[go: up one dir, main page]

JPH09160511A - 磁気記録体及びその記録方法 - Google Patents

磁気記録体及びその記録方法

Info

Publication number
JPH09160511A
JPH09160511A JP7321498A JP32149895A JPH09160511A JP H09160511 A JPH09160511 A JP H09160511A JP 7321498 A JP7321498 A JP 7321498A JP 32149895 A JP32149895 A JP 32149895A JP H09160511 A JPH09160511 A JP H09160511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic recording
magnetic
pattern
microcapsules
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7321498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiko Matsumoto
美子 松本
Harumi Matsumoto
陽美 松本
Tsutomu Naganuma
勉 長沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP7321498A priority Critical patent/JPH09160511A/ja
Publication of JPH09160511A publication Critical patent/JPH09160511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/09Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
    • G02F1/094Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect based on magnetophoretic effect

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気印加した部分と、無印加の部分とが異なる
明暗を示し、かつ解像度が高く、鮮明で、さらに画像の
安定性に優れた、可逆及び多色カラー表示可能な磁気記
録体を提供する。 【解決手段】非磁性材料からなる支持体上に、イエロー
(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B
k)の各色を配置したパターンからなるパターン形成層
と、少なくともフレーク状磁性粒子とこれを分散してな
る常温において固相状態を示す分散媒とを内包するマイ
クロカプセルをバインダー中に分散配置してなる磁気記
録層とを積層してなる磁気記録体であり、画像を構成す
る画素の色に応じた各色からなるパターン毎に、磁気記
録層のマイクロカプセルを加熱により分散媒を溶融し、
水平又は垂直方向への磁気印加によりフレーク状磁性粒
子を配向せしめ、パターン形成層の各色に対応した多色
フルカラー画像を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱とともに磁気
の印加により画像等のパターンを表示及び消去可能な磁
気記録体及びその記録方法に係り、とくにカラー表示が
可能であり、かつ解像度及び画像の安定性に優れた可逆
表示可能な磁気記録体及びその記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気を利用した磁気記録体とし
て、例えば、特開昭48−56393号公報に記載され
ているように、着色分散媒中に磁性粒子が分散されたサ
スペンジョンに磁界を作用させることにより、磁性粒子
を移動させ、着色分散媒の色を変化させて表示を行う方
法が知られている。
【0003】しかし、このような磁気記録体は、サスペ
ンジョンを2枚の基板間に封じこんで一方の基板から磁
気ペンで文字、模様を描いて磁気を作用させると、サス
ペンジョンの磁性粒子が吸引されて、その通りの文字や
模様が得られるが、磁性粒子の比重は分散媒のそれより
も極めて大きいので吸引された磁性粒子は、時間ととも
に沈降するため文字や模様を長時間保持できない欠点を
有する。
【0004】また、磁気ペンにより磁気を受けた磁性粒
子はすべて磁気ペンに吸引されるので、磁気ペンから離
れて存在していた磁性粒子まで吸引されるため、不鮮明
な文字や模様しか得られない欠点も有していた。磁性粒
子の沈降を防止するため、例えば磁性粒子を細かくする
か、磁性粒子に低比重のポリマー等を被覆して、磁性粒
子の見かけの比重を分散媒のそれと近似させると、磁性
粒子に働く磁気力が極端に小さくなるため、磁気ペンに
よって吸引されにくくなり、濃度の濃い、鮮明な文字や
模様が得られなくなるという欠陥を生じる。
【0005】さらに、磁性粒子の見かけの比重を分散媒
のそれと近似させると、文字や模様を消去する際も、磁
性粒子が基板の反対側に吸引されにくくなり、完全に消
去できず、これを繰り返していると全体的に黒ずんでし
まい、実用的ではなかった。
【0006】これらの欠点を解決する形態として、例え
ば、特公昭57−27463号公報、特開昭62−53
359号公報に記載されているように、分散媒として、
一定値以上の降伏値を有する液体、あるいは、増稠剤を
用いることによって、ぼけのない鮮明でコントラストの
高い文字、画像が表示でき、その表示は長時間安定に保
持でき、かつ、消去を完全にきれいに行える磁気記録体
が知られている。
【0007】しかし、この磁気記録体は、透明プラスチ
ックシートの全面に、一辺および深さが各2mm程度の
ハニカム状のセルを設けるように成形して、そのセルの
中に、磁性粒子と白色顔料を分散媒に分散したサスペン
ジョンを注入し、これを透明シートで密封した形態であ
り、以下の欠点を有していた。即ち、ハニカム状のセル
の中で磁性粒子を裏面より表面に移動させて像を形成す
るため、像の解像度をハニカム状のセルより小さくする
ことは不可能である。また、ハニカム状のセルを成形す
ること、ハニカム状のセルを大型化、あるいは非常に小
型化すること、ハニカム状のセルにサスペンジョンを注
入する工程等が困難である。
【0008】別の形態として、例えば、特開平2−14
6082号公報、特開平4−233581号公報に記載
されているように、前記のようなハニカム状のセルに磁
性粒子と顔料を密封した磁気記録体とは異なり、磁性粒
子をマイクロカプセルに封入し、これを支持体上に塗布
した磁気記録体が知られている。この方法によれば、マ
イクロカプセルの粒径を制御することにより、解像度を
高くすることができ、製造工程も容易である。また、マ
イクロカプセルを塗布する基板に種々のフィルム等の選
択が可能となり、形状、大きさも自由に選択が可能とな
る。
【0009】しかし、ここで示される画像形成は以下の
方法で行なわれる。まず永久磁石によって、マイクロカ
プセル内の光吸収性の磁性粒子を磁気記録体の裏面側に
吸引し、それに伴い、光反射性の非磁性粒子が磁気記録
体の表面に残留することによって、表面が非磁性粒子の
色となり、消去状態となる。次に磁気記録体表面から永
久磁石によって磁気を印加・記録することにより、表面
に光吸収性の磁性粒子が磁気によって吸引され、所望の
文字、画像が形成される。従って、このような画像形成
では、磁気粒子の吸引に時間がかかり、感度の劣る磁気
記録体となる。
【0010】さらに、マイクロカプセルを利用した別の
形態として、例えば、1−145637号公報、特開昭
63−153197号公報、特公平4−7518号公
報、特開平6−79986号公報、特開平6−9206
8号公報、あるいは、EyneS.Trumble
P.S.&E.7 213(1963)に記載されてい
るように、光吸収性の磁性粒子と、光反射性の非磁性粒
子をマイクロカプセルに封入した磁気記録体が知られて
いる。
【0011】この形態の画像形成の方法は、まず磁気記
録体作製時に、塗布したカプセル中の磁性粒子をあらか
じめ磁気記録体平面に平行に配向させることにより入射
光を全部反射させ明るく見せておく。次に、磁気的な記
録をすることにより、磁性粒子が回転し入射光を散乱、
吸収するようになり、コントラストが生じ黒色の像が形
成される。
【0012】しかし、このようにして得た磁気記録体
は、磁気の力が広範囲に及ぶため、解像度が他の熱や光
による記録と比べ、非常に劣るものである。さらに、上
記磁気記録体は、磁気の力で容易に印字、消去が行える
ため、磁石に触れただけで、未印字部にかぶりを生じた
り、画像が消去されてしまったりとするように画像の安
定性が悪いという欠点を有する。
【0013】さらに、カラー表示を行える磁気記録体と
して、例えば特開平1−63991号公報に記載される
磁性粒子のN極とS極を異なる色に着色し、磁力の印加
により磁性粒子を回転させカラー表示を行う磁気記録
体、また特開平4−175196号公報に記載される磁
気特性の異なる磁性粒子をそれぞれ異なる色に着色し、
磁界強度を制御してカラー表示を行う磁気記録体が知ら
れている。
【0014】ところが、上記のカラー表示を行う磁気記
録体は、前者では微小な磁性粒子に着色用染料溶液をス
プレーして着色するなどの作製工程、例えば磁性粒子の
N極とS極を異なる色に着色する場合の微細な磁性粒子
へ着色が困難であることで、各極の色分けが不完全であ
ること、また後者では表示時の磁界強度の制御が難し
く、磁界の制御の曖昧さがあるという問題を有してお
り、両者とも鮮明なカラー表示を行うことができないと
する欠点を有し、また単色のみ色表示であるため、多色
表示ができないものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の磁
性体を表示手段として利用した磁気記録体では、高い解
像度の画像の表示が困難であり、また外部からの磁気の
影響により表示した画像の部分的又は判読が不可能な状
態に画像が消去或いは未印字部のかぶりの発生による安
定した記録ができない、さらに鮮明なカラー表示が困難
であり、多色表示が不可能であるという問題を有してお
り、また内包される磁性粒子の移動性、すなわち記録の
反応性の良さと記録画像の安定性の両方とを備える磁気
記録体は存在していなかった。そこで、本発明は磁気印
加した部分と、無印加の部分とが異なる明暗を示し、か
つ解像度が高く、鮮明で、さらに画像の安定性に優れ
た、可逆及び多色カラー表示可能な磁気記録体を提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、請求項1に記載の発
明は、非磁性材料からなる支持体上に、イエロー(Y)
・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の
各色を配置したパターンからなるパターン形成層と、少
なくともフレーク状磁性粒子とこれを分散してなる常温
において固相状態を示す分散媒とを内包するマイクロカ
プセルをバインダー中に分散配置してなる磁気記録層と
を積層してなることを特徴とする磁気記録体である。
【0017】請求項2の発明は、非磁性材料からなる支
持体上に、少なくともフレーク状磁性粒子とこれを分散
してなる常温において固相状態を示す分散媒とを内包す
るマイクロカプセルをバインダー中に分散配置してなる
磁気記録層と、イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シア
ン(C)・ブラック(Bk)の各色を配置したパターン
からなるパターン形成層とを積層してなることを特徴と
する磁気記録体である。
【0018】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の磁気記録体において、パターンはイエロー
(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B
k)の各色を一単位として形成したパターンを配列して
なることを特徴とするものである。
【0019】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の磁気記録体において、分散媒は、融点が35℃
以上100℃以下の範囲にある有機化合物であることを
特徴とするものである。
【0020】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の磁気記録体において、マイクロカプセルの平均
粒径が10μmから1000μmの間にあることを特徴
とするものである。
【0021】請求項6の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の磁気記録体において、フレーク状磁性粒子の平
均長径が5μmから30μmの間にあり、平均厚みが
0.1μmから5μmの間にあることを特徴とするもの
である。
【0022】請求項7の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の磁気記録体において、磁気記録層上に保護層を
形成してなることを特徴とするものである。
【0023】請求項8の発明は、非磁性材料からなる支
持体と、イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン
(C)・ブラック(Bk)の各色のパターンを形成した
パターン形成層と、フレーク状磁性粒子とこれを分散し
てなる常温において固相状態を示す分散媒とを内包する
マイクロカプセルをバインダー中に分散配置してなる磁
気記録層を有する磁気記録体の記録方法であって、全領
域のマイクロカプセル中の前記フレーク状磁性粒子を水
平又は垂直方向に配向させてなる磁気記録層に対して、
パターン形成層を形成する各色のパターン単位に磁気記
録層の分散媒を部分的に加熱溶融するとともに垂直又は
水平方向に磁気印加しフレーク状磁性粒子を異なる方向
に配向させることにより、可視情報記録を行なうことを
特徴とする磁気記録体の記録方法である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を用いて詳細
に説明する。図1は第1の発明の磁気記録体の一実施例
を示す平面図であり、図2は図1のX−X線における断
面図であり、図3は第2の発明の磁気記録体の一実施例
を示す平面図であり、図4は図3のY−Y線における断
面図であり、図5は本発明の磁気記録体の磁気記録層に
用いられるマイクロカプセルの一実施例を示す断面図で
あり、図6は本発明の磁気記録体のパターン形成層の配
列パターンを部分拡大してなる拡大平面図であり、図7
は本発明の磁気記録体の未記録状態を示す断面図であ
り、図8は本発明の磁気記録体の記録時の断面図であ
る。
【0025】図1は、本発明の第1の発明にかかる磁気
記録体1の平面図であり、その上面にはパターン形成層
12と磁気記録層13により形成される画像とにより観
察される絵柄画像Aがある。図2には磁気記録体1の断
面構成を示し、支持体11、イエロー(Y)・マゼンタ
(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色を配置
したパターンからなるパターン形成層12、フレーク状
磁性粒子等を含むマイクロカプセル15をバインダー1
6に分散してなる塗布材が塗布される磁気記録層13、
保護層14が順次積層されている。なお、磁気記録層1
3にはフレーク状磁性粒子とこれを分散してなる常温に
おいて固相状態を示す分散媒を内包してなるマイクロカ
プセルが多数、ランダムに磁気記録層13中に分散配置
してなるものであるが、ここでは説明のため、マイクロ
カプセルとパターン形成層12のパターンに合わせて配
列したものを記載しているが、実際は微粒子であるマイ
クロカプセルはランダムに配列された状態であり、また
各パターンの大きさも限定されないことから、必ずしも
パターン形成層12の各パターンの一つに対してマイク
ロカプセル15が一つ配置されるものではない。
【0026】また、図7は本発明の第2の発明にかかる
磁気記録体2の平面図であり、その上面には磁気記録層
12による画像がパターン形成層13を介して観察され
る絵柄画像Bである。図8には磁気記録体2の断面構成
を示し、支持体11、フレーク状磁性粒子等を含むマイ
クロカプセル15をバインダー16に分散してなる塗布
材が塗布される磁気記録層13、イエロー(Y)・マゼ
ンタ(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色を
配置したパターンからなるパターン形成層12、保護層
14が順次積層されている。なお、上述のようにここで
は説明のため、マイクロカプセルとパターン形成層12
のパターンに合わせて配列したものを記載しているが、
実際は微粒子であるマイクロカプセルはランダムに配列
された状態であり、また各パターンの大きさも限定され
ないことから、必ずしもパターン形成層12の各パター
ンの一つに対してマイクロカプセル15が一つ配置され
るものではない。
【0027】図5は本発明の磁気記録体1、2のの磁気
記録層13に用いられるマイクロカプセル15の一実施
例を示す断面図である。マイクロカプセル15は、フレ
ーク状磁性粒子22と、常温において固相状態を示す分
散媒(例えばワックスなど有機化合物)23中に分散さ
れたサスペンジョンを主成分とする芯物質21を、ポリ
マー等よりなる殻物質24でカプセル化した構成であ
る。
【0028】フレーク状磁性粒子22は、例えば鉄、ニ
ッケル、鉄・ニッケル、鉄・ニッケル・クロム等のステ
ンレススチール、コバルト、コバルト・アルミニウムや
サマリウム・コバルト合金等の微粒子等をアトマイザー
やハンマーミル等でフレーク状としたものを用いること
ができる。とくに磁性粒子を有機溶媒等との親和性を高
めるために、高級エステル処理、シランカップリング処
理、チタネート系カップリング処理等を施しておくとよ
い。本発明におけるフレーク状磁性粒子22の大きさ
は、磁気印加によるマイクロカプセル内での回転のしや
すさ、磁気記録層13の画像コントラスト等を考慮する
と粒径が5μmから30μm、厚さが0.1μmから3
μmの間であることが好ましい。
【0029】分散媒23としては、常温(約10〜35
℃の範囲)で固体のもの(固相状態を示す)で、かつ常
温以上の温度(約40〜100℃の範囲)に加熱される
と流動状態になるものであればよく、例えば有機化合物
で、パラフィンワックス、カルナバワックスなどの天然
或いは合成ワックス、天然或いは合成樹脂、またはカル
ボン酸エステルなど上記条件を満たす一般に公知である
ものを単独、或いは混合して適宜使用することができ
る。
【0030】上記したフレーク状磁性粒子22、分散媒
23などを主成分とする芯物質21をポリマー等の殻物
質24で覆い、マイクロカプセル化する。この殻物質2
4として用いられる樹脂には、一般に用いられている樹
脂、例えばアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリス
チレン、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリウ
レア樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、天然樹脂等
が挙げられ、これらを単独、あるいは2種以上混合して
使用することも可能である。
【0031】上述の殻物質を有するマイクロカプセル1
5の製造法としては、ポリマー溶液に分散させた芯物質
のまわりにポリマーの濃厚相を分離させる相分離法、ポ
リマー溶液中の芯物質のまわりにポリマーの硬化試験薬
等によりポリマーを硬化させる液中硬化被覆法、芯物質
を分散させたエマルジョンの内、あるいは外相のいずれ
か一方からモノマーや重合触媒を供給し芯物質の表面を
ポリマーで覆うインシチュー重合法、芯物質を分散させ
たエマルジョンの内相と外相の両方からモノマーを供給
する界面重合法等のマイクロカプセル化技法が好適であ
るが、これらの方法に限定されるものではない。
【0032】とくに芯物質21であるフレーク状磁性粒
子22を分散媒23に均一に分散させたサスペンジョン
の外相からモノマーを供給するインシチュー重合法、あ
るいは相分離法を用いて製造することにより、粒径の揃
った、かつフレーク状磁性粒子22の移動が容易なマイ
クロカプセル15を製造することができる。ここで用い
る重合性モノマーは、アクリル酸エステル、メタクリル
酸エステル、スチレンおよびその誘導体、イソシアネー
ト、各種アミン、エポキシ基を有する化合物等が好適で
ある。
【0033】次に図6は本発明の磁気記録体1、2に設
けられるパターン形成層12の配列されたパターンを部
分拡大した平面図であり、(a)イエロー(Y)・マゼ
ンタ(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色を
□状に形成したパターンを配置し、この配列を縦横方向
にそれぞれ順次繰り返して形成したパターン形成層12
a、(b)田の字状にイエロー(Y)・マゼンタ(M)
・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色を形成したパ
ターンを配置し、この配列を縦横方向にそれぞれ順次繰
り返して形成したパターン形成層12b、(c)イエロ
ー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック
(Bk)の各色を列状に形成したパターンを順次配列し
たて形成したパターン形成層12cなどがある。このパ
ターン形成層12はベースとして、例えばポリ塩化ビニ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等
の合成樹脂類、天然樹脂、合成紙など表面が平坦である
ものを用いることができ、これをイエロー(Y)・マゼ
ンタ(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色に
染色、又は着色してなるものであり、具体的にはイエロ
ー(Y)としてアゾ系、アントラキノン系などの染料、
アゾレーキ系、キナクリドン系等の有機顔料、或いは黄
鉛等の無機顔料を、マゼンタ(M)としてアゾ系、縮合
メチン系等の染料、アゾレーキ系、アントラキノン系等
の有機顔料を、シアン(C)としてベンゾジフラノン系
等の染料、フタロシアニン系、チオインジコ系の有機顔
料等を用いることができる。パターン形成層12はイエ
ロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック
(Bk)の各色のパターンが形成され、これらの色の組
み合わせにより多色カラー画像が視認できるものであ
る。
【0034】さらに積層される磁気記録層13への記
録、すなわち加熱・磁気印加によるマイクロカプセル内
のフレーク状磁性粒子22の移動(配向)により磁気記
録層13の光透過量が制御(コントラストの明暗を生ず
る)され、画像が形成されるが、この記録する画像の構
成画素に対応したイエロー(Y)・マゼンタ(M)・シ
アン(C)・ブラック(Bk)の各色のパターン毎に加
熱・磁気印加する際の位置決定の為の基準点となるマー
ク等を設けることにより、画像記録のための正確な位置
制御が可能となるものである。例えばパターン形成層1
2aの場合には、イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シ
アン(C)・ブラック(Bk)の各色のパターンからな
る配列を一単位として縦方向、横方向に配置してなり、
この縦方向、横方向の一つのパターン分を一ラインとし
て、縦方向及び/又は横方向の一ラインそれぞれの始点
に(必要に応じて終点にも)基準点となるマーク17を
設けておき、このマーク17を光学的に検出可能なセン
サーにより認知し位置を検出する位置検出制御手段(図
示しない)を用いて加熱・磁気印加手段を所定の位置に
移動制御するものである。この場合、加熱・磁気印加手
段をスタートポイントとなる位置に移動させ、加熱・磁
気印加手段が縦方向及び横方向に一ライン毎に順次移動
しながら記録画像の画素毎に対応するライン上のパター
ンを加熱・磁気印加するものである。一ライン毎に順次
移動する機構とすることにより、スタートポイント、ラ
インの始点及び終点の位置の検出のみで精度の高い記録
を行うことが可能である。
【0035】次に本発明の第1の発明の磁気記録体1
は、図2に示すように支持体11上に上述の構成を有す
るパターン形成層12を形成し、上述の構成を有するマ
イクロカプセル15をバインダー16とともに塗布し磁
気記録層13を形成し、さらに保護層14を積層するこ
とにより作製される。また、本発明の第2の発明の磁気
記録体2は、図8に示すように支持体11上に上述の構
成を有するマイクロカプセル15をバインダー16とと
もに塗布し磁気記録層13を形成し、上述の構成を有す
るパターン形成層12を形成し、さらに保護層14を積
層することにより作製される。
【0036】支持体11はポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂
類、天然樹脂、紙、合成紙、金属、セラッミクスなどを
単独または組み合わせた複合体として用いることができ
る。またその形状もカード状あるいはシート状、フィル
ム状など用途に応じて選択でき、さらに用途に応じて要
求される物性、例えば光反射性、強度、剛性、隠蔽性、
光不透過性等を考慮し、上記材料から適宜選択すること
ができる。
【0037】また、マイクロカプセル15を分散するバ
インダー16としては、水系バインダー、溶剤系バイン
ダー、エマルション系バインダー等が適宜用いられる。
さらに、保護層14としては、エポキシ樹脂、テトラフ
ルオロエチレン等、またはポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
スチレン,ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂、
天然樹脂等が使用可能である。この保護層14は、支持
体11上に形成されたマイクロカプセル15を保持する
とともに、外部からマイクロカプセル15内のフレーク
状磁性粒子22が見えるような光透過性を有している必
要があり、強度など必要な条件を満たすものであれば用
いることができる。
【0038】これらの磁気記録層13、保護層14、の
形成方法は、例えばオフセット印刷法、グラビア印刷
法、シルクスクリーン印刷法等の周知の印刷方式や、ロ
ール塗布法、ナイフエッジ法などの塗布方式、上述のマ
イクロカプセル15を混入した転写層に有する転写シー
トによる転写方式、また上述の着色剤に応じた複数種の
マイクロカプセル15を混入したインキを基材に吹き付
けるインキジェット方式、支持体11と保護層14との
間に上述のマイクロカプセル15を混入した溶液を充填
する方式などの形成方法により形成することができ、作
製する情報記録媒体の用途、数量に応じて上述の方式か
ら適宜選択することができる。また、パターン形成層1
2は支持体上に染料や顔料を含んだバインダーにより着
色する染色法、印刷法などにより形成することができ、
作製する情報記録媒体の用途、数量に応じて上述の方式
から適宜選択することができる。
【0039】次に、本発明の磁気記録体における表示画
像の形成方法を説明する。なお、図2に示す第1の発明
の磁気記録体1を用いて説明し、第2の発明の磁気記録
体2の場合を省略するが、記録操作は同様である。図2
は、支持体11上にシート状のパターン形成層12を積
層し、さらに図5に示すフレーク状磁性粒子22が分散
媒23である有機溶媒に分散されたサスペンジョンを内
包したマイクロカプセル15を塗布してなる本発明の磁
気記録体1の断面図である。作製された当初は、マイク
ロカプセル15内ではフレーク状磁性粒子22は均一に
分散された状態で分散媒23中に固定化されている。
【0040】図3は、通常、画像が記録されていない状
態、すなわち消去時或いは未記録時の状態を示すもの
で、磁気記録層13に対し水平にマイクロカプセル15
内のフレーク状磁性粒子22を配向させてなる状態を示
す説明図である。この場合、この磁気記録層13を分散
媒23の融点より若干高い温度で、加熱・磁気印加手段
である熱・磁気記録ヘッド30により加熱すると、全て
のマイクロカプセル内の分散媒23が溶融状態になり、
フレーク状磁性粒子22が配向又は移動(回転)可能と
なる。そして磁気印加することにより、その配向状態が
磁気印加方向と同じになる。したがって、図中では磁気
記録層13を一様に加熱・水平方向に印加された磁界に
より、マイクロカプセル15中のフレーク状磁性粒子2
2は磁気記録層13に水平に配向される。これにより、
磁気記録体表面は、非画像部分として入射光がフレーク
状磁性粒子22によりほとんど反射され、下層のパター
ン形成層12は隠蔽された状態となる。
【0041】図4は、本発明の磁気記録媒体1の記録時
の断面図であり、上述の位置検出制御手段(図示しな
い)を用いて基準点となるマーク17に合わせて熱・磁
気記録ヘッド30による磁気記録体1の磁気記録層13
に対して、分散媒23の融点より若干高い温度で、イエ
ロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック
(Bk)の各色に記録画像を色分解し、各色の画素に応
じて部分的に磁気記録層13を加熱し、加熱されたマイ
クロカプセル15内の分散媒23を溶融状態とし、フレ
ーク状磁性粒子22が移動(回転)可能となり、磁気印
加することにより、その配向状態は磁気印加方向と同じ
となる。したがって、図中では加熱され分散媒23が溶
融状態となり、磁気記録層13のマイクロカプセル15
中の水平方向の配向されたフレーク状磁性粒子22は、
垂直方向に印加された磁界により、磁気記録層13に垂
直方向に配向されるため、画像部分として入射光がフレ
ーク状磁性粒子22により反射されることなく、支持体
11の表面により反射され、パターン形成層13のイエ
ローパターン部の色が磁気記録体1上から観察される。
したがって、記録する画像をイエロー(Y)・マゼンタ
(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色に色分
解し、これによる各色の画素に応じて順次又は同時に熱
・磁気記録ヘッド30を所定位置に移動させ、加熱・磁
気印加により画像を形成し、各色の画素により多色カラ
ー画像が作成される。
【0042】なお、記録する画像は予め色分解しておい
てもよく、また記録時に原稿などを走査じながら色分解
して、同時に磁気記録体に記録を行うこともできる。ま
た本発明の磁気記録体1の記録に用いる熱・磁気ヘッド
30は、例えば全体に一様な磁場を形成した後記録箇所
のみに熱を印加して記録を行なう方法、全体に一様に熱
を印加した後記録箇所のみに磁場を形成して記録を行な
う方法があり、(1)具体的にはレーザ光などの熱変換
が可能な光ヘッドと一様な磁場の印加が可能な磁場形成
手段、(2)熱ヘッドと一様な磁場の印加が可能な磁場
形成手段、(3)磁気ヘッドと一様な熱印加可能な熱印
加手段などがあり、また熱と磁場をライン状に走査する
構成としてもよく、用途に応じて適宜選択することがで
きる。とくに熱を印加する加熱手段はワックス、有機化
合物など上記した分散媒23を溶融させるだけの加熱能
力を有していればよい。
【0043】ところで、図8に示す第2の発明の磁気記
録体2の場合は、マイクロカプセル15中の磁性粒子2
2表面を光を吸収又は散乱する状態とし、支持体11を
光が反射する状態とする場合と、逆にマイクロカプセル
15中の磁性粒子22を光が反射する状態とし、支持体
11を黒色系等の光の吸収又は散乱する状態とする場合
があり、前者は、例えば非画像部ではマイクロカプセル
15内のフレーク状磁性粒子22を水平方向に配向さ
せ、それにより光を吸収又は散乱する状態である暗色と
し、一方画像が記録される画像部はマイクロカプセル1
5内のフレーク状磁性粒子22を垂直方向に配向させ、
照射光の支持体からの反射光がパターン形成層12のパ
ターンを通して目視されるような明るい状態とすること
で、その明暗によるコントラストから画像を認識するこ
とができるものである。また後者は、例えば非画像部で
はマイクロカプセル15内のフレーク状磁性粒子22を
垂直方向に配向させ、それにより照射光は支持体により
吸収又は散乱する状態である暗色とし、一方画像が記録
される画像部はマイクロカプセル15内のフレーク状磁
性粒子22を水平方向に配向させ、照射光の水平方向に
配向したフレーク状磁性粒子22からの反射光がパター
ン形成層12のパターンを通して目視されるような明色
状態とすることで、その明暗によるコントラストから画
像を認識することができるものである。なお、両者とも
画像部・非画像部の状態を逆とする、ポジ・ネガの関係
となるようにしてもよく、この場合は上記の明暗が逆の
関係となる。
【0044】これらの画像形成は、磁気と分散媒の粘度
を低下させる程度の低エネルギーの熱による単純なもの
であるため、記録が容易であり、マイクロカプセルの粒
径を制御することにより、解像度の高い像形成が可能で
ある。また熱・磁気ヘッドで形成された画像は、分散媒
が常温に戻ると同時に固定状態となるため、その記録安
定性がよく、しかも、溶融状態以外では磁気のみでの画
像形成が行えないため、磁石に触れてかぶりを生ずるこ
とがない。本発明による磁気記録体は内包されるフレー
ク状着色磁性粒子の記録時の移動性(回転)、すなわち
記録の反応性の良さと記録画像の安定性の両方を備える
ものである。
【0045】さらに、マイクロカプセルはバインダーに
混ぜることで塗液化することができるため、様々な支持
体に塗布することができ、また、様々な形状に加工する
ことが可能であり、製造工程も簡単であることから、用
途範囲を広げることができる。
【0046】本発明の磁気記録体に記録される画像は文
字・数字・マーク・模様・絵・写真等の種々の可視情報
であり、入射光の磁気記録層透過・支持体表面の反射に
よるパターン形成層12を介した色彩からなる画像と、
水平方向に配向されたフレーク状磁性粒子の色とのコン
トラストにより記録画像を視認することができ、鮮明な
多色カラー画像が得られる。なお、磁気記録層の全面を
分散媒の融点より若干高い温度で熱・磁気記録ヘッドに
よる加熱し、垂直方向に磁気印加を行うことによる記録
画像の全面消去、或いは部分消去が可能であり、さらに
繰り返して可逆的な記録消去を行うことができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を挙げて、詳
細に説明する。 <実施例1>シランカップリング処理を施したフレーク
状のニッケル粉30重量部を、80℃に加熱し融解した
融点80℃のパラフィンワックス80重量部に均一に分
散し、この分散液を80℃に加熱した10%ゼラチン水
溶液200重量部中に、ホモジナイザーを用いて、回転
数2000rpmで平均粒径75μmとなるように約5
分間分散させた。得られた分散液に10%アラビアゴム
水溶液200重量部を混合し、さらに水1000重量部
を添加し、40℃に保ち、10%酢酸水溶液を滴下し、
pHを4に調節した。その後、液温を7℃に冷却し、3
0%ホルマリン水溶液10重量部を加え、10%水酸化
ナトリウム水溶液を滴下しpHを9に調節し、ゼラチン
−アラビアゴム壁のマイクロカプセルを作製した。
【0048】次に白色のポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上にイエロー(Y)・マゼンタ
(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色に対応
するパターンを印刷法(オフセット印刷によりイエロー
(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B
k)の順に4色を印刷)によりパターン形成層を形成
し、上記の得られたマイクロカプセルをポリビニルアル
コール水溶液に均一に分散した塗液を塗布して磁気記録
層を設け、さらにアクリル樹脂からなる保護フィルムを
積層し本発明の磁気記録体を得た。
【0049】この磁気記録体の全面を90℃に加熱し、
外部から磁気記録層に水平となる磁界を印加し、マイク
ロカプセル中のフレーク状磁性粒子を磁気記録層の表面
に対して水平となるように配向させ、磁気記録層を未記
録状態とした。次に磁気記録層の全面或いは記録する画
像情報に合わせて部分的に90℃に加熱するとともに磁
気記録層の垂直方向に磁界を印加しフレーク状磁性粒子
を磁気記録層に対して垂直となるように配向させ、画像
の記録を行った。
【0050】以上の操作により、多色のフルカラーの明
るい鮮明な画像を形成することができる。
【0051】<実施例2>実施例1と同様のマイクロカ
プセルをポリビニルアルコール水溶液に均一に分散した
塗液を黒色のポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルム上に塗布して磁気記録層を設け、さらにイエロー
(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B
k)の各色に対応するパターンを印刷法(オフセット印
刷によりイエロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン
(C)・ブラック(Bk)の順に4色を印刷)によりパ
ターン形成層とし、アクリル樹脂からなる保護フィルム
を積層し本発明の磁気記録体を得た。
【0052】この磁気記録体の全面を90℃に加熱し、
外部から磁気記録層に垂直となる磁界を印加し、マイク
ロカプセル中のフレーク状磁性粒子を磁気記録層の表面
に対して垂直となるように配向させ、磁気記録層を未記
録状態とした。次に磁気記録層の全面或いは記録する画
像情報に合わせて部分的に90℃に加熱するとともに磁
気記録層の水平方向に磁界を印加しフレーク状磁性粒子
を磁気記録層に対して水平となるように配向させ、画像
の記録を行った。なお、図示しないが、本発明の磁気記
録体を、外部から見えるように他の基材の凹部に嵌合
し、磁気記録部からなる表示手段として他の情報記録媒
体に利用することも可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明の磁気記録体及び磁気記録体の記
録方法によれば、イエロー(Y)・マゼンタ(M)・シ
アン(C)・ブラック(Bk)の各色を配置したパター
ンからなるパターン形成層、フレーク状磁性粒子と、こ
れを分散し常温において固相状態を示す分散媒とを内包
するマイクロカプセルをバインダー中に分散配置してな
る磁気記録層を有し、画像を構成する画素の色に応じた
各色からなるパターン毎に、これらマイクロカプセルの
フレーク状磁性粒子を磁気記録層に対して水平に配向、
或いは垂直に配向させることによる反射光のコントラス
トにより画像記録を行い、イエロー(Y)・マゼンタ
(M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色の組み
合わせによる多色カラー表示ができ、鮮明なカラー表示
が可能である。とくに磁気を印加した部分と無印加の部
分とが明確に異なるようにコントラスト(明暗)がはっ
きりとし、かつ解像度が高く、鮮明で、画像の安定性に
優れる、繰り返し記録消去が可能な磁気記録体である。
【0054】また本発明の磁気記録体は、低温度の加熱
と磁気の印加により簡易に像形成を行うことができるた
め、低エネルギー消費であり、記録層にマイクロカプセ
ルを用いることにより、マイクロカプセルの粒径を制御
することで解像度を高めることができる。しかもマイク
ロカプセル内で磁性粒子が常温で固相状態を示す分散媒
に分散され、記録消去時以外は固定されているため、情
報記録後に外部から磁石などの磁気が印加されても、マ
イクロカプセル内の磁性粒子に移動を生じることがな
く、安定した記録が得られる。加熱・磁気印加された部
分のみに磁性粒子の移動(配向)をほぼ限定できるた
め、解像度が高く、常温で固相状態を示す分散媒を用い
ることで画像の安定性も優れる。
【0055】またマイクロカプセルを含む塗液を塗布す
る工程とすることができるため、磁気記録体の製造工程
を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明の磁気記録体の一実施例の
平面図である。
【図2】図1のX−X線における断面図である。
【図3】本発明の第1の発明の磁気記録体の未記録状態
を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の発明の磁気記録体の記録時の断
面図である。
【図5】本発明の磁気記録体の磁気記録層に用いられる
マイクロカプセルの一実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の磁気記録体のパターン形成層の配列パ
ターンを部分拡大してなる拡大平面図である。
【図7】本発明の第2の発明の磁気記録体の一実施例を
示す平面図である。
【図8】図7のY−Y線における断面図である。
【符号の説明】
1、2 磁気記録体 11 支持体 12 パターン形成層 13 磁気記録層 14 保護層 15 マイクロカプセル 16 バインダー 17 マーク 21 芯物質 22 フレーク状磁性粒子 23 分散媒 24 殻物質 30 熱・磁気ヘッド A、B 絵柄画像

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材料からなる支持体上に、イエロー
    (Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B
    k)の各色を配置したパターンからなるパターン形成層
    と、少なくともフレーク状磁性粒子とこれを分散してな
    る常温において固相状態を示す分散媒とを内包するマイ
    クロカプセルをバインダー中に分散配置してなる磁気記
    録層とを積層してなることを特徴とする磁気記録体。
  2. 【請求項2】非磁性材料からなる支持体上に、少なくと
    もフレーク状磁性粒子とこれを分散してなる常温におい
    て固相状態を示す分散媒とを内包するマイクロカプセル
    をバインダー中に分散配置してなる磁気記録層と、イエ
    ロー(Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック
    (Bk)の各色を配置したパターンからなるパターン形
    成層とを積層してなることを特徴とする磁気記録体。
  3. 【請求項3】前記パターンはイエロー(Y)・マゼンタ
    (M)・シアン(C)・ブラック(Bk)の各色を一単
    位として形成したパターンを配列してなることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の磁気記録体。
  4. 【請求項4】前記分散媒は、融点が35℃以上100℃
    以下の範囲にある有機化合物であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の磁気記録体。
  5. 【請求項5】前記マイクロカプセルの平均粒径が10μ
    mから1000μmの間にあることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の磁気記録体。
  6. 【請求項6】前記フレーク状磁性粒子の平均長径が5μ
    mから30μmの間にあり、平均厚みが0.1μmから
    5μmの間にあることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の磁気記録体。
  7. 【請求項7】前記磁気記録層上に保護層を形成してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気記録体。
  8. 【請求項8】非磁性材料からなる支持体と、イエロー
    (Y)・マゼンタ(M)・シアン(C)・ブラック(B
    k)の各色のパターンを形成したパターン形成層と、フ
    レーク状磁性粒子とこれを分散してなる常温において固
    相状態を示す分散媒とを内包するマイクロカプセルをバ
    インダー中に分散配置してなる磁気記録層を有する磁気
    記録体の記録方法であって、全領域の前記マイクロカプ
    セル中の前記フレーク状磁性粒子を水平又は垂直方向に
    配向させてなる前記磁気記録層に対して、前記パターン
    形成層を形成する各色のパターン単位に前記磁気記録層
    の前記分散媒を部分的に加熱溶融するとともに垂直又は
    水平方向に磁気印加し前記フレーク状磁性粒子を異なる
    方向に配向させることにより、可視情報記録を行なうこ
    とを特徴とする磁気記録体の記録方法。
JP7321498A 1995-12-11 1995-12-11 磁気記録体及びその記録方法 Pending JPH09160511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7321498A JPH09160511A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 磁気記録体及びその記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7321498A JPH09160511A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 磁気記録体及びその記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09160511A true JPH09160511A (ja) 1997-06-20

Family

ID=18133238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7321498A Pending JPH09160511A (ja) 1995-12-11 1995-12-11 磁気記録体及びその記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09160511A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0939388A3 (en) * 1998-02-27 2000-08-09 The Pilot Ink CO., Ltd. Magnetic display device
WO2000049593A1 (en) * 1999-02-19 2000-08-24 Seiko Epson Corporation Method for producing display panel and display panel
JP2002511607A (ja) * 1998-04-10 2002-04-16 イー−インク コーポレイション 多色サブピクセルフルカラー反射ディスプレイ
WO2016136163A1 (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 エレクトロクロミック素子

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0939388A3 (en) * 1998-02-27 2000-08-09 The Pilot Ink CO., Ltd. Magnetic display device
US6943772B2 (en) 1998-02-27 2005-09-13 The Pilot Ink Co., Ltd. Magnetic display device
JP2002511607A (ja) * 1998-04-10 2002-04-16 イー−インク コーポレイション 多色サブピクセルフルカラー反射ディスプレイ
JP5008791B2 (ja) * 1998-04-10 2012-08-22 イー インク コーポレイション 多色サブピクセルフルカラー反射ディスプレイ
WO2000049593A1 (en) * 1999-02-19 2000-08-24 Seiko Epson Corporation Method for producing display panel and display panel
US6583780B1 (en) 1999-02-19 2003-06-24 Seiko Epson Corporation Method for producing display panel and display panel
US7199781B2 (en) 1999-02-19 2007-04-03 Seiko Epson Corporation Method of producing display panel and display panel
US7632163B2 (en) 1999-02-19 2009-12-15 Seiko Epson Corporation Method of producing display panel and display panel
US8169142B2 (en) 1999-02-19 2012-05-01 Seiko Epson Corporation Display panel with plurality of microcapsules
WO2016136163A1 (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 エレクトロクロミック素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6549327B2 (en) Photochromic gyricon display
JP2009104176A6 (ja) 電気泳動ディスプレイおよび材料
JP2009104176A (ja) 電気泳動ディスプレイおよび材料
JPH11249594A (ja) 磁気表示装置
EP1315137B1 (en) Magnetic display
JPH09160511A (ja) 磁気記録体及びその記録方法
JPH0971042A (ja) 磁気記録体及びその記録方法
JP2004500583A (ja) 電気泳動ディスプレイおよび材料
JP3277796B2 (ja) 磁気記録体
JPH0990887A (ja) 磁気記録体及び磁気記録体の記録消去方法並びに磁気記録体の記録消去装置
JPH08314396A (ja) 磁気記録体
JPH08175059A (ja) 磁気記録体
JP2000043301A (ja) 磁気記録体の情報記録方法および情報消去方法
JP2002258329A (ja) カラー表示方法、カラー表示シート、カラー表示装置、およびこれらの製造方法
JP2000225788A (ja) 熱磁気記録体の製造方法及び熱磁気記録体
JP2001324730A (ja) 磁気記録体
JP2000185489A (ja) 磁気記録体
JPH07104685A (ja) 磁気記録体
JPH07129104A (ja) 磁気記録体
JPH07104684A (ja) 磁気表示用ディスプレー及び磁気表示装置
JPH08179706A (ja) 磁気記録体
JPH0729145A (ja) 磁気記録体及び磁気記録体の記録方法並びに磁気記録体の記録消去方法
JPH0729146A (ja) 磁気記録体及び磁気記録体の記録方法並びに磁気記録体の記録消去方法
JP4122831B2 (ja) 書き換え可能な表示媒体、表示装置およびこれらを用いた表示方法
JPH11301113A (ja) 熱磁気記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051101