JPH09303560A - 金属ガスケット - Google Patents
金属ガスケットInfo
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- JPH09303560A JPH09303560A JP11926396A JP11926396A JPH09303560A JP H09303560 A JPH09303560 A JP H09303560A JP 11926396 A JP11926396 A JP 11926396A JP 11926396 A JP11926396 A JP 11926396A JP H09303560 A JPH09303560 A JP H09303560A
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- metal gasket
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Landscapes
- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 長期間にわたり安定したシール機能を確保す
ることができる金属ガスケットを提供する。 【解決手段】 少なくとも燃焼室孔3、ボルト孔及び水
孔が形成された金属性基板1aを備え、燃焼室孔3に対
応するシリンダボア2端部の周囲に沿って連続して開口
する冷却液通路12が接合面に設けられたシリンダブロ
ック10とシリンダヘッド11との各接合面10a,1
1a間に介装して締結ボルトで締め付けることにより、
接合面間をシールするようにした金属ガスケットにおい
て、基板1aの冷却液通路12の開口部12aを臨む部
分13に該基板1aを湾曲成形して形成した補強用ビー
ド14を設ける。
ることができる金属ガスケットを提供する。 【解決手段】 少なくとも燃焼室孔3、ボルト孔及び水
孔が形成された金属性基板1aを備え、燃焼室孔3に対
応するシリンダボア2端部の周囲に沿って連続して開口
する冷却液通路12が接合面に設けられたシリンダブロ
ック10とシリンダヘッド11との各接合面10a,1
1a間に介装して締結ボルトで締め付けることにより、
接合面間をシールするようにした金属ガスケットにおい
て、基板1aの冷却液通路12の開口部12aを臨む部
分13に該基板1aを湾曲成形して形成した補強用ビー
ド14を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を構成す
るシリンダヘッドとシリンダブロックとの接合面間に介
装して該接合部間をシールする金属ガスケットに関す
る。
るシリンダヘッドとシリンダブロックとの接合面間に介
装して該接合部間をシールする金属ガスケットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、エンジンの軽量化、小型化、高性
能化が進み、鋳鉄製エンジン(一般にシリンダヘッドが
アルミニウム製で、シリンダブロックが鋳鉄製)からシ
リンダヘッド、シリンダブロック共にアルミ化されたオ
ールアルミエンジンに移行中である。
能化が進み、鋳鉄製エンジン(一般にシリンダヘッドが
アルミニウム製で、シリンダブロックが鋳鉄製)からシ
リンダヘッド、シリンダブロック共にアルミ化されたオ
ールアルミエンジンに移行中である。
【0003】ところで、オールアルミエンジンは鋳鉄製
エンジンに比べて剛性に劣るため、シリンダブロックと
シリンダヘッドとの各接合面間に金属ガスケットを介装
して締結ボルトで締め付けた時に、燃焼室孔の周囲に形
成したビードの応力で該燃焼室孔に対応するシリンダボ
アの端部周縁に空隙が発生する場合があり、したがっ
て、この状態でエンジンの運転・停止を繰り返すと、爆
発による振動と熱膨張・熱収縮の繰り返しとでビードの
疲労破壊やフレッチングが発生し、燃焼ガスの吹き抜け
の原因になる。
エンジンに比べて剛性に劣るため、シリンダブロックと
シリンダヘッドとの各接合面間に金属ガスケットを介装
して締結ボルトで締め付けた時に、燃焼室孔の周囲に形
成したビードの応力で該燃焼室孔に対応するシリンダボ
アの端部周縁に空隙が発生する場合があり、したがっ
て、この状態でエンジンの運転・停止を繰り返すと、爆
発による振動と熱膨張・熱収縮の繰り返しとでビードの
疲労破壊やフレッチングが発生し、燃焼ガスの吹き抜け
の原因になる。
【0004】そこで、かかる不都合を補うために、金属
ガスケットの燃焼室孔の周縁部の板厚を他の部分より厚
くして該周縁部に厚肉のストッパ部を設け、該ストッパ
部と他の部分との板厚差により締結ボルトで締め付ける
際に該周縁部に最も面圧が集中するようにしてシリンダ
ボア端部周縁に最大荷重をかけ、これにより、シリンダ
ボア端部周縁に空隙が生じるのを防止して上述したビー
ドの疲労破壊の防止やフレッチングの低減を図ってい
る。なお、金属ガスケットの燃焼室孔の周縁部の厚さを
他の部分より厚くする方法としては、例えば、シム板を
併設して燃焼室孔の周縁部を折り返す方法、該周縁部に
シム板リングを溶接する方法、又は該周縁部を金属溶射
で肉盛りする方法などが挙げられる。
ガスケットの燃焼室孔の周縁部の板厚を他の部分より厚
くして該周縁部に厚肉のストッパ部を設け、該ストッパ
部と他の部分との板厚差により締結ボルトで締め付ける
際に該周縁部に最も面圧が集中するようにしてシリンダ
ボア端部周縁に最大荷重をかけ、これにより、シリンダ
ボア端部周縁に空隙が生じるのを防止して上述したビー
ドの疲労破壊の防止やフレッチングの低減を図ってい
る。なお、金属ガスケットの燃焼室孔の周縁部の厚さを
他の部分より厚くする方法としては、例えば、シム板を
併設して燃焼室孔の周縁部を折り返す方法、該周縁部に
シム板リングを溶接する方法、又は該周縁部を金属溶射
で肉盛りする方法などが挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シリンダブロック及び
シリンダヘッドのオールアルミ化とエンジンの小型化に
起因して、互いに隣り合うシリンダボア間の間隔が狭く
なったり鋳造方法を容易にするなどの理由から、オープ
ンデッキ構造やシリンダライナーを水で直接冷却するウ
エットライナー構造が採用されてきている。これらの構
造は、いずれもシリンダブロックとシリンダヘッドとの
各接合面にシリンダボア端部の周囲に沿って連続して開
口する冷却液通路を設けたものである。
シリンダヘッドのオールアルミ化とエンジンの小型化に
起因して、互いに隣り合うシリンダボア間の間隔が狭く
なったり鋳造方法を容易にするなどの理由から、オープ
ンデッキ構造やシリンダライナーを水で直接冷却するウ
エットライナー構造が採用されてきている。これらの構
造は、いずれもシリンダブロックとシリンダヘッドとの
各接合面にシリンダボア端部の周囲に沿って連続して開
口する冷却液通路を設けたものである。
【0006】このような冷却液通路が設けられたエンジ
ンはシリンダブロック及びシリンダヘッドのオールアル
ミ化に伴う剛性低下と相まって剛性が更に低下すること
になり、したがって、オープンデッキ構造やウエットラ
イナー構造を採用したエンジンに使用する金属ガスケッ
トは、上述した燃焼室孔の周縁に設けられるストッパ部
の板厚を更に厚くする必要が生じる。
ンはシリンダブロック及びシリンダヘッドのオールアル
ミ化に伴う剛性低下と相まって剛性が更に低下すること
になり、したがって、オープンデッキ構造やウエットラ
イナー構造を採用したエンジンに使用する金属ガスケッ
トは、上述した燃焼室孔の周縁に設けられるストッパ部
の板厚を更に厚くする必要が生じる。
【0007】しかしながら、このようにストッパ部の板
厚を厚くすると、シリンダブロックとシリンダヘッドと
の各接合面間に金属ガスケットを介装して締付ボルトで
締結した際に、燃焼室孔の周縁部の板厚と該周縁部の外
側に位置するボルト孔近傍の板厚との差が大きくなりす
ぎて、シリンダブロックとシリンダヘッドとの各接合面
の間に、周縁部側を底辺、ボルト孔側を頂点とした基板
の変形を許容する略三角形状の空隙が発生してしまい、
しかも、かかる略三角形状の空隙の発生に加えてオープ
ンデッキやウエットライナー構造においては燃焼室孔の
周縁部とボルト孔との間に位置する冷却液通路が上述し
たようにシリンダボア端部の周囲に沿って連続して開口
しているため、エンジン運転時に冷却液通路の内側(燃
焼室孔側)と外側(ボルト孔側)の温度差による熱膨張
差により金属ガスケットに対してスラスト方向の圧縮力
が働くと、冷却液通路の開口部分で基板に変形が生じ、
この変形はエンジンの運転・停止の繰り返しで金属ガス
ケットにスラスト方向の圧縮力と引張り力が交互に作用
することでさらに大きくなり、この結果、シール機能が
短期間で低下してしまうという不都合があり、また、基
板の亀裂の発生まで進行することがある。
厚を厚くすると、シリンダブロックとシリンダヘッドと
の各接合面間に金属ガスケットを介装して締付ボルトで
締結した際に、燃焼室孔の周縁部の板厚と該周縁部の外
側に位置するボルト孔近傍の板厚との差が大きくなりす
ぎて、シリンダブロックとシリンダヘッドとの各接合面
の間に、周縁部側を底辺、ボルト孔側を頂点とした基板
の変形を許容する略三角形状の空隙が発生してしまい、
しかも、かかる略三角形状の空隙の発生に加えてオープ
ンデッキやウエットライナー構造においては燃焼室孔の
周縁部とボルト孔との間に位置する冷却液通路が上述し
たようにシリンダボア端部の周囲に沿って連続して開口
しているため、エンジン運転時に冷却液通路の内側(燃
焼室孔側)と外側(ボルト孔側)の温度差による熱膨張
差により金属ガスケットに対してスラスト方向の圧縮力
が働くと、冷却液通路の開口部分で基板に変形が生じ、
この変形はエンジンの運転・停止の繰り返しで金属ガス
ケットにスラスト方向の圧縮力と引張り力が交互に作用
することでさらに大きくなり、この結果、シール機能が
短期間で低下してしまうという不都合があり、また、基
板の亀裂の発生まで進行することがある。
【0008】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、長期間にわたり安定したシール機能
を確保することができる金属ガスケットを提供すること
を目的とする。
されたものであり、長期間にわたり安定したシール機能
を確保することができる金属ガスケットを提供すること
を目的とする。
【0009】なお、オープンデッキ構造やウエットライ
ナー構造のエンジンでは、上下運動するピストンが上死
点から下方に運動の方向を変える時に該ピストンがシリ
ンダボアの壁面に強くぶつかって微振動が発生するが、
この微振動は上述した燃焼室孔側とボルト孔側の温度差
による熱膨張差と共働して基板にしわ、変形、疲労破壊
などを生じさせる原因になり、また、爆発による縦方向
の振動により基板面にフレッチングが発生して燃焼ガス
の吹き抜けに繋がる虞れがあるため、かかる振動に起因
する悪影響も回避することが望まれる。
ナー構造のエンジンでは、上下運動するピストンが上死
点から下方に運動の方向を変える時に該ピストンがシリ
ンダボアの壁面に強くぶつかって微振動が発生するが、
この微振動は上述した燃焼室孔側とボルト孔側の温度差
による熱膨張差と共働して基板にしわ、変形、疲労破壊
などを生じさせる原因になり、また、爆発による縦方向
の振動により基板面にフレッチングが発生して燃焼ガス
の吹き抜けに繋がる虞れがあるため、かかる振動に起因
する悪影響も回避することが望まれる。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1に係る金属ガスケットは、少なくとも燃
焼室孔、ボルト孔及び水孔が形成された金属性基板を備
え、前記燃焼室孔に対応するシリンダボア端部の周囲に
沿って開口する冷却液通路が接合面に設けられたシリン
ダブロックとシリンダヘッドとの各接合面間に介装して
締結ボルトで締め付けることにより、前記接合面間をシ
ールするようにした内燃機関用金属ガスケットにおい
て、前記基板の前記冷却液通路の開口部を臨む部分に補
強部を設けたことを特徴とする。
めに、請求項1に係る金属ガスケットは、少なくとも燃
焼室孔、ボルト孔及び水孔が形成された金属性基板を備
え、前記燃焼室孔に対応するシリンダボア端部の周囲に
沿って開口する冷却液通路が接合面に設けられたシリン
ダブロックとシリンダヘッドとの各接合面間に介装して
締結ボルトで締め付けることにより、前記接合面間をシ
ールするようにした内燃機関用金属ガスケットにおい
て、前記基板の前記冷却液通路の開口部を臨む部分に補
強部を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る金属ガスケットは、前記補
強部は前記冷却液通路の前記燃焼室孔側及び該燃焼室孔
から離間する側にそれぞれ接することを特徴とする。請
求項3に係る金属ガスケットは、前記補強部を前記シリ
ンダブロックの前記冷却液通路の開口部を臨む部分にの
み設けたことを特徴とする。
強部は前記冷却液通路の前記燃焼室孔側及び該燃焼室孔
から離間する側にそれぞれ接することを特徴とする。請
求項3に係る金属ガスケットは、前記補強部を前記シリ
ンダブロックの前記冷却液通路の開口部を臨む部分にの
み設けたことを特徴とする。
【0012】請求項4に係る金属ガスケットは、前記基
板を複数枚積層して、前記補強部を前記シリンダヘッド
側に配置された基板及び前記シリンダブロック側に配置
された基板にそれぞれ設けたことを特徴とする。
板を複数枚積層して、前記補強部を前記シリンダヘッド
側に配置された基板及び前記シリンダブロック側に配置
された基板にそれぞれ設けたことを特徴とする。
【0013】請求項5に係る金属ガスケットは、前記補
強部を前記燃焼室孔の周囲に沿って所定の間隔で複数形
成したことを特徴とする。請求項6に係る金属ガスケッ
トは、前記補強部を前記燃焼室孔の中心点から放射状に
延びる線上に配置したことを特徴とする。
強部を前記燃焼室孔の周囲に沿って所定の間隔で複数形
成したことを特徴とする。請求項6に係る金属ガスケッ
トは、前記補強部を前記燃焼室孔の中心点から放射状に
延びる線上に配置したことを特徴とする。
【0014】請求項7に係る金属ガスケットは、前記ボ
ルト孔近傍での前記補強部の間隔を互いに隣り合う各ボ
ルト孔間での間隔より大きくしたことを特徴とする。請
求項8に係る金属ガスケットは、前記補強部は前記基板
を湾曲させることにより形成したビードであることを特
徴とする。
ルト孔近傍での前記補強部の間隔を互いに隣り合う各ボ
ルト孔間での間隔より大きくしたことを特徴とする。請
求項8に係る金属ガスケットは、前記補強部は前記基板
を湾曲させることにより形成したビードであることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
ある金属ガスケットを説明するための説明的平面図、図
2は図1のII−II線断面図、図3は該金属ガスケッ
トをシリンダブロックとシリンダヘッドとの各接合面間
に介装した状態を示す断面図である。なお、この実施の
形態では、金属ガスケットをオープンデッキ構造のオー
ルアルミエンジンに適用する場合を例に採る。
参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例で
ある金属ガスケットを説明するための説明的平面図、図
2は図1のII−II線断面図、図3は該金属ガスケッ
トをシリンダブロックとシリンダヘッドとの各接合面間
に介装した状態を示す断面図である。なお、この実施の
形態では、金属ガスケットをオープンデッキ構造のオー
ルアルミエンジンに適用する場合を例に採る。
【0016】図1及び図2において符号1は金属ガスケ
ットであり、この金属ガスケット1は例えばステンレス
鋼板などの金属板からなる一枚の基板1aに曲げ加工を
施して形成される。基板1aのシリンダボア2(図3参
照)の端部に対応する部分には、燃焼室孔3が形成され
ている。燃焼室孔3の周縁部4は燃焼室孔3の径方向外
側に空間部5を存して上方に折り曲げられて厚さ方向に
二枚配置されており、これにより、燃焼室孔3の周縁部
4の板厚が他の平坦部7より厚くされて該周縁部4にス
トッパ部が設けられている。周縁部4の空間部5には、
耐熱性を有し、且つ、厚さ方向に弾性変形可能な膨張黒
鉛などの変形部材5aが装入されている。周縁部4の外
側にはゴム系材料からなるビード7a(図1では省略す
る。)が両面に設けられており、また、ビード7aの外
側には締結ボルトのボルト孔9が周方向に所定の間隔を
存して複数形成されている。
ットであり、この金属ガスケット1は例えばステンレス
鋼板などの金属板からなる一枚の基板1aに曲げ加工を
施して形成される。基板1aのシリンダボア2(図3参
照)の端部に対応する部分には、燃焼室孔3が形成され
ている。燃焼室孔3の周縁部4は燃焼室孔3の径方向外
側に空間部5を存して上方に折り曲げられて厚さ方向に
二枚配置されており、これにより、燃焼室孔3の周縁部
4の板厚が他の平坦部7より厚くされて該周縁部4にス
トッパ部が設けられている。周縁部4の空間部5には、
耐熱性を有し、且つ、厚さ方向に弾性変形可能な膨張黒
鉛などの変形部材5aが装入されている。周縁部4の外
側にはゴム系材料からなるビード7a(図1では省略す
る。)が両面に設けられており、また、ビード7aの外
側には締結ボルトのボルト孔9が周方向に所定の間隔を
存して複数形成されている。
【0017】図3を参照して、ボルト孔9とビード7a
との間には、シリンダブロック10とシリンダヘッド1
1との各接合面10a,11aにシリンダボア2端部の
周囲に沿って連続して形成された冷却液通路12の開口
部12aを臨む部分13が、該シリンタボア2の端部に
対応する燃焼室孔3の周囲に沿って連続して設けられて
おり、該部分13にはシリンダブロック10とシリンダ
ヘッド11の各冷却液通路12に連通する図示しない水
孔が形成されている。
との間には、シリンダブロック10とシリンダヘッド1
1との各接合面10a,11aにシリンダボア2端部の
周囲に沿って連続して形成された冷却液通路12の開口
部12aを臨む部分13が、該シリンタボア2の端部に
対応する燃焼室孔3の周囲に沿って連続して設けられて
おり、該部分13にはシリンダブロック10とシリンダ
ヘッド11の各冷却液通路12に連通する図示しない水
孔が形成されている。
【0018】基板1aの冷却液通路12の開口部12a
を臨む部分13には、シリンダブロック10の冷却液通
路12の開口部12a側に向けて突出するビード(補強
部)14が燃焼室孔3の周囲に沿って所定の間隔で複数
設けられている。このビード14は、基板1aを湾曲成
形して形成される。また、ビード14は燃焼室孔3の中
心点Oから放射状に延びる線L上に位置しており、その
形状は平面視すると該線L上に沿って長い長方形状をな
している。さらに、ビード14の線L方向の両端部は冷
却液通路12の燃焼室孔3側の内壁15及び燃焼室孔3
から離間する側の内壁16にそれぞれ接するようにされ
ている。
を臨む部分13には、シリンダブロック10の冷却液通
路12の開口部12a側に向けて突出するビード(補強
部)14が燃焼室孔3の周囲に沿って所定の間隔で複数
設けられている。このビード14は、基板1aを湾曲成
形して形成される。また、ビード14は燃焼室孔3の中
心点Oから放射状に延びる線L上に位置しており、その
形状は平面視すると該線L上に沿って長い長方形状をな
している。さらに、ビード14の線L方向の両端部は冷
却液通路12の燃焼室孔3側の内壁15及び燃焼室孔3
から離間する側の内壁16にそれぞれ接するようにされ
ている。
【0019】ボルト孔9より外側の基板1aの外縁端部
1bは、上方に折り曲げて該基板1aを厚さ方向に二枚
配置すると共に、厚さ方向に二枚配置された基板1aを
互いに密着させている。基板1aの外縁端部1bの内側
には、ゴム系材料からなるビード7b(図1では省略す
る。)が両面に設けられている。
1bは、上方に折り曲げて該基板1aを厚さ方向に二枚
配置すると共に、厚さ方向に二枚配置された基板1aを
互いに密着させている。基板1aの外縁端部1bの内側
には、ゴム系材料からなるビード7b(図1では省略す
る。)が両面に設けられている。
【0020】図示は省略するが、エンジン側のシール面
の面粗さを吸収するために、基板1aの片面又は両面に
は、耐熱性を有するゴム被膜又は二硫化モリブデンに樹
脂を混入させたものを焼き付けるなどして表面ミクロシ
ール処理がなされているか、又は折り返された燃焼室孔
周りと外縁部のみに二硫化モリブデンに樹脂を混入させ
たものを焼き付けるなどして表面ミクロシール効果と滑
りを助けている。
の面粗さを吸収するために、基板1aの片面又は両面に
は、耐熱性を有するゴム被膜又は二硫化モリブデンに樹
脂を混入させたものを焼き付けるなどして表面ミクロシ
ール処理がなされているか、又は折り返された燃焼室孔
周りと外縁部のみに二硫化モリブデンに樹脂を混入させ
たものを焼き付けるなどして表面ミクロシール効果と滑
りを助けている。
【0021】図3は、オールアルミエンジンのシリンダ
ブロック10の接合面10aとシリンダヘッド11の接
合面11aとの間に金属ガスケット1を介装して締結ボ
ルトで締め付けた後の状態を示す断面図である。シリン
ダブロック10は、シリンダボア2の内周部に設けられ
た鋳鉄製シリンダスリーブ17と、該スリーブ17の上
端部外周に形成されたフランジ部17aを保持する段差
状保持面18を有するアルミ製のシリンダブロック本体
19とを備える。
ブロック10の接合面10aとシリンダヘッド11の接
合面11aとの間に金属ガスケット1を介装して締結ボ
ルトで締め付けた後の状態を示す断面図である。シリン
ダブロック10は、シリンダボア2の内周部に設けられ
た鋳鉄製シリンダスリーブ17と、該スリーブ17の上
端部外周に形成されたフランジ部17aを保持する段差
状保持面18を有するアルミ製のシリンダブロック本体
19とを備える。
【0022】そして、締結ボルトによる締め付けに際し
ては、金属ガスケット1の周縁部4をシリンダボア2の
端部周縁に相当するスリーブ17のフランジ部17aの
上面に配置し、この状態で該締め付けを行う。
ては、金属ガスケット1の周縁部4をシリンダボア2の
端部周縁に相当するスリーブ17のフランジ部17aの
上面に配置し、この状態で該締め付けを行う。
【0023】この時、燃焼室孔3の周縁部4にストッパ
部を設けて板厚を他の部分より厚くしているので、該周
縁部4に最も面圧が集中してシリンダボア2端部周縁に
最大荷重がかかり、これにより、該周縁部のシールがな
される。
部を設けて板厚を他の部分より厚くしているので、該周
縁部4に最も面圧が集中してシリンダボア2端部周縁に
最大荷重がかかり、これにより、該周縁部のシールがな
される。
【0024】この場合、従来例で説明したように、燃焼
室孔3の周縁部4の板厚を厚くすると、該周縁部4の板
厚と該周縁部4の外側に位置する基板1aの外端縁部1
bの板厚との差が大きくなりすぎて、シリンダブロック
10とシリンダヘッド11との各接合面10a,11a
の間に、周縁部4側を底辺、基板1aの外端部側を頂点
とした基板1aの変形を許容する略三角形状の空隙が発
生してしまい、しかも、オープンデッキ構造においては
シリンダブロック10の冷却液通路12がシリンダボア
2端部の周囲に沿って連続して開口しているため、エン
ジン運転時に冷却液通路12の燃焼室孔3側とボルト孔
9側の温度差による熱膨張差によって金属ガスケット1
に働くスラスト方向の圧縮力が冷却液通路12の開口部
分12で基板1aを変形をさせようとする。
室孔3の周縁部4の板厚を厚くすると、該周縁部4の板
厚と該周縁部4の外側に位置する基板1aの外端縁部1
bの板厚との差が大きくなりすぎて、シリンダブロック
10とシリンダヘッド11との各接合面10a,11a
の間に、周縁部4側を底辺、基板1aの外端部側を頂点
とした基板1aの変形を許容する略三角形状の空隙が発
生してしまい、しかも、オープンデッキ構造においては
シリンダブロック10の冷却液通路12がシリンダボア
2端部の周囲に沿って連続して開口しているため、エン
ジン運転時に冷却液通路12の燃焼室孔3側とボルト孔
9側の温度差による熱膨張差によって金属ガスケット1
に働くスラスト方向の圧縮力が冷却液通路12の開口部
分12で基板1aを変形をさせようとする。
【0025】しかしながら、この実施の形態では、基板
1aの冷却液通路12の開口部12を臨む部分13に、
該開口部12に向けて突出する補強用のビード14を設
けているため、該部分13の剛性が大きくなって上述し
たスラスト方向の圧縮力による変形や皺、亀裂などの発
生を良好に防止することができ、この結果、長期間にわ
たり安定したシール機能を確保することができる。
1aの冷却液通路12の開口部12を臨む部分13に、
該開口部12に向けて突出する補強用のビード14を設
けているため、該部分13の剛性が大きくなって上述し
たスラスト方向の圧縮力による変形や皺、亀裂などの発
生を良好に防止することができ、この結果、長期間にわ
たり安定したシール機能を確保することができる。
【0026】また、ビード14の放射状の線L方向の両
端部は冷却液通路12の燃焼室孔3側の内壁15及び燃
焼室孔3から離間する側の内壁16にそれぞれ接してい
るため、上下運動するピストンが上死点から下方に運動
の方向を変える時に該ピストンがシリンダボアの壁面に
強くぶつかって発生する微振動や、爆発による縦方向の
振動に起因する悪影響を回避することが可能になる。
端部は冷却液通路12の燃焼室孔3側の内壁15及び燃
焼室孔3から離間する側の内壁16にそれぞれ接してい
るため、上下運動するピストンが上死点から下方に運動
の方向を変える時に該ピストンがシリンダボアの壁面に
強くぶつかって発生する微振動や、爆発による縦方向の
振動に起因する悪影響を回避することが可能になる。
【0027】更に、燃焼室孔3の周囲に沿って所定の間
隔で設けられた複数のビード14がそれぞれ放射状の線
L上、すなわち、上述したスラスト方向の圧縮力が作用
する方向に沿って配置されているため、該圧縮力による
基板1aの変形をより効果的に防止することができる。
隔で設けられた複数のビード14がそれぞれ放射状の線
L上、すなわち、上述したスラスト方向の圧縮力が作用
する方向に沿って配置されているため、該圧縮力による
基板1aの変形をより効果的に防止することができる。
【0028】更に、基板1aを湾曲成形してビード14
を形成してこれを補強部としているので、補強部の形成
を容易に行うことができる。なお、上記実施の形態で
は、ビード14を燃焼室孔3の周囲に沿って略等間隔で
複数形成しているが、これに代えて、締結ボルトによる
締め付け時に面圧が高くなるボルト孔9近傍のビード1
4の間隔を大きくすると共に、該ボルト孔9近傍より比
較的面圧が低い互いに隣り合う各ボルト孔9間のビード
14の間隔を小さくすることにより、上述したスラスト
方向の圧縮力による基板1aの変形防止効果を燃焼室孔
3の周方向において平均化することができる。
を形成してこれを補強部としているので、補強部の形成
を容易に行うことができる。なお、上記実施の形態で
は、ビード14を燃焼室孔3の周囲に沿って略等間隔で
複数形成しているが、これに代えて、締結ボルトによる
締め付け時に面圧が高くなるボルト孔9近傍のビード1
4の間隔を大きくすると共に、該ボルト孔9近傍より比
較的面圧が低い互いに隣り合う各ボルト孔9間のビード
14の間隔を小さくすることにより、上述したスラスト
方向の圧縮力による基板1aの変形防止効果を燃焼室孔
3の周方向において平均化することができる。
【0029】また、上記実施の形態では、独立したビー
ド14を燃焼室孔3の周囲に沿って複数設けているが、
必ずしもこのようにする必要はなく、例えば燃焼室孔3
の周囲に沿って連続するビードを設けてもよい。
ド14を燃焼室孔3の周囲に沿って複数設けているが、
必ずしもこのようにする必要はなく、例えば燃焼室孔3
の周囲に沿って連続するビードを設けてもよい。
【0030】更に、上記実施の形態では、シリンダブロ
ック10の冷却液通路12の開口部12a側に向けて突
出するビード14のみを設けているが、図4に示すよう
に、基板1aを二枚或いはそれ以上積層して、シリンダ
ブロック10側に配置された基板1aに該シリンダブロ
ック10の冷却液通路12の開口部12a側に向けて突
出するビード14を設けると共に、シリンダヘッド11
側に配置された基板1aに該シリンダヘッド11の冷却
液通路12の開口部12a側に向けて突出するビード1
4を設けてもよい。
ック10の冷却液通路12の開口部12a側に向けて突
出するビード14のみを設けているが、図4に示すよう
に、基板1aを二枚或いはそれ以上積層して、シリンダ
ブロック10側に配置された基板1aに該シリンダブロ
ック10の冷却液通路12の開口部12a側に向けて突
出するビード14を設けると共に、シリンダヘッド11
側に配置された基板1aに該シリンダヘッド11の冷却
液通路12の開口部12a側に向けて突出するビード1
4を設けてもよい。
【0031】更に、上記実施の形態では、補強部として
基板1aを湾曲成形して形成したビード14を採用して
いるが、必ずしもこれに限定する必要はなく、例えば、
冷却液通路12の開口部12aを臨む部分13に補強用
の板部材などを積層して該部分13の剛性を増すように
してもよい。
基板1aを湾曲成形して形成したビード14を採用して
いるが、必ずしもこれに限定する必要はなく、例えば、
冷却液通路12の開口部12aを臨む部分13に補強用
の板部材などを積層して該部分13の剛性を増すように
してもよい。
【0032】更に、上記実施の形態では、本発明の金属
ガスケットをオープンデッキ構造のオールアルミエンジ
ンに適用した場合を例に採ったが、ウエットライナー構
造のオールアルミエンジンにも適用できるのは勿論であ
る。
ガスケットをオープンデッキ構造のオールアルミエンジ
ンに適用した場合を例に採ったが、ウエットライナー構
造のオールアルミエンジンにも適用できるのは勿論であ
る。
【0033】図5〜図7にビードの変形例を示す。図5
は該ビードを説明するための説明的平面図、図6は図5
のVI−VI線断面図、図7は図5のVII−VII線
断面図である。なお、ビードの形状以外は上記実施の形
態と同一であるので、同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
は該ビードを説明するための説明的平面図、図6は図5
のVI−VI線断面図、図7は図5のVII−VII線
断面図である。なお、ビードの形状以外は上記実施の形
態と同一であるので、同一部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0034】このビード20は、基板1aの冷却液通路
12の開口部12aを臨む部分13に、燃焼室孔3側及
びボルト孔9側に向けて交互に蛇行しながら燃焼室孔3
の周囲に沿って連続して設けられている。ビード20は
基板1aを湾曲成形することにより形成したもので、冷
却液通路12の開口部12a側に向けて突出している。
また、ビード20の燃焼室孔3側に蛇行した部分は冷却
液通路12の燃焼室孔3側の内壁15に接しており、一
方、ボルト孔9側に蛇行した部分は冷却液通路12の燃
焼室孔3から離間する側の内壁16に接している。
12の開口部12aを臨む部分13に、燃焼室孔3側及
びボルト孔9側に向けて交互に蛇行しながら燃焼室孔3
の周囲に沿って連続して設けられている。ビード20は
基板1aを湾曲成形することにより形成したもので、冷
却液通路12の開口部12a側に向けて突出している。
また、ビード20の燃焼室孔3側に蛇行した部分は冷却
液通路12の燃焼室孔3側の内壁15に接しており、一
方、ボルト孔9側に蛇行した部分は冷却液通路12の燃
焼室孔3から離間する側の内壁16に接している。
【0035】図8及び図9にビードの他の変形例を示
す。図8は該ビードを説明するための説明的平面図、図
9は図8のIX−IX線断面図である。なお、ビードの
形状以外は上記実施の形態と同一であるので、同一部分
には同一符号を付してその説明を省略する。
す。図8は該ビードを説明するための説明的平面図、図
9は図8のIX−IX線断面図である。なお、ビードの
形状以外は上記実施の形態と同一であるので、同一部分
には同一符号を付してその説明を省略する。
【0036】このビード30は、基板1aの冷却液通路
12の開口部12aを臨む部分13に、燃焼室孔3の周
囲に沿って所定の間隔で複数設けられている。ビード3
0は、平面視して円形状をなしており、基板1aを湾曲
成形することにより形成されて冷却液通路12の開口部
12a側に向けて突出している。また、ビード30の燃
焼室孔3側の側部は冷却液通路12の燃焼室孔3側の内
壁15に接しており、一方、ボルト孔9側の側部は冷却
液通路12の燃焼室孔3から離間する側の内壁16に接
している。
12の開口部12aを臨む部分13に、燃焼室孔3の周
囲に沿って所定の間隔で複数設けられている。ビード3
0は、平面視して円形状をなしており、基板1aを湾曲
成形することにより形成されて冷却液通路12の開口部
12a側に向けて突出している。また、ビード30の燃
焼室孔3側の側部は冷却液通路12の燃焼室孔3側の内
壁15に接しており、一方、ボルト孔9側の側部は冷却
液通路12の燃焼室孔3から離間する側の内壁16に接
している。
【0037】なお、上記各実施の形態では、ビードを冷
却液通路12の燃焼室孔3側の内壁15及び燃焼室孔3
から離間する側の内壁16にそれぞれ接するようにして
いるが、図10に示すように、ビードを冷却液通路12
の燃焼室孔3側の内壁15エッヂ及び燃焼室孔3から離
間する側の内壁16エッヂにそれぞれ交差して接するよ
うにしてもよい。
却液通路12の燃焼室孔3側の内壁15及び燃焼室孔3
から離間する側の内壁16にそれぞれ接するようにして
いるが、図10に示すように、ビードを冷却液通路12
の燃焼室孔3側の内壁15エッヂ及び燃焼室孔3から離
間する側の内壁16エッヂにそれぞれ交差して接するよ
うにしてもよい。
【0038】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、基板の冷却液通路の開口部を臨む部分に補強
部を設けているため、該部分の剛性が大きくなってスラ
スト方向の圧縮力による変形や皺,亀裂などの発生を良
好に防止することができ、この結果、長期間にわたり安
定したシール機能を確保することができる。
によれば、基板の冷却液通路の開口部を臨む部分に補強
部を設けているため、該部分の剛性が大きくなってスラ
スト方向の圧縮力による変形や皺,亀裂などの発生を良
好に防止することができ、この結果、長期間にわたり安
定したシール機能を確保することができる。
【0039】また、補強部を冷却液通路の燃焼室孔側の
内壁及び燃焼室孔から離間する側の内壁にそれぞれ接触
させることにより、上下運動するピストンが上死点から
下方に運動の方向を変える時に該ピストンがシリンダボ
アの壁面に強くぶつかって発生する微振動や、爆発によ
る縦方向の振動に起因する悪影響を回避することが可能
になる。
内壁及び燃焼室孔から離間する側の内壁にそれぞれ接触
させることにより、上下運動するピストンが上死点から
下方に運動の方向を変える時に該ピストンがシリンダボ
アの壁面に強くぶつかって発生する微振動や、爆発によ
る縦方向の振動に起因する悪影響を回避することが可能
になる。
【0040】更に、燃焼室孔の周囲に沿って所定の間隔
で設けられた複数の補強部をそれぞれ燃焼室孔の中心点
から放射状に延びる線上に配置することにより、上述し
たスラスト方向の圧縮力による基板の変形をより効果的
に防止することができる。
で設けられた複数の補強部をそれぞれ燃焼室孔の中心点
から放射状に延びる線上に配置することにより、上述し
たスラスト方向の圧縮力による基板の変形をより効果的
に防止することができる。
【0041】更に、補強部を燃焼室孔の周囲に沿って所
定の間隔で複数形成する際に、締結ボルトによる締め付
け時に面圧が高くなるボルト孔近傍の補強部の間隔を大
きくすると共に、該ボルト孔近傍より比較的面圧が低い
互いに隣り合う各ボルト孔間の補強部の間隔を小さくす
ることにより、上述したスラスト方向の圧縮力による基
板の変形防止効果を燃焼室孔の周方向において平均化す
ることができる。
定の間隔で複数形成する際に、締結ボルトによる締め付
け時に面圧が高くなるボルト孔近傍の補強部の間隔を大
きくすると共に、該ボルト孔近傍より比較的面圧が低い
互いに隣り合う各ボルト孔間の補強部の間隔を小さくす
ることにより、上述したスラスト方向の圧縮力による基
板の変形防止効果を燃焼室孔の周方向において平均化す
ることができる。
【0042】更に、基板を湾曲成形してビードを形成
し、これを補強部とすることにより、、該補強部の形成
を容易に行うことができる。
し、これを補強部とすることにより、、該補強部の形成
を容易に行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例である金属ガスケッ
トを説明するための説明的平面図である。
トを説明するための説明的平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】該金属ガスケットをシリンダブロックとシリン
ダヘッドとの接合面間に介装した状態を示す断面図であ
る。
ダヘッドとの接合面間に介装した状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の他の実施の形態を説明するための説明
的断面図である。
的断面図である。
【図5】ビードの変形例を説明するための説明的平面図
である。
である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】ビードの他の変形例を説明するための説明的平
面図である。
面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】ビードの他の変形例を説明するための説明的
断面図である。
断面図である。
1…金属ガスケット 1a…基板 2…シリンダボア 3…燃焼室孔 9…ボルト孔 10…シリンダブロック 10a…シリンダブロックの接合面 11…シリンダヘッド 11a…シリンダヘッドの接合面 12…冷却液通路 12a…開口部 13…基板の冷却液通路の開口部を臨む部分 14…ビード(補強部) 15…燃焼室孔側の内壁 16…燃焼室孔から離間する側の内壁 O…燃焼室孔の中心点 L…燃焼室孔の中心点から放射状に延びる線
Claims (8)
- 【請求項1】 少なくとも燃焼室孔、ボルト孔及び水孔
が形成された金属性基板を備え、前記燃焼室孔に対応す
るシリンダボア端部の周囲に沿って開口する冷却液通路
が接合面に設けられたシリンダブロックとシリンダヘッ
ドとの各接合面間に介装して締結ボルトで締め付けるこ
とにより、前記接合面間をシールするようにした内燃機
関用金属ガスケットにおいて、 前記基板の前記冷却液通路の開口部を臨む部分に補強部
を設けたことを特徴とする金属ガスケット。 - 【請求項2】 前記補強部は前記冷却液通路の前記燃焼
室孔側及び該燃焼室孔から離間する側にそれぞれ接する
ことを特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。 - 【請求項3】 前記補強部を前記シリンダブロックの前
記冷却液通路の開口部を臨む部分にのみ設けたことを特
徴とする請求項1又は2記載の金属ガスケット。 - 【請求項4】 前記基板を複数枚積層して、前記補強部
を前記シリンダヘッド側に配置された基板及び前記シリ
ンダブロック側に配置された基板にそれぞれ設けたこと
を特徴とする請求項1又は2記載の金属ガスケット。 - 【請求項5】 前記補強部を前記燃焼室孔の周囲に沿っ
て所定の間隔で複数形成したことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか一項に記載の金属ガスケット。 - 【請求項6】 前記補強部を前記燃焼室孔の中心点から
放射状に延びる線上に配置したことを特徴とする請求項
5記載の金属ガスケット。 - 【請求項7】 前記ボルト孔近傍での前記補強部の間隔
を互いに隣り合う各ボルト孔間での間隔より大きくした
ことを特徴とする請求項5又は6記載の金属ガスケッ
ト。 - 【請求項8】 前記補強部は前記基板を湾曲させること
により形成したビードであることを特徴とする請求項1
〜7のいずれか一項に記載の金属ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11926396A JPH09303560A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 金属ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11926396A JPH09303560A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 金属ガスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303560A true JPH09303560A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14757018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11926396A Pending JPH09303560A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 金属ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09303560A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007057063A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Japan Metal Gasket Co Ltd | ガスケット |
| CN102575771A (zh) * | 2009-08-26 | 2012-07-11 | Nok株式会社 | 金属垫片及金属垫片用模具的制造方法 |
| WO2013038975A1 (ja) * | 2011-09-13 | 2013-03-21 | Nok株式会社 | 金属ガスケットによるシール構造 |
| JP2013515212A (ja) * | 2009-12-18 | 2013-05-02 | フェデラル−モーグル コーポレイション | 改善された位置決めおよび保持ピンを有するガスケットアセンブリならびにその構成方法 |
| JP5468673B1 (ja) * | 2012-12-07 | 2014-04-09 | 石川ガスケット株式会社 | ガスケットとシリンダヘッドガスケット |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP11926396A patent/JPH09303560A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9651152B2 (en) | 2009-12-18 | 2017-05-16 | Federal-Mogul Motorparts Corporation | Gasket assembly with improved locating and retention pin and method of construction thereof |
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| CN103797286A (zh) * | 2011-09-13 | 2014-05-14 | Nok株式会社 | 利用金属衬垫的密封构造 |
| CN103797286B (zh) * | 2011-09-13 | 2015-12-09 | Nok株式会社 | 利用金属衬垫的密封构造 |
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| CN103867334A (zh) * | 2012-12-07 | 2014-06-18 | 石川密封垫板有限责任公司 | 密封垫和气缸盖密封垫 |
| KR101463800B1 (ko) * | 2012-12-07 | 2014-11-20 | 이시카와 가스킷 가부시키가이샤 | 개스킷 |
| CN103867334B (zh) * | 2012-12-07 | 2017-04-12 | 石川密封垫板有限责任公司 | 密封垫和气缸盖密封垫 |
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