JPH09102409A - 圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、リアクトル及びそれを用いた電気機器 - Google Patents
圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、リアクトル及びそれを用いた電気機器Info
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- JPH09102409A JPH09102409A JP25530095A JP25530095A JPH09102409A JP H09102409 A JPH09102409 A JP H09102409A JP 25530095 A JP25530095 A JP 25530095A JP 25530095 A JP25530095 A JP 25530095A JP H09102409 A JPH09102409 A JP H09102409A
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- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高耐熱性、高周波で高実効透磁率、かつ高磁
束密度の圧粉磁心を作製し得る圧粉磁心用樹脂組成物、
圧粉磁心、それを用いたコイル、リアクトル、サイリス
タバルブ、モータ、トランス等の電気機器を提供するこ
とである。 【解決手段】 耐熱性を有する無機絶縁皮膜で被覆した
絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化
性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより1
00〜800MPaの圧力で加圧成型するとともに、3
00℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心、及
びそれをコアとした電気機器。 【効果】 155℃に5000時間保持しても金属磁性
粉末粒子相互の絶縁が維持でき、金属磁性粉末同士の接
触による渦電流損失の増大を抑制でき、高い周波数帯域
まで透磁率を低下させずに保つことができ、冷却等を簡
略化できる。また、圧粉磁心をコアとした電気機器は、
通常の珪素鋼板を鉄心コアとした電気機器と異なり、打
ち抜きを必要としないので、コアの材料の無駄をなくす
ことができる。
束密度の圧粉磁心を作製し得る圧粉磁心用樹脂組成物、
圧粉磁心、それを用いたコイル、リアクトル、サイリス
タバルブ、モータ、トランス等の電気機器を提供するこ
とである。 【解決手段】 耐熱性を有する無機絶縁皮膜で被覆した
絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化
性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより1
00〜800MPaの圧力で加圧成型するとともに、3
00℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心、及
びそれをコアとした電気機器。 【効果】 155℃に5000時間保持しても金属磁性
粉末粒子相互の絶縁が維持でき、金属磁性粉末同士の接
触による渦電流損失の増大を抑制でき、高い周波数帯域
まで透磁率を低下させずに保つことができ、冷却等を簡
略化できる。また、圧粉磁心をコアとした電気機器は、
通常の珪素鋼板を鉄心コアとした電気機器と異なり、打
ち抜きを必要としないので、コアの材料の無駄をなくす
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高耐熱性、高周波
における高実効透磁率及び高磁束密度を有する圧粉磁心
を作り得る圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、並びにそ
れを用いたリアクトル、サイリスタバルブ、モータ、ト
ランス等の電気機器に関する。
における高実効透磁率及び高磁束密度を有する圧粉磁心
を作り得る圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、並びにそ
れを用いたリアクトル、サイリスタバルブ、モータ、ト
ランス等の電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】交流を直流に変換する順変換装置(整流
装置)、直流を交流に変換する逆変換装置(インバー
タ)、交流から負荷に送られる交流電力を制御する交流
電力調整装置、ある周波数の交流を異なる周波数の交流
に変換する周波数変換装置、直流電力を異なった電圧の
直流電力に変換する直流変換装置あるいは無接点遮断機
等の電気機器には、その電気回路構成要素として、サイ
リスタ又はトランジスタに代表される半導体スイッチン
グ素子並びにこれに接続されたターンオンストレス緩和
用リアクトル、転流リアクトル、エネルギー蓄熱用リア
クトルあるいはマッチング用変圧器等が使用されてい
る。このようなリアクトルや変圧器を構成している鉄心
としては、層間絶縁を施した薄い電磁鋼板又はパーマロ
イ等を積層した積層鉄心が使われていた。
装置)、直流を交流に変換する逆変換装置(インバー
タ)、交流から負荷に送られる交流電力を制御する交流
電力調整装置、ある周波数の交流を異なる周波数の交流
に変換する周波数変換装置、直流電力を異なった電圧の
直流電力に変換する直流変換装置あるいは無接点遮断機
等の電気機器には、その電気回路構成要素として、サイ
リスタ又はトランジスタに代表される半導体スイッチン
グ素子並びにこれに接続されたターンオンストレス緩和
用リアクトル、転流リアクトル、エネルギー蓄熱用リア
クトルあるいはマッチング用変圧器等が使用されてい
る。このようなリアクトルや変圧器を構成している鉄心
としては、層間絶縁を施した薄い電磁鋼板又はパーマロ
イ等を積層した積層鉄心が使われていた。
【0003】しかし、前述のリアクトルや変圧器には、
半導体のスイッチングに伴い、スイッチング周波数の周
期を有する電流の他に、スイッチング周波数よりはるか
に高い周波数である数10kHZから場合によっては5
00kHZを超える高周波数成分を有する電流が流れる
ことがある。積層鉄心は、商用周波数帯域においては優
れた電気特性を示すものの、高周波数帯域においては鉄
心の鉄損失が著しい。特に、渦電流損失が周波数の二乗
に比例して増加し、また鉄心を形成する板材の表面から
内部に入るにつれて鉄心材料の表皮効果によって磁化力
が変化しにくくなるという性質を有している。
半導体のスイッチングに伴い、スイッチング周波数の周
期を有する電流の他に、スイッチング周波数よりはるか
に高い周波数である数10kHZから場合によっては5
00kHZを超える高周波数成分を有する電流が流れる
ことがある。積層鉄心は、商用周波数帯域においては優
れた電気特性を示すものの、高周波数帯域においては鉄
心の鉄損失が著しい。特に、渦電流損失が周波数の二乗
に比例して増加し、また鉄心を形成する板材の表面から
内部に入るにつれて鉄心材料の表皮効果によって磁化力
が変化しにくくなるという性質を有している。
【0004】従って、積層鉄心は、高周波数帯域におい
ては本来鉄心材料自身が有している飽和磁束密度より
も、はるかに低い磁束密度でしか使用することができ
ず、渦電流損失も極めて大きいという問題がある。この
ため、高い周波数電流が流れる半導体スイッチング素子
並びにこれに接続されたターンオンストレス緩和用リア
クトル、転流リアクトル、エネルギー蓄熱用リアクトル
あるいはマッチング用変圧器等に積層鉄心を使用する場
合、実効透磁率及び磁束密度を補償するために、鉄心自
身を大型化しなければならず、それに伴い、鉄損が大き
くなり、鉄心に巻かれているコイルの長さが長くなるた
め銅損も大きくなるという欠点があった。
ては本来鉄心材料自身が有している飽和磁束密度より
も、はるかに低い磁束密度でしか使用することができ
ず、渦電流損失も極めて大きいという問題がある。この
ため、高い周波数電流が流れる半導体スイッチング素子
並びにこれに接続されたターンオンストレス緩和用リア
クトル、転流リアクトル、エネルギー蓄熱用リアクトル
あるいはマッチング用変圧器等に積層鉄心を使用する場
合、実効透磁率及び磁束密度を補償するために、鉄心自
身を大型化しなければならず、それに伴い、鉄損が大き
くなり、鉄心に巻かれているコイルの長さが長くなるた
め銅損も大きくなるという欠点があった。
【0005】一方、高周波用磁性材料としては、近年多
用されているソフトフェライトがある。このソフトフェ
ライトは前記電磁鋼板と比較すると高周波特性に優れ、
鉄損値も低いが、磁束密度が低いという欠点があった。
そのため、高周波で実効透磁率が高く、且つ磁束密度の
高い鉄心の開発が強く望まれていた。また、金属磁性粉
末を絶縁性の有機バインダと混合した後、加圧成型し、
更に必要に応じてバインダを加熱硬化させて得られる圧
粉磁心が知られている。この圧粉磁心は、『(1) 金属磁
性粉末の電気抵抗を高くし、粉末粒子寸法を最適化して
金属磁性粉末粒子内の渦電流を小さくすること、及び
(2) 粉末粒子を相互に絶縁して粒子の直接接触をなく
し、鉄心全体の渦電流損を小さくすること』の2つが実
現できれば、良好な周波数特性が期待できる。また、飽
和磁束密度の高い金属磁性粉末を用いて粉末粒子間の磁
気的空隙を小さくし、磁性粉末の占積率を高くすること
ができれば、高周波において高実効透磁率を有するとと
もに、高磁束密度を有する圧粉磁心を得ることができ、
前述のリアクトルや変圧器を構成している鉄心に有用と
なる。
用されているソフトフェライトがある。このソフトフェ
ライトは前記電磁鋼板と比較すると高周波特性に優れ、
鉄損値も低いが、磁束密度が低いという欠点があった。
そのため、高周波で実効透磁率が高く、且つ磁束密度の
高い鉄心の開発が強く望まれていた。また、金属磁性粉
末を絶縁性の有機バインダと混合した後、加圧成型し、
更に必要に応じてバインダを加熱硬化させて得られる圧
粉磁心が知られている。この圧粉磁心は、『(1) 金属磁
性粉末の電気抵抗を高くし、粉末粒子寸法を最適化して
金属磁性粉末粒子内の渦電流を小さくすること、及び
(2) 粉末粒子を相互に絶縁して粒子の直接接触をなく
し、鉄心全体の渦電流損を小さくすること』の2つが実
現できれば、良好な周波数特性が期待できる。また、飽
和磁束密度の高い金属磁性粉末を用いて粉末粒子間の磁
気的空隙を小さくし、磁性粉末の占積率を高くすること
ができれば、高周波において高実効透磁率を有するとと
もに、高磁束密度を有する圧粉磁心を得ることができ、
前述のリアクトルや変圧器を構成している鉄心に有用と
なる。
【0006】そこで、近年圧粉磁心の検討が盛んに行わ
れるようになってきた。圧粉磁心を前述のリアクトルに
実用化する上でのキーポイントは、初期は勿論、155
℃の温度で5000時間保持した後でも、金属磁性粉末
粒子が相互に絶縁され、鉄損が少ないことである。この
ようなポイントに基づき、種々の圧粉磁心が提案されて
いる。例えば、特開昭59−50138号公報や特開昭
62−169402号公報に記載されているように金属
磁性粉末をエポキシ樹脂やフッ素樹脂等の絶縁性の有機
バインダで圧縮成型、被覆した圧粉磁心、特開昭55−
130103号公報に記載されているように珪酸ソーダ
を主成分とする水ガラス等の無機物絶縁層で金属磁性粉
末を被覆し、更にその上に有機物絶縁層を被覆した圧粉
磁心、特開昭60−65509号公報に記載されている
ように酸素を含む雰囲気中で熱処理を施し、表面に絶縁
性の酸化物を生成させた金属磁性粉末に絶縁性の有機バ
インダを加えて圧縮成型した圧粉磁心、特開昭61−8
2402号公報に記載されているように電気絶縁性無機
化合物粉末を金属磁性粉末表面に被覆し、絶縁性の有機
バインダで圧縮成型した圧粉磁心、特開平06−110
08号公報に記載されているように、シラン系、チタン
系界面活性剤で処理、絶縁した金属磁性粉末に、無機化
合物粉末を添加した電気絶縁性の有機バインダを加え、
圧縮成型した圧粉磁心、特公平1−51046号公報に
記載されているように、燐酸エステルで被覆絶縁した金
属磁性粉末に、電気絶縁性の固着樹脂を添加、圧縮成型
した圧粉磁心、特開平06−260319号公報に記載
されているように、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を
含む混合液で処理して、P、Mg、B及びFeを必須成
分とするガラス状絶縁層を被覆した金属磁性粉末にエポ
キシ樹脂、イミド樹脂、フッ素樹脂等を添加、混合し、
粉末成型プレスで固化成型するとともに、400〜60
0℃で焼鈍して得られた圧粉磁心等がある。
れるようになってきた。圧粉磁心を前述のリアクトルに
実用化する上でのキーポイントは、初期は勿論、155
℃の温度で5000時間保持した後でも、金属磁性粉末
粒子が相互に絶縁され、鉄損が少ないことである。この
ようなポイントに基づき、種々の圧粉磁心が提案されて
いる。例えば、特開昭59−50138号公報や特開昭
62−169402号公報に記載されているように金属
磁性粉末をエポキシ樹脂やフッ素樹脂等の絶縁性の有機
バインダで圧縮成型、被覆した圧粉磁心、特開昭55−
130103号公報に記載されているように珪酸ソーダ
を主成分とする水ガラス等の無機物絶縁層で金属磁性粉
末を被覆し、更にその上に有機物絶縁層を被覆した圧粉
磁心、特開昭60−65509号公報に記載されている
ように酸素を含む雰囲気中で熱処理を施し、表面に絶縁
性の酸化物を生成させた金属磁性粉末に絶縁性の有機バ
インダを加えて圧縮成型した圧粉磁心、特開昭61−8
2402号公報に記載されているように電気絶縁性無機
化合物粉末を金属磁性粉末表面に被覆し、絶縁性の有機
バインダで圧縮成型した圧粉磁心、特開平06−110
08号公報に記載されているように、シラン系、チタン
系界面活性剤で処理、絶縁した金属磁性粉末に、無機化
合物粉末を添加した電気絶縁性の有機バインダを加え、
圧縮成型した圧粉磁心、特公平1−51046号公報に
記載されているように、燐酸エステルで被覆絶縁した金
属磁性粉末に、電気絶縁性の固着樹脂を添加、圧縮成型
した圧粉磁心、特開平06−260319号公報に記載
されているように、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を
含む混合液で処理して、P、Mg、B及びFeを必須成
分とするガラス状絶縁層を被覆した金属磁性粉末にエポ
キシ樹脂、イミド樹脂、フッ素樹脂等を添加、混合し、
粉末成型プレスで固化成型するとともに、400〜60
0℃で焼鈍して得られた圧粉磁心等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の圧粉磁心の中に
も、金属磁性粉末粒子が相互に絶縁され、固有抵抗が
0.1〜10Ωcmで鉄損が少なく、周波数が50Hz
〜500kHzの範囲で磁束密度が1テスラ以上を示し
ているものがある。しかしながら、いずれの圧粉磁心
も、155℃に5000時間保持すると金属磁性粉末粒
子相互の絶縁が不十分になり、絶縁固有抵抗が低下し、
鉄損が増大するという問題点があった。
も、金属磁性粉末粒子が相互に絶縁され、固有抵抗が
0.1〜10Ωcmで鉄損が少なく、周波数が50Hz
〜500kHzの範囲で磁束密度が1テスラ以上を示し
ているものがある。しかしながら、いずれの圧粉磁心
も、155℃に5000時間保持すると金属磁性粉末粒
子相互の絶縁が不十分になり、絶縁固有抵抗が低下し、
鉄損が増大するという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決し、1
55℃に5000時間保持しても金属磁性粉末粒子相互
の絶縁を維持でき、0.1〜10Ωcmの固有抵抗値を
有し、鉄損が少なく、磁束密度が周波数50Hz〜50
0kHzの範囲で1テスラ以上を示す圧粉磁心を製造
し、これをコイル、リアクトル、サイリスタバルブ、モ
ータ、トランス等の電気機器に適用することにある。
55℃に5000時間保持しても金属磁性粉末粒子相互
の絶縁を維持でき、0.1〜10Ωcmの固有抵抗値を
有し、鉄損が少なく、磁束密度が周波数50Hz〜50
0kHzの範囲で1テスラ以上を示す圧粉磁心を製造
し、これをコイル、リアクトル、サイリスタバルブ、モ
ータ、トランス等の電気機器に適用することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み本発明者
らは、金属磁性粉末の種類、形状や粒度分布、絶縁被膜
の種類や量、バインダの種類や量、成型固化工程、加熱
硬化工程等を種々検討した結果、金属磁性粉末の絶縁被
膜の種類や量、バインダの種類や量、加熱硬化工程に問
題があることを見出した。特に、金属磁性粉末の絶縁被
膜として、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合
液で磁性粉末を処理して得られたP、Mg、B及びFe
を必須成分とするガラス状絶縁層が耐熱性の観点から好
ましいことを見出した。
らは、金属磁性粉末の種類、形状や粒度分布、絶縁被膜
の種類や量、バインダの種類や量、成型固化工程、加熱
硬化工程等を種々検討した結果、金属磁性粉末の絶縁被
膜の種類や量、バインダの種類や量、加熱硬化工程に問
題があることを見出した。特に、金属磁性粉末の絶縁被
膜として、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合
液で磁性粉末を処理して得られたP、Mg、B及びFe
を必須成分とするガラス状絶縁層が耐熱性の観点から好
ましいことを見出した。
【0010】特開平06−260319号公報記載の発
明では、金属磁性粉末と、燐酸、酸化マグネシウム及び
硼酸を含む混合液とを混合し、該金属磁性粉末にP、M
g、B及びFeを必須成分とするガラス状絶縁皮膜を形
成した混合体を調製し、該混合体を乾燥させて水分を除
去する第1工程と、該乾燥させた混合体にエポキシ樹
脂、イミド樹脂やフッ素樹脂を添加、混合し、粉末成型
プレスで固化成型する第2工程と、該固化成型体の歪み
を除くため400〜600℃で1時間加熱、焼鈍する第
3工程とを経て、圧粉磁心を製造しているが、この第3
工程において、バインダであるエポキシ樹脂、イミド樹
脂やフッ素樹脂が、熱劣化して分解することに問題があ
ることが分かった。
明では、金属磁性粉末と、燐酸、酸化マグネシウム及び
硼酸を含む混合液とを混合し、該金属磁性粉末にP、M
g、B及びFeを必須成分とするガラス状絶縁皮膜を形
成した混合体を調製し、該混合体を乾燥させて水分を除
去する第1工程と、該乾燥させた混合体にエポキシ樹
脂、イミド樹脂やフッ素樹脂を添加、混合し、粉末成型
プレスで固化成型する第2工程と、該固化成型体の歪み
を除くため400〜600℃で1時間加熱、焼鈍する第
3工程とを経て、圧粉磁心を製造しているが、この第3
工程において、バインダであるエポキシ樹脂、イミド樹
脂やフッ素樹脂が、熱劣化して分解することに問題があ
ることが分かった。
【0011】その結果、耐熱性を有する無機絶縁層で被
覆した金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬
化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより
100〜800MPa、好ましくは400〜700MP
aの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下、好ま
しくは250℃以下で加熱硬化して得られる圧粉磁心
は、155℃に5000時間保持した後の固有抵抗が
0.1〜10Ωcmを示し、磁束密度が周波数50Hz
〜500kHzの範囲で1テスラ以上あり、リアクト
ル、サイリスタバルブ、モータ、トランス等の電気機器
の優秀な鉄心になることが分かった。即ち、本発明は、
(A)p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル
基を3個以上含む、下記一般式(1)
覆した金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬
化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより
100〜800MPa、好ましくは400〜700MP
aの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下、好ま
しくは250℃以下で加熱硬化して得られる圧粉磁心
は、155℃に5000時間保持した後の固有抵抗が
0.1〜10Ωcmを示し、磁束密度が周波数50Hz
〜500kHzの範囲で1テスラ以上あり、リアクト
ル、サイリスタバルブ、モータ、トランス等の電気機器
の優秀な鉄心になることが分かった。即ち、本発明は、
(A)p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル
基を3個以上含む、下記一般式(1)
【0012】
【化9】
【0013】で表される多官能エポキシ樹脂100〜5
0重量部と、p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェ
ニル基を2個有する二官能性エポキシ樹脂0〜50重量
部とを少なくとも含む熱硬化性樹脂組成物0.5〜8.
0重量%、 下記一般式(2) 、(3) もしくは(4)
0重量部と、p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェ
ニル基を2個有する二官能性エポキシ樹脂0〜50重量
部とを少なくとも含む熱硬化性樹脂組成物0.5〜8.
0重量%、 下記一般式(2) 、(3) もしくは(4)
【0014】
【化10】
【0015】
【化11】
【0016】
【化12】
【0017】で表されるナフタレン骨格を有するエポキ
シ樹脂を少なくとも含む熱硬化性樹脂組成物0.5〜
8.0重量%、 アミノマレイミド0.5〜8.0重量%、 ビスマレイミド100重量部と、ジアリルビスフェノ
ール類50〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成
物0.5〜8.0重量%、又は ビスマレイミド100重量部と、ジアリルビスフェノ
ール類50〜100重量部と、多官能性エポキシ樹脂0
〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成物0.5〜
8.0重量%、並びに (B)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末99.5〜9
2.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組成物である。
シ樹脂を少なくとも含む熱硬化性樹脂組成物0.5〜
8.0重量%、 アミノマレイミド0.5〜8.0重量%、 ビスマレイミド100重量部と、ジアリルビスフェノ
ール類50〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成
物0.5〜8.0重量%、又は ビスマレイミド100重量部と、ジアリルビスフェノ
ール類50〜100重量部と、多官能性エポキシ樹脂0
〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成物0.5〜
8.0重量%、並びに (B)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末99.5〜9
2.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組成物である。
【0018】また、本発明は、(A)アミノマレイミド
0.5〜5.0重量%、(B)エポキシ樹脂0.5〜
5.0重量%、及び(C)無機絶縁被膜処理した金属磁
性粉末99.0〜90.0重量%を含有する圧粉磁心用
樹脂組成物である。
0.5〜5.0重量%、(B)エポキシ樹脂0.5〜
5.0重量%、及び(C)無機絶縁被膜処理した金属磁
性粉末99.0〜90.0重量%を含有する圧粉磁心用
樹脂組成物である。
【0019】さらに、本発明は、金属磁性粉末と、燐
酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液とを混合
し、該金属磁性粉末にP、Mg、B及びFeを必須成分
とするガラス状絶縁皮膜を形成した混合体を調製し、該
混合体を乾燥させて水分を除去する第1工程と、該乾燥
した混合体99.5〜92.0重量%に、F種以上の耐
熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を0.5〜8.0重量
%添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800
MPaの圧力で固化成型する第2工程と、該固化成型体
を300℃以下の温度で加熱硬化する第3工程とを備え
たことを特徴とする圧粉磁心の製造方法である。
酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液とを混合
し、該金属磁性粉末にP、Mg、B及びFeを必須成分
とするガラス状絶縁皮膜を形成した混合体を調製し、該
混合体を乾燥させて水分を除去する第1工程と、該乾燥
した混合体99.5〜92.0重量%に、F種以上の耐
熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を0.5〜8.0重量
%添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800
MPaの圧力で固化成型する第2工程と、該固化成型体
を300℃以下の温度で加熱硬化する第3工程とを備え
たことを特徴とする圧粉磁心の製造方法である。
【0020】さらに、本発明は、金属磁性粉末に絶縁皮
膜を形成した後、バインダを混合し、加圧成型及び加熱
硬化してなる圧粉磁心において、該絶縁皮膜が燐酸、酸
化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を
処理して得られたP、Mg、B及びFeを必須成分とす
る無機絶縁皮膜であり、該バインダがF種以上の耐熱性
を有する熱硬化性樹脂組成物であり、該加圧成型が粉末
成型プレスの100〜800MPaの圧力による加圧成
型であり、該加熱硬化が300℃以下の温度による加熱
硬化であることを特徴とする圧粉磁心である。
膜を形成した後、バインダを混合し、加圧成型及び加熱
硬化してなる圧粉磁心において、該絶縁皮膜が燐酸、酸
化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を
処理して得られたP、Mg、B及びFeを必須成分とす
る無機絶縁皮膜であり、該バインダがF種以上の耐熱性
を有する熱硬化性樹脂組成物であり、該加圧成型が粉末
成型プレスの100〜800MPaの圧力による加圧成
型であり、該加熱硬化が300℃以下の温度による加熱
硬化であることを特徴とする圧粉磁心である。
【0021】さらに、本発明は、金属磁性粉末を絶縁剤
で皮膜処理して、バインダを混合し、加圧成型及び加熱
硬化してなる圧粉磁心であって、155℃に5000時
間保持した後の0.5テスラ、15kHzにおける鉄損
が初期の15倍以下であるか、固有抵抗が初期の0.0
5倍以上であるか、磁束密度が周波数50Hz〜500
kHzの範囲で1テスラ以上である圧粉磁心である。
で皮膜処理して、バインダを混合し、加圧成型及び加熱
硬化してなる圧粉磁心であって、155℃に5000時
間保持した後の0.5テスラ、15kHzにおける鉄損
が初期の15倍以下であるか、固有抵抗が初期の0.0
5倍以上であるか、磁束密度が周波数50Hz〜500
kHzの範囲で1テスラ以上である圧粉磁心である。
【0022】さらに、本発明は、鉄心コアと巻線又はモ
ールドコイルとを有するリアクトルにおいて、燐酸、酸
化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を
処理して、P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機
絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐
熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末
成型プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧成
型するとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して得
られる圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクトルである。
ールドコイルとを有するリアクトルにおいて、燐酸、酸
化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を
処理して、P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機
絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐
熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末
成型プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧成
型するとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して得
られる圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクトルである。
【0023】さらに、本発明は、鉄心コアと巻線とを有
するリアクトルにおいて、155℃に5000時間保持
した後の0.5テスラ、15kHzにおける鉄損が初期
の15倍以下であるか、固有抵抗が初期の0.05倍以
上であるか、磁束密度が周波数50Hz〜500kHz
の範囲で1テスラ以上である圧粉磁心を鉄心コアとした
リアクトルである。
するリアクトルにおいて、155℃に5000時間保持
した後の0.5テスラ、15kHzにおける鉄損が初期
の15倍以下であるか、固有抵抗が初期の0.05倍以
上であるか、磁束密度が周波数50Hz〜500kHz
の範囲で1テスラ以上である圧粉磁心を鉄心コアとした
リアクトルである。
【0024】さらに、本発明は、半導体スイッチ素子と
リアクトルの直列回路を有する半導体スイッチにおい
て、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金
属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及びFeを必須成
分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、
F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、
混合し、粉末成型プレスにより100〜800MPaの
圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の温度で加
熱硬化して得られる圧粉磁心をリアクトルの鉄心コアと
した半導体スイッチ、それを用いた直流送電バルブ、静
止型無効電力補償装置及びサイリスタモータである。
リアクトルの直列回路を有する半導体スイッチにおい
て、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金
属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及びFeを必須成
分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、
F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、
混合し、粉末成型プレスにより100〜800MPaの
圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の温度で加
熱硬化して得られる圧粉磁心をリアクトルの鉄心コアと
した半導体スイッチ、それを用いた直流送電バルブ、静
止型無効電力補償装置及びサイリスタモータである。
【0025】さらに、本発明は、複数のスロットを有す
る鉄心コアと、該スロット内に収納される複数のコイル
と、該複数のコイルと電気的に接続するための口出線と
を備えた回転機固定子において、燐酸、酸化マグネシウ
ム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を処理して、
P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機絶縁皮膜を
形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有す
る熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレス
により100〜800MPaの圧力で加圧成型するとと
もに、300℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉
磁心を鉄心コアとしたことを特徴とする回転機固定子、
及びその固定子と回転子とを有する回転機である。
る鉄心コアと、該スロット内に収納される複数のコイル
と、該複数のコイルと電気的に接続するための口出線と
を備えた回転機固定子において、燐酸、酸化マグネシウ
ム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を処理して、
P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機絶縁皮膜を
形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有す
る熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレス
により100〜800MPaの圧力で加圧成型するとと
もに、300℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉
磁心を鉄心コアとしたことを特徴とする回転機固定子、
及びその固定子と回転子とを有する回転機である。
【0026】さらに、本発明は、一次コイルと、二次コ
イルと、鉄心コアとを有する変圧器において、燐酸、酸
化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を
処理して、P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機
絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐
熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末
成型プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧成
型するとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して得
られる圧粉磁心を鉄心コアとしたことを特徴とする変圧
器である。
イルと、鉄心コアとを有する変圧器において、燐酸、酸
化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を
処理して、P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機
絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐
熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末
成型プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧成
型するとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して得
られる圧粉磁心を鉄心コアとしたことを特徴とする変圧
器である。
【0027】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる金属磁性粉末としてはアトマイズ鉄粉、電解
鉄分、センダスト粉、Fe−3Siに代表されるFe−
Si合金粉、Fe−Al合金粉、Fe−Si−Al合金
粉、Fe−Ni合金粉、Fe−Co合金粉、Fe基ある
いはCo基非晶質合金等が挙げられるが、この他にも従
来から鉄心材料として用いられているものであれば使用
してもよい。これらの金属磁性粉末は、各々単独又は混
合系で使用される。これらのうち、磁束密度の関係から
高純度アトマイズ粉を使用するのが好ましい。
用いられる金属磁性粉末としてはアトマイズ鉄粉、電解
鉄分、センダスト粉、Fe−3Siに代表されるFe−
Si合金粉、Fe−Al合金粉、Fe−Si−Al合金
粉、Fe−Ni合金粉、Fe−Co合金粉、Fe基ある
いはCo基非晶質合金等が挙げられるが、この他にも従
来から鉄心材料として用いられているものであれば使用
してもよい。これらの金属磁性粉末は、各々単独又は混
合系で使用される。これらのうち、磁束密度の関係から
高純度アトマイズ粉を使用するのが好ましい。
【0028】金属磁性粉末内に流れる渦電流を微小域に
閉じ込めるため、上記金属磁性粉末を微粉化するのが好
ましい。金属磁性粉末の平均粒径は2.5〜450μ
m、特に5〜150μmが好ましい。透磁率を高く保持
するには、金属磁性粉末間の磁気的空隙を可能な限り減
少させて高密度化する必要がある。金属磁性粉末の充填
率は充填量、粒度分布及び形状に支配される。金属磁性
粉末が微粉ばかりの単分散品であると、金属磁性粉末の
充填率は低い傾向にある。従って、金属磁性粉末を高密
度充填するためには、金属磁性粉末の粒度分布を広くす
る必要がある。それには、例えば、平均粒径が大きい金
属磁性粉末と平均粒径が小さい金属磁性粉末を混合すれ
ばよい。金属磁性粉末に微粉末、特に平均粒径0.1〜
0.9μmの球状微粉末を1〜10重量%添加すると、
コロの役目を果たして流動性がよくなり、高充填できる
ようになる。金属磁性粉末として鉄粉を用いる場合、圧
粉磁心の密度を6.4〜6.7にするのが好ましい。
閉じ込めるため、上記金属磁性粉末を微粉化するのが好
ましい。金属磁性粉末の平均粒径は2.5〜450μ
m、特に5〜150μmが好ましい。透磁率を高く保持
するには、金属磁性粉末間の磁気的空隙を可能な限り減
少させて高密度化する必要がある。金属磁性粉末の充填
率は充填量、粒度分布及び形状に支配される。金属磁性
粉末が微粉ばかりの単分散品であると、金属磁性粉末の
充填率は低い傾向にある。従って、金属磁性粉末を高密
度充填するためには、金属磁性粉末の粒度分布を広くす
る必要がある。それには、例えば、平均粒径が大きい金
属磁性粉末と平均粒径が小さい金属磁性粉末を混合すれ
ばよい。金属磁性粉末に微粉末、特に平均粒径0.1〜
0.9μmの球状微粉末を1〜10重量%添加すると、
コロの役目を果たして流動性がよくなり、高充填できる
ようになる。金属磁性粉末として鉄粉を用いる場合、圧
粉磁心の密度を6.4〜6.7にするのが好ましい。
【0029】金属磁性粉末は、加圧成型時に圧縮方向と
垂直方向に並ぶため、磁気特性を向上させるために双ロ
ールやボールミル等で金属磁性粉末を扁平加工するのが
好ましい。特に、扁平度(平均直径/厚さ)を7〜10
にするのが好ましい。扁平加工した金属磁性粉末に微粉
末、特に平均粒径0.1〜0.9μmの球状微粉末を1
〜10重量%添加すると、コロの役目を果たして流動性
がよくなるとともに、球状微粉末が扁平片の間に入り込
み、高充填できるようになる。
垂直方向に並ぶため、磁気特性を向上させるために双ロ
ールやボールミル等で金属磁性粉末を扁平加工するのが
好ましい。特に、扁平度(平均直径/厚さ)を7〜10
にするのが好ましい。扁平加工した金属磁性粉末に微粉
末、特に平均粒径0.1〜0.9μmの球状微粉末を1
〜10重量%添加すると、コロの役目を果たして流動性
がよくなるとともに、球状微粉末が扁平片の間に入り込
み、高充填できるようになる。
【0030】高透磁率を得る目的で金属磁性粉末間の磁
気的空隙を可能な限り減少させて高密度化するため、本
発明に用いられる前記金属磁性粉末は、予め絶縁物で被
膜処理し、金属磁性粉末に絶縁皮膜を形成してから加圧
成型する。絶縁物として、エポキシ樹脂等の有機絶縁
物、水ガラス等の無機絶縁物を用いると、加圧成型時の
圧力で金属磁性粉末同士及び金属磁性粉末と成型金型と
の間で大きな摩擦力が発生したり、金属磁性粉末が塑性
変形したりして、絶縁被膜が破壊し、金属磁性粉末の絶
縁特性が低下する。
気的空隙を可能な限り減少させて高密度化するため、本
発明に用いられる前記金属磁性粉末は、予め絶縁物で被
膜処理し、金属磁性粉末に絶縁皮膜を形成してから加圧
成型する。絶縁物として、エポキシ樹脂等の有機絶縁
物、水ガラス等の無機絶縁物を用いると、加圧成型時の
圧力で金属磁性粉末同士及び金属磁性粉末と成型金型と
の間で大きな摩擦力が発生したり、金属磁性粉末が塑性
変形したりして、絶縁被膜が破壊し、金属磁性粉末の絶
縁特性が低下する。
【0031】金属磁性粉末の絶縁皮膜としては耐熱性の
無機絶縁皮膜が好ましい。そのような無機絶縁皮膜とし
ては、例えば、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む
混合液に金属磁性粉末を処理して得られたP、Mg、B
及びFeを必須成分とするガラス状の無機絶縁皮膜、燐
酸及び酸化マグネシウムを含む混合液に処理して得られ
たP、Mg及びFeを必須成分とするガラス状の無機絶
縁皮膜、燐酸亜鉛水溶液に処理して得られた無機絶縁皮
膜、燐酸亜鉛及び硝酸カドミウムを含む混合水溶液に処
理して得られた無機絶縁皮膜等がある。これらのうち、
特に燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液に処
理して得られたP、Mg、B及びFeを必須成分とする
ガラス状の無機絶縁皮膜が耐久性の面から好ましい。
無機絶縁皮膜が好ましい。そのような無機絶縁皮膜とし
ては、例えば、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む
混合液に金属磁性粉末を処理して得られたP、Mg、B
及びFeを必須成分とするガラス状の無機絶縁皮膜、燐
酸及び酸化マグネシウムを含む混合液に処理して得られ
たP、Mg及びFeを必須成分とするガラス状の無機絶
縁皮膜、燐酸亜鉛水溶液に処理して得られた無機絶縁皮
膜、燐酸亜鉛及び硝酸カドミウムを含む混合水溶液に処
理して得られた無機絶縁皮膜等がある。これらのうち、
特に燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液に処
理して得られたP、Mg、B及びFeを必須成分とする
ガラス状の無機絶縁皮膜が耐久性の面から好ましい。
【0032】燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混
合液は、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を水に溶解す
ることによって得られる。燐酸、酸化マグネシウム及び
硼酸の混合比率は、重量比で(3.0〜6.5):1.
0:(0.5〜1.5)が好ましい。酸化マグネシウム
の添加量が多いと水に溶解し難くなり、燐酸の添加量が
多いと磁束密度が低下する傾向にある。なお、金属磁性
粉末との濡れ性を向上させるため、上記混合液に界面活
性剤を添加するのが好ましい。
合液は、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を水に溶解す
ることによって得られる。燐酸、酸化マグネシウム及び
硼酸の混合比率は、重量比で(3.0〜6.5):1.
0:(0.5〜1.5)が好ましい。酸化マグネシウム
の添加量が多いと水に溶解し難くなり、燐酸の添加量が
多いと磁束密度が低下する傾向にある。なお、金属磁性
粉末との濡れ性を向上させるため、上記混合液に界面活
性剤を添加するのが好ましい。
【0033】金属磁性粉末への絶縁被膜の形成は、常法
によって行えばよいが、例えば金属磁性粉末と無機絶縁
物(混合液)とを混合し、得られた混合物を乾燥させ、
水分を除去することによって行うことができる。絶縁被
膜を形成した金属磁性粉末は、次に耐熱性を有する熱硬
化性樹脂組成物(バインダー)と混合し、固化成型す
る。その混合比は、無機絶縁物被覆金属磁性粉末99.
5〜90.0重量%に対して熱硬化性樹脂組成物0.5
〜10.0重量%であるのが好ましい。
によって行えばよいが、例えば金属磁性粉末と無機絶縁
物(混合液)とを混合し、得られた混合物を乾燥させ、
水分を除去することによって行うことができる。絶縁被
膜を形成した金属磁性粉末は、次に耐熱性を有する熱硬
化性樹脂組成物(バインダー)と混合し、固化成型す
る。その混合比は、無機絶縁物被覆金属磁性粉末99.
5〜90.0重量%に対して熱硬化性樹脂組成物0.5
〜10.0重量%であるのが好ましい。
【0034】本発明における耐熱性熱硬化性樹脂組成物
は、300℃以下、好ましくは250℃以下の温度で加
熱硬化後F種以上の耐熱性を示すものであって、無機絶
縁被膜した金属磁性粉末を強固に固着できるものであれ
ば、特に制限はない。そのような熱硬化性樹脂組成物と
しては、例えば、(a) 少なくとも多官能エポキシ樹脂と
酸無水物もしくはフェノール硬化剤とを含有する多官能
エポキシ樹脂組成物、又は(b) 熱硬化性マレイミド系樹
脂組成物がある。
は、300℃以下、好ましくは250℃以下の温度で加
熱硬化後F種以上の耐熱性を示すものであって、無機絶
縁被膜した金属磁性粉末を強固に固着できるものであれ
ば、特に制限はない。そのような熱硬化性樹脂組成物と
しては、例えば、(a) 少なくとも多官能エポキシ樹脂と
酸無水物もしくはフェノール硬化剤とを含有する多官能
エポキシ樹脂組成物、又は(b) 熱硬化性マレイミド系樹
脂組成物がある。
【0035】多官能エポキシ樹脂としては、例えば、ビ
スフェノールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルFのジグリシジルエーテル、ビスフェノールADのジ
グリシジルエーテル、水添化ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテル、2,2−(4−ヒドロキシフェニル)
ノナデカンのジグリシジルエーテル、4,4’−ビス
(2,3−エポキシプロピル)ジフェニルエーテル、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−(3,4−エ
ポキシ)シクロヘキサンカルボキシレート、4−(1,
2−エポキシプロピル)−1,2−エポキシシクロヘキ
サン、2−(3,4−エポキシ)シクロヘキシル−5,
5−スピロ(3,4−エポキシ)−シクロヘキサン−m
−ジオキサン、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘ
キシルメチル−4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサ
ンカルボキシレート等の二官能性エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック樹脂、ビスフェノールAのノボラック型
エポキシ樹脂、ビスフェノールFのノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールADのノボラック型エポキシ樹
脂、下記一般式(2) 、(3) 又は(4)
スフェノールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルFのジグリシジルエーテル、ビスフェノールADのジ
グリシジルエーテル、水添化ビスフェノールAのジグリ
シジルエーテル、2,2−(4−ヒドロキシフェニル)
ノナデカンのジグリシジルエーテル、4,4’−ビス
(2,3−エポキシプロピル)ジフェニルエーテル、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−(3,4−エ
ポキシ)シクロヘキサンカルボキシレート、4−(1,
2−エポキシプロピル)−1,2−エポキシシクロヘキ
サン、2−(3,4−エポキシ)シクロヘキシル−5,
5−スピロ(3,4−エポキシ)−シクロヘキサン−m
−ジオキサン、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘ
キシルメチル−4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサ
ンカルボキシレート等の二官能性エポキシ樹脂、フェノ
ールノボラック樹脂、ビスフェノールAのノボラック型
エポキシ樹脂、ビスフェノールFのノボラック型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールADのノボラック型エポキシ樹
脂、下記一般式(2) 、(3) 又は(4)
【0036】
【化13】
【0037】
【化14】
【0038】
【化15】
【0039】で表されるナフタレン骨格エポキシ樹脂、
アントラセンジオールのジグリシジルエーテル、アント
ラセントリオールのトリグリシジルエーテル等のアント
ラセン骨格エポキシ樹脂、p−(2,3−エポキシプロ
ポキシ)フェニル基を2個有する二官能性エポキシ樹脂
0〜50重量部と、p−(2,3−エポキシプロポキ
シ)フェニル基を3個以上含む、下記一般式(1)
アントラセンジオールのジグリシジルエーテル、アント
ラセントリオールのトリグリシジルエーテル等のアント
ラセン骨格エポキシ樹脂、p−(2,3−エポキシプロ
ポキシ)フェニル基を2個有する二官能性エポキシ樹脂
0〜50重量部と、p−(2,3−エポキシプロポキ
シ)フェニル基を3個以上含む、下記一般式(1)
【0040】
【化16】
【0041】で表される多官能エポキシ樹脂、即ち、ト
リス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]
メタン、1,1,3−トリス[p−(2,3−エポキシ
プロポキシ)フェニル]ブタン、1,1,2,2−テト
ラキス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]エタン、1,1,3,3−テトラキス[p−(2,
3−エポキシプロポキシ)フェニル]プロパン、1,
1,3−トリス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)
フェニル]プロパン等の多官能性エポキシ樹脂100〜
50重量部とを少なくとも含むエポキシ樹脂等がある。
上記エポキシ樹脂の中でも、p−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)フェニル基を3個以上含む、下記一般式(1)
リス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]
メタン、1,1,3−トリス[p−(2,3−エポキシ
プロポキシ)フェニル]ブタン、1,1,2,2−テト
ラキス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]エタン、1,1,3,3−テトラキス[p−(2,
3−エポキシプロポキシ)フェニル]プロパン、1,
1,3−トリス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)
フェニル]プロパン等の多官能性エポキシ樹脂100〜
50重量部とを少なくとも含むエポキシ樹脂等がある。
上記エポキシ樹脂の中でも、p−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)フェニル基を3個以上含む、下記一般式(1)
【0042】
【化17】
【0043】で表される多官能エポキシ樹脂、及び下記
一般式(2) 、(3) 又は(4)
一般式(2) 、(3) 又は(4)
【0044】
【化18】
【0045】
【化19】
【0046】
【化20】
【0047】で表されるナフタレン骨格を有するエポキ
シ樹脂が好ましく、このエポキシ樹脂を少なくとも含む
熱硬化性樹脂組成物を用いた場合、無機絶縁被膜処理し
た金属磁性粉末99.5〜92.0重量%に対して0.
5〜8.0重量%使用するのが好ましい。
シ樹脂が好ましく、このエポキシ樹脂を少なくとも含む
熱硬化性樹脂組成物を用いた場合、無機絶縁被膜処理し
た金属磁性粉末99.5〜92.0重量%に対して0.
5〜8.0重量%使用するのが好ましい。
【0048】また、(a) ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、(b) ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、(c) ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
(d) トリス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン及び
(e) テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)アルカンか
ら選ばれる少なくとも二種類以上の多価フェノールの混
合物と、エピクロルヒドリンとを反応させて得られる多
官能エポキシ樹脂も、硬化前に低粘度であるため作業性
が良好で、しかも硬化後に高耐熱性を有することから有
用である。
ル)メタン、(b) ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、(c) ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
(d) トリス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン及び
(e) テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)アルカンか
ら選ばれる少なくとも二種類以上の多価フェノールの混
合物と、エピクロルヒドリンとを反応させて得られる多
官能エポキシ樹脂も、硬化前に低粘度であるため作業性
が良好で、しかも硬化後に高耐熱性を有することから有
用である。
【0049】トリス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ン(d) としては、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、トリス(4−
ヒドロキシフェニル)ブタン、トリス(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘキサン、トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)オク
タン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)ノナン等があ
る。また、トリス(4−ヒドロキシジメチルフェニル)
メタンなどのトリス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ン誘導体を用いてもよい。
ン(d) としては、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、トリス(4−
ヒドロキシフェニル)ブタン、トリス(4−ヒドロキシ
フェニル)ヘキサン、トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)オク
タン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)ノナン等があ
る。また、トリス(4−ヒドロキシジメチルフェニル)
メタンなどのトリス(4−ヒドロキシフェニル)アルカ
ン誘導体を用いてもよい。
【0050】テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)ア
ルカン(e) としては、テトラキス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、テ
トラキス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、テトラ
キス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、テトラキス
(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、テトラキス(4
−ヒドロキシフェニル)ノナン等がある。また、テトラ
キス(4−ヒドロキシジメチルフェニル)メタンなどの
テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン誘導体
を用いてもよい。
ルカン(e) としては、テトラキス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、テ
トラキス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、テトラ
キス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、テトラキス
(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、テトラキス(4
−ヒドロキシフェニル)ノナン等がある。また、テトラ
キス(4−ヒドロキシジメチルフェニル)メタンなどの
テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)アルカン誘導体
を用いてもよい。
【0051】このうち、耐熱性と粘度の観点から、トリ
ス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]メ
タン、1,1,3−トリス[p−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)フェニル]ブタン、1,1,2,2−テトラ
キス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]
エタン、1,1,3,3−テトラキス[p−(2,3−
エポキシプロポキシ)フェニル]プロパン、1,1,3
−トリス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]プロパン等の多官能性エポキシ樹脂と、ビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノールFのジ
グリシジルエーテル又はビスフェノールADのジグリシ
ジルエーテルとの併用が好ましい。
ス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]メ
タン、1,1,3−トリス[p−(2,3−エポキシプ
ロポキシ)フェニル]ブタン、1,1,2,2−テトラ
キス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]
エタン、1,1,3,3−テトラキス[p−(2,3−
エポキシプロポキシ)フェニル]プロパン、1,1,3
−トリス[p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニ
ル]プロパン等の多官能性エポキシ樹脂と、ビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテル、ビスフェノールFのジ
グリシジルエーテル又はビスフェノールADのジグリシ
ジルエーテルとの併用が好ましい。
【0052】この場合、三官能以上の多官能エポキシ樹
脂と二官能性エポキシ樹脂との配合割合は、特に制限は
ないが、多官能エポキシ樹脂1重量部に対して二官能性
エポキシ樹脂を0.1〜19重量部配合するのが好まし
い。多官能エポキシ樹脂が多くなると、硬化前の粘度が
高くなるとともに硬化後に固く脆くなる傾向にあり、逆
に二官能性エポキシ樹脂が多くなると、粘度は低下する
が、耐熱性が低下する傾向にある。粘度と耐熱性を両立
させるには、多官能エポキシ樹脂1重量部に対して二官
能性エポキシ樹脂を1〜9重量部配合するのが特に好ま
しい。また、ナフタレンジオールのジグリシジルエーテ
ル等のナフタレンやアントラセン骨格エポキシ樹脂を含
む組成物が、耐熱性と粘度の観点から好ましい。
脂と二官能性エポキシ樹脂との配合割合は、特に制限は
ないが、多官能エポキシ樹脂1重量部に対して二官能性
エポキシ樹脂を0.1〜19重量部配合するのが好まし
い。多官能エポキシ樹脂が多くなると、硬化前の粘度が
高くなるとともに硬化後に固く脆くなる傾向にあり、逆
に二官能性エポキシ樹脂が多くなると、粘度は低下する
が、耐熱性が低下する傾向にある。粘度と耐熱性を両立
させるには、多官能エポキシ樹脂1重量部に対して二官
能性エポキシ樹脂を1〜9重量部配合するのが特に好ま
しい。また、ナフタレンジオールのジグリシジルエーテ
ル等のナフタレンやアントラセン骨格エポキシ樹脂を含
む組成物が、耐熱性と粘度の観点から好ましい。
【0053】本発明に用いられる酸無水物としては、一
般的な酸無水物であれば特に制限はない。そのような化
合物としては、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ナジック酸無水物、メ
チルナジック酸無水物、ドデシル無水コハク酸、無水コ
ハク酸、オクタデシル無水コハク酸、無水マレイン酸、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物などがあり、単
独で又は2種以上を混合して用いることができる。これ
らのうち、耐熱性の観点からナジック酸無水物又はメチ
ルナジック酸無水物を含有するのが好ましい。
般的な酸無水物であれば特に制限はない。そのような化
合物としては、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ナジック酸無水物、メ
チルナジック酸無水物、ドデシル無水コハク酸、無水コ
ハク酸、オクタデシル無水コハク酸、無水マレイン酸、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物などがあり、単
独で又は2種以上を混合して用いることができる。これ
らのうち、耐熱性の観点からナジック酸無水物又はメチ
ルナジック酸無水物を含有するのが好ましい。
【0054】本発明に用いられるフェノール硬化剤とし
ては、フェノール性水酸基を2個以上有するフェノール
樹脂であれば特に制限はない。そのようなフェノール樹
脂としては、例えば、フェノールノボラック、クレゾー
ルノボラック、キシレゾールノボラック、ビスフェノー
ルAのノボラック、ビスフェノールFのノボラック、ビ
スフェノールADのノボラック、ポリp−ビニルフェノ
ール、レゾール型フェノール等があり、単独で又は2種
以上を混合して用いることができる。
ては、フェノール性水酸基を2個以上有するフェノール
樹脂であれば特に制限はない。そのようなフェノール樹
脂としては、例えば、フェノールノボラック、クレゾー
ルノボラック、キシレゾールノボラック、ビスフェノー
ルAのノボラック、ビスフェノールFのノボラック、ビ
スフェノールADのノボラック、ポリp−ビニルフェノ
ール、レゾール型フェノール等があり、単独で又は2種
以上を混合して用いることができる。
【0055】本発明のエポキシ樹脂組成物を硬化させる
際、必要に応じて、硬化触媒を熱硬化性樹脂組成物に添
加してもよい。硬化触媒は、多官能エポキシ樹脂と硬化
剤との反応を加速させる働きがあれば、特に制限はな
い。そのような硬化触媒としては、例えば、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、テトラメチルブタンジアミ
ン、トリエチレンジアミン等の3級アミン類、ジメチル
アミノエタノール、ジメチルアミノペンタノール、トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール、N−メチルモ
ルフォリン等のアミン類、また、セチルトリメチルアン
モニウムブロマイド、セチルトリメチルアンモニウムク
ロライド、セチルトリメチルアンモニウムアイオダイ
ド、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ドデ
シルトリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリ
メチルアンモニウムアイオダイド、ベンジルジメチルテ
トラデシルアンモニウムクロライド、ベンジルジメチル
テトラデシルアンモニウムブロマイド、アリルドデシル
トリメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルジメチル
ステアリルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ベンジルジメチルテトラ
デシルアンモニウムアセチレート等の第4級アンモニウ
ム塩、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾー
ル、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイ
ミダゾール、2−メチル−4−エチルイミダゾール、1
−ブチルイミダゾール、1−プロピル−2−メチルイミ
ダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1
−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シア
ノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル
−2−ウンデシルイミダゾール、1−アジン−2−メチ
ルイミダゾール、1−アジン−2−ウンデシル等のイミ
ダゾール類、アミンとオクタン酸亜鉛やコバルト等との
金属塩、1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]−ウ
ンデセン−7、N−メチル−ピペラジン、テトラメチル
ブチルグアニジン、トリエチルアンモニウムテトラフェ
ニルボレート、2−エチル−4−メチルテトラフェニル
ボレート、1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]−
ウンデセン−7−テトラフェニルボレート等のアミンテ
トラフェニルボレート、トリフェニルホスフィン、トリ
フェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、アルミ
ニウムトリアルキルアセトアセテート、アルミニウムト
リスアセチルアセトアセテート、アルミニウムアルコラ
ート、アルミニウムアシレート、ソジウムアルコラート
などが挙げられる。このような硬化触媒は、熱硬化性樹
脂組成物に対して、0.01〜5重量%添加するのが一
般的である。
際、必要に応じて、硬化触媒を熱硬化性樹脂組成物に添
加してもよい。硬化触媒は、多官能エポキシ樹脂と硬化
剤との反応を加速させる働きがあれば、特に制限はな
い。そのような硬化触媒としては、例えば、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、テトラメチルブタンジアミ
ン、トリエチレンジアミン等の3級アミン類、ジメチル
アミノエタノール、ジメチルアミノペンタノール、トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノール、N−メチルモ
ルフォリン等のアミン類、また、セチルトリメチルアン
モニウムブロマイド、セチルトリメチルアンモニウムク
ロライド、セチルトリメチルアンモニウムアイオダイ
ド、ドデシルトリメチルアンモニウムブロマイド、ドデ
シルトリメチルアンモニウムクロライド、ドデシルトリ
メチルアンモニウムアイオダイド、ベンジルジメチルテ
トラデシルアンモニウムクロライド、ベンジルジメチル
テトラデシルアンモニウムブロマイド、アリルドデシル
トリメチルアンモニウムブロマイド、ベンジルジメチル
ステアリルアンモニウムブロマイド、ステアリルトリメ
チルアンモニウムクロライド、ベンジルジメチルテトラ
デシルアンモニウムアセチレート等の第4級アンモニウ
ム塩、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾー
ル、2−ウンデシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイ
ミダゾール、2−メチル−4−エチルイミダゾール、1
−ブチルイミダゾール、1−プロピル−2−メチルイミ
ダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1
−シアノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シア
ノエチル−2−メチルイミダゾール、1−シアノエチル
−2−ウンデシルイミダゾール、1−アジン−2−メチ
ルイミダゾール、1−アジン−2−ウンデシル等のイミ
ダゾール類、アミンとオクタン酸亜鉛やコバルト等との
金属塩、1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]−ウ
ンデセン−7、N−メチル−ピペラジン、テトラメチル
ブチルグアニジン、トリエチルアンモニウムテトラフェ
ニルボレート、2−エチル−4−メチルテトラフェニル
ボレート、1,8−ジアザ−ビシクロ[5.4.0]−
ウンデセン−7−テトラフェニルボレート等のアミンテ
トラフェニルボレート、トリフェニルホスフィン、トリ
フェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、アルミ
ニウムトリアルキルアセトアセテート、アルミニウムト
リスアセチルアセトアセテート、アルミニウムアルコラ
ート、アルミニウムアシレート、ソジウムアルコラート
などが挙げられる。このような硬化触媒は、熱硬化性樹
脂組成物に対して、0.01〜5重量%添加するのが一
般的である。
【0056】その他、必要に応じて希釈剤としてシクロ
ヘキセンビニルモノオキシド、オクチレンオキシド、ブ
チルグリシジルエーテル、スチレンオキシド、フェニル
グリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート、アリ
ルグリシジルエーテル等のモノエポキシ樹脂等を添加し
てもよい。しかし、一般に希釈剤は粘度を下げる効果は
あるものの、耐熱性を低下させることが多いため、少量
に抑えるのが好ましい。
ヘキセンビニルモノオキシド、オクチレンオキシド、ブ
チルグリシジルエーテル、スチレンオキシド、フェニル
グリシジルエーテル、グリシジルメタクリレート、アリ
ルグリシジルエーテル等のモノエポキシ樹脂等を添加し
てもよい。しかし、一般に希釈剤は粘度を下げる効果は
あるものの、耐熱性を低下させることが多いため、少量
に抑えるのが好ましい。
【0057】本発明における熱硬化性マレイミド系樹脂
組成物は、300℃以下、好ましくは250℃以下の温
度で加熱硬化後F種以上の耐熱性を示し、無機絶縁被膜
した金属磁性粉末を強固に固着できるものであって、付
加硬化型のマレイミド化合物を含むものであれば、特に
制限はない。そのような熱硬化性マレイミドとしては、
例えば、N,N’−エチレンビスマレイミド、N,N’
−ヘキサメチレンビスマレイミド、N,N’−ドデカメ
チレンビスマレイミド、N,N’−m−キシリレンビス
マレイミド、N,N’−p−キシリレンビスマレイミ
ド、N,N’−1,3−ビスメチレンシクロヘキサンビ
スマレイミド、N,N’−1,4−ビスメチレンシクロ
ヘキサンビスマレイミド、N,N’−2、4−トリリレ
ンビスマレイミド、N,N’−2,6−トリリレンビス
マレイミド、N,N’−3,3’−ジフェニルメタンビ
スマレイミド、N,N’−(3−エチル)−3,3’−
ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−(3,
3’−ジメチル)−3,3’−ジフェニルメタンビスマ
レイミド、N,N’−(3,3’−ジエチル)−3,
3’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−
(3,3’−ジクロロ)−3,3’−ジフェニルメタン
ビスマレイミド、N,N’−4,4’−ジフェニルメタ
ンビスマレイミド、N,N’−(3−エチル)−4,
4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−
(3,3’−ジメチル)−4,4’−ジフェニルメタン
ビスマレイミド、N,N’−(3,3’−ジエチル)−
4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’
−(3,3’−ジクロロ)−4,4’−ジフェニルメタ
ンビスマレイミド、N,N’−3,3’−ジフェニルス
ルフォンビスマレイミド、N,N’−4,4’−ジフェ
ニルスルフォンビスマレイミド、N,N’−3,3’−
ジフェニルスルフィドビスマレイミド、N,N’−4,
4’−ジフェニルスルフィドビスマレイミド、N,N’
−p−ベンゾフェノンビスマレイミド、N,N’−4,
4’−ジフェニルエタンビスマレイミド、N,N’−
4,4’−ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,
N’−(メチレン−ジテトラヒドロフェニル)ビスマレ
イミド、N,N’−トリジンビスマレイミド、N,N’
−イソフォロンビスマレイミド、N,N’−p−ジフェ
ニルジメチルシリルビスマレイミド、N,N’−4,
4’−ジフェニルプロパンビスマレイミド、2,2−ビ
ス(4−(4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニ
ル)プロパン、N,N’−ナフタレンビスマレイミド、
N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、N,N’−
m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−4,4’−
(1,1’−ジフェニルシクロヘキサン)−ビスマレイ
ミド、N,N’−3,5−(1,2,4−トリアゾー
ル)−ビスマレイミド、N,N’−ピリジン−2,6−
ジイルビスマレイミド、N,N’−5−メトキシ−1,
3−フェニレンビスマレイミド、1,2−ビス(2−マ
レイミドエトキシ)−エタン、1,3−ビス(3−マレ
イミドプロポキシ)−プロパン、N,N’−4,4’−
ジフェニルメタン−ビス−ジメチルマレイミド、N,
N’−ヘキサメチレン−ビス−ジメチルマレイミド、
N,N’−4,4’−(ジフェニルエーテル)−ビス−
ジメチルマレイミド、N,N’−4,4’−(ジフェニ
ルスルフォン)−ビス−ジメチルマレイミド、4,4’
−ジアミノ−トリフェニルホスフェートのN,N’−ビ
スマレイミド、2,2’−ビス〔4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパンのN,N’−ビスマレイミ
ド、2,2’−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニルメタンのN,N’−ビスマレイミド、2,2’−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニルエタンの
N,N’−ビスマレイミド等々に代表される二官能性マ
レイミドのほか、アニリンとホルマリンとの反応生成物
(ポリアミン化合物)、3,4,4’−トリアミノジフ
ェニルメタン、トリアミノフェノール等と無水マレイン
酸との反応で得られる多官能マレイミド、フェニルマレ
イミド、トリルマレイミド、キシリルマレイミド等のモ
ノマレイミドが挙げられる。
組成物は、300℃以下、好ましくは250℃以下の温
度で加熱硬化後F種以上の耐熱性を示し、無機絶縁被膜
した金属磁性粉末を強固に固着できるものであって、付
加硬化型のマレイミド化合物を含むものであれば、特に
制限はない。そのような熱硬化性マレイミドとしては、
例えば、N,N’−エチレンビスマレイミド、N,N’
−ヘキサメチレンビスマレイミド、N,N’−ドデカメ
チレンビスマレイミド、N,N’−m−キシリレンビス
マレイミド、N,N’−p−キシリレンビスマレイミ
ド、N,N’−1,3−ビスメチレンシクロヘキサンビ
スマレイミド、N,N’−1,4−ビスメチレンシクロ
ヘキサンビスマレイミド、N,N’−2、4−トリリレ
ンビスマレイミド、N,N’−2,6−トリリレンビス
マレイミド、N,N’−3,3’−ジフェニルメタンビ
スマレイミド、N,N’−(3−エチル)−3,3’−
ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−(3,
3’−ジメチル)−3,3’−ジフェニルメタンビスマ
レイミド、N,N’−(3,3’−ジエチル)−3,
3’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−
(3,3’−ジクロロ)−3,3’−ジフェニルメタン
ビスマレイミド、N,N’−4,4’−ジフェニルメタ
ンビスマレイミド、N,N’−(3−エチル)−4,
4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’−
(3,3’−ジメチル)−4,4’−ジフェニルメタン
ビスマレイミド、N,N’−(3,3’−ジエチル)−
4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N’
−(3,3’−ジクロロ)−4,4’−ジフェニルメタ
ンビスマレイミド、N,N’−3,3’−ジフェニルス
ルフォンビスマレイミド、N,N’−4,4’−ジフェ
ニルスルフォンビスマレイミド、N,N’−3,3’−
ジフェニルスルフィドビスマレイミド、N,N’−4,
4’−ジフェニルスルフィドビスマレイミド、N,N’
−p−ベンゾフェノンビスマレイミド、N,N’−4,
4’−ジフェニルエタンビスマレイミド、N,N’−
4,4’−ジフェニルエーテルビスマレイミド、N,
N’−(メチレン−ジテトラヒドロフェニル)ビスマレ
イミド、N,N’−トリジンビスマレイミド、N,N’
−イソフォロンビスマレイミド、N,N’−p−ジフェ
ニルジメチルシリルビスマレイミド、N,N’−4,
4’−ジフェニルプロパンビスマレイミド、2,2−ビ
ス(4−(4−(3−マレイミドフェノキシ)フェニ
ル)プロパン、N,N’−ナフタレンビスマレイミド、
N,N’−p−フェニレンビスマレイミド、N,N’−
m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−4,4’−
(1,1’−ジフェニルシクロヘキサン)−ビスマレイ
ミド、N,N’−3,5−(1,2,4−トリアゾー
ル)−ビスマレイミド、N,N’−ピリジン−2,6−
ジイルビスマレイミド、N,N’−5−メトキシ−1,
3−フェニレンビスマレイミド、1,2−ビス(2−マ
レイミドエトキシ)−エタン、1,3−ビス(3−マレ
イミドプロポキシ)−プロパン、N,N’−4,4’−
ジフェニルメタン−ビス−ジメチルマレイミド、N,
N’−ヘキサメチレン−ビス−ジメチルマレイミド、
N,N’−4,4’−(ジフェニルエーテル)−ビス−
ジメチルマレイミド、N,N’−4,4’−(ジフェニ
ルスルフォン)−ビス−ジメチルマレイミド、4,4’
−ジアミノ−トリフェニルホスフェートのN,N’−ビ
スマレイミド、2,2’−ビス〔4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパンのN,N’−ビスマレイミ
ド、2,2’−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニルメタンのN,N’−ビスマレイミド、2,2’−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニルエタンの
N,N’−ビスマレイミド等々に代表される二官能性マ
レイミドのほか、アニリンとホルマリンとの反応生成物
(ポリアミン化合物)、3,4,4’−トリアミノジフ
ェニルメタン、トリアミノフェノール等と無水マレイン
酸との反応で得られる多官能マレイミド、フェニルマレ
イミド、トリルマレイミド、キシリルマレイミド等のモ
ノマレイミドが挙げられる。
【0058】上記付加硬化型のマレイミドには、トリア
リルトリメリテート、ジアリルテレフタレート、ジアリ
ルイソフタレート、p,p’−ジアリロキシカルボニル
カルボニルジフェニルエーテル、m,p’−ジアリロキ
シカルボニルカルボニルジフェニルエーテル、o,p’
−ジアリロキシカルボニルカルボニルジフェニルエーテ
ル、m,m’−ジアリロキシカルボニルカルボニルジフ
ェニルエーテル、トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルシアヌレート等の多価カルボン酸アリルエステル、
スチレン、上記アルケニルフェノール化合物、アルケニ
ルアミン化合物、酸無水物、エポキシ樹脂、ジアミン化
合物等を添加してもよいし、変性してもよい。
リルトリメリテート、ジアリルテレフタレート、ジアリ
ルイソフタレート、p,p’−ジアリロキシカルボニル
カルボニルジフェニルエーテル、m,p’−ジアリロキ
シカルボニルカルボニルジフェニルエーテル、o,p’
−ジアリロキシカルボニルカルボニルジフェニルエーテ
ル、m,m’−ジアリロキシカルボニルカルボニルジフ
ェニルエーテル、トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルシアヌレート等の多価カルボン酸アリルエステル、
スチレン、上記アルケニルフェノール化合物、アルケニ
ルアミン化合物、酸無水物、エポキシ樹脂、ジアミン化
合物等を添加してもよいし、変性してもよい。
【0059】これらのうち、上記付加硬化型のマレイミ
ドと酸無水物もしくはエポキシ樹脂との併用もしくは変
性、上記付加硬化型のマレイミドと、酸無水物もしくは
エポキシ樹脂と、アルケニルフェノール化合物もしくは
アルケニルアミン化合物との併用もしくは変性、又は上
記付加硬化型のマレイミドと、多価カルボン酸アリルエ
ステルと、アルケニルフェノール化合物、アルケニルア
ミン化合物もしくはジアミンとの併用もしくは変性が、
耐熱性と粘度を両立させる観点から好ましい。
ドと酸無水物もしくはエポキシ樹脂との併用もしくは変
性、上記付加硬化型のマレイミドと、酸無水物もしくは
エポキシ樹脂と、アルケニルフェノール化合物もしくは
アルケニルアミン化合物との併用もしくは変性、又は上
記付加硬化型のマレイミドと、多価カルボン酸アリルエ
ステルと、アルケニルフェノール化合物、アルケニルア
ミン化合物もしくはジアミンとの併用もしくは変性が、
耐熱性と粘度を両立させる観点から好ましい。
【0060】特に好ましくは、アミノマレイミド、
ビスマレイミド100重量部とジアリルビスフェノール
類50〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成物、
又はビスマレイミド100重量部とジアリルビスフェ
ノール類50〜100重量部と、多官能性エポキシ樹脂
0〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成物を用い
ることができる。この場合、無機絶縁被膜処理した金属
磁性粉末99.5〜92.0重量%に対して、樹脂(組
成物)を0.5〜8.0重量%使用するのが好ましい。
ビスマレイミド100重量部とジアリルビスフェノール
類50〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成物、
又はビスマレイミド100重量部とジアリルビスフェ
ノール類50〜100重量部と、多官能性エポキシ樹脂
0〜100重量部とを少なくとも含む樹脂組成物を用い
ることができる。この場合、無機絶縁被膜処理した金属
磁性粉末99.5〜92.0重量%に対して、樹脂(組
成物)を0.5〜8.0重量%使用するのが好ましい。
【0061】また、好ましくはアミノマレイミド及びエ
ポキシ樹脂を併用して用いることもできるが、この場合
は、アミノマレイミド0.5〜5.0重量%、エポキシ
樹脂0.5〜5.0重量%、及び無機絶縁被膜処理した
金属磁性粉末99.0〜90.0重量%の混合比で使用
するのが好ましい。本発明の熱硬化性マレイミド系樹脂
組成物は、硬化触媒がなくても十分に硬化し得るが、更
に反応を促進したい場合には、必要に応じて、硬化触媒
を熱硬化性樹脂組成物又は絶縁基材に添加してもよい。
硬化触媒は、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物の反応を
加速させる働きがあれば、特に制限はない。そのような
硬化触媒としては、例えば、イオン系触媒又はフリーラ
ジカル系触媒が有効である。
ポキシ樹脂を併用して用いることもできるが、この場合
は、アミノマレイミド0.5〜5.0重量%、エポキシ
樹脂0.5〜5.0重量%、及び無機絶縁被膜処理した
金属磁性粉末99.0〜90.0重量%の混合比で使用
するのが好ましい。本発明の熱硬化性マレイミド系樹脂
組成物は、硬化触媒がなくても十分に硬化し得るが、更
に反応を促進したい場合には、必要に応じて、硬化触媒
を熱硬化性樹脂組成物又は絶縁基材に添加してもよい。
硬化触媒は、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物の反応を
加速させる働きがあれば、特に制限はない。そのような
硬化触媒としては、例えば、イオン系触媒又はフリーラ
ジカル系触媒が有効である。
【0062】この硬化触媒は、熱硬化性マレイミド系樹
脂組成物を基準にして0.05〜10重量%、特に0.
1〜5重量%用いるのが好ましい。イオン系触媒として
は、上記酸無水物硬化エポキシ樹脂組成物で用いる硬化
触媒と同様のものが使用できる。フリーラジカル系触媒
としては、公知の有機過酸化物、ヒドロペルオキシド、
アゾイソブチロニトリル等が使用できる。
脂組成物を基準にして0.05〜10重量%、特に0.
1〜5重量%用いるのが好ましい。イオン系触媒として
は、上記酸無水物硬化エポキシ樹脂組成物で用いる硬化
触媒と同様のものが使用できる。フリーラジカル系触媒
としては、公知の有機過酸化物、ヒドロペルオキシド、
アゾイソブチロニトリル等が使用できる。
【0063】本発明に用いられる耐熱性熱硬化性樹脂組
成物には、無機絶縁被膜を施した金属磁性粉末との濡れ
性を改善するために、界面活性剤を添加するのが好まし
い。そのような界面活性剤としては、例えば、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロルシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシラ
ン、ビニル・トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−ユレイドプロピルトリエトキシシラン等のシラン系界
面活性剤、イソプロピルイソステアロイルチタネート、
イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピ
ルメタクリロイルイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリドデシルチタネート、イソプロピルイソステ
アロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリス
(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピル
トリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリス
(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプ
ロピルトリス(n−アミノエチル−アミノエチル)チタ
ネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファ
イト)チタネート、テトラオクチルビス(ジドデシルホ
スファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフ
ァイトチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネ
ート、ビス)ジオクチルパイロホスフェート)エチレン
チタネート等のチタネート系界面活性剤、エチルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニ
ウムトリス(エチルアセトアセテート)等のアルミニウ
ム系界面活性剤、あるいはジルコニウム系界面活性剤等
があり、2種以上を混合して使用してもよい。
成物には、無機絶縁被膜を施した金属磁性粉末との濡れ
性を改善するために、界面活性剤を添加するのが好まし
い。そのような界面活性剤としては、例えば、γ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロルシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシラ
ン、ビニル・トリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−ユレイドプロピルトリエトキシシラン等のシラン系界
面活性剤、イソプロピルイソステアロイルチタネート、
イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピ
ルメタクリロイルイソステアロイルチタネート、イソプ
ロピルトリドデシルチタネート、イソプロピルイソステ
アロイルジアクリルチタネート、イソプロピルトリス
(ジオクチルホスフェート)チタネート、イソプロピル
トリクミルフェニルチタネート、イソプロピルトリス
(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート、イソプ
ロピルトリス(n−アミノエチル−アミノエチル)チタ
ネート、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファ
イト)チタネート、テトラオクチルビス(ジドデシルホ
スファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオ
キシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスフ
ァイトチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネ
ート、ビス)ジオクチルパイロホスフェート)エチレン
チタネート等のチタネート系界面活性剤、エチルアセト
アセテートアルミニウムジイソプロピレート、アルミニ
ウムトリス(エチルアセトアセテート)等のアルミニウ
ム系界面活性剤、あるいはジルコニウム系界面活性剤等
があり、2種以上を混合して使用してもよい。
【0064】これらのうち、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、イソプロピルイソステア
ロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタ
ネート、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプ
ロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテ
ート)が好ましい。特に、低粘度化のために、イソプロ
ピルイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオ
クタノイルチタネート等の一官能性の界面活性剤と、耐
クッラク性や機械強度向上のために、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン等の多官能の界面
活性剤を併用するのが好ましい。
トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、イソプロピルイソステア
ロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタ
ネート、エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプ
ロピレート、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテ
ート)が好ましい。特に、低粘度化のために、イソプロ
ピルイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオ
クタノイルチタネート等の一官能性の界面活性剤と、耐
クッラク性や機械強度向上のために、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン等の多官能の界面
活性剤を併用するのが好ましい。
【0065】これら界面活性剤は、予め金属磁性粉末に
処理しても、後から樹脂組成物に加えてもよく、またそ
の両方を併用してもよい。界面活性剤の好ましい添加量
は、(金属磁性粉末の比表面積(m2/gr)×金属磁
性粉末の重量(gr))/界面活性剤の被覆面積(m2
/gr)で計算することができる。但し、金属磁性粉末
の比表面積が不明の場合あるいは表面状態が著しく複雑
な場合、金属磁性粉末に対して1重量%を基準にして、
適宜増減しながら使用量を求めることができる。
処理しても、後から樹脂組成物に加えてもよく、またそ
の両方を併用してもよい。界面活性剤の好ましい添加量
は、(金属磁性粉末の比表面積(m2/gr)×金属磁
性粉末の重量(gr))/界面活性剤の被覆面積(m2
/gr)で計算することができる。但し、金属磁性粉末
の比表面積が不明の場合あるいは表面状態が著しく複雑
な場合、金属磁性粉末に対して1重量%を基準にして、
適宜増減しながら使用量を求めることができる。
【0066】本発明の熱硬化性樹脂組成物は、必要に応
じて変性することも有効である。例えば、スチレンやメ
チルメタクリレート等のビニル化合物モノマーによる変
性、ポリブタジエン、ポリクロロプレン等のゴムによる
変性、不飽和ポリエステル変性、脂肪族アミン、芳香族
アミン、アリルアミン等のアミンによる変性、フラン系
化合物やフェノール化合物により変性することができ
る。また、シリカ粉、石英ガラス粉、アルミナ粉等のほ
か、水和アルミナ、水和マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸ジルコニウム、ケイ酸カルシウム、タルク、
クレー、マイカ、ガラス繊維粉等の無機充填剤を添加す
ることも可能である。
じて変性することも有効である。例えば、スチレンやメ
チルメタクリレート等のビニル化合物モノマーによる変
性、ポリブタジエン、ポリクロロプレン等のゴムによる
変性、不飽和ポリエステル変性、脂肪族アミン、芳香族
アミン、アリルアミン等のアミンによる変性、フラン系
化合物やフェノール化合物により変性することができ
る。また、シリカ粉、石英ガラス粉、アルミナ粉等のほ
か、水和アルミナ、水和マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、ケイ酸ジルコニウム、ケイ酸カルシウム、タルク、
クレー、マイカ、ガラス繊維粉等の無機充填剤を添加す
ることも可能である。
【0067】以上説明した熱硬化性樹脂組成物と、無機
絶縁物被覆金属磁性粉末とを混合したら、この混合物を
成型用金型に充填し、粉末成型プレスを用いて固化成型
する。この固化成型工程では、100〜800MPa、
好ましくは400〜700MPaの圧力で加圧成型す
る。100MPa未満の圧力では、十分に固化成型する
ことができず、800MPaを超える圧力では、無機絶
縁皮膜が破壊され、固有抵抗が低下する傾向にある。
絶縁物被覆金属磁性粉末とを混合したら、この混合物を
成型用金型に充填し、粉末成型プレスを用いて固化成型
する。この固化成型工程では、100〜800MPa、
好ましくは400〜700MPaの圧力で加圧成型す
る。100MPa未満の圧力では、十分に固化成型する
ことができず、800MPaを超える圧力では、無機絶
縁皮膜が破壊され、固有抵抗が低下する傾向にある。
【0068】固化成型工程により所望の形状を有する成
型体が得られたら、加熱硬化・固着させ、圧粉磁心とす
る。加熱硬化工程における加熱は、300℃以下、好ま
しくは250℃以下で行う。300℃を超えると、熱硬
化性樹脂が劣化する傾向にある。
型体が得られたら、加熱硬化・固着させ、圧粉磁心とす
る。加熱硬化工程における加熱は、300℃以下、好ま
しくは250℃以下で行う。300℃を超えると、熱硬
化性樹脂が劣化する傾向にある。
【0069】以上のようにして得られる圧粉磁心は、1
55℃に5000時間保持しても金属磁性粉末粒子相互
の絶縁が維持され、金属磁性粉末同士の接触による渦電
流損の増大を抑制でき、高い周波数帯域まで透磁率を低
下させずに保つことができる。具体的には、155℃に
5000時間保持した後、0.5テスラ、15kHzに
おける鉄損が初期の15倍以下であり、固有抵抗が初期
の0.05倍以上であり、また磁束密度が、周波数50
Hz〜500kHzの範囲で1テスラ以上である圧粉磁
心が得られる。このように優れた特性を有する圧粉磁心
は、鉄心コアとすることにより、種々の電気機器に適用
することができる。そのような電気機器としては、例え
ば、リアクトル、回転機固定子、それを用いた回転機、
変圧器等が挙げられる。リアクトルは、鉄心コアと巻線
とを有するものであってもよいし、鉄心コアとモールド
コイルとを有するものであってもよい。モールドコイル
は、F種以上の耐熱性を有し、熱伝導率が2〜4W/K
mのモールドレジンでモールドしたコイルであるのが好
ましい。
55℃に5000時間保持しても金属磁性粉末粒子相互
の絶縁が維持され、金属磁性粉末同士の接触による渦電
流損の増大を抑制でき、高い周波数帯域まで透磁率を低
下させずに保つことができる。具体的には、155℃に
5000時間保持した後、0.5テスラ、15kHzに
おける鉄損が初期の15倍以下であり、固有抵抗が初期
の0.05倍以上であり、また磁束密度が、周波数50
Hz〜500kHzの範囲で1テスラ以上である圧粉磁
心が得られる。このように優れた特性を有する圧粉磁心
は、鉄心コアとすることにより、種々の電気機器に適用
することができる。そのような電気機器としては、例え
ば、リアクトル、回転機固定子、それを用いた回転機、
変圧器等が挙げられる。リアクトルは、鉄心コアと巻線
とを有するものであってもよいし、鉄心コアとモールド
コイルとを有するものであってもよい。モールドコイル
は、F種以上の耐熱性を有し、熱伝導率が2〜4W/K
mのモールドレジンでモールドしたコイルであるのが好
ましい。
【0070】本発明の圧粉磁心を用いた鉄心コアを有す
るリアクトルは、耐熱性に優れているため、冷却ファン
を設けたり水冷したりする必要がない。なお、熱放散性
をさらに向上させるために、鉄心コアとモールドコイル
との間に高熱伝導性を有する絶縁物を設置してもよい。
この絶縁物の熱伝導率は、0.2〜4W/Kmであるの
が好ましい。
るリアクトルは、耐熱性に優れているため、冷却ファン
を設けたり水冷したりする必要がない。なお、熱放散性
をさらに向上させるために、鉄心コアとモールドコイル
との間に高熱伝導性を有する絶縁物を設置してもよい。
この絶縁物の熱伝導率は、0.2〜4W/Kmであるの
が好ましい。
【0071】回転機固定子は、いかなるものであっても
よいが、通常、複数のスロットを有する鉄心コアと、そ
のスロット内に収納される複数のコイルと、その複数の
コイルと電気的に接続するための口出線とを備えてお
り、該鉄心コアに本発明の圧粉磁心を用いればよい。こ
の固定子と回転子とを組み合わせることにより、回転機
が得られる。変圧器もいかなるものであってもよいが、
通常、一次コイルと二次コイルと鉄心コアとを有してお
り、該鉄心コアに本発明の圧粉磁心を用いればよい。
よいが、通常、複数のスロットを有する鉄心コアと、そ
のスロット内に収納される複数のコイルと、その複数の
コイルと電気的に接続するための口出線とを備えてお
り、該鉄心コアに本発明の圧粉磁心を用いればよい。こ
の固定子と回転子とを組み合わせることにより、回転機
が得られる。変圧器もいかなるものであってもよいが、
通常、一次コイルと二次コイルと鉄心コアとを有してお
り、該鉄心コアに本発明の圧粉磁心を用いればよい。
【0072】上記リアクトルは、半導体スイッチに適用
することができる。例えば、リアクトルと半導体スイッ
チ素子を直列回路に構成することにより、スイッチの電
流立ち上がりを緩やかにし、半導体スイッチ素子の破損
を防止することができる。半導体スイッチ素子として
は、いかなるものであってもよいが、例えばGTO、サ
イリスタ、IGBT等を用いることができる。なお、こ
の半導体スイッチにおける半導体スイッチ素子のアノー
ド端子とカソード端子の間には、抵抗器及びコンデンサ
の直列回路からなるサージ吸収回路を設けてもよい。
することができる。例えば、リアクトルと半導体スイッ
チ素子を直列回路に構成することにより、スイッチの電
流立ち上がりを緩やかにし、半導体スイッチ素子の破損
を防止することができる。半導体スイッチ素子として
は、いかなるものであってもよいが、例えばGTO、サ
イリスタ、IGBT等を用いることができる。なお、こ
の半導体スイッチにおける半導体スイッチ素子のアノー
ド端子とカソード端子の間には、抵抗器及びコンデンサ
の直列回路からなるサージ吸収回路を設けてもよい。
【0073】急瞬な電流変化を抑制するリアクトルの鉄
心材に圧粉磁心を用いた半導体スイッチの構成例を図1
3〜17により説明する。ここでは、半導体スイッチを
構成するスイッチ素子としてサイリスタ素子を用いた場
合の高耐電圧半導体スイッチの回路構成例を示す。図1
3は回路構成であり、高耐電圧化のため、サイリスタ素
子101〜10nを直列接続している。各サイリスタ素
子のアノード端子とカソード端子の間には、抵抗器13
1〜13nとコンデンサ141〜14nの直列回路から
なるサージ吸収回路を設けている。
心材に圧粉磁心を用いた半導体スイッチの構成例を図1
3〜17により説明する。ここでは、半導体スイッチを
構成するスイッチ素子としてサイリスタ素子を用いた場
合の高耐電圧半導体スイッチの回路構成例を示す。図1
3は回路構成であり、高耐電圧化のため、サイリスタ素
子101〜10nを直列接続している。各サイリスタ素
子のアノード端子とカソード端子の間には、抵抗器13
1〜13nとコンデンサ141〜14nの直列回路から
なるサージ吸収回路を設けている。
【0074】図14は、図13の高耐電圧半導体スイッ
チを実現する場合の実装構成例であり、6個のサイリス
タ素子101〜106を設置したものである。各サイリ
スタ素子は、金属製の冷却フィン151〜157で挟む
ことにより固定している。従って、各冷却フィンは各サ
イリスタ素子の端子電極板の役割をも果たすものであ
り、抵抗器131〜136とコンデンサ141〜146
とから構成されるサージ吸収回路は、各冷却フィンに接
続されている。
チを実現する場合の実装構成例であり、6個のサイリス
タ素子101〜106を設置したものである。各サイリ
スタ素子は、金属製の冷却フィン151〜157で挟む
ことにより固定している。従って、各冷却フィンは各サ
イリスタ素子の端子電極板の役割をも果たすものであ
り、抵抗器131〜136とコンデンサ141〜146
とから構成されるサージ吸収回路は、各冷却フィンに接
続されている。
【0075】図14の半導体スイッチの冷却は、小型化
のため、一般に水冷却方式が採用される。図15は水冷
却系の構成例を示しており、水冷却方式のリアクトル1
1、12、冷却フィン151〜156及び抵抗器131
〜136が水パイプ17で直列に接続されている。水冷
却方式のリアクトルは、一般にパイプ状のコイルの内部
に冷却水を通す構造となっているため、鉄心の渦電流損
あるいはヒステリシス損により発生する熱を冷却するに
は、別の冷却手段を鉄心に設ける必要がある。しかし、
本発明の圧粉磁心を鉄心に用いれば、発生熱が小さく、
また、熱による磁心材料特性の劣化(損失増加)も少な
いので、鉄心の冷却手段を不要とすることも可能であ
る。
のため、一般に水冷却方式が採用される。図15は水冷
却系の構成例を示しており、水冷却方式のリアクトル1
1、12、冷却フィン151〜156及び抵抗器131
〜136が水パイプ17で直列に接続されている。水冷
却方式のリアクトルは、一般にパイプ状のコイルの内部
に冷却水を通す構造となっているため、鉄心の渦電流損
あるいはヒステリシス損により発生する熱を冷却するに
は、別の冷却手段を鉄心に設ける必要がある。しかし、
本発明の圧粉磁心を鉄心に用いれば、発生熱が小さく、
また、熱による磁心材料特性の劣化(損失増加)も少な
いので、鉄心の冷却手段を不要とすることも可能であ
る。
【0076】図16は、図14に示す半導体スイッチ1
6と同じ構成の半導体スイッチ複数個161、162、
163・・・を絶縁柱18により連結し、スイッチ16
1、162、163・・・間に電気配線を施すことによ
り、更に高い耐電圧性を有するスイッチ群を構成したも
のである。以下、図16に示す構成のスイッチ群をバル
ブと呼ぶことにする。
6と同じ構成の半導体スイッチ複数個161、162、
163・・・を絶縁柱18により連結し、スイッチ16
1、162、163・・・間に電気配線を施すことによ
り、更に高い耐電圧性を有するスイッチ群を構成したも
のである。以下、図16に示す構成のスイッチ群をバル
ブと呼ぶことにする。
【0077】このような半導体スイッチ(群)は、種々
の電気機器に適用することができ、例えば、直流送電バ
ルブ、静止型無効電力補償装置、サイリスタモータ等に
適用することができる。図17は、複数のバルブで構成
した電力変換装置の一例である。バルブ221〜226
を有する電力変換装置19は、交流電力を直流電力に、
また、逆に直流電力を交流電力に変換することができ、
交流系統20と直流系統21との間の電力融通を可能に
する。このような大電力の電力変換装置21の応用分野
としては、直流送電、無効電力補償装置などがある。
の電気機器に適用することができ、例えば、直流送電バ
ルブ、静止型無効電力補償装置、サイリスタモータ等に
適用することができる。図17は、複数のバルブで構成
した電力変換装置の一例である。バルブ221〜226
を有する電力変換装置19は、交流電力を直流電力に、
また、逆に直流電力を交流電力に変換することができ、
交流系統20と直流系統21との間の電力融通を可能に
する。このような大電力の電力変換装置21の応用分野
としては、直流送電、無効電力補償装置などがある。
【0078】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。な
お、例中で用いた化合物の略号は下記の通りである。 TKEPPE:1,1,2,2−テトラキス[p−
(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]エタン
エポキシ当量192 TEPPM :1,1,3−トリス[p−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)フェニル]メタン エポ
キシ当量161 TEPPB :1,1,3−トリス[p−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)フェニル]ブタン エポ
キシ当量196 DGEBPA:ビスフェノールAのジグリシジルエーテ
ル エポキシ当量175 DGEBPF:ビスフェノールFのジグリシジルエーテ
ル エポキシ当量170 1,2−DGON:1,2−ジジグリシジルオキシナフ
タレン エポキシ当量141 1,3−DGON:1,3−ジジグリシジルオキシナフ
タレン エポキシ当量141 PDGON:高分子量化1,6−ジジグリシジルオキシ
ナフタレン エポキシ当量250 軟化点 67℃ GONDGONM:1−(2−グリシジルオキシ−1−
ナフチル)−1−(2’,7’−ジグリシジルオキシ−
1−ナフチル)メタン エポキシ当量187 軟化点75℃ PGENCN:クレゾールと2−ヒドロキシナフタレン
混合物のノボラックのポリグリシジルエーテル エポ
キシ当量225 軟化点84℃ TGIC:トリグリシジルイソシアヌレート エポキシ
当量 MHAC−P:メチルナジック酸無水物 酸無水物当
量178 PN:フェノールノボラック 水酸基当量106 BMI:4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド DAPPI:2,2’−ビス[4−(4−マレイミドフ
ェノキシ)フェニル]プロパン DAM:4,4’−ジアミノジフェニルメタン アミ
ン当量92.1 DADPE:4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
アミン当量93.1 DABA:ジアリルビスフェノールA DABF:ジアリルビスフェノールF DAP:ジアミノフェノール DGEDABA:ジアリルビスフェノールAのジグリシ
ジルエーテル TAIC:トリアリルイソシアヌレート BTPP−K:トリフェニルブチルホスフィンテトラフ
ェニルボレート 2E4MZ−K:2−エチル−4−メチルイミダゾール
テトラフェニルボレート TPP:トリフェニルホスフィン TPP−K:トリフェニルホスフィンテトラフェニルボ
レート IOZ:2−エチル−4−メチルイミダゾールとオクタ
ン酸亜鉛塩との塩 C11Z−AZINE:1−アジン−2−ウンデシルイ
ミダゾール TEA−K:トリエチルアミンテトラフェニルボレート 2E4MZ−CN:1−シアノエチル−2−エチル−4
−メチルイミダゾール KBM−603:N−β−(アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン S−181:トリスイソステアロイルオキシイソプロポ
キシチタニウム IPZ:テトライソプロピルジルコネート
明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。な
お、例中で用いた化合物の略号は下記の通りである。 TKEPPE:1,1,2,2−テトラキス[p−
(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]エタン
エポキシ当量192 TEPPM :1,1,3−トリス[p−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)フェニル]メタン エポ
キシ当量161 TEPPB :1,1,3−トリス[p−(2,3−エ
ポキシプロポキシ)フェニル]ブタン エポ
キシ当量196 DGEBPA:ビスフェノールAのジグリシジルエーテ
ル エポキシ当量175 DGEBPF:ビスフェノールFのジグリシジルエーテ
ル エポキシ当量170 1,2−DGON:1,2−ジジグリシジルオキシナフ
タレン エポキシ当量141 1,3−DGON:1,3−ジジグリシジルオキシナフ
タレン エポキシ当量141 PDGON:高分子量化1,6−ジジグリシジルオキシ
ナフタレン エポキシ当量250 軟化点 67℃ GONDGONM:1−(2−グリシジルオキシ−1−
ナフチル)−1−(2’,7’−ジグリシジルオキシ−
1−ナフチル)メタン エポキシ当量187 軟化点75℃ PGENCN:クレゾールと2−ヒドロキシナフタレン
混合物のノボラックのポリグリシジルエーテル エポ
キシ当量225 軟化点84℃ TGIC:トリグリシジルイソシアヌレート エポキシ
当量 MHAC−P:メチルナジック酸無水物 酸無水物当
量178 PN:フェノールノボラック 水酸基当量106 BMI:4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド DAPPI:2,2’−ビス[4−(4−マレイミドフ
ェノキシ)フェニル]プロパン DAM:4,4’−ジアミノジフェニルメタン アミ
ン当量92.1 DADPE:4,4’−ジアミノジフェニルエーテル
アミン当量93.1 DABA:ジアリルビスフェノールA DABF:ジアリルビスフェノールF DAP:ジアミノフェノール DGEDABA:ジアリルビスフェノールAのジグリシ
ジルエーテル TAIC:トリアリルイソシアヌレート BTPP−K:トリフェニルブチルホスフィンテトラフ
ェニルボレート 2E4MZ−K:2−エチル−4−メチルイミダゾール
テトラフェニルボレート TPP:トリフェニルホスフィン TPP−K:トリフェニルホスフィンテトラフェニルボ
レート IOZ:2−エチル−4−メチルイミダゾールとオクタ
ン酸亜鉛塩との塩 C11Z−AZINE:1−アジン−2−ウンデシルイ
ミダゾール TEA−K:トリエチルアミンテトラフェニルボレート 2E4MZ−CN:1−シアノエチル−2−エチル−4
−メチルイミダゾール KBM−603:N−β−(アミノエチル)−γ−アミ
ノプロピルトリメトキシシラン S−181:トリスイソステアロイルオキシイソプロポ
キシチタニウム IPZ:テトライソプロピルジルコネート
【0079】〔実施例1〕 (1) 熱硬化性樹脂組成物Aの作製 表1に記載の配合量でビスマレイミドBMI、ジアリル
フェノール類DABF及びTAICを混合し、湯浴中で
130℃まで加熱し、完全に溶解させた。130℃で1
0分間保ち、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物を作製し
た。これに表1に記載の硬化触媒2E4MZ−CNを加
えて、熱硬化性樹脂組成物Aとした。
フェノール類DABF及びTAICを混合し、湯浴中で
130℃まで加熱し、完全に溶解させた。130℃で1
0分間保ち、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物を作製し
た。これに表1に記載の硬化触媒2E4MZ−CNを加
えて、熱硬化性樹脂組成物Aとした。
【0080】(2) 無機絶縁層で被覆した金属磁性粉末の
作製 平均粒径75μm(最大粒径250μm)及び平均粒径
60μm(最大粒径106μm)の高純度アトマイズ鉄
粉をボールミルで扁平度(平均直径/厚さ)約8に扁平
加工した。
作製 平均粒径75μm(最大粒径250μm)及び平均粒径
60μm(最大粒径106μm)の高純度アトマイズ鉄
粉をボールミルで扁平度(平均直径/厚さ)約8に扁平
加工した。
【0081】一方、燐酸H3PO4を0.386g、硼酸
H3BO3を0.060g、MgOを0.062g、シラ
ン系界面活性剤KBM−603を0.05g、水を50
g混合、攪拌して表5中の実施例1の欄記載の絶縁処理
液を作製した。この絶縁処理液と、上記偏平加工した高
純度アトマイズ鉄粉1kgとを混合した。この混合体を
300℃で20分間乾燥させて、無機絶縁層で被覆した
金属磁性粉末を得た。
H3BO3を0.060g、MgOを0.062g、シラ
ン系界面活性剤KBM−603を0.05g、水を50
g混合、攪拌して表5中の実施例1の欄記載の絶縁処理
液を作製した。この絶縁処理液と、上記偏平加工した高
純度アトマイズ鉄粉1kgとを混合した。この混合体を
300℃で20分間乾燥させて、無機絶縁層で被覆した
金属磁性粉末を得た。
【0082】(3) 圧粉磁心の作製 得られた金属磁性粉末と熱硬化性樹脂組成物Aとを重量
比97:3の配合比で混合し、圧粉磁心用樹脂組成物を
得た。得られた圧粉磁心用樹脂組成物を、表5中の成型
圧力の欄記載の圧力条件(600MPa)で粉末成型プ
レスによって所定の形状に固化成型した。次いで、この
固化成型体を150℃/1時間+200℃/4時間+2
50℃/4時間加熱、硬化して圧粉磁心を得た。
比97:3の配合比で混合し、圧粉磁心用樹脂組成物を
得た。得られた圧粉磁心用樹脂組成物を、表5中の成型
圧力の欄記載の圧力条件(600MPa)で粉末成型プ
レスによって所定の形状に固化成型した。次いで、この
固化成型体を150℃/1時間+200℃/4時間+2
50℃/4時間加熱、硬化して圧粉磁心を得た。
【0083】(4) 圧粉磁心の諸特性の測定 上記の条件で成型、硬化して得られた31.7mm×1
2.7mm×5mmの大きさの圧粉磁心の曲げ強さを、
25℃、105℃、130℃、155℃、180℃、2
20℃の温度雰囲気下で、島津製作所オートグラフDS
S−5000を用いて測定した。その結果を図1に示
す。図1から明らかなように、220℃の温度における
圧粉磁心の曲げ強さは、室温とほぼ同じである。
2.7mm×5mmの大きさの圧粉磁心の曲げ強さを、
25℃、105℃、130℃、155℃、180℃、2
20℃の温度雰囲気下で、島津製作所オートグラフDS
S−5000を用いて測定した。その結果を図1に示
す。図1から明らかなように、220℃の温度における
圧粉磁心の曲げ強さは、室温とほぼ同じである。
【0084】また、圧粉磁心を155℃の恒温槽中に所
定時間保持した後、恒温槽から取り出して、155℃の
温度雰囲気下で島津製作所オートグラフDSS−500
0を用いて圧粉磁心の曲げ強さを測定した。その結果を
図2に示す。図2から明らかなように、155℃の恒温
槽に20000時間保持しても、圧粉磁心の曲げ強さは
ほとんど低下していない。
定時間保持した後、恒温槽から取り出して、155℃の
温度雰囲気下で島津製作所オートグラフDSS−500
0を用いて圧粉磁心の曲げ強さを測定した。その結果を
図2に示す。図2から明らかなように、155℃の恒温
槽に20000時間保持しても、圧粉磁心の曲げ強さは
ほとんど低下していない。
【0085】さらに、図3に示す形状の固有抵抗測定試
験片(単位:mm)と図4に示す形状の鉄損測定用圧粉
磁心(単位:mm)を作製し、製作直後の固有抵抗の温
度特性、155℃に所定時間保持したときの155℃に
おける固有抵抗の経時変化、及び15kHz、155℃
に所定時間保持したときの155℃における鉄損の経時
変化を測定した。結果を、それぞれ図5、6及び7に示
した。図5から明らかなように、圧粉磁心の固有抵抗は
温度によらずほぼ一定である。また、図6及び図7から
明らかなように、155℃の恒温槽に20000時間時
間保持しても、圧粉磁心の固有抵抗及び鉄損はほとんど
初期と変わらない。
験片(単位:mm)と図4に示す形状の鉄損測定用圧粉
磁心(単位:mm)を作製し、製作直後の固有抵抗の温
度特性、155℃に所定時間保持したときの155℃に
おける固有抵抗の経時変化、及び15kHz、155℃
に所定時間保持したときの155℃における鉄損の経時
変化を測定した。結果を、それぞれ図5、6及び7に示
した。図5から明らかなように、圧粉磁心の固有抵抗は
温度によらずほぼ一定である。また、図6及び図7から
明らかなように、155℃の恒温槽に20000時間時
間保持しても、圧粉磁心の固有抵抗及び鉄損はほとんど
初期と変わらない。
【0086】〔実施例2〜51,比較例1〜3〕 (1) 熱硬化性樹脂組成物B〜Eの作製 表1に記載の、硬化触媒を除いたビスマレイミド、ジア
リルフェノール類等の化合物を混合し、湯浴中で130
℃まで加熱し、完全に溶解させた。130℃で10分間
保ち、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物を作製した。こ
れに表1に記載の硬化触媒を加えて、熱硬化性樹脂組成
物B〜Eとした。
リルフェノール類等の化合物を混合し、湯浴中で130
℃まで加熱し、完全に溶解させた。130℃で10分間
保ち、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物を作製した。こ
れに表1に記載の硬化触媒を加えて、熱硬化性樹脂組成
物B〜Eとした。
【0087】(2) 熱硬化性樹脂組成物F〜Iの作製 表1に記載の、硬化触媒を除いたビスマレイミド、アミ
ン類、メチルメチルケトン等の化合物を混合し、湯浴中
で60℃まで加熱し、完全に溶解させた。60℃で30
分間保ち、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物を作製し
た。これに表1に記載の硬化触媒を加え、メチルエチル
ケトンを留去して熱硬化性樹脂組成物F〜Iとした。
ン類、メチルメチルケトン等の化合物を混合し、湯浴中
で60℃まで加熱し、完全に溶解させた。60℃で30
分間保ち、熱硬化性マレイミド系樹脂組成物を作製し
た。これに表1に記載の硬化触媒を加え、メチルエチル
ケトンを留去して熱硬化性樹脂組成物F〜Iとした。
【0088】(3) 熱硬化性樹脂組成物J〜Zの作製 表2〜表4に記載の化合物を混合、攪拌して熱硬化性樹
脂組成物J〜Z(J−1,J−2,J−3含む)を作製
した。 (4) 圧粉磁心の作製 表5〜表15記載の金属磁性粉末1kgと絶縁処理液と
を混合した。この混合体を、300℃で20分間乾燥さ
せて、絶縁層で被覆した金属磁性粉末を得た。この金属
磁性粉末と表1〜表4に記載の熱硬化性樹脂組成物と
を、重量比97:3の配合比で混合し、圧粉磁心用樹脂
組成物を得た。得られた圧粉磁心用樹脂組成物を、表5
〜表15に記載の圧力条件(100〜800MPa)で
粉末成型プレスによって所定の形状に固化成型した。次
いで、この固化成型体を表5〜表15に記載の硬化条件
で加熱、硬化して圧粉磁心とした。得られた圧粉磁心の
初期及び155℃で5000時間保持後の155℃にお
ける曲げ強度、固有抵抗及び鉄損を測定した。測定結果
は、表5〜表15に記載のとおりである。
脂組成物J〜Z(J−1,J−2,J−3含む)を作製
した。 (4) 圧粉磁心の作製 表5〜表15記載の金属磁性粉末1kgと絶縁処理液と
を混合した。この混合体を、300℃で20分間乾燥さ
せて、絶縁層で被覆した金属磁性粉末を得た。この金属
磁性粉末と表1〜表4に記載の熱硬化性樹脂組成物と
を、重量比97:3の配合比で混合し、圧粉磁心用樹脂
組成物を得た。得られた圧粉磁心用樹脂組成物を、表5
〜表15に記載の圧力条件(100〜800MPa)で
粉末成型プレスによって所定の形状に固化成型した。次
いで、この固化成型体を表5〜表15に記載の硬化条件
で加熱、硬化して圧粉磁心とした。得られた圧粉磁心の
初期及び155℃で5000時間保持後の155℃にお
ける曲げ強度、固有抵抗及び鉄損を測定した。測定結果
は、表5〜表15に記載のとおりである。
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】
【表4】
【0093】
【表5】
【0094】
【表6】
【0095】
【表7】
【0096】
【表8】
【0097】
【表9】
【0098】
【表10】
【0099】
【表11】
【0100】
【表12】
【0101】
【表13】
【0102】
【表14】
【0103】
【表15】
【0104】実施例1〜5(表5に記載)から、耐熱性
を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁した後、ビスマ
レイミドとジアリルフェノールとを含有するF種以上の
耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉
末成型プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧
成型するとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して
得られる圧粉磁心は、155℃で5000時間保持した
後でも優れた機械特性、電気特性及び磁気特性を有して
いることが分かる。
を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁した後、ビスマ
レイミドとジアリルフェノールとを含有するF種以上の
耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉
末成型プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧
成型するとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して
得られる圧粉磁心は、155℃で5000時間保持した
後でも優れた機械特性、電気特性及び磁気特性を有して
いることが分かる。
【0105】実施例6〜9及び比較例1(表6に記載)
から、耐熱性を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁し
た後、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を
添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800M
Paの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の温
度で加熱硬化して得られる圧粉磁心は、155℃で50
00時間保持した後でも優れた機械特性、電気特性、磁
気特性を有しているが、加熱硬化温度が500℃になる
と、機械特性や熱劣化後の電気特性及び磁気特性が低下
することが分かる。
から、耐熱性を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁し
た後、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を
添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800M
Paの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の温
度で加熱硬化して得られる圧粉磁心は、155℃で50
00時間保持した後でも優れた機械特性、電気特性、磁
気特性を有しているが、加熱硬化温度が500℃になる
と、機械特性や熱劣化後の電気特性及び磁気特性が低下
することが分かる。
【0106】実施例6〜17から、耐熱性を有する無機
被膜で金属磁性粉末を絶縁した後、ビスマレイミドとジ
アミン類とを含有する、即ち、アミノマレイミド類を主
体とするF種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物
を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800
MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の
温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心は、155℃で5
000時間保持した後でも優れた機械特性、電気特性及
び磁気特性を有していることが分かる。実施例18〜3
0から、耐熱性を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁
した後、下記一般式(1)
被膜で金属磁性粉末を絶縁した後、ビスマレイミドとジ
アミン類とを含有する、即ち、アミノマレイミド類を主
体とするF種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物
を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800
MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の
温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心は、155℃で5
000時間保持した後でも優れた機械特性、電気特性及
び磁気特性を有していることが分かる。実施例18〜3
0から、耐熱性を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁
した後、下記一般式(1)
【0107】
【化21】
【0108】で表される多官能エポキシ樹脂を少なくと
も含む、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物
を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800
MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の
温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心は、155℃で5
000時間保持した後でも優れた機械特性、電気特性及
び磁気特性を有していることが分かる。実施例31〜3
5から、耐熱性を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁
した後、下記一般式(2) 、(3) 又は(4)
も含む、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物
を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800
MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の
温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心は、155℃で5
000時間保持した後でも優れた機械特性、電気特性及
び磁気特性を有していることが分かる。実施例31〜3
5から、耐熱性を有する無機被膜で金属磁性粉末を絶縁
した後、下記一般式(2) 、(3) 又は(4)
【0109】
【化22】
【0110】
【化23】
【0111】
【化24】
【0112】で表されるナフタレン骨格を有するエポキ
シ樹脂を少なくとも含む、F種以上の耐熱性を有する熱
硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスによ
り100〜800MPaの圧力で加圧成型するととも
に、300℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁
心は、155℃で5000時間保持した後でも優れた機
械特性、電気特性及び磁気特性を有していることが分か
る。
シ樹脂を少なくとも含む、F種以上の耐熱性を有する熱
硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスによ
り100〜800MPaの圧力で加圧成型するととも
に、300℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁
心は、155℃で5000時間保持した後でも優れた機
械特性、電気特性及び磁気特性を有していることが分か
る。
【0113】実施例36〜39から、耐熱性を有する無
機絶縁被膜として燐酸亜鉛系や燐酸系のものを使用した
場合、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で
処理して、P、Mg、B及びFeを必須成分とするガラ
ス状絶縁皮膜を形成した場合に比べて、得られる圧粉磁
心の特性が低いことが分かる。
機絶縁被膜として燐酸亜鉛系や燐酸系のものを使用した
場合、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合液で
処理して、P、Mg、B及びFeを必須成分とするガラ
ス状絶縁皮膜を形成した場合に比べて、得られる圧粉磁
心の特性が低いことが分かる。
【0114】比較例2及び3から、無機絶縁被膜として
チタン系界面活性剤やジルコニウム系界面活性剤を使用
した場合、155℃で5000時間保持した後の圧粉磁
心の電気特性及び磁気特性が、初期に比べて大幅に低下
していることが分かる。実施例40〜42から、(a) p
−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル基を3個以
上含む、下記一般式(1)
チタン系界面活性剤やジルコニウム系界面活性剤を使用
した場合、155℃で5000時間保持した後の圧粉磁
心の電気特性及び磁気特性が、初期に比べて大幅に低下
していることが分かる。実施例40〜42から、(a) p
−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル基を3個以
上含む、下記一般式(1)
【0115】
【化25】
【0116】で表される多官能エポキシ樹脂と、(b) p
−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル基を2個有
する二官能性エポキシ樹脂との配合割合 (b)/(a) が重
量比で1を超えると、155℃で5000時間保持した
後の圧粉磁心の機械特性、電気特性及び磁気特性が低下
する傾向にあることが分かる。
−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル基を2個有
する二官能性エポキシ樹脂との配合割合 (b)/(a) が重
量比で1を超えると、155℃で5000時間保持した
後の圧粉磁心の機械特性、電気特性及び磁気特性が低下
する傾向にあることが分かる。
【0117】実施例43〜47から、Fe−Si合金
粉、Fe−Al合金粉、Fe−Si−Al合金粉又はそ
れらとアトマイズ鉄粉とを混合した金属磁性粉末も有用
であることが分かる。実施例1及び48〜51(表15
に記載)から、無機絶縁処理した金属磁性粉末と、F種
以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物との配合比
は、重量比で2.0〜3.0が最適であることが分か
る。
粉、Fe−Al合金粉、Fe−Si−Al合金粉又はそ
れらとアトマイズ鉄粉とを混合した金属磁性粉末も有用
であることが分かる。実施例1及び48〜51(表15
に記載)から、無機絶縁処理した金属磁性粉末と、F種
以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物との配合比
は、重量比で2.0〜3.0が最適であることが分か
る。
【0118】〔実施例52〕 回転機固定子及び回転機
の作製 図8に示すように、実施例1で作製した圧粉磁心を鉄心
コア1とし、鉄心コア1の複数のスロット3内に収納さ
れる複数のコイル2と、この複数のコイル2と電気的に
接続するための口出線4とを備えた回転機固定子を作製
した。この固定子では、鉄心コアは、無機絶縁処理した
金属磁性粉末とF種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂
組成物とを型に流し込み、粉末成型プレスで100〜8
00MPaの圧力で加圧成型し、300℃以下の温度で
加熱硬化して得られるため、珪素鋼板を打ち抜いて鉄心
コアを作製する方法と比較して材料の無駄が少なく、経
済上からも、産業廃棄物を減らす上からも好都合であ
る。また、この固定子と回転子とを組み合わせて、図9
に示すように回転機を製作した。この回転機は、固定子
の鉄心コアの耐熱性が高いため、焼付き等の心配がな
い。
の作製 図8に示すように、実施例1で作製した圧粉磁心を鉄心
コア1とし、鉄心コア1の複数のスロット3内に収納さ
れる複数のコイル2と、この複数のコイル2と電気的に
接続するための口出線4とを備えた回転機固定子を作製
した。この固定子では、鉄心コアは、無機絶縁処理した
金属磁性粉末とF種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂
組成物とを型に流し込み、粉末成型プレスで100〜8
00MPaの圧力で加圧成型し、300℃以下の温度で
加熱硬化して得られるため、珪素鋼板を打ち抜いて鉄心
コアを作製する方法と比較して材料の無駄が少なく、経
済上からも、産業廃棄物を減らす上からも好都合であ
る。また、この固定子と回転子とを組み合わせて、図9
に示すように回転機を製作した。この回転機は、固定子
の鉄心コアの耐熱性が高いため、焼付き等の心配がな
い。
【0119】〔実施例53〕 変圧器の作製 図10に示すように、実施例1で作製した圧粉磁心を鉄
心コア1とし、一次コイル7及び二次コイル6と組み合
わせて変圧器を製造した。この変圧器では、鉄心コア
は、無機絶縁処理した金属磁性粉末とF種以上の耐熱性
を有する熱硬化性樹脂組成物とを型に流し込み、粉末成
型プレスで100〜800MPaの圧力で加圧成型し、
300℃以下の温度で加熱硬化して得られるため、珪素
鋼板を打ち抜いて鉄心コアを作製する方法と比較して材
料の無駄が少なく、経済上からも、産業廃棄物を減らす
上からも好都合である。また、この変圧器は耐熱性の高
い鉄心コアを用いるため、焼付き等の心配がない。
心コア1とし、一次コイル7及び二次コイル6と組み合
わせて変圧器を製造した。この変圧器では、鉄心コア
は、無機絶縁処理した金属磁性粉末とF種以上の耐熱性
を有する熱硬化性樹脂組成物とを型に流し込み、粉末成
型プレスで100〜800MPaの圧力で加圧成型し、
300℃以下の温度で加熱硬化して得られるため、珪素
鋼板を打ち抜いて鉄心コアを作製する方法と比較して材
料の無駄が少なく、経済上からも、産業廃棄物を減らす
上からも好都合である。また、この変圧器は耐熱性の高
い鉄心コアを用いるため、焼付き等の心配がない。
【0120】〔実施例54〕 リアクトルの作製−1 図11に示すように、実施例1で作製した圧粉磁心を鉄
心コア1とし、熱伝導率が2〜4W/Kmのモールドで
コイルをモールドしたレジンモールドコイル8を用いて
リアクトルを作製した。従来の圧粉磁心をコアとした鉄
心及びモールドコイルからなるリアクトルは、運転中に
鉄心コアの温度が上昇しないように冷却ファンを取付
け、更に直接水冷する必要があったが、本リアクトルは
耐熱性に優れた鉄心コアを使用しているため、水冷等す
る必要がない。
心コア1とし、熱伝導率が2〜4W/Kmのモールドで
コイルをモールドしたレジンモールドコイル8を用いて
リアクトルを作製した。従来の圧粉磁心をコアとした鉄
心及びモールドコイルからなるリアクトルは、運転中に
鉄心コアの温度が上昇しないように冷却ファンを取付
け、更に直接水冷する必要があったが、本リアクトルは
耐熱性に優れた鉄心コアを使用しているため、水冷等す
る必要がない。
【0121】〔実施例55〕 リアクトルの作製−2 図12に示すように、実施例1で作製した圧粉磁心を鉄
心コア1とし、熱伝導率が2〜4W/Kmのモールドで
コイルをモールドしたモールドコイル8を用いるととも
に、熱放散性を向上させるために、鉄心コア1とモール
ドコイル8との間に熱伝導率が0.2〜4W/Kmの絶
縁物を充填したリアクトルを作製した。従来の圧粉磁心
をコアとした鉄心及びモールドコイルからなるリアクト
ルは、運転中に鉄心コアの温度が上昇しないように冷却
ファンを取付け、更に直接水冷する必要があったが、本
リアクトルは耐熱性に優れた鉄心コアを使用しているた
め、水冷等する必要がない。このリアクトルは、250
Aで150μH以上のインダクタンスを有し、その値は
10kHZ〜400kHzにおいてほとんど変化しなか
った。
心コア1とし、熱伝導率が2〜4W/Kmのモールドで
コイルをモールドしたモールドコイル8を用いるととも
に、熱放散性を向上させるために、鉄心コア1とモール
ドコイル8との間に熱伝導率が0.2〜4W/Kmの絶
縁物を充填したリアクトルを作製した。従来の圧粉磁心
をコアとした鉄心及びモールドコイルからなるリアクト
ルは、運転中に鉄心コアの温度が上昇しないように冷却
ファンを取付け、更に直接水冷する必要があったが、本
リアクトルは耐熱性に優れた鉄心コアを使用しているた
め、水冷等する必要がない。このリアクトルは、250
Aで150μH以上のインダクタンスを有し、その値は
10kHZ〜400kHzにおいてほとんど変化しなか
った。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性を有する無機絶
縁層で被覆した金属磁性粉末にF種以上の耐熱性を有す
る熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレス
により100〜800MPaで加圧成型するとともに、
300℃以下で加熱硬化して圧粉磁心を作製しているた
め、155℃に5000時間保持した後でも、圧粉磁心
は金属磁性粉末粒子相互の絶縁を維持でき、0.1〜1
0Ωcmの固有抵抗を示し、金属磁性粉末同志の接触に
よる渦電流損の増大を抑制できる。この圧粉磁心を鉄心
としたリアクトルは、水冷等の冷却を施さなくても使用
できるという利点があり、また、圧粉磁心を珪素鋼板の
代りに使うと、打ち抜き等をする必要がないため、材料
が無駄にならないという利点がある。
縁層で被覆した金属磁性粉末にF種以上の耐熱性を有す
る熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレス
により100〜800MPaで加圧成型するとともに、
300℃以下で加熱硬化して圧粉磁心を作製しているた
め、155℃に5000時間保持した後でも、圧粉磁心
は金属磁性粉末粒子相互の絶縁を維持でき、0.1〜1
0Ωcmの固有抵抗を示し、金属磁性粉末同志の接触に
よる渦電流損の増大を抑制できる。この圧粉磁心を鉄心
としたリアクトルは、水冷等の冷却を施さなくても使用
できるという利点があり、また、圧粉磁心を珪素鋼板の
代りに使うと、打ち抜き等をする必要がないため、材料
が無駄にならないという利点がある。
【図1】本発明の圧粉磁心の曲げ強度の温度依存性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図2】本発明の圧粉磁心を155℃の温度に所定時間
保持したときの155℃における曲げ強度の経時変化を
示すグラフである。
保持したときの155℃における曲げ強度の経時変化を
示すグラフである。
【図3】固有抵抗測定用試験片の形状を示す図である。
【図4】鉄損測定用試験片の形状を示す図である。
【図5】本発明の圧粉磁心の固有抵抗の温度依存性を示
すグラフである。
すグラフである。
【図6】本発明の圧粉磁心を155℃の温度に所定時間
保持したときの155℃における固有抵抗の経時変化を
示すグラフである。
保持したときの155℃における固有抵抗の経時変化を
示すグラフである。
【図7】本発明の圧粉磁心を15kHz、155℃に所
定時間保持したときの155℃における鉄損の経時変化
を示すグラフである。
定時間保持したときの155℃における鉄損の経時変化
を示すグラフである。
【図8】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとした回転機固定
子の一例を示す図である。
子の一例を示す図である。
【図9】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとした固定子を用
いた回転機の一例を示す図である。
いた回転機の一例を示す図である。
【図10】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとした変圧器の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図11】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルの一例を示す図である。
ルの一例を示す図である。
【図12】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルの他の例を示す図である。
ルの他の例を示す図である。
【図13】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルを用いた半導体スイッチの回路構成の一例を示す図で
ある。
ルを用いた半導体スイッチの回路構成の一例を示す図で
ある。
【図14】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルを用いた半導体スイッチの実装構成の一例を示す図で
ある。
ルを用いた半導体スイッチの実装構成の一例を示す図で
ある。
【図15】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルを用いた半導体スイッチの冷却方式の一例を示す図で
ある。
ルを用いた半導体スイッチの冷却方式の一例を示す図で
ある。
【図16】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルを使用した半導体スイッチを用いた直流送電バルブの
一例を示す図である。
ルを使用した半導体スイッチを用いた直流送電バルブの
一例を示す図である。
【図17】本発明の圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクト
ルを使用した半導体スイッチを用いた電力変換装置の一
例を示す図である。
ルを使用した半導体スイッチを用いた電力変換装置の一
例を示す図である。
1:鉄心コア 2:コイル 3:スロット 4:口出線 5:回転子 6:二次コイル 7:一次コイル 8:レジンモールドコイル 9:高熱伝導性充填物 101,102,103,・・・,10n:サイリスタ
素子 11、12:リアクトル 131,132,133,・・・,13n:抵抗器 141,142,143,・・・,14n:コンデンサ 151,152,153,154,155,156,1
57:冷却フィン 161,162,163,・・・,16n:半導体スイ
ッチ 17:水パイプ 18:絶縁柱 19:電力変換装置 20:交流系統 21:直流系統 221,222,223,224,225,226:バ
ルブ
素子 11、12:リアクトル 131,132,133,・・・,13n:抵抗器 141,142,143,・・・,14n:コンデンサ 151,152,153,154,155,156,1
57:冷却フィン 161,162,163,・・・,16n:半導体スイ
ッチ 17:水パイプ 18:絶縁柱 19:電力変換装置 20:交流系統 21:直流系統 221,222,223,224,225,226:バ
ルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 和夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 田中 主税 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 浅香 一夫 千葉県松戸市稔台520番地 日立粉末冶金 株式会社内 (72)発明者 宮尾 博 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内
Claims (30)
- 【請求項1】 (A)p−(2,3−エポキシプロポキ
シ)フェニル基を3個以上含む、下記一般式(1) 【化1】 で表される多官能エポキシ樹脂100〜50重量部と、
p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル基を2個
有する二官能性エポキシ樹脂0〜50重量部とを少なく
とも含む熱硬化性樹脂組成物0.5〜8.0重量%、及
び(B)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末99.5〜
92.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組成物。 - 【請求項2】 (A)下記一般式(2) 、(3) 又は(4) 【化2】 【化3】 【化4】 で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を少な
くとも含む熱硬化性樹脂組成物0.5〜8.0重量%、
及び(B)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末99.5
〜92.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組成物。 - 【請求項3】 (A)アミノマレイミド0.5〜8.0
重量%、及び(B)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末
99.5〜92.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組
成物。 - 【請求項4】 (A)アミノマレイミド0.5〜5.0
重量%、(B)エポキシ樹脂0.5〜5.0重量%、及
び(C)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末99.0〜
90.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組成物。 - 【請求項5】 (A)ビスマレイミド100重量部と、
ジアリルビスフェノール類50〜100重量部とを少な
くとも含む樹脂組成物0.5〜8.0重量%、及び
(B)無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末99.5〜9
2.0重量%を含有する圧粉磁心用樹脂組成物。 - 【請求項6】 (A)ビスマレイミド100重量部と、
ジアリルビスフェノール類50〜100重量部と、多官
能性エポキシ樹脂0〜100重量部とを少なくとも含む
樹脂組成物0.5〜8.0重量%、及び(B)無機絶縁
被膜処理した金属磁性粉末99.5〜92.0重量%を
含有する圧粉磁心用樹脂組成物。 - 【請求項7】 金属磁性粉末と、燐酸、酸化マグネシウ
ム及び硼酸を含む混合液とを混合し、該金属磁性粉末に
P、Mg、B及びFeを必須成分とするガラス状絶縁皮
膜を形成した混合体を調製し、該混合体を乾燥させて水
分を除去する第1工程と、該乾燥させた混合体99.5
〜92.0重量%に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化
性樹脂組成物を0.5〜8.0重量%添加、混合し、粉
末成型プレスにより100〜800MPaの圧力で固化
成型する第2工程と、該固化成型体を300℃以下の温
度で加熱硬化する第3工程とを備えたことを特徴とする
圧粉磁心の製造方法。 - 【請求項8】 金属磁性粉末に絶縁皮膜を形成した後、
バインダを混合し、加圧成型及び加熱硬化してなる圧粉
磁心において、該絶縁皮膜が燐酸、酸化マグネシウム及
び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を処理して得られた
P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機絶縁皮膜で
あり、該バインダがF種以上の耐熱性を有する熱硬化性
樹脂組成物であり、該加圧成型が粉末成型プレスの10
0〜800MPaの圧力による加圧成型であり、該加熱
硬化が300℃以下の温度による加熱硬化であることを
特徴とする圧粉磁心。 - 【請求項9】 該F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹
脂組成物が、p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェ
ニル基を3個以上含む、下記一般式(1) 【化5】 で表される多官能エポキシ樹脂100〜50重量部と、
p−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル基を2個
有する二官能性エポキシ樹脂0〜50重量部とを少なく
とも含む熱硬化性樹脂組成物であることを特徴とする請
求項8記載の圧粉磁心。 - 【請求項10】 該F種以上の耐熱性を有する熱硬化性
樹脂組成物が、下記一般式(2) 、(3) 又は(4) 【化6】 【化7】 【化8】 で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を少な
くとも含む熱硬化性樹脂組成物であることを特徴とする
請求項8記載の圧粉磁心。 - 【請求項11】 該F種以上の耐熱性を有する熱硬化性
樹脂組成物が、アミノマレイミドを少なくとも含む熱硬
化性樹脂組成物であることを特徴とする請求項8記載の
圧粉磁心。 - 【請求項12】 該F種以上の耐熱性を有する熱硬化性
樹脂組成物が、ビスマレイミドを少なくとも含む熱硬化
性樹脂組成物であることを特徴とする請求項8記載の圧
粉磁心。 - 【請求項13】 該無機絶縁被膜処理した金属磁性粉末
が、偏平度7〜10の金属磁性粉末であることを特徴と
する請求項8記載の圧粉磁心。 - 【請求項14】 金属磁性粉末を絶縁剤で皮膜処理し
て、バインダを混合し、加圧成型及び加熱硬化してなる
圧粉磁心であって、155℃に5000時間保持した後
の0.5テスラ、15kHzにおける鉄損が初期の15
倍以下であることを特徴とする圧粉磁心。 - 【請求項15】 金属磁性粉末を絶縁剤で皮膜処理し
て、バインダを混合し、加圧成型及び加熱硬化してなる
圧粉磁心であって、155℃に5000時間保持した後
の固有抵抗が初期の0.05倍以上であることを特徴と
する圧粉磁心。 - 【請求項16】 金属磁性粉末を絶縁剤で皮膜処理し
て、バインダを混合し、加圧成型及び加熱硬化してなる
圧粉磁心であって、155℃に5000時間保持した後
の磁束密度が、周波数50Hz〜500kHzの範囲で
1テスラ以上である圧粉磁心。 - 【請求項17】 鉄心コアと巻線とを有するリアクトル
において、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含む混合
液で金属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及びFeを
必須成分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属磁性粉
末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組成物を
添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜800M
Paの圧力で加圧成型するとともに、300℃以下の温
度で加熱硬化して得られる圧粉磁心を鉄心コアとしたリ
アクトル。 - 【請求項18】 鉄心コアとモールドコイルとを有する
リアクトルにおいて、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸
を含む混合液で金属磁性粉末を処理して、P、Mg、B
及びFeを必須成分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁
金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹
脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより100
〜800MPaの圧力で加圧成型するとともに、300
℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心を鉄心コ
アとしたリアクトル。 - 【請求項19】 該モールドコイルが、F種以上の耐熱
性を有し、熱伝導率が2〜4W/Kmのモールドレジン
でモールドしたコイルであることを特徴とする請求項1
8記載のリアクトル。 - 【請求項20】 該鉄心コアと該モールドコイルとの間
に熱伝導率が0.2〜4W/Kmの絶縁物を配したこと
を特徴とする請求項18記載のリアクトル。 - 【請求項21】 鉄心コアと巻線とを有するリアクトル
において、155℃に5000時間保持した後の0.5
テスラ、15kHzにおける鉄損が初期の15倍以下で
ある圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクトル。 - 【請求項22】 鉄心コアと巻線とを有するリアクトル
において、155℃で5000時間保持した後の固有抵
抗が初期の0.05倍以上である圧粉磁心を鉄心コアと
したリアクトル。 - 【請求項23】 鉄心コアと巻線とを有するリアクトル
において、155℃で5000時間保持した後の磁束密
度が、周波数50Hz〜500kHzの範囲で1テスラ
以上である圧粉磁心を鉄心コアとしたリアクトル。 - 【請求項24】 半導体スイッチ素子とリアクトルの直
列回路を有する半導体スイッチにおいて、燐酸、酸化マ
グネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を処理
して、P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機絶縁
皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性
を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型
プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧成型す
るとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して得られ
る圧粉磁心をリアクトルの鉄心コアとした半導体スイッ
チ。 - 【請求項25】 燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含
む混合液で金属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及び
Feを必須成分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属
磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組
成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜8
00MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以
下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心をリアクトル
の鉄心コアとした半導体スイッチを用いた直流送電バル
ブ。 - 【請求項26】 燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含
む混合液で金属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及び
Feを必須成分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属
磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組
成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜8
00MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以
下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心をリアクトル
の鉄心コアとした半導体スイッチを用いた静止型無効電
力補償装置。 - 【請求項27】 燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含
む混合液で金属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及び
Feを必須成分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属
磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組
成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜8
00MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以
下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心をリアクトル
の鉄心コアとした半導体スイッチを用いたサイリスタモ
ータ。 - 【請求項28】 複数のスロットを有する鉄心コアと、
該スロット内に収納される複数のコイルと、該複数のコ
イルと電気的に接続するための口出線とを備えた回転機
固定子において、燐酸、酸化マグネシウム及び硼酸を含
む混合液で金属磁性粉末を処理して、P、Mg、B及び
Feを必須成分とする無機絶縁皮膜を形成した絶縁金属
磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱硬化性樹脂組
成物を添加、混合し、粉末成型プレスにより100〜8
00MPaの圧力で加圧成型するとともに、300℃以
下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁心を鉄心コアと
したことを特徴とする回転機固定子。 - 【請求項29】 複数のスロットを有する鉄心コアと、
該スロット内に収納される複数のコイルと、該複数のコ
イルと電気的に接続するための口出線とを備えた固定
子、及び回転子を有する回転機において、燐酸、酸化マ
グネシウム及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を処理
して、P、Mg、B及びFeを必須成分とする無機絶縁
皮膜を形成した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性
を有する熱硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型
プレスにより100〜800MPaの圧力で加圧成型す
るとともに、300℃以下の温度で加熱硬化して得られ
る圧粉磁心を固定子の鉄心コアとしたことを特徴とする
回転機。 - 【請求項30】 一次コイルと、二次コイルと、鉄心コ
アとを有する変圧器において、燐酸、酸化マグネシウム
及び硼酸を含む混合液で金属磁性粉末を処理して、P、
Mg、B及びFeを必須成分とする無機絶縁皮膜を形成
した絶縁金属磁性粉末に、F種以上の耐熱性を有する熱
硬化性樹脂組成物を添加、混合し、粉末成型プレスによ
り100〜800MPaの圧力で加圧成型するととも
に、300℃以下の温度で加熱硬化して得られる圧粉磁
心を鉄心コアとしたことを特徴とする変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25530095A JPH09102409A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、リアクトル及びそれを用いた電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25530095A JPH09102409A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、リアクトル及びそれを用いた電気機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09102409A true JPH09102409A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17276868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25530095A Pending JPH09102409A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 圧粉磁心用樹脂組成物、圧粉磁心、リアクトル及びそれを用いた電気機器 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JPH09102409A (ja) |
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