[go: up one dir, main page]

JPH0853595A - ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物 - Google Patents

ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物

Info

Publication number
JPH0853595A
JPH0853595A JP21192894A JP21192894A JPH0853595A JP H0853595 A JPH0853595 A JP H0853595A JP 21192894 A JP21192894 A JP 21192894A JP 21192894 A JP21192894 A JP 21192894A JP H0853595 A JPH0853595 A JP H0853595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acrylic
bromine
elastomer
iodine
acrylic elastomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21192894A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Minamino
悦男 南野
Yoshiko Mori
芳子 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP21192894A priority Critical patent/JPH0853595A/ja
Publication of JPH0853595A publication Critical patent/JPH0853595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度、圧縮永久歪等の物理的性質及び
耐熱性、加工性に優れた成形品を付与し得る架橋用組成
物を提供する。 【構成】 架橋サイトとしてヨウ素又は臭素を含有する
アクリルエラストマーとヨウ素又は臭素を含有するフル
オロエラストマーを含有する架橋用エラストマー組成
物、共架橋を可能にするためのヨウ素又は臭素を含有す
るアクリルエラストマー並びにヨウ素又は臭素を含有す
る架橋用モノマー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヨウ素又は臭素を含有す
るアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有す
るアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマ
ー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フルオロエラストマーは耐熱性、耐油
性、耐薬品性、耐溶剤性、耐酸化性などにすぐれ、工業
用材料その他の分野において有用である。一方、これら
の分野で汎用的に使用されるには経済性を無視すること
ができないため、卓越した性能を有しながらも飛躍的に
使用量が増加することは期待できないのが現状である。
この問題点の解決のため、あるいはフルオロエラストマ
ーの短所である低温可撓性の改良あるいは比重の軽減の
ため、種々の共架橋用ブレンド組成物が開発されてい
る。
【0003】また、アクリルエラストマーは耐熱性、耐
油性、耐寒性などの諸性質と価格面とのバランスが優れ
ているため、耐熱・耐油性ゴム材料として重要である
が、連続適用温度が150℃とフルオロエラストマーの
連続適用温度である230℃よりも低く、使用部位によ
ってはその応用が制限される。実際の工業用用途、とく
に自動車用においては、前記適用温度の中間的な耐熱性
が要求される環境が拡大しており、フルオロエラストマ
ーとアクリルエラストマーとの間の特性を有するエラス
トマー材料が必要とされている。
【0004】そこでアクリルエラストマーとフルオロエ
ラストマーの特性を兼ね備えた材料を開発すべくアクリ
ルエラストマーとフルオロエラストマーを単純にブレン
ドしたり、添加剤を用いたりする方法が報告されている
が、機械的強度、圧縮永久歪等の物理的性質及び耐熱性
等の点で不十分であつた。
【0005】又、フルオロエラストマーとアクリルエラ
ストマーとの混合については、特開昭52−40558
号公報、特開昭53−146752号公報、特開昭54
−101847号公報、特開昭54−154446号公
報、特開昭54−156052号公報、特開昭55−2
3128号公報、特開昭58−63740号公報などに
おいて、フルオロエラストマーとアクリルエラストマー
の双方を架橋させる架橋剤を選択し、2種のポリマーの
物性値の低下を防止し、また加工性を改良する試みがな
されている。
【0006】しかしながらアクリルエラストマーの一般
的な架橋系はフルオロエラストマーの一般的な架橋系と
共存することは困難であり、ブレンド物における架橋速
度には勾配が生じる為に物性低下を防止する効果は十分
とはいえない。フルオロエラストマーとアクリルエラス
トマーのブレンド物の諸性質を最大限に発現させるため
には均一な共架橋を施すことが必要であるが、このよう
な望ましいブレンドは従来にはなかった。これらを改良
するものとして例えば特開平6−41379号公報には
過酸化物架橋は、フルオロエラストマーの場合に特に高
品質の架橋が得られる架橋系であり、フッ素を含有しな
いゴム(例えばアクリル酸エステルゴム)との混合物が
共架橋に適したものであるためには、このフッ素を含有
しないゴムも過酸化物架橋が可能なものでなければなら
ず、架橋系に関するその反応性はフルオロエラストマー
のものと同等でなければならないとしてアクリルエラス
トマー側に共重合可能な多官能性のポリビニル化合物、
ポリアリル化合物、シアヌル酸トリアリル化合物等を利
用する技術が開示されているが、この方法ではアクリル
エラストマー側の部分的な架橋のために成形加工が困難
であり、実用上において問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は機械的
強度、圧縮永久歪等の物理的性質及び耐熱性、加工性に
優れた成形品を付与し得る架橋用組成物を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は架橋サイトとし
てヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマーとヨ
ウ素又は臭素を含有するフルオロエラストマー(前記ア
クリルエラストマーを除く)を含有する架橋用エラスト
マー組成物に係る。
【0009】また本発明は共架橋を可能にするためのヨ
ウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びにヨ
ウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマーにも
係る。
【0010】本発明は既存のアクリルエラストマーに代
えてヨウ素あるいは臭素を含有するアクリルエラストマ
ー(以下I−ACM,Br−ACMと記す)とヨウ素あ
るいは臭素を含有するフルオロエラストマーを用い、更
にパーオキサイド架橋で均一な架橋密度のアクリルエラ
ストマー、フルオロエラストマーのブレンド物を得るこ
とによって機械的強度、圧縮永久歪等の物理的性質及び
耐熱性、加工性に優れた成形品を付与し得る架橋用組成
物を提供することができる。
【0011】本発明におけるヨウ素又は臭素を含有する
アクリル系架橋用モノマーは下記式(1)、(2)又は
(3)で表される。 (1) X(CH2CF2CF2O)i〔CF(CF3)C
2O〕jRfCOO(CH2)kCH=CH2 X=IまたはBr、i=0〜2、j=0〜2、k=0〜2、
Rf=−CF(CF3)−または−CH2CF2− (2) X(CH2)n(CF2)p(CH2)qOCOCR
=CH2 X=IまたはBr、R=H、FあるいはCH3、n=0〜
3、p=1〜4、q=0〜2、n+q≧1 (3) X(CH2)n(CF2)p(CH2)qO(C
2)rCH=CH2 X=IまたはBr、n=0〜3、p=1〜4、q=0〜2、
r=0〜2、n+q≧1
【0012】本発明においては式(4)〜(6)のアク
リル系架橋用モノマーの少なくとも1種と、式(7)の
アクリルモノマーを共重合させることによりヨウ素又は
臭素を含有するアクリルエラストマーを得ることができ
る。
【0013】(4) X(CH2CF2CF2O)i〔CF
(CF3)CF2O〕jRfCOO(CH2)kCH=CH2 X=IまたはBr、i=0〜2、j=0〜2、k=0〜2、
Rf=−CF(CF3)−または−CH2CF2− (5) X(CH2)n(CF2)s(CH2)qOCOCR
=CH2 X=IまたはBr、R=H、FあるいはCH3、n=0〜
3、s=0〜4、q=0〜2、n+q≧1 (6) X(CH2)n(CF2)s(CH2)qO(C
2)rCH=CH2 X=IまたはBr、n=0〜3、s=0〜4、q=0〜2、
r=0〜2、n+q≧1 (7) CH2=C(R1)COOR21はH、F又はCH3、R2は炭素数1〜8のアルキル
基もしくはアルコキシとアルキルの合計の炭素数が1〜
8のアルコキシ基置換アルキル基、あるいは−CH
2(CF2)tYで表される炭素数1〜9のフルオロアル
キル基、t=1〜8の整数、YはH又はFを示す。
【0014】式(4)のモノマーの具体例としてはIC
2CF2COOCH2CH=CH2,BrCH2CF2CO
OCH=CH2,ICH2CF2CF2OCF(CF3)C
2OCF(CF3)COOCH=CH2等を挙げること
ができる。
【0015】式(5)のモノマーの具体例としてはIC
2CF2CF2CF2CH2CH2OCOCH=CH2,Br
CF2CF2CF2CF2CH2CH2OCOCH=CH2
ICF2CF2CH2CH2OCOCH=CH2,ICH2
2OCOCF=CH2,ICH2CH2OCOCH=CH
2等を挙げることができる。
【0016】式(6)のモノマーの具体例としてはIC
2CF2CF2CF2CH2CH2OCH2CH=CH2,B
rCF2CF2CF2CF2CH2CH2OCH2CH=C
2,ICH2CH2OCH2CH=CH2等を挙げること
ができる。
【0017】式(4)のモノマーの合成方法としては例
えば2,2−ジフルオロ−3−ヨードプロピオニルフル
オライド(ICH2CF2COF)とアリルアルコールを
室温〜50℃で混合し脱フッ酸反応する方法を挙げるこ
とができる。ICH2CF2COFの製法については、特
開昭62−12734号に記述されている。
【0018】式(5)のモノマーの合成方法としては例
えば2−ヨードエタノール(ICH2CH2OH)とアク
リル酸をベンゼン溶液中で濃硫酸を触媒とし、ベンゼン
還流温度で、脱水反応する方法を挙げることができる。
【0019】式(6)のモノマーの合成方法としては例
えば2−ヨードエタノールとアリルアルコールを上記と
同様の方法で脱水反応する方法を挙げることができる。
【0020】式(7)のアクリルモノマーの具体例とし
ては例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、
プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、2−メト
キシエチルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレ
ート、5フッ化プロピルアクリレート、4フッ化プロピ
ルアクリレート、8フッ化ペンチルアクリレート、これ
らの相当する各メタアクリレート、各α−フルオロアク
リレート等を挙げることができる。
【0021】これらヨウ素又は臭素を含有するモノマー
の使用量としては得られるアクリルエラストマー中のヨ
ウ素又は臭素の含有量が0.01〜10重量%、好まし
くは0.1〜3重量%となるようにする。アクリルエラ
ストマー中のヨウ素あるいは臭素の含有量が0.01重
量%未満では架橋不足となり、得られるアクリルエラス
トマーの引張強度が劣り、10重量%を越えると架橋が
過剰となり、伸びが充分でない。また(メタあるいはα
−F)アクリルモノマーの代りに、これらと共重合しう
る他の単量体成分を共重合させてもよい。具体的には約
30モル%程度迄で、かかる単量体としてはエチレン、
プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニ
トリル、酢酸ビニル、エチルビニルエーテル、ブチルビ
ニルエーテル、スチレンなどを挙げることができる。ア
クリルエラストマーのムーニー粘度 MLl+10100℃は1
0〜150の範囲が好ましく、分子量は約3万〜200
万の範囲が好ましい。
【0022】本発明においてヨウ素あるいは臭素を含有
するフルオロエラストマーとしては例えばビニリデンフ
ルオライド/ヘキサフルオロプロピレン系、ビニリデン
フルオライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオ
ロプロピレン系、ビニリデンフルオライド/クロロトリ
フルオロエチレン系等のビニリデンフルオライド系の共
重合体、テトラフルオロエチレン/プロピレン系、ヘキ
サフルオロプロピレン/エチレン系、例えばビニリデン
フルオライド/テトラフルオロエチレン/パーフルオロ
(アルキルビニルエーテル)等のフルオロ(アルキルビ
ニルエーテル)(複数個のエーテル結合を含むものも包含
する)/オレフイン系の共重合体、フルオロホスフアゼ
ンゴムなどが挙げられ、又これらのうち、ビニリデンフ
ルオライド/ヘキサフルオロプロピレン系、ビニリデン
フルオライド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオ
ロプロピレン系のエラストマーが好ましい。
【0023】フルオロエラストマーのヨウ素又は臭素含
有量は0.001〜10重量%であり、好ましくは0.0
5〜3重量%である。本発明においてアクリルエラスト
マーとフルオロエラストマー(前記アクリルエラストマ
ーを除く)の割合はアクリルエラストマー/フルオロエ
ラストマーが重量比で10〜90/90〜10が好まし
い。
【0024】本発明において使用される有機過酸化物架
橋剤としては一般には熱や酸化還元系の存在で容易にパ
ーオキシラジカルを発生するものが良く、例えば1,1
−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、2,5−ジメチルヘキサン−2,5−
ジヒドロキシパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシ
ド、t−ブチルクミルパーオキシド、ジクミルパーオキ
シド、α,α'−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジ
イソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ
(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、
ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーオキシベンゼ
ン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−
ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなどを例示
することができる。就中、好ましいものはジアルキルタ
イプの化合物である。一般に活性酸素の量、分解温度な
どから種類ならびに使用量が選ばれる。使用量は通常、
ポリマー(アクリルエラストマーとフルオロエラストマ
ーの合計)100部(重量部を示す)に対して0.05
〜10部程度であるが、好ましくは1〜5部である。
【0025】また、有機過酸化物化合物を用いるとき
は、架橋助剤もしくは共架橋剤を適宜併用することによ
り著しい効果がみられる。この架橋助剤もしくは共架橋
剤は、パーオキシラジカルとポリマーラジカルとに対し
て反応活性を有するものであれば原則的に有効であっ
て、特に種類は制限されない。好ましいものとしては、
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレー
ト、トリアクリルホルマール、トリアリルトリメリテー
ト、N,N'−m−フェニレンビスマレイミド、ジプロパ
ルギルテレフタレート、ジアリルフタレート、テトラア
リルテレフタールアミド、トリアリルホスフェートなど
が挙げられる。使用量は、ポリマー 100部に対して
0.1〜10部が好ましく、より好ましくは0.5〜5部
の割合である。
【0026】本発明においては更に必要に応じて充填
剤、加工助剤、酸化防止剤、老化防止剤、オゾン劣化防
止剤、紫外線吸収剤等を加えることができる。
【0027】充填剤としては酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化チタン、酸化珪素、酸化アルミニウム等
の金属酸化物、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、炭酸マグネシ
ウム、炭酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム等の炭酸塩、珪酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪
酸ナトリウム、珪酸アルミニウム等の珪酸塩、硫酸アル
ミニウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の硫酸塩、
合成ハイドロタルサイト、二硫化モリブデン、硫化鉄、
硫化銅等の金属硫化物、珪藻土、アスベスト、リトポン
(硫化亜鉛/硫酸バリウム)、グラファイト、カーボン
ブラック、フッ化カーボン、フッ化カルシウム、コーク
ス等が挙げられる。
【0028】加工助剤としてはステアリン酸、オレイン
酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の高級脂肪酸、ステア
リン酸ナトリウム、ステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸
塩、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド等の高級脂
肪酸アミド、オレイン酸エチル等の高級脂肪酸エステ
ル、ステアリルアミン、オレイルアミン等の高級脂肪族
アミン、カルナバワックス、セレシンワックス等の石油
系ワックス、エチレングリコール、グリセリン、ジエチ
レングリコール等のポリグリコール、ワセリン、パラフ
イン等の脂肪族炭化水素、シリコーン系オイル、シリコ
ーン系ポリマー、低分子量ポリエチレン、フタル酸エス
テル類、燐酸エステル類、ロジン、(ハロゲン化)ジア
ルキルアミン、(ハロゲン化)ジアルキルスルフォン、
界面活性剤等が挙げられる。
【0029】酸化防止剤、老化防止剤、オゾン劣化防止
剤としては2,5−ジ−t−アミルハイドロキノリン等
のフエノール系、2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン等のアミン−ケトン系、4,4'−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)ジフェニルアミン等の芳
香族第2級アミン系などの化合物を挙げることができ
る。
【0030】紫外線吸収剤としては2,4−ジヒドロキ
シベンゾフエノン等のベンゾフエノン系、ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート等
のアミン系、2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系な
どの化合物を挙げることができる。
【0031】本発明の組成物の製造方法としては、通常
の混合装置が用いられ、アクリルエラストマーとフルオ
ロエラストマー及び配合剤をオープンロールにて混練り
する方法、密閉式混合機等を用いる方法、エマルジョン
混合からの共凝析する方法等が挙げられる。
【0032】本発明の組成物は各種用途を有し、例えば
自動車、船舶、航空機などの輸送機関における耐油、耐
薬品、耐熱、耐スチーム、あるいは耐候用のパッキン
グ、O−リング、ホース、その他のシール材、ダイヤフ
ラム、バルブに、また化学プラントにおける同様のパッ
キング、O−リング、シール材、ダイヤフラム、バル
ブ、ホース、ロール、チューブ、耐薬品用コーティン
グ、ライニングに、食品プラント機器および食品機器
(家庭用品を含む)における同様のパッキング、O−リ
ング、ホース、シール材、ベルト、ダイヤフラム、バル
ブ、ロール、チューブに、原子力プラント機器における
同様のパッキング、O−リング、ホース、シール材、ダ
イヤフラム、バルブ、チューブに、一般工業部品におけ
る同様のパッキング、O−リング、ホース、シール材、
ダイヤフラム、バルブ、ロール、チューブ、ライニン
グ、マンドレル、電線、フレキシブルジョイント、ベル
ト、ゴム板、ウエザーストリップ、PPC複写機のロー
ルブレードなどへの用途に好適である。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて説明する。尚、単に部
又は%とあるのは重量部又は重量%を示す。
【0034】実施例1 アクリル系架橋用モノマーの合
成 ICH2CF2COOCH2CH=CH2 (1) 200ccのフラスコにアリルアルコール 44gを仕込
み、45℃〜50℃でICH2CF2COF 182gを4
5分間かけて滴下したのち、1時間反応させた。これを
飽和重炭酸ナトリウム水溶液と純水で、洗浄を数回繰り
返し、分液漏斗で分離した。分離したアリルエステルは
精留する必要はなく、高純度のものが得られた。 (生成物) 収量(g) 188 収率(%) 81.7 純度(%) 96.0 副生成物 なし NMRチャート 図1及び図2 GCMS スペクトル 図3
【0035】実施例2 温度計、撹拌機、窒素導入管および減圧装置を備えたセ
パラブルフラスコ中に、水 400部、重炭酸ナトリウ
ム 0.2部、ドデシル硫酸ナトリウム 1部、ノニポー
ル200(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル)1部及び下記表1の単量体混合物100部を仕込
み、脱気、窒素置換を繰り返しつつ系内の酸素を十分に
除去した後、ハイドロサルファイトナトリウム 0.01
部、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート 0.
002部及び第3ブチルハイドロパーオキシド 0.00
5部を加え35℃で重合反応を開始させた。重合転化率
が95〜99%の範囲内になるよう6時間反応した後、
反応物を塩析し、十分水洗、乾燥しアクリルエラストマ
ーを得た。得られたアクリルエラストマーは、ポリマー
100部、ステアリン酸 1部、MAFカーボン 50
部、老化防止剤 0.5部、パーオキサイド 1.5部、ト
リアリルイソシアヌレート 4部をロールで混練した。
この混合物を170℃×20minプレス架橋および18
0℃×4hrsギヤオーブン中で2次架橋を行い、架橋物
についてJISK−6301に準じて、物性を測定し
た。結果を同様表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】実施例3 フルオロエラストマー、アクリルエラストマー及び架橋
剤を表2〜3の記載量にて、オープンロールにより、混
練し、架橋用組成物を得た。これらを170℃で20分
間プレス架橋し、更に180℃で4時間オーブン架橋し
た。尚、ダイエルG−952はヨウ素を含有するビニリ
デンフルオライドとテトラフルオロエチレン、ヘキサフ
ルオロプロピレンの3元系共重合フルオロエラストマー
である。又P−1〜P−5は表1に示される組成、ヨウ
素含有率をもつアクリルエラストマーである。この架橋
物についてJIS K−6301に準じて、物性を測定
した。結果を表4〜5に示す。表2において *1 ダイキン工業株式会社製 ビニリデンフルオライ
ド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレ
ン3元系含ヨウ素フルオロエラストマー *2 ダイキン工業株式会社製 ビニリデンフルオライ
ド/ヘキサフルオロプロピレン2元系含ヨウ素フルオロ
エラストマー *3 ダイキン工業株式会社製 ビニリデンフルオライ
ド/ヘキサフルオロプロピレン2元系ポリオール架橋フ
ルオロエラストマー *4 ダイキン工業株式会社製 ビニリデンフルオライ
ド/テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレ
ン3元系ポリオール架橋フルオロエラストマー *5 日本ゼオン社製 活性塩素含有アクリルエラスト
マー *6 日本ゼオン社製 エポキシ含有アクリルエラスト
マー *7 東海カーボン社製 MAFタイプのカーボンブラ
ック *8 日本油脂製 パーオキサイド *9 トリアリルイソシアヌレート *10 ヘキサメチレンジアミンカーバメート *11 塩基性亜リン酸鉛 *12 高活性酸化マグネシウム *13 Uniroyal Chem 社製 老化防止剤
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【発明の効果】本発明においては機械的強度、圧縮永久
歪等の物理的性質及び耐熱性、加工性に優れた成形品を
付与し得るヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラスト
マーとヨウ素又は臭素を含有するフルオロエラストマー
を含有する架橋用組成物、並びに該組成物の構成成分で
ある共架橋を可能にするためのヨウ素又は臭素を含有す
るアクリルエラストマー、更には該アクリルエラストマ
ーの原料となるヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架
橋用モノマーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られたアクリル系架橋用モノマ
ーの1H NMRチャートである。
【図2】 実施例1で得られたアクリル系架橋用モノマ
ーの19F NMRチャートである。
【図3】 実施例1で得られたアクリル系架橋用モノマ
ーのGCMS スペクトルチャートである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)、(2)又は(3)で表される
    ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー。 (1) X(CH2CF2CF2O)i〔CF(CF3)C
    2O〕jRfCOO(CH2)kCH=CH2 X=IまたはBr、i=0〜2、j=0〜2、k=0〜2、
    Rf=−CF(CF3)−または−CH2CF2− (2) X(CH2)n(CF2)p(CH2)qOCOCR
    =CH2 X=IまたはBr、R=H、FあるいはCH3、n=0〜
    3、p=1〜4、q=0〜2、n+q≧1 (3) X(CH2)n(CF2)p(CH2)qO(C
    2)rCH=CH2 X=IまたはBr、n=0〜3、p=1〜4、q=0〜2、
    r=0〜2、n+q≧1
  2. 【請求項2】 式(1)の化合物がICH2CF2COO
    CH2CH=CH2である請求項1の架橋用モノマー。
  3. 【請求項3】 ヨウ素又は臭素を0.01〜10重量%
    含有するアクリルエラストマー。
  4. 【請求項4】 式(4)、(5)又は(6)で表される
    ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマーの
    少なくとも1種と、式(7)で表されるアクリルモノマ
    ーを共重合させて得られるヨウ素又は臭素を0.01〜
    10重量%含有するアクリルエラストマー。 (4) X(CH2CF2CF2O)i〔CF(CF3)C
    2O〕jRfCOO(CH2)kCH=CH2 X=IまたはBr、i=0〜2、j=0〜2、k=0〜2、
    Rf=−CF(CF3)−または−CH2CF2− (5) X(CH2)n(CF2)s(CH2)qOCOCR
    =CH2 X=IまたはBr、R=H、FあるいはCH3、n=0〜
    3、s=0〜4、q=0〜2、n+q≧1 (6) X(CH2)n(CF2)s(CH2)qO(C
    2)rCH=CH2 X=IまたはBr、n=0〜3、s=0〜4、q=0〜2、
    r=0〜2、n+q≧1 (7) CH2=C(R1)COOR21はH、F又はCH3、R2は炭素数1〜8のアルキル
    基もしくはアルコキシとアルキルの合計の炭素数が1〜
    8のアルコキシ基置換アルキル基、あるいは−CH
    2(CF2)tYで表される炭素数1〜9のフルオロアル
    キル基、t=1〜8の整数、YはH又はFを示す。
  5. 【請求項5】 ムーニー粘度MLl+10100℃が10〜
    150である請求項4のアクリルエラストマー。
  6. 【請求項6】 ヨウ素又は臭素を0.01〜10重量%
    含有するアクリルエラストマー及び有機過酸化物架橋剤
    及び必要に応じて架橋助剤を含有するアクリルエラスト
    マー組成物。
  7. 【請求項7】 請求項3〜5の何れかに記載のヨウ素又
    は臭素を0.01〜10重量%含有するアクリルエラス
    トマー及びヨウ素又は臭素を0.001〜10重量%含
    有するフルオロエラストマー(前記アクリルエラストマ
    ーを除く)を、重量比で10〜90/90〜10の割合
    で含有するエラストマー組成物。
  8. 【請求項8】 更に有機過酸化物架橋剤及び必要に応じ
    て架橋助剤を配合した請求項7のエラストマー組成物。
JP21192894A 1994-08-11 1994-08-11 ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物 Pending JPH0853595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21192894A JPH0853595A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21192894A JPH0853595A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0853595A true JPH0853595A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16614001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21192894A Pending JPH0853595A (ja) 1994-08-11 1994-08-11 ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0853595A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015140433A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 電気化学工業株式会社 アクリルエラストマー、アクリルエラストマー組成物および積層体
US20150259469A1 (en) * 2012-11-21 2015-09-17 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Acrylic elastomer, acrylic elastomer composition, laminate, crosslinked product, and molded article

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150259469A1 (en) * 2012-11-21 2015-09-17 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Acrylic elastomer, acrylic elastomer composition, laminate, crosslinked product, and molded article
EP2924055A4 (en) * 2012-11-21 2016-06-15 Denki Kagaku Kogyo Kk ACRYLELASTOMER, ACRYLELASTASTIC COMPOSITION, LAMINATE, NETWORKING SUBSTANCE AND MOLDING
JPWO2014080948A1 (ja) * 2012-11-21 2017-01-05 デンカ株式会社 アクリル系エラストマー、アクリル系エラストマー組成物、積層体、架橋物及び成形部材
US9550842B2 (en) * 2012-11-21 2017-01-24 Denka Company Limited Acrylic elastomer, acrylic elastomer composition, laminate, crosslinked product, and molded article
JP2015140433A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 電気化学工業株式会社 アクリルエラストマー、アクリルエラストマー組成物および積層体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3674045B2 (ja) 含フッ素トリアリルイソシアヌレート、それを含む加硫用エラストマー組成物および加硫方法
JP5952383B2 (ja) 低ガラス転移温度を有するフルオロポリエーテルエラストマー組成物
US11732073B2 (en) Fluorinated elastic copolymer, its composition and crosslinked rubber article
US4543394A (en) Fluoroelastomer having improved compression set resistance
JPH10324788A (ja) 含フッ素エラストマー組成物
JPWO1998000407A1 (ja) 含フッ素トリアリルイソシアヌレート、それを含む加硫用エラストマー組成物および加硫方法
MXPA96004997A (en) Compositions fluoroelastomeri
JP3133142B2 (ja) 架橋用組成物
KR20180004747A (ko) 플루오로엘라스토머 조성물
WO2019073934A1 (ja) 含フッ素弾性共重合体組成物、塗料、および塗装物品
KR101378422B1 (ko) 플루오로엘라스토머
JP2004509994A (ja) 金属アミン錯体含有フルオロポリマー組成物
JP2008524425A (ja) ペンダントのアミドキシム構造又はアミドラゾン構造を有するフルオロポリマー
JP4455596B2 (ja) 優れた低温特性を有するフルオロエラストマー組成物
KR20180068959A (ko) 가교물의 제조 방법 및 플루오로엘라스토머 조성물
JPH0853595A (ja) ヨウ素又は臭素を含有するアクリル系架橋用モノマー、ヨウ素又は臭素を含有するアクリルエラストマー並びに共架橋可能なエラストマー組成物
JPH10231386A (ja) ゴム組成物
JP2877975B2 (ja) シリコーンゴムパウダー含有含フッ素エラストマー加硫組成物
JP5407180B2 (ja) 含フッ素弾性共重合体
US20170022347A1 (en) Thermal Stability of FFKM Compounds
KR102669338B1 (ko) 경화성 플루오르화 중합체 조성물
JP3220509B2 (ja) 架橋用組成物
WO2020044188A1 (en) Peroxide curable highly fluorinated polymers comprising an internal fluorinated plasticizer and articles therefrom
JPH05230311A (ja) 金型離型性が改良された含フッ素エラストマー加硫組成物
JPH06329860A (ja) 弗素ゴム組成物