JPH08316331A - 半導体集積回路及びその設計方法 - Google Patents
半導体集積回路及びその設計方法Info
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- JPH08316331A JPH08316331A JP8056487A JP5648796A JPH08316331A JP H08316331 A JPH08316331 A JP H08316331A JP 8056487 A JP8056487 A JP 8056487A JP 5648796 A JP5648796 A JP 5648796A JP H08316331 A JPH08316331 A JP H08316331A
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- transistors
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10D89/10—Integrated device layouts
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- G—PHYSICS
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- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、チップのレイアウトの最適化を
容易にすることで、チップ面積の縮小を図ることができ
る半導体集積回路及びその設計方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 この発明は、与えられたゲートレベルの
接続記述に対して、予め用意されたセルパターンを使用
するゲートを指定する使用セル情報を作成し、前記ゲー
トレベルの接続記述をトランジスタレベルに展開する際
に、前記使用セル情報が指定するゲートは前記セルパタ
ーンを使用し、前記使用セル情報が指定しないゲートは
トランジスタレベルに展開して、トランジスタレベルと
ゲートレベルの混在する接続記述を作成し、前記トラン
ジスタレベルとゲートレベルの混在する接続記述をもと
にレイアウトを行う。
容易にすることで、チップ面積の縮小を図ることができ
る半導体集積回路及びその設計方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 この発明は、与えられたゲートレベルの
接続記述に対して、予め用意されたセルパターンを使用
するゲートを指定する使用セル情報を作成し、前記ゲー
トレベルの接続記述をトランジスタレベルに展開する際
に、前記使用セル情報が指定するゲートは前記セルパタ
ーンを使用し、前記使用セル情報が指定しないゲートは
トランジスタレベルに展開して、トランジスタレベルと
ゲートレベルの混在する接続記述を作成し、前記トラン
ジスタレベルとゲートレベルの混在する接続記述をもと
にレイアウトを行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路及
びその設計方法に関し、特に、チップ面積の縮小と消費
電力の削減を図ることができる半導体集積回路及びその
設計方法に関する。
びその設計方法に関し、特に、チップ面積の縮小と消費
電力の削減を図ることができる半導体集積回路及びその
設計方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路が大規模になるにつれ
て、人手によってすべてを設計することが困難となり、
コンピュータによる自動設計が一般に行われている。従
来の半導体集積回路の自動設計には、全ゲートを予め用
意されたセルを使ってレイアウトするゲートアレイ方式
やスタンダードセル方式、全ゲートを展開してトランジ
スタレベルでレイアウトする方式、予めスタンダードセ
ル方式でレイアウトし、その後の検証でスピード等の仕
様を満たすことができないセルについては、予め用意さ
れた別のセルに置き換えて再レイアウトする方式等があ
る。例えば、図20に示すスタンダードセル方式では、
最適設計された標準セル1601を予めセルライブラリ
に登録しておき、設計時はセルライブラリにある各種の
標準セル1601を組み合わせ、標準セル1601を結
ぶ配線1603が短くなるようにコンピュータを用いて
標準セル1601と配線1603をレイアウトすること
で、最適な設計を実現している。
て、人手によってすべてを設計することが困難となり、
コンピュータによる自動設計が一般に行われている。従
来の半導体集積回路の自動設計には、全ゲートを予め用
意されたセルを使ってレイアウトするゲートアレイ方式
やスタンダードセル方式、全ゲートを展開してトランジ
スタレベルでレイアウトする方式、予めスタンダードセ
ル方式でレイアウトし、その後の検証でスピード等の仕
様を満たすことができないセルについては、予め用意さ
れた別のセルに置き換えて再レイアウトする方式等があ
る。例えば、図20に示すスタンダードセル方式では、
最適設計された標準セル1601を予めセルライブラリ
に登録しておき、設計時はセルライブラリにある各種の
標準セル1601を組み合わせ、標準セル1601を結
ぶ配線1603が短くなるようにコンピュータを用いて
標準セル1601と配線1603をレイアウトすること
で、最適な設計を実現している。
【0003】一方、従来のトランジスタレベルでの自動
設計においては、サイズの異なるトランジスタを取り扱
う場合でも、そのままレイアウトを行っていた。このた
めトランジスタ幅に凸凹がありデッドスペースができて
いた。本件出願人は、平成7年特許出願第55876号
で、この問題を解決する1つ方法を提案した。しかし、
この方法は、トランジスタのみの回路にしか適用できな
かつた。また、この凸凹の問題を解決するために、高さ
を揃えた変形したトランジスタを用いることも考えられ
る。しかし、この場合、トランジスタ列の幅が変わりト
ランジスタ列の不揃いによりデッドスペースが生じてし
まう。
設計においては、サイズの異なるトランジスタを取り扱
う場合でも、そのままレイアウトを行っていた。このた
めトランジスタ幅に凸凹がありデッドスペースができて
いた。本件出願人は、平成7年特許出願第55876号
で、この問題を解決する1つ方法を提案した。しかし、
この方法は、トランジスタのみの回路にしか適用できな
かつた。また、この凸凹の問題を解決するために、高さ
を揃えた変形したトランジスタを用いることも考えられ
る。しかし、この場合、トランジスタ列の幅が変わりト
ランジスタ列の不揃いによりデッドスペースが生じてし
まう。
【0004】また、配線には、一般信号線に比べて線幅
が太く、チップの配線領域の面積に大きく影響を与える
電源配線がある。従来の電源配線の敷設方式の例とし
て、階層レイアウト設計方式における一例を図21に示
す。一般に、階層レイアウト設計方式では、チップは複
数の論理回路素子から成るブロックと、予め最適設計さ
れた既設計ブロックから構成される。図21において
は、複数の論理回路素子から成る素子列1703で形成
される1つのブロックに着目している。最初に、ブロッ
ク内の論理回路素子が動作するのに必要な電流量を経験
的に見積もり、その電流量を供給するのに足りる、電源
配線1707の線幅を決定する。そして、電源配線17
07をチップ周辺部にある電源供給素子1719と素子
列1703内に配置された電源線専用素子1717とが
電気的に接続されるよう配置する。尚、電源線専用素子
1717は、通常、素子列1703の両端に配置される
が、素子列1703が長くなった場合等を考慮して補助
的に素子列1703の中央もしくは必要に応じて複数箇
所にも配置されている。
が太く、チップの配線領域の面積に大きく影響を与える
電源配線がある。従来の電源配線の敷設方式の例とし
て、階層レイアウト設計方式における一例を図21に示
す。一般に、階層レイアウト設計方式では、チップは複
数の論理回路素子から成るブロックと、予め最適設計さ
れた既設計ブロックから構成される。図21において
は、複数の論理回路素子から成る素子列1703で形成
される1つのブロックに着目している。最初に、ブロッ
ク内の論理回路素子が動作するのに必要な電流量を経験
的に見積もり、その電流量を供給するのに足りる、電源
配線1707の線幅を決定する。そして、電源配線17
07をチップ周辺部にある電源供給素子1719と素子
列1703内に配置された電源線専用素子1717とが
電気的に接続されるよう配置する。尚、電源線専用素子
1717は、通常、素子列1703の両端に配置される
が、素子列1703が長くなった場合等を考慮して補助
的に素子列1703の中央もしくは必要に応じて複数箇
所にも配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動設計による半導体集積回路の設計方法、及び、従来
の電源配線の敷設方式による半導体集積回路にはそれぞ
れ次のような問題点があった。尚、ここではそれぞれの
問題点を個々に述べる。
自動設計による半導体集積回路の設計方法、及び、従来
の電源配線の敷設方式による半導体集積回路にはそれぞ
れ次のような問題点があった。尚、ここではそれぞれの
問題点を個々に述べる。
【0006】(1)従来の自動設計による半導体集積回
路の設計方法の問題点 従来の自動設計による設計方法では、レイアウトの最適
化が以下の理由により容易ではなかった。
路の設計方法の問題点 従来の自動設計による設計方法では、レイアウトの最適
化が以下の理由により容易ではなかった。
【0007】ゲートアレイ方式やスタンダードセル方式
では、一旦レイアウトしたパターンが要求を満たしてい
ない場合には、ネット変更、再レイアウト等の大掛かり
な変更が必要となる。また、使用できるセルはセルライ
ブラリに用意されたセルに限られるので、要求を完全に
満たすレイアウトパターンを生成することが難しく、さ
らに、消費電力の削減を図るにはセルやネットの変更等
で対応するしかなく、その労力は大きい。
では、一旦レイアウトしたパターンが要求を満たしてい
ない場合には、ネット変更、再レイアウト等の大掛かり
な変更が必要となる。また、使用できるセルはセルライ
ブラリに用意されたセルに限られるので、要求を完全に
満たすレイアウトパターンを生成することが難しく、さ
らに、消費電力の削減を図るにはセルやネットの変更等
で対応するしかなく、その労力は大きい。
【0008】全ゲートを展開してトランジスタレベルで
レイアウトする方式では、例えば、フリップフロップの
ようなタイミング制約が厳しい回路の場合でも、それを
構成するトランジスタが近接して配置される保証はな
い。そのため、トランジスタが近接して配置されなかっ
た時は、要求されたタイミングを達成することができ
ず、誤動作を起す可能性がある。また、トランジスタの
サイズを変更することにより消費電力を削減できるの
で、ゲートアレイ方式やスタンダードセル方式と比べて
パターンの変更は少なくて済むが、逆に、部分的にトラ
ンジスタのサイズが極端に大きくなってしまうことも起
こりうる。
レイアウトする方式では、例えば、フリップフロップの
ようなタイミング制約が厳しい回路の場合でも、それを
構成するトランジスタが近接して配置される保証はな
い。そのため、トランジスタが近接して配置されなかっ
た時は、要求されたタイミングを達成することができ
ず、誤動作を起す可能性がある。また、トランジスタの
サイズを変更することにより消費電力を削減できるの
で、ゲートアレイ方式やスタンダードセル方式と比べて
パターンの変更は少なくて済むが、逆に、部分的にトラ
ンジスタのサイズが極端に大きくなってしまうことも起
こりうる。
【0009】予めスタンダードセル方式でレイアウト
し、その後の検証でスピード等の仕様を満たすことがで
きないセルについて用意された別のセルに置き換えて再
レイアウトする方式では、結局2回以上レイアウトする
こととなるので、その労力は大きい。
し、その後の検証でスピード等の仕様を満たすことがで
きないセルについて用意された別のセルに置き換えて再
レイアウトする方式では、結局2回以上レイアウトする
こととなるので、その労力は大きい。
【0010】(2)従来のトランジスタレベルでの自動
設計の問題点 トランジスタレベルでのレイアウト方式は、トランジス
タの配置を自由に設定するため、もっとも効率的なレイ
アウトが可能に思える。しかし、トランジスタのサイズ
の異なる場合では、トランジスタの幅に凸凹が避けられ
ない。通常このような部分は、デッドスペースとなり、
チップ領域の利用率が低下する。この凸凹の問題を解決
するために、予めトランジスタの高さを揃えておくこと
も考えられる。しかし、この場合には、トランジスタ列
の幅が変わりトランジスタ列の不揃いによりデッドスペ
ースが生じる。従って、従来は、ある程度のデッドスペ
ースは避けられなかった。
設計の問題点 トランジスタレベルでのレイアウト方式は、トランジス
タの配置を自由に設定するため、もっとも効率的なレイ
アウトが可能に思える。しかし、トランジスタのサイズ
の異なる場合では、トランジスタの幅に凸凹が避けられ
ない。通常このような部分は、デッドスペースとなり、
チップ領域の利用率が低下する。この凸凹の問題を解決
するために、予めトランジスタの高さを揃えておくこと
も考えられる。しかし、この場合には、トランジスタ列
の幅が変わりトランジスタ列の不揃いによりデッドスペ
ースが生じる。従って、従来は、ある程度のデッドスペ
ースは避けられなかった。
【0011】(3)従来の電源配線の敷設方式による半
導体集積回路の問題点 階層レイアウト設計方式における従来の電源配線の敷設
方式では、電源配線を折れ曲りなしで配置することは困
難であった。論理回路素子から成るブロックへの電源供
給は、素子列の両端あるいは列の途中に挿入された電源
線専用素子のみを介して行われており、チップ周辺部の
電源供給素子と論理回路素子ブロック内の電源線専用素
子との間に電源配線を他の電源配線や一般信号配線と交
差せずに接続するためには、電源配線を折り曲げて配置
するしかなかった。そのため、電源配線の折れ曲りが生
じる度に、一般信号配線と比べて線幅が太い電源配線の
配線長が長くなり、電源配線が占める面積が大きくな
る。また、電源配線が多層配線構造になっている場合に
は折れ曲がり点にビアホール(以下、単にVIAと記
す。)を設ける必要があるが、VIAの大きさはプロセ
スのマージンを取るために、通常、配線の線幅より大き
く作られるので、VIAが占める面積も無視できない。
従って、電源配線が折れ曲がる度に、配線領域の面積が
増大し、結果としてチップ面積の増大を招くという問題
があった。
導体集積回路の問題点 階層レイアウト設計方式における従来の電源配線の敷設
方式では、電源配線を折れ曲りなしで配置することは困
難であった。論理回路素子から成るブロックへの電源供
給は、素子列の両端あるいは列の途中に挿入された電源
線専用素子のみを介して行われており、チップ周辺部の
電源供給素子と論理回路素子ブロック内の電源線専用素
子との間に電源配線を他の電源配線や一般信号配線と交
差せずに接続するためには、電源配線を折り曲げて配置
するしかなかった。そのため、電源配線の折れ曲りが生
じる度に、一般信号配線と比べて線幅が太い電源配線の
配線長が長くなり、電源配線が占める面積が大きくな
る。また、電源配線が多層配線構造になっている場合に
は折れ曲がり点にビアホール(以下、単にVIAと記
す。)を設ける必要があるが、VIAの大きさはプロセ
スのマージンを取るために、通常、配線の線幅より大き
く作られるので、VIAが占める面積も無視できない。
従って、電源配線が折れ曲がる度に、配線領域の面積が
増大し、結果としてチップ面積の増大を招くという問題
があった。
【0012】本発明は前記(1)、(2)及び(3)の
事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、チップ
のレイアウトの最適化を容易にすることで、チップ面積
の縮小と消費電力の削減を図ることができる半導体集積
回路及びその設計方法を提供することである。
事情に鑑みて成されたものであり、その目的は、チップ
のレイアウトの最適化を容易にすることで、チップ面積
の縮小と消費電力の削減を図ることができる半導体集積
回路及びその設計方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明の特徴は、ゲートレベルの接続記述を
作成し、前記ゲートレベルの接続記述で記述されている
ゲートの一部を、予め用意されたライブラリのセルに置
き換え、前記ゲートレベルの接続記述で記述されている
ゲートの残りを構成トランジスタに展開し、前記構成ト
ランジスタと前記セルによってレイアウトを行うことに
ある。
めに、第1の発明の特徴は、ゲートレベルの接続記述を
作成し、前記ゲートレベルの接続記述で記述されている
ゲートの一部を、予め用意されたライブラリのセルに置
き換え、前記ゲートレベルの接続記述で記述されている
ゲートの残りを構成トランジスタに展開し、前記構成ト
ランジスタと前記セルによってレイアウトを行うことに
ある。
【0014】上記第1の発明の構成によれば、トランジ
スタレベルでレイアウトすると、最適なレイアウトがで
きないゲートや部分回路がある場合でも、予め最適設計
されたセルパターンを使用することができるので、使用
頻度の高いゲート、タイミング等パフォーマンスの要求
が厳しいゲートや部分回路でも、最小のサイズで実現可
能である。
スタレベルでレイアウトすると、最適なレイアウトがで
きないゲートや部分回路がある場合でも、予め最適設計
されたセルパターンを使用することができるので、使用
頻度の高いゲート、タイミング等パフォーマンスの要求
が厳しいゲートや部分回路でも、最小のサイズで実現可
能である。
【0015】また、予め用意されたセルパターンが要求
を満たすことができない場合でも、トランジスタレベル
でレイアウトするトランジスタのサイズを変更すれば、
要求にあった回路を少ない労力で合成することもでき
る。
を満たすことができない場合でも、トランジスタレベル
でレイアウトするトランジスタのサイズを変更すれば、
要求にあった回路を少ない労力で合成することもでき
る。
【0016】第2の発明の特徴は、レイアウトする際に
基準となるセル基準位置を設定し、予め用意しておくセ
ルパターンを前記セル基準位置に合わせて設計し、与え
られたゲートレベルの接続記述に対して、前記セルパタ
ーンを使用するゲートを指定する使用セル情報を作成
し、前記ゲートレベルの接続記述をトランジスタレベル
に展開する際に、前記使用セル情報が指定するゲートは
前記セルパターンを使用し、前記使用セル情報が指定し
ないゲートはトランジスタレベルに展開して、トランジ
スタレベルとゲートレベルの混在する接続記述を作成
し、前記トランジスタレベルとゲートレベルの混在する
接続記述をもとに、前記セル基準位置に合わせてレイア
ウトを行うことにある。
基準となるセル基準位置を設定し、予め用意しておくセ
ルパターンを前記セル基準位置に合わせて設計し、与え
られたゲートレベルの接続記述に対して、前記セルパタ
ーンを使用するゲートを指定する使用セル情報を作成
し、前記ゲートレベルの接続記述をトランジスタレベル
に展開する際に、前記使用セル情報が指定するゲートは
前記セルパターンを使用し、前記使用セル情報が指定し
ないゲートはトランジスタレベルに展開して、トランジ
スタレベルとゲートレベルの混在する接続記述を作成
し、前記トランジスタレベルとゲートレベルの混在する
接続記述をもとに、前記セル基準位置に合わせてレイア
ウトを行うことにある。
【0017】第2の発明の構成によれば、セル基準位置
に合わせて予め用意されるセルパターンが最適設計され
ているので、セルパターンまたはトランジスタのペアを
セル基準位置に合わせてレイアウトするだけで、デザイ
ンルールが守られることになり、レイアウトの最適化が
容易である。
に合わせて予め用意されるセルパターンが最適設計され
ているので、セルパターンまたはトランジスタのペアを
セル基準位置に合わせてレイアウトするだけで、デザイ
ンルールが守られることになり、レイアウトの最適化が
容易である。
【0018】第3の発明の特徴は、半導体集積回路は、
論理回路素子から成るブロックを囲むように配置された
環状電源配線と、前記ブロックと前記環状電源線を結ぶ
配線と、前記環状電源線と電源供給素子を結ぶ配線と、
を備えた電源配線を有することにある。
論理回路素子から成るブロックを囲むように配置された
環状電源配線と、前記ブロックと前記環状電源線を結ぶ
配線と、前記環状電源線と電源供給素子を結ぶ配線と、
を備えた電源配線を有することにある。
【0019】第3の発明の構成によれば、論理回路素子
から成るブロックの周囲に環状電源配線を配置するの
で、ブロック内の任意の位置へ電源を供給することがで
きる。
から成るブロックの周囲に環状電源配線を配置するの
で、ブロック内の任意の位置へ電源を供給することがで
きる。
【0020】また、電源供給素子と環状電源配線との接
続、及び、環状電源配線と論理回路素子との接続は、折
れ曲がりなしで行うことができるので、配線長を短くす
ることができ、VIA (ビアホール) の数も減らすこと
ができる。結果として、電源配線領域を小さくすること
ができチップの面積を縮小することができる。
続、及び、環状電源配線と論理回路素子との接続は、折
れ曲がりなしで行うことができるので、配線長を短くす
ることができ、VIA (ビアホール) の数も減らすこと
ができる。結果として、電源配線領域を小さくすること
ができチップの面積を縮小することができる。
【0021】第4の発明の特徴は、論理回路素子から成
るブロックを複数個有する半導体集積回路において、前
記論理回路素子に電源を供給する電源供給素子と、前記
電源供給素子から供給される電源の電圧を任意に設定す
る手段と、前記ブロックを囲むように配置された環状電
源配線、前記ブロックと前記環状電源線を結ぶ配線、及
び、前記環状電源線と電源供給素子を結ぶ配線を有する
電源配線と、を有し、各ブロックに供給する電圧を個別
に設定することにある。
るブロックを複数個有する半導体集積回路において、前
記論理回路素子に電源を供給する電源供給素子と、前記
電源供給素子から供給される電源の電圧を任意に設定す
る手段と、前記ブロックを囲むように配置された環状電
源配線、前記ブロックと前記環状電源線を結ぶ配線、及
び、前記環状電源線と電源供給素子を結ぶ配線を有する
電源配線と、を有し、各ブロックに供給する電圧を個別
に設定することにある。
【0022】第4の発明の構成によれば、ブロック毎に
電源電圧を設定することができるので、各ブロックで異
なる電圧の電源を供給することができる。
電源電圧を設定することができるので、各ブロックで異
なる電圧の電源を供給することができる。
【0023】第5の発明の特徴は、前記環状電源配線が
少なくとも2層以上の配線層で形成されていることにあ
る。
少なくとも2層以上の配線層で形成されていることにあ
る。
【0024】第5の発明の構成によれば、一般信号線専
用の配線層を持つ必要がなくなるので、チップの配線層
の数を減らし、チップのコストを削減することができ
る。
用の配線層を持つ必要がなくなるので、チップの配線層
の数を減らし、チップのコストを削減することができ
る。
【0025】第6の発明の特徴は、ウエル分離領域を挟
んで隣接するPウエル領域及びNウエル領域にトランジ
スタとセルが混在するCMOSパターンの自動設計する
場合に、夫々ウエル分離領域を挟んで隣接するPチャネ
ルトランジスタとNチャネルトランジスタの対が複数
と、ライブラリから選ばれたセルとを、前記ウエル分離
領域をあわせて隣接配置し、前記トランジスタの1対を
並列化して、より小さい幅のトランジスタからなる複数
の対に分解して、前記Pウエル領域及び前記Nウエル領
域の高さを低くすることにある。第6の発明の構成によ
れば、パターンレイアウトの高さを小さくできる。
んで隣接するPウエル領域及びNウエル領域にトランジ
スタとセルが混在するCMOSパターンの自動設計する
場合に、夫々ウエル分離領域を挟んで隣接するPチャネ
ルトランジスタとNチャネルトランジスタの対が複数
と、ライブラリから選ばれたセルとを、前記ウエル分離
領域をあわせて隣接配置し、前記トランジスタの1対を
並列化して、より小さい幅のトランジスタからなる複数
の対に分解して、前記Pウエル領域及び前記Nウエル領
域の高さを低くすることにある。第6の発明の構成によ
れば、パターンレイアウトの高さを小さくできる。
【0026】第7の発明の特徴は、前記Pウエル領域及
び前記Nウエル領域の高さは、前記セルの高さの最小値
まで低くすることにある。
び前記Nウエル領域の高さは、前記セルの高さの最小値
まで低くすることにある。
【0027】第7の発明の構成によれば、第6の発明に
おいて、最もチップ領域利用効率の良いパターンが実現
できる。
おいて、最もチップ領域利用効率の良いパターンが実現
できる。
【0028】第8の発明の特徴は、ウエル分離領域を挟
んで隣接するPウエル領域及びNウエル領域にトランジ
スタとセルが混在するCMOSパターンの自動設計する
場合に、夫々ウエル分離領域を挟んで隣接するPチャネ
ルトランジスタとNチャネルトランジスタの対が複数
と、ライブラリから選ばれたセルとを、その領域をあわ
せて隣接配置し、前記トランジスタの複数の対を前記ウ
エル分離領域の両側に積み重ねて、前記トランジスタ及
び前記セルが配置されている前記Pウエル領域及び前記
Nウエル領域の幅を小さくすることにある。
んで隣接するPウエル領域及びNウエル領域にトランジ
スタとセルが混在するCMOSパターンの自動設計する
場合に、夫々ウエル分離領域を挟んで隣接するPチャネ
ルトランジスタとNチャネルトランジスタの対が複数
と、ライブラリから選ばれたセルとを、その領域をあわ
せて隣接配置し、前記トランジスタの複数の対を前記ウ
エル分離領域の両側に積み重ねて、前記トランジスタ及
び前記セルが配置されている前記Pウエル領域及び前記
Nウエル領域の幅を小さくすることにある。
【0029】第8の発明の構成によれば、パターンレイ
アウトの幅を小さくできる。
アウトの幅を小さくできる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0031】第1実施形態 以下、本発明の第1実施形態を図1に基づいて説明す
る。図1は、本実施形態に関わる処理フロー図である。
最初に、図1に沿って、本実施形態の処理の概要につい
て述べる。尚、この処理の事前には、使用セル情報にて
指定されるセルのパターン設計までは終了しているもの
とする。
る。図1は、本実施形態に関わる処理フロー図である。
最初に、図1に沿って、本実施形態の処理の概要につい
て述べる。尚、この処理の事前には、使用セル情報にて
指定されるセルのパターン設計までは終了しているもの
とする。
【0032】図1において、まず、モジュール (レイア
ウトする単位) のゲートレベルの接続記述101をトラ
ンジスタレベルとゲートレベルの混在する接続記述10
7に展開する。この展開処理において、与えられたゲー
トレベルの接続記述101に対して、使用セル情報10
3で指定されているゲートはトランジスタレベルには展
開せず、セルライブラリ105に予め用意されたセルパ
ターンを使用し、使用セル情報103で指定されていな
いゲートはトランジスタレベルに展開する。 (ステップ
1) 。
ウトする単位) のゲートレベルの接続記述101をトラ
ンジスタレベルとゲートレベルの混在する接続記述10
7に展開する。この展開処理において、与えられたゲー
トレベルの接続記述101に対して、使用セル情報10
3で指定されているゲートはトランジスタレベルには展
開せず、セルライブラリ105に予め用意されたセルパ
ターンを使用し、使用セル情報103で指定されていな
いゲートはトランジスタレベルに展開する。 (ステップ
1) 。
【0033】次に、トランジスタレベルとゲートレベル
の混在する接続記述107をもとに、トランジスタまた
はゲートパターンを配置する (ステップ2) 。
の混在する接続記述107をもとに、トランジスタまた
はゲートパターンを配置する (ステップ2) 。
【0034】最後に、配置された前記トランジスタとゲ
ートパターンの間に配線を行い、所望のレイアウトパタ
ーン109を得ることができる (ステップ3) 。
ートパターンの間に配線を行い、所望のレイアウトパタ
ーン109を得ることができる (ステップ3) 。
【0035】次に、各ステップの処理について説明す
る。最初に、ステップ1の処理について図1、図2、図
3を参照して説明する。
る。最初に、ステップ1の処理について図1、図2、図
3を参照して説明する。
【0036】記述されたゲートの中で、トランジスタレ
ベルには展開せず、セルライブラリ105に予め用意さ
れたセルパターンを使用するゲートを決定し、そのゲー
トを指定した使用セル情報103を作成する。
ベルには展開せず、セルライブラリ105に予め用意さ
れたセルパターンを使用するゲートを決定し、そのゲー
トを指定した使用セル情報103を作成する。
【0037】セルライブラリ105に用意されたセルパ
ターンを使用するゲートは、例えば、次のようなもので
ある。
ターンを使用するゲートは、例えば、次のようなもので
ある。
【0038】(1)NAND回路やNOR回路等の比較
的使用頻度の高いゲート。 このようなゲートは、レイアウトがこなれており、トラ
ンジスタレベルに展開するよりも、既存のものを利用し
たほうが効率がよい場合が多いからである。実際、使用
頻度の高いゲートが最小化されていれば、全体のレイア
ウトがより最適化されることになる。
的使用頻度の高いゲート。 このようなゲートは、レイアウトがこなれており、トラ
ンジスタレベルに展開するよりも、既存のものを利用し
たほうが効率がよい場合が多いからである。実際、使用
頻度の高いゲートが最小化されていれば、全体のレイア
ウトがより最適化されることになる。
【0039】(2)フリップフロップ、ラッチ回路等の
パフォーマンスの要求の厳しいゲートや部分回路。 これらは、トランジスタレベルに展開するして自動設計
でレイアウトを決定すると必要なパフォーマンスが得ら
れないからである。従って、マニアル設計が適してい
る。
パフォーマンスの要求の厳しいゲートや部分回路。 これらは、トランジスタレベルに展開するして自動設計
でレイアウトを決定すると必要なパフォーマンスが得ら
れないからである。従って、マニアル設計が適してい
る。
【0040】(3)その他自動設計に向かない回路。 ある種の特定ゲート及び部分回路では、自動設計によっ
ては最適の結果が得られない場合がある。これらは、回
路そのものの性格による場合もあるが、経験的に分かっ
ている場合もある。
ては最適の結果が得られない場合がある。これらは、回
路そのものの性格による場合もあるが、経験的に分かっ
ている場合もある。
【0041】これらのゲートは、仮にトランジスタレベ
ルでレイアウトを行うと、例えば、パフォーマンスの要
求を満たすために部分的にトランジスタを極端に大きく
しなければならない等の問題が起こり得る、最適設計が
困難なゲートである。
ルでレイアウトを行うと、例えば、パフォーマンスの要
求を満たすために部分的にトランジスタを極端に大きく
しなければならない等の問題が起こり得る、最適設計が
困難なゲートである。
【0042】セルライブラリ105には、ゲートレベル
で予め最適設計されているセルパターンが各種登録され
ており、各モジュールのレイアウトの際に共有物として
利用される。また、予め登録しておくセルパターンは、
全てのゲート分用意する必要はなく、ステップ1でトラ
ンジスタレベルに展開されないゲートまたは部分回路の
み用意すればよい。
で予め最適設計されているセルパターンが各種登録され
ており、各モジュールのレイアウトの際に共有物として
利用される。また、予め登録しておくセルパターンは、
全てのゲート分用意する必要はなく、ステップ1でトラ
ンジスタレベルに展開されないゲートまたは部分回路の
み用意すればよい。
【0043】図2は、図1に示すモジュールのゲートレ
ベルの接続記述101の一例を示す図である。図2にお
いて、使用セル情報103に記載されるゲートに相当す
るものが、NORゲート205、フリップフロップ20
7、インバータ209である。前記ゲートはトランジス
タレベルには展開せずにゲートレベルのままとし、その
他のゲート201、203、211はトランジスタレベ
ルにまで展開する。
ベルの接続記述101の一例を示す図である。図2にお
いて、使用セル情報103に記載されるゲートに相当す
るものが、NORゲート205、フリップフロップ20
7、インバータ209である。前記ゲートはトランジス
タレベルには展開せずにゲートレベルのままとし、その
他のゲート201、203、211はトランジスタレベ
ルにまで展開する。
【0044】図3は、図2に示すゲートレベルの接続記
述に対して、図1に示すステップ1の展開処理を行った
一実施形態を示す図である。図3において、NORゲー
ト305、フリップフロップ307、インバータ309
は、ステップ1において展開されない図2に示すNOR
ゲート205、フリップフロップ207、インバータ2
09のゲートレベル接続記述である。トランジスタレベ
ルの接続記述301、303、311は、ステップ1に
おいてトランジスタレベルにまで展開された図2に示す
ゲート201、203、211である。
述に対して、図1に示すステップ1の展開処理を行った
一実施形態を示す図である。図3において、NORゲー
ト305、フリップフロップ307、インバータ309
は、ステップ1において展開されない図2に示すNOR
ゲート205、フリップフロップ207、インバータ2
09のゲートレベル接続記述である。トランジスタレベ
ルの接続記述301、303、311は、ステップ1に
おいてトランジスタレベルにまで展開された図2に示す
ゲート201、203、211である。
【0045】このようにして、ゲートレベルの接続記述
101をトランジスタレベルとゲートレベルの混在する
接続記述107に展開することができる。
101をトランジスタレベルとゲートレベルの混在する
接続記述107に展開することができる。
【0046】次に、ステップ2及び3の処理について図
1、図3、図4を参照して説明する。
1、図3、図4を参照して説明する。
【0047】図4は、図3に示すトランジスタレベルと
ゲートレベルの混在する接続記述107をステップ2の
配置処理を行った一実施形態を示す図である。図4にお
いて、ゲートパターン405、407、409は、図3
に示すゲートレベルの接続記述305、307、309
のゲートパターンを、トランジスタパターン401、4
03、411は、図3に示すトランジスタレベルの接続
記述301、303、311の各トランジスタ313〜
335をトランジスタレベルで配置したものである。
ゲートレベルの混在する接続記述107をステップ2の
配置処理を行った一実施形態を示す図である。図4にお
いて、ゲートパターン405、407、409は、図3
に示すゲートレベルの接続記述305、307、309
のゲートパターンを、トランジスタパターン401、4
03、411は、図3に示すトランジスタレベルの接続
記述301、303、311の各トランジスタ313〜
335をトランジスタレベルで配置したものである。
【0048】ゲートパターン405、407、409は
セルライブラリ105の中に用意されたセルパターンを
使用し、配置する。トランジスタパターン401、40
3、411はトランジスタ313〜335をNチャネル
トランジスタとPチャネルトランジスタのペア毎にそれ
ぞれ配置する。例えば、図3に示すトランジスタ313
と315をペアにして図4に示すトランジスタ413と
415のように配置する。通常、ゲートパターン40
5、407、409及びトランジスタ313〜335が
一列に並ぶように配置する。
セルライブラリ105の中に用意されたセルパターンを
使用し、配置する。トランジスタパターン401、40
3、411はトランジスタ313〜335をNチャネル
トランジスタとPチャネルトランジスタのペア毎にそれ
ぞれ配置する。例えば、図3に示すトランジスタ313
と315をペアにして図4に示すトランジスタ413と
415のように配置する。通常、ゲートパターン40
5、407、409及びトランジスタ313〜335が
一列に並ぶように配置する。
【0049】トランジスタパターン401、403、4
11は、トランジスタレベルで配置するので、最適なト
ランジスタサイズでレイアウトを生成することができ
る。また、ゲートパターン405、407、409は、
予め用意した最適設計のセルパターンを使用することが
できるので、フリップフロップのようなタイミング制約
の厳しいゲートでも最小のサイズで実現可能である。
11は、トランジスタレベルで配置するので、最適なト
ランジスタサイズでレイアウトを生成することができ
る。また、ゲートパターン405、407、409は、
予め用意した最適設計のセルパターンを使用することが
できるので、フリップフロップのようなタイミング制約
の厳しいゲートでも最小のサイズで実現可能である。
【0050】配置終了後、各トランジスタ413〜43
5及びゲートパターン405、407、409間に必要
な配線を行う。
5及びゲートパターン405、407、409間に必要
な配線を行う。
【0051】以上のようにして、予め用意されたセルパ
ターンとトランジスタを混在させてレイアウトすること
により消費電力の削減をし、かつ、最適なレイアウトパ
ターン109を得ることができる。
ターンとトランジスタを混在させてレイアウトすること
により消費電力の削減をし、かつ、最適なレイアウトパ
ターン109を得ることができる。
【0052】第2実施形態 以下、本発明の第2実施形態を図1、図5に基づいて説
明する。図5は、本実施形態に基づいてレイアウトした
一実施形態である。
明する。図5は、本実施形態に基づいてレイアウトした
一実施形態である。
【0053】図5において、セル基準位置501、50
3はトランジスタを配置するときに基準となる位置で、
例えば、Nチャネルトランジスタ505の配置の基準と
なる位置501とPチャネルトランジスタ507の配置
の基準となる位置503で一組となっている。また、N
チャネルトランジスタ505の配置の基準の位置501
とPチャネルトランジスタ507の配置の基準の位置5
03との間隔は、デザインルール上のNチャネルトラン
ジスタ505とPチャネルトランジスタ507の最小間
隔に相当する。
3はトランジスタを配置するときに基準となる位置で、
例えば、Nチャネルトランジスタ505の配置の基準と
なる位置501とPチャネルトランジスタ507の配置
の基準となる位置503で一組となっている。また、N
チャネルトランジスタ505の配置の基準の位置501
とPチャネルトランジスタ507の配置の基準の位置5
03との間隔は、デザインルール上のNチャネルトラン
ジスタ505とPチャネルトランジスタ507の最小間
隔に相当する。
【0054】セルライブラリ105に用意しておくセル
パターン509は、セル基準位置501、503に合わ
せて予め最適設計しておく。セルパターン509を構成
するNチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタ
をそれぞれセル基準位置501、503に合わせて設計
しておくのである。
パターン509は、セル基準位置501、503に合わ
せて予め最適設計しておく。セルパターン509を構成
するNチャネルトランジスタとPチャネルトランジスタ
をそれぞれセル基準位置501、503に合わせて設計
しておくのである。
【0055】このようにすることで、ステップ2の配置
処理において、セル基準位置501、503に合わせて
セルパターン509とトランジスタペア505、507
を配置さえすれば、設計ルールが守られることになり、
容易に配置することができる。
処理において、セル基準位置501、503に合わせて
セルパターン509とトランジスタペア505、507
を配置さえすれば、設計ルールが守られることになり、
容易に配置することができる。
【0056】従って、上述のようにセル基準位置50
1、503を設定することで、予め用意するセルパター
ン509をセル基準位置501、503に合わせて最適
設計しておけば容易に配置できるので、従来のスタンダ
ードセル方式のセルパターンのように高さ若しくは幅を
統一するという制約を設ける必要がなくなる。また、ト
ランジスタペア505、507をセル基準位置501、
503に合わせて配置することにより様々なサイズのト
ランジスタペア505、507も容易に扱うことができ
る。さらに、所定のウェルの中に入っていればトランジ
スタを一列に並べる必要がなく、トランジスタ511の
ようにペアより大きい単位で隣接するトランジスタやセ
ルパターンの高さに合わせて多段に積み上げることもで
きる。
1、503を設定することで、予め用意するセルパター
ン509をセル基準位置501、503に合わせて最適
設計しておけば容易に配置できるので、従来のスタンダ
ードセル方式のセルパターンのように高さ若しくは幅を
統一するという制約を設ける必要がなくなる。また、ト
ランジスタペア505、507をセル基準位置501、
503に合わせて配置することにより様々なサイズのト
ランジスタペア505、507も容易に扱うことができ
る。さらに、所定のウェルの中に入っていればトランジ
スタを一列に並べる必要がなく、トランジスタ511の
ようにペアより大きい単位で隣接するトランジスタやセ
ルパターンの高さに合わせて多段に積み上げることもで
きる。
【0057】以上のようにして、予め用意するセルパタ
ーンとトランジスタのレイアウトを容易にすることがで
きる。
ーンとトランジスタのレイアウトを容易にすることがで
きる。
【0058】第3実施形態 以下、本発明の第3実施形態を図1、図6に基づいて説
明する。図6は、本実施形態に基づいてレイアウトした
一実施形態である。
明する。図6は、本実施形態に基づいてレイアウトした
一実施形態である。
【0059】トランジスタペア601をセミカスタム方
式におけるセル、予め用意したセルパターン603をセ
ミカスタム方式におけるマクロセルとして扱うことによ
り、ステップ2の配置処理は従来のセミカスタム方式の
手法を利用することができる。
式におけるセル、予め用意したセルパターン603をセ
ミカスタム方式におけるマクロセルとして扱うことによ
り、ステップ2の配置処理は従来のセミカスタム方式の
手法を利用することができる。
【0060】第4実施形態 以下、本発明の第4実施形態を図7、図8に基づいて説
明する。まず、第1実施形態と同様に、モジュールのゲ
ートレベルの接続記述111をトランジスタレベルとゲ
ートレベルの混在する接続記述117に展開する。この
展開処理において、与えられたゲートレベルの接続記述
111に対して、使用セル情報113で指定されている
ゲートはトランジスタレベルには展開せず、セルライブ
ラリ115に予め用意されたセルパターンを使用し、使
用セル情報113で指定されていないゲートはトランジ
スタレベルに展開する。 (ステップ1) 。
明する。まず、第1実施形態と同様に、モジュールのゲ
ートレベルの接続記述111をトランジスタレベルとゲ
ートレベルの混在する接続記述117に展開する。この
展開処理において、与えられたゲートレベルの接続記述
111に対して、使用セル情報113で指定されている
ゲートはトランジスタレベルには展開せず、セルライブ
ラリ115に予め用意されたセルパターンを使用し、使
用セル情報113で指定されていないゲートはトランジ
スタレベルに展開する。 (ステップ1) 。
【0061】セルライブラリ112には、ゲートレベル
の接続記述におけるNAND・NOR等の比較的使用頻
度の高いゲート、およびフリップフロップ等のタイミン
グ制約の厳しいゲート等が、Pチャネル領域・Nチャネ
ル領域が上下に別れたパターンとして用意される。ここ
でも、ゲートレベルの接続記述を表したものとして図2
の例を示す。これを展開して、トランジスタレベルとゲ
ートレベルの混在する接続記述を生成したものも、同様
に図3を例として利用できる。使用セル情報により、フ
リップフロップ、NORゲート、インバータは用意され
たセルを使い、他のゲートは展開している。
の接続記述におけるNAND・NOR等の比較的使用頻
度の高いゲート、およびフリップフロップ等のタイミン
グ制約の厳しいゲート等が、Pチャネル領域・Nチャネ
ル領域が上下に別れたパターンとして用意される。ここ
でも、ゲートレベルの接続記述を表したものとして図2
の例を示す。これを展開して、トランジスタレベルとゲ
ートレベルの混在する接続記述を生成したものも、同様
に図3を例として利用できる。使用セル情報により、フ
リップフロップ、NORゲート、インバータは用意され
たセルを使い、他のゲートは展開している。
【0062】次にステップ2において、与えられた列数
119、モジュールサイズ121から初期列幅・列幅余
裕を算出する。初期列幅IRW の設定の例としては、入力
されたモジュール幅を MW とすると、
119、モジュールサイズ121から初期列幅・列幅余
裕を算出する。初期列幅IRW の設定の例としては、入力
されたモジュール幅を MW とすると、
【数1】IRW = MW 列幅余裕 ARWは、初期列幅のα% で
【数2】ARW = MW * α/100 とする。この列幅余裕の範囲内、即ち、IRW ±ARW の列
幅で、トランジスタレベルとゲートレベルの混在する接
続記述をもとに、その展開のレベルでトランジスタまた
はセルを与えられた列数の各領域に合わせて配置する
(ステップ3)。
幅で、トランジスタレベルとゲートレベルの混在する接
続記述をもとに、その展開のレベルでトランジスタまた
はセルを与えられた列数の各領域に合わせて配置する
(ステップ3)。
【0063】ここでの処理は、本発明の第2実施形態で
示したような方法に基づいている。即ち、図8(a)に
おいて、Nウエル領域に形成されたNチャネルトランジ
スタ505と、Pウエル領域に形成されたPチャネルト
ランジスタ507は夫々一組となっており、Nチャネル
トランジスタ505の配置の基準の位置501とPチャ
ネルトランジスタ507の配置の基準の位置503との
間隔、つまりウエル間隔は、デザインルール上のNチャ
ネルトランジスタ505とPチャネルトランジスタ50
7の最小間隔に相当する。セルパターン509について
も同様に、セル基準位置501、503に合わせて予め
最適設計しておく。
示したような方法に基づいている。即ち、図8(a)に
おいて、Nウエル領域に形成されたNチャネルトランジ
スタ505と、Pウエル領域に形成されたPチャネルト
ランジスタ507は夫々一組となっており、Nチャネル
トランジスタ505の配置の基準の位置501とPチャ
ネルトランジスタ507の配置の基準の位置503との
間隔、つまりウエル間隔は、デザインルール上のNチャ
ネルトランジスタ505とPチャネルトランジスタ50
7の最小間隔に相当する。セルパターン509について
も同様に、セル基準位置501、503に合わせて予め
最適設計しておく。
【0064】この時の配置は、カット数を最小にするよ
うにトランジスタペアの集合を細分化して行くことによ
ってトランジスタペアの配置を決定するmin ‐cut 法
等、ネットの接続関係を考慮し配線長を短くするものな
らどの様な手法でも良いが、後の処理によってトランジ
スタ列幅を調整するため、ここでは列幅余裕の範囲内で
あれば、配置は従来のように各列の幅を均一にしなくて
も良い。従って、各列の幅の均一化を制約条件にするこ
となく、ネットのつながりへの配慮に基づいて比較的自
由に配置することができる。
うにトランジスタペアの集合を細分化して行くことによ
ってトランジスタペアの配置を決定するmin ‐cut 法
等、ネットの接続関係を考慮し配線長を短くするものな
らどの様な手法でも良いが、後の処理によってトランジ
スタ列幅を調整するため、ここでは列幅余裕の範囲内で
あれば、配置は従来のように各列の幅を均一にしなくて
も良い。従って、各列の幅の均一化を制約条件にするこ
となく、ネットのつながりへの配慮に基づいて比較的自
由に配置することができる。
【0065】次に各列ごとに該モジュール幅、即ち列幅
RWと列高さRHを決定する。各列の長さは、トランジスタ
の並列化により原状態よりも長く、積み重ねにより短く
することができる。また、高さは、トランジスタの並列
化により原状態よりも低く、積み重ねにより高くするこ
とができる。
RWと列高さRHを決定する。各列の長さは、トランジスタ
の並列化により原状態よりも長く、積み重ねにより短く
することができる。また、高さは、トランジスタの並列
化により原状態よりも低く、積み重ねにより高くするこ
とができる。
【0066】先ず、セルの上下にトランジスタの積み重
ねを行わない場合について説明する。設計ルールで定め
られたトランジスタの最小サイズを minTW、トランジス
タ長を TL 、トランジスタ間隔を DT 、第r列(r= 1
〜 NR )に配置されたPチャネルトランジスタまたはN
チャネルトランジスタの多い方の数をNTr 、トランジス
タの幅をTWri(i=1 〜NTr )、セル数をNCr 、セル高さ
をCHri(i=1 〜NCr )、セル幅をCWri(i=1〜NCr )とす
ると、高さ RH でトランジスタを並列化したときの第r
列の幅 RWrは、
ねを行わない場合について説明する。設計ルールで定め
られたトランジスタの最小サイズを minTW、トランジス
タ長を TL 、トランジスタ間隔を DT 、第r列(r= 1
〜 NR )に配置されたPチャネルトランジスタまたはN
チャネルトランジスタの多い方の数をNTr 、トランジス
タの幅をTWri(i=1 〜NTr )、セル数をNCr 、セル高さ
をCHri(i=1 〜NCr )、セル幅をCWri(i=1〜NCr )とす
ると、高さ RH でトランジスタを並列化したときの第r
列の幅 RWrは、
【数3】 ただし、関数 I(X) は、X の整数部分を取り出すものと
する。ここで、max (CHri)> RH の時は、高さRHでト
ランジスタを並列化しても、デッドスペースができるだ
けで列高さは変わらないので、デッドペースをなくす列
幅は、
する。ここで、max (CHri)> RH の時は、高さRHでト
ランジスタを並列化しても、デッドスペースができるだ
けで列高さは変わらないので、デッドペースをなくす列
幅は、
【数4】CHr = max (CHri) とすると、
【数5】 となる。この式から、トランジスタの並列化を行った時
の各列の幅と高さとの関係は、列に配置されたトランジ
スタ・セルの大きさの分布によって、それぞれ図9で現
わされるグラフが得られる。ここで、510、520、
530はセルによるデッドスペースのない高さでトラン
ジスタの並列化を行ったときの列高さと幅の関係、51
1、521はデッドスペースのある高さでトランジスタ
の並列化を行ったときの列高さと幅の関係。
の各列の幅と高さとの関係は、列に配置されたトランジ
スタ・セルの大きさの分布によって、それぞれ図9で現
わされるグラフが得られる。ここで、510、520、
530はセルによるデッドスペースのない高さでトラン
ジスタの並列化を行ったときの列高さと幅の関係、51
1、521はデッドスペースのある高さでトランジスタ
の並列化を行ったときの列高さと幅の関係。
【0067】ステップ4では、配置された各列ごとの状
況から新モジュール幅を決定をする。ここでは、新モジ
ュール幅は初期列幅と同じとする。ステップ5では各列
rに対して幅IRW に対応する列高さRHr を求めることに
なる。
況から新モジュール幅を決定をする。ここでは、新モジ
ュール幅は初期列幅と同じとする。ステップ5では各列
rに対して幅IRW に対応する列高さRHr を求めることに
なる。
【0068】さらにステップ6でステップ4、ステップ
5で算出された列幅・高さでトランジスタの並列化を行
う。
5で算出された列幅・高さでトランジスタの並列化を行
う。
【0069】最後に112で配置されたトランジスタま
たはセルの配線を行う。配線は従来のセミカスタム方式
の自動レイアウトの配線プログラムと同様にできる。
たはセルの配線を行う。配線は従来のセミカスタム方式
の自動レイアウトの配線プログラムと同様にできる。
【0070】以上の手続きによって、図8(a)の2段
目及び3段目の列の高さ、即ち必要なPウエル領域及び
Nウエル領域の高さは、図8(b)の2段目及び3段目
の列のように縮小される。
目及び3段目の列の高さ、即ち必要なPウエル領域及び
Nウエル領域の高さは、図8(b)の2段目及び3段目
の列のように縮小される。
【0071】次に、列数とモジュール高さ MH が予め与
えられており、モジュール幅を上記の如く適宜縮小する
場合について説明する。ステップ2の前までは、前記例
と同様に行う。
えられており、モジュール幅を上記の如く適宜縮小する
場合について説明する。ステップ2の前までは、前記例
と同様に行う。
【0072】次にステップ2において、初期列幅IRW を
与えられた列数NRから初期列幅・列幅余裕を決める。ト
ランジスタ長を TL 、トランジスタ間隔を DT 、トラン
ジスタの総数をNT、各トランジスタ幅をTWi(i=1 〜NT)
、セルの総数をNC、各セル幅をCWi(i=1 〜NC) とする
と
与えられた列数NRから初期列幅・列幅余裕を決める。ト
ランジスタ長を TL 、トランジスタ間隔を DT 、トラン
ジスタの総数をNT、各トランジスタ幅をTWi(i=1 〜NT)
、セルの総数をNC、各セル幅をCWi(i=1 〜NC) とする
と
【数6】 列幅余裕 ARWは、初期列幅のα% で
【数7】ARW = IRW * α/100 とする。上で説明したのと同様に、この列幅余裕の範囲
内で、トランジスタ及びセルを配置する(ステップ
3)。
内で、トランジスタ及びセルを配置する(ステップ
3)。
【0073】次にステップ4で、モジュール幅、即ち列
幅RWを決定する。ここではモジュール高さが与えられて
いる。各列の仮高さを
幅RWを決定する。ここではモジュール高さが与えられて
いる。各列の仮高さを
【数8】IRHr = max(CHri,minTW ) とする。(数3)または(数5)と同様に仮高さIRHrに
おける各列幅を算出する。
おける各列幅を算出する。
【0074】
【数9】 である限り、最も幅の大きな列の仮高さをminTW だけ増
加させる事を繰り返す。最終的に、
加させる事を繰り返す。最終的に、
【数10】 となったときの列幅をRWとする。この列幅 RW に対し
て、ステップ5以降の処理を上記の如く行う。
て、ステップ5以降の処理を上記の如く行う。
【0075】次に、セルの上下にも同じ極性のトランジ
スタの積み重ねを行って列の高さを縮小する場合につい
て説明する。ステップ3までは、前記の例と同様に行
う。
スタの積み重ねを行って列の高さを縮小する場合につい
て説明する。ステップ3までは、前記の例と同様に行
う。
【0076】セルの上下にも同じ極性のトランジスタを
積み重ねる場合、列rの高さ RHrは
積み重ねる場合、列rの高さ RHrは
【数11】 min (CHri,minTW )<= RH <= max(TWri,CHri ) ここでは、
【数12】RHr = max (TWri,CHri ) とする。まず、RHr>CHriなる高さの各セルに対して、CH
riの大きい順に、
riの大きい順に、
【数13】CHri + TWri < RHr を満たすTWri で最大のトランジスタを割り当ててゆ
く。全てのセルに対しトランジスタの割当が終わった
ら、残りのトランジスタに対して大きい順に、
く。全てのセルに対しトランジスタの割当が終わった
ら、残りのトランジスタに対して大きい順に、
【数14】TWri + TWrj < RHr を満たす組み合わせを作っていく。このようにして、全
ての組み合わせを作れば列高さRHr における列幅RWr が
得られる。セルまたは他のトランジスタの上下に積み重
ねる事ができたトランジスタの幅をTSWj(j=1-NTSr) と
すると、(数3)で算出された列幅より、これらのトラ
ンジスタが占有する分だけ列幅を小さくできる。即ち
ての組み合わせを作れば列高さRHr における列幅RWr が
得られる。セルまたは他のトランジスタの上下に積み重
ねる事ができたトランジスタの幅をTSWj(j=1-NTSr) と
すると、(数3)で算出された列幅より、これらのトラ
ンジスタが占有する分だけ列幅を小さくできる。即ち
【数15】 とできる。あるいは、(数5)が適用される場合は
【数16】 とできる。
【0077】ステップ6で決めた高さまでトランジスタ
の積み重ねを行う以外は、以降の処理は前記例と同様で
ある。このようなトランジスタの積み重ねよって、図8
(a)の1段目の列の幅は、図8(b)の1段目の列の
ように縮小される。即ち、セル411のPチャネル領域
側にPチャネルトランジスタ442を、Nチャネル領域
側にNチャネルトランジスタ443を積み重ね、一対の
トランジスタ444をPチャネル領域側とNチャネル領
域側との双方で縦方向に積み重ねている。これにより、
これらトランジスタ及び前記セルが必要とするPウエル
領域及びNウエル領域の幅を小さくすることができる。
の積み重ねを行う以外は、以降の処理は前記例と同様で
ある。このようなトランジスタの積み重ねよって、図8
(a)の1段目の列の幅は、図8(b)の1段目の列の
ように縮小される。即ち、セル411のPチャネル領域
側にPチャネルトランジスタ442を、Nチャネル領域
側にNチャネルトランジスタ443を積み重ね、一対の
トランジスタ444をPチャネル領域側とNチャネル領
域側との双方で縦方向に積み重ねている。これにより、
これらトランジスタ及び前記セルが必要とするPウエル
領域及びNウエル領域の幅を小さくすることができる。
【0078】図8(a)、図8(b)の例では、高さの
異なるセルが使われている。通常、1つのライブラリで
はセルの高さは統一されており、高さの異なるライブラ
リを組み合わせることは、レイアウト効率が落ちるので
あまり行われない。しかし、本発明の場合には、高さの
異なるライブラリを利用しても、レイアウト効率が落ち
ることはないので、設計の自由度が向上する。
異なるセルが使われている。通常、1つのライブラリで
はセルの高さは統一されており、高さの異なるライブラ
リを組み合わせることは、レイアウト効率が落ちるので
あまり行われない。しかし、本発明の場合には、高さの
異なるライブラリを利用しても、レイアウト効率が落ち
ることはないので、設計の自由度が向上する。
【0079】第5実施形態 以下、本発明の第5実施形態を図10、図11に基づい
て説明する。図10は、スタンダードセルLSIに本発
明を適用した一実施形態である。図11は、本実施形態
に関わる処理フロー図である。図11に沿って、本実施
形態の処理について図10(a)を参照しながら説明す
る。尚、本実施形態は、階層レイアウト方式の場合を例
にして説明する。
て説明する。図10は、スタンダードセルLSIに本発
明を適用した一実施形態である。図11は、本実施形態
に関わる処理フロー図である。図11に沿って、本実施
形態の処理について図10(a)を参照しながら説明す
る。尚、本実施形態は、階層レイアウト方式の場合を例
にして説明する。
【0080】まず、チップ周辺部にI/Oパッド700
pを配置する。ここでは、簡単にシンボルとして描いて
いるが、これらはチップ周辺に配置されている。また、
矩形701はこれらI/O部分の内側を示している (ス
テップ1) 。
pを配置する。ここでは、簡単にシンボルとして描いて
いるが、これらはチップ周辺に配置されている。また、
矩形701はこれらI/O部分の内側を示している (ス
テップ1) 。
【0081】次に、複数の論理回路素子から成る素子列
703で構成されるブロックを、ブロック毎に素子列7
03をまとめてチップ上に配置する (ステップ2) 。
703で構成されるブロックを、ブロック毎に素子列7
03をまとめてチップ上に配置する (ステップ2) 。
【0082】次に、各論理回路素子が動作するために必
要とする電流量を基に、ブロック内で必要とされる電流
量を計算し、その電流量に見合った電源配線の線幅を決
定する。上述の方法で決定された線幅の環状電源配線7
05を各ブロックの周囲に環状に敷設する (ステップ
3) 。尚、この環状電源配線705については、後で説
明する。
要とする電流量を基に、ブロック内で必要とされる電流
量を計算し、その電流量に見合った電源配線の線幅を決
定する。上述の方法で決定された線幅の環状電源配線7
05を各ブロックの周囲に環状に敷設する (ステップ
3) 。尚、この環状電源配線705については、後で説
明する。
【0083】次に、素子列703の中に配置された電源
線専用素子と環状電源配線705を配線707によって
電気的に接続する。尚、チップが多層配線構造を有し、
前記電源線専用素子の電源用端子と環状電源配線705
の配線層が異なる場合には、VIAを用いて接続するこ
ととなる (ステップ4) 。
線専用素子と環状電源配線705を配線707によって
電気的に接続する。尚、チップが多層配線構造を有し、
前記電源線専用素子の電源用端子と環状電源配線705
の配線層が異なる場合には、VIAを用いて接続するこ
ととなる (ステップ4) 。
【0084】電源線専用素子は、図10(b)に示した
ように、電源線の配線パターンのみからなる特殊なセル
707cで、その位置に一般の論理素子が置けないよう
に、ブロッキングしている。これに対して、一般の論理
素子703cは、図10(c)に示したように、電源線
の間に、論理装置703dや、入出力端子703iなど
を有している。
ように、電源線の配線パターンのみからなる特殊なセル
707cで、その位置に一般の論理素子が置けないよう
に、ブロッキングしている。これに対して、一般の論理
素子703cは、図10(c)に示したように、電源線
の間に、論理装置703dや、入出力端子703iなど
を有している。
【0085】最後に、環状電源配線705とチップ周辺
部にある電源供給素子を出来る限り折れ曲がることなく
配線709により電気的に接続する。環状電源配線70
5を設けたことにより、配線709は、図10(a)に
示すように、折れ曲がることなく配置することができ、
電源配線が占める面積を小さくすることができる (ステ
ップ5) 。勿論、ステップ4及び5はいずれを先に行な
っても良いので、適宜順序を変えても差し支えない。
部にある電源供給素子を出来る限り折れ曲がることなく
配線709により電気的に接続する。環状電源配線70
5を設けたことにより、配線709は、図10(a)に
示すように、折れ曲がることなく配置することができ、
電源配線が占める面積を小さくすることができる (ステ
ップ5) 。勿論、ステップ4及び5はいずれを先に行な
っても良いので、適宜順序を変えても差し支えない。
【0086】次に、図10に示す環状電源配線705に
ついて図12に基づいて説明する。
ついて図12に基づいて説明する。
【0087】図12は、図10のA部分の拡大図であ
り、複数の論理回路素子から成る4つの素子列903で
構成されたブロックの周囲に、環状電源配線905が形
成されている。尚、論理回路を動作させるには通常2つ
の電源が必要なので、環状電源配線905は電源線と接
地線から構成されるが、本実施形態においては、電源線
と接地線の位置関係は任意である。
り、複数の論理回路素子から成る4つの素子列903で
構成されたブロックの周囲に、環状電源配線905が形
成されている。尚、論理回路を動作させるには通常2つ
の電源が必要なので、環状電源配線905は電源線と接
地線から構成されるが、本実施形態においては、電源線
と接地線の位置関係は任意である。
【0088】環状電源配線905は、配線907によっ
てVIAを介して素子列903と電気的に接続されてい
る。また、チップ周辺にある電源供給素子及び隣接する
ブロックの環状電源配線と配線909によってVIA9
11を介して電気的に接続されている。電源配線を環状
にすることで、環状電源配線905から最短距離で配線
907は素子列903に、配線909はチップ周辺にあ
る電源供給素子あるいは隣接するブロックの環状電源配
線に接続させることができる。従って、電源配線長が短
くなるので、配線領域の面積を小さくすることができ、
さらに、配線インピーダンスも減少し、電源ノイズの低
減化にも有効である。
てVIAを介して素子列903と電気的に接続されてい
る。また、チップ周辺にある電源供給素子及び隣接する
ブロックの環状電源配線と配線909によってVIA9
11を介して電気的に接続されている。電源配線を環状
にすることで、環状電源配線905から最短距離で配線
907は素子列903に、配線909はチップ周辺にあ
る電源供給素子あるいは隣接するブロックの環状電源配
線に接続させることができる。従って、電源配線長が短
くなるので、配線領域の面積を小さくすることができ、
さらに、配線インピーダンスも減少し、電源ノイズの低
減化にも有効である。
【0089】以下に、具体的に環状電源配線等の配線層
の使用例をいくつか述べる。尚、図13〜17には論理
回路素子から成る素子列及びその素子列と環状電源配線
とを接続する配線は省略されている。
の使用例をいくつか述べる。尚、図13〜17には論理
回路素子から成る素子列及びその素子列と環状電源配線
とを接続する配線は省略されている。
【0090】図13に示す使用例では、2つの環状電源
配線1005は同じ配線層で形成されている。それぞれ
の環状電源配線1005は同一層で形成されているた
め、折れ曲がり点にはVIAを用いる必要はない。すな
わち、線幅が一般信号線と比べて太い電源配線専用の大
きな径のVIAを環状電源配線1005の折れ曲がり点
に用いる必要がないため、その分だけ環状電源配線10
05が占める面積を小さくすることができる。
配線1005は同じ配線層で形成されている。それぞれ
の環状電源配線1005は同一層で形成されているた
め、折れ曲がり点にはVIAを用いる必要はない。すな
わち、線幅が一般信号線と比べて太い電源配線専用の大
きな径のVIAを環状電源配線1005の折れ曲がり点
に用いる必要がないため、その分だけ環状電源配線10
05が占める面積を小さくすることができる。
【0091】図14に示す使用例では、2つの環状電源
配線1105は別々の配線層で形成されている。この使
用例でも、環状電源配線1105の折れ曲がり点にVI
Aを用いる必要はない。尚、下側の環状電源配線110
5と接続している環状電源配線1109と下側の環状電
源配線1105を同じ層とすれば、これら電源配線は2
層で形成することができる。
配線1105は別々の配線層で形成されている。この使
用例でも、環状電源配線1105の折れ曲がり点にVI
Aを用いる必要はない。尚、下側の環状電源配線110
5と接続している環状電源配線1109と下側の環状電
源配線1105を同じ層とすれば、これら電源配線は2
層で形成することができる。
【0092】図15に示す使用例では、1つの環状電源
配線1205が2層の配線層を用いて形成されている。
つまり、x方向の配線とy方向の配線が異なる配線層で
形成されているのである。この使用例では、環状電源配
線1205の折れ曲がり点にはx方向の配線とy方向の
配線を接続するためのVIA1211が必要となるが、
一般信号線1215のx方向、y方向それぞれの配線を
環状電源配線1205のx方向、y方向それぞれの配線
と同じ配線層で形成すれば、図15に示すように、一般
信号線1215を環状電源配線1205に直行して素子
列1203内の論理回路素子1213に接続することが
でき、一般信号線1215専用の配線層を持つ必要がな
くなる。従って、チップの配線層の数を減らし、チップ
のコストを削減することが可能である。尚、本使用例で
は、1つの環状電源配線が2層の配線層で形成されてい
る場合を示したが、少なくとも2層以上で形成されてい
れば、同じ効果を得ることができる。
配線1205が2層の配線層を用いて形成されている。
つまり、x方向の配線とy方向の配線が異なる配線層で
形成されているのである。この使用例では、環状電源配
線1205の折れ曲がり点にはx方向の配線とy方向の
配線を接続するためのVIA1211が必要となるが、
一般信号線1215のx方向、y方向それぞれの配線を
環状電源配線1205のx方向、y方向それぞれの配線
と同じ配線層で形成すれば、図15に示すように、一般
信号線1215を環状電源配線1205に直行して素子
列1203内の論理回路素子1213に接続することが
でき、一般信号線1215専用の配線層を持つ必要がな
くなる。従って、チップの配線層の数を減らし、チップ
のコストを削減することが可能である。尚、本使用例で
は、1つの環状電源配線が2層の配線層で形成されてい
る場合を示したが、少なくとも2層以上で形成されてい
れば、同じ効果を得ることができる。
【0093】図16及び図17に示す使用例は、図15
に示す使用例と同様に1つの環状電源配線が少なくとも
2層以上の配線層を用いて形成されている別の例であ
る。
に示す使用例と同様に1つの環状電源配線が少なくとも
2層以上の配線層を用いて形成されている別の例であ
る。
【0094】次に、図21に示す従来例と同じ論理回路
素子から成るブロックに本発明を適用した場合について
図面15に基づいて説明する。尚、従来例と同じデザイ
ンルールに従うものとする。
素子から成るブロックに本発明を適用した場合について
図面15に基づいて説明する。尚、従来例と同じデザイ
ンルールに従うものとする。
【0095】図18は、図21に示す従来例と同じ論理
回路素子から成る素子列で構成されたブロックに本発明
の実施形態に従って電源配線を敷設した一実施形態であ
る。
回路素子から成る素子列で構成されたブロックに本発明
の実施形態に従って電源配線を敷設した一実施形態であ
る。
【0096】図18において、複数の論理回路素子から
成る素子列1503には、素子列間の電源を電気的に接
続するための電源線専用素子1517が両端及び中央に
備え付けてある。そして、素子列1503で構成される
ブロックの周囲には環状電源配線1505が配置され、
電源線専用素子1517と環状電源配線1505が配線
1507により接続されている。さらに、VIA151
1と配線のデザインルールを考慮して電源供給素子15
19まで配線1509を配置してある。
成る素子列1503には、素子列間の電源を電気的に接
続するための電源線専用素子1517が両端及び中央に
備え付けてある。そして、素子列1503で構成される
ブロックの周囲には環状電源配線1505が配置され、
電源線専用素子1517と環状電源配線1505が配線
1507により接続されている。さらに、VIA151
1と配線のデザインルールを考慮して電源供給素子15
19まで配線1509を配置してある。
【0097】図18を図21と比較すれば、電源供給端
子1519がチップのより内側に配置されていることが
わかる。従って、本実施形態によれば、チップ面積を縮
小することができる。
子1519がチップのより内側に配置されていることが
わかる。従って、本実施形態によれば、チップ面積を縮
小することができる。
【0098】第6実施形態 以下に、第5実施形態を応用した実施形態について説明
する。
する。
【0099】本実施形態は、各ブロックに電源供給素子
から与える電圧をブロック毎に設定するものである。す
なわち、電源供給素子から供給される電圧を変更するこ
とで、図12に示す素子列903から成るブロックが構
成する回路に、配線909、環状電源配線905、及
び、配線907を通して、前記回路に固有の電圧を供給
するものである。
から与える電圧をブロック毎に設定するものである。す
なわち、電源供給素子から供給される電圧を変更するこ
とで、図12に示す素子列903から成るブロックが構
成する回路に、配線909、環状電源配線905、及
び、配線907を通して、前記回路に固有の電圧を供給
するものである。
【0100】具体的には、図19に示したように、チッ
プに複数の電圧レベルの出力を持つコンバータ920が
設けられており、ここで外部電圧Vo が夫々の電圧レベ
ルV1、V2、V3等に変換されて各ブロックに供給さ
れる。
プに複数の電圧レベルの出力を持つコンバータ920が
設けられており、ここで外部電圧Vo が夫々の電圧レベ
ルV1、V2、V3等に変換されて各ブロックに供給さ
れる。
【0101】このようにすれば、チップ内の各ブロック
毎に異なる電圧を供給することができる。従って、前記
回路がチップに供給される電圧よりも低い電圧にしても
動作する場合には、電源供給端子の電圧を前記回路が動
作するのに必要最小限の電圧に設定することで、前記回
路で余分に消費される電力を削減することができる。
毎に異なる電圧を供給することができる。従って、前記
回路がチップに供給される電圧よりも低い電圧にしても
動作する場合には、電源供給端子の電圧を前記回路が動
作するのに必要最小限の電圧に設定することで、前記回
路で余分に消費される電力を削減することができる。
【0102】以上により、全ブロックに一定の電圧を供
給する場合よりも論理回路部分で消費される電力を削減
することができる。
給する場合よりも論理回路部分で消費される電力を削減
することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ランジスタレベルのレイアウトでトランジスタのサイズ
を最適化することができるので、最適なレイアウトパタ
ーンを生成することができる。また、特定のゲートにつ
いては予め最適設計されたセルパターンを使用すること
ができるので、トランジスタレベルで最適設計できない
ゲートについても最小のサイズで実現可能である。この
ように、ゲートレベルとトランジスタレベルを混在させ
てレイアウトすることにより消費電力の削減をしつつ最
小のレイアウトパターンを容易に得ることができる。
ランジスタレベルのレイアウトでトランジスタのサイズ
を最適化することができるので、最適なレイアウトパタ
ーンを生成することができる。また、特定のゲートにつ
いては予め最適設計されたセルパターンを使用すること
ができるので、トランジスタレベルで最適設計できない
ゲートについても最小のサイズで実現可能である。この
ように、ゲートレベルとトランジスタレベルを混在させ
てレイアウトすることにより消費電力の削減をしつつ最
小のレイアウトパターンを容易に得ることができる。
【0104】また、本発明によれば、論理回路素子から
成るブロックの周囲に環状電源配線を敷設したので、一
般信号線に比べて線幅の太い電源配線を折れ曲がりなく
接続することができる。その結果、電源配線の配線長が
短くなるので、電源配線によって占められていた面積を
縮小することができる。このようにして、チップの面積
を縮小することができる。また、電源配線の配線長が短
くなることで、配線インピーダンスが減少するので、電
源ノイズの低減化に有効である。さらに、各ブロックで
異なる電圧の電源を供給することができるので、消費電
力の削減には有効である。
成るブロックの周囲に環状電源配線を敷設したので、一
般信号線に比べて線幅の太い電源配線を折れ曲がりなく
接続することができる。その結果、電源配線の配線長が
短くなるので、電源配線によって占められていた面積を
縮小することができる。このようにして、チップの面積
を縮小することができる。また、電源配線の配線長が短
くなることで、配線インピーダンスが減少するので、電
源ノイズの低減化に有効である。さらに、各ブロックで
異なる電圧の電源を供給することができるので、消費電
力の削減には有効である。
【0105】更に、本発明によれば、セルやトランジス
タの大きさが異なっていても、また初期配置列の幅が異
なっていても、トランジスタの並列化と積み重ねによっ
て、高さ及び幅の両方についてデッドスペースをなくす
事ができるため、最小の面積で所望のパターンを る事
ができる。
タの大きさが異なっていても、また初期配置列の幅が異
なっていても、トランジスタの並列化と積み重ねによっ
て、高さ及び幅の両方についてデッドスペースをなくす
事ができるため、最小の面積で所望のパターンを る事
ができる。
【図1】本発明の第1実施形態を説明するフローチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図2】図1に示す処理フローによりレイアウトされる
半導体集積回路のゲートレベル接続記述の一例を示す図
である。
半導体集積回路のゲートレベル接続記述の一例を示す図
である。
【図3】図1に示すステップ1により展開処理された半
導体集積回路のトランジスタレベルとゲートレベルの混
在する接続記述の一例を示す図である。
導体集積回路のトランジスタレベルとゲートレベルの混
在する接続記述の一例を示す図である。
【図4】図1に示す処理フローによりレイアウトされた
半導体集積回路の一例を示す図である。
半導体集積回路の一例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態によりレイアウトされた
半導体集積回路の一例を示す図である。
半導体集積回路の一例を示す図である。
【図6】本発明の第3実施形態によりレイアウトされた
半導体集積回路の一例を示す図である。
半導体集積回路の一例を示す図である。
【図7】本発明の第4実施形態を説明するフローチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図8】図7に示す処理フローによりレイアウトされる
半導体集積回路の一例を示す図である。
半導体集積回路の一例を示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態によりトランジスタの並
列化行った際のトランジスタ列の幅と高さの関係を表し
た例。
列化行った際のトランジスタ列の幅と高さの関係を表し
た例。
【図10】(a)は本発明の第5実施形態に係わる半導
体集積回路の一例を示す図、(b)は電源線専用素子の
セル構造を示す平面図、(c)は一般の論理素子のセル
構造を示す平面図である。
体集積回路の一例を示す図、(b)は電源線専用素子の
セル構造を示す平面図、(c)は一般の論理素子のセル
構造を示す平面図である。
【図11】本発明の第5実施形態を説明するフローチャ
ートを示す図である。
ートを示す図である。
【図12】本発明の第5実施形態を説明するための図1
0に示す半導体集積回路の一例の一部分を示す図であ
る。
0に示す半導体集積回路の一例の一部分を示す図であ
る。
【図13】本発明の第5実施形態に係る半導体集積回路
における環状電源配線の一例を示す図である。
における環状電源配線の一例を示す図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係る半導体集積回路
における環状電源配線の一例を示す図である。
における環状電源配線の一例を示す図である。
【図15】本発明の第5実施形態に係る半導体集積回路
における環状電源配線の一例を示す図である。
における環状電源配線の一例を示す図である。
【図16】本発明の第5実施形態に係る半導体集積回路
における環状電源配線の一例を示す図である。
における環状電源配線の一例を示す図である。
【図17】本発明の第5実施形態に係る半導体集積回路
における環状電源配線の一例を示す図である。
における環状電源配線の一例を示す図である。
【図18】図11に示す処理フローにより電源配線を敷
設した一例を示す図である。
設した一例を示す図である。
【図19】本発明の第5実施形態を応用した実施形態を
示す図である。
示す図である。
【図20】従来のレイアウトの一例を示す図である。
【図21】従来の電源配線の一例である。
101、111 ゲートレベルの接続記述 103、113 使用セル情報 105、115 セルライブラリ 107、117 トランジスタレベルとゲートレベルの
混在する接続記述 109 レイアウトパターン 119 列数 112 モジュールサイズ 201、301、401 複合ゲート 203、209、303、309、403、409 イ
ンバータ 205、305、405 NORゲート 207、307、407 フリップフロップ 211、311、411 NANDゲート 313、315、317、319、321、323、3
25、327、329、331、333、335、41
3、415、417、419、421、423、42
5、427、429、431、433、435、 トラ
ンジスタ 441、603 セル 442、443 セルの上下に積み上げたトランジスタ 444 積み上げられたトランジスタ 445 並列化されたトランジスタ 501 Nチャネルトランジスタのセル基準位置 503 Pチャネルトランジスタのセル基準位置 505 Nチャネルトランジスタ 507 Pチャネルトランジスタ 509 セルパターン 511 Pチャネルトランジスタ、Nチャネルトランジ
スタそれぞれを2段に配置した例 601 トランジスタペア 701、901、1001、1101、1201、13
01、1401 I/Oの内側 703、903、1203、1503、1703 素子
列 705、905、1005、1105、1205、13
05、1405、1505 環状電源配線 707、709、907、909、1007、100
9、1107、1109、1207、1209、130
7、1309、1407、1409、1507、150
9、1603 配線 911、1011、1111、1211、1311、1
411、1511、1711 VIA 1213 論理回路素子 1215 一般信号線 1517、1717 電源線専用素子 1519、1719 電源供給素子 1601 スタンダードセル 1605 パッド 1707 電源配線
混在する接続記述 109 レイアウトパターン 119 列数 112 モジュールサイズ 201、301、401 複合ゲート 203、209、303、309、403、409 イ
ンバータ 205、305、405 NORゲート 207、307、407 フリップフロップ 211、311、411 NANDゲート 313、315、317、319、321、323、3
25、327、329、331、333、335、41
3、415、417、419、421、423、42
5、427、429、431、433、435、 トラ
ンジスタ 441、603 セル 442、443 セルの上下に積み上げたトランジスタ 444 積み上げられたトランジスタ 445 並列化されたトランジスタ 501 Nチャネルトランジスタのセル基準位置 503 Pチャネルトランジスタのセル基準位置 505 Nチャネルトランジスタ 507 Pチャネルトランジスタ 509 セルパターン 511 Pチャネルトランジスタ、Nチャネルトランジ
スタそれぞれを2段に配置した例 601 トランジスタペア 701、901、1001、1101、1201、13
01、1401 I/Oの内側 703、903、1203、1503、1703 素子
列 705、905、1005、1105、1205、13
05、1405、1505 環状電源配線 707、709、907、909、1007、100
9、1107、1109、1207、1209、130
7、1309、1407、1409、1507、150
9、1603 配線 911、1011、1111、1211、1311、1
411、1511、1711 VIA 1213 論理回路素子 1215 一般信号線 1517、1717 電源線専用素子 1519、1719 電源供給素子 1601 スタンダードセル 1605 パッド 1707 電源配線
Claims (8)
- 【請求項1】 ゲートレベルの接続記述を作成する段階
と、 前記ゲートレベルの接続記述で記述されているゲートの
一部を、予め用意されたライブラリのセルに置き換える
段階と、 前記ゲートレベルの接続記述で記述されているゲートの
残りを構成トランジスタに展開する段階と、 前記構成トランジスタと前記セルによってレイアウトを
行う段階とからなる半導体集積回路の設計方法。 - 【請求項2】 レイアウトする際に基準となるセル基準
位置を設定し、 予め用意しておくセルパターンを前記セル基準位置に合
わせて設計し、 与えられたゲートレベルの接続記述に対して、前記セル
パターンを使用するゲートを指定する使用セル情報を作
成し、 前記ゲートレベルの接続記述をトランジスタレベルに展
開する際に、前記使用セル情報が指定するゲートは前記
セルパターンを使用し、前記使用セル情報が指定しない
ゲートはトランジスタレベルに展開して、トランジスタ
レベルとゲートレベルの混在する接続記述を作成し、 前記トランジスタレベルとゲートレベルの混在する接続
記述をもとに、前記セル基準位置に合わせてレイアウト
を行うことを特徴とする半導体集積回路の設計方法。 - 【請求項3】 論理回路素子から成るブロックを囲むよ
うに配置された環状電源配線と、 前記ブロックと前記環状電源線を結ぶ配線と、 前記環状電源線と電源供給素子を結ぶ配線と、 を備えた電源配線を有することを特徴とする半導体集積
回路。 - 【請求項4】 論理回路素子から成るブロックを複数個
有する半導体集積回路において、 前記論理回路素子に電源を供給する電源供給素子と、 前記電源供給素子から供給される電源の電圧を任意に設
定する手段と、 前記ブロックを囲むように配置された環状電源配線、前
記ブロックと前記環状電源線を結ぶ配線、及び、前記環
状電源線と電源供給素子を結ぶ配線を有する電源配線
と、 を有し、各ブロックに供給する電圧を個別に設定するこ
とを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項5】 前記環状電源配線が少なくとも2層以上
の配線層で形成されていることを特徴とする請求項4記
載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 ウエル分離領域を挟んで隣接するPウエ
ル領域及びNウエル領域にトランジスタとセルが混在す
るCMOSパターンの自動設計方法であって、 夫々ウエル分離領域を挟んで隣接するPチャネルトラン
ジスタとNチャネルトランジスタの対が複数と、ライブ
ラリから選ばれたセルとを、前記ウエル分離領域をあわ
せて隣接配置する段階と、 前記トランジスタの1対を並列化して、より小さい幅の
トランジスタからなる複数の対に分解する段階と、 前記Pウエル領域及び前記Nウエル領域の高さを低くす
る段階とからなるCMOSパターンの自動設計方法。 - 【請求項7】 前記Pウエル領域及び前記Nウエル領域
の高さは、前記セルの高さの最小値まで低くすることを
特徴とする請求項6記載の自動設計方法。 - 【請求項8】 ウエル分離領域を挟んで隣接するPウエ
ル領域及びNウエル領域にトランジスタとセルが混在す
るCMOSパターンの自動設計方法であって、 夫々ウエル分離領域を挟んで隣接するPチャネルトラン
ジスタとNチャネルトランジスタの対が複数と、ライブ
ラリから選ばれたセルとを、その領域をあわせて隣接配
置する段階と、 前記トランジスタの複数の対を前記ウエル分離領域の両
側に積み重ねて、前記トランジスタ及び前記セルが配置
されている前記Pウエル領域及び前記Nウエル領域の幅
を小さくする段階とからなるCMOSパターンの自動設
計方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8056487A JPH08316331A (ja) | 1995-03-15 | 1996-03-13 | 半導体集積回路及びその設計方法 |
| US08/616,727 US5824570A (en) | 1995-03-15 | 1996-03-15 | Method for designing a semiconductor integrated circuit |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-55883 | 1995-03-15 | ||
| JP5588395 | 1995-03-15 | ||
| JP8056487A JPH08316331A (ja) | 1995-03-15 | 1996-03-13 | 半導体集積回路及びその設計方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08316331A true JPH08316331A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=26396788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8056487A Pending JPH08316331A (ja) | 1995-03-15 | 1996-03-13 | 半導体集積回路及びその設計方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5824570A (ja) |
| JP (1) | JPH08316331A (ja) |
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- 1996-03-13 JP JP8056487A patent/JPH08316331A/ja active Pending
- 1996-03-15 US US08/616,727 patent/US5824570A/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| US5824570A (en) | 1998-10-20 |
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