JPH0297647A - ねじり強度の優れたバルブステム用鋼およびその製造方法 - Google Patents
ねじり強度の優れたバルブステム用鋼およびその製造方法Info
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- JPH0297647A JPH0297647A JP63248567A JP24856788A JPH0297647A JP H0297647 A JPH0297647 A JP H0297647A JP 63248567 A JP63248567 A JP 63248567A JP 24856788 A JP24856788 A JP 24856788A JP H0297647 A JPH0297647 A JP H0297647A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は化学、海水、原子力等各種プラン1〜やL P
t;タンカーに用いられるバタフライ弁のバルブステ
ノ、用材料およびその製造方法に関するものである。
t;タンカーに用いられるバタフライ弁のバルブステ
ノ、用材料およびその製造方法に関するものである。
[b℃来の技術]
バルブステムはバタフライ弁を開閉する際にバタフライ
弁の回動軸となる部材である。バタフライ弁は各種化学
ブラントやL F’ Gタンカーなどに1吏川されるた
め、バルブステムに要求される特性としては、ねじり強
度、低温靭性、高温強度、耐食性および溶接性であるが
中でもねじり強度が重要な特性である。なお、溶接性は
高温時にステライト盛りをして使用するため必要とされ
るものであり、Ni系でないと7g接性を確保するのが
困難である。
弁の回動軸となる部材である。バタフライ弁は各種化学
ブラントやL F’ Gタンカーなどに1吏川されるた
め、バルブステムに要求される特性としては、ねじり強
度、低温靭性、高温強度、耐食性および溶接性であるが
中でもねじり強度が重要な特性である。なお、溶接性は
高温時にステライト盛りをして使用するため必要とされ
るものであり、Ni系でないと7g接性を確保するのが
困難である。
従来のバルブステム材f1としては、常温のみて使用さ
れる場合は、5US431で代入されるマルチンサイト
系ステンレス鋼が使用されている。
れる場合は、5US431で代入されるマルチンサイト
系ステンレス鋼が使用されている。
しかし、この5US431を使用した場合、ねじり強度
は35 kgf/ am’と十分であるが、低温靭性(
−196℃)が0に等しく、高温強度(600℃103
時間、ラブチャー)が7 kgf/輸鵬2と低く、また
耐食性および溶接性においても劣るので、用途が限定さ
れる。
は35 kgf/ am’と十分であるが、低温靭性(
−196℃)が0に等しく、高温強度(600℃103
時間、ラブチャー)が7 kgf/輸鵬2と低く、また
耐食性および溶接性においても劣るので、用途が限定さ
れる。
そこで低温用のバルブステム材料としては5US304
.5US304N!で代表されるオーステナイト系ステ
ンレス鋼ガ使用されている。しかし、5US304およ
び5US304Nzでは、ねじり強度が10〜20 k
gf/ a+s+2と低いので、軸径を太くして使用す
るため、重量が増加し弁が大形化するという問題点があ
った。
.5US304N!で代表されるオーステナイト系ステ
ンレス鋼ガ使用されている。しかし、5US304およ
び5US304Nzでは、ねじり強度が10〜20 k
gf/ a+s+2と低いので、軸径を太くして使用す
るため、重量が増加し弁が大形化するという問題点があ
った。
また、高温用のバルブステム材料としては、インコロイ
800に代表される高Ni合金がある。
800に代表される高Ni合金がある。
しかし、このインコロイ800においてはねじり強度が
十分でない上に高価であるという欠点がある。
十分でない上に高価であるという欠点がある。
[発明が解決しようとする課題]
−mにオーステナイト系ステンレス鋼はフェライト系ス
テンレス鋼と異なって比例限(弾性限)におけるねじり
強度が低い、しかし、低温靭性、高温強度、耐食性およ
び溶接性の面からはオーステナイト系ステンレス鋼が最
適である0本発明はバルブステム用材料の前記のごとき
問題点に鑑みてなされたもので、オーステナイト系ステ
ンレス鋼のねじり強度を向上させ、バルブステム用鋼と
して有用な材料とその製造方法を提供することを目的と
する。
テンレス鋼と異なって比例限(弾性限)におけるねじり
強度が低い、しかし、低温靭性、高温強度、耐食性およ
び溶接性の面からはオーステナイト系ステンレス鋼が最
適である0本発明はバルブステム用材料の前記のごとき
問題点に鑑みてなされたもので、オーステナイト系ステ
ンレス鋼のねじり強度を向上させ、バルブステム用鋼と
して有用な材料とその製造方法を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段]
本発明のねじり強度の優れたバルブステム用鋼は、必須
成分として重量比にしてC;0 、o 3%以下、S
i;2.0%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜
20%、Cr;16〜30%、N、0.1〜0.3%、
Nr;0.02〜0.25%を含有し、残部Feならび
に不純物元素からなり、かつその組織が再結晶加工二重
構造組織からなるもので、さらに耐食性を改善するため
に必要に応じてMo;4゜0%以下、Cu;4.0%以
下、S、0.002%以下のうち1種ないし2種以上を
含有し、さらに切削性を改善させるために必要に応じて
Se;0.080%以下、Te;0.080%以下、S
;o 、o 80%以下、P、0.100%以下のう
ち1種ないし2種以上を含有し、さらに熱間加工性を劣
化させることなく切削性を改善するために必要に応じて
B i;0.300%以下と、Pb、0.300%以下
、B、0.0100%以下を1種ないし2種以上を含有
し、さらに強度を向上させるために必要に応じてV、T
i、W、Ta、Hf、Zr、Alをそれぞれ0.30%
以下をlF!i以上含有し、さらに熱間加工性を改善す
るため必要に応じてB;0.0005〜0.0100%
、Ca;0.0005%〜0.0100%、Mg;0.
0005〜0.0100%、希土類元素0.0005〜
0.0100%のうち1種ないし2種以上を含有するこ
とを要旨とする。
成分として重量比にしてC;0 、o 3%以下、S
i;2.0%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜
20%、Cr;16〜30%、N、0.1〜0.3%、
Nr;0.02〜0.25%を含有し、残部Feならび
に不純物元素からなり、かつその組織が再結晶加工二重
構造組織からなるもので、さらに耐食性を改善するため
に必要に応じてMo;4゜0%以下、Cu;4.0%以
下、S、0.002%以下のうち1種ないし2種以上を
含有し、さらに切削性を改善させるために必要に応じて
Se;0.080%以下、Te;0.080%以下、S
;o 、o 80%以下、P、0.100%以下のう
ち1種ないし2種以上を含有し、さらに熱間加工性を劣
化させることなく切削性を改善するために必要に応じて
B i;0.300%以下と、Pb、0.300%以下
、B、0.0100%以下を1種ないし2種以上を含有
し、さらに強度を向上させるために必要に応じてV、T
i、W、Ta、Hf、Zr、Alをそれぞれ0.30%
以下をlF!i以上含有し、さらに熱間加工性を改善す
るため必要に応じてB;0.0005〜0.0100%
、Ca;0.0005%〜0.0100%、Mg;0.
0005〜0.0100%、希土類元素0.0005〜
0.0100%のうち1種ないし2種以上を含有するこ
とを要旨とする。
また、本発明のねじり強度の優れたバルブステム用鋼の
製造方法は、重量比にしてcHo.03%以下、S i
;2.0%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜2
0%、Cr;16〜30%、N、0.1〜0.3%、N
r;0.02〜0.25%を含有し、あるいはこれにM
o;4.0%以下、Cu;4.0%以下、S、0.00
2%以下のうち1種ないし2種以上を含有し、残部Fe
ならびに不純物元素からなる鋼を、1100〜1300
℃に加熱し、粗圧延温度1000〜1200℃で加工量
50%以上の圧延を施し、粗圧延後10秒〜5分冷却し
、ついで仕上圧延温度800〜1000℃で加工!13
0%以上の圧延を行い、圧延後の冷却速度を4℃/分以
上で冷却することにより、その組織が再結晶前ニー重構
造組織とすることを要旨とする。
製造方法は、重量比にしてcHo.03%以下、S i
;2.0%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜2
0%、Cr;16〜30%、N、0.1〜0.3%、N
r;0.02〜0.25%を含有し、あるいはこれにM
o;4.0%以下、Cu;4.0%以下、S、0.00
2%以下のうち1種ないし2種以上を含有し、残部Fe
ならびに不純物元素からなる鋼を、1100〜1300
℃に加熱し、粗圧延温度1000〜1200℃で加工量
50%以上の圧延を施し、粗圧延後10秒〜5分冷却し
、ついで仕上圧延温度800〜1000℃で加工!13
0%以上の圧延を行い、圧延後の冷却速度を4℃/分以
上で冷却することにより、その組織が再結晶前ニー重構
造組織とすることを要旨とする。
本発明は再結晶加工2重構造がオーステナイト系ステン
レス鋼に低温靭性、高温強度、耐食性および溶接性を保
持したままねじり強度の向上をもたらすという新たな知
見に基づくものである。再結晶加工2重構造組織は本発
明の組成を有する合金を本発明の製造方法により処理し
たときに得られるものである。一般にオーステナイト系
ステンレス鋼の組織は、光学顕微鏡で観察される100
μ程度のミクロ組織と、電子顕微鏡で観察される1重程
度のサブ組織から成立j7ている。オーステナイト系ス
テンレス鋼は固溶化熱処理をして使用するのが通常であ
って、固溶化熱処理後の組織の200倍のむのを第2図
(イ)に、2万倍のものを第2図(ロ)に示す、また、
従来知られている制御圧延組織は第3図(イ)く口)に
示すように、(イ)のミクロ組繊は混粒の加工組織にな
っており、く口)のサブ組織も加工組織である。
レス鋼に低温靭性、高温強度、耐食性および溶接性を保
持したままねじり強度の向上をもたらすという新たな知
見に基づくものである。再結晶加工2重構造組織は本発
明の組成を有する合金を本発明の製造方法により処理し
たときに得られるものである。一般にオーステナイト系
ステンレス鋼の組織は、光学顕微鏡で観察される100
μ程度のミクロ組織と、電子顕微鏡で観察される1重程
度のサブ組織から成立j7ている。オーステナイト系ス
テンレス鋼は固溶化熱処理をして使用するのが通常であ
って、固溶化熱処理後の組織の200倍のむのを第2図
(イ)に、2万倍のものを第2図(ロ)に示す、また、
従来知られている制御圧延組織は第3図(イ)く口)に
示すように、(イ)のミクロ組繊は混粒の加工組織にな
っており、く口)のサブ組織も加工組織である。
本発明の再結晶加I 2重n4造組織を得るための温度
と時間の関係を示した図に表したのが第1図である。先
ず加熱温度1100〜1300℃でNb析出物を完全に
固溶化する0次いで1000〜1200℃加工150%
以上の粗圧延を行う、粗圧延後の冷却時間は10秒〜5
分であって、粗圧延最終ロールから仕上圧延開始までに
すみやかに所定の温度に冷却し、再結晶させて微細な再
結晶組織を得る。仕上圧延は800〜1000℃加工量
30%以上で行う、仕上圧延後の冷却速度は4”C/w
in以上とする。
と時間の関係を示した図に表したのが第1図である。先
ず加熱温度1100〜1300℃でNb析出物を完全に
固溶化する0次いで1000〜1200℃加工150%
以上の粗圧延を行う、粗圧延後の冷却時間は10秒〜5
分であって、粗圧延最終ロールから仕上圧延開始までに
すみやかに所定の温度に冷却し、再結晶させて微細な再
結晶組織を得る。仕上圧延は800〜1000℃加工量
30%以上で行う、仕上圧延後の冷却速度は4”C/w
in以上とする。
本発明および比較例の製造方法によって製造されたm微
鏡組織の写真を第4図〜第8図に示す。
鏡組織の写真を第4図〜第8図に示す。
仕上圧延開始温度は1050℃、980℃、900℃1
850℃、700℃でそれぞれの写真の(イ)は200
倍、(ロ)は2万倍である0本発明で言う再結晶加工2
重jr4造組織は第5図〜第7図の写真から明らかなよ
うに、ミクロ組織は数十μの再結晶組織からなり、さら
にそれらは数μのサブ再結晶組織から成り立っている。
850℃、700℃でそれぞれの写真の(イ)は200
倍、(ロ)は2万倍である0本発明で言う再結晶加工2
重jr4造組織は第5図〜第7図の写真から明らかなよ
うに、ミクロ組織は数十μの再結晶組織からなり、さら
にそれらは数μのサブ再結晶組織から成り立っている。
このサブ組織のサブ結晶粒は高密度の転位を有している
加工組織である。
加工組織である。
ここで仕上圧延開始温度を1000℃より高くすると、
第4図に示すようにサブ結晶粒には転位が殆ど見られな
くなりねじり強度アンプが殆どなくなる。一方800℃
より低くすると、第8図から明らかなように、サブ再結
晶組織の形成が見られなくなり、ねじり強度の向上が得
られない。
第4図に示すようにサブ結晶粒には転位が殆ど見られな
くなりねじり強度アンプが殆どなくなる。一方800℃
より低くすると、第8図から明らかなように、サブ再結
晶組織の形成が見られなくなり、ねじり強度の向上が得
られない。
本発明はオーステナイト系ステンレス鋼において、前記
の制御圧延によって優れた特性を得るためには、C量を
下げ、N、Nbを添加することが重要であるとの知見に
基づいたものである。本発明組成によれば、再結晶温度
を著しく高めて制御圧延を容易にし、1■圧延後におい
て微細結晶組織を得やすくする。また、仕上圧延時に(
Cr、Nb)Nが超微細に転位または下部再結晶粒界上
に歪誘起析出して、分散強化と共に固溶Nr;Nおよび
〈Cr、Nb)Nが転位の回復を抑制するため、下部再
結晶組織中の転位密度を増大せしめて、著しい強度向ト
を実現する。CについてはNb(C,N)析出を促進し
、熱間加工性を損なうと同時に(Cr、Nh)Hの析出
強化能を;戊退させる。さらにCr2゜C,の析出をも
促進して、耐食性を低下させるので、C址を下げること
が最も重要である。
の制御圧延によって優れた特性を得るためには、C量を
下げ、N、Nbを添加することが重要であるとの知見に
基づいたものである。本発明組成によれば、再結晶温度
を著しく高めて制御圧延を容易にし、1■圧延後におい
て微細結晶組織を得やすくする。また、仕上圧延時に(
Cr、Nb)Nが超微細に転位または下部再結晶粒界上
に歪誘起析出して、分散強化と共に固溶Nr;Nおよび
〈Cr、Nb)Nが転位の回復を抑制するため、下部再
結晶組織中の転位密度を増大せしめて、著しい強度向ト
を実現する。CについてはNb(C,N)析出を促進し
、熱間加工性を損なうと同時に(Cr、Nh)Hの析出
強化能を;戊退させる。さらにCr2゜C,の析出をも
促進して、耐食性を低下させるので、C址を下げること
が最も重要である。
本発明鋼に含有されるC、NおよびNbのマイクロアロ
イ元素の作用についてさらに詳述すると以下の通りであ
る。
イ元素の作用についてさらに詳述すると以下の通りであ
る。
先ず強度について述べると、固溶化熱処理組織において
は、Nは固溶強化に寄与する。また、Nb(C,N)が
析出して結晶粒をV&細化することによって、強度向上
に寄与する。本発明の再結晶加工2重構造組繊を有する
本発明組成の鋼においては、N、Nbとの効果は固溶化
熱処理組織における通常知られているN、Nbの効果の
約2倍大きくなる。この2ニジい効果は本発明者等の研
究によると仕上圧延時に導入される転位組織および亜粒
界」二に(CrN b)Nが超微細に歪誘起析出して、
それらを固着し、転位の回復を遅らせ、転位密度を増大
せしめるためであることが明らかにされている。
は、Nは固溶強化に寄与する。また、Nb(C,N)が
析出して結晶粒をV&細化することによって、強度向上
に寄与する。本発明の再結晶加工2重構造組繊を有する
本発明組成の鋼においては、N、Nbとの効果は固溶化
熱処理組織における通常知られているN、Nbの効果の
約2倍大きくなる。この2ニジい効果は本発明者等の研
究によると仕上圧延時に導入される転位組織および亜粒
界」二に(CrN b)Nが超微細に歪誘起析出して、
それらを固着し、転位の回復を遅らせ、転位密度を増大
せしめるためであることが明らかにされている。
次ぎに耐食性について述べると、Cが0.03%以下で
N、Nbを31Jt含んだ本発明鋼の制御圧延材の耐食
性は、粒界にCr2.C,が形成されず、しかもNの耐
食性向上作用によって、固溶強化熱処理した18Cr−
8Ni鋼の耐食性よりも浸れていることを見出だした0
粒界C: r 23 Csが形成されない理由は、Cが
少なくNの高いステンレス鋼の場合CrBCsに代わっ
てCr2j (C、N )6が析出するが、この析出物
の析出速度が著しく遅い。またNbによってそもそも少
ないCがNbCとなって固i8Cは殆ど存在しないため
である。
N、Nbを31Jt含んだ本発明鋼の制御圧延材の耐食
性は、粒界にCr2.C,が形成されず、しかもNの耐
食性向上作用によって、固溶強化熱処理した18Cr−
8Ni鋼の耐食性よりも浸れていることを見出だした0
粒界C: r 23 Csが形成されない理由は、Cが
少なくNの高いステンレス鋼の場合CrBCsに代わっ
てCr2j (C、N )6が析出するが、この析出物
の析出速度が著しく遅い。またNbによってそもそも少
ないCがNbCとなって固i8Cは殆ど存在しないため
である。
以上述べたように低C,N、Nbのマイクロアロイ元素
が、制御圧延材の強度向上と耐食性の改善に不可欠であ
ること、これらの元素と制御圧延との組み合わせによっ
てのみ優れたねじり強度を持つオーステナイト系ステン
レス鋼が得られることを見出だすと共に、これをバルブ
ステム用材料として用いたものである。
が、制御圧延材の強度向上と耐食性の改善に不可欠であ
ること、これらの元素と制御圧延との組み合わせによっ
てのみ優れたねじり強度を持つオーステナイト系ステン
レス鋼が得られることを見出だすと共に、これをバルブ
ステム用材料として用いたものである。
以下に本発明鋼の成分限定理由について説明する。
C;O、o 3%以下
Cは制御圧延後の耐食性、制御圧延時の熱間加工性を著
しく損なう本発明においては重要な元素であり、少なく
とも0.03%以下にする必要がある。また、Cが多い
ほどNb(C,N)が大きく成長し、(Cr、Nb)N
の微細析出を妨害し、強度低下の原因となるので、その
上限を0.03%とした。
しく損なう本発明においては重要な元素であり、少なく
とも0.03%以下にする必要がある。また、Cが多い
ほどNb(C,N)が大きく成長し、(Cr、Nb)N
の微細析出を妨害し、強度低下の原因となるので、その
上限を0.03%とした。
S i;2.0%以下
Siは脱酸剤として添加する他に強度をも改善する元素
であるが、反面溶接時の高温割れ性、凝固時のN固溶量
を減少させる元素でもあり、良好な鋼塊を得るには2.
0%以下にする必要があり、その上限を2.0%とした
。
であるが、反面溶接時の高温割れ性、凝固時のN固溶量
を減少させる元素でもあり、良好な鋼塊を得るには2.
0%以下にする必要があり、その上限を2.0%とした
。
Mn;10.0%以下
Mnは脱酸剤として添加する他Nの溶解度を増加させる
元素であるが、反面含有量が増加すると耐食性、熱間加
工性を損なうのでその上限を10.0%とした。
元素であるが、反面含有量が増加すると耐食性、熱間加
工性を損なうのでその上限を10.0%とした。
N i;6〜20%
Niはオーステナイト系ステンレス鋼の基本元素であり
、優れた耐食性と低温靭性およびオーステナイト組織を
得るためには6%以上の含有が必要である。しかし、N
i量が増加しすぎると溶接時の溶接割れ性、熱間加工性
などを低下させるので、その上限を20%とした。
、優れた耐食性と低温靭性およびオーステナイト組織を
得るためには6%以上の含有が必要である。しかし、N
i量が増加しすぎると溶接時の溶接割れ性、熱間加工性
などを低下させるので、その上限を20%とした。
Cr;16〜30%
Crはステンレス鋼の基本元素であり、優れた耐食性を
得るためには少なくとも16%以上の含有が必要である
。しかし、Cr量が増加しすぎると高温でのδ/γ組織
のバランスを損なうのでその上限を30%とした。
得るためには少なくとも16%以上の含有が必要である
。しかし、Cr量が増加しすぎると高温でのδ/γ組織
のバランスを損なうのでその上限を30%とした。
N、0.10〜0.30%
Nは侵入型の固溶強化および(CrNb)N析出による
結晶粒の微細化、析出強化作用によるねじり強度の向上
および高温強度の向上を有するなど本発明においては最
も主要な強化元素であり、かつ制御圧延後の耐食性改善
に寄与する元素でもあり、これらの効果を得るには0.
10%以上の含有が必要であり、下限を0.10%とし
た。しかし、N含有量が増加すると熱間加工性を低下し
、さらに凝固時、溶接時にブローホールが発生しやすく
、なるので、その上限を0.30%とした。
結晶粒の微細化、析出強化作用によるねじり強度の向上
および高温強度の向上を有するなど本発明においては最
も主要な強化元素であり、かつ制御圧延後の耐食性改善
に寄与する元素でもあり、これらの効果を得るには0.
10%以上の含有が必要であり、下限を0.10%とし
た。しかし、N含有量が増加すると熱間加工性を低下し
、さらに凝固時、溶接時にブローホールが発生しやすく
、なるので、その上限を0.30%とした。
Nr;0.02〜0.25%
Nbは残存CをNbCとして固定し、制御圧延後の耐食
性を改善し、かつ(CrN b) N析出による結晶粒
の微細化によるねじり強度の向上および高温強度の向上
、さらには制御圧延後の強度を改善する本発明において
は主要な元素であり、少なくとも0.02%以上の含有
が必要である。しかし、Nbは高価な元素でもあり、か
つ必要以上に含有させると熱間加工性を損なうので上限
を0.25%とした。
性を改善し、かつ(CrN b) N析出による結晶粒
の微細化によるねじり強度の向上および高温強度の向上
、さらには制御圧延後の強度を改善する本発明において
は主要な元素であり、少なくとも0.02%以上の含有
が必要である。しかし、Nbは高価な元素でもあり、か
つ必要以上に含有させると熱間加工性を損なうので上限
を0.25%とした。
Mo;4.0%以下、Cu;4.0%以下MO−Cuは
いずれも本発明鋼の耐食性をさらに改善する元素である
。しかし、Mo、Cuは高価な元素でもあり、かつ、4
%を越えて含有させると熱間加工性を損なうので上限を
それぞれ4%とした。
いずれも本発明鋼の耐食性をさらに改善する元素である
。しかし、Mo、Cuは高価な元素でもあり、かつ、4
%を越えて含有させると熱間加工性を損なうので上限を
それぞれ4%とした。
S、0.002%以下
Sはその含有量を大幅に低減することにより耐食性を向
上させる元素であり、かつ制御圧延後の延性、低温靭性
を向上させるものであり、その含有量は少ないほど望ま
しく、少なくとも0.002%以下、望ましくは0.0
01%以下にすることが好ましい。
上させる元素であり、かつ制御圧延後の延性、低温靭性
を向上させるものであり、その含有量は少ないほど望ま
しく、少なくとも0.002%以下、望ましくは0.0
01%以下にすることが好ましい。
5eH0,080%以下、s ;0 、Os o%以下
S、Seは本発明鋼の被剛性を改善する元素であり、S
は0.020%を越えて、Seは0.005%以上含有
させる必要がある。しかし、S、Seともにo、oso
%を越えて含有させると熱間加工性、耐食性を低下させ
るので上限をo、os。
S、Seは本発明鋼の被剛性を改善する元素であり、S
は0.020%を越えて、Seは0.005%以上含有
させる必要がある。しかし、S、Seともにo、oso
%を越えて含有させると熱間加工性、耐食性を低下させ
るので上限をo、os。
%としな。
Te;0.080%以下
TeはM n Sの介在物を球状化し圧延方向と直角方
向の靭性を改善し異方性の低下を防止するのに必要な元
素であり少なくとも0.0050%以上含イiされるこ
とが望ましい。o 、o s o%以上添加すると熱間
加工性を阻害するので上限を0.080%とした。
向の靭性を改善し異方性の低下を防止するのに必要な元
素であり少なくとも0.0050%以上含イiされるこ
とが望ましい。o 、o s o%以上添加すると熱間
加工性を阻害するので上限を0.080%とした。
P、0.100%以下
Pは被削性を改善するため添加される元素であり、少な
くとも0.04%以−J二含有されることが望ましい。
くとも0.04%以−J二含有されることが望ましい。
しかし、0.100?べ以上になると熱間加工性が損な
われるので、上限を0.100%としな。
われるので、上限を0.100%としな。
Bi:0.300%工゛l下、Pb:0.300%以下
BiおよびPbは被削性を改善するために必要な元素で
あり少なくとも003%以上が含有されることが望まし
い、しかし、0.300%を越えると熱間加工性が阻害
されるので、その上限を0300%とした。
BiおよびPbは被削性を改善するために必要な元素で
あり少なくとも003%以上が含有されることが望まし
い、しかし、0.300%を越えると熱間加工性が阻害
されるので、その上限を0300%とした。
B、O,0100%以下
BはB1とPbを添加したときに、熱間加工性が低下す
るのを防止するために添加されるが、前記効果を得るた
めには少なくとも0.00050%以上が添加されるこ
とが望ましい。しかし、00100%を越えて添加して
も、その効果の向上は期待されないので、」1限をo、
otoo%とした。
るのを防止するために添加されるが、前記効果を得るた
めには少なくとも0.00050%以上が添加されるこ
とが望ましい。しかし、00100%を越えて添加して
も、その効果の向上は期待されないので、」1限をo、
otoo%とした。
V、Ti、W、Ta、lit、Zr、Al;0.30%
以下 V、Ti、W、Ta、Hf、Zr、A、lはねじり強度
および高温強度を向上させるために添加される元素であ
るが、0630%を越えて含有させても、その効果の向
上が望めないので、上限を0.3096とした。
以下 V、Ti、W、Ta、Hf、Zr、A、lはねじり強度
および高温強度を向上させるために添加される元素であ
るが、0630%を越えて含有させても、その効果の向
上が望めないので、上限を0.3096とした。
B、0.0005 No、0100%、Ca;0.00
05〜0.0100%、Mg:0.0005〜0.01
00%、希土類元素;0.0005〜0.0100% B、Ca、M8、および希土類元素は熱間加工性と改善
するため必要な元素であって、熱間加工性を改善するた
めには少なくとも0.0005%以りの添加が必要であ
る。しかし、0.0100%以上添加してらその効果の
向上が望めないので、上限を0.0100!!石とした
。
05〜0.0100%、Mg:0.0005〜0.01
00%、希土類元素;0.0005〜0.0100% B、Ca、M8、および希土類元素は熱間加工性と改善
するため必要な元素であって、熱間加工性を改善するた
めには少なくとも0.0005%以りの添加が必要であ
る。しかし、0.0100%以上添加してらその効果の
向上が望めないので、上限を0.0100!!石とした
。
また、制御圧延において、加熱温度を1100〜130
0℃としたのは、圧延時の変形抵抗を小さくすると共に
、N b析出物を鋼中に十分に固溶させるためで!)る
。1100℃未満では変形抵抗が大きく、かつNb析出
物と完全に固溶させることが困難であるためであり、1
300℃を越えて加熱すると粒界の一部がL8融または
結晶粒が粗大化して圧延が困難になるためである。
0℃としたのは、圧延時の変形抵抗を小さくすると共に
、N b析出物を鋼中に十分に固溶させるためで!)る
。1100℃未満では変形抵抗が大きく、かつNb析出
物と完全に固溶させることが困難であるためであり、1
300℃を越えて加熱すると粒界の一部がL8融または
結晶粒が粗大化して圧延が困難になるためである。
粗圧延温度を1000〜1200℃としたのは、微細再
結晶組織を得るためであり、1000℃未満では微細再
結晶組織を得ることができないからであり、1200℃
以上では再結晶により結晶粒が粗大化するためである。
結晶組織を得るためであり、1000℃未満では微細再
結晶組織を得ることができないからであり、1200℃
以上では再結晶により結晶粒が粗大化するためである。
粗圧延において加工量を50%以上としたのは、加工量
50%以下では格子欠陥のエネルギーが少なくla、t
lllt41mが得られないからである。
50%以下では格子欠陥のエネルギーが少なくla、t
lllt41mが得られないからである。
仕上圧延温度を800〜1000℃としたのは、再結晶
加工2重構造組織を得るためである。800℃以下では
加工組織になってしまい、再結晶加工2重構造組織を得
ることができないからであり、1000℃を越えると再
結晶により再結晶組織となってしまうので、1000℃
と上限とした。
加工2重構造組織を得るためである。800℃以下では
加工組織になってしまい、再結晶加工2重構造組織を得
ることができないからであり、1000℃を越えると再
結晶により再結晶組織となってしまうので、1000℃
と上限とした。
仕上圧延において加工量を30%以上としたのは、30
%以下では加工歪が小さいために再結晶加工2重構造組
織が得られないためである。
%以下では加工歪が小さいために再結晶加工2重構造組
織が得られないためである。
粗圧延後に10秒〜5分の冷却を行うのは、粗圧延を行
ってから再結晶を起こさせるのに必要な時間だからであ
る。また、什」二圧延後冷却速度を4℃/分以上とした
のは、4℃/分以下の徐冷ではCr23C、またはCr
2 Nが粒界に析出し耐食性を低下するためである。
ってから再結晶を起こさせるのに必要な時間だからであ
る。また、什」二圧延後冷却速度を4℃/分以上とした
のは、4℃/分以下の徐冷ではCr23C、またはCr
2 Nが粒界に析出し耐食性を低下するためである。
[実施例]
次に本発明鋼およびその製造方法の特徴を従来鋼、比較
鋼と比べて実施例でもって明らかにする。
鋼と比べて実施例でもって明らかにする。
第1表はこれら供試鋼の化学成分(重j!l % )を
示す、第1表の供試鋼について本発明方法による制御圧
延および比較のために他の方法による制御圧延を施し、
組織、ねじり強度、孔食電位、切削性、熱間加工性、低
温靭性、高温強度について測定し、その結果を第2表に
示した。
示す、第1表の供試鋼について本発明方法による制御圧
延および比較のために他の方法による制御圧延を施し、
組織、ねじり強度、孔食電位、切削性、熱間加工性、低
温靭性、高温強度について測定し、その結果を第2表に
示した。
組織については、光学E微鏡組織は10%修酸電解エツ
チングを行った後、光学顕微鏡にて観察した。また、電
顕組織は薄膜を作成後、透過電子顕微鏡にて観察した。
チングを行った後、光学顕微鏡にて観察した。また、電
顕組織は薄膜を作成後、透過電子顕微鏡にて観察した。
ねじり強度については、常温でねじり速度10”/wi
nという条件で比例限までねじり試験を行い、その時の
強度を測定したものである。
nという条件で比例限までねじり試験を行い、その時の
強度を測定したものである。
熱間加工性については、グリ−プル装置を用いて110
0℃で、引張速度501/秒という条件で高速高温引張
試験を行い、その絞り値を測定したものである。
0℃で、引張速度501/秒という条件で高速高温引張
試験を行い、その絞り値を測定したものである。
耐食性については、30℃、3.5%NaCl水溶液中
での孔食電位を測定したものである。
での孔食電位を測定したものである。
切削性については20−輪の試験片を、5KH9の5+
mmφのドリルを用いて回転数725 rps、送り速
度0 、16 aml revでドリル寿命試験を行い
、その結果を示した。
mmφのドリルを用いて回転数725 rps、送り速
度0 、16 aml revでドリル寿命試験を行い
、その結果を示した。
低温靭性については、JIS3号Uノツチ(2m−)試
験片の5mm厚のもので、−196℃(77K)でのシ
ャルピー衝撃値を測定した。
験片の5mm厚のもので、−196℃(77K)でのシ
ャルピー衝撃値を測定した。
高温強度については、600℃のクリープ・ラブチャー
試験における103時間での破断応力を測定した。
試験における103時間での破断応力を測定した。
(以下余白)
第1表および第2表から知られるように、No。
1〜3およびNo、11〜12は第1発明鋼の組成のも
のを本発明方法により制御圧延したものであるが、ねじ
り強度、低温靭性、高温強度、孔食電位、切削性、熱間
加工性についてそれぞれ満足すべき結果を得た。これに
対しNo、4〜10は第1発明鋼の組成を持ったものに
ついて本発明方法以外の加工を施したもので、仕上圧延
温度が高く1050℃であるNo、4は再結晶組織しか
得られず、ねじり強度が低い、仕上圧延温度が低く70
0℃であるNo、5は加工組織しか得られず異方性が甚
だしく大きい、No、6は圧延後固溶化熱処理をしたも
ので、ねじり強度において劣る。No、7は900℃で
一段階の制御圧延を施したもので、加工組織であり異方
性が甚だしく大きい、No、8は700℃で1段階の制
御圧延をしたもので、加工組織で異方性が甚だしく大き
い、No、9は仕上圧延後の冷却速度が3℃/分である
もので、孔食電位において劣る。No、10は仕上圧延
における加工率が10%と低いものであるが、十分なね
じり強度が得られていない。
のを本発明方法により制御圧延したものであるが、ねじ
り強度、低温靭性、高温強度、孔食電位、切削性、熱間
加工性についてそれぞれ満足すべき結果を得た。これに
対しNo、4〜10は第1発明鋼の組成を持ったものに
ついて本発明方法以外の加工を施したもので、仕上圧延
温度が高く1050℃であるNo、4は再結晶組織しか
得られず、ねじり強度が低い、仕上圧延温度が低く70
0℃であるNo、5は加工組織しか得られず異方性が甚
だしく大きい、No、6は圧延後固溶化熱処理をしたも
ので、ねじり強度において劣る。No、7は900℃で
一段階の制御圧延を施したもので、加工組織であり異方
性が甚だしく大きい、No、8は700℃で1段階の制
御圧延をしたもので、加工組織で異方性が甚だしく大き
い、No、9は仕上圧延後の冷却速度が3℃/分である
もので、孔食電位において劣る。No、10は仕上圧延
における加工率が10%と低いものであるが、十分なね
じり強度が得られていない。
No、13〜16は本発明鋼の組成範囲外の成分を持つ
比較例で、本発明方法による制御圧延を施したものであ
るが、No、13はCが多く、孔食電位が悪い、No、
14はCrが組成範囲より少ないものであるが、孔食電
位が劣る。No、15はNを組成範囲以下含むものであ
るが、ねじり強度、孔食電位が劣る。No、16はNb
を組成範囲以下含むものであるが、ねじり強度、孔食電
位が劣る。
比較例で、本発明方法による制御圧延を施したものであ
るが、No、13はCが多く、孔食電位が悪い、No、
14はCrが組成範囲より少ないものであるが、孔食電
位が劣る。No、15はNを組成範囲以下含むものであ
るが、ねじり強度、孔食電位が劣る。No、16はNb
を組成範囲以下含むものであるが、ねじり強度、孔食電
位が劣る。
No、17〜21は本発明の第2発明鋼の組成のものを
本発明方法により制御圧延したものであるが、再結晶加
工2重構造組織が得られ、ねじり強度、孔食電位、低温
靭性、高温強度共に優れた結果を得た。特に孔食電位に
ついて優れ、耐食性の優れていることが確認された。N
o、22〜23は第2発明鋼の組成のものを本発明方法
でない処理を施したもので、No、22は孔食電位、低
温靭性および高温強度において劣り、No、23は95
0℃で一段階制御圧延を施したもので、ねじり強度は優
れているものの異方性が甚だしく大きいことが確認され
た。
本発明方法により制御圧延したものであるが、再結晶加
工2重構造組織が得られ、ねじり強度、孔食電位、低温
靭性、高温強度共に優れた結果を得た。特に孔食電位に
ついて優れ、耐食性の優れていることが確認された。N
o、22〜23は第2発明鋼の組成のものを本発明方法
でない処理を施したもので、No、22は孔食電位、低
温靭性および高温強度において劣り、No、23は95
0℃で一段階制御圧延を施したもので、ねじり強度は優
れているものの異方性が甚だしく大きいことが確認され
た。
No、24〜28は切削性を改善するためSe、Te、
S、Pを添加した第3発明鋼であるが、本発明方法によ
る制御圧延により、再結晶加工二重構造組織となり、ね
じり強度、孔食電位、低温靭性、高温強度共に優れた結
果を得た。また、切削性についても測定した結果、優れ
た結果の得られることが確認された。
S、Pを添加した第3発明鋼であるが、本発明方法によ
る制御圧延により、再結晶加工二重構造組織となり、ね
じり強度、孔食電位、低温靭性、高温強度共に優れた結
果を得た。また、切削性についても測定した結果、優れ
た結果の得られることが確認された。
No、29〜31は切削性を改善するためBi、Pb、
Bを添加した第4発明鋼であるが、本発明方法による制
御圧延により、再結晶加工二重構造組織となり、ねじり
強度、孔食電位、低温靭性、高温強度共に優れた結果を
得た。また、切削性、熱間加工性についても測定した結
果、熱間加工性を低下させることなく切削性を向上させ
ることが確認された。
Bを添加した第4発明鋼であるが、本発明方法による制
御圧延により、再結晶加工二重構造組織となり、ねじり
強度、孔食電位、低温靭性、高温強度共に優れた結果を
得た。また、切削性、熱間加工性についても測定した結
果、熱間加工性を低下させることなく切削性を向上させ
ることが確認された。
No、32〜40は強度を向上するためV、Ti、W、
Ts、Hr、Zr、A1を添加した第5発明鋼であるが
、本発明方法による制御圧延により、再結、高加工二重
構造組織となり、ねじり強度、孔食電位、低温靭性、高
温強度共に優れた結果を得た。
Ts、Hr、Zr、A1を添加した第5発明鋼であるが
、本発明方法による制御圧延により、再結、高加工二重
構造組織となり、ねじり強度、孔食電位、低温靭性、高
温強度共に優れた結果を得た。
No、41〜45は熱間加工性を改善するためB、Ca
、Mg、希土類元素を添加した第6発明鋼であるが、本
発明方法による制御圧延により、再結晶加工二重構造組
織となり、ねじり強度、孔食電位、低温靭性、高温強度
共に優れた結果を得た。また、熱間加工性についても測
定した結果、熱間加工性において優れていることが確認
された。
、Mg、希土類元素を添加した第6発明鋼であるが、本
発明方法による制御圧延により、再結晶加工二重構造組
織となり、ねじり強度、孔食電位、低温靭性、高温強度
共に優れた結果を得た。また、熱間加工性についても測
定した結果、熱間加工性において優れていることが確認
された。
No、46〜48は強度、耐食性、被剛性、熱間加工性
を改善する上記すべての元素を添加した第7発明鋼であ
るが、本発明方法による制御圧延により、再結晶加工二
重構造組織となり、ねじり強度、孔食電位、低温靭性、
高温強度共に優れた結果を得た。また、被剛性、熱間加
工性についても優れた結果の得られることが確認された
。
を改善する上記すべての元素を添加した第7発明鋼であ
るが、本発明方法による制御圧延により、再結晶加工二
重構造組織となり、ねじり強度、孔食電位、低温靭性、
高温強度共に優れた結果を得た。また、被剛性、熱間加
工性についても優れた結果の得られることが確認された
。
[発明の効果]
本発明のバルブステム用鋼およびその製造方法は以上説
明したように、オーステナイト系ステンレス鋼のC量を
低下すると共に適量のN、Nbを添加し、2段階制御圧
延により組織を再結晶加工2重構造組織としたものは、
オーステナイト系ステンレス鋼のねじり強度を著しく向
上することを新たに知見すると共に、これをバルブステ
ム用鋼として新たな用途の開発に成功したものである。
明したように、オーステナイト系ステンレス鋼のC量を
低下すると共に適量のN、Nbを添加し、2段階制御圧
延により組織を再結晶加工2重構造組織としたものは、
オーステナイト系ステンレス鋼のねじり強度を著しく向
上することを新たに知見すると共に、これをバルブステ
ム用鋼として新たな用途の開発に成功したものである。
本発明のパルプステム用鋼はねじり強度、低温靭性、高
温強度、耐食性および溶接性のすべての要求特性を満足
するものであり、化学、海水、原子力等の各種プラント
に用いられるバタフライ弁のベルブスデム用材料として
極めて有用なものである。
温強度、耐食性および溶接性のすべての要求特性を満足
するものであり、化学、海水、原子力等の各種プラント
に用いられるバタフライ弁のベルブスデム用材料として
極めて有用なものである。
第1図は本発明方法による制御圧延工程を温度と時間の
関係について示した図、第2(イ)(ロ)図は固溶化熱
処理を施した後の再結晶組織を表す顕微鏡写真の模写図
、第3図(イ)(ロ)は900℃で仕ト圧延後の加工組
織を表ず顕@鏡写真の模写図5第4(イ)(ロ)図は仕
上圧延開始温度1050℃の再結晶組織を表す顕微鏡写
真の模写図、第5図(イ〉〈口)は仕上圧延開始温度9
80℃の再結晶加工2重構造組織を表す顕微鏡写真の模
写図、第6図くイ)(口〉は仕上圧延開始温度900℃
の再結晶加工2重構造組織を表す顕微鏡写真の模写図、
第7図〈イ)(ロ)は仕上圧延開始温度850℃の再結
晶加工2重構造組織を表す顕微鏡写真の模写図、第8図
(イ)〈口)は仕上圧延開始温度が700℃の加工組織
を表す顕微鏡写真の模写図である。
関係について示した図、第2(イ)(ロ)図は固溶化熱
処理を施した後の再結晶組織を表す顕微鏡写真の模写図
、第3図(イ)(ロ)は900℃で仕ト圧延後の加工組
織を表ず顕@鏡写真の模写図5第4(イ)(ロ)図は仕
上圧延開始温度1050℃の再結晶組織を表す顕微鏡写
真の模写図、第5図(イ〉〈口)は仕上圧延開始温度9
80℃の再結晶加工2重構造組織を表す顕微鏡写真の模
写図、第6図くイ)(口〉は仕上圧延開始温度900℃
の再結晶加工2重構造組織を表す顕微鏡写真の模写図、
第7図〈イ)(ロ)は仕上圧延開始温度850℃の再結
晶加工2重構造組織を表す顕微鏡写真の模写図、第8図
(イ)〈口)は仕上圧延開始温度が700℃の加工組織
を表す顕微鏡写真の模写図である。
Claims (9)
- (1)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、残部Feならびに不純物元
素からなり、かつその組織が再結晶加工二重構造組織か
らなるねじり強度の優れたバルブステム用鋼。 - (2)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、さらにMo;4.0%以下
、Cu;4.0%以下、S;0.002%以下のうち1
種ないし2種以上を含有し、残部Feならびに不純物元
素からなり、かつその組織が再結晶加工二重構造組織か
らなるねじり強度の優れたバルブステム用鋼。 - (3)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、さらにSe;0.080%
以下、Te;0.080%以下、S;0.080%以下
、P;0.100%以下のうち1種ないし2種以上を含
有し、残部Feならびに不純物元素からなり、かつその
組織が再結晶加工二重構造組織からなるねじり強度の優
れたバルブステム用鋼。 - (4)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、さらにBi;0.300%
以下と、Pb;0.300%以下のうち1種ないし2種
と、B;0.0100%以下を含有し、残部Feならび
に不純物元素からなり、かつその組織が再結晶加工二重
構造組織からなるねじり強度の優れたバルブステム用鋼
。 - (5)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、さらにV、Ti、W、Ta
、Hf、Zr、Alをそれぞれ0.30%以下を1種以
上含有し、残部Feならびに不純物元素からなり、かつ
その組織が再結晶加工二重構造組織からなるねじり強度
の優れたバルブステム用鋼。 - (6)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、B;0.0005〜0.0
100%、Ca;0.0005%〜0.0100%、M
g;0.0005〜0.0100%、希土類元素0.0
005〜0.0100%のうち1種ないし2種以上を含
有し、残部Feならびに不純物元素からなり、かつその
組織が再結晶加工二重構造組織からなるねじり強度の優
れたバルブステム用鋼。 - (7)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、さらにMo;4.0%以下
、Cu;4.0%以下、S;0.002%以下のうち1
種ないし2種以上と、Se;0.080%以下、Te;
0.080%以下、S;0.080%以下、P;0.1
00%以下のうち1種ないし2種以上と、Bi;0.3
00%以下、Pb;0.300%以下のうち1種ないし
2種およびB;0.0100%以下と、V、Ti、W、
Ta、Hf、Zr、Alをそれぞれ0.30%以下を1
種以上と、B;0.0005〜0.0100%、Ca;
0.0005%〜0.0100%、Mg;0.0005
〜0.0100%、希土類元素0.0005〜0.01
00%のうち1種ないし2種以上を含有し、残部Feな
らびに不純物元素からなり、かつその組織が再結晶加工
二重構造組織からなるねじり強度の優れたバルブステム
用鋼。 - (8)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nb;0.
02〜0.25%を含有し、残部Feならびに不純物元
素からなる鋼を、1100〜1300℃に加熱し、粗圧
延温度1000〜1200℃で加工量50%以上の圧延
を施し、粗圧延後10秒〜5分冷却し、ついで仕上圧延
温度800〜1000℃で加工量30%以上の圧延を行
い、圧延後の冷却速度を4℃/分以上で冷却し、その組
織が再結晶加工二重構造組織からなるねじり強度の優れ
たバルブステム用鋼の製造方法。 - (9)重量比にしてC;0.03%以下、Si;2.0
%以下、Mn;10.0%以下、Ni;6〜20%、C
r;16〜30%、N;0.1〜0.3%、Nr;0.
02〜0.25%を含有し、さらにMo;4.0%以下
、Cu;4.0%以下、S;0.002%以下のうち1
種ないし2種以上を含有し、残部Feならびに不純物元
素からなる鋼を、1100〜1300℃に加熱し、粗圧
延温度1000〜1200℃で加工量50%以上の圧延
を施し、粗圧延後10秒〜5分冷却し、ついで仕上圧延
温度800〜1000℃で加工量30%以上の圧延を行
い、圧延後の冷却速度を4℃/分以上で冷却し、その組
織が再結晶加工二重構造組織からなるねじり強度の優れ
たバルブステム用鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63248567A JPH0297647A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | ねじり強度の優れたバルブステム用鋼およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63248567A JPH0297647A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | ねじり強度の優れたバルブステム用鋼およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0297647A true JPH0297647A (ja) | 1990-04-10 |
Family
ID=17180064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63248567A Pending JPH0297647A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | ねじり強度の優れたバルブステム用鋼およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0297647A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995018240A1 (en) * | 1993-12-30 | 1995-07-06 | Tadahiro Ohmi | Austenitic stainless steel, piping system and fluid-contacting parts |
| CN101775551A (zh) * | 2010-03-09 | 2010-07-14 | 江苏亚盛金属制品有限公司 | 一种新型耐海水腐蚀不锈钢及其钢丝绳制造方法 |
| US20140056751A1 (en) * | 2011-03-31 | 2014-02-27 | Kubota Corporation | Cast austenitic stainless steel |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP63248567A patent/JPH0297647A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1995018240A1 (en) * | 1993-12-30 | 1995-07-06 | Tadahiro Ohmi | Austenitic stainless steel, piping system and fluid-contacting parts |
| CN101775551A (zh) * | 2010-03-09 | 2010-07-14 | 江苏亚盛金属制品有限公司 | 一种新型耐海水腐蚀不锈钢及其钢丝绳制造方法 |
| US20140056751A1 (en) * | 2011-03-31 | 2014-02-27 | Kubota Corporation | Cast austenitic stainless steel |
| EP2692887A4 (en) * | 2011-03-31 | 2015-01-21 | Kubota Kk | CASTED AUSTENITIC STAINLESS STEEL |
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