JPH0889853A - コロナ放電方法および静電塗装装置 - Google Patents
コロナ放電方法および静電塗装装置Info
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- JPH0889853A JPH0889853A JP7135427A JP13542795A JPH0889853A JP H0889853 A JPH0889853 A JP H0889853A JP 7135427 A JP7135427 A JP 7135427A JP 13542795 A JP13542795 A JP 13542795A JP H0889853 A JPH0889853 A JP H0889853A
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- electrostatic coating
- corona discharge
- electrostatic
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/03—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by the use of gas, e.g. electrostatically assisted pneumatic spraying
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B5/00—Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
- B05B5/025—Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
- B05B5/053—Arrangements for supplying power, e.g. charging power
- B05B5/0533—Electrodes specially adapted therefor; Arrangements of electrodes
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- Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印加電圧を高くすることなくコロナ放電電流
を増加することができ、塗料粒子への帯電量を増やし、
塗着効率を向上させることができる静電塗装装置を提供
する。 【構成】 静電塗装装置のスプレーガン1に金網状電極
3を取付け、当該金網状電極3に高電圧を印加すること
によって、被塗装物との間にコロナ放電場を形成させ
る。
を増加することができ、塗料粒子への帯電量を増やし、
塗着効率を向上させることができる静電塗装装置を提供
する。 【構成】 静電塗装装置のスプレーガン1に金網状電極
3を取付け、当該金網状電極3に高電圧を印加すること
によって、被塗装物との間にコロナ放電場を形成させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、静電塗装装置
において、塗料の塗着効率を高めるために霧化された塗
料粒子に電荷を付与したり、静電除塵装置において気流
中に含まれる塵埃を分離するために塵埃粒子に電荷を与
えたりするのに利用されるコロナ放電方法と、当該コロ
ナ放電方法を適用することにより、塗料粒子の帯電量を
増やすことができ、もって塗着効率の大幅な向上が可能
な静電塗装装置に関するものである。
において、塗料の塗着効率を高めるために霧化された塗
料粒子に電荷を付与したり、静電除塵装置において気流
中に含まれる塵埃を分離するために塵埃粒子に電荷を与
えたりするのに利用されるコロナ放電方法と、当該コロ
ナ放電方法を適用することにより、塗料粒子の帯電量を
増やすことができ、もって塗着効率の大幅な向上が可能
な静電塗装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電塗装は、アースした被塗装物を陽極
とし、スプレーガンを陰極として負の高電圧を与えるこ
とにより両極間に静電場を形成させると共に、霧化した
塗料粒子を負に帯電させて、陽極の被塗装物に吸引付着
させる塗装方法であり、静電効果を利用するので、通常
のスプレー塗装に較べて塗料の塗着効率が極めて優れ、
被塗装物の表裏を同時に塗装できるなどの特長がある。
とし、スプレーガンを陰極として負の高電圧を与えるこ
とにより両極間に静電場を形成させると共に、霧化した
塗料粒子を負に帯電させて、陽極の被塗装物に吸引付着
させる塗装方法であり、静電効果を利用するので、通常
のスプレー塗装に較べて塗料の塗着効率が極めて優れ、
被塗装物の表裏を同時に塗装できるなどの特長がある。
【0003】静電塗装に用いられるスプレーガンとして
は、液状塗料を圧縮空気によって霧化させるエア霧化方
式、液圧によるエアレス霧化方式、あるいは回転するカ
ップ状あるいはディスク状をなす噴霧頭の遠心力によっ
て霧化させる回転霧化方式などのものが知られている。
は、液状塗料を圧縮空気によって霧化させるエア霧化方
式、液圧によるエアレス霧化方式、あるいは回転するカ
ップ状あるいはディスク状をなす噴霧頭の遠心力によっ
て霧化させる回転霧化方式などのものが知られている。
【0004】これらのスプレーガンは、いずれもガンの
先端部に液状の塗料を霧化させるための霧化機構と、塗
料を帯電させるとともに被塗装物との間に静電場を形成
させるための電極を備え、電極は霧化機構の内部、ある
いは霧化機構の前方に配置されている。
先端部に液状の塗料を霧化させるための霧化機構と、塗
料を帯電させるとともに被塗装物との間に静電場を形成
させるための電極を備え、電極は霧化機構の内部、ある
いは霧化機構の前方に配置されている。
【0005】この電極は、通常被塗装物に対して−30
〜−90kV程度の負の高電圧に維持され、霧化された
のちの塗料粒子に電荷を付与するために、スプレーガン
の先端に設けた電極と被塗装物との間に2〜4kV/c
mの高電圧をかけてコロナ放電場を形成させ、得られた
イオンを塗料微粒子に付着させることにより塗料粒子に
帯電させるようにしている。また、塗料に接触帯電させ
る目的で、塗料がガンから離れる直前に電極に接触する
構造にすることも多い。
〜−90kV程度の負の高電圧に維持され、霧化された
のちの塗料粒子に電荷を付与するために、スプレーガン
の先端に設けた電極と被塗装物との間に2〜4kV/c
mの高電圧をかけてコロナ放電場を形成させ、得られた
イオンを塗料微粒子に付着させることにより塗料粒子に
帯電させるようにしている。また、塗料に接触帯電させ
る目的で、塗料がガンから離れる直前に電極に接触する
構造にすることも多い。
【0006】なお、この場合、被塗装物を接地し、該被
塗装物に対して負の高電圧を電極にかけるのが一般的で
あり、この理由は、電極に正の高電圧をかける場合に較
べてコロナ放電の安定性が優れると共に、火花放電に至
る限界電圧を高くとることができることによる。
塗装物に対して負の高電圧を電極にかけるのが一般的で
あり、この理由は、電極に正の高電圧をかける場合に較
べてコロナ放電の安定性が優れると共に、火花放電に至
る限界電圧を高くとることができることによる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな静電塗装装置においては、安定したコロナ放電電流
を得るために、鋭利な先端を有するピン状の電極が用い
られることが多く、十分な放電電流が得がたいという問
題点がある。
うな静電塗装装置においては、安定したコロナ放電電流
を得るために、鋭利な先端を有するピン状の電極が用い
られることが多く、十分な放電電流が得がたいという問
題点がある。
【0008】すなわち、コロナ放電電流を大きくして塗
料粒子への帯電量を多くするために、太いピン状電極を
用いて電極投影面積を大きくすると、コロナ放電が発生
しにくくなり、電圧を高く維持することが必要となる結
果、火花放電に至り易くなり、逆にピン状電極の径を細
くすると、十分な電流値が得られず、塗料粒子の帯電量
が低下することになる。
料粒子への帯電量を多くするために、太いピン状電極を
用いて電極投影面積を大きくすると、コロナ放電が発生
しにくくなり、電圧を高く維持することが必要となる結
果、火花放電に至り易くなり、逆にピン状電極の径を細
くすると、十分な電流値が得られず、塗料粒子の帯電量
が低下することになる。
【0009】また、細径のピン状電極を多数配設したと
しても、安定したコロナ放電が発生するのはそのうちの
数本であって、極端な場合には被塗装物に最も近い1本
の電極のみに限定されてしまい、いずれにしてもコロナ
放電電流を大きくすることができないという問題点があ
り、コロナ放電におけるこのような問題点の解消がこの
ようなコロナ放電を利用した各種装置の性能上の課題と
なっていた。
しても、安定したコロナ放電が発生するのはそのうちの
数本であって、極端な場合には被塗装物に最も近い1本
の電極のみに限定されてしまい、いずれにしてもコロナ
放電電流を大きくすることができないという問題点があ
り、コロナ放電におけるこのような問題点の解消がこの
ようなコロナ放電を利用した各種装置の性能上の課題と
なっていた。
【0010】さらに、水溶性の静電塗料を使用する静電
塗装装置の場合には、電極をガンの中心軸から離して設
置する場合もあるが、溶剤型の静電塗料を使用する場合
には、装置の単純化のためおよびコロナ放電による帯電
機構とは別に接触帯電を生じさせるために、電極を霧化
装置の中心軸に設置して塗料と接触する構成にして用い
られることが多く、ある程度以上に電圧を高くすると、
塗料粒子の帯電電荷量および塗着効率も飽和する傾向を
生じるという問題点がある。
塗装装置の場合には、電極をガンの中心軸から離して設
置する場合もあるが、溶剤型の静電塗料を使用する場合
には、装置の単純化のためおよびコロナ放電による帯電
機構とは別に接触帯電を生じさせるために、電極を霧化
装置の中心軸に設置して塗料と接触する構成にして用い
られることが多く、ある程度以上に電圧を高くすると、
塗料粒子の帯電電荷量および塗着効率も飽和する傾向を
生じるという問題点がある。
【0011】つまり、塗料は、高電圧電極に接した後に
霧化されるため、霧化した塗料の一部はコロナ放電によ
る電荷と同極の電荷をすでに帯びている。そのため、こ
の後にコロナ放電を発生させても、コロナ放電による電
荷と塗料がすでに帯びている電荷とが互いに反発するた
めに、接触帯電とコロナ放電との併用による帯電量の増
加があまり期待できないと推測される。
霧化されるため、霧化した塗料の一部はコロナ放電によ
る電荷と同極の電荷をすでに帯びている。そのため、こ
の後にコロナ放電を発生させても、コロナ放電による電
荷と塗料がすでに帯びている電荷とが互いに反発するた
めに、接触帯電とコロナ放電との併用による帯電量の増
加があまり期待できないと推測される。
【0012】一方、コロナ放電によって放出された陰イ
オンあるいは電子からなる電荷は、塗料粒子に比べては
るかに軽くて小さいため、塗料粒子に比べ飛行速度が速
い。そのため、被塗物表面に到達した電荷は被塗物表面
を伝ってアースに流れ込むが、その過程で、被塗物表面
が電荷を蓄える結果となり、被塗物に向かって飛行して
きた帯電塗料粒子に反発力を生じさせる。そして、霧化
された塗料の外周部には、特に軽くて小さい塗料粒子が
存在するが、コロナ放電によって生じた陰イオンの多く
は、大多数の比較的大きな帯電塗料粒子の電荷に阻ま
れ、期待したほどには外周部の塗料粒子に帯電しないた
めと推測される。
オンあるいは電子からなる電荷は、塗料粒子に比べては
るかに軽くて小さいため、塗料粒子に比べ飛行速度が速
い。そのため、被塗物表面に到達した電荷は被塗物表面
を伝ってアースに流れ込むが、その過程で、被塗物表面
が電荷を蓄える結果となり、被塗物に向かって飛行して
きた帯電塗料粒子に反発力を生じさせる。そして、霧化
された塗料の外周部には、特に軽くて小さい塗料粒子が
存在するが、コロナ放電によって生じた陰イオンの多く
は、大多数の比較的大きな帯電塗料粒子の電荷に阻ま
れ、期待したほどには外周部の塗料粒子に帯電しないた
めと推測される。
【0013】
【発明の目的】本発明は、従来のコロナ放電における上
記課題に着目してなされたものであって、印加電圧を高
くすることなくコロナ放電電流を大きくすることがで
き、火花放電によらず、例えば塗料粒子や塵埃粒子への
帯電量を増やすことができるコロナ放電方法と、当該コ
ロナ放電方法を利用することにより、火花放電によるこ
となく、塗料粒子の帯電量を増加させ、塗着効率を向上
することができる静電塗装装置を提供すること、およ
び、印加電圧を高くすることなく塗料粒子への帯電量を
増やすことができるコロナ放電を使用した静電塗装方法
と、当該静電塗装方法を利用した静電塗装装置を提供す
ることを目的としている。
記課題に着目してなされたものであって、印加電圧を高
くすることなくコロナ放電電流を大きくすることがで
き、火花放電によらず、例えば塗料粒子や塵埃粒子への
帯電量を増やすことができるコロナ放電方法と、当該コ
ロナ放電方法を利用することにより、火花放電によるこ
となく、塗料粒子の帯電量を増加させ、塗着効率を向上
することができる静電塗装装置を提供すること、およ
び、印加電圧を高くすることなく塗料粒子への帯電量を
増やすことができるコロナ放電を使用した静電塗装方法
と、当該静電塗装方法を利用した静電塗装装置を提供す
ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、印加電圧に
対するコロナ放電電流の増加を目的として、電極形状に
ついて鋭意検討を重ねた結果、コロナ放電用電極を金網
状とすることによって、コロナ放電電流を増加させるこ
とができることを見出すに至った。
対するコロナ放電電流の増加を目的として、電極形状に
ついて鋭意検討を重ねた結果、コロナ放電用電極を金網
状とすることによって、コロナ放電電流を増加させるこ
とができることを見出すに至った。
【0015】すなわち、図1は、コロナ放電における印
加電圧とコロナ放電電流に及ぼす電極形状の影響を示す
グラフであって、図中●は、直径0.5mmのタングス
テン線からなるピン状電極を用いた場合、○は、直径
0.02mmのタングステン線を50メッシュ(目開
き:297μm)に編んだ金網を直径20mmの円盤状
に加工した金網状電極を用いた場合を示し、金網状電極
を用いることにより、同一の印加電圧に対して、ピン状
電極の約2倍の放電電流が得られることが確認された。
加電圧とコロナ放電電流に及ぼす電極形状の影響を示す
グラフであって、図中●は、直径0.5mmのタングス
テン線からなるピン状電極を用いた場合、○は、直径
0.02mmのタングステン線を50メッシュ(目開
き:297μm)に編んだ金網を直径20mmの円盤状
に加工した金網状電極を用いた場合を示し、金網状電極
を用いることにより、同一の印加電圧に対して、ピン状
電極の約2倍の放電電流が得られることが確認された。
【0016】また、コロナ放電電流は、電極として用い
る金網の面積,メッシュ(目開き)、さらには金網の素
線径などによって調製可能であり、これらの選択によっ
てピン状電極の場合の2〜数倍の放電電流が得られるこ
とが判明した。
る金網の面積,メッシュ(目開き)、さらには金網の素
線径などによって調製可能であり、これらの選択によっ
てピン状電極の場合の2〜数倍の放電電流が得られるこ
とが判明した。
【0017】なお、このとき、前記ピン状あるいは金網
状の放電電極から200mm離れた位置に接地されたア
ルミニウム箔を対極として用い、当該アルミニウム箔を
流れる電流値を測定してコロナ放電電流とした。
状の放電電極から200mm離れた位置に接地されたア
ルミニウム箔を対極として用い、当該アルミニウム箔を
流れる電流値を測定してコロナ放電電流とした。
【0018】本発明に係わるコロナ放電方法は、上記知
見に基づくものであって、相対向する電極間に高電圧を
印加してコロナ放電を発生させるに際し、一方の電極の
形状を金網状に形成する構成としたことを特徴としてお
り、本発明に係わるコロナ放電方法の実施態様としての
請求項2に係わるコロナ放電方法においては、金網状電
極が細径ワイヤに太径ワイヤが編み込まれている構成と
し、同じく実施態様として請求項3に係わるコロナ放電
方法においては、一方の電極が静電塗装装置のスプレー
ガンに設けた金網状電極であって、他方の電極が被塗装
物である構成としており、コロナ放電方法におけるこの
ような構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
見に基づくものであって、相対向する電極間に高電圧を
印加してコロナ放電を発生させるに際し、一方の電極の
形状を金網状に形成する構成としたことを特徴としてお
り、本発明に係わるコロナ放電方法の実施態様としての
請求項2に係わるコロナ放電方法においては、金網状電
極が細径ワイヤに太径ワイヤが編み込まれている構成と
し、同じく実施態様として請求項3に係わるコロナ放電
方法においては、一方の電極が静電塗装装置のスプレー
ガンに設けた金網状電極であって、他方の電極が被塗装
物である構成としており、コロナ放電方法におけるこの
ような構成を前述した従来の課題を解決するための手段
としている。
【0019】また、本発明に係わる静電塗装装置は、液
状塗料を霧化する霧化機構と、被塗装物との間に静電場
を形成するとともにコロナ放電場を形成させて霧化され
た塗料粒子に電荷を付与する電極を具備するスプレーガ
ンを備えた静電塗装装置において、前記スプレーガン
は、金網状の電極を有することを特徴としており、本発
明に係わる静電塗装装置の実施態様としての請求項5に
係わる静電塗装装置においては、スプレーガンの金網状
電極がリング状をなし、霧化機構の外周側に配設されて
いる構成とし、同じく実施態様として請求項6に係わる
静電塗装装置は、スプレーガンの金網状電極が細径ワイ
ヤと該細径ワイヤに編み込まれた太径ワイヤからなる構
成とし、請求項7に係わる静電塗装装置は、スプレーガ
ンの霧化機構が噴霧頭の回転で生じる遠心力によって液
状塗料を霧化する回転霧化方式であって、霧化された塗
料粒子を被塗装物に向けて飛散させる気流を発生させる
エア噴出孔を備えている構成とし、同じく実施態様とし
て請求項8に係わる静電塗装装置は、スプレーガンの霧
化機構が噴霧頭の回転で生じる遠心力によって液状塗料
を霧化する回転霧化方式であって、金網状電極が霧化機
構の噴霧頭よりも被塗装物に対して後方側に位置する構
成としており、静電塗装装置におけるこのような構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。
状塗料を霧化する霧化機構と、被塗装物との間に静電場
を形成するとともにコロナ放電場を形成させて霧化され
た塗料粒子に電荷を付与する電極を具備するスプレーガ
ンを備えた静電塗装装置において、前記スプレーガン
は、金網状の電極を有することを特徴としており、本発
明に係わる静電塗装装置の実施態様としての請求項5に
係わる静電塗装装置においては、スプレーガンの金網状
電極がリング状をなし、霧化機構の外周側に配設されて
いる構成とし、同じく実施態様として請求項6に係わる
静電塗装装置は、スプレーガンの金網状電極が細径ワイ
ヤと該細径ワイヤに編み込まれた太径ワイヤからなる構
成とし、請求項7に係わる静電塗装装置は、スプレーガ
ンの霧化機構が噴霧頭の回転で生じる遠心力によって液
状塗料を霧化する回転霧化方式であって、霧化された塗
料粒子を被塗装物に向けて飛散させる気流を発生させる
エア噴出孔を備えている構成とし、同じく実施態様とし
て請求項8に係わる静電塗装装置は、スプレーガンの霧
化機構が噴霧頭の回転で生じる遠心力によって液状塗料
を霧化する回転霧化方式であって、金網状電極が霧化機
構の噴霧頭よりも被塗装物に対して後方側に位置する構
成としており、静電塗装装置におけるこのような構成を
前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0020】さらに本発明者は、印加電圧を高くするこ
となく塗料粒子への帯電量を増やすことを目的として、
電極形状について鋭意検討を重ねた結果、接触帯電用の
第1電極と放電用の第2電極とに電極を分離することに
よって、コロナ放電による帯電に加えて効果的な接触帯
電を生じさせることができることを見出すに至った。
となく塗料粒子への帯電量を増やすことを目的として、
電極形状について鋭意検討を重ねた結果、接触帯電用の
第1電極と放電用の第2電極とに電極を分離することに
よって、コロナ放電による帯電に加えて効果的な接触帯
電を生じさせることができることを見出すに至った。
【0021】すなわち、第2電極を設けた装置の塗着効
率は、印加電圧−40KVの場合、72%であり、印加
電圧−60KVの場合、76%であり、一方、第2電極
を設けていない装置の塗着効率は、印加電圧−40KV
の場合、58%であり、印加電圧−60KVの場合、6
5%であり、発明による第2電極の効果が確認された。
率は、印加電圧−40KVの場合、72%であり、印加
電圧−60KVの場合、76%であり、一方、第2電極
を設けていない装置の塗着効率は、印加電圧−40KV
の場合、58%であり、印加電圧−60KVの場合、6
5%であり、発明による第2電極の効果が確認された。
【0022】なお、この場合の塗着効率は、300mm
離れた面積1m2 のアルミニウム箔に向けて塗料を水
平に噴霧した場合の、噴霧塗料重量に対するアルミニウ
ム箔への付着塗料重量の比率で表わしたものである。
離れた面積1m2 のアルミニウム箔に向けて塗料を水
平に噴霧した場合の、噴霧塗料重量に対するアルミニウ
ム箔への付着塗料重量の比率で表わしたものである。
【0023】本発明に係わるコロナ放電を使用した静電
塗装方法は、上記知見に基づくものであって、コロナ放
電を使用した静電塗装方法において、少なくとも2種類
の高電圧印加電極を有し、一方の電極は、微粒化される
前の塗料液に接触し、他方の電極はその周囲を取り組む
円筒状の空気流のみに接触する構成としたことを特徴と
しており、請求項10に係わる静電塗装方法は、円筒状
の空気流を、塗料を微粒化する空気流および微粒化され
た塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発生させる空
気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔から発生させられる
構成とし、請求項11に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、円筒状に形成
されている構成とし、請求項12に係わる静電塗装方法
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に
接触する前記電極よりも前記被塗装物側に位置している
構成とし、請求項13に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、金網状に形成
されている構成とし、請求項14に係わる静電塗装方法
においては、前記塗料液に接触しない前記電極を、導電
性プラスチックから形成されている構成とし、請求項1
5に係わる静電塗装方法においては、前記塗料液に接触
しない前記電極を、静電塗装装置のスプレ−ガンの先端
部に導電性プラスチックあるいは導電性塗料を被覆して
形成されている構成としており、コロナ放電を使用した
静電塗装方法におけるこのような構成を、前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
塗装方法は、上記知見に基づくものであって、コロナ放
電を使用した静電塗装方法において、少なくとも2種類
の高電圧印加電極を有し、一方の電極は、微粒化される
前の塗料液に接触し、他方の電極はその周囲を取り組む
円筒状の空気流のみに接触する構成としたことを特徴と
しており、請求項10に係わる静電塗装方法は、円筒状
の空気流を、塗料を微粒化する空気流および微粒化され
た塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発生させる空
気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔から発生させられる
構成とし、請求項11に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、円筒状に形成
されている構成とし、請求項12に係わる静電塗装方法
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に
接触する前記電極よりも前記被塗装物側に位置している
構成とし、請求項13に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、金網状に形成
されている構成とし、請求項14に係わる静電塗装方法
においては、前記塗料液に接触しない前記電極を、導電
性プラスチックから形成されている構成とし、請求項1
5に係わる静電塗装方法においては、前記塗料液に接触
しない前記電極を、静電塗装装置のスプレ−ガンの先端
部に導電性プラスチックあるいは導電性塗料を被覆して
形成されている構成としており、コロナ放電を使用した
静電塗装方法におけるこのような構成を、前述した従来
の課題を解決するための手段としている。
【0024】また、本発明に係わる静電塗装装置は、液
状塗料を霧化する霧化機構と、被塗装物との間に静電場
を形成するとともにコロナ放電場を形成させて霧化され
た塗料粒子に電荷を付与する電極を具備するスプレーガ
ンを備えた静電塗装装置において、前記スプレーガン
を、微粒化される前の塗料液に接触する電極と、その周
囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する電極との少
なくとも2種類の高電圧印加電極を有する構成としたこ
とを特徴としており、請求項17に係わる静電塗装装置
は、前記スプレーガンを、塗料を微粒化する空気流およ
び微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を
発生させる空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔を有
し、前記円筒状の空気流を発生させる構成とし、請求項
18に係わる静電塗装装置においては、前記塗料液に接
触しない前記電極として、円筒状の電極を備える構成と
し、請求項19に係わる静電塗装装置は、前記塗料液に
接触しない前記電極を、前記塗料液に接触する前記電極
よりも被塗装物側に配設される構成とし、請求項20に
係わる静電塗装装置においては、前記塗料液に接触しな
い前記電極として、金網状の電極を備える構成とし、請
求項21に係わる静電塗装装置においては、前記塗料液
に接触しない前記電極として、導電性プラスチックから
なる電極を備える構成とし、請求項22に係わる静電塗
装装置においては、前記塗料液に接触しない前記電極と
して、静電塗装装置のスプレ−ガンの先端部に一体とな
って形成された導電性プラスチックあるいは導電性塗料
の被覆層からなる電極を備える構成としており、静電塗
装装置におけるこのような構成を前述した従来の課題を
解決するための手段としている。
状塗料を霧化する霧化機構と、被塗装物との間に静電場
を形成するとともにコロナ放電場を形成させて霧化され
た塗料粒子に電荷を付与する電極を具備するスプレーガ
ンを備えた静電塗装装置において、前記スプレーガン
を、微粒化される前の塗料液に接触する電極と、その周
囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する電極との少
なくとも2種類の高電圧印加電極を有する構成としたこ
とを特徴としており、請求項17に係わる静電塗装装置
は、前記スプレーガンを、塗料を微粒化する空気流およ
び微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を
発生させる空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔を有
し、前記円筒状の空気流を発生させる構成とし、請求項
18に係わる静電塗装装置においては、前記塗料液に接
触しない前記電極として、円筒状の電極を備える構成と
し、請求項19に係わる静電塗装装置は、前記塗料液に
接触しない前記電極を、前記塗料液に接触する前記電極
よりも被塗装物側に配設される構成とし、請求項20に
係わる静電塗装装置においては、前記塗料液に接触しな
い前記電極として、金網状の電極を備える構成とし、請
求項21に係わる静電塗装装置においては、前記塗料液
に接触しない前記電極として、導電性プラスチックから
なる電極を備える構成とし、請求項22に係わる静電塗
装装置においては、前記塗料液に接触しない前記電極と
して、静電塗装装置のスプレ−ガンの先端部に一体とな
って形成された導電性プラスチックあるいは導電性塗料
の被覆層からなる電極を備える構成としており、静電塗
装装置におけるこのような構成を前述した従来の課題を
解決するための手段としている。
【0025】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるコロナ放電方
法においては、一方の電極を金網状に形成しているの
で、印加電圧を高めることなくコロナ放電電流が増加す
るので、例えば塗料粒子や塵埃粒子などへの帯電量が増
し、装置の性能および安全性が向上することになる。
法においては、一方の電極を金網状に形成しているの
で、印加電圧を高めることなくコロナ放電電流が増加す
るので、例えば塗料粒子や塵埃粒子などへの帯電量が増
し、装置の性能および安全性が向上することになる。
【0026】本発明に係わるコロナ放電方法の実施態様
として請求項2に係わるコロナ放電方法では、金網状電
極の素線として、細径ワイヤに太径ワイヤが編み込まれ
ているので、電極の機械的強度が向上するばかりではな
く、細線での電圧降下が低減することになる。
として請求項2に係わるコロナ放電方法では、金網状電
極の素線として、細径ワイヤに太径ワイヤが編み込まれ
ているので、電極の機械的強度が向上するばかりではな
く、細線での電圧降下が低減することになる。
【0027】また、同じく実施態様として請求項3に係
わるコロナ放電方法においては、一方の電極を静電塗装
装置のスプレーガンに設けた金網状電極とし、他方の電
極を被塗装物としたものであるから、静電塗装におい
て、印加電圧を高めることなく塗料粒子への帯電量が増
し、静電塗装装置の性能および安全性が向上することに
なる。
わるコロナ放電方法においては、一方の電極を静電塗装
装置のスプレーガンに設けた金網状電極とし、他方の電
極を被塗装物としたものであるから、静電塗装におい
て、印加電圧を高めることなく塗料粒子への帯電量が増
し、静電塗装装置の性能および安全性が向上することに
なる。
【0028】本発明の請求項4に係わる静電塗装装置に
おいては、スプレーガンの放電用電極として金網状の電
極を備えたものであるから印加電圧を高めることなくコ
ロナ放電電流が増加するので、塗料粒子への帯電量が増
し、静電塗装における塗着効率および安全性が向上する
ことになる。
おいては、スプレーガンの放電用電極として金網状の電
極を備えたものであるから印加電圧を高めることなくコ
ロナ放電電流が増加するので、塗料粒子への帯電量が増
し、静電塗装における塗着効率および安全性が向上する
ことになる。
【0029】本発明に係わる静電塗装装置の実施態様と
して請求項5に係わる静電塗装装置は、スプレーガンの
金網状電極をリング状にして霧化機構の周囲に配設した
ものであるから、霧化された塗料粒子はリング状電極の
中心部に噴出され、コロナ放電流を横切って円錐状に拡
がることから帯電効率が改善されると共に、金網状電極
の外径の拡大による電極面積の増加の制約が少なく、電
極面積を増やすことによってコロナ放電電流が増加して
塗料粒子の帯電量がさらに増し、塗料の塗着効率がさら
に向上することになる。
して請求項5に係わる静電塗装装置は、スプレーガンの
金網状電極をリング状にして霧化機構の周囲に配設した
ものであるから、霧化された塗料粒子はリング状電極の
中心部に噴出され、コロナ放電流を横切って円錐状に拡
がることから帯電効率が改善されると共に、金網状電極
の外径の拡大による電極面積の増加の制約が少なく、電
極面積を増やすことによってコロナ放電電流が増加して
塗料粒子の帯電量がさらに増し、塗料の塗着効率がさら
に向上することになる。
【0030】また、請求項6に係わる静電塗装装置にお
いては、金網状電極の素線が細径ワイヤと太径ワイヤか
らなるものであるから、先に述べたように電極の機械的
強度が向上すると共に、細線での電圧降下が低減するこ
とになる。
いては、金網状電極の素線が細径ワイヤと太径ワイヤか
らなるものであるから、先に述べたように電極の機械的
強度が向上すると共に、細線での電圧降下が低減するこ
とになる。
【0031】さらに、同じく実施態様として、請求項7
に係わる静電塗装装置においては、スプレーガンの霧化
機構が回転霧化方式であって、霧化された塗料粒子を被
塗装物に向けて飛散させる気流を発生させるエア噴出孔
を備え、請求項8に係わる静電塗装装置においては、ス
プレーガンの霧化機構が同様に回転霧化方式であって、
金網状電極が霧化機構の噴霧頭よりも被塗装物に対して
後方側に位置しているので、金網状電極の塗料付着が有
効に防止されることになる。
に係わる静電塗装装置においては、スプレーガンの霧化
機構が回転霧化方式であって、霧化された塗料粒子を被
塗装物に向けて飛散させる気流を発生させるエア噴出孔
を備え、請求項8に係わる静電塗装装置においては、ス
プレーガンの霧化機構が同様に回転霧化方式であって、
金網状電極が霧化機構の噴霧頭よりも被塗装物に対して
後方側に位置しているので、金網状電極の塗料付着が有
効に防止されることになる。
【0032】本発明の請求項9に係わるコロナ放電を使
用した静電塗装方法においては、一方の電極は、微粒化
される前の塗料液に接触し、他方の電極はその周囲を取
り組む円筒状の空気流のみに接触するようにしているか
ら、印加電圧を高めることなくコロナ放電による帯電に
加えて接触帯電により、被塗物へ向かう塗料粒子の帯電
量を増やし塗着効率を高めることができることになる。
用した静電塗装方法においては、一方の電極は、微粒化
される前の塗料液に接触し、他方の電極はその周囲を取
り組む円筒状の空気流のみに接触するようにしているか
ら、印加電圧を高めることなくコロナ放電による帯電に
加えて接触帯電により、被塗物へ向かう塗料粒子の帯電
量を増やし塗着効率を高めることができることになる。
【0033】また、請求項10に係わる静電塗装方法で
は、円筒状の空気流を、塗料を微粒化する空気流および
微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発
生させる空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔から発生
させているから、塗料液に接触していない電極に対する
塗料付着を有効に防止することができることになる。
は、円筒状の空気流を、塗料を微粒化する空気流および
微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発
生させる空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔から発生
させているから、塗料液に接触していない電極に対する
塗料付着を有効に防止することができることになる。
【0034】請求項11に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、円筒状に形成
されているから、コロナ放電を外周部全体に均等に安定
して発生することができることになる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、円筒状に形成
されているから、コロナ放電を外周部全体に均等に安定
して発生することができることになる。
【0035】また、請求項12に係わる静電塗装方法
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に
接触する前記電極よりも前記被塗装物側に位置させてい
るから、塗料を微粒化する空気流および微粒化された塗
料粒子を被塗物に向かわせる空気流も、塗料液に接触し
ていない電極が塗料粒子により汚染されるのを防ぐこと
ができることになる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に
接触する前記電極よりも前記被塗装物側に位置させてい
るから、塗料を微粒化する空気流および微粒化された塗
料粒子を被塗物に向かわせる空気流も、塗料液に接触し
ていない電極が塗料粒子により汚染されるのを防ぐこと
ができることになる。
【0036】請求項13に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、金網状に形成
されているから、印加電圧を高めることなくコロナ放電
電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増やし塗着
効率を高めることができることになる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、金網状に形成
されているから、印加電圧を高めることなくコロナ放電
電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増やし塗着
効率を高めることができることになる。
【0037】請求項14に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、比較的安価で
成形性に優れた導電性プラスチックから形成されている
から、製造が容易になると共に材料コストも安価なもの
となる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、比較的安価で
成形性に優れた導電性プラスチックから形成されている
から、製造が容易になると共に材料コストも安価なもの
となる。
【0038】請求項15に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、静電塗装装置
のスプレーガンの先端部に、比較的安価で成形性に優れ
た導電性プラスチックあるいは導電性塗料を被覆して形
成されているから、製造がさらに容易になると共に材料
コストもさらに安価なものとなる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、静電塗装装置
のスプレーガンの先端部に、比較的安価で成形性に優れ
た導電性プラスチックあるいは導電性塗料を被覆して形
成されているから、製造がさらに容易になると共に材料
コストもさらに安価なものとなる。
【0039】また、本発明の請求項16に係わる静電塗
装装置は、微粒化される前の塗料液に接触する電極と、
その周囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する電極
との少なくとも2種類の高電圧印加電極を有するから、
印加電圧を高めることなくコロナ放電による帯電に加え
て接触帯電により、被塗物へ向かう塗料粒子の帯電量を
増やし塗着効率を高めることができることになる。
装装置は、微粒化される前の塗料液に接触する電極と、
その周囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する電極
との少なくとも2種類の高電圧印加電極を有するから、
印加電圧を高めることなくコロナ放電による帯電に加え
て接触帯電により、被塗物へ向かう塗料粒子の帯電量を
増やし塗着効率を高めることができることになる。
【0040】請求項17に係わる静電塗装装置は、前記
スプレーガンが、塗料を微粒化する空気流および微粒化
された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発生させ
る空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔を備え、前記円
筒状の空気流を発生させているから、塗料液に接触して
いない電極に対する塗料付着を有効に防止することがで
きることになる。
スプレーガンが、塗料を微粒化する空気流および微粒化
された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発生させ
る空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔を備え、前記円
筒状の空気流を発生させているから、塗料液に接触して
いない電極に対する塗料付着を有効に防止することがで
きることになる。
【0041】請求項18に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、円筒状の
電極を備えているから、コロナ放電を外周部全体に均等
に安定して発生させることができることになる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、円筒状の
電極を備えているから、コロナ放電を外周部全体に均等
に安定して発生させることができることになる。
【0042】請求項19に係わる静電塗装装置は、前記
塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に接触する
前記電極よりも被塗装物側に配設しているから、塗料を
微粒化する空気流および微粒化された塗料粒子を被塗物
に向かわせる空気流も、塗料液に接触していない電極が
汚染されるのを防ぐことができることになる。
塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に接触する
前記電極よりも被塗装物側に配設しているから、塗料を
微粒化する空気流および微粒化された塗料粒子を被塗物
に向かわせる空気流も、塗料液に接触していない電極が
汚染されるのを防ぐことができることになる。
【0043】請求項20に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、金網状の
電極を備えているから、印加電圧を高めることなくコロ
ナ放電電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増や
し塗着効率を高めることができることになる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、金網状の
電極を備えているから、印加電圧を高めることなくコロ
ナ放電電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増や
し塗着効率を高めることができることになる。
【0044】請求項21に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、比較的安
価で成形性に優れた導電性プラスチックからなる電極を
備えているから、製造が容易になると共に材料コストも
安価なものとなる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、比較的安
価で成形性に優れた導電性プラスチックからなる電極を
備えているから、製造が容易になると共に材料コストも
安価なものとなる。
【0045】請求項22に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、静電塗装
装置のスプレーガンの先端部に一体となって形成された
導電性プラスチックあるいは導電性塗料の被覆層からな
る電極を備えているから、製造がさらに容易になると共
に材料コストもさらに安価なものとなる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、静電塗装
装置のスプレーガンの先端部に一体となって形成された
導電性プラスチックあるいは導電性塗料の被覆層からな
る電極を備えているから、製造がさらに容易になると共
に材料コストもさらに安価なものとなる。
【0046】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
する。
【0047】実施例1 図2は、本発明に係わる静電塗装装置の一実施例を示す
概略説明図であって、図に示す静電塗装装置のスプレー
ガン1は、その先端側中央部に、0.02mmのタング
ステン素線を50メッシュに編んだ金網からなる直径2
0mmの金網状電極2を備えていると共に、当該金網状
電極2の周囲には塗料噴出孔3および霧化用空気孔4が
同心状に開口しており、塗料噴出孔3から噴出した液状
塗料が空気孔4から噴射される空気に拡散して霧化する
ようになっており、これら塗料噴出孔3および霧化用空
気孔4により霧化機構が形成されている。
概略説明図であって、図に示す静電塗装装置のスプレー
ガン1は、その先端側中央部に、0.02mmのタング
ステン素線を50メッシュに編んだ金網からなる直径2
0mmの金網状電極2を備えていると共に、当該金網状
電極2の周囲には塗料噴出孔3および霧化用空気孔4が
同心状に開口しており、塗料噴出孔3から噴出した液状
塗料が空気孔4から噴射される空気に拡散して霧化する
ようになっており、これら塗料噴出孔3および霧化用空
気孔4により霧化機構が形成されている。
【0048】金網状電極2は、図示しない高電圧発生装
置のマイナス側端子に接続され、接地された図外の被塗
装物との間に静電場を形成するとともにコロナ放電場を
形成し、霧化された塗料粒子に電荷を付与するようにな
っている。
置のマイナス側端子に接続され、接地された図外の被塗
装物との間に静電場を形成するとともにコロナ放電場を
形成し、霧化された塗料粒子に電荷を付与するようにな
っている。
【0049】このような構造を有する静電塗装装置にお
いては、電源を投入することによってスプレーガン1の
金網状電極2に負の高電圧が印加され、接地された被塗
装物との間にコロナ放電流が形成される。
いては、電源を投入することによってスプレーガン1の
金網状電極2に負の高電圧が印加され、接地された被塗
装物との間にコロナ放電流が形成される。
【0050】塗料は、塗料噴出孔3から金網状電極2の
周囲に噴出され、霧化用空気孔4から噴射された高速空
気流によって微細化され、コロナ放電流に接触すること
によって帯電する。
周囲に噴出され、霧化用空気孔4から噴射された高速空
気流によって微細化され、コロナ放電流に接触すること
によって帯電する。
【0051】帯電した塗料粒子は、空気流によって被塗
装物の近傍部まで運ばれ、その慣性力と付与された電荷
によるクローン力の両方によって被塗装物に効率的に付
着する。
装物の近傍部まで運ばれ、その慣性力と付与された電荷
によるクローン力の両方によって被塗装物に効率的に付
着する。
【0052】このとき、コロナ放電用電極として金網状
電極2を用いているので、従来のピン状電極を使用した
場合に較べて、同一の印加電圧に対してコロナ放電電流
を大きなものとすることができるので塗料粒子への帯電
量が増え、被塗装物に付着するときのクローン力が大き
くなることから、塗着効率が大幅に向上することにな
る。
電極2を用いているので、従来のピン状電極を使用した
場合に較べて、同一の印加電圧に対してコロナ放電電流
を大きなものとすることができるので塗料粒子への帯電
量が増え、被塗装物に付着するときのクローン力が大き
くなることから、塗着効率が大幅に向上することにな
る。
【0053】図3は、このときの塗着効率に及ぼすコロ
ナ放電電流の影響を調査した結果を示すグラフであっ
て、コロナ放電電流の増加に伴って塗着効率が向上する
ことが明らかである。
ナ放電電流の影響を調査した結果を示すグラフであっ
て、コロナ放電電流の増加に伴って塗着効率が向上する
ことが明らかである。
【0054】なお、この場合の塗着効率は、300mm
離れた面積1m2 のアルミニウム箔に向けて塗料を水
平に噴霧した場合の、噴霧塗料重量に対するアルミニウ
ム箔への付着塗料重量の比率で表わしたものである。
離れた面積1m2 のアルミニウム箔に向けて塗料を水
平に噴霧した場合の、噴霧塗料重量に対するアルミニウ
ム箔への付着塗料重量の比率で表わしたものである。
【0055】また、この実施例に係わる静電塗装装置に
おいては、従来と同程度のコロナ放電電流により、従来
と同等の帯電体を得る場合には、従来よりも印加電圧を
低くすることができるので、火花放電が大幅に低下する
ばかりでなく、被塗装物近傍における電位勾配が緩和さ
れることから、被塗装物の端部にのみ塗料が厚く付着す
る額縁現象や、被塗装物の凹部において塗料の付き回り
性が悪化するファラデーケージ現象を低減させることが
できる。
おいては、従来と同程度のコロナ放電電流により、従来
と同等の帯電体を得る場合には、従来よりも印加電圧を
低くすることができるので、火花放電が大幅に低下する
ばかりでなく、被塗装物近傍における電位勾配が緩和さ
れることから、被塗装物の端部にのみ塗料が厚く付着す
る額縁現象や、被塗装物の凹部において塗料の付き回り
性が悪化するファラデーケージ現象を低減させることが
できる。
【0056】なお、印加電圧を従来との中間的な値に設
定することによって、塗着効率と付き回り性とのバラン
スを考慮し、付き回り性が劣化しない範囲内で塗着効率
を向上させるようにすることも可能である。
定することによって、塗着効率と付き回り性とのバラン
スを考慮し、付き回り性が劣化しない範囲内で塗着効率
を向上させるようにすることも可能である。
【0057】さらに、この実施例に係わる静電塗装装置
のスプレーガン1は、従来のスプレーガンのピン状電極
を金網状電極2に取換え、必要に応じて塗料噴出孔3を
若干拡げるだけで改造することができるので、既存のス
プレーガンを無駄にすることなく活用することができる
という利点がある。
のスプレーガン1は、従来のスプレーガンのピン状電極
を金網状電極2に取換え、必要に応じて塗料噴出孔3を
若干拡げるだけで改造することができるので、既存のス
プレーガンを無駄にすることなく活用することができる
という利点がある。
【0058】実施例2 図4および図5は、本発明に係わる静電塗装装置の第2
の実施例を示すものであって、図に示す静電塗装装置の
スプレーガン10は、その先端側中央部に塗料噴出孔1
1を備えると共に、該塗料噴出孔11の周囲に霧化用空
気孔12を備えており、これらにより液状塗料の霧化機
構が形成されている。
の実施例を示すものであって、図に示す静電塗装装置の
スプレーガン10は、その先端側中央部に塗料噴出孔1
1を備えると共に、該塗料噴出孔11の周囲に霧化用空
気孔12を備えており、これらにより液状塗料の霧化機
構が形成されている。
【0059】さらにスプレーガン10は、前記塗料噴出
孔11および霧化用空気孔12の外周部にリング状に形
成された金網状電極13を備えており、当該金網状電極
13は、図示しない高電圧発生装置のマイナス側端子に
接続され、接地された被塗装物(図示せず)との間に静
電場を形成するとともにコロナ放電場を形成し、霧化さ
れた塗料粒子に電荷を付与するようになっている。
孔11および霧化用空気孔12の外周部にリング状に形
成された金網状電極13を備えており、当該金網状電極
13は、図示しない高電圧発生装置のマイナス側端子に
接続され、接地された被塗装物(図示せず)との間に静
電場を形成するとともにコロナ放電場を形成し、霧化さ
れた塗料粒子に電荷を付与するようになっている。
【0060】なお、金網状電極13はタングステン線の
細径ワイヤ13aからなるものであるが、細径ワイヤ1
3aのみでは、リング状の形状を維持することが困難で
あるため、外周縁と内周縁にタングステンの太径ワイヤ
13bを編み込むことによって当該金網状電極13を補
強するようにしている。
細径ワイヤ13aからなるものであるが、細径ワイヤ1
3aのみでは、リング状の形状を維持することが困難で
あるため、外周縁と内周縁にタングステンの太径ワイヤ
13bを編み込むことによって当該金網状電極13を補
強するようにしている。
【0061】この太径ワイヤ13bは、補強のみならず
細径ワイヤ13aでの電圧降下を低減する働きがある。
細径ワイヤ13aでの電圧降下を低減する働きがある。
【0062】この実施例に係わる静電塗装装置において
は、上記実施例と同様に、電源を投入することによって
スプレーガン10の金網状電極13に負の高電圧が印加
され、接地された被塗装物との間に安定なコロナ放電流
が形成される。
は、上記実施例と同様に、電源を投入することによって
スプレーガン10の金網状電極13に負の高電圧が印加
され、接地された被塗装物との間に安定なコロナ放電流
が形成される。
【0063】一方塗料は、リング状に形成された金網状
電極13の中心に噴出され、霧化用空気孔12から噴射
された高速空気流によって微細化され、コロナ放電流に
接触することによって帯電する。そして、帯電した塗料
粒子は、空気流によって被塗装物の近傍部まで運ばれ、
その慣性力と電荷によるクローン力の両方によって被塗
装物に効率的に付着する。
電極13の中心に噴出され、霧化用空気孔12から噴射
された高速空気流によって微細化され、コロナ放電流に
接触することによって帯電する。そして、帯電した塗料
粒子は、空気流によって被塗装物の近傍部まで運ばれ、
その慣性力と電荷によるクローン力の両方によって被塗
装物に効率的に付着する。
【0064】このとき、図5に示すように、塗料粒子P
はコロナ放電流Cを横切って円錐状に拡がることから帯
電効率がさらに改善される。
はコロナ放電流Cを横切って円錐状に拡がることから帯
電効率がさらに改善される。
【0065】また、この実施例に係わる静電塗装装置の
スプレーガン10においては、金網状電極13が、塗料
噴出孔11および霧化用空気孔12の外周部に設けてあ
るので、リングの外径を大きくすることによって当該金
網状電極13の面積を増やすことが比較的容易であり、
これによって放電電流を増し、塗料粒子の帯電量を多く
して塗着効率をさらに向上させたり、あるいは塗着効率
を確保しながら印加電圧をさげることによって、安全性
を向上させたり、塗料の付き回り性を改善したりするこ
とができる。
スプレーガン10においては、金網状電極13が、塗料
噴出孔11および霧化用空気孔12の外周部に設けてあ
るので、リングの外径を大きくすることによって当該金
網状電極13の面積を増やすことが比較的容易であり、
これによって放電電流を増し、塗料粒子の帯電量を多く
して塗着効率をさらに向上させたり、あるいは塗着効率
を確保しながら印加電圧をさげることによって、安全性
を向上させたり、塗料の付き回り性を改善したりするこ
とができる。
【0066】実施例3 図6は、本発明に係わる静電塗装装置の第3の実施例を
示すものであって、図に示す静電塗装装置のスプレーガ
ン20は、回転霧化方式のものであって、その先端部
に、モータ21と、該モータ21によって回転するカッ
プ状の噴霧頭22からなる霧化機構を備え、回転する噴
霧頭22内に塗料ノズル23を介して供給された液状塗
料が、噴霧頭22の回転に基づく遠心力によって放射状
に飛散し、霧化される仕組みになっている。
示すものであって、図に示す静電塗装装置のスプレーガ
ン20は、回転霧化方式のものであって、その先端部
に、モータ21と、該モータ21によって回転するカッ
プ状の噴霧頭22からなる霧化機構を備え、回転する噴
霧頭22内に塗料ノズル23を介して供給された液状塗
料が、噴霧頭22の回転に基づく遠心力によって放射状
に飛散し、霧化される仕組みになっている。
【0067】スプレーガン20は、霧化機構の噴霧頭2
2の外周側にリング状に形成された金網状電極24を備
えており、当該金網状電極24は、高電圧発生装置25
のマイナス側端子に接続され、接地された被塗装物(図
示せず)との間に静電場を形成するとともにコロナ放電
場を形成するようになっている。
2の外周側にリング状に形成された金網状電極24を備
えており、当該金網状電極24は、高電圧発生装置25
のマイナス側端子に接続され、接地された被塗装物(図
示せず)との間に静電場を形成するとともにコロナ放電
場を形成するようになっている。
【0068】なお、金網状電極24は、補強および電圧
降下低減のために、前記実施例2に係わる金網状電極1
3と同様に、細径ワイヤ24aからなるリング状金網の
外周縁および内周縁に太径ワイヤ24bが編み込んであ
る。
降下低減のために、前記実施例2に係わる金網状電極1
3と同様に、細径ワイヤ24aからなるリング状金網の
外周縁および内周縁に太径ワイヤ24bが編み込んであ
る。
【0069】さらに、金網状電極24は、被塗装物に対
して霧化機構の噴霧頭22の先端部よりわずかに後方に
位置するように配設してあり、当該金網状電極24に霧
化された塗料が付着しないようになっている。
して霧化機構の噴霧頭22の先端部よりわずかに後方に
位置するように配設してあり、当該金網状電極24に霧
化された塗料が付着しないようになっている。
【0070】さらにスプレーガン20には、金網状電極
24と霧化機構の噴霧頭22との間に、エア噴出孔26
が設けてあり、該エア噴出孔26から吹き出す気流によ
って塗料粒子を被塗装物の側に飛散させることにより、
霧化された塗料が金網状電極24にさらに付着しにくい
ようにしてある。
24と霧化機構の噴霧頭22との間に、エア噴出孔26
が設けてあり、該エア噴出孔26から吹き出す気流によ
って塗料粒子を被塗装物の側に飛散させることにより、
霧化された塗料が金網状電極24にさらに付着しにくい
ようにしてある。
【0071】なお、この実施例に係わる静電塗装装置に
おいては、霧化機構の噴霧頭22にも金網状電極24と
同電位の電圧を印加することが望ましく、これによって
塗料粒子には、コロナ放電による帯電に加えて、噴霧頭
22との接触帯電をも期待できるようになる。
おいては、霧化機構の噴霧頭22にも金網状電極24と
同電位の電圧を印加することが望ましく、これによって
塗料粒子には、コロナ放電による帯電に加えて、噴霧頭
22との接触帯電をも期待できるようになる。
【0072】この実施例に係わる静電塗装装置において
は、スプレーガン20の金網状電極24に負の高電圧が
印加されると、接地された被塗装物との間に安定なコロ
ナ放電が得られる。
は、スプレーガン20の金網状電極24に負の高電圧が
印加されると、接地された被塗装物との間に安定なコロ
ナ放電が得られる。
【0073】一方、霧化機構の噴霧頭22に供給された
塗料は、噴霧頭22の高速回転によって霧化され、霧化
に際して噴霧頭22から負の電荷を得た塗料粒子には、
コロナ放電流によってさらに電荷が補充される。
塗料は、噴霧頭22の高速回転によって霧化され、霧化
に際して噴霧頭22から負の電荷を得た塗料粒子には、
コロナ放電流によってさらに電荷が補充される。
【0074】帯電塗料粒子は、エア噴出孔26から吹き
出される気流と、コロナ放電に伴って生じるコロナ風と
しての被塗装物に向かう空気の流れによって被塗装物の
近傍部まで運ばれ、その慣性力と電荷によるクローン力
の両者によって被塗装物に効率的に付着する。
出される気流と、コロナ放電に伴って生じるコロナ風と
しての被塗装物に向かう空気の流れによって被塗装物の
近傍部まで運ばれ、その慣性力と電荷によるクローン力
の両者によって被塗装物に効率的に付着する。
【0075】このとき、スプレーガン20に金網状電極
24が噴霧頭22のわずかに後方に配設されており、加
えてエア噴出孔26からの気流によって塗料粒子が吹き
飛ばされるので、金網状電極24に塗料が付着するよう
なことがない。
24が噴霧頭22のわずかに後方に配設されており、加
えてエア噴出孔26からの気流によって塗料粒子が吹き
飛ばされるので、金網状電極24に塗料が付着するよう
なことがない。
【0076】上記実施例においては、いずれも本発明に
係わるコロナ放電方法を静電塗装装置に適用した例を示
したが、本発明に係わるコロナ放電方法は、静電塗装装
置の他に、例えば静電除塵埃装置に応用することもでき
る。
係わるコロナ放電方法を静電塗装装置に適用した例を示
したが、本発明に係わるコロナ放電方法は、静電塗装装
置の他に、例えば静電除塵埃装置に応用することもでき
る。
【0077】この場合には、図7に示すように、金網状
電極31を平面状電極32に対向させて、高電圧発生電
源33のプラス側端子に平面状電極32を、マイナス側
端子に金網状電極31をそれぞれ接続するようにする。
電極31を平面状電極32に対向させて、高電圧発生電
源33のプラス側端子に平面状電極32を、マイナス側
端子に金網状電極31をそれぞれ接続するようにする。
【0078】そして、金網状電極31には、強度保持お
よび放電による電圧降下を防ぐために、細径の素線31
aの中に太径の素線31bを適当に編み込むようにする
ことが望ましい。
よび放電による電圧降下を防ぐために、細径の素線31
aの中に太径の素線31bを適当に編み込むようにする
ことが望ましい。
【0079】実施例4 図8は、本発明に係わる静電塗装装置の第4の実施例を
示すものであって、図に示す静電塗装装置のスプレーガ
ン40は、その先端側中央部に塗料噴出孔41を備える
と共に、該塗料噴出孔41の周囲に霧化用空気孔42を
備えており、これらにより液状塗料の霧化機構を形成し
ている。
示すものであって、図に示す静電塗装装置のスプレーガ
ン40は、その先端側中央部に塗料噴出孔41を備える
と共に、該塗料噴出孔41の周囲に霧化用空気孔42を
備えており、これらにより液状塗料の霧化機構を形成し
ている。
【0080】スプレーガン40はさらに、接触帯電用の
第1電極44とコロナ放電用の第2電極と第2空気孔4
3とを備えている。
第1電極44とコロナ放電用の第2電極と第2空気孔4
3とを備えている。
【0081】接触帯電用の第1電極44は、塗料噴出孔
41の内周に設けられており、図示しない高電圧発生装
置のマイナス側端子に接続され、接地された被塗装物
(図示せず)との間に静電場を形成し、被塗物に対して
負の高電圧を印加し、微粒化される以前の液柱状の塗料
に負の電荷を付与するようになっている。
41の内周に設けられており、図示しない高電圧発生装
置のマイナス側端子に接続され、接地された被塗装物
(図示せず)との間に静電場を形成し、被塗物に対して
負の高電圧を印加し、微粒化される以前の液柱状の塗料
に負の電荷を付与するようになっている。
【0082】コロナ放電用の第2電極45は、霧化用空
気孔42の外周部に設けられると共に第1電極よりも被
塗物側に位置するように配置されており、外周部全体に
均等にコロナ放電を生じるように金網をリング状に形成
して得たものであり、第1電極44と同様に負の高電圧
が印加されており、霧化された塗料粒子に電荷を付与す
るようになっている。
気孔42の外周部に設けられると共に第1電極よりも被
塗物側に位置するように配置されており、外周部全体に
均等にコロナ放電を生じるように金網をリング状に形成
して得たものであり、第1電極44と同様に負の高電圧
が印加されており、霧化された塗料粒子に電荷を付与す
るようになっている。
【0083】なお金網は、0.02mmのタングステン
線45aを50メッシュとし、外周縁と内周縁にタング
ステンの太径ワイヤ45bを編み込むことによって補強
している。
線45aを50メッシュとし、外周縁と内周縁にタング
ステンの太径ワイヤ45bを編み込むことによって補強
している。
【0084】第2空気孔43は、霧化用空気孔42と第
2電極45との間に設けられ、液状塗料の霧化機構によ
り微粒化された塗料により第2電極45が汚染されるの
を防ぐ、独立した第2電極の保護用の空気流(ガードエ
ア)を生成する。
2電極45との間に設けられ、液状塗料の霧化機構によ
り微粒化された塗料により第2電極45が汚染されるの
を防ぐ、独立した第2電極の保護用の空気流(ガードエ
ア)を生成する。
【0085】したがって、この実施例に係わる静電塗装
装置に電源を投入すると、スプレーガン40の第1電極
44は、負の高電圧が印加され、供給された塗料液は、
第1電極44に接触することにより負の電荷を帯電し、
ついで塗料噴出孔41から被塗物に向かって噴出され、
静電霧化による効果に加えて、霧化用空気孔42から噴
射された高速空気流により微細化されると同時に被塗物
への飛行速度が加速される。
装置に電源を投入すると、スプレーガン40の第1電極
44は、負の高電圧が印加され、供給された塗料液は、
第1電極44に接触することにより負の電荷を帯電し、
ついで塗料噴出孔41から被塗物に向かって噴出され、
静電霧化による効果に加えて、霧化用空気孔42から噴
射された高速空気流により微細化されると同時に被塗物
への飛行速度が加速される。
【0086】また、スプレーガン40の第2電極45
は、第1電極と同電位である負の高電圧が印加されてお
り、外周部全体に均等に安定したコロナ放電が行なわれ
ている。
は、第1電極と同電位である負の高電圧が印加されてお
り、外周部全体に均等に安定したコロナ放電が行なわれ
ている。
【0087】一方、第2空気孔42から噴出される空気
流は、第2電極45に塗料粒子が付着するのを阻止し、
かつ、微細化され被塗物へ向かい飛行している塗料微粒
子の不必要な拡散を防ぐ一種のエアーカーテンとしての
効果も果たす。
流は、第2電極45に塗料粒子が付着するのを阻止し、
かつ、微細化され被塗物へ向かい飛行している塗料微粒
子の不必要な拡散を防ぐ一種のエアーカーテンとしての
効果も果たす。
【0088】したがって、大部分の塗料粒子には接触帯
電で電荷を供給し、さらに霧化された塗料の外周部を帯
電した空気流で覆うため、印加電圧を高めることなく被
塗物へ向かう塗料粒子の帯電量を増やすことが可能にな
り、結果的に、火花放電を増すことなく、塗着効率を向
上させることができる。
電で電荷を供給し、さらに霧化された塗料の外周部を帯
電した空気流で覆うため、印加電圧を高めることなく被
塗物へ向かう塗料粒子の帯電量を増やすことが可能にな
り、結果的に、火花放電を増すことなく、塗着効率を向
上させることができる。
【0089】また、従来の静電塗装方法よりも塗料粒子
の収束がよくなる傾向があるために、作業者の意図した
部位への塗布量を多くすることができ、結果的に塗料使
用量を減らすことができるという副次的な効果がある。
の収束がよくなる傾向があるために、作業者の意図した
部位への塗布量を多くすることができ、結果的に塗料使
用量を減らすことができるという副次的な効果がある。
【0090】なお、第2電極の電位を第1電極の電位と
同じにするのは、周辺回路を共通にして製造コストを圧
縮するためであり、この二つの電極が同電位であっても
第2電極を被塗物に近い位置に保持することにより、第
2電極から優先的に放電させることができるためであ
る。したがって、第2電極の電位を第1電極と異なる電
位に設定する場合、第2電極を第1電極よりも高い電位
にして、コロナ放電を主として第2電極で行なうことが
望ましい。
同じにするのは、周辺回路を共通にして製造コストを圧
縮するためであり、この二つの電極が同電位であっても
第2電極を被塗物に近い位置に保持することにより、第
2電極から優先的に放電させることができるためであ
る。したがって、第2電極の電位を第1電極と異なる電
位に設定する場合、第2電極を第1電極よりも高い電位
にして、コロナ放電を主として第2電極で行なうことが
望ましい。
【0091】実施例5 図9は、本発明に係わる静電塗装装置の第5の実施例を
示すものであって、図8に示す第4の実施例でのタング
ステン製のリング状第2電極を、材料コストが比較的安
価で成形性に優れた導電性プラスチック製の電極で置換
したものである。したがって、製造が容易になると共に
材料コストも安価なものとすることができ、コロナ放電
を使用した静電塗装装置の製造コストの削減が可能にな
る。
示すものであって、図8に示す第4の実施例でのタング
ステン製のリング状第2電極を、材料コストが比較的安
価で成形性に優れた導電性プラスチック製の電極で置換
したものである。したがって、製造が容易になると共に
材料コストも安価なものとすることができ、コロナ放電
を使用した静電塗装装置の製造コストの削減が可能にな
る。
【0092】つまり、図に示す静電塗装装置のスプレー
ガン50は、その先端側中央部に塗料噴出孔51を備え
ると共に、該塗料噴出孔51の周囲に霧化用空気孔52
を備えており、さらに、塗料噴出孔51の内周に第1電
極54と、霧化用空気孔52の外周部に導電性プラスチ
ックをリング状に成形した第2電極55と、霧化用空気
孔52と第2電極55との間に第2空気孔53とを備え
ている。
ガン50は、その先端側中央部に塗料噴出孔51を備え
ると共に、該塗料噴出孔51の周囲に霧化用空気孔52
を備えており、さらに、塗料噴出孔51の内周に第1電
極54と、霧化用空気孔52の外周部に導電性プラスチ
ックをリング状に成形した第2電極55と、霧化用空気
孔52と第2電極55との間に第2空気孔53とを備え
ている。
【0093】要するに、コロナ放電を外周部全体にでき
るだけ均等に発生することができれば、第2電極の材質
は金属製である必要はない。さらに、第2電極の形状
も、リング状に限定する必要はなく、例えば、スプレー
ガンを被塗物に対して垂直に保持する場合、円筒の先端
をナイフエッジ状に加工したものは、コロナ放電を外周
部全体に均等に発生することができるため、リング状電
極の代わりとして使用することも可能である。
るだけ均等に発生することができれば、第2電極の材質
は金属製である必要はない。さらに、第2電極の形状
も、リング状に限定する必要はなく、例えば、スプレー
ガンを被塗物に対して垂直に保持する場合、円筒の先端
をナイフエッジ状に加工したものは、コロナ放電を外周
部全体に均等に発生することができるため、リング状電
極の代わりとして使用することも可能である。
【0094】図10は、コロナ放電における印加電圧と
コロナ放電電流に及ぼす第2電極の形状および材質の影
響を示すグラフであって、図中□は、ピン状電極を用い
た場合、◆は、タングステン線を編んだ金網を加工した
金網状電極を用いた場合、○は、導電性プラスチック製
の電極を用いた場合を示している。
コロナ放電電流に及ぼす第2電極の形状および材質の影
響を示すグラフであって、図中□は、ピン状電極を用い
た場合、◆は、タングステン線を編んだ金網を加工した
金網状電極を用いた場合、○は、導電性プラスチック製
の電極を用いた場合を示している。
【0095】図から明らかなように、安価な導電性プラ
スチック製の電極は、同一の印加電圧に対するコロナ放
電電流が、金網状電極よりも小さいが、ピン状電極より
は優れている。
スチック製の電極は、同一の印加電圧に対するコロナ放
電電流が、金網状電極よりも小さいが、ピン状電極より
は優れている。
【0096】実施例6 図11は、本発明に係わる静電塗装装置の第6の実施例
を示すものであって、図9に示す第5の実施例での第2
電極を、静電塗装装置のスプレーガンの先端部に一体と
なって形成された導電性プラスチックの被覆層からなる
電極で置換したものである。したがって、製造がさらに
容易になると共に材料コストもさらに安価なものとする
ことができ。コロナ放電を使用した静電塗装装置の製造
コストのさらなる削減が可能になる。
を示すものであって、図9に示す第5の実施例での第2
電極を、静電塗装装置のスプレーガンの先端部に一体と
なって形成された導電性プラスチックの被覆層からなる
電極で置換したものである。したがって、製造がさらに
容易になると共に材料コストもさらに安価なものとする
ことができ。コロナ放電を使用した静電塗装装置の製造
コストのさらなる削減が可能になる。
【0097】つまり、図に示す静電塗装装置のスプレー
ガン60は、その先端側中央部に塗料噴出孔61を備え
ると共に、該塗料噴出孔61の周囲に霧化用空気孔62
を備えており、さらに、塗料噴出孔61の内周に第1電
極64と、霧化用空気孔62の外周部の絶縁体66の表
面に導電性プラスチック層が成形された第2電極と、霧
化用空気孔62と第2電極65との間に第2空気孔62
とを備えている。
ガン60は、その先端側中央部に塗料噴出孔61を備え
ると共に、該塗料噴出孔61の周囲に霧化用空気孔62
を備えており、さらに、塗料噴出孔61の内周に第1電
極64と、霧化用空気孔62の外周部の絶縁体66の表
面に導電性プラスチック層が成形された第2電極と、霧
化用空気孔62と第2電極65との間に第2空気孔62
とを備えている。
【0098】なお、本実施例では、層状電極は、導電性
プラスチックを被覆して形成しているが、これに限定す
る必要はなく、コロナ放電を外周部全体にできるだけ均
等に発生することができる被覆可能な導電性の材質であ
ればよく、例えば、導電性プラスチックと同様に材料コ
ストが比較的安価で成形性に優れている導電性塗料を塗
装することで形成することも可能である。
プラスチックを被覆して形成しているが、これに限定す
る必要はなく、コロナ放電を外周部全体にできるだけ均
等に発生することができる被覆可能な導電性の材質であ
ればよく、例えば、導電性プラスチックと同様に材料コ
ストが比較的安価で成形性に優れている導電性塗料を塗
装することで形成することも可能である。
【0099】実施例7 図12は、本発明に係わる静電塗装装置の第7の実施例
を示すものであって、図6に示す回転霧化方式の第3の
実施例に、第2空気孔を設けたものである。
を示すものであって、図6に示す回転霧化方式の第3の
実施例に、第2空気孔を設けたものである。
【0100】つまり、図に示す静電塗装装置のスプレー
ガン70は、その先端部に、モータ76と、該モータ7
6によって回転するカップ状の噴霧頭71からなる霧化
機構を備え、回転する噴霧頭71内に塗料ノズル77を
介して供給された液状塗料が、噴霧頭61の回転に基づ
く遠心力によって放射状に飛散し、霧化される仕組みに
なっている。
ガン70は、その先端部に、モータ76と、該モータ7
6によって回転するカップ状の噴霧頭71からなる霧化
機構を備え、回転する噴霧頭71内に塗料ノズル77を
介して供給された液状塗料が、噴霧頭61の回転に基づ
く遠心力によって放射状に飛散し、霧化される仕組みに
なっている。
【0101】なお、噴霧頭71は、図示しない高電圧発
生装置78高電圧発生装置のマイナス側端子に接続さ
れ、接地された被塗装物(図示せず)との間に静電場を
形成し、被塗物に対して負の高電圧を印加し、微粒化さ
れる以前の液柱状の塗料に負の電荷を付与するようにな
っている。つまり、噴霧頭71は、第1電極としても機
能する。
生装置78高電圧発生装置のマイナス側端子に接続さ
れ、接地された被塗装物(図示せず)との間に静電場を
形成し、被塗物に対して負の高電圧を印加し、微粒化さ
れる以前の液柱状の塗料に負の電荷を付与するようにな
っている。つまり、噴霧頭71は、第1電極としても機
能する。
【0102】また、噴霧頭つまり第1電極71の外周側
にリング状に形成された金網状第2電極75を備えてお
り、当該金網状第2電極75は、補強および電圧降下低
減のために、細径ワイヤ75aからなるリング状金網の
外周縁および内周縁に太径ワイヤ75bが編み込んであ
り、高電圧発生装置78のマイナス側端子に接続され、
接地された被塗装物(図示せず)との間に静電場を形成
するとともにコロナ放電場を形成するようになってい
る。
にリング状に形成された金網状第2電極75を備えてお
り、当該金網状第2電極75は、補強および電圧降下低
減のために、細径ワイヤ75aからなるリング状金網の
外周縁および内周縁に太径ワイヤ75bが編み込んであ
り、高電圧発生装置78のマイナス側端子に接続され、
接地された被塗装物(図示せず)との間に静電場を形成
するとともにコロナ放電場を形成するようになってい
る。
【0103】さらにスプレーガン70には、第1電極7
1と第2電極75との間に、第3の実施例のエア噴出孔
26に対応する、塗料を高速空気流により微細化すると
同時に被塗物への飛行速度を加速するエア噴出孔72
と、独立した空気流を生成して、微粒化された塗料によ
り第2電極75が汚染されるのを防ぐ第2空気孔73と
を備えている。
1と第2電極75との間に、第3の実施例のエア噴出孔
26に対応する、塗料を高速空気流により微細化すると
同時に被塗物への飛行速度を加速するエア噴出孔72
と、独立した空気流を生成して、微粒化された塗料によ
り第2電極75が汚染されるのを防ぐ第2空気孔73と
を備えている。
【0104】したがって、この実施例に係わる静電塗装
装置に電源を投入すると、スプレーガン70の第2電極
75に負の高電圧が印加されると、接地された被塗装物
との間に安定なコロナ放電が得られる。一方、第1電極
である噴霧頭71に供給された塗料は、噴霧頭71の高
速回転によって霧化され、霧化に際して噴霧頭71から
負の電荷を得た塗料粒子には、コロナ放電流によってさ
らに電荷が補充される。
装置に電源を投入すると、スプレーガン70の第2電極
75に負の高電圧が印加されると、接地された被塗装物
との間に安定なコロナ放電が得られる。一方、第1電極
である噴霧頭71に供給された塗料は、噴霧頭71の高
速回転によって霧化され、霧化に際して噴霧頭71から
負の電荷を得た塗料粒子には、コロナ放電流によってさ
らに電荷が補充される。
【0105】帯電塗料粒子は、エア噴出孔72から吹き
出される気流と、コロナ放電に伴って生じるコロナ風と
しての被塗装物に向かう空気の流れによって被塗装物の
近傍部まで運ばれ、その慣性力と電荷によるクローン力
の両者によって被塗装物に効率的に付着する。このと
き、第2空気孔73からの気流によって塗料粒子が吹き
飛ばされるので、第2電極75に塗料が付着することを
防止することができる。
出される気流と、コロナ放電に伴って生じるコロナ風と
しての被塗装物に向かう空気の流れによって被塗装物の
近傍部まで運ばれ、その慣性力と電荷によるクローン力
の両者によって被塗装物に効率的に付着する。このと
き、第2空気孔73からの気流によって塗料粒子が吹き
飛ばされるので、第2電極75に塗料が付着することを
防止することができる。
【0106】なお、スプレーガン70に第2電極75を
第1電極71のわずかに後方に配設する場合、エア噴出
孔72から吹き出される気流によっても塗料粒子が吹き
飛ばされるので、第2電極75に塗料が付着する可能性
がさらに低下する。
第1電極71のわずかに後方に配設する場合、エア噴出
孔72から吹き出される気流によっても塗料粒子が吹き
飛ばされるので、第2電極75に塗料が付着する可能性
がさらに低下する。
【0107】上記実施例においては、いずれも本発明に
係わるコロナ放電方法を静電塗装装置に適用した例を示
したが、本発明に係わるコロナ放電方法は、静電塗装装
置の他に、例えば静電除塵埃装置に応用することもでき
る。
係わるコロナ放電方法を静電塗装装置に適用した例を示
したが、本発明に係わるコロナ放電方法は、静電塗装装
置の他に、例えば静電除塵埃装置に応用することもでき
る。
【0108】なお、これらの実施例では電源装置、安全
装置については省略しているが、公知の装置と組み合わ
せることができるのは言うまでもない。
装置については省略しているが、公知の装置と組み合わ
せることができるのは言うまでもない。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるコロナ放電方法においては、一方の電極を金網
状に形成しているので、印加電圧を高めることなくコロ
ナ放電電流が増加し、塗料粒子や塵埃粒子などへの帯電
量を増加させることができるので、コロナ放電を利用す
る装置の性能および安全性の向上が可能になるという極
めて優れた効果がもたらされる。
に係わるコロナ放電方法においては、一方の電極を金網
状に形成しているので、印加電圧を高めることなくコロ
ナ放電電流が増加し、塗料粒子や塵埃粒子などへの帯電
量を増加させることができるので、コロナ放電を利用す
る装置の性能および安全性の向上が可能になるという極
めて優れた効果がもたらされる。
【0110】本発明のコロナ放電方法の実施態様とし
て、請求項2に係わるコロナ放電方法においては、金網
状電極の素線として、細径ワイヤに太径ワイヤが編み込
まれているので、電極の機械的強度を向上させることが
できると共に細線での電圧降下を低減することが可能に
なる。
て、請求項2に係わるコロナ放電方法においては、金網
状電極の素線として、細径ワイヤに太径ワイヤが編み込
まれているので、電極の機械的強度を向上させることが
できると共に細線での電圧降下を低減することが可能に
なる。
【0111】また、同じく実施態様として請求項3に係
わるコロナ放電方法においては、一方の電極を静電塗装
装置のスプレーガンに設けた金網状電極とし、他方の電
極を被塗装物としたものであるから、静電塗装における
印加電圧を高めることなく塗料粒子への帯電量を増やす
ことができ、静電塗装装置の性能の向上が可能になると
いう優れた効果がもたらされる。
わるコロナ放電方法においては、一方の電極を静電塗装
装置のスプレーガンに設けた金網状電極とし、他方の電
極を被塗装物としたものであるから、静電塗装における
印加電圧を高めることなく塗料粒子への帯電量を増やす
ことができ、静電塗装装置の性能の向上が可能になると
いう優れた効果がもたらされる。
【0112】本発明の請求項4に係わる静電塗装装置
は、スプレーガンの放電用電極として金網状の電極を備
えたものであるから印加電圧を高めることなくコロナ放
電電流を増加させることができ、これによって塗料粒子
への帯電量が増えるので、静電塗装における塗着効率を
向上させることができる。
は、スプレーガンの放電用電極として金網状の電極を備
えたものであるから印加電圧を高めることなくコロナ放
電電流を増加させることができ、これによって塗料粒子
への帯電量が増えるので、静電塗装における塗着効率を
向上させることができる。
【0113】また、従来と同程度のコロナ放電電流を維
持し、従来と同等の帯電量を得る場合には、従来よりも
印加電圧を低くすることができるので、火花放電を大幅
に低下させることができると共に、被塗装物近傍におけ
る電位勾配が緩和されることから、額縁現象やファラデ
ーケージ現象を低減させることができるという極めて優
れた効果を発揮するものである。
持し、従来と同等の帯電量を得る場合には、従来よりも
印加電圧を低くすることができるので、火花放電を大幅
に低下させることができると共に、被塗装物近傍におけ
る電位勾配が緩和されることから、額縁現象やファラデ
ーケージ現象を低減させることができるという極めて優
れた効果を発揮するものである。
【0114】本発明に係わる静電塗装装置の実施態様と
して請求項5に係わる静電塗装装置は、スプレーガンの
金網状電極をリング状にして霧化機構の周囲に配設した
ものであるから、霧化された塗料粒子がコロナ放電流を
横切って拡がることから、帯電効率をさらに改善するこ
とができ、金網状電極の外径の拡大によって電極面積を
増加させることができるので、コロナ放電電流が増加し
て塗料粒子の帯電量をさらに増すことができ、塗料の塗
着効率を一層向上させることができる。
して請求項5に係わる静電塗装装置は、スプレーガンの
金網状電極をリング状にして霧化機構の周囲に配設した
ものであるから、霧化された塗料粒子がコロナ放電流を
横切って拡がることから、帯電効率をさらに改善するこ
とができ、金網状電極の外径の拡大によって電極面積を
増加させることができるので、コロナ放電電流が増加し
て塗料粒子の帯電量をさらに増すことができ、塗料の塗
着効率を一層向上させることができる。
【0115】同じく実施態様として請求項6に係わる静
電塗装装置は、金網状電極の素線が細径ワイヤと太径ワ
イヤからなるものであるから、先に述べたように電極の
機械的強度が向上すると共に、細線での電圧降下を低減
させることが可能になる。
電塗装装置は、金網状電極の素線が細径ワイヤと太径ワ
イヤからなるものであるから、先に述べたように電極の
機械的強度が向上すると共に、細線での電圧降下を低減
させることが可能になる。
【0116】さらに、同じく実施態様として、請求項7
に係わる静電塗装装置においては、スプレーガンの霧化
機構が回転霧化方式であって、霧化された塗料粒子を被
塗装物に向けて飛散させる気流を発生させるエア噴出孔
を備え、請求項8に係わる静電塗装装置においては、ス
プレーガンの霧化機構が同様に回転霧化方式であって、
金網状電極が霧化機構の噴霧頭よりも被塗装物に対して
後方側に位置しているので、金網状電極の塗料付着が有
効に防止することができるという優れた効果がもたらさ
れる。
に係わる静電塗装装置においては、スプレーガンの霧化
機構が回転霧化方式であって、霧化された塗料粒子を被
塗装物に向けて飛散させる気流を発生させるエア噴出孔
を備え、請求項8に係わる静電塗装装置においては、ス
プレーガンの霧化機構が同様に回転霧化方式であって、
金網状電極が霧化機構の噴霧頭よりも被塗装物に対して
後方側に位置しているので、金網状電極の塗料付着が有
効に防止することができるという優れた効果がもたらさ
れる。
【0117】また、本発明の請求項9に係わるコロナ放
電を使用した静電塗装方法においては、一方の電極は、
微粒化される前の塗料液に接触し、他方の電極はその周
囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触するようにして
いるので、印加電圧を高めることなくコロナ放電による
帯電に加えて接触帯電により、被塗物へ向かう塗料粒子
の帯電量を増やし塗着効率を高めることができるので、
コロナ放電を使用した静電塗装装置の性能の向上が可能
になるという極めて優れた効果がもたらされる。
電を使用した静電塗装方法においては、一方の電極は、
微粒化される前の塗料液に接触し、他方の電極はその周
囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触するようにして
いるので、印加電圧を高めることなくコロナ放電による
帯電に加えて接触帯電により、被塗物へ向かう塗料粒子
の帯電量を増やし塗着効率を高めることができるので、
コロナ放電を使用した静電塗装装置の性能の向上が可能
になるという極めて優れた効果がもたらされる。
【0118】また、請求項10に係わる静電塗装方法で
は、円筒状の空気流を、塗料を微粒化する空気流および
微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発
生させる空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔から発生
させているから、塗料液に接触していない電極に対する
塗料付着を有効に防止することができ、静電塗装装置の
信頼性の向上が可能になるという極めて優れた効果がも
たらされる。
は、円筒状の空気流を、塗料を微粒化する空気流および
微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発
生させる空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔から発生
させているから、塗料液に接触していない電極に対する
塗料付着を有効に防止することができ、静電塗装装置の
信頼性の向上が可能になるという極めて優れた効果がも
たらされる。
【0119】請求項11に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、円筒状に形成
さているから、コロナ放電を外周部全体に均等に安定し
て発生することができ、静電塗装装置の信頼性のさらな
る向上が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、円筒状に形成
さているから、コロナ放電を外周部全体に均等に安定し
て発生することができ、静電塗装装置の信頼性のさらな
る向上が可能になる。
【0120】また、請求項12に係わる静電塗装方法
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に
接触する前記電極よりも前記被塗装物側に位置させてい
るから、塗料を微粒化する空気流および微粒化された塗
料粒子を被塗物に向かわせる空気流も、塗料液に接触し
ていない電極が汚染されるのを防ぐことができ、静電塗
装装置の信頼性のさらなる向上が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極を、前記塗料液に
接触する前記電極よりも前記被塗装物側に位置させてい
るから、塗料を微粒化する空気流および微粒化された塗
料粒子を被塗物に向かわせる空気流も、塗料液に接触し
ていない電極が汚染されるのを防ぐことができ、静電塗
装装置の信頼性のさらなる向上が可能になる。
【0121】請求項13に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、金網状に形成
されているから、印加電圧を高めることなくコロナ放電
電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増やし塗着
効率を高めることができ、コロナ放電を使用した静電塗
装装置の性能のさらなる向上が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、金網状に形成
されているから、印加電圧を高めることなくコロナ放電
電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増やし塗着
効率を高めることができ、コロナ放電を使用した静電塗
装装置の性能のさらなる向上が可能になる。
【0122】請求項14に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、比較的安価で
成形性に優れた導電性プラスチックから形成されている
から、製造が容易になると共に材料コストも安価なもの
とすることができ、コロナ放電を使用した静電塗装装置
の製造コストの削減が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、比較的安価で
成形性に優れた導電性プラスチックから形成されている
から、製造が容易になると共に材料コストも安価なもの
とすることができ、コロナ放電を使用した静電塗装装置
の製造コストの削減が可能になる。
【0123】請求項15に係わる静電塗装方法において
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、静電塗装装置
のスプレーガンの先端部に、比較的安価で成形性に優れ
た導電性プラスチックあるいは導電性塗料を被覆して形
成されているから、製造がさらに容易になると共に材料
コストもさらに安価なものとすることができ、コロナ放
電を使用した静電塗装装置の製造コストのさらなる削減
が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極は、静電塗装装置
のスプレーガンの先端部に、比較的安価で成形性に優れ
た導電性プラスチックあるいは導電性塗料を被覆して形
成されているから、製造がさらに容易になると共に材料
コストもさらに安価なものとすることができ、コロナ放
電を使用した静電塗装装置の製造コストのさらなる削減
が可能になる。
【0124】また、本発明の請求項16に係わる静電塗
装装置は、微粒化される前の塗料液に接触する電極と、
その周囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する電極
との少なくとも2種類の高電圧印加電極を有するから、
印加電圧を高めることなく、コロナ放電による帯電に加
えて接触帯電により被塗物へ向かう塗料粒子の帯電量を
増やし塗着効率を高めることができ、コロナ放電を使用
した静電塗装装置の性能および安全性の向上が可能にな
るという極めて優れた効果がもたらされる。
装装置は、微粒化される前の塗料液に接触する電極と、
その周囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する電極
との少なくとも2種類の高電圧印加電極を有するから、
印加電圧を高めることなく、コロナ放電による帯電に加
えて接触帯電により被塗物へ向かう塗料粒子の帯電量を
増やし塗着効率を高めることができ、コロナ放電を使用
した静電塗装装置の性能および安全性の向上が可能にな
るという極めて優れた効果がもたらされる。
【0125】請求項17に係わる静電塗装装置は、前記
スプレーガンが塗料を微粒化する空気流および微粒化さ
れた塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発生させる
空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔を備えて、前記円
筒状の空気流を発生させているから、塗料液に接触して
いない電極に対する塗料付着を有効に防止することがで
き、静電塗装装置の信頼性の向上が可能になるという極
めて優れた効果がもたらされる。
スプレーガンが塗料を微粒化する空気流および微粒化さ
れた塗料粒子を被塗物に向かわせる空気流を発生させる
空気噴出孔とは異なる別の空気噴出孔を備えて、前記円
筒状の空気流を発生させているから、塗料液に接触して
いない電極に対する塗料付着を有効に防止することがで
き、静電塗装装置の信頼性の向上が可能になるという極
めて優れた効果がもたらされる。
【0126】請求項18に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、円筒状の
電極を備えているから、コロナ放電を外周部全体に均等
に安定して発生させることができ、静電塗装装置の信頼
性のさらなる向上が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、円筒状の
電極を備えているから、コロナ放電を外周部全体に均等
に安定して発生させることができ、静電塗装装置の信頼
性のさらなる向上が可能になる。
【0127】請求項19に係わる静電塗装装置は、前記
塗料液に接触しない前記電極が、前記塗料液に接触する
前記電極よりも被塗装物側に配設しているから、塗料を
微粒化する空気流および微粒化された塗料粒子を被塗物
に向かわせる空気流も、塗料液に接触していない電極が
汚染されるのを防ぐことができ、静電塗装装置の信頼性
のさらなる向上が可能になる。
塗料液に接触しない前記電極が、前記塗料液に接触する
前記電極よりも被塗装物側に配設しているから、塗料を
微粒化する空気流および微粒化された塗料粒子を被塗物
に向かわせる空気流も、塗料液に接触していない電極が
汚染されるのを防ぐことができ、静電塗装装置の信頼性
のさらなる向上が可能になる。
【0128】請求項20に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、金網状の
電極を備えているから、印加電圧を高めることなくコロ
ナ放電電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増や
し塗着効率を高めることができ、コロナ放電を使用した
静電塗装装置の性能のさらなる向上が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、金網状の
電極を備えているから、印加電圧を高めることなくコロ
ナ放電電流が増加するので、塗料粒子への帯電量を増や
し塗着効率を高めることができ、コロナ放電を使用した
静電塗装装置の性能のさらなる向上が可能になる。
【0129】請求項21に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、比較的安
価で成形性に優れた導電性プラスチックからなる電極を
備えているから、製造が容易になると共に材料コストも
安価なものとすることができ、コロナ放電を使用した静
電塗装装置の製造コストの削減が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、比較的安
価で成形性に優れた導電性プラスチックからなる電極を
備えているから、製造が容易になると共に材料コストも
安価なものとすることができ、コロナ放電を使用した静
電塗装装置の製造コストの削減が可能になる。
【0130】請求項22に係わる静電塗装装置において
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、静電塗装
装置のスプレーガンの先端部に一体となって形成された
導電性プラスチックあるいは導電性塗料の被覆層からな
る電極を備えているから、製造がさらに容易になると共
に材料コストもさらに安価なものとすることができ、コ
ロナ放電を使用した静電塗装装置の製造コストのさらな
る削減が可能になる。
は、前記塗料液に接触しない前記電極として、静電塗装
装置のスプレーガンの先端部に一体となって形成された
導電性プラスチックあるいは導電性塗料の被覆層からな
る電極を備えているから、製造がさらに容易になると共
に材料コストもさらに安価なものとすることができ、コ
ロナ放電を使用した静電塗装装置の製造コストのさらな
る削減が可能になる。
【図1】 コロナ放電におけるコロナ放電電流に及ぼす
電極形状の影響を示すグラフである。
電極形状の影響を示すグラフである。
【図2】 本発明に係わる静電塗装装置の第1の実施例
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
【図3】 図2に示した静電塗装装置におけるコロナ放
電電流と塗着効率の関係を示すグラフである。
電電流と塗着効率の関係を示すグラフである。
【図4】 本発明に係わる静電塗装装置の第2の実施例
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
【図5】 図4に示した静電塗装装置による塗料の噴霧
状況を示す斜視図である。
状況を示す斜視図である。
【図6】 本発明に係わる静電塗装装置の第3の実施例
を示す回転霧化方式のスプレーガン先端部の断面説明図
である。
を示す回転霧化方式のスプレーガン先端部の断面説明図
である。
【図7】 本発明に係わるコロナ放電方法を静電除塵装
置に適用した場合の電極形状例を示す概略説明図であ
る。
置に適用した場合の電極形状例を示す概略説明図であ
る。
【図8】 本発明に係わる静電塗装装置の第4の実施例
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
【図9】 本発明に係わる静電塗装装置の第4の実施例
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
【図10】 コロナ放電におけるコロナ放電電流に及ぼ
す第2電極形状の影響を示すグラフである。
す第2電極形状の影響を示すグラフである。
【図11】 本発明に係わる静電塗装装置の第5の実施
例を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
例を示すスプレーガン先端部の断面説明図である。
【図12】 本発明に係わる静電塗装装置の第6の実施
例を示す回転霧化方式のスプレーガン先端部の断面説明
図である。
例を示す回転霧化方式のスプレーガン先端部の断面説明
図である。
1,10,20,30,40,60,70… 静電塗装
装置のスプレーガン、 2,13,24… 金網状電極、 44,54,64,74… 第1電極、 45,54,65,75… 第2電極、 3,11,41,51,61… 塗料噴出孔(霧化機
構)、 4,12… 霧化用空気孔(霧化機構)、 43,53,63,73… 第2空気孔 21,76… モータ(霧化機構)、 22,74… 噴霧頭(霧化機構)、 26,72… エア噴出孔。
装置のスプレーガン、 2,13,24… 金網状電極、 44,54,64,74… 第1電極、 45,54,65,75… 第2電極、 3,11,41,51,61… 塗料噴出孔(霧化機
構)、 4,12… 霧化用空気孔(霧化機構)、 43,53,63,73… 第2空気孔 21,76… モータ(霧化機構)、 22,74… 噴霧頭(霧化機構)、 26,72… エア噴出孔。
Claims (22)
- 【請求項1】 相対向する電極間に高電圧を印加してコ
ロナ放電を発生させるに際し、一方の電極の形状を金網
状に形成することを特徴とするコロナ放電方法。 - 【請求項2】 金網状電極には、細径ワイヤに太径ワイ
ヤが編み込まれていることを特徴とする請求項1に記載
のコロナ放電方法。 - 【請求項3】 一方の電極が静電塗装装置のスプレーガ
ンに設けた金網状電極であって、他方の電極が被塗装物
であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
のコロナ放電方法。 - 【請求項4】 液状塗料を霧化する霧化機構と、被塗装
物との間に静電場を形成するとともにコロナ放電場を形
成させて霧化された塗料粒子に電荷を付与する電極を具
備するスプレーガンを備えた静電塗装装置において、前
記スプレーガンは、金網状の電極を有することを特徴と
する静電塗装装置。 - 【請求項5】 前記スプレーガンの前記金網状電極は、
リング状に形成されており、霧化機構の外周側に配設さ
れていることを特徴とする請求項4に記載の静電塗装装
置。 - 【請求項6】 前記スプレーガンの前記金網状電極は、
細径ワイヤと、該細径ワイヤに編み込まれた太径ワイヤ
からなることを特徴とする請求項5に記載の静電塗装装
置。 - 【請求項7】 前記スプレーガンの前記霧化機構は、噴
霧頭の回転で生じる遠心力によって液状塗料を霧化する
回転霧化方式であって、前記スプレーガンは、霧化され
た塗料粒子を被塗装物に向けて飛散させる気流を発生さ
せるエア噴出孔を備えていることを特徴とする請求項5
または請求項6に記載の静電塗装装置。 - 【請求項8】 前記スプレーガンの前記霧化機構は、噴
霧頭の回転で生じる遠心力によって液状塗料を霧化する
回転霧化方式であって、前記金網状電極は、前記霧化機
構の前記噴霧頭よりも被塗装物に対して後方側に配設さ
れていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のい
ずれか一項に記載の静電塗装装置。 - 【請求項9】 コロナ放電を使用した静電塗装方法にお
いて、少なくとも2種類の高電圧印加電極を有し、一方
の電極は、微粒化される前の塗料液に接触し、他方の電
極はその周囲を取り組む円筒状の空気流のみに接触する
ことを特徴とする静電塗装方法。 - 【請求項10】 前記円筒状の空気流は、塗料を微粒化
する空気流および微粒化された塗料粒子を被塗物に向か
わせる空気流を発生させる空気噴出孔とは異なる別の空
気噴出孔から発生させられることを特徴とする請求項9
に記載の静電塗装方法。 - 【請求項11】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
円筒状に成形されていることを特徴とする請求項9また
は請求項10に記載の静電塗装方法。 - 【請求項12】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
前記塗料液に接触する前記電極よりも前記被塗装物側に
位置していることを特徴とする請求項9ないし請求項1
1のいずれか一項に記載の静電塗装方法。 - 【請求項13】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
金網状に成形されていることを特徴とする請求項9ない
し請求項12のいずれか一項に記載の静電塗装方法。 - 【請求項14】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
導電性プラスチックから成形されていることを特徴とす
る請求項9ないし請求項12のいずれか一項に記載の静
電塗装方法。 - 【請求項15】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
静電塗装装置のスプレ−ガンの先端部に導電性プラスチ
ックあるいは導電性塗料を被覆して成形されていること
を特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれか一項
に記載の静電塗装方法。 - 【請求項16】 液状塗料を霧化する霧化機構と、被塗
装物との間に静電場を形成するとともにコロナ放電場を
形成させて霧化された塗料粒子に電荷を付与する電極を
具備するスプレーガンを備えた静電塗装装置において、
前記スプレーガンは、微粒化される前の塗料液に接触す
る電極と、その周囲を取り組む円筒状の空気流のみに接
触する電極との少なくとも2種類の高電圧印加電極を有
することを特徴とする静電塗装装置。 - 【請求項17】 前記スプレーガンは、塗料を微粒化す
る空気流および微粒化された塗料粒子を被塗物に向かわ
せる空気流を発生させる空気噴出孔とは異なる別の空気
噴出孔を有し、前記円筒状の空気流を発生させることを
特徴とする請求項16に記載の静電塗装装置。 - 【請求項18】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
円筒状の電極であることを特徴とする請求項16あるい
は請求項17に記載の静電塗装装置。 - 【請求項19】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
前記塗料液に接触する前記電極よりも被塗装物側に配設
されていることを特徴とする請求項16ないし請求項1
8のいずれか一項に記載の静電塗装装置。 - 【請求項20】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
金網状の電極であることを特徴とする請求項16ないし
請求項19のいずれか一項に記載の静電塗装装置。 - 【請求項21】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
導電性プラスチックからなる電極であることを特徴とす
る請求項16ないし請求項19のいずれか一項に記載の
静電塗装装置。 - 【請求項22】 前記塗料液に接触しない前記電極は、
静電塗装装置のスプレ−ガンの先端部に一体となって形
成された導電性プラスチックあるいは導電性塗料の被覆
層からなる電極であることを特徴とする請求項16ない
し請求項19のいずれか一項に記載の静電塗装装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7135427A JPH0889853A (ja) | 1994-07-29 | 1995-06-01 | コロナ放電方法および静電塗装装置 |
| US08/508,512 US5749529A (en) | 1994-07-29 | 1995-07-28 | Method of producing corona discharge and electrostatic painting system employing corona discharge |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-179005 | 1994-07-29 | ||
| JP17900594 | 1994-07-29 | ||
| JP7135427A JPH0889853A (ja) | 1994-07-29 | 1995-06-01 | コロナ放電方法および静電塗装装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889853A true JPH0889853A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=26469288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7135427A Pending JPH0889853A (ja) | 1994-07-29 | 1995-06-01 | コロナ放電方法および静電塗装装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5749529A (ja) |
| JP (1) | JPH0889853A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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