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JPH09139032A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH09139032A
JPH09139032A JP7299535A JP29953595A JPH09139032A JP H09139032 A JPH09139032 A JP H09139032A JP 7299535 A JP7299535 A JP 7299535A JP 29953595 A JP29953595 A JP 29953595A JP H09139032 A JPH09139032 A JP H09139032A
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JP
Japan
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seek
current
target position
distance
control
Prior art date
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Application number
JP7299535A
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English (en)
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JP3875294B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Takaishi
和彦 高石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP29953595A priority Critical patent/JP3875294B2/ja
Priority to US08/683,062 priority patent/US5859742A/en
Priority to DE69626746T priority patent/DE69626746T2/de
Priority to EP96111837A priority patent/EP0774754B1/en
Publication of JPH09139032A publication Critical patent/JPH09139032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3875294B2 publication Critical patent/JP3875294B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5534Initialisation, calibration, e.g. cylinder "set-up"
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/08Track changing or selecting during transducing operation
    • G11B21/081Access to indexed tracks or parts of continuous track
    • G11B21/083Access to indexed tracks or parts of continuous track on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5547"Seek" control and circuits therefor

Landscapes

  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ヘッド位置のサンプル周期が比較的長いセクタ
サーボについて、1〜4トラック程度の短距離シークを
数サンプルという短いコアス時間で行い、整定時間を含
めてシーク時間も10サンプル以下の短時間で可能とす
る。 【解決手段】FF電流設定部56によるFF電流、位置
制御部64による目標位置起動、修正値設定部60によ
る修正値は、各々シーク開始時刻からの経過時間、即ち
予め定めたサンプル数の各サンプルタイミングで生成さ
れ、位置制御部64で目標位置と実位置との誤差による
位置フィードバック制御をFF電流による制御と併せて
行う。1トラックのシーク距離について、コアス時間を
例えば3サンプルに設定できる。目標位置軌道を理想的
な値から意図的にずらすことで、オーバーシュート・ア
ンダーシュートを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘッドを目標位置
へ高速に移動させるシーク制御を行うディスク装置に関
し、特に、ヘッド位置信号のサンプリング周期が比較的
長いセクタサーボを対象に1〜10トラック程度の短い
距離のシーク制御を高速に行うディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置等のディスク装
置においては、ヘッド切替え時間の方がヘッドを1トラ
ック移動する時間、即ち1トラックシーク時間に比べて
十分に短い。そこで、1トラックを超えて連続するよう
なデータをアクセスする場合、目的とするシリンダアド
レスにシークした後に、ヘッド切替えによってデータの
リード又はライトを行っている。
【0003】しかし、記憶容量の増加に伴ってトラック
間隔が狭まることにより、ヘッド間のオフセットが相対
的に大きくなり、ヘッド切替えの際に必ずオフセット補
正を必要とし、このため、ヘッド切替え時間が1トラッ
クシークのシーク時間と同等もしくはそれ以上になりつ
つある。更に、ヘッド同士の相対位置は時間とともに変
わる可能性があり、シーク時間は一定にはならない。
【0004】このため、従来は連続してデータを読み書
きする時には、ヘッドを切替えながら同一シリンダ上の
異なるディスク面のデータを読み書きしていたが、今後
は同じディスク面上のデータを1トラックシークにより
順次読み書きした後に、次のディスク面にヘッド切替え
により移行した方が、高速になる可能性がある。図55
は一般的なシーク制御について、時間経過に対するヘッ
ド位置の変化を示している。以下の説明におけるシーク
時間、コアス時間、整定条件及び整定時間は次のように
定義される。まずシーク時間とは、シーク命令を受信し
てから、ヘッドを目標位置に到達させ、かつ整定条件を
満足するまでの時間である。また整定条件とは、シーク
後に目標位置からの位置誤差を測定して、以後に位置誤
差の許容範囲を越えないことを保証するための条件のこ
とである。
【0005】コアス時間とは、シーク時間に含まれ、ヘ
ッドがシーク開始位置から目標位置へ到達するまでの時
間で、整定時間を含まない時間のことである。整定時間
とは、目標位置へ到達してから、整定条件を満足するま
での時間のことである。次にシーク時間に影響を与える
要因としては、次のものがある。 ポジション感度 シークを行う際には、現在の位置を正確に取得する必要
がある。磁気ディスク装置においては、ディスク媒体上
に位置信号、例えば2相サーボ信号が記録されており、
トラック間のオフセット量が求まるようになっている。
【0006】この位置誤差信号は一般的にアナログ信号
であり、ADコンバータを使いMPUに取り込まれる。
ADコンバータの値を実際のトラック単位に直すには、
事前にシリンダ位置毎に測定したゲインを掛け、ポジシ
ョン感度を一定にしなければならない。 ループゲイン ヘッドアクチュエータを駆動するVCM(Voice Coil M
otor)の力定数BLの値は、通常はトラック位置により
異なるので、制御系のサーボ帯域を全てのトラックで一
定にするようにゲインを補正することが必要になる。こ
のVCM力定数BLの値もしくは回路系のゲイン等は温
度により変化するので、ファームウェアが予め保持して
いる補正ゲインが、実際の値と合わなくなる。
【0007】制御系は誤差なくゲインが補正されている
ときにオーバーシュート及びアンダーシュートが少な
く、整定時間が最も短くなるように設計・調整されてい
るので、ゲインの変動は整定時間増加につながる。この
ため制御系のサーボ帯域を全てのトラックで一定にする
ようにループゲインを補正することが必要になる。 バイアス力 アクチュエータに外部から加わる力は、場所により一定
ではない。このため外部のバイアス力を場所によらず常
に一定とする補正が必要になる。
【0008】ヘッド間オフセット トラック番号(シリンダ番号)が同一でもヘッド番号が
異なる時には、ヘッド切替えを行うことになるが、ヘッ
ド間にオフセットが生じている。したがって、ヘッド切
替えを伴う1トラックシークでは、ヘッド切替えに伴な
うオフセットが加わり、実際には例えば1.2トラック
シークを必要とする場合があり、シーク時間に影響す
る。
【0009】機械共振 VCMの位置に対する電流特性は、簡易的には二重積分
に比例した式として表現される。ところが、実際には、
アクチュエータとヘッドの機械共振の影響があり、シー
ク電流によっては、共振を加振してしまい、シーク後に
振動が残ることがある。このような、シーク後の振動を
残留振動と呼ぶ。この残留振動が大きい場合には、振動
が収まるまで長い整定時間が必要になる。
【0010】ランウアト ディスク上の目標トラックは実際には同心円にはなら
ず、歪みがある。このような、理想的なトラック位置か
らのずれのうち、回転に同期した成分を回転同期ランア
ウトRRO(Repeatable Run Out)、非同期な成分を回
転非同期ランアウトNRRO(Non Repeatable Run Ou
t)と呼ぶ。
【0011】回転同期ランアウトRRO及び回転非同期
ランアウトNRROの影響は、次の2つの理由で問題で
ある。1つは、同一トラックでの問題である。シーク直
後に整定判定を行うが、回転同期ランアウトRRO及び
回転非同期ランアウトNRROの影響でなかなか整定条
件を満足せずに、整定時間が長くなる場合がある。図5
6(A)(B)は、3.5インチの磁気ディスク装置に
おいて、位置制御系で目標位置に追従制御しているとき
の回転同期ランアウトRRO及び回転非同期ランアウト
NRROの各振幅の最大値を各トラック毎に測定したも
のである。このように、回転同期ランアウトRRO及び
回転非同期ランアウトNRROの値はトラック毎に大き
く異なる。
【0012】2つ目は隣接トラックとの問題である。現
在のトラックから隣のトラックへ移動する場合に、理想
的にはちょうど1.0トラックの距離だけ移動すれば良
い。ところが、実際には回転同期ランアウトRRO及び
回転非同期ランアウトNRROの影響で、シーク距離が
時間と場所により変動する。図57は、隣接トラックに
1トラックだけシークした時のトラック間隔の変動の幅
を、各トラック毎に測定した結果である。この測定例で
は、トラック間隔が±20%程度の範囲で変動してい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ディスク装置におい
て、シーク制御を最適化してシーク時間を短縮するため
には、このようなポジション感度、ループゲイン、バイ
アス力、ヘッド間オフセット、機械共振、ディスク回転
に伴う同期および非同期のランアウト等の変動要因をで
きるだけ抑えるようにしなければならない。ポジション
感度、ループゲイン、バイアス力、ヘッド間オフセット
については、事前に測定することが可能なので、現在の
位置に応じた補正を行うことで影響を回避することがで
きる。
【0014】共振については、専用のサーボ面にサーボ
情報を記録しており、サーボヘッドから常時ヘッド位置
信号が得られ、短いサンプリング周期でヘッド位置を検
出できる装置であれば、出力電流に共振周波数付近の成
分が混ざらないようにフィルタを挿入することで、影響
を回避することができる。しかし、データ面のトラック
上に離散的にサーボ情報を記録したセクタサーボ又は埋
込みサーボと呼ばれる装置では、ヘッド位置信号のサン
プル周期が長くなる。このためフィルタを構成すること
は物理的に無理であり、共振の影響を回避できない恐れ
がある。
【0015】また回転同期ランアウトRROと回転非同
期ランアウトNRROは、その形状がトラック毎に異な
り、完全に除去できない。1トラックシークなどの短距
離のシーク制御においては、この共振、回転同期ランア
ウトRRO、及び回転非同期ランアウトNRROの影響
の回避が特に重要になる。このように、サンプリンク周
期の長いセクタサーボを採用した従来のディスク装置に
おいては、回転同期ランアウトRROと回転非同期ラン
アウトNRROの影響を受けて1〜4トラック程度の短
い距離のシーク制御においてさえ、例えば10サンプル
以上の比較的長いコアス時間を必要としており、より高
速なシーク制御が望まれている。
【0016】本発明の目的は、ヘッド位置のサンプル周
期が比較的長いセクタサーボについて、1〜10トラッ
ク程度の短距離シークを数サンプルという短いコアス時
間で行い、整定時間を含めてシーク時間も10サンプル
以下の高速シークができるディスク装置を提供する。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。まず本発明のディスク装置は、トラック情報
とヘッド位置情報を含むサーボフレームが各トラック上
に離散的に記録されたセクタサーボのディスク媒体を使
用する。またディスク媒体に対しヘッドを移動させるア
クチュエータ、電流により動作してアクチュエータを駆
動するモータ、ヘッドの読取信号からヘッド位置信号と
トラック情報を所定のサンプル周期毎に検出するサーボ
復調手段、及び上位装置からシーク命令を受けた際、指
定された目標位置に向けて前記ヘッドを移動して位置決
めさせるシーク制御手段を備える。
【0018】ここで本発明のコアス時間およびシーク時
間は、サンプル数で定義される。サンプル数とは、例え
ばコアス時間を例にとると、シーク制御を開始した時の
サンプルタイミングからコアス制御を終了したときのサ
ンプルタイミングまでのヘッド位置信号のサンプル回数
を意味する。このためサンプル数とサンプルタイミング
の数は同じことを意味している。例えばコアス時間が4
サンプルといった場合、第1サンプル目がシーク開始タ
イミングとなり、第4サンプル目がコアス終了タイミン
グとなる。サンプル数とサンプル周期の関係は、(サン
プル数−1)がサンプル周期となる。例えば4サンプル
は、3サンプル周期となる。
【0019】このようなディスク装置のシーク制御手段
として本発明にあっては、1〜12トラック程度の短距
離シークの制御のため、設定制御手段54、FF電流設
定手段56、目標位置軌道設定手段58、修正値設定手
段60、及び位置制御手段(位置サーボ)64を設けた
ことを特徴とする。設定制御手段54は、上位装置から
シーク命令が所定シーク距離以下の場合、例えば12ト
ラック以下の場合、ヘッド位置信号のサンプル周期の複
数周期に亘る短距離コアス制御期間を設定し、短距離コ
アス制御期間の制御開始時を含む各サンプルタイミング
毎に制御動作を指示する。
【0020】FF電流設定手段56は、短距離コアス制
御期間でヘッドをシーク開始位置から目標位置に移動さ
せるに必要なフィードフォワード電流(FF電流)の値
を、短距離コアス制御期間の制御終了時を除くサンプル
タイミング毎に予め保持し、設定制御手段54の指示に
従ってサンプルタイミング毎に対応する電流をモータに
流す。
【0021】目標位置軌道設定手段58は、電流設定手
段56のフィードフォワード電流によるヘッド移動軌道
の各サンプルタイミング毎の位置を目標位置として予め
保持し、設定制御手段54の指示に従ってサンプルタイ
ミング毎に該当する目標位置を出力する。また修正値設
定手段60は、目標位置軌道設定手段58の目標位置の
修正値をサンプルタイミング毎に予め保持し、設定制御
手段54の指示に従ってサンプルタイミング毎に該当す
る修正値を出力する。
【0022】位置制御手段64は、サンプルタイミング
毎に、目標位置を修正値で修正して現在位置との誤差を
求め、FF電流に加えて更に、この位置誤差に基づいて
修正後の目標位置に追従するようにモータに電流を流し
て位置のフィードバック制御を行う。FF電流設定手段
56は、加速電流と減速電流を出力し、加速電流の流し
始めから減速電流を流し終るまでの時間(コアス時間)
で決まる電流波形の周期を、位置制御手段64の周波数
帯域より高い共振周波数をもつアクチュエータ18の共
振周期より長く設定し、更に加速電流と減速電流の波形
を相似形とする。
【0023】またFF電流設定手段56は、電流波形の
周期を、位置制御手段64の周波数帯域より高い共振周
波数をもつ筐体の共振周期より長く設定する。更に、F
F電流設定手段56は、加速電流と減速電流の最大値の
絶対値を同一とする。FF電流設定手段56は、加速電
流と減速電流との間に電流零の区間を設けるようにして
もよい。FF電流設定手段56は、加速電流と減速電流
として三角波状、矩形波状、または台形波状の電流波形
を使用する。
【0024】設定制御手段54で設定する短距離コアス
制御期間の長さは、シーク距離に応じたサンプルタイミ
ングの数とする。例えば、1乃至12トラックの短距離
シークについて3乃至6サンプルタイミングとする。こ
れはサンプル周期でみると2乃至5周期である。例え
ば、1乃至4トラックシークで3サンプルタイミング、
1乃至4トラックシークで4サンプルタイミング、5乃
至8トラックシークで5サンプルタイミング、9乃至1
2トラックシークで6サンプルタイミングとする。
【0025】またシーク命令により指定されたシーク距
離が1トラック長の時、設定制御手段54で設定する短
距離コアス制御期間を2〜6サンプルタイミング(1〜
5サンプル周期)とし、フィードフォワード電流を1サ
ンプルの間に複数回変化させる。例えば、加速電流と減
速電流として三角波状の電流波形を出力し、加速電流と
減速電流との間に電流零の区間を設け、設定制御手段5
4で設定する短距離コアス制御期間を5サンプルタイミ
ング(5サンプル周期)とする。
【0026】またシーク命令により指定されたシーク距
離が1トラック長の時、設定制御手段54で設定する短
距離コアス制御期間を5〜10サンプルタイミング(4
〜9サンプル周期)とし、フィードフォワード電流を1
サンプルの間に1回変化させる。例えば、加速電流と減
速電流として三角波状の電流波形を出力し、加速電流と
減速電流との間に電流零の区間を設け、設定制御手段5
4で設定する短距離コアス制御期間を8サンプルタイミ
ング(7サンプル周期)とする。
【0027】FF電流設定手段56は、サンプルタイミ
ングとその間に設定した1又は複数のタイミング、例え
ば1/2サンプル周期の各々について、フィードフォワ
ード電流の値を保持し、各タイミング毎に該当する電流
を出力する。FF電流設定手段56は、シーク開始タイ
ミングの電流出力が遅延した場合、この遅延時間分の電
流を補うように電流値を高くして出力する。
【0028】目標位置軌道設定手段58は、シーク命令
に基づいたシーク距離を短かめに修正した修正シーク距
離について、フィードフォワード電流による目標移動軌
道を求めて各サンプルタイミングの目標位置とする。例
えば、シーク命令に基づいたシーク距離を10%以下の
範囲で短いシーク距離に修正する。目標位置軌道設定手
段58は、フィードフォワード電流から求められるヘッ
ド位置軌道の各サンプルタイミング毎の目標位置とし
て、シミュレーションにより修正した値を用いる。また
目標位置軌道設定手段58は、フィードフォワード電流
から求められる目標位置軌道の各サンプルタイミング毎
の目標位置として、キャリブレーションにより修正した
値を用いる。
【0029】目標位置軌道設定手段58は、例えば目標
位置軌道のうちで、最後のサンプルタイミングの値のみ
を修正する。目標位置軌道設定手段58は、シーク方向
に応じて目標位置軌道の各サンプルタイミング毎の目標
位置を保持する。またシーク距離に応じて前記目標位置
軌道の各サンプルタイミング毎の目標位置を保持する。
【0030】目標位置軌道設定手段58は、ディスク回
転に同期したトラック位置変動RRO: Rotatable Run
Out )によるオフセット測定値を全トラックに共通なセ
クタ位置毎に保持し、シーク開始セクタのオフセット測
定値と目的セクタのオフセット測定値に基づいてシーク
命令に基づくシーク距離を修正し、修正したシーク距離
についてフィードフォワード電流による目標位置軌道を
求めて各サンプルタイミングの目標位置を保持する。こ
の場合、目標位置を、シーク開始セクタと目的セクタと
のオフセット測定値に応じて修正する。
【0031】目標位置軌道設定手段58は、ヘッド切替
えに対応したオフセット測定値を保持し、ヘッド切替え
を伴うシーク命令を受けた際に、ヘッド切替えのオフセ
ット測定値で修正したシーク距離についてフィードフォ
ワード電流による目標位置軌道を求めて各サンプルタイ
ミングの目標位置を保持する。例えば、シーク命令のシ
ーク距離に基づく位置軌道の各サンプルタイミングの目
標位置を、ヘッド切替えに伴なう切替前と切替え後のオ
フセット測定値で修正する。
【0032】シーク制御手段は,更に、リード動作のシ
ーク命令を受けた際に、短距離コアス制御の終了時点で
ヘッド位置が予め定めたリード許容誤差範囲か否か判定
し、リード許容誤差範囲内のときは直ちにリード許可を
データ復調ユニットに与える。このためリード動作のた
めのシーク時間は、コアス時間と同等にでき、整定時間
は不要となる。
【0033】シーク制御手段は、更に装置に加わる衝撃
を検知するセンサを有し、短距離コアス制御期間中にセ
ンサで衝撃を検知した場合には、短距離コアス制御の終
了直後にリード許可を与えず、センサが衝撃を検知しな
くなるまで待ってリード許可を与える。またシーク制御
手段は,更に、ライト動作のシーク命令を受けた際に、
短距離コアス制御の終了後に所定の整定条件を満足する
か否か判定し、整定条件を満足したときにライト許可を
データ変調ユニットに与える。
【0034】シーク制御手段は,シーク命令によるシー
ク距離が所定シーク距離を越えた長距離シーク距離の場
合、目標位置までの残り距離(トラックデファレンス)
に応じた目標速度に追従させる速度制御を用い、目標位
置との残り距離が所定距離以下となった場合、FF電流
設定手段56、目標位置軌道設定手段58、及び修正手
段60による短距離シーク制御を行う切替制御手段を備
える。
【0035】この切替制御手段は、長距離シーク制御か
ら短距離シーク制御への切替時のヘッド速度を検出する
速度検出手段、切替時のヘッド速度を零とするフィード
フォワード電流I1と該フィードフォワード電流I1を前記
モータに流した時の移動距離L1と、各サンプルタイミン
グ毎の位置を求める第1演算手段、目標位置までの距離
L0から第1演算手段の移動距離L1を差し引いた残り距離
L2を短距離シーク制御するための各サンプルタイミング
毎のフィードフォワード電流I2、フィードフォワード電
流I2をモータに流した時の目標位置軌道の各サンプルタ
イミング毎の位置を求める第2演算手段、および第1及
び第2演算手段で求めた2種類のフィードフォワード電
流および各サンプルタイミング毎の位置を加算する加算
手段を有し、この加算手段で得られたフィードフォワー
ド電流I0及び目標軌道位置に さらに本発明のディスク
装置は、シーク制御手段の短距離コアス制御によるシー
ク時間の統計情報に基づいて自動的にキャリブレーショ
ンを行うキャリブレーション手段を設ける。キャリブレ
ーション手段は、例えば時間測定手段で短距離シーク制
御毎に、シーク開始から整定待ち終了までのシーク時間
をシーク距離毎に計測して保持し、起動手段で同一シー
ク距離のシーク時間の確率分布を求め、所定の確率を与
えるシーク時間が、予め定めた基準時間よりも長い場合
にキャリブレーションを起動する。そして起動手段によ
るキャリブレーションの起動を受けて、キャリブレーシ
ョン実行手段が所定のキャリブレーションを実行する。
【0036】キャリブレーション実行手段は、例えば位
置制御手段64のループゲインを測定し、測定ループゲ
インが初期設定した最適値から外れていた場合、最適値
にループゲインを補正する。またキャリブレーション実
行手段は、複数のフィードフォワード電流及び複数のフ
ィードフォワード電流の各々に対応した目標位置軌道の
設定値を選択して短距離シーク制御を行うことでシーク
時間を計測し、複数のフィードフォワード電流の中で最
もシーク時間が短いフィードフォワード電流を選択して
FF電流設定手段56に保持させる。
【0037】このように本発明は、1〜12トラック程
度の短いシーク距離について、ヘッド位置信号のサンプ
ル数で3〜5サンプルという短時間の制御でコアス制御
を終了し、整定時間を含めて10サンプル程度でシーク
を完了する。この短距離シーク制御は、FF電流と位置
フィードバック制御を合せた制御であり、更に位置制御
にあっては、FF電流による目標位置軌道とその修正値
により各サンプルタイミングでの目標位置を決めて実位
置との位置誤差に応じてモータに電流を流す位置フィー
ドバック制御する。
【0038】FF電流、目標位置軌道、目標位置軌道の
修正値は、各々シーク開始時刻からの経過時間、即ち予
め定めたサンプル数分の各サンプルタイミングで生成さ
れる。ここで、FF電流の加速電流波形と減速電流波形
で決まるコアス時間は、共振の影響を受けず、また電流
がモータ(VCM)のアンプが飽和しない範囲で、でき
るだけ短く設定する。
【0039】例えば、185.6μsのサンプリング周
期をもつディスク装置の場合、1トラックのシーク距離
について、コアス時間を3サンプルと設定する。このよ
うに極端に少ないサンプル数のコアス時間は、従来の制
御では設定することができなかった。また、FF電流と
目標位置軌道のみでは、シーク後にオーバーシュート・
アンダーシュートが発生する。この大きさは、シーク方
向、シーク距離に依存する。目標位置軌道を理想的な値
から意図的にずらすことで、オーバーシュート及びアン
ダーシュートを抑制することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
<目次> 1.装置構成とサーボパターン 2.短距離シーク制御 3.テーブル作成とキャリブレーション (1)製造段階のキャリブレーション (2)FF波形のキャリブレーション (3)運用段階のキャリブレーション 4.長距離シーク制御の引込み制御 5.衝撃センサによる監視 6.その他 1.装置構成とサーボパターン 図2は本発明のディスク装置の構成を示したブロック図
である。図2において、ディスク装置はコントロールユ
ニット10とディスクエンクロージャ12で構成され
る。ディスクエンクロージャ12には、スピンドルモー
タ16により回転されるディスク14が設けられてい
る。ディスク14の上下のデータ面に対しては、ヘッド
21,22が設けられている。
【0041】ヘッド21,22としては、リードヘッド
とライトヘッドを一体に備えた複合ヘッドが使用され
る。この内、ライトヘッドはインダクティブヘッドであ
り、リードヘッドは例えばMRヘッドを使用する。ヘッ
ド21,22はアクチュエータ18の先端に装着され、
ボイスコイルモータ(以下「VCM」という)20によ
り、ヘッド21,22をディスク14上の任意のトラッ
ク位置に移動できるようにしている。アクチュエータ1
8としては、通常、VCM20により回転軸を中心にヘ
ッド21,22側を移動させるロータリ型のアクチュエ
ータが使用される。
【0042】コントロールユニット10側にはMPU2
4が設けられ、MPU24に対してはバス44を介して
ROM26,RAM28が設けられる。ROM26に
は、MPU24で実行する本発明のシーク制御を含む各
種の制御プログラムが格納され、また各種の制御に必要
なパラメータも格納されている。またMPU24に対し
ては、バス44を介してインタフェースコントローラ3
2が接続され、上位のホスト側コントローラとの間でコ
マンド及びデータのやり取りを行う。
【0043】インタフェースコントローラ32に対して
はキャッシュRAM30が設けられており、ホスト側コ
ントローラ32からのリードまたはライトのアクセス要
求に対し、インタフェースコントローラ32は、まずキ
ャッシュRAM30を参照して、もしミスヒットであれ
ばMPU24に対しディスク14に対するリードまたは
ライトのアクセスを要求する。
【0044】更にMPU24に対しては、バス44を介
してスピンドルモータドライバ34、VCMドライバ3
6、リード/ライトユニット42及びサーボデコーダ3
8が設けられている。スピンドルモータドライバ34は
MPU24による指示のもとに、ディスクエンクロージ
ャ12に設けたスピンドルモータ16を一定速度で回転
させる。
【0045】VCMドライバ36は、MPU24に設け
ているシーク制御部及びシーク完了後の位置決め制御部
による制御指示を受けてVCM20に電流を流し、アク
チュエータ18の駆動によるヘッド21,22の目的ト
ラック位置に対する位置決め制御を行う。リード/ライ
トユニット42とサーボデコーダ38に対しては、ヘッ
ドIC40を介して、ディスクエンクロージャ12に設
けているヘッド21,2が接続されている。
【0046】リード/ライトユニット42は、リード動
作の際にはリード側が有効となってデータ復調回路とし
て動作する。そのときヘッドIC40で選択されている
ヘッド21または22のいずれかより読み出されるディ
スク14からのデータ記録部分からの読出信号からリー
ドデータを復調し、RAM28に格納した後、インタフ
ェースコントローラ32を経由してホスト側コントロー
ラにリードデータを転送する。
【0047】またライト動作の際には、リード/ライト
ユニット42はライト側が有効となり、データ変調回路
として動作する。この場合には、ホスト側コントローラ
からインタフェースコントローラ32を介してRAM2
8に転送された書込データを、ヘッドIC40を介し
て、命令により指定されたヘッド21または22のいず
れかによりディスク14に書き込む。
【0048】サーボデコーダ38は、ヘッドIC40で
選択されているヘッド21または22から得られるサー
ボ読取信号からトラック番号及びヘッド位置信号を復調
し、MPU24はサーボデコーダ38で復調したトラッ
ク番号及びヘッド位置信号に基づいて、ディスク14に
対するヘッド21,22の位置決め制御をVCMドライ
バ36によるVCM20に対する電流供給により行う。
【0049】図3は、図2のディスクエンクロージャ1
2に設けたディスク媒体14のトラック記録状態であ
る。ディスク媒体14は両面をデータ面46としてい
る。データ面46上には、同心円状に複数のトラックが
形成されている。図3にあっては、複数のトラックの内
のトラック48i,48i+1の2本を代表して示して
いる。トラック48i,48i+1は、円周方向に一定
の間隔を置いてサーボフレーム50i,50i+1を設
けている。
【0050】サーボフレーム50i,50i+1は、図
4に取り出して示すように、サーボマーク51、トラッ
クアドレス52、4種類A,B,C,Dのサーボパター
ン53を円周方向に記録している。サーボマーク51は
サーボフレームの開始位置を示す。トラックアドレス5
2は、例えばグレーコード等によりトラック番号を記録
している。
【0051】サーボパターン53は、ディスク半径方向
についてパターンA,Bを1トラックずつ交互に記録
し、またパターンC,Dも同様に1トラックずつ交互に
記録し、パターンA,BとパターンC,Dでは0.5ト
ラックずらしている。このようなサーボパターン53か
ら得られたパターンA,B,C,Dの4つのパターン読
取信号について、右側に示すように、パターンAとBの
差からヘッド位置信号Nを復調し、同時にパターンCと
Dの差からヘッド位置信号Qを復調する。
【0052】ヘッド位置信号N,Qは0.5トラック位
相のずれた信号であり、通常、2相サーボ信号と呼ばれ
る。即ち、ヘッド位置信号Nはトラック番号i,i+
1,i+2で示すトラックセンタを中心に、ヘッド21
の半径方向の位置に対し異なった極性で直線的に変化
し、トラック境界部分で飽和した特性となる。これに対
しヘッド位置信号Qは、トラック境界を0次として、ヘ
ッド21の移動方向に応じて正または負に直線的に変化
する特性であり、トラックセンタで飽和した信号とな
る。このため、トラックセンタを中心とした所定範囲で
はヘッド位置信号Nを使用し、ヘッド境界部分ではヘッ
ド位置信号Qを使用することで、全トラック範囲に亘り
ヘッド位置を示すヘッド位置信号を得ることができる。
【0053】本発明のディスク装置にあっては、図4の
サーボフレームが、図3のようにトラック上に離散的に
記録されており、サーボフレームの間がデータ領域とし
て使用される。このようなサーボフレームの記録をセク
タサーボあるいは埋込みサーボと呼ぶ。セクタサーボの
ディスク装置にあっては、図3のように、トラック上に
離散的にサーボフレーム50i,50i+1が記録され
ているため、サーボフレームの読取信号から得られるヘ
ッド位置信号はディスク14の回転数と1トラック当た
りのサーボフレームの数に依存した周期で間欠的に得ら
れる。
【0054】例えば、ディスク14の回転数を5400
rpm、1トラック当たりのサーボフレームの数を60
フレームとした場合、ヘッドから読み取られるヘッド位
置信号の周期は185.6μs間隔となる。このため図
2のMPU24にあっては、サーボデコーダ38より1
85.6μsの周期間隔でヘッド位置信号が得られるこ
とから、この周期をサンプリング周期としてヘッド位置
信号を取り込んで、シーク制御やオントラック制御など
のヘッド位置決め制御を行う。
【0055】本発明のディスク装置にあっては、シーク
命令による目標位置に対し現在位置からのシーク距離が
例えば13トラック以上の場合には通常のシーク制御を
行う。これ対しシーク距離が12トラック以下の短いシ
ーク距離の場合には、本発明により提供されるフィード
フォワード波形、目標位置軌道及び目標位置軌道修正を
用いた位置フィードバック制御による3〜6サンプル程
度の短いコアス期間で短距離シークを行うようにしてい
る。
【0056】ここでシーク距離が13トラック以上とな
る通常のシーク制御とは、目的位置に対する現在位置か
らの残りトラック数に応じて読み出した速度制御パター
ンに従って、加速、定速、減速の速度制御を行い、速度
制御の最終段階による減速中に、目標位置に対し所定ト
ラック範囲に入ったときに位置制御に切り替えるシーク
制御をいう。 2.短距離シーク制御 図5は、本発明のディスク装置で例えば12トラック以
下の短距離シークを行うためのシーク制御部の機能構成
のブロック図である。本発明の短距離シーク制御は、フ
ィードフォワード電流(以下「FF電流」という)、位
置制御、目標位置軌道及び目標位置軌道の修正という4
つの制御要素を組み合わせた制御を行う。またシーク距
離に応じてシーク開始位置から目標位置にヘッドが到達
するまでの期間、即ちコアス期間が3〜5サンプルの範
囲で予め決められた制御を行う。
【0057】図5において、短距離制御を行うためのシ
ーク制御部は、設定制御部54、FF電流設定部56、
目標位置軌道設定部58、修正値設定部60、加算点6
2、位置制御部64、加算点66、及びVCM20を用
いたアクチュエータ18で構成される。FF電流設定部
56には、製造段階での設計値及び後の説明で明らかに
するシミュレータを用いたキャリブレーションにより決
まるサンプルタイミングごとに最適なFF電流の値が格
納されている。そして、設定制御部54に対するシーク
コマンド及びサンプルクロックに基づいて、対応するF
F電流値を選択して、各サンプルタイミングごとに加算
点66に出力してアクチュエータ18に電流を流す。
【0058】目標位置軌道設定部58には、FF電流設
定部56に設定したFF電流をアクチュエータ18のV
CM20に流したときのヘッドの目標位置軌道が各サン
プルタイミングごとの位置として予め記憶されている。
そして、設定制御部54に対するシークコマンド及びサ
ンプルクロックに基づき、各サンプルタイミングごとに
目標位置として加算点62に出力する。
【0059】修正値設定部60には目標位置軌道設定部
58に記憶している目標位置軌道の各位置の値を修正す
る目標位置軌道修正値が予め記憶されている。この目標
位置軌道の修正値は、FF電流と目標位置軌道のみによ
る制御ではシーク後にオーバーシュートやアンダーシュ
ートが発生することから、オーバーシュートやアンダー
シュートが発生しないように目標位置軌道を理想的な値
から意図的にずらすことで、オーバーシュート及びアン
ダーシュートを抑制できるようにしている。
【0060】この軌道修正値そのものは、装置製造段階
での後の説明で明らかにするシミュレータを用いたキャ
リブレーションにより最適値が決められて予め記憶され
る。位置制御部64は通常の位置フィードバック制御を
行うもので、加算点62に対する目標位置軌道修正値に
より修正された目標位置とフィードバックされた実際の
ヘッド位置との偏差を、位置制御部64に設定したルー
プゲインに従って増幅した後に加算点66に与える。更
に、FF電流設定部56から別個に供給されているFF
電流と合成してアクチュエータ18に電流を流し、加算
点62の誤差が常に0となるようにフィードバック制御
する。
【0061】図6は、図5のFF電流設定部56、目標
位置軌道設定部58及び修正値設定部60の具体的な実
施例である。図6において、シーク方向に応じてフォワ
ードテーブル74−1とリバーステーブル74−2が設
けられる。フォワードテーブル74−1,リバーステー
ブル74−2は、例えば図7にフォワードテーブル74
−1を代表して示すように、シーク距離とサンプルタイ
ミングの順番を示すサンプル番号をパラメータとして、
修正値Kij、第1FF電流FIij及び第2FF電流SI
ijの値を格納している。
【0062】ここで、iはシーク距離1〜12であり、
jはサンプル番号1〜5を表わしている。またサンプル
番号は、サンプルタイミングの順番に対応している。更
に、テーブル上には、最初のサンプルタイミングから最
後から1つ前のサンプルタイミングまでのサンプル番号
を登録しており、最後のサンプルタイミングではFF電
流は零となり、また目標位置はシーク距離そのものにな
ることから、テーブル登録は行っていない。
【0063】これら修正値、第1FF電流及び第2FF
電流は、後の説明で明らかにする装置製造段階における
シーク制御のキャリブレーションによって最適値が決め
られ、図示のようにテーブルデータとして例えばROM
26に予め保持されている。図7のフォワードテーブル
74−1のデータは、本発明が対象とする短距離シーク
の1〜12トラックについて準備されている。ここでシ
ーク距離とコアス期間を決めるサンプル数の関係は、図
8のようになる。
【0064】図8において、シーク距離が0.1〜4ト
ラックの場合には、特性118に示すようにサンプル数
は3とする。シーク距離が5〜8トラックについては、
特性120のようにサンプル数を4とする。シーク距離
が9〜12トラックについては、特性122のようにサ
ンプル数を5としている。シーク距離が13トラック以
上についてはサンプル数6以上の特性124となり、こ
の特性は目標位置に対するトラックディファレンスに応
じて目標速度を読み出して速度制御する従来のシーク制
御の領域となる。
【0065】再び図7を参照するに、フォワードテーブ
ル74−1における第1FF電流は、例えばシーク距離
1、サンプル番号1〜3の場合を例にとると、サンプル
タイミングごとに第1FF電流FI11〜FI13を出力す
る。これに対し第2FF電流SI11〜SI13は、ヘッド
位置信号が得られていないサンプル周期の中間の1/2
サンプル周期の間に発生するFF電流を保持している。
【0066】このため、FF電流の出力については1/
2サンプル周期ごとに行われることで、例えばサンプル
数3の場合には倍の6回FF電流の出力が行われること
になる。これに対し修正値K11〜K13を使用した目標位
置軌道の発生は、サンプル番号1,2,3で決まるサン
プルタイミングごとに行われ、合計3回の位置制御を行
うことになる。
【0067】再び図6を参照するに、フォワードテーブ
ル74−1,リバーステーブル74−2に対しては、レ
ジスタ68によりテーブルポインタとしてフォワード/
リバース70及びシーク距離72の各情報がセットされ
る。フォワード/リバース70のシーク方向を示す情報
は、シーク命令の解読でセットされる。シーク距離72
は、シーク命令による目標位置とシーク開始時の現在位
置との差で与えられる。
【0068】このレジスタ68にセットした値によりフ
ォワードテーブル74−1またはリバーステーブル74
−2のいずれか一方を指定し、指定したテーブル内のシ
ーク距離に応じた記憶内容をテーブル読出データ78と
して読み出す。ここでテーブル読出データ78の第1F
F電流及び第2FF電流は、フォワードテーブル74−
1またはリバーステーブル74−2のものをそのまま使
用するが、目標位置軌道については、修正演算部76で
テーブルから読み出した修正値Kを使用した修正演算で
求める。
【0069】修正演算部76は、各サンプル番号ごとの
目標位置軌道を 目標位置軌道=目標位置+(シーク距離×修正値Kij) として算出している。この修正演算部76で算出された
各サンプル番号、即ちサンプルタイミング毎の目標位置
軌道の値が、Pi1 ,Pi2 ,・・・としてテーブル読
出データ78にセットされる。なおテーブル読出データ
78は、RAM28上の適宜の領域にテーブル読出デー
タ104にバッファされる。
【0070】修正演算部76の演算に使用されるシーク
距離は、シーク距離修正処理部90及びヘッド切替修正
処理部100で修正された修正シーク距離を使用する。
シーク距離修正処理部90は、ディスクの回転同期ラン
アウトによる変動に対しシーク距離を補正する。図9は
シーク距離修正処理部90の具体例であり、回転同期ラ
ンアウトテーブル132を備えている。回転同期ランア
ウトテーブル132は、全トラックについて共通のセク
タ番号をポインタとして各セクタ番号におけるトラック
センタからの回転同期ランアウトによるオフセットを保
持している。このオフセットは、ディスクの全トラック
の同一セクタ番号について、測定した値の平均値を使用
する。
【0071】図10は、回転同期ランアウトテーブル1
32に使用するオフセット測定の様子を示している。い
ま、トラック48iから隣接するトラック48i+1に
1トラックシークを行う場合、各トラックについて相似
な回転同期ランアウトによるトラック位置の変動があっ
たとする。この場合、シーク軌道134と136では、
同じシーク時間Tであっても回転同期ランアウト即ち偏
心によりシーク距離が異なっている。
【0072】このため、理想的なシーク距離である1ト
ラックに対し、例えばシーク軌道134は1トラック以
下の短いシーク距離となり、これに対しシーク軌道13
6の場合には1トラックを超えた長いシーク距離とな
る。この回転同期ランアウトによる実際の変動の様子
は、例えば図56(A)に示したようになる。そこで本
発明にあっては、ディスク媒体の全トラックのセクタ番
号01〜60について各々1トラックシーク制御を行っ
たときのオフセットを測定し、同一セクタ番号のオフセ
ットを平均化して、図9の回転同期ランアウトテーブル
132を作成している。
【0073】回転同期ランアウトテーブル132に対し
ては、開始セクタ84をセットするレジスタ126、目
的セクタ86をセットするレジスタ128、セレクタ1
30によるテーブルポインタの設定機構が設けられてい
る。即ち、レジスタ126に開始セクタ84をセット
し、これをセレクタ130で選択して回転同期ランアウ
トテーブル132の該当するセクタ番号からオフセット
を読み出して、開始セクタオフセット134を求める。
【0074】続いてセレクタ130を切り替えて、セレ
クタ128の目的セクタ86による回転同期ランアウト
テーブル132のセクタ番号の指定で対応するオフセッ
トを目的セクタオフセット136として読み出す。演算
部138は、回転同期ランアウトテーブル132から読
み出した開始セクタオフセット134と目標セクタオフ
セット136を使用し、シーク命令に基づいたシーク距
離82を修正する。
【0075】具体的には、シーク命令で指定されたシー
ク距離82から各オフセットを差し引くことで修正シー
ク距離92を求め、これを図6のヘッド切替修正処理部
100に供給する。図6のヘッド切替修正処理部100
は、ヘッド切替えを伴う短距離シークの際にシーク距離
の修正を行う。例えば図11に示すように、ヘッド切替
修正処理部100にはヘッドオフセットテーブル140
が設けられている。この実施例にあっては、図2のディ
スクエンクロージャ12の2つのヘッド21,22を使
用していることから、ヘッドオフセットテーブル142
は、現在ヘッドをヘッド番号01、目的ヘッドをヘッド
番号02としたときのオフセットと、逆に現在ヘッドを
ヘッド番号02、目的ヘッドをヘッド番号01としたと
きのオフセットが記憶されている。
【0076】このヘッドオフセットテーブル140の各
オフセットは、任意の測定トラックに位置決めしている
状態でヘッド切替えを行って生じたオフセットを使用す
る。実際の測定は、ディスクの全トラックについてヘッ
ド切替えを行ってオフセットを求め、その平均値をヘッ
ドオフセットテーブル140に格納する。ここで、ヘッ
ド番号01から02に切り替えたときのオフセットとヘ
ッド番号02から01に切り替えたときのオフセット
は、オフセット量は同一で符号が逆になるだけである。
【0077】オフセットテーブル140に対しては、レ
ジスタ138により現在ヘッド番号96と目的ヘッド番
号98がセットされ、これら2つのヘッド番号を使用し
たヘッドオフセットテーブル140のアクセスで、対応
するオフセットを読み出して演算部142に出力する。
演算部142には、図6のシーク距離修正処理部90で
修正された修正シーク距離92が入力され、これをオフ
セットテーブル140から読み出したオフセットを加え
ることで修正して、修正シーク距離102を求め、図6
の修正演算部76に与える。
【0078】もちろん、ヘッド切替えを行わない短距離
シークについては、ヘッド切替修正処理部100の修正
は行われず、シーク距離修正処理部90で修正された修
正シーク距離92がそのまま修正演算部76に与えられ
る。修正演算部76の演算を経て最終的に得られたテー
ブル読出データ104は、サンプルクロック106に同
期してサンプル数1,2,・・・nの順番に順次レジス
タ108に読み出される。このうち目標軌道110及び
第1FF電流112は各サンプルタイミングごとに図5
の加算点62及び加算点66に供給される。
【0079】第2FF電流114についてはサンプル周
期の間の1/2サンプル周期のタイミングで図5の加算
点66に出力される。この第1FF電流112と第2F
F電流114はセレクタ116により選択され、セレク
タ116はサンプルクロック106の1/2周期ごとに
切り替えられてサンプリングタイミングで第1FF電流
112を出力し、1/2サンプル周期経過したタイミン
グで第2FF電流114を出力する。
【0080】図12は、図5においてシーク距離を1ト
ラックとするシーク命令を受けたときのサンプルクロッ
ク、FF電流、目標位置軌道と目標位置軌道修正、更に
そのときのヘッド軌道のタイムチャートである。1トラ
ックのシーク命令については、図12(A)のように3
サンプル周期の短距離シーク期間が設定され、シーク開
始時のサンプルクロックのクロック番号を1とすると、
3サンプル周期でクロック番号1,2,3,4の4つの
サンプルタイミングが作られる。更にFF電流について
は、1/2サンプル周期で制御タイミングが作られる。
したがって全体としての制御タイミングは、図12
(B)に示すように、時刻t1〜t7の7回となる。
【0081】このような制御タイミングt1〜t7に対
し、図12(C)のようにFF電流146が出力され
る。FF電流146としては三角波状の電流波形を使用
しており、前半の制御タイミングt1〜t4の加速電流
148−1と後半のタイミングt4〜t7の減速148
−2となっている。このようなFF電流146の加速電
流148−1と減速電流148−2で1つの波形周期を
構成し、これは3サンプル周期数で決まるサンプル数4
のコアス時間を意味している。
【0082】図12(D)は、図12(C)のFF電流
146をVCM20に流したときの理想的な目標位置軌
道150であるが、本発明にあっては、これを修正値に
より修正して破線の目標位置軌道修正152としてい
る。このような目標位置軌道修正152により、図12
(E)のように、3サンプル周期の期間でヘッドを1ト
ラック分移動して目標位置に生成させるヘッド軌道15
4となる短距離シーク制御を実現することができる。
【0083】即ち、図12(C)のFF電流146によ
る制御タイミングt1〜t7ごとの電流出力と、図12
(D)の目標位置軌道修正152の制御タイミングt
1,t3,t5,t7における目標位置の設定による位
置フィードバック制御の合成により、僅か3サンプル期
間という短時間でヘッドを位置トラック制御して目標位
置に整定させるシーク制御が実現されている。
【0084】図13は、図2のMPU24による本発明
のディスク装置のシーク制御のフローチャートである。
まずステップS1で、上位のホスト側コントローラより
シーク命令を受信する。このシーク命令には、コマンド
パラメータとして目標位置、ヘッド番号、リード/ライ
ト種別が指定されている。続いてステップS2で、目標
位置と現在位置から理想的なシーク距離を計算する。
【0085】理想的なシーク距離とは、目標位置のトラ
ックアドレスと現在位置のトラックアドレスとの差で与
えられるトラック数を意味する。次にステップS3で長
距離シークか否かチェックする。ここでシーク距離が1
2トラック以下であった場合には短距離シークであるこ
とから、ステップS4に進み、図5に示したFF電流、
目標位置軌道、目標位置軌道修正及び位置制御による本
発明の短距離シーク制御を行う。
【0086】ステップS5については、シーク距離に応
じて設定したフィードフォワード時間の終了の有無、即
ち所定のサンプル数分の終了を監視しており、処理終了
を判別するとステップS6に進み、リードシークか否か
判定する。もしリードシークであればステップS7に進
み、予め定めたリード許可範囲にヘッド位置が入ってい
れば、直ちにステップS8でリード/ライトユニット4
2に対しリード許可を与え、ステップS9で通常のトラ
ックセンタに対するトラック追従制御に入る。
【0087】一方、ステップS6でリードシークでなか
った場合、即ちライトシークであった場合には、ステッ
プS10に進み、予め定めた整定判定処理を行う。この
整定判定処理は、コアス時間経過後に次の4つの条件を
満足するか否かで判定される。 現在の位置誤差の絶対値が0.1トラック以下 現在位置と1サンプル前の位置の差の絶対値が0.0
9トラック以下 現在の位置誤差を2倍した値から1サンプル前の位置
誤差を引いた値の絶対値が0.11トラック以下 前記の3つの条件〜を全て満足する状態が4サン
プル続くこと ステップS10でこのような整定判定条件が成立する
と、ステップS11に進み、ヘッドがライト許可範囲に
あることを判定し、ステップS12でリード/ライトユ
ニット42のライトユニット側にライト許可を与えた
後、ステップS9で通常のトラック追従制御に入る。
【0088】ステップS9の通常のトラック追従制御で
のリード動作またはライト動作が済むと、ステップS1
3で次のシーク命令を監視しており、シーク命令を新た
に受けると再びステップS1に戻り、同様な処理を繰り
返す。図14(A)は、図13のステップS4における
本発明による短距離シーク制御を実行するサーボ割込み
処理のフローチャートである。サンプルタイミングでサ
ーボ割込み信号が発生すると、まずステップS1で、第
1サンプルのタイミングか否かチェックしており、第1
サンプルのタイミングであるとステップS2に進み、1
/2サンプル周期でFF電流を出力するためのタイマ割
込みをセットし、現在位置を取得する。
【0089】次にステップS3でシーク距離を求め、ス
テップS4で、シーク距離とシーク方向に応じた例えば
図7のフォワードテーブル74−1の先頭アドレスTP
を求める。そしてステップS5で、例えば図7のフォワ
ードテーブル74−1を参照し、最初のサンプルタイミ
ングのデータ先頭位置のアドレスTPを作成し、ステッ
プS7で、テーブル検索により目標位置軌道、第1FF
電流及び第2FF電流を取得する。
【0090】次にステップS8で、シーク距離修正に基
づくテーブル読出時の修正を行う。例えば図6のシーク
距離修正処理部90により、回転同期ランアウトのオフ
セットに応じた修正を行う。またヘッド切替えを伴うシ
ークの場合には、ヘッド切替修正処理部100によるヘ
ッド切替えのオフセットに応じた修正を行う。続いてス
テップS9で、実際にVCM20に流す第1FF電流及
び第2FF電流を計算する。
【0091】このFF電流の計算は、FF電流にループ
ゲインを掛け合わせ、それにバイアス分を加算すること
で求める。即ち、VCM20の力係数BLの値はトラッ
ク位置により異なるので、全てのトラック位置で一定と
するようにループゲインを補正する。またアクチュエー
タ18に外部から加わる力は場所により一定ではないこ
とから、同様にしてトラック位置に応じてバイアス力が
一定となるようにバイアスを補正する。
【0092】次にステップS10で、VCM20にステ
ップS9で計算した第1FF電流を出力する。次にステ
ップS11で、次のサンプルタイミングでのテーブルア
ドレスの設定TP=TP+1を行い、更にシーク開始か
らのサンプル数CNTを1つ増加させ、ステップS12
で、指定サンプル数例えばサンプル数3に到達したか否
かチェックする。
【0093】到達していなければステップS13で次の
サンプルからの通常のトラック追従制御へ移行するよう
に、割込み処理のアドレスを設定し、サーボ割込み処理
を抜けて、次のサンプルタイミングを待つ。この次のサ
ンプルタイミングを待つ間に1/2サンプル周期を経過
すると、図14(B)のタイマ割込処理が起動し、VC
M20に対し図14(A)のステップS9で計算した第
2FF電流を出力して、図14(A)のメインルーチン
にリターンする。
【0094】続いてステップS1で第2サンプルタイミ
ングに達すると、ステップS13に進み、ステップS2
と同様にタイマ割込みのセットと現在位置の取得を行
い、第2サンプルタイミングからは直ちにステップS7
に進み、テーブル検索による目標位置軌道、第1FF電
流及び第2FF電流の取得からの処理を第1サンプルタ
イミングと同様にして行う。以上の処理をステップS1
2で指定サンプル数に到達するまで繰り返すことにな
る。 3.テーブル作成とキャリブレーション 図15は、本発明のディスク装置における製造段階での
作業と、装置を出荷した運用状態での処理のフローチャ
ートである。まず製造段階にあっては、ステップS1〜
S3のように、シミュレーションモデルによるFF電
流、目標位置軌道及び目標位置軌道修正の作成と、これ
に基づくステップS2のテーブル作成を行い、更にステ
ップS3で、キャリブレーションによりFF電流、目標
位置軌道及び目標位置軌道の修正調整を行う。このよう
な製造段階でのシミュレーションモデルを使用したFF
電流、目標位置軌道及び目標位置軌道修正の作成と調整
によって、図12に示したような例えば4サンプルで1
トラックシークのコアス制御を終了するような最適化さ
れた短距離シークのためのテーブル情報が作成される。
【0095】そして運用段階にあっては、ステップS4
でシーク制御を行うごとに、例えばシーク距離ごとにシ
ーク時間を記録して統計情報を作成し、このシーク時間
の統計情報からステップS5でキャリブレーション条件
の成立を判定した場合、ステップS6で自動キャリブレ
ーションを行い、その結果に基づきステップS7でテー
ブル内容の更新を行うようにしている。そこで、まずス
テップS1〜S3の製造段階におけるキャリブレーショ
ンを説明する。 (1)製造段階のキャリブレーション まずサンプル数で決まるコアス時間に亘って出力するF
F電流の周期と共振の関係を説明する。本発明のディス
ク装置にあっては、ヘッドを装着したアクチュエータの
アームの共振点のゲインが大きいときは、シーク動作に
よりヘッドアームが過振されてシーク後に振動が残り、
整定時間が長くなる。機械的な共振の影響を避けるため
には、機械的な共振点を加振しない周期のFF電流を出
力する必要がある。
【0096】ここでFF電流の形状と周期に対する機械
的な共振周期との関係を調べるため、簡単なシミュレー
ションを行う。いま加速度定数をBL/m、トラック幅
をLpとし、図16のような理想的な二重積分器158
に比例したVCMに共振点が1つ存在する場合を考え
る。例えば図17(A)のように、共振点160の共振
周波数Frは3kHz、ピークゲインはノミナルモデル
に対し+40dBであったとする。なお、図17(B)
は共振点162での位相特性である。
【0097】いま図16の駆動電流発生器156によ
り、例えば図18のような周期T、最大電流Imaxと
する矩形波形状をもつFF電流を出力したとする。この
FF電流によってヘッドを1.0トラック移動するに必
要な電流の最大値Imaxは次式となる。
【0098】
【数1】
【0099】ここで共振点の周波数を3kHzとして駆
動電流の周期Tを変化させたときに、移動後の残留振動
がどの程度発生するかを調べると、図19(A)(B)
のようになる。図19(A)は電流波形の周期Tと共振
周期Trを同じにした場合であり、シーク後に振動が残
っている。これに対し図19(B)は電流波形の周期T
を共振周期Trの2倍とした場合であり、シーク後に振
動は全く見られない。このため、電流波形の周期Tを最
適に選べば、ピークゲインが高い共振をもつVCMであ
っても、シーク後に残留振動を発生させずにシーク制御
することが可能である。
【0100】次に、駆動波形を図22のような三角波と
した場合を調べてみる。三角波の場合、1.0トラック
移動するのに必要な駆動電流の最大値Imaxは次式と
なる。
【0101】
【数2】
【0102】ここで共振周波数を3kHzとして図20
の方形波及び図20の三角波を使用して周期Tを変化さ
せたときの残留振動の最大の振幅を調べると、図21
(A)(B)のようになる。図21(A)は方形波の場
合、図21(B)は三角波の場合である。また、それぞ
れ共振周期Trを1として正規化して表わしている。図
21(A)(B)において、正規化された波形周期T=
2で残留振動が0となる現象は、サンプル周波数の半分
となるナイキスト周波数の信号が観測できない現象と同
じである。
【0103】更に興味深いことは、方形波及び三角波が
共に共振周期Trの2倍より長い周期Tであるならば、
残留振動の振幅が十分に小さいということである。この
場合、図21(A)の方形波駆動より図21(B)の三
角波駆動の方が残留振動が小さいことが分かる。更に図
21(A)(B)のいずれについても、電流波形の周期
Tが共振周期Trの1倍のときと1.5倍のときとを比
較すると、1.5倍のときの方が残留振動が減少してい
る。
【0104】このような共振周期とFF電流波形の周期
との関係から、FF電流波形の周期Tを共振周期Trよ
り長い周期に選べば、残留振動の影響を抑えることがで
きる。また残留振動は電流波形により異なり、矩形波よ
り三角波の方が残留振動を抑えることができる。一方、
FF電流によるシーク制御を短時間に終わらせるために
は、電流波形の周期Tは短くする必要がある。この電流
波形の周期Tはどの程度まで短くできるかは、次の点を
考慮しなければならない。
【0105】共振点のピークゲイン ヘッド位置信号の最小分解能、即ちADコンバータの
最小ビット相当の位置誤差 回転同期ランアウトRRO及び回転非同期ランアウト
NRROの大きさ VCMドライバのカットオフ周波数及び電流波形の歪
み このような点を主に考慮して残留振動の許容レベルを決
め、図16のシミュレーションで求めた図21のような
残留振動と電流波形の周期との関係数から最適な電流波
形の周期Tの限界が決められる。この場合、残留振動の
大きさが位置検出用のADコンバータの最小1ビットよ
りも小さいか、あるいはシーク終了後の位置制御におけ
る回転同期ランアウトや回転非同期ランアウトの振幅よ
り十分に小さいときは、問題ないといえる。
【0106】例えば、サンプル周期が185.2μsの
3.5インチの磁気ディスク装置の共振点が3.0kH
z(共振周期333μs)であったとする。このとき三
角波上のFF電流波形の周期Tが2サンプル周期で37
0.4μsならば、共振周期に対し1.1倍となり、図
21(B)から残留振動の影響が心配である。そこで、
もう1サンプル増やして3サンプル周期とすると、FF
電流波形の周期は560.1μsで共振周期の1.68
倍となる。この場合には、2サンプル周期に比べ残留振
動は5分の1程度に減少できる。
【0107】一方、サンプル周期単位でFF電流を切り
替えると、途中に電流0の区間を設けた場合の方形波の
場合には4サンプル必要となり、また図20の三角波の
場合には6サンプル必要になる。しかし、このままでは
サンプル数の増加で時間がかかりすぎることから、例え
ば2分の1サンプル単位に電流切替えを行うものとすれ
ば、方形波も三角波もどちらも3サンプルの波形周期T
=556μsとなる共振周期Trの1.67倍で駆動す
ることができる。
【0108】この場合、残留振動が十分に抑圧される共
振周期Trの2倍よりも波形周期Tが短いので、実際の
測定を通じて残留振動が十分に抑圧されることを確認す
る必要がある。更にもう1サンプル延ばして4サンプル
にすると、共振の影響はほとんど無視することができ
る。したがって、実際の装置に適用する場合には、サン
プル数を低減することによるシーク時間の短縮と残留振
動による整定時間の増加のバランスをとり、最適な電流
波形の周期Tを決定する。以下の説明においては、電流
波形Tの周期を3サンプルとし、更に1/2サンプル周
期でFF電流を切り替える場合を例にとる。
【0109】ここでFF電流は1/2サンプル周期ごと
に切り替えて3サンプル周期の三角波即ち図20の三角
波形を使用する。ここでVCMドライバ36の能力によ
り図20のFF電流が歪む場合には、周期を長くすれば
よい。またFF電流の切替えは必ずしもサンプル周期の
2分の1に限らず、より高速なMPUやDSPを使用し
ている場合には1サンプル単位の制御でも十分である。
またヘッド位置信号が得られるサンプル周期が比較的長
い装置では、シーク時間を短くするためにサンプル周期
の2分の1や3分の1単位でFF電流を切り替えること
が望ましい。
【0110】本発明は、短距離シーク制御に必要な各種
のパラメータのキャリブレーションのために、次の構造
をもつ位置制御のコントローラを使用して図5に示した
構造のシーク制御を行う。ここで目標位置軌道は、1サ
ンプル周期ごとに位置制御部を構成するコントローラの
位置誤差に加算する。またFF電流は1/2サンプル周
期でコントローラに対する指示電流に加算し、サンプル
周期以外の1/2サンプル周期のタイミングでの切替え
はタイマ割込みを行う。更に4サンプル周期以降は、F
F電流による制御をやめて通常の位置制御に移行する。
【0111】コントローラは、オブザーバと状態フィー
ドバックループで構成される。このコントローラの特徴
は、2次のオブザーバであり、計算遅れを考慮したもの
で、カットオフ周波数は2kHzとなっている。また電
流値はオブザーバからの状態フィードバックと位置誤差
の加算の積分値、即ちPID制御と等化の制御である。
また次の目標性能はサーボ帯域が450Hz、位相余弦
が35°となっている。このコントローラのオブザーバ
は次式で定義される。
【0112】
【数3】
【0113】(1)式は、各サンプル周期において軌道
修正のための前処理及び電流を計算するためのエラー修
正式であり、y[k]を現在位置から目標位置を差し引
いた偏差として目標位置をオブザーバに反映させる。
(2)(3)(4)式は、オブザーバからの状態フィー
ドバックに位置誤差の積分値を加算するためのPIDと
等化の処理である。更に(5)式は、VCMに電流を出
力した後に次のサンプルタイミングでの位置を推定する
オブザーバの後処理計算としての位置推定式である。
【0114】最終的にVCM20に出力する電流値は、
キャリブレーションにより測定されたループゲイン及び
バイアスの補正値で修正される。即ち、次式に従った補
正を行う。
【0115】
【数4】
【0116】一方、シミュレータによってループゲイン
の値がずれたときの影響を調べる際には、FF電流出力
時のゲインを強制的に変更することで可能であり、この
場合には次式に従った処理を行う。
【0117】
【数5】
【0118】ここで右辺の「GainOfs」が変更分
のゲインを表わしている。図22は、オブザーバによる
図5の装置機能を実現するサーボ引込み処理のフローチ
ャートである。このオブザーバ制御は、基本的に図14
(A)(B)に示した本発明の短距離シーク制御と同じ
であるが、FF電流、目標位置軌道及びその修正につい
て、ステップS7〜S11で前記(1)〜(6)式に従
ったオブザーバの構造で提供される計算処理を行ってい
る点が相違するだけである。
【0119】本発明のシーク制御において、ループゲイ
ンをキャリブレーションで測定して補正した後、前記
(7)式に従って電流を出力するためのゲインを例えば
−20%〜+20%の範囲で5%間隔に変化させてルー
プゲインがずれた時の影響を実験した場合、図23
(A)〜(C)、図24(D)〜(F)、図25(G)
〜(I)の結果がられた。ここで400A〜400Iは
VCMの駆動電流、402A〜402Iはヘッド位置、
404A〜404Iは±0.1トラック以内となる整定
条件である。
【0120】この実験結果から図24(D)〜(F)の
ように、±5%程度の誤差であればオーバーシュート及
びアンダーシュートはほぼ位置制御時の回転同期ランア
ウト及び回転非同期ランアウトと同等レベルで問題はな
かった。しかし、図23(A)〜(C)及び図25
(G)〜(I)のように、それ以上の誤差になるとオー
バシュートまたはアンダーシュートが大きくなり、シー
ク時間が誤差に応じて延びている。また、ゲインを大き
くした時の方が、小さくした時よりもシーク時間の延び
が大きかった。
【0121】この結果から、ゲイン変動に対しシーク時
間の変動を小さくするためには、最初から故意にゲイン
を数%小さめに設定すればよいことがわかる。このルー
プゲインを数%小さく設定することは、つまりシーク距
離を正確に1.0トラックではなく0.98トラック等
のように僅かに小さく設定することを意味する。本発明
のシーク制御の実験においては、図26(A)〜(C)
および図27(A)(B)のように、シーク方向及びシ
ーク距離に応じて、シーク直後のオーバーシュートとア
ンダーシュートに差が見られた。ここで406A〜40
6EはVCMの駆動電流、408A〜408Eはヘッド
位置、410A〜410Eは±0.1トラック以内とな
る整定条件である。
【0122】この場合、アンダーシュートの大きさは、
図26(A)〜(C)および図27(D)のように、シ
ーク途中での目標位置を理想的な値よりも+0,20ト
ラック、+0.30トラック、+0.42トラック、+
0.50トラックというように、故意にずらすことで低
減できる。尚、図27(E)の+0.60トラックのよ
うに、ずらし過ぎるとオーバーシュートがでてしまう。
【0123】即ち、オーバーシュートとアンダーシュー
トの大きさは、シーク途中での目標位置を理想的な値よ
りも故意にずらすことで低減できることが確認された。
図28は4サンプルによるコアス制御であり、コアス制
御終了から1つ前の3サンプル目の目標位置軌道152
の値を例えば大きくするとオーバーシュート156が出
るようになり、目標位置軌道152の値を小さくすると
アンダーシュート158を生ずるようになる。このよう
にシーク制御の途中における目標位置軌道の値を調整す
ることを利用すれば、シーク後のオーバーシュートとア
ンダーシュートを自由に調整することが可能である。
【0124】実験によれば、シーク方向がフォワードか
リバースかによって、目標位置に到達した直後のオーバ
ーシュートとアンダーシュートが異なることが確認され
ている。図29(A)(B)はその実験結果である。図
29(A)は調整前であり、フォワード駆動電流412
Aによりヘッド位置414Aの制御が行われ、リバース
駆動電流416Aによりヘッド位置418Aの制御が行
われ、若干のアンダーシュートが見られる。
【0125】図29(B)は目標位置軌道の調整後であ
り、フォワード駆動電流412Bによりヘッド位置41
4Bの制御が行われ、リバース駆動電流416Bにより
ヘッド位置418Bの制御が行われ、アンダーシュート
が低減している。このようにシーク方向の相違によるオ
ーバーシュートとアンダーシュートを回避するため、フ
ォワードにおける目標位置とリバースにおける目標位置
を異なった値にすることが必要になる。
【0126】更に実験で、フォワード及びリバースの両
方向でオーバーシュートとアンダーシュートが出ないよ
うに調整した後に、同じ定数を使用してシーク距離を
1.5トラック、2.0トラック、3.0トラック、
4.0トラックと変えてシーク制御を行ったところ、シ
ーク距離が4.0トラックで再びオーバーシュートが発
生する現象が見られた。
【0127】この4.0トラックでのオーバーシュート
の発生は、VCMドライバ36の出力電圧が飽和するた
めFF電流の加速電流波形と減速電流波形に歪みが生じ
て電流波形が相似形にならないことに起因していること
が分かった。そこで本発明の短距離シーク制御を正しく
動作させるためには、FF電流波形の加速電流波形と減
速電流波形が相似形となる範囲でシーク距離を定める必
要がある。このようにFF電流波形が歪みを生じて相似
形が崩れるような場合には、波形周期を長くする必要が
ある。
【0128】このようなループゲイン誤差、オーバーシ
ュートとアンダーシュートの調整、シーク方向による
差、及びシーク距離による差を考慮して、最終的な目標
位置の設定値を得ると、図30の結果が得られている。
図30は、シーク制御を3サンプル周期で行い、且つF
F電流に三角波を使用した場合であり、シーク距離は
2.0トラック未満についてフォワード方向とリバース
方向を分けており、2.0トラック以上についてはシー
ク方向の区別はない。また各サンプルタイミングで目標
位置を求めるための修正係数は、例えば2.0トラック
未満でシーク方向がフォワードの場合は、−1.0、−
1.0、及び−0.550とする。
【0129】この図30の各サンプルタイミングでの修
正係数を用いた目標位置の算出は、図14のフローチャ
ートにおけるステップS7の位置誤差を求めるための目
標位置軌道の計算に使用される。即ち、目標位置軌道
は、 目標位置軌道=シーク距離×修正係数 で与えられる。例えば図30において、シーク距離が
1.0トラックでシーク方向がフォワードの場合、第1
サンプル目は目標位置は0、第2サンプル目も目標位置
は0、第3サンプル目は目標位置は0.45となる。第
4サンプル目は通常の位置制御に入るので、目標位置は
1.0となる。
【0130】このように本発明にあっては、目標位置軌
道を用いた位置フィードバック制御にFF電流を加えた
開ループ制御を行うにとどまらず、更にシーク距離及び
方向を考慮した目標位置軌道の修正を行うことで、予め
定めたサンプル数での短いシーク制御が実現できてい
る。次に本発明のシーク制御において、FF電流整合に
合わせて行う位置フィードバック制御の有効性を検証す
る。図57に示したように、トラック間隔は±20%程
度の変動を持っている。このようにトラック間隔が変動
を持っていても、本発明にあっては位置制御部64によ
る位置フィードバック制御をFF電流による開ループ制
御に加えて行うことで、低周波帯域の変動となる回転同
期ランアウトRRO及び回転非同期ランアウトNRRO
の影響を抑制できることが確認できている。
【0131】図31は、本発明のシーク制御を用いて1
トラックシークを作った時の、コアス制御終了時の到達
位置の変動を測定した結果である。これを図57の従来
例と比較すると、3分の1程度にトラック間隔の変動幅
が抑えられ、従来、±20%程度であったものが±6〜
7%程度の変動となっている。これは回転同期ランアウ
トRRO及び回転非同期ランアウトNRROの低周波成
分に対し、VCMが位置フィードバック制御により追従
していることを意味する。
【0132】したがって、4サンプルという短い時間で
あっても、本発明のように位置フィードバックの閉ルー
プ制御を行うことで回転同期ランアウトRRO及び回転
非同期ランアウトNRROの影響を小さくすることがで
きる。本発明のシーク制御にあっては、4サンプルに亘
るヘッドのシーク開始位置から目標位置までの制御にお
いて、シーク終了後にオーバーシュート及びアンダーシ
ュートがほとんど見られないことから、4サンプルの制
御が終了した時点、即ちコアス時間直後で整定状態とな
ることが、かなりの割合を占める。通常、コアス時間に
より目的位置に到達した後の整定判定は、例えば次の4
つの条件を満足するか否かで行っている。これを第1整
定判定条件とする。
【0133】第1整定判定条件 現在の位置誤差の絶対値が0.1トラック以下。 現在位置と1サンプル前の位置との差の絶対値が0.
09トラック以下。 現在の位置誤差の2倍から1サンプル前の位置誤差を
引いた値の絶対値が0.11トラック以下。
【0134】前記3つの条件〜を全て満足する状
態が4サンプル連続。 図32(A)は、この整定判定条件を満足する1トラッ
クシークのシーク時間の頻度分布を実験により求めた結
果であり、シーク時間はサンプル数8の部分に約90%
が集中している。ところが本発明のシーク制御にあって
は、指定された4サンプルの制御が終了した後のオーバ
ーシュートとアンダーシュートがほとんど見られないこ
とから、第2整定判定条件として単純に位置誤差の大き
さでシーク時間を判定する。即ち、第2整定判定条件を
シーク終了時の位置誤差が±0.1トラック以内とし、
この第2整定判定条件によるシーク時間を実験により求
めてみると、図32(B)のような結果となる。即ち、
図32(B)にあっては、サンプル数4付近に整定条件
を満足してシーク終了となる確率が約90%と非常に高
いことが分かる。
【0135】図33(A)は、第1整定判定条件につい
てのサンプル数で決まる時間に対するエラーレートの測
定結果であり、また図33(B)は、第2整定判定条件
によるサンプル数で決まる時間に対するエラーレートの
測定結果であり、位置誤差のみを条件とした第2整定判
定条件による図33(B)の整定判定で十分なエラーレ
ートが確保されていることが分かる。
【0136】このような指定サンプル数に従ったシーク
制御の終了時点で、位置誤差のみの判定で十分な整定判
定が得られることに基づき、本発明にあっては、図13
のフローチャートのステップS6〜S8に示したよう
に、リードシークについてはステップS7で第2整定判
定条件である位置誤差のみの整定判定を行い、リード許
容範囲にヘッド位置が収まっていれば、直ちにステップ
S8でリード許可を与えるようにしている。
【0137】これに対しライトシークについては、シー
ク終了後のオーバーシュートに起因した位置ずれによっ
てデータを誤って消去する危険性があることから、図1
3のステップS10において、前述した第1整定判定条
件による判定処理を行う。図34は、本発明によるシー
ク制御と従来のシーク制御について、ライトシークで使
用される第1整定判定条件での距離が1トラックの時の
シーク時間の測定結果の確率分布であり、図35に同じ
くエラーレートを示している。図34にあっては、従来
のシーク時間が確率分布248に示すようにほぼガウス
分布となって、しかもサンプル数15という比較的長い
シーク時間を必要としている。
【0138】これに対し本発明にあっては、確率分布2
40に示すように、サンプル数8付近に約95%が分布
し、確率分布もサンプル数8に集中したピーク的な特異
な分布を持っている。従って、第1整定判定条件による
ライトシークにあっても、従来の15〜16サンプルに
対し8サンプルと、ほぼ半分のシーク時間に短縮できる
ことが確認されている。 (2)FF波形のキャリブレーション 本発明のシーク制御で使用するFF電流は、シーク後の
速度が0になるならば、計算式で求まる値にシーク距離
及びループゲイン分の補正を施すだけでよい。しかしな
がら実際には、FF電流が加速電流と減速電流で波形面
積が異なるような場合には、シーク後の速度は0になら
ない。
【0139】図36は、本発明で使用するFF電流の補
正の手順を示している。まず図36(A)のFF電流1
62は、計算式から求められた波形であり、この波形に
よるシーク制御で図36(D)のようなヘッド軌道16
4が得られる。このヘッド軌道164は、ゲイン不足で
目標位置となる1.0トラックに移動できず、元に戻る
部分164−1を生じている。
【0140】そこで図36(B)の電流波形166のよ
うに、電流の振幅を変化させ、図36(E)のように、
ヘッド軌道168をフラットな部分168−1となるよ
うに補正する。更に図36(B)の波形では、目標位置
となる1.0トラックに達していないことから、図36
(C)の波形170のように、更に振幅を増加させ、図
36(F)のヘッド軌道172のように、目標位置とな
る1.0トラックに到達して整定するように電流波形を
調整する。
【0141】図37は、コントローラにおける演算処理
のタスクによる時間遅れを考慮したFF電流波形の補正
である。シーク命令を受信した直後のサンプルタイミン
グでは、シーク制御に必要な初期計算を多数実行しなけ
ればならないため、それ以降のサンプルタイミングに比
べ、VCMに対し電流を出力するタイミングが遅れる。
【0142】事前に時間遅れが予測できれば、最初のサ
ンプルタイミングの電流値を時間遅れ分だけ補正する。
図37(A)は、最初のサンプルタイミングT1で図3
7(B)のように、初期計算のために比較的時間のかか
るタスク174−1を行い、時刻t2で処理を終了し
て、図37(C)に示すように、最初のVCM電流を流
す。
【0143】この時の時刻t1からの遅れ時間をTd2
とする。これに対し、本来はそれより短い遅延時間Td
1でFF電流178を流すことを予定していたとする。
そこで、遅延時間Td1に対する遅延時間Td2の差分
即ち178の部分に相当する面積を時刻t2からの電流
値に上乗せすることで補正したFF電流を使用する。こ
れによって、最初のサンプルタイミングの初期計算に時
間が掛かって最初のFF電流の出力に遅れを生じても、
この遅れによる影響を受けることなく、正しいFF電流
をVCMに流すことができる。
【0144】またFF電流の調整としては、事前にシー
ク方向により異なる摩擦力が測定できれば、その摩擦力
を考慮した補正をすることが望ましい。更に、FF電流
における加速電流と減速電流の波形が異なる場合には、
加速電流及び減速電流を使った開ループ制御によるシー
クを行った後の速度を測定し、加速側または減速側のど
ちらかを増減することでシーク終了時の速度を零に修正
してもよい。
【0145】図38は、本発明のシーク制御についてマ
ルチレート制御を行った場合のタイムチャートである。
即ち、図5のシーク制御にあっては、FF電流のみを1
/2サンプル周期ごとに変化させているが、図38のマ
ルチレート制御については、これに加えて目標位置軌道
とその修正についても、1/2サンプル周期ごとに処理
を行うようにしたことを特徴とする。
【0146】即ち、時刻t1,t4,t7のサンプルタ
イミングごとにヘッド位置を検出して目標位置との差を
とり、1フィードバック制御による電流値を計算して、
そのときのFF電流と加算してVCMに電流を出力す
る。更に、マルチレート制御によりサンプルタイミング
の間のVCMの動作を予測して目標位置との差をとって
電流を計算し、これにFF電流を加えて、図38(C)
のように、例えば時刻t1のサンプルタイミングに同期
した図38(B)のタスク182−1による時刻t2の
電流出力に対し、サンプル周期T1の半分のT/2遅れ
た時刻t3で、タスク184−1で求めた電流をずらし
てVCMに供給する。
【0147】時刻t4〜t6のサンプルタイミングの間
についても、時刻t5のタイミングで同様にしてマルチ
レート制御によるVCM電流の出力を行う。更に、時刻
t7〜t9の間の時刻t8のタイミングについても同様
である。このマルチレート制御におけるサンプルタイミ
ング間での目標位置の予測は、目標位置と実際の位置と
の位置誤差を0として計算する方法、次のサンプルタイ
ミングの位置との間の補間により求める方法、予め設定
した計算式に従って目標位置を生成する方法などが使用
できる。
【0148】このようなマルチレート制御との併用によ
り、更に高精度のFF電流の出力に合わせた位置フィー
ドバック制御が実現でき、シーク終了後のオーバーシュ
ート及びアンダーシュートの発生をより確実に抑えるこ
とができる。図39(A)〜(E)は、本発明で使用す
るFF電流波形をサンプル数について表わしている。即
ち図39(A)はサンプルクロックであり、これに対応
して図39(B)は2サンプル周期の三角波FF電流1
88、図39(C)は3サンプル周期の三角波FF電流
190、図39(D)は4サンプル周期の三角波FF電
流、更に図39(E)は5サンプル周期の三角波FF電
流194である。
【0149】図40(A)〜(E)は、図40(A)の
サンプルクロックと共に、図40(B)〜(E)と同
様、矩形波FF電流について、2サンプル周期、3サン
プル周期、4サンプル周期、及び5サンプル周期の各F
F電流196,198,200,202を示している。
図41(A)〜(E)は、図41(A)のサンプルクロ
ックに対し、図41(B)〜(E)に台形状のFF電流
波形について、2サンプル周期、3サンプル周期、4サ
ンプル周期、5サンプル周期のそれぞれのFF電流20
4,206,208,210を示している。
【0150】図42は、図42(A)の2サンプル周期
のサンプルクロックに対し、図42(B)(C)(D)
のそれぞれに、途中に0区間214をもった三角形FF
電流212、矩形FF電流216及び台形FF電流21
8を示している。図43(A)は、途中に0区間を設け
ない場合の矩形FF電流220であり、前半の加速電流
と後半の加速電流の面積が同じにならない。これに対し
図43(B)のように途中に0区間228を設けた場合
には、破線の理想的な矩形電流波形に対し実線の実際の
電流波形226の相違が前半の加速側と後半の減速側で
同じになり、加速電流と減速電流の相似性を確保するこ
とができる。
【0151】したがって、FF電流の波形歪みによって
前半の加速電流と後半の減速電流が相似にならない場合
には、図42(B)〜(D)に示すような途中に0区間
をもった三角形、矩形または台形のFF電流を使用する
ことが望ましい。図44は、本発明のシーク制御による
1トラックシークにおいて、FF電流を1サンプル間に
1回変化させる場合のFF電流波形を示す。図44
(A)のサンプル周期のサンプルクロックに対し、例え
ば5〜10サンプルタイミング(4〜9サンプル周期)
を使用する。図44(A)(B)は、5サンプルタイミ
ング(4サンプル周期)の場合であり、矩形FF電流4
20、零区間をもつ台形FF電流42を使用する。三角
形FF電流424の場合は、図44(D)のように、7
サンプルタイミング(6サンプル周期)となる。これに
零区間を設けた三角形FF電流426は、図44(E)
にように、8サンプルタイミング(7サンプル周期)と
なる。
【0152】以上のような製造段階でのキャリブレーシ
ョンの最終目標は、シーク時間を最短とするように調整
することである。シーク時間は図33(A)のライトシ
ーク、図33(B)のリードシークに示したように、エ
ラーレートを測定することで正確に比較することができ
る。したがって、キャリブレーションの最終段階で行う
目標位置軌道の修正について、行った修正が最適か否か
を判断するためにエラーレートを測定し、エラーレート
が一定の値でのシーク時間を求めて比較することで、最
適な目標位置軌道の修正値を決めることができる。 (3)運用段階のキャリブレーション 図45は、図15のステップS4〜S7の運用段階の処
理における自動キャリブレーションの詳細を示したフロ
ーチャートである。
【0153】図45において、自動キャリブレーション
は、まずステップS1で、本発明のシーク制御の有無を
チェックしており、シーク制御が行われるとステップS
2に進んで、シーク時間の計測処理を行う。シーク結果
の記録はシーク距離ごとに分けて行う。図46は、例え
ば1.0トラックのシーク距離を例にとってシーク時間
の計測結果の記録を行う計測用バッファの例を示してい
る。
【0154】この実施例にあっては、例えば経過時間5
分ごとのシーク時間を記憶する4つのバッファ284−
1〜284−4を設けており、各バッファはサンプル数
4,5,6,7,8,・・・で決まる各シーク時間の回
数を記録する領域を備えている。例えば、バッファ28
4−1は現時点におけるシーク時間を記録し、バッファ
284−2は5分前のシーク時間を記録しており、バッ
ファ284−3は10分前のシーク時間を記録してお
り、更にバッファ284−4は15分前のシーク時間を
記録している。
【0155】そして現在時刻でのバッファ284−1で
の記録時間が5分を経過すると、最も古い15分前のバ
ッファ284−4の内容を消去し、シーク時間の回数を
記録する処理を繰り返す。これによって現在時刻から1
5分間に亘るシーク時間の各回数の記録状態が常に保持
できる。再び図45を参照するに、ステップS2でシー
ク時間の計測ができたならばステップS3に進み、シー
ク時間の計測結果から同一シーク距離におけるシーク時
間の回数の確率分布を生成する。具体的には、図32
(A)(B)に示したように、シーク時間はライトシー
クとリードシークに分けて計測結果を記憶しており、そ
れぞれのシーク時間の回数の確率分布を図32(A)
(B)のように生成する。
【0156】次にステップS4に進み、指定した確率の
シーク時間が予め定めた基準時間をオーバーしたか否か
チェックする。例えば図32(B)のリードシークを例
にとると、指定確率として例えば80%を指定し、この
指定確率の基準時間を例えば4サンプルとする。このた
め、ステップS3で求めた実際のリードシークの確率分
布について、指定確率80%を超える確率分布の時間が
基準時間である4サンプルを超えて増加するか否かをキ
ャリブレーション判定基準とすることになる。
【0157】ステップS4で指定確率のシーク時間が基
準時間をオーバーした場合には、キャリブレーションの
必要があるものと判断し、ステップS5で位置制御のル
ープゲインを測定する。このループゲインの測定は、全
トラックでキャリブレーション対象となったシーク距離
のシーク制御を行って、そのときのループゲインを測定
して平均値を求める。次にステップS6で、実測された
ループゲインが製造段階で設定された正しいループゲイ
ンの値に一致しているか否か比較し、不一致の場合には
ループゲインがずれていることから、正しい値にループ
ゲインを補正する。
【0158】ループゲインの補正処理が済んだならばス
テップS7に進み、FF電流の調整を行う。図47は、
図45のステップS7で行うFF電流の調整処理のフロ
ーチャートである。このFF電流の調整を可能とするた
め、本発明のディスク装置にあっては、ROMに予め図
39(B)〜(E)、図40(B)〜(E)、及び図4
1(B)〜(E)のそれぞれに示した三角波、矩形波、
及び台形波のFF電流をサンプル数3,4,5,6ごと
に予め記憶しているものとする。
【0159】図47のFF電流の調整にあっては、まず
ステップS1で三角波、矩形波、台形波の3種類の内の
特定の電流波形を選択し、ステップS2で、選択したF
F電流とこれに対応する目標位置軌道に基づいて、例え
ば1.0トラックのシーク制御を行い、ステップS3で
シーク時間を計測する。この場合のシーク制御とシーク
時間の計測処理は、図48のフローチャートのように、
全トラックの全セクタについてシーク時間を測定して、
その平均値を算出する。
【0160】即ち、図48のシーク時間計測処理にあっ
ては、まずステップS1で所定のシーク開始トラックに
シークした後に、ステップS2で、そのトラックの開始
セクタか否かチェックし、予め指定した開始セクタに達
すると、ステップS3で、予め指定したトラック数分の
シーク例えば1.0トラックシークを行い、ステップS
4で、そのシーク時間を測定する。
【0161】1セクタ分のシークが済むと、再びステッ
プS5で元の開始トラックに戻し、ステップS6で全セ
クタのシーク時間の計測を終了するまで、ステップS7
で開始セクタを1つアップしながら、ステップS2〜S
5の処理を繰り返す。ステップS6で全セクタのシーク
時間の計測が終了すると、ステップS8に進み、全トラ
ックの計測を終了したか否かチェックし、終了していな
い場合には、ステップS9でシーク開始トラックを1つ
アップし、ステップS2からの処理を繰り返す。
【0162】全トラックの計測が終了するとステップS
10に進み、測定されたシーク時間から平均シーク時間
を算出する。なお全てのトラックの全セクタについてシ
ーク時間の計測を行うことは処理に時間がかかることか
ら、例えば特定のトラックを指定して全セクタのシーク
時間を計測して、その平均シーク時間を算出するように
してもよい。
【0163】再び図47を参照するに、ステップS3で
シーク時間の計測が終了したならば、ステップS4に進
み、全ての波形についてのシーク時間計測処理が済んだ
か否かチェックし、済んでいなければステップS5で次
のFF波形を選択して、ステップS2からの処理を繰り
返す。ステップS4で全波形のシーク時間の計測が終了
したならば、ステップS6で、最小となるシーク時間の
FF波形を選択する。
【0164】続いてステップS7で、選択したFF波形
の最小時間が所定の基準時間以下か否かチェックする。
基準時間以下であればステップS8に進み、最小時間と
なる選択されたFF電流の波形を最適波形として登録す
る。一方、ステップS7で基準時間を超えていた場合に
は、FF波形の選択ではシーク時間に改善が見られない
ことから、ステップS9に進み、最小時間となったFF
波形の周期を変化させ、ステップS10で、周期を変化
させたFF波形と目標位置軌道を使用したシーク制御を
行って、ステップS11でシーク時間を計測する。
【0165】この場合のシーク制御によるシーク時間の
計測も、図48のフローチャートに従って全トラックの
全セクタについて行ったシーク時間の計測結果の平均値
を使用する。ステップS11でシーク時間の計測が済ん
だならば、再びステップS7に戻り、波形周期を変えた
ことによるシーク時間が基準時間以下か否かチェックす
る。
【0166】基準時間以下であればステップS8に進
み、周期を変化させた波形を最適なFF波形として登録
する。なおステップS9における波形周期の変化は、装
置の共振周期を考慮し、共振周期にあまり近付けない範
囲で変化させる必要がある。ここで図45の自動キャリ
ブレーションにあっては、シーク時間を計測し、各シー
ク距離におけるシーク時間の回数の確率分布からキャリ
ブレーションの必要性を判断しているが、各シーク距離
のシーク時間の計測結果から図33(A)(B)に示し
たようなライトシーク及びリードシークのシーク時間に
対するエラーレートのカーブを求め、エラーレートのカ
ーブが予め定めた許容範囲を超えた場合にキャリブレー
ションを実行するようにしてもよい。
【0167】また別のキャリブレーションの判断とし
て、各シーク距離ごとの基準シーク時間を定めておき、
この基準シーク時間をオーバーする割合を求め、オーバ
ーする割合が所定値を超えたときにキャリブレーション
を行うようにしてもよい。この場合、基準シーク時間を
オーバーする割合を求める際に、全回数でオーバーした
回数を単純に割算してもよい。更に、割算の代わりに 1≧(基準範囲内でのシーク時間の回数)/2n >0.5 1≧(基準範囲外でのシーク時間の回数)/2m >0.5 となるn,mを求め、ある定数M0 を定め、 n≧m+M0 となる条件を比較判定してもよい。
【0168】この条件を満足する場合には、エラーレー
トが1/2のM0 以下であることが保証できる。このよ
うに基準値よりも大きいか否かをキャリブレーションの
判断基準とすれば、異なるシーク距離の場合であっても
同一のカウンタでシーク時間の回数が計測でき、シーク
距離ごとのシーク時間の回数の記録が不要であることか
ら、シーク時間の回数の計測結果の記憶管理が簡単にで
きる。 4.長距離シーク制御の引込み制御 図49は、本発明によるFF電流の開ループ制御と目標
位置軌道及びその修正値を用いた位置フィードバック制
御を、従来の速度制御から位置制御に切り替えるときの
引込み制御に用いた実施例である。
【0169】図49において、長距離シーク制御部27
2は、例えば13トラック以上のシーク距離について、
速度制御に従ってアクチュエータ18のVCMに電流を
流すシーク制御を行う。即ち、シークコマンドを受領
し、シーク距離が13トラック以上であった場合には、
ヘッド位置信号による現在位置から目標位置までの残り
トラック数(トラックディファレンス)に応じ、予め定
めた目標速度テーブルから対応する目標速度を読み出
し、速度フィードバック制御を行うことによりヘッドを
目標位置に移動する。
【0170】長距離シーク制御部272による速度制御
によるヘッド移動で、目標位置までの残りトラック数が
予め定めた一定距離例えば1トラック手前となったと
き、切替制御部275を起動し、FF電流、目標位置軌
道、及び位置制御に従った引込み制御を行う。この引込
み制御の際に使用するFF電流、目標位置軌道は、切替
制御部275で生成される。切替制御部275は、長距
離シークから引込み制御に切り替える際の速度を検出す
る速度検出部274、切替時の速度を0とするための電
流−I1及びその電流−I1によるシーク距離L1を算
出する第1演算部276、目標位置までの距離L0から
第1演算部276で演算したシーク距離L1を差し引い
たシーク距離L2についてのFF電流と目標位置軌道を
演算する第2演算部278、第1演算部276と第2演
算部278の各電流及び目標位置軌道をそれぞれFF電
流設定部56及び目標位置軌道設定部58に出力する加
算部280を備える。
【0171】切替制御部275に続いて設けられた回路
部は、図5の本発明の短距離シーク制御を行うための回
路部と同じであり、設定制御部54、FF電流設定部5
6、目標位置軌道設定部58、修正値設定部60、加算
点62、位置制御部64、加算点66で構成される。加
算点66に続いては、長距離シーク制御部272の速度
制御による電流を加算するための加算点282が設けら
れている。
【0172】図50は、図49の実施例におけるシーク
制御のフローチャートである。まずシーク距離が12ト
ラック以下となる短距離シークについては、図13のス
テップS4と同じである。これに対し13トラックを超
える長距離シークについては、ステップS14で通常の
速度制御によるシーク制御を行った後、ステップS15
で残り距離が指定範囲内、例えば1.0トラック手前に
達したことを判別すると、ステップS16に進み、切替
制御部275に従った引込みシーク制御を行う。引込み
シーク制御後の整定判定を伴う一連の処理は図13と同
じである。
【0173】図51(A)〜(F)は、図49の切替制
御部275によるFF電流及び目標位置軌道の設定処理
であり、目標位置までの制御期間を4サンプルに設定し
た場合を例にとっている。まず切替制御部275の第1
演算部276は、引込みシーク制御に切り替えた際の速
度検出部274で検出された切替時のヘッド移動速度V
を目標位置までに0とする電流−I1を算出し、且つ、
この電流−I1をアクチュエータ18に流したときの目
標位置軌道を算出する。
【0174】図51(A)は、第1演算部276で算出
される制御切替時のヘッド速度Vを0とするための電流
−I1の電流波形252を示している。この電流波形2
52をアクチュエータ18のVCMに流すことで、図5
1(D)のヘッド移動軌道256を与える目標位置軌道
254を求める。この目標位置軌道254によるシーク
距離L1は、目標位置までのシーク距離L0 より小さ
く、目標位置の途中でヘッド移動速度が零となってい
る。図48の第2演算部278は、目標位置までのシー
ク距離L0 から第1演算分276で喪とめたシーク距離
L1 を差し引いたシーク距離L2(=L0 −L1)につ
いて、ヘッドを目標位置に移動させるためのFF電流及
び目標移動軌道を算出する。
【0175】図51(B)は、シーク距離L2、3サン
プル周期でシーク制御する際のピーク電流I2をもつF
F波形258であり、図51(E)は、このFF電流波
形258をアクチュエータ18のVCMに流したときの
目標位置軌道260である。図49の加算部280は、
第1演算部276と第2演算部278で演算した図51
(A)の電流252と図51(B)のFF電流258を
加算した図50(C)に示すFF電流262を求め、設
定制御部54を介してFF電流設定部56に設定する。
【0176】また加算部280は、第1演算部276で
演算した図51(D)の目標位置軌道254と第2演算
部278で演算した図51(E)の目標位置軌道260
を加算した図51(F)の目標位置軌道264を、設定
制御部54を介して目標位置軌道設定部58に設定す
る。このため切替後の引込み制御にあっては、図51
(C)のFF電流が1/2サンプルタイミングごとに加
算点66に与えられてアクチュエータ18のVCMに電
流を流し、同時に図51(F)の目標位置軌道264が
各サンプルタイミングごとに加算点62に与えられてヘ
ッド位置との誤差が求められ、この誤差に応じた位置制
御部64による位置フィードバック制御が行われ、4サ
ンプルでヘッドを目標位置に制御して引き込むことがで
きる。
【0177】図52は、図50におけるステップS16
の引込みシーク制御のフローチャートである。まずステ
ップS1で、速度検出部274が切替地点の速度V0 を
測定する。次にステップS2で、第1演算部276が速
度V0 を目標位置の手前のT1時間で0とする電流I1
を算出する。次にステップS3で、電流I1をT1時間
流したときの位置L1を算出する。即ち、L1=0.5
×I1×BL/m×T1として求める。
【0178】次にステップS4で、第2演算部278が
目標位置までのシーク距離L0 からステップS3で算出
した位置L1を差し引いたシーク距離L2について、指
定されたサンプル数で変化するFF電流I2及び目標位
置軌道をROMのテーブルから読み出して決定する。続
いてステップS5で、加算部280が各サンプルタイミ
ングでの電流値をI0 =I1+I2として求め、また各
サンプル点での目標位置軌道をL0 =L1+L2として
求める。
【0179】続いてステップS6でサンプルタイミング
を判別し、各サンプルタイミングごとに、ステップS7
でVCM電流を計算して出力する。即ち、加算電流I0
にループゲインとバイアスを補正したVCM電流を計算
して出力する。続いてステップS8で、指定サンプル数
に達したか否かチェックし、指定サンプル数に達してい
なければ、ステップS9でサンプル数のカウンタCNT
を1つアップし、ステップS6でサンプルタイミングに
達するごとにステップS7のVCM電流の計算出力を繰
り返し、ステップS8で、指定された4サンプル目で通
常の位置制御に切り替えて引込みを終了する。 5.衝撃センサによる監視 図53は、本発明によるシーク制御中に装置に加わる衝
撃を検知してシークエラーを回避するようにした実施例
である。図53において、ディスクエンクロージャ12
とコントロールユニット10で構成された本発明のディ
スク装置には、更に衝撃センサ270が設けられてい
る。
【0180】衝撃センサ270としては、例えば加速度
センサを使用する。衝撃センサ270で検出された衝撃
の強さ例えば加速度は、シーク制御中にMPU24で監
視され、許容値以上の衝撃が検知された場合には、衝撃
による振動が収束した状態となるまでの整定判定を行う
ようにしている。図54のフローチャートは、図53の
衝撃センサ270を設けた場合の本発明によるシーク制
御の処理である。シーク制御そのものは、図49の通常
のシーク制御による目標値の手前で本発明のシーク制御
を用いた引込み制御を行う場合の処理を例にとってい
る。もちろん、図13に示した短距離シーク制御につい
て適用してもよいことは勿論である。
【0181】図54のフローチャートにあっては、リー
ドシーク側について新たにステップS100,S101
の処理により衝撃センサによる衝撃検出の有無をチェッ
クし、所定値を超える衝撃があった場合には、ステップ
S101で衝撃センサの検出値が規定値以下に低下する
までの整定判定処理を行い、その後にステップS8でリ
ード許可を出すようにしている。
【0182】一方、ライトシークについては、ステップ
S10の整定判定条件によって、規定値を超える衝撃が
あっても十分な判定処理が可能である。更に、衝撃が極
端に大きくシーク制御が不要となるような大きな位置ず
れが生ずるような場合には、シーク制御を途中で停止
し、ヘッド移動速度を常に零とするような速度制御を行
って、衝撃によるヘッドの移動を抑え、その後にリトラ
イ動作によりシーク制御を行うようにしてもよい。 6.その他 本発明の実施形態にあっては、FF電流の波形周期を決
める場合の共振として、ヘッドのアクチュエータの共振
周期を考慮したが、VCMやスピンドルモータを取り付
けているディスクエンクロージャ(筐体)の共振を測定
できる場合には、FF電流を筐体の共振についても影響
を与えないように波形と周期を設定することが望まし
い。
【0183】更に、ディスク装置に音量を測定するセン
サもしくは筐体の振動を測定する振動センサを取り付
け、音量もしくは振動を最小とするようにFF電流の波
形と周期を決めるようにしてもよい。更に、装置の運用
段階で共振周波数を測定し、共振周波数に変化が生じて
いる場合に、この変化に対応してFF電流の周期及び波
形を修正または変更し、更に装置ごとに微妙な異なった
共振周波数のずれに対応したFF電流の周期及び波形を
決めることが望ましい。
【0184】更に、共振周波数がサンプリング周波数の
2分の1より大きい場合、即ちナイキスト周波数よりも
大きい場合には、共振周波数がナイキスト周波数で折り
返されて見える。このため、共振周波数が測定できてい
れば、このナイキスト周波数による折返しを考慮した最
適なFF電流の周期の設定が可能である。一方、図4に
示したサーボパターンから読み出されるヘッド位置信号
N,Qは、例えば媒体欠陥やリードヘッドのコア幅に対
しトラック幅が大きかった場合には、一時的にヘッド位
置に対応した位置信号が得られなくなる場合がある。こ
のように位置信号が正常に得られなくなるサンプルタイ
ミングでサンプリングした位置信号を使用してシーク制
御を行うと、エラーを起こすことになる。
【0185】したがって、位置信号が正常に得られない
タイミングが予め分かっていれば、その場所を通過する
際にヘッドは目標位置軌道に正確に追従しているものと
仮定したシーク制御を行えばよい。またヘッド位置信号
が正確に得られないタイミングで生ずるシーク後のオー
バーシュート及びアンダーシュートを予め測定し、この
オーバーシュート及びアンダーシュートをなくすように
目標位置軌道の修正値を設定させてもよい。
【0186】更に上記の実施例は、ディスク媒体の回転
速度が5400rpm、1トラック当たりのサーボフレ
ームを60フレームとしてサンプリング周期185.6
μsとした場合を例にとっているが、サンプリング周期
はディスクの回転数と1トラック当たりのサーボフレー
ムの数により適宜に決まる値であり、実施形態の数値に
よる限定は受けない。
【0187】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、シーク命令による12トラック以下の短距離シー
ク、望ましくは1〜4トラック程度の短距離シークにつ
いて、機械共振、シーク距離の差、シーク方向の差、回
転同期ランアウト及び回転非同期ランアウト等の影響を
受けることなく、高速なシーク制御が実現できる。特に
1トラックや2トラックなどの短い距離のシーク制御に
あっては、コアス時間を4サンプル(3サンプル周
期)、整定を含めたシーク時間を10サンプル(9サン
プル周期)程度に抑えることができ、セクタサーボによ
ってヘッド位置信号が得られるサンプル周期が長くなっ
たディスク装置であっても、高速なシーク制御を実現す
ることができる。
【0188】更に、本発明の1,2トラック等の短い距
離のシーク制御を、長い距離のシーク制御を行う速度制
御に従った通常速度制御の目標位置への引込み制御に組
み合わせることで、速度制御によるシーク制御の整定を
高速に実現することができる。更に、装置の運用段階に
おいて、シーク時間が予定した性能を下回るような場合
について、自動的にキャリブレーションを実行して最適
シーク条件に回復させることができ、装置の安定的な性
能保証が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明のディスク装置の構成図
【図3】ディスクのサーボフレームの説明図
【図4】サーボフレームと復調されるヘッド位置信号の
説明図
【図5】本発明の短距離シーク制御の基本構成のブロッ
ク図
【図6】図5のFF電流、目標移動軌道及び軌道修正の
設定処理の実施形態のブロック図
【図7】図6のフォワードテーブルの説明図
【図8】本発明によるシーク距離とサンプル数の対応の
説明図
【図9】図6のシーク距離修正処理部のブロック図
【図10】回転同期ランアウトとシーク距離の関係の説
明図
【図11】図6のヘッド切替修正部のブロック図
【図12】図5の短距離シーク制御のタイムチャート
【図13】図2のシーク制御の全体処理のフローチャー
【図14】図13の短距離シーク制御のフローチャート
【図15】本発明のキャリブレーションの手順のフロー
チャート
【図16】共振を調べるためのシミュレーションモデル
の説明図
【図17】図16のシミュレーションモデルの周波数特
性図
【図18】シミュレーションに使用する方形波FF電流
の説明図
【図19】FF電流波形の周期によるシーク後の振動状
態の説明図
【図20】本発明のシーク制御に使用する三角波FF電
流波形の説明図
【図21】FF電流として方形波と三角波を与えた場合
のシーク後の振動振幅と周期の関係の説明図
【図22】本発明の短距離シーク制御のフローチャート
【図23】ループゲインを変化させたときの実験結果の
説明図
【図24】ループゲインを変化させたときの実験結果の
説明図(続き)
【図25】ループゲインを変化させたときの実験結果の
説明図(続き)
【図26】目標位置を故意にずらしたときの実験結果の
説明図
【図27】目標位置を故意にずらしたときの実験結果の
説明図(続き)
【図28】目標位置軌道を変化させたときのシーク後の
位置誤差の応答関係の説明図
【図29】フォワード方向とリバース方向でシーク制御
の実験結果の説明図
【図30】シミュレータで得られたシーク距離、シーク
方向に応じた目標位置軌道の修正値の説明図
【図31】本発明のシーク制御を用いて1トラックシー
クを作った時のコアス制御終了時の到達位置の変動の説
明図
【図32】本発明のシーク制御について2種の整定判定
条件を用いたシーク時間の頻度分布の説明図
【図33】本発明のシーク制御について2種の整定判定
条件を用いたシーク時間のエラーレートについての頻度
分布の説明図
【図34】本発明と従来のシーク制御のシーク時間の頻
度分布の説明図
【図35】本発明と従来のシーク制御のシーク時間のエ
ラーレートについての頻度分布の説明図
【図36】本発明で使用するFF電流波形のキャリブレ
ーションの手順の説明図
【図37】本発明の第1サンプル目で流す電流のタイミ
ング遅れを補正するFF電流波形の補正の説明図
【図38】1/2サンプルタイミングでFF電流に加え
目標位置軌道を予測して位置制御するマルチレート制御
のタイムチャート
【図39】サンプル数に対する三角波FF電流波形の説
明図
【図40】サンプル数に対する方形波FF電流波形の説
明図
【図41】サンプル数に対する台形波FF電流波形の説
明図
【図42】途中に零区間を設けたFF電流波形の説明図
【図43】零区間の有無によるFF矩形波電流と実電流
の歪みとの関係の説明図
【図44】1サンプル間に1回電流を変化させる場合の
FF電流波形の説明図
【図45】装置の運用段階で行う自動キャリブレーショ
ンのフローチャート
【図46】図45のシーク時間の計測で使用する計測バ
ッファの説明図
【図47】図45のFF波形の調整処理のフローチャー
【図48】図47で行うシーク時間計測処理のフローチ
ャート
【図49】通常の長距離シークの引込み制御に本発明を
適用した実施形態のブロック図
【図50】図49のシーク制御のフローチャート
【図51】図49の切替制御部によるFF電流と目標位
置軌道の算出処理の説明図
【図52】図49の切替制御部による引込み制御のフロ
ーチャート
【図53】衝撃センサを用いた本発明の実施形態のブロ
ック図
【図54】衝撃センサを用いたシーク制御のフローチャ
ート
【図55】シーク時間、コアス時間、整定時間の定義の
説明図
【図56】従来装置の回転同期ランアウト及び回転非同
期ランアウトを計測した結果の説明図
【図57】従来装置のトラック間隔の変動幅を計測した
結果の説明図
【符号の説明】
10:コントロールユニット 12:ディスクエンクロージャ 14:ディスク 16:スピンドルモータ 18:アクチュエータ 20:ボイスコイルモータ(VCM) 21,22:ヘッド 24:MPU 26:ROM 28:RAM 30:キャッシュRAM 32:インタフェースコントローラ 34:スピンドルモータドライバ 36:VCMドライバ 38:サーボデコーダ(サーボ復調回路) 42:リード/ライトユニット(データ復調回路/デー
タ変調回路) 44:バス 46:データ面 48i,48i+1:トラック 50i,50i+1:サーボフレーム 51:サーボマーク 52:トラックアドレス 53:サーボパターン 54:設定制御部 56:FF電流設定部(フィードフォワード電流設定
部) 58:目標位置起動設定部 60:修正値設定部 62,66,282:加算点 64:位置制御部 74−1:フォワードテーブル 74−2:リバーステーブル 76:修正演算部 80:テーブル修正部 90:シーク距離修正処理部 100:ヘッド切替修正処理部 132:回転同期ランアウトテーブル 138,142:演算部 140:ヘッドオフセットテーブル 146:FF電流 148−1:加速電流 148−2:減速電流 150:目標位置軌道 152:目標位置軌道修正 154:ヘッド軌道 270:衝撃センサ 272:長距離シーク制御部 274:速度検出部 275:切替制御部 276:第1演算部 278:第2演算部 280:加算部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27
【補正方法】変更
【補正内容】
【図27】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】変更
【補正内容】
【図29】
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正内容】
【0130】このように本発明にあっては、目標位置軌
道を用いた位置フィードバック制御にFF電流を加えた
ループ制御を行うにとどまらず、更にシーク距離及び
方向を考慮した目標位置軌道の修正を行うことで,予め
定めたサンプル数での短いシーク制御が実現できてい
る。次に本発明のシーク制御において、FF電流制御
合わせて行う位置フィードバック制御の有効性を検証す
る.図57に示したように,トラック間隔は±20%程
度の変動を持っている。このようにトラック間隔が変動
を持っていても、本発明にあっては位置制御部64によ
る位置フィードバック制御をFF電流による開ループ制
御に加えて行うことで、低周波帯域の変動となる回転同
期ランアウトPRO及び回転非同期ランアウトNPRO
の影響を抑制できることが確認できている。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラック情報とヘッド位置情報を含むサー
    ボフレームがトラック上に離散的に記録されたディスク
    媒体と、 前記ディスク媒体に対しヘッドを移動させるアクチュエ
    ータと、 電流により動作して前記アクチュエータを駆動するモー
    タと、 前記ヘッドの読取信号からヘッド位置信号とトラック情
    報を所定のサンプル周期毎に検出するサーボ復調手段
    と、 上位装置からシーク命令を受けた際、指定された目標位
    置に向けて前記ヘッドを移動して位置決めさせるシーク
    制御手段と、を備えたディスク装置に於いて、 前記シーク制御手段は、 上位装置からのシーク命令が所定シーク距離以下の場
    合、前記ヘッド位置信号のサンプル周期の複数周期に亘
    る短距離コアス制御期間を設定し、該短距離コアス制御
    期間の制御開始時を含む各サンプルタイミング毎に制御
    動作を指示する設定制御手段と、 前記短距離コアス制御期間で前記ヘッドをシーク開始位
    置から目標位置に移動させるに必要なフィードフォワー
    ド電流の値を、前記短距離シーク期間の制御終了時を除
    くサンプルタイミング毎に予め保持し、前記設定制御手
    段の指示に従ってサンプルタイミング毎に対応する電流
    を前記モータに流す電流設定手段と、 前記電流設定手段のフィードフォワード電流によるヘッ
    ド移動軌道の各サンプルタイミング毎の位置を目標位置
    として予め保持し、前記設定制御手段の指示に従ってサ
    ンプルタイミング毎に該当する目標位置を出力する目標
    位置軌道設定手段と、 前記目標位置軌道設定手段の目標位置の修正値をサンプ
    ルタイミング毎に予め保持し、前記設定制御手段の指示
    に従ってサンプルタイミング毎に該当する修正値を出力
    する修正値設定手段と、 前記サンプリングタイミング毎に、前記目標位置を前記
    修正値で修正して現在位置との誤差を求め、該位置誤差
    に基づいて修正後の目標位置に追従するように前記モー
    タに電流を流して位置のフィードバック制御を行う位置
    制御手段と、を備えたことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスク装置に於いて、前
    記電流設定手段は、加速電流と減速電流を出力し、該加
    速電流の流し始めから減速電流を流し終るまでの時間で
    決まる電流波形の周期を、前記位置制御手段の周波数帯
    域より高い共振周波数をもつ前記アクチュエータの共振
    周期より長く設定し、更に前記加速電流と減速電流の波
    形を相似形としたことを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のディスク装置に於いて、前
    記電流設定手段は、前記電流波形の周期を、前記位置制
    御手段の周波数帯域より高い共振周波数をもつ筐体の共
    振周期より長く設定したことを特徴とするディスク装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2記載のディスク装置に於いて、前
    記電流設定手段は、前記加速電流と減速電流の最大値の
    絶対値を同一としたことを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】請求項2記載のディスク装置に於いて、前
    記電流設定手段は、前記加速電流と減速電流との間に電
    流零の区間を設けたことを特徴とするディスク装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5記載のディスク装置に於い
    て、前記電流設定手段は、前記加速電流と減速電流とし
    て三角波状の電流波形を出力することを特徴とするディ
    スク装置。
  7. 【請求項7】請求項2乃至5記載のディスク装置に於い
    て、前記電流設定手段は、前記加速電流と減速電流とし
    て矩形波状の電流波形を出力することを特徴とするディ
    スク装置。
  8. 【請求項8】請求項2乃至5記載のディスク装置に於い
    て、前記電流設定手段は、前記加速電流と減速電流とし
    て台形波状の電流波形を出力することを特徴とするディ
    スク装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8記載のディスク装置に於い
    て、前記設定制御手段で設定する短距離コアス制御期間
    を、シーク距離に応じたサンプルタイミングの数とした
    ことを特徴とするディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のディスク装置に於いて、
    指定されたシーク距離が1トラック長の時には、前記設
    定制御手段で設定する短距離コアス制御期間を2〜6サ
    ンプルタイミングとし、フィードフォワード電流を1サ
    ンプルの間に複数回変化させることを特徴とするディス
    ク装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載のディスク装置に於い
    て、指定されたシーク距離が1トラック長の時には、前
    記加速電流と減速電流として三角波状の電流波形を出力
    し、加速電流と減速電流との間に電流零の区間を設け、 前記設定制御手段で設定する短距離コアス制御期間を5
    サンプルタイミングとすることを特徴とするディスク装
    置。
  12. 【請求項12】請求項9記載のディスク装置に於いて、
    指定されたシーク距離が1トラック長の時には、前記設
    定制御手段で設定する短距離コアス制御期間を5〜10
    サンプルタイミングとし、フィードフォワード電流を1
    サンプルの間に1回変化させることを特徴とするディス
    ク装置。
  13. 【請求項13】請求項12記載のディスク装置に於い
    て、1トラック長のシーク距離の時には、前記加速電流
    と減速電流として三角波状の電流波形を出力し、加速電
    流と減速電流との間に電流零の区間を設け、 前記設定制御手段で設定する短距離コアス制御期間を8
    サンプルタイミングとすることを特徴とするディスク装
    置。
  14. 【請求項14】請求項10乃至14記載のディスク装置
    に於いて、前記電流設定手段は、前記サンプルタイミン
    グとその間に設定した1又は複数のタイミングの各々に
    ついて、前記フィードフォワード電流の値を保持し、前
    記各タイミング毎に該当する電流を出力することを特徴
    とするディスク装置。
  15. 【請求項15】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記電流設定手段は、シーク開始タイミングの電流出力
    が遅延した場合、該遅延時間分の電流を補うように電流
    値を高くして出力することを特徴とするディスク装置。
  16. 【請求項16】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記目標位置軌道設定手段は、前記シーク命令に基づい
    たシーク距離を短かめに修正した修正シーク距離につい
    て、前記フィードフォワード電流による目標位置軌道を
    求めて各サンプルタイミングの目標位置としたことを特
    徴とするディスク装置。
  17. 【請求項17】請求項17記載のディスク装置に於い
    て、前記目標位置軌道設定手段は、前記シーク命令に基
    づいたシーク距離を10%以下の範囲で短いシーク距離
    に修正することを特徴とするディスク装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載のディスク装置に於い
    て、前記目標位置軌道設定手段は、前記フィードフォワ
    ード電流から求められるヘッド移動軌道の各サンプルタ
    イミング毎の目標位置として、シミュレーションにより
    修正した値を用いることを特徴とするディスク制御装
    置。
  19. 【請求項19】請求項17記載のディスク装置に於い
    て、前記目標位置軌道設定手段は、前記フィードフォワ
    ード電流から求められる目標位置軌道の各サンプルタイ
    ミング毎の目標位置として、キャリブレーションにより
    修正した値を用いることを特徴とするディスク制御装
    置。
  20. 【請求項20】請求項19又は20記載のディスク装置
    に於いて、前記目標位置軌道設定手段は、前記目標位置
    軌道のうちで、最後のサンプルタイミングの値のみを修
    正することを特徴とするディスク装置。
  21. 【請求項21】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記目標位置軌道設定手段は、シーク方向に応じて前記
    目標位置軌道の各サンプルタイミング毎の目標位置を保
    持することを特徴とするディスク装置。
  22. 【請求項22】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記目標位置軌道設定手段は、シーク距離に応じて前記
    目標位置軌道の各サンプルタイミング毎の目標位置を保
    持することを特徴とするディスク装置。
  23. 【請求項23】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記目標位置軌道設定手段は、ディスク回転に同期した
    トラック位置変動によるオフセット測定値を全トラック
    に共通なセクタ位置毎に保持し、シーク開始セクタの前
    記オフセット測定値と目的セクタの前記オフセット測定
    値に基づいてシーク命令に基づくシーク距離を修正し、
    修正したシーク距離について前記フィードフォワード電
    流による目標位置軌道を求めて各サンプルタイミングの
    目標位置を保持したことを特徴とするディスク装置。
  24. 【請求項24】請求項23記載のディスク装置に於い
    て、前記目標位置軌道設定手段は、シーク命令に基づく
    シーク距離の目標位置軌道における各サンプルタイミン
    グの目標位置を、シーク開始セクタと目的セクタとのオ
    フセット測定値の比率に応じて修正することを特徴とす
    るディスク装置。
  25. 【請求項25】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記目標位置軌道設定手段は、ヘッド切替えに対応した
    オフセット測定値を保持し、ヘッド切替えを伴うシーク
    命令を受けた際に、前記ヘッド切替えのオフセット測定
    値で修正したシーク距離について、前記フィードフォワ
    ード電流による目標位置軌道を求めて各サンプルタイミ
    ングの目標位置を保持したことを特徴とするディスク装
    置。
  26. 【請求項26】請求項25記載のディスク装置に於い
    て、前記目標位置軌道設定手段は、シーク命令に基づく
    シーク距離の目標位置軌道における各サンプルタイミン
    グの目標位置を、ヘッド切替えに伴なう切替前と切替後
    のオフセット測定値で修正することを特徴とするディス
    ク装置。
  27. 【請求項27】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記シーク制御手段は,更に、リード動作のシーク命令
    を受けた際に、前記短距離コアス制御の終了時点でヘッ
    ド位置が予め定めたリード許容誤差範囲か否か判定し、
    該リード許容誤差範囲内のときは直ちにリード許可をデ
    ータ復調ユニットに与えることを特徴とするディスク装
    置。
  28. 【請求項28】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記シーク制御手段は、更に装置に加わる衝撃を検知す
    るセンサを有し、前記短距離コアス制御期間中に前記セ
    ンサで衝撃を検知した場合には、前記短距離コアス制御
    の終了直後にリード許可を与えず、前記センサが衝撃を
    検知しなくなるまで待ってリード許可を与えることを特
    徴とするディスク装置。
  29. 【請求項29】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記シーク制御手段は,更に、ライト動作のシーク命令
    を受けた際に、前記短距離コアス制御の終了後に所定の
    整定条件を満足するか否か判定し、該整定条件を満足し
    たときにライト許可をデータ変調ユニットに与えること
    を特徴とするディスク装置。
  30. 【請求項30】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    前記シーク制御手段は,シーク命令によるシーク距離が
    前記所定シーク距離を越えた長距離シーク距離の場合、
    目標位置までの残り距離に応じた目標速度に追従させる
    速度制御を用い、目標位置との残り距離が前記所定距離
    以下となった場合、前記電流設定手段、目標位置軌道設
    定手段、及び修正手段による短距離シーク制御を行う切
    替制御手段を備えたことを特徴とするディスク装置。
  31. 【請求項31】請求項30記載のディスク装置に於い
    て、前記切替制御手段は、 長距離シーク制御から短距離シーク制御への切替時のヘ
    ッド速度を検出する速度検出手段と、 前記切替時のヘッド速度を零とするフィードフォワード
    電流I1と該フィードフォワード電流I1を前記モータに流
    した時の移動距離L1と、各サンプルタイミング毎の位置
    を求める第1演算手段と、 目標位置までの距離L0から前記第1演算手段の移動距離
    L1を差し引いた残り距離L2を短距離シーク制御するため
    の各サンプルタイミング毎のフィードフォワード電流I
    2、該フィードフォワード電流I2を前記モータに流した
    時の目標位置軌道の各サンプルタイミング毎の位置を求
    める第2演算手段と、 前記第1及び第2演算手段で求めた2種類のフィードフ
    ォワード電流および各サンプルタイミング毎の位置を加
    算する加算手段と、を有し、前記加算手段で得られたフ
    ィードフォワード電流I0及び目標軌道位置に基づいて目
    標位置L0までの短距離コアス制御を行うことを特徴とす
    るディスク装置。
  32. 【請求項32】請求項2記載のディスク装置に於いて、
    更に、前記シーク制御手段の短距離コアス制御によるシ
    ーク時間の統計情報に基づいて自動的にキャリブレーシ
    ョンを行うキャリブレーション手段を設けたことを特徴
    とするディスク装置。
  33. 【請求項33】請求項32記載のディスク装置に於い
    て、前記キャリブレーション手段は、 前記短距離シーク制御毎に、シーク開始から整定待ち終
    了までのシーク時間をシーク距離毎に計測して保持する
    時間測定手段と、 同一シーク距離のシーク時間の確率分布を求め、所定の
    確率を与えるシーク時間が、予め定めた基準時間よりも
    長い場合にキャリブレーションを起動する起動手段と、 前記起動手段によるキャリブレーションの起動を受け
    て、所定のキャリブレーションを実行するキャリブレー
    ション実行手段と、を設けたことを特徴とするディスク
    装置。
  34. 【請求項34】請求項32記載のディスク装置に於い
    て、前記キャリブレーション実行手段は、前記位置制御
    手段のループゲインを測定し、測定ループゲインが初期
    設定した最適値から外れていた場合、該最適値にループ
    ゲインを補正することを特徴とするディスク装置。
  35. 【請求項35】請求項32記載のディスク装置に於い
    て、前記キャリブレーション実行手段は、 複数のフィードフォワード電流及び複数のフィードフォ
    ワード電流の各々に対応した目標位置軌道の設定値を選
    択して前記短距離シーク制御を行うことでシーク時間を
    計測し、前記複数のフィードフォワード電流の中で最も
    シーク時間が短いフィードフォワード電流を選択して前
    記電流設定手段に保持させることを特徴とするディスク
    装置。
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