスク2の転写対象面とを密着させ
て、かつ吸引力を利用して両ディスク1,2を引き剥が
すような手段を有する。バイアス磁界発生装置22は、
ディスク保持機構21により密着された両ディスク1,
2に対して、磁気転写効果を得るためのバイアス磁界を
発生させる装置である。
【0018】このようなサーボ書込み装置20を使用し
て、スレーブディスク2にサーボ情報を書込む工程を説
明する。まず、サーボ書込み装置20のディスク保持機
構21にマスタディスク1とスレーブディスク2とをセ
ットする(ステップS1)。そして、図2の矢印で示す
方向に油圧や空気圧を利用して圧力を加えて、マスタデ
ィスク1のサーボ情報が記録された面とスレーブディス
ク2の転写対象面とを密着させる(ステップS2)。次
に、バイアス磁界発生装置22により、ディスク保持機
構21により密着された両ディスク1,2に対して、磁
気転写効果を得るためのバイアス磁界を加える(ステッ
プS3)。
【0019】このバイアス磁界により、スレーブディス
ク2の表面の所定の位置に、マスタディスク1の磁化状
態のサーボ情報が磁気転写される。この磁気転写の後
に、ディスク保持機構21の吸引力を利用して、マスタ
ディスク1とスレーブディスク2と引き剥がす処理に移
行する(ステップS4)。そして、引き剥がしたスレー
ブディスク2を別のスレーブディスクと交換して、前記
と同様に、マスタディスク1と共にディスク保持機構2
1にセットして、前記ステップS2からの処理を繰り返
す(ステップS5)。
【0020】以上のように本実施形態によれば、磁気転
写方式のサーボ書込み装置20により、HDDに組み込
むスレーブディスク2に対してマスタディスク1に記録
されたサーボ情報を転写することができる。この場合、
本実施形態のマスタディスク1は、サーボ情報10の領
域以外には、複数の凹部11が表面に形成された構造で
ある。このため、サーボ書込み装置20において、マス
タディスク1とスレーブディスク2とが密着されたとき
に、凹部11が配置された部分だけ、マスタディスク1
とスレーブディスク2との接触面積が減少することにな
る。従って、マスタディスク1とスレーブディスク2と
を密着状態から引き剥がすときに、相対的に小さい吸引
力により、両ディスク1,2を引き剥がすことが可能と
なる。換言すれば、同一の吸引力で両ディスク1,2を
容易に引き剥がすことが可能となる。これにより、スレ
ーブディスク2の表面が高度の鏡面加工がなされている
場合でも、両ディスク1,2を容易に引き剥がして、両
ディスク1,2の表面に引き剥がすときに傷が付くよう
な事態を抑制することが可能となる。 (第2の実施形態)図4(A),(B)は第2の実施形
態に関係する図であり、同図(A)はマスタディスク1
の表面構造を示す図であり、同図(B)はスレーブディ
スク2との密着状態を示す図である。
【0021】本実施形態のマスタディスク1は、図4
(A)に示すように、スレーブディスク2の内径2aに
対して、その内径40が相対的に小さく形成されてい
る。なお、凹部11の形成は除いて前述の第1の実施形
態の場合と同様に、マスタディスク1には、予め所定の
位置にサーボ情報10が記録されている。さらに、サー
ボ書き込み装置は、前述の第1の実施形態と同様の装置
20を使用することを想定する。
【0022】本実施形態のマスタディスク1をサーボ書
き込み装置20に使用して、スレーブディスク2に対し
てサーボ情報の磁気転写を行なう場合、図4(B)に示
すように、両ディスク1,2が密着された状態では、中
央部の内径のサイズが異なるため、スレーブディスク2
と接触しない部分がマスタディスク1側に存在すること
になる。この部分を利用して、両ディスク1,2を引き
剥がすときに、両ディスク1,2の間に空気の流入を容
易に促すことが可能となる。また、両ディスク1,2に
対する吸引力と共に、スレーブディスク2側からマスタ
ディスク1側を押圧することが可能となる。従って、前
述の第1の実施形態の場合と同様に、相対的に小さい吸
引力により、両ディスク1,2を引き剥がすことが可能
となる。換言すれば、同一の吸引力で両ディスク1,2
を容易に引き剥がすことが可能となる。これにより、ス
レーブディスク2の表面が高度の鏡面加工がなされてい
る場合でも、両ディスク1,2を容易に引き剥がして、
両ディスク1,2の表面に引き剥がすときに傷が付くよ
うな事態を抑制することが可能となる。 (第3の実施形態)図5は第3の実施形態に関係する図
であり、マスタディスク50の表面構造を示す図であ
る。本実施形態のマスタディスク50は、図5に示すよ
うに、スレーブディスク2の外径に対して、相対的に大
きく形成されている。なお、凹部11の形成を除いて前
述の第1の実施形態の場合と同様に、マスタディスク1
には、予め所定の位置にサーボ情報10が記録されてい
る。さらに、サーボ書き込み装置は、前述の第1の実施
形態と同様の装置20を使用することを想定する。
【0023】このような構造のマスタディスク50をサ
ーボ書き込み装置20に使用して、スレーブディスク2
に対してサーボ情報の磁気転写を行なう場合、図5に示
すように、両ディスクが密着された状態では、外径のサ
イズが異なるため、スレーブディスク2と接触しない部
分がマスタディスク50側に存在することになる。この
部分を利用して、両ディスクを引き剥がすときに、端部
から両ディスクの間に空気の流入を容易に促すことが可
能となる。従って、結果的に前述の第1の実施形態の場
合と同様に、相対的に小さい吸引力により、両ディスク
を引き剥がすことが可能となる。換言すれば、同一の吸
引力で両ディスクを容易に引き剥がすことが可能とな
る。これにより、スレーブディスク2の表面が高度の鏡
面加工がなされている場合でも、両ディスクを容易に引
き剥がして、両ディスクの表面に引き剥がすときに傷が
付くような事態を抑制することが可能となる。また、マ
スタディスク50の外径が相対的に大きいため、マスタ
ディスク50を保持し易い効果もある。 (第4の実施形態)図6(A),(B)は第4の実施形
態に関係する図であり、同図(A)はマスタディスク6
0の表面構造を示す図であり、同図(B)はスレーブデ
ィスク2の表面構造を示す図である。なお、凹部11の
形成を除いて前述の第1の実施形態の場合と同様に、マ
スタディスク1には、予め所定の位置にサーボ情報10
が記録されている。さらに、サーボ書き込み装置は、前
述の第1の実施形態と同様の装置20を使用することを
想定する。
【0024】本実施形態のマスタディスク60は、同図
(B)に示すスレーブディスク2の鏡面加工された表面
に対して、その表面粗さが相対的に粗く形成されてい
る。このため、両ディスク2,60が密着した状態から
引き剥がすときに、いわゆる鏡面効果を抑制できるた
め、引き剥がすことが容易となる。なお、スレーブディ
スク2の方は、鏡面加工された表面構造であるため、高
記録密度化には支障はない。従って、本実施形態におい
ても、結果的に前述の第1の実施形態の場合と同様に、
相対的に小さい吸引力により、両ディスクを引き剥がす
ことが可能となる。換言すれば、同一の吸引力で両ディ
スクを容易に引き剥がすことが可能となる。これによ
り、スレーブディスク2の表面が高度の鏡面加工がなさ
れている場合でも、両ディスクを容易に引き剥がして、
両ディスクの表面に引き剥がすときに傷が付くような事
態を抑制することが可能となる。 (第5の実施形態)図7は第5の実施形態に関係する図
であり、可撓性材質のマスタディスク70とスレーブデ
ィスク2とを密着状態から引き剥がすときの状態を示す
図である。本実施形態のマスタディスク70は、前述の
第1から第4の実施形態におけるいわゆるハードディス
クとは異なり、フロッピーディスクに相当する可撓性材
質からなる。なお、材質を除いて、本実施形態のマスタ
ディスク70も前述の第1から第4の実施形態と同様
に、予め所定の位置にサーボ情報10が記録されてい
る。さらに、サーボ書き込み装置は、前述の第1の実施
形態と同様の装置20を使用することを想定する。
【0025】このような構造のマスタディスク70をサ
ーボ書き込み装置20に使用して、スレーブディスク2
に対してサーボ情報の磁気転写を行なう場合、マスタデ
ィスク70が可撓性材質であるため、相対的に小さい圧
力でマスタディスク70とスレーブディスク2とを密着
させることができる。
【0026】そして、バイアス磁界を加えて磁気転写が
終了した後に、密着された両ディスク70,2を引き剥
がすときに、マスタディスク70が可撓性材質であるた
め、図7に示すように、端部から空気Aが流入すれば、
容易にマスタディスク70をスレーブディスク2から引
き剥がすことができる。従って、結果的に前述の第1の
実施形態の場合と同様に、相対的に小さい吸引力によ
り、両ディスクを引き剥がすことが可能となる。換言す
れば、同一の吸引力で両ディスクを容易に引き剥がすこ
とが可能となる。これにより、スレーブディスク2の表
面が高度の鏡面加工がなされている場合でも、両ディス
クを容易に引き剥がして、両ディスクの表面に引き剥が
すときに傷が付くような事態を抑制することが可能とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、磁
気転写方式によるサーボ書込み工程において、マスタデ
ィスクとスレーブディスクとを密着させて磁気転写処理
後に両ディスクを引き剥がすときに、両ディスクを比較
的容易に引き剥がすことができる。換言すれば、高記録
密度化に伴うスレーブディスクの高度の鏡面性を損なう
ことなく、磁気転写方式によるサーボ書込み工程におけ
る両ディスクの分離工程を比較的容易に行なうことか
ら、両ディスクの表面に傷が付くような事態を抑制する
ことができる。これにより、磁気転写方式を利用するこ
とによるサーボ書込み工程の効率化と、サーボ情報を記
録した後のディスクの品質が低下するような事態の防止
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に関係するマスタディ
スクの表面構造を説明するための概念図。
【図2】本実施形態に関係する磁気転写方式のサーボ書
込み装置の要部を示す図。
【図3】本実施形態のサーボ書込み工程を説明するため
のフローチャート。
【図4】第2の実施形態に関係するマスタディスクの表
面構造を説明するための図。
【図5】第3の実施形態に関係するマスタディスクの表
面構造を説明するための図。
【図6】第4の実施形態に関係するマスタディスクの表
面構造を説明するための図。
【図7】第5の実施形態に関係するマスタディスクを説
明するための図。
【符号の説明】
1,50,60,70…マスタディスク 2…スレーブディスク(サーボ情報の記録対象ディス
ク) 10…サーボ情報 11…凹部(窪み) 20…サーボ書込み装置(磁気転写方式のサーボライ
タ) 21…ディスク保持機構 22…バイアス磁界発生装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置に使用されるディスク
    上に、磁気転写方式を利用してサーボ情報を記録するた
    めのサーボ書込み装置であって、 予めサーボ情報を記録したマスタディスクと、 前記マスタディスクのサーボ情報が記録されたディスク
    面と記録対象であるディスクのデータ面とを密着させる
    手段と、 密着された両ディスクに対してバイアス磁界を印加する
    手段と、 前記マスタディスクの構造を利用して密着された両ディ
    スクを分離させる手段とを具備したことを特徴とするサ
    ーボ書込み装置。
  2. 【請求項2】 磁気ディスク装置に使用されるディスク
    上に、磁気転写方式を利用してサーボ情報を記録するた
    めのサーボ書込み装置に使用されるマスタディスクであ
    って、 サーボ情報が記録されたディスク面は、前記サーボ情報
    が記録された領域以外の複数の領域に、記録対象である
    ディスクのデータ面と接触する面積を減少させるための
    複数の凹部が設けられた構造を有することを特徴とする
    マスタディスク。
  3. 【請求項3】 前記マスタディスクは、密着された両デ
    ィスクを分離させるときの容易化のために、前記サーボ
    情報が記録された領域以外に、複数の窪みが設けられた
    構造を有することを特徴とする請求項1記載のサーボ書
    込み装置。
  4. 【請求項4】 前記マスタディスクは、密着された両デ
    ィスクを分離させるときの容易化のために、ディスク回
    転機構と係合するための中央部のホールの径が記録対象
    であるディスクの中央部のホールの径より小さい構造で
    あることを特徴とする請求項1記載のサーボ書込み装
    置。
  5. 【請求項5】 前記マスタディスクは、密着された両デ
    ィスクを分離させるときの容易化のために、記録対象で
    あるディスクに対して外径が大きい構造であることを特
    徴とする請求項1記載のサーボ書込み装置。
  6. 【請求項6】 前記マスタディスクは、密着された両デ
    ィスクを分離させるときの容易化のために、記録対象で
    あるディスクに対して表面平滑度が相対的に低い構造で
    あることを特徴とする請求項1記載のサーボ書込み装
    置。
  7. 【請求項7】 磁気ディスク装置に使用されるディスク
    上に、磁気転写方式を利用してサーボ情報を記録するた
    めのサーボ書込み方法であって、 ディスク面に予めサーボ情報を記録し、かつ前記サーボ
    情報の記録領域以外の領域に記録対象であるディスクの
    データ面と接触する面積を減少させるための複数の凹部
    が設けられた構造のマスタディスクを使用し、 前記マスタディスクと記録対象であるディスクとを密着
    させる工程と、 密着された両ディスクに対してバイアス磁界を印加する
    工程と、 密着された両ディスクを分離させる工程とからなること
    を特徴とするサーボ書込み方法。
JP8080197A 1997-03-31 1997-03-31 サーボ書込み装置及び同装置に適用するマスタディスク Pending JPH10275435A (ja)

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