JPH09201420A - 用時活性型イオントフォレーシス用デバイス - Google Patents
用時活性型イオントフォレーシス用デバイスInfo
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- JPH09201420A JPH09201420A JP1428396A JP1428396A JPH09201420A JP H09201420 A JPH09201420 A JP H09201420A JP 1428396 A JP1428396 A JP 1428396A JP 1428396 A JP1428396 A JP 1428396A JP H09201420 A JPH09201420 A JP H09201420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 イオントフォレーシス用デバイスの、保存中
の水保持層からの水分の揮散を防止し、水に不安定な薬
物の長期安定性を改善し、水の薬物保持層への精度良い
供給をはかる。 【解決手段】 電極構造層、水保持層及び乾燥状態にあ
る生理活性物質を含有する薬物保持層とをこの順で配置
して成り、更に水保持層と薬物保持層との間に非透水性
の素材で構成されたセパレーター層を配置したイオント
フォレーシス用デバイス。
の水保持層からの水分の揮散を防止し、水に不安定な薬
物の長期安定性を改善し、水の薬物保持層への精度良い
供給をはかる。 【解決手段】 電極構造層、水保持層及び乾燥状態にあ
る生理活性物質を含有する薬物保持層とをこの順で配置
して成り、更に水保持層と薬物保持層との間に非透水性
の素材で構成されたセパレーター層を配置したイオント
フォレーシス用デバイス。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経皮及び経粘膜適
用の治療に対して好適なイオントフォレーシス用デバイ
スに関する。更に詳しくは、イオントフォレーシスの原
理を用いた経皮、経粘膜薬剤投与に使用するイオントフ
ォレーシス用デバイスで、保存中に含水層からの水分の
揮散を防止すると同時に、不安定薬物の長期安定性を向
上させることができ、更に適用時にデバイスを容易に活
性化できる用時活性型イオントフォレーシス用デバイス
に関する。
用の治療に対して好適なイオントフォレーシス用デバイ
スに関する。更に詳しくは、イオントフォレーシスの原
理を用いた経皮、経粘膜薬剤投与に使用するイオントフ
ォレーシス用デバイスで、保存中に含水層からの水分の
揮散を防止すると同時に、不安定薬物の長期安定性を向
上させることができ、更に適用時にデバイスを容易に活
性化できる用時活性型イオントフォレーシス用デバイス
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、外用製剤分野では種々の剤型が開
発され、関心が次第に高まりつつある。その理由は、皮
膚や粘膜から局所性または全身性にその薬理作用を期待
する薬物を投与した場合、薬物の持続性が期待できるこ
と、薬物の吸収速度の調節が容易であり、投与過剰によ
る副作用が防止できること、経口投与に見られるような
肝臓による初回通過効果による代謝の影響等が少なく薬
物を有効利用できること、肝臓障害等を伴う薬物でも比
較的安全に投与できること等の利点を有するためであ
る。
発され、関心が次第に高まりつつある。その理由は、皮
膚や粘膜から局所性または全身性にその薬理作用を期待
する薬物を投与した場合、薬物の持続性が期待できるこ
と、薬物の吸収速度の調節が容易であり、投与過剰によ
る副作用が防止できること、経口投与に見られるような
肝臓による初回通過効果による代謝の影響等が少なく薬
物を有効利用できること、肝臓障害等を伴う薬物でも比
較的安全に投与できること等の利点を有するためであ
る。
【0003】しかしながら、正常の皮膚は当然、外界か
らの刺激に対する保護作用を有するため、薬物の吸収・
透過は比較的困難なものとなっている。従って、薬物を
外用剤の剤型で投与しても目的とする薬効を充分に発現
するのに必要な薬物量が経皮的に容易に吸収され難いの
が現状である。また、皮膚以外の生体膜からの吸収経
路、例えば経口、直腸、口腔、鼻、舌下等の投与法にお
いても薬物によっては、それに関わる生体膜を浸透もし
くは透過し難く、バイオベイアビリティーの低い薬物が
数多く見られる。
らの刺激に対する保護作用を有するため、薬物の吸収・
透過は比較的困難なものとなっている。従って、薬物を
外用剤の剤型で投与しても目的とする薬効を充分に発現
するのに必要な薬物量が経皮的に容易に吸収され難いの
が現状である。また、皮膚以外の生体膜からの吸収経
路、例えば経口、直腸、口腔、鼻、舌下等の投与法にお
いても薬物によっては、それに関わる生体膜を浸透もし
くは透過し難く、バイオベイアビリティーの低い薬物が
数多く見られる。
【0004】従って、皮膚及びその他の生体膜に対する
浸透・透過・吸収を充分に高め実用使用濃度において充
分な薬理効果を示し、かつそれ自身の局所毒性や全身毒
性等の問題が少ない、有用性及び安全性の高い吸収促進
方法が望まれている。
浸透・透過・吸収を充分に高め実用使用濃度において充
分な薬理効果を示し、かつそれ自身の局所毒性や全身毒
性等の問題が少ない、有用性及び安全性の高い吸収促進
方法が望まれている。
【0005】現在、吸収促進方法には、吸収促進剤を用
いる化学的促進法と、イオントフォレーシスやフォノフ
ォレーシスを用いた物理的促進法があるが、近年になり
イオントフォレーシスがにわかに注目され、上記の問題
を解決できる投与方法として期待されている。イオント
フォレーシスとは皮膚または粘膜に電圧を印加し、電気
的にイオン性薬物を泳動し、皮膚または粘膜から薬物投
与する技術をいう。
いる化学的促進法と、イオントフォレーシスやフォノフ
ォレーシスを用いた物理的促進法があるが、近年になり
イオントフォレーシスがにわかに注目され、上記の問題
を解決できる投与方法として期待されている。イオント
フォレーシスとは皮膚または粘膜に電圧を印加し、電気
的にイオン性薬物を泳動し、皮膚または粘膜から薬物投
与する技術をいう。
【0006】一般的に、イオントフォレーシス用デバイ
スは、陽極用と陰極用のイオントフォレーシス用電極を
一定間隔において皮膚に貼着し、電流発生器から生じた
電流を該電極に導くことにより治療が実施されるように
構成されている。イオントフォレーシス電極は、薬剤を
貯蔵するための層と電極を組み合わせた構造で有り、薬
効成分の体内血中濃度を一定時間維持する目的で、あら
かじめ設計された一定量の薬効成分の他、必要に応じて
種々の添加剤が安定した薬効を維持できるように封入で
きるような構造とされている。このようなイオントフォ
レーシス用デバイスとしては、特開昭62−26856
9号公報、特開平2−131779号公報、特開平3−
268769号公報、特開平3−45271号公報、特
表平3−504343号公報、特表平3−504813
号公報等に開示されている。
スは、陽極用と陰極用のイオントフォレーシス用電極を
一定間隔において皮膚に貼着し、電流発生器から生じた
電流を該電極に導くことにより治療が実施されるように
構成されている。イオントフォレーシス電極は、薬剤を
貯蔵するための層と電極を組み合わせた構造で有り、薬
効成分の体内血中濃度を一定時間維持する目的で、あら
かじめ設計された一定量の薬効成分の他、必要に応じて
種々の添加剤が安定した薬効を維持できるように封入で
きるような構造とされている。このようなイオントフォ
レーシス用デバイスとしては、特開昭62−26856
9号公報、特開平2−131779号公報、特開平3−
268769号公報、特開平3−45271号公報、特
表平3−504343号公報、特表平3−504813
号公報等に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
イオントフォレーシス用デバイスにおいては、適用時の
活性化方法が簡単で無いために人為的誤差を含む要素が
多く、期待される薬効が発現されないばかりか、予期せ
ぬ副作用が生ずるおそれもあり、操作性の面で安全性に
問題がある。また、水中での安定性に問題がある薬剤を
使用する場合には、経時での生理活性物質の分解による
設定薬物量の減少が懸念され、該薬物を高濃度で投与し
たい場合には、保存中に薬物の希釈が起こるおそれがあ
る。更に、患者への適用前の保管時において薬剤貯蔵層
からの薬物や添加剤等の洩れや揮散が大きな問題になっ
ている。その他の問題として、薬物溶解液が活性化時に
電極に直接接触して存在するように構成されたデバイス
においては、通電時において薬物が電極表面で電気的に
分解することが報告されており、分解薬物の体内吸収に
よる人体への影響が挙げられる。
イオントフォレーシス用デバイスにおいては、適用時の
活性化方法が簡単で無いために人為的誤差を含む要素が
多く、期待される薬効が発現されないばかりか、予期せ
ぬ副作用が生ずるおそれもあり、操作性の面で安全性に
問題がある。また、水中での安定性に問題がある薬剤を
使用する場合には、経時での生理活性物質の分解による
設定薬物量の減少が懸念され、該薬物を高濃度で投与し
たい場合には、保存中に薬物の希釈が起こるおそれがあ
る。更に、患者への適用前の保管時において薬剤貯蔵層
からの薬物や添加剤等の洩れや揮散が大きな問題になっ
ている。その他の問題として、薬物溶解液が活性化時に
電極に直接接触して存在するように構成されたデバイス
においては、通電時において薬物が電極表面で電気的に
分解することが報告されており、分解薬物の体内吸収に
よる人体への影響が挙げられる。
【0008】このような問題を解決すべく、これまで数
多くの発明がなされてきた。例えば、特開昭63−10
2768号公報、米国特許5310404号には、水ま
たは電解質溶液を封入したカプセルまたはポーチを電極
構造の上部に配置し、用時にカプセルまたはポーチを破
壊して薬物保持層を含浸させる方法が提案されている。
しかし、この方法の場合、薬物保持層全体に水分を均一
に浸透させるのに時間がかかりすぎる点や薬物の希釈に
よる薬効の低下が生じる可能性があり、実用上十分とは
言えない。
多くの発明がなされてきた。例えば、特開昭63−10
2768号公報、米国特許5310404号には、水ま
たは電解質溶液を封入したカプセルまたはポーチを電極
構造の上部に配置し、用時にカプセルまたはポーチを破
壊して薬物保持層を含浸させる方法が提案されている。
しかし、この方法の場合、薬物保持層全体に水分を均一
に浸透させるのに時間がかかりすぎる点や薬物の希釈に
よる薬効の低下が生じる可能性があり、実用上十分とは
言えない。
【0009】又、国際公開公報9318327号には、
薬物保持層と電解質を含む電極層とが分離した状態で別
々のコンパートメント内に配置され、適用時にこのよう
なヒンジ構造にある2つのコンパートメントを折り合わ
せることで活性化させる方法が開示されている。しか
し、この方法の場合は、薬物の長期安定性は改善される
が適用時の活性化方法が簡単で無いために、乾燥薬物と
溶解液との混合時に溶解液が製剤外部へ漏洩する人為的
な誤りが生ずるおそれのある要素が多く、製剤の均一性
が十分に得られるとは言えなかった。また、この公報の
別の実施例には、水含有層と薬物含有層とを両面に剥離
面を有するセパレーター層でバリアー的に分離し、適用
時にセパレーター層を引き抜くことにより活性化するイ
オントフォレーシス用デバイスが開示されている。しか
し、このイオントフォレーシス用デバイスの場合、両層
に粘着性材料が使用されているため、引き抜き時に大き
な引張力が必要とされるばかりか、引き抜きによるイオ
ントフォレーシス用デバイスの破損や充填物の漏洩を招
く可能性がある。以上の点から、この方法は実用性の面
で問題がある。
薬物保持層と電解質を含む電極層とが分離した状態で別
々のコンパートメント内に配置され、適用時にこのよう
なヒンジ構造にある2つのコンパートメントを折り合わ
せることで活性化させる方法が開示されている。しか
し、この方法の場合は、薬物の長期安定性は改善される
が適用時の活性化方法が簡単で無いために、乾燥薬物と
溶解液との混合時に溶解液が製剤外部へ漏洩する人為的
な誤りが生ずるおそれのある要素が多く、製剤の均一性
が十分に得られるとは言えなかった。また、この公報の
別の実施例には、水含有層と薬物含有層とを両面に剥離
面を有するセパレーター層でバリアー的に分離し、適用
時にセパレーター層を引き抜くことにより活性化するイ
オントフォレーシス用デバイスが開示されている。しか
し、このイオントフォレーシス用デバイスの場合、両層
に粘着性材料が使用されているため、引き抜き時に大き
な引張力が必要とされるばかりか、引き抜きによるイオ
ントフォレーシス用デバイスの破損や充填物の漏洩を招
く可能性がある。以上の点から、この方法は実用性の面
で問題がある。
【0010】又、特開平3−94771号公報には、イ
オン選択透過性膜(イオン交換膜等)を水保持部の皮膚
側に隣接するように接地し、更に該イオン選択透過性膜
の生体当接面上に薬物を乾燥付着させることで、薬物の
希釈の防止及び微量薬物の局所高濃度投与の実現を目的
としたデバイスが開示されている。しかし、このデバイ
スの場合、イオン交換膜を水保持部と薬物層の間に設置
するため、水の供給がイオン交換膜により制限されるた
め溶解律速となり、電気泳動的な薬物の移動が阻害さ
れ、結果的に薬物吸収量の低下を招くという問題があ
る。また、イオン選択透過性膜の薬物付着側面は、適用
時まで湿潤性に乏しい状態で保管されるため、イオン選
択性の低下を招くおそれがある。以上の点から、イオン
交換膜等のイオン選択透過性膜を薬物層に隣接した状態
で設置することは好ましくない。
オン選択透過性膜(イオン交換膜等)を水保持部の皮膚
側に隣接するように接地し、更に該イオン選択透過性膜
の生体当接面上に薬物を乾燥付着させることで、薬物の
希釈の防止及び微量薬物の局所高濃度投与の実現を目的
としたデバイスが開示されている。しかし、このデバイ
スの場合、イオン交換膜を水保持部と薬物層の間に設置
するため、水の供給がイオン交換膜により制限されるた
め溶解律速となり、電気泳動的な薬物の移動が阻害さ
れ、結果的に薬物吸収量の低下を招くという問題があ
る。また、イオン選択透過性膜の薬物付着側面は、適用
時まで湿潤性に乏しい状態で保管されるため、イオン選
択性の低下を招くおそれがある。以上の点から、イオン
交換膜等のイオン選択透過性膜を薬物層に隣接した状態
で設置することは好ましくない。
【0011】更に、特開平3−504813号公報に
は、イオン選択性物質(イオン交換膜等)を電極表面に
コーティングするか、または直接積層することによりイ
オン交換層を電極に隣接するように構成されたデバイス
が開示されている。しかし、このデバイスの場合、イオ
ン交換層の材質によっては、電極との接触が疎水的にな
って抵抗が上がる現象が見られ、場合によっては、電気
的接触によってイオン交換層の劣化が生じるおそれがあ
り、その結果、イオン交換能が低下するという問題があ
る。また、非分極性電極を用いた場合には電極表面にお
いて酸化還元反応に伴う生成物の増加による抵抗の上昇
が見られ、その結果、安定な通電を維持できなくなる。
以上の点から、イオン選択性透過性膜を電極に隣接した
状態で設置することは好ましくない。
は、イオン選択性物質(イオン交換膜等)を電極表面に
コーティングするか、または直接積層することによりイ
オン交換層を電極に隣接するように構成されたデバイス
が開示されている。しかし、このデバイスの場合、イオ
ン交換層の材質によっては、電極との接触が疎水的にな
って抵抗が上がる現象が見られ、場合によっては、電気
的接触によってイオン交換層の劣化が生じるおそれがあ
り、その結果、イオン交換能が低下するという問題があ
る。また、非分極性電極を用いた場合には電極表面にお
いて酸化還元反応に伴う生成物の増加による抵抗の上昇
が見られ、その結果、安定な通電を維持できなくなる。
以上の点から、イオン選択性透過性膜を電極に隣接した
状態で設置することは好ましくない。
【0012】したがって、本発明の目的は、活性化の操
作性が容易で、しかも人為的誤差を極力抑制でき、更に
安全性、薬物安定性の問題が無く、所望の薬効の発現を
実現できるイオントフォレーシス用デバイスを提供する
ことにある。
作性が容易で、しかも人為的誤差を極力抑制でき、更に
安全性、薬物安定性の問題が無く、所望の薬効の発現を
実現できるイオントフォレーシス用デバイスを提供する
ことにある。
【0013】そこで、本発明者らは、前記したような従
来技術の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以
下に示すような構造のイオントフォレーシス用デバイス
は、用時における活性化操作が容易で、かつ正確である
ため人為的誤差が小さく、当該薬物に極微量の水分を供
給する場合においても精度良く当該水を該薬物に供給す
ることができることを見出した。また、保存中の薬物溶
解液保持層からの水分の揮散を防止できるため、水に不
安定な薬物の長期安定性を向上させることができた。更
に、イオン交換層の新規な設置方法により、迅速な電気
の起動及び安定通電状態の維持を実現し、効率的にイオ
ントフォレーシスによる吸収促進効果を引き出すことを
見出し、本発明を完成した。
来技術の問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以
下に示すような構造のイオントフォレーシス用デバイス
は、用時における活性化操作が容易で、かつ正確である
ため人為的誤差が小さく、当該薬物に極微量の水分を供
給する場合においても精度良く当該水を該薬物に供給す
ることができることを見出した。また、保存中の薬物溶
解液保持層からの水分の揮散を防止できるため、水に不
安定な薬物の長期安定性を向上させることができた。更
に、イオン交換層の新規な設置方法により、迅速な電気
の起動及び安定通電状態の維持を実現し、効率的にイオ
ントフォレーシスによる吸収促進効果を引き出すことを
見出し、本発明を完成した。
【0014】すなわち、本発明に従えば、電極構造層、
溶解液保持層及び乾燥状態にある生理活性物質を含有す
る薬物保持層とをこの順に階層構造に配置してなり、更
に溶解液保持層と薬物保持層との間に非透水性の素材で
構成された積層構造のセパレーター層を配置することを
特徴とし、使用時、セパレーター層をデバイス外部に剥
離的に引き抜くことにより溶解液保持層と薬物保持層と
が自動的に接合し、乾燥状態にある生理活性物質の一部
またはすべてを溶解させるようにしたイオントフォレー
シス用デバイスが提供される。
溶解液保持層及び乾燥状態にある生理活性物質を含有す
る薬物保持層とをこの順に階層構造に配置してなり、更
に溶解液保持層と薬物保持層との間に非透水性の素材で
構成された積層構造のセパレーター層を配置することを
特徴とし、使用時、セパレーター層をデバイス外部に剥
離的に引き抜くことにより溶解液保持層と薬物保持層と
が自動的に接合し、乾燥状態にある生理活性物質の一部
またはすべてを溶解させるようにしたイオントフォレー
シス用デバイスが提供される。
【0015】好ましくはセパレーター層は、容易に剥離
できるように積層構成を有しており、セパレーター層を
引き抜くと同時に溶解液保持層と薬物保持層とが自動的
に接合し、デバイスが活性化するように構成されてい
る。
できるように積層構成を有しており、セパレーター層を
引き抜くと同時に溶解液保持層と薬物保持層とが自動的
に接合し、デバイスが活性化するように構成されてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明において使用される前記バ
ッキング層の材料としては薬効成分に対して非透過性の
材料が使用され、その例としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、可塑化酢酸ビニルコポリマ
ー、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ポリアミ
ド、セロファン、酢酸セルロース、エチルセルロース、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ
ウレタン、ポリブタジエン、ポリイミド、ポリアクリロ
ニトリル、ポリイソプレン、ポリスチレン誘導体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ポリビニルアル
コール共重合体、フッ素樹脂、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂等の合成樹脂製のフィルムやシートや発泡体等をあ
げることができ、これらは単独で、または複積層して使
用される。
ッキング層の材料としては薬効成分に対して非透過性の
材料が使用され、その例としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、可塑化酢酸ビニルコポリマ
ー、可塑化酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、ポリアミ
ド、セロファン、酢酸セルロース、エチルセルロース、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ
ウレタン、ポリブタジエン、ポリイミド、ポリアクリロ
ニトリル、ポリイソプレン、ポリスチレン誘導体、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ポリビニルアル
コール共重合体、フッ素樹脂、アクリル樹脂、エポキシ
樹脂等の合成樹脂製のフィルムやシートや発泡体等をあ
げることができ、これらは単独で、または複積層して使
用される。
【0017】また、これらの合成樹脂製のフィルムやシ
ートや発泡体等は、アルミ箔、すず箔等の金属箔、不織
布、合成紙とのラミネートやアルミ蒸着やセラミックコ
ートしたものを使用することも可能である。更に、本発
明に於けるバッキング層には、セパレーター層を引き抜
く時に使用する補助グリップを一部に設置している。こ
の補助グリップの材料は、バッキング層の材料と同一で
問題はないが、セパレーター層を引き抜く力に耐え得る
だけの強度を備えていることが望ましい。更に、指で摘
むのに必要な十分な面積と形状を備えていることが必要
である。
ートや発泡体等は、アルミ箔、すず箔等の金属箔、不織
布、合成紙とのラミネートやアルミ蒸着やセラミックコ
ートしたものを使用することも可能である。更に、本発
明に於けるバッキング層には、セパレーター層を引き抜
く時に使用する補助グリップを一部に設置している。こ
の補助グリップの材料は、バッキング層の材料と同一で
問題はないが、セパレーター層を引き抜く力に耐え得る
だけの強度を備えていることが望ましい。更に、指で摘
むのに必要な十分な面積と形状を備えていることが必要
である。
【0018】尚、本発明に於ける電極構造層は、従来公
知の任意の電極構造を有するものであれば、如何なる構
造のものでも使用することができ、例えば、白金黒、チ
タン、炭素、アルミニウム、鉄、鉛、カーボン導電性ゴ
ム、導電性樹脂、白金電極、銀電極、塩化銀電極を使用
することができるが、特に炭素電極、白金電極、銀電
極、塩化銀電極等の使用が望ましい。前記電極のバッキ
ング層への積層方法としては、電気配電用プリントイン
ク等に前述の電気材料を混合した前述のバッキング層の
材料に塗膏して乾燥させる方法や、前記電極材料を展延
して固定する方法、又は前記電極材料を蒸着させる方
法、前記電極材料をフォトエッチングによって製作する
方法等が用いられる。
知の任意の電極構造を有するものであれば、如何なる構
造のものでも使用することができ、例えば、白金黒、チ
タン、炭素、アルミニウム、鉄、鉛、カーボン導電性ゴ
ム、導電性樹脂、白金電極、銀電極、塩化銀電極を使用
することができるが、特に炭素電極、白金電極、銀電
極、塩化銀電極等の使用が望ましい。前記電極のバッキ
ング層への積層方法としては、電気配電用プリントイン
ク等に前述の電気材料を混合した前述のバッキング層の
材料に塗膏して乾燥させる方法や、前記電極材料を展延
して固定する方法、又は前記電極材料を蒸着させる方
法、前記電極材料をフォトエッチングによって製作する
方法等が用いられる。
【0019】更に、前記電極そのものの駆動手段も、そ
のイオントフォレーシス用デバイスとは別に形成された
電圧制御駆動回路(表示せず)から適宜のリード線を介
して、当電極構造層を駆動制御するものであっても良
く、また、電極構造層内に小型の電池を内蔵した自己発
振回路と当該発振回路に接続された適宜の高電圧発生回
路とを併用し、係る両回路をマイクロコンピュータによ
り駆動制御する様に構成したものであっても良い。
のイオントフォレーシス用デバイスとは別に形成された
電圧制御駆動回路(表示せず)から適宜のリード線を介
して、当電極構造層を駆動制御するものであっても良
く、また、電極構造層内に小型の電池を内蔵した自己発
振回路と当該発振回路に接続された適宜の高電圧発生回
路とを併用し、係る両回路をマイクロコンピュータによ
り駆動制御する様に構成したものであっても良い。
【0020】本発明のイオントフォレーシス用デバイス
のサイズは、皮膚もしくは粘膜に貼布できるサイズであ
れば、特に限定されないが、例えば、デバイスが円筒型
の場合には、直径100mm以下で、厚みが20mm以下で
あることが望ましい。従って、本発明のイオントフォレ
ーシス用デバイスで使用される前記薬物溶解液保持層の
容量は、イオントフォレーシス用デバイスのサイズ及び
薬物保持層に保持されている薬物が必要とする最適な水
分量、或いは溶解液保持層の吸収性部材の含水量等に依
存するものであり、特に限定されるものでない。
のサイズは、皮膚もしくは粘膜に貼布できるサイズであ
れば、特に限定されないが、例えば、デバイスが円筒型
の場合には、直径100mm以下で、厚みが20mm以下で
あることが望ましい。従って、本発明のイオントフォレ
ーシス用デバイスで使用される前記薬物溶解液保持層の
容量は、イオントフォレーシス用デバイスのサイズ及び
薬物保持層に保持されている薬物が必要とする最適な水
分量、或いは溶解液保持層の吸収性部材の含水量等に依
存するものであり、特に限定されるものでない。
【0021】つまり、本発明のイオントフォレーシス用
デバイスにおいては、薬物保持層に保持されている薬物
が必要とする最適な水分量を予め薬物溶解液保持層内に
貯蔵させておくことができるので、イオントフォレーシ
ス用デバイスの使用時には、何時でも正確な水分量を確
実且つ迅速に薬物保持層に供給することができ、治療効
果が正確となり、更に治療操作、治療時間も短縮させる
ことができる。
デバイスにおいては、薬物保持層に保持されている薬物
が必要とする最適な水分量を予め薬物溶解液保持層内に
貯蔵させておくことができるので、イオントフォレーシ
ス用デバイスの使用時には、何時でも正確な水分量を確
実且つ迅速に薬物保持層に供給することができ、治療効
果が正確となり、更に治療操作、治療時間も短縮させる
ことができる。
【0022】本発明における水保持層に貯蔵される水分
は、原則として電圧を印加した場合に電気的な妨げとな
らないものであれば特に限定されない。尚、本発明のイ
オントフォレーシス用デバイスの溶解液保持層には、単
に水及び電解質溶液のみを含ませてもよく、又、場合に
よっては、発泡材、スポンジ等から構成される柔軟な多
孔質材、吸水性ポリマー等から選択された少なくとも一
種が含まれていても良い。
は、原則として電圧を印加した場合に電気的な妨げとな
らないものであれば特に限定されない。尚、本発明のイ
オントフォレーシス用デバイスの溶解液保持層には、単
に水及び電解質溶液のみを含ませてもよく、又、場合に
よっては、発泡材、スポンジ等から構成される柔軟な多
孔質材、吸水性ポリマー等から選択された少なくとも一
種が含まれていても良い。
【0023】本発明に於いて使用される溶解液保持層の
具体例としては、通常不織布、紙、ガーゼ、脱脂綿、連
続気泡を有するポリエチレンあるいはポリプロピレン、
酢酸ビニル、ポリオレフィンフォーム、ポリアミドフォ
ーム、ポリウレタン等の多孔質膜および発泡体、カラヤ
ガム、トラガカントガム、キサンタンガム、デンプン、
アラビアゴム、エコーガム、ローカストビーンガム、ジ
ョタンガム等の天然多糖類、ゼラチン、ペクチン、寒
天、アルギン酸ソーダまたはポリビニルアルコールおよ
びその部分ケン化物、ポリビニルホルマール、ポリビニ
ルメチルエーテルおよびそのコポリマー、ポリビニルピ
ロリドンおよびそのコポリマー、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、セルロースアセテートフ
タレート等の水性または水溶性セルロース誘導体、カル
ボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミドおよびポリ
アクリルアミド誘導体、カゼイン、アルブミン、キチ
ン、キトサン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリヘマ
類、ポリヘマ誘導体及びそれらの架橋体と必要に応じ、
エチレングリコール、グリセリン等で可塑化させた水溶
性高分子、およびそのハイドロゲルが、非水下で好適に
用いられるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。また、上記の材料は2種以上組み合わせて使用して
もよい。また、必要に応じて塩化ベンザルコニウム、ウ
シ血清アルブミン(BSA)及びツィーン(Twee
n)20(商標名)等の吸着防止剤を使用することがで
きる。
具体例としては、通常不織布、紙、ガーゼ、脱脂綿、連
続気泡を有するポリエチレンあるいはポリプロピレン、
酢酸ビニル、ポリオレフィンフォーム、ポリアミドフォ
ーム、ポリウレタン等の多孔質膜および発泡体、カラヤ
ガム、トラガカントガム、キサンタンガム、デンプン、
アラビアゴム、エコーガム、ローカストビーンガム、ジ
ョタンガム等の天然多糖類、ゼラチン、ペクチン、寒
天、アルギン酸ソーダまたはポリビニルアルコールおよ
びその部分ケン化物、ポリビニルホルマール、ポリビニ
ルメチルエーテルおよびそのコポリマー、ポリビニルピ
ロリドンおよびそのコポリマー、ポリアクリル酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシ
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、セルロースアセテートフ
タレート等の水性または水溶性セルロース誘導体、カル
ボキシビニルポリマー、ポリアクリルアミドおよびポリ
アクリルアミド誘導体、カゼイン、アルブミン、キチ
ン、キトサン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリヘマ
類、ポリヘマ誘導体及びそれらの架橋体と必要に応じ、
エチレングリコール、グリセリン等で可塑化させた水溶
性高分子、およびそのハイドロゲルが、非水下で好適に
用いられるが、本発明はこれに限定されるものではな
い。また、上記の材料は2種以上組み合わせて使用して
もよい。また、必要に応じて塩化ベンザルコニウム、ウ
シ血清アルブミン(BSA)及びツィーン(Twee
n)20(商標名)等の吸着防止剤を使用することがで
きる。
【0024】次に、本発明のイオントフォレーシス用デ
バイスにおけるイオン交換層は、例えば、陽イオン交換
基のみを含有する陽イオン交換高分子層、陰イオン交換
基のみを含有する陰イオン交換高分子層、両イオン交換
基が膜内に均一に分布された両イオン交換高分子層、両
イオン交換基が層状に分布しているバイポーラーイオン
交換高分子層、陽イオン及び陰イオンの各々のイオン交
換基がミクロ層構造を有するポリマー領域に各々並列に
存在するモザイク電荷イオン交換高分子層があげられ
る。これらは、薬物のイオン性に応じて便宜選択使用さ
れる。
バイスにおけるイオン交換層は、例えば、陽イオン交換
基のみを含有する陽イオン交換高分子層、陰イオン交換
基のみを含有する陰イオン交換高分子層、両イオン交換
基が膜内に均一に分布された両イオン交換高分子層、両
イオン交換基が層状に分布しているバイポーラーイオン
交換高分子層、陽イオン及び陰イオンの各々のイオン交
換基がミクロ層構造を有するポリマー領域に各々並列に
存在するモザイク電荷イオン交換高分子層があげられ
る。これらは、薬物のイオン性に応じて便宜選択使用さ
れる。
【0025】前述の各種イオン性高分子中の陰性及び陽
性の荷電を持つ極性基としては、スルホン酸、ホスホン
酸、リン酸、イミド二酢酸、硫酸エステル、リン酸エス
テル、カルボン酸、フェノール性水酸基、第1級〜第4
級アンモニウム塩基、スルホニウム塩基、ホスホニウム
塩基、ピリジウム塩基等が挙げられる。
性の荷電を持つ極性基としては、スルホン酸、ホスホン
酸、リン酸、イミド二酢酸、硫酸エステル、リン酸エス
テル、カルボン酸、フェノール性水酸基、第1級〜第4
級アンモニウム塩基、スルホニウム塩基、ホスホニウム
塩基、ピリジウム塩基等が挙げられる。
【0026】また、イン交換層の製造方法としては、特
に限定されるものではないが、例えば、既存のイオン交
換樹脂の微粉末を、前述した溶解液保持層中で使用する
高分子中に分散させて、ゲル状で成形する方法、イオン
交換樹脂の微粉末をポリエチレン、ポリスチレン、フェ
ノール樹脂、メチルメタクリレート、合成ゴム等の造膜
性の結合剤でコロイド分散させた状態で膜状に成型する
方法、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等
のフィルムをスチレン、ビニルピリジン、ビニルスルホ
ン酸ブチルエステル等のビニル単量体並びにジビニルベ
ンゼン等の架橋性単量体の溶液中に浸漬、または含浸さ
せ、熱、または放射線等で重合した後、交換基を導入す
る方法等が挙げられる。
に限定されるものではないが、例えば、既存のイオン交
換樹脂の微粉末を、前述した溶解液保持層中で使用する
高分子中に分散させて、ゲル状で成形する方法、イオン
交換樹脂の微粉末をポリエチレン、ポリスチレン、フェ
ノール樹脂、メチルメタクリレート、合成ゴム等の造膜
性の結合剤でコロイド分散させた状態で膜状に成型する
方法、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等
のフィルムをスチレン、ビニルピリジン、ビニルスルホ
ン酸ブチルエステル等のビニル単量体並びにジビニルベ
ンゼン等の架橋性単量体の溶液中に浸漬、または含浸さ
せ、熱、または放射線等で重合した後、交換基を導入す
る方法等が挙げられる。
【0027】次に、本発明のイオントフォレーシス用デ
バイスにおけるセパレーター層は、非透水性の素材で構
成されたものであれば任意のものであってもよく、例え
ばアルミ箔、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエチレンフィルム等が使用でき、また、ヒ
ートシールを行う場合には、前記のフィルム等を複数積
層したり、他の高分子樹脂をコーティングすることで剥
離が容易になるため、イージーピール方式のラミネート
フィルムを使用することが望ましい。
バイスにおけるセパレーター層は、非透水性の素材で構
成されたものであれば任意のものであってもよく、例え
ばアルミ箔、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム、ポリエチレンフィルム等が使用でき、また、ヒ
ートシールを行う場合には、前記のフィルム等を複数積
層したり、他の高分子樹脂をコーティングすることで剥
離が容易になるため、イージーピール方式のラミネート
フィルムを使用することが望ましい。
【0028】前記した溶解液保持層を保持するバッキン
グ層とセパレーター層との接合部分は、溶解液保持層か
らの水分の揮散を防止するためヒートシールされている
ことが好ましい。更に、壁部およびバッキング層のセパ
レータ層との接合部に接着層を形成すると、デバイスの
経変安定性も向上し、更にデバイスの活性化時における
人為的誤差が減少されるのでより好ましい。
グ層とセパレーター層との接合部分は、溶解液保持層か
らの水分の揮散を防止するためヒートシールされている
ことが好ましい。更に、壁部およびバッキング層のセパ
レータ層との接合部に接着層を形成すると、デバイスの
経変安定性も向上し、更にデバイスの活性化時における
人為的誤差が減少されるのでより好ましい。
【0029】次に、本発明に於ける薬物保持層は、例え
ば、不織布、ナイロンメンブレーン等の多孔質材に所定
の生理活性物質からなる薬物が、便宜の手段を介して保
持されているものである。
ば、不織布、ナイロンメンブレーン等の多孔質材に所定
の生理活性物質からなる薬物が、便宜の手段を介して保
持されているものである。
【0030】本発明のイオントフォレーシス用デバイス
において使用される生理活性物質からなる薬物の例を以
下に列挙する。本発明に使用される薬物としては、水に
溶解、分散するものであれば、あらゆる治療分野におけ
る薬剤が使用可能であり、特に分子量1×102 〜1×
106の生理活性物質が広く用いられる。例えば、麻酔
薬、鎮痛薬、抗食欲不振薬(anorexic)、駆虫
薬、抗喘息薬、抗痙攣薬、下痢止め、抗腫瘍薬、抗パー
キンソン病薬、痒み止め、交換神経作用薬、キサンチン
誘導体、心血管薬例えばカルシルム輸送路遮断薬、解熱
薬、β−遮断薬、抗不整脈薬、降圧薬、利尿薬、全身・
冠血管・末梢血管および脳血管を含めた血管拡張薬、抗
偏頭痛薬、酔い止め、制吐薬、中枢神経系興奮薬、咳お
よび感冒用薬、デコジュスタント(decogesta
nt)、診断薬、ホルモン、副交感神経抑制薬、副交感
神経作用薬、精神興奮薬、鎮静薬、トランキライザー、
抗炎症薬、抗関節炎薬、鎮痙薬、抗うつ薬、抗精神病
薬、鎮暈薬、抗不安薬、麻酔制拮抗薬、抗癌薬、睡眠
薬、免疫抑制薬、筋弛緩薬、抗ウイルス薬、抗生物質、
食欲抑制薬、鎮吐薬、抗コリン作用薬、抗ヒスタミン
薬、避妊薬、抗血栓形成薬などが例示として挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらは単独あ
るいは必要に応じて任意の組み合わせで使用される。
において使用される生理活性物質からなる薬物の例を以
下に列挙する。本発明に使用される薬物としては、水に
溶解、分散するものであれば、あらゆる治療分野におけ
る薬剤が使用可能であり、特に分子量1×102 〜1×
106の生理活性物質が広く用いられる。例えば、麻酔
薬、鎮痛薬、抗食欲不振薬(anorexic)、駆虫
薬、抗喘息薬、抗痙攣薬、下痢止め、抗腫瘍薬、抗パー
キンソン病薬、痒み止め、交換神経作用薬、キサンチン
誘導体、心血管薬例えばカルシルム輸送路遮断薬、解熱
薬、β−遮断薬、抗不整脈薬、降圧薬、利尿薬、全身・
冠血管・末梢血管および脳血管を含めた血管拡張薬、抗
偏頭痛薬、酔い止め、制吐薬、中枢神経系興奮薬、咳お
よび感冒用薬、デコジュスタント(decogesta
nt)、診断薬、ホルモン、副交感神経抑制薬、副交感
神経作用薬、精神興奮薬、鎮静薬、トランキライザー、
抗炎症薬、抗関節炎薬、鎮痙薬、抗うつ薬、抗精神病
薬、鎮暈薬、抗不安薬、麻酔制拮抗薬、抗癌薬、睡眠
薬、免疫抑制薬、筋弛緩薬、抗ウイルス薬、抗生物質、
食欲抑制薬、鎮吐薬、抗コリン作用薬、抗ヒスタミン
薬、避妊薬、抗血栓形成薬などが例示として挙げられる
が、これらに限定されるものではない。これらは単独あ
るいは必要に応じて任意の組み合わせで使用される。
【0031】個々の薬剤の例としては、ステロイド例え
ばエストラジオール、プロゲステロン、ノルゲストレ
ル、レボノルゲストレル、ノルエチンドロン、酢酸メド
ロキシプロゲステロン、テストステロンおよびそれらの
エステル、ニトロ化合物等の誘導体例えばニトログリセ
リンおよび硝酸イソソルビド類、ニコチン、クロルフェ
ニラミン、テルフェナジン、トリプロリジン、ヒドロコ
ルゾン、オキシカム誘導体例えばピロキシカム、ケトプ
ロフェン、ムコポリサッカリダーゼ例えばチオムカー
ゼ、ブプレノルフィン、フェンタニール、ナロキソン、
コデイン、リドカイン、ジヒドロエルゴタミン、ピゾチ
リン、サルブタモール、テルブタリン、プロスタグラン
ジン類例えばミゾプロストール、エンプロスチル、オメ
プラゾール、イミプラミン、ベンザミド類例えばメトク
ロプラミン、スコポラミン、ペプチド類例えば成長開放
因子(growth releasing facto
r)、及び、ソマトスタチン、クロニジン、ジヒドロピ
リジン類例えばニフェジピン、ベラパミル、エフェドリ
ン、ピンドロール、メトプロロール、スピロノラクト
ン、塩酸ニカルジピン、カルシトリオール、チアジド類
例えばヒドロクロロチアジド、フルナリジン、シドノン
イミン類例えばモルシドミン、硫酸化多糖類例えばヘパ
リン画分及び蛋白質、並びにペプチド類例えばインシュ
リン及びその同族体、カルシトニン及びその同族体例え
ばエルカトニン、プロタミン、グルカゴン、グロブリン
類、アンギオテンシンI、アンギオテンシンII、アンギ
オテンシンIII 、リプレシン、バソプレッシン、ソマト
スタチン及びその同族体、成長ホルモン及びオキシトシ
ン、並びに必要に応じそれらの化合物と薬剤学的に受容
しうる酸又は塩基との塩類が挙げられる。好ましくは、
麻酔薬、ホルモン、蛋白質、鎮痛薬、又は他の低分子量
カチオン等であり、より好ましくは、ペプチド、又はポ
リペプチド類のインシュリン、カルシトニン、カルシト
ニン関連遺伝子ペプチド、バソプレッシン、デスモプレ
シン、プロチレリン(TRH)、副腎皮質刺激ホルモン
(ACTH)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−
RH)、成長ホルモン放出ホルモン(GRH)、神経成
長因子(NGF)およびその他の放出因子、アンギオテ
ンシン(アンジオテンシン)、副甲状腺ホルモン(PT
H)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン、血清
性性線刺激ホルモン、下垂体ホルモン(例えば、HG
H、HMG、HCG)、成長ホルモン、ソマトスタチ
ン、ソマトメジン、グルカゴン、オキシトシン、ガスト
リン、セクレチン、エンドルフィン、エンケファリン、
エンドセリン、コレシストキニン、ニュウロテンシン、
インターフェロン、インターロイキン、トランスフェリ
ン、エリスロポエチン、スーパーオキサイドデスムター
ゼ(SOD)、フィルグラスチム(G−CSF)、バソ
アクティブ・インテスティナル・ポリペプチド(VI
P)、ムラミルジペプチド、コルチコトロピン、ウンガ
ストロン、心房性ナトリウム利尿ペプチド(h−AN
P)等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
いが、中でもペプチドホルモンが特に好ましい。
ばエストラジオール、プロゲステロン、ノルゲストレ
ル、レボノルゲストレル、ノルエチンドロン、酢酸メド
ロキシプロゲステロン、テストステロンおよびそれらの
エステル、ニトロ化合物等の誘導体例えばニトログリセ
リンおよび硝酸イソソルビド類、ニコチン、クロルフェ
ニラミン、テルフェナジン、トリプロリジン、ヒドロコ
ルゾン、オキシカム誘導体例えばピロキシカム、ケトプ
ロフェン、ムコポリサッカリダーゼ例えばチオムカー
ゼ、ブプレノルフィン、フェンタニール、ナロキソン、
コデイン、リドカイン、ジヒドロエルゴタミン、ピゾチ
リン、サルブタモール、テルブタリン、プロスタグラン
ジン類例えばミゾプロストール、エンプロスチル、オメ
プラゾール、イミプラミン、ベンザミド類例えばメトク
ロプラミン、スコポラミン、ペプチド類例えば成長開放
因子(growth releasing facto
r)、及び、ソマトスタチン、クロニジン、ジヒドロピ
リジン類例えばニフェジピン、ベラパミル、エフェドリ
ン、ピンドロール、メトプロロール、スピロノラクト
ン、塩酸ニカルジピン、カルシトリオール、チアジド類
例えばヒドロクロロチアジド、フルナリジン、シドノン
イミン類例えばモルシドミン、硫酸化多糖類例えばヘパ
リン画分及び蛋白質、並びにペプチド類例えばインシュ
リン及びその同族体、カルシトニン及びその同族体例え
ばエルカトニン、プロタミン、グルカゴン、グロブリン
類、アンギオテンシンI、アンギオテンシンII、アンギ
オテンシンIII 、リプレシン、バソプレッシン、ソマト
スタチン及びその同族体、成長ホルモン及びオキシトシ
ン、並びに必要に応じそれらの化合物と薬剤学的に受容
しうる酸又は塩基との塩類が挙げられる。好ましくは、
麻酔薬、ホルモン、蛋白質、鎮痛薬、又は他の低分子量
カチオン等であり、より好ましくは、ペプチド、又はポ
リペプチド類のインシュリン、カルシトニン、カルシト
ニン関連遺伝子ペプチド、バソプレッシン、デスモプレ
シン、プロチレリン(TRH)、副腎皮質刺激ホルモン
(ACTH)、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH−
RH)、成長ホルモン放出ホルモン(GRH)、神経成
長因子(NGF)およびその他の放出因子、アンギオテ
ンシン(アンジオテンシン)、副甲状腺ホルモン(PT
H)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン、血清
性性線刺激ホルモン、下垂体ホルモン(例えば、HG
H、HMG、HCG)、成長ホルモン、ソマトスタチ
ン、ソマトメジン、グルカゴン、オキシトシン、ガスト
リン、セクレチン、エンドルフィン、エンケファリン、
エンドセリン、コレシストキニン、ニュウロテンシン、
インターフェロン、インターロイキン、トランスフェリ
ン、エリスロポエチン、スーパーオキサイドデスムター
ゼ(SOD)、フィルグラスチム(G−CSF)、バソ
アクティブ・インテスティナル・ポリペプチド(VI
P)、ムラミルジペプチド、コルチコトロピン、ウンガ
ストロン、心房性ナトリウム利尿ペプチド(h−AN
P)等が挙げられるが、これらに限定されるものではな
いが、中でもペプチドホルモンが特に好ましい。
【0032】また、必要に応じて塩化ベンザルコニウ
ム、ウシ血清アルブミン(BSA)及びツィーン(Tw
een)20等の吸着防止剤を使用することができる。
ム、ウシ血清アルブミン(BSA)及びツィーン(Tw
een)20等の吸着防止剤を使用することができる。
【0033】本発明において、上記の薬剤またはその塩
の一種若しくは複数種を薬物保持層に乾燥状態に坦持さ
せることができる。
の一種若しくは複数種を薬物保持層に乾燥状態に坦持さ
せることができる。
【0034】また、薬物の量は、患者に適用した際にあ
らかじめ設定された有効な血中濃度を有効な時間得られ
るように、個々の薬物毎に決定され、イオントフォレー
シス用デバイスの大きさおよび薬物放出面の面積もそれ
に応じて決定される。また、本発明のイオントフォレー
シス用デバイスは、適用時に該セパレーター層を引き抜
くか、破断せしめた後、該電極構造部に通電操作を行う
ことが望ましい使い方である。尚、本発明のデバイスは
使い捨てタイプが主流である。
らかじめ設定された有効な血中濃度を有効な時間得られ
るように、個々の薬物毎に決定され、イオントフォレー
シス用デバイスの大きさおよび薬物放出面の面積もそれ
に応じて決定される。また、本発明のイオントフォレー
シス用デバイスは、適用時に該セパレーター層を引き抜
くか、破断せしめた後、該電極構造部に通電操作を行う
ことが望ましい使い方である。尚、本発明のデバイスは
使い捨てタイプが主流である。
【0035】本発明のイオントフォレーシス用デバイス
は、上記に示した技術構成を有していることから、適用
直前に薬物保持層と溶解液保持層とを隔てているセパレ
ーター層をデバイス外部へ引き抜くか、破断せしめるこ
とによって、溶解液保持層の水と薬物保持層の薬物とが
自動的かつ正確に混合して、薬物が所定の含水率を有す
るように調整されている。
は、上記に示した技術構成を有していることから、適用
直前に薬物保持層と溶解液保持層とを隔てているセパレ
ーター層をデバイス外部へ引き抜くか、破断せしめるこ
とによって、溶解液保持層の水と薬物保持層の薬物とが
自動的かつ正確に混合して、薬物が所定の含水率を有す
るように調整されている。
【0036】また、本発明のイオントフォレーシス用デ
バイスは、薬物保持層と溶解液保持層とが分離した状態
でのカスタネット型の形状を有しており、デバイスの活
性化時の人為的誤差をできるだけ少なくするように構成
されている。更に、製剤の活性化時に補助包材や補助グ
リップを使用することで、活性化操作が一段と容易かつ
正確になる。また、本発明のデバイスは薬物保持層と溶
解液保持層とがバッキング層とセパレーター層により完
全に分離した状態で存在するため、該水保持層からの水
の揮散防止や不安定薬物の長期安定性の向上が可能であ
る。更に、本発明のイオントフォレーシス用デバイスの
溶解液保持層は、イオン交換層により2つに分割されて
いるため、電極構造層表面を常に湿潤状態に維持でき、
迅速な電気の起動及び速やかな安定通電状態への移行が
可能である。更に、乾燥状態の薬物溶解は容易であり、
且つ薬物溶解液の電極構造層との直接的接触が無いた
め、薬物の電気的分解が防止され、デバイスの長時間適
用が可能である。したがって、本発明のイオントフォレ
ーシス用デバイスは、活性化後、直ちに前記電極を通電
して所定の治療を開始することができる。
バイスは、薬物保持層と溶解液保持層とが分離した状態
でのカスタネット型の形状を有しており、デバイスの活
性化時の人為的誤差をできるだけ少なくするように構成
されている。更に、製剤の活性化時に補助包材や補助グ
リップを使用することで、活性化操作が一段と容易かつ
正確になる。また、本発明のデバイスは薬物保持層と溶
解液保持層とがバッキング層とセパレーター層により完
全に分離した状態で存在するため、該水保持層からの水
の揮散防止や不安定薬物の長期安定性の向上が可能であ
る。更に、本発明のイオントフォレーシス用デバイスの
溶解液保持層は、イオン交換層により2つに分割されて
いるため、電極構造層表面を常に湿潤状態に維持でき、
迅速な電気の起動及び速やかな安定通電状態への移行が
可能である。更に、乾燥状態の薬物溶解は容易であり、
且つ薬物溶解液の電極構造層との直接的接触が無いた
め、薬物の電気的分解が防止され、デバイスの長時間適
用が可能である。したがって、本発明のイオントフォレ
ーシス用デバイスは、活性化後、直ちに前記電極を通電
して所定の治療を開始することができる。
【0037】
【実施例】以下に、本発明のイオントフォレーシス用デ
バイスの実施例を図面等を参照しながら詳細に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことはいうまでもない。
バイスの実施例を図面等を参照しながら詳細に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことはいうまでもない。
【0038】実施例1 図1は、本発明の実施例1におけるイオントフォレーシ
ス用デバイスで、図1(a)は概観図であり、図1
(b)は使用状態を示す図である。図2は、本発明の実
施例1のイオントフォレーシス用デバイスの上方からの
図(図2(a))と下方からの図(図2(b))であ
る。更に、図3(a)は、実施例1のイオントフォレー
シス用デバイスの構成を示す断面図である。
ス用デバイスで、図1(a)は概観図であり、図1
(b)は使用状態を示す図である。図2は、本発明の実
施例1のイオントフォレーシス用デバイスの上方からの
図(図2(a))と下方からの図(図2(b))であ
る。更に、図3(a)は、実施例1のイオントフォレー
シス用デバイスの構成を示す断面図である。
【0039】実施例1のイオントフォレーシス用デバイ
スIa(図3(a)参照)において、1はポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系のフィルムや成型体からなるバッキング層、2はバッ
キング層1に銀、塩化銀等を蒸着して形成された電極構
造層、3は不織布、吸水性高分子等の水保持材を含有
し、しかもイオン交換層4により2つに分割された溶解
液保持層、5は乾燥状態にある生理活性物質を含有する
薬物保持層、6は薬物保持層5と溶解液保持層3の間に
おいて両層を支持し、その周縁部でバッキング層1と各
種の接着方法(好ましくは粘着剤若しくは容易な剥離性
を持つイージーピール方式のヒートシールが好ましい)
で密着させた生理活性物質や水等に対して非透過性のフ
ィルムからなるセパレーター層、7はシリコーンゴム等
の弾性体であり、かつ非透水性のラバー等からなる薬物
拡散防止リング、8は非透水性のラバー等からなる壁部
であり、前記バッキング層1と一体的な容器状に構成し
てもよい。また、9は保管時の薬物保持層5の保護層と
して使用し、適用時に剥離するライナー層であり、10
は外部電流発信部と電極構造層2とを接続するための端
子である。
スIa(図3(a)参照)において、1はポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系のフィルムや成型体からなるバッキング層、2はバッ
キング層1に銀、塩化銀等を蒸着して形成された電極構
造層、3は不織布、吸水性高分子等の水保持材を含有
し、しかもイオン交換層4により2つに分割された溶解
液保持層、5は乾燥状態にある生理活性物質を含有する
薬物保持層、6は薬物保持層5と溶解液保持層3の間に
おいて両層を支持し、その周縁部でバッキング層1と各
種の接着方法(好ましくは粘着剤若しくは容易な剥離性
を持つイージーピール方式のヒートシールが好ましい)
で密着させた生理活性物質や水等に対して非透過性のフ
ィルムからなるセパレーター層、7はシリコーンゴム等
の弾性体であり、かつ非透水性のラバー等からなる薬物
拡散防止リング、8は非透水性のラバー等からなる壁部
であり、前記バッキング層1と一体的な容器状に構成し
てもよい。また、9は保管時の薬物保持層5の保護層と
して使用し、適用時に剥離するライナー層であり、10
は外部電流発信部と電極構造層2とを接続するための端
子である。
【0040】以上の構成のように、本実施例1のイオン
トフォレーシス用デバイスは、電極構造層2、溶解液保
持層3及び薬物保持層5とがこの順で配置され、更に溶
解液保持層3と薬物保持層5との間にはセパレーター層
6を有することを特徴とするカスタネット型の形状であ
る。このような構造により、水に不安定な薬物の使用に
際して、乾燥状態の維持が可能であり、薬物の長期安定
性が著しく改善される。
トフォレーシス用デバイスは、電極構造層2、溶解液保
持層3及び薬物保持層5とがこの順で配置され、更に溶
解液保持層3と薬物保持層5との間にはセパレーター層
6を有することを特徴とするカスタネット型の形状であ
る。このような構造により、水に不安定な薬物の使用に
際して、乾燥状態の維持が可能であり、薬物の長期安定
性が著しく改善される。
【0041】次に、セパレーター層6の引き抜き方法と
その引き抜きに使用するデバイスの構成について図3及
び図4を用いて説明する。本実施例1においてのセパレ
ーター層6の引き抜き方法として、まず、片方の手でバ
ッキング層1の一部に設置した補助グリップ11を握
り、もう片方の手でセパレーター層6のタブを握る。そ
の後、両方の手を反対方向に引くことにより、セパレー
ター層6が容易に引き抜かれ、デバイスが活性化し、適
用が可能になる。
その引き抜きに使用するデバイスの構成について図3及
び図4を用いて説明する。本実施例1においてのセパレ
ーター層6の引き抜き方法として、まず、片方の手でバ
ッキング層1の一部に設置した補助グリップ11を握
り、もう片方の手でセパレーター層6のタブを握る。そ
の後、両方の手を反対方向に引くことにより、セパレー
ター層6が容易に引き抜かれ、デバイスが活性化し、適
用が可能になる。
【0042】更に、セパレーター層6を引き抜く時の補
助として、補助包材14を使用しても良く、使用するこ
とによりデバイスの活性化が一段と容易になり、しかも
活性化時の人為的誤差が著しく減少する。また、セパレ
ーター層6は、W字型の形状を有し、この状態で溶解液
保持層3と薬物保持層5に接合しており、更に両層の周
縁部には前述した通り粘着層12,12′が設けてあ
り、セパレータ層6を引き抜くと同時に両層の粘着層1
2,12′が自動的に接合し、溶解液保持層3の水が外
部へ洩れ出すこと無く薬物保持層5へ浸透するように構
成されている。
助として、補助包材14を使用しても良く、使用するこ
とによりデバイスの活性化が一段と容易になり、しかも
活性化時の人為的誤差が著しく減少する。また、セパレ
ーター層6は、W字型の形状を有し、この状態で溶解液
保持層3と薬物保持層5に接合しており、更に両層の周
縁部には前述した通り粘着層12,12′が設けてあ
り、セパレータ層6を引き抜くと同時に両層の粘着層1
2,12′が自動的に接合し、溶解液保持層3の水が外
部へ洩れ出すこと無く薬物保持層5へ浸透するように構
成されている。
【0043】実施例2 図3(b)は、実施例2のイオントフォレーシス用デバ
イスの構成を示す断面図である。実施例2のイオントフ
ォレーシス用デバイスIbは、セパレーター層6の形状
が実施例1ではW字型なのに対し実施例2ではV字型で
あり、更に薬物保持層5の周縁部のバッキング層1との
接合面に必ずしも粘着層12′を有しない点で、実施例
1のイオントフォレーシス用デバイスIaと異なる。
イスの構成を示す断面図である。実施例2のイオントフ
ォレーシス用デバイスIbは、セパレーター層6の形状
が実施例1ではW字型なのに対し実施例2ではV字型で
あり、更に薬物保持層5の周縁部のバッキング層1との
接合面に必ずしも粘着層12′を有しない点で、実施例
1のイオントフォレーシス用デバイスIaと異なる。
【0044】尚、セパレーター層6の幅は、デバイス本
体の幅以内であれば問題なく、然るに薬物保持層5を完
全に多い、更に薬物保持層5の周縁部のバッキング層1
との接合を有する場合には、接合面に粘着層12′を設
けることは特に問題ない。また、セパレーター層6の引
き抜き方法については、実施例1と同様で問題ないが、
補助包材14(図4)を使用する方が特に好ましい。し
かし、薬物保持層側のバッキング層1に粘着層12′が
ある場合には、こちら側のセパレーター層6を最初に剥
離した後、一連の操作を行う必要がある。いずれの構造
の場合に於いても、薬物安定性の向上及び水の揮散を防
止を目的とした用時活性型のイオントフォレーシス用デ
バイスを提供できる。
体の幅以内であれば問題なく、然るに薬物保持層5を完
全に多い、更に薬物保持層5の周縁部のバッキング層1
との接合を有する場合には、接合面に粘着層12′を設
けることは特に問題ない。また、セパレーター層6の引
き抜き方法については、実施例1と同様で問題ないが、
補助包材14(図4)を使用する方が特に好ましい。し
かし、薬物保持層側のバッキング層1に粘着層12′が
ある場合には、こちら側のセパレーター層6を最初に剥
離した後、一連の操作を行う必要がある。いずれの構造
の場合に於いても、薬物安定性の向上及び水の揮散を防
止を目的とした用時活性型のイオントフォレーシス用デ
バイスを提供できる。
【0045】実施例3 図5は、本発明の実施例3におけるイオントフォレーシ
ス用デバイスの概観図(a)と使用状態を示す図(b)
であり、図6は、本発明の実施例3のイオントフォレー
シス用デバイスの上方からの図(a)と下方からの図
(b)である。更に、図7(a)は、実施例3のイオン
トフォレーシス用デバイスの構成を示す断面図である。
ス用デバイスの概観図(a)と使用状態を示す図(b)
であり、図6は、本発明の実施例3のイオントフォレー
シス用デバイスの上方からの図(a)と下方からの図
(b)である。更に、図7(a)は、実施例3のイオン
トフォレーシス用デバイスの構成を示す断面図である。
【0046】実施例3のイオントフォレーシス用デバイ
スIc(図5及び図7(a))は、実施例1のイオント
フォレーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有し
ているが、バッキング層1において、補助グリップ11
の他に2箇所において接着固定部15が存在し、薬物保
持層側のバッキング層1と水保持層側のバッキング層1
が接着固定化されている。このような点で、本実施例3
のデバイスIcは、カスタネット型形状の実施例1のI
aとは異なっている。
スIc(図5及び図7(a))は、実施例1のイオント
フォレーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有し
ているが、バッキング層1において、補助グリップ11
の他に2箇所において接着固定部15が存在し、薬物保
持層側のバッキング層1と水保持層側のバッキング層1
が接着固定化されている。このような点で、本実施例3
のデバイスIcは、カスタネット型形状の実施例1のI
aとは異なっている。
【0047】また、薬物保持層側のバッキング層1と溶
解液保持層側のバッキング層1の接着方法は、限定され
るものでは無いが、剥離不可能で永続的なヒートシール
が望ましい。尚、本実施例3のセパレーター層6は、デ
バイス本体の幅以内であれば問題ないが、上記のバッキ
ング層同士の接着固定部15の内側に形成されることが
望ましい。
解液保持層側のバッキング層1の接着方法は、限定され
るものでは無いが、剥離不可能で永続的なヒートシール
が望ましい。尚、本実施例3のセパレーター層6は、デ
バイス本体の幅以内であれば問題ないが、上記のバッキ
ング層同士の接着固定部15の内側に形成されることが
望ましい。
【0048】本実施例は、以上のように構成されている
ため、薬物安定性の向上及び水の揮散の防止は十分に実
現できる。更に、患者に適用する際、セパレーター層6
を引き抜くだけで、溶解液保持層3より薬物保持層5に
精度良く水を供給できる。尚、本実施例においては、実
施例1及び実施例2で使用した補助包材14を設ける必
要性は原則として無く、本実施例のデバイスのみで人為
的誤差の少ない用時活性化が実現できる。
ため、薬物安定性の向上及び水の揮散の防止は十分に実
現できる。更に、患者に適用する際、セパレーター層6
を引き抜くだけで、溶解液保持層3より薬物保持層5に
精度良く水を供給できる。尚、本実施例においては、実
施例1及び実施例2で使用した補助包材14を設ける必
要性は原則として無く、本実施例のデバイスのみで人為
的誤差の少ない用時活性化が実現できる。
【0049】実施例4 図7(b)は、実施例4のイオントフォレーシス用デバ
イスの構成を示す断面図である。
イスの構成を示す断面図である。
【0050】本実施例のイオントフォレーシス用デバイ
スIdは、実施例3のイオントフォレーシス用デバイス
Icとほとんど同じ構造を有しているが、異なる点は実
施例3ではセパレーター層6の形状がW字型であるのに
対し、実施例4ではV字型であり、更に薬物保持層5の
周縁部のバッキング層1とセパレーター層6との接合面
に貼着層12′を有しない点である。また、本実施例に
おいてはセパレーター層6の引き抜いた後、溶解液保持
層側の粘着層12が薬物保持層の周縁部のバッキング層
1に接着し、水の供給が実現するように構成されてい
る。
スIdは、実施例3のイオントフォレーシス用デバイス
Icとほとんど同じ構造を有しているが、異なる点は実
施例3ではセパレーター層6の形状がW字型であるのに
対し、実施例4ではV字型であり、更に薬物保持層5の
周縁部のバッキング層1とセパレーター層6との接合面
に貼着層12′を有しない点である。また、本実施例に
おいてはセパレーター層6の引き抜いた後、溶解液保持
層側の粘着層12が薬物保持層の周縁部のバッキング層
1に接着し、水の供給が実現するように構成されてい
る。
【0051】本実施例は、以上のように構成されている
ため、薬物安定性の向上及び水の揮散の防止については
前記各実施例と同等の効果を有する。更に、セパレータ
ー層6の構造を簡素にしたことにより、引き抜きに要す
る力が一段と減少し、デバイスの操作性が向上する。
ため、薬物安定性の向上及び水の揮散の防止については
前記各実施例と同等の効果を有する。更に、セパレータ
ー層6の構造を簡素にしたことにより、引き抜きに要す
る力が一段と減少し、デバイスの操作性が向上する。
【0052】比較例1 図8は、比較例に係るイオントフォレーシス用デバイス
の構成を示す断面図である。比較例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスは、バッキング層1とW字型、V字型
ではない平面ライナー層16により、電極構造層2及び
溶解液保持層3を保持する第1コンパートメントと薬物
保持層5を保持する第2コンパートメントとに分離され
た構造を有し、実施例1〜4のデバイスとは異なる形状
を有するが、各層の内部構成についてはほぼ同じ構造で
ある。尚、比較例1のデバイスは、最初にヒンジ式に接
続された前記第1コンパートメントと第2コンパートメ
ント上のライナー層を剥離し、次に両コンパートメント
を互いに接合させることにより活性化される。
の構成を示す断面図である。比較例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスは、バッキング層1とW字型、V字型
ではない平面ライナー層16により、電極構造層2及び
溶解液保持層3を保持する第1コンパートメントと薬物
保持層5を保持する第2コンパートメントとに分離され
た構造を有し、実施例1〜4のデバイスとは異なる形状
を有するが、各層の内部構成についてはほぼ同じ構造で
ある。尚、比較例1のデバイスは、最初にヒンジ式に接
続された前記第1コンパートメントと第2コンパートメ
ント上のライナー層を剥離し、次に両コンパートメント
を互いに接合させることにより活性化される。
【0053】比較例2 図9は、比較例2のイオントフォレーシス用デバイスの
構成を示す断面図である。比較例2のイオントフォレー
シス用デバイスは、実施例1のイオントフォレーシス用
デバイスIaとほとんど同じ構造を有しているがセパレ
ーター層6が単層であり、更に該セパレーター層は、粘
着層12,12′により壁部8及び薬物保持側バッキン
グ層1の両側より粘着接合されている。尚、比較例2の
デバイスは、セパレーター層をデバイス外部へ引き抜く
ことにより、薬物保持層5と溶解液保持層3とが容易に
接合し活性化される。
構成を示す断面図である。比較例2のイオントフォレー
シス用デバイスは、実施例1のイオントフォレーシス用
デバイスIaとほとんど同じ構造を有しているがセパレ
ーター層6が単層であり、更に該セパレーター層は、粘
着層12,12′により壁部8及び薬物保持側バッキン
グ層1の両側より粘着接合されている。尚、比較例2の
デバイスは、セパレーター層をデバイス外部へ引き抜く
ことにより、薬物保持層5と溶解液保持層3とが容易に
接合し活性化される。
【0054】比較例3 図10(a)は、比較例3のイオントフォレーシス用デ
バイスの構成を示す断面図である。比較例3のイオント
フォレーシス用デバイスは、実施例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有している
が、溶解液保持層中にイオン交換層4を有しない点で異
なっている。
バイスの構成を示す断面図である。比較例3のイオント
フォレーシス用デバイスは、実施例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有している
が、溶解液保持層中にイオン交換層4を有しない点で異
なっている。
【0055】比較例4 図10(b)は、比較例4のイオントフォレーシス用デ
バイスの構成を示す断面図である。比較例4のイオント
フォレーシス用デバイスは、実施例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有している
が、イオン交換層4は溶解液保持層上部に位置し、更に
電極構造層に隣接した状態になるように構成されてい
る。
バイスの構成を示す断面図である。比較例4のイオント
フォレーシス用デバイスは、実施例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有している
が、イオン交換層4は溶解液保持層上部に位置し、更に
電極構造層に隣接した状態になるように構成されてい
る。
【0056】比較例5 図10(c)は、比較例5のイオントフォレーシス用デ
バイスの構成を示す断面図である。比較例5のイオント
フォレーシス用デバイスは、実施例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有している
が、イオン交換層4は溶解液保持層下部に位置し、更に
活性化時に薬物保持層5に接触する様に構成されてい
る。
バイスの構成を示す断面図である。比較例5のイオント
フォレーシス用デバイスは、実施例1のイオントフォレ
ーシス用デバイスIaとほとんど同じ構造を有している
が、イオン交換層4は溶解液保持層下部に位置し、更に
活性化時に薬物保持層5に接触する様に構成されてい
る。
【0057】実験例1:デバイス活性時における含有水
分量の漏洩評価 実施例1及び比較例1に示す用時溶解型製剤を作製し、
溶解液層には蒸留水500μmを入れ製剤全体の重さを
秤量した。次に、セパレーター層を引き抜き(比較例1
の場合、ライナー層)、薬物保持膜上の薬物を溶解さ
せ、製剤重量(セパレーター層、ライナー層を含む)を
秤量した。この結果から、溶解前の製剤重量から溶解後
の製剤重量を差し引き、水の漏洩量を調べた。その結
果、図11に示したように実施例1の製剤では水の漏洩
は初期量(500μl)の約3.2%(0.016μ
l)に過ぎなかったのに対し、比較例1の製剤では初期
値の約19%(0.096μl)が漏洩した。即ち、実
施例1に示した製剤を用いることで、使用者が溶解する
時に水の漏洩を約1/6に減少できることができた。
分量の漏洩評価 実施例1及び比較例1に示す用時溶解型製剤を作製し、
溶解液層には蒸留水500μmを入れ製剤全体の重さを
秤量した。次に、セパレーター層を引き抜き(比較例1
の場合、ライナー層)、薬物保持膜上の薬物を溶解さ
せ、製剤重量(セパレーター層、ライナー層を含む)を
秤量した。この結果から、溶解前の製剤重量から溶解後
の製剤重量を差し引き、水の漏洩量を調べた。その結
果、図11に示したように実施例1の製剤では水の漏洩
は初期量(500μl)の約3.2%(0.016μ
l)に過ぎなかったのに対し、比較例1の製剤では初期
値の約19%(0.096μl)が漏洩した。即ち、実
施例1に示した製剤を用いることで、使用者が溶解する
時に水の漏洩を約1/6に減少できることができた。
【0058】実験例2:デバイス活性時における引張力
の比較 実施例1及び比較例2に示す用時溶解型製剤を作製し、
接合面(接合面積25.4cm2 )からライナーを剥離
する時に必要とする引張力を測定した。測定は、引張試
験器(オリエンテック RTM−1000)を用いて室
温22℃下で測定した。尚、引張力測定時の実験状態を
作動図として図12に示す。また、測定結果を図13に
示す。
の比較 実施例1及び比較例2に示す用時溶解型製剤を作製し、
接合面(接合面積25.4cm2 )からライナーを剥離
する時に必要とする引張力を測定した。測定は、引張試
験器(オリエンテック RTM−1000)を用いて室
温22℃下で測定した。尚、引張力測定時の実験状態を
作動図として図12に示す。また、測定結果を図13に
示す。
【0059】測定の結果、実施例1において剥離的に引
き剥した場合の最大引張力は98.5±34.4gであ
ったのに対し、比較例2において引き抜き方向に引き抜
いた場合の最大引張力は27.0±1.41kgであっ
た。このように、本発明のようにセパレーターを剥離的
に引き剥すことで、引き抜きに要する力1/270に減
少することができた。また、比較例2の構造で溶解液保
持層側のバッキング層1とセパレーター層6をヒートシ
ールした場合、セパレーター層を引き抜くは不可能であ
った。
き剥した場合の最大引張力は98.5±34.4gであ
ったのに対し、比較例2において引き抜き方向に引き抜
いた場合の最大引張力は27.0±1.41kgであっ
た。このように、本発明のようにセパレーターを剥離的
に引き剥すことで、引き抜きに要する力1/270に減
少することができた。また、比較例2の構造で溶解液保
持層側のバッキング層1とセパレーター層6をヒートシ
ールした場合、セパレーター層を引き抜くは不可能であ
った。
【0060】実験例3:デバイス中含有水分量の経変安
定性評価 実施例1に示した製剤の水保持層の部材としてPVAを
使用した断面積7cm2、厚さ1.5mmのイオントフォレ
ーシス用デバイスを作製した。本製剤をアルミ包材に充
填し、25℃、40℃放置条件下での含有水分量の経変
安定性(水の揮散)を重量変化より評価した。尚、本実
験では、溶解液保持層に蒸留水88%含有PVAgel
を1g充填した。
定性評価 実施例1に示した製剤の水保持層の部材としてPVAを
使用した断面積7cm2、厚さ1.5mmのイオントフォレ
ーシス用デバイスを作製した。本製剤をアルミ包材に充
填し、25℃、40℃放置条件下での含有水分量の経変
安定性(水の揮散)を重量変化より評価した。尚、本実
験では、溶解液保持層に蒸留水88%含有PVAgel
を1g充填した。
【0061】更に、セパレーター層用のフィルム材料と
して、(ナイロン(Ny) 、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE))の複合フィルム(藤森工業製)
と(セロハン(Cel)、ポリエレン(PE)、アルミ
箔(Al))の複合フィルム(凸版印刷製)の2種類を
使用し、ヒートシール接着と粘着シール接着による水の
安定性を評価した。
して、(ナイロン(Ny) 、ポリプロピレン(PP)、
ポリエチレン(PE))の複合フィルム(藤森工業製)
と(セロハン(Cel)、ポリエレン(PE)、アルミ
箔(Al))の複合フィルム(凸版印刷製)の2種類を
使用し、ヒートシール接着と粘着シール接着による水の
安定性を評価した。
【0062】 (製剤組成) ─────────────────────────────────── 包 材 接着方法 放置条件 ─────────────────────────────────── 試験例3−A Ny/PP/PE複合フィルム ヒートシール 25℃ ─────────────────────────────────── 試験例3−B 〃 〃 40℃ ─────────────────────────────────── 試験例3−C 〃 粘着シール 〃 ─────────────────────────────────── 試験例3−D Cel/PE/Al 複合フィルム ヒートシール 25℃ ─────────────────────────────────── 試験例3−E 〃 〃 40℃ ─────────────────────────────────── 試験例3−F 〃 粘着シール 〃 ───────────────────────────────────
【0063】評価結果を図14及び図15に示した。こ
の結果より、水安定性は選出した包材の物性(透湿性)
に大きく影響されることがわかる。一般的に、アルミ箔
をラミネートしたフィルムは、透湿性がほとんど無いこ
とが知られており、本実験でも改めて確認され、十分な
水揮散防止を示すことがわかった。また、セパレーター
層とバッキング層の接着方法については、粘着シール接
着での水揮散防止は不可能であり、完全な防止にはヒー
トシール接着が有効であることが示された。以上の結果
より、アルミ箔複合フィルムにより、溶解液保持層をヒ
ートシール接着することで、水の揮散防止がほぼ100
%可能であることが示唆された。
の結果より、水安定性は選出した包材の物性(透湿性)
に大きく影響されることがわかる。一般的に、アルミ箔
をラミネートしたフィルムは、透湿性がほとんど無いこ
とが知られており、本実験でも改めて確認され、十分な
水揮散防止を示すことがわかった。また、セパレーター
層とバッキング層の接着方法については、粘着シール接
着での水揮散防止は不可能であり、完全な防止にはヒー
トシール接着が有効であることが示された。以上の結果
より、アルミ箔複合フィルムにより、溶解液保持層をヒ
ートシール接着することで、水の揮散防止がほぼ100
%可能であることが示唆された。
【0064】実験例4:血清中のサーモンカルシトニン
の濃度測定(イオン交換膜の有無と位置の比較) ドナー側電極 実施例1(図3(a))におけるイオントフォレーシス
用デバイスの製造方法について説明する。
の濃度測定(イオン交換膜の有無と位置の比較) ドナー側電極 実施例1(図3(a))におけるイオントフォレーシス
用デバイスの製造方法について説明する。
【0065】実施例1は、電極構造層が銀からなる面積
2.5cm2 の非分極性電極に精製水100μlを含む厚
さ0.5mmの不織布(日本バイリーンWP−2085)
を1枚重ね溶解液保持層(電極側)を形成した。次に、
3.46cm2 の面積を有するイオン交換膜(旭化成A−
201)を積層し、イオン交換層を形成した。更に、精
製水80μlを含む厚さ0.5mmの不織布(日本バイリ
ーンWP−2085)を1枚重ね溶解液保持層(薬物層
側)を形成した。次に、薬物保持層は、薬物保持体(ボ
ール社バイオダイン+)3.46cm2 にサーモンカルシ
トニン20IUを滴下、乾燥により作製した。
2.5cm2 の非分極性電極に精製水100μlを含む厚
さ0.5mmの不織布(日本バイリーンWP−2085)
を1枚重ね溶解液保持層(電極側)を形成した。次に、
3.46cm2 の面積を有するイオン交換膜(旭化成A−
201)を積層し、イオン交換層を形成した。更に、精
製水80μlを含む厚さ0.5mmの不織布(日本バイリ
ーンWP−2085)を1枚重ね溶解液保持層(薬物層
側)を形成した。次に、薬物保持層は、薬物保持体(ボ
ール社バイオダイン+)3.46cm2 にサーモンカルシ
トニン20IUを滴下、乾燥により作製した。
【0066】次に、比較例3(図10(a))における
イオントフォレーシス用デバイスの製造方法について説
明する。比較例3は、イオン交換膜を含有しないデバイ
スである。電極構造層は、銀からなる面積2.5cm2 の
非分極性電極であり、更に溶解液保持層は、精製水18
0μlを含む厚さ0.5mmの不織布(日本バイリーンW
P−2085)2枚により形成された。薬物保持層は、
実施例1と同様に作製した。
イオントフォレーシス用デバイスの製造方法について説
明する。比較例3は、イオン交換膜を含有しないデバイ
スである。電極構造層は、銀からなる面積2.5cm2 の
非分極性電極であり、更に溶解液保持層は、精製水18
0μlを含む厚さ0.5mmの不織布(日本バイリーンW
P−2085)2枚により形成された。薬物保持層は、
実施例1と同様に作製した。
【0067】次に、比較例4(図10(b))における
イオントフォレーシス用デバイスの製造方法について説
明する。比較例4は、イオン交換膜を電極構造層に隣接
するように溶解液保持層の上部に設置したデバイスであ
る。電極構造層は、銀からなる面積2.5cm2 の非分極
性電極であり、更に銀電極に隣接するように面積3.4
6cm2 のイオン交換膜(旭化成A−201)を積層し、
イオン交換層を形成した。また、溶解液保持層は、精製
水180μlを含む厚さ0.5mmの不織布(日本バイリ
ーンWP−2085)2枚により形成された。薬物保持
層は、実施例1と同様に作製した。
イオントフォレーシス用デバイスの製造方法について説
明する。比較例4は、イオン交換膜を電極構造層に隣接
するように溶解液保持層の上部に設置したデバイスであ
る。電極構造層は、銀からなる面積2.5cm2 の非分極
性電極であり、更に銀電極に隣接するように面積3.4
6cm2 のイオン交換膜(旭化成A−201)を積層し、
イオン交換層を形成した。また、溶解液保持層は、精製
水180μlを含む厚さ0.5mmの不織布(日本バイリ
ーンWP−2085)2枚により形成された。薬物保持
層は、実施例1と同様に作製した。
【0068】次に、比較例5(図10(c))における
イオントフォレーシス用デバイスの製造方法について説
明する。比較例5は、活性化時にイオン交換膜が薬物保
持層に隣接するように溶解液保持層の下部に設置したデ
バイスである。電極構造層は、銀からなる面積2.5cm
2 の非分極性電極であり、更に銀電極に隣接するように
溶解液保持層を設置し、精製水180μlを含む厚さ
0.5mmの不織布(日本バイリーンWP−2085)2
枚により形成した。次に、3.46cm2 のイオン交換膜
(旭化成A−201)を積層し、イオン交換層を形成し
た。また、薬物溶解液保持層は、実施例1と同様に作製
した。リファレンス側電極 塩化ナトリウム含有12%ポリビニルアルコールゲル
(ユニチカUF−250G)を積層した塩化銀からなる
非分極正電極を作製し、実施例1及び比較例3、比較例
4、比較例5のリファレンス側電極とした。
イオントフォレーシス用デバイスの製造方法について説
明する。比較例5は、活性化時にイオン交換膜が薬物保
持層に隣接するように溶解液保持層の下部に設置したデ
バイスである。電極構造層は、銀からなる面積2.5cm
2 の非分極性電極であり、更に銀電極に隣接するように
溶解液保持層を設置し、精製水180μlを含む厚さ
0.5mmの不織布(日本バイリーンWP−2085)2
枚により形成した。次に、3.46cm2 のイオン交換膜
(旭化成A−201)を積層し、イオン交換層を形成し
た。また、薬物溶解液保持層は、実施例1と同様に作製
した。リファレンス側電極 塩化ナトリウム含有12%ポリビニルアルコールゲル
(ユニチカUF−250G)を積層した塩化銀からなる
非分極正電極を作製し、実施例1及び比較例3、比較例
4、比較例5のリファレンス側電極とした。
【0069】以上のように製造された実施例及び比較例
におけるイオントフォレーシス用デバイスをSDラット
(体重約250g)の腹部に装着し、ドナー電極を陽
極、リファレンス側電極を陰極としてイオントフォレー
シス電極装置より12Vのパルス脱分極通電を行った。
経時的にラット頸静脈から採血し、血清を得た。血清中
のサーモンカルシトニン濃度をラジオイムノアセキット
(ペニンスラサーモンカルシトニン定量キット)を用い
て測定した。結果を図16及び図17に示した。図16
の結果から明らかのように、イオン交換膜を用いた実施
例1の場合、約15分後に1858±247pg/ml(平
均±標準誤差)のサーモンカルシトニン血中濃度を示
し、比較例3の最大値の約4.5倍の濃度であることが
判明した。また、120分後も比較例3の最大値の約
1.8倍の血中濃度を示し、高い濃度が長時間維持され
ることが判明した。
におけるイオントフォレーシス用デバイスをSDラット
(体重約250g)の腹部に装着し、ドナー電極を陽
極、リファレンス側電極を陰極としてイオントフォレー
シス電極装置より12Vのパルス脱分極通電を行った。
経時的にラット頸静脈から採血し、血清を得た。血清中
のサーモンカルシトニン濃度をラジオイムノアセキット
(ペニンスラサーモンカルシトニン定量キット)を用い
て測定した。結果を図16及び図17に示した。図16
の結果から明らかのように、イオン交換膜を用いた実施
例1の場合、約15分後に1858±247pg/ml(平
均±標準誤差)のサーモンカルシトニン血中濃度を示
し、比較例3の最大値の約4.5倍の濃度であることが
判明した。また、120分後も比較例3の最大値の約
1.8倍の血中濃度を示し、高い濃度が長時間維持され
ることが判明した。
【0070】また、図17の結果からイオン交換膜を溶
解液保持層を2分割するように設置した実施例1の場
合、イオン交換膜の位置を異にした比較例4や比較例5
よりも格段に高いサーモンカルシトニンの血中濃度を示
すことがわかる。この原因として、比較例4において
は、活性化後の薬物溶解は十分であるが、電極構造層側
の水分量が十分で無く、その結果安定な電気的通電状態
が得られないことが考えられる。一方、比較例5におい
ては、電極構造層側の水分量は、安定な通電状態を維持
するには十分であるが、薬物保持層側の水分量がイオン
交換膜導入により低下し、その結果、薬物溶解の低下に
よる薬物透過性の減少を招いたと考えられる。
解液保持層を2分割するように設置した実施例1の場
合、イオン交換膜の位置を異にした比較例4や比較例5
よりも格段に高いサーモンカルシトニンの血中濃度を示
すことがわかる。この原因として、比較例4において
は、活性化後の薬物溶解は十分であるが、電極構造層側
の水分量が十分で無く、その結果安定な電気的通電状態
が得られないことが考えられる。一方、比較例5におい
ては、電極構造層側の水分量は、安定な通電状態を維持
するには十分であるが、薬物保持層側の水分量がイオン
交換膜導入により低下し、その結果、薬物溶解の低下に
よる薬物透過性の減少を招いたと考えられる。
【0071】以上の結果より、サーモンカルシトニンの
皮膚透過性は、薬物溶解液層中にイオン交換膜を設置す
ることにより格段に向上し、更にその位置は、薬物溶解
液層を2つに分割するように設置することが好ましいこ
とが判明した。
皮膚透過性は、薬物溶解液層中にイオン交換膜を設置す
ることにより格段に向上し、更にその位置は、薬物溶解
液層を2つに分割するように設置することが好ましいこ
とが判明した。
【0072】
【発明の効果】本発明は、水中において不安定な各種薬
物を該イオントフォレーシス用デバイスとして使用する
際に、保存中の該水保持層からの水分の揮散を防止する
と同時に、薬物の長期安定性を向上させることができる
イオントフォレーシス用デバイスを提供する。更にこの
イオントフォレーシス用デバイスは、用時における活性
化操作が容易で、かつ正確であるよう構成されているた
め人為的誤差が小さく、薬物に極微量の水分を供給する
場合でも、精度良く薬物に水を供給することができ、そ
の結果、薬物溶解液の濃度コントロール及び薬物皮膚透
過量のコントロールが可能である。
物を該イオントフォレーシス用デバイスとして使用する
際に、保存中の該水保持層からの水分の揮散を防止する
と同時に、薬物の長期安定性を向上させることができる
イオントフォレーシス用デバイスを提供する。更にこの
イオントフォレーシス用デバイスは、用時における活性
化操作が容易で、かつ正確であるよう構成されているた
め人為的誤差が小さく、薬物に極微量の水分を供給する
場合でも、精度良く薬物に水を供給することができ、そ
の結果、薬物溶解液の濃度コントロール及び薬物皮膚透
過量のコントロールが可能である。
【0073】また、本発明のイオントフォレーシス用デ
バイスの溶解液保持層には、従来のデバイスには無いよ
うなイオン交換層の設置方法がなされている。その結
果、電極構造層表面を常に湿潤状態に維持でき、迅速な
電気の起動及び速やかな安定通電状態への移行が実現で
きる。更に、乾燥状態の薬物の溶解は容易であり、且つ
薬物溶解液の電極構造層との直接的接触が無いため、薬
物の電気的分解の防止が十分に可能であり、薬物分解物
の体内への進入を阻止できる。以上の結果より、本発明
のイオントフォレーシス用デバイスによる治療は、優れ
た薬理効果を示し、しかも従来の製剤からでは考えられ
なかった程の患者へのコンプライアンスの向上が実現さ
れることは勿論、操作面及び機能面において安全性が十
分に配慮されているため、高い信頼性を得るものと確信
される。
バイスの溶解液保持層には、従来のデバイスには無いよ
うなイオン交換層の設置方法がなされている。その結
果、電極構造層表面を常に湿潤状態に維持でき、迅速な
電気の起動及び速やかな安定通電状態への移行が実現で
きる。更に、乾燥状態の薬物の溶解は容易であり、且つ
薬物溶解液の電極構造層との直接的接触が無いため、薬
物の電気的分解の防止が十分に可能であり、薬物分解物
の体内への進入を阻止できる。以上の結果より、本発明
のイオントフォレーシス用デバイスによる治療は、優れ
た薬理効果を示し、しかも従来の製剤からでは考えられ
なかった程の患者へのコンプライアンスの向上が実現さ
れることは勿論、操作面及び機能面において安全性が十
分に配慮されているため、高い信頼性を得るものと確信
される。
【図1】(a)本発明の実施例1及び実施例2における
イオントフォレーシス用デバイス概観図であり、(b)
本発明の実施例1及び実施例2におけるイオントフォレ
ーシス用デバイスの使用状態を示す図である。
イオントフォレーシス用デバイス概観図であり、(b)
本発明の実施例1及び実施例2におけるイオントフォレ
ーシス用デバイスの使用状態を示す図である。
【図2】(a)本発明の実施例1及び実施例2における
イオントフォレーシス用デバイスの上方からの図面であ
り、(b)本発明の実施例1及び実施例2におけるイオ
ントフォレーシス用デバイスの下方からの図面である。
イオントフォレーシス用デバイスの上方からの図面であ
り、(b)本発明の実施例1及び実施例2におけるイオ
ントフォレーシス用デバイスの下方からの図面である。
【図3】(a)本発明の実施例1におけるイオントフォ
レーシス用デバイスの構成を示す断面図である。 (b)本発明の実施例2におけるイオントフォレーシス
用デバイスの構成を示す断面図である。
レーシス用デバイスの構成を示す断面図である。 (b)本発明の実施例2におけるイオントフォレーシス
用デバイスの構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例1及び実施例2において、デバ
イス活性化時に使用する補助包材とその使用状態を示す
図面である。
イス活性化時に使用する補助包材とその使用状態を示す
図面である。
【図5】(a)本発明の実施例3及び実施例4における
イオントフォレーシス用デバイスの概観図である。 (b)本発明の実施例3及び実施例4におけるイオント
フォレーシス用デバイスの使用状態を示す図である。
イオントフォレーシス用デバイスの概観図である。 (b)本発明の実施例3及び実施例4におけるイオント
フォレーシス用デバイスの使用状態を示す図である。
【図6】(a)本発明の実施例3及び実施例4における
イオントフォレーシス用デバイスの上方からの図面であ
る。 (b)本発明の実施例3及び実施例4におけるイオント
フォレーシス用デバイスの下方からの図面である。
イオントフォレーシス用デバイスの上方からの図面であ
る。 (b)本発明の実施例3及び実施例4におけるイオント
フォレーシス用デバイスの下方からの図面である。
【図7】(a)本発明の実施例3におけるイオントフォ
レーシス用デバイスの構成を示す断面図である。 (b)本発明の実施例4におけるイオントフォレーシス
用デバイスの構成を示す断面図である。
レーシス用デバイスの構成を示す断面図である。 (b)本発明の実施例4におけるイオントフォレーシス
用デバイスの構成を示す断面図である。
【図8】比較例1におけるイオントフォレーシス用デバ
イスの構成を示す断面図である。
イスの構成を示す断面図である。
【図9】比較例2におけるイオントフォレーシス用デバ
イスの構成を示す断面図である。
イスの構成を示す断面図である。
【図10】(a)比較例3におけるイオントフォレーシ
ス用デバイスの構成を示す断面図である。 (b)比較例4におけるイオントフォレーシス用デバイ
スの構成を示す断面図である。 (c)比較例5におけるイオントフォレーシス用デバイ
スの構成を示す断面図である。
ス用デバイスの構成を示す断面図である。 (b)比較例4におけるイオントフォレーシス用デバイ
スの構成を示す断面図である。 (c)比較例5におけるイオントフォレーシス用デバイ
スの構成を示す断面図である。
【図11】実施例1と比較例1のデバイスの活性化時に
おける含有水分量の漏洩を比較した図面である。
おける含有水分量の漏洩を比較した図面である。
【図12】実施例1と比較例2の引張力測定時の実験状
態を作動図として示した図面である。
態を作動図として示した図面である。
【図13】実施例1と比較例2のデバイスの活性化時に
おける引張力の比較を示す図面である。
おける引張力の比較を示す図面である。
【図14】Ny/PP/PE複合フィルムをセパレータ
ー層に使用した時のデバイス中含有水分量の経変安定性
を示す図面である。
ー層に使用した時のデバイス中含有水分量の経変安定性
を示す図面である。
【図15】Cel/PE/Al複合フィルムをセパレー
ター層に使用した時のデバイス中含有水分量の経変安定
性を示す図面である。
ター層に使用した時のデバイス中含有水分量の経変安定
性を示す図面である。
【図16】実施例1と比較例3を用いた場合の血清中の
サーモンカルシトニン濃度の経時的変化を示す図面であ
る。
サーモンカルシトニン濃度の経時的変化を示す図面であ
る。
【図17】実施例1、比較例4及び比較例5を用いた場
合の血清中のサーモンカルシトニン濃度の経時的変化を
示す図面である。
合の血清中のサーモンカルシトニン濃度の経時的変化を
示す図面である。
Ia…実施例1のイオントフォレーシス用デバイス Ib…実施例2のイオントフォレーシス用デバイス Ic…実施例3のイオントフォレーシス用デバイス Id…実施例4のイオントフォレーシス用デバイス 1…バッキング層 2…電極構造層 3…水保持層 4…イオン交換膜 5…薬物保持層 6…セパレーター層 7…薬物拡散防止リング 8…壁部 9…ライナー層 10…電極端子 11…補助グリップ 12,12′…粘着剤層 13…イージーピール方式ヒートシール部 14…補助包材 15…ヒートシール等の接着固定部 16…セパレーター構造におけるW字、V字型ではない
平面のライナー層
平面のライナー層
Claims (12)
- 【請求項1】 電極構造層、溶解液保持層及び乾燥状態
にある生理活性物質を含有する薬物保持層とをこの順に
階層構造に配置してなり、更に溶解液保持層と薬物保持
層との間に非透水性の素材で構成された積層構造のセパ
レーター層を配置することを特徴とし、使用時、セパレ
ーター層をデバイス外部に剥離的に引き抜くことにより
溶解液保持層と薬物保持層とが自動的に接合し、乾燥状
態にある生理活性物質の一部またはすべてを溶解させる
ようにしたイオントフォレーシス用デバイス。 - 【請求項2】 引き抜き時に使用する前記セパレーター
層が、W型もしくはV型の形状で積層され、剥離的に引
抜きできるような構造を有する請求項1のイオントフォ
レシス用デバイス。 - 【請求項3】 前記各層を一体的に支持するバッキング
層とセパレーター層との接合面でヒートシールが施され
ている請求項1又は2のイオントフォレーシス用デバイ
ス。 - 【請求項4】 前記溶解液保持層と前記薬物保持層の少
なくとも一方の周縁部において、セパレーター層との接
合面に接着層又は粘着層を設けた請求項1〜3のいずれ
か1項に記載のイオントフォレーシス用デバイス。 - 【請求項5】 前記バッキング層の一部にセパレーター
層引き抜き用の補助グリップを有する請求項1〜4のい
ずれか1項に記載のイオントフォレーシス用デバイス。 - 【請求項6】 前記セパレーター層を引き抜くための補
助手段として、デバイスを包括する補助包材を使用する
請求項1〜5のいずれか1項に記載のイオントフォレー
シス用デバイス。 - 【請求項7】 前記電極構造層と前記溶解液保持層を支
持するバッキング層の外周と薬物保持層を支持するバッ
キング層の外周とが、セパレーター層の引き抜きを妨害
しない範囲で接着接合がされている請求項1〜5のいず
れか1項に記載のイオントフォレーシス用デバイス。 - 【請求項8】 前記溶解液保持層が、イオン交換層によ
り2つに分割され、更に溶解液保持層に水保持部材を含
有せしめることにより、電極構造層及びイオン交換層を
常に湿潤状態に維持するようにした請求項1〜3のいず
れか1項に記載のイオントフォレーシス用デバイス。 - 【請求項9】 前記溶解液保持層と前記薬物保持層の少
なくとも一方の周縁部において、セパレーター層との接
合面に接着層又は粘着層を設けた請求項8のイオントフ
ォレーシス用デバイス。 - 【請求項10】 前記バッキング層の一部にセパレータ
ー層を引き抜く時に使用する補助グリップを設けた請求
項8又は9のイオントフォレーシス用デバイス。 - 【請求項11】 前記セパレーター層を引き抜くための
補助手段として、デバイスを包括する補助包材を使用す
る請求項8〜10のいずれか1項に記載のイオントフォ
レーシス用デバイス。 - 【請求項12】 前記電極構造層と前記溶解液保持層を
支持するバッキング層の外周と薬物保持層を支持するバ
ッキング層の外周とが、セパレーター層の引き抜きを妨
害しない範囲で接着接合されている請求項8〜11のい
ずれか1項に記載のイオントフォレーシス用デバイス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1428396A JPH09201420A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 用時活性型イオントフォレーシス用デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1428396A JPH09201420A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 用時活性型イオントフォレーシス用デバイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09201420A true JPH09201420A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11856773
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1428396A Pending JPH09201420A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 用時活性型イオントフォレーシス用デバイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09201420A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003059442A1 (en) * | 2002-01-10 | 2003-07-24 | Kyodo Printing Co., Ltd. | Electrode device for iontoforesis |
| WO2004047916A1 (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-10 | Tokuyama Corporation | イオントフォレーシス装置 |
| WO2004108097A1 (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-16 | Takiron Co., Ltd. | 化粧用貼付材及びその使用方法、及び化粧用貼付材パッケージ |
| WO2006062108A1 (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-15 | Transcutaneous Technologies Inc. | イオントフォレーシス装置 |
| WO2007015476A1 (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-08 | Transcu Ltd. | イオントフォレーシス装置 |
| WO2007037324A1 (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-05 | Transcu Ltd. | 乾燥型イオントフォレーシス用電極構造体 |
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| US7437189B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-10-14 | Tti Ellebeau, Inc. | Iontophoresis device |
| JP2009509691A (ja) * | 2005-09-30 | 2009-03-12 | Tti・エルビュー株式会社 | 生体界面に多数の活性物質を送達するためのイオントフォレーシス装置 |
| US7590444B2 (en) | 2004-12-09 | 2009-09-15 | Tti Ellebeau, Inc. | Iontophoresis device |
| JP2010248238A (ja) * | 2004-01-23 | 2010-11-04 | Travanti Pharma Inc | 乱用が可能な物質の剤形における乱用可能性の減少 |
| JP2014511243A (ja) * | 2011-02-28 | 2014-05-15 | キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド | マイクロニードルを有する経皮パッチ |
| JP2015047382A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | 日立マクセル株式会社 | 電極体接続構造 |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1428396A patent/JPH09201420A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2006062108A1 (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-15 | Transcutaneous Technologies Inc. | イオントフォレーシス装置 |
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