JPH0861128A - 燃料噴射装置の噴射時期調整装置 - Google Patents
燃料噴射装置の噴射時期調整装置Info
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- JPH0861128A JPH0861128A JP6209131A JP20913194A JPH0861128A JP H0861128 A JPH0861128 A JP H0861128A JP 6209131 A JP6209131 A JP 6209131A JP 20913194 A JP20913194 A JP 20913194A JP H0861128 A JPH0861128 A JP H0861128A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/30—Controlling fuel injection
- F02D41/38—Controlling fuel injection of the high pressure type
- F02D41/40—Controlling fuel injection of the high pressure type with means for controlling injection timing or duration
- F02D41/406—Electrically controlling a diesel injection pump
- F02D41/408—Electrically controlling a diesel injection pump of the distributing type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/06—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up
- F02D41/062—Introducing corrections for particular operating conditions for engine starting or warming up for starting
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低回転域でもポンプ室圧を高く維持できる燃
料噴射装置において、始動時での噴射時期制御の精度向
上と排気対策とを両立させことができる噴射時期調整装
置を提供する。 【構成】 運転始動時であることを判定し(ステップ8
0)、この場合には異常判定手段による異常との判定
(ステップ88、89の判定)を中止し、フィードバッ
ク制御(ステップ102、104)を維持する。始動時
には、エンジン回転数センサの出力によるオープンルー
プへの切換判定(ステップ82)が不要となるので精度
低下が防がれ、低回転域までフィードバック制御領域が
拡大されるので排気対策に対応しやすくなる。
料噴射装置において、始動時での噴射時期制御の精度向
上と排気対策とを両立させことができる噴射時期調整装
置を提供する。 【構成】 運転始動時であることを判定し(ステップ8
0)、この場合には異常判定手段による異常との判定
(ステップ88、89の判定)を中止し、フィードバッ
ク制御(ステップ102、104)を維持する。始動時
には、エンジン回転数センサの出力によるオープンルー
プへの切換判定(ステップ82)が不要となるので精度
低下が防がれ、低回転域までフィードバック制御領域が
拡大されるので排気対策に対応しやすくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料噴射ポンプの噴
射開始時期を制御する電子制御式燃料噴射装置の噴射時
期調整装置に関する。
射開始時期を制御する電子制御式燃料噴射装置の噴射時
期調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、分配型燃料噴射ポンプの噴射時
期を調節するタイマは、プランジャの往復動をつかさど
るカムディスクと、ローラホルダに支持されたローラと
の相対的な当接位置を変更するもので、ローラホルダに
タイマピストンを連結し、最近のものでは、このタイマ
ピストンの一端にフィードポンプで加圧されたチャンバ
ー内の燃料が導かれる高圧室を設け、他端にスプリング
が弾装されると共にフィードポンプの上流側に通じる低
圧室を設け、タイマピストンの位置をタイミングコント
ロールバルブ(TCV)で調整される高圧室圧と、低圧
室に収納されたスプリングのバネ力との釣り合いで決定
するようにしている。そして、タイマピストンの位置
は、例えば、タイマピストンに接続されたロッドの先端
をソレノイド内に挿入して成るタイマポジションセンサ
により検出されるようになっている。
期を調節するタイマは、プランジャの往復動をつかさど
るカムディスクと、ローラホルダに支持されたローラと
の相対的な当接位置を変更するもので、ローラホルダに
タイマピストンを連結し、最近のものでは、このタイマ
ピストンの一端にフィードポンプで加圧されたチャンバ
ー内の燃料が導かれる高圧室を設け、他端にスプリング
が弾装されると共にフィードポンプの上流側に通じる低
圧室を設け、タイマピストンの位置をタイミングコント
ロールバルブ(TCV)で調整される高圧室圧と、低圧
室に収納されたスプリングのバネ力との釣り合いで決定
するようにしている。そして、タイマピストンの位置
は、例えば、タイマピストンに接続されたロッドの先端
をソレノイド内に挿入して成るタイマポジションセンサ
により検出されるようになっている。
【0003】ところで、図9の破線で示すようなポンプ
室圧特性を有する噴射ポンプにおいて、エンジン始動時
等の極低回転域では、ポンプ室圧が上がらないので、噴
射時期をフィードバック制御しようとしても、タイマピ
ストンの目標値に実際値が追従できず、したがって噴射
時期制御がかえって不安定になってしまう場合がある。
このため、現状のシステムにおいては、エンジン回転数
が所定回転数(N_IT_OPEN)より低い場合にお
いてはオープンループ制御へ移行させるようにしてい
る。
室圧特性を有する噴射ポンプにおいて、エンジン始動時
等の極低回転域では、ポンプ室圧が上がらないので、噴
射時期をフィードバック制御しようとしても、タイマピ
ストンの目標値に実際値が追従できず、したがって噴射
時期制御がかえって不安定になってしまう場合がある。
このため、現状のシステムにおいては、エンジン回転数
が所定回転数(N_IT_OPEN)より低い場合にお
いてはオープンループ制御へ移行させるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近に
おいては、始動時の進角量をアップさせて始動性を向上
させること、及び、排気対策として噴射時期制御領域を
拡大すること等の点から、ポンプ室圧特性を図9の実線
で示されるように変更することが試みられている。この
ように、ポンプ室圧が低回転域においても高く維持され
る噴射ポンプにあっては、運転始動時にエンジン回転が
N_IT_OPEN以下となってフィードバック制御が
解除されてしまうと噴射時期制御領域を実質的に狭めて
しまい、始動時の排気対策を効果的に行うことが困難と
なる。また、エンジン回転数を検出するセンサの出力特
性が悪い場合には、低回転域での信号レベルが小さくな
り過ぎてコントロールユニットで認識できなくなる虞
や、ポンプ室圧を十分確保できる回転数であるにもかか
わらずオープンループ制御へ移行してしまう虞もあり、
運転初期時での制御精度が確保されなくなる不都合があ
る。
おいては、始動時の進角量をアップさせて始動性を向上
させること、及び、排気対策として噴射時期制御領域を
拡大すること等の点から、ポンプ室圧特性を図9の実線
で示されるように変更することが試みられている。この
ように、ポンプ室圧が低回転域においても高く維持され
る噴射ポンプにあっては、運転始動時にエンジン回転が
N_IT_OPEN以下となってフィードバック制御が
解除されてしまうと噴射時期制御領域を実質的に狭めて
しまい、始動時の排気対策を効果的に行うことが困難と
なる。また、エンジン回転数を検出するセンサの出力特
性が悪い場合には、低回転域での信号レベルが小さくな
り過ぎてコントロールユニットで認識できなくなる虞
や、ポンプ室圧を十分確保できる回転数であるにもかか
わらずオープンループ制御へ移行してしまう虞もあり、
運転初期時での制御精度が確保されなくなる不都合があ
る。
【0005】そこで、この発明においては、始動時での
噴射時期制御の精度向上と排気対策とを両立させ、図9
の実線で示されるポンプ室圧特性を有する燃料噴射装置
に対応することができる噴射時期調整装置を提供するこ
とを課題としている。
噴射時期制御の精度向上と排気対策とを両立させ、図9
の実線で示されるポンプ室圧特性を有する燃料噴射装置
に対応することができる噴射時期調整装置を提供するこ
とを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明にか
かる燃料噴射装置の噴射時期調整装置は、ポンプ室内の
燃料をタイマピストンに作用させ、前記タイマピストン
に作用する圧力を調節して燃料噴射開始時期を調節する
タイマ装置と、前記タイマピストンの実位置を検出する
タイマ位置検出手段と、タイマピストンの目標位置を設
定するタイマ目標位置設定手段と、前記タイマピストン
の実位置を前記目標位置に近づけるよう前記タイマ装置
をフィードバック制御するフィードバック制御手段と、
タイマ制御系に異常が発生したことを判定する異常判定
手段と、前記異常判定手段によって異常が発生したと判
定された場合に、前記タイマ装置をオープンループ制御
するオープンループ制御手段と、運転始動時であること
を判定する始動時判定手段と、前記始動時判定手段によ
り運転始動時であると判定された場合に前記異常判定手
段による異常との判定を中止し、且つ、前記フィードバ
ック制御を維持する制御手段とを備えたことにある。
かる燃料噴射装置の噴射時期調整装置は、ポンプ室内の
燃料をタイマピストンに作用させ、前記タイマピストン
に作用する圧力を調節して燃料噴射開始時期を調節する
タイマ装置と、前記タイマピストンの実位置を検出する
タイマ位置検出手段と、タイマピストンの目標位置を設
定するタイマ目標位置設定手段と、前記タイマピストン
の実位置を前記目標位置に近づけるよう前記タイマ装置
をフィードバック制御するフィードバック制御手段と、
タイマ制御系に異常が発生したことを判定する異常判定
手段と、前記異常判定手段によって異常が発生したと判
定された場合に、前記タイマ装置をオープンループ制御
するオープンループ制御手段と、運転始動時であること
を判定する始動時判定手段と、前記始動時判定手段によ
り運転始動時であると判定された場合に前記異常判定手
段による異常との判定を中止し、且つ、前記フィードバ
ック制御を維持する制御手段とを備えたことにある。
【0007】
【作用】したがって、エンジン回転数の高い運転時にお
いては、タイマ位置検出手段で検出されたタイマピスト
ンの実位置をタイマ目標位置設定手段で設定された目標
位置に近づけるようタイマ装置がフィードバック制御さ
れ、異常判定手段によりタイマ制御系に異常が発生した
場合には、オープンループ制御手段によりタイマ装置を
オープンループ制御する。また、図9の実線で示される
ポンプ室圧特性を有する噴射ポンプにあっては、低回転
域の領域においてもポンプ室圧が高いので、フィードバ
ック制御が十分行える。このことから、本発明において
は、始動時判定手段によって運転始動時であると判定さ
れた場合には、エンジン回転数が極低回転域にあっても
タイマ装置をオープンループ制御に移行させることがな
く、フィードバック制御が維持されて始動時の安定制御
が確保され、そのため、上記課題を達成できるものであ
る。
いては、タイマ位置検出手段で検出されたタイマピスト
ンの実位置をタイマ目標位置設定手段で設定された目標
位置に近づけるようタイマ装置がフィードバック制御さ
れ、異常判定手段によりタイマ制御系に異常が発生した
場合には、オープンループ制御手段によりタイマ装置を
オープンループ制御する。また、図9の実線で示される
ポンプ室圧特性を有する噴射ポンプにあっては、低回転
域の領域においてもポンプ室圧が高いので、フィードバ
ック制御が十分行える。このことから、本発明において
は、始動時判定手段によって運転始動時であると判定さ
れた場合には、エンジン回転数が極低回転域にあっても
タイマ装置をオープンループ制御に移行させることがな
く、フィードバック制御が維持されて始動時の安定制御
が確保され、そのため、上記課題を達成できるものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0009】図1において、燃料噴射ポンプ1は分配型
で、エレクトリックガバナと称するアクチュエータ2を
取り付けたハウジング3を有し、このハウジング3の中
心には駆動軸4が挿入されている。この駆動軸4の一端
はハウジング3の外部に突出し、図示しないエンジンか
らの駆動トルクを受けるようになっている。駆動軸4の
他端は、ハウジング3内のポンプ室5に延びており、そ
の駆動軸4には、フィードポンプ6が連結され、このフ
ィードポンプ6により図示しない燃料タンクからの燃料
をポンプ室5へ供給するようになっている。
で、エレクトリックガバナと称するアクチュエータ2を
取り付けたハウジング3を有し、このハウジング3の中
心には駆動軸4が挿入されている。この駆動軸4の一端
はハウジング3の外部に突出し、図示しないエンジンか
らの駆動トルクを受けるようになっている。駆動軸4の
他端は、ハウジング3内のポンプ室5に延びており、そ
の駆動軸4には、フィードポンプ6が連結され、このフ
ィードポンプ6により図示しない燃料タンクからの燃料
をポンプ室5へ供給するようになっている。
【0010】プランジャ7は、プランジャバレル8に摺
動自在に装着されている。このプランジャ7の基部は、
カムディスク9に当接係合し、プランジャスプリング1
0により押し付けられている。カムディスク9は、カッ
プリング11を介して駆動軸4に軸方向への移動を許す
ように係合されていると共に、ローラホルダ12に支持
されたローラ13に当接しており、このカムディスク9
の回転により、プランジャ7に対して、燃料の吸入圧送
のための往復動と、燃料を分配するための回転動とを同
時に与えるようになっている。
動自在に装着されている。このプランジャ7の基部は、
カムディスク9に当接係合し、プランジャスプリング1
0により押し付けられている。カムディスク9は、カッ
プリング11を介して駆動軸4に軸方向への移動を許す
ように係合されていると共に、ローラホルダ12に支持
されたローラ13に当接しており、このカムディスク9
の回転により、プランジャ7に対して、燃料の吸入圧送
のための往復動と、燃料を分配するための回転動とを同
時に与えるようになっている。
【0011】プランジャ7が図において左行する吸入工
程時には、送油ポンプからポンプ室5内に供給される燃
料が、吸入ポート14からプランジャ7の先端軸方向に
形成された吸入グルーブ15の一つを介してプランジャ
バレル8とプランジャ7とで囲まれた圧縮室16に供給
され、プランジャ7が図において右行する圧送工程時に
は、吸入ポート14と吸入グルーブ15とが切り離さ
れ、圧縮室16内で圧縮された燃料がプランジャ7の縦
孔17を経て分配ポートから分配通路18の1つに入
り、送出弁19を介して図示しない噴射ノズルへ送ら
れ、エンジンの気筒内へ噴射するようになっている。
程時には、送油ポンプからポンプ室5内に供給される燃
料が、吸入ポート14からプランジャ7の先端軸方向に
形成された吸入グルーブ15の一つを介してプランジャ
バレル8とプランジャ7とで囲まれた圧縮室16に供給
され、プランジャ7が図において右行する圧送工程時に
は、吸入ポート14と吸入グルーブ15とが切り離さ
れ、圧縮室16内で圧縮された燃料がプランジャ7の縦
孔17を経て分配ポートから分配通路18の1つに入
り、送出弁19を介して図示しない噴射ノズルへ送ら
れ、エンジンの気筒内へ噴射するようになっている。
【0012】また、プランジャ7のプランジャバレル8
から突出する部分には、コントロールスリーブ20が摺
動自在に外嵌され、プランジャ7の縦孔17と連通する
カットオフポート21がコントロールスリーブ20の縁
部から外れてポンプ室5に開口すると、圧縮された燃料
がポンプ室5に流出するので、噴射ノズルへの送出は停
止され、噴射が終了する。このため、コントロールスリ
ーブ20の位置調整によって噴射終わり、即ち噴射量を
調節でき、コントロールスリーブ20を図中左方へ移動
するほど噴射量を減少させ、右方へ移動するほど噴射量
を増加させることができる。
から突出する部分には、コントロールスリーブ20が摺
動自在に外嵌され、プランジャ7の縦孔17と連通する
カットオフポート21がコントロールスリーブ20の縁
部から外れてポンプ室5に開口すると、圧縮された燃料
がポンプ室5に流出するので、噴射ノズルへの送出は停
止され、噴射が終了する。このため、コントロールスリ
ーブ20の位置調整によって噴射終わり、即ち噴射量を
調節でき、コントロールスリーブ20を図中左方へ移動
するほど噴射量を減少させ、右方へ移動するほど噴射量
を増加させることができる。
【0013】コントロールスリーブ20には、アクチュ
エータ2のロータ22に取り付けられたシャフト23の
先端が係合されている。このシャフト23の先端は、シ
ャフト23の軸心に対して偏心しており、したがって、
アクチュエータ2は、コントロールスリーブ20の位置
をロータの回動によって調節できるようになっている。
エータ2のロータ22に取り付けられたシャフト23の
先端が係合されている。このシャフト23の先端は、シ
ャフト23の軸心に対して偏心しており、したがって、
アクチュエータ2は、コントロールスリーブ20の位置
をロータの回動によって調節できるようになっている。
【0014】タイマ装置25は、図2にも示されるよう
に、前述したローラホルダ12の下方に設けられたシリ
ンダ26に摺動自在に収納されたタイマピストン27を
有し、このタイマピストン27をレバー28を介してロ
ーラホルダ12に連結し、タイマピストン27によりロ
ーラホルダ12を回動させて噴射時期を調節するように
なっている。
に、前述したローラホルダ12の下方に設けられたシリ
ンダ26に摺動自在に収納されたタイマピストン27を
有し、このタイマピストン27をレバー28を介してロ
ーラホルダ12に連結し、タイマピストン27によりロ
ーラホルダ12を回動させて噴射時期を調節するように
なっている。
【0015】タイマピストン27の一端には、ポンプ室
内の高圧燃料が絞り通路42を介して導入される高圧室
29aが、また他端には、フィードポンプの吸入経路と
連通している低圧室29bが形成されている。さらに、
低圧室29bには、タイマスプリング30が弾装され、
このタイマスプリング30によりタイマピストン27が
常時高圧室側に付勢されている。したがって、タイマピ
ストン27は、タイマスプリング30のスプリング圧と
高圧室内の油圧とが釣り合った位置で停止し、高圧室圧
が高くなると、タイマピストン27がタイマスプリング
30に抗して低圧室側に移動し、ローラホルダ12が噴
射時期を進角する方向に回動され、噴射時期が早くな
る。また、高圧室圧が低くなると、タイマピストン27
が高圧室側に移動し、ローラホルダ12が噴射時期を遅
角する方向に回動され、噴射時期が遅くなる。
内の高圧燃料が絞り通路42を介して導入される高圧室
29aが、また他端には、フィードポンプの吸入経路と
連通している低圧室29bが形成されている。さらに、
低圧室29bには、タイマスプリング30が弾装され、
このタイマスプリング30によりタイマピストン27が
常時高圧室側に付勢されている。したがって、タイマピ
ストン27は、タイマスプリング30のスプリング圧と
高圧室内の油圧とが釣り合った位置で停止し、高圧室圧
が高くなると、タイマピストン27がタイマスプリング
30に抗して低圧室側に移動し、ローラホルダ12が噴
射時期を進角する方向に回動され、噴射時期が早くな
る。また、高圧室圧が低くなると、タイマピストン27
が高圧室側に移動し、ローラホルダ12が噴射時期を遅
角する方向に回動され、噴射時期が遅くなる。
【0016】ここで、タイマ装置25の高圧室29aの
圧力は、要求されるタイマ進角が得られるようタイミン
グコントロールバルブ(TCV)31で調節される。こ
のタイミングコントロールバルブ31は、高圧室29a
に通じる燃料入口32を側面部に、また低圧室29bに
通じる燃料出口33を先端部にそれぞれ有し、内部に
は、燃料入口32と燃料出口33との連通路を開閉する
ニードル34が収納されている。このニードル34は、
燃料入口32と燃料出口33との連通を遮断する方向に
スプリング35で常時付勢されており、ソレノイド36
への通電によって、スプリング35に抗して引き寄せら
れ、燃料入口32と燃料出口33とが連通するようにな
っている。
圧力は、要求されるタイマ進角が得られるようタイミン
グコントロールバルブ(TCV)31で調節される。こ
のタイミングコントロールバルブ31は、高圧室29a
に通じる燃料入口32を側面部に、また低圧室29bに
通じる燃料出口33を先端部にそれぞれ有し、内部に
は、燃料入口32と燃料出口33との連通路を開閉する
ニードル34が収納されている。このニードル34は、
燃料入口32と燃料出口33との連通を遮断する方向に
スプリング35で常時付勢されており、ソレノイド36
への通電によって、スプリング35に抗して引き寄せら
れ、燃料入口32と燃料出口33とが連通するようにな
っている。
【0017】しかして、ソレノイド36に電流が流れて
いないときには、高圧室29aと低圧室29bは完全に
遮断されるが、電流が流れているときには、高圧室29
aと低圧室29bがつながり、高圧室29aの圧力が低
下する。この高圧室29aの圧力低下に伴い、タイマピ
ストン27は、タイマスプリング30のばね力とバラン
スする位置まで移動し、噴射時期が変化する。
いないときには、高圧室29aと低圧室29bは完全に
遮断されるが、電流が流れているときには、高圧室29
aと低圧室29bがつながり、高圧室29aの圧力が低
下する。この高圧室29aの圧力低下に伴い、タイマピ
ストン27は、タイマスプリング30のばね力とバラン
スする位置まで移動し、噴射時期が変化する。
【0018】尚、実際には、高圧室29aの圧力は、タ
イミングコントロールバルブのデューティ比制御で調節
されるようになっている。このデューティ比は、コント
ロールユニット41(図1に示す)によって制御されて
おり、デューティ比0%でタイミングコントロールバル
ブ31は全開状態であり、噴射時期は最も遅角する。ま
た、デューティ比100%でタイミングコントロールバ
ルブ31は全閉状態であり、噴射時期は最も進角する。
イミングコントロールバルブのデューティ比制御で調節
されるようになっている。このデューティ比は、コント
ロールユニット41(図1に示す)によって制御されて
おり、デューティ比0%でタイミングコントロールバル
ブ31は全開状態であり、噴射時期は最も遅角する。ま
た、デューティ比100%でタイミングコントロールバ
ルブ31は全閉状態であり、噴射時期は最も進角する。
【0019】また、ハウジングには、タイマピストンの
位置を検出するタイマポジションセンサ37が設けられ
ている。このタイマポジションセンサ37は、例えば、
低圧室側に設けられており、センサ本体38に設けられ
た検出コイル39とタイマピストン27に取り付けられ
たロッド40とにより構成されており、このタイマポジ
ションセンサ37からの出力信号TPSISTは、コン
トロールユニット41に送られて処理される。
位置を検出するタイマポジションセンサ37が設けられ
ている。このタイマポジションセンサ37は、例えば、
低圧室側に設けられており、センサ本体38に設けられ
た検出コイル39とタイマピストン27に取り付けられ
たロッド40とにより構成されており、このタイマポジ
ションセンサ37からの出力信号TPSISTは、コン
トロールユニット41に送られて処理される。
【0020】コントロールユニット41は、前記アクチ
ュエータ2やタイミングコントロールバルブ31を駆動
する駆動回路、この駆動回路を制御するマイクロコンピ
ュータ、このマイクロコンピュータに信号を入力する入
力回路等を有して構成され、ここでマイクロコンピュー
タは、中央演算処理(CPU)、RAM、ROM、A/
D変換器等を備えている。コントロールユニット41の
入力回路には、前記タイマポジションセンサ37からの
信号TPSISTの他に、エンジン回転数N(エンジン
回転数センサの出力)、アクセルペダルの踏込み量を示
すアクセル位置信号ACCEL、エンジン冷却水の温度
を示す水温信号TW等が入力され、これらの信号を処理
し、前記アクチュエータ2やタイミングコントロールバ
ルブ31を所定のプログラムに従って駆動制御するよう
になっている。
ュエータ2やタイミングコントロールバルブ31を駆動
する駆動回路、この駆動回路を制御するマイクロコンピ
ュータ、このマイクロコンピュータに信号を入力する入
力回路等を有して構成され、ここでマイクロコンピュー
タは、中央演算処理(CPU)、RAM、ROM、A/
D変換器等を備えている。コントロールユニット41の
入力回路には、前記タイマポジションセンサ37からの
信号TPSISTの他に、エンジン回転数N(エンジン
回転数センサの出力)、アクセルペダルの踏込み量を示
すアクセル位置信号ACCEL、エンジン冷却水の温度
を示す水温信号TW等が入力され、これらの信号を処理
し、前記アクチュエータ2やタイミングコントロールバ
ルブ31を所定のプログラムに従って駆動制御するよう
になっている。
【0021】図3において、コントロールユニット41
によるタイマ装置制御例がブロックダイアグラムとして
示され、これを簡単に説明すると、エンジン回転数Nと
アクセル位置ACCELとに基づいて予め決定された最
適噴射時期のマップデータ(ロードタイマ特性)から運
転条件に応じた最適噴射時期(IT_LD)を算出し、
この最適噴射時期に相当するタイマピストン位置を演算
する(ブロック50)。そして、始動時(スタートモー
ド)であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの関係に
おいて予めマップ化された噴射時期補正量(IT_TW
S)のデータから運転条件に応じた始動時の噴射時期補
正量を求め、この噴射時期補正量に相当するタイマピス
トン位置の補正量を演算する(ブロック52)。また、
通常走行時であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの
関係において予めマップ化された噴射時期補正量(IT
_TW)のデータから運転条件に応じた走行時の噴射時
期補正量を求め、この補正量に相当するタイマピストン
位置の補正量を演算する(ブロック54)。これによ
り、ブロック50で算出されたタイマピストン位置にブ
ロック52又はブロック54の補正を加えて目標噴射時
期を得るタイマピストン位置(TPSSOL:目標タイ
マピストン位置)を算出する。しかる後に、この目標タ
イマピストン位置(TPSSOL)と実測したタイマピ
ストン位置(TPSIST:実タイマピストン位置)と
の差を求め、この差を所定の範囲内にPID制御する調
節量(TPSCLOSE)を演算し(ブロック56)、
この調節量に応じた駆動パルスをTCVに出力する(ブ
ロック58)。
によるタイマ装置制御例がブロックダイアグラムとして
示され、これを簡単に説明すると、エンジン回転数Nと
アクセル位置ACCELとに基づいて予め決定された最
適噴射時期のマップデータ(ロードタイマ特性)から運
転条件に応じた最適噴射時期(IT_LD)を算出し、
この最適噴射時期に相当するタイマピストン位置を演算
する(ブロック50)。そして、始動時(スタートモー
ド)であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの関係に
おいて予めマップ化された噴射時期補正量(IT_TW
S)のデータから運転条件に応じた始動時の噴射時期補
正量を求め、この噴射時期補正量に相当するタイマピス
トン位置の補正量を演算する(ブロック52)。また、
通常走行時であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの
関係において予めマップ化された噴射時期補正量(IT
_TW)のデータから運転条件に応じた走行時の噴射時
期補正量を求め、この補正量に相当するタイマピストン
位置の補正量を演算する(ブロック54)。これによ
り、ブロック50で算出されたタイマピストン位置にブ
ロック52又はブロック54の補正を加えて目標噴射時
期を得るタイマピストン位置(TPSSOL:目標タイ
マピストン位置)を算出する。しかる後に、この目標タ
イマピストン位置(TPSSOL)と実測したタイマピ
ストン位置(TPSIST:実タイマピストン位置)と
の差を求め、この差を所定の範囲内にPID制御する調
節量(TPSCLOSE)を演算し(ブロック56)、
この調節量に応じた駆動パルスをTCVに出力する(ブ
ロック58)。
【0022】このような正常時の制御に対し、何らかの
異常が生じた場合には、エンジン回転数Nとアクセル位
置ACCELとに基づいて所定のマップデータ(オープ
ンループ特性)から運転条件に応じた噴射時期(D_L
D)を算出し、この噴射時期に相当するタイマピストン
位置を演算する(ブロック60)。始動時(スタートモ
ード)であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの関係
において予めマップ化された噴射時期の水温補正量(D
_TWS)のデータから運転条件に応じた始動時の噴射
時期補正量を求めて、これに相当するタイマピストン位
置の補正量を演算し(ブロック62)、また通常走行時
であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの関係におい
て予めマップ化された噴射時期補正量(D_TW)のデ
ータから運転条件に応じた走行時の補正量を求めて、こ
れに相当するタイマピストン位置の補正量を求める(ブ
ロック64)。そして、ブロック60で算出されたタイ
マピストン位置にブロック62又はブロック64の補正
を加えてオープンループによるタイマピストン位置の制
御量(TPSOPEN)を演算する。そして、この制御
量に応じた駆動パルスをTCVに出力する(ブロック5
8)。
異常が生じた場合には、エンジン回転数Nとアクセル位
置ACCELとに基づいて所定のマップデータ(オープ
ンループ特性)から運転条件に応じた噴射時期(D_L
D)を算出し、この噴射時期に相当するタイマピストン
位置を演算する(ブロック60)。始動時(スタートモ
ード)であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの関係
において予めマップ化された噴射時期の水温補正量(D
_TWS)のデータから運転条件に応じた始動時の噴射
時期補正量を求めて、これに相当するタイマピストン位
置の補正量を演算し(ブロック62)、また通常走行時
であれば、エンジン回転数Nと水温TWとの関係におい
て予めマップ化された噴射時期補正量(D_TW)のデ
ータから運転条件に応じた走行時の補正量を求めて、こ
れに相当するタイマピストン位置の補正量を求める(ブ
ロック64)。そして、ブロック60で算出されたタイ
マピストン位置にブロック62又はブロック64の補正
を加えてオープンループによるタイマピストン位置の制
御量(TPSOPEN)を演算する。そして、この制御
量に応じた駆動パルスをTCVに出力する(ブロック5
8)。
【0023】図4において、より具体的な制御例がフロ
ーチャートとして示されており、以下これについて説明
すると、コントロールユニット41は、スタートスイッ
チ(ST SW)の投入に伴ってイニシャライズされ、
噴射ポンプ1の各センサからのアナログ信号、例えば、
タイマポジションセンサ37の出力信号(TPSIS
T)や、エンジン回転数(N)、アクセル位置信号(A
CCEL)、水温信号(TW)等を順次A/D変換器に
よってデジタル信号に変換し、コントロールユニット4
1に入力する(ステップ72)。
ーチャートとして示されており、以下これについて説明
すると、コントロールユニット41は、スタートスイッ
チ(ST SW)の投入に伴ってイニシャライズされ、
噴射ポンプ1の各センサからのアナログ信号、例えば、
タイマポジションセンサ37の出力信号(TPSIS
T)や、エンジン回転数(N)、アクセル位置信号(A
CCEL)、水温信号(TW)等を順次A/D変換器に
よってデジタル信号に変換し、コントロールユニット4
1に入力する(ステップ72)。
【0024】次に、ステップ74において、下記するモ
ード設定処理を実行し、更にステップ76において、目
標噴射時期の演算処理を実行する。
ード設定処理を実行し、更にステップ76において、目
標噴射時期の演算処理を実行する。
【0025】モード設定処理は、図5に示されるよう
に、ステップ200において、スタートモードであるこ
とを示すためのフラグ(_ST_MODE)がセットさ
れているか否かを判定し、_ST_MODEがリセット
されていれば、ステップ202において、エンジン回転
数Nが零であるか否かを、また、ステップ204におい
て、エンジンのスタートスイッチをONしたことを示す
フラグ(_ST)がセットされているか否かを判定す
る。このフラグ(_ST)は、スタートスイッチ(ST
SW)を操作している時にセットされ、操作する前ま
たは操作した後にリセットされるようになっている。フ
ラグ(_ST_MODE)がリセットされている状態で
エンジンが停止しており、スタートスイッチをONした
場合には、スタートモードの制御処理を必要とするの
で、ステップ206において、フラグ(_ST_MOD
E)をセットする。また、フラグ(_ST_MODE)
がリセットされている状態で、すでにエンジンが始動し
ている場合や、スタートスイッチを操作していない場合
には、_ST_MODEをリセットのままにしておく。
に、ステップ200において、スタートモードであるこ
とを示すためのフラグ(_ST_MODE)がセットさ
れているか否かを判定し、_ST_MODEがリセット
されていれば、ステップ202において、エンジン回転
数Nが零であるか否かを、また、ステップ204におい
て、エンジンのスタートスイッチをONしたことを示す
フラグ(_ST)がセットされているか否かを判定す
る。このフラグ(_ST)は、スタートスイッチ(ST
SW)を操作している時にセットされ、操作する前ま
たは操作した後にリセットされるようになっている。フ
ラグ(_ST_MODE)がリセットされている状態で
エンジンが停止しており、スタートスイッチをONした
場合には、スタートモードの制御処理を必要とするの
で、ステップ206において、フラグ(_ST_MOD
E)をセットする。また、フラグ(_ST_MODE)
がリセットされている状態で、すでにエンジンが始動し
ている場合や、スタートスイッチを操作していない場合
には、_ST_MODEをリセットのままにしておく。
【0026】これに対して、ステップ200において、
フラグ(_ST_MODE)がセットされている場合に
は、ステップ208においてフラグ(_ST)がセット
されているか否かを、またステップ210においてエン
ジン回転数Nが零であるか否かを判定する。スタートス
イッチを操作した後にエンジン回転数が零になれば、ス
テップ212へ進んでフラグ(_ST_MODE)をリ
セットするし、スタートスイッチの操作後にエンジン回
転数が零になっていない場合には、ステップ214へ進
み、エンジン回転数Nが所定回転数(N_ST:例えば
650rpm)以上になったか否かを判定する。エンジ
ン回転数Nが所定回転数(N_ST)以上になった場合
には、スタートモードの制御処理から通常走行モードの
制御処理に切り換えてもよいので、フラグ(_ST_M
ODE)をリセットし、N_ST>N≧0であれば、ス
タートモードの制御処理を持続させる。
フラグ(_ST_MODE)がセットされている場合に
は、ステップ208においてフラグ(_ST)がセット
されているか否かを、またステップ210においてエン
ジン回転数Nが零であるか否かを判定する。スタートス
イッチを操作した後にエンジン回転数が零になれば、ス
テップ212へ進んでフラグ(_ST_MODE)をリ
セットするし、スタートスイッチの操作後にエンジン回
転数が零になっていない場合には、ステップ214へ進
み、エンジン回転数Nが所定回転数(N_ST:例えば
650rpm)以上になったか否かを判定する。エンジ
ン回転数Nが所定回転数(N_ST)以上になった場合
には、スタートモードの制御処理から通常走行モードの
制御処理に切り換えてもよいので、フラグ(_ST_M
ODE)をリセットし、N_ST>N≧0であれば、ス
タートモードの制御処理を持続させる。
【0027】次に、目標噴射時期の演算は、図6に示さ
れるように、ステップ300において、スタートモード
であることを示すためのフラグ(_ST_MODE)が
セットされているか否かが判定され、フラグ(_ST_
MODE)がセットされていれば、ステップ302へ進
み、スタートモード時の噴射時期の補正量を演算する。
ここで、スタートモード時の噴射時期補正量は、前述し
た如く、エンジン回転数Nとエンジン冷却水の温度TW
に対して適切な噴射時期補正量を予めマップデータとし
てROMに格納しておき、入力されたNとTWからこの
マップデータに基づいて補正量を算出するようになって
いる。
れるように、ステップ300において、スタートモード
であることを示すためのフラグ(_ST_MODE)が
セットされているか否かが判定され、フラグ(_ST_
MODE)がセットされていれば、ステップ302へ進
み、スタートモード時の噴射時期の補正量を演算する。
ここで、スタートモード時の噴射時期補正量は、前述し
た如く、エンジン回転数Nとエンジン冷却水の温度TW
に対して適切な噴射時期補正量を予めマップデータとし
てROMに格納しておき、入力されたNとTWからこの
マップデータに基づいて補正量を算出するようになって
いる。
【0028】また、フラグ(_ST_MODE)がリセ
ットされていれば、ステップ304へ進み、通常走行モ
ード時の噴射時期補正量を演算する。ここで、通常走行
モード時の噴射時期補正量も、走行状態での噴射時期補
正量をマップデータとしてROMに格納しておき、入力
されたNとTWからこのマップデータに基づいて補正量
を算出するようになっている。
ットされていれば、ステップ304へ進み、通常走行モ
ード時の噴射時期補正量を演算する。ここで、通常走行
モード時の噴射時期補正量も、走行状態での噴射時期補
正量をマップデータとしてROMに格納しておき、入力
されたNとTWからこのマップデータに基づいて補正量
を算出するようになっている。
【0029】その後、ステップ306へ進み、上記補正
量を加味してその時のエンジン状態に対して最適となる
目標噴射時期を目標タイマピストン位置(TPSSO
L)として前述した如く演算する。
量を加味してその時のエンジン状態に対して最適となる
目標噴射時期を目標タイマピストン位置(TPSSO
L)として前述した如く演算する。
【0030】以上の処理が終わると、ステップ77にお
いて、タイマーポジションセンサ(TPS)が異常であ
るか否かを判定する。また、ステップ78において、噴
射時期を制御することが不可能であることを示す噴射時
期制御不能フラグ(_IT_NG)がセットされている
か否かを判定する。更に、スタータの状態とエンジン回
転の状態を判定するために、ステップ80において、エ
ンジンのスタータがON(ST SWがオン)になって
フラグ(_ST)がセットされたか否かを判定し、ステ
ップ82において、エンジンの回転数Nが、噴射時期の
オープンループ制御を必要とする所定回転数(N_IT
_OPEN:例えば、400rpm)以下であるか否か
を判定する。
いて、タイマーポジションセンサ(TPS)が異常であ
るか否かを判定する。また、ステップ78において、噴
射時期を制御することが不可能であることを示す噴射時
期制御不能フラグ(_IT_NG)がセットされている
か否かを判定する。更に、スタータの状態とエンジン回
転の状態を判定するために、ステップ80において、エ
ンジンのスタータがON(ST SWがオン)になって
フラグ(_ST)がセットされたか否かを判定し、ステ
ップ82において、エンジンの回転数Nが、噴射時期の
オープンループ制御を必要とする所定回転数(N_IT
_OPEN:例えば、400rpm)以下であるか否か
を判定する。
【0031】スタータが始動中である場合、若しくはス
タータの始動後にエンジン回転数が所定回転数(N_I
T_OPEN)より大きくなっている場合には、ステッ
プ84へ進むが、スタータの始動後にエンジン回転数が
所定回転数(N_IT_OPEN)以下となった場合に
は、ステップ92へ進み、噴射時期をオープンループ制
御することを示すオープンループ制御フラグ(_IT_
OPENCNT)をセットし、ステップ94において、
オープンループ制御量を演算する。
タータの始動後にエンジン回転数が所定回転数(N_I
T_OPEN)より大きくなっている場合には、ステッ
プ84へ進むが、スタータの始動後にエンジン回転数が
所定回転数(N_IT_OPEN)以下となった場合に
は、ステップ92へ進み、噴射時期をオープンループ制
御することを示すオープンループ制御フラグ(_IT_
OPENCNT)をセットし、ステップ94において、
オープンループ制御量を演算する。
【0032】ステップ84においては、エンジン回転数
Nが噴射時期サーボエラーを判定するために必要な所定
回転数(N_IT_DIAG:例えば650rpm)以
上になっているか否かを判定し、更にステップ86にお
いては、水温TWが、噴射時期サーボエラーを判定する
ために必要な水温(TW_IT_WAX:例えば−5°
C)より高くなっているか否かを、ステップ88におい
ては、目標タイマピストン位置と実タイマピストン位置
との差(|TPSSOL−TPSIST|)が、噴射時
期サーボを制御不能と判定する所定量(REF_FB_
IT_NG:例えば、2mm)以上であるか否かを、ス
テップ90においては、タイマカウンタ(DCT_IT
_NG)が所定時間(T_FB_IT_NG:例えば、
5sec)以上であるか否かをそれぞれ判定する。
Nが噴射時期サーボエラーを判定するために必要な所定
回転数(N_IT_DIAG:例えば650rpm)以
上になっているか否かを判定し、更にステップ86にお
いては、水温TWが、噴射時期サーボエラーを判定する
ために必要な水温(TW_IT_WAX:例えば−5°
C)より高くなっているか否かを、ステップ88におい
ては、目標タイマピストン位置と実タイマピストン位置
との差(|TPSSOL−TPSIST|)が、噴射時
期サーボを制御不能と判定する所定量(REF_FB_
IT_NG:例えば、2mm)以上であるか否かを、ス
テップ90においては、タイマカウンタ(DCT_IT
_NG)が所定時間(T_FB_IT_NG:例えば、
5sec)以上であるか否かをそれぞれ判定する。
【0033】ステップ77において、TPSが異常であ
ると判定された場合には、ステップ92へ進み、噴射時
期をオープンループ制御することを示すオープンループ
制御フラグ(_IT_OPENCNT)をセットし、ス
テップ94において、オープンループ制御量を演算す
る。
ると判定された場合には、ステップ92へ進み、噴射時
期をオープンループ制御することを示すオープンループ
制御フラグ(_IT_OPENCNT)をセットし、ス
テップ94において、オープンループ制御量を演算す
る。
【0034】TPSが正常である場合でも、ステップ8
0、82を介してエンジン回転数NがN_IT_DIA
G以上であり、水温TWがTW_IT_WAXより高
く、|TPSSOL−TPSIST|がREF_FB_
IT_NG以上であり、及びタイマカウンタ(DCT_
IT_NG)が計時を開始してから所定時間(T_FB
_IT_NG)以上であれば、タイマ制御系にエラーが
生じたとして、ステップ96へ進み、噴射時期制御不能
フラグ(_IT_NG)をセットして前記ステップ92
へ移行する。
0、82を介してエンジン回転数NがN_IT_DIA
G以上であり、水温TWがTW_IT_WAXより高
く、|TPSSOL−TPSIST|がREF_FB_
IT_NG以上であり、及びタイマカウンタ(DCT_
IT_NG)が計時を開始してから所定時間(T_FB
_IT_NG)以上であれば、タイマ制御系にエラーが
生じたとして、ステップ96へ進み、噴射時期制御不能
フラグ(_IT_NG)をセットして前記ステップ92
へ移行する。
【0035】噴射時期制御不能を判定する条件(ステッ
プ84乃至90)において、エンジン回転数Nがタイマ
制御系のエラーを判定するために必要な回転数(N_I
T_DIAG)に満たない場合や、水温TWがTW_I
T_WAX以下である場合、|TPSSOL−TPSI
ST|がREF_FB_IT_NGより小さい場合に
は、タイマ制御系を異常と判定することなくステップ9
8へ進み、このステップ98でタイマカウンタをリセッ
トし、ステップ100において、オープンループ制御フ
ラグ(_IT_OPENCNT)をリセットする。ま
た、タイマカウンタ(DCT_IT_NG)が所定時間
(T_FB_IT_NG)に至らない場合には、ステッ
プ100へ直接進み、オープンループ制御フラグ(_I
T_OPENCNT)をリセットする。そして、ステッ
プ102において、目標タイマピストン位置(TPSS
OL)と実タイマピストン位置(TPSIST)との差
を所定の範囲内にPID制御する調節量(TPSCLO
SE)を計算し、ステップ104において、この調節量
に応じた駆動パルスをTCV31に出力する。
プ84乃至90)において、エンジン回転数Nがタイマ
制御系のエラーを判定するために必要な回転数(N_I
T_DIAG)に満たない場合や、水温TWがTW_I
T_WAX以下である場合、|TPSSOL−TPSI
ST|がREF_FB_IT_NGより小さい場合に
は、タイマ制御系を異常と判定することなくステップ9
8へ進み、このステップ98でタイマカウンタをリセッ
トし、ステップ100において、オープンループ制御フ
ラグ(_IT_OPENCNT)をリセットする。ま
た、タイマカウンタ(DCT_IT_NG)が所定時間
(T_FB_IT_NG)に至らない場合には、ステッ
プ100へ直接進み、オープンループ制御フラグ(_I
T_OPENCNT)をリセットする。そして、ステッ
プ102において、目標タイマピストン位置(TPSS
OL)と実タイマピストン位置(TPSIST)との差
を所定の範囲内にPID制御する調節量(TPSCLO
SE)を計算し、ステップ104において、この調節量
に応じた駆動パルスをTCV31に出力する。
【0036】ところで、ステップ94のオープンループ
制御は、図7に示されているように、ステップ400に
おいて、スタートモードであることを示すためのフラグ
(_ST_MODE)がセットされているか否かが判定
され、フラグ(_ST_MODE)がセットされていれ
ば、ステップ402へ進み、リセットされていれば、ス
テップ404へ進む。
制御は、図7に示されているように、ステップ400に
おいて、スタートモードであることを示すためのフラグ
(_ST_MODE)がセットされているか否かが判定
され、フラグ(_ST_MODE)がセットされていれ
ば、ステップ402へ進み、リセットされていれば、ス
テップ404へ進む。
【0037】ステップ402においては、オープンルー
プ制御でのスタートモード時の噴射時期補正量を演算す
る。ここで、スタートモード時の噴射時期補正量は、前
述した如く、エンジン回転数Nとエンジン冷却水の温度
TWに対して適切な噴射時期補正量をマップデータとし
てROMに格納しておき、入力されたNとTWからこの
マップデータに基づいて噴射時期補正量を算出するよう
になっている。また、ステップ404においては、オー
プンループ制御状態での通常走行モード時の噴射時期補
正量を演算する。この通常走行モード時の噴射時期補正
量も、走行状態での噴射時期補正量をマップデータとし
て予めROMに格納しておき、このマップデータに基づ
いてNとTWから補正量を算出するようになっている。
プ制御でのスタートモード時の噴射時期補正量を演算す
る。ここで、スタートモード時の噴射時期補正量は、前
述した如く、エンジン回転数Nとエンジン冷却水の温度
TWに対して適切な噴射時期補正量をマップデータとし
てROMに格納しておき、入力されたNとTWからこの
マップデータに基づいて噴射時期補正量を算出するよう
になっている。また、ステップ404においては、オー
プンループ制御状態での通常走行モード時の噴射時期補
正量を演算する。この通常走行モード時の噴射時期補正
量も、走行状態での噴射時期補正量をマップデータとし
て予めROMに格納しておき、このマップデータに基づ
いてNとTWから補正量を算出するようになっている。
【0038】その後、ステップ406へ進み、上記補正
量を加味してその時のエンジン状態に対して最適となる
目標噴射時期をタイマピストン位置の制御量(TPSO
PEN)として前述した如く演算する。
量を加味してその時のエンジン状態に対して最適となる
目標噴射時期をタイマピストン位置の制御量(TPSO
PEN)として前述した如く演算する。
【0039】そして、ステップ94で制御量が演算され
た後は、ステップ104へ進み、制御量に応じた駆動パ
ルスをTCV31へ出力する。
た後は、ステップ104へ進み、制御量に応じた駆動パ
ルスをTCV31へ出力する。
【0040】ところで、ステップ78において、噴射時
期制御不能フラグ(_IT_NG)がセットされている
と判定された場合には、ステップ106、108へ進
み、噴射時期をオープンループ制御からフィードバック
制御に復帰させるための判定をおこなう。即ち、ステッ
プ106において、|TPSSOL−TPSIST|が
所定の復帰判定値(REF_FB_IT_OK:例え
ば、2mm)より小さいか否かを判定し、ステップ10
8において、噴射時期サーボを復帰可能と判定するタイ
マカウンタ(DCT_IT_OK)が所定時間(T_F
B_IT_OK:例えば、5sec)以上計時したか否
かを判定する。
期制御不能フラグ(_IT_NG)がセットされている
と判定された場合には、ステップ106、108へ進
み、噴射時期をオープンループ制御からフィードバック
制御に復帰させるための判定をおこなう。即ち、ステッ
プ106において、|TPSSOL−TPSIST|が
所定の復帰判定値(REF_FB_IT_OK:例え
ば、2mm)より小さいか否かを判定し、ステップ10
8において、噴射時期サーボを復帰可能と判定するタイ
マカウンタ(DCT_IT_OK)が所定時間(T_F
B_IT_OK:例えば、5sec)以上計時したか否
かを判定する。
【0041】ステップ106において|TPSSOL−
TPSIST|がREF_FB_IT_OK以上である
と判定された場合、|TPSSOL−TPSIST|が
REF_FB_IT_OKより小さい場合でもステップ
106においてタイマカウンタ(DCT_IT_OK)
がT_FB_IT_OKより短いと判定された場合に
は、噴射時期制御をフィードバック制御に切り換えるの
は適当でないので、ステップ106からはタイマカウン
タのリセット処理(ステップ110)を介して、また、
ステップ108からは直接ステップ92へ進む。
TPSIST|がREF_FB_IT_OK以上である
と判定された場合、|TPSSOL−TPSIST|が
REF_FB_IT_OKより小さい場合でもステップ
106においてタイマカウンタ(DCT_IT_OK)
がT_FB_IT_OKより短いと判定された場合に
は、噴射時期制御をフィードバック制御に切り換えるの
は適当でないので、ステップ106からはタイマカウン
タのリセット処理(ステップ110)を介して、また、
ステップ108からは直接ステップ92へ進む。
【0042】これに対して、ステップ106及びステッ
プ108の条件を満たしている場合には、ステップ11
2へ進み、噴射時期制御不能フラグ(_IT_NG)を
リセットしてステップ100以降の処理に進み、フィー
ドバック制御に戻る。
プ108の条件を満たしている場合には、ステップ11
2へ進み、噴射時期制御不能フラグ(_IT_NG)を
リセットしてステップ100以降の処理に進み、フィー
ドバック制御に戻る。
【0043】以上の処理をまとめると、フィードバック
制御からオープループ制御に移行する場合は、図8
(a)に示されるように、スタータを作動させるスイ
ッチ(ST SW)がOFFであり(始動時のスタータ
作動操作を終了した後であり)、エンジン回転数が所定
回転数(N_IT_OPEN)以下となった場合、タ
イマポジションセンサが故障した場合、または、エン
ジン回転数Nが所定回転数(N_IT_DAIG)以上
であり、水温TWが所定温度(TW_IT_WAX)よ
り高く、目標タイマピストン位置と実タイマピストン位
置との差が所定量より大きく、且つ、これらの条件が所
定時間(5秒)以上継続した場合である。
制御からオープループ制御に移行する場合は、図8
(a)に示されるように、スタータを作動させるスイ
ッチ(ST SW)がOFFであり(始動時のスタータ
作動操作を終了した後であり)、エンジン回転数が所定
回転数(N_IT_OPEN)以下となった場合、タ
イマポジションセンサが故障した場合、または、エン
ジン回転数Nが所定回転数(N_IT_DAIG)以上
であり、水温TWが所定温度(TW_IT_WAX)よ
り高く、目標タイマピストン位置と実タイマピストン位
置との差が所定量より大きく、且つ、これらの条件が所
定時間(5秒)以上継続した場合である。
【0044】また、オープループ制御からフィードバッ
ク制御に移行する場合は、図8(b)に示されるよう
に、スタータを作動させるスイッチがONになるかエン
ジン回転数が所定回転より高くなり、タイマポジション
センサが正常作動しており、目標タイマピストン位置と
実タイマピストン位置との差が所定量より小さくなり、
且つ、これらの条件が所定期間(5秒)以上継続した場
合である。
ク制御に移行する場合は、図8(b)に示されるよう
に、スタータを作動させるスイッチがONになるかエン
ジン回転数が所定回転より高くなり、タイマポジション
センサが正常作動しており、目標タイマピストン位置と
実タイマピストン位置との差が所定量より小さくなり、
且つ、これらの条件が所定期間(5秒)以上継続した場
合である。
【0045】したがって、図9の実線で示されるよう
に、極低回転域においてもポンプ室圧が高く設定されて
いれば、始動時においても噴射時期のフィードバック制
御が可能になることから、本発明では、始動時において
エンジン回転数NがN_IT_OPENより小さい場合
でも、ステップ80からステップ84へ移行するので、
始動時での極低回転域でオープンループ制御に移行して
しまうことがなくなり、フィードバック制御が維持され
る。したがって、極低回転時においてエンジン回転数セ
ンサの出力レベルが小さ過ぎてコントロールユニットで
認識できない場合、即ち、エンジン回転数センサの出力
をもってオープンループへの切換判定を行ったのでは制
御精度が悪くなる場合でも、本発明によれば、TPSI
STをTPSSOLに追従させるフィードバック制御が
維持されるので、始動時の制御精度を高めることができ
る。また、始動時には、N_IT_OPEN以下の回転
領域でもフィードバック制御を確保できることから排気
対策に対応することができる。そして、このような始動
時でのフィードバック制御を経て一旦エンジン回転数が
高くなった後に、何らかの都合でエンジン回転数がN_
IT_OPEN以下となれば、ステップ82からステッ
プ92へ移行し、オープンループ制御がおこなわれる。
に、極低回転域においてもポンプ室圧が高く設定されて
いれば、始動時においても噴射時期のフィードバック制
御が可能になることから、本発明では、始動時において
エンジン回転数NがN_IT_OPENより小さい場合
でも、ステップ80からステップ84へ移行するので、
始動時での極低回転域でオープンループ制御に移行して
しまうことがなくなり、フィードバック制御が維持され
る。したがって、極低回転時においてエンジン回転数セ
ンサの出力レベルが小さ過ぎてコントロールユニットで
認識できない場合、即ち、エンジン回転数センサの出力
をもってオープンループへの切換判定を行ったのでは制
御精度が悪くなる場合でも、本発明によれば、TPSI
STをTPSSOLに追従させるフィードバック制御が
維持されるので、始動時の制御精度を高めることができ
る。また、始動時には、N_IT_OPEN以下の回転
領域でもフィードバック制御を確保できることから排気
対策に対応することができる。そして、このような始動
時でのフィードバック制御を経て一旦エンジン回転数が
高くなった後に、何らかの都合でエンジン回転数がN_
IT_OPEN以下となれば、ステップ82からステッ
プ92へ移行し、オープンループ制御がおこなわれる。
【0046】尚、水温が燃料のワックス化を誘発する極
低温時にある場合には、ステップ86からステップ98
へ移行するので、この場合にもタイマ制御系をエラーと
判定せず、そのままフィードバック制御が継続され、T
CVへの通電によって生じるソレノイド36の熱を噴射
ポンプのハウジングやTCVに通じる燃料通路内の燃料
に供給し、ワックス化の早期解消を図る。また、ワック
ス化が発生する低温時ではステップ88、90で示すタ
イマ制御系の異常判定を行わないが、ワックス化が終了
する水温域に達した場合には、従来通りのタイマ制御系
の異常判定(ステップ88、90)が行われるので、タ
イマ制御系に異常があれば、オープンループ制御に移行
する。万一、ワックス化が生じる低温時にタイマ制御系
に異常が生じても、ワックス化が発生する温度は極低温
であり、エンジン始動後に上述した制御が行われれば短
時間でステップ86のしきい値を上回るので、ワックス
化が解消された後にタイマ制御系の異常判定をおこなっ
ても何ら支障はない。
低温時にある場合には、ステップ86からステップ98
へ移行するので、この場合にもタイマ制御系をエラーと
判定せず、そのままフィードバック制御が継続され、T
CVへの通電によって生じるソレノイド36の熱を噴射
ポンプのハウジングやTCVに通じる燃料通路内の燃料
に供給し、ワックス化の早期解消を図る。また、ワック
ス化が発生する低温時ではステップ88、90で示すタ
イマ制御系の異常判定を行わないが、ワックス化が終了
する水温域に達した場合には、従来通りのタイマ制御系
の異常判定(ステップ88、90)が行われるので、タ
イマ制御系に異常があれば、オープンループ制御に移行
する。万一、ワックス化が生じる低温時にタイマ制御系
に異常が生じても、ワックス化が発生する温度は極低温
であり、エンジン始動後に上述した制御が行われれば短
時間でステップ86のしきい値を上回るので、ワックス
化が解消された後にタイマ制御系の異常判定をおこなっ
ても何ら支障はない。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
運転始動時の低回転時には、噴射時期装置(タイマ制御
系)をエラーとは判定せず、フィードバック制御を維持
するようにしたので、図9の実線で示されるポンプ室圧
特性を有する燃料噴射装置を用いた場合には、始動時で
の噴射時期の制御精度が向上すると共に排気対策に対応
しやすくなる。
運転始動時の低回転時には、噴射時期装置(タイマ制御
系)をエラーとは判定せず、フィードバック制御を維持
するようにしたので、図9の実線で示されるポンプ室圧
特性を有する燃料噴射装置を用いた場合には、始動時で
の噴射時期の制御精度が向上すると共に排気対策に対応
しやすくなる。
【図1】この発明に係る燃料噴射ポンプの概略構成例を
示す図である。
示す図である。
【図2】この発明に係る燃料噴射ポンプのタイマ装置を
示す拡大断面図である。
示す拡大断面図である。
【図3】燃料噴射時期の制御例を示す概略ダイアグラム
である。
である。
【図4】コントロールユニットによる燃料噴射時期の制
御例を示すフローチャートである。
御例を示すフローチャートである。
【図5】図4に示す処理のうち、ステップ74に示すモ
ード設定処理の具体例を示すフローチャートである。
ード設定処理の具体例を示すフローチャートである。
【図6】図4に示す処理のうち、ステップ76に示す目
標噴射時期の演算処理例を示すフローチャートである。
標噴射時期の演算処理例を示すフローチャートである。
【図7】図4に示す処理のうち、ステップ94に示すオ
ープンループでの制御量演算例を示すフローチャートで
ある。
ープンループでの制御量演算例を示すフローチャートで
ある。
【図8】図8(a)は、フィードバック制御からオープ
ンループ制御への切替判定を示すロジック図であり、図
8(b)は、オープンループ制御からフィードバック制
御への切替判定を示すロジック図である。
ンループ制御への切替判定を示すロジック図であり、図
8(b)は、オープンループ制御からフィードバック制
御への切替判定を示すロジック図である。
【図9】エンジン回転数に対するポンプ室圧の特性を示
す線図である。
す線図である。
1 燃料噴射ポンプ 5 ポンプ室 25 タイマ装置 27 タイマピストン 31 タイミングコントロールバルブ 37 タイマポジションセンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ室内の燃料をタイマピストンに作
用させ、前記タイマピストンに作用する圧力を調節して
燃料噴射開始時期を調節するタイマ装置と、 前記タイマピストンの実位置を検出するタイマ位置検出
手段と、 タイマピストンの目標位置を設定するタイマ目標位置設
定手段と、 前記タイマピストンの実位置を前記目標位置に近づける
よう前記タイマ装置をフィードバック制御するフィード
バック制御手段と、 タイマ制御系に異常が発生したことを判定する異常判定
手段と、 前記異常判定手段によって異常が発生したと判定された
場合に、前記タイマ装置をオープンループ制御するオー
プンループ制御手段と、 運転始動時であることを判定する始動時判定手段と、 前記始動時判定手段により運転始動時であると判定され
た場合に前記異常判定手段による異常との判定を中止
し、且つ、前記フィードバック制御を維持する制御手段
とを備えたことを特徴とする燃料噴射装置の噴射時期調
整装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6209131A JPH0861128A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 燃料噴射装置の噴射時期調整装置 |
| US08/510,536 US5531204A (en) | 1994-08-10 | 1995-08-02 | Injection timing device for fuel injection system |
| DE69503327T DE69503327T2 (de) | 1994-08-10 | 1995-08-04 | Einrichtung zur Verstellung des Förderbeginnes eines Brennstoffeinspritzsystems |
| EP95305453A EP0697511B1 (en) | 1994-08-10 | 1995-08-04 | Injection timing device for fuel injection system |
| KR1019950024684A KR0144603B1 (ko) | 1994-08-10 | 1995-08-10 | 연료분사장치의 분사시기 조정장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6209131A JPH0861128A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 燃料噴射装置の噴射時期調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861128A true JPH0861128A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16567807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6209131A Pending JPH0861128A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | 燃料噴射装置の噴射時期調整装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5531204A (ja) |
| EP (1) | EP0697511B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0861128A (ja) |
| KR (1) | KR0144603B1 (ja) |
| DE (1) | DE69503327T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040048721A (ko) * | 2002-12-04 | 2004-06-10 | 현대자동차주식회사 | 초기 듀티 제어에 의한 진각 분사시기 제어방법 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3594366B2 (ja) * | 1995-06-30 | 2004-11-24 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの燃料噴射時期制御装置 |
| JP3166616B2 (ja) * | 1996-06-11 | 2001-05-14 | トヨタ自動車株式会社 | 電子制御ディーゼル機関の噴射制御装置 |
| JP3572433B2 (ja) * | 1997-01-31 | 2004-10-06 | 日産自動車株式会社 | ディーゼルエンジン用燃料噴射ポンプの燃料噴射時期制御装置 |
| JPH10274059A (ja) * | 1997-03-28 | 1998-10-13 | Zexel Corp | 分配型燃料噴射装置のタイマ装置 |
| JP2000345903A (ja) * | 1999-06-01 | 2000-12-12 | Isuzu Motors Ltd | 電子燃料噴射装置 |
| DE102016208086A1 (de) * | 2016-05-11 | 2017-11-16 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Regelung eines Injektors zur Einspritzung von Kraftstoff |
Family Cites Families (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS551418A (en) * | 1978-06-16 | 1980-01-08 | Diesel Kiki Co Ltd | Injection timing device for distribution-type fuel injection pump |
| US4397285A (en) * | 1981-07-15 | 1983-08-09 | Physics International Company | Closed loop diesel engine control |
| JPS58172437A (ja) * | 1982-04-02 | 1983-10-11 | Toyota Motor Corp | デイ−ゼルエンジンの燃料噴射量制御装置 |
| JPS5939942A (ja) * | 1982-08-30 | 1984-03-05 | Toyota Motor Corp | デイ−ゼルエンジンの燃料噴射制御装置 |
| US4476837A (en) * | 1982-12-07 | 1984-10-16 | Stanadyne, Inc. | Method and system for fuel injection timing |
| JPS59215931A (ja) * | 1983-05-24 | 1984-12-05 | Diesel Kiki Co Ltd | 燃料噴射ポンプの進角制御装置 |
| JPS60184944A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-20 | Toyota Motor Corp | 電子制御デイ−ゼルエンジンの気筒別燃料噴射量制御方法 |
| JPS60259732A (ja) * | 1984-05-09 | 1985-12-21 | Diesel Kiki Co Ltd | 分配型燃料噴射ポンプの噴射時期調整装置 |
| FR2569774B1 (fr) * | 1984-09-06 | 1986-09-05 | Cav Roto Diesel | Perfectionnements aux pompes d'injection de combustible pour moteur a combustion interne |
| DE3729636A1 (de) * | 1987-09-04 | 1989-03-16 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur steuerung der zeit der kraftstoffhochdruckfoerderung einer kraftstoffeinspritzpumpe |
| US5263457A (en) * | 1989-12-06 | 1993-11-23 | Robert Bosch Gmbh | Fuel injection pump for internal combustion engines |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP6209131A patent/JPH0861128A/ja active Pending
-
1995
- 1995-08-02 US US08/510,536 patent/US5531204A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-04 EP EP95305453A patent/EP0697511B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-08-04 DE DE69503327T patent/DE69503327T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-10 KR KR1019950024684A patent/KR0144603B1/ko not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040048721A (ko) * | 2002-12-04 | 2004-06-10 | 현대자동차주식회사 | 초기 듀티 제어에 의한 진각 분사시기 제어방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0697511A3 (en) | 1997-02-26 |
| DE69503327T2 (de) | 1999-04-08 |
| EP0697511B1 (en) | 1998-07-08 |
| US5531204A (en) | 1996-07-02 |
| EP0697511A2 (en) | 1996-02-21 |
| KR0144603B1 (ko) | 1998-08-17 |
| DE69503327D1 (de) | 1998-08-13 |
| KR960008018A (ko) | 1996-03-22 |
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