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JPH0940913A - 塗料用水性樹脂組成物 - Google Patents

塗料用水性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH0940913A
JPH0940913A JP7213003A JP21300395A JPH0940913A JP H0940913 A JPH0940913 A JP H0940913A JP 7213003 A JP7213003 A JP 7213003A JP 21300395 A JP21300395 A JP 21300395A JP H0940913 A JPH0940913 A JP H0940913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer block
graft
emulsion
polymer
silicon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7213003A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yanagase
昭 柳ケ瀬
Masaharu Fujimoto
雅治 藤本
Masayuki Taku
正幸 田久
Atsushi Nagamine
温 長嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP7213003A priority Critical patent/JPH0940913A/ja
Publication of JPH0940913A publication Critical patent/JPH0940913A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明で、外観の良好な塗膜を形成できる塗料
用水性樹脂組成物の提供。 【解決手段】 ジメチルシロキサンを繰り返し単位とす
る重合体ブロック(A)、ビニル重合性単量体を繰り返
し単位とする重合体ブロック(B)、および該重合体ブ
ロック(A)と該重合体ブロック(B)とに共重合した
ケイ素含有グラフト交叉剤単位(C)から構成される粒
子径が20〜150nmのグラフトブロック共重合体
を、界面活性剤を存在させた水性媒体中に乳化分散させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明で、外観の良
好な塗膜を形成できる塗料用水性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリシロキサン樹脂は、撥水性、耐汚染
性に優れ塗料用樹脂として有用な特徴を持つが、ポリシ
ロキサン樹脂を単独で用いた場合は、その弾性率および
強度が低すぎるために強靱な塗膜が得られにくく、その
用途は狭い範囲に限定されることになる。そのため、従
来よりポリシロキサン樹脂と、アクリル樹脂あるいはポ
リエステル樹脂などを組み合わせてその特徴を生かす工
夫がなされている。
【0003】また、水性塗料は、溶剤系塗料に比べて引
火、中毒および大気汚染の危険性が極めて小さいことな
どからアクリル系、ウレタン系などの様々のタイプが開
発され広く利用されているが、ポリシロキサン樹脂を大
量に含有する水性塗料の実用化に際しては、まだいくつ
かの課題が残されており、一般の塗料用途に広く利用さ
れる迄には至っていないのが現状である。
【0004】特公昭63−23212号公報には、ポリ
シロキサンの側鎖に複数のアルコール性水酸基を導入し
て水溶性塗料を得る方法が開示されているが、このよう
に完全に水に溶解するタイプの塗料には水分散型に比べ
て、樹脂を高分子量化したときの塗料粘度が高くなりす
ぎる点や親水性の官能基が塗膜中に大量に残存して塗膜
の撥水性を確保するのが難しくなる点などの不利が伴
う。
【0005】また、特開平1−315451号公報およ
び特開平2−92974号公報には、ビニル重合性官能
基含有多官能アルコキシシランとビニル重合性モノマー
の共重合によって得られた架橋ポリシロキサンの芯(コ
ア)の表層にビニル重合性官能基を導入し、その上に親
水基を有するアクリルポリマーの殻(シェル)を形成さ
せた、いわゆるコア/シェル型エマルションが開示され
ており、このようなエマルションは優れたチクソトロピ
ー性を有しタレ性が改良されることが開示されている。
しかしながら、この方法で多量のポリシロキサンを導入
しようとすると高価なグラフト交叉剤を大量に仕込むこ
とが必要になり、原料コストが高くなるという問題点を
生じる。
【0006】また、特開平1−161057号公報に
は、シラノールあるいはアルコキシシランを有するシリ
コーン重合体と有機重合体とを非イオン性界面活性剤の
存在下で混合することによって水ベース有機重合体を変
性する方法が開示されており、20%よりも多いシリコ
ーンの導入による耐腐食性の向上が観察されている。し
かしながら、この方法では、重合体の流動性および相溶
性の不足のため、均質な樹脂成分を得ることが難しく、
良好な塗膜の透明性、外観を必要とする用途には不適で
ある。
【0007】また、特開平4−202554号公報に
は、ビニル重合性官能基含有多官能アルコキシシランと
ビニル重合性モノマーとの乳化重合に際しジアルコキシ
ジメチルシランを混合することにより、可撓性のあるコ
ンクリート外壁塗料用エマルション樹脂が得られること
開示している。しかしながら、この方法では、塗装時の
架橋硬化に用いる官能基がアルコキシシランあるいはシ
ラノールであるため、強靱な塗膜を得るためには大量の
アルコキシシランあるいはシラノールを樹脂中に残存さ
せることが必要であり、このため高価なアルコキシシラ
ン化合物を大量に仕込むことが必要になり、原料コスト
が高くなるという問題点を有する。
【0008】一方、水分散性塗料は、溶剤系塗料に比べ
造膜性、乾燥性等に劣るため、良好な塗膜外観を得るこ
とが困難であるという点が、大きな解決課題となってい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な現状に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、
透明で、外観の良好な塗膜を形成できる塗料用水性樹脂
組成物を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジメチルシロ
キサンを繰り返し単位とする重合体ブロック(A)、ビ
ニル重合性単量体を繰り返し単位とする重合体ブロック
(B)、および該重合体ブロック(A)と該重合体ブロ
ック(B)とに共重合したケイ素含有グラフト交叉剤単
位(C)から構成されるグラフトブロック共重合体が界
面活性剤を存在させた水性媒体中に乳化分散されてな
り、該グラフトブロック共重合体の粒子径が20nm以
上150nm以下であり、かつ上記ケイ素含有グラフト
交叉剤単位(C)の含有量が上記した重合体ブロック
(A)およびケイ素含有グラフト交叉剤単位(C)の合
計量に対しケイ素原子を基準にして0.5モル%以上5
0モル%以下であることを特徴とする塗料用水性樹脂組
成物を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の塗料用水性樹脂組成物
(以下、樹脂組成物という)は、グラフトブロック共重
合体が界面活性剤を存在させた水性媒体中に乳化分散さ
れたものよりなる。
【0012】本発明の樹脂組成物を構成するグラフトブ
ロック共重合体は、ジメチルシロキサンを繰り返し単位
とする重合体ブロック(A)(以下、重合体ブロック
(A)という)、ビニル重合性単量体を繰り返し単位と
する重合体ブロック(B)(以下、重合体ブロック
(B)という)およびケイ素含有グラフト交叉剤単位
(C)(以下、グラフト交叉剤単位(C)という)から
構成され、グラフト交叉剤単位(C)は、少なくとも1
個のシロキサン結合を介して重合体ブロック(A)に共
重合され、さらに重合体ブロック(B)にも共重合され
たものよりなる。
【0013】グラフトブロック共重合体におけるグラフ
ト交叉剤単位(C)と重合体ブロック(B)との共重合
は、グラフト交叉剤単位(C)の原料となるグラフト交
叉剤中のビニル重合性官能基と重合体ブロック(B)の
原料となるビニル重合性単量体とをラジカル共重合する
ことによって行うことができる。
【0014】本発明のグラフトブロック共重合体におけ
る重合体ブロック(A)は、ジメチルジクロロシラン、
ジメチルジアルコキシシラン、ジメチルシロキサン環状
オリゴマーなどを原料として合成できる。原料の価格と
得られる樹脂の熱安定性等の性能を考慮すると、重合体
ブロック(A)の原料として最も好適なのは、ジメチル
シロキサン環状オリゴマー(ジメチルサイクリックス)
である。
【0015】また、重合体ブロック(B)を構成するの
に用いられるビニル重合性単量体の例としては、例えば
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメ
タクリル酸アルキル、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル等のアクリル酸アルキル、メタクリル酸シクロア
ルキル、アクリル酸シクロアルキル、メタクリル酸、ア
クリル酸、フマル酸、マレイン酸、メタクリルアミド、
スチレン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。
【0016】重合体ブロック(B)を構成するビニル重
合性単量体のうち、カルボキシル基やアミド基、ヒドロ
キシル基のような極性の高い官能基を有する単量体は、
塗膜の基材への密着性を向上させる効果があるため、重
合体ブロック(B)を構成するビニル重合性単量体中に
0.5重量%以上含有させるのが好ましく、特にカルボ
キシル基含有単量体を0.5重量%以上含有させるのが
好ましい。
【0017】また、グラフト交叉剤単位(C)を構成す
るのに用いられるグラフト交叉剤としては、重合体ブロ
ック(A)と共重合するために分子中に1個以上のシラ
ノール基、アルコキシシリル基またはクロロシリル基な
どの官能基と、重合体ブロック(B)と共重合するため
のビニル基、アリル基、(メタ)アクリロイルオキシ
基、p−ビニルフェニル基等の重合性基を有するものを
挙げることができるが、本発明においては、重合反応
性、コスト面を考慮するとビニル重合性官能基含有アル
コキシシラン化合物が好ましく用いられる。
【0018】ビニル重合性官能基含有アルコキシシラン
化合物の例としては、例えばγ−メタクリロイルオキシ
プロピルメトキシジメチルシラン、γ−メタクリロイル
オキシプロピルジメトキシジメチルシラン、γ−メタク
リロイルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロイルオキシプロピルジエトキシジエチルシラン、
γ−メタクリロイルオキシプロピルジエトキシメチルシ
ラン、γ−メタクリロイルオキシトリエトキシシラン等
が挙げられる。
【0019】グラフトブロック共重合体におけるグラフ
ト交叉剤単位(C)の含有量は、重合体ブロック(A)
およびグラフト交叉剤単位(C)の合計量に対しケイ素
原子を基準にして0.5モル%以上50モル%以下であ
ることが必要であり、0.5モル%未満の場合は得られ
る樹脂塗膜の透明性が低下し、一方、50モル%を超え
ると原料コストの点で不利になることに加えて、縮合時
に脱離するアルコールなどの副生物がラテックスの安定
性や取り扱い性を損なわせ、さらには塗膜性能を損なわ
せるようになる。好ましいグラフト交叉剤単位(C)の
含有量は、上記の基準で0.5モル%以上40モル%以
下であり、さらに好ましくは0.5モル%以上20モル
%以下である。グラフト交叉剤単位(C)の含有量が2
0モル%以下の時に乳化重合により安定してラテックス
を得ることができる。
【0020】また、グラフトブロック共重合体における
重合体ブロック(B)の含有量は、重合体ブロック
(A)、重合体ブロック(B)およびグラフト交叉剤単
位(C)の合計量に対して50重量%以上95重量%以
下であることが好ましい。重合体ブロック(B)の含有
量が50重量%未満の樹脂組成物から形成した塗膜は、
強度が低下する傾向にあり、また、重合体ブロック
(B)の含有量が95重量%を超える場合には、塗膜の
耐水性や耐ブロッキング性が低下する傾向にある。さら
に好ましくは、70重量%以上95重量%以下である。
【0021】本発明の樹脂組成物は、上記の特徴を有す
る樹脂成分が界面活性剤の存在下で水中に乳化分散され
たエマルションの形で提供されるが、エマルションの粒
子径は重量平均粒子径で、20nm以上150nm以下
であることが必要である。エマルションの粒子径が15
0nmを超える場合、塗膜の透明性、外観が悪くなり、
一方、粒子径が20nm未満の場合には、界面活性剤の
使用量が著しく多くなるため、塗膜外観、耐水性などの
塗膜性能が低下するようになる。好ましいエマルション
の粒子径は120nm以下である。粒子径が120nm
以下の場合、グラフト交叉剤の使用量が1モル%以下
(約3重量%以下)でも塗膜の透明性が改善される。
【0022】エマルション中の樹脂成分含有率は、通常
50重量%以下の範囲で任意に選択できるが、濃縮を行
うことにより、さらに高濃度とすることも可能である。
通常のスプレー塗装に供する場合には、塗工性および塗
膜性能を考慮すると15〜45重量%の含有率が好まし
い。
【0023】本発明で使用される界面活性剤の種類は特
に限定されないが、重合時の安定性の点からアニオン性
界面活性剤を用いるか、もしくは酸性界面活性剤を使用
した後中和するのが好ましい。使用できる界面活性剤と
しては、例えばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキル硫酸ナトリ
ウム、アルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホ
ン酸等が挙げられる。
【0024】本発明の樹脂組成物における界面活性剤の
添加は、グラフトブロック共重合体の重合時、重合終了
後、または樹脂組成物の配合時において行われる。
【0025】本発明の樹脂組成物の製造方法は特に限定
されないが、例えば重合体ブロック(A)の原料である
環状ジメチルシロキサンオリゴマーおよびグラフト交叉
剤単位(C)の原料であるビニル重合性官能基含有アル
コキシシランを酸性乳化剤の存在下で乳化重合し中和し
た後に、重合体ブロック(B)の原料であるビニル重合
性単量体を添加しラジカル重合開始剤の存在下でグラフ
ト共重合することにより製造できる。
【0026】環状ジメチルシロキサンオリゴマーおよび
ビニル重合性官能基含有多官能アルコキシシランの合計
量と、水との比率は任意に選択できるが、重量比にて
1:1〜1:9の範囲が好ましい。
【0027】酸性乳化剤は、環状ジメチルシロキサンオ
リゴマーを開環できるものであればよく特に限定されな
いが、容易に入手でき、かつ重合に適した酸性乳化剤の
例としては、例えばドデシルベンゼンスルホン酸が挙げ
られる。酸性乳化剤の好ましい使用量は、目的とするエ
マルションの粒子径、固形分量、重合温度および他の界
面活性剤の併用により変化するが、シロキサンの重合を
速やかに進行させ、粒子径を容易に低下せしめるために
は環状ジメチルシロキサンオリゴマーとビニル重合性官
能基含有多官能アルコキシシランの合計量に対して3重
量%以上用いるのが好ましい。
【0028】シロキサンの重合温度は、特に限定されな
いが、少なくとも一度は60℃以上の熱履歴を受けるこ
とが好ましく、さらに好ましくは75℃以上である。
【0029】エマルション中のシロキサン重合体の粒子
径は、原料の予備分散の度合い、乳化剤量、重合温度お
よび原料の供給方法によって制御できる。より小さい粒
子径を有するエマルションは、原料と水を乳化剤の存在
下でホモジナイザーなどの高シェア発生装置により予備
乳化するか、原料または予備乳化液を水中に滴下する
か、乳化剤を増量するか、重量温度を上昇させるかのい
ずれかの方法あるいはこれらの方法を適宜組み合わせる
ことにより得ることができる。
【0030】シロキサンの重合に要する時間は、重合条
件によって変化するが、通常は0.5時間以上1ケ月以
下である。酸性乳化剤の存在下で重合されたシロキサン
重合体中には実質的に未反応のアルコキシシランが残存
しない。得られたシロキサン重合体のエマルションは強
い酸性であるので、シロキサンの重合終了後に中和する
必要がある。
【0031】続いて行われるビニル重合性単量体の乳化
重合に用いるラジカル重合開始剤は、乳化ラジカル重合
に用いられる周知のものが利用できる。ビニル重合性単
量体の仕込み方法は、特に制限されず、一括仕込みある
いは滴下のいずれの方法でもよい。
【0032】本発明の樹脂組成物は、必要に応じて顔
料、安定剤、補助硬化剤、硬化助剤などを含んでもよ
く、さらに他のエマルション樹脂、水溶性樹脂あるいは
粘性制御剤と混合して用いてもよい。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。実施例中の部はすべて重量部である。また、実
施例および比較例における性能の評価は以下に示す方法
を用いて行った。
【0034】(1)粒子径 動的光散乱法にてエマルション中の樹脂粒子径(重量平
均粒子径)を測定した。
【0035】(2)塗膜の透明性、塗膜外観 エマルションにブチルセロソルブを10重量%(対エマ
ルション)添加し、それをガラス板上に塗布した後、9
0℃で3時間加熱して、厚さ約100μmの塗膜を作
り、その得られた塗膜の透明性と塗膜外観を目視評価し
た。なお、透明性の評価は以下に示す基準で判定した。 透明性の評価: ○ 曇りが認められない △ わずかに曇りが認められる × 明らかに白濁が認められる
【0036】〔実施例1〕ジメチルサイクリックス(D
MC.環状ジメチルシロキサンオリゴマー3〜7量体混
合物)95部、γ−メタクリロイルオキシプロピルトリ
メトキシシラン(KBM3)(グラフト交叉剤)5部、
水300部およびドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(DBSNa)(界面活性剤)1部からなる組成物を
ホモミキサーで予備混合した後に、ホモジナイザーによ
り200kg/cm2 の圧力で剪断し、強制乳化してシ
リコーン原料エマルションを得た。
【0037】次いで、水100部およびドデシルベンゼ
ンスルホン酸(DBSA)(酸性乳化剤)20部を攪拌
機、コンデンサー、加熱ジャケットおよび滴下ポンプを
備えたフラスコに仕込み、フラスコ内の温度を85℃に
保ちながら3時間かけて上記のシリコーン原料エマルシ
ョンを滴下した。滴下終了後、さらに1時間加熱、攪拌
を続けた後、得られたエマルションを室温まで冷却し、
ドデシルベンゼンスルホン酸を水酸化ナトリウムにより
中和してシリコーンポリマーエマルションを得た。
【0038】次いで、この得られたシリコーンポリマー
エマルション全量部、水820部および過硫酸カリウム
5部を攪拌機、コンデンサー、加熱ジャケットおよび不
活性ガス導入孔を備えたフラスコに仕込み、70℃に昇
温した後に、窒素雰囲気下で攪拌しながら、メタクリル
酸メチル(MMA)342部、メタクリル酸n−ブチル
(BMA)540部およびメタクリル酸(MAA)18
部の混合物を4時間かけて滴下重合した。滴下終了後、
70℃で1時間保持し、さらに80℃に昇温して1時間
保持した。反応液を室温まで冷却し、アンモニア水によ
り中和してシリコーン・アクリルポリマーエマルション
を得た。得られたエマルションの評価結果を表1に示
す。
【0039】〔実施例2〕シリコーンポリマーエマルシ
ョンの重合時に使用したDBSAの量を5部に変更し、
各原料成分の量を表1に示した様に変更した以外は、実
施例1と同様にしてシリコーン・アクリルポリマーエマ
ルションを製造した。得られたエマルションの評価結果
を表1に示す。
【0040】〔実施例3〕シリコーンポリマーエマルシ
ョンの重合時に使用したDBSAの量を35部に変更
し、各原料成分の量を表1に示した様に変更した以外
は、実施例1と同様にしてシリコーン・アクリルポリマ
ーエマルションを製造した。得られたエマルションの評
価結果を表1に示す。
【0041】〔比較例1〕シリコーンポリマーエマルシ
ョンの重合時に使用したDBSAの量を1部に変更した
以外は、実施例2と同様にしてシリコーン・アクリルポ
リマーエマルションを製造した。得られたエマルション
の評価結果を表1に示す。
【0042】〔比較例2〕シリコーンポリマーエマルシ
ョンの重合時に使用したDBSAの量を0.5部に変更
し、各原料成分の量を表1に示した様に変更した以外
は、実施例1と同様にしてシリコーン・アクリルポリマ
ーエマルションを製造した。得られたエマルションの評
価結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、透明で、外観の
良好な塗膜を形成できるので、ポリシロキサンを含有す
る水性エマルション塗料用樹脂として、例えば艶出しの
ための紙の表面加工剤、内外装用建材の塗料、各種の表
面処理剤等の様々な塗料用途に利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶺 温 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社中央研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルシロキサンを繰り返し単位とす
    る重合体ブロック(A)、ビニル重合性単量体を繰り返
    し単位とする重合体ブロック(B)、および該重合体ブ
    ロック(A)と該重合体ブロック(B)とに共重合した
    ケイ素含有グラフト交叉剤単位(C)から構成されるグ
    ラフトブロック共重合体が界面活性剤を存在させた水性
    媒体中に乳化分散されてなり、該グラフトブロック共重
    合体の粒子径が20nm以上150nm以下であり、か
    つ上記ケイ素含有グラフト交叉剤単位(C)の含有量が
    上記した重合体ブロック(A)およびケイ素含有グラフ
    ト交叉剤単位(C)の合計量に対しケイ素原子を基準に
    して0.5モル%以上50モル%以下であることを特徴
    とする塗料用水性樹脂組成物。
JP7213003A 1995-07-31 1995-07-31 塗料用水性樹脂組成物 Pending JPH0940913A (ja)

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