[go: up one dir, main page]

JPH08288164A - 円筒状ステータの製造方法 - Google Patents

円筒状ステータの製造方法

Info

Publication number
JPH08288164A
JPH08288164A JP7150532A JP15053295A JPH08288164A JP H08288164 A JPH08288164 A JP H08288164A JP 7150532 A JP7150532 A JP 7150532A JP 15053295 A JP15053295 A JP 15053295A JP H08288164 A JPH08288164 A JP H08288164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic plate
row
guide
magnetic
spiral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7150532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553573B2 (ja
Inventor
Otoya Kitano
乙矢 北野
Yukinori Sawada
幸典 澤田
Takehiro Nishikura
雄大 西倉
Kazuhisa Hirota
和久 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP15053295A priority Critical patent/JP3553573B2/ja
Priority to DE19537362A priority patent/DE19537362B4/de
Publication of JPH08288164A publication Critical patent/JPH08288164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553573B2 publication Critical patent/JP3553573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Electromagnets (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】渦巻き状巻装形式の円筒状のステータを実現す
る製造方法を提供する。 【構成】本発明の円筒状ステータの製造方法は、例え
ば、各板片200をまず渦巻き状に配置し、次に、押圧
部により各板片200の外端を縮径方向へ押圧しつつ各
板片200の少なくとも内端部を押圧部に対して渦巻き
方向へ相対回転させる。このようにすれば、簡単かつ仕
上がり良好に上記渦巻き状巻装形式の円筒状ステータを
作製することができる。すなわち、渦巻き状に並べられ
た各板片200を縮径方向に押圧すると、この押圧力か
ら各板片200の長手方向への圧縮分力が生じる。この
発明によれば、各板片200が押圧部に対し渦巻き方向
に相対回転可能であるために、このような過大な圧縮分
力により板片が不所望な方向に歪曲されるのを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、円筒状ステータの製
造方法に関する。本発明は例えば電磁弁等に使用される
ステ−タ(ステータコアをいう)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電磁弁のステ−タとして特開平4
−365305号公報は、ディーゼルエンジンに使用さ
れる燃料噴射弁に用いられる電磁弁のステ−タ(ソレノ
イド用ステータ)を開示している。このソレノイド用ス
テ−タは板厚が均一でかつ湾曲形状をなす多数の磁性板
からなり、各磁性板はステ−タの中心軸線に対し渦巻き
状に配列されている。
【0003】また、実開昭63−203981号公報に
開示されるソレノイド用ステ−タは、楔状にした多数の
磁性板をステ−タの中心に対し放射状に配置して円筒形
のステ−タを形成したものであり、磁性体の板材の楔状
加工は、切削法やプレスや引き抜き法又は焼結法等によ
ってなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報のステータ製造技術では、以下のような問題があ
る。即ち、磁性体の板材を楔状にするときに、引き抜き
法を用いると現在の技術では加工の限界及び寸法精度の
問題があり、焼結法を用いると電磁弁での吸引力が多く
必要な時に最大磁束密度が低いために吸引力が切削法に
比較して大きく低下してしまう。又、切削法を用いると
磁性体の板材の枚数が多い場合、非常にコスト高となっ
てしまう。
【0005】そこで、本発明は、製造が容易な円筒状ス
テ−タの製造方法を提供することをその課題とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の円筒状ステー
タの製造方法は、軟磁性を有する互いに等厚な多数の磁
性板を渦巻き状に配置する板片配置工程と、押圧部によ
り前記各磁性板の外端を縮径方向へ押圧するとともに前
記各磁性板の少なくとも内端部を前記押圧部に対して渦
巻き方向へ相対回動させる縮径工程とを少なくとも備え
ることを特徴としている。
【0007】請求項2は、上記請求項1記載の円筒状ス
テータの製造方法において、前記各磁性板が、前記押圧
部により押圧される前に予め長手方向で一方向に連続的
に湾曲するとともに、その曲率が内側において大きくな
るように曲成されていることを特徴としている。請求項
3の円筒状ステータの製造方法は、多数の磁性板を渦巻
き状に載置するとともに回転可能な回転テーブルと、前
記各磁性板を縮径方向へ押圧する押圧部とを用いて前記
磁性板を円筒状かつ渦巻き状に配列することを特徴とし
ている。
【0008】請求項4は、上記請求項3記載の円筒状ス
テータの製造方法において、前記回転テーブルを前記渦
巻き方向へ回転させる回転駆動部を用いて前記磁性板を
円筒状かつ渦巻き状に配列するを特徴としている。請求
項5は、上記請求項1,2の円筒状ステータの製造方法
において、前記板片配置工程が、内端部が湾曲された等
厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列して磁性板列を形
成する列形成工程と、前記磁性板列の列方向先端をなす
前記磁性板の前記内端部の凸面を円筒状の案内筒の内周
面に押し付けた状態で前記磁性板列を前記案内筒の内部
へ順次押し込むことにより各前記磁性板の前記内端部を
前記案内筒の内周面に沿って摺動させて渦巻き状に配列
する本巻き工程を包含することを特徴としている。
【0009】請求項6は、上記請求項5の円筒状ステー
タの製造方法において、前記列形成工程が、前記磁性板
列の列方向基端をなす前記磁性板の前記内端部の凹面を
ピンの外周面に押し付けた状態で前記ピンを前記磁性板
列の略厚さ方向へ向けて付勢することにより前記磁性板
列の列方向基端側の各前記磁性板の外端部を前記ピンを
中心として略放射方向に配列する仮巻き工程を有し、前
記仮巻き工程を前記列形成工程の完了後で前記本巻き工
程の完了前に終了させることを特徴としている。
【0010】請求項7の円筒状ステータの製造方法は、
湾曲した内端部に隣接する長手方向中央部が長辺から幅
方向へ所定深さだけ切り込まれた切り込み凹部を有する
等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列してなる磁性板
列を摺動自在に載置する載置面を有するテーブルと、前
記載置面上に立設されるとともに前記磁性板の各外端を
一列に揃える案内面を備えるガイドと、軸心が前記載置
面から垂直に延在する姿勢で前記載置面の上方に配置さ
れるとともに円筒面の一部を前記載置面側の開口端の所
定位置から軸方向へ切り欠いて形成した挿入口を有する
案内筒と、前記案内筒を前記軸心に沿って昇降する案内
筒昇降機構と、各前記磁性板の前記内端部を前記案内筒
の方向へ付勢して前記各磁性板の内端部を前記磁性板列
の先端部から順番に前記挿入口を通じて前記案内筒の内
部へ順次押し込むことにより前記各磁性板の前記内端部
を前記案内筒の内周面に沿って摺動させ渦巻き状に配列
させる磁性板列押し込み機構とを用いて前記磁性板を円
筒状にかつ渦巻き状に配列させるを特徴としている。
【0011】請求項8は、上記請求項7の円筒状ステー
タの製造方法において、前記磁性板列押し込み機構が、
前記載置面に対して昇降可能かつ載置面に沿って移動可
能に配設されるピンと、前記磁性板列の列方向基端をな
す前記磁性板の内端部の凹面に前記ピンを押し付けた状
態で前記ピンを前記磁性板列の略厚さ方向へ向けて付勢
することにより前記磁性板列の列方向基端側の前記各磁
性板の外端部を前記ピンを中心として略放射方向に配列
するピン押し込み機構と、前記磁性板列の列方向基端側
の前記各磁性板の前記外端部を前記ピンを中心として略
放射方向に配列した後、前記ピンを軸心方向へ上昇させ
るピン昇降機構と、略放射方向に配列された前記磁性板
列の前記外端部に当接する凹面を有して前記載置面上に
前記載置面に沿って移動自在に配設されるストッパと、
前記ストッパを前記案内筒の方向へ付勢して前記各磁性
板の前記内端部を前記磁性板列の先端側から順番に前記
挿入口を通じて前記案内筒の内部へ順次押し込むことに
より前記各磁性板の前記内端部を前記案内筒の内周面に
沿って摺動させて渦巻き状に配列させるストッパ押し込
み機構とを用いて前記磁性板を円筒状にかつ渦巻き状に
配列させるを特徴としている。
【0012】請求項9は、上記請求項1の円筒状ステー
タの製造方法において、前記縮径工程が、少なくとも内
端部が湾曲する等厚の磁性板群を渦巻き状に配列してな
る渦巻き体を円錐内周面を有するシリンダ内に投入後、
前記渦巻き体の軸心を前記円錐内周面の軸心に一致させ
つつ前記渦巻き体を軸方向小径向きに押し込むことによ
り前記渦巻き体を縮径させる工程を包含することを特徴
としている。
【0013】請求項10は、上記請求項9の円筒状ステ
ータの製造方法において、前記縮径工程が、前記シリン
ダの小径開口に近接して前記シリンダと同軸に受け輪を
配置し、前記小径開口から縮径されて押し出される前記
渦巻き体を前記受け輪に嵌入する工程を包含することを
特徴としている。請求項11は、上記請求項9の円筒状
ステータの製造方法において、前記縮径工程が、円錐内
周面を有するシリンダと、前記シリンダ内の渦巻き体の
端面を付勢して前記渦巻き体を小径方向へ押し込むロッ
ドと、前記ロッドを前記シリンダの軸心に沿って進退さ
せるリニアアクチエータとを用いて行われることを特徴
としている。
【0014】請求項12は、上記請求項11の円筒状ス
テータの製造方法において、前記縮径工程が、前記シリ
ンダに挿通される受けロッドを有し、前記両ロッドの先
端面で前記渦巻き体の両端面を挟持しつつ前記押しロッ
ドにより前記渦巻き体を前記シリンダ内へ押し込む工程
を包含することを特徴としている。請求項13は、上記
請求項12の円筒状ステータの製造方法において、前記
縮径工程が、前記渦巻き体の軸心を前記シリンダの軸心
と一致させつつ前記シリンダの入口側端面近傍にて前記
渦巻き体の外周面に軸方向相対変位可能かつ径方向変位
不能に当接する案内面を有する案内手段を準備し、前記
渦巻き体の前記シリンダへの押し込みが、前記案内手段
の前記案内面を前記渦巻き体の前記外周面に当接させつ
つなされることを特徴としている。
【0015】請求項14は、上記請求項1の円筒状ステ
ータの製造方法において、前記板片配置工程が、内端部
が湾曲された等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列し
て磁性板列を形成する列形成工程と、前記磁性板列を渦
巻き状に配列する工程とを備え、前記列形成工程が、理
想形状の前記磁性板列の複数の面にほぼ当接可能な複数
の案内面を有する案内部材を準備し、多数の前記磁性板
を略厚さ方向へ積層して未整形の磁性板列を形成し、前
記未整形の磁性板列の複数の面を前記各案内面に当接さ
せて各磁性板を整列させ、前記未整形の磁性板列の端面
形状を整形する工程を包含することを特徴としている。
【0016】請求項15は、上記請求項14の円筒状ス
テータの製造方法において、前記列形成工程が、前記磁
性板列の理想形状にほぼ一致する整形穴を有して前記案
内部材をなす枠体を準備し、多数の前記磁性板を略厚さ
方向へ積層して前記未整形の磁性板列を形成し、前記未
整形の磁性板列を前記整形穴に押し込んで前記各磁性板
を整列させ、前記未整形の磁性板列の端面形状を整形す
る工程を包含することを特徴としている。
【0017】請求項16は、上記請求項14の円筒状ス
テータの製造方法において、前記列形成工程が、前記磁
性板列の溝部の開口幅にほぼ等しい厚さを有する板状の
案内部材を準備し、等しい部位が等しい形状に切除され
た切り込み凹部を有する多数の前記磁性板を略厚さ方向
へ積層して前記溝部を有する未整形の磁性板列を形成
し、前記未整形の磁性板列の前記溝部に前記案内部材を
嵌め込むことにより前記各磁性板を整列させ、前記未整
形の磁性板列の端面形状を整形する工程を包含すること
を特徴としている。
【0018】請求項17は、上記請求項14の円筒状ス
テータの製造方法において、前記列形成工程が、等しい
部位が等しい形状に切除された切り込み凹部を有する所
定枚数の前記磁性板を準備し、前記切り込み凹部の開口
幅にほぼ等しい厚さを有する板状の案内部材を準備し、
前記磁性板の前記切り込み凹部を前記案内部材に嵌めつ
つ前記磁性板を順次積層して前記磁性板列を形成する工
程を包含することを特徴としている。
【0019】請求項18は、上記請求項1の円筒状ステ
ータの製造方法において、前記板片配置工程が、湾曲し
た内端部に隣接する長手方向中央部が長辺から幅方向へ
所定深さだけ切り込まれた切り込み凹部を有する等厚の
磁性板群を厚さ方向へ一列に配列して磁性板列を形成す
る列形成工程と、前記磁性板列を渦巻き状に配列する工
程とを備え、前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程
が、部分円筒面状の案内面に向けて前記磁性板列をその
積層方向に付勢して前記磁性板列を前記案内面に押し付
け、前記案内面に沿って回動させて渦巻き状に展開する
工程を包含することを特徴としている。
【0020】請求項19は、上記請求項18の円筒状ス
テータの製造方法において、前記磁性板列を渦巻き状に
配列する工程が、部分円筒面状の案内面を有する部分円
筒壁と前記部分円筒面状の案内面の軸心に沿って立設さ
れた案内ピンとを有するピン付案内部と、部分円筒面状
の案内面を有する部分円筒壁を有して前記ピン付案内部
との間の距離を拡縮可能に前記ピン付案内部に対して相
対変位するピン無し案内部とを準備し、前記磁性板列の
列方向一端側の前記磁性板の前記内端部を前記ピン無し
案内部の前記案内面に押し付け、前記磁性板列の列方向
他端側の前記磁性板の前記内端部を前記案内ピンの外周
面に押し付け、前記両案内部を互いに接近させて前記磁
性板の前記内端部を前記磁性板列の列方向一端側から順
番に前記ピン無し案内部の前記案内面に沿って摺動させ
て渦巻き状に配列させ、前記磁性板列の列方向他端側の
前記磁性板の内端部を前記ピンを中心として前記案内面
の内部に渦巻き状に配列させる工程を包含することを特
徴としている。
【0021】請求項20は、上記請求項18の円筒状ス
テータの製造方法において、前記磁性板列を渦巻き状に
配列する工程が、部分円筒面状の案内面を有して互いに
対面する半円筒形状の一対の案内部を準備し、前記磁性
板列の列方向一端側の前記磁性板を一方の前記案内部の
前記案内面に押し付け、前記磁性板列の列方向他端側の
前記磁性板を他方の前記案内部に押し付け、前記両案内
部を互いに接近させて前記両案内面に沿って各前記磁性
板を摺動させて渦巻き状に配列させる工程を包含するこ
とを特徴としている。
【0022】請求項21は、上記請求項18の円筒状ス
テータの製造方法において、前記磁性板列を渦巻き状に
配列する工程が、円筒面状の案内面を有して自転可能な
案内部を準備し、前記磁性板列の列方向先端をなす前記
磁性板の外端を前記案内部の案内面に押し付け、前記案
内部を自転させつつ前記磁性板列を前記案内部内に押し
込むことにより前記案内面に沿って前記磁性板列の各前
記磁性板を先端側から順番に渦巻き状に配列させる工程
を包含することを特徴としている。
【0023】請求項22は、上記請求項1の円筒状ステ
ータの製造方法において、前記板片配置工程が、湾曲し
た内端部を有する等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配
列して磁性板列を形成する列形成工程と、前記磁性板列
を渦巻き状に配列する工程とを備え、前記磁性板列を渦
巻き状に配列する工程が、入口が前記磁性板列の渦巻き
体形成後の軸方向と直角な端面の形状に略一致する形状
を有するとともに出口が円形に形成され前記入口から前
記出口へ連続的に開口形状が変化する案内面をもつ案内
筒を準備し、前記磁性板列を前記入口から前記出口へ挿
通させて前記磁性板列の各前記磁性板を徐々に渦巻き状
に配列させる工程を包含することを特徴としている。
【0024】請求項23は、上記請求項1の円筒状ステ
ータの製造方法において、前記板片配置工程が、前記磁
性板の外端部を幅方向に挿入可能な多数の位置決め溝が
内周面に略放射状に形成された案内筒を準備し、前記磁
性板を個別に前記案内筒の軸方向へ移動させて前記磁性
板の外端部を前記位置決め溝に一個づつ挿入して前記各
磁性板を渦巻き状に配列する工程を包含することを特徴
としている。
【0025】
【作用及び発明の効果】請求項1、2による本発明の円
筒状ステ−タの製造方法では、各磁性板をまず渦巻き状
に配置し、次に、押圧部により各磁性板の外端を縮径方
向へ押圧しつつ各磁性板の少なくとも内端部を押圧部に
対して渦巻き方向へ相対回転させる。この場合、各磁性
板の外端すなわち押圧部と接する部位は押圧部に対し相
対静止していてもよく、相対回動してもよい。このよう
にすれば、簡単かつ仕上がり良好に上記渦巻き状装形式
の円筒状ステ−タを作製することができ、生産性に優れ
たものとなる。すなわち、渦巻き状に並べられた各磁性
板を縮径方向に押圧すると、この押圧力から各磁性板の
長手方向への圧縮分力が生じる。もし各磁性板の内端が
変位不能となっているものとすれば、この圧縮分力によ
り磁性板が不所望な方向に歪曲される可能性が生じてし
まう。この発明によれば、各磁性板の少なくとも内端部
が押圧部に対し渦巻き方向に相対回転可能であるため
に、このような圧縮分力に対し各磁性板の内端部が渦巻
き方向に逃げることができ、これにより磁性板が不所望
な方向に歪曲されるのを防止する。なお、上記した各磁
性板の内端部が渦巻き方向へ逃げることにより、各磁性
板の内端を縮径することができ、押圧部による押圧前の
各磁性板の渦巻き状配置において、各磁性板の内端を楽
に円周状に並べることができる。
【0026】請求項3による本発明の円筒状ステ−タの
製造方法は、請求項1の製造方法の実施に当たって、各
磁性板を予め長手方向で一方向に連続的に湾曲すると共
に、その曲率が内端側において徐々に小さくなるように
曲成しておく。このようにすれば、各磁性板の内端を楽
に渦巻き方向の内方へ巻き込ませることができる。請求
項4による円筒状ステ−タの製造方法では、請求項3の
実施に当たって、各磁性板を回転可能な回転テーブル上
に載置する。このようにすれば、固定テーブルの場合に
比べて、押圧部により各磁性板を縮径方向に押圧する場
合の分力により回転テーブルが回転して、各磁性板の渦
巻き方向の内方への巻き込みを容易とすることができ、
上記した各磁性板の不所望な歪曲を防止することができ
る。
【0027】好適な態様において回転テーブルを回転さ
せると、各磁性板の渦巻き方向の内方への巻き込みを促
進でき、更に各磁性板の外端を順次に押圧できるので、
更に好都合である。すなわち、各磁性板の外端全てを均
等に縮径方向に押圧する必要があるが、各磁性板の外端
全てを同時に縮径方向に押圧する押圧部を設計すること
は簡単ではない。各磁性板の外端を適数個の押圧部に対
して相対回転させれば、各磁性板の外端全てを同時に縮
径方向に押圧する必要はなく、押圧部は各磁性板を順次
に押圧すればよいので、押圧部の設計が容易となる。
【0028】請求項5による円筒状ステ−タの製造方法
によれば、内端部が湾曲された等厚の磁性板群を厚さ方
向に一列に配列してなる磁性板列を準備し、該磁性板列
の列方向先端をなす請求磁性板の内端部の凸面を円筒状
の案内筒の内面に押しつけつつ、前記磁性板列を案内筒
の内部へ順次押し込むことにより、各磁性板の内端部を
案内筒の内面に沿って摺動させ、渦巻き状に配列する。
【0029】このようにすれば、予め一列にならべた磁
性板列を押し込むだけで自動的にそれらを渦巻き配列さ
せることができ、渦巻き配列を極めて容易に効率よく実
現できるため、特に生産性の優れたものとなる。請求項
6による円筒状ステ−タの製造方法によれば、請求項5
に記載の製造の実施に当たって、磁性板列の列方向基端
をなす磁性板の内端部の凹面をピンの外周面に押し付け
つつ、ピンを磁性板列の略厚さ方向へ向けて付勢する。
このようにすると、磁性板列の列方向基端側の各磁性板
の外端部をピンを中心として略放射方向に配列すること
ができ、請求項5に記載された方法における渦巻き配列
工程の最終部分を容易に実施でき、生産性に一段と優れ
たものとすることができる。
【0030】請求項7による円筒状ステータの製造方法
によれば、各磁性板の長辺の中央部に幅方向へ所定深さ
だけ切り込まれた切り込み凹部が形成されている磁性板
列がテーブルの載置面に略厚さ方向へ摺動自在に載置さ
れる。そして、磁性板列を構成する各磁性板の外端は載
置面上にて案内面沿って一列に揃えられる。前記案内面
を備えた案内筒は、円筒面の一部を前記載置面側の開口
端の所定位置から軸方向へ切り欠いて形成した挿入口を
有している。磁性板列を押し込むメカニズムは、磁性板
の湾曲した内端部を案内筒の方向へ付勢して、各磁性板
列の内端部だけ磁性板列の先端部から順番にこの挿入口
を通じ、案内筒の内部へ順次押し込むものである。この
ようにすると、各磁性板の内端部は案内筒の内周面に沿
って摺動させられ、各磁性板は、渦巻き状に配列され
る。従って、このような構成とすることで請求項5に記
載した円筒状ステ−タの製造方法を容易に実現できる生
産性の優れた装置として提供できる。
【0031】請求項8による円筒状ステータの製造方法
によれば、前記請求項7記載の構成をさらに一層優れた
ものにできる。即ち、磁性板列押し込みのメカニズム
が、載置面に対して昇降可能なピンと、ピンを昇降する
ピン昇降機構と、ピンを磁性板列の列方向基端をなす磁
性板の内端部の凹面に押しつけるピン押し込み機構と、
磁性板列の列方向基端側の磁性板の放射状の外端部を載
置面に沿って付勢するストッパと、ストッパを案内筒の
方向へ付勢して各磁性板の内端部を磁性板列の先端部か
ら順番に挿入口を通じて案内筒の内部へ順次押し込むス
トッパ押し込み機構とを備えたことで、ピン押し込み機
構によりピンを付勢すると、磁性板列の基端側の複数の
磁性板の外端部がピンを中心として略放射方向に配列さ
れる作用が高められる。
【0032】また、ストッパ押し込み機構により、スト
ッパを付勢すると、各磁性板の内端部だけが磁性板列の
列方向先端側から順番に案内筒の挿入口を通じて案内筒
の内部へ順次押し込まれ、その結果、各磁性板の内端部
は、案内筒の内周面に沿って摺動して渦巻き状に配列さ
せられる作用をさらに強められる。従って、請求項8に
記載した構成とすることで、特に請求項6及び請求項7
に記載した円筒状ステータの製造方法を容易に実現で
き、生産性の優れた円筒状ステータの製造方法として提
供することが可能である。
【0033】請求項9による円筒状ステータの製造方法
によれば、請求項1記載の製造方法において更に、磁性
板群を渦巻き状に配列してなる渦巻き体を円錐内周面を
有するシリンダ内へ軸方向小径向きに押し込むことによ
り渦巻き体を縮径させる作用が生じる。このため、渦巻
き体の外周面全周を求心方向に押圧することが容易にな
される。
【0034】請求項10による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項9記載の製造方法において更に、シ
リンダの小径開口に近接してシリンダと同軸に受け輪を
配置し、小径開口から縮径されて押し出される渦巻き体
がそのまま受け輪に嵌入される作用を付加でき、縮径装
置の構成及び作動を複雑化することなく渦巻き体を受け
輪に容易に嵌め込むことができ、これにより優れた生産
性を有した効果を奏する円筒状ステータの製造方法を実
現できる。
【0035】請求項11による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項9記載の製造方法を容易に実現する
ことができる。具体的に言えば、円錐内周面を有するシ
リンダ内の渦巻き体の端面を付勢して、渦巻き体を小径
方向へ押し込むロッドをシリンダの軸心に沿ってリニア
アクチュエ−タで進退させることによって、容易に縮径
を行うことができ、生産性の優れた円筒状ステータの製
造方法が実現される。
【0036】請求項12による円筒状ステータの製造方
法によれば、上記請求項11の円筒状ステータの製造方
法において更に、テーパを有するシリンダ中に渦巻き体
を挿通させる際に、渦巻き体の両端面を押しロッド及び
受けロッドの両先端面で挟持しつつそれを行う。このよ
うにすれば、渦巻き体の形状、姿勢を変化させることな
く縮径を実現することができる。
【0037】請求項13による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項12の円筒状ステータの製造方法に
おいて更に、渦巻き体をシリンダに挿入するに際し、挿
入直前の渦巻き体の外周面を案内手段の案内面でガイド
しつつそれを行う。このようにすれば、シリンダへの挿
入開始時に渦巻き体に生じる反力による渦巻き体の形
状、姿勢の変化を抑止することができる。
【0038】請求項14による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項1の円筒状ステータの製造方法にお
いて更に、磁性板列の複数の面を理想形状の磁性板列の
前記面の位置関係に等しい位置関係を有する複数の案内
面に当接させて各磁性板を整列させるので、磁性板列の
端面を正確かつ簡単にに揃えることができる。請求項1
5による円筒状ステータの製造方法によれば、請求項1
4の円筒状ステータの製造方法において更に、予め粗積
層された磁性板列を磁性板列の理想形状にほぼ一致する
複数の面を有する整形穴に押し込んで整形する。これに
より磁性板列の端面を正確かつ簡単に揃えることができ
る。
【0039】請求項16による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項14の円筒状ステータの製造方法に
おいて更に、各磁性板に等位置に等形の切り込み凹部
(例えばコイル収容溝)を形成しておき、磁性板列のこ
の切り込み凹部からなる溝部の開口幅(磁性板の厚さ方
向と直角の方向)とほぼ等しい厚さの板状の案内部材を
準備し、この案内部材に未整形の磁性板列の溝部を嵌め
込んで整形する。これにより磁性板列の端面を正確かつ
簡単に揃えることができる。もちろんこの状態で磁性板
列を厚さ縮小方向に付勢することもできる。
【0040】請求項17による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項14の円筒状ステータの製造方法に
おいて更に、各磁性板に等位置に等形の切り込み凹部
(例えばコイル収容溝)を形成しておき、この切り込み
凹部の開口幅(磁性板の厚さ方向と直角の方向)とほぼ
等しい厚さの板状の案内部材に各磁性板の切り込み凹部
を順番に嵌めつつ磁性板を積層する。これにより磁性板
列の端面を正確かつ簡単に揃えることができる。もちろ
んこの状態で磁性板列を厚さ縮小方向に付勢することも
できる。
【0041】請求項18による円筒状ステータの製造方
法によれば、部分円筒面状の案内面へ向けて磁性板列を
その積層方向に付勢して磁性板列を案内面に押し付け、
案内面に沿って回動させて渦巻き状に展開するので、簡
単な工程により渦巻き体を形成することができる。請求
項19による円筒状ステータの製造方法によれば、部分
円筒面状の案内面と案内ピンとを有するピン付案内部
と、部分円筒面状の案内面を有するピン無し案内部とで
磁性板列の両端を圧縮し、これにより、磁性板の内端部
(切り込み凹部より渦巻き体形成時に内径側となる部
位)を磁性板列の先端側から順番にピン無し案内筒の案
内面に沿って摺動させて渦巻き状に配列し、また、磁性
板列の内端部をピンを中心として略放射方向に配列さ
せ、最終的に各磁性板をリング状に(渦巻き状に)に配
列する。このようにすれば、複雑な渦巻き体形成作業を
簡単な工程により実現することができる。
【0042】請求項20による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項19の渦巻き体形成工程においてピ
ンが省略される。そして、積層方向に圧縮される磁性板
列の外端部(渦巻き体形成後、径外側の部分)は両案内
部の案内面に沿って摺動し、これにより請求項19と同
じく渦巻き体が形成される。このようにすれば、複雑な
渦巻き体形成作業を簡単な工程により実現することがで
きる。
【0043】請求項21による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項18の円筒状ステータの製造方法に
おいて更に、円筒面状の案内面を有して自転可能な案内
部を準備し、磁性板列の外端部を案内面に押し付けつつ
案内部を自転させて案内面に沿って各前記磁性板を渦巻
き状に配列させる。このようにすれば、複雑な渦巻き体
形成作業を簡単な工程により実現することができる。
【0044】請求項22による円筒状ステータの製造方
法によれば、請求項1の円筒状ステータの製造方法にお
いて更に、磁性板を予め積層して磁性板列を形成し(列
形成工程)、この磁性板列を渦巻き状に配列して渦巻き
体とし(渦巻き体形成工程)、この渦巻き体を縮径する
(縮径工程)。特に渦巻き体形成工程では、入口開口が
積層済の磁性板列の幅方向と直角な端面の形状と一致す
る形状を有し、出口開口が円形とされ、入口から出口へ
連続的に開口形状が変化する案内面をもつ案内筒を準備
する。そして、磁性板列をその幅方向へ押し込んで磁性
板列の各磁性板を徐々に渦巻き状に配列させる。
【0045】このようにすれば、複雑な渦巻き体形成作
業を簡単な工程により実現することができる。請求項2
3による円筒状ステータの製造方法によれば、請求項1
の円筒状ステータの製造方法において更に、磁性板の外
端部を幅方向に挿入可能な多数の位置決め溝が内周面に
略放射状に形成された案内筒を準備し、各磁性板を個別
に案内筒の軸方向へ移動させて磁性板の外端部を位置決
め溝に一個づつ挿入して各磁性板を渦巻き状に配列す
る。
【0046】このようにすれば、複雑な渦巻き体形成作
業を簡単な工程により実現することができる。
【0047】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について詳細を
説明する。図1は、本発明で作製された渦巻き状巻装形
式の円筒状ステータを採用するソレノイドバルブについ
て要部を記した断面図である。このソレノイドバルブの
磁気回路は、高透磁性板を有する円筒状ステータ(ヨ−
ク)100と、その下端面にギャップgを介して対向す
る高透磁性の可動円盤10とからなる。
【0048】円筒状ステータ100の径方向中央部には
下端面を凹設して、円筒状のスプリング収容室S1及び
リング状のコイル室S2が形成されている。スプリング
収容室S1には非磁性棒からなるプランジャ11の上部
が送入されている。プランジャ11は可動円盤10の中
央孔に圧入されており、プランジャ11の下部はハウジ
ング12の軸孔に摺動自在に保持されている。プランジ
ャ11の下端部(図示せず)には弁体(図示せず)が固
定されており、この弁体の上下動により弁孔(図示せ
ず)が開閉される。13はコイルスプリングであり、可
動円盤10及びプランジャ12を下方に付勢している。
14はプランジャ13の摺動に伴うスプリング収容室S
1の容積変化に対応してスプリング収容室S1内と外部
との間の液体出入りを行うための連通孔である。コイル
室S2には励磁コイル15が収容されている。
【0049】励磁コイル15に通電すると、円筒状ステ
ータ100の下端面が可動円盤10を吸引し、それによ
りプランジャ11がコイルスプリング13を圧縮して上
方に変位する。磁束は励磁コイル15を禍根で形成さ
れ、重要な点は磁束が径方向及び軸方向に形成されるこ
とである。このようなソレノイドバルブを例えば所定デ
ューティ比でパルス通電する場合、渦電流が増大する。
したがって、磁束通過を妨げることなく渦電流を低減す
るには電磁鋼板を円筒状ステータ100の周方向に積層
することが必要となる。
【0050】なお、上記した如く電磁鋼板を周方向に積
層して低渦電流損の磁気回路を構成することは、他の形
式のソレノイドバルブ、電磁石、特殊な回転電機のステ
ータ又はロータ及びトランスなどでも重要であり、以下
に述べる本実施例の製造方法及び製造装置は、それらに
も適用することができるものである。次に、円筒状ステ
ータ100を図2を参照して説明する。
【0051】円筒状ステータ100は、円筒形状をな
し、上述のように円筒状のスプリング収容室S1及びリ
ング状のコイル室S2を有する。円筒状ステータ100
は多数の電磁鋼板200(図3参照)を渦巻き状に積層
して形成され、各電磁鋼板(以下、磁性板ともいう)2
00にはスプリング収容室S1及びリング状のコイル室
S2を形成するための切り込み凹部が予め形成されてい
る。
【0052】以下、この渦巻き状巻装形式の円筒状ステ
ータ100の製造方法の基本部分を、図2〜図4を参照
して説明する。まず、上記切り込み凹部が形成された各
磁性板200をプレス加工にて図3及び図4にしめす
「略放物線形状」に湾曲させる。ここでいう「略放物線
形状」とは、一方向に連続的に湾曲するとともにその曲
率が外端面において徐々に小さくなっている形状であ
り、渦巻き形を含む形状である。
【0053】ただし、上記湾曲は各磁性板200の主に
内端部に設ければよく、外端部は平板のままとしたほう
がよい。このような湾曲は後述する縮径工程実施以前に
各磁性板200の内端をできるだけ小さい円周上に配置
するために行うものである。次に、各磁性板200を図
2に示すように渦巻き状に配置する(板片配置工程)。
この時、各磁性板200の内端は径方向等位置すなわち
同一円周上に位置するように並べ渦巻き状に並べる。
【0054】次に、各磁性板200の外端を後述する押
圧部により縮径方向へ押圧するとともに各磁性板200
を上記押圧部に対して図4では時計回り(渦巻き方向)
に相対回転する(縮径工程)。これにより各磁性板20
0が渦巻き状に巻装される(図2参照)。ここでいう縮
径方向とは求心方向を言うが、例えば+/−15度程
度、押圧方向が求心方向からずれている場合も含む。
【0055】次に、レーザ等により円筒状ステータ10
0の外周部などを溶接することにより、各磁性板200
の分離を防止して作製を完了する。上記工程の特に重要
な部分は、各磁性板200の外端を縮径方向へ押圧する
後述の押圧部に対して、各磁性板200を渦巻き方向へ
相対回転させる点にある。図4を参照して、この意味を
更に詳述する。
【0056】一枚の磁性板200aを例にとって考える
場合、磁性板200aの外端Pに加えられる求心方向の
押圧力fは、磁性板200aの外端部の長手方向の分力
(すなわち磁性板200aを長手方向に圧縮する圧縮方
向分力)faと、それと直角な曲げ分力(すなわち磁性
板200aを渦巻き状に曲げる力)fbとに分解でき
る。fbは磁性板200aを渦巻き状に縮径するための
必要な力であるが、faは磁性板200aを不所望な形
状に歪曲する可能を生じさせる。例えば、磁性板200
aの内端は固定されているものとすれば、磁性板200
aの内端部では隣接する磁性板200により規制されて
上記した不所望な形状に歪曲することはない。しかし、
例えば磁性板200aの中央部mや外端部m’では隣接
する磁性板200と離れているので上記圧縮によりその
長手方向と直角などちらかの側へ歪曲する可能性が生じ
てしまう。
【0057】本実施例によれば各磁性板200を渦巻き
方向に相対回転させるために、このような過大な圧縮分
力により板片が不所望な方向に歪曲されるのを防止する
ことができる。次に、各磁性板200の内端が描く円を
縮径する点について説明する。縮径方向へ各磁性板20
0を押圧する前において渦巻き状に並べられた各磁性板
200の内端が描く円の直径dは作製完了後の直径d’
より通常大きい。これは、隣接する各磁性板200の内
端部間の隙間を0とすることが困難なためである。この
ような状態で縮径方向への押圧を開始した初期におい
て、上記圧縮方向分力は各磁性板200をその長手方向
へ押し込み、その結果、各磁性板200の内端が渦巻き
状に回動しつつ縮径方向へ移動し、各磁性板200の内
端が描く円の直径dからd’に縮径される。ただし、こ
の各磁性板200の内端を渦巻き方向の内方へ押し込む
作用を実現するのに必要なことは、押圧部と各磁性板2
00の外端との間で滑りが生じて各磁性板200の外端
が逆方向に逃げないようにすることである。
【0058】これを実現する簡単な方法は、回転テーブ
ルを強制回転することである。このようにすれば、各磁
性板200の外端が押圧部に対して相対回転するので押
圧部は各板片の外端を順次に縮径工程へ押圧すればよ
く、押圧部の設計が容易となる。すなわち、少数の押圧
部で全ての磁性板200を縮径方向へ順次押圧すること
ができる。ただしこの場合、各磁性板200と回転テー
ブルとの間の摩擦抵抗が押圧部と各磁性板200との間
の摩擦抵抗より小さい場合には各磁性板200に対して
回転テーブルだけが回転してしまうので、各磁性板20
0を回転テーブルに押さえ付けるなどの手段を付設する
ことが望ましい。
【0059】以下、上記実施例の製造方法を実現する製
造装置の一例について、図5及び図6を参照して説明す
る。装置は、下側ケース21及び上側ケース22をボル
ト23で連結してなるケーシング2を有し、ケーシング
2の内部には傘歯車3が回転自在に収容されている。下
側ケース21は有底円筒形状を有し、上側ケース22は
下側ケース21の開口を覆う円盤形状を有する。傘歯車
3の駆動軸はケーシング2から水平方向外方へ突出して
おり、不図示の回転ハンドル又はモータに連結されてい
る。
【0060】一方、傘歯車3の直上方において、円盤状
のスクロールギヤ板4が上側ケース21のボス部24に
回転自在に嵌着されており、スクロールギヤ板4の下面
には傘歯車3の歯面に縮合う歯面が形成されており、ス
クロールギヤ板4の上面には螺旋歯41が形成されてい
る。また、上側ケース22には図5及び図6に示すよう
に12条の直線案内溝25が30度毎に放射方向へ穿設
されており、各直線案内溝25の径方向外端は上側ケー
ス22の外周端に達している。
【0061】上側ケース22の上面には12個のスライ
ダ5が搭載されている。スライダ5は、上側ケース22
の周方向幅が広い上板部51と、上板部51の下面から
下方に膨出する下板部52とからなり、下板部52は直
線案内溝25に直線摺動自在に嵌入している。下板部5
2にはスクロールギヤ板4の螺旋歯41に縮合する螺旋
歯53が突設されており、スライダ5はスクロールギヤ
板4の回転により直線案内溝25に案内されつつ径方向
に移動する。
【0062】スライダ5上には横から見てL字状のアン
グル6が搭載、固定されており、アングル6上にはスペ
ーサ7により高さを調節された二本の押圧バー(本発明
でいう押圧部)8が水平に固定されている。ちなみに、
各押圧バー8の高さは、周方向に隣接する各押圧バー8
の内端が縮径工程終了時に垂直方向から見て重なること
ができるように、スペーサ7の厚さの調節により設定さ
れている。
【0063】更に、上側ケース22のボス部24は上向
きの凹部26を有し、この凹部26に回転テーブル9の
下部が相対回転自在に支持されている。この回転テーブ
ル9上には円筒状ステータ100が載置されており、回
転テーブル9の上面中央には円柱部91が立設されてい
る。以下、この装置の作動を説明する。
【0064】まず、各磁性板200の中央円柱部91の
周囲に渦巻き状に配置する。この時、各磁性板200の
内端が描く円の直径dはできるだけ小さくする。次に、
不図示のモータにより回転テーブル9及び各磁性板20
0を所定の回転速度で回転させる。次に、不図示のハン
ドルにより傘歯車3を回転させると、スクロールギヤ4
が回転し、スライダ5及び押圧バー8が求心方向へ前進
する。これにより合計24本の押圧バーが各磁性板20
0の外端を縮径方向へ押圧し、各磁性板200が縮径さ
れる。この時、回転テーブル9と各磁性板200との間
の摩擦力は各磁性板200と押圧バー8との間の摩擦力
より大きいものとする。
【0065】このようにすれば、各磁性板200を縮径
方向へ押圧して縮径させても、この縮径方向の押圧力の
磁性板200の長手方向への圧縮分力により各磁性板2
00が不所望な方向へ歪曲することなく円滑に縮径する
ことができる。また、押圧バー8が少なくとも全ての磁
性板200を順次押さえることができる。なお、各磁性
板200と回転テーブル9との摩擦力が各磁性板200
と押圧バー8と摩擦力より小さくても構わない。この場
合には各磁性板200の外端が押圧バー8に固定され、
各磁性板200の内端部が回転テーブル9の回転により
促進されて渦巻き状に湾曲しつつ渦巻き方向に回動す
る。中央円柱部91は各磁性板200がこれ以上縮径さ
れるのを防止するストッパとしての機能を有する。
【0066】(変形態様1)上記実施例では、押圧バー
8の回転と同期して回転テーブル9を回転したが、押圧
バー8が各磁性板200を所定時間押圧した後、回転テ
ーブル9を起動してもよい。このようにすれば、最初
は、回転テーブル9が回転していないので、押圧バー8
の求心方向への押圧力ー分力により各磁性板200はそ
の渦巻き方向の内方へ押し込まれ、各磁性板200の内
端は最小半径となる。その後、適切な回転速度で回転テ
ーブル9を回転して、各磁性板200をまんべんなく押
圧する。
【0067】(変形態様2)なお図7に示すように、中
央円柱部91を切頭円錐92に変更し、更に押圧バー8
の押圧動作とともに切頭円錐92が回転テーブル9内に
下降する構成としてもよい。このようにすれば、切頭円
錐92の外周面は各磁性板200の内端の縮径にかかわ
らず常時、各磁性板200の内端に接することができ、
各磁性板200の内端が常に等径位置にあるように案内
することができる。
【0068】以上に記したように、本発明での円筒状ス
テータ100は、透磁性を有する各磁性板200を渦巻
き状に配列する板片配置工程と渦巻き状に配列された各
磁性板200の外端Pを求心方向に付勢して縮径する渦
巻体の縮径工程とから少なくとも構成された製造法にて
作製される。 (実施例2)次に本実施例の板片配置工程の他の実施例
について詳細に説明する。
【0069】まず、本実施例で用いる製造装置の一例に
ついて、図8を参照して説明する。本発明でいうテーブ
ルをなすベース7000は水平な載置面70000を有
し、載置面70000上には直方体状のブロックからな
るスライダ1000及び略直方体状のブロックからなる
ストッパ4000が摺動自在に載置されており、図示し
ないアクチエータが、スライダ1000をY方向へ、ス
トッパ4000をX方向へ摺動させる構成となってい
る。なおこれらのアクチエータ自体にはベース7000
に固定された油圧シリンダが用いられるが油圧シリンダ
の構成及び作動は周知であるのでそれ以上の説明を省略
する。
【0070】スライダ1000上にはX方向に案内溝1
0000が凹設されており、この案内溝10000に案
内されて仮巻きアーム2000及び本巻きアーム900
0がそれぞれ図示しないアクチエータ(本実施例ではス
ライダ1000上に載置された油圧シリンダ)により互
いに独立にX方向へ摺動可能に配設されている。仮巻き
アーム2000の先端部にはピン3000が図示しない
アクチエータ(本実施例では仮巻きアーム2000上に
載置された油圧シリンダ)により載置面70000の上
方にてZ方向摺動可能に保持されており、同様に、本巻
きアーム5000の先端部にはピン60000が図示し
ないアクチエータ(本実施例では本巻きアーム5000
上に載置された油圧シリンダ)により載置面70000
の上方にてZ方向摺動可能に保持されている。ピン30
00、60000は小径の円柱形状を有し、ピン600
00の下端には、リング(本発明でいう案内筒)600
0がその軸心を垂直として固定されている。リング60
00は下端面が開口された天板付の円筒形状を有し、そ
の下端縁の所定位置には軸方向に切り込まれた挿入口6
1000が図8中、左方向に面して形成されている。
【0071】また、載置面70000上にはスライダ1
000の案内面11000と平行なストッパ面を有する
厚板状のストッパ板12000が図示しないアクチエー
タ(本実施例ではベース7000に固定された油圧シリ
ンダ)により載置面70000上にX方向及びY方向摺
動可能に保持されている。次に、図12の工程図に基づ
いて磁性板列300(図9参照)から渦巻き体を形成す
る動作を説明する。
【0072】なお、磁性板列300は、図10に示す磁
性板200を略厚さ方向へ直線状に積層して予め形成さ
れており、図9に示すように図示しないロボットのハン
ドに装着された挟持ブロック301、302により挟持
されている。ただし、以下の各実施例では、図1に示す
スプリング収容室S1を形成する切り込み凹部が無い磁
性板200(図10参照)を用いるものとする。この磁
性板200を渦巻き状に配列後、縮径して形成した円筒
状ステータ100を図11に示す。101はコイル収容
室である。なお、図10の磁性板200は、その長手方
向(長さ方向)中央部に位置してその一長辺201から
その幅方向へ切り込んで形成された切り込み凹部202
を有している。203は、磁性板200の切り込み凹部
202より渦巻き体形成時に内径側となる内端部であ
り、204は、磁性板200の切り込み凹部202より
渦巻き体形成時に外径側となる外端部である。
【0073】セット工程a セット工程10は図9に示す磁性板列300を載置面7
0000上に載置する工程である。磁性板列300は、
図10に示す磁性板200を略厚さ方向へ直線状に積層
してなり、図示しないロボットのハンドに装着された挟
持ブロック301、302により挟持されて載置面70
000上に載置され、その後、挟持ブロック301、3
02はX方向に開いた後、載置面70000上から離脱
する。なお、この時、スライダ1000、ストッパ40
00及びストッパ板12000は後退しており、ロボッ
トのハンドは自由に作業することができる。図9におい
て、304は磁性板200の切り込み凹部202の集合
よりなる角形凹部である。
【0074】その後、ストッパ板12000が図1中右
方向へ前進した後、スライダ1000が磁性板列300
に向けて前進し、スライダ1000の案内面11000
は磁性板列300の外端303に当接し、そのまま磁性
板列300をY方向に押し込む。その結果、磁性板列3
00の内端305はストッパ板12000の垂直面に衝
接し、その後、スライダ1000の前進が停止し、これ
により磁性板列300は載置面70000上にて所定位
置に所定姿勢で配置され、その内外端303、305は
それぞれ一直線又は一線に揃えられる。その後、ストッ
パ板12000が左方へ後退する。その後、次の仮巻き
工程に備えてピン3000が降下する。
【0075】なお、スライダ1000及びストッパ板1
2000はガイドを構成している。仮巻き工程b 次に、ピン3000がX方向右方へ前進し、ピン300
0の外周面が、磁性板列300の基端部をなす磁性板2
00aの内端部203の凹面に押し付けられ、これによ
り磁性板列300の基端部(積層方向における)をなす
複数枚の磁性板202の長手方向中央部及び外端部20
4はピン3000を中心として反時計方向へ回動して部
分的に渦巻き状に配置される。なお、ピン3000を磁
性板列300の基端部をなす磁性板200aの内端部2
03の凹面に押しけつつピン3000を反時計方向へ回
動すれば上記渦巻き状配置は促進される。
【0076】本巻き工程開始c 次に、ピン3000を上昇させスライダ1000を後退
させ、リング6000を下降させた後、ストッパ400
0を図中、右方へ前進させる。ここでストッパ4000
の右側面は上記仮巻き工程bで開いた磁性板列300の
基端部の部分渦巻き状面に合致した凹面となっており、
この結果、ストッパ4000の前進により、ストッパ4
000の上記凹面が磁性板列300の基端部の部分渦巻
き状面に当接することになる。この当接後も、ストッパ
4000は引き続き磁性板列300を右方へ押し込み、
その結果、磁性板列300の先端部の内端部306は、
リング6000の挿入口61000からリング6000
の内部に押し込まれることになる。なお、リング600
0の挿入口61000のスライダ1000側の円筒壁6
2000は、丁度、磁性板列300の角形凹部304に
遊嵌され、これにより磁性板列300の平板状の外端部
307は支障なくリング6000の外側へ配置されるこ
とになる。
【0077】本巻き工程途中d 更に、ストッパ4000は磁性板列300を右方へ押し
込み、その結果、磁性板列300の内端部306は、続
いてリング6000の挿入口61000からリング60
00の内部に押し込まれ、その結果、磁性板列300の
先端部の内端部は図12の(d)に示すようにリング6
000の内周面に衝接する。更にその後のストッパ40
00の押し込み付勢により、リング6000の内部に連
続的に押し込まれた磁性板列300の内端部306はリ
ング6000の内周面に案内されてこの内周面に沿って
摺動しつつ時計方向へ回動し、その結果、磁性板列30
0の外端部307は図12の(e)に示すようにリング
6000の周囲に渦巻き状に配列される。
【0078】本巻き工程途中e 更に、ストッパ4000は磁性板列300を右方へ押し
込み、その結果、図12の(f)に示すようにリング6
000の周囲に磁性板列300が完全な渦巻き状に配列
されて渦巻き体400が形成される。その後、ストッパ
4000が後退し、リング6000を上昇させて渦巻き
体400からリング6000を離脱させる。
【0079】上記説明のようにして形成された渦巻き体
400は、上述の縮径工程により縮径され、溶接又は接
着剤などによる固定を経て円筒状ステータ100として
完成される。上記工程及び製造装置により簡単、確実に
渦巻き状の磁性板配列を有する円筒状ステータ100を
形成することができる。 (実施例3)次に、縮径工程の他の実施例について詳細
する。まず、本実施例の要部である縮径工程に用いる縮
径装置を図13を参照して説明する。
【0080】テーブル150上にはガイドベース250
が固定されている。ガイドベース250は図13の紙面
と垂直な方向に延在する長尺形状のブロック体であっ
て、ガイドベース250の上端面には紙面と垂直な方向
に長いガイド溝250aが形成されている。 ガイド溝
250aの紙面と垂直な方向における末端部には軸心M
を中心としてボア250bが形成されている。ボア25
0bの直径は、ガイド溝250aの幅(図13の紙面の
左右方向)より小さく設定されており、このガイド溝2
50a上を滑って円筒形状の外側リング350が紙面手
前側からボア250bの直上へ押し込まれ、また、後述
の渦巻き体4000が嵌入された後、反対方向へ後退す
るようになっている。
【0081】ガイド溝250aを略覆ってベース450
がテーブル150上に底付円筒を伏せた姿勢で固定され
ている。ベース450にはガイドベース250の頂部全
体が嵌入される溝350aが形成されている。ただし、
ガイド溝250aに載置された外側リング350の頂面
はベース450の頂面から上方へ突出しないように設計
されている。ベース450の頂面には、軸心Mを中心と
してシリンダ550が立設されている。
【0082】シリンダ550は、軸心Mを中心として下
方へ向かうにつれて小径となる円錐内周面を有してお
り、この円錐内周面550aの内部にはロッド650が
軸方向進退自在に配設されている。また、ベース450
の両側にそれぞれ2本の支柱750が立設しており、支
柱750によりシリンダ上方に固定されたバー750a
には、ロッド650を昇降させるための例えば油圧シリ
ンダからなるリニアアクチエータ850が固定されてい
る。
【0083】次に、渦巻き体4000を固定するための
アタッチメントの構造を図13及び図14を参照して説
明する。このアタッチメントは、図14に示すように、
ストッパボルト950と、内側リング960と、ストッ
パ970とからなる。ストッパボルト950は円板状の
頭部を有し、内側リング960は底付円筒形状を有し、
ストッパ970は輪板形状を有する。そして、ストッパ
ボルト950の軸部を内側リング960及び渦巻き体4
000の孔部960a、4000aを貫通してストッパ
970の螺子穴970aに螺入される。内側リング96
0の筒部は渦巻き体4000のコイル収容用の溝部40
10に嵌入され、その結果、ストッパボルト950を締
めると、内側リング960とストッパ970とにより渦
巻き体4000が軸方向に挟圧されることになる。
【0084】次に、図15〜図17を参照して上記渦巻
き体4000の縮径動作を説明する。まず、図15に示
すように、外側リング350をシリンダ550直下にセ
ットし、ロッド650をシリンダ550から引き上げ、
図14に示すアタッチメントが装着された渦巻き体40
00をシリンダ550の上端開口から挿入する。次に、
ロッド650を降下させてロッド650の先端によりス
トッパボルト950の円板状の頭部を押し下げる。この
ようにすると、渦巻き体4000が降下するとともに渦
巻き体4000の外周部は円錐内周面550aが小径と
なるにつれて縮径され(図15参照)、縮径された渦巻
き体4000はシリンダ550の下端開口からそのまま
外側リング350の内部へ嵌入される(図17参照)。
【0085】渦巻き体4000は外側リング350とと
もにこの縮径装置から取り出され、例えば端面を溶接す
るなどして固定処理された後、外側リング350から外
され、完成された円筒状ステータとなる。以上説明した
ように、本実施例の縮径装置及び縮径工程は極めて簡単
であり、信頼性が高いという優れた特徴がある。なお、
上記実施例では、アタッチメントにより渦巻き体400
0を挟持してシリンダ内に挿入したが、他の形状のアタ
ッチメントを用いたり、ロッド650の先端で直接押し
込んでもよく、その他、ロッド650の先端部に電磁石
を内蔵しておき、渦巻き体4000を吸着して円錐内周
面550aに簡単に挿入することもできる。 (実施例4)磁性板列300を整形する工程について、
図18、図19を参照して説明する。この工程は上述し
た列形成工程の一部であって、軟磁性を有する各透磁性
板(図9参照)200の端面が略揃うように重ねて形成
された磁性板列300の端面をきちんと揃える工程であ
る。
【0086】まず、本実施例で用いる製造装置の一例に
ついて、図18を参照して説明する。テーブルをなすベ
ース3bは水平な載置面31bを有し、載置面31b上
には後述する整列プレート(枠体)2bが嵌め込まれる
枠穴が形成されており、整列プレート2bはその下面か
ら垂下する一対のシャフト6bに駆動されて昇降可能と
なっている。整列プレート2bは磁性板列300の理想
的な外側面形状よりわずかに大きい形状を有する整形穴
21bを有している。
【0087】磁性板列300は、多数の磁性板200を
略厚さ方向へ重ねて配列してなり、図示しないロボット
ハンドに装着された挟持ブロック41b、42bにより
挟持されている。挟持ブロック41b、42bにより構
成された挟持部4bは、ベース3bの上方を図18中、
右方向(X方向)へ移動されて、磁性板列300を整形
穴21bに上方から嵌め込み可能な位置に停止される。
その後、挟持部4bの下面が整列プレート2bの上面に
当たらないぎりぎりの最下降位置まで挟持部4bを下降
させる。次に、ロボットハンドに指令して挟持ブロック
41b、42bをX方向に開く。挟持ブロック41b、
42bを開くと、磁性板列300は挟持ブロック41
b、42bで挟持不能となり、直下の整形穴21b内に
挿入される。この時、図19に示す如く、整列プレート
2bの整形穴21bを区画する整列プレート2bの内側
面上部には若干面取りを施した面取り部22bが全周に
渡って形成されているため、磁性板列300は整形穴2
1b内に円滑に嵌入され、整列される。もちろん、ロボ
ットハンドに固定された挟持ブロック41b、42bで
磁性板列300の上端面を下方に押圧して押し込んでも
よい。
【0088】次に、整列プレート2bの下面に固定され
たシャフト6bを図示しないアクチュエータにより載置
面31bと整列プレート2bの上面22bとが同一平面
(高さ)になるまで下降すると、整列された磁性板列3
00は取り出し又はスライド可能となる。なお、磁性板
列300を挟持ブロック41b、42bから離脱させる
には、両者の一方だけを開いてもよい。また、整列プレ
ート2bは上方向に抜いてもよく、2分割して横開きと
してもよい。更に、磁性板列300を挟持ブロック41
b、42bに挟持し挟持部4bとしているが、パーツフ
ィーダ等の供給手段を用いて磁性板200を1枚づつ挿
入することも可能である。 (実施例5)磁性板列300を整形する工程の他例につ
いて、図20を参照して説明する。この工程は上述した
列形成工程の一部であって、軟磁性を有する各透磁性板
(図9参照)200の端面が略揃うように重ねて形成さ
れた磁性板列300の端面をきちんと揃える工程であ
る。
【0089】実施例4では磁性板列300の外形形状を
基準に整列を行ったが、この実施例では、挟持部4b
(図18参照)を移動させてベース9bの載置面91b
上に磁性板列300を置き、リニアアクチュエータ(図
示せず)により駆動される整列プレート(案内部材)1
0bを磁性板列300の溝(角形凹部)304に上方か
ら押し込むことにより、各磁性板200の整列を行う。
なお、磁性板列300の溝304は磁性板200の切り
込み凹部202の集合体であって、整列プレート10b
の厚さは溝304の溝幅よりわずかに狭く形成されてい
る。
【0090】この動作により各磁性板200の切り込み
凹部202に面する内側面は平坦に整列される。また、
各磁性板200はベース9bの載置面91b上に載置さ
れるのでそれらの上下端面も整列される。次に、整列プ
レート10bを上昇させれば、ベース9b上に磁性板列
300を整列させることができる。なお、整列プレート
10bの先端には面取り部101bが形成されており、
挿入の容易化が図られている。なお、テーパ状の整列プ
レートを用いても挿入を容易とすることができる。
【0091】(実施例6)他の磁性板列整列方法を図2
1を参照して説明する。この実施例では、実施例5で説
明した整列プレート(案内部材)10bを予め溝に挿入
可能な位置まで下降しておき、非磁性体薄板からなるベ
ース14bの下方に設けられたコンベアベルト12bに
永久磁石部材11bを一定間隔で固定しておく。こうし
てベース14bの一端に磁性板200を順次磁供給しつ
つ、コンベアベルト12bを運転すると、磁性板200
は永久磁石部材11bに吸引されてベース14b上を右
方向へ移動する。最初の1枚目は、ストッパブロック1
3bに当接するまで送られ、その後、指定の枚数まで供
給したところでコンベア12bを停止する。その後、コ
ンベアベルト12bを磁性板200に磁力が作用しない
位置まで下降し、整列プレート10bを上昇させれば、
ベース14b上に磁性板列300が整列される。
【0092】なお、図21では溝基準にて整列させてい
るが外形基準の整列も当然可能である。また、ベース1
4b上にて、整列プレート10bの図21中、左側にリ
ニアアクチエータ(図示せず)を設け、このリニアアク
チエータのピストンロッドをベース14bの面に平行に
往復させ、このピストンロッドが後退するたびに磁性板
200をこのピストンロッドの直前へ落下させるように
して、磁性板200の順次挿入を実現することもでき、
その他の磁性板挿入方法を採用することも可能である。
【0093】上記手段を採用したことにより、容易に磁
性板列300の各磁性板200を整列させることができ
る。 (実施例7)磁性板列300を渦巻き状に配列する渦巻
き体形成工程の他の実施例を図22〜図25を参照して
説明する。
【0094】まず、本実施例で用いる製造装置の一例に
ついて、図22を参照して説明する。磁性板列300の
上部にカップ1c、2cが設置してある。カップ(ピン
付案内部)1cは、図22〜図25に示すように、円筒
面を軸方向に割った半円筒面状の案内面11cを有する
半円筒壁(へりともいう)12cと、半円筒壁12cの
上端に設けられた上端壁13cと、案内面11cの軸心
に沿って上端壁13cから垂下された案内ピン14cと
からなる。
【0095】カップ(ピン付案内筒)2cは、図22〜
図25に示すように、円筒面を軸方向に割った部分円筒
面状の案内面21cを有する部分円筒壁(へりともい
う)22cと、部分円筒壁22cの上端に設けられた上
端壁23cとを有している。次に、動作を説明する。ま
ず、カップ1c、2cのへり12c、22cが磁性板列
300の溝(角形凹部)304に少し入るように下降さ
せ、カップ1cを右方向(X方向)、カップ2cを左方
向(X方向)に同時に移動させる。これにより、磁性板
列300のカップ1cに最も近接する磁性板200aの
内端側の短辺200bが案内ピン14cに押し付けら
れ、磁性板列300のカップ2cに最も近接する磁性板
200cの内端部203がカップ2cの案内面21cに
押し付けられる(図23)。
【0096】更に、両カップ1c、2cを互いに近接す
る方向に移動させると、カップ1c、2cのへり12
c、22cが磁性板列300の溝304に収容されつ
つ、各磁性板200が上からみて扇状に開かれる(図2
4)。更に、両カップ1c、2cを互いに近接する方向
に移動させると、磁性板列300の内端部306の溝3
04に面する端部がカップ1c、2cの内周面にそって
円形に移動し、カップ1c、2cが一体化すると、各磁
性板200は渦巻き状に配置されて渦巻き体400とな
る(図25)。
【0097】なお、14c、24cは、磁性板200が
それぞれカップ1c、2cに案内されている時にカップ
1c、2cから溢れてしまうのを防ぐためのストッパで
ある。なお、本実施例では磁性板200の切り込み凹部
202にカップ1c、2cのへりを収めるように渦巻き
状に配列しているが、輪ゴムを伸ばして磁性板列300
の溝304にはめ、輪ゴムが輪状に収縮するのを利用し
渦巻き状にしても良い。
【0098】(実施例8)磁性板列300を渦巻き状に
配列する渦巻き体形成工程の他の実施例を図26〜図2
7を参照して説明する。この実施例は、実施例6のカッ
プ1cの代わりに案内ピン14cを省略した半割り円筒
状のカップ(案内部)5cを用い、実施例6のカップ2
cの代わりに半割り円筒状のカップ(案内部)6cを用
い、両カップ5c、6cを互いに接近さする方向(磁性
板200の積層方向であるx方向)へ移動させることに
より、磁性板列300の外端面303をカップ5cの案
内面51c及びカップ6cの案内面61cに沿って変位
させることにより各磁性板200を扇状に開き、渦巻き
体400を形成する(図27参照)。すなわち、本実施
例は、磁性板200の外端辺203をカップ5cの案内
面51c及びカップ6cの案内面61cに沿って変位さ
せることにより各磁性板200を整列させる。このよう
にすれば簡単に渦巻き体400を形成することができ
る。 (実施例9)磁性板列300を渦巻き状に配列する渦巻
き体形成工程の他の実施例を図28、図29を参照して
説明する。
【0099】この実施例は、実施例8(図22参照)の
カップ5c、6cの代わりに、磁性板200を載置する
載置円板9cと、この円板9cを囲む円筒状の案内円筒
壁(案内部)7cとを備え、載置円板9cはモータ8c
により回転可能となっている。また、案内円筒壁7cの
一部は開口されており、この開口部分に磁性板列300
を収容する角筒10cの先端が嵌め込まれている。角筒
10cにはリニアアクチエータ(図示せず)により駆動
されるピストンロッド101cが収容されている。
【0100】次に、動作を説明する。ピストンロッド1
01cが角筒10c内の磁性板列300を載置円板9c
上へ押し込み、それと同期してモータ8cが載置円板9
cを回転すると、磁性板列300の各磁性板200の外
端辺203は案内円筒壁7cの内周面(案内面)に沿っ
て展開し、渦巻き体400となる。このようにすれば簡
単に渦巻き体400を形成することができる。
【0101】(実施例10)磁性板列300を渦巻き状
に配列する渦巻き体形成工程の他の実施例を図30、図
31を参照して説明する。ただし、図31の(a)は図
30のA−A断面におけるシリンダ(案内筒)4dの開
口40dの形状を示し、図31の(b)は図30のB−
B断面におけるシリンダ4dの開口40dの形状を示
し、図31の(c)は図30のC−C断面におけるシリ
ンダ4dの開口40dの形状を示す。また、図31の
(d)は図30のA−A断面におけるシリンダ4dの開
口40dに収容された各磁性板200の配置形状を示
し、図31の(e)は図30のB−B断面におけるシリ
ンダ4dの開口40dに収容された各磁性板200の配
置形状を示し、図31の(f)は図30のC−C断面に
おけるシリンダ4dの開口40dに収容された各磁性板
200の配置形状を示す。
【0102】この実施例では、幅方向(渦巻き体配列時
における軸方向)と直角な面における磁性板列300の
外端面の形状よりわずかに広い形状を有する上端開口
(入口)41dと、円形に形成された下端開口42d
と、入口41dから出口42dへ向けて連続的に開口形
状が変化する案内面43dとを有するシリンダ4dを準
備し、磁性板列300を入口41dから出口42dへ挿
通させて磁性板列300の各磁性板200を徐々に渦巻
き状に配列させる。
【0103】このようにすれば、複雑な渦巻き体形成作
業を簡単な工程により実現することができる。 (実施例11)磁性板列300を渦巻き状に配列する板
片配置工程の他の実施例を図32、図33を参照して説
明する。
【0104】この実施例は、磁性板の外端部204が軸
方向に挿入されるスリット溝21eが内周面に凹設され
た回転円筒(巻装ホルダともいう)2eを設け、この回
転円筒2eの内部に磁性板200を順次セットしていく
ものである。まず、本実施例で用いる製造装置の一例に
ついて、図32を参照して説明する。ベース3eは水平
な載置面31eを有し、載置面31e上には磁性板20
0を渦巻き体400とするための巻装ホルダ(案内筒)
2eが回転自在に配設されている。巻装ホルダ2eの下
面にはステッピングモータ(図示せず)を内蔵するイン
デックス装置4eがベース3eに固定されて設置されて
おり、インデックス装置4eの上面41eは載置面31
eと同一平面となるように設置されている。また、磁石
42eがインデックス装置4eの上面41e上に固定さ
れており、巻装ホルダ2eの外周面の所定位置には切欠
き23eが形成されている。
【0105】次に、上記装置の動作を説明する。まず、
磁石42eが切欠き23eに密着するまで巻装ホルダ2
をx方向に移送し、磁石42eにより巻装ホルダ2eを
吸着させる。これにより、巻装ホルダ2eの軸心はイン
デックス装置4eの上面41eの回転中心に一致させら
れる。次に、磁性板200が、図示しないロボットハン
ドに装着された一対の挟持部5eの先端の挟持爪51e
により挟持され、挟持爪5eは磁性板200を所定位置
のスリット溝21eの直上に移送する。その後、磁性板
200は挟持部51eの下面が巻装ホルダ2eの上面に
当たらないぎりぎりの位置まで下降させられる。この
時、図33に図示するように、巻装ホルダ2eのスリッ
ト溝21eの上部開口端には面取り部22eが形成され
ているため、磁性板200は円滑にスリット溝21e内
に挿入されることが可能となっている。その後、ロボッ
トハンド(図示せず)により一対の挟持爪51eが開か
れ、磁性板200は挟持爪51eから離脱して下方のス
リット溝21e内へ落下する。磁性板200がスリット
溝21e内に挿入された後、挟持爪51eは次に挿入す
るべき磁性板200を取りに行き、その間に、巻装ホル
ダ2eはインデックス装置4eにより次の磁性板200
が挿入されるべき位置へインデックスされる(所定角度
回動される)。
【0106】この動作を必要回数だけ繰り返し、スリッ
ト溝21eの数に等しい枚数の磁性板200を渦巻き状
に配列した後、巻装ホルダ2eを挟持部5eの一対の挟
持腕52eにて挟持し、図1中、X方向へ移送し、押さ
えガイド6eの直下にセットする。押さえガイド6e
は、図示しないリニアクチエータにより垂直駆動される
シャフト62eの下端に固定され、また、押さえガイド
6eの下端から下方へ先細のピン61eが突設されてい
る。
【0107】次に、押さえガイド6eを下降して、ピン
61eを巻装ホルダ2e内の渦巻き体400の中心穴に
嵌入し、更に、押さえガイド6eの下端面がスリット溝
21eに挿入された各磁性板200の上辺201に当接
するまで押さえガイド6eを下降させる。なお、押さえ
ホルダ6eの外径は巻装ホルダ2eの内径よりも干渉防
止のために小径とされている。次に、ロボットハンド
(図示せず)を上昇させると、一対の挟持腕52eによ
り挟持された巻装ホルダ2eが上昇し、次に押さえガイ
ド6eを上昇させれば、ベース3eの載置面31e上に
渦巻き体400が残される。
【0108】なお、ピン61eを案内用として用いる代
わりに、渦巻き体400の円筒溝101(図11参照)
に面する内周面又は外周面をガイドするリングを案内用
として用いることもできる。また、挟持部5eの代わり
にパーツフィーダ等の通常の供給手段を用いて、1枚づ
つスリット溝21eに個別に挿入てもよい。また、イン
デックス装置4eの代わりに磁性板200を順次回転し
ながら挿入してもよい。また、磁石42eを用いて巻装
ホルダ2eをインデックス装置4eの上面41eの回転
中心に位置決めしているが、上面42eにアクチュエー
タ等によるチャック装置或いは位置決めピンを設けても
よい。また、磁性板200を多数個同時に挿入してもよ
い。
【0109】上記手段を採用したことにより、即ち、ス
リット溝21eを有する巻装ホルダ2eに磁性板200
を順番に挿入し、巻装ホルダ2e内で渦巻き形状に並べ
て渦巻き体400を形成し、その後、巻装ホルダ2eを
渦巻き体400より離脱させる工程を簡単に実現するこ
とができる。 (実施例12)図13〜17に示す渦巻き体縮径工程の
改良実施例を図34〜図39を参照して説明する。ま
ず、装置を説明する。
【0110】水平な載置面41fを有するテーブル状の
ベース4fには円形の開口40fが貫設されており、開
口40fにシリンダ1fの上端が嵌入、固定されてい
る。シリンダ1fの内周面11fは下方へ向けて径小と
なる円錐状となっていることは図13の場合と同じであ
る。ベース4fの下方には支持プレート5fがベース4
fに固定されて配設されており、支持プレート5fには
開口40fの直下に位置して開口50fが貫設されてい
る。また、支持プレート5fにはたとえば油圧シリンダ
からなるリニアアクチエータ6fが固定されており、そ
のピストンロッド(受けロッド)61fは開口50fを
貫通してシリンダ1fの内部に垂直に挿入されている。
ピストンロッド61fの先端にはホルダ3fが固定され
ており、ホルダ3fの上端面31fは最上昇位置にて載
置面41fと同一平面となっている。
【0111】一方、ベース4fの上方には開口40fの
直上に位置して、たとえば油圧シリンダからなるリニア
アクチエータ(図示せず)が設けられており、そのピス
トンロッド(押しロッド)7fの軸心はピストンロッド
(受けロッド)61fの軸心と一致している。ピストン
ロッド7fの先端は渦巻き体4000(図14参照)の
上端面(溝4010が凹設された側の端面)を下方へ押
圧するに適した形状のアタッチメント8fが固定されて
いる。
【0112】支持プレート5fの上面51fは平坦面と
なっており、リング2fを保持するための治具である円
筒体20fが載置されている。円筒体20fの孔21f
の内部には輪板状の段差22fが設けられており、孔2
1fの上端開口側の部分は下側より径大に形成されてい
る。2fは縮径された渦巻き体4000に嵌め込まれる
リングであり、孔21fに嵌め込まれて段差22fに載
置されている。円筒体20fは図示しないリニアアクチ
エータにより、左右に移送可能となっている。
【0113】9fは、渦巻き体4000を挟持して案内
するための案内装置(案内手段)であって、ベース4f
の載置面41fの所定位置に固定されるとともに内部に
腕駆動機構(図示せず)を内蔵する基箱部91fと、こ
の腕駆動機構から図35中、左方向へ突出する一対の腕
部92fと、両腕部92fの先端部に互いに対面して固
定された挟持部93fとからなる。上記腕駆動機構は挟
持部93fを駆動し、挟持部93fにより縮径前の渦巻
き体4000の外周面を挟持させる。
【0114】この縮径装置の動作を説明する。まず、ロ
ッド61f及びホルダ3fは最下方位置に縮退させる。
次に、リング2fを保持する円筒体20fがシリンダ1
fの直下にセットし、ロッド61f及びホルダ3fをリ
ング2f及び円筒体20fを貫通して最上方位置まで上
昇させる。縮退させる。次に、縮径前の渦巻き体400
0を載置面41fに沿って移送してホルダ3fの上端面
31f上に載置する。
【0115】次に、挟持部93fを駆動して挟持部93
fにより渦巻き体4000の外周面を挟持させる。次
に、アタッチメント8fを下降させて、渦巻き体400
0をシリンダ1fの内周面11f内に押し込む(図36
参照)。この時、ロッド7fの押圧力はロッド61fの
押圧力に勝り、ロッド61f及びホルダ3fはロッド7
fの付勢により渦巻き体4000とともに下降する。こ
の結果、既述のように渦巻き体4000はシリンダ1f
の内周面11fにより縮径されてシリンダ1fの出口か
らリング2f内へ押し込まれる(図37参照)。最後
に、円筒体20fが元の位置に引き出され、縮径済みの
渦巻き体4000がリング2fともに取り出され、渦巻
き体4000の外周面が溶接され、渦巻き体4000が
リング2fから外される。
【0116】ロッド7fの下端部近傍を図39に拡大図
示する。ロッド7fの下端面70fには凹部71fが形
成されており、また、下端面70fから凹部71fを囲
んで円筒壁状の突部72fが垂下している。凹部71f
には、アタッチメント8fの基部80fが圧入されてお
り、基部80fの下端面の中央からピストンロッド7f
の軸心に沿ってピン部82fが垂下している。突部72
fは渦巻き体4000のリング状の溝4010に挿入さ
れており、ピン部82fは位置ずれ防止のために渦巻き
体4000の中心溝4000aに挿入されるようになっ
ている。
【0117】このようにすれば、基部80fの下端面に
よりシリンダ1f内に押し込まれた渦巻き体4000が
図38に図示するように変形することがなく、正規の形
状に縮径することができる。 (実施例13)渦巻き体4000の縮径工程の他の実施
例を図40、図41を参照して説明する。
【0118】不図示のスラスト軸受けにより回転自在に
支承される回転軸10gの上端には回転テーブル11g
が固定されており、回転テーブル11gの中心から軸1
2gが立設されている。軸12gは渦巻き体4000の
中心穴に遊嵌されており、軸12gの上部には厚い押さ
え円板13gが遊嵌されている。押さえ円板13gの上
端部にはねじ(図示せず)が形成されており、ナット1
4gが螺入されている。ナット14gによる締め付け量
は、渦巻き体4000が回転テーブル11g及び押さえ
円板13gに対して相対的に縮径運動可能な程度に設定
される。また、回転軸10gは所定の回転抵抗(負トル
ク)を与える不図示の回転抵抗付与機構に連結されてい
る。この回転抵抗付与機構としては、回転軸10gに連
結された回転円板(図示せず)に摩擦板を所定の力で押
し付けたり、回転軸10gに連結したインペラ(図示せ
ず)を油中で回転させたりする周知の機構で構わない。
【0119】渦巻き体4000を挟んでその両側に回転
ドラム2g、3gが設けられており、その回転軸21
g、31gは回転軸10gとともに垂直に立設されてい
る。回転軸21g、31gは不図示の減速ギア機構内蔵
型モータの回転軸に連結されており、図40に示すよう
に反時計方向に回転している。また、これらの減速ギア
機構内蔵型モータ及び回転ドラム2g、3gは不図示の
水平移動機構により水平移動可能となっており、回転ド
ラム2g、3gは互いに接近する方向及び互いに離れる
方向に同期して移動するようになっている。
【0120】以下、この装置の動作を説明する。回転す
る回転ドラム2g、3gを互いに接近していくと、回転
ドラム2g、3gは渦巻き体4000の外周すなわち各
磁性板200の径方向外端をなす辺に当接し、それによ
り渦巻き体4000は回転させられる。この時、渦巻き
体4000は上述のように回転抵抗を有するので、回転
ドラム2g、3gの回転により回転されるもののその回
転は遅れ、その結果、回転ドラム2g、3gと渦巻き体
4000の外周すなわち磁性板200の径方向外端をな
す辺との間に摩擦が生じて、回転ドラム2g、3gは各
磁性板200の径方向外端をなす辺を縮径方向すなわち
略長辺方向へ押し込む。この結果、渦巻き体4000の
縮径がなされる。縮径完了後、ナット14g及び押さえ
円板13gを外して、渦巻き体4000を取り出せばよ
い。
【0121】このようにすれば、簡単に渦巻き体400
0の縮径をなすことができる。なお、回転テーブル11
g及び押さえ円板13gの一方又は両方を固定してお
き、回転テーブル11g又は押さえ円板13gと渦巻き
体4000との摩擦により上記した回転抵抗を発生させ
てもよい。また、回転ドラムは、更に多数設けてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で作製された渦巻き状の円筒状ステー
タを採用したソレノイドバルブについて要部を記した断
面図である。
【図2】図1に示された円筒状ステータの斜視図であ
る。
【図3】図2に示された円筒状ステータを構成する一枚
の板片の縮径変形前の形状を示す斜視図である。
【図4】図2に示された円筒状ステータを構成する各板
片の縮径動作を示す平面図である。
【図5】実施例1の円筒状ステータの製造装置の略平面
図である。
【図6】図5に示された円筒状ステータの製造装置の半
断面図である。
【図7】実施例1の円筒状ステータの製造装置の回転テ
ーブル部分を含む一部を拡大図示した部分断面図であ
る。
【図8】実施例2の渦巻き配列を行う円筒状ステータの
板片配列装置の模式斜視図である。
【図9】実施例2に装着するための渦巻き配列加工前の
磁性板列の斜視図である。
【図10】図9の磁性板列を構成する1枚の磁性板の斜
視図である。
【図11】図8の製造法にて作製された円筒状ステータ
の斜視図である。
【図12】図8の装置による渦巻き体形成動作を示す工
程図である。
【図13】実施例3の縮径動作を行う縮径装置の断面図
である。
【図14】図13に示される縮径装置に用いられるアタ
ッチメントの組立断面図である。
【図15】図13に示される縮径装置の縮径動作を説明
する模式部分断面図である。
【図16】図13に示される縮径装置の縮径動作を説明
する模式部分断面図である。
【図17】図13に示される縮径装置の縮径動作を説明
する模式部分断面図である。
【図18】実施例4の磁性板列整列装置を示す模式斜視
図である。
【図19】図18の要部拡大断面図である。
【図20】実施例5の磁性板列整列装置を示す模式斜視
図である。
【図21】実施例6の磁性板列整列装置を示す模式斜視
図である。
【図22】実施例7の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図23】実施例7の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図24】実施例7の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図25】実施例7の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図26】実施例8の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図27】実施例8の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図28】実施例9の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図29】実施例9の渦巻き体形成工程を示す模式斜視
図である。
【図30】実施例10の渦巻き体形成工程を示す模式斜
視図である。
【図31】図30のシリンダ各部の径方向開口形状及び
磁性板列の形状を示す図である。
【図32】実施例11の渦巻き体形成装置を示す模式斜
視図である。
【図33】図33の要部拡大模式斜視図である。
【図34】図35の縮径装置の要部平面図である。
【図35】実施例12の縮径動作を行う縮径装置の断面
図である。
【図36】実施例12の縮径工程を示す模式断面図であ
る。
【図37】実施例12の縮径工程を示す模式断面図であ
る。
【図38】図35の縮径装置の要部拡大断面図である。
【図39】図35の縮径装置の要部拡大断面図である。
【図40】実施例13の縮径工程を示す模式平面図であ
る。
【図41】実施例13の縮径工程を行う縮径装置の模式
正面図である。
【符号の説明】
(図1〜図17において)100は円筒状ステータ、2
00は板片(磁性板)、300は磁性板列。 (図18〜図21において)2bは整列プレート(案内
部材)、10bは整列プレート(案内部材)。 (図22〜図29において)1c、2c、5c、6cは
カップ(案内部)、11c、21cは案内面、、7cは
案内円筒壁(案内部)。 (図30〜図31において)4dはシリンダ(案内
筒)。 (図32、図33において)2eは巻装ホルダ(案内
筒)、21eはスリット溝。 (図34〜図39において)1fはシリンダ(案内
筒)、7fはピストンロッド(押しロッド)、61fは
ピストンロッド(受けロッド)、9fは案内装置(案内
手段)。 (図40、図41において)2g、3gは回転ドラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広田 和久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軟磁性を有する互いに等厚な多数の磁性板
    を渦巻き状に配置する板片配置工程と、押圧部により前
    記各磁性板の外端を縮径方向へ押圧するとともに前記各
    磁性板を前記押圧部に対して渦巻き方向へ相対回動させ
    る縮径工程とを備えることを特徴とする円筒状ステータ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記各磁性板は、前記押圧部により押圧さ
    れる前に予め長手方向で一方向に連続的に湾曲するとと
    もに、その曲率が内側において徐々に大きくなるように
    曲成されている請求項1記載の円筒状ステータの製造方
    法。
  3. 【請求項3】多数の磁性板を渦巻き状に載置するととも
    に回転可能な回転テーブルと、前記各磁性板を縮径方向
    へ押圧する押圧部とを用いて前記磁性板を円筒状かつ渦
    巻き状に配列することを特徴とする円筒状ステータの製
    造方法。
  4. 【請求項4】前記回転テーブルを前記渦巻き方向へ回転
    させる回転駆動部を用いて前記磁性板を円筒状かつ渦巻
    き状に配列することを特徴とする請求項3記載の円筒状
    ステータの製造方法。
  5. 【請求項5】前記板片配置工程は、内端部が湾曲された
    等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列して磁性板列を
    形成する列形成工程と、前記磁性板列の列方向先端をな
    す前記磁性板の前記内端部の凸面を円筒状の案内筒の内
    周面に押し付けた状態で前記磁性板列を前記案内筒の内
    部へ順次押し込むことにより各前記磁性板の前記内端部
    を前記案内筒の内周面に沿って摺動させて渦巻き状に配
    列する本巻き工程とを包含する請求項1,2記載の円筒
    状ステータ製造方法。
  6. 【請求項6】前記列形成工程は、前記磁性板列の列方向
    基端をなす前記磁性板の前記内端部の凹面をピンの外周
    面に押し付けた状態で前記ピンを前記磁性板列の略厚さ
    方向へ向けて付勢することにより前記磁性板列の列方向
    基端側の各前記磁性板の外端部を前記ピンを中心として
    略放射方向に配列する仮巻き工程を有し、前記仮巻き工
    程を前記列形成工程の完了後で前記本巻き工程の完了前
    に終了させる請求項5記載の円筒状ステータの製造方
    法。
  7. 【請求項7】湾曲した内端部に隣接する長手方向中央部
    が長辺から幅方向へ所定深さだけ切り込まれた切り込み
    凹部を有する等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列し
    てなる磁性板列を摺動自在に載置する載置面を有するテ
    ーブルと、 前記載置面上に立設されるとともに前記磁性板の各外端
    を一列に揃える案内面を備えるガイドと、 軸心が前記載置面から垂直に延在する姿勢で前記載置面
    の上方に配置されるとともに円筒面の一部を前記載置面
    側の開口端の所定位置から軸方向へ切り欠いて形成した
    挿入口を有する案内筒と、 前記案内筒を前記軸心に沿って昇降する案内筒昇降機構
    と、 各前記磁性板の前記内端部を前記案内筒の方向へ付勢し
    て前記各磁性板の内端部を前記磁性板列の先端部から順
    番に前記挿入口を通じて前記案内筒の内部へ順次押し込
    むことにより前記各磁性板の前記内端部を前記案内筒の
    内周面に沿って摺動させ渦巻き状に配列させる磁性板列
    押し込み機構とを用いて、 前記磁性板を円筒状かつ渦巻き状に配列させるを特徴と
    する円筒状ステータの製造方法。
  8. 【請求項8】前記磁性板列押し込み機構は、 前記載置面に対して昇降可能かつ載置面に沿って移動可
    能に配設されるピンと、 前記磁性板列の列方向基端をなす前記磁性板の内端部の
    凹面に前記ピンを押し付けた状態で前記ピンを前記磁性
    板列の略厚さ方向へ向けて付勢することにより前記磁性
    板列の列方向基端側の前記各磁性板の外端部を前記ピン
    を中心として略放射方向に配列するピン押し込み機構
    と、 前記磁性板列の列方向基端側の前記各磁性板の前記外端
    部を前記ピンを中心として略放射方向に配列した後、前
    記ピンを軸心方向へ上昇させるピン昇降機構と、 略放射方向に配列された前記磁性板列の前記外端部に当
    接する凹面を有して前記載置面上に前記載置面に沿って
    移動自在に配設されるストッパと、 前記ストッパを前記案内筒の方向へ付勢して前記各磁性
    板の前記内端部を前記磁性板列の先端側から順番に前記
    挿入口を通じて前記案内筒の内部へ順次押し込むことに
    より前記各磁性板の前記内端部を前記案内筒の内周面に
    沿って摺動させて渦巻き状に配列させるストッパ押し込
    み機構とを用いて、 前記磁性板を円筒状かつ渦巻き状に配列させる請求項7
    記載の円筒状ステータの製造方法。
  9. 【請求項9】前記縮径工程は、少なくとも内端部が湾曲
    する等厚の磁性板群を渦巻き状に配列してなる渦巻き体
    を円錐内周面を有するシリンダ内に投入後、前記渦巻き
    体の軸心を前記円錐内周面の軸心に一致させつつ前記渦
    巻き体を軸方向小径向きに押し込むことにより前記渦巻
    き体を縮径させる工程を包含する請求項1記載の円筒状
    ステータの製造方法。
  10. 【請求項10】前記縮径工程は、前記シリンダの小径開
    口に近接して前記シリンダと同軸に受け輪を配置し、前
    記小径開口から縮径されて押し出される前記渦巻き体を
    前記受け輪に嵌入する工程を包含する請求項9記載の円
    筒状ステータの製造方法。
  11. 【請求項11】前記縮径工程は、円錐内周面を有するシ
    リンダと、前記シリンダ内の渦巻き体の端面を付勢して
    前記渦巻き体を小径方向へ押し込む押しロッドと、前記
    ロッドを前記シリンダの軸心に沿って進退させるリニア
    アクチエータとを用いてなされる請求項9記載の円筒状
    ステータの製造方法。
  12. 【請求項12】前記縮径工程は、前記シリンダに挿通さ
    れる受けロッドを有し、前記両ロッドの先端面で前記渦
    巻き体の両端面を挟持しつつ前記押しロッドにより前記
    渦巻き体を前記シリンダ内へ押し込む工程を包含する請
    求項11記載の円筒状ステータの製造方法。
  13. 【請求項13】前記縮径工程は、前記渦巻き体の軸心を
    前記シリンダの軸心と一致させつつ前記シリンダの入口
    側端面近傍にて前記渦巻き体の外周面に軸方向相対変位
    可能かつ径方向変位不能に当接する案内面を有する案内
    手段を準備し、 前記渦巻き体の前記シリンダへの押し込みは、前記案内
    手段の前記案内面を前記渦巻き体の前記外周面に当接さ
    せつつなされる請求項12記載の円筒状ステータの製造
    方法。
  14. 【請求項14】前記板片配置工程は、内端部が湾曲され
    た等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列して磁性板列
    を形成する列形成工程と、前記磁性板列を渦巻き状に配
    列する工程とを備え、 前記列形成工程は、理想形状の前記磁性板列の複数の面
    にほぼ当接可能な複数の案内面を有する案内部材を準備
    し、多数の前記磁性板を略厚さ方向へ積層して未整形の
    磁性板列を形成し、前記未整形の磁性板列の複数の面を
    前記各案内面に当接させて各磁性板を整列させ、前記未
    整形の磁性板列の端面形状を整形する工程を包含する請
    求項1記載の円筒状ステータの製造方法。
  15. 【請求項15】前記列形成工程は、前記磁性板列の理想
    形状にほぼ一致する整形穴を有して前記案内部材をなす
    枠体を準備し、多数の前記磁性板を略厚さ方向へ積層し
    て前記未整形の磁性板列を形成し、前記未整形の磁性板
    列を前記整形穴に押し込んで前記各磁性板を整列させ、
    前記未整形の磁性板列の端面形状を整形する工程を包含
    する請求項14記載の円筒状ステータの製造方法。
  16. 【請求項16】前記列形成工程は、前記磁性板列の溝部
    の開口幅にほぼ等しい厚さを有する板状の案内部材を準
    備し、等しい部位が等しい形状に切除された切り込み凹
    部を有する多数の前記磁性板を略厚さ方向へ積層して前
    記溝部を有する未整形の磁性板列を形成し、前記未整形
    の磁性板列の前記溝部に前記案内部材を嵌め込むことに
    より前記各磁性板を整列させ、前記未整形の磁性板列の
    端面形状を整形する工程を包含する請求項14記載の円
    筒状ステータの製造方法。
  17. 【請求項17】前記列形成工程は、等しい部位が等しい
    形状に切除された切り込み凹部を有する所定枚数の前記
    磁性板を準備し、前記切り込み凹部の開口幅にほぼ等し
    い厚さを有する板状の案内部材を準備し、前記磁性板の
    前記切り込み凹部を前記案内部材に嵌めつつ前記磁性板
    を順次積層して前記磁性板列を形成する工程を包含する
    請求項14記載の円筒状ステータの製造方法。
  18. 【請求項18】前記板片配置工程は、湾曲した内端部に
    隣接する長手方向中央部が長辺から幅方向へ所定深さだ
    け切り込まれた切り込み凹部を有する等厚の磁性板群を
    厚さ方向へ一列に配列して磁性板列を形成する列形成工
    程と、前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程とを備
    え、 前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程は、部分円筒面
    状の案内面に向けて前記磁性板列をその積層方向に付勢
    して前記磁性板列を前記案内面に押し付け、前記案内面
    に沿って回動させて渦巻き状に展開する工程を包含する
    請求項1記載の円筒状ステータの製造方法。
  19. 【請求項19】前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程
    は、部分円筒面状の案内面を有する部分円筒壁と前記部
    分円筒面状の案内面の軸心に沿って立設された案内ピン
    とを有するピン付案内部と、部分円筒面状の案内面を有
    する部分円筒壁を有して前記ピン付案内部との間の距離
    を拡縮可能に前記ピン付案内部に対して相対変位するピ
    ン無し案内部とを準備し、前記磁性板列の列方向一端側
    の前記磁性板の前記内端部を前記ピン無し案内部の前記
    案内面に押し付け、前記磁性板列の列方向他端側の前記
    磁性板の前記内端部を前記案内ピンの外周面に押し付
    け、前記両案内部を互いに接近させて前記磁性板の前記
    内端部を前記磁性板列の列方向一端側から順番に前記ピ
    ン無し案内部の前記案内面に沿って摺動させて渦巻き状
    に配列させ、前記磁性板列の列方向他端側の前記磁性板
    の内端部を前記ピンを中心として前記案内面の内部に渦
    巻き状に配列させる工程を包含する請求項18記載の円
    筒状ステータの製造方法。
  20. 【請求項20】前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程
    は、部分円筒面状の案内面を有して互いに対面する半円
    筒形状の一対の案内部を準備し、前記磁性板列の列方向
    一端側の前記磁性板を一方の前記案内部の前記案内面に
    押し付け、前記磁性板列の列方向他端側の前記磁性板を
    他方の前記案内部に押し付け、前記両案内部を互いに接
    近させて前記両案内面に沿って各前記磁性板を摺動させ
    て渦巻き状に配列させる工程を包含する請求項18記載
    の円筒状ステータの製造方法。
  21. 【請求項21】前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程
    は、円筒面状の案内面を有して自転可能な案内部を準備
    し、前記磁性板列の列方向先端をなす前記磁性板の外端
    を前記案内部の案内面に押し付け、前記案内部を自転さ
    せつつ前記磁性板列を前記案内部内に押し込むことによ
    り前記案内面に沿って前記磁性板列の各前記磁性板を先
    端側から順番に渦巻き状に配列させる工程を包含する請
    求項18記載の円筒状ステータの製造方法。
  22. 【請求項22】前記板片配置工程は、湾曲した内端部を
    有する等厚の磁性板群を厚さ方向へ一列に配列して磁性
    板列を形成する列形成工程と、前記磁性板列を渦巻き状
    に配列する工程とを備え、 前記磁性板列を渦巻き状に配列する工程は、入口が前記
    磁性板列の渦巻き体形成後の軸方向と直角な端面の形状
    に略一致する形状を有するとともに出口が円形に形成さ
    れ前記入口から前記出口へ連続的に開口形状が変化する
    案内面をもつ案内筒を準備し、前記磁性板列を前記入口
    から前記出口へ挿通させて前記磁性板列の各前記磁性板
    を徐々に渦巻き状に配列させる工程を包含する請求項1
    記載の円筒状ステータの製造方法。
  23. 【請求項23】前記板片配置工程は、前記磁性板の外端
    部を幅方向に挿入可能な多数の位置決め溝が内周面に略
    放射状に形成された案内筒を準備し、前記磁性板を個別
    に前記案内筒の軸方向へ移動させて前記磁性板の外端部
    を前記位置決め溝に一個づつ挿入して前記各磁性板を渦
    巻き状に配列する工程を包含する請求項1記載の円筒状
    ステータの製造方法。
JP15053295A 1994-10-06 1995-06-16 円筒状ステータの製造方法 Expired - Lifetime JP3553573B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15053295A JP3553573B2 (ja) 1994-10-06 1995-06-16 円筒状ステータの製造方法
DE19537362A DE19537362B4 (de) 1994-10-06 1995-10-06 Verfahren zur Herstellung eines zylinderförmigen Stators

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-25732 1994-10-06
JP24307294 1994-10-06
JP6-243072 1994-10-06
JP6-243070 1994-10-06
JP24307094 1994-10-06
JP2573295 1995-02-14
JP15053295A JP3553573B2 (ja) 1994-10-06 1995-06-16 円筒状ステータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08288164A true JPH08288164A (ja) 1996-11-01
JP3553573B2 JP3553573B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=27458369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15053295A Expired - Lifetime JP3553573B2 (ja) 1994-10-06 1995-06-16 円筒状ステータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3553573B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1197236A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Toyota Motor Corp 電磁ソレノイド用コア部材およびその製造方法
US5939811A (en) * 1996-03-11 1999-08-17 Denso Corporation Electromagnetic device with stator displacement regulation
JP2003039268A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Denso Corp ワークの切屑除去装置
JP2014018071A (ja) * 2013-10-18 2014-01-30 Mitsui High Tec Inc 回転子鉄心の製造方法
JP2018515719A (ja) * 2015-04-28 2018-06-14 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 薄型小型電磁比例弁
CN113146629A (zh) * 2021-04-14 2021-07-23 杭州职业技术学院 一种机械手精确控制系统及其控制装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5939811A (en) * 1996-03-11 1999-08-17 Denso Corporation Electromagnetic device with stator displacement regulation
JPH1197236A (ja) * 1997-09-24 1999-04-09 Toyota Motor Corp 電磁ソレノイド用コア部材およびその製造方法
JP2003039268A (ja) * 2001-07-30 2003-02-12 Denso Corp ワークの切屑除去装置
JP2014018071A (ja) * 2013-10-18 2014-01-30 Mitsui High Tec Inc 回転子鉄心の製造方法
JP2018515719A (ja) * 2015-04-28 2018-06-14 パーカー・ハニフィン・コーポレーション 薄型小型電磁比例弁
CN113146629A (zh) * 2021-04-14 2021-07-23 杭州职业技术学院 一种机械手精确控制系统及其控制装置
CN113146629B (zh) * 2021-04-14 2023-07-07 杭州职业技术学院 一种机械手精确控制系统及其控制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3553573B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2985892B1 (en) Magnet inserting apparatus for magnet insertion into magnet insertion slots of rotor core and method thereof
CN105592947B (zh) 用于弯曲成型段如管的装置
JPH08288164A (ja) 円筒状ステータの製造方法
CN111682722B (zh) 定子的扭斜槽装置
JP3376523B2 (ja) 連続巻線装置
JP7302418B2 (ja) 回転電機ロータの製造方法及び回転電機ロータの製造装置
CN107994690A (zh) 定子连接装置、定子的制造方法以及马达
US4710085A (en) Lamination stack selection method and apparatus
CN118451640A (zh) 旋转电机用的转子的制造方法以及制造装置
US12456905B2 (en) Device for manufacturing a lamination stack
US4617972A (en) Method and apparatus for winding and inserting coils in a dynamoelectric machine stator core
CN118232638B (zh) 一种电机转子自动装配一体机
JP7484822B2 (ja) 磁石組付装置
JPH05236712A (ja) コイル挿入方法及びその装置
JP2020120538A (ja) 回転電機用ロータの製造方法
EP1331719A2 (en) Manufacturing a segmented electric machine
JP2004248434A (ja) コイル挿入方法および装置
US5544409A (en) Method for manufacturing armatures
JP6354606B2 (ja) 組付装置
JP2865562B2 (ja) ロータ用磁石の被覆方法および装置
JP7155849B2 (ja) 回転電機ロータの製造方法及び製造装置
JPH06176921A (ja) 円筒状ステータの製造方法及びその製造装置
JPH10511258A (ja) 電機子を製造するための方法及び装置
JP2004064819A (ja) 電機子コイルの成形装置及び成形方法
JP7537371B2 (ja) 磁石組付装置及び磁石組付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040429

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term