JPH0987714A - ステーブクーラ - Google Patents
ステーブクーラInfo
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- JPH0987714A JPH0987714A JP24434895A JP24434895A JPH0987714A JP H0987714 A JPH0987714 A JP H0987714A JP 24434895 A JP24434895 A JP 24434895A JP 24434895 A JP24434895 A JP 24434895A JP H0987714 A JPH0987714 A JP H0987714A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のステーブクーラにあった低寿命,熱ラ
チェット変形の問題を、冷却能力を必要以上に向上する
ことなく、また、ステーブクーラの厚み等の構造変更も
ほとんどすることなく解決する。 【解決手段】 炉体鉄皮を炉内熱負荷から保護するステ
ーブクーラである。ステーブクーラ本体11をフェライ
トを含んだオーステナイト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作
し、かつ、その炉内面側に複数の凹み11bを形成する
とともに、これら凹み11bの回りを炉内面側に開口す
る縦横のスリット11dで接続し、これら凹み11b内
に断熱耐火物12を嵌入した構成である。
チェット変形の問題を、冷却能力を必要以上に向上する
ことなく、また、ステーブクーラの厚み等の構造変更も
ほとんどすることなく解決する。 【解決手段】 炉体鉄皮を炉内熱負荷から保護するステ
ーブクーラである。ステーブクーラ本体11をフェライ
トを含んだオーステナイト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作
し、かつ、その炉内面側に複数の凹み11bを形成する
とともに、これら凹み11bの回りを炉内面側に開口す
る縦横のスリット11dで接続し、これら凹み11b内
に断熱耐火物12を嵌入した構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば高炉や反応炉の
鉄皮を熱負荷から保護するためのステーブクーラに関す
るものである。
鉄皮を熱負荷から保護するためのステーブクーラに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば高炉の炉内面側には、鉄皮を炉内
の熱負荷から保護するためのステーブクーラと呼ばれる
水冷金物が設置されている。従来、高炉の巻替周期は7
〜8年程度であったが、鉄鋼各社共、改修費用の削減,
停機による生産量低下抑制等のコスト低下を狙いとし
て、高炉の延命対策が行われており、その結果、高炉寿
命は15〜20年と言われるまでに長寿命化が進んでい
る。
の熱負荷から保護するためのステーブクーラと呼ばれる
水冷金物が設置されている。従来、高炉の巻替周期は7
〜8年程度であったが、鉄鋼各社共、改修費用の削減,
停機による生産量低下抑制等のコスト低下を狙いとし
て、高炉の延命対策が行われており、その結果、高炉寿
命は15〜20年と言われるまでに長寿命化が進んでい
る。
【0003】この高炉延命対策の一つにステーブクーラ
取り替え技術があり、これは、破損,損耗したステーブ
クーラを新規のステーブクーラに交換し、鉄皮保護を行
う技術である。従って、定期的にステーブクーラを交換
すれば、高炉の寿命を決定する要因は炉底煉瓦の侵食量
(残厚)だけとなるので、大幅な高炉長寿命化が図れる
ようになってきている。
取り替え技術があり、これは、破損,損耗したステーブ
クーラを新規のステーブクーラに交換し、鉄皮保護を行
う技術である。従って、定期的にステーブクーラを交換
すれば、高炉の寿命を決定する要因は炉底煉瓦の侵食量
(残厚)だけとなるので、大幅な高炉長寿命化が図れる
ようになってきている。
【0004】しかしながら、ステーブクーラは、球状黒
鉛鋳鉄(FCD )かねずみ鋳鉄(FC)の本体を水冷却しつ
つ炉内面側を耐火物で覆った構成であるから、寿命面で
の制約がある。ステーブクーラ本体の材質としては、当
初はねずみ鋳鉄(FC)で製作されていたが、炉内での高
温酸化欠落,低強度による亀裂の発生があるので、この
対策として、近年では、ほとんどが球状黒鉛鋳鉄(FCD
)に変わってきている。
鉛鋳鉄(FCD )かねずみ鋳鉄(FC)の本体を水冷却しつ
つ炉内面側を耐火物で覆った構成であるから、寿命面で
の制約がある。ステーブクーラ本体の材質としては、当
初はねずみ鋳鉄(FC)で製作されていたが、炉内での高
温酸化欠落,低強度による亀裂の発生があるので、この
対策として、近年では、ほとんどが球状黒鉛鋳鉄(FCD
)に変わってきている。
【0005】ところが、球状黒鉛鋳鉄(FCD )は亀裂が
発生しにくい代わりに、高熱負荷による熱ラチェット変
形(塑性変形が蓄積されてステーブクーラ本体に埋設さ
れた冷却パイプに過度の応力が加わり、破損に至る)の
問題が発生し、また、球状黒鉛鋳鉄(FCD )そのものの
寿命も7〜8年程度が限度である。
発生しにくい代わりに、高熱負荷による熱ラチェット変
形(塑性変形が蓄積されてステーブクーラ本体に埋設さ
れた冷却パイプに過度の応力が加わり、破損に至る)の
問題が発生し、また、球状黒鉛鋳鉄(FCD )そのものの
寿命も7〜8年程度が限度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、新たなステー
ブクーラとして、特開昭59−7882号では、図3に
示すように、炉内面側の鋳物寿命を延ばすために、ねず
み鋳鉄(FC)と球状黒鉛鋳鉄(FCD )の中間的な性質を
もつバーミキュラー鋳鉄1と普通鋳鉄2の二層構造に組
み合わせたものを提案しているが、この特開昭59−7
882号で提案されたものは、バーミキュラー鋳鉄自体
が球状黒鉛鋳鉄(FCD )よりも高温下での耐摩耗性,強
度に劣ることから、現状レベルまでも達しない。
ブクーラとして、特開昭59−7882号では、図3に
示すように、炉内面側の鋳物寿命を延ばすために、ねず
み鋳鉄(FC)と球状黒鉛鋳鉄(FCD )の中間的な性質を
もつバーミキュラー鋳鉄1と普通鋳鉄2の二層構造に組
み合わせたものを提案しているが、この特開昭59−7
882号で提案されたものは、バーミキュラー鋳鉄自体
が球状黒鉛鋳鉄(FCD )よりも高温下での耐摩耗性,強
度に劣ることから、現状レベルまでも達しない。
【0007】また、図4に示す特開昭63−35708
号や、図5に示す実開昭63−30333号では、ステ
ーブクーラの炉内面側に、成形された耐火物3を積層
し、これら耐火物3を耐熱鋼製の煉瓦支持金物4で保持
したものを提案しているが、支持金物自体が薄いので、
高熱負荷域で使用した場合には長寿命を望むべくもな
い。さらに、耐火物を積層した構造であるので、ステー
ブクーラの厚みが増加し、従来のステーブクーラに代え
て部分更新を行った場合には炉内側のプロフィールが悪
化し、炉況悪化の要因になる可能性が大きい。
号や、図5に示す実開昭63−30333号では、ステ
ーブクーラの炉内面側に、成形された耐火物3を積層
し、これら耐火物3を耐熱鋼製の煉瓦支持金物4で保持
したものを提案しているが、支持金物自体が薄いので、
高熱負荷域で使用した場合には長寿命を望むべくもな
い。さらに、耐火物を積層した構造であるので、ステー
ブクーラの厚みが増加し、従来のステーブクーラに代え
て部分更新を行った場合には炉内側のプロフィールが悪
化し、炉況悪化の要因になる可能性が大きい。
【0008】加えて、これらのものは3件とも、炉内側
の耐火物や支持金物が損耗すれば、直接ステーブクーラ
本体に熱負荷が加わるので、前述した熱ラチェット変形
の問題が生じる。なお、熱ラチェット変形単独に対する
防止策としては、その後、背面強冷却型ステーブクーラ
等も提案されているが、冷却能がその分向上するので、
煉瓦損耗時には過冷却となり、炉況に悪影響を及ぼすと
いう問題がある。
の耐火物や支持金物が損耗すれば、直接ステーブクーラ
本体に熱負荷が加わるので、前述した熱ラチェット変形
の問題が生じる。なお、熱ラチェット変形単独に対する
防止策としては、その後、背面強冷却型ステーブクーラ
等も提案されているが、冷却能がその分向上するので、
煉瓦損耗時には過冷却となり、炉況に悪影響を及ぼすと
いう問題がある。
【0009】本発明は、上記したような従来のステーブ
クーラにあった低寿命,熱ラチェット変形の問題を、冷
却能力を必要以上に向上することなく、また、ステーブ
クーラの厚み等の構造変更もほとんどすることなく解決
できるステーブクーラを提供することを目的としてい
る。
クーラにあった低寿命,熱ラチェット変形の問題を、冷
却能力を必要以上に向上することなく、また、ステーブ
クーラの厚み等の構造変更もほとんどすることなく解決
できるステーブクーラを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のステーブクーラは、炉体鉄皮を炉内熱
負荷から保護するステーブクーラにおいて、ステーブク
ーラ本体をフェライトを含んだオーステナイト系耐熱,
耐摩耗性鋳鋼で製作し、かつ、その炉内面側に複数の凹
みを形成するとともに、これら凹みの回りを炉内面側に
開口する縦横のスリットで接続し、これら凹み内に断熱
耐火物を嵌入しているのである。
ために、本発明のステーブクーラは、炉体鉄皮を炉内熱
負荷から保護するステーブクーラにおいて、ステーブク
ーラ本体をフェライトを含んだオーステナイト系耐熱,
耐摩耗性鋳鋼で製作し、かつ、その炉内面側に複数の凹
みを形成するとともに、これら凹みの回りを炉内面側に
開口する縦横のスリットで接続し、これら凹み内に断熱
耐火物を嵌入しているのである。
【0011】
【発明の実施の形態】耐熱,耐摩耗性鋳鋼としては、種
々のものがあり、大別すると、オーステナイト系,炭化
析出物を含んだオーステナイト系,フェライトを含んだ
オーステナイト系,フェライト系(ねずみ鋳鉄(FC)や
球状黒鉛鋳鉄(FCD ))の4種に分けられる。
々のものがあり、大別すると、オーステナイト系,炭化
析出物を含んだオーステナイト系,フェライトを含んだ
オーステナイト系,フェライト系(ねずみ鋳鉄(FC)や
球状黒鉛鋳鉄(FCD ))の4種に分けられる。
【0012】本発明者らが、その代表鋼種の物性をもと
に、炉内面煉瓦損耗時のモデルにて有限要素法による非
定常弾性解析を行った結果、炭化析出物を含んだオース
テナイト系は、熱ラチェット変形に対しては最良である
が、耐熱衝撃性が悪いので、大欠けの可能性があり、不
適当であることが判明した。
に、炉内面煉瓦損耗時のモデルにて有限要素法による非
定常弾性解析を行った結果、炭化析出物を含んだオース
テナイト系は、熱ラチェット変形に対しては最良である
が、耐熱衝撃性が悪いので、大欠けの可能性があり、不
適当であることが判明した。
【0013】また、オーステナイト系は、熱ラチェット
変形が最大(球状黒鉛鋳鉄(FCD )の約3倍程度)とな
り、不適当であることが判明した。これに対して、フェ
ライトを含んだオーステナイト系は、熱ラチェット変形
が、球状黒鉛鋳鉄(FCD )の約1/20程度になること
が判明した。なお、同材質による加熱テストの結果、以
上の結果とほぼ同程度の評価を得た。
変形が最大(球状黒鉛鋳鉄(FCD )の約3倍程度)とな
り、不適当であることが判明した。これに対して、フェ
ライトを含んだオーステナイト系は、熱ラチェット変形
が、球状黒鉛鋳鉄(FCD )の約1/20程度になること
が判明した。なお、同材質による加熱テストの結果、以
上の結果とほぼ同程度の評価を得た。
【0014】そこで、本発明のステーブクーラは、ステ
ーブクーラ本体をフェライトを含んだオーステナイト系
耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作することとした。そして、そ
の炉内面側に複数の凹みを形成し、これら凹み内に断熱
耐火物を嵌入する構成とした。
ーブクーラ本体をフェライトを含んだオーステナイト系
耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作することとした。そして、そ
の炉内面側に複数の凹みを形成し、これら凹み内に断熱
耐火物を嵌入する構成とした。
【0015】すなわち、本発明のステーブクーラでは、
従来、上下2方向しかなかった煉瓦支持金物を、ステー
ブクーラ本体と一体構造とし、かつ、左右方向からも支
持する構造とした。このような上下,左右から支持する
構造の場合、炉内側の金物面積比が大きくなり、冷却能
が向上するので、上下,左右の支持部を薄肉化し、断熱
耐火物と炉内側のステーブクーラ本体の面積比は、少な
くとも、従来通りの50〜60%を確保する。
従来、上下2方向しかなかった煉瓦支持金物を、ステー
ブクーラ本体と一体構造とし、かつ、左右方向からも支
持する構造とした。このような上下,左右から支持する
構造の場合、炉内側の金物面積比が大きくなり、冷却能
が向上するので、上下,左右の支持部を薄肉化し、断熱
耐火物と炉内側のステーブクーラ本体の面積比は、少な
くとも、従来通りの50〜60%を確保する。
【0016】加えて、本発明のステーブクーラでは、前
記した凹みの回りを炉内面側に開口する縦横のスリット
で接続している。これは、断熱耐火物と炉内側のステー
ブクーラ本体の熱膨張差を吸収し、断熱耐火物や炉内側
のステーブクーラ本体への過度の応力発生を抑制するた
めである。
記した凹みの回りを炉内面側に開口する縦横のスリット
で接続している。これは、断熱耐火物と炉内側のステー
ブクーラ本体の熱膨張差を吸収し、断熱耐火物や炉内側
のステーブクーラ本体への過度の応力発生を抑制するた
めである。
【0017】
【実施例】以下、本発明のステーブクーラを図1及び図
2に示す一実施例に基づいて説明する。図1は本発明の
ステーブクーラの一実施例を示す断面図、図2は同じく
斜視図である。
2に示す一実施例に基づいて説明する。図1は本発明の
ステーブクーラの一実施例を示す断面図、図2は同じく
斜視図である。
【0018】図1及び図2において、11はステーブク
ーラ本体であり、従来のステーブクーラと同様、冷却パ
イプ11aを介して内部に供給される冷却水によって冷
却される構造であるが、本発明ではこのステーブクーラ
本体11をフェライトを含んだオーステナイト系耐熱,
耐摩耗性鋳鋼で製作している。
ーラ本体であり、従来のステーブクーラと同様、冷却パ
イプ11aを介して内部に供給される冷却水によって冷
却される構造であるが、本発明ではこのステーブクーラ
本体11をフェライトを含んだオーステナイト系耐熱,
耐摩耗性鋳鋼で製作している。
【0019】ところで、本発明のステーブクーラの製作
時、フェライトを含んだオーステナイト系耐熱,耐摩耗
性鋳鋼を鋳込む際、従来の球状黒鉛鋳鉄(FCD )よりも
注湯温度が上昇する(約1500℃)ので、冷却パイプ
11aの溶損を防止するために、図1に示すように、例
えば外周面をクロムめっきした外管11aa内に、移動
自在に内管11abを挿入した二重管パイプを採用し、
この内管11ab内に、元圧7kg/cm2の窒素ガスを約3
5Nm3/H (重量流量約1000kg/H)以上を供給して冷
却しつつ鋳込むのが望ましい。なお、鋳込み後の本体収
縮については、冷却パイプ11aに対しては圧縮応力が
残留するだけであるので、亀裂発生の原因とはならな
い。また、フェライトを含んだオーステナイト系耐熱,
耐摩耗性鋳鋼は鋳込み後の焼鈍は不要である。
時、フェライトを含んだオーステナイト系耐熱,耐摩耗
性鋳鋼を鋳込む際、従来の球状黒鉛鋳鉄(FCD )よりも
注湯温度が上昇する(約1500℃)ので、冷却パイプ
11aの溶損を防止するために、図1に示すように、例
えば外周面をクロムめっきした外管11aa内に、移動
自在に内管11abを挿入した二重管パイプを採用し、
この内管11ab内に、元圧7kg/cm2の窒素ガスを約3
5Nm3/H (重量流量約1000kg/H)以上を供給して冷
却しつつ鋳込むのが望ましい。なお、鋳込み後の本体収
縮については、冷却パイプ11aに対しては圧縮応力が
残留するだけであるので、亀裂発生の原因とはならな
い。また、フェライトを含んだオーステナイト系耐熱,
耐摩耗性鋳鋼は鋳込み後の焼鈍は不要である。
【0020】11bはステーブクーラ本体11の炉内面
側に、例えば炉内側面積の50〜70%の面積部分に設
けられた複数の凹みであり、これら凹み11b内に断熱
耐火物12を嵌入している。本実施例では、前記したよ
うに、フェライトを含んだオーステナイト系耐熱,耐摩
耗性鋳鋼を鋳込む際、断熱耐火物12と溶鋼が直接接触
する事故を防止し、熱衝撃を緩和するために、断熱耐火
物12と凹み11bの間に、例えばグラスウール製のク
ッション材13を介設したものを示している。
側に、例えば炉内側面積の50〜70%の面積部分に設
けられた複数の凹みであり、これら凹み11b内に断熱
耐火物12を嵌入している。本実施例では、前記したよ
うに、フェライトを含んだオーステナイト系耐熱,耐摩
耗性鋳鋼を鋳込む際、断熱耐火物12と溶鋼が直接接触
する事故を防止し、熱衝撃を緩和するために、断熱耐火
物12と凹み11bの間に、例えばグラスウール製のク
ッション材13を介設したものを示している。
【0021】ところで、フェライトを含んだオーステナ
イト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼は、フェライト系よりも高温
での線膨張係数がやや大きいので、高炉に取り付けて使
用に供した場合には、断熱耐火物12と前記凹み11b
を囲むステーブクーラ本体11の炉内面側部分(以下、
「リブ」という)11cの間に熱膨張差が生じる。
イト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼は、フェライト系よりも高温
での線膨張係数がやや大きいので、高炉に取り付けて使
用に供した場合には、断熱耐火物12と前記凹み11b
を囲むステーブクーラ本体11の炉内面側部分(以下、
「リブ」という)11cの間に熱膨張差が生じる。
【0022】そこで、本発明では、前記凹み11bの回
りのリブ11cに、炉内面側に開口する3〜5mmのス
リット11dを、例えば横方向には300mmのピッチ
で、また、縦方向には1つの凹み11bに対して1本の
割合で設け、複数の凹み11bを縦横のスリット11d
で接続しているのである。なお、このスリット11dの
深さは、凹み11bの深さと同程度とする。
りのリブ11cに、炉内面側に開口する3〜5mmのス
リット11dを、例えば横方向には300mmのピッチ
で、また、縦方向には1つの凹み11bに対して1本の
割合で設け、複数の凹み11bを縦横のスリット11d
で接続しているのである。なお、このスリット11dの
深さは、凹み11bの深さと同程度とする。
【0023】また、前記したスリット11dの奥端に
は、図2に示すように、直径が10mm程度のストップ
ホール11eを設けておくと、スリット11dの奥端の
応力集中によるクラックの進展が避けられ、さらに効果
がある。これらスリット11dやストップホール11e
には、炉内の異物等が混入しないように、クッション性
のモルタル等で目詰めしておくことが望ましい。
は、図2に示すように、直径が10mm程度のストップ
ホール11eを設けておくと、スリット11dの奥端の
応力集中によるクラックの進展が避けられ、さらに効果
がある。これらスリット11dやストップホール11e
には、炉内の異物等が混入しないように、クッション性
のモルタル等で目詰めしておくことが望ましい。
【0024】また、前記リブ11cは、炉内側の厚みを
30〜40mmとし(従来の横リブだけの場合は、70
〜80mm)、図1に示すように、10/100程度の
逆テーパを設けて、断熱耐火物12の脱落を防止するこ
とが望ましい。
30〜40mmとし(従来の横リブだけの場合は、70
〜80mm)、図1に示すように、10/100程度の
逆テーパを設けて、断熱耐火物12の脱落を防止するこ
とが望ましい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のステーブ
クーラは、ステーブクーラ本体をフェライトを含んだオ
ーステナイト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作し、かつ、そ
の炉内面側に複数の凹みを形成するとともに、これら凹
みの回りを炉内面側に開口する縦横のスリットで接続
し、これら凹み内に断熱耐火物を嵌入しているので、断
熱耐火物の脱落が可及的に防止される等によって、寿命
延長が図れるとともに、仮に断熱耐火物が脱落しても熱
ラチェット変形が少なく、冷却パイプに作用する応力を
緩和できる。また、従来のステーブクーラと厚みがほぼ
同程度であるので、部分取り替えを行っても、炉内段差
が生じず、炉内プロフィールは悪化しない。また、強冷
却能ではないので、過冷却による炉況悪化を招かない。
クーラは、ステーブクーラ本体をフェライトを含んだオ
ーステナイト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作し、かつ、そ
の炉内面側に複数の凹みを形成するとともに、これら凹
みの回りを炉内面側に開口する縦横のスリットで接続
し、これら凹み内に断熱耐火物を嵌入しているので、断
熱耐火物の脱落が可及的に防止される等によって、寿命
延長が図れるとともに、仮に断熱耐火物が脱落しても熱
ラチェット変形が少なく、冷却パイプに作用する応力を
緩和できる。また、従来のステーブクーラと厚みがほぼ
同程度であるので、部分取り替えを行っても、炉内段差
が生じず、炉内プロフィールは悪化しない。また、強冷
却能ではないので、過冷却による炉況悪化を招かない。
【0026】なお、本発明のステーブクーラの設置場所
は高炉に限らず、反応炉の水冷金物としても使用可能で
ある。
は高炉に限らず、反応炉の水冷金物としても使用可能で
ある。
【図1】本発明のステーブクーラの一実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明のステーブクーラの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図3】特開昭59−7882号公報に記載されたステ
ーブクーラの説明図である。
ーブクーラの説明図である。
【図4】特開昭63−35708号公報に記載されたス
テーブクーラの説明図である。
テーブクーラの説明図である。
【図5】実開昭63−30333号公報に記載されたス
テーブクーラの説明図である。
テーブクーラの説明図である。
11 ステーブクーラ本体 11b 凹み 11c リブ 11d スリット 12 断熱耐火物
Claims (1)
- 【請求項1】 炉体鉄皮を炉内熱負荷から保護するステ
ーブクーラにおいて、ステーブクーラ本体をフェライト
を含んだオーステナイト系耐熱,耐摩耗性鋳鋼で製作
し、かつ、その炉内面側に複数の凹みを形成するととも
に、これら凹みの回りを炉内面側に開口する縦横のスリ
ットで接続し、これら凹み内に断熱耐火物を嵌入したこ
とを特徴とするステーブクーラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24434895A JP2932977B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ステーブクーラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24434895A JP2932977B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ステーブクーラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0987714A true JPH0987714A (ja) | 1997-03-31 |
| JP2932977B2 JP2932977B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=17117371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24434895A Expired - Lifetime JP2932977B2 (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | ステーブクーラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2932977B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4563591B2 (ja) * | 1999-02-26 | 2010-10-13 | 新日鉄エンジニアリング株式会社 | ステーブクーラー |
| JP2019011486A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | Jfeスチール株式会社 | 冶金炉炉体冷却用ステーブ |
| CN110042181A (zh) * | 2019-05-13 | 2019-07-23 | 武汉科技大学 | 一种应对高炉炉役后期热负荷冲击的方法 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24434895A patent/JP2932977B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2019011486A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | Jfeスチール株式会社 | 冶金炉炉体冷却用ステーブ |
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