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JPH09312408A - 太陽電池モジュールの製法 - Google Patents

太陽電池モジュールの製法

Info

Publication number
JPH09312408A
JPH09312408A JP8128220A JP12822096A JPH09312408A JP H09312408 A JPH09312408 A JP H09312408A JP 8128220 A JP8128220 A JP 8128220A JP 12822096 A JP12822096 A JP 12822096A JP H09312408 A JPH09312408 A JP H09312408A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic elastomer
layer
film
solar battery
layer film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8128220A
Other languages
English (en)
Inventor
Jirou Iwashiro
二朗 岩代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP8128220A priority Critical patent/JPH09312408A/ja
Publication of JPH09312408A publication Critical patent/JPH09312408A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】貼り合わせた各部材間の接着力が充分強力で、
しかも生産性が良好な太陽電池モジュールの製法を提供
する。 【解決手段】片面に熱可塑性エラストマー層1を積層し
た第1の2層フィルム7と、同様に基板フィルム4の片
面に熱可塑性エラストマー層2を積層した第2の2層フ
ィルム8とで太陽電池セル9を挟み、常温の減圧雰囲気
下で加熱溶融軟化させて、両エラストマー層と太陽電池
セルを互に密着させたのち、大気圧雰囲気に戻して冷却
固化させて太陽電池セル9を封止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として電力用
として用いられる太陽電池モジュールの製法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】太陽光エネルギーを直接電気エネルギー
に変換するデバイスである太陽電池は、必要な単位電
力を端子から取り出せること、長年の使用に耐える耐
環境性があること、ユニットとしての取扱性がよいこ
と等の必要のため、太陽電池セルがパッケージングされ
たいわゆる太陽電池モジュールとして使用される。この
ような太陽電池モジュールのうち、電力用モジュール
は、信頼性,耐環境性および低価格等の要請から、スー
パーストレート方式のものが多く採用されている。
【0003】上記スーパーストレート方式の太陽電池モ
ジュールは、一般に、図8に示すように、受光面側に配
設された透明のガラス板40の下側に、EVA(エチレ
ンビニルアセテート),PVB(ポリビニルブチラー
ル)等の透明な接着樹脂41で、直列もしくは並列に接
続された太陽電池セル42が封入されて貼り合わせら
れ、さらにその下側に湿気の侵入を防止する防湿シート
43が貼り付けられて構成されている。図において、4
4はゴムシール45を介して周辺部に取り付けられる枠
体であり、46は出力リードである。
【0004】上記のようなスーパーストレート方式の太
陽電池モジュールを製造する場合には、一般に、ガラス
板40の上に、接着樹脂シート41a,太陽電池セル4
2,接着樹脂シート41b,防湿シート43の順で重
ね、減圧雰囲気下で加熱して上記接着樹脂シート41
a,41bを溶融接着して貼り合わせることが行われ
る。そして、上記ガラス板40,接着樹脂シート41
a,41b,太陽電池セル42,防湿シート43等を重
ねた貼り合わせ部材48を貼り合わせる方法として、従
来から、単一真空方式と、二重真空方式とが行われてい
る。
【0005】上記単一真空方式は、図9に示すように、
ゴム製の袋47の中に上記貼り合わせ部材48を重ねた
状態で装入し、内部を排気しながらゴム製の袋47全体
を加熱して接着樹脂シート41a,41b等を仮接着し
たのち、そのゴム製の袋47をオートクレーブ内に装入
して大気圧以上に加圧加熱して本接着することが行われ
る。
【0006】一方、上記二重真空方式は、図10に示す
ように、ゴム製のダイヤフラム49で仕切られたふたつ
の真空室50,51を有する装置を使用し、下側真空室
50内に貼り合わせ部材48を装入し、まず、上記両真
空室50,51を同時に排気して上記貼り合わせ部材4
8の各部材間を充分に排気したのち、装置を加熱しなが
ら上側真空室51内を大気圧に戻すことにより、ダイヤ
フラム49が下側真空室50内に膨らむ力を利用して貼
り合わせ部材48を上方から加圧して接着することが行
われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記単
一真空方式では、設備的には簡単なものですむが、内部
を排気すると同時にゴム製の袋47が大気圧で押しつぶ
されて排気コンダクタンスが小さくなり、ある程度以上
の脱気が困難になるという欠点を有している。このた
め、数万Pa程度の真空度しか得られず、貼り合わせ部
材48の各部材間の排気が充分に行われない。また、接
着樹脂41内部の吸蔵ガスを充分に除去することもでき
ないため、貼り合わせ品の接着強度が不充分になるとい
う問題がある。
【0008】一方、上記二重真空方式では、数百Pa以
下の高い真空度を得ることが可能になり、接着樹脂41
内部の吸蔵ガスを充分に除去でき、充分な接着強度が得
られるようになるが、設備的に複雑なものとなるうえ、
貼り合わせ専用の装置として真空室50,51にゴム製
のダイヤフラム49を設置しなければならない。このた
め、設備費用が高価になるという問題がある。また、貼
り合わせ部材48を上側からダイヤフラム49で押さえ
付けて加圧するようになっていることから、複数の貼り
合わせ部材48を積層して貼り合わせ処理をすることが
できないため、装置に装入できる貼り合わせ部材48の
数が限られる。このため、一回のバッチ処理量が少な
く、極めて生産性が悪いという問題もある。
【0009】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、太陽電池セル等の貼り合わせる各部材間の排
気を充分に行うことができて充分な接着力が得られ、し
かも生産性が良好な太陽電池モジュールの製法の提供を
その目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の太陽電池モジュールの製法は、カバーフ
ィルムの片面に熱可塑性エラストマー層が積層形成され
てなる第1の2層フィルムと、基板フィルムの片面に熱
可塑性エラストマー層が積層形成されてなる第2の2層
フィルムとを準備する工程と、上記第2の2層フィルム
の熱可塑性エラストマー層上に太陽電池セルを搭載する
工程と、減圧雰囲気下で加熱することにより上記第2の
2層フィルムの熱可塑性エラストマー層を溶融軟化させ
て上記搭載された太陽電池セルを密着させたのち、大気
圧雰囲気に戻すことにより上記太陽電池セルと熱可塑性
エラストマー層とを接着する工程と、常温雰囲気下で上
記溶融軟化状態の熱可塑性エラストマーを冷却固化させ
る工程と、上記太陽電池セルが接着された第2の2層フ
ィルムの上面に、上記第1の2層フィルムを両2層フィ
ルムの熱可塑性エラストマー層同士が対峙するよう積層
する工程と、減圧雰囲気下で加熱することにより上記両
熱可塑性エラストマー層を溶融軟化させてこれら溶融軟
化した両熱可塑性エラストマー層同士を密着させたの
ち、大気圧雰囲気に戻すことにより上記両熱可塑性エラ
ストマー層同士およびこれら両熱可塑性エラストマー層
とこれらに挟まれる太陽電池セルとを接着する工程と、
常温雰囲気下で上記溶融軟化状態の両熱可塑性エラスト
マー層を冷却固化させることにより太陽電池セルを封止
する工程とを備えたという構成をとる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
詳しく説明する。
【0012】この発明は、カバーフィルムの片面に熱可
塑性エラストマー層が積層形成されてなる第1の2層フ
ィルムと、基板フィルムの片面に熱可塑性エラストマー
層が積層形成されてなる第2の2層フィルムとを使用し
て太陽電池モジュールを製造する。
【0013】太陽電池モジュールに使用する太陽電池セ
ルは、単結晶シリコン,多結晶シリコンあるいはアモル
ファスシリコン等のウェーハに、不純物拡散処理や電極
形成処理等を施して得られる太陽電池セルを、単体で、
もしくは、接続リード等によって直列または並列に接続
したいわゆるセルストリングスの状態で使用する。この
セルストリングスを形成する場合の接続状態や、セル単
体品の枚数,セル単体品の大きさ等のスペックは、必要
とされる単位電力や用途,コスト等によって適宜に選択
され、特に限定されるものではない。すなわち、この発
明において、太陽電池セルとは、セル単体品だけでな
く、セルストリングスの状態のものも含むものとする。
【0014】上記カバーフィルムもしくは基板フィルム
の材質としては、加熱の際に溶融したり変質したりしな
ければ特に限定されるものではなく、各種のものが用い
られる。例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリエ
チレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニ
ル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビニルアルコール,ポリ
カーボネート,セルロースアセテート,飽和ポリエステ
ル,ポリアミド,ポリイミド,ポリスルホン,ポリアリ
レート,ポリエーテルスルホン,ポリエーテルエーテル
ケトン,ポリエーテルイミド,ポリフェニレンサルファ
イド,TPXポリマー,ポリパラキシレン,ポリアミド
イミド,ポリエステルイミド,ポリベンズイミダゾー
ル,フッ化ビニル,アクリル,フェノール,ポリウレタ
ン,エポキシ系樹脂,ユリア系樹脂,メラミン系樹脂,
シリコーン等の樹脂材料、ガラス,セラミックス,金属
アルコキシド等の無機材料、アルミニウム,ステンレス
等の金属材料等各種の材質のものが用いられる。上記カ
バーフィルムもしくは基板フィルムは、単一の材質で使
用してもよく、また、従来から使用されているアルミ箔
をフッ化ビニルフィルムで挟んだ防湿シートのように、
複数種類のシートを積層してラミネートしたものでもよ
い。なお、この発明において、基板フィルムとは、可撓
性のあるシート状のものだけでなく、モジュール基板と
して太陽電池セルを支持しうる板状のものを含むものと
する。
【0015】上記基板フィルムもしくはカバーフィルム
のうち、受光面側に配設される少なくともいずれか一方
は、太陽電池セルに光を照射するため、透明である必要
がある。ここで、本発明において透明とは、JIS R
3106に準じて測定された可視光線透過率の値が80
%以上の場合をいう。そして、上記基板フィルムもしく
はカバーフィルムの光透過率は、光電変換効率を向上さ
せるためにはできるだけ高いことが望まれるが、実際に
は、85%以上のものを使用することが好ましい。な
お、太陽電池モジュールの受光面の反対側に配設される
他方のフィルムは必ずしも透明である必要はない。
【0016】上記熱可塑性エラストマーとしては、透明
で、加熱状態で溶融軟化して密着し、かつ黄変等の変質
をしない材質であれば、特に限定されるものではなく各
種のものが用いられる。例えば、スチレン系,塩化ビニ
ル系,オレフィン系,ポリエステル系,ポリアミド系,
ウレタン系等が上げられる。これらのなかでも、特に、
比較的低温の加熱により溶融軟化して密着するうえ、耐
衝撃特性に優れるという特性を有するため、無黄変タイ
プのポリウレタンエラストマーが好適である。また、こ
の熱可塑性エラストマーも上記基板フィルム,カバーフ
ィルムと同様透明であることが好ましい。
【0017】この発明では、上記太陽電池セル,基板フ
ィルム,カバーフィルムおよび熱可塑性エラストマーを
使用し、つぎのようにして太陽電池モジュールを製造す
る。
【0018】まず、図1に示すように、あらかじめ上記
カバーフィルム3の片面に熱可塑性エラストマー層1を
積層形成し、第1の2層フィルム7を形成する。熱可塑
性エラストマー層1を積層形成する方法としては、特に
限定するものではなく、あらかじめシート状に形成した
熱可塑性エラストマー層1をカバーフィルムの片面に積
層して熱ロールで接合する熱ロールラミネート法、押し
出し機のスリットから熱可塑性エラストマーの溶融フィ
ルムを押し出して、手前から送られるカバーフィルム3
上に積層して冷却固化するエキストルージョンラミネー
ト法、カバーフィルム3上に接着剤を塗布してシート状
の熱可塑性エラストマー層1を積層接着するドライラミ
ネート法等各種の方法が行われる。ここで、熱可塑性エ
ラストマー層1の厚みは、熱可塑性エラストマーの材
質,太陽電池セル9の厚み等によって異なるが、太陽電
池セル9を完全に封止し、また、外部よりの衝撃に対す
る耐久性の維持と光透過率を損なわないという観点か
ら、100〜1000μmの範囲に設定するのが好まし
く、200〜500μmであればさらに好ましい。
【0019】また、図2に示すように、上記基板フィル
ム4上に熱可塑性エラストマー層2を、上記同様各種の
方法であらかじめ積層形成し、第2の2層フィルム8を
形成する。
【0020】ついで、図3に示すように、上記基板フィ
ルム4と熱可塑性エラストマー層2とからなる第2の2
層フィルム8の熱可塑性エラストマー層2上に、太陽電
池セル9を搭載する。図において、5は接続リードであ
る。
【0021】そして、上記太陽電池セル9が搭載された
第2の2層フィルム8を、真空加熱装置に装入して真空
引きする。このときの真空度は、太陽電池セル9と熱可
塑性エラストマー層2との間の隙間の空気を充分排出す
るとともに、熱可塑性エラストマー層2等から吸蔵ガス
を排出して接着性を向上させるという観点から、できる
だけ高いことが望ましいが、実際上は、100〜500
Pa程度に設定され、100〜200Pa程度であれば
さらに好ましい。
【0022】ついで、所定の真空度に達したのち、真空
加熱装置内を加熱することにより、上記熱可塑性エラス
トマー層2を溶融軟化させ、図4に示すように、熱可塑
性エラストマー層2と、第2の2層フィルム8上に搭載
された太陽電池セル9とを密着させる。このときの加熱
温度および加熱時間は、熱可塑性エラストマー層2の材
質等によって異なるが、熱可塑性エラストマー層2を溶
融軟化させて、太陽電池セル9との間に隙間が残らない
ように充分密着させることができる温度と時間に設定さ
れる。図において、6は真空加熱装置である。
【0023】つぎに、熱可塑性エラストマー層2が充分
溶融軟化し、太陽電池セル9と熱可塑性エラストマー層
2とが充分密着したのち、真空加熱装置6内に空気を導
入し、真空から大気圧に戻る際の引圧による加圧作用を
利用して、太陽電池セル9と熱可塑性エラストマー層2
とを接着する。
【0024】そののち、真空加熱装置6のヒータ(図示
せず)を切るか、もしくは上記太陽電池セル9が接着さ
れた第2の2層フィルム8を真空加熱装置6内から取り
出す等して、常温下で冷却することにより、溶融軟化し
た熱可塑性エラストマー層2を冷却固化させる。
【0025】そして、図5に示すように、上述までの工
程で太陽電池セル9が接着された第2の2層フィルム8
の上に、カバーフィルム3と熱可塑性エラストマー層1
とからなる第1の2層フィルム7を、両2層フィルム
7,8の各熱可塑性エラストマー層1,2が対峙するよ
うに積層する。これにより、太陽電池セル9は、両熱可
塑性エラストマー層1,2の間に挟まれる。
【0026】ついで、上記積層された両2層フィルム
7,8を、再び上記真空加熱装置6内に装入して真空引
きする。この真空引きの際も上述した場合と同様に、第
1の2層フィルム7の熱可塑性エラストマー層1と太陽
電池セル9との隙間の空気を充分排出するとともに、熱
可塑性エラストマー層2内等から吸蔵ガスを排出して接
着性を向上させるため、所定の真空度まで真空引きす
る。
【0027】つぎに、所定の真空度に達したのち、真空
加熱装置6内を加熱して、上記両熱可塑性エラストマー
層1,2を溶融軟化させ、図6に示すように、第1の2
層フィルム7の熱可塑性エラストマー層1と第2の2層
フィルム8の熱可塑性エラストマー層2とを密着させ
る。このときの加熱温度および加熱時間は、両熱可塑性
エラストマー層1,2が充分に溶融軟化して、両熱可塑
性エラストマー層1,2の間に隙間が残らないように密
着する温度と時間に設定する。
【0028】つぎに、両熱可塑性エラストマー層1,2
が充分溶融軟化し、相互に充分密着したのち、真空加熱
装置6内に空気を導入して大気圧に戻す。このときの真
空から大気圧に戻る際の引圧を利用して、図7に示すよ
うに、第1の2層フィルム7と、第1の2層フィルム8
とを加圧して上記両熱可塑性エラストマー層1,2同士
を接着して一体化するとともに、上記両熱可塑性エラス
トマー層1,2とこれらに挟まれる太陽電池セル9とを
接着し、一体化された熱可塑性エラストマー層10内に
太陽電池セル9を封入する。
【0029】そののち、真空加熱装置6のヒータを切る
か、接着された両2層フィルム7,8を真空加熱装置6
内から取り出す等して、常温下で冷却することにより、
溶融軟化した両熱可塑性エラストマー層1,2(すなわ
ち、一体化された熱可塑性エラストマー層10)を冷却
固化させて、これらの間に挟まれる太陽電池セル9を熱
可塑性エラストマー層10で封止する。
【0030】以上のような一連の工程により、太陽電池
モジュールを製造することができる。なお、上記説明で
は、真空加熱装置6内で、ひとつの太陽電池モジュール
を貼り合わせる場合を説明したが、これに限定するもの
ではなく、真空加熱装置6内に複数の棚段を設け、1回
のバッチ処理で複数の太陽電池モジュールを貼り合わせ
るようにしてもよい。このようにすることにより、極め
て生産性を向上させることができるようになる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明の太陽電池モジ
ュールの製法は、まず、太陽電池セルを搭載した第2の
2層フィルムを減圧雰囲気下で加熱し、溶融軟化した熱
可塑性エラストマー層と太陽電池セルとを密着させ、大
気圧に戻す際の引圧を利用して接着する。ついで、この
太陽電池セルが接着された第2の2層フィルムに第1の
2層フィルムを積層して減圧雰囲気下で加熱したのち大
気圧に戻すことにより、両熱可塑性エラストマー層に挟
まれる太陽電池セルを封止する。このため、太陽電池セ
ルと両2層フィルムの間および両2層フィルム同士の間
の隙間を充分に排気して接着することができる。したが
って、従来の単一真空方式のように真空度不足で接着強
度不足になることがなく、高い接着強度が得られる。ま
た、貼り合わせる各部材を減圧雰囲気下で加熱できる装
置であれば各種の汎用型の装置を用いることができる。
したがって、従来の二重真空方式と比較しても設備的に
簡単なものですみ、設備費用が安価になる。しかも、減
圧雰囲気から大気圧に戻る際の引圧を利用して加圧接着
を行い、ダイヤフラムを使用しないことから、装置内に
複数段積層した状態での貼り合わせ処理も可能になる。
このため、1回のバッチ処理量が増え、生産性が飛躍的
に向上する。
【0032】つぎに、実施例について説明する。
【0033】
【実施例】下記に示す材料を準備し、先に述べた製造工
程に従って太陽電池モジュールを製造した。なお、製造
工程における諸条件を下記に続けて示す。 〔各種材料〕 カバーフィルム :材質 PVF 寸法 厚み0.050mm×100mm×120mm 基板フィルム :材質 PET 寸法 厚み0.175mm×100mm×120mm 熱可塑性エラストマー:材質 無黄変タイプ透明ポリウレタンエラストマー 厚み 300μm 可視光線透過率 88.8% ヘイズ 1.7% グロス 137% 太陽電池セル :多結晶シリコン太陽電池セル 寸法 厚み0.5mm×97.5mm×25.0mm 枚数 3枚 素子結線 3枚直列 真空加熱装置 :真空オーブン:VAC,タバイ エスペック社製 内寸 600mm×600mm×600mm 〔製造条件〕 真空度 : 各々100Pa 加熱温度 : 各々150℃ 加熱時間 : 各々60分 バッチ処理量 : 60モジュール
【0034】上記のようにして太陽電池モジュールを製
造することにより、貼り合わせ部材間の排気を充分に行
うことができ、接着不良が生じることがなかった。ま
た、1回のバッチ処理で60モジュール分まとめて処理
することができ、生産性も良かった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の2層フィルムを示す断面図である。
【図2】第2の2層フィルムを示す断面図である。
【図3】第2の2層フィルム上に太陽電池セルを搭載し
た状態を示す断面図である。
【図4】上記太陽電池セルが搭載された第2の2層フィ
ルムを真空加熱処理する状態を示す説明図である。
【図5】太陽電池セルが接着された第2の2層フィルム
上に第1の2層フィルムを積層する状態を示す断面図で
ある。
【図6】上記積層された両2層フィルムを真空加熱処理
する状態を示す説明図である。
【図7】真空加熱処理後に大気圧に戻した状態を示す説
明図である。
【図8】従来の太陽電池モジュールを示す断面図であ
る。
【図9】従来の太陽電池モジュールの貼り合わせ工程を
示す断面図である。
【図10】従来の太陽電池モジュールの他の貼り合わせ
工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 熱可塑性エラストマー層 3 カバーフィルム 4 基板フィルム 7 第1の2層フィルム 8 第2の2層フィルム 9 太陽電池セル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーフィルムの片面に熱可塑性エラス
    トマー層が積層形成されてなる第1の2層フィルムと、
    基板フィルムの片面に熱可塑性エラストマー層が積層形
    成されてなる第2の2層フィルムとを準備する工程と、
    上記第2の2層フィルムの熱可塑性エラストマー層上に
    太陽電池セルを搭載する工程と、減圧雰囲気下で加熱す
    ることにより上記第2の2層フィルムの熱可塑性エラス
    トマー層を溶融軟化させて上記搭載された太陽電池セル
    を密着させたのち、大気圧雰囲気に戻すことにより上記
    太陽電池セルと熱可塑性エラストマー層とを接着する工
    程と、常温雰囲気下で上記溶融軟化状態の熱可塑性エラ
    ストマーを冷却固化させる工程と、上記太陽電池セルが
    接着された第2の2層フィルムの上面に、上記第1の2
    層フィルムを両2層フィルムの熱可塑性エラストマー層
    同士が対峙するよう積層する工程と、減圧雰囲気下で加
    熱することにより上記両熱可塑性エラストマー層を溶融
    軟化させてこれら溶融軟化した両熱可塑性エラストマー
    層同士を密着させたのち、大気圧雰囲気に戻すことによ
    り上記両熱可塑性エラストマー層同士およびこれら両熱
    可塑性エラストマー層とこれらに挟まれる太陽電池セル
    とを接着する工程と、常温雰囲気下で上記溶融軟化状態
    の両熱可塑性エラストマー層を冷却固化させることによ
    り太陽電池セルを封止する工程とを備えたことを特徴と
    する太陽電池モジュールの製法。
JP8128220A 1996-05-23 1996-05-23 太陽電池モジュールの製法 Pending JPH09312408A (ja)

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