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JPH09303803A - 床暖房設備 - Google Patents

床暖房設備

Info

Publication number
JPH09303803A
JPH09303803A JP5629597A JP5629597A JPH09303803A JP H09303803 A JPH09303803 A JP H09303803A JP 5629597 A JP5629597 A JP 5629597A JP 5629597 A JP5629597 A JP 5629597A JP H09303803 A JPH09303803 A JP H09303803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor heating
pipe
floor
groove
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5629597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoo Kobayashi
清男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON YUUKI KK
Original Assignee
NIPPON YUUKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON YUUKI KK filed Critical NIPPON YUUKI KK
Priority to JP5629597A priority Critical patent/JPH09303803A/ja
Publication of JPH09303803A publication Critical patent/JPH09303803A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 床暖房装置を比較的容易に製品管理又は品質
管理し得るように、配管方式の床暖房装置を規格・標準
化するとともに、乾式工法により比較的容易に施工し得
る配管方式の床暖房パネルを提供する。 【解決手段】 床暖房パネル1は、平板形状の蓄熱体1
2と、蓄熱体の下面及び/又は周壁を被覆する断熱材1
3と、蓄熱体内に埋設された温水配管3、4とを有す
る。蓄熱体は、床仕上材又は床仕上材の下地材11を取
付け可能な上面を備える。隣接する床暖房パネルの配管
に対して配管3、4を接続可能にする接続手段5、6、
7、8が、蓄熱体の周縁領域に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱媒体流体配管を
備えた床暖房設備に関するものであり、より詳細には、
規格・標準化され且つ乾式工法により容易に施工可能な
配管方式の床暖房設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】温水配管方式の床暖房装置が広く実用に
供されている。この形式の床暖房装置は一般に、温水配
管を床基板上に敷設し、該温水配管上にコンクリート等
を打設し、或いは、セルフレベリング材を流し延べるこ
とにより施工される(例えば、実開昭63─18483
4号公報等参照)。温水熱源に連結された温水配管は、
コンクリート又はセルフレベリング材等に埋設され、温
水熱源から供給された所定温度の温水が温水配管を循環
し、コンクリート又はセルフレベリング材を介して床表
層材の表面温度を上昇させる。また、電気ヒータ方式の
床暖房装置が知られている。この種の床暖房装置は一般
に、床面に配置され且つ電源に接続された面状発熱体を
備える。面状発熱体は、通電時に発熱する抵抗体又は発
熱要素等を含み、抵抗体又は発熱要素は、床表層材の表
面温度を上昇させる。
【0003】更に、温水配管を予め埋設した床暖房パネ
ルが知られている。例えば、この種の床暖房パネルは、
銅管等を埋設したウレタンフォーム等の断熱材又はクッ
ション材を0.6mm厚程度の亜鉛鉄板等の比較的薄い
金属板で被覆した構造を有する。図17は、従来の温水
配管方式の床暖房パネルを敷設した床面の概略平面図で
ある。図17に示す如く、長方形平面形状の各床暖房パ
ネルLは、予め工場等にて埋設された温水配管Pを有
し、配管Pは、多数の曲り部又は屈曲部Bを備える。複
数の床暖房パネルL(L1乃至L4)が、所定の床暖房
領域に敷き詰められ、床暖房パネルL内に埋設された温
水配管Pは、接続部Jにおいて相互に連結され、かくし
て、一連の温水循環方式の配管系統が形成される。温水
往管に接続される取出部E1が床暖房パネルL1に設け
られ、温水還管に接続される取出部E2が床暖房パネル
L3に設けられる。ボイラー等の加熱源にて加熱された
供給温水SWは、温水圧送ポンプ等により取出部E1に
供給され、温水配管Pに循環し、しかる後、取出部E2
を介して、リターン温水RWとして温水還管に還流す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記温
水配管方式の床暖房装置は、コンクリートスラブ等の床
基板上に敷設した配管を上記の如くコンクリート等によ
って被覆することにより施工されるが、このように主に
現場施工に依存した湿式方式の床暖房設備の施工法は、
施工工期の長期化や、施工精度又は品質の不均一性など
を生じさせるばかりでなく、局所的な床暖房装置の補修
・交換又は維持管理等を困難にする。他方、電気ヒータ
方式又は温水配管方式のパネル型床暖房装置は、比較的
熱容量が小さく、熱し易く且つ冷め易い構造を有するの
で、床暖房装置の熱損失等を低減する上で難点がある。
また、上記温水配管方式の床暖房パネルにおいては、温
水がパネル内の配管経路を通過する際に生じる温水の冷
却等により、パネルの表面温度が不均一になってしまう
難点がある。また、上記温水配管方式の床暖房パネルで
は、温水配管は、一般に畳サイズ等のパネル基材内に予
め工場等にて埋設される。このため、各床暖房パネル内
の温水配管は、多数の曲り部又は屈曲部を有し、従っ
て、床暖房パネルの通水抵抗又は水頭圧力損失が非常に
増大する。この結果、温水圧送ポンプ等の容量及び揚程
を過大に設計せざるを得ず、初期設備投資及び床暖房設
備のランニングコスト等が大幅に増大してしまう。しか
も、従来の床暖房パネルにおいては、隣接する床暖房パ
ネルの配管接続部をパネル間領域にて夫々接続せざるを
得ず、施工作業及び施工工程が極めて煩雑化する。更
に、上記温水配管方式の床暖房パネルでは、各床暖房パ
ネルの配管接続部及び配管取出部が予め所定位置に設定
又は限定されているので、設計・施工の自由度が極めて
小さい。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、床暖房装置を比較
的容易に製品管理又は品質管理し得るように、配管方式
の床暖房装置を規格・標準化するとともに、乾式工法に
より比較的容易に施工でき、しかも、十分な保温効果の
持続性を発揮し且つパネル表面温度を均一化することが
できる配管方式の床暖房パネルを提供することにある。
本発明は又、床暖房配管の曲り部又は屈曲部の箇所数を
低減し、床暖房配管の通水抵抗又は水頭圧力損失を低下
させるとともに、床暖房配管の施工工程の簡略化及び設
計・施工の自由度の向上を図ることができる床暖房パネ
ル及び床暖房設備の施工方法を提供することを目的とす
る。本発明は更に、床暖房配管の保守・管理・点検・補
修等の作業を簡素化し得るとともに、床暖房配管の施工
工程の簡略化及び設計・施工の自由度の向上を図ること
ができる床暖房設備及び床暖房設備の施工方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
目的を達成すべく、平板形状の蓄熱体と、該蓄熱体内に
埋設された熱媒体流体の配管とを有する床暖房パネルか
らなり、前記蓄熱体は、床仕上材又は床仕上材の下地材
を取付け可能な上面を備えており、隣接する前記床暖房
パネルの前記配管同士を接続可能にする接続手段が、前
記蓄熱体の周縁領域に配設され、前記熱媒体流体配管
は、少なくとも2本の配管を含む配管列からなり、該配
管列を構成する第1配管における熱媒体流体の流れ方向
と、前記配管を構成する第2配管における熱媒体流体の
流れ方向とは、逆方向に設定されることを特徴とする床
暖房パネルを提供する。本発明の上記構成によれば、熱
媒体流体配管を埋設した蓄熱体を含む床暖房パネルを予
め工場等において所定寸法に製作し、施工現場にて根太
又は床捨張板等の床下地又は床基板上に敷設した後、床
仕上材を蓄熱体の上面に取付けることにより、配管方式
の床暖房装置を施工することができる。床基板上に敷詰
められた各床暖房パネルの配管は、上記接続手段(例え
ば、開閉蓋等を備えたパネル隅部領域に配置された配管
継手等)を介して、隣接パネルの配管に連結され、相互
連通可能な連続配管系を形成する。本発明は又、平板形
状の蓄熱体を有する床暖房パネルからなり、前記蓄熱体
は、熱媒体流体の配管を収容可能な連続溝を上面に備え
るとともに、床仕上材又は床仕上材の下地材を取付け可
能な上面を備えており、前記溝は、少なくとも2本の前
記配管の列を収容可能な幅員を有し、該配管列を構成す
る第1配管における熱媒体流体の流れ方向と、前記配管
列を構成する第2配管における熱媒体流体の流れ方向と
は、逆方向に設定されることを特徴とする床暖房パネル
を提供する。
【0007】本発明の上記構成によれば、配管を埋設可
能な溝を備えた蓄熱体を有する床暖房パネルを予め工場
等において所定寸法に製作し、施工現場にて根太又は床
捨張板等の床下地又は床基板上に敷設した後、熱媒体流
体配管を溝内に配置し、更に、漏洩試験又は耐圧試験等
を実施し、しかる後、床仕上材等を蓄熱体の上面に取付
けることにより、配管方式の床暖房装置を施工すること
ができる。床基板上に敷詰められた各床暖房パネルの配
管は、上記接続手段(例えば、所定の配管継手等)を介
して、隣接パネルの配管に連結され、該配管に相互連通
可能に接続される。また、上記構成によれば、上記蓄熱
体により構成した基部により、床暖房パネル全体の保温
の持続性を向上させることができる。しかも、上記配管
列は、少なくとも2本の配管を含み、また、上記溝は、
少なくとも2本の配管を収容し、更に、第1配管の流れ
方向と、第2配管の流れ方向とは、互いに逆方向に設定
される。従って、熱媒体流体を上記配管に循環したと
き、配管列は、全長に亘って均一な温度分布を呈する。
かくして、上記構成の床暖房パネルによれば、上記蓄熱
体により保温の持続性を確保することができるばかりで
なく、床暖房パネルの温度を平準化することができる。
本発明は更に、平板形状の蓄熱体と、該蓄熱体内に埋設
された熱補給手段と、前記蓄熱体内に埋設され且つ熱交
換装置を介して前記熱補給手段に連結された複数のヒー
トパイプとを有する床暖房パネルからなり、前記熱補給
手段は、実質的に前記蓄熱体の全長又は全幅に亘って延
在し、前記ヒートパイプは、前記熱補給手段から延在
し、前記蓄熱体は、床仕上材又は床仕上材の下地材を取
付け可能な上面を備えており、隣接する前記床暖房パネ
ルの熱補給手段は、相互連結されることを特徴とする床
暖房パネルを提供する。
【0008】本発明の上記構成によれば、予め工場等で
製作された床暖房パネルを施工現場(床暖房設備の施工
領域)に敷設し、温水配管又は電気配線等の熱補給手段
を相互連結、相互接続又は延長し、これにより、床暖房
設備を所定の床暖房領域に配設することができ、しか
も、床暖房領域全体の床暖房パネルを熱源又はエネルギ
ー源に連結又は接続することができる。床暖房パネル内
のヒートパイプには、熱媒体ガスが充填される。上記熱
補給手段は、熱交換装置を介して、ヒートパイプ内の熱
媒体ガスを加熱し、ヒートパイプは、床暖房パネルの表
面又は上面を加熱する。比較的短い距離に亘って熱補給
手段から延びる複数のヒートパイプは、床暖房パネルの
表面温度を均一化することができる。また、上記蓄熱体
が各ヒートパイプの発熱量を蓄熱するので、床暖房パネ
ルは、保温効果を持続することができる。かくて、本発
明の上記各床暖房パネルによれば、現場作業者の熟練度
を要しない程度に配管方式の床暖房装置を規格・標準化
し得るとともに、床暖房パネルの保温効果の持続性を向
上させることができる。しかも、上記床暖房パネルは、
配管を被覆するためのコンクリート打設工程又はセルフ
レベリング材の流延べ工程等の配管被覆作業を実質的に
要しないので、床暖房装置の製品管理又は品質管理を容
易になし得るとともに、乾式工法により比較的容易に施
工することができる。更に、通水方向を互いに逆方向に
設定した配管列を配設し得る上記床暖房パネル、或い
は、熱補給手段及びヒートパイプを備えた上記床暖房パ
ネルによれば、パネル表面(上面)温度をパネル全体に
亘って均一化することができる。
【0009】本発明は更に、上記第2の目的を達成すべ
く、床に敷設可能な平板形状の蓄熱体を有する配管下地
板からなり、前記蓄熱体は、熱媒体流体の配管を収容可
能な複数の上方開口形の連続溝を上面に備えるととも
に、床仕上材又は床仕上材の下地材を取付け可能な上面
を備えており、前記溝は、前記蓄熱体の全長又は全幅に
亘って延在し且つ隣接する配管下地板の前記溝と連続す
るように所定パターンに従って前記蓄熱体に配設され、
前記連続溝は、第1方向に延びる前記配管を収容可能な
第1溝と、第1方向と交差する第2方向に延びる前記配
管を収容可能な第2溝とを備えることを特徴とする床暖
房パネルを提供する。本発明の上記構成によれば、床暖
房パネルを所定の床暖房設備施工領域に敷設し又は敷き
詰めることにより、施工領域全体に分布する配管敷設用
連続溝が形成される。施工者又は作業者は、該連続溝に
沿って配管を敷設し、床暖房用温水管等を施工領域全体
に配管することができる。従って、規格化され且つ工場
等で製作された床暖房パネルの敷設による配管下地作業
と、施工領域に形成された配管用連続溝に対する配管の
敷設作業とにより、床暖房設備の施工を実質的に完了す
ることができるので、床暖房設備の施工を標準化し且つ
正確化し得るとともに、作業を大幅に簡素化することが
できる。また、施工領域全体に敷設された下地パネル
は、複数の下地パネルに跨がって延びる連続溝を形成す
るとともに、溝の交差領域を所定部位に形成する第1方
向の第1溝と第2方向の第2溝とを有し、平面的に下地
パネルを貫通するように配管を敷設できるばかりでな
く、配管の曲り部等を所望の交差領域に選択的に配置し
得る。従って、配管の設計・施工の自由度を向上するこ
とができるとともに、配管の曲り部又は屈曲部の箇所数
を低減することができる。
【0010】本発明は又、床基盤と、該床基盤上に配置
された複数の支柱と、所定寸法及び形状に分割され且つ
前記支柱に支持された床材とを備え、前記床材を選択的
且つ局所的に取外し可能に構成してなる建築物の二重床
構造体を含み、熱媒体流体を循環可能な床暖房配管が、
前記二重床構造体にて画成された実質的に気密な床下設
備空間に配置され、該床暖房配管は、前記床下設備空間
の支柱間領域に配置された連続的な複数の管路を含む管
路集合体からなることを特徴とする床暖房設備を提供す
る。本発明の上記構成によれば、選択的且つ局所的に取
外し可能な床材を備えた所謂フリーアクセスフロア等の
二重床構造体内に床暖房設備配管が配管されるととも
に、床下設備空間は、床暖房配管内を循環する熱媒体流
体により加熱又は加温され、上記床材の表面温度は上昇
し、室内を床暖房する。かかる構成によれば、床材の局
所的な取外し作業により、二重床構造体内の床暖房配管
の保守・管理・点検・補修作業等を簡易に実施し得ると
ともに、二重床構造体の施工工程に相応した床暖房配管
の施工により、床暖房配管を床下に簡易に施工すること
ができる。しかも、床暖房配管の配管経路を支柱間領域
に比較的自由に設定し得るので、床暖房設備の設計・施
工の自由度が大幅に向上する。他の観点より、本発明
は、床暖房設備の施工方法において、平板形状の蓄熱体
を有する配管下地板からなる複数の床暖房パネルを床暖
房設備の施工領域全体に敷設して、該施工領域全体に分
布する配管用連続溝を形成し、前記蓄熱体は、熱媒体流
体の配管を収容可能な複数の上方開口形の連続溝を上面
に備え、前記溝は、前記蓄熱体の全長又は全幅に亘って
延在するように所定パターンに従って前記蓄熱体に配設
され、前記連続溝は、第1方向に延びる前記配管を収容
可能な第1溝と、第1方向と交差する第2方向に延びる
前記配管を収容可能な第2溝とを備えており、床暖房用
配管を前記配管用連続溝内に敷設するとともに、第1溝
と第2溝との交差領域に前記配管の曲げ部を配置し、床
仕上材又は床仕上材の下地材を前記蓄熱体の上面に取付
けることを特徴とする床暖房設備の施工方法を提供す
る。本発明は更に、床暖房設備の施工方法において、床
基盤上に複数の支柱を配置し、所定寸法及び形状に分割
された床材を選択的且つ局所的に取外し可能に前記支柱
により支持し、建築物の二重床構造体を形成し、実質的
に気密な床下設備空間を前記二重床構造体により画成
し、熱媒体流体を循環可能な複数の管路を備えた管路集
合体を前記床下設備空間に配置し、前記床下設備空間の
支柱間領域に床暖房設備配管を配設することを特徴とす
る床暖房設備の施工方法を提供する。本発明の上記構成
によれば、床暖房配管を所定パターンの床暖房パネルの
溝に沿って配置し、或いは、二重床構造体の支柱間領域
の所定配列に沿って配置することにより、床暖房配管の
配管工事を実質的に完了することができるので、床暖房
設備の施工精度又は位置決め精度等を向上し且つ設計・
施工の自由度を大幅に向上することができ、しかも、床
暖房設備の施工は、大幅に簡素化する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
て、蓄熱体及び床材(床仕上材又は床下地材)を一体的
に製造することができ、しかも、これを施工領域に容易
に敷設することができる一体的床暖房パネルが提供され
る。本発明の他の好適な実施形態によれば、実質的に蓄
熱材からなる基部と、基部上に取付け可能な床材とから
なる上下分離可能な床暖房パネルが提供される。好まし
くは、床暖房パネルは、蓄熱体の下面、側壁及び端壁を
被覆する断熱材を備える。本発明の或る好適な実施形態
において、隣接する床暖房パネルの側縁又は端縁は、コ
ーキング材又はシーリング材によって目地処理される。
また、上記蓄熱体として、セラミックスやセメント等の
無機質系素材の単一材料又は混合材料、或いは、合成樹
脂の発泡成形品又は射出成形品、更には、天然木、集成
材、合板又は積層木材等の木質系材料等を好ましく使用
し得る。蓄熱体の熱伝導性能を向上させるために、蓄熱
体材料と親和性を有する金属材料の粒子、長繊維又は短
繊維材料、或いは、炭素素材又は炭素繊維等を蓄熱体に
混入することができる。また、蓄熱体として、所定の蓄
熱性能を有するゲル状流体又は水溶液等の流動化材料を
好ましく使用し得る。
【0012】更に、上記仕上材又は下地材として、木質
系板材、無機質系板材、金属板、合成樹脂板等の成形板
又は成形パネル(以下、成形板という)を使用すること
ができる。好ましくは、成形板の割れ又は亀裂等を防止
し、或いは、成形板の熱伝導性能を向上させるために、
合成繊維又は金属製のネット又はメッシュが、成形時に
成形板又は成形パネルに混入される。上記下地材の上面
には、一般的な建築床仕上材料が、貼着、接着又は係止
手段等により取付けられる。好ましくは、上記床暖房パ
ネルの施工工程において、既に敷設し且つ固定した床暖
房パネルに対して、隣接する床暖房パネルを順次位置決
めし、これにより、床暖房施工領域又は室内全域に亘っ
て均一なパネル型床暖房装置を全面的に形成することが
できる。床仕上材又は床下地材は、一般には、蓄熱体及
び断熱材からなる基部と実質的に同一の平面寸法を有す
る。しかしながら、床仕上材又は床下地材を、隣接する
床暖房パネルの蓄熱体に跨がって配置し、或いは、複数
の床暖房パネルの蓄熱体を全体的に覆うように配置する
ことができる。
【0013】床暖房パネルは、例えば、木造建築物の根
太又は大引上に敷設され、或いは、隣接する根太間の領
域に敷設される。根太又は大引上に合板等の捨板又は下
張を固定し、該捨板上に床暖房パネルを敷設しても良
い。床基盤を構成するALC版、デッキプレート又はキ
ーストンプレート等の上に床暖房パネルを直に敷設し、
或いは、アジャスター又はスペーサ等のレベル調整手段
又は不陸調整手段を床構造体上に配設した後に、床暖房
パネルを敷設することができる。床暖房パネルは、好適
には、実質的に水平な床構造体上に敷設される。例え
ば、コンクリートスラブの如く、或る程度の不陸を有す
る床基盤上に床暖房パネルを敷設する場合、コンクリー
トスラブ等の上面にセルフレベリング材を流し延べ、セ
ルフレベリング材による水平な床面を形成した後に、床
暖房パネルを該床面上に敷設することが望ましい。ま
た、床暖房設備を施工する室内には、棚、備品、家具又
は設備等を配置するために床暖房配管を要しない領域、
或いは、暖房効果を発揮し難い室の隅部領域等の如く、
床暖房設備の施工を実質的に要しない領域が存在し得
る。好ましくは、本発明の床暖房パネルと実質的に同一
の素材、形状及び寸法を有する床パネルが予め用意され
る。この種の床パネルは、床暖房配管を要しない上記領
域に敷設され、室全体に亘って均一な床構造体が施工さ
れる。なお、この種の床パネルにおいては、上記連続溝
を省略することができる。
【0014】本発明の好ましい実施形態において、上記
配管は、平行に隣接配置された一対の温水配管を含み、
該温水配管対は、温水配管が上記蓄熱体全体に亘って比
較的均等な配管密度に分布するように蛇行する。温水配
管対を構成する第1温水配管の通水方向と、該温水配管
対を構成する第2温水配管の通水方向とは、逆方向に設
定され、従って、互いに反対方向に流れる温水流が、隣
接する第1及び第2温水配管に形成される。温水等の熱
媒体流体は一般に、床暖房パネル内を循環する間に冷却
する。流入口に比較的近く、従って、比較的高温の熱媒
体流体(温水)と、流出口に比較的近く、従って、比較
的低温の熱媒体流体(温水)とが、隣接する配管内を流
れるので、配管対の温度は、全長に亘って平均化し、床
暖房パネル全体に亘って比較的均一な温度分布が得られ
る。本発明の或る好適な実施形態によれば、上記配管
は、弾力性を有する管、例えば、ゴム管、エラストマー
管、合成樹脂管、或いは、ゴム、エラストマー又は合成
樹脂等の混合材料の成形管などによって形成される。好
ましくは、合成繊維又は天然繊維等の短繊維補強材をゴ
ム又はエラストマー等の管内素材に混入又は含有してな
る強化管又は補強管が使用される。或る好適な実施形態
において、上記配管は、平行に延びる複数の管路と、該
管路を相互に連結する基板とを備える。
【0015】本発明の他の好適な実施形態によれば、上
記配管は、熱媒体流体が封入されたヒートパイプからな
り、該配管は、熱媒体流体の熱交換手段に関連する。ヒ
ートパイプ配管は、熱交換手段を備え、或いは、熱交換
手段に連結される。熱交換手段は、外部熱エネルギー又
は電気エネルギーが供給される熱交換器を含む。好まし
くは、熱媒体ガスを補給するための補給ノズルがヒート
パイプに配設される。更に好適には、熱交換器は、電
気、温水又は高温空気等の一次エネルギーが供給される
熱源ヒーターを含み、熱源ヒーターを配設した主管が、
床暖房パネルの片側縁領域又は両側縁領域に沿って配設
され、所定間隔を隔てて該主管から分岐した複数の分岐
管が、床暖房パネルの幅員方向に延在し、ヒートパイプ
を構成する。例えば、床暖房パネルは、実質的に床暖房
パネルの全長又は全幅に亘って延在する温水主管と、該
主管から分岐するヒートパイプ分岐管とを備える。温水
主管は、熱源ヒーターを構成し、また、分岐管には、熱
媒体ガスが充填される。熱媒体ガスを封入したヒートパ
イプ分岐管は、熱媒体ガス又は蒸気の移動および蒸発潜
熱の授受による熱移動等を伴う配管系を構成し、熱媒体
ガスは、温水主管の高温水により加熱される。
【0016】本発明の好適な実施形態において、床暖房
パネルは、上記蓄熱体及び断熱材を含む下位基板部と、
上記仕上材又は床下地材を含む上位の仕上板部とを備え
る。施工において、複数の下位基板部が、床暖房装置を
配設すべきコンクリートスラブ等の床基板上に敷設さ
れ、隣接する下位基板部の配管同士が相互連結され、装
置の検査及び性能確認等のために、基板部内の配管の漏
洩試験又は耐圧試験等が実施される。試験による性能等
の確認後に、接着手段、貼着手段、或いは、ビス等の係
止手段などにより、上位仕上板部が下位基板部の上面に
取付けられる。本発明の或る好適な実施形態において、
所定パターンの上記連続溝が各床暖房パネルに形成され
る。各床暖房パネルにおける溝のパターンは、床暖房領
域に連続的に敷設した複数の床暖房パネルの溝同士が相
互に連続ないし連通するように設定される。好ましく
は、種々の施工現場特有のパネル配置及び配管レイアウ
トに容易に適合し得るように、複数の形式の溝パターン
が適宜採用される。例えば、連続溝は、床暖房パネルの
全長に亘って延在する複数の第1溝と、床暖房パネルの
全幅に亘って延在する複数の第2溝とを含み、第1溝と
第2溝とは、直交する。第1溝に沿って延びる配管は、
第2溝により折り返し、隣り合う第2溝に沿って逆方向
に延びる。好ましくは、配管の曲り部分又はエルボー等
を容易に第1溝及び第2溝に収容し得るように、第1溝
と第2溝との交差領域において溝の側壁にテーパが付さ
れ、或いは、面取加工がなされる。
【0017】本発明の或る実施形態において、前記蓄熱
体は、方形平面形状を有し、上記第1溝は、上記蓄熱体
の一辺に平行に延び、上記第2溝は、上記第1溝と直交
する更に好ましくは、第1溝と第2溝との交差領域を形
成する溝の側壁には、配管の曲げ部分に相補するよう
に、面取加工が施される。本発明の他の好適な実施形態
において、隣接する床暖房パネルの端面及び/又は側面
と対向する端面及び/又は側面には、隣接する床暖房パ
ネルの端面及び/又は側面と段継手形式の連結部を構成
する段部が形成される。好ましい変形例として、隣接す
る床暖房パネルの端面及び/又は側面と対向する端面及
び/又は側面には、凹部が形成され、該凹部は、隣接す
る床暖房パネルに挿入された算木部材の実質的に半部を
受入れ、該隣接パネルと協働して、前記算木部材をパネ
ル間接続領域に収容する。本発明に係る床暖房設備の施
工方法の好適な実施形態によれば、連続的に敷設された
複数の前記床暖房パネルは、両端に配置された床暖房パ
ネルの第2溝において配管を折り返し、中間に配置され
た床暖房パネルの前記第1溝は、直線的に延びる真っ直
ぐな配管を収容する直線的な連続溝を形成する。本発明
の或る実施形態によれば、複数の配管回路を構成する複
数の系統の温水配管が、上記第1及び第2溝に沿って配
設され、上記配管は、複数の配管の配管集合体からな
り、該配管集合体を構成する第1配管及び第2配管に
は、温水が互いに反対方向に通水される。好適には、上
記配管は、弾性的又は弾力的に変形可能な管体からな
り、該管体は、基板にて相互連結され、更に、上記管体
は、合成繊維又は天然繊維の短繊維を含有した一体的な
ゴム成形管からなる。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。図1は、本発明の第1
実施例に係る温水配管方式の床暖房パネルの概略平面図
であり、図2は、図1に示す床暖房パネルの縦断面図で
ある。図1には、配管の経路が異なる3種類の形式の床
暖房パネル1(1a、1b、1c)が例示されている。
図1(A)(B)(C)の各図に示す床暖房パネル1
a、1b、1cは、一対の温水配管3(実線で示す)及
び温水配管4(点線で示す)を備える。温水配管3、4
は、対をなして並列に配置され、所謂ペアー管又は配管
列を構成する。
【0019】温水は、温水配管3、4の流入口31、4
1から夫々流入し、温水配管3、4の流出口32、42
から夫々流出する。流入口31及び流出口42が隣接し
且つ流入口41及び流出口32が隣接するので、温水配
管3(以下、第1配管3という)の通水方向と、温水配
管4(以下、第2配管4という)の通水方向とは、互い
に逆方向に設定され、隣接する第1配管3及び第2配管
4の温水は、互いに反対方向に流れる。第1配管3内の
温水温度は、流入口31付近にて比較的高く、流出口3
2付近にて比較的低い。同様に、第2配管4内の温水温
度は、流入口41付近にて比較的高く、流出口42付近
にて比較的低い。第1配管3の中間領域の温度は、流入
口31から流出口32に向かって徐々に低下し、第2配
管4の中間領域の温度は、流入口41から流出口42に
向かって徐々に低下する。隣接する第1及び第2配管
3、4の通水方向が逆方向に設定されているので、配管
列3、4の全体的温度は、配管列3、4の全長に亘って
平均化する。しかも、第1及び第2配管3、4は、床暖
房パネル1aの長手方向に延び且つ端縁領域にて湾曲し
て折り返す蛇行形態に配置され、床暖房パネル1aの全
体に亘って平均的な配管密度に分布するので、床暖房パ
ネル1aの温度分布は、全体的に均一化される。
【0020】図1(A)に示す床暖房パネル1aの配管
経路は、配管取出し部が片側(一方の端縁側)に位置す
る所謂片側取出し形式に設定されており、第1配管3の
流入口31及び第2配管4の流出口42が、図1(A)
において床暖房パネル1aの右上隅部領域に配置され、
第1配管3の流出口32及び第2配管4の流入口41
が、図1(A)において床暖房パネル1aの左上隅部領
域に配置される。上記右上隅部領域には、開閉可能な方
形の第1蓋5が配設され、上記左上隅部領域には、開閉
可能な第2蓋6が配設される。図1(B)に示す床暖房
パネル1aの配管経路は、配管取出し部が右上隅部領域
に位置する所謂右側取出し形式に設定されており、第1
配管3の流入口31及び第2配管4の流出口42が、図
1(B)において床暖房パネル1aの右上隅部領域に配
置され、第1配管3の流出口32及び第2配管4の流入
口41が、図1(B)において床暖房パネル1aの左下
隅部領域に配置される。上記右上隅部領域には、開閉可
能な方形の第1蓋5が配設され、上記左下隅部領域に
は、開閉可能な第3蓋7が配設される。図1(C)に示
す床暖房パネル1aの配管経路は、配管取出し部が左上
隅部領域に位置する所謂左側取出し形式に設定されてお
り、第1配管3の流入口31及び第2配管4の流出口4
2が、図1(C)において床暖房パネル1aの左上隅部
領域に配置され、第1配管3の流出口32及び第2配管
4の流入口41が、図1(C)において床暖房パネル1
aの右下隅部領域に配置される。上記左上隅部領域に
は、開閉可能な方形の第2蓋6が配設され、上記右下隅
部領域には、開閉可能な第4蓋8が配設される。
【0021】各床暖房パネル1は、図2に示す如く、第
1及び第2配管3、4を埋設した基部10と、基部10
の上面に配置された比較的薄い平板状の床下地部材11
とを備える。基部10は、温水配管3、4を埋設可能な
蓄熱体12と、蓄熱体12の両側面、両端面及び下側面
を被覆する断熱材13とを備える。床暖房パネル1を構
成する基部10は、工場等において所定寸法に製作さ
れ、工事現場に搬入され、例えば、木造建築物の大引又
は根太上に敷設される。他の施工例として、大引又は根
太上に敷詰めたベニヤ合板等の捨板又は介装部材上に床
暖房パネル1を敷設し、或いは、隣接する根太の間の領
域に床暖房パネル1を敷設することができる。また、コ
ンクリートスラブ等の床基板上に床暖房パネル1を敷設
する場合、好ましくは、セルフレベリング材の流延べに
より床下地上面を平準化又は水平化した後に床暖房パネ
ル1を敷設する。更には、ALC版又はデッキプレート
等の床基盤上に床暖房パネル1を直に、或いは、適当な
アジャスター又は水準調整手段を介して、敷設しても良
い。各種施工例において、床暖房パネル1の基部10を
水平に支持し得る床下地を形成し、床暖房パネル1を水
平に敷設することが望ましい。
【0022】基部10が根太上等に敷設された後、隣接
する床暖房パネル1の基部10は、側縁同士及び/又は
端縁同士を密接させるように床基板上に順次敷設され、
床暖房領域全域に亘って敷き詰められる。隣接する床暖
房パネル1の配管3、4同士は、第1乃至第4蓋5、
6、7、8を開放し、配管継手等を介して相互連結さ
れ、連続する一対の床暖房配管ないし配管列が床暖房領
域全体に施工される。3種類の床暖房パネル1a、1
b、1cは、適当に組み合わせて使用される。床暖房配
管全体の流入口及び流出口(図示せず)が、床暖房領域
の所定部分、例えば、居室の隅部領域に配置され、ボイ
ラー等の熱源に連結された温水往管及び温水還管が、該
流入口及び流出口に連結される。温水往管及び温水還管
に対する連結前に、配管3、4に対する水圧試験、耐圧
試験及び漏水試験等の所定の試験・検査が実施され、か
かる試験・検査後に、床下地部材11が基部10の上面
に固定される。床下地部材11は、基部10と実質的に
同じ平面寸法を有する。コーキング材又はシーリング材
等のシール材が、隣接する床暖房パネル1の床下地部材
11同士の継目に充填され、更に、床仕上材が床下地部
材11上に取付けられ、かくして、床の内装仕上面が施
工される。備品、家具又は棚等の下方域の如く床暖房配
管の施工を要しない室の部分には、温水配管を内蔵して
いない同一外形及び同一寸法の床パネル(図示せず)を
敷設し、室全体を外見上又は構造上均一に仕上げること
が望ましい。
【0023】図3は、本発明の第2実施例に係る温水配
管方式の床暖房パネルの縦断面図であり、図4は、図3
に示す床暖房パネルの基部の平面図である。図3及び図
4において上記第1実施例の各構成要素又は部材と実質
的に同じ構成要素又は部材については、同一の参照符号
が付されている。床暖房パネル1は、所定の厚さを有し
且つ全体的に方形平板の形態に成形された蓄熱体12
と、蓄熱体12の下面に貼着又は接着された断熱材13
とを備える。蓄熱体12と同じ平面寸法に成形された断
熱材13は、所望の断熱性能を発揮し得る所定厚を有す
る。蓄熱体12は、図4に示すように、床暖房パネル1
の長辺方向に延びる複数の平行な溝14(以下、第1溝
14という)と、床暖房パネル1の短辺方向に延びる複
数の平行な溝15(以下、第2溝15という)とを備え
る。上方に開口する第1溝14及び第2溝15は、所定
間隔を隔てて蓄熱体12の上面に配置され、床暖房パネ
ル1の全長又は全幅に亘って延在する。第1及び第2溝
14、15の深さ及び幅員は、実質的に同じ深さ及び幅
員に設定される。
【0024】図4に示す標準パターンの溝14、15を
刻設した床暖房パネル1は、根太上等に敷設され、隣接
する床暖房パネル1の溝14、15は、連続する一連の
溝を床に形成する。多数の床暖房パネル1が碁盤目状に
床に敷設され且つ固定され、温水配管を配管し得る連続
溝が床暖房領域全体に形成される。長手方向に連続する
床暖房パネル1の溝14は、連続する温水配管を直線状
に敷設可能な線型連続溝を床下地面に形成し、また、床
暖房パネル1の幅員方向に延びる溝15は、温水配管の
曲げ部分を収容可能な折り返し溝を床面に形成する。例
えば、長手方向に連続的に敷設された複数の床暖房パネ
ル1は、両端に配置された床暖房パネル1の溝15にお
いて温水配管を折り返し、中間に配置された床暖房パネ
ル1の溝14は、直線的に延びる真っ直ぐな配管を収容
する直線的な連続溝を形成し、これにより、折り返し部
の箇所数が低減し、従って、圧力損失又は通水抵抗が全
体として軽減した床暖房用温水配管系が、形成される。
なお、床暖房設備を要しない床領域には、温水配管を配
管しない床暖房パネル1、或いは、床暖房パネル1と実
質的に同一外形及び同一寸法の床パネルが敷設され、こ
れにより、床暖房領域を含む室全域に亘って均一な床下
地構造が形成される。
【0025】図4には、床暖房パネル1の各端縁領域に
位置する2本の第2溝15のみが例示的に図示されてい
る。また、図4において上側の端縁領域に例示する第2
溝15は、面取加工を施さずに第1溝14と直交し、他
方、図4において下側の端縁領域に例示する第2溝15
と第1溝14との交差部は、交差領域に面取加工が施さ
れている。第2溝15は、第1溝14内に配置された第
1及び第2配管3、4の曲り部分又は折返し部分を収容
する。殊に、面取加工を施した第2溝15は、比較的曲
率半径が大きい配管の曲げ部分や、エルボー管等を無理
なく収容することができる。これにより、配管の曲げ加
工部分にストレス又は内部応力を残留させることなく配
管工事を施工し得るばかりでなく、配管の通水抵抗又は
水頭圧力損失を軽減することが可能となる。
【0026】図3(B)に示す如く、対をなす第1配管
3及び第2配管4が、第1溝14内に敷設される。隣接
して配置された第1及び第2配管3、4は、第1溝14
に沿って平行に延在し、第2溝15(図4)において曲
り、隣合う第1溝14に沿って逆方向に延在する。この
結果、第1及び第2配管3、4は、上記第1実施例と同
様に、床暖房パネル1上に蛇行形態に配置され、床暖房
パネル1の全体に亘って平均的な配管密度に分布し、ま
た、隣接する第1配管3及び第2配管4の温水は、互い
に反対方向に通水される。図3(C)に示す如く、平板
状の床仕上部材17が、貼着、接着又は係止手段等によ
り、蓄熱体12の上面に固定され、第1及び第2溝1
4、15を閉塞し、かくして、床暖房設備が完成する。
なお、床仕上部材17は、床面を形成する床仕上表層材
を上面に備えており、従って、床仕上部材17の取付け
作業により、床面の内装施工が完了する。
【0027】図5及び図6は、本発明の第3実施例に係
るヒートパイプ方式の床暖房パネルの平面図及び概略縦
断面図である。図5及び図6において上記第1及び第2
実施例の各構成要素又は部材と実質的に同等又は均等な
構成要素又は部材については、同一の参照符号が付され
ている。図5に示す床暖房パネル1は、対をなす第1温
水主管3及び第2温水主管4を備えており、第1及び第
2温水主管3、4は、蓄熱体12内に埋設される。床暖
房パネル1の一方の側縁領域に配置された第1温水主管
3(以下、第1配管3という)は、流入口31及び流出
口32を備える。第1配管3に連結された比較的小径の
分岐管3aが、第1配管3から分岐する。複数の分岐管
3aが第1配管3から直角に延び、各分岐管3aは、床
暖房パネル1の長手方向に所定間隔を隔てて配置され、
第2温水主管4(以下、第2配管4という)の直前にて
終端する。床暖房パネル1の他方の側縁領域に配置され
た第2配管4は、流入口41及び流出口42を備えてい
る。第1配管3と同様に 床暖房パネル1の長手方向に
所定間隔を隔てて配置された複数の小径分岐管4aが、
隣合う分岐管3aの中間領域において第2配管4から分
岐し、各分岐管4aは、各第2配管4から直角に延び、
第1配管3の直前にて終端する。第1及び第2配管3、
4は、比較的高温の温水を通水する熱補給管を構成し、
他方、分岐管3a、4aは、熱媒体ガスが充填されるヒ
ートパイプを構成する。熱交換装置又は熱交換器(図示
せず)が、第1及び第2配管3、4と分岐管3a、4a
との接続部に配設され、該熱交換装置は、第1及び第2
配管3、4の温水の熱量を分岐管3a、4a内の熱媒体
ガスに伝達する。図6には、図5に示す床暖房パネル1
の変形例が示されている。図6に示す床暖房パネル1
は、第2配管4及び分岐管4aを備えず、第1配管3及
び分岐管3aのみを備え、隣合う分岐管3aの相互間隔
は、図5に示す床暖房パネル1の分岐管3aの相互間隔
の実質的に1/2に設定されている。
【0028】図5(B)及び図6(B)に示すように、
第1及び第2配管3、4および分岐管3a、4aは、平
板状に成形された蓄熱体12内に埋設される。断熱材1
3が、貼着手段又は接着手段等により蓄熱体12の両側
面、両端面及び下面に固定され、蓄熱体12の両側面、
両端面及び下面を被覆する。また、床仕上部材17が、
貼着手段又は接着手段等により蓄熱体12の上面に固定
され、かくして、全体的に平板状の一体的なヒートパイ
プ方式の床暖房パネル1が形成される。工場等において
所定寸法に製作された床暖房パネル1は、工事現場に搬
入され、木造住宅の根太等の床下地又は床基板上に敷設
される。隣接する床暖房パネル1は、側縁同士及び/又
は端縁同士を密接させるように床基板上に順次敷設さ
れ、床暖房領域全域に亘って敷き詰められる。所要によ
り、コーキング材又はシーリング材等のシール材が、隣
接する床暖房パネル1の床仕上材17同士の継目等に充
填され、床の内装仕上面が完成する。
【0029】隣接する床暖房パネル1の配管3、4は、
配管継手等を介して相互連結され、隣接する床暖房パネ
ル1同士の流入口31、41と流出口32、42とが相
互連通し、複数の床暖房パネル1を貫通する連続的な熱
補給管が床暖房領域に形成される。一連の熱補給管の両
端は、温水往管及び温水還管に夫々連結される。比較的
高温の温水が、連続する配管系を構成する第1及び第2
配管3、4内に通水され、フロンガス等の熱媒体ガス
が、分岐管3a、4a内に充填される。熱媒体ガスは、
第1及び第2配管3、4に通水された温水の熱エネルギ
ーにて加熱され、分岐管3a、4a内に封入された熱媒
体ガスを介して蓄熱体12及び床仕上材17を加熱す
る。変形例として、電気ヒーター等の熱源を第1及び第
2配管3、4内に配設し、或いは、第1及び第2配管
3、4に代えて蓄熱体12内に埋設しても良い。
【0030】図7は、図3及び図4に示す床暖房パネル
1の施工方法を例示する床暖房パネル1の連結部の縦断
面図であり、図8は、図3及び図4に示す床暖房パネル
1を床暖房設備の施工領域に敷設した状態を例示する床
暖房設備全体の平面図である。床暖房パネル1の端縁及
び/又は側縁は、垂直且つ平坦な端面及び側面に成形さ
れ、隣接する床暖房パネル1同士を突付け形式又は突合
せ形式に相互連結又は相互接続するように形成し得るの
みならず、図7(A)に示す如く、段部18、19を備
えた所謂段継手形式の端面又は側面に成形することがで
きる。図7(A)において、段部18と段部19とは、
互いに相補する形態に形成される。段部18、19の寸
法を適当に調整することにより、隣接する床暖房パネル
1同士の連結又は接続に関する施工誤差又は製品誤差等
を補償し、床暖房パネル1間の隙間を狭小化することが
可能となる。また、段部18、19の寸法調整により、
床暖房パネル1の熱膨張・収縮を吸収可能な間隙を隣接
パネル間領域に確保し得るばかりでなく、段部18、1
9の係合により、床暖房パネル1の反り、撓み又は変形
等を抑制することができる。
【0031】図7(B)(C)に示す如く、連続する半
円形断面の溝20(図7B)又は方形断面の溝22(図
7C)を床暖房パネル1の端縁及び/又は側縁に配設し
得る。溝20、22内に収容可能な半部を有する所謂算
木又は定規部材21、23が隣接パネル間領域に介装さ
れる。溝20、22に沿って延びる算木部材21、23
の断面寸法は、対向する溝20、22によって形成され
るパネル間中空部の内寸よりも若干小さく設定される。
図7(A)に示す施工例と同様に、このような溝20、
22及び算木部材21、23の配設により、パネル間の
隙間の狭小化、熱膨張・収縮を吸収可能な間隙の形成、
更には、床暖房パネル1の反り、撓み又は変形等の抑制
を図ることができる。
【0032】図8に示す如く、図4に示す基準パターン
の床暖房パネル1が所定の床暖房施工領域に順次敷設な
いし敷詰められる。床暖房施工領域の全体に亘って敷設
された複数(本例では6枚)の床暖房パネル1は、上述
の第1溝14及び第2溝15(図4)によって、施工領
域全体に分布した連続溝を床面に形成する。連続溝は、
床暖房施工領域の全長に亘って長手方向に延びる第1連
続溝と、床暖房施工領域の全幅に亘って幅員方向に延び
る第2連続溝とを構成する。第1溝14(図4)にて形
成された第1連続溝に沿って配管を敷設し、床暖房施工
領域の両端部に夫々配置された上記第2溝15(図4)
にて、折返し部Bの如く該配管を曲げ、隣接する第1連
続溝に逆方向に配管を敷設し、これにより、図8に示す
温水配管が床暖房施工領域全体に配設される。配管Pの
取出部E1が温水往管(図示せず)に接続され、配管P
の取出部E2が温水還管に接続される。温水往管は、温
水圧送ポンプ等(図示せず)を介して、ボイラー等の加
熱源に接続され、温水還管は、加熱源に接続された温水
還流手段又は還流水リザーバ等に接続される。加熱源に
て加熱された供給温水SWは、温水圧送ポンプ等により
取出部E1に供給され、温水配管Pに循環し、還流温水
RWとして、取出部E2及び温水還管を介して温水還流
手段にリターンする。
【0033】かくして施工された配管系Pは、比較的少
ない箇所数の曲り部又は屈曲部Bを備えるにすぎず、し
かも、パネル間領域の配管接続部を備えず、従って、温
水の通水抵抗又は流水抵抗は低減し、温水圧送ポンプ等
の能力を軽減することができるとともに、配管の施工作
業が簡素化する。また、上記床暖房パネル1を使用した
施工方法によれば、規格化され且つ工場等で製作された
床暖房パネル1の敷設による配管下地作業と、施工領域
に形成された配管用連続溝に対する配管Pの敷設作業と
により、床暖房設備の施工を実質的に完了することがで
きるので、床暖房設備の施工を標準化し且つ正確化し得
るばかりでなく、床暖房設備の作業工程を大幅に簡素化
することができる。更に、施工領域全体に敷設された床
暖房パネル1は、第1連続溝及び第2連続溝により施工
領域全体に標準的且つ平均的に分布した連続溝を形成
し、従って、配管設計者又は施工者は、比較的自由に配
管経路を決定し得るので、配管の設計・施工の自由度は
大幅に向上する。即ち、上記構成の温水パネル方式の床
暖房設備では、各床暖房パネルを各単位として配管レイ
アウトないし配管経路を決定し且つ該床暖房パネルを所
望の如く組合わせて設計・施工する従来の設計・施工の
手法を脱却し、床暖房設備の施工領域全体に延在する標
準的パターンの連続溝を施工領域全体に分布させ、かか
る一群の標準的連続溝を形成した施工領域全体又は室全
体を一単位として、配管レイアウトないし配管経路を決
定し、床暖房配管を設計・施工するように構成されてお
り、従って、上記構成によれば、床暖房パネルの汎用化
又は規格・標準化を実現し得るとともに、床暖房設備の
配管下地工事及び配管工事の分業化等を図ることが可能
となる。また、上記構成の床暖房パネル1を使用するこ
とにより、蓄熱体12上に配置すべき床仕上材又は床下
地材を比較的自由な寸法又は材質のものに設計すること
ができるので、実用的に極めて有利である。
【0034】図9乃至図11は、図3及び図4に示す床
暖房パネル1の他の施工例を示す床暖房設備全体の平面
図である。図9乃至図11において、図4に示す如き基
準パターン、或いは、該基準パターンにて第2溝15の
位置及び箇所数等を若干変更してなる溝パターンの床暖
房パネル1が、所定の床暖房施工領域に順次敷設ないし
敷詰められ、複数の床暖房パネル1は、図4に示す如き
第1溝14及び第2溝15によって、施工領域全体に分
布した連続溝を床面に形成する。連続溝は、床暖房施工
領域の全体に亘って長手方向及び幅員方向に延在する第
1連続溝及び第2連続溝を構成する。図9及び図11で
は、3回路の温水配管Pが第1及び第2連続溝に沿って
配設され、図10では、4回路の温水配管Pが第1及び
第2連続溝に沿って配設される。温水配管Pは、第2連
続溝にて折返し部Bを形成し、第1連続溝に沿って床暖
房パネル1の長手方向に延びる。各温水配管Pは、図3
に示す如き一対の第1配管3及び第2配管4、即ち、ペ
ア管からなり、隣接する第1配管3及び第2配管4の温
水は、互いに反対方向に通水される。第1配管3及び第
2配管4は、好ましくは、弾性的又は弾力的に変形可能
なゴム管、エラストマー管又は合成樹脂管からなり、同
一材質からなる基板又はベースシートにて相互連結され
る。好適には、上記基板は、第1及び第2連続溝の底壁
に接着可能な底面を備える。更に好適には、第1配管3
及び第2配管4は、合成繊維又は天然繊維の短繊維を混
入又は含有した一体的なゴム、エラストマー又は合成樹
脂の成形管からなる。
【0035】各温水配管Pの取出部E1において床暖房
パネル1から取出され又は引出された各配管系Pの第1
配管3は、温水供給ヘッダー(図示せず)に接続され、
温水供給ヘッダーは、温水往管(図示せず)に接続され
る。他方、各温水配管Pの取出部E1において床暖房パ
ネル1から取出され又は引出された各配管系Pの第2配
管4は、温水還流ヘッダー(図示せず)に接続され、温
水還流ヘッダーは、温水還管(図示せず)に接続され
る。また、各温水配管Pの取出部E2において床暖房パ
ネル1から取出され又は引出された各配管系Pの第1配
管3は、上記温水還流ヘッダーに接続され、他方、各温
水配管Pの取出部E2において床暖房パネル1から取出
され又は引出された各配管系Pの第2配管4は、上記温
水供給ヘッダー(図示せず)に接続される。なお、各配
管Pは、ペア管に限定されるものではなく、各配管Pと
して、一本の管又は管路、或いは、例えば4乃至8本程
度のゴム管等を基板又はベースシートにて相互連結して
なる一体成形の集合管又は管路集合体を採用し得る。こ
の種の弾力的な管路集合体は、所定パターンに形成され
た床暖房パネル1の第1及び第2連続溝の配管溝内に適
宜選択的に敷設することができるばかりでなく、曲げ部
材又はエルボー管等を使用せずに配管施工を完了し得る
ので、施工工程及び施工工期を簡素化し且つ短縮する上
で極めて有利である。しかも、このような構造の配管P
によれば、床暖房領域全体に亘って配管の継目、接続部
又は継手を実質的に完全に省略した連続的な配管経路を
床暖房領域の全域に容易に施工することができるので、
配管施工工程の簡素化又は工期の短縮を図る上で望まし
いばかりでなく、配管の継目、接続部又は継手等からの
熱媒体液(温水)の漏水又は漏洩を確実に防止すること
ができるので、実用的に極めて有利である。
【0036】図12及び図13は、本発明の第4実施例
に係る温水配管方式の床暖房装置を示す概略部分斜視図
及び部分縦断面図であり、図14は、図12及び図13
に示す床暖房装置において使用される管路集合体を示す
斜視図及び部分拡大断面図である。本実施例において、
床暖房装置は、電気配線、電源供給配線、情報・通信配
線、制御配線、OA機器配線、LAN配線、各種配線継
手、或いは、各種配線分岐/接続ボックス等の床下配線
領域を形成する二重床構造の所謂フリーアクセスフロ
ア、OAフロア又はオフィスフロアと関連して配設され
る。この種の二重床構造は、殊に、近年の事務所ビル等
のOA化、各種PC(パーソナルコンピュータ)の普
及、或いは、集中管理システムの高機能化等に伴う事務
所建築物等の所謂インテリジェント化に伴って、一般事
務所建築物、研究施設、或いは、商用建築物等を含む各
種建築物において、殊に重視されている。また、この種
の二重床構造は、上階及び下階の間の騒音伝達の遮断、
或いは、コンクリートスラブ又は土間コンクリート等の
床基盤Sの上面不陸調整等の機能を奏することとも相ま
って、近年殊に需要が急増している。
【0037】このような二重床構造は、床仕上材又は床
下地材Fをコンクリートスラブ、土間コンクリート、デ
ッキプレート及び軽量コンクリート、木造床下地板、或
いは、木造床の捨張板等の床基盤Sより所定高さ持ち上
げ、電気設備等の配線スペース又は配線領域を床材Fと
床基盤Sとの間に画成する。図12に例示する如く、二
重床構造として、例えば、床基盤S上の所定位置に配置
された支柱又は成形ベースC1に対して床材Fを載置し
てなる比較的簡易な施工形式の二重床構造体(図12
(A))、床基盤S上に所定間隔を隔てて整列配置され
た支持脚(スタンド)又は支柱C3に対して床材Fを載
置してなる形式の二重床構造体(図12(B))、或い
は、予め床材Fの下面に一体的に成形又は配設された垂
下脚C4を床基盤S上の所定位置に配置してなる形式の
二重床構造体(図12(C))等の各種形式のものが知
られている。この種の二重床構造体においては、床材F
は、所定寸法且つ所定形状の所謂フロアパネルからな
り、多数のフロアパネルにより構成される室内側床面
は、フロアパネルを任意の位置にて局所的且つ個別に取
外し得る構成を備える。従って、建築設備等の維持管理
のために床下配線領域の設備構成要素(配線等)を室内
から容易に点検・補修することができる。
【0038】図12(A)に示す二重床床構造体におい
て、各支柱C1は、格子状に配列された帯状の連結部材
C2を介して相互連結され、連結部材C2は、床基盤S
の上面に配置される。また、図12(A)及び図12
(B)に示す各支柱C1、C3の頂部には、比較的小径
の突出部が形成され、他方、所定寸法及び所定形状に規
格化された各床材Fには、該突出部に係合する円形開口
が所定位置に穿設される。所定の高さを有する床下設備
空間50が、各形式の二重床構造体により床下に画成さ
れる。電気設備系、通信系及び/又は制御系等の各種電
気/制御/通信配線Lが、床下設備空間50に配設され
るとともに、床暖房設備配管を構成する管路集合体51
が、床下設備空間50に配置される。
【0039】図13は、図12に示す管路集合体51の
構造を示す管路集合体の斜視図である。図13(A)に
示す如く、管路集合体51は、幅員方向に所定の間隔を
隔てて交互に配置された管路3、4と、管路3、4を共
通平面上に相互連結する基板52とを備えた長尺シート
状の成形品からなる。管路3、4を構成する管体2及び
基板52は、比較的容易に弾性変形可能な弾力性を有す
る弾性素材からなり、管体2及び基板52は、押出成形
法等の樹脂成形工程により一体成形される。本例におい
て、管路集合体51は、合成ゴム等のゴム素材、合成樹
脂、或いは、合成ゴム及び合成樹脂の混合材料を基材と
した一体成形品からなる。好ましくは、管路集合体51
は、合成繊維又は天然繊維の短繊維強化材を混入した特
殊ゴムを母材又は主材とするハイブリッドポリマーエラ
ストマーを射出成形機により連続的に押出し成形してな
る長尺シート状の一体成形品からなり、巻回形態にて搬
送及び現場搬入可能な所謂ゴムロールRを構成する。
【0040】図14は、上記構成の床下設備空間50を
備えた床構造体の概略構成および床下設備空間50に配
置された管路集合体51の構成を示す床暖房設備の部分
縦断面図である。施工において、管路集合体51は、ゴ
ムロールRから繰り出され、床基盤S上に敷設される。
所望により、グラスウール成形板、硬質ウレタン樹脂成
形板、トーレペフ(東レ株式会社製品)等の断熱板又は
断熱材Tが、床基盤S上に敷設され、管路集合体51
は、断熱材T上に敷設される。所望により、セルフレベ
リング材(SL材)を床基盤S上に流し延べ、セルフレ
ベリング材により不陸調整又は下地調整した後、セルフ
レベリング材にて水準を設定された水平面上に支柱C
1、C3、C4、断熱材T及び管路集合体51を設置又
は敷設しても良い。
【0041】図14(A)(B)に示す如く、管路集合
体51は、所定の接着材又は接着剤、例えば、カチオン
系接着剤を介して、断熱材T上に載置され、基板52の
裏面は、断熱材Tの上面に接着される。管路集合体51
の配管経路は、管路集合体51の弾性変形により、支柱
C1、C3、C4の間の領域に比較的自由に設定し得
る。また、配線Lは、例えば、管路集合体51が配管さ
れた支柱間領域と異なる支柱間領域に配置され、これに
より、配管L及び管路集合体51の配置通り芯が明確に
区分されるとともに、配線L及び管路集合体51は、少
なくとも所定距離、相互離間する。
【0042】変形例として、図14(C)に示す如く、
配線Lを上記断熱材Tと床基盤Sとの間に配置し、配線
L及び管路集合体51を断熱材Tにて絶縁しても良い。
また、施工工程として、予め支柱C1、C3、C4の位
置を床基盤S上に墨出し、支柱位置を回避し得る位置又
は経路に上記断熱材T及び管路集合体51を敷設し且つ
固定した後、上記二重床構造体を床基盤S上に配置し且
つ固定する一連の工程(管路先行方式の工程)、或い
は、二重床構造体を少なくとも部分的に床基盤S上に施
工した後、支柱C1、C3、C4の間の支柱間領域に適
当に断熱材T及び管路集合体51を敷設し且つ固定する
一連の工程(支柱先行方式の工程)等を施工現場の形態
及び工期に相応して適宜選択的に採用することができ
る。また、コンクリートスラブ上にセルフレベリング材
を予め打設し、床基盤Sの不陸調整又は水準調整を行っ
た後、二重床構造体及び管路集合体51を施工しても良
い。更には、上記断熱材Tの施工を省略し、管路集合体
51を床基盤S上に直に敷設しても良い。所望により、
床基盤S又は断熱材T上に敷設した管路集合体51の上
面に更にセルフレベリング材を流し延べ、管路集合体5
1をセルフレベリング材にて被覆し、或いは、セルフレ
ベリング材内に管路集合体51を埋設し、セルフレベリ
ング材の管路保護作用及び蓄熱作用により施工効率及び
床暖房効率を更に向上させることも可能である。なお、
床材Fを構成する所謂フロアパネルに対して、室内側表
面を構成する塩ビシート又はPタイル等の表層化粧材E
(図14)を更に積層しても良い。
【0043】図15及び図16は、上記二重床構造体及
び管路集合体51を敷設してなる床下設備空間50の平
面構成を例示する概略横断面図である。図15及び図1
6に示す床暖房設備において、室60(全体的に仮想線
で示す)の全域に亘って二重床構造体及び管路集合体5
1が配置される。室60に対する高温の温水又は熱源水
SWの供給は、灯油又はガス焚ボイラー、電気温水器又
はヒートポンプ等の所定の温水加熱源に連結された温水
往流管61を介して実施され、他方、室60にて冷却し
た温水又は熱源水RWの還流又は温水リターンは、温水
還流主管を介して温水加熱源に連結された温水還流管6
2により実施される。
【0044】図15に示す床暖房設備において、管路集
合体51は、室60の全長に亘って支柱列Cの支柱管領
域に直線的に配置され、温水往流管61は、供給分岐管
63、64を介して管路集合体51の管路3、4に連結
される。温水は、支柱管領域に沿って管路3、4を逆方
向に流れ、還流分岐管66、67及び温水還流管62を
介して温水加熱源に還流する。
【0045】図16に示す床暖房設備においては、管路
集合体51は、支柱管領域を蛇行し、室60の全域に亘
って所望の配管密度に敷設される。管路集合体51の一
端は、温水供給ヘッダー71に接続され、管路集合体5
1の他端は、温水還流ヘッダー72に接続される。温水
供給ヘッダー71は、高温の温水又は熱源水SWを供給
すべく温水加熱源に連結された温水供給管61に接続さ
れ、温水還流ヘッダー72は、降温した温水又は熱源水
RWの温水還流管62に接続される。圧力調整下に温水
を分配可能なヘッダー71、72は、各室単位に各室に
配置された制御ユニット70内に配設され、制御ユニッ
ト70は、温水温度制御手段、室温制御手段及び温水バ
イパス制御手段等を含む温水制御装置を備える。図16
に示す床暖房設備において、温水は、支柱管領域を蛇行
する管路集合体51の配管経路に沿って管路3、4を逆
方向に通水され、管路3、4の温水通水量又は温水循環
流量は、制御ユニット70により自動制御される。な
お、図16には、単一系統の管路集合体51が図示され
ているが、室60内の所望の配管経路に配置された複数
の管路集合体51をヘッダー71、72に接続し、ヘッ
ダー71、72の温水分配機能、温水給排制御機能又は
温水圧力調整機能により室60の全域に亘って所要流量
の温水を適当且つ均一に循環させることができる。
【0046】かかる構成の床暖房設備によれば、相互に
逆方向に通水される温水管路3、4を備えた管路集合体
51が、二重床構造体内の床下設備空間50に配置さ
れ、比較的高温の温水又は熱源水が、管路3、4内の温
水流路53(図13(B))に通水される。温水が保有
する顕熱は、管路3、4の管壁を介してなされる温水と
床下設備空間50との間の熱交換作用により、床下設備
空間50の雰囲気温度を昇温させ、この結果、床材F又
は表層化粧材Eの表面温度は上昇し、かかる床面の温度
上昇により、室内空間の床暖房がなされる。また、管路
3、4は、上述のペア管を構成し、管路3及び管路4の
温水通水方向は、互いに反対方向に設定される。
【0047】このような床暖房設備によれば、温水配管
の配管敷設経路の自由度が向上するばかりでなく、二重
床構造体特有の維持・管理又は点検・補修等の容易性に
より、温水配管の施工及び保守・管理・点検・補修等の
作業を簡素化し得るので、実用的に極めて有利である。
しかも、二重床構造体を構成する床材F又は表層化粧材
Eの交換又は補修作業、或いは、床暖房配管の交換・補
修作業を局所的になし得るので、室内の業務又は室内機
器の運転の時間帯に床暖房設備のメンテナンス作業を実
施することが可能となる。
【0048】また、管路3、4からなるペア管を備えた
管路集合体51は、管路集合体51の全長に亘って比較
的均一な温度分布を呈するので、床下設備空間を均一に
加温することができる。なお、床下設備空間50の遮音
効果及び保温・断熱性能を向上させるべく、床材Fの継
目又は目地をシーリング材又はコーキング材にて気密処
理し、或いは、床下設備空間50に遮音シート及び/又
は断熱シート等のシート材料又は薄板材料を介装するこ
とも可能である。例えば、下階又は地下等の下方域への
床暖房配管の放熱作用を抑制ないし制限すべく、アルミ
材、断熱フィルム又は断熱シートを管路集合体51及び
床基盤Sの間に介挿したり、床下設備空間50における
対流伝熱作用を規制すべく、良好な熱伝導性能を有する
材質のフィルム又はシート類を管路集合体51及び床材
Fの間に介挿し、或いは、床下設備空間50の防水性又
は耐水性を向上すべく、所望の防水性能、撥水性能又は
耐水性能を有する材質のフィルム又はシート類を床下設
備空間50に介装しても良い。
【0049】更に、上記基板52の裏面に予め接着材又
は接着剤を塗布又は塗工し、剥離紙又は離型紙にて該接
着面を被覆してなる管路集合体51を使用しても良い。
使用において、剥離紙又は離型紙は基板52から分離又
は剥離され、管路集合体51は、迅速に床基盤S又は断
熱材T上に接着される。他の施工態様として、ピン又は
釘等の係止/固定手段にて管路集合体52を床基盤S又
は断熱材T上に係止しても良い。或いは、短期的又は仮
設的に敷設すべき床暖房配管を上記構成にて施工する場
合、床基盤S又は断熱材Tに対する管路集合体51の接
着、係止又は固定作業を省略しても良い。
【0050】なお、好適には、上記管路集合体51の上
面を上記床材Fに直接的又は間接的に接触せしめ、管路
集合体51と床材Fと実質的に直接的な熱伝達を可能に
し、或いは、管路集合体51を床材Fの下面に可及的に
近接して配置し、所望により、熱伝導性シート材料又は
パネル材料が管路集合体51と床材Fとの間に介挿す
る。これにより、空気層の形成による伝熱性能の低下を
未然に防止し得る。
【0051】以上、本発明の好適な実施例について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で
種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又は変更例
も又、本発明の範囲内に含まれるものであることは、い
うまでもない。例えば、上記第2実施例の溝付き蓄熱体
12を上記第4実施例の床下設備空間50に配置し、蓄
熱体12内に床暖房配管を敷設することも可能である。
また、熱媒体ガスが充填される上記第3実施例のヒート
パイプ構造の配管設備を上記第4実施例の床下設備空間
50に配置しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の上記構成
によれば、床暖房装置を比較的容易に製品管理又は品質
管理し得るように、配管方式の床暖房装置を規格・標準
化するとともに、乾式工法により比較的容易に施工で
き、しかも、十分な保温効果の持続性を発揮し且つパネ
ル表面温度を均一化することができる配管方式の床暖房
パネルを提供することが可能となる。また、本発明の上
記構成によれば、床暖房配管の曲り部又は屈曲部の箇所
数を低減し、床暖房配管の通水抵抗又は水頭圧力損失を
低下させるとともに、床暖房配管の施工工程の簡略化及
び設計・施工の自由度の向上を図ることができる床暖房
パネル及び床暖房設備の施工方法を提供することが可能
となる。
【0053】更に、請求項16乃至20に記載された本
発明の上記構成によれば、床暖房配管の保守・管理・点
検・補修等の作業を簡素化し得るとともに、床暖房配管
の施工工程の簡略化及び設計・施工の自由度の向上を図
ることができる床暖房設備及び床暖房設備の施工方法を
提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る温水配管方式の床暖
房パネルの概略平面図である。
【図2】図1に示す床暖房パネルの縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る温水配管方式の床暖
房パネルの縦断面図である。
【図4】図3に示す床暖房パネルの全体平面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係るヒートパイプ式床暖
房パネルの平面図及び概略縦断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係るヒートパイプ式床暖
房パネルの変形例を示す平面図及び概略縦断面図であ
る。
【図7】図3及び図4に示す床暖房パネルの施工方法を
図示する床暖房パネルの連結部の縦断面図であり、3種
類の連結部の構造が例示されている。
【図8】図3及び図4に示す床暖房パネルを床暖房設備
の施工領域に敷設した状態を示す床暖房設備全体の平面
図であり、床暖房パネルの連続溝内に敷設された配管が
実線で図示されている。
【図9】図3及び図4に示す構造形式の床暖房パネルの
或る施工例を例示する床暖房設備全体の平面図である。
【図10】図3及び図4に示す構造形式の床暖房パネル
の他の施工例を例示する床暖房設備全体の平面図であ
る。
【図11】図3及び図4に示す構造形式の床暖房パネル
の更に他の施工例を例示する床暖房設備全体の平面図で
ある。
【図12】本発明の第4実施例に係る温水配管方式の床
暖房装置を示す概略部分斜視図である。
【図13】図12に示す床暖房装置において使用可能な
管路集合体の構造を示す斜視図及び部分拡大断面図であ
る。
【図14】床下設備空間を備えた床構造体の概略構成お
よび床下設備空間に配置された管路集合体の構成を示す
床暖房設備の部分縦断面図である。
【図15】図12乃至図14に示す二重床構造体及び管
路集合体を敷設してなる床下設備空間の第1構成例を示
す概略平面図である。
【図16】図12乃至図14に示す二重床構造体及び管
路集合体を敷設してなる床下設備空間の第2構成例を示
す概略平面図である。
【図17】従来の温水配管方式の床暖房パネルを敷設し
た床面を概略的に例示する平面図である。
【符号の説明】
1 床暖房パネル 3 第1配管 4 第2配管 10 基部 11 床下地部材 12 蓄熱体 13 断熱材 14 第1溝 15 第2溝 17 床仕上部材 31、41 流入口 32、42 流出口 50 床下設備空間 51 管路集合体 52 基板 F 床材 S 床基盤 C 支柱

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板形状の蓄熱体と、該蓄熱体内に埋設
    された熱媒体流体の配管とを有する床暖房パネルからな
    り、前記蓄熱体は、床仕上材又は床仕上材の下地材を取
    付け可能な上面を備えており、隣接する前記床暖房パネ
    ルの前記配管同士を接続可能にする接続手段が、前記蓄
    熱体の周縁領域に配設され、前記熱媒体流体配管は、少
    なくとも2本の配管を含む配管列からなり、該配管列を
    構成する第1配管における熱媒体流体の流れ方向と、前
    記配管を構成する第2配管における熱媒体流体の流れ方
    向とは、逆方向に設定されることを特徴とする床暖房パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 平板形状の蓄熱体を有する床暖房パネル
    からなり、前記蓄熱体は、熱媒体流体の配管を収容可能
    な連続溝を上面に備えるとともに、床仕上材又は床仕上
    材の下地材を取付け可能な上面を備えており、前記溝
    は、少なくとも2本の前記配管の列を収容可能な幅員を
    有し、該配管列を構成する第1配管における熱媒体流体
    の流れ方向と、前記配管列を構成する第2配管における
    熱媒体流体の流れ方向とは、逆方向に設定されることを
    特徴とする床暖房パネル。
  3. 【請求項3】 平板形状の蓄熱体と、該蓄熱体内に埋設
    された熱補給手段と、前記蓄熱体内に埋設され且つ熱交
    換装置を介して前記熱補給手段に連結された複数のヒー
    トパイプとを有する床暖房パネルからなり、前記熱補給
    手段は、実質的に前記蓄熱体の全長又は全幅に亘って延
    在し、前記ヒートパイプは、前記熱補給手段から延在
    し、前記蓄熱体は、床仕上材又は床仕上材の下地材を取
    付け可能な上面を備えており、隣接する前記床暖房パネ
    ルの熱補給手段は、相互連結されることを特徴とする床
    暖房パネル。
  4. 【請求項4】 床に敷設可能な平板形状の蓄熱体を有す
    る配管下地板からなり、前記蓄熱体は、熱媒体流体の配
    管を収容可能な複数の上方開口形の連続溝を上面に備え
    るとともに、床仕上材又は床仕上材の下地材を取付け可
    能な上面を備えており、前記溝は、前記蓄熱体の全長又
    は全幅に亘って延在し且つ隣接する配管下地板の前記溝
    と連続するように所定パターンに従って前記蓄熱体に配
    設され、前記連続溝は、第1方向に延びる前記配管を収
    容可能な第1溝と、第1方向と交差する第2方向に延び
    る前記配管を収容可能な第2溝とを備えることを特徴と
    する床暖房パネル。
  5. 【請求項5】 前記蓄熱体の下面及び/又は周壁を被覆
    する断熱材を備えたことを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれか1項に記載の床暖房パネル。
  6. 【請求項6】 前記蓄熱体は、方形平面形状を有し、前
    記第1溝は、前記蓄熱体の一辺に平行に延び、前記第2
    溝は、前記第1溝と直交することを特徴とする請求項4
    に記載の床暖房パネル。
  7. 【請求項7】 前記第1溝と第2溝との交差領域を形成
    する溝の側壁には、配管の曲げ部分に相補するように、
    面取加工が施されることを特徴とする請求項4又は6に
    記載の床暖房パネル。
  8. 【請求項8】 隣接する床暖房パネルの端面及び/又は
    側面と対向する端面及び/又は側面には、隣接する床暖
    房パネルの端面及び/又は側面と段継手形式の連結部を
    構成する段部が形成されることを特徴とする請求項1乃
    至7のいずれか1項に記載の床暖房パネル。
  9. 【請求項9】 隣接する床暖房パネルの端面及び/又は
    側面と対向する端面及び/又は側面には、凹部が形成さ
    れ、該凹部は、隣接する床暖房パネルに挿入された算木
    部材の実質的に半部を受入れ、該隣接パネルと協働し
    て、前記算木部材をパネル間接続領域に収容することを
    特徴とする請求項請求項1乃至7のいずれか1項に記載
    の床暖房パネル。
  10. 【請求項10】 床暖房設備の施工方法において、 平板形状の蓄熱体を有する配管下地板からなる複数の床
    暖房パネルを床暖房設備の施工領域全体に敷設して、該
    施工領域全体に分布する配管用連続溝を形成し、前記蓄
    熱体は、熱媒体流体の配管を収容可能な複数の上方開口
    形の連続溝を上面に備え、前記溝は、前記蓄熱体の全長
    又は全幅に亘って延在するように所定パターンに従って
    前記蓄熱体に配設され、前記連続溝は、第1方向に延び
    る前記配管を収容可能な第1溝と、第1方向と交差する
    第2方向に延びる前記配管を収容可能な第2溝とを備え
    ており、 床暖房用配管を前記配管用連続溝内に敷設するととも
    に、前記第1溝と第2溝との交差領域に前記配管の曲げ
    部を配置し、 床仕上材又は床仕上材の下地材を前記蓄熱体の上面に取
    付けることを特徴とする床暖房設備の施工方法。
  11. 【請求項11】 連続的に敷設された複数の前記床暖房
    パネルは、両端に配置された床暖房パネルの前記第2溝
    において配管を折り返し、中間に配置された床暖房パネ
    ルの前記第1溝は、直線的に延びる真っ直ぐな配管を収
    容する直線的な連続溝を形成することを特徴とする請求
    項10に記載の床暖房設備の施工方法。
  12. 【請求項12】 複数の配管回路を構成する複数の系統
    の温水配管が、前記第1及び第2溝に沿って配設される
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の床暖房設
    備の施工方法。
  13. 【請求項13】 前記配管は、複数の配管の配管集合体
    からなり、該配管集合体を構成する第1配管及び第2配
    管には、温水が互いに反対方向に通水されることを特徴
    とする請求項11又は12に記載の床暖房設備の施工方
    法。
  14. 【請求項14】 前記配管は、弾性的又は弾力的に変形
    可能な管体からなり、該管体は、基板にて相互連結され
    ることを特徴とする請求項13に記載の床暖房設備の施
    工方法。
  15. 【請求項15】 前記管体は、合成繊維又は天然繊維の
    短繊維を含有した一体的なゴム成形管からなることを特
    徴とする請求項14に記載の床暖房設備の施工方法。
  16. 【請求項16】 床基盤と、該床基盤上に配置された複
    数の支柱と、所定寸法及び形状に分割され且つ前記支柱
    に支持された床材とを備え、前記床材を選択的且つ局所
    的に取外し可能に構成してなる建築物の二重床構造体を
    含み、熱媒体流体を循環可能な床暖房配管が、前記二重
    床構造体にて画成された実質的に気密な床下設備空間に
    配置され、該床暖房配管は、前記床下設備空間の支柱間
    領域に配置された連続的な複数の管路を含む管路集合体
    からなることを特徴とする床暖房設備。
  17. 【請求項17】 前記管路集合体を構成する第1管路及
    び第2管路には、温水が互いに反対方向に通水されるこ
    とを特徴とする請求項16に記載の床暖房設備。
  18. 【請求項18】 前記管路の管体は、合成繊維又は天然
    繊維の短繊維を含有したゴム及び/又は合成樹脂の一体
    成形管からなることを特徴とする請求項16又は17に
    記載の床暖房設備。
  19. 【請求項19】 床暖房設備の施工方法において、 床基盤上に複数の支柱を配置し、所定寸法及び形状に分
    割された床材を選択的且つ局所的に取外し可能に前記支
    柱により支持し、建築物の二重床構造体を形成し、実質
    的に気密な床下設備空間を前記二重床構造体により画成
    し、 熱媒体流体を循環可能な複数の管路を備えた管路集合体
    を前記床下設備空間に配置し、前記床下設備空間の支柱
    間領域に床暖房設備配管を配設することを特徴とする床
    暖房設備の施工方法。
  20. 【請求項20】 前記管路集合体は、弾性的又は弾力的
    に変形可能な管体の集合体からなり、該管体は、基板に
    て相互連結されることを特徴とする請求項19に記載の
    床暖房設備の施工方法。
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