JPH01300876A - 魚肉煉製品の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、魚肉煉製品の製造装置に関する。

〔従来の技術〕

近年、かに足の棒内と酷似した魚肉煉製品は、一般家庭
で重宝されている。これは、スケソウ鱈のような比較的
安価なものを原材料にしてこれを加工して得られたもの
であることはよく知られている。

ところで、同魚肉煉製品の製造装置は、魚肉すり身を含
む材料からなるシートを製品にするために、少な（とも
、加熱手段、冷却手段、および切断手段を備えている。

これを詳しく述べると、同装置によれば、魚肉をすり身
にして煉り上げ一定幅のシート状にしたものを長さ方向
に連続的に送りながら前記加熱手段（加熱器）で熱を加
え、同加熱されたものは、製品のべとつきをなくすため
、その連続的な送り状態を保ちつつ冷却手段で冷やされ
るようになっている。前記かに足棒内状製品を製造する
場合、前記シートをかに足棒内状に成形するための成形
手段の一部を構成している。

すなわち、成形手段は裁断機（切断手段）と集束機から
なっていて、前記冷却されて送られてくるものは、前記
裁断機により櫛歯状（すだれ状）の切れ目が入れられて
のち、そのものが前記集束機で順次棒状に束ねられて成
形されるようになっているのである。そのあと、束ねら
れたものは、前記給送方向に直交するように順次寸断さ
れてゆき、目的とする棒状製品が得られるようになって
いる。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記製造装置は加熱手段のあとに冷却手段を備えている
が、従来、同冷却手段は、コンベアによって加熱された
ものを給送して自然冷却する、いわゆる放冷方式のもの
に過ぎなかった。同放冷方式の冷却手段によれば、冷却
に時間がかかるのでかなりの長さのコンベアを必要とし
、その結果、製造装置全体が大きくしかも複雑化して、
装置のコンパクト化ならびにコストダウンが十分図れな
かった。しかも、前記放冷方式では室温に頼るので、夏
期等においては今一つ十分な冷却が得られず、その結果
、次の裁断に乱れがでて、製品を一定の良品質に保つこ
とができなかった。

前記事情に鑑みて、この発明は、得られる製品が常に一
定の良い品質に保たれ、かつ、装置がよりコンパクトで
しかも安価になるようにすることを課題とする。

〔課題を解決するための手段〕

前記課題を解決するため、この発明は、冷却手段が、少
なくとも強制冷却手段を備えるようにしている。

〔作　　　用〕

冷却手段として強制冷却手段を備えていると、気候条件
等に影響されず常に目的とする冷却状態になって裁断等
の成形に好適な状態が得られる。

冷却に時間がかからないようになって、長いコンベアが
必要でなくなる。

〔実　施　例〕

以下に、この発明を、その実施例をあられした図面を参
照しつつ詳しく説明する。

第１図ないし第４図は、この発明にかかる魚肉煉製品の
製造装置の一実施例をあられしている。

この魚肉煉製品の製造装置では、すり身を含む材料が一
定幅に成形されてなるシートがその始端から終端まで連
続的に送られ、その間にさらに加熱、冷却、切断を加え
るようになっており、第１図にみるように、加熱器（加
熱手段）１を備えているとともに、同加熱器１の次の段
階、に放熱用コンベア２を備えている。同コンベア２は
冷却手段の前段階を構成している。同コンベア２の次の
段階には他の冷却手段を構成する強制冷却機３が配置さ
れている。同冷却機３に続いて、成形手段の１つたる裁
断機（切断手段）４、および集束機５が配置されている
。前記裁断機４は、複数配列されたカッターディスクを
備えたもので、冷却されてきたものにその給送方向（長
さ方向）に連続的に櫛歯状（すだれ状）の切れ目を入れ
るようになっており、前記集束機５は、櫛歯状の切れ目
が入れられたものが順次棒状に束ねられるようになって
いる。最終段階として、切断機６が配置され、束ねられ
たものはこれによって前記給送方向に直交するように順
次寸断される。

ところで、前記強制冷却機３は、第２図ないし第４図に
みるように、上端を開口した冷却槽１０を備え、同冷却
槽１０にはその内部に冷却水１１が入れられるようにな
っている。この冷却槽１０の内部には、前記冷却水１１
よりも十分低く位置するように前後２本のローラー１２
．１３が回転するように設けられている。前記冷却槽１
ｏの上方には、前記各ローラー１２．１３の上方に少し
ずれるように前後２本のローラー１４．１５が水平に配
置されている。前記ローラー１５の後方には、前記裁断
機４に半製品を導くための他のローラー１６が配置され
ている。前記放冷用コンベア２からのシート状の半製品
２０・・・は、同実施例では３列平行になって第１のロ
ーラー１２に導かれるようになっており、同ローラー１
２を通過した半製品２０・・・は、そのまま第２のロー
ラー１３に導かれるようになっている。これにより、同
半製品２０は垂直下向きにされて前記冷却水１１内に誘
導される。第２のローラー１３からの半製品２０は冷却
水１１内を水平に誘導されて第３のローラー１４を経由
した後、上方の第４のローラー１５へと導かれる。これ
により、同半製品２０は冷却水１１内から出て、第４の
ローラー１５から他のローラー１６へと誘導されるよう
になっている、なお、前記冷却水１１は半製品２０を１
０〜０°Ｃの範囲に冷却するようになっているがこれに
限定されない。前記冷却槽１０には、同種ｌＯの下部に
連通ずる分岐状の導入管１７と、同種１０の上部に連通
ずる導出管１８がそれぞれ接続されている。前記導入管
１７の出口は、冷却がより効果的に行われるように、第
２のローラー１３の外周囲りに（る半製品２０・・・に
それぞれ冷却水を吹きつけるように臨んでいるとともに
、前記導出口Ｉ８は、できるだけ上部の温度の高い冷却
水を取り出すように前記槽１０の上部にその出口が臨ん
でいる。

前記のように、この発明にかかる魚肉煉製品の製造装置
は、冷却手段として少なくとも強制冷却手段を備えてい
るので、気候条件等に影響されず常に目的とする冷却状
態になって裁断等の成形に好適な状態が得られ、製品が
常に一定の良い品質に確保されるようになる。しかも、
強制冷却手段によれば、冷却に時間がかからないように
なって、長いコンベアが必要でなくなり、これにより、
装置がよりコンパクトでしかも安価になる。

なお、前記実施例では、強制冷却手段は冷却水によるも
のであったが、冷却風によるものであってもよい。前記
実施例では、放冷方式と強制方式の冷却手段が組み合わ
せて構成されていたが、強制冷却手段のみで構成される
こともある。前記成形手段は裁断機と集束機からなるも
のであったが、半製品にこのような切り目等を付けない
で、たとえば、円筒状になるように成形するものであっ
てもよい。前記実施例では、裁断機の後に集束機が配置
されていたが、前記集束機の方が裁断機よりも前にくる
ように配置されることがある。

〔発明の効果〕

この発明にかかる魚肉煉製品の製造装置は、以上のよう
に構成されているため、得られる製品が常に一定の良い
品質に確保され、かつ、装置がよりコンパクトでしかも
安価になるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にかかる魚肉煉製品の製造装置の一実
施例をあられした同装置の構成概要図、第２図はその強
制冷却機の一実施例をあられした斜視図、第３図は同冷
却機の縦側断面図、第４図はその上面図である。 １・・・加熱器（加熱手段）　　２・・・放冷用コンベ
ア（冷却手段）　　３・・・強制冷却機（冷却手段）　
　４・・・裁断機（切断手Ｙ１．） 代理人　弁理士　　松　本　武　彦 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　魚肉すり身を含む材料からなる一定幅のシートを長
   さ方向に連続的に送りながら熱を加える加熱手段と、同
   加熱手段で加熱されたシートを連続的に送りながら冷却
   する冷却手段と、前記冷却手段よりも後の段階に配置さ
   れていて連続的に送られてくる冷却後のシートを所望の
   状態に切断する切断手段とを備えている魚肉煉製品の製
   造装置において、前記冷却手段が、少なくとも強制冷却
   手段を備えていることを特徴とする魚肉煉製品の製造装
   置。