JPH02129604A

JPH02129604A - 光導波路シート

Info

Publication number: JPH02129604A
Application number: JP63281381A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Fukushima; 哲夫福島; Kenichiro Suetsugu; 憲一郎末次; Munekazu Nishihara; 宗和西原; Junji Ikeda; 順治池田
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-11-09
Filing date: 1988-11-09
Publication date: 1990-05-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ファクシミリ等において画像情報の読取りに
使用する光導波路シートに関する。

（従来の技術）従来のファクシミリ等における画像情報の読取りには、
外周に光吸収層を有する光学繊維を複数、平板状に配列
してなる光学シートを用いたり、重合性単量体を含浸さ
せた透明なプラスチックシートに、重合条件を制御しな
がら光または電子線を照射し、かつ、適正な熱処理を行
なうことによって、上記プラスチックシート中に低屈折
率の散乱体部分を形成した光導波路シートを使用してい
た。

第７図ないし第９図は、そのような従来の画像情報の読
取りシートの具体例を示している。

第７図は従来例１として、光学シート２１を示す斜視図
で、コア部２２とクラッド部２３により構成した光学繊
維２４を並列に複数配列し、それらの外周に光吸収層２
５を充填することにより形成されている。

また第８図は従来例２として、光導波路シート２６を示
す一部破断斜視図で、２７は光または電子線を照射して
重合性単量体を、ベースを形成する透明プラスチックと
反応、重合させた部分であり、この部分は屈折率が低く
、かつ、重合条件の制御と熱処理により光の散乱体が内
部に形成されており、これらはクラッド層として機能す
る（以下。

クラッド層という）、また２８はベースを構成する透明
プラスチックの屈折率が、上記の処理によっても変化し
ていない部分で、コアとなる部分である（以下、コア部
という）。

第９図は前第８図の光導波路シート２６の矢印Ａ方向の
断面を示しており、２９は散乱体、３０はコア部３１お
よびクラッド層３２それぞれの屈折率の組合せによって
決る間口角よりも大きな角度で入る入射光、３０ａは散
乱体２９がないとした場合の入射光３０の進行路、３３
は上記開口角よりも小さな角度で入る入射光である。ま
た３４は原稿面、３５はフォトセンサー面、３６は散乱
光である。

いま、照明された原稿面３４からの反射光の中で、上記
した開口角より小さな角度で入る入射光３３は、コア部
３１と、クラッド層３２の境界で反射を繰返しながら、
フォトセンサー面３５に到達するが、その反射の際に境
界部分に散乱体２９が存在すると、そこで光が散乱して
反射効率が低下する。また開口角より大きな角度で入る
入射光３０は、隣接するコア部３１ａに入射しようとす
るが、クラッド層３２に散乱体２９が存在するため散乱
して、極めて微弱な光として隣接するコア部３１ａに漏
れるだけであり、そのため、伝送する画像の解像度を低
下させることはない。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上述した従来例１を構成するには、光学
繊維２４を正しく配列することが極めて困難であり、そ
のため非常に高価となる欠点がある。

また従来例２は製造コストが安価で、画像の分解能も高
いが、クラッド層３２とコア部３１の境界において、入
射光は散乱体２９に反射されるから、原稿面３４の画像
情報を読取った有効光は全反射することなく散乱、軽減
され、フォトセンサー面３５に到る光の透過効率を低下
させる欠点がある。

本発明は上述の欠点を排除して画像の分解能。

および有効光の透過効率が高い、低製造コストの光導波
路シートの提供を目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明は上記の目的を、コア部の外周にクラッド層、お
よびクラッド部を順次形成してなる光導波路複数を平板
状に配列固定し、上記クラッド部には光の散乱体を含ま
せた構成とした光導波路シートによって達成する。

（作　用）以上のように構成する本発明は、コア部とクラッド部と
の間に散乱体を含まないクラッド層を有しているから、
有効光は上記クラッド層とコア部の境界部で全反射しな
がら進行し、散乱体による光の減衰は殆どなく、また、
クラッド部には散乱体を含んでいるから、有効光の漏洩
光で生ずる画像の分解能を低下させず、コントラストを
低下させずに、読取った画像情報等を有効にフォトセン
サーに入射させることが可能である。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の一実施例における光導波路シートの要
部を示す一部破断斜視図で５１は散乱体を含むクラッド
部、２はコア部、３は散乱体を含まないクラッド層であ
る。

第２図は第１図の矢印Ａ方向の断面図である。

４は散乱体、５はコア部２とクラッド層３のそれぞれの
屈折率の組合せで決る開口角より大なる角度で入る入射
光、５ａは散乱体４がないとした場合の入射光５の進路
、６は上記開口角より小さな角度で入る入射光、７は原
稿面、８はフォトセンサー面である。

いま、照明された原稿面７がらの反射光の中で、前記、
開口角より小さな角度で入る入射光６は、コア部２とク
ラッド層３との境界で全反射しながら、フォトセンサー
面８に到達する。また、間口角より大きな角度で入る入
射光５は、コア部２とクラッド層３との境界で全反射せ
ずに、クラッド層３およびクラッド部１を通過して、隣
接するコア部２ａに漏洩しようとするが、クラッド部１
には散乱体４が存在するため、その入射光５は散乱して
、極めて微弱な光しか漏洩しない。っまり光導波路とし
ての画像の解像度を低下させることはない。このときク
ラッド層３が存在しなければ、従来例のように開口角よ
り小さな角度で入る入射光６がコア部２とクラッド部１
の境界で反射する際に、境界部分が存在する散乱体４の
ため反射効率が低下するが、クラッド層３の存在のため
入射光６は高い効率で全反射することになる。

すなわち、本発明は以上のように、原稿面７の画像情報
をフォトセンサー面８に伝達するための光導波路複数を
平板状に配列固定し、光導波路としてのクラッド部には
散乱体を含有させ、コア部とクラッド部の間に散乱体を
有しないクラッド層を形成しているから、画像の解像度
や有効光の透過率が高い光導波路シートが安価に提供さ
れる。

なお、上記の実施例において光導波路として、クラッド
部の散乱体の量が過多であると、クラッドとしての機能
がなくなるが、コア部表面にクラッド層を有するため光
導波路は機能を失することはない。したがって、観点を
変えて言えば、散乱体を含有するクラッド部は有色の枠
体に置き換えることも可能である。

第３図ないし第６図は本発明の光導波路シートの製造方
法を説明する図で、第３図はクラッド部１を成形するク
ラッド型の斜視図、第４図は第３図のクラッド型を用い
てクラッド材料により形成したシートベースの斜視図、
第５図は上記シートベースの条壁部の内側に、さらにク
ラッド材料をコートしたシートの斜視図、第６図は第５
図のシートの条壁部の内側に、コア材料を充填したシー
トの斜視図である。

まず、第３図のように金属、セラミックス、プラスチッ
ク等の材料により、一定のピッチの溝部９を有するクラ
ッド型１０を製作する。その後、クラッド型１０に散乱
体を有するクラッド材料を流し込み、その同化をまって
離型すると、第４図のような条壁部１１を有するシート
ベース１２が得られる。

このときの材料の同化は紫外線照射、加熱、または溶剤
除去等の方法を採ることができる。

次に第５図に示したように、隣接する条壁部１１間に形
成された凹部の内側に、散乱体を含有させないクラッド
材料１３をコートし、硬化させることによりシート１４
を得る。さらに第６図のように散乱体を含有しないクラ
ッド材料をコートして形成した四部１５に、コア材料１
６を充填して固化させると、光導波路シートの半完成品
１７が得られる。

この光導波路シートの半完成品１７の上面に、散乱体を
有するクラッド材料によるシート上に、散乱体のないク
ラッド材料を、所定のピッチでコートしたものを重ねる
ことにより第１図のような完成品が出来上がる。しかし
ながら、上記の工程は繁雑なため、第６図の光導波路の
半完成品１７に散乱体のないクラッド材料を直接コート
しても、第１図の光導波路シートとほぼ同等の機能をも
つ光導波路シー１〜が得られる。

（発明の効果）以上、詳細に説明して明らかなように本発明は。

原稿面の情報をフォトセンサー面に伝達するための光導
波路複数をシート状に形成し、各光導波路のクラッド部
には散乱体を含有させ、コア部と上記クラッド部間に散
乱体を有しないクラッド層を形成した光導波路シートで
あり、解像度および有効光の透過率が高く、製造コスト
も安価な利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の光導波路シートの一部破断
斜視図、第２図は第１図の断面図、第３図ないし第６図
はそれぞれ、本発明の光導波路シートの製造方法を説明
する斜視図、第７図、第８図は、それぞれ従来例を説明
する斜視図および一部破断斜視図、第９図は第８図の断
面図である。１　・・・（散乱体を含む）クラッド部、２・・・コア
部、　３　・・・クラッド層、４　・・・散乱体、　５
　・・・（開口角より大きな角度で入る）入射光、　５
ａ・・（散乱体４がない場合の）入射光５の進路、　６
　・・・（開口角より小さな角度で入る）入射光、７・
・・原稿面、　８・・・フォトセンサー面。特許出願人　松下電器産業株式会社第図第図第図第図１２：／−トヘ′−人第図第図第図１７Ｌ１波路ラド（千冗爪ｃｉｉ７）第図

Claims

【特許請求の範囲】

コア部の外周にクラッド層と、光の散乱体を含有させた
クラッド部を順次形成してなる光導波路複数を、平板状
に配列固定した構造を特徴とする光導波路シート。