[go: up one dir, main page]

JPH032195A - プロテアーゼ阻害剤 - Google Patents

プロテアーゼ阻害剤

Info

Publication number
JPH032195A
JPH032195A JP1135678A JP13567889A JPH032195A JP H032195 A JPH032195 A JP H032195A JP 1135678 A JP1135678 A JP 1135678A JP 13567889 A JP13567889 A JP 13567889A JP H032195 A JPH032195 A JP H032195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peptide
amino acid
arg
gly
acid sequence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1135678A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2782232B2 (ja
Inventor
Toshio Hattori
俊夫 服部
Kiyoshi Takatsuki
高月 清
Toshio Murakami
利夫 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP1135678A priority Critical patent/JP2782232B2/ja
Publication of JPH032195A publication Critical patent/JPH032195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2782232B2 publication Critical patent/JP2782232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬、免疫グロブリン作製用のハプテン等と
して有用な新規ペプチドおよび当該ペプチドをはじめと
する後天性免疫不全症候群の病原ウィルス(HIV)の
外膜蛋白関連ペプチド及びその誘導体を有効成分とする
プロテアーゼ阻害剤に関するものである。
〔従来技術・発明が解決しようとする課題〕プロテアー
ゼ阻害剤は生体内において幅広い酵素系に影響を与え、
たとえば2.性膵炎、ショック、出血時の止血等の治療
等に使用されている。
現在用いられている、蛋白性のプロテアーゼ阻害剤では
抗体産生の可能性などの問題点があった。
従って、低分子性で抗体産生による副作用の少ないプロ
テアーゼ阻害剤の出現が待望されているのが実情である
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、HIVの外被蛋白質(gp120)のア
ミノ酸配列からなるペプチド等のHIVの外膜蛋白関連
ペプチドについて研究をコメた結果、ペプチドにおいて
、後記の式(IV)で表されるアミノ酸配列部位を有し
さえすれば、優れたプロテアーゼ阻害作用を存すること
を見出した。
即ち、HIVに対する中和抗体誘導における抗原決定基
としてすでに公知のアミノ酸配列(Proc。
Natl、 Acad、 Set、 USA、 FJ4
.3198〜3202 (1988))の中に、タンパ
ク質性トリプシンインヒビターとして広く知られている
ダイズのトリプシンインヒビターおよびボーマン−バー
クインヒビターのそれぞれの反応部位である一Arg−
Ile−および−Lys−3er−というアミノ酸配列
、並びに哺乳類の血清中に存在するプロテアーゼインヒ
ビターの一種であるインター−α−トリプシンインヒビ
クーの反応部位のアミノ酸配列と高い相同性を示すアミ
ノ酸配列を有することを見出し、この部分を含む合成ペ
プチドが生理活性物質として有効ではないかと考えるに
至った。
そこで、この部分を含む新規ペプチドを合成するととも
に、当該ペプチドをはじめとしてHIVの外膜蛋白関連
ペプチドのプロテアーゼ阻害効果を検討し、先に (1)下式(A)のアミノ酸配列を有するペプチドまた
はその薬理学的に許容される塩。
Cys−Thr−Arg−Pro−^5n−Asn−^
5n−Thr−^yg−Lys−3er−Ile−Ar
g−Ile−Gln−Arg−Gly−Pro−Gly
−Arg−Ala−Phe−Val−Thr−ロe−G
ly−Lys−Ile−Gly−^snMet−Arg
−Gln−Ala−His−(:ys       (
A )(2)少なくとも下式(B)のアミノ酸配列を有
するペプチドまたはその薬理学的に許容される塩を有効
成分とするプロテアーゼ阻害剤。
Asn−Asn−Thr−Arg−Lys−5er−I
le−Arg−Ile−Gln−Arg−Gly−Pr
o−Gly−Arg−Ala−Phe−Val−Thr
−Ile−Gly−Lys41e−Giy      
     (B )を提案している(特願昭63−31
0634号)。
本発明者らはこのような状況下に、さらに研究を重ねた
ところ、式(B)のアミノ酸配列の一部である後記式(
IV)で表される、極めて少ないアミノ酸よりなるアミ
ノ酸配列部位を有すれば、プロテアーゼ、就中トリプシ
ンおよびキモトリプシンの活性を極めて有為に阻害する
ことを見出すとともに、後記の式(1)、(n)および
(III)で表される新規ペプチドを創製した。
本発明はかかる新知見に基づいて完成されたものであり
、その第一番目の発明は下式(1)、(n)〜(I[[
)から選ばれるアミノ酸配列を有する新規ペプチド〔以
下、各々ペプチド(I)、ペプチド(n)およびペプチ
ド(I[[)という〕またはその薬理学的に許容される
塩(以下、単に塩ともいう)である。
1ie−Arg−Ile−Gln−Arg−Gly−P
ro−Gly−Arg−Ala−Phe−Val   
’                  (1)+1e
−11is−11s−Gly−Pro−Gly−Arg
−Ala−Phe−Val  ([1)Val−Phe
−Ala−Arg−Gly−Pro−Gly−Arg−
Gln−lieArg−IIs           
          (III)第二番目の本発明は、
少なくとも下式(IV)のアミノ酸配列部位を有し、か
つ下式(V)のアミノ酸配列を有しないペプチド〔以下
、このペプチドをペプチド(IV)誘導体という〕また
はその塩を有効成分とするプロテアーゼ阻害剤である。
Gly−Pro−Gly−Arg−(■)^sn−As
n−Thr−Arg−Lys−5er−Ile−Arg
−Ile−Gln八rへ−Gly−Pro−Gly−A
rg−Ala−(V )本明細書において、薬理学的に
許容される塩は、低毒性であれば特に制限されるもので
はなく、塩酸塩、酢酸塩、リン酸塩、クエン酸塩、コハ
ク酸塩等の有機酸塩、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、
カリウム塩等)等の無機酸塩があげられる。
本発明において式(IV)で表されるアミノ酸配列はH
IVの外被蛍白質(gP120)における一部のアミノ
酸配列に該当するものである。しかして、ペプチド(I
V)誘導体は少なくとも上記の式(IV)で表されるア
ミノ酸配列部位を有するペプチドであれば特に制限はな
く、当該アミノ酸配列に付加的に1種以上のアミノ酸が
ペプチド結合したもの、その抗原性を減するためにこれ
らペプチドをポリエチレングリコールまたはそのFaR
体(ポリエチレングリコール、モノメトキシポリエチレ
ングリコール等)にて修飾したペプチド、その末端r−
GIyJまたは/およびrArg−,1部位に水素が付
加されて、当該部分が各々末端アミノ酸となっているも
の等が例示され、上記ペプチド(1)、(II)および
(I[[)、HIVの外膜蛋白由来のもの、これらの修
飾化合物等のHIVO外被蛋白質関連ペプチドが例示さ
れる。
本願発明におけるペプチド(1)、(II)および(I
[[)を含むペプチド(rV) 誘導体はgp120の
分解、通常のペプチド化学において使用されるペプチド
合成法、修飾法等によって製造される。
ペプチド合成法としては、固相法、液相法のいずれでも
よい。固相法は、たとえば次のようにして行われる。即
ち、まずアミノ基が保護されたC末端アミノ酸をカルボ
キシル基によって不溶性担体に結合させる。不溶性担体
としては自体既知のものを使用すればよい0次にアミノ
保護基を除去した後、アミノ酸配列に従って順次アミノ
基の保護されたアミノ酸をペプチド結合させて一段ずつ
反応させ全アミノ酸配列を合成した後、不溶性担体を除
去することによって製造される。この際、反応性の官能
基はペプチド合成において既知の保護基によって保護し
ておくことが好ましい。
かくして製造されたペプチドは、たとえばイオン交換樹
脂、分配クロマトグラフィー、ゲルクロマトグラフィー
、逆相クロマトグラフィー等のペプチド化学において通
常使用される精製方法によって任意の純度のものとして
精製することができる。
上記のようにして製造されたペプチドは自体既知の方法
によって塩とすることができ、また塩を自体既知の方法
によって加水分解することによって遊離のペプチドが製
造される。
本明細書において、アミノ酸、ペプチド、保護基等に関
して略号で表示する場合、それらはIUPAC−IUB
 Co+u+1ssion on Biologica
l Nomenclatureによる略号あるいは当該
分野における慣用略号に基づくものであり、その例を次
にあげる。
Thr:スレオニン   ^「g:アルギニンPro 
ニブロリン    Lys : リジン■e:イソロイ
シン  Gln: グルタミンGlyニゲリシン   
 Ala:アラニンPhe:フェニルアラニン Val:バリン      旧S:ヒスチジンt−BO
C: t−ブチルオキシカルボニル〔作用・効果〕 ペプチド(1)、(II)および(Ill)を包含する
ペプチド(IV)誘導体およびその塩はヒト、イヌ、ウ
シ、ウマ、マウス、ラット等の哺乳動物に対して優れた
プロテアーゼ阻害活性、特にトリプシン阻害活性、キモ
トリプシン阻害活性を有するものであり、抗炎症剤、抗
腫瘍剤、発癌抑制剤等として、また免疫グロブリン療法
用の抗体作製のハブテン等として有用なものである。
本発明のプロテアーゼ阻害剤は、通常ペプチド(rV)
誘導体、その塩の凍結乾燥品として製剤化されて経口的
または非経口的に投与され、その剤型は投与経路等によ
って異なる。
本発明のプロテアーゼ阻害剤の好ましい剤型としては、
たとえば注射剤、カプセル剤、錠剤、クリーム、軟膏剤
、貼付剤、うめこみ剤等が例示され、これらは自体既知
の方法によって製造される。
たとえば、ペプチド(rv) 誘導体およびその塩を抗
炎症の治療削として使用する場合、その投与量は、たと
えば注射剤の場合、ペプチド(IV)誘導体またはその
塩として1日0.1〜1000s+g/人が一般的であ
り、これを1日1〜数回に分けて投与される。
実験例1 トリプシン活性に対するペプチド(1)の阻害効果を、
酵素反応の速度論的解析により示した。
市販の精製トリプシンtpg、50g+M)リス−塩酸
塩緩衝液pH8,0,0,15M塩化ナトリウムおよび
基質であるt−ブチルオキシカルボニル−し−フェニル
アラニル−L−セリル−L−アルギニン4−メチル−ク
マリル−7−アミドからなる反応液中に、ペプチド(I
)、または対照として蒸留水を添加し、螢光セル内で2
5°Cで反応させ、励起波長380ns+ 、発光波長
440n−の螢光強度を測定することによって酵素活性
を算出した。50μHのペプチド(1)の存在下でのラ
インライ−バー・パークプロットのパターンを第1図に
示した。ラインライ−バー・パークプロットは、上記の
反応液中で基[1度25.33.3.50.100μM
における酵素活性を、1秒間に酵素が基質と反応し7−
アミノ−4−メチルクマリンを1ピコモル生成させる酵
素単位を1pKatとして算出し、各々の基質濃度の逆
数に対して、算出した酵素活性の逆数をプロットするこ
とにより得た。
この結果からペプチド(1)によるトリプシン活性の阻
害が拮抗型であることがわかる。第1図中、Oはコント
ロール、・は50μMのペプチド(+)存在下での結果
である。
実験例2 α−キモトリプシン活性に対するペプチド(1)の阻害
効果を、酵素反応の速度論的解析により示した。
市販の精製α−キモトリプシン20μg、 50mMト
リス−塩酸塩pH8,0,10mM塩化ナトリウムおよ
び基質であるサクシニル−L−アラニル−し−アラニル
−し−プロリル−し−フェニルアラニル4−メチル−ク
マリル−7−アミドからなる反応液中にペプチド(I)
、または対照として蒸留水を添刺し、実験例1と同様の
方法にてラインライ−バー・バークプロントを得た。5
0μMのペフ。
チド(1)の存在下でのラインライ−バー・パークプロ
ットのパターンを第2図に示した。
この結果からペプチド(1)によるα−キモトリプシン
活性の阻害が不拮抗型であることがわかる。第2図中、
○はコントロール、・は50μMのペプチド(1)存在
下での結果である。
実験例3 ペプチド(I)、ペプチド(1)のアミノ酸配列の一部
から成るペプチドおよびペプチド(I)のアミノ酸配列
と異なる配列から成るペプチドについて、トリプシンお
よびα−キモトリプシンに対する阻害定数を求めた。
阻害定数は、拮抗阻害を示すトリプシンに対してはデイ
クソンプロント、不拮抗阻害を示すαキモトリプシンに
対してはラインライ−バー・パークプロットから算出し
た。デイクソンプロットは、実験例2と同様の反応液中
で、濃度が0.20.40,60I!Mのペプチドを添
加した場合の酵素活性を算出し、各ペプチド濃度に対し
て酵素活性の逆数をプロットすることにより得た。
トリプシンおよびα−キモトリプシンに対する阻害定数
を第1表に示した。この結果から、ペプチド(1)のみ
がトリプシン及びα−キモトリプシンの両方に対して著
しい阻害効果を持つことが示された。また、トリプシン
に対しては、アルギニンとリジンの数に依存した阻害で
あるのに対し、α−キモトリプシンに対しては、ペプチ
ド(1)が特異的に阻害していることがわかる。
第1表 夏 :イソロイシン     R:アルギニン0 :グ
ルタミン      G ニゲリシンP ニブロリン 
      A :アラニンF :フェニルアラニン 
  V :バリン実験例4 ペプチド(■)、ペプチド(■)、ペプチド(III)
の、キモトリプシン活性に対する阻害効果を調べた。
実験例1と同様の方法にて基質濃度を100μMとした
場合のキモトリプシン活性を、ペプチドを加えないコン
トロールの活性を100%とした相対活性で表わした。
ペプチド(1)、(II)および(III)の濃度依存
性を第3図に示した。
この結果からペプチド(TV)誘導体であるペプチド(
II)および(II[)は、ペプチド(I)と類偵のト
リプシン阻害効果を示すことがゎがる。第3図中、・は
ペプチド(I)、ムはペプチド(n)閣はペプチド([
[I)存在下での結果である。
実験例5 ペプチド(■)、ペプチド(II)および(III)の
α−キモトリプシン活性に対する阻害効果を調べた。
実験例2と同様の方法にて基質濃度を100μMとした
場合のα−キモトリプシン活性を、ペプチドを加えない
コントロールの活性を100%とした相対活性で表わし
た。ペプチド([)、(U)および(I[l)の濃度依
存性を第4図に示した。
この結果からペプチド(U)および(III)は、ペプ
チド(+)と類似のキモトリプシン阻害効果を示すこと
がわかる。第4図中、・はペプチド(■)、ムはペプチ
ド(■)、■はペプチド(III)存在下での結果であ
る。
比較例1 ペプチド(r)の阻害効果を、α−キモトリプシンを特
異的に阻害する市販のプロテアーゼ合成阻害剤であるL
−1−トシルアミド−2−フェニルエチルクロロメチル
ケトン(TPCK)の効果と比較した。
実験例2と同様の方法にて、基質濃度を50μMとし、
ペプチド(1)の代わりにTPCKを添jltl した
ものとの相対活性を比較した。
ペプチド(1)およびTPCKの濃度依存性を第5図に
示した。
この結果からペプチド(1)の方がTPCKよりも阻害
効果が大きいことがわかる。第5図中、・はペプチド(
1)、OはTPCK存在下での結果である。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、これらは本発明を何ら限定するものではない。
なお、以下の実施例で使用されるアミノ酸は、特に言及
しない限り何れもL一体である。
合成例1 ペプチド(1)の合成を行なった。
ペプチド合成は、アプライド・バイオシステムズ社製ペ
プチドシンセサイザー43OAを用い、固相法により行
なった。即ち、0.5ミリモルのL−Boc−L−バリ
ン結合フェニルアセトアミドメチル樹脂(スチレン−1
%ジビニルベンゼン共重合体)に、N末端をt−Boc
で保護した2ミリモルのt−Bocアミノ酸をN、N−
ジメチルホルムアミド中、1ミリモルN、N−ジシクロ
へキシルカルボジイミドを用いた対称アミノ酸無水物法
で縮合し、ペプチド結合を1個ずつ延長させる逐次延長
法にて行なった。ただし、Gln、Argの縮合につい
ては、N、N−ジメチルホルムアミド中、1ミリモルの
ヒドロキシベンゾトリアゾールを用いた活性エステル法
で2回縮合した。
t−BO(、アミノ酸の側鎖の保護基としては、Arg
では2,4.6−トリメチルベンゼンスルホニル基、L
ysではN  −t−ブトキシカルボニル−N−2−ク
ロロベンジルオキシカルボニル基、SerおよびThr
ではベンジル基をそれぞれ用いた。
ペプチドの標準合成プログラムは、脱保護として60%
トリフルオロ酢酸/ジクロロメタンで1分または15分
間、洗浄としてジクロロメタンで1分間を3回、中和と
して10%N、N−ジイソプロピルエチルアミンで1分
間を2回、洗浄としてN、N−ジメチルホルムアミドで
1分間を6回、縮合としてN、N−ジメチルホルムアミ
ド中でN。
N−ジシクロヘキシカルボジイミドを用いた対称アミノ
酸無水物法を20分間、洗浄としてN、 N−ジメチル
ホルムアミドで1分間を2回およびジクロロメタンで4
回行う、これらの標準合成プログラムは、各アミノ酸に
対して、反応温度および反応時間等が詳細にマイクロコ
ンピュータにより制御されている。
ペプチド自動合成装置により得られたペプチド樹脂は、
トリフルオロメタンスルホン酸により支持体樹脂および
アミノ酸側鎖の保護基を切断した。
即ち、合成ペプチド樹脂1gおよびチオアニソールlI
d、エタンジチオール500μlを室温で10分間撹拌
し、フラスコを氷水で冷却しながらトリフルオロ酢酸を
10−加え、10分間攪拌する。
次に1jlllのトリフルオロメタンスルホン酸を加え
、フラスコを氷水から取り出し室温で30分間攪拌する
。冷ジエチルエーテルをペプチドの沈澱が出なくなるま
でフラスコに加え、1分間攪拌しテフロンフィルターで
結晶を濾過し、これをさらに少量のトリフルオロ酢酸で
溶解し、冷ジエチルエーテル中に移送し、再びテフロン
フィルターで濾過し、これを2N酢酸等にて溶解し粗精
製ペプチドを得た。
粗精製ペプチドは、オクタデシル基を結合させたシリカ
ゲル充填剤から成る逆相カラム(直径21、長さ25C
11)による高速液体クロマトグラフィー(カラム: 
YMCR−ODS−5)により精製を行なった。溶出は
移動相としてO,1%トリフルオロ酢酸を用い90%ア
セトニトリルを30%〜70%直線濃度勾配させること
により行なった(流速5d/sin、) 、精製標品の
クロマトグラムは第6図(220nmの紫外吸収で検出
)に示した通りである。
精製したペプチドは、1ナノモルを気相シーケンサ−に
より分析した。その結果、分析サイクル1〜12で検出
されたアミノ酸残基は、順に、IIe+Arg、 rl
e、 Gln+Arg+ Gly+ Pro+ GIy
+Arg、 Ala。
Phe、 Vatであり、目的とするペプチド(1)が
得られたことカミ1認された。精製後のペプチドの収量
は110■であった。
合成例2 ペプチド(II)の合成を行なった。
ペプチド合成は、合成例1と同様の方法で行なった。加
えて、t−Bocアミノ酸側鎖の保護基は、Hi sで
はジニトロフヱニル基を用いた。
合成したペプチド樹脂は、Hlsを含むので合成例1と
同様のトリフルオロメタンスルホン酸による切断を行う
前に、次の前処理を行なった。ペプチド樹脂にN、N−
ジメチルホルムアミド24tel、チオフェノールId
を加え、室温で1時間攪拌後、テフロンフィルターにて
吸引濾過し、1〇−ジクロロメタンで3回洗浄および乾
燥させた。
さらに、この樹脂を0°Cに保ちながら、m−フレソー
ル1rId11 ジメチルスルフィド3ffii!、ト
リフルオロ酢酸5d、トリフルオロメタンスルホン酸1
d中で3時間反応させ、テフロンフィルター上で冷ジエ
チルエーテルで洗浄、乾燥後、合成例1と同様の方法に
て切断した。
合成例1と同様の方法で高速液体クロマトグラフィーに
よって精製した。精製標品のクロマトグラムは第7図(
220nmの紫外吸収で検出)に示した通りである。
合成例1と同様の方法で分析した結果分析サイクル1〜
11で検出されたアミノ酸残基はIle。
His、 lie、 Gly、 Pro、 Gly、A
rg、 Ala、 Phe、 Vat。
Thrであり、目的とするペプチド(n)が得られたこ
とが確認された。精製後のペプチドの収量は1801g
であった。
合成例3 ペプチド(Ill)の合成を行なった。
ペプチド合成は、合成例1と同様の方法で行った。
合成例1と同様の方法で高速液体クロマトグラフィーに
よって精製した。当1亥クロマトグラムは第8図(22
0nmの紫外吸収で検出)に示した通りである。
合成例1と同様の方法で分析した結果、分析サイクルl
〜12で検出されたアミノ酸残基は、Val。
Phe、Ala、  Arg、  Gly、  Pro
+  GIy+  Arg、  Gin、  Ile。
^rL Ileであり、目的とするペプチド(1)が得
られたことが確認された。
製剤例1 ペプチド(1)を精製した後、アンプルに注入し凍結乾
燥させ封入して、100■/アンプルの注射用製剤を得
た。
製剤例2 マクロゴール軟膏(第8改正日本薬局方)(マクロゴー
ル4000 50g、マクロゴール40050gを混合
したもの)に1gの凍結乾燥ペプチド(1)を混合よく
練り均一として1%軟膏製剤を得た。
製剤例3 製剤例1において、ペプチド(I)に代えてペプチド(
II)を用いて注射用製剤を得た。
製剤例4 製剤例2において、ペプチド(1)に代えてペプチド(
If)を用いて軟膏剤を得た。
製剤例4 製剤例2において、ペプチド(1)に代えてペプチド(
III)を用いて軟膏剤を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図はラインライ−バー・パークプロットによる、本
発明のプロテアーゼ阻害剤〔ペプチド(■)〕のトトリ
シンに対する阻害効果を示すグラフである。 第2図は、ラインライ−バー・パークプロットによる、
本発明のプロテアーゼ阻害剤〔ペプチド(■)〕の〕α
−キモトリプシに対する阻害効果を示すグラフである。 第3図は、ペプチド(1)、(I[I)および(TV)
のトリプシンに対する濃度依存性の阻害効果を示すグラ
フである。 第4図は、ペプチド(1)、(III)および(IV)
のα−キモトリプシンに対する濃度依存性の阻害効果を
示すグラフである。 第5図は、本発明のプロテアーゼ阻害剤〔ペプチド(I
)〕と、市販の合成プロテアーゼ阻害剤(TPCK)の
α−キモトリプシンに対する阻害効果を比較したグラフ
である。 第6閲は、精製したペプチド(1)の高速液体クロマト
グラフィーのチャートである。 第7図は、精製したペプチド(II)の高速液体クロマ
トグラフィーのチャートである。 第8図は、精製したペプチド(II)の高速液体クロマ
トグラフィーのチャートである。 第8図 1/(51(rnM)−1 1/(S) (r!IM)−1 第3図 Ao704 トi/l Ifi M+ 第4図 へ〇7°子ド゛i/盲(μM) 第6図 第7図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式( I )〜(III)から選ばれるアミノ酸配
    列を有するペプチドまたはその薬理学的に許容される塩
    。 Ile−Arg−Ile−Gln−Arg−Gly−P
    ro−Gly−Arg−Ala−Phe−Val( I
    ) Ile−His−Ile−Gly−Pro−Gly−A
    rg−Ala−Phe−Val(II)Val−Phe−
    Ala−Arg−Gly−Pro−Gly−Arg−G
    ln−Ile−Arg−Ile(III)
  2. (2)少なくとも式 −Gly−Pro−Gly−Arg−(IV)のアミノ酸
    配列部位を有し、かつ式 −Asn−Asn−Thr−Arg−Lys−Ser−
    Ile−Arg−Ile−Gln−Arg−Gly−P
    ro−Gly−Arg−Ala−(V)のアミノ酸配列
    部位を有しないペプチドまたはその薬理学的に許容され
    る塩を有効成分とするプロテアーゼ阻害剤。
JP1135678A 1989-05-29 1989-05-29 プロテアーゼ阻害剤 Expired - Lifetime JP2782232B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1135678A JP2782232B2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 プロテアーゼ阻害剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1135678A JP2782232B2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 プロテアーゼ阻害剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH032195A true JPH032195A (ja) 1991-01-08
JP2782232B2 JP2782232B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=15157371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1135678A Expired - Lifetime JP2782232B2 (ja) 1989-05-29 1989-05-29 プロテアーゼ阻害剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2782232B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0626178A1 (de) * 1993-05-17 1994-11-30 Ciba-Geigy Ag Verwendung von Hemmstoffen von HIV-Aspartatproteasen zur Bekämpfung von Tumorerkrankungen
GR990100345A (el) * 1999-10-06 2001-06-29 Συνθετα λιποσωματα για χρηση εναντιον του ιου του aids και για την ενεργοποιηση αναμνηστικων λεμφοκυτταρων

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988009181A2 (en) * 1987-05-29 1988-12-01 Tanox Biosystems, Inc. Monoclonal antibodies neutralizing hiv-1
JPH0269194A (ja) * 1988-09-02 1990-03-08 Chemo Sero Therapeut Res Inst HBcもしくはHBe抗原とHIV中和エピトーからなる混成抗原粒子およびその製法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1988009181A2 (en) * 1987-05-29 1988-12-01 Tanox Biosystems, Inc. Monoclonal antibodies neutralizing hiv-1
JPH0269194A (ja) * 1988-09-02 1990-03-08 Chemo Sero Therapeut Res Inst HBcもしくはHBe抗原とHIV中和エピトーからなる混成抗原粒子およびその製法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0626178A1 (de) * 1993-05-17 1994-11-30 Ciba-Geigy Ag Verwendung von Hemmstoffen von HIV-Aspartatproteasen zur Bekämpfung von Tumorerkrankungen
GR990100345A (el) * 1999-10-06 2001-06-29 Συνθετα λιποσωματα για χρηση εναντιον του ιου του aids και για την ενεργοποιηση αναμνηστικων λεμφοκυτταρων

Also Published As

Publication number Publication date
JP2782232B2 (ja) 1998-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2611825B1 (en) Solid phase synthesis of h(gly2)glp-2
US4659694A (en) Prothymosin alpha
RU2073685C1 (ru) Полипептиды или их соли, фармацевтическая композиция, обладающая противовирусной активностью в отношении вируса иммунодефицита человека
Sievertsson et al. Synthesis of the luteinizing releasing hormone of the hypothalamus and its hormonal activity
CA2006087C (en) Polypeptides isolated from the venom of the spider hololena curta
HU189757B (en) Process for producing peptides of psichopharmaceutical activity
WO2002020561A1 (en) Novel polypeptides and anti-hiv drugs containing the same
US5338725A (en) Anti-aggregatory agents for platelets
EP1997826A2 (en) Synthetic ligands for immunoglobulins and pharmaceutical compositions containing them
JPH032195A (ja) プロテアーゼ阻害剤
US5837684A (en) Peptides
JPS62228099A (ja) 新規なゴナドリベリン誘導体
JP2002539092A (ja) ラミニン/ニドゲン相互作用の阻害剤としての低分子量ペプチド誘導体
Zhao et al. The composition and sequence specificity of Pro-Ala-Lys-OH for the thrombolytic activities of P6A and related oligopeptides
JP2628082B2 (ja) 免疫抑制剤
JPH02157294A (ja) ペプチドおよびプロテアーゼ阻害剤
JPH0687891A (ja) ブラジキニン−アンタゴニスト活性を有するペプチド化合物
JPH07252299A (ja) ヒルジン誘導体およびその製造方法
CN103897031A (zh) 化学修饰的胸腺五肽及其合成方法
JP2965682B2 (ja) 新規ペプチド、その製造法及び用途
KR20000022350A (ko) 세린 프로티아제 억제제
AU784222B2 (en) A novel molecule
JPH05320193A (ja) 副甲状腺ホルモン誘導体
EP0294390A1 (en) Peptides affecting blood pressure regulation
NAGAMATSU et al. and oz-Chymotrypsin" 3

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100522

Year of fee payment: 12