JPH088111A - 異方性永久磁石及びその製造方法 - Google Patents
異方性永久磁石及びその製造方法Info
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- JPH088111A JPH088111A JP6141966A JP14196694A JPH088111A JP H088111 A JPH088111 A JP H088111A JP 6141966 A JP6141966 A JP 6141966A JP 14196694 A JP14196694 A JP 14196694A JP H088111 A JPH088111 A JP H088111A
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- sheets
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/14—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
- H01F41/16—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates the magnetic material being applied in the form of particles, e.g. by serigraphy, to form thick magnetic films or precursors therefor
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- Hard Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気特性の高性能化を図りながら、コストを
上昇させることなく小型,薄型化に対応できる異方性永
久磁石を提供する。 【構成】 マグネトプランバイト型六方晶系の結晶構造
からなる異方性永久磁石を構成する場合に、磁性体シー
トに該シート面に対して垂直磁界を印加し、該磁性体シ
ートを積層するとともに一体焼結して焼結体を形成す
る。
上昇させることなく小型,薄型化に対応できる異方性永
久磁石を提供する。 【構成】 マグネトプランバイト型六方晶系の結晶構造
からなる異方性永久磁石を構成する場合に、磁性体シー
トに該シート面に対して垂直磁界を印加し、該磁性体シ
ートを積層するとともに一体焼結して焼結体を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子部品,例えば
移動通信機器を構成するサーキュレータ,アイソレータ
等に採用される異方性永久磁石及びその製造方法に関す
る。
移動通信機器を構成するサーキュレータ,アイソレータ
等に採用される異方性永久磁石及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、サーキュレータ,アイソレータ
に採用される異方性永久磁石は、化学式MeO・6Fe
2 O3 で表されるマグネトプランバイト型六方晶系の結
晶構造からなるフェライトを主成分としたものである。
上記永久磁石の結晶はC軸方向に磁気容易軸を有し、平
板状の結晶粒子となる。この磁気容易軸は結晶のC軸を
成形する際に磁気を一方向に配向させ、これを焼成する
ことにより得られる。このような異方性永久磁石は、残
留磁束密度,保磁力,及びBH積エネルギーに優れた磁
気特性を有している。
に採用される異方性永久磁石は、化学式MeO・6Fe
2 O3 で表されるマグネトプランバイト型六方晶系の結
晶構造からなるフェライトを主成分としたものである。
上記永久磁石の結晶はC軸方向に磁気容易軸を有し、平
板状の結晶粒子となる。この磁気容易軸は結晶のC軸を
成形する際に磁気を一方向に配向させ、これを焼成する
ことにより得られる。このような異方性永久磁石は、残
留磁束密度,保磁力,及びBH積エネルギーに優れた磁
気特性を有している。
【0003】上記磁気を配向させる方法としては、従
来、磁気異方性を利用して磁界を印加しながら仮焼粉を
塊状にプレス成形する磁場成形法、あるいは形状異方性
と磁気異方性とを利用してシート状に圧延成形する圧延
成形法がある。前者は高い残留磁束密度,保磁力,BH
エネルギー積が得られるという特長があり、後者は小型
で薄い成形体が得られるという特長がある。
来、磁気異方性を利用して磁界を印加しながら仮焼粉を
塊状にプレス成形する磁場成形法、あるいは形状異方性
と磁気異方性とを利用してシート状に圧延成形する圧延
成形法がある。前者は高い残留磁束密度,保磁力,BH
エネルギー積が得られるという特長があり、後者は小型
で薄い成形体が得られるという特長がある。
【0004】ところで、近年の各種電子機器,例えば携
帯電話等の移動通信機器では、その用途からして小型
化,薄型化とともに高性能化が進んでおり、これに伴っ
てサーキュレータ,アイソレータ等の部品においても小
型化,高性能化が要求されている。このため上記永久磁
石においても残留磁束密度,保磁力,及びBH積エネル
ギー等の磁気特性の向上を図りながら、より小型化,薄
型化することが要請されている。
帯電話等の移動通信機器では、その用途からして小型
化,薄型化とともに高性能化が進んでおり、これに伴っ
てサーキュレータ,アイソレータ等の部品においても小
型化,高性能化が要求されている。このため上記永久磁
石においても残留磁束密度,保磁力,及びBH積エネル
ギー等の磁気特性の向上を図りながら、より小型化,薄
型化することが要請されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の磁場成形法では、磁気特性の高性能化には比較的対応
できるものの、プレス成形機を用いることから肉厚の薄
い成形体を得るのは困難である。従って、薄肉化に対応
するには焼結体を研磨加工する必要があり、製造コスト
が高騰するという問題がある。
の磁場成形法では、磁気特性の高性能化には比較的対応
できるものの、プレス成形機を用いることから肉厚の薄
い成形体を得るのは困難である。従って、薄肉化に対応
するには焼結体を研磨加工する必要があり、製造コスト
が高騰するという問題がある。
【0006】また、上記従来の圧延成形法では、成形体
の薄肉化には対応できるものの、磁界の配向度が上記磁
場成形法に比べて約50%程度と小さく、このため十分
な磁気特性が得られないという問題がある。
の薄肉化には対応できるものの、磁界の配向度が上記磁
場成形法に比べて約50%程度と小さく、このため十分
な磁気特性が得られないという問題がある。
【0007】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、磁気特性の高性能化を図りながら、コストを
上昇させることなく小型,薄型化に対応できる異方性永
久磁石及びその製造方法を提供することを目的としてい
る。
たもので、磁気特性の高性能化を図りながら、コストを
上昇させることなく小型,薄型化に対応できる異方性永
久磁石及びその製造方法を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、化学
式MeO・6Fe2 O3 (Meは2価の金属で、Sr,
Ba,Pd等がある)で表されるマグネトプランバイト
型六方晶系の結晶構造からなる異方性永久磁石におい
て、該永久磁石が、上記化学式からなる磁性体シートに
該シート面に対して垂直磁界を印加し、該磁性体シート
を積層するとともに一体焼結してなる焼結体により構成
されていることを特徴としている。
式MeO・6Fe2 O3 (Meは2価の金属で、Sr,
Ba,Pd等がある)で表されるマグネトプランバイト
型六方晶系の結晶構造からなる異方性永久磁石におい
て、該永久磁石が、上記化学式からなる磁性体シートに
該シート面に対して垂直磁界を印加し、該磁性体シート
を積層するとともに一体焼結してなる焼結体により構成
されていることを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、請求項1における異方
性永久磁石の製造方法であって、上記化学式からなる磁
性体粉末とバインダとを混練してスラリーを形成する工
程と、該スラリーから磁性体シートを成形する際に該シ
ート面に対して垂直方向に磁界を印加する工程と、該磁
性体シートを積層して圧着成形した後一体焼成し、これ
により上記積層方向に磁化容易軸を持つ焼結体を得る工
程とを備えたことを特徴としている。
性永久磁石の製造方法であって、上記化学式からなる磁
性体粉末とバインダとを混練してスラリーを形成する工
程と、該スラリーから磁性体シートを成形する際に該シ
ート面に対して垂直方向に磁界を印加する工程と、該磁
性体シートを積層して圧着成形した後一体焼成し、これ
により上記積層方向に磁化容易軸を持つ焼結体を得る工
程とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は、上記焼結体の厚さが磁
性体シートの積層数により設定されていることを特徴と
している。
性体シートの積層数により設定されていることを特徴と
している。
【0011】
【作用】本発明の異方性永久磁石及びその製造方法によ
れば、磁性体シートを形成する際に該シートに垂直磁界
を印加し、該磁性体シートを積層して一体焼結したの
で、各磁性体シートの磁気配向度を向上でき、残留磁束
密度,保磁力,及びBH積エネルギー等の磁気特性に優
れた焼結体が得られる。
れば、磁性体シートを形成する際に該シートに垂直磁界
を印加し、該磁性体シートを積層して一体焼結したの
で、各磁性体シートの磁気配向度を向上でき、残留磁束
密度,保磁力,及びBH積エネルギー等の磁気特性に優
れた焼結体が得られる。
【0012】また本発明では、上記磁性体シートを積層
して焼結体を形成したので、該シートの積層数を設定す
ることにより焼結体の厚さを容易に制御でき、上記磁気
特性の向上を図りながら薄肉化に対応でき、研磨加工す
る場合のコストの上昇を回避できる。その結果、上述の
電子部品の小型化,薄型化,及び高性能化に対応でき
る。
して焼結体を形成したので、該シートの積層数を設定す
ることにより焼結体の厚さを容易に制御でき、上記磁気
特性の向上を図りながら薄肉化に対応でき、研磨加工す
る場合のコストの上昇を回避できる。その結果、上述の
電子部品の小型化,薄型化,及び高性能化に対応でき
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1ないし図3は、請求項1〜3の発明の一実施例
による異方性永久磁石及びその製造方法を説明するため
の図であり、図1は本実施例の製造装置を示す概略構成
図、図2は上記実施例の製造工程を示す分解斜視図、図
3は上記実施例の異方性永久磁石の斜視図である。本実
施例では、サーキュレータ,アイソレータに採用される
異方性永久磁石に適用した場合を例にとって説明する。
る。図1ないし図3は、請求項1〜3の発明の一実施例
による異方性永久磁石及びその製造方法を説明するため
の図であり、図1は本実施例の製造装置を示す概略構成
図、図2は上記実施例の製造工程を示す分解斜視図、図
3は上記実施例の異方性永久磁石の斜視図である。本実
施例では、サーキュレータ,アイソレータに採用される
異方性永久磁石に適用した場合を例にとって説明する。
【0014】本実施例のサーキュレータ,アイソレータ
は、図示していないが、複数の中心電極を互いに電気的
絶縁状態で、かつ所定角度ごとに交差させて配置し、該
交差部分にマイクロ波用フェライトを配設するととも
に、異方性永久磁石により直流磁界を印加して構成され
ている。このサーキュレータ,アイソレータは、信号を
伝送方向のみ通過させ、逆方向への伝送を阻止する機能
を有しており、例えば携帯電話,自動車電話等の移動通
信機器の送信回路部に採用される。
は、図示していないが、複数の中心電極を互いに電気的
絶縁状態で、かつ所定角度ごとに交差させて配置し、該
交差部分にマイクロ波用フェライトを配設するととも
に、異方性永久磁石により直流磁界を印加して構成され
ている。このサーキュレータ,アイソレータは、信号を
伝送方向のみ通過させ、逆方向への伝送を阻止する機能
を有しており、例えば携帯電話,自動車電話等の移動通
信機器の送信回路部に採用される。
【0015】上記異方性永久磁石1は、厚さ10〜20
μm からなる磁性体シート2を数枚〜十数枚積層し、該
積層体を一体焼成してなる焼結体1´により構成されて
いる。上記磁性体シート2は、磁性体粉末からなるスラ
リーからグリーンシートを成形する際に、これのシート
面に対して垂直磁界を印加して形成されたものである。
μm からなる磁性体シート2を数枚〜十数枚積層し、該
積層体を一体焼成してなる焼結体1´により構成されて
いる。上記磁性体シート2は、磁性体粉末からなるスラ
リーからグリーンシートを成形する際に、これのシート
面に対して垂直磁界を印加して形成されたものである。
【0016】次に、上記異方性永久磁石1の製造装置に
ついて説明する。図1において、5は本実施例の製造装
置であり、これは搬送テーブル6の上面を搬送ロール7
a,7bにより一方向に連続搬送されるキャリアフィル
ム7と、該フィルム7上にドクターブレード法によりグ
リーンシート13を形成するブレード8と、該ブレード
8にスラリー14を供給する貯蔵容器9とから構成され
ている。
ついて説明する。図1において、5は本実施例の製造装
置であり、これは搬送テーブル6の上面を搬送ロール7
a,7bにより一方向に連続搬送されるキャリアフィル
ム7と、該フィルム7上にドクターブレード法によりグ
リーンシート13を形成するブレード8と、該ブレード
8にスラリー14を供給する貯蔵容器9とから構成され
ている。
【0017】上記搬送テーブル6のブレード8には第1
電磁石10が配設されており、該電磁石10の下流側に
は第2電磁石11が配設されている。この各電磁石1
0,11のS極10a,11a及びN極10b,11b
はそれぞれ搬送方向と直交する方向に対向しており、こ
れにより上記シート13面に対して垂直方向に磁界が印
加されるようになっている。
電磁石10が配設されており、該電磁石10の下流側に
は第2電磁石11が配設されている。この各電磁石1
0,11のS極10a,11a及びN極10b,11b
はそれぞれ搬送方向と直交する方向に対向しており、こ
れにより上記シート13面に対して垂直方向に磁界が印
加されるようになっている。
【0018】上記第1電磁石10の磁力は、所望のシー
ト厚さが得られる範囲で最大許容値を印加するように設
定されている。即ち、上記磁力が大き過ぎるとブレード
8からのスラリー排出量が少なくなり、十分なシート厚
が得られない場合があるからである。
ト厚さが得られる範囲で最大許容値を印加するように設
定されている。即ち、上記磁力が大き過ぎるとブレード
8からのスラリー排出量が少なくなり、十分なシート厚
が得られない場合があるからである。
【0019】また上記第2電磁石11の磁力は、第1電
磁石10の磁力より大きく設定されており、具体的には
5000〜8000〔Oe〕程度の磁場を印加するよう
に設定されている。これは上記第2電磁石11に搬送さ
れたグリーンシート13は乾燥しかけていることから、
スラリーが飛散したするという問題を生じないからであ
る。
磁石10の磁力より大きく設定されており、具体的には
5000〜8000〔Oe〕程度の磁場を印加するよう
に設定されている。これは上記第2電磁石11に搬送さ
れたグリーンシート13は乾燥しかけていることから、
スラリーが飛散したするという問題を生じないからであ
る。
【0020】さらに、上記第1,第2電磁石10,11
の各S極10a,11aは搬送テーブル6の下面に近接
した位置に配置されており、各N極10b,11bは搬
送テーブル6の上面から離れた位置に配置されている。
これにより搬送テーブル6を挟んで対向する各S極10
a,11aとN極10b,11bとの距離は非対象とな
っている。
の各S極10a,11aは搬送テーブル6の下面に近接
した位置に配置されており、各N極10b,11bは搬
送テーブル6の上面から離れた位置に配置されている。
これにより搬送テーブル6を挟んで対向する各S極10
a,11aとN極10b,11bとの距離は非対象とな
っている。
【0021】このように第1,第2電磁石10,11の
両極間距離を非対象とすることにより、磁気配向を行う
ための磁場印加と、ドクターブレード法によるグリーン
シート成形とを共用することが可能となっている。また
上記グリーンシートがめくれるのを防止している。
両極間距離を非対象とすることにより、磁気配向を行う
ための磁場印加と、ドクターブレード法によるグリーン
シート成形とを共用することが可能となっている。また
上記グリーンシートがめくれるのを防止している。
【0022】次に、上記製造装置5による異方性永久磁
石1の一製造方法について説明する。まず、化学式Ba
O・6Fe2 O3 ,又はSrO・6Fe2 O3 で表され
るマグネトプランバイト型六方晶系の結晶構造が得られ
る磁性体仮焼成粉を作成した後、単磁区粒子の臨界粒子
以下に粉砕する。この粉砕した仮粉末にポリビニルブチ
ラール,分散剤,可塑剤等を添加混合して液状の磁性体
スラリー14を形成し、このスラリー14を貯蔵容器9
内に充填する。
石1の一製造方法について説明する。まず、化学式Ba
O・6Fe2 O3 ,又はSrO・6Fe2 O3 で表され
るマグネトプランバイト型六方晶系の結晶構造が得られ
る磁性体仮焼成粉を作成した後、単磁区粒子の臨界粒子
以下に粉砕する。この粉砕した仮粉末にポリビニルブチ
ラール,分散剤,可塑剤等を添加混合して液状の磁性体
スラリー14を形成し、このスラリー14を貯蔵容器9
内に充填する。
【0023】上記スラリー14をブレード8からキャリ
アフィルム7上に塗布し、厚さ10〜20μm のグリー
ンシート13を形成する。この場合、上記キャリアフィ
ルム7を所定速度でもって搬送しつつ、グリーンシート
13を24〜85℃の温度で乾燥させながら連続形成す
る。
アフィルム7上に塗布し、厚さ10〜20μm のグリー
ンシート13を形成する。この場合、上記キャリアフィ
ルム7を所定速度でもって搬送しつつ、グリーンシート
13を24〜85℃の温度で乾燥させながら連続形成す
る。
【0024】そして上記グリーンシート13を形成する
際に第1電磁石10により該シート面に対して垂直方向
に磁場を印加し、続いて第2電磁石11により同じく垂
直方向に磁場を印加する。これによりC軸方向に配向し
た磁化容易軸を持つ六方晶系結晶構造からなる平板状粒
子が形成される。
際に第1電磁石10により該シート面に対して垂直方向
に磁場を印加し、続いて第2電磁石11により同じく垂
直方向に磁場を印加する。これによりC軸方向に配向し
た磁化容易軸を持つ六方晶系結晶構造からなる平板状粒
子が形成される。
【0025】ここで、上記グリーンシート13の厚さを
小さくするほど配向度は向上する。また磁場を印加する
ことにより磁化容易軸を一方向に揃えることが可能とな
り、それだけ異方性が増大する。
小さくするほど配向度は向上する。また磁場を印加する
ことにより磁化容易軸を一方向に揃えることが可能とな
り、それだけ異方性が増大する。
【0026】次に、上記グリーンシート13を円板状に
打ち抜いて多数の磁性体シート2を形成する。この磁性
体シート2を数枚〜数十枚積層して積層体を形成した
後、積層方向に圧着して厚さ100μm 〜数mm程度の
成形体を形成する。なお、上記グリーンシート13を積
層した状態で成形体を打ち抜いて形成してもよい。
打ち抜いて多数の磁性体シート2を形成する。この磁性
体シート2を数枚〜数十枚積層して積層体を形成した
後、積層方向に圧着して厚さ100μm 〜数mm程度の
成形体を形成する。なお、上記グリーンシート13を積
層した状態で成形体を打ち抜いて形成してもよい。
【0027】次いで上記成形体を約400℃に加熱して
脱脂した後、1000〜1450℃の温度で一体焼成し
て焼結体1´を得る。このようにして得られた焼結体1
´を磁場6000〜11000〔Oe〕で着磁する。こ
れにより本実施例の異方性永久磁石1が製造される。
脱脂した後、1000〜1450℃の温度で一体焼成し
て焼結体1´を得る。このようにして得られた焼結体1
´を磁場6000〜11000〔Oe〕で着磁する。こ
れにより本実施例の異方性永久磁石1が製造される。
【0028】このようにして製造された異方性永久磁石
1の磁気特性を測定したところ、残留磁束密度は0.1
8〜0.38〔T〕,保磁力は150〜250〔KA/
m〕,BH積エネルギーは25〜31〔KJ/m3 〕で
あり、従来の圧延成形法による場合と比べて1.5〜
3.7倍に向上している。
1の磁気特性を測定したところ、残留磁束密度は0.1
8〜0.38〔T〕,保磁力は150〜250〔KA/
m〕,BH積エネルギーは25〜31〔KJ/m3 〕で
あり、従来の圧延成形法による場合と比べて1.5〜
3.7倍に向上している。
【0029】また上記垂直磁界を印加したグリーンシー
ト13の配向度を調べたところ、75〜85%と向上し
ており、従来の圧延法による配向度に比べて大幅に改善
されている。
ト13の配向度を調べたところ、75〜85%と向上し
ており、従来の圧延法による配向度に比べて大幅に改善
されている。
【0030】以上のように本実施例によれば、ドクター
ブレード法によりグリーンシート13を形成する際に、
該シート面に電磁石10,11により垂直磁界を印加し
たので、磁気配向度を大幅に向上でき、上述のように残
留磁束密度,保磁力,及びBH積エネルギー等の優れた
磁気特性を得ることができ、高性能化の要請に対応でき
る。
ブレード法によりグリーンシート13を形成する際に、
該シート面に電磁石10,11により垂直磁界を印加し
たので、磁気配向度を大幅に向上でき、上述のように残
留磁束密度,保磁力,及びBH積エネルギー等の優れた
磁気特性を得ることができ、高性能化の要請に対応でき
る。
【0031】また本実施例では、上記磁性体シート2を
積層した後一体焼結して焼結体1´を形成したので、該
シート2の積層数を設定することにより厚さ100μm
〜数mmの永久磁石1を容易に形成でき、磁気特性の向
上を図りながら薄肉化に対応できる。さらに従来の研磨
加工を不要にできることから、それだけコストを低減で
きる。
積層した後一体焼結して焼結体1´を形成したので、該
シート2の積層数を設定することにより厚さ100μm
〜数mmの永久磁石1を容易に形成でき、磁気特性の向
上を図りながら薄肉化に対応できる。さらに従来の研磨
加工を不要にできることから、それだけコストを低減で
きる。
【0032】なお、上記実施例では、第1,第2電磁石
10,11により垂直磁界を2段階で印加した場合を例
にとって説明したが、本発明は何れか一方の電磁石で磁
界を印加してもよく、この場合においても配向度を向上
できる。ちなみに、一方のみで印加した場合は、65〜
75%の配向度が得られ、従来の圧延成形法に比べて
1.5倍程度向上できる。
10,11により垂直磁界を2段階で印加した場合を例
にとって説明したが、本発明は何れか一方の電磁石で磁
界を印加してもよく、この場合においても配向度を向上
できる。ちなみに、一方のみで印加した場合は、65〜
75%の配向度が得られ、従来の圧延成形法に比べて
1.5倍程度向上できる。
【0033】また、上記実施例では、サーキュレータ,
アイソレータに採用される異方性永久磁石を例にとって
説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他
の磁性部品にも勿論適用できる。
アイソレータに採用される異方性永久磁石を例にとって
説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他
の磁性部品にも勿論適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る異方
性永久磁石によれば、磁性体シートに垂直磁界を印加
し、該磁性体シートを積層するとともに一体焼結してな
る焼結体により構成し、また請求項2の発明では、スラ
リーから磁性体シートを成形する際に該シート面に対し
て垂直方向に磁界を印加し、該磁性体シートを積層して
圧着成形した後一体焼成して焼結体を製造したので、残
留磁束密度,保磁力,BH積エネルギー等における磁気
特性の高性能化を図りながら、コストを上昇させること
なく小型,薄型化に対応できる効果がある。
性永久磁石によれば、磁性体シートに垂直磁界を印加
し、該磁性体シートを積層するとともに一体焼結してな
る焼結体により構成し、また請求項2の発明では、スラ
リーから磁性体シートを成形する際に該シート面に対し
て垂直方向に磁界を印加し、該磁性体シートを積層して
圧着成形した後一体焼成して焼結体を製造したので、残
留磁束密度,保磁力,BH積エネルギー等における磁気
特性の高性能化を図りながら、コストを上昇させること
なく小型,薄型化に対応できる効果がある。
【0035】さらに請求項3の発明では、焼結体の厚さ
を磁性体シートの積層数で設定したので、焼結体の厚さ
を容易に制御でき、研磨加工を不要にしてコストを低減
できる効果がある。
を磁性体シートの積層数で設定したので、焼結体の厚さ
を容易に制御でき、研磨加工を不要にしてコストを低減
できる効果がある。
【図1】請求項1〜3の発明に係る一実施例による異方
性永久磁石の製造装置を示す概略構成図である。
性永久磁石の製造装置を示す概略構成図である。
【図2】上記実施例の製造工程を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】上記実施例の異方性永久磁石を示す斜視図であ
る。
る。
1 異方性永久磁石 1´ 焼結体 2,13 磁性体シート 14 スラリー
Claims (3)
- 【請求項1】 化学式MeO・6Fe2 O3 (Meは2
価の金属)で表されるマグネトプランバイト型六方晶系
の結晶構造からなる異方性永久磁石において、該永久磁
石が、上記化学式からなる磁性体シートに該シート面に
対して垂直磁界を印加し、該磁性体シートを積層すると
ともに一体焼結してなる焼結体により構成されているこ
とを特徴とする異方性永久磁石。 - 【請求項2】 化学式MeO・6Fe2 O3 (Meは2
価の金属)で表されるマグネトプランバイト型六方晶系
の結晶構造からなる異方性永久磁石の製造方法におい
て、上記化学式からなる磁性体粉末とバインダとを混練
してスラリーを形成する工程と、該スラリーから磁性体
シートを成形する際に該シート面に対して垂直方向に磁
界を印加する工程と、該磁性体シートを積層して圧着成
形した後一体焼成し、これにより上記積層方向に磁化容
易軸を持つ焼結体を得る工程とを備えたことを特徴とす
る異方性永久磁石の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上記焼結体の
厚さが、磁性体シートの積層数により設定されているこ
とを特徴とする異方性永久磁石及びその製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6141966A JPH088111A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 異方性永久磁石及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6141966A JPH088111A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 異方性永久磁石及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH088111A true JPH088111A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15304274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6141966A Pending JPH088111A (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 異方性永久磁石及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088111A (ja) |
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