JPH083709A - 溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽 - Google Patents
溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽Info
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- JPH083709A JPH083709A JP14163894A JP14163894A JPH083709A JP H083709 A JPH083709 A JP H083709A JP 14163894 A JP14163894 A JP 14163894A JP 14163894 A JP14163894 A JP 14163894A JP H083709 A JPH083709 A JP H083709A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドロスを効率的に排出するとともに、めっき
槽周辺のメンテナンス等の作業性がよいめっき浴槽を実
現する。 【構成】 鋼帯1の走行経路に沿って底部6とその両側
の傾斜部7を有するめっき槽5と、浅い流路8を介して
このめっき槽5に連絡する沈殿槽9と、沈殿槽9の浴面
直下付近から汲み上げた溶融亜鉛をめっき槽5内に還流
するポンプ10を備えてなる溶融亜鉛浴槽において、沈殿
槽9をめっき槽5への鋼帯1の進入側に配置し、沈殿槽
9の浴面を仕切り板21、22で仕切り、ポンプ10の吸い込
み口を仕切り板21、22より見てめっき槽5と反対側に設
けて構成する。
槽周辺のメンテナンス等の作業性がよいめっき浴槽を実
現する。 【構成】 鋼帯1の走行経路に沿って底部6とその両側
の傾斜部7を有するめっき槽5と、浅い流路8を介して
このめっき槽5に連絡する沈殿槽9と、沈殿槽9の浴面
直下付近から汲み上げた溶融亜鉛をめっき槽5内に還流
するポンプ10を備えてなる溶融亜鉛浴槽において、沈殿
槽9をめっき槽5への鋼帯1の進入側に配置し、沈殿槽
9の浴面を仕切り板21、22で仕切り、ポンプ10の吸い込
み口を仕切り板21、22より見てめっき槽5と反対側に設
けて構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼帯等の金属ストリッ
プに連続溶融亜鉛めっきを施すめっき設備における溶融
亜鉛浴槽に関し、とくにめっき浴中に発生するドロス等
の不純物を速やかに浴槽外に排出、除去できる溶融亜鉛
浴槽に関する。
プに連続溶融亜鉛めっきを施すめっき設備における溶融
亜鉛浴槽に関し、とくにめっき浴中に発生するドロス等
の不純物を速やかに浴槽外に排出、除去できる溶融亜鉛
浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼帯等の金属ストリップに溶融亜鉛めっ
きを施すめっき設備における溶融亜鉛浴槽の一例を図5
に示す。この図はめっき浴槽を側面より見た断面図で、
1は鋼帯、2はめっき浴(溶融亜鉛)、3はシンクロー
ル、4a、4bは浴中サポートロール、5はめっき槽、11は
ボトムドロス、12はトップドロスで、左上方向からめっ
き浴2中に引き入れられた鋼帯1は、シンクロール3に
巻き付いて走行方向を転換され、浴中サポートロール4
a、4bにより形状矯正ならびに立ち上がり位置を制御さ
れ、垂直上方へ引き上げられる。
きを施すめっき設備における溶融亜鉛浴槽の一例を図5
に示す。この図はめっき浴槽を側面より見た断面図で、
1は鋼帯、2はめっき浴(溶融亜鉛)、3はシンクロー
ル、4a、4bは浴中サポートロール、5はめっき槽、11は
ボトムドロス、12はトップドロスで、左上方向からめっ
き浴2中に引き入れられた鋼帯1は、シンクロール3に
巻き付いて走行方向を転換され、浴中サポートロール4
a、4bにより形状矯正ならびに立ち上がり位置を制御さ
れ、垂直上方へ引き上げられる。
【0003】めっき槽5内では、鋼帯1、シンクロール
3および浴中サポートロール4a、4b(以下、総称して
「浴中ロール」という)等から溶出した鉄分が亜鉛と反
応してドロスと呼ばれる化合物を生成し、めっき浴2を
汚染する。ドロスは、溶融亜鉛よりも比重が大きく、め
っき槽5底部に沈降・堆積するボトムドロス11と、比重
が小さくめっき浴面上に浮遊するトップドロス12とに大
別される。
3および浴中サポートロール4a、4b(以下、総称して
「浴中ロール」という)等から溶出した鉄分が亜鉛と反
応してドロスと呼ばれる化合物を生成し、めっき浴2を
汚染する。ドロスは、溶融亜鉛よりも比重が大きく、め
っき槽5底部に沈降・堆積するボトムドロス11と、比重
が小さくめっき浴面上に浮遊するトップドロス12とに大
別される。
【0004】ドロスはめっき処理量にほぼ比例して生成
され、以下のような問題点を生じている。 1)めっき浴中のドロスが鋼帯の走行に伴って引き上げ
られ、鋼帯表面に付着して品質が低下する。 2)浴中ロールの表面にドロスが付着することにより、
鋼帯にすり疵、押し疵等が発生して品質が低下する。 3)浴中ロールの回転部にドロスが付着することによ
り、回転不良を引き起こし、鋼帯にすり疵が発生する。 4)ドロスに起因するめっき設備の短命化と、これによ
る装置の手入れ、部品の交換等のメンテナンス作業が増
加し、かつ生産性も低下する。
され、以下のような問題点を生じている。 1)めっき浴中のドロスが鋼帯の走行に伴って引き上げ
られ、鋼帯表面に付着して品質が低下する。 2)浴中ロールの表面にドロスが付着することにより、
鋼帯にすり疵、押し疵等が発生して品質が低下する。 3)浴中ロールの回転部にドロスが付着することによ
り、回転不良を引き起こし、鋼帯にすり疵が発生する。 4)ドロスに起因するめっき設備の短命化と、これによ
る装置の手入れ、部品の交換等のメンテナンス作業が増
加し、かつ生産性も低下する。
【0005】このため、ボトムドロスは一定時間の操業
ごとに汲み上げ、排出し、またトップドロスは操業中随
時かき寄せて除去、排出を行う必要があるが、これらは
いずれも溶融亜鉛直近の高熱、重筋作業であり、きわめ
て危険性が高い。このような人力によるドロス除去作業
を軽減するものとして、特開平4-154948号公報記載の溶
融亜鉛浴槽が提案されている。図6によりこれを説明す
る。
ごとに汲み上げ、排出し、またトップドロスは操業中随
時かき寄せて除去、排出を行う必要があるが、これらは
いずれも溶融亜鉛直近の高熱、重筋作業であり、きわめ
て危険性が高い。このような人力によるドロス除去作業
を軽減するものとして、特開平4-154948号公報記載の溶
融亜鉛浴槽が提案されている。図6によりこれを説明す
る。
【0006】図6はこの溶融亜鉛浴槽の側断面図で、6
はめっき槽5の底部、7(7a、7b)は傾斜部、8はめっ
き槽5と沈殿槽9をつなぐ浅い流路、10はポンプであ
る。この溶融亜鉛浴槽は、図6左側のめっき浴2と、右
側の沈殿槽9とから構成され、めっき浴2部分はシンク
ロール3に巻き付けられた鋼帯1に沿い、かつ底面とシ
ンクロール3の胴部との間に 300mm以下の間隔を保つ底
部6と、この底部6に至る安息角以上の傾斜を有する両
側の傾斜部7a、7bとから形成され、さらにめっき浴2は
浅い流路8を介して沈殿槽9に連絡し、沈殿槽9の液面
付近には、溶融亜鉛を汲み上げてめっき浴2に還流する
ポンプ10が設けられている。
はめっき槽5の底部、7(7a、7b)は傾斜部、8はめっ
き槽5と沈殿槽9をつなぐ浅い流路、10はポンプであ
る。この溶融亜鉛浴槽は、図6左側のめっき浴2と、右
側の沈殿槽9とから構成され、めっき浴2部分はシンク
ロール3に巻き付けられた鋼帯1に沿い、かつ底面とシ
ンクロール3の胴部との間に 300mm以下の間隔を保つ底
部6と、この底部6に至る安息角以上の傾斜を有する両
側の傾斜部7a、7bとから形成され、さらにめっき浴2は
浅い流路8を介して沈殿槽9に連絡し、沈殿槽9の液面
付近には、溶融亜鉛を汲み上げてめっき浴2に還流する
ポンプ10が設けられている。
【0007】このように構成することにより、めっき浴
2の部分では、鋼帯1の走行と、シンクロール3の回転
による攪拌作用でドロスの沈殿、堆積を防止し、生成さ
れるドロスは浅い流路8を介して沈殿槽9に排出してこ
ちら側に沈殿、堆積あるいは浮遊させ、液面よりやや下
のドロス分のない清浄な溶融亜鉛を沈殿槽9からめっき
浴2側へポンプ10で還流することにより、鋼帯1やシン
クロール3にはドロスの付着がなく、品質のよいめっき
処理が実現する。
2の部分では、鋼帯1の走行と、シンクロール3の回転
による攪拌作用でドロスの沈殿、堆積を防止し、生成さ
れるドロスは浅い流路8を介して沈殿槽9に排出してこ
ちら側に沈殿、堆積あるいは浮遊させ、液面よりやや下
のドロス分のない清浄な溶融亜鉛を沈殿槽9からめっき
浴2側へポンプ10で還流することにより、鋼帯1やシン
クロール3にはドロスの付着がなく、品質のよいめっき
処理が実現する。
【0008】ところで、この溶融亜鉛浴槽においては、
沈殿槽9が、鋼帯1のパスルートで見てシンクロール3
よりも出側、すなわち引き上げられる側に配置されてい
るため、設備の定期整備等で浴中ロールなどのめっき機
器を組み換える作業や、その際の鋼帯1の切断、接続作
業を行うのに足元に沈殿槽9があり、この上に足場等を
設ける必要がありきわめて危険であるという問題点があ
る。また、シンクロール3の胴長の範囲では上記のよう
なめっき槽2から沈殿槽9へ向かう流れが認められる
が、その外側、すなわち軸受部分では逆方向の戻り流が
発生し、これを防止しようとして堰等を設けるとめっき
浴2の構造が複雑となり、しかも局部的な滞留が発生し
てかえって沈殿量が増加する。
沈殿槽9が、鋼帯1のパスルートで見てシンクロール3
よりも出側、すなわち引き上げられる側に配置されてい
るため、設備の定期整備等で浴中ロールなどのめっき機
器を組み換える作業や、その際の鋼帯1の切断、接続作
業を行うのに足元に沈殿槽9があり、この上に足場等を
設ける必要がありきわめて危険であるという問題点があ
る。また、シンクロール3の胴長の範囲では上記のよう
なめっき槽2から沈殿槽9へ向かう流れが認められる
が、その外側、すなわち軸受部分では逆方向の戻り流が
発生し、これを防止しようとして堰等を設けるとめっき
浴2の構造が複雑となり、しかも局部的な滞留が発生し
てかえって沈殿量が増加する。
【0009】また、ポンプ10による還流量を増加させて
前記の戻り流を抑制しようとすると、沈殿槽9内の浴流
れが速くなり、もともと比重差のさほど大きくない亜鉛
とドロスの沈降分離が行われにくくなり、沈殿槽9を大
型化しなければならないという問題点もある。
前記の戻り流を抑制しようとすると、沈殿槽9内の浴流
れが速くなり、もともと比重差のさほど大きくない亜鉛
とドロスの沈降分離が行われにくくなり、沈殿槽9を大
型化しなければならないという問題点もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の諸問
題を解消し、メンテナンス等の作業性を損なうことなく
ドロスを効率的に排出するめっき浴槽を実現することを
目的とする。
題を解消し、メンテナンス等の作業性を損なうことなく
ドロスを効率的に排出するめっき浴槽を実現することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、図6に示
すような2槽式溶融亜鉛浴槽を用いて、浴槽内の浴流れ
を詳細に検討した結果、めっき槽の底部ではシンクロー
ルおよび鋼帯の走行により溶融亜鉛が攪拌され、金属ス
トリップ走行方向の流れが顕著であるが、シンクロール
の胴長よりも外側の部分ではこれと逆方向の戻り流が発
生していることが認められた。
すような2槽式溶融亜鉛浴槽を用いて、浴槽内の浴流れ
を詳細に検討した結果、めっき槽の底部ではシンクロー
ルおよび鋼帯の走行により溶融亜鉛が攪拌され、金属ス
トリップ走行方向の流れが顕著であるが、シンクロール
の胴長よりも外側の部分ではこれと逆方向の戻り流が発
生していることが認められた。
【0012】そこで、沈殿槽を図6の場合とは逆にめっ
き浴の入側に配置することでこの戻り流を有効利用し、
めっき浴の清浄化を実現することとし、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、めっき槽内のシンク
ロールに巻き付けられる金属ストリップの走行経路に沿
って底部とその両側の傾斜部を有するめっき槽と、浅い
流路を介してこのめっき槽に連絡する沈殿槽と、沈殿槽
の浴面直下付近から汲み上げた溶融亜鉛をめっき槽内に
還流するポンプを備えてなる溶融亜鉛浴槽において、前
記沈殿槽をめっき槽への金属ストリップの進入側に配置
したことを特徴とする溶融亜鉛めっき設備における溶融
亜鉛浴槽であり、好ましくは、沈殿槽の浴面を仕切り板
で仕切り、沈殿槽のこの仕切り板で仕切られた領域のめ
っき槽と直接連絡していない側にポンプの吸い込み口を
設けた前記溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽で
ある。
き浴の入側に配置することでこの戻り流を有効利用し、
めっき浴の清浄化を実現することとし、本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、めっき槽内のシンク
ロールに巻き付けられる金属ストリップの走行経路に沿
って底部とその両側の傾斜部を有するめっき槽と、浅い
流路を介してこのめっき槽に連絡する沈殿槽と、沈殿槽
の浴面直下付近から汲み上げた溶融亜鉛をめっき槽内に
還流するポンプを備えてなる溶融亜鉛浴槽において、前
記沈殿槽をめっき槽への金属ストリップの進入側に配置
したことを特徴とする溶融亜鉛めっき設備における溶融
亜鉛浴槽であり、好ましくは、沈殿槽の浴面を仕切り板
で仕切り、沈殿槽のこの仕切り板で仕切られた領域のめ
っき槽と直接連絡していない側にポンプの吸い込み口を
設けた前記溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽で
ある。
【0013】
【作 用】本発明によれば、沈殿槽をめっき槽の入側、
すなわちスナウトの裏側に配置したことにより、シンク
ロールの胴部よりも外側に生じる戻り流と、シンクロー
ルの回転に伴う浴流れとを合流させてスナウトの両脇を
通って沈殿槽に向かう流れとし、この流れによりドロス
を沈殿槽側へ排出するようにした。さらにスナウトは一
旦沈殿槽側へ排出されたドロスの逆流を防止する壁の役
目をし、めっき浴は効率的に清浄化される。
すなわちスナウトの裏側に配置したことにより、シンク
ロールの胴部よりも外側に生じる戻り流と、シンクロー
ルの回転に伴う浴流れとを合流させてスナウトの両脇を
通って沈殿槽に向かう流れとし、この流れによりドロス
を沈殿槽側へ排出するようにした。さらにスナウトは一
旦沈殿槽側へ排出されたドロスの逆流を防止する壁の役
目をし、めっき浴は効率的に清浄化される。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4により詳
細に説明する。図1はこの実施例の溶融亜鉛浴槽の側断
面図、図2は図1の一部を示す部分断面図、図3は平面
図、図4は図3の一部を示す部分平面図で、図5、図6
と共通する部分については同じ符号を使用している。14
はめっき槽正面壁、15はめっき槽側面壁、18はワイピン
グノズル、19はスナウト、21、22は仕切り板である。
細に説明する。図1はこの実施例の溶融亜鉛浴槽の側断
面図、図2は図1の一部を示す部分断面図、図3は平面
図、図4は図3の一部を示す部分平面図で、図5、図6
と共通する部分については同じ符号を使用している。14
はめっき槽正面壁、15はめっき槽側面壁、18はワイピン
グノズル、19はスナウト、21、22は仕切り板である。
【0015】鋼帯1は、図示しないめっき前処理設備で
ある還元焼鈍炉からスナウト19を経てめっき浴2に進入
し、シンクロール3で方向転換し、右上方向に引き上げ
られる。めっき浴2の出口付近の亜鉛浴内にサポートロ
ール4があり、また亜鉛浴上方には一対のワイピングノ
ズル18が設けられている。めっき槽5の底部6ならびに
その両側の傾斜部7は、この鋼帯1の走行経路にほぼ沿
って形成され、ドロスの堆積のないよう安息角以上の傾
斜を有し、シンクロール3の胴部との間隔は、ドロスの
沈降を防止するため 300mm以下となっている。また、浅
い流路8を介して連絡する沈殿槽9は、めっき槽5に対
して鋼帯の進入側に配置されている。
ある還元焼鈍炉からスナウト19を経てめっき浴2に進入
し、シンクロール3で方向転換し、右上方向に引き上げ
られる。めっき浴2の出口付近の亜鉛浴内にサポートロ
ール4があり、また亜鉛浴上方には一対のワイピングノ
ズル18が設けられている。めっき槽5の底部6ならびに
その両側の傾斜部7は、この鋼帯1の走行経路にほぼ沿
って形成され、ドロスの堆積のないよう安息角以上の傾
斜を有し、シンクロール3の胴部との間隔は、ドロスの
沈降を防止するため 300mm以下となっている。また、浅
い流路8を介して連絡する沈殿槽9は、めっき槽5に対
して鋼帯の進入側に配置されている。
【0016】めっき浴の流れを見ると、鋼帯1の走行お
よびシンクロール3の回転に伴い、めっき槽の底部6に
そって矢印Aの流れが形成され、鋼帯1に伴って浴面付
近まで上昇する。めっき槽正面壁14に当たって矢印Bの
ように方向転換し、めっき槽側面壁15にそって矢印Cの
流れとなり、シンクロール3の胴部の外側を左方向に進
み、スナウト19の両脇を通り、流路8を経て沈殿槽9に
流入する。
よびシンクロール3の回転に伴い、めっき槽の底部6に
そって矢印Aの流れが形成され、鋼帯1に伴って浴面付
近まで上昇する。めっき槽正面壁14に当たって矢印Bの
ように方向転換し、めっき槽側面壁15にそって矢印Cの
流れとなり、シンクロール3の胴部の外側を左方向に進
み、スナウト19の両脇を通り、流路8を経て沈殿槽9に
流入する。
【0017】一方、図2に示すように、鋼帯1とシンク
ロール3により囲まれた部分の浴流れは、めっき浴から
立ち上がる鋼帯1による浴流れと、矢印Dで示すワイピ
ングノズル18から噴射され、鋼帯1に衝突して下方へ向
かうワイピングガスの流れ、および矢印Eで示すシンク
ロール3の回転に伴う浴流れとがある。ワイピングガス
の流れDは浴面に浮遊しているトップドロスをスナウト
側へ吹き寄せ、めっき槽側面壁15に沿う流れCに合流す
る。ワイピングガスの流れで矢印Dに対して鋼帯1の裏
側のものは、同様に浴面に浮遊しているトップドロスを
めっき槽正面壁側に吹き寄せ、流れB、Cに合流する。
流れEはスナウト19に衝突した後、めっき槽側面壁15に
向かう流れFになり、スナウト19の両脇付近で前記の流
れCと合流して沈殿槽9に流入するから、めっき浴内で
生成されたドロスはこの流れにより沈殿槽9側に排出さ
れる。スナウト19は一旦沈殿槽9側へ排出されたドロス
の逆流を防止する壁の役目をし、さらに沈殿槽9からポ
ンプ10により汲み上げられる清浄なめっき浴を、めっき
浴流れをより促進させる位置に適当量供給するようにす
る。この実施例では流れBを加勢するように、鋼帯1の
立ち上がり位置近傍に流れGとして供給している。流れ
Fの一部はシンクロール3の回転によりめっき浴2の内
部に引き込まれるが、以上のような循環の繰り返しによ
り、時間の経過に従いめっき浴2は次第に清浄化され、
ドロスは沈殿槽9内に集積する。
ロール3により囲まれた部分の浴流れは、めっき浴から
立ち上がる鋼帯1による浴流れと、矢印Dで示すワイピ
ングノズル18から噴射され、鋼帯1に衝突して下方へ向
かうワイピングガスの流れ、および矢印Eで示すシンク
ロール3の回転に伴う浴流れとがある。ワイピングガス
の流れDは浴面に浮遊しているトップドロスをスナウト
側へ吹き寄せ、めっき槽側面壁15に沿う流れCに合流す
る。ワイピングガスの流れで矢印Dに対して鋼帯1の裏
側のものは、同様に浴面に浮遊しているトップドロスを
めっき槽正面壁側に吹き寄せ、流れB、Cに合流する。
流れEはスナウト19に衝突した後、めっき槽側面壁15に
向かう流れFになり、スナウト19の両脇付近で前記の流
れCと合流して沈殿槽9に流入するから、めっき浴内で
生成されたドロスはこの流れにより沈殿槽9側に排出さ
れる。スナウト19は一旦沈殿槽9側へ排出されたドロス
の逆流を防止する壁の役目をし、さらに沈殿槽9からポ
ンプ10により汲み上げられる清浄なめっき浴を、めっき
浴流れをより促進させる位置に適当量供給するようにす
る。この実施例では流れBを加勢するように、鋼帯1の
立ち上がり位置近傍に流れGとして供給している。流れ
Fの一部はシンクロール3の回転によりめっき浴2の内
部に引き込まれるが、以上のような循環の繰り返しによ
り、時間の経過に従いめっき浴2は次第に清浄化され、
ドロスは沈殿槽9内に集積する。
【0018】沈殿槽9には2基の仕切り板21、22が設け
られている。浴面近くのみを仕切っている仕切り板21
は、浮遊しているトップドロス12をポンプ10が吸い込ま
ないように設けたものであり、浴面よりも下方の流入口
を残して全断面を仕切った仕切り板22は、トップドロス
12およびボトムドロス11のいずれもがポンプ10に吸い込
まれないように設けてある。これらの仕切り板21、22に
より、集積されたドロスを容易に除去することができ、
ポンプの吸い込み口は、めっき槽からのドロスの流入方
向より見て仕切り板21、22のさらに先方の浴面直下に設
け、清浄なめっき浴のみを汲み上げるように構成してい
る。
られている。浴面近くのみを仕切っている仕切り板21
は、浮遊しているトップドロス12をポンプ10が吸い込ま
ないように設けたものであり、浴面よりも下方の流入口
を残して全断面を仕切った仕切り板22は、トップドロス
12およびボトムドロス11のいずれもがポンプ10に吸い込
まれないように設けてある。これらの仕切り板21、22に
より、集積されたドロスを容易に除去することができ、
ポンプの吸い込み口は、めっき槽からのドロスの流入方
向より見て仕切り板21、22のさらに先方の浴面直下に設
け、清浄なめっき浴のみを汲み上げるように構成してい
る。
【0019】また、沈殿槽9をめっき槽5に対して鋼帯
1の入側に配置したことにより、めっき槽5内の浴中ロ
ール等の機器を引き上げたり、組み込んだり、またその
ための鋼帯1の切断,接続等の作業を行う際、足元に沈
殿槽9がなく、作業の安全性が格段に向上する。
1の入側に配置したことにより、めっき槽5内の浴中ロ
ール等の機器を引き上げたり、組み込んだり、またその
ための鋼帯1の切断,接続等の作業を行う際、足元に沈
殿槽9がなく、作業の安全性が格段に向上する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、 1)めっき浴中に発生するドロスを速やかにめっき槽か
ら排出・除去できるから、ドロスに起因する押し疵やす
り疵の発生がなく、めっき製品の品質が向上する。 2)めっき浴中に浸漬配置されている機器へのドロス付
着がなく、装置の寿命が延長され、保守のための作業が
節減される。 3)沈殿槽を鋼帯の入側に配置したことにより、一定期
間ごとに必要な保全作業およびこれに伴う鋼帯の切り継
ぎ作業を安全に行うことができ、保守費用の節減と生産
性の向上を図ることができる。 などのすぐれた効果を奏する。
ら排出・除去できるから、ドロスに起因する押し疵やす
り疵の発生がなく、めっき製品の品質が向上する。 2)めっき浴中に浸漬配置されている機器へのドロス付
着がなく、装置の寿命が延長され、保守のための作業が
節減される。 3)沈殿槽を鋼帯の入側に配置したことにより、一定期
間ごとに必要な保全作業およびこれに伴う鋼帯の切り継
ぎ作業を安全に行うことができ、保守費用の節減と生産
性の向上を図ることができる。 などのすぐれた効果を奏する。
【図1】本発明の実施例を示す側断面図である。
【図2】図1の一部を示す部分断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す平面図である。
【図4】図3の一部を示す部分平面図である。
【図5】従来の技術を示す側断面図である。
【図6】他の従来の技術を示す側断面図である。
1 金属ストリップ(鋼帯) 2 めっき浴 3 シンクロール 4 浴中サポートロール 5 めっき槽 6 底部 7 傾斜部 8 流路 9 沈殿槽 10 ポンプ 11 ボトムドロス 12 トップドロス 14 めっき槽正面壁 15 めっき槽側面壁 18 ワイピングノズル 19 スナウト 21、22 仕切り板
Claims (2)
- 【請求項1】 めっき槽(5)内のシンクロール(3)
に巻き付けられる金属ストリップ(1)の走行経路に沿
って底部(6)とその両側の傾斜部(7)を有するめっ
き槽(5)と、浅い流路(8)を介してこのめっき槽
(5)に連絡する沈殿槽(9)と、沈殿槽(9)の浴面
直下付近から汲み上げた溶融亜鉛をめっき槽(5)内に
還流するポンプ(10)を備えてなる溶融亜鉛浴槽におい
て、前記沈殿槽(9)をめっき槽(5)への金属ストリ
ップの進入側に配置したことを特徴とする溶融亜鉛めっ
き設備における溶融亜鉛浴槽。 - 【請求項2】 沈殿槽(9)の浴面を仕切り板(21、2
2)で仕切り、沈殿槽(9)のこの仕切り板(21、22)
で仕切られた領域のめっき槽(5)と直接連絡していな
い側にポンプ(10)の吸い込み口を設けた請求項1に記
載の溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14163894A JP2828596B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14163894A JP2828596B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083709A true JPH083709A (ja) | 1996-01-09 |
| JP2828596B2 JP2828596B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=15296705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14163894A Expired - Lifetime JP2828596B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 溶融亜鉛めっき設備における溶融亜鉛浴槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2828596B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5961285A (en) * | 1996-06-19 | 1999-10-05 | Ak Steel Corporation | Method and apparatus for removing bottom dross from molten zinc during galvannealing or galvanizing |
| EP1070765A4 (en) * | 1998-04-01 | 2008-10-08 | Jfe Steel Corp | PROCESS AND DEVICE FOR FIRE DICKING |
-
1994
- 1994-06-23 JP JP14163894A patent/JP2828596B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5961285A (en) * | 1996-06-19 | 1999-10-05 | Ak Steel Corporation | Method and apparatus for removing bottom dross from molten zinc during galvannealing or galvanizing |
| EP1070765A4 (en) * | 1998-04-01 | 2008-10-08 | Jfe Steel Corp | PROCESS AND DEVICE FOR FIRE DICKING |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2828596B2 (ja) | 1998-11-25 |
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