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JPH08278303A - バイオロジカル・マテリアルを単離する方法 - Google Patents

バイオロジカル・マテリアルを単離する方法

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Publication number
JPH08278303A
JPH08278303A JP8078900A JP7890096A JPH08278303A JP H08278303 A JPH08278303 A JP H08278303A JP 8078900 A JP8078900 A JP 8078900A JP 7890096 A JP7890096 A JP 7890096A JP H08278303 A JPH08278303 A JP H08278303A
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JP
Japan
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matrix
biological material
piston
elution
container
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Application number
JP8078900A
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English (en)
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Gerhard Bienhaus
ビーンハウス ゲルハルト
Fritz Michael
フリッツ ミハエル
Schwarb Juergen
シュヴァープ ユルゲン
Geissler Eda
ガイスラー エダ
Hartig Herbert
ハルティヒ ヘルベルト
Heinz Macho
マーホ ハインツ
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Roche Diagnostics GmbH
Original Assignee
Boehringer Mannheim GmbH
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Publication date
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Publication of JPH08278303A publication Critical patent/JPH08278303A/ja
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54306Solid-phase reaction mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B01DSEPARATION
    • B01D15/00Separating processes involving the treatment of liquids with solid sorbents; Apparatus therefor
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    • B01D15/3804Affinity chromatography
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Soy Sauces And Products Related Thereto (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイオロジカル・マテリアルを単離するため
の新規な方法を提供すること。 【解決手段】 本発明は、a)多孔性マトリックス(C
11)に結合するバイオロジカル・マテリアルを提供す
る工程、およびb)バイオロジカル・マテリアルを前記
マトリックスの表面から溶離液に放出させる条件下で前
記マトリックスを圧縮する工程からなるバイオロジカル
・マテリアルを単離する方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイオロジカル・
マテリアルを固相に結合させ、さらに特別な手順で前記
バイオロジカル・マテリアルを放出する(releas
e)ことにより前記バイオロジカル・マテリアルを単離
する方法、および前記バイオロジカル・マテリアルを単
離するのに適したシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、バイオロジカル・マテリアルは多
くの分野で重要性が増加してきている。これは、ここ数
十年のあいだでほかのマテリアルからバイオロジカル・
マテリアルを分離することが可能になってきたという事
実によって促進される。一般に、バイオロジカル・マテ
リアルはほかのマテリアルをともなった複雑な混合物と
して入手可能である。さらにまた、ほとんどのバイオロ
ジカル・マテリアルは、生物学的個体のほかの成分と比
べ非常に微量で存在する。バイオロジカル・マテリアル
の正常な状態に対する変化は、生物学的個体の状態を診
断するのに役立つ。それゆえに、バイオロジカル・マテ
リアルを分析する方法には、分子生物学および医療の分
野で特別な重要性がある。必要とされる分析によって、
多少特異的な単離の方法が選択される。単離されるべき
バイオロジカル・マテリアルのタイプおよびそれのその
のちの用途によりバイオロジカル・マテリアルのための
多数の単離方法が存在する。抗原類および抗体類の分析
に使用される方法では、バイオロジカル・マテリアル
(たとえば、抗原、抗体または核酸)は、ガラスまたは
ポリスチレンで作られたキュベットの非多孔性内壁に結
合する。このばあい、バイオロジカル・マテリアルの結
合は、非常に特異的であるので、検出されるべきバイオ
ロジカル・マテリアルはその表面に固定化される。この
方法は、バイオロジカル・マテリアルを再度放出するこ
とは提案しておらず、これは、続く定量測定に不利でさ
えある。
【0003】2番目のタイプの方法では、バイオロジカ
ル・マテリアルをたとえばそれらの分子量によって分離
するために、膨張可能で多孔性の材料を使用する。この
方法では、バイオロジカル・マテリアルと固相とのあい
だに結合はない。分離は、本質的にはそれらの異なるサ
イズにもとづく、バイオロジカル・マテリアルの異なる
貫通特性を使用して達成される。
【0004】3番目の種類の単離方法は、特異性を高め
る基がついている、バイオロジカル・マテリアルに対し
て特別のアフィニティーを示す多孔性材料に、異なるバ
イオロジカル・マテリアルを結合させ変化の程度にもと
づき単離する方法である。この方法は、粒子型のアフィ
ニティー材料のカラム状堆積物を利用する。この材料の
堆積物にバイオロジカル・マテリアルを含有する液体を
通させる。ついで、単離されるべきバイオロジカル・マ
テリアルは、バイオロジカル・マテリアルに対してアフ
ィニティーを有する基で多孔性粒子の表面に結合され
る。全てのほかの成分が残りの液体とともにカラムから
溶離する。続く段階で、正確に同じ方向でカラムを通っ
て溶離物が流れることを可能にし、ついで多孔性材料へ
の結合を切ることによってバイオロジカル・マテリアル
は多孔性材料から放出される。そののち、バイオロジカ
ル・マテリアルは溶離液中に含有される。
【0005】現在までに知られている方法では、その液
体の流れる方向に圧力をかけることによるか、または多
孔性マトリックスの外に溶離液を吐き出させるためにカ
ラムを遠心することによってさえ、溶離液は多孔性マト
リックスを通過した。しかし、この方法は、真空ポンプ
または遠心分離の使用を要し、したがって特定の目的の
ための医療の決まった診断にしばしば使用される器械の
使用を要する。さらに、これらの器械、とくに遠心分離
機の使用は時間を短縮するが、試料の連続処理ができな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術で知られているものより改善をもたらすバイオロジ
カル・マテリアルを単離するための新規な方法を提供す
ることである。
【0007】本発明の主題は、圧縮可能な多孔性マトリ
ックスに結合したバイオロジカル・マテリアルを提供
し、バイオロジカル・マテリアルがマトリックスの表面
から溶離液中に放出される条件下でマトリックスを圧縮
することによってバイオロジカル・マテリアルを単離す
る方法にある。本発明の別の主題は、バイオロジカル・
マテリアルを単離するためのシステムにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にしたがい、a)
多孔性マトリックス(C11)に結合するバイオロジカ
ル・マテリアルを提供する工程、および b)バイオロジカル・マテリアルを前記マトリックスの
表面から溶離液に放出させる条件下で前記マトリックス
を圧縮する工程からなるバイオロジカル・マテリアルを
単離する方法、ならびに以下の構成部分、溶離容器
(D)圧縮可能な多孔性マトリックス(C11)および
前記マトリックスを圧縮するためのピストン(E)から
なるバイオロジカル・マテリアルを単離するためのシス
テムが提供される。
【0009】本発明で理解される単離方法は、混合物中
の1または数種の成分をこの混合物の残りの成分から分
離する方法である。これは、分離されるべき1または数
種の成分が固相に結合し、残りの液体を除去し、続いて
1または数種の結合成分を別の液体中に放出させるよう
な方法をとくに包含している。
【0010】バイオロジカル・マテリアルは、たとえば
動物、ヒト、ウイルス、細菌、または植物などの生物に
関係する有機化合物であると理解される。それらとして
は、たとえば、前記の生物にみられる成分があげられ
る。とくに好ましい成分は、溶解した形態で存在するか
または液体中に溶解しうるが、固形マトリックスと結合
もしうるものである。それらとしては、1つには、ビタ
ミン類のような(2000D未満の分子量をもつ)低分
子物質のみならず、治療的に活性な物質およびホルモン
類があげられる。さらに、それらとしては、たとえばモ
ノマー単位からなる生体ポリマー類などの(2000D
より大きい分子量をもつ)高分子物質もあげられる。そ
れらとしては、たとえば、タンパク質および核酸があげ
られる。本発明による方法は、とくに核酸を単離するの
に適している。タンパク質を扱う際、たとえば抗体類お
よび抗原類などの免疫学的に活性な物質がとくに好まれ
る。
【0011】好ましい方法で単離されうるバイオロジカ
ル・マテリアルを、問題の生物の液体から回収し、マト
リックスに結合させる。バイオロジカル・マテリアルが
それから単離されるべき生物の部分によって、生物に前
処理を行なってもよい。このような前処理は、生物から
バイオロジカル・マテリアルを放出させるのに役立つ。
たとえば、生物が細菌またはバクテリアの群であるばあ
い、このような前処理が必要である。このばあいに、細
胞を破壊して生物の成分を液体中に放出させるのが好ま
しい。つぎに、形成されている可能性がある固形物質を
分離しうる。バイオロジカル・マテリアルがすでに利用
しやすい形態で液体に存在するばあい、たとえば体液に
存在するばあいは、バイオロジカル・マテリアルの単離
に影響するかもしれない細胞またはほかの物質がしばし
ば分離される。これは、濾過によって、またはアフィニ
ティー材料を使用することによって達成しうる。どのよ
うなばあいにも、前処理の結果物は、つねに、マトリッ
クスに結合しうる形態でバイオロジカル・マテリアルを
含有する試料液である。
【0012】本発明の方法の1つの段階では、バイオロ
ジカル・マテリアルは、圧縮可能な多孔性マトリックス
に結合した形態で提供される。本発明で理解されるマト
リックスは、バイオロジカル・マテリアルを含有する液
体中に存在する不溶性の材料である。マトリックスの化
学的組成は、マトリックスが圧縮可能で多孔性であるべ
きであるという事実によって決定され、その理由のため
有機または無機ポリマー類が使用される。有機ポリマー
類としては、たとえば、ポリスチレンのようなプラスチ
ック類のみならず、たとえば紙のようなセルロースもあ
げられる。無機ポリマー類としては、とくに、任意の比
率のガラスを含有する物質があげられる。しかし、マト
リックスは金属からもなりうる。
【0013】本発明による圧縮可能な多孔性マトリック
スは、前記の材料から作られた不溶性部分および液体で
充填されうる部分を有する空間的に拡張した構造であ
る。この充填可能な部分を、以下、内容積という。内容
積は、不溶性部分のあいだに広がり、その結果密着性の
多孔性および/またはからの空間という系を形成する。
この系を好ましくは開放多孔性系ともいう。
【0014】系中の不溶性部分は、好ましい方法で、密
着性の構造をもつ空間的に拡張した構造をも形成する。
マトリックスが複合成分系、たとえば、粒子型の成分が
構造体の下部開口で、内部C14に向かう方向と、液体
透過性の成分、たとえばフリースの方向で2粒子型の成
分のあいだに封じられている系であることは可能である
が、好ましくはない。粒子型の成分は、そののち2成分
のあいだでスラリー(slurry)の機能を帯びう
る。液体をえるために、そののちスラリーの圧縮に導
き、そのなかに含有された液量を結果的に減少させる1
つの別の成分に2成分を加える。
【0015】このような圧縮可能な多孔性マトリックス
についての例は、スポンジ型の構造およびたとえばフリ
ースなどの繊維類からなる構造である。好ましい方法で
は、マトリックスは液体を吸収することができ、試料を
その表面に塗布することも可能である。
【0016】本発明で理解される圧縮可能なマトリック
スは、不溶性部分および内容積の空間的に拡張された構
造にともに圧力をかけることにより、内容積を50%ま
たはそれより多く、好ましくは70%またはそれより多
く、とくに好ましくは90%またはそれより多く減少さ
せうるものである。実際の理由として、内容積を完全に
除去することは、達成しうる見込みはない。そのため、
任意の比率の内容積およびしたがって液体は、マトリッ
クス中に残る。
【0017】内容積に対する不溶性材料の容積率は、好
ましくは10:1〜1:100の範囲、とくに好ましく
は1:1〜1:50の範囲にある。
【0018】多孔性マトリックスの圧縮可能性は、必ず
しも可逆的である必要はない。すなわち、マトリックス
上にかけられた圧力を開放するとき、マトリックスは必
ずしもその元の形にもどる必要はない。マトリックスの
拡張はなかでも結合するべきバイオロジカル・マテリア
ルの量に左右される。外形は、自由に選択しうる。なか
でもバイオロジカル・マテリアルの固定化のタイプおよ
びそれに続く放出に左右される。プレート状形態のマト
リックスが好ましい。
【0019】バイオロジカル・マテリアルがこの材料に
対して高いアフィニティーを示し、したがって、結合を
促進するようにマトリックスの不溶性材料がすでに選ば
れうる。ガラス繊維製フリースを不溶性材料として使用
するときの核酸の固定化がこのようなばあいである。す
べての核酸がガラス繊維に対し、あるアフィニティを示
すことが知られている。材料自体が単離されるべきバイ
オロジカル・マテリアルに対していかなるアフィニティ
ーをも示さないばあい、この材料の表面は結合できるよ
うに修飾されうる。核酸を結合させるべきであるばあ
い、表面に対していわゆる捕獲プローブ、すなわち、単
離されるべき核酸に相補的である配列を有する核酸を結
合させることが可能である。免疫学的に活性な化合物が
単離されるべきばあい、すなわち抗原類または抗体類が
単離されるべきばあい、対応する免疫相手、すなわち、
抗体類または抗原類を固定化することが可能である。捕
獲プローブおよび/または免疫活性化合物の結合は、非
多孔性材料のために知られてもいる方法により成しう
る。
【0020】圧縮可能な多孔性マトリックスに結合した
バイオロジカル・マテリアルは、マトリックスをバイオ
ロジカル・マテリアルの溶液と接触させ、さらに充分な
時間インキュベートすることで成しうる。バイオロジカ
ル・マテリアルが存在する溶液の量が通常マトリックス
の内容積を超えるので、たとえば吸引(drawing
off)かまたは遠心分離によって、溶液にマトリッ
クスを通過させることが好ましい。とくに好ましい方法
では、低い圧力かまたは遠心分離に付すことなしに溶液
が容器中のマトリックスを通して押し出される。好まし
い方法では、結合されるべき溶液の成分を含有するマト
リックスの内部に存在する液体は、たとえば吸引、遠心
分離することまたは加圧することによっても、つづいて
マトリックスから除去される。所望すれば、結合した形
態でバイオロジカル・マテリアルをちょうど含有するマ
トリックスを洗浄してもよく、それに付着しうる混入物
が除去されうる。
【0021】本発明の中核は、バイオロジカル・マテリ
アルがマトリックスから放出される方法である。マトリ
ックスが圧縮可能で多孔性である事実により、単離され
たバイオロジカル・マテリアルの溶液は、バイオロジカ
ル・マテリアルがマトリックス表面から溶離液中に放出
される条件下でマトリックスを圧縮することによってえ
られうる。圧縮は、空間的に拡張された構造同志を圧縮
し、それによって前記構造の内容積の外に液体を押し出
すことを意味する。これが全構造中の不溶性の材料の比
率を増大させる一方、残りの内容積の比率を減少させ
る。本発明によって提案されるとおり、マトリックスは
40%より多く、とくに好ましくは60%より多く減少
する。圧縮の拡張は、ほかのもののなかで、バイオロジ
カル・マテリアルを含有する液体の所望の量にも左右さ
れる。マトリックスから出る液体は、いかなる所望の方
法によってもえられ、さらに処理され(proces
s)うる。
【0022】本発明で理解される溶離液は、単離される
べきバイオロジカル・マテリアルが溶解しうる液体であ
る。その液体は、不溶性材料と溶液との平衡が溶液の側
に移行するような化学的組成物を有している。核酸がそ
ののち単離するものであるばあい、溶離液として使用さ
れる溶液は、核酸を不溶性材料に結合させるのに使用し
た溶液より低い塩濃度を有するものである。
【0023】本発明の方法はシステム内で行なうのが好
ましい。これを達成するために、圧縮可能な多孔性マト
リックスをそれに結合したバイオロジカル・マテリアル
とともに溶離容器内に導入する。圧縮可能な多孔性マト
リックスはその内部形態が溶離容器の内部と合致する容
器の部分であることが好ましい。バイオロジカル・マテ
リアルを放出するために、溶離液をマトリックスに加
え、さらにピストンにより実質的に圧縮する。液体の可
能な出口は、ピストンに、もしくはマトリックスを含有
する容器内に、もしくは溶離容器内に、またはこれらの
構成要素のあいだに備えられる。
【0024】後述の容器を設計するのに使用される材料
は、射出成形手順で、たとえばポリスチレン、とくに好
ましくはポリプロピレンなどのプラスチック類にさらに
適宜適切な添加剤類をともなって製造されるうるものが
好ましい。
【0025】図1は、その下部に圧縮可能な多孔性マト
リックスを含有する容器として形成された構造体Cであ
る(縦方向断面図)。
【0026】図2は、マトリックスが圧縮される本発明
のシステムである(縦方向断面図)。
【0027】図3は、マトリックスを圧縮し溶離液を受
ける本発明におけるピストンである(縦方向断面図)。
【0028】図4は、圧縮可能な多孔性マトリックスを
加圧するのに有利に適している溶離容器Dを示す(縦方
向断面図)。
【0029】図5〜6は、本発明によってバイオロジカ
ル・マテリアルを単離するための方法に含まれる操作段
階および構造の略図表現である。
【0030】図7〜8はそれぞれ本発明の方法に用いら
れる試料容器および蓋の断面説明図である。
【0031】なお、図7において、A10は入口開口、
A11は出口開口、A17は内側輪郭、A18はエラス
チックな管、A19は外側輪郭、A20はバー、A21
は保持要素、A22は位置決め要素である。
【0032】また、図8において、B10は閉塞要素、
B11およびB12は操作要素、B13は通気路、B1
4はフィルター要素、B16は封入要素、B17はカバ
ー部である。
【0033】以下の説明は、より詳しく図面にあげられ
た対象物をさらに例示するものである。
【0034】図1は、本質的に上部および下部開口を有
する中空シリンダーの形態を有する構造体Cの縦方向断
面図である。下部において圧縮可能な多孔性マトリック
スC11が管の横断面を先細にすることによって適所に
固定されている。マトリックスは、底に向かってエッジ
C19によって、頂部に向かって円周状離脱バーC18
によって、保持されている。構造体の内壁C16に沿っ
て所望の離脱点を備えることによってこのバーをマトリ
ックスC11に向かう方向に分離可能にし移行させう
る。構造体Cは、中空体C14として形成される外側輪
郭C12および内部をも有する。さらに、この構造体は
ピストンEを構造体中に固定するための手段C17を備
える。この手段は、ピストンがマトリックスC11を圧
縮する位置に固定されるように形成されるのが好まし
い。さらに、構造体Cは上部開口上の蓋を固定するため
の手段C15を具備するのが好ましい。さらに、溶離容
器D中の構造体を固定するための手段C13を備えるこ
とも可能である。
【0035】図2は、本発明によるとくに好ましいシス
テムである。これは以下の構成要素、すなわち溶離容器
D、構造体C、ピストンEおよび蓋Bからなる。蓋Bは
それが全ての容器をカバーするように形成される。図2
は、マトリックス中に本来含有される溶離液が前記マト
リックスの外へピストンの内側E12中に、押し出され
る形態であるシステムを示す。
【0036】図3は、多孔性マトリックスを圧縮するた
めのとくに好ましいピストンEである。このピストンは
構造体Cと溶離容器Dのあいだの空間をシールする下部
の封止リングE15によって特徴づけられ、それによっ
ていかなる溶液もそのように発生する毛管状のすき間に
入るのを避ける。その上部領域で、ピストンEが構造体
Cの嵌着ノッチC17中に導入されたばあいに、ピスト
ンEは、構造体上のピストンを非可逆的に固定する嵌入
リングをも有する。そのように固定されたピストンD
は、前記のマトリックスの外に液体を押し出すためにマ
トリックスに充分な圧力を加える。
【0037】マトリックスに加えられる圧力は、ピスト
ンEの嵌入連結の長さおよび構造体C中の嵌着ノッチの
位置によって特定の範囲に調節されうる。ピストンEの
下部形状は、その形態に合致した形状の接触面E10が
マトリックスの妥当な圧縮を確実にするのに適している
加圧ピストンを示す。ピストンの形態は、死容積が最小
限になるように形成される。凹所E17は離脱バーC1
8の受け部(receptacle)として作用する。
【0038】マトリックスの外に押し出された溶液をえ
て収集するために、ピストンの下部には横断するシリン
ダー状通孔(bore)が備えられる。前記通孔は押し
出された核酸含有溶液を受けるが、ピペットによって液
体の除去するのにも適切な比較的小さな直径と高さを有
する。図3は、通孔E18がピストンの可能な内容積に
関して比較的狭い形成を呈している。通孔E18の一方
の側は、接触面における開口E13で終わり、もう一方
の側はピストンの内部E12で終わる。
【0039】ピストンの上部領域は、えられたバイオロ
ジカル・マテリアルの溶液のための受け部として役立つ
横断通孔でもある。下部と比較して、それは比較的大き
な直径および適当な高さをもつ。直径および高さはそれ
らが内部E12の中にピペットを入れ、さらに通孔E1
8を介して内部に入った液体を取り出すのに適切である
ように選択される。
【0040】図4は、好ましい溶離容器Dの縦方向断面
図である。これは液体および/またはほかの機能性単位
を溶離容器内に導入するための入口開口D10を有す
る。さらに、それは蓋Bを取り付けるために内部エッジ
D11を有する。嵌着ノッチD12も溶離容器の上部に
備えられる。前記嵌着ノッチは手段C13により構造体
の位置決めをするのに役立つ。別の好ましい特徴は、適
切な直径の間隙が形成されたプレートに溶離容器D13
を取り付けるための手段である。とくに好ましい特徴
は、溶離容器の下部の接触面D14でもある。この表面
を構造体の下部と合致させることによって、容器の内側
の死容積を減少させることが可能である。このことは、
バイオロジカル・マテリアルのとくに効果的な回収につ
ながる。
【0041】核酸含有試料溶液を処理する本発明の方法
の特定の実施態様では、以下の操作段階が行なわれる
(図5〜6参照)。第1の段階(I)では、核酸をうる
ために細胞が結合している材料とともに細胞含有試料液
を試料容器A中でインキュベートする。これを達成する
ために、たとえば抗原の表面に抗体をまたは吸収材料
(A16、図示せず)を固定化することによって、前記
材料はいずれかの細胞の表面の特異的結合特性を示しう
る。しかし、液体が材料中を通過するばあい、たとえば
試料容器から除去するばあいに細胞を残す濾過特性を有
する材料(A15、図示せず)を備えることも可能であ
る。表面上に細胞を固定化するための条件は当業者に
は、たとえばテネシー州、ナッシュビルに住所を有する
バンダービルトユニバーシティー(Vandervilt Univers
ity)の分子生物学部のシドニー フレイシャー(Sidne
y Fleischer)、ベッカ フレイシャー(Becca Fleisch
er)によって編集された、メソッズ・イン・エンザイモ
ロジー(Methods in Enzymology)、171巻、バイオメ
ンブランズ/パート・アール・トランスポート・セオリ
ー(Biomembranes/Part R Transport Theory);セル・
アンド・モデル・メンブランズ(Cell and Model Membra
nes)により知られている。
【0042】インキュベーション中、蓋(B)は汚染か
らの積極的および消極的の保護を確実にするために試料
容器を閉じるのが好ましい。
【0043】別の段階では、試料容器から液体が除かれ
るが、その核酸が単離されるべきである細胞はそれらが
材料に結合している容器に残る。細胞と結合する材料が
粒子型材料であるばあい、材料が電磁性であり、さらに
磁界が外側から試料容器に適用されている点で、細胞は
残されうる。前記磁界は、液体が除かれるときに試料容
器中の粒子型材料を残すほど充分に強くなければならな
い。液体は異なる方法で除かれうる。たとえば、入口開
口A10から空間的に離れた出口開口A11を通って液
体を除くことができる。もし前記出口開口が試料容器の
下部に、そして残された細胞より下に位置すれば、液体
はたとえば低い真空を適用することにより液体が吸引し
うる。これを達成するために、そのような低い圧力を発
生するバルブを出口開口に備えていてもよい。
【0044】細胞からほかの妨害となりうる試料成分を
取り除くために、1または数回の洗浄段階を行なうこと
も可能である。これを達成するために、洗浄液を試料容
器に充填する。前記洗浄液は細胞結合材料の表面への細
胞の結合には本質的に影響を与えないが可能な限り汚染
物を溶解する。このような洗浄液は、たとえば核酸のた
めの細胞分離プロトコールまたは対応する洗浄キットプ
ロトコールから当業者に知られている。それらは、どの
ように細胞が材料に結合するかに基本的に依存する。
【0045】最後の洗浄液が試料容器Aから除去された
のち、精製され濃縮された細胞を、細胞から核酸を放出
するために適切な溶解液と接触させる。この溶解液の試
薬は固定化された細胞のタイプにおおいに依存する。細
胞が細菌であるばあい、溶解液は細胞壁を消化するプロ
テイナーゼKを含有するのが好ましい。適宜、溶解は反
応混合物を加熱または冷却および撹拌することによって
補助されることが可能である。電磁性粒子が細胞結合材
料として使用されると、磁石により混合が達成されう
る。さらに、試料容器を振とうすることにより溶液を混
合することも可能である。いったん消化が完了すると、
単離されるべき核酸は溶液のかたちで自由に入手しう
る。
【0046】溶解のあいだでさえ、周囲からの汚染を避
けるために反応容器を蓋で閉じるのが好ましい。溶解の
完了ののち、望ましくは対応する機械的デバイスを用い
て蓋を取り除く。つぎに、その外側輪郭C12が試料容
器の内側輪郭A17に合致する構造体Cを、細胞の消化
生成物と核酸との混合物を含有する試料容器内に導入す
る。この構造体は、中空で、試料容器について、そして
反応混合液についてフィルターによってシールされてい
る。試料容器を閉じるのに適切な構成要素B10をも含
む蓋Bの構成要素B11により構造体Cを導入すると好
ましく達成される。このばあいに、蓋を閉じたままで蓋
により構造体を取り上げ(II)、試料容器中に導入す
る。この手順のあいだじゅう、反応混合物は、フィルタ
ーC11を横切って構造体の中空体C14に入りうる
(IV)。フィルターを備えることで、大きな粒子が中
空空間に入り込むのを防ぐことが可能である。フィルタ
ーが核酸結合特性をすでにもっていれば、反応混合物が
通過するあいだ、核酸はすでにフィルターに結合するこ
とができる。このばあい、フィルター材を含有するガラ
ス繊維を選択することが好都合である。
【0047】つぎの段階では、たとえば容器の下部に位
置する出口開口A11を通じて試料容器から溶液を吸引
することにより、残る溶解反応混合物をAおよびCから
なるデバイスから取り除く。それによって、構造体の中
空体C14に入っていた溶液も取り除かれて、フィルタ
ーはもはや液体をほとんど含有しない。つぎに、構造体
Cを依然としてまだ試料容器内に残しておく(所定の位
置に嵌入させている)一方で、ここまで使用した蓋Bを
取り除く(V)。
【0048】同時にまたは続いて、構造体Cを受けるた
めに溶離容器Dを製造する。必要であれば、この容器に
備えうる蓋を取り去る(VI)。好ましくは、構造体C
を溶離容器Dに移す前に溶離容器中に、たとえばピペッ
ティングで溶離液を供給する。溶離液の組成は、フィル
ターC中で、どのように核酸が材料に結合しているかに
左右される。それは、固定化された核酸を材料から溶離
させる、すなわち、そこから放出させる試薬を含有す
る。当初溶離容器を閉じるために使用した蓋Bをここで
構造体Cをともなった試料容器Aの上に載せる(VI
I)。
【0049】試料容器Aの外に構造体Cを取り出すため
に、まず蓋を取り除く。つぎに、蓋と構造体との結合体
を溶離容器内に導入する。好ましい方法では、構造体C
は、構造体を溶離容器D中の適所に固定するための手段
C13Kを含む。前記の手段のゆえに、前記構造体を取
り除くために構造体Cまたは容器Dを破壊しなければな
らないか、または構造体Cから蓋Bを取り除くのに必要
な力を超える力を適用しなければならない。本発明は溶
離容器から構造体を取り外すことを提案するものではな
い。
【0050】構造体Cが溶離容器に入る一方で、すでに
供給されている溶離液はマトリックスC11に入って固
形マトリックスから固定化された核酸を放出する。調製
された溶離液の量によって、フィルターのみに溶離液を
しみ込ませるか、または溶離液が放出された核酸ととも
に中空体C14に入る。核酸の溶離を完了するために、
溶離容器の内側輪郭を構造体の外側輪郭に対して可能な
限りしっかりと付勢されるように決めるべきである。
【0051】続く段階では、構造体Cおよび溶離容器D
の結合体から蓋Bを取り除く(X)。前記蓋Bを使用し
てピストンEを取り上げ(XI)、さらに構造体Cの中
空体中に前記ピストンEを導入する(XII)。前記蓋
を、内側でピストンEと係合させる。フィルターに存在
する液体が、ピストンの内部へ接触面に配置された開口
を通過するようなフィルターC11に対してピストンが
押される。接触面の外側輪郭が、前記の押すことが達成
される領域で少なくとも構造体Cの内側輪郭と合致する
ばあい、この手順はとくに効果的である。たとえば正し
い位置に嵌入することによって、この位置にピストンE
を固定するのが好ましい。蓋によってそのように形成さ
れたデバイスが比較的よくシールされているので、核酸
含有溶液はそのデバイス内に貯蔵されうる。
【0052】所望量の核酸溶液を取り出すために、蓋は
取り除きうるもので(XIII)、さらにたとえばピペ
ッティングによって、ピストンの内部における開口を介
して所望量を取り出しうる(XIV)。つぎに蓋は正し
い位置に戻しうる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の方法は好ましくは以下の
工程: a)圧縮可能なマトリックスC11にバイオロジカル・
マテリアルを結合させること、 b)溶離容器D内に溶離液を加えること、 c)圧縮可能な多孔性マトリックスC11をとくに好ま
しくは構造体C内に導入すること、 d)ピストンEを構造体Cおよび溶離容器D中に導入す
ること;前記ピストンは、マトリックスを圧縮するのに
適した接触面を有し;ピストンは、マトリックスの外に
押し出された液体を受ける内部E12を有する、および e)ピストンを構造体に係合させることで、マトリック
スが圧縮状態を保つことからなる。所望により、工程b
およびcの順序はこの手順において交換してもよい。内
部に入っているバイオロジカル・マテリアルとともに含
む溶離液は、このシステムでつづけて貯蔵しうる(閉じ
られた蓋を有するのが好ましい)。またはピペットを用
いて取り出し、いかなる所望の方法で処理しうる。
【0054】本発明の方法は、比較的高い濃度でバイオ
ロジカル・マテリアルの溶液を生成するのにとくに適し
ている。本発明は、マトリックスから核酸を生成させ、
一方エアロゾールの発生を減少させる。さらに、本発明
で提案されたような操作段階は処理の自動化およびバイ
オロジカル・マテリアルを単離する方法をおおいに促進
する。
【0055】本発明の別の主題は、以下の構成要素;溶
離容器D、圧縮可能な多孔性マトリックス、およびマト
リックスを圧縮するためのピストンEからなるバイオロ
ジカル・マテリアルを単離するためのシステムである。
【0056】さらに好ましい特徴は、本発明の方法に記
載される。以下の実施例は本発明をより詳細に説明す
る。しかしながら、本発明の実施例はこれらの実施例に
限定されるものではない。
【0057】実施例1 ピストンの好ましい具体例は、異なる直径をその内部に
もつ中空円筒状のプラスチック管Eである(D〔底部〕
=1mm、D〔頂部〕=5mm〕。
【0058】ピストンは、以下に示す寸法によって特徴
づけられうる。
【0059】長さ:38.6mm 外径:5.8mm 内径:5.0mm ピストンの下部は中央孔ないし中央開口E13を備え
る。頂部は、頂部に向かって開く受け部E12である。
【0060】この頂部で、外側表面Eは構造体Cを被覆
して位置決めする嵌着リングE16を有する。円周状の
嵌着リングは、上部エッジより3.5mm下に配置さ
れ、深さ0.3mmおよび高さ0.25mmを有する。
その下部に、構造体Cについてピストンをシールする封
止口E15がピストンに備わっている。前記封止口は
0.28mmまで上昇し、0.1mmの幅がある。
【0061】ピストンの上部開口は、溶離容器Dに機能
的蓋Bを繋げる内側の形状を有する。ピストンEは、構
造体Cに導入することができ、蓋Bといっしょになって
全体のシステムを閉じるように形成される。
【0062】実施例2 バイオロジカル・マテリアル/薬品/デバイス 試料マテリアル:ロンギチューダィナル スタンダード
II(Longitudinal Standard II)、ベーリンガー・マン
ハイム社製 結合緩衝液:キアゲン(Qiagen)AL1/AL2(4部
/1部)、キアゲン社製。
【0063】 洗浄緩衝液:キアゲンAW緩衝液、キアゲン社製。
【0064】 溶離緩衝液:10mMトリス緩衝液、pH9.0 試料容器A 試料容器の蓋B ガラス製フリースから作られた多孔性マトリックスC1
1を有する構造体C 溶離容器D 溶離容器の蓋E 構造体の加圧ピストンF 〔試料液の調製〕 試料 200μl(PBS緩衝液に溶解
した6μlのロンギチューダィナル スタンダード II プロテイナーゼK 25μl 結合緩衝液 200μl(4+1の比率で混合
されたAL1およびAL2緩衝液 エタノール 210μl 総量 − 各バッチ 635μl 〔実施例が行なわれる方法〕試料容器Aを、200μl
の試料、25μlのプロテイナーゼK溶液および200
μlの結合緩衝液で充填した。試料容器Aを試料容器の
蓋Bで閉じた。閉じた容器内で液体を混合した。つぎ
に、混合物を70℃で10分間インキュベートし(細胞
の消化)、つぎに冷却相によって3分間で20℃まで冷
却した。試料容器Aを開き、そして210μlのエタノ
ールを加えた。試料容器Aを閉じて、さらに溶液を混合
した。
【0065】試料容器Aを開いた。試料容器の蓋Bを使
用して、その支持体の外から多孔性マトリックスを有す
る構造体Cをえた。ガラス製フリース・マトリックスを
伴う構造体を、入口開口を通して液体で充填した試料容
器に導入した。導入のあいだ、試料容器A中に存在する
液体は底部からガラス製フリースを通過した。ここで、
自由に移動する核酸は、ガラス製フリース・マトリック
スと結合した。つぎの段階で、構造体C中に存在する液
体は、底部に向かって吸引した。再度液体はガラス製フ
リースを通過し、そこで、まだ結合していない核酸がマ
トリックス上に固定化された。
【0066】ガラス製フリース・マトリックスを2回5
00μlの洗浄緩衝液を用いて洗浄した。マトリックス
上の緩衝液はガラス製フリースを通して吸引した。つぎ
に、マトリックスを50℃で3分間精製された核酸とと
もに乾燥させた。試料容器の蓋Bを取り除いた。
【0067】溶離容器の蓋Eを使用して、核酸を含有す
る構造体Cを試料容器Dから、その中に200μl溶離
緩衝液をともなった調製した溶離緩衝液中に移した。溶
離緩衝液はガラス製フリースから核酸を放出した。核酸
はマトリックスの上に部分的に配置された。
【0068】加圧ピストンFを溶離容器の蓋Eにより導
入することによって、核酸溶液の死容積を最小にするた
めに、構造体中のマトリックスを圧縮した。
【0069】〔核酸生成〕2つの異なる核酸試料濃度を
用いて試験を行なった。以下に示す結果を測定すること
ができた。表1には200μlの溶離液中核酸6μgを
含有する試料濃度を用いて行なった試験の結果を示す。
表2には200μlの溶離液中核酸20μgを含有する
試料濃度を用いて行なった試験の結果を示す。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】その下部に圧縮可能な多孔性マトリックスを含
有する容器として形成された、本発明の方法に用いられ
る構造体の縦方向断面図である。
【図2】マトリックスが圧縮される本発明のシステムの
縦方向断面図である。
【図3】マトリックスを圧縮し溶離液を受ける本発明に
おけるピストンの縦方向断面図である。
【図4】圧縮可能な多孔性マトリックスを加圧するのに
有利に適している溶離容器の縦方向断面図である。
【図5】本発明によってバイオロジカル・マテリアルを
単離するための方法に含まれる操作段階および構造の概
略説明図である。
【図6】本発明によってバイオロジカル・マテリアルを
単離するための方法に含まれる操作段階および構造の概
略説明図である。
【図7】本発明の方法に用いられる試料容器の断面説明
図である。
【図8】本発明の方法に用いられる蓋の断面説明図であ
る。
【符号の説明】
A 試料容器 B 蓋 C 構造体 11 多孔性マトリックス 12 外側輪郭 D 容器 E ピストン 10 接触面 11 外側輪郭 12 内部 13 開口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト ビーンハウス ドイツ連邦共和国、デー−82407 ヴィー レンバッハ、カーヴェンデールシュトラー セ 1 (72)発明者 ミハエル フリッツ ドイツ連邦共和国、デー−68647 ビーブ リス、グロス−ロールハイマー−シュトラ ーセ 19 (72)発明者 ユルゲン シュヴァープ ドイツ連邦共和国、デー−68775 ケッチ、 エンデールシュトラーセ 37 (72)発明者 エダ ガイスラー ドイツ連邦共和国、デー−68199 マンハ イム、フリードリッヒシュトラーセ 141 (72)発明者 ヘルベルト ハルティヒ ドイツ連邦共和国、デー−67122 アルト リップ、フォイエルバッハシュトラーセ 11 (72)発明者 ハインツ マーホ ドイツ連邦共和国、デー−64658 ヒュル ツ、オルツシュトラーセ 42

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)多孔性マトリックス(C11)に結
    合するバイオロジカル・マテリアルを提供する工程、お
    よび b)バイオロジカル・マテリアルを前記マトリックスの
    表面から溶離液に放出させる条件下で前記マトリックス
    を圧縮する工程からなるバイオロジカル・マテリアルを
    単離する方法。
  2. 【請求項2】 バイオロジカル・マテリアルが核酸を含
    有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 マトリックス(C11)が、溶離液をピ
    ストンの内部に通過させるための1ないし数個の開口
    (E13)を接触面に有するピストン(E)により、圧
    縮されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 マトリックス(C11)が溶離容器
    (D)に位置する構造体(C)の一部分であることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 マトリックス(C11)が、接触面(E
    10)の形態に合致する溶離容器(D)の一部分(D1
    4)に対して、加圧されることを特徴とする請求項4記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 ピストン(E)がマトリックス(C1
    1)に圧力をかけたとき、ピストンの外側輪郭(E1
    1)が構造体の外側輪郭(C12)に対して、液体を通
    さないようにその位置の外側輪郭をシールすることを特
    徴とする請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 ピストンの内部(E12)が本質的にピ
    ストンの接触面(E10)における開口(E13)に向
    って先細になることを特徴とする請求項3記載の方法。
  8. 【請求項8】 マトリックス(C11)が圧縮されると
    き、直接または間接的に嵌入連結で溶離容器(D)に取
    り付けうるピストン(E)により、マトリックス(C1
    1)を溶離容器中で圧縮することを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 以下の構成部分、溶離容器(D)圧縮可
    能な多孔性マトリックス(C11)および前記マトリッ
    クスを圧縮するためのピストン(E)からなるバイオロ
    ジカル・マテリアルを単離するためのシステム。
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