[go: up one dir, main page]

JPH0827394A - 廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置 - Google Patents

廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置

Info

Publication number
JPH0827394A
JPH0827394A JP6168061A JP16806194A JPH0827394A JP H0827394 A JPH0827394 A JP H0827394A JP 6168061 A JP6168061 A JP 6168061A JP 16806194 A JP16806194 A JP 16806194A JP H0827394 A JPH0827394 A JP H0827394A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
gas
carbon black
temperature
combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6168061A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3224692B2 (ja
Inventor
Kenichi Arima
謙一 有馬
Masahiro Soda
正浩 曽田
Hisao Yamamoto
久夫 山本
Masayasu Sakai
正康 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP16806194A priority Critical patent/JP3224692B2/ja
Priority to ES95111105T priority patent/ES2271943T3/es
Priority to EP95111105A priority patent/EP0693539B1/en
Priority to DE69535239T priority patent/DE69535239T2/de
Publication of JPH0827394A publication Critical patent/JPH0827394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3224692B2 publication Critical patent/JP3224692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock
    • Y02P20/145Feedstock the feedstock being materials of biological origin

Landscapes

  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 廃タイヤなどの有機系廃棄物を原料としてカ
ーボンブラックを製造する方法及びそのための装置に関
する。 【構成】 有機系廃棄物を酸素含有ガスと水蒸気の混合
ガス中で酸素当量比1以下で部分燃焼及びガス化させる
か無酸素状態で500℃以上の温度で熱分解してガス化
させ、得られる可燃ガスを理論酸素量以下の酸素不足状
態で1000℃以上の温度で部分燃焼させ、得られる1
000℃以上の部分燃焼ガスを水又は窒素により700
℃以下に急冷することを特徴とする廃棄物からのカーボ
ンブラック製造方法及びそのための装置 【効果】 廃タイヤなどの有機系廃棄物から、有価なカ
ーボンブラックを製造することが可能となり、廃棄物の
処理も簡単となる。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は廃タイヤを主たる対象と
し、このほか廃プラスチックなどの有機系廃棄物を原料
としてカーボンブラックを製造する方法及びそのための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃タイヤ、廃プラスチックなどの
有機系廃棄物はそのまま燃焼処理されており、熱交換器
により蒸気を発生させ熱源として利用するのみで、資源
としての再利用は実用化されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各種有機系廃棄物のう
ち、廃タイヤを例にするとその組成は表1に示すように
揮発分が50〜60%、固定炭素20〜30%、スチー
ル、灰分などの無機質10〜15%となっている。廃タ
イヤはスチール線を含むため微細化が難しく、丸ごとあ
るいは10cm角程度に破砕してストーカあるいはキル
ンで燃焼させて廃棄処理されているが、次のような問題
点がある。 (1)空気燃焼させると揮発分が急速に分解、燃焼する
ため、局所的に1500℃以上の高温となり炉を傷めや
すく、また、発生する火炎からは多量のすす、タールが
発生し後処理を必要とする。 (2)固定炭素は燃焼速度が遅いため、無機質と混合し
た状態で残渣となり、処理に困る場合がある。 このような理由から、廃タイヤなどの有機系廃棄物は処
理が難しく、現状の技術ではこれらの廃棄物から資源の
再生は不可能であった。本発明は、前記従来技術の技術
水準に鑑みなされたものであり、操作が容易で廃タイヤ
などの有機系廃棄物を効率よく処理することができ、し
かも有価物であるカーボンブラック製造の原料として資
源化、再利用できる廃棄物からのカーボンブラック製造
方法及び装置を提供するものである。
【0004】
【表1】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)有機系廃
棄物を酸素含有ガスと水蒸気の混合ガス中でかつ酸素当
量比1以下で部分燃焼及びガス化させ、得られた可燃ガ
スを理論酸素量以下の酸素不足状態で1000℃以上の
温度で部分燃焼させ、得られる1000℃以上の部分燃
焼ガスを不活性雰囲気下で700℃以下に急冷すること
を特徴とするカーボンブラックの製造方法、(2)有機
系廃棄物を無酸素状態で500℃以上の温度で熱分解し
てガス化し、得られた可燃ガスを理論酸素量以下の酸素
不足状態で1000℃以上の温度で部分燃焼させ、得ら
れる1000℃以上の部分燃焼ガスを不活性雰囲気下で
700℃以下に急冷することを特徴とするカーボンブラ
ックの製造方法、及び(3)有機系廃棄物を酸素含有ガ
スと水蒸気の混合ガス中でかつ酸素当量比1以下で部分
燃焼及びガス化させるか無酸素状態で500℃以上の温
度で熱分解してガス化させるガス化手段と、該ガス化手
段で得られる可燃ガスを理論酸素量以下の酸素不足状態
で1000℃以上の温度で部分燃焼させる燃焼炉と、該
燃焼炉から出る1000℃以上の部分燃焼ガスを水又は
窒素により700℃以下に急冷する急冷手段と、生成し
たカーボンブラックを分離捕集する捕集手段と、カーボ
ンブラック分離後の排ガスを無公害化する排ガス処理装
置よりなることを特徴とする廃棄物からのカーボンブラ
ック製造装置である。
【0006】
【作用】有機系廃棄物を酸素含有ガスと水蒸気の混合ガ
ス中で酸素当量比1以下で部分燃焼及びガス化させる際
のガス化反応は次の式(a)〜(e)のとおりである。
すなわち、揮発分及び固定炭素が酸素と反応して部分燃
焼して発熱し、その熱により揮発分が熱分解するととも
に、揮発分及び固定炭素が水蒸気と反応して低分子化、
ガス化する。この部分燃焼及びガス化の温度は好ましく
は500℃以上1000℃以下である。500℃未満で
は(c)の揮発分の熱分解反応が十分進まず、1000
℃を超えると(a)及び(c)の反応が急速に起こり酸
素不足の状態で分解した揮発分(Cn1m1)同士が重縮
合してタール、すすとなる。なお、空気中の燃焼では水
蒸気がないため高温となり、この場合も(a)及び
(c)の反応が急速に起こり酸素不足の状態となり、分
解した揮発分(Cn1m1)同士が重縮合してタール、す
すとなる。
【0007】
【化1】 Cn m +O2 → Cn1m1+CO+CO2 +H2 +H2 O+Q1 (a) (揮発分の部分燃焼による発熱反応) C+O2 → CO+CO2 +Q2 (b) (固定炭素の部分燃焼による発熱反応) Cn m → Cn1m1−Q3 (n>n1 ) (c) (揮発分の熱分解、吸熱反応) Cn m +H2 O→ Cn1m1+CO+H2 −Q4 (n>n1 ) (d) (揮発分の水蒸気による低分子化、吸熱反応) C+H2 O→ CO+H2 −Q5 (e) (固定炭素の水蒸気によるガス化、吸熱反応)
【0008】前記反応において、酸素、水蒸気の供給量
を変えることによりガス化温度、得られる可燃ガスの組
成を制御することができる。図4に廃タイヤの場合の7
00℃での反応における炭素に対する酸素と水蒸気の供
給割合と反応特性との関係を示す。図4において縦軸及
び横軸はそれぞれ有機系廃棄物中のC(炭素)に対する
2 (酸素)とH2 O(水蒸気)のモル比を示してい
る。図4に示すようにガス化反応はO2 とH2 Oの比率
により次の5つの反応パターン領域に区分される。 未燃領域:この領域ではO2 が少なく燃焼を持続でき
ない。 固定炭素残留領域:よりO2 が多く燃焼は持続する
がO2 はまだ不十分であり、H2 Oも少ないため未燃炭
素が残留する。 熱分解ガス領域:よりH2 Oが多くなり、未燃炭素
はなくなるが、炭化水素はまだ低分子化されない。 クリーンガス領域:よりさらにH2 Oが多い領域
で、炭化水素はCO、H2、CH4 などに低分子化され
る。 コーキング領域:、よりO2 を増加させた領域で
あり、燃焼温度が局部的に高温となり、急速に熱分解し
た炭化水素同士が重縮合(コーキング)し、タールやす
すを生成する。 本発明では、高収率でカーボンブラックを得るために高
分子の炭化水素を多く発生させる必要があり図4中の斜
線部分の領域(この例では酸素当量比0.3〜0.5、
水蒸気当量比2〜3程度)が好ましい範囲である。
【0009】有機系廃棄物を無酸素状態で500℃以上
の温度で熱分解してガス化する際の熱分解反応は次の式
(f)のとおりである。熱分解の適正温度は500℃以
上、好ましくは500〜900℃である。500℃未満
では熱分解が十分に進行せず、900℃を超えると発生
するガスが低分子になりカーボンブラックの収率が低下
する。
【化2】 Cn m → Cn1m1−Q6 (n>n1 ) (f) (揮発分の熱分解、吸熱反応)
【0010】本発明の方法においては、前記のように有
機系廃棄物を酸素含有ガスと水蒸気の混合ガス中で酸素
当量比1以下で部分燃焼及びガス化させるか無酸素状態
で500℃以上の温度で熱分解してガス化させて得られ
る可燃ガスを、燃焼に必要な理論酸素量以下の酸素不足
状態で燃焼させる。なお、これらの可燃ガス中に粗粒子
が含まれているとカーボンブラックの品質を低下させる
ので、サイクロンなどにより除去しておくのが好まし
い。ここでの反応は式(g)〜(j)のとおりであり、
可燃ガスが部分燃焼して1000℃以上の高温場を形成
し、この高温場で脱水素化した炭化水素が酸素不足のた
め相互に重縮合し、図5に示すように芳香族、巨大芳香
族、これらが凝縮した液滴を経てカーボンブラック粒子
となる。この場合、1000℃以上、好ましくは100
0〜2000℃とすることにより炭化水素の脱水素化反
応速度が大きくなり、酸素の拡散が追いつかなくなり相
互の重縮合する割合が増えてカーボンブラックの収率が
向上する。このような低酸素状態の燃焼では2000℃
を超えることはほとんどない。一方、温度が低いと酸素
の拡散により酸素と反応する炭化水素が増えてカーボン
ブラックの収率が低下するとともに脱水素反応も十分進
まず高品質のカーボンブラックが得られない。
【0011】
【化3】 CO+O2 → CO2 +Q7 (g) H2 +O2 → H2 O+Q8 (h) Cn1m1+O2 → CO+CO2 +H2 O+Q9 (i) (可燃ガスの部分燃焼による発熱反応) Cn1m1 → C+H2 −Q10 (j) (炭化水素の脱水素、重縮合によるカーボンブラック化)
【0012】ここで得られる1000℃以上の部分燃焼
ガスを不活性雰囲気下で700℃以下、好ましくは20
0〜700℃の温度に瞬間的に急冷することにより、炭
化水素がカーボンブラックとなる反応を停止させる。ゆ
っくり冷却すると冷却途中の各温度で異なる性状のカー
ボンブラックが生成し、均一な性状のカーボンブラック
が得られない。急冷の手段としては不活性雰囲気に保持
する手段を兼ねて水あるいは窒素などの不活性ガスを供
給して冷却する方法が好適である。急冷のタイミングを
調整することによりカーボンブラックの粒径、水素含有
率などを調整することができる。カーボンブラックの好
ましい粒径範囲は20〜100nmであり、また、好ま
しい水素含有量の範囲は0.3〜0.5%程度である。
急冷温度が200℃未満になると部分燃焼ガスにSOx
が含まれている場合に露点以下となり、カーボンブラッ
クの回収が難しくなる。次いでこのカーボンブラックを
含有する反応ガスからカーボンブラックを分離、捕集す
ることによってカーボンブラックを得ることができる。
このようにして製造されたカーボンブラックは、粒径が
小さく、かさ密度が小さいため(0.1g/cm3
下)、必要に応じて湿式造粒機などにより造粒後、乾燥
しかさ密度を大きくすることができる。
【0013】本発明の方法を実施する装置の好ましい構
成の態様を図1〜3に示す。図1はガス化手段としての
ガス化部6と燃焼炉の役割を果たす燃焼部7と急冷手段
である急冷部9とが一体化され、ガス化・燃焼炉4が形
成されているものである。このガス化・燃焼炉4に供給
されたタイヤなどの有機系廃棄物は、ガス化部6におい
て空気、酸素富化空気あるいは酸素などの酸素含有ガス
16と水蒸気17が供給され、酸素当量比1以下で部分
燃焼及びガス化される。ガス化部6で生成した可燃ガス
に、続く燃焼部7において空気、酸素富化空気あるいは
酸素などの酸素含有ガス18を供給し、理論酸素量以下
の酸素不足状態で、1000℃以上の温度で部分燃焼さ
せる。ここで生じた1000℃以上の部分燃焼ガスに、
急冷部9において水又は窒素19を添加して急冷し、反
応を停止させる。このようにして得られたカーボンブラ
ックを含有する燃焼ガス10をバグフィルタなどの捕集
装置11へ導き、カーボンブラック12を捕集する。捕
集したカーボンブラック12は適宜造粒、乾燥して製品
とする。一方、カーボンブラック12を捕集したあとの
燃焼排ガス13は、排ガス処理装置14において脱硫脱
硝、脱塵などの無公害化処理を施され、処理排ガス15
として大気放出される。
【0014】図2の構成では、ガス化手段としてのガス
化炉2を独立に設け、ここで図1におけるガス化部6と
同様の反応を行わせて得られる可燃ガス5を、急冷部9
を接続した燃焼炉8に送り部分燃焼、及びそれに続く急
冷を行わせる。急冷部9以降の流れは図1の構成と同様
である。図3の構成では、図2の構成におけるガス化炉
2の代わりに熱分解炉3を設置し、有機系廃棄物1を無
酸素状態で500℃以上の温度で熱分解してガス化し、
可燃ガス(熱分解ガス)5を得ている。燃焼炉8以下の
流れは図2の構成と同様である。
【0015】図1〜図3の構成において、ガス化炉2、
熱分解炉3及びガス化・燃焼炉4には灰分(熱分解残
渣)の分離手段が設けられており、また必要によりガス
化、熱分解により生成した可燃ガスを燃焼炉に送る前段
に除塵装置を設けてもよい。さらに、カーボンブラック
12を捕集したあとの燃焼排ガス13にはなお可燃成分
が含まれているので、必要によりボイラに導いて燃焼さ
せて水蒸気を発生させ、熱回収を行うことができる。ま
た、この水蒸気は有機系廃棄物をガス化させる際の水蒸
気として利用することができる。
【0016】
【実施例】以下実施例により本発明の方法及び装置をさ
らに具体的に説明する。 (実施例1)図6は有機系廃棄物からカーボンブラック
を製造する基礎試験装置の概要図である。この装置はガ
ス化部6、燃焼部7及び冷却部9を有する試験装置本体
20と捕集装置11からなる。この装置においては、先
ずガス化部6で火格子21の上に有機系廃棄物1を載
せ、火格子21の下部から空気、酸素及び水蒸気を任
意の割合で混合し、700℃までの任意の温度に予熱し
たガス化剤22を供給してガス化させるか、あるいは
火格子21の下部から500℃以上に予熱した窒素ガス
などのガス化剤22を供給してガス化させる。ここで生
成した可燃ガス5は、燃焼部7において燃焼用ノズル2
3から空気及び酸素を任意の割合で混合した燃焼用ガス
24を供給して、酸素不足状態で燃焼させ、次いで急冷
部9において冷却ノズル25から窒素ガス26を導入し
て急冷する。このようにして得られたカーボンブラック
を含有する燃焼ガスをバグフィルタなどの捕集装置11
に導き、カーボンブラックを分離、捕集する。なお、ガ
ス化剤22及び燃焼用ガス24の組成及び温度は、有機
系廃棄物1の性状により適宜調整する。
【0017】本装置により、有機系廃棄物として廃タイ
ヤを使用してカーボンブラックを製造する具体的方法は
次のとおりである。 (ガス化部) 廃タイヤを1cm角程度に破砕したチップを5kg/
時で火格子21上に装入し、空気と水蒸気を1:1の割
合で混合し、700℃に予熱したガス化剤22を50N
リットル/分で供給し、スチール、灰分を除く全てをガ
ス化する。 廃タイヤを1cm角程度に破砕したチップを5kg/
時で火格子21上に装入し、700℃に予熱した窒素ガ
スを50Nリットル/分で供給し、揮発分(原料ゴム、
オイルなど)を熱分解し、ガス化する。 (燃焼部)前記又はで得られた可燃ガス5を、火格
子上部の燃焼用ノズル23から空気と酸素を1:1で混
合した燃焼用ガス24を10Nリットル/分で供給し、
1000℃以上の温度で部分燃焼させる。 (急冷部)燃焼部からの燃焼ガスに対し、冷却ノズル2
5から窒素ガスを50Nリットル/分で供給して700
℃以下に急冷し、カーボンブラックを含む燃焼ガスとす
る。 (分離装置)前記カーボンブラックを含む燃焼ガスを分
離装置(バグフィルタ)に導いてカーボンブラックを分
離、捕集する。カーボンブラックの収量は1kg/時程
度である。
【0018】(実施例2)図7は、図1のプロセスを工
業規模で実施する場合の構成の1例を示す概略説明図で
ある。このプロセスにおいては次のように操作する。 1.有機系廃棄物1としての廃タイヤを10cm角程度
に切断し、ガス化・燃焼炉4に供給する。 2.ガス化・燃焼炉4のガス化部6には、空気又は酸素
富化空気16′と水蒸気17が供給され、有機系廃棄物
1(廃タイヤ)は一部が燃焼して熱を発生し、内部温度
を700℃以上に上昇させる。 3.有機系廃棄物1(廃タイヤ)はCO、H2 、CH4
のほかタールなどの高分子炭化水素化合物を含む可燃ガ
ス5を発生させ、残部は無機質の灰分27として排出さ
れる。 4.ガス化部6で発生した可燃ガス5は、燃焼部7にお
いて空気又は酸素富化空気18′を供給され、理論酸素
量以下の酸素不足状態で1500℃で部分燃焼させら
れ、カーボンブラック12を生成する。
【0019】5.カーボンブラック12を含む燃焼ガス
に、急冷部9において水19′を添加して500℃まで
急冷し、反応を停止させる。 6.生成したカーボンブラック12を含む燃焼ガス10
はバグフィルタ28に運ばれて捕集され、適宜造粒、乾
燥され製品となる。 7.カーボンブラック12を分離した後の燃焼排ガス1
3には可燃分が残っており、ボイラ29で燃焼させ、水
蒸気30を発生させる。 8.水蒸気30は、その1部をガス化部6へ供給する水
蒸気17の一部として使用され、残りは熱原として利用
される。 9.ボイラ29で可燃分を燃焼させた燃焼排ガス13
は、必要に応じて排ガス処理装置14で処理され、無公
害化された後、大気放出される。
【0020】(実施例3)図8は、図2のプロセスを工
業規模で実施する場合の構成の1例を示す概略説明図で
ある。この例ではガス化炉2と急冷部9を付設された燃
焼炉8との間にサイクロン31を設けて可燃ガス中の粗
粒子を除去している。このプロセスにおいては次のよう
に操作する。 1.有機系廃棄物1としての廃タイヤを10cm角程度
に切断し、ガス化炉2に供給する。 2.ガス化炉2には、空気又は酸素富化空気16′と水
蒸気17が供給され、有機系廃棄物1(廃タイヤ)は一
部が燃焼して熱を発生し、内部温度を700℃以上に上
昇させる。 3.有機系廃棄物1(廃タイヤ)はCO、H2 、C
4 、ベンゼン、トルエンなどの芳香族化合物のほかタ
ールなどの高分子炭化水素化合物を含む可燃ガス5を発
生させ、残部は無機質の灰分27として排出される。 4.可燃ガス5は、サイクロン31により脱塵され、燃
焼炉8において空気又は酸素富化空気18′を供給さ
れ、理論酸素量以下の酸素不足状態、好ましくは酸素比
0.1〜0.5で1500℃で部分燃焼させられ、カー
ボンブラック12を生成する。酸素比が0.1未満では
燃焼できず、また0.5を超えるとカーボンブラックの
収率が低下する。
【0021】5.カーボンブラック12を含む燃焼ガス
に、急冷部9において水19′を添加して500℃まで
急冷し、反応を停止させる。 6.生成したカーボンブラック12を含む燃焼ガス10
はバグフィルタ28に運ばれて捕集され、適宜造粒、乾
燥され製品となる。 7.カーボンブラック12を分離した後の燃焼排ガス1
3には可燃分が残っており、ボイラ29で燃焼させ、水
蒸気30を発生させる。 8.水蒸気30は、その1部をガス化部6へ供給する水
蒸気17の一部として使用され、残りは熱原として利用
される。 9.ボイラ29で可燃分を燃焼させた燃焼排ガス13
は、必要に応じて排ガス処理装置14で処理され、無公
害化された後、大気放出される。
【0022】(実施例4)図9は、図3のプロセスを工
業規模で実施する場合の構成の1例を示す概略説明図で
ある。この例ではガス化手段として熱分解炉3を使用し
ている。このプロセスにおいては次のように操作する。 1.有機系廃棄物1としての廃タイヤを10cm角程度
に切断し、二重のダンパ32を介してを熱分解炉3に供
給する。 2.熱分解炉3の内部は600℃であり、廃タイヤはス
トーカ33の上を移動しながら熱分解し、残渣34は二
重のダンパ34を介して排出される。 3.発生した軽質油を主成分とするベンゼン、トルエ
ン、キシレン、スチレン等の可燃ガス(熱分解ガス)5
は、その1部は空気36と混合され、熱分解炉3の加熱
のため、バーナ37で燃焼させる。 4.残りの可燃ガス(熱分解ガス)5は、燃焼炉8にお
いて空気18″を供給され、好ましくは酸素比0.1〜
0.5の理論酸素量以下の酸素不足状態で1000〜1
500℃で部分燃焼させられ、カーボンブラック12を
生成する。酸素比が0.1未満では燃焼できず、また
0.5を超えると大部分が燃焼してカーボンブラックの
収率が低下する。 5.カーボンブラック12を含む燃焼ガスは、急冷部9
において水を添加して500℃まで急冷し、反応を停止
させる。 6.生成したカーボンブラック12を含む燃焼ガス10
はバグフィルタ28に運ばれて捕集され、適宜造粒、乾
燥され製品となる。 7.カーボンブラック12を分離した後の燃焼排ガス1
3は、必要に応じて排ガス処理装置14で処理され、無
公害化された後、大気放出される。
【0023】
【発明の効果】本発明の方法により、従来は焼却処理
し、燃焼により生ずる熱を熱源として利用するだけであ
った廃タイヤなどの有機系廃棄物から、有価なカーボン
ブラックを製造することが可能となった。しかも廃タイ
ヤなどは焼却処理に手間がかかるという問題もあった
が、本発明の方法によればこれら有機系廃棄物の処理も
簡単となる。また、本発明の装置によれば、前記方法を
効果的に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の好ましい構成の第1の例を示す
概略説明図。
【図2】本発明の装置の好ましい構成の第2の例を示す
概略説明図。
【図3】本発明の装置の好ましい構成の第3の例を示す
概略説明図。
【図4】700℃で廃タイヤをガス化する際の反応にお
ける炭素に対する酸素と水蒸気の供給割合と反応特性と
の関係を示すグラフ。
【図5】カーボンブラックの生成機構の説明図。
【図6】本発明の方法を実施する基礎試験装置の概要
図。
【図7】本発明の方法及び装置によるカーボンブラック
製造プロセスの構成例を示す概略説明図。
【図8】本発明の方法及び装置によるカーボンブラック
製造プロセスの第2の構成例を示す概略説明図。
【図9】本発明の方法及び装置によるカーボンブラック
製造プロセスの第3の構成例を示す概略説明図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 正康 長崎県長崎市深堀町五丁目717番地1 長 菱エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機系廃棄物を酸素含有ガスと水蒸気の
    混合ガス中でかつ酸素当量比1以下で部分燃焼及びガス
    化させ、得られた可燃ガスを理論酸素量以下の酸素不足
    状態で1000℃以上の温度で部分燃焼させ、得られる
    1000℃以上の部分燃焼ガスを不活性雰囲気下で70
    0℃以下に急冷することを特徴とするカーボンブラック
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 有機系廃棄物を無酸素状態で500℃以
    上の温度で熱分解してガス化し、得られた可燃ガスを理
    論酸素量以下の酸素不足状態で1000℃以上の温度で
    部分燃焼させ、得られる1000℃以上の部分燃焼ガス
    を不活性雰囲気下で700℃以下に急冷することを特徴
    とするカーボンブラックの製造方法。
  3. 【請求項3】 有機系廃棄物を酸素含有ガスと水蒸気の
    混合ガス中でかつ酸素当量比1以下で部分燃焼及びガス
    化させるか無酸素状態で500℃以上の温度で熱分解し
    てガス化させるガス化手段と、該ガス化手段で得られる
    可燃ガスを理論酸素量以下の酸素不足状態で1000℃
    以上の温度で部分燃焼させる燃焼炉と、該燃焼炉から出
    る1000℃以上の部分燃焼ガスを水又は窒素により7
    00℃以下に急冷する急冷手段と、生成したカーボンブ
    ラックを分離捕集する捕集手段と、カーボンブラック分
    離後の排ガスを無公害化する排ガス処理装置よりなるこ
    とを特徴とする廃棄物からのカーボンブラック製造装
    置。
JP16806194A 1994-07-20 1994-07-20 廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置 Expired - Fee Related JP3224692B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16806194A JP3224692B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置
ES95111105T ES2271943T3 (es) 1994-07-20 1995-07-14 Combustion de residuos organicos.
EP95111105A EP0693539B1 (en) 1994-07-20 1995-07-14 Combustion of organic wastes
DE69535239T DE69535239T2 (de) 1994-07-20 1995-07-14 Verbrennung von organischen Abfällen

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16806194A JP3224692B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0827394A true JPH0827394A (ja) 1996-01-30
JP3224692B2 JP3224692B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=15861110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16806194A Expired - Fee Related JP3224692B2 (ja) 1994-07-20 1994-07-20 廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3224692B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007040241A1 (ja) * 2005-10-04 2007-04-12 Sapporo Electroplating Industry Co., Ltd. 廃タイヤを原料とした電磁波シールド材料及びその製造方法
KR20070106105A (ko) * 2006-04-28 2007-11-01 이홍재 고형탄화물을 이용한 나노크기의 카본블랙 제조방법
JP2008101854A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Hitachi Appliances Inc 熱交換器
WO2011161932A1 (ja) * 2010-06-21 2011-12-29 株式会社ブリヂストン ゴム補強用炭素材料及びその製造方法
WO2012144188A1 (ja) 2011-04-19 2012-10-26 株式会社ブリヂストン ゴム物品補強用炭化物の製造方法
DE102012105796A1 (de) * 2012-06-29 2014-01-02 Pyrolyx Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Hybrid - Carbon Black - Teilchen
JP2014500942A (ja) * 2010-11-12 2014-01-16 キャボット コーポレイション 排ガスの焼却におけるNOx排出を低減する方法および装置
CN105485911A (zh) * 2015-12-29 2016-04-13 董龙标 Voc气体助燃的燃煤导热油炉
CN115307147A (zh) * 2022-07-26 2022-11-08 光大环境科技(中国)有限公司 一种陈腐垃圾耦合生活垃圾处理装置及方法
CN116515513A (zh) * 2023-05-27 2023-08-01 四川天人能源科技有限公司 一种轮胎分解炭黑资源化利用的方法
CN116536081A (zh) * 2023-05-27 2023-08-04 四川天人能源科技有限公司 一种废轮胎颗粒制燃气的方法
CN118234809A (zh) * 2023-04-26 2024-06-21 东海炭素株式会社 改性再利用炭黑的制造方法和改性再利用炭黑
JP2024157149A (ja) * 2023-04-25 2024-11-07 東芝プラントシステム株式会社 廃タイヤのカーボンブラック回収方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007103679A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Sapporo Electro Plating Kogyo Kk 廃タイヤを原料とした電磁波シールド材料及びその製造方法
WO2007040241A1 (ja) * 2005-10-04 2007-04-12 Sapporo Electroplating Industry Co., Ltd. 廃タイヤを原料とした電磁波シールド材料及びその製造方法
KR20070106105A (ko) * 2006-04-28 2007-11-01 이홍재 고형탄화물을 이용한 나노크기의 카본블랙 제조방법
JP2008101854A (ja) * 2006-10-19 2008-05-01 Hitachi Appliances Inc 熱交換器
WO2011161932A1 (ja) * 2010-06-21 2011-12-29 株式会社ブリヂストン ゴム補強用炭素材料及びその製造方法
JP2012001702A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Bridgestone Corp ゴム補強用炭素材料及びその製造方法
JP2014500942A (ja) * 2010-11-12 2014-01-16 キャボット コーポレイション 排ガスの焼却におけるNOx排出を低減する方法および装置
WO2012144188A1 (ja) 2011-04-19 2012-10-26 株式会社ブリヂストン ゴム物品補強用炭化物の製造方法
US9358549B2 (en) 2011-04-19 2016-06-07 Bridgestone Corporation Method for manufacturing carbide for reinforcing rubber articles
DE102012105796A1 (de) * 2012-06-29 2014-01-02 Pyrolyx Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Hybrid - Carbon Black - Teilchen
DE102012105796B4 (de) * 2012-06-29 2016-01-21 Pyrolyx Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von Hybrid - Carbon Black - Teilchen
US9938465B2 (en) 2012-06-29 2018-04-10 Pyrolyx Ag Apparatus for producing hybrid carbon black particles
US9676943B2 (en) 2012-06-29 2017-06-13 Prolyx AG Process for producing hybrid carbon black particles
CN105485911A (zh) * 2015-12-29 2016-04-13 董龙标 Voc气体助燃的燃煤导热油炉
CN105485911B (zh) * 2015-12-29 2019-03-08 董龙标 Voc气体助燃的燃煤导热油炉
CN115307147A (zh) * 2022-07-26 2022-11-08 光大环境科技(中国)有限公司 一种陈腐垃圾耦合生活垃圾处理装置及方法
JP2024157149A (ja) * 2023-04-25 2024-11-07 東芝プラントシステム株式会社 廃タイヤのカーボンブラック回収方法
CN118234809A (zh) * 2023-04-26 2024-06-21 东海炭素株式会社 改性再利用炭黑的制造方法和改性再利用炭黑
CN116515513A (zh) * 2023-05-27 2023-08-01 四川天人能源科技有限公司 一种轮胎分解炭黑资源化利用的方法
CN116536081A (zh) * 2023-05-27 2023-08-04 四川天人能源科技有限公司 一种废轮胎颗粒制燃气的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3224692B2 (ja) 2001-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100445363B1 (ko) 기화를통한폐기물처리장치및방법
US6333015B1 (en) Synthesis gas production and power generation with zero emissions
JP4154029B2 (ja) 廃棄物の処理方法および廃棄物処理装置
US6676716B2 (en) Method and apparatus for treating wastes by gasification
CN1167896C (zh) 通过气化处理废物的方法和装置
EP0693539B1 (en) Combustion of organic wastes
JP3224692B2 (ja) 廃棄物からのカーボンブラック製造方法及び装置
WO2000024671A1 (en) Waste carbonizing method
JP3916179B2 (ja) 廃棄物の高温ガス化方法及び装置
SK279573B6 (sk) A vykonávanietohto spôsobu
JP2000296378A (ja) 廃棄物の処理方法
EP0512305B1 (en) Method to convert refuse derived fuel into a combustible gas
JP3707754B2 (ja) 廃棄物処理システムと方法及びそれにより製造されたセメント
CN113390081A (zh) 生活垃圾气化燃烧过程中二噁英和NOx物质的减排系统
JP4155507B2 (ja) バイオマスのガス化方法およびガス化装置
JP3048968B2 (ja) 廃プラスチックガス化・灰溶融を利用する廃棄物の処理方法
JP2005075925A (ja) 有機質廃材熱分解炭化法
JP2898625B1 (ja) 未燃灰によるダイオキシン類の除去・分解方法及び装置
JPH11241817A (ja) ガス化溶融システム
JP2003294205A (ja) 石炭焚きボイラと有機性廃棄物ガス化炉及び石炭灰処理プラント
RU2821504C1 (ru) Способ газификации углеродсодержащего твердого топлива
JP3962260B2 (ja) シュレッダーダストの処理方法
JPH07316339A (ja) 塩素を含有するプラスチックを含む廃棄物の熱分解方法
JP2824481B2 (ja) 有機化合物を含む廃棄物の処理装置及び処理方法
JP4028934B2 (ja) 廃棄物処理方法及び処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010724

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees