JPH01135711A - 養毛料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、特定のα、β−不飽和ケトン構造を有する物
質若しくはそれら物質を主たる成分として含有する精油
を有効成分として配合した新規な養毛料に関し、更に詳
しくは、頭髪及び頭皮の機能を先進又は正常化し、優れ
た養・育毛効果のある養毛料を提供することにある。

［従来の技術］ 従来種々の養毛料が、禿頭、薄毛、フケ、脂漏などの生
理学的諸症状に対し、その予防や治療に用いられてきて
いる。

一般に、五毛料の配合薬剤、いわゆる養毛剤としては、
主に頭皮の血行促進、毛母細胞の活性化、頭皮の脂質分
泌抑制、頭髪への栄養補給などを目的として使用されて
おり、例えば、ビタミンＥ及びその誘導体、塩化カルプ
ロニウム、スウェルチアノーゲン（センブリエキス）、
レインーゲンなどの血管拡張剤、エストラジオール、エ
チニルエストラジオールなどの女性ホルモン剤、パント
テン酸及びその誘導体、セファランチン、モノニトログ
アヤコールなどの皮膚機能元進剤、サリチル酸、レゾル
シン、塩化ベンザルコニウムなどの角質溶解剤・殺菌剤
、グリチルレチン酸、アラントインなどの消炎剤、ビタ
ミン８６などのビタミン類、メチオニン、セリンなどの
アミノ酸類など各種成分が用いられてきた。そして、そ
れらが配合された養毛剤を外用することによりフケ、痒
みを抑え、また脱毛を予防若しくは抑制したり、更には
発毛や育毛を促す効力を発揮させるべく期待されている
。

また、近年男性ホルモンの過剰やアンバランスが脱毛の
原因になると言われ、抗アンドロケン剤の養毛剤への配
合が検討されており、特に男性型脱毛症には活性ホルモ
ンである５α−ジヒドロテストステロンの関与が示唆さ
れ、この生成を抑制すべく研究開発が行なわれている。

すなわち、５α−ジヒドロテストステロンは、毛色内で
テストステロンがテストステロン−５α−リダクターゼ
により還元されて生成することが知られ、このことから
、テストステロン−５α−リダクターゼを阻害すること
で男性型脱毛症の発生を予防し、抑制できると考えられ
、。

テストステロン−５α−リダクターゼを特異的に阻害す
る拮抗剤が検索されている。そして、こうした抗アンド
ロゲン剤として、スピロノラクトン、プロゲステロンな
どの物質が見い出され、養毛剤としての有効性が報告さ
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ 養毛剤は、毛成長や発毛の促進、脱毛の予防、皮脂分泌
の抑制、またフケの発生、痒みに対して効力を有すると
共に、長期連用することから副作用や皮膚刺激性のない
、安全性の高いものが望まれている。

しかし、従来の養毛剤は、−船釣に脱毛のｒ防、頭皮改
善的意味合いで有用であるものの、積極的に発毛・ｎ毛
を促進するものが少なく、養・育毛効果を期待する上で
充分満足し得ないところがあった。

また、面記のプロゲステロンなとは、養毛剤としての効
果に於いて非常に有効であると報じられている反面、ホ
ルモン作用が認められ、それ以外のテストステロン−５
α−リダクターゼ阻害剤であるステロイド系化合物の場
合であっても、多少なりとも好ましくないホルモン作用
が現われる心配があり、この点ても充分満足し得るもの
でなかった。

［問題を解決するための手段］ 本発明者等は、前記事情に鑑み、更に優れた養・育毛効
果を有すると同時にホルモン作用などの悪影響がなく、
安全性の高い養毛剤を得るべく種々検討を重ねた結果、
特定のα、β−不飽和ケトン構造を有する物質若しくは
、それら物質を含有する精油は、優れた養・育毛促進作
用があり、養毛剤として極めて有効であって、しかも安
全性面でも良好であることを見い出し、この知見をもっ
て本発明を完成させるに到った。

すなわち、本発明はプレゴン、ピペリテノン、イソピペ
リテノン、カルベノン、シクロシペノン、ディオスフェ
ノール、カラハナエノン、及びそれら物質を主たる成分
として含有する精油から選ばれる一種又は二種以上を配
合したことを特徴とする養毛剤に関する。

以下、本発明の構成について説明する。

本発明に於いて、必須に用いられるブレボン、ピペリテ
ノン、イソピペリテノン、カルベノン、シクロシペノン
、ディオスフェノール、カラハナエノンは、α、β−不
飽和ケトン構造を有する化合物であり、これら物質とし
ては、合成或いは天然植物から抽出、精製して得られる
精油からｒｒｉｍしたものが使用できる。また、同様に
面記物質を主成分として含有する精油そのものであって
も好適に使用できる。例えば、プレゴンを６５〜９５％
含打しているベニ−ローヤルオイル、マウンテンミント
オイル、アメリカ野生ハツカオイルやピペリテノンを３
０％とプレゴンを６５％含存するメグサバツカオイルな
どが特に好ましい精油として挙げることができる。

そして、本発明に於いてはこれら特定の、α。

β−不飽和ケトン構造を有する物質若しくは精油の中か
ら一種又は二種以上を選択し、必要に応じて組み合せて
配合して用いられる。

配合＋１は所期の目的を達成し得る面記物質の有効量を
用いることが肝要であり、限定的ではないが最終製品の
外観、臭いなどを考慮し、養毛剤基材中実質的に０．０
０１〜５．０重量％、好ましくは０．１〜３．０重量％
の範囲で用いればよい。

かくて、本発明による前記特定の物質若しくは錆油は、
頭髪・頭皮に適用されることにより、その機能の光道又
は正常化を促し、優れた養・育毛効果が発揮される。ま
た、前記特定の物質及び蹟油はヒトでのパッチテスト、
家兎を用いた連続塗布試験による動物テストにより、皮
膚刺激かなく安全性が高いことも確認実証している。

尚、本発明による養毛剤は、常法に従い、通常頭髪用製
品として知られている種々の形態の基材に配合して適用
することができる。これらを具体的に例示するとヘアト
ニック、ヘアリキッド、ヘアローション、ヘアクリーム
、ヘアリンス、ヘアシャンプー、ヘアセットローション
、ヘアスプレー、ヘアバック等が挙げられる。

そして、それら基材を構成する成分としては、精製水、
アルコール類、多価アルコール類、鉱物油・油脂類・高
級脂肪類・高級アルコール等の油剤、界面活性剤、美肌
用成分、紫外線吸収剤、増粘剤、色素、防腐剤、香料等
、通常化粧品に使用可能な成分から適宜選択して用いれ
ばよい。

また、本発明に於いては、萌記必須成分以外に通常養毛
剤成分として知られる血管拡張剤、女性ホルモン剤、皮
膚機能光進剤、局所刺激剤、角質溶解剤、消炎剤、殺菌
剤、ビタミン類、アミノ酸類、生薬抽出物類、保湿剤等
を必要に応じて養・育毛効果を一層高めることを期待し
、併用しても何ら差支えない。

［実施例コ 次に本発明について、実施例を挙げて更に説明する。こ
れらは、本発明を何ら限定するものではない。

実施例［１１ 本発明の効果を確認すｇため、以下に示すように、試料
を調製後、養・育毛促進効果試験を実施して評価、検討
を行な）た。

試料の調製 エタノール６０重量％水溶液を用い、表１に示すように
各検体を各濃度で添加して試料とした。尚、添加濃度は
重量％である。

表　　１ 養・育毛促進効果試験 ハートレイ系モルモット（♂）、体重約４００ｇを７匹
、１群とし、各モルモットの背部を除毛し、右側を対照
側として無塗布、左側を試験側として試料（１）〜（１
０）を各々　０．１ｍｌずつ、１日２回、２２日間塗布
した後、塗布部と無塗布部位の体毛をランダムに抜き、
対照側と試験側の体毛長、１０本の平均の差を検定する
ことにより、伸長速度を求めモルモットの体毛の成長に
及ぼす影響を調べた。

その結果を表２に示す。

（以下余白） 表　　２ 全動物数 表２に認められるように、試料（１）〜（９）、すなわ
ち本発明による物質または精油を塗布した場合には、い
ずれも対照側の無塗布部位、またエタノール溶液のみを
塗布したものに比べて、体毛成長が速く、特に試料（１
）〜（４）、（８）〜（９）ではそれが顕著であった。

このように本発明による物質や精油は、毛成長に対して
促進的であり、極めて優れた養毛剤であることがわかる
。

実Ｍｉ例［２］ヘアローシヨン （処方）　　　　　　　　　　　（市１ｉｉ％）（１）
　　カンファー　　　　　　　　　　　０．０５（２）
トウガラシチンキ　　　　　　　　０．１（３）　　ｆ
ｆ１−メントール　　　　　　　　　０．１（４）　ビ
タミンＥアセテート　　　　　　０．０５（句　プレゴ
ン　　　　　　　　　　　　　１．５（６）変性エタノ
ール　　　　　　　　６０．０（７１香料　　　　　　
　　　　　　　　　適量（８）精製水　　　　　　　　
　　　　　残量実施例［３］ヘアクリーム （処方）　　　　　　　　　　　　（重量％）（１）　
　ステアリン酸　　　　　　　　　　０．５（２）　　
スクワラン　　　　　　　　　　　１．０（３）　　流
動パラフィン　　　　　　　　　４０．０（４）ポリオ
キシエチレンセチル　　　１．５エーテル（２０Ｅ、０
．） （四　ポリオキシエチレンセチル　　　２．５エーテル
（’５　Ｅ、Ｏ，） （（へ）　モノステアリン酸ソルビタン　　　１．５（
７）　メチルパラベン　　　　　　　　　０．１（８）
トリエタノールアミン　　　　　　１．０（９）　　　
１．３−ブチレンゲリコール　　　　５．０（１０）　
　ピペリテノン　　　　　　　　　　　１．０（１１）
　　香料　　　　　　　　　　　　　　通量０２）精製
水　　　　　　　　　　　　　残量実施例［４］ヘアシ
ヤンプー （処方）　　　　　　　　　　　　（重量％）（１１ア
ルキルエーテル硫酸ナトリウ　　１６．ロム （２）　　ラウリン酸ジェタノールアミド　　４．０（
３）　　プロピレングリコール　　　　　　２．０（４
）防腐剤　　　　　　　　　　　　　適量（５）色素　
　　　　　　　　　　　　適量（６）　　香料　　　　
　　　　　　　　　　適量（７）　ベニ−ローヤルオイ
ル　　　　　　１．０（８）精製水　　　　　　　　　
　　　　残量尚、実ｔＪへ例　［２］〜［４］は、常法
に従って製造し、製品とした。

［発明の効果］ 以上説明した如く、本発明により、特定のα、β−不飽
和ケトン構造を有する物質若しくはそれら物質を主成分
とする精油が毛成長促進作用を有効に発揮することから
、これらを配合することで、頭髪、頭皮の機能を元進し
、正常化して、養・育毛の促進効果かはかられ、しかも
安全性の高い、Ｎｉめて優れた養毛料が得られたと共に
その提供が可能となったのである。

以　　」二 出願人　株式会社　小林コーセー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プレゴン、ピペリテノン、イソピペリテノン、カ
   ルベノン、シクロシペノン、ディオスフェノール、カラ
   ハナエノン、及びそれら物質を主たる成分として含有す
   る精油から選ばれる一種又は二種以上を有効成分として
   配合したことを特徴とする養毛料。