JPH0225700B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0225700B2 JPH0225700B2 JP56186331A JP18633181A JPH0225700B2 JP H0225700 B2 JPH0225700 B2 JP H0225700B2 JP 56186331 A JP56186331 A JP 56186331A JP 18633181 A JP18633181 A JP 18633181A JP H0225700 B2 JPH0225700 B2 JP H0225700B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- fiber structure
- inorganic fiber
- molten metal
- aluminum alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F3/00—Pistons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/0009—Cylinders, pistons
- B22D19/0027—Cylinders, pistons pistons
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D19/00—Casting in, on, or around objects which form part of the product
- B22D19/14—Casting in, on, or around objects which form part of the product the objects being filamentary or particulate in form
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2201/00—Metals
- F05C2201/02—Light metals
- F05C2201/021—Aluminium
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05C—INDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
- F05C2253/00—Other material characteristics; Treatment of material
- F05C2253/16—Fibres
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Description
本発明は例えば内燃機関用として使用するのに
最適な繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製
造方法に関するものである。 周知の如く内燃機関用のアルミニウム合金製の
ピストンでは、熱的負荷条件の最も厳しいピスト
ン頭部における燃焼室周辺に亀裂を生じ易い。ま
たピストンリング溝中特に第1ピストンリング溝
は運転中ピストンリングによつて激しくたゝかれ
て損傷され易い。更にまたアルミニウム合金はシ
リンダ材である鉄基合金と比較して熱膨張係数が
大きい為に、ピストンのスカート部がシリンダに
摺接して損傷され易い。そこで近時アルミニウム
合金製のピストンにおいて、高強度かつ高弾性の
ガラス繊維やセラミツクス繊維の如き無機質繊維
構成体でピストン頭部、第1ピストンリング溝、
スカート部を補強したものが知られている。この
際無機質繊維構成体は多大の空隙部を有している
から、これをピストン内の上記補強部に強固に複
合させる為には、ピストン製造時にアルミニウム
合金の溶融金属を無機質繊維構成体の空隙部内に
確実に充填させる必要がある。 そこで従来は例えば第1図に示すように、鋳型
1内に無機質繊維構成体2を設置し、次に鋳型1
内にアルミニウム合金の溶融金属3を供給し、こ
の後ピストン内部形状を構成する中子形のパンチ
4を鋳型1内に強制的に挿入して最大約2000Kg/
cm2の高圧力を溶融金属3に負荷させ、これにより
溶融金属3を無機質繊維構成体2の空隙部に充填
させると共に、その高圧力下で溶融金属3を凝固
させる方法を採つていた。 しかしながらこのような高圧凝固鋳造法を利用
して無機質繊維構成体をピストン内に複合させる
方法は次のような欠陥があつた。 (1) 最大約2000Kg/cm2もの高圧力を必要とするか
ら、当然大型で高価なプレス機が必要である。 (2) 高圧力である為に無機質繊維構成体が破壊さ
れ易い。 (3) 高圧力である為に無機質繊維構成体が極度に
圧縮され、その圧縮率にバラツキが生じ易く
て、無機質繊維構成体の空隙部内への溶融金属
の充填性が悪い。 (4) 高圧力である為に無機質繊維構成体の鋳型内
での位置ずれが発生し易い。 (5) (2)〜(4)項の問題点を出来るだけ解消する為に
圧力を制御する必要があり、この圧力制御の煩
らわしがある。 本発明は上述の如き欠陥を是正することが出来
る繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製造方
法を提供しようとするものである。 以下本発明による繊維強化アルミニウム合金製
ピストンの製造方法の一実施例を第2図〜第9図
によつて説明する。 先ず第2図は無機質繊維構成体11によるアル
ミニウム合金製ピストン12の補強状況を示した
ものであつて、ピストン頭部13、第1ピストン
リング溝14、スカート部15に無機質繊維構成
体11が夫々環状に複合されてこれらが夫々補強
されている。 次に本発明に適用される無機質繊維構成体11
としては、モリブデン、タングステン、ステンレ
ス等の金属繊維であつても良いが、好ましくはボ
ロン、カーボン、シリコンカーバイド、アルミナ
等のセラミツツクス繊維やガラス繊維等の軽量な
無機質繊維にて構成されるものが良い。またその
無機質繊維の表面はアルミニウム合金の溶融金属
との濡水性を良くする為に銅等の金属を被覆して
おくと良い。 次に第3図〜第5図によつてピストン頭部13
内への無機質繊維構成体11の複合方法を説明す
る。 先ず第3図の如く環状板形に形成された無機質
繊維構成体11を重力鋳造用金型17のキヤビテ
イ18内の所定位置に設置する。即ち例えばピス
トン外径より大ききな外径を有する無機質繊維構
成体11の外周19を金型17のピストン頭部1
3相当部に設けられた環状設置部20に設置す
る。 次に第4図の如くアルミニウム合金の溶融金属
21を注湯口22からキヤビテイ18内に供給す
る。この際金型17の最上部に設けられた押湯溜
23内にまで溶融金属21が充填される一定量を
供給する。 次に第5図の如くこの後直ちに注湯口22を完
全に閉鎖すると共に、窒素ガスやアルゴンガス等
の溶融金属21に対して不活性なガス24により
その溶融金属21の押湯溜23内に充填されてい
る押湯部25に最大約50Kg/cm2の圧力を負荷させ
る。 即ち例えば昇降自在の蓋体26にて金型17の
上部を閉鎖して、注湯口22を押湯溜23の上部
を同時に完全閉鎖する。なおこの際特に押湯溜2
3と蓋体26との間からガス24が漏れないよう
にこれらの間をOリング27にて密封する。そし
てガス供給管28のバルブ29を開放して、ガス
コンプレツサ30等から押湯部25の上面に加圧
ガス24を供給して、最大約50Kg/cm2の低圧力を
その押湯部25に負荷させる。 この結果キヤビテイ18内の溶融金属21全体
が低加圧されて、その溶融金属21の一部が無機
質繊維構成体11の空隙部内に確実に完全充填さ
れる。そしてそのガス圧力は溶融金属21が凝固
するまで(通常約3〜4分間)負荷される。 以上の結果無機質繊維構成体11の空隙部内に
溶融金属21が完全充填された緻密組織を有する
健全な鋳造品が製造される。なお無機質繊維構成
体11の体積含有率は約10〜60%の範囲である
が、体積含有率が低すぎると無機質繊維構成体1
1の特性が生かされず、また大きすぎると溶融金
属21の充填性に不具合が生じるので、通常約20
〜40%の範囲が好ましい。 なお以上の如き鋳造後に、第2図の如くピスト
ン12は切削加工されて、無機質繊維構成体11
の外周19部分がピストン外径に合せて切削さ
れ、またピストン頭部13に燃焼室32が切削さ
れる。 ところで第1ピストンリング溝14及びスカー
ト部15に夫々無機質繊維構成体11を環状に複
合させる場合は、前述したピストン頭部13内へ
の複合時と同時に行われる。 即ち例えば第6図及び第8図に示す如く第1ピ
ストンリング溝14及びスカート部15の大きさ
に見合つた大きたを有し、かつピストン外径より
も大きな外径の夫々の無機質繊維構成体11を金
型17の第1ピストンリング溝14相当部及びス
カート部15相当部に夫々設けられた環状設置部
33,34に夫々設置してキヤビテイ18内に配
置する。後は前述同様の鋳造工程を行つてピスト
ン12を鋳造し、この後第7図及び第9図に示す
如く第1ピストンリング溝14及びスカート部1
5を切削加工する。なお無機質繊維構成体11は
必要に応じて第2図に示された第2及び第3ピス
トンリング溝35,36や他の重要な箇所、例え
ばピストンボス近傍、ピストン頭部内の冷却空洞
近傍部にも複合させることが出来る。 次に本発明により製造されたピストンの実施例
を説明する。 実施例 1 太さが約5μ、長さが約200μ、表面に銅を被覆
したガラス繊維からなり、嵩密度が1.0g/cm3の
環状板からなる無方向性の無機質繊維構成体を金
型のキヤビテイ内においてピストン頭部相当位置
に設置し、アルミニウム合金(JIS−AC8A)の
750℃の溶融金属を金型のキヤビテイ内に供給し、
溶融金属がキヤビテイ内に所定量充填された後、
金型の注湯口を閉鎖し、溶融金属の押湯部に20
Kg/cm2の窒素ガスを負荷させて凝固させたもの。 この場合無機質繊維構成体の体積含有率は約30
%であつた。 このようにして無機質繊維構成体にて頭部が強
化されたピストンの頭部の耐熱衝撃性を、高周波
誘導加熱装置によつて約400℃に加熱し、次いで
約50℃に空冷させる熱応力を繰り返し3000回負荷
させて、ピストン頭部の燃焼室周辺における亀裂
の発生状況を調べた結果を次表に示す。
最適な繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製
造方法に関するものである。 周知の如く内燃機関用のアルミニウム合金製の
ピストンでは、熱的負荷条件の最も厳しいピスト
ン頭部における燃焼室周辺に亀裂を生じ易い。ま
たピストンリング溝中特に第1ピストンリング溝
は運転中ピストンリングによつて激しくたゝかれ
て損傷され易い。更にまたアルミニウム合金はシ
リンダ材である鉄基合金と比較して熱膨張係数が
大きい為に、ピストンのスカート部がシリンダに
摺接して損傷され易い。そこで近時アルミニウム
合金製のピストンにおいて、高強度かつ高弾性の
ガラス繊維やセラミツクス繊維の如き無機質繊維
構成体でピストン頭部、第1ピストンリング溝、
スカート部を補強したものが知られている。この
際無機質繊維構成体は多大の空隙部を有している
から、これをピストン内の上記補強部に強固に複
合させる為には、ピストン製造時にアルミニウム
合金の溶融金属を無機質繊維構成体の空隙部内に
確実に充填させる必要がある。 そこで従来は例えば第1図に示すように、鋳型
1内に無機質繊維構成体2を設置し、次に鋳型1
内にアルミニウム合金の溶融金属3を供給し、こ
の後ピストン内部形状を構成する中子形のパンチ
4を鋳型1内に強制的に挿入して最大約2000Kg/
cm2の高圧力を溶融金属3に負荷させ、これにより
溶融金属3を無機質繊維構成体2の空隙部に充填
させると共に、その高圧力下で溶融金属3を凝固
させる方法を採つていた。 しかしながらこのような高圧凝固鋳造法を利用
して無機質繊維構成体をピストン内に複合させる
方法は次のような欠陥があつた。 (1) 最大約2000Kg/cm2もの高圧力を必要とするか
ら、当然大型で高価なプレス機が必要である。 (2) 高圧力である為に無機質繊維構成体が破壊さ
れ易い。 (3) 高圧力である為に無機質繊維構成体が極度に
圧縮され、その圧縮率にバラツキが生じ易く
て、無機質繊維構成体の空隙部内への溶融金属
の充填性が悪い。 (4) 高圧力である為に無機質繊維構成体の鋳型内
での位置ずれが発生し易い。 (5) (2)〜(4)項の問題点を出来るだけ解消する為に
圧力を制御する必要があり、この圧力制御の煩
らわしがある。 本発明は上述の如き欠陥を是正することが出来
る繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製造方
法を提供しようとするものである。 以下本発明による繊維強化アルミニウム合金製
ピストンの製造方法の一実施例を第2図〜第9図
によつて説明する。 先ず第2図は無機質繊維構成体11によるアル
ミニウム合金製ピストン12の補強状況を示した
ものであつて、ピストン頭部13、第1ピストン
リング溝14、スカート部15に無機質繊維構成
体11が夫々環状に複合されてこれらが夫々補強
されている。 次に本発明に適用される無機質繊維構成体11
としては、モリブデン、タングステン、ステンレ
ス等の金属繊維であつても良いが、好ましくはボ
ロン、カーボン、シリコンカーバイド、アルミナ
等のセラミツツクス繊維やガラス繊維等の軽量な
無機質繊維にて構成されるものが良い。またその
無機質繊維の表面はアルミニウム合金の溶融金属
との濡水性を良くする為に銅等の金属を被覆して
おくと良い。 次に第3図〜第5図によつてピストン頭部13
内への無機質繊維構成体11の複合方法を説明す
る。 先ず第3図の如く環状板形に形成された無機質
繊維構成体11を重力鋳造用金型17のキヤビテ
イ18内の所定位置に設置する。即ち例えばピス
トン外径より大ききな外径を有する無機質繊維構
成体11の外周19を金型17のピストン頭部1
3相当部に設けられた環状設置部20に設置す
る。 次に第4図の如くアルミニウム合金の溶融金属
21を注湯口22からキヤビテイ18内に供給す
る。この際金型17の最上部に設けられた押湯溜
23内にまで溶融金属21が充填される一定量を
供給する。 次に第5図の如くこの後直ちに注湯口22を完
全に閉鎖すると共に、窒素ガスやアルゴンガス等
の溶融金属21に対して不活性なガス24により
その溶融金属21の押湯溜23内に充填されてい
る押湯部25に最大約50Kg/cm2の圧力を負荷させ
る。 即ち例えば昇降自在の蓋体26にて金型17の
上部を閉鎖して、注湯口22を押湯溜23の上部
を同時に完全閉鎖する。なおこの際特に押湯溜2
3と蓋体26との間からガス24が漏れないよう
にこれらの間をOリング27にて密封する。そし
てガス供給管28のバルブ29を開放して、ガス
コンプレツサ30等から押湯部25の上面に加圧
ガス24を供給して、最大約50Kg/cm2の低圧力を
その押湯部25に負荷させる。 この結果キヤビテイ18内の溶融金属21全体
が低加圧されて、その溶融金属21の一部が無機
質繊維構成体11の空隙部内に確実に完全充填さ
れる。そしてそのガス圧力は溶融金属21が凝固
するまで(通常約3〜4分間)負荷される。 以上の結果無機質繊維構成体11の空隙部内に
溶融金属21が完全充填された緻密組織を有する
健全な鋳造品が製造される。なお無機質繊維構成
体11の体積含有率は約10〜60%の範囲である
が、体積含有率が低すぎると無機質繊維構成体1
1の特性が生かされず、また大きすぎると溶融金
属21の充填性に不具合が生じるので、通常約20
〜40%の範囲が好ましい。 なお以上の如き鋳造後に、第2図の如くピスト
ン12は切削加工されて、無機質繊維構成体11
の外周19部分がピストン外径に合せて切削さ
れ、またピストン頭部13に燃焼室32が切削さ
れる。 ところで第1ピストンリング溝14及びスカー
ト部15に夫々無機質繊維構成体11を環状に複
合させる場合は、前述したピストン頭部13内へ
の複合時と同時に行われる。 即ち例えば第6図及び第8図に示す如く第1ピ
ストンリング溝14及びスカート部15の大きさ
に見合つた大きたを有し、かつピストン外径より
も大きな外径の夫々の無機質繊維構成体11を金
型17の第1ピストンリング溝14相当部及びス
カート部15相当部に夫々設けられた環状設置部
33,34に夫々設置してキヤビテイ18内に配
置する。後は前述同様の鋳造工程を行つてピスト
ン12を鋳造し、この後第7図及び第9図に示す
如く第1ピストンリング溝14及びスカート部1
5を切削加工する。なお無機質繊維構成体11は
必要に応じて第2図に示された第2及び第3ピス
トンリング溝35,36や他の重要な箇所、例え
ばピストンボス近傍、ピストン頭部内の冷却空洞
近傍部にも複合させることが出来る。 次に本発明により製造されたピストンの実施例
を説明する。 実施例 1 太さが約5μ、長さが約200μ、表面に銅を被覆
したガラス繊維からなり、嵩密度が1.0g/cm3の
環状板からなる無方向性の無機質繊維構成体を金
型のキヤビテイ内においてピストン頭部相当位置
に設置し、アルミニウム合金(JIS−AC8A)の
750℃の溶融金属を金型のキヤビテイ内に供給し、
溶融金属がキヤビテイ内に所定量充填された後、
金型の注湯口を閉鎖し、溶融金属の押湯部に20
Kg/cm2の窒素ガスを負荷させて凝固させたもの。 この場合無機質繊維構成体の体積含有率は約30
%であつた。 このようにして無機質繊維構成体にて頭部が強
化されたピストンの頭部の耐熱衝撃性を、高周波
誘導加熱装置によつて約400℃に加熱し、次いで
約50℃に空冷させる熱応力を繰り返し3000回負荷
させて、ピストン頭部の燃焼室周辺における亀裂
の発生状況を調べた結果を次表に示す。
【表】
実施例 2
太さが約8μ、長さが約200μ、表面にに銅を被
覆したガラス繊維からなり、嵩密度が0.8g/cm3
の環状体からなる無方向性の無機質繊維構成体を
金型のキヤビテイ内において第1ピストンリング
溝相当位置に設置し、アルミニウム合金(JIS−
AC8A)の750℃の溶融金属を金型のキヤビテイ
内に所定量充填させた後、金型の注湯口を閉鎖
し、溶融金属の押湯部に30Kg/cm2の窒素ガスを負
荷させて凝固させたもの。 この場合無機質繊維構成体の体積含有率は約25
%であつた。 ところで第1ピストンリング溝は、運転中ピス
トンリングによる激しいたゝき等によつて、へた
り或いは摩耗による損傷を受け易い。耐へたり
性、耐摩耗性には硬さが大きな役割を果し、硬さ
が大きい程有利である。そこで上記無機質繊維構
成体によつて補強された第1ピストンリング溝部
分の硬さを満足した結果を次表に示す。
覆したガラス繊維からなり、嵩密度が0.8g/cm3
の環状体からなる無方向性の無機質繊維構成体を
金型のキヤビテイ内において第1ピストンリング
溝相当位置に設置し、アルミニウム合金(JIS−
AC8A)の750℃の溶融金属を金型のキヤビテイ
内に所定量充填させた後、金型の注湯口を閉鎖
し、溶融金属の押湯部に30Kg/cm2の窒素ガスを負
荷させて凝固させたもの。 この場合無機質繊維構成体の体積含有率は約25
%であつた。 ところで第1ピストンリング溝は、運転中ピス
トンリングによる激しいたゝき等によつて、へた
り或いは摩耗による損傷を受け易い。耐へたり
性、耐摩耗性には硬さが大きな役割を果し、硬さ
が大きい程有利である。そこで上記無機質繊維構
成体によつて補強された第1ピストンリング溝部
分の硬さを満足した結果を次表に示す。
【表】
実施例 3
太さが約15μ、長さが約200μ、表面に銅を被覆
したガラス繊維からなり、嵩密度が0.6g/cm3の
円筒体からなる無方向性の無機質繊維構成体を金
型のキヤビテイ内においてスカート部相当位置に
設置し、アルミニウム合金(JIS−AC8A)の750
℃の溶融金属を金型のキヤビテイ内に所定量充填
させた後、金型の注湯口を閉鎖し、溶融金属の押
湯部に45Kg/cm2の窒素ガスを負荷させて凝固させ
たもの。 この場合無機質繊維構成体の体積含有率は約25
%であつた。なおこの実施例3では実施例1及び
2と比較して特に嵩密度が小さく、またガス圧力
が高いのは、ピストンのスカート部は肉厚が薄い
為に溶融金属が早く凝固し、無機質繊維構成体の
空隙部内に溶融金属が充填され難い為である。 ところでピストンのスカート部の熱膨張を小さ
く抑制すれば、シリンダとピストンとの間のクリ
アランスを小さくすることが出来るので、摺動特
性の改善や騒音の低下にも効果がある。そこで上
記無機質繊維構成体によつて補強されたスカート
部の熱膨張係数を測定した結果を次表に示す。
したガラス繊維からなり、嵩密度が0.6g/cm3の
円筒体からなる無方向性の無機質繊維構成体を金
型のキヤビテイ内においてスカート部相当位置に
設置し、アルミニウム合金(JIS−AC8A)の750
℃の溶融金属を金型のキヤビテイ内に所定量充填
させた後、金型の注湯口を閉鎖し、溶融金属の押
湯部に45Kg/cm2の窒素ガスを負荷させて凝固させ
たもの。 この場合無機質繊維構成体の体積含有率は約25
%であつた。なおこの実施例3では実施例1及び
2と比較して特に嵩密度が小さく、またガス圧力
が高いのは、ピストンのスカート部は肉厚が薄い
為に溶融金属が早く凝固し、無機質繊維構成体の
空隙部内に溶融金属が充填され難い為である。 ところでピストンのスカート部の熱膨張を小さ
く抑制すれば、シリンダとピストンとの間のクリ
アランスを小さくすることが出来るので、摺動特
性の改善や騒音の低下にも効果がある。そこで上
記無機質繊維構成体によつて補強されたスカート
部の熱膨張係数を測定した結果を次表に示す。
【表】
【表】
勿論ピストンスカート部におけるシリンダに対
する耐焼付き性も大巾に改善された。 以上述べた本発明による繊維強化アルミニウム
合金製ピストンの製造方法は、重力鋳造法と低加
圧凝固鋳造法とを巧みに組合せたものであつて、
次のような利点が得られる。 (1) ガス圧力によつて溶融金属を負荷させる方法
であり、その圧力も最大約50Kg/cm2の低圧力と
することが可能であるから、従来のような大型
で高価なプレス機は一切不要である。 (2) 低圧力である為に無機質繊維構成体の破壊が
なく、その無機質繊維構成体の特性(耐熱衝撃
性、耐へたり性、耐摩耗性、耐熱膨張性、耐焼
付き性等)を充分に発揮させることが出来る。 (3) 低圧力である為に無機質繊維構成体が圧縮さ
れ難く、その圧縮率にバラツキが少ないので、
無機質繊維構成体の空隙部内への溶融金属の充
填性が非常に良い。従つて無機質繊維構成体は
ピストン内へ極めて確実かつ強固に複合され
る。 (4) 低圧力である為に無機質繊維構成体の鋳型内
での位置ずれが発生し難く、無機質繊維構成体
をピストンの所定位置に常に正確に複合させる
ことが出来る。 (5) 低圧力であるからら、面倒な圧力制御を行わ
なくて済み、生産性が非常に高い。
する耐焼付き性も大巾に改善された。 以上述べた本発明による繊維強化アルミニウム
合金製ピストンの製造方法は、重力鋳造法と低加
圧凝固鋳造法とを巧みに組合せたものであつて、
次のような利点が得られる。 (1) ガス圧力によつて溶融金属を負荷させる方法
であり、その圧力も最大約50Kg/cm2の低圧力と
することが可能であるから、従来のような大型
で高価なプレス機は一切不要である。 (2) 低圧力である為に無機質繊維構成体の破壊が
なく、その無機質繊維構成体の特性(耐熱衝撃
性、耐へたり性、耐摩耗性、耐熱膨張性、耐焼
付き性等)を充分に発揮させることが出来る。 (3) 低圧力である為に無機質繊維構成体が圧縮さ
れ難く、その圧縮率にバラツキが少ないので、
無機質繊維構成体の空隙部内への溶融金属の充
填性が非常に良い。従つて無機質繊維構成体は
ピストン内へ極めて確実かつ強固に複合され
る。 (4) 低圧力である為に無機質繊維構成体の鋳型内
での位置ずれが発生し難く、無機質繊維構成体
をピストンの所定位置に常に正確に複合させる
ことが出来る。 (5) 低圧力であるからら、面倒な圧力制御を行わ
なくて済み、生産性が非常に高い。
第1図は従来の製造方法の一例を説明する断面
図である。第2図〜第9図は本発明の製造方法の
一実施例を示したものであつて、第2図は製造さ
れたピストンの断面図、第3図〜第5図はピスト
ン頭部内への無機質繊維構成体の複合方法を説明
する断面図、第6図及び第7図は第1ピストンリ
ング溝部分への無機質繊維構成体の複合方法を説
明する拡大断面図、第8図及び第9図はスカート
部分への無機質繊維構成体の複合方法を説明する
拡大断面図である。 また図面に用いられた符号において、11……
無機質繊維構成体、12……ピストン、13……
ピストン頭部、14……第1ピストンリング溝、
15……スカート部、17……重力鋳造用金型、
18……キヤビテイ、21……アルミニウム合金
の溶融金属、22……注湯口、24……ガス、2
6……蓋体、28……ガス供給管である。
図である。第2図〜第9図は本発明の製造方法の
一実施例を示したものであつて、第2図は製造さ
れたピストンの断面図、第3図〜第5図はピスト
ン頭部内への無機質繊維構成体の複合方法を説明
する断面図、第6図及び第7図は第1ピストンリ
ング溝部分への無機質繊維構成体の複合方法を説
明する拡大断面図、第8図及び第9図はスカート
部分への無機質繊維構成体の複合方法を説明する
拡大断面図である。 また図面に用いられた符号において、11……
無機質繊維構成体、12……ピストン、13……
ピストン頭部、14……第1ピストンリング溝、
15……スカート部、17……重力鋳造用金型、
18……キヤビテイ、21……アルミニウム合金
の溶融金属、22……注湯口、24……ガス、2
6……蓋体、28……ガス供給管である。
Claims (1)
- 1 重力鋳造用金型のキヤビテイ内の所定位置に
無機質繊維構成体を設置し、次に前記キヤビテイ
内にアルミニウム合金の溶融金属を供給し、この
後直ちに前記溶融金属に対して不活性なガスによ
る最大50Kg/cm2の低圧力を前記キヤビテイ内に負
荷させることによつて、前記溶融金属を前記繊維
構成体の空隙部に充填させ、そのガス圧力による
加圧下で前記溶融金属を凝固させるようにした繊
維強化アルミニウム合金製ピストンの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18633181A JPS5886968A (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18633181A JPS5886968A (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5886968A JPS5886968A (ja) | 1983-05-24 |
| JPH0225700B2 true JPH0225700B2 (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=16186470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18633181A Granted JPS5886968A (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 繊維強化アルミニウム合金製ピストンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5886968A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0667705U (ja) * | 1993-03-02 | 1994-09-22 | 株式会社こあ | 伸縮脚付作業小屋 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60191654A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-30 | Izumi Jidosha Kogyo Kk | 内燃機関用ピストンおよびその製造方法 |
| GB8413800D0 (en) * | 1984-05-30 | 1984-07-04 | Ae Plc | Manufacture of pistons |
| JP2857415B2 (ja) * | 1989-05-16 | 1999-02-17 | マツダ株式会社 | 加圧鋳造方法 |
| JP4237576B2 (ja) | 2003-08-11 | 2009-03-11 | 富士重工業株式会社 | 内燃機関のピストン |
| DE102005027540A1 (de) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Ks Kolbenschmidt Gmbh | Verkürzung der Taktzeit bei der Serienherstellung von Kolben für Brennkraftmaschinen |
| CN102941334B (zh) * | 2012-11-27 | 2015-07-01 | 山东圣泉新材料股份有限公司 | 一种铸造加压系统及铸造加压方法 |
| DE102014216517A1 (de) | 2014-08-20 | 2016-02-25 | Mahle International Gmbh | Gießwerkzeug und Verfahren zur Herstellung eines Kolbens für einen Verbrennungsmotor |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5393120A (en) * | 1977-01-27 | 1978-08-15 | Honda Motor Co Ltd | Fiber reinforcement complex portion material and its preparation |
| ZA80110B (en) * | 1979-06-29 | 1980-12-31 | Goodyear Tire & Rubber | Pneumatic truck tire |
| JPS568706A (en) * | 1980-06-23 | 1981-01-29 | Ohtsu Tire & Rubber Co Ltd | Bead-part holding member for air-tire wheel |
-
1981
- 1981-11-20 JP JP18633181A patent/JPS5886968A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0667705U (ja) * | 1993-03-02 | 1994-09-22 | 株式会社こあ | 伸縮脚付作業小屋 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5886968A (ja) | 1983-05-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0143330B1 (en) | Reinforced pistons | |
| JP3212245B2 (ja) | 鋳造方法及び鋳造装置並びに鋳造品 | |
| US5058653A (en) | Process for lost foam casting of metal parts | |
| US4506721A (en) | Method for production of fiber-reinforced composite material | |
| KR920003685B1 (ko) | 금속제품의 압착성형방법 | |
| JP3253605B2 (ja) | 鋳ぐるみ用鋳鉄部材、それを用いた鋳ぐるみ製品、及び鋳ぐるみ用鋳鉄部材の製造方法 | |
| US20040182200A1 (en) | Iron based sintered body excellent in enveloped casting property in light metal alloy and method for producing the same | |
| US11420253B2 (en) | Aluminum casting design with alloy set cores for improved intermetallic bond strength | |
| US5074352A (en) | Method for manufacturing ceramic reinforced piston | |
| US4966221A (en) | Method of producing aluminum alloy castings and piston made of aluminum alloy | |
| US6103397A (en) | Metallic porous product and composite product thereof and method of producing the same | |
| US6070323A (en) | Piston for internal combustion engine and material therefore | |
| US5161595A (en) | Process for the lost foam casting, under low pressure, of aluminium alloy articles | |
| JPH0225700B2 (ja) | ||
| JP2001276961A (ja) | 金属多孔予備成形体及び該成形体を用いた金属複合部材の製造方法 | |
| US5273098A (en) | Removable cores for metal castings | |
| JPH11138251A (ja) | 窒化アルミニウム−アルミニウム系複合材料及びその製造方法 | |
| JPS6021306A (ja) | 複合強化部材の製造方法 | |
| US6964292B2 (en) | Process of fabricating castings provided with inserts, with improved component/inset mechanical cohesion, and an insert usable in the process | |
| CN1059302A (zh) | 金属制品失泡沫压力铸造方法 | |
| JPS62286660A (ja) | 耐摩耗性複合部材及びその製造法 | |
| JPS61166935A (ja) | 耐摩耗性に優れた複合部材およびその製造方法 | |
| JPS5922272Y2 (ja) | ピストン | |
| JPS606265A (ja) | 繊維複合部材の製造方法 | |
| JP6867255B2 (ja) | 低熱膨張係数で高い密着性を有する複合体 |