JPH10250509A - 車両用距離警報装置 - Google Patents
車両用距離警報装置Info
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- JPH10250509A JPH10250509A JP9083341A JP8334197A JPH10250509A JP H10250509 A JPH10250509 A JP H10250509A JP 9083341 A JP9083341 A JP 9083341A JP 8334197 A JP8334197 A JP 8334197A JP H10250509 A JPH10250509 A JP H10250509A
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Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Emergency Alarm Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車速に応じた最適なタイミングで警報を提供
し、しかも、車両内携帯電話機あるいはその他の車内機
器の使用時には、警報のタイミングを自動的に早まらせ
ることができる車両用距離警報装置を提供すること。 【解決手段】 前方の目的物との距離を計測する距離セ
ンサ部10と、車速を検出する車速センサ部30と、前
記車速センサ部で検知された車速に対応する警報距離を
算出する警報距離算出手段S4,20と、車両内その他
機器50,68からの外部入力信号がある場合に、警報
距離算出手段S4,20で算出された警報距離を補正す
る補正手段S5,S6,20と、距離センサ部10で検
出された実距離L1と、補正手段S5,S6,20で補
正された警報距離L2とを比較し、所定の条件で警報を
発生させる警報発生手段S7,S8,23,25とを有
する。
し、しかも、車両内携帯電話機あるいはその他の車内機
器の使用時には、警報のタイミングを自動的に早まらせ
ることができる車両用距離警報装置を提供すること。 【解決手段】 前方の目的物との距離を計測する距離セ
ンサ部10と、車速を検出する車速センサ部30と、前
記車速センサ部で検知された車速に対応する警報距離を
算出する警報距離算出手段S4,20と、車両内その他
機器50,68からの外部入力信号がある場合に、警報
距離算出手段S4,20で算出された警報距離を補正す
る補正手段S5,S6,20と、距離センサ部10で検
出された実距離L1と、補正手段S5,S6,20で補
正された警報距離L2とを比較し、所定の条件で警報を
発生させる警報発生手段S7,S8,23,25とを有
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前の車や障害物な
どとの距離を計測して、これを表示、警告することで、
安全な車間距離を維持すると共に追突や衝突を未然に防
止するための車両用距離警報装置に係り、さらに詳しく
は、車速に応じた最適なタイミングで警報を提供し、し
かも、車両内携帯電話機あるいはその他の車内機器の使
用時には、警報のタイミングを自動的に早まらせること
ができる車両用距離警報装置に関する。
どとの距離を計測して、これを表示、警告することで、
安全な車間距離を維持すると共に追突や衝突を未然に防
止するための車両用距離警報装置に係り、さらに詳しく
は、車速に応じた最適なタイミングで警報を提供し、し
かも、車両内携帯電話機あるいはその他の車内機器の使
用時には、警報のタイミングを自動的に早まらせること
ができる車両用距離警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用距離警報装置は、自分の車両前方
に赤外レーザ光などのレーザ光を走査信号として照射
し、前方車両で反射した反射光を受光することにより、
前方車両との車間距離を計測し、その車間距離が所定距
離以下の場合には、音声や光などで運転者に警報するこ
とができる。この警報装置では、車間距離を表示して安
全な車間距離を保って走行したり、追突や衝突の危険性
を予報して事故防止を図ることに利用されている。
に赤外レーザ光などのレーザ光を走査信号として照射
し、前方車両で反射した反射光を受光することにより、
前方車両との車間距離を計測し、その車間距離が所定距
離以下の場合には、音声や光などで運転者に警報するこ
とができる。この警報装置では、車間距離を表示して安
全な車間距離を保って走行したり、追突や衝突の危険性
を予報して事故防止を図ることに利用されている。
【0003】ところで、安全な車間距離は、車両の車速
によって異なる。そこで、車速センサからのデータを距
離警報装置に取り込み、車速に応じて安全な車間距離を
算出し、その距離と実際の距離とを比較し、実際の距離
が安全な車間距離(警報距離)よりも小さい場合に警報
を発生させている。なお、警報距離は、車の制動特性に
基づき決定される。
によって異なる。そこで、車速センサからのデータを距
離警報装置に取り込み、車速に応じて安全な車間距離を
算出し、その距離と実際の距離とを比較し、実際の距離
が安全な車間距離(警報距離)よりも小さい場合に警報
を発生させている。なお、警報距離は、車の制動特性に
基づき決定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車内の快適
性、安全性または操作性などを向上させるために、車内
には、種々の機器が装着されるようになってきている。
たとえば携帯電話機を用いたハンズフリー電話装置も検
討されている。この装置は、携帯電話機を車内で使う場
合に、携帯電話機を保持するための装置に携帯電話機を
接続し、携帯電話機を持つことなく、会話を行うことを
可能とする装置である。
性、安全性または操作性などを向上させるために、車内
には、種々の機器が装着されるようになってきている。
たとえば携帯電話機を用いたハンズフリー電話装置も検
討されている。この装置は、携帯電話機を車内で使う場
合に、携帯電話機を保持するための装置に携帯電話機を
接続し、携帯電話機を持つことなく、会話を行うことを
可能とする装置である。
【0005】また、自分の車両の位置を表示すると共
に、目的地までの地図を表示し、車両の操縦者の運転を
補助するナビゲーション装置も普及しつつある。さら
に、ナビゲーション装置、テレビ、オーディオ、ファッ
クスなどの操作画面が一体となった表示装置も開発され
つつある。
に、目的地までの地図を表示し、車両の操縦者の運転を
補助するナビゲーション装置も普及しつつある。さら
に、ナビゲーション装置、テレビ、オーディオ、ファッ
クスなどの操作画面が一体となった表示装置も開発され
つつある。
【0006】このような機器の操作性は、益々便利にな
り、運転の邪魔をすることなく、操作可能なものが開発
されている。
り、運転の邪魔をすることなく、操作可能なものが開発
されている。
【0007】ところが、このような機器に電源を入れる
場合、機器の操作状態を切り替えたい場合、機器に着信
信号が入力された場合などには、機器に手を触れて操作
する必要があり、または音声により応答する必要があ
る。このような操作または応答は、運転の最中にはでき
る限り避けることが好ましいが、避けることができない
場合がある。たとえば運転中に、携帯電話機を用いたハ
ンズフリー電話装置に、電話信号が着信した場合であ
る。電話を受けるためには、機器を操作するか、音声に
より応答する必要がある。運転者は、電話を受けない場
合には、着信を全く無視することもできるが、電話を受
けたい場合には、運転に全く影響がないとは言えないこ
とになる。たとえば運転者は一瞬ではあるがハンズフリ
ー電話装置に意識が集中することになるからである。
場合、機器の操作状態を切り替えたい場合、機器に着信
信号が入力された場合などには、機器に手を触れて操作
する必要があり、または音声により応答する必要があ
る。このような操作または応答は、運転の最中にはでき
る限り避けることが好ましいが、避けることができない
場合がある。たとえば運転中に、携帯電話機を用いたハ
ンズフリー電話装置に、電話信号が着信した場合であ
る。電話を受けるためには、機器を操作するか、音声に
より応答する必要がある。運転者は、電話を受けない場
合には、着信を全く無視することもできるが、電話を受
けたい場合には、運転に全く影響がないとは言えないこ
とになる。たとえば運転者は一瞬ではあるがハンズフリ
ー電話装置に意識が集中することになるからである。
【0008】このような事態は、ハンズフリー電話装置
以外の機器でも、運転中に機器を操作しようとする場合
に同様に生じる。
以外の機器でも、運転中に機器を操作しようとする場合
に同様に生じる。
【0009】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、車速に応じた最適なタイミングで警報を提供し、し
かも、車両内携帯電話機あるいはその他の車内機器の使
用時には、警報のタイミングを自動的に早まらせること
ができる車両用距離警報装置を提供することを目的とす
る。
れ、車速に応じた最適なタイミングで警報を提供し、し
かも、車両内携帯電話機あるいはその他の車内機器の使
用時には、警報のタイミングを自動的に早まらせること
ができる車両用距離警報装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用距離警報装置は、前方の目的物
との距離を計測する距離センサ部と、車速を検出する車
速センサ部と、前記車速センサ部で検知された車速に対
応する警報距離を算出する警報距離算出手段と、車両内
その他機器からの外部入力信号がある場合に、前記警報
距離算出手段で算出された警報距離を補正する補正手段
と、前記距離センサ部で検出された実距離と、前記補正
手段で補正された警報距離とを比較し、所定の条件で警
報を発生させる警報発生手段とを有する。
に、本発明に係る車両用距離警報装置は、前方の目的物
との距離を計測する距離センサ部と、車速を検出する車
速センサ部と、前記車速センサ部で検知された車速に対
応する警報距離を算出する警報距離算出手段と、車両内
その他機器からの外部入力信号がある場合に、前記警報
距離算出手段で算出された警報距離を補正する補正手段
と、前記距離センサ部で検出された実距離と、前記補正
手段で補正された警報距離とを比較し、所定の条件で警
報を発生させる警報発生手段とを有する。
【0011】本発明では、警報発生手段としては、特に
限定されず、機械音、音声または光の点滅などでも良
い。また、外部入力信号を発したその他の機器のモニタ
などの表示装置に警告表示を行うようにしても良い。
限定されず、機械音、音声または光の点滅などでも良
い。また、外部入力信号を発したその他の機器のモニタ
などの表示装置に警告表示を行うようにしても良い。
【0012】前記警報距離算出手段では、前記警報距離
を、車速に応じた制動距離に基づき算出することが好ま
しい。
を、車速に応じた制動距離に基づき算出することが好ま
しい。
【0013】前記車両内その他機器としては、特に限定
されないが、携帯電話機を用いたハンズフリー電話装置
が好ましく、外部入力信号が、携帯電話機の使用を示す
信号であることが好ましい。車両内その他機器として
は、ハンズフリー電話装置以外に、ナビゲーション装
置、テレビ、オーディオ、ファックス、エアコン、ある
いはこれらの操作を同一画面で行うことができるマルチ
・メディア表示装置などを例示することができる。
されないが、携帯電話機を用いたハンズフリー電話装置
が好ましく、外部入力信号が、携帯電話機の使用を示す
信号であることが好ましい。車両内その他機器として
は、ハンズフリー電話装置以外に、ナビゲーション装
置、テレビ、オーディオ、ファックス、エアコン、ある
いはこれらの操作を同一画面で行うことができるマルチ
・メディア表示装置などを例示することができる。
【0014】本発明に係る車両用警報装置は、乗用車の
みでなく、トラック、RV車、その他の種類の自動車に
取り付けることができる。また、本発明に係る車両用警
報装置は、自動車のみでなく、電車、モノレールなどの
車両にも取り付けても良い。
みでなく、トラック、RV車、その他の種類の自動車に
取り付けることができる。また、本発明に係る車両用警
報装置は、自動車のみでなく、電車、モノレールなどの
車両にも取り付けても良い。
【0015】
【作用】本発明に係る車両用警報装置では、たとえば携
帯電話機を用いたハンズフリー電話装置に着信信号が入
った場合に、その信号が、外部入力信号として、距離警
報装置へ入力する。距離警報装置では、その外部入力信
号を検知した場合には、警報距離算出手段で算出された
警報距離を補正し、通常の警報距離よりも長くする。
帯電話機を用いたハンズフリー電話装置に着信信号が入
った場合に、その信号が、外部入力信号として、距離警
報装置へ入力する。距離警報装置では、その外部入力信
号を検知した場合には、警報距離算出手段で算出された
警報距離を補正し、通常の警報距離よりも長くする。
【0016】したがって、携帯電話機に電話がかかって
きた場合には、自動的に警報距離が長くなり、警報発生
手段では、前方目的物(前方車両)との距離が短くなっ
た場合に、通常よりも早いタイミングで警報を出すこと
になる。その結果、運転者の意識が携帯電話機などの機
器に向いている場合には、前方目的物との警報距離を長
くすることで、早めに運転者に警報を出し、運転者の注
意を促すことができる。
きた場合には、自動的に警報距離が長くなり、警報発生
手段では、前方目的物(前方車両)との距離が短くなっ
た場合に、通常よりも早いタイミングで警報を出すこと
になる。その結果、運転者の意識が携帯電話機などの機
器に向いている場合には、前方目的物との警報距離を長
くすることで、早めに運転者に警報を出し、運転者の注
意を促すことができる。
【0017】運転者は、この警報が発生した場合には、
携帯電話機の着信信号にかかわらず、電話を受けないな
どの判断を行い、ブレーキを踏んで車間距離を確保して
警報を解除した状態で、電話を受ける操作を行うことが
できる。
携帯電話機の着信信号にかかわらず、電話を受けないな
どの判断を行い、ブレーキを踏んで車間距離を確保して
警報を解除した状態で、電話を受ける操作を行うことが
できる。
【0018】本発明では、このように時事刻々と変化す
る運転状況を監視しながら距離警報装置で警報を発する
ために、より的確な警報を出すことが可能になる。
る運転状況を監視しながら距離警報装置で警報を発する
ために、より的確な警報を出すことが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。
形態に基づき説明する。
【0020】図1は本発明の1実施形態に係る車両用距
離警報装置の概略構成図、図2はハンズフリー電話装置
の概略斜視図、図3はハンズフリー電話装置の設置状態
を示す斜視図、図4はセンサ部の詳細を示す要部断面
図、図5は図4のA部を示す要部斜視図、図6,7は距
離センサ部の作動例を示す概略図、図8は図1に示す実
施形態の装置の動作を示すフローチャート図である。
離警報装置の概略構成図、図2はハンズフリー電話装置
の概略斜視図、図3はハンズフリー電話装置の設置状態
を示す斜視図、図4はセンサ部の詳細を示す要部断面
図、図5は図4のA部を示す要部斜視図、図6,7は距
離センサ部の作動例を示す概略図、図8は図1に示す実
施形態の装置の動作を示すフローチャート図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態の距離警報
装置は、距離センサ部10と、コントローラ20とを有
する。距離センサ部10は、たとえば自動車の前方バン
パ近傍に取り付けられる。コントローラ20は、自動車
の運転手が操作および見ることができるように、車内の
インストルメントパネルなどに取り付けられる。
装置は、距離センサ部10と、コントローラ20とを有
する。距離センサ部10は、たとえば自動車の前方バン
パ近傍に取り付けられる。コントローラ20は、自動車
の運転手が操作および見ることができるように、車内の
インストルメントパネルなどに取り付けられる。
【0022】本実施形態の距離警報装置のコントローラ
20には、携帯電話機50を用いたハンズフリー電話装
置70の制御回路基板68に接続(非接触にデータの送
信および/または受信も含む)してあり、この制御回路
基板68からの信号が外部入力信号として入力するよう
になっている。
20には、携帯電話機50を用いたハンズフリー電話装
置70の制御回路基板68に接続(非接触にデータの送
信および/または受信も含む)してあり、この制御回路
基板68からの信号が外部入力信号として入力するよう
になっている。
【0023】まず、本実施形態のハンズフリー電話装置
70について説明する。ハンズフリー電話装置70は、
図2に示すように、筐体61を有しており、この筐体6
1は、具体的には直径約60mm、高さ約120mmの
汎用缶形状に形成されている。筐体61の材質は特に限
定されず、アルミ、スチール、合成樹脂等々で成形する
ことができる。なお、上述した缶形状の大きさの数値は
単なる例示であって、要するに汎用携帯電話機50が挿
入できる大きさであればよい。
70について説明する。ハンズフリー電話装置70は、
図2に示すように、筐体61を有しており、この筐体6
1は、具体的には直径約60mm、高さ約120mmの
汎用缶形状に形成されている。筐体61の材質は特に限
定されず、アルミ、スチール、合成樹脂等々で成形する
ことができる。なお、上述した缶形状の大きさの数値は
単なる例示であって、要するに汎用携帯電話機50が挿
入できる大きさであればよい。
【0024】筐体61の上端縁には、スプリング69が
装着してあり、ここにハーネス67の端子が起立して設
けてある。このスプリング69によって、ハーネス67
の端子は、無負荷時には起立姿勢を保ち、携帯電話機5
0の入出力端子51へ挿入する際はその弾性力によって
傾倒可能となる。
装着してあり、ここにハーネス67の端子が起立して設
けてある。このスプリング69によって、ハーネス67
の端子は、無負荷時には起立姿勢を保ち、携帯電話機5
0の入出力端子51へ挿入する際はその弾性力によって
傾倒可能となる。
【0025】この缶状筐体61には、携帯電話機50を
挿入して収容するための電話機収容部62が形してあ
る。また、缶状筐体61には、後述するマイクロホン6
3およびスピーカ64と、携帯電話機50の内蔵マイク
ロホン52および内蔵スピーカ53の入出力端子51と
の音声信号の送受信制御を行う制御回路基板68が設け
てある。そして、図2に示すように、板状の制御回路基
板68を缶状筐体61に挿入することで、上述した電話
機収容部62が缶状筐体61内に区画形成されるように
なっている。なお、本発明では、制御回路基板68を板
状に形成する必要はなく、またこの制御回路基板68に
よって電話機収容部62を区画形成する必要もないが、
制御回路基板68を板状に形成して、これで電話機収容
部62を区画形成することにより、当該制御回路基板8
6が携帯電話機50のいわゆる背もたれ機能を発揮する
点で望ましい構成である。
挿入して収容するための電話機収容部62が形してあ
る。また、缶状筐体61には、後述するマイクロホン6
3およびスピーカ64と、携帯電話機50の内蔵マイク
ロホン52および内蔵スピーカ53の入出力端子51と
の音声信号の送受信制御を行う制御回路基板68が設け
てある。そして、図2に示すように、板状の制御回路基
板68を缶状筐体61に挿入することで、上述した電話
機収容部62が缶状筐体61内に区画形成されるように
なっている。なお、本発明では、制御回路基板68を板
状に形成する必要はなく、またこの制御回路基板68に
よって電話機収容部62を区画形成する必要もないが、
制御回路基板68を板状に形成して、これで電話機収容
部62を区画形成することにより、当該制御回路基板8
6が携帯電話機50のいわゆる背もたれ機能を発揮する
点で望ましい構成である。
【0026】缶状筐体61の外周には、マイクロホン6
3とスピーカ64とが設けてある。このマイクロホン6
3は、携帯電話機50の内蔵マイクロホン52に代わっ
て運転者等の音声を入力するものである。携帯電話機5
0の入出力端子51に制御回路基板68に設けられたイ
ヤホンジャック(ハーネス)67の端子を接続すること
により、当該マイクロホン63から入力された音声信号
は、制御回路68およびハーネス67を介して入出力端
子51から携帯電話機50に送信され、この携帯電話機
50の内蔵制御回路(図示しない)で信号処理された
後、電波信号として内蔵アンテナ54から通話相手側へ
送られる。
3とスピーカ64とが設けてある。このマイクロホン6
3は、携帯電話機50の内蔵マイクロホン52に代わっ
て運転者等の音声を入力するものである。携帯電話機5
0の入出力端子51に制御回路基板68に設けられたイ
ヤホンジャック(ハーネス)67の端子を接続すること
により、当該マイクロホン63から入力された音声信号
は、制御回路68およびハーネス67を介して入出力端
子51から携帯電話機50に送信され、この携帯電話機
50の内蔵制御回路(図示しない)で信号処理された
後、電波信号として内蔵アンテナ54から通話相手側へ
送られる。
【0027】これに対して、スピーカ64は、携帯電話
機50の内蔵スピーカ53に代わって通話相手からの音
声を出力するものである。図2に示すように、携帯電話
機50の入出力端子51に、制御回路基板68に設けら
れたイヤホンジャック(ハーネス)67の端子を接続す
ることにより、通話相手から内蔵アンテナ54に受信さ
れた音声信号は、携帯電話機50の制御回路で信号処理
された後、入出力端子51、ハーネス67および制御回
路68を介して当該スピーカ64から室内へ出力され
る。
機50の内蔵スピーカ53に代わって通話相手からの音
声を出力するものである。図2に示すように、携帯電話
機50の入出力端子51に、制御回路基板68に設けら
れたイヤホンジャック(ハーネス)67の端子を接続す
ることにより、通話相手から内蔵アンテナ54に受信さ
れた音声信号は、携帯電話機50の制御回路で信号処理
された後、入出力端子51、ハーネス67および制御回
路68を介して当該スピーカ64から室内へ出力され
る。
【0028】また、本実施形態のハンズフリー電話装置
70では、缶状筐体61の底面に電池電源65が設けら
れており、また缶状筐体61の外周には、電池電源65
の入切スイッチ66が装着してある。本実施形態では、
電池電源65としては、汎用の乾電池の他、二次電池と
することもできる。また、電池電源65を二次電池とす
る場合には、充電用端子を設け、自動車バッテリによっ
て二次電池を充電するようにしても良い。こうすること
により、シガレット端子等から車載バッテリ電源を供給
できるので、長時間の使用によって電池容量が減少して
もそのまま充電することができ、乾電池に比べ便利であ
る。なお、電池電源65に代えてシガレット端子等から
車載バッテリ電源を直接供給しても良い。
70では、缶状筐体61の底面に電池電源65が設けら
れており、また缶状筐体61の外周には、電池電源65
の入切スイッチ66が装着してある。本実施形態では、
電池電源65としては、汎用の乾電池の他、二次電池と
することもできる。また、電池電源65を二次電池とす
る場合には、充電用端子を設け、自動車バッテリによっ
て二次電池を充電するようにしても良い。こうすること
により、シガレット端子等から車載バッテリ電源を供給
できるので、長時間の使用によって電池容量が減少して
もそのまま充電することができ、乾電池に比べ便利であ
る。なお、電池電源65に代えてシガレット端子等から
車載バッテリ電源を直接供給しても良い。
【0029】本実施形態のハンズフリー電話装置70
は、図3に示すようにカップホルダCHに設置すること
ができる。このカップホルダCHは、予め自動車のセン
ターコンソール部などに組み込まれたものの他、後付け
されたものも含まれる。このカップホルダCHの装着位
置は特に限定されず、センターコンソールや、ドアサイ
ド、インストルメントパネル上面等々、どこでも良い。
また、ハンズフリー電話装置70をカップホルダCHに
設置する際には、マイクロホン3、スピーカ4および入
切スイッチ66が設けられた面を運転者側に向かわせて
置くことが望ましい。
は、図3に示すようにカップホルダCHに設置すること
ができる。このカップホルダCHは、予め自動車のセン
ターコンソール部などに組み込まれたものの他、後付け
されたものも含まれる。このカップホルダCHの装着位
置は特に限定されず、センターコンソールや、ドアサイ
ド、インストルメントパネル上面等々、どこでも良い。
また、ハンズフリー電話装置70をカップホルダCHに
設置する際には、マイクロホン3、スピーカ4および入
切スイッチ66が設けられた面を運転者側に向かわせて
置くことが望ましい。
【0030】ハンズフリーとして使用する場合には、携
帯電話機50を電話機収容部62に挿入し、ハーネス6
7の端子を携帯電話機50の入出力端子51に接続す
る。このようにしてハーネス67を入出力端子51に接
続すると、いわゆるハンズフリー状態となって、運転者
の音声はマイクロホン63から入力され、制御回路6
8、ハーネス67、入出力端子51を介して携帯電話機
50の内蔵制御回路へ送られる。そして、音声電波とし
て内蔵アンテナ54から送信される。
帯電話機50を電話機収容部62に挿入し、ハーネス6
7の端子を携帯電話機50の入出力端子51に接続す
る。このようにしてハーネス67を入出力端子51に接
続すると、いわゆるハンズフリー状態となって、運転者
の音声はマイクロホン63から入力され、制御回路6
8、ハーネス67、入出力端子51を介して携帯電話機
50の内蔵制御回路へ送られる。そして、音声電波とし
て内蔵アンテナ54から送信される。
【0031】一方、通話相手からの音声は、内蔵アンテ
ナ54で受信され、携帯電話機50の内蔵制御回路で処
理された後、入出力端子51、ハーネス67、制御回路
基板68を介してスピーカ64から室内に出力される。
これにより、運転者はハンドルから手を離すことなく通
話することができる。
ナ54で受信され、携帯電話機50の内蔵制御回路で処
理された後、入出力端子51、ハーネス67、制御回路
基板68を介してスピーカ64から室内に出力される。
これにより、運転者はハンドルから手を離すことなく通
話することができる。
【0032】このように構成された本実施形態のハンズ
フリー電話装置70は、その筐体61が汎用缶形状に形
成されているので、図3に示すように自動車に装着され
たカップホルダCHにそのまま難なく設置することがで
き、きわめて便利である。また、缶状の筐体61が携帯
電話機50の収容機能を有しているので、携帯電話機5
0を挿入するだけで足り、きわめて簡便である。
フリー電話装置70は、その筐体61が汎用缶形状に形
成されているので、図3に示すように自動車に装着され
たカップホルダCHにそのまま難なく設置することがで
き、きわめて便利である。また、缶状の筐体61が携帯
電話機50の収容機能を有しているので、携帯電話機5
0を挿入するだけで足り、きわめて簡便である。
【0033】しかも、ハンズフリーセットの入力部であ
るマイクロホン63と、出力部であるスピーカ64と
が、筐体61に設けられているので、マイクロホン63
及びスピーカ64と制御回路基板68とを接続するため
のハーネスが筐体61の内部で取り廻され、室内に露出
することがなくなる。
るマイクロホン63と、出力部であるスピーカ64と
が、筐体61に設けられているので、マイクロホン63
及びスピーカ64と制御回路基板68とを接続するため
のハーネスが筐体61の内部で取り廻され、室内に露出
することがなくなる。
【0034】また、制御回路基板68に設けられた各種
電子部品の電源65を乾電池又は二次電池とし、筐体6
1に内蔵することで、電源65と制御回路基板68とを
接続するためのハーネスも筐体61の内部で取り廻さ
れ、室内に露出することがなくなる。また、ハンズフリ
ー電話装置70をどこへでも自由に移動することができ
る。
電子部品の電源65を乾電池又は二次電池とし、筐体6
1に内蔵することで、電源65と制御回路基板68とを
接続するためのハーネスも筐体61の内部で取り廻さ
れ、室内に露出することがなくなる。また、ハンズフリ
ー電話装置70をどこへでも自由に移動することができ
る。
【0035】さらに、本実施形態のハンズフリー電話装
置70では、マイクロホン63およびスピーカ64のみ
を設け、送受信回路等は携帯電話機50のものを利用す
るので、コンパクトで廉価なハンズフリー電話装置70
を提供することができる。
置70では、マイクロホン63およびスピーカ64のみ
を設け、送受信回路等は携帯電話機50のものを利用す
るので、コンパクトで廉価なハンズフリー電話装置70
を提供することができる。
【0036】本実施形態では、このような構成のハンズ
フリー電話装置70の制御回路基板68が、図1に示す
ように、距離警報装置のコントローラ20に、データの
送信が可能になっている。制御回路基板68とコントロ
ーラ20とを接続(非接触にデータの送信および/また
は受信も含む)するための手段としては、電気信号また
は光信号を送信するための通信ケーブル、または赤外線
利用送受信装置などを用いることができる。電話装置7
0の置き場所を固定しない場合には、赤外線利用送受信
装置などの非接触式の通信手段で、これらを接続するこ
とが好ましい。
フリー電話装置70の制御回路基板68が、図1に示す
ように、距離警報装置のコントローラ20に、データの
送信が可能になっている。制御回路基板68とコントロ
ーラ20とを接続(非接触にデータの送信および/また
は受信も含む)するための手段としては、電気信号また
は光信号を送信するための通信ケーブル、または赤外線
利用送受信装置などを用いることができる。電話装置7
0の置き場所を固定しない場合には、赤外線利用送受信
装置などの非接触式の通信手段で、これらを接続するこ
とが好ましい。
【0037】次に、本実施形態に係る距離警報装置につ
いて詳細に説明する。図1に示すセンサ部10は、図4
に示すように、第1のケーシング11と第2のケーシン
グ12とを有し、これら第1および第2のケーシング1
1,12内に、発光部1、受光部2、ミラー3およびス
テッピングモータ4が内蔵してある。
いて詳細に説明する。図1に示すセンサ部10は、図4
に示すように、第1のケーシング11と第2のケーシン
グ12とを有し、これら第1および第2のケーシング1
1,12内に、発光部1、受光部2、ミラー3およびス
テッピングモータ4が内蔵してある。
【0038】レーザダイオードなどからなる発光部1
は、当該レーザダイオード1の制御回路が形成されたプ
リント基板1aに実装されており、コントローラ20に
内蔵された制御手段29からの駆動信号を受信すると、
赤外レーザ光から成る走査光SBの垂直方向の送光角度
が約2°、水平方向の送光角度が約2°となるように、
レーザスポット光LSをミラー3に向けて照射する。な
お、制御手段29は、マイクロコンピュータ、論理演算
回路、あるいは電子回路などで構成される。
は、当該レーザダイオード1の制御回路が形成されたプ
リント基板1aに実装されており、コントローラ20に
内蔵された制御手段29からの駆動信号を受信すると、
赤外レーザ光から成る走査光SBの垂直方向の送光角度
が約2°、水平方向の送光角度が約2°となるように、
レーザスポット光LSをミラー3に向けて照射する。な
お、制御手段29は、マイクロコンピュータ、論理演算
回路、あるいは電子回路などで構成される。
【0039】ミラー3は、ミラーホルダ3aに取り付け
られた状態で、ステッピングモータ4の出力軸4aに直
接取り付けられており、発光部1からのレーザスポット
光LSを発光口13へ向けて反射する。
られた状態で、ステッピングモータ4の出力軸4aに直
接取り付けられており、発光部1からのレーザスポット
光LSを発光口13へ向けて反射する。
【0040】本実施形態で用いられているステッピング
モータ4は、いわゆるハイブリッド型のもので、詳細な
説明は省略するが、永久磁石とロータコアとからなるロ
ータと、コイルとステータコアとからなるステータとを
有し、ロータコアおよびステータコアの両方に小歯が形
成され、さらにロータコアが2分割されている。ハイブ
リッド型ステッピングモータ4は、他のPM型やVR型
に比べて高トルクであり、しかも位置決め精度がきわめ
て優れているので、本実施形態に係るミラー3のステッ
ピング動作に適している。ただし、本発明の距離警報装
置では、HB型以外のPM型或いはVR型ステッピング
モータを用いることも可能である。
モータ4は、いわゆるハイブリッド型のもので、詳細な
説明は省略するが、永久磁石とロータコアとからなるロ
ータと、コイルとステータコアとからなるステータとを
有し、ロータコアおよびステータコアの両方に小歯が形
成され、さらにロータコアが2分割されている。ハイブ
リッド型ステッピングモータ4は、他のPM型やVR型
に比べて高トルクであり、しかも位置決め精度がきわめ
て優れているので、本実施形態に係るミラー3のステッ
ピング動作に適している。ただし、本発明の距離警報装
置では、HB型以外のPM型或いはVR型ステッピング
モータを用いることも可能である。
【0041】このステッピングモータ4への動作信号
は、図示しないハーネスを介してコントローラ20に内
蔵された制御手段29から送信されるが、ステッピング
モータ4の現在の回転位置を検出するために、位置検出
手段としてのフォトインタラプタ5が設けてある。
は、図示しないハーネスを介してコントローラ20に内
蔵された制御手段29から送信されるが、ステッピング
モータ4の現在の回転位置を検出するために、位置検出
手段としてのフォトインタラプタ5が設けてある。
【0042】このフォトインタラプタ5は、図5に拡大
して示すように、ミラーホルダ3aに一体的に形成され
た遮光部3bが通過できる凹部5aを有し、この凹部5
aの水平面のそれぞれにスリット5bが形成され、一方
のスリット5bに埋設された赤外LEDと他方のスリッ
ト5bに埋設されたフォトICとによって、遮光部3b
の通過を検出する。本実施形態のフォトインタラプタ5
は、遮光部3bを検出したとき、つまり遮光時にハイレ
ベル信号をコントローラ20の制御手段29へ出力す
る。
して示すように、ミラーホルダ3aに一体的に形成され
た遮光部3bが通過できる凹部5aを有し、この凹部5
aの水平面のそれぞれにスリット5bが形成され、一方
のスリット5bに埋設された赤外LEDと他方のスリッ
ト5bに埋設されたフォトICとによって、遮光部3b
の通過を検出する。本実施形態のフォトインタラプタ5
は、遮光部3bを検出したとき、つまり遮光時にハイレ
ベル信号をコントローラ20の制御手段29へ出力す
る。
【0043】図4に示すように、距離センサ部10の第
2のケーシング12には、既述した発光口13に隣接し
て受光口14が形成されており、前方車両あるいは障害
物などの目的物で反射した反射光(反射信号)RBを取
り込むようになっている。ここで、受光部2は、フォト
ダイオード、PINフォトダイオード、フォトトランジ
スタなどで構成してある。この受光素子は、当該受光素
子の制御回路が形成されたプリント基板2aに実装され
た状態で、第3のケーシング15に取り付けてある。
2のケーシング12には、既述した発光口13に隣接し
て受光口14が形成されており、前方車両あるいは障害
物などの目的物で反射した反射光(反射信号)RBを取
り込むようになっている。ここで、受光部2は、フォト
ダイオード、PINフォトダイオード、フォトトランジ
スタなどで構成してある。この受光素子は、当該受光素
子の制御回路が形成されたプリント基板2aに実装され
た状態で、第3のケーシング15に取り付けてある。
【0044】なお、本実施形態では、プリント基板2a
を第3のケーシング15に取り付けるにあたり、当該プ
リント基板2aと第3のケーシング15との間に、ウレ
タンゴムなどの光不透過材料からなる部材8が介装して
あり、これによりミラー3で反射した走査光SBが、プ
リント基板2aと第3のケーシング15との隙間から入
って受光部2に検知されるのを防止する。
を第3のケーシング15に取り付けるにあたり、当該プ
リント基板2aと第3のケーシング15との間に、ウレ
タンゴムなどの光不透過材料からなる部材8が介装して
あり、これによりミラー3で反射した走査光SBが、プ
リント基板2aと第3のケーシング15との隙間から入
って受光部2に検知されるのを防止する。
【0045】第3のケーシング15は、第2のケーシン
グ12との間で保護ガラスや集光レンズを保持する機能
をも有する。すなわち、発光口13には、Oリングを介
して保護ガラス6aが設けてあり、受光口14には、O
リングを介して外側に保護ガラス6b、内側にフレネル
レンズ7が設けてあり、これらは第2のケーシング12
と第3のケーシング15とによって挟持してある。
グ12との間で保護ガラスや集光レンズを保持する機能
をも有する。すなわち、発光口13には、Oリングを介
して保護ガラス6aが設けてあり、受光口14には、O
リングを介して外側に保護ガラス6b、内側にフレネル
レンズ7が設けてあり、これらは第2のケーシング12
と第3のケーシング15とによって挟持してある。
【0046】本実施形態では、集光レンズ7としてフレ
ネルレンズを採用しているが、フレネルレンズ7のフレ
ネル面7a側を内側に、平坦面7b側を外側にして配置
することにより、保護ガラス6bを省略することもでき
る。こうすることで、反射光が保護ガラス6bを透過す
る分の透過率の減少がなくなるので、検出精度が高まる
とともに、保護レンズ6bを省略する分だけコストダウ
ンを図ることができる。
ネルレンズを採用しているが、フレネルレンズ7のフレ
ネル面7a側を内側に、平坦面7b側を外側にして配置
することにより、保護ガラス6bを省略することもでき
る。こうすることで、反射光が保護ガラス6bを透過す
る分の透過率の減少がなくなるので、検出精度が高まる
とともに、保護レンズ6bを省略する分だけコストダウ
ンを図ることができる。
【0047】図1に示すように、コントローラ20の前
面には、主電源ボタン21、距離センサ部10で検出さ
れた目的物との実距離L1を表示するディジタル表示部
22、追突警報や車間警報などの警報音を発するスピー
カ23(警報発生手段に対応)、この警報音の音量を調
節するための音量ボリューム24、追突警告や車間警告
などの警告を3色のランプで表示する警告ランプ25
(警報発生手段に対応)、警報タイミングの補正設定や
車間警報音の解除を行うためのユーザ設定用ボタン2
6、保護ガラス6a,6bや集光レンズ7の汚れを警告
するためのレンズ汚れ警告ランプ27、および隠しボタ
ン28が設けてある。
面には、主電源ボタン21、距離センサ部10で検出さ
れた目的物との実距離L1を表示するディジタル表示部
22、追突警報や車間警報などの警報音を発するスピー
カ23(警報発生手段に対応)、この警報音の音量を調
節するための音量ボリューム24、追突警告や車間警告
などの警告を3色のランプで表示する警告ランプ25
(警報発生手段に対応)、警報タイミングの補正設定や
車間警報音の解除を行うためのユーザ設定用ボタン2
6、保護ガラス6a,6bや集光レンズ7の汚れを警告
するためのレンズ汚れ警告ランプ27、および隠しボタ
ン28が設けてある。
【0048】ディジタル表示部22には、目的物との実
距離L1がそのままメートル数で表示されるが、この計
測された実距離L1のデータは、後述する制御に用いら
れ、そのデータに基づいて、警報音と警告ランプとで運
転者に危険性を喚起するようになっている。
距離L1がそのままメートル数で表示されるが、この計
測された実距離L1のデータは、後述する制御に用いら
れ、そのデータに基づいて、警報音と警告ランプとで運
転者に危険性を喚起するようになっている。
【0049】ユーザ設定用ボタン26は、車間警報と追
突警報のそれぞれの警報タイミングを設定するボタンで
あり、例えば、モードボタン26aを押すと車間警報の
警報タイミングの設定モードとなり、UPおよびDOW
Nボタン26bを用いてディジタル表示部22に表示さ
れる1〜20の数値で警報タイミングのレンジ(警報す
る車間距離の基準値)を切り替えることができる。さら
にモードボタン26aを押すと追突警報の警報タイミン
グの設定モードとなり、UPおよびDOWNボタン26
bを用いてディジタル表示部22に表示される1〜20
の数値で警報タイミングのレンジ(警報する追突距離の
基準値)を切り替えることができる。また、これらのボ
タン26a,26bにより、警報のON/OFFも切り
替えられる。
突警報のそれぞれの警報タイミングを設定するボタンで
あり、例えば、モードボタン26aを押すと車間警報の
警報タイミングの設定モードとなり、UPおよびDOW
Nボタン26bを用いてディジタル表示部22に表示さ
れる1〜20の数値で警報タイミングのレンジ(警報す
る車間距離の基準値)を切り替えることができる。さら
にモードボタン26aを押すと追突警報の警報タイミン
グの設定モードとなり、UPおよびDOWNボタン26
bを用いてディジタル表示部22に表示される1〜20
の数値で警報タイミングのレンジ(警報する追突距離の
基準値)を切り替えることができる。また、これらのボ
タン26a,26bにより、警報のON/OFFも切り
替えられる。
【0050】隠しボタン28は、コントローラ20を車
内に取り付ける作業者などが初期設定を行うためのスイ
ッチであり、たとえば乗用車とトラックとの場合には、
制動特性が異なるので、このボタン28により初期設定
することができる。このような隠しボタン28とするこ
とで、ディーラなどの調整作業者は、当該ボタン28を
容易に見つけることができる。しかも、隠しボタンとし
て構成されているので、工具T等を用いなければスイッ
チを操作できず、調整作業者以外の例えば一般ユーザな
どが誤って当該ボタン28を操作することもない。さら
に、隠しボタン28で構成されているので、コントロー
ラ20のフィニッシャ20fのスペースを侵すこともな
く、また美観を損なうこともない。
内に取り付ける作業者などが初期設定を行うためのスイ
ッチであり、たとえば乗用車とトラックとの場合には、
制動特性が異なるので、このボタン28により初期設定
することができる。このような隠しボタン28とするこ
とで、ディーラなどの調整作業者は、当該ボタン28を
容易に見つけることができる。しかも、隠しボタンとし
て構成されているので、工具T等を用いなければスイッ
チを操作できず、調整作業者以外の例えば一般ユーザな
どが誤って当該ボタン28を操作することもない。さら
に、隠しボタン28で構成されているので、コントロー
ラ20のフィニッシャ20fのスペースを侵すこともな
く、また美観を損なうこともない。
【0051】図1に示すコントローラ20には、車速セ
ンサ部30で検出された車速データと、ハンドル角セン
サ部40で検出されたハンドル角データとが入力される
ようになっている。車速データの処理については後述す
ることとし、ハンドル角データの処理について説明す
る。
ンサ部30で検出された車速データと、ハンドル角セン
サ部40で検出されたハンドル角データとが入力される
ようになっている。車速データの処理については後述す
ることとし、ハンドル角データの処理について説明す
る。
【0052】センサ部40でハンドル角を検出すること
により、自車両の走行方向を認識することができる。こ
のデータは、走査光の有効方位を選択するようにコント
ローラ20のマイクロコンピュータまたは電子回路で処
理される。
により、自車両の走行方向を認識することができる。こ
のデータは、走査光の有効方位を選択するようにコント
ローラ20のマイクロコンピュータまたは電子回路で処
理される。
【0053】特に本実施形態の車間追突警報装置では、
図4に示すステッピングモータ4によりミラー3を往復
回転運動させ、たとえば図6,7に示すように、走査光
SBを水平方向に、つまり→→→→→…と走
査する。この際、図4に示すステッピングモータ4の出
力軸4aを連続的に往復運動させるのではなく、微少時
間だけ一時的に停止させ、この停止時に、レーザダイオ
ード1からのレーザ光LSを当該ミラー3に照射する。
図4に示すステッピングモータ4によりミラー3を往復
回転運動させ、たとえば図6,7に示すように、走査光
SBを水平方向に、つまり→→→→→…と走
査する。この際、図4に示すステッピングモータ4の出
力軸4aを連続的に往復運動させるのではなく、微少時
間だけ一時的に停止させ、この停止時に、レーザダイオ
ード1からのレーザ光LSを当該ミラー3に照射する。
【0054】すなわち、図4に示すステッピングモータ
4が回転している間はレーザダイオード1からの発光は
行わず、各ステップでモータの回転が停止したときにレ
ーザダイオード1を発光させる。しかも、本実施形態で
は、図6,7に示すように、ハンドル角に基づき、直進
走行の場合とカーブ走行の場合とで、走査光〜の強
さ(測定可能距離)を変化させている。
4が回転している間はレーザダイオード1からの発光は
行わず、各ステップでモータの回転が停止したときにレ
ーザダイオード1を発光させる。しかも、本実施形態で
は、図6,7に示すように、ハンドル角に基づき、直進
走行の場合とカーブ走行の場合とで、走査光〜の強
さ(測定可能距離)を変化させている。
【0055】たとえば図7に示すようなカーブ路におい
ては、中央正面に中央分離帯や対向車両V3が存在する
こともあり、3つの走査光のうちの中央の走査光
の測定距離を大きくとると、これらリフレクタや対向
車両V3を検出してしまう。このため、ハンドル角セン
サ部40でカーブ路であることが認識されると、そのカ
ーブ方向の走査光(図示する場合は走査ビーム)の測
定距離を大きくし、他の走査光の測定距離を小さく
する。これにより、カーブ方向の前方車両V2のみが検
出され、車間距離および追突の警報に関係する目的物の
みとの実距離L1を抽出して計測することができる。
ては、中央正面に中央分離帯や対向車両V3が存在する
こともあり、3つの走査光のうちの中央の走査光
の測定距離を大きくとると、これらリフレクタや対向
車両V3を検出してしまう。このため、ハンドル角セン
サ部40でカーブ路であることが認識されると、そのカ
ーブ方向の走査光(図示する場合は走査ビーム)の測
定距離を大きくし、他の走査光の測定距離を小さく
する。これにより、カーブ方向の前方車両V2のみが検
出され、車間距離および追突の警報に関係する目的物の
みとの実距離L1を抽出して計測することができる。
【0056】この場合、本実施形態の車間追突警報装置
では、ステッピングモータ4を用いてミラー3を往復回
転運動させる際に、所定時間だけ一時的に停止させ、こ
の停止時にレーザ光LSを当該ミラー3に照射すること
により、回転振動誤差が抑制され走査光SBの方位角度
がきわめて正確であるため、カーブ方向の精度が高く、
誤警報を防止することができる。
では、ステッピングモータ4を用いてミラー3を往復回
転運動させる際に、所定時間だけ一時的に停止させ、こ
の停止時にレーザ光LSを当該ミラー3に照射すること
により、回転振動誤差が抑制され走査光SBの方位角度
がきわめて正確であるため、カーブ方向の精度が高く、
誤警報を防止することができる。
【0057】一方、図6に示すような直線路において
は、通常、進行方向に前方車両V2が存在するため、3
つの走査光のうちの中央の走査光の測定距離を
大きくし、他の走査光の測定距離を小さく設定す
る。これにより、前方側方に存在するリフレクタや対向
車両が検出されないので、必要とされる前方車両V2の
みを適切に認識することができ、しかも同図に示すよう
に、急な割込車両V4があった場合にも、左右両側の走
査光によって検出できる。
は、通常、進行方向に前方車両V2が存在するため、3
つの走査光のうちの中央の走査光の測定距離を
大きくし、他の走査光の測定距離を小さく設定す
る。これにより、前方側方に存在するリフレクタや対向
車両が検出されないので、必要とされる前方車両V2の
みを適切に認識することができ、しかも同図に示すよう
に、急な割込車両V4があった場合にも、左右両側の走
査光によって検出できる。
【0058】次に、主として図8に基づき、本実施形態
に係る距離警報装置の制御動作について説明する。な
お、図8に示す制御では、前述したハンドル角に基づく
制御を省略してある。
に係る距離警報装置の制御動作について説明する。な
お、図8に示す制御では、前述したハンドル角に基づく
制御を省略してある。
【0059】図8に示すように、ステップS1で制御が
スタートすると、まずステップS2にて、図1に示す距
離センサ部10からのデータに基づき、前方の車両など
との車間距離を実距離L1として算出する。
スタートすると、まずステップS2にて、図1に示す距
離センサ部10からのデータに基づき、前方の車両など
との車間距離を実距離L1として算出する。
【0060】次に、図8に示すステップS3にて、図1
に示す車速センサ部30からのデータに基づき自車の車
速V1を検出する。次に、ステップS4では、その車速
V1に対応する制動距離から警報距離L2を算出する。
このステップS4が、本発明の警報距離算出手段に対応
する。なお、警報距離L2を算出するに際しては、図1
に示すユーザ設定用ボタン26で設定された設定値をも
考慮される。
に示す車速センサ部30からのデータに基づき自車の車
速V1を検出する。次に、ステップS4では、その車速
V1に対応する制動距離から警報距離L2を算出する。
このステップS4が、本発明の警報距離算出手段に対応
する。なお、警報距離L2を算出するに際しては、図1
に示すユーザ設定用ボタン26で設定された設定値をも
考慮される。
【0061】次に、図8に示すステップS5では、図1
に示すコントローラ20に対して、ハンズフリー電話装
置70の制御回路からの出力信号(コントローラ20に
とっては外部入力信号)が入力されたか否かを判断す
る。その外部入力信号としては、図1に示す携帯電話機
50に対して、外部から着信信号が入力した旨を示す信
号である。その旨を示す信号が、図1に示すコントロー
ラ20へ入力している時には、コントローラ20では、
図8に示すステップS6へ行き、前記ステップS4にて
算出した警報距離L2に補正値αを加えて更新する。補
正値αは、正の値であり、車速V1と共に増大する数値
であっても良いし、固定値であっても良い。そして、ス
テップS7では、このようにして補正された警報距離L
2を基準として、実距離L1が、それ以下であるか否か
を判断する。なお、ステップS5にて、外部入力信号が
ないと判断した場合には、警報距離L2を補正すること
なく、ステップS7に行く。
に示すコントローラ20に対して、ハンズフリー電話装
置70の制御回路からの出力信号(コントローラ20に
とっては外部入力信号)が入力されたか否かを判断す
る。その外部入力信号としては、図1に示す携帯電話機
50に対して、外部から着信信号が入力した旨を示す信
号である。その旨を示す信号が、図1に示すコントロー
ラ20へ入力している時には、コントローラ20では、
図8に示すステップS6へ行き、前記ステップS4にて
算出した警報距離L2に補正値αを加えて更新する。補
正値αは、正の値であり、車速V1と共に増大する数値
であっても良いし、固定値であっても良い。そして、ス
テップS7では、このようにして補正された警報距離L
2を基準として、実距離L1が、それ以下であるか否か
を判断する。なお、ステップS5にて、外部入力信号が
ないと判断した場合には、警報距離L2を補正すること
なく、ステップS7に行く。
【0062】ステップS7において、実距離L1が警報
距離L2以下でない場合には、警報を出す必要がないの
で、ステップS2へ戻る。したがって、図1に示すスピ
ーカ23からは警報音は鳴らず、また警告ランプ25は
無点灯或いは緑、橙色の点灯を行う。
距離L2以下でない場合には、警報を出す必要がないの
で、ステップS2へ戻る。したがって、図1に示すスピ
ーカ23からは警報音は鳴らず、また警告ランプ25は
無点灯或いは緑、橙色の点灯を行う。
【0063】ステップS7にて、実距離L1が警報距離
L2以下の場合には、ステップS8へ行き、図1に示す
スピーカ23から断続的な警報音を鳴らすとともに、警
告ランプ25は赤色の点灯を行う。さらに、図8では図
示していないが、前方車両との実距離L1が、さらに小
さくなり、前方の車両ときわめて近くなり追突するおそ
れがある場合には、連続的な警報音を鳴らすとともに、
赤色、橙色および緑色の全ての警告ランプ25を用い、
かつこれらを点滅させる。
L2以下の場合には、ステップS8へ行き、図1に示す
スピーカ23から断続的な警報音を鳴らすとともに、警
告ランプ25は赤色の点灯を行う。さらに、図8では図
示していないが、前方車両との実距離L1が、さらに小
さくなり、前方の車両ときわめて近くなり追突するおそ
れがある場合には、連続的な警報音を鳴らすとともに、
赤色、橙色および緑色の全ての警告ランプ25を用い、
かつこれらを点滅させる。
【0064】その後、ステップS9では、車速V1がβ
以下であるか否かを判断し、それ以下である場合には、
ほとんど停止していると考えられるので、ステップS1
0にて警報を停止する。また、ステップS9にて、V1
がβよりも大きい場合には、再度ステップS2以降に戻
り、ステップS8にて警報を出し続ける。なお、βは、
たとえば1km/hである。本実施形態の装置では、こ
の速度未満ではこれらの警報は稼働しないようになって
いる。このようなステップS1〜S10に基づく制御
は、図1に示すコントローラ20に内蔵してあるCPU
におけるデータ処理によって達成される。
以下であるか否かを判断し、それ以下である場合には、
ほとんど停止していると考えられるので、ステップS1
0にて警報を停止する。また、ステップS9にて、V1
がβよりも大きい場合には、再度ステップS2以降に戻
り、ステップS8にて警報を出し続ける。なお、βは、
たとえば1km/hである。本実施形態の装置では、こ
の速度未満ではこれらの警報は稼働しないようになって
いる。このようなステップS1〜S10に基づく制御
は、図1に示すコントローラ20に内蔵してあるCPU
におけるデータ処理によって達成される。
【0065】本実施形態では、上述したように、携帯電
話機50に電話がかかってきた場合には、自動的に警報
距離が長くなり、コントローラ20では、前方車両との
距離が短くなった場合に、通常よりも早いタイミングで
警報を出すことになる。その結果、運転者の意識が携帯
電話機50などの機器に向いている場合に、前方目的物
との警報距離を長くすることで、早めに運転者に警報を
出し、運転者の注意を促すことができる。
話機50に電話がかかってきた場合には、自動的に警報
距離が長くなり、コントローラ20では、前方車両との
距離が短くなった場合に、通常よりも早いタイミングで
警報を出すことになる。その結果、運転者の意識が携帯
電話機50などの機器に向いている場合に、前方目的物
との警報距離を長くすることで、早めに運転者に警報を
出し、運転者の注意を促すことができる。
【0066】運転者は、この警報が発生した場合には、
携帯電話機50の着信信号にかかわらず、電話を受けな
いなどの判断を行い、ブレーキを踏んで車間距離を確保
して警報を解除した状態で、電話を受ける操作を行うこ
とができる。
携帯電話機50の着信信号にかかわらず、電話を受けな
いなどの判断を行い、ブレーキを踏んで車間距離を確保
して警報を解除した状態で、電話を受ける操作を行うこ
とができる。
【0067】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0068】たとえば、図1に示すコントローラ20に
対して外部入力信号として入力する信号としては、携帯
電話機50を用いた簡易型のハンズフリー電話装置から
の信号に限らず、通常の車両用ハンズフリー電話装置か
らの信号、ナビゲーション装置、テレビ、オーディオ、
ファックス、エアコン、あるいはこれらの操作を同一画
面で行うことができるマルチ・メディア表示装置からの
信号を用いても良い。
対して外部入力信号として入力する信号としては、携帯
電話機50を用いた簡易型のハンズフリー電話装置から
の信号に限らず、通常の車両用ハンズフリー電話装置か
らの信号、ナビゲーション装置、テレビ、オーディオ、
ファックス、エアコン、あるいはこれらの操作を同一画
面で行うことができるマルチ・メディア表示装置からの
信号を用いても良い。
【0069】また、本発明の距離警報装置の距離センサ
部10で用いる走査光としては、赤外レーザ光に限定さ
れず、その他のレーザ光あるいは、電磁波、超音波など
を用いることができる。また、本発明の距離警報装置
は、上述した用途以外にも、たとえば後側方警報装置、
自動追従装置、車間距離自動維持運転装置、衝突速度低
減装置、事故回避自動操作装置、コーナ進入減速装置な
どの各種事故回避装置内に組み込むことができる。
部10で用いる走査光としては、赤外レーザ光に限定さ
れず、その他のレーザ光あるいは、電磁波、超音波など
を用いることができる。また、本発明の距離警報装置
は、上述した用途以外にも、たとえば後側方警報装置、
自動追従装置、車間距離自動維持運転装置、衝突速度低
減装置、事故回避自動操作装置、コーナ進入減速装置な
どの各種事故回避装置内に組み込むことができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
車両用距離警報装置によれば、運転者の意識が携帯電話
機などの機器に向いている場合には、前方目的物との警
報距離を長くすることで、早めに運転者に警報を出し、
運転者の注意を促すことができる。
車両用距離警報装置によれば、運転者の意識が携帯電話
機などの機器に向いている場合には、前方目的物との警
報距離を長くすることで、早めに運転者に警報を出し、
運転者の注意を促すことができる。
【0071】運転者は、この警報が発生した場合には、
携帯電話機の着信信号にかかわらず、電話を受けないな
どの判断を行い、ブレーキを踏んで車間距離を確保して
警報を解除した状態で、電話を受けるなどの操作を行う
ことができる。
携帯電話機の着信信号にかかわらず、電話を受けないな
どの判断を行い、ブレーキを踏んで車間距離を確保して
警報を解除した状態で、電話を受けるなどの操作を行う
ことができる。
【0072】本発明では、このように時事刻々と変化す
る運転状況を監視しながら距離警報装置で警報を発する
ために、より的確な警報を出すことが可能になる。
る運転状況を監視しながら距離警報装置で警報を発する
ために、より的確な警報を出すことが可能になる。
【図1】図1は本発明の1実施形態に係る車両用距離警
報装置の概略構成図である。
報装置の概略構成図である。
【図2】図2はハンズフリー電話装置の概略斜視図であ
る。
る。
【図3】図3はハンズフリー電話装置の設置状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】図4はセンサ部の詳細を示す要部断面図であ
る。
る。
【図5】図5は図4のA部を示す要部斜視図である。
【図6】図6は距離センサ部の作動例を示す概略図であ
る。
る。
【図7】図7は距離センサ部の作動例を示す概略図であ
る。
る。
【図8】図8は図1に示す実施形態の装置の動作を示す
フローチャート図である。
フローチャート図である。
10… 距離センサ部 20… コントローラ 23… スピーカ 25… 警告ランプ 30… 車速センサ部 50… 携帯電話機 68… 制御回路 70… ハンズフリー電話装置
Claims (3)
- 【請求項1】 前方の目的物との距離を計測する距離セ
ンサ部(10)と、 車速を検出する車速センサ部(30)と、 前記車速センサ部で検知された車速に対応する警報距離
を算出する警報距離算出手段(S4,20)と、 車両内その他機器(50,68)からの外部入力信号が
ある場合に、前記警報距離算出手段で算出された警報距
離を補正する補正手段(S5,S6,20)と、 前記
距離センサ部で検出された実距離と、前記補正手段で補
正された警報距離とを比較し、所定の条件で警報を発生
させる警報発生手段(S7,S8,23,25)とを有
する、 車両用距離警報装置。 - 【請求項2】 前記警報距離算出手段(S4,20)で
は、前記警報距離を、車速に応じた制動距離に基づき算
出することを特徴とする請求項1に記載の車両用距離警
報装置。 - 【請求項3】 前記車両内その他機器が、携帯電話機
(50)を用いたハンズフリー電話装置であり、外部入
力信号が、携帯電話機の使用を示す信号である請求項1
または2に記載の車両用距離警報装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083341A JPH10250509A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 車両用距離警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9083341A JPH10250509A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 車両用距離警報装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10250509A true JPH10250509A (ja) | 1998-09-22 |
Family
ID=13799746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9083341A Pending JPH10250509A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | 車両用距離警報装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10250509A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001119450A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-04-27 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用ハンドフリー電話装置 |
| DE10000473B4 (de) * | 1999-01-08 | 2004-08-12 | Yazaki Corp. | Fahrer-Alarmierungssystem |
| WO2022107510A1 (ja) * | 2020-11-19 | 2022-05-27 | 株式会社デンソー | 光学的測距装置 |
| JP2022081406A (ja) * | 2020-11-19 | 2022-05-31 | 株式会社デンソー | 光学的測距装置 |
-
1997
- 1997-03-17 JP JP9083341A patent/JPH10250509A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10000473B4 (de) * | 1999-01-08 | 2004-08-12 | Yazaki Corp. | Fahrer-Alarmierungssystem |
| JP2001119450A (ja) * | 1999-08-10 | 2001-04-27 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車用ハンドフリー電話装置 |
| WO2022107510A1 (ja) * | 2020-11-19 | 2022-05-27 | 株式会社デンソー | 光学的測距装置 |
| JP2022081406A (ja) * | 2020-11-19 | 2022-05-31 | 株式会社デンソー | 光学的測距装置 |
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