JPH08232078A - アルミニウム含有金属材料の親水性水系処理剤、及び親水性処理方法 - Google Patents
アルミニウム含有金属材料の親水性水系処理剤、及び親水性処理方法Info
- Publication number
- JPH08232078A JPH08232078A JP7314277A JP31427795A JPH08232078A JP H08232078 A JPH08232078 A JP H08232078A JP 7314277 A JP7314277 A JP 7314277A JP 31427795 A JP31427795 A JP 31427795A JP H08232078 A JPH08232078 A JP H08232078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- water
- hydrophilic
- component
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
れた親水性、異臭発生抑制性、防菌性、成形加工性を有
する皮膜を形成する親水性水系処理剤、処理方法の提
供。 【解決手段】 水系処理剤は、グリシジル基含有有機化
合物から選ばれた成分(A)、:第三アミノ基と、スル
ホン酸基、ホスホン酸基、カルボキシル基、ポリアルキ
レングリコール基、ヒドロキシル基およびアミド基から
選ばれた親水性官能基を有する水溶性高分子化合物およ
び前記第三アミノ基および前記親水性官能基を有し、か
つ加熱乾燥により高分子化可能な有機化合物から選ばれ
た成分(B)、および100℃までの温度で分解しない
防菌剤を含む成分(C)を含有し、この水系処理剤を、
Al含有金属材料表面に塗布し、加熱乾燥して親水性皮
膜を形成する。
Description
金属材料の表面を親水性にする水系処理剤、およびそれ
を用いる親水性処理方法に関するものである。さらに詳
しく述べるならば、本発明はアルミニウム含有金属材料
を用いて組み立てられた熱交換器、およびアルミニウム
含有金属材料製熱交換器に使用されているアルミニウム
含有金属材料を親水性にする水系処理剤、およびそれを
用いる親水性処理方法に関するものである。
される熱交換器の多くは、放熱あるいは冷却効果を向上
させるために、放熱部および冷却部(フィン)の表面積
をできるだけ大きくとるよう設計されており、しかも小
型化を図るためフィンの間隔が極めて狭くなっている。
このため、この熱交換器(蒸発器)を稼動させたとき、
大気中の水分がフィン間隙に凝縮する。このときフィン
表面の疎水性が高いほど凝縮水は水滴になり易く、フィ
ン間隙で目詰まりが発生するため、通風抵抗が増大し熱
交換効率が低下する。また、フィン間隙に形成された水
滴が空気下流側に飛散するという問題もあった。
的にクロメート処理などの化成処理が施されているが、
これら化成皮膜は親水性が低いものであって、前記の問
題を解決することができなかった。また、このような化
成皮膜は不快な臭気を発散するという問題もあった。さ
らに、熱交換器(蒸発器)に付着した凝縮水と大気中の
塵に由来する微生物がフィン間隙に繁殖し、この微生物
の代謝物によって腐敗臭が発生するという問題があっ
た。
特公昭53−48177号公報に「特定組成のアルカリ
珪酸塩水溶液で処理した後、150℃以上の温度で加熱
乾燥することを特徴とするアルミニウム等の化成処理
法」が開示されており、特公昭57−46000号公報
には、「多孔性微粒子を含有する有機高分子樹脂溶液で
処理することを特徴とするアルミニウム製熱交換器の表
面処理法」、が開示されており、また特開昭60−10
1156号公報には「アルカリ珪酸塩とカルボニル基を
有する低分子有機化合物と水溶性有機高分子化合物を含
むことを特徴とするアルミニウムの皮膜形成剤」が開示
されており、これら先行技術にはシリカゾル、アルカリ
珪酸塩系化合物などの無機系親水性化合物を適用する方
法が提案されている。
に成形加工を施すプレコート方式において、前記のよう
な硬度の高い無機化合物を含む処理剤により処理された
アルミニウム材に、しごき加工、又は孔あけ加工などを
施すと、治具や金型の摩耗が大きくなるという問題点が
あった。また、これらの硬質皮膜は、異臭発生の抑制効
果があるどころか、逆に異臭発生を助長するという問題
点があった。
酸塩等の無機化合物を含まない有機化合物系処理を施す
方法がいくつか提案されている。すなわち、凝縮水によ
る水滴の飛散を防止する手段として、特開昭60−21
9285号には、「3級アミンを有するポリアミドおよ
び/またはポリアルキレングリコールグループを有する
ポリアミドを主成分とする防曇、防滴処理剤」が開示さ
れている。しかしながら、この処理剤を用いて得られる
材料は、それを長期間使用した後の親水性が不十分であ
り、また、長期間使用後における腐敗臭などの異臭発生
の問題は解決されていない。
発生を防止する手段として、特開昭61−250495
号公報には、「水溶液中で陽イオン性を呈する水溶性ポ
リアミド樹脂を主成分とする親水性皮膜をクロメートな
どの化成皮膜上に形成させる方法」が開示され、また特
開平3−72562号公報には「部分ケン化したポリ酢
酸ビニルと水可溶性ナイロンと水溶性アミノ樹脂を含有
する親水性表面処理剤」等が開示されている。しかしな
がら,これらの方法、および処理剤は長期間の使用にお
いて、親水性と異臭防止効果の持続は必ずしも満足でき
るものではなかった。
の官能基を有する4種類のα,β不飽和単量体を共重合
させることによって得られたことを特徴とする親水性被
覆剤」に関するもので、成形加工の際の金型などの摩耗
を小さくすることのできる親水性被覆剤を開示してい
る。この中で共重合体の架橋剤の一つとして、グリシジ
ル化合物であるポリエポキシドを用いることが特定され
ている。しかしながら、イオン性を異にした4種類の官
能基を有する単量体から目的とする重合体を得ることは
困難であり、また得られた重合体は不安定であるため親
水性被覆剤のポットライフに問題があった。また、この
処理によって得られた皮膜には異臭発生の抑制効果がほ
とんど認められないという問題点があった。
有する凝縮水による熱交換効率の低下、水滴飛散の問題
点、異臭発生の問題点、および成形加工の際の金型摩耗
の問題点を解決し、且つ、従来技術より長期にわたって
すぐれた親水性、異臭発生抑制性、および防菌性を保持
することができるアルミニウム含有金属材料用の親水性
水系処理剤、および親水性処理方法を提供することを目
的とする。
を解決するための手段について鋭意検討した結果、特定
構造の水溶性有機化合物と、特定官能基を有する水溶性
有機化合物と、特定の防菌剤とを含有する水溶性処理剤
が上記問題の解決に著しい効果があることを見出し、本
発明を完成するに到った。
の親水性水系処理剤は、下記成分: (A)グリシジル基を有する水溶性有機化合物、(B)
第三アミノ基、並びにスルホン酸基、ホスホン酸基、カ
ルボキシル基、ポリアルキレングリコール基、ヒドロキ
シル基およびアミド基から選ばれた少なくとも1種の親
水性官能基を有する水溶性有機高分子化合物、並びに前
記第三アミノ基および前記少なくとも1種の親水性官能
基を有し、かつ加熱乾燥により高分子化し得る水溶性有
機化合物から選ばれた少なくとも1種、および(C)1
00℃までの温度に分解点を持たない防菌剤を含有する
ことを特徴とするものである。
部の前記成分(A)に対して、10〜500重量部の前
記成分(B)と、0.1〜100重量部の前記成分
(C)が含有されていることが好ましい。
の親水性処理方法は、アルミニウム含有金属材料の表面
に前記本発明の水系処理剤を塗布し乾燥することを特徴
とするものである。
説する。本発明の親水性水系処理剤中の成分(A)は、
グリシジル基を有する水溶性有機化合物からなり、この
化合物は、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ポリ
グリセロールポリグリシジルエーテル、ペンタエリスリ
トールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリ
シジルエーテル等のグリシジル基を有する有機化合物、
または、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート等の付加重合性モノマーの単独重合体、もしくは
他のモノマーとの共重合体、エポキシ樹脂、エポキシ変
性樹脂等のグリシジル基を有する水溶性高分子化合物な
どから選ぶことができる。
アミノ基を有し、かつ、スルホン酸基、カルボキシル
基、ポリアルキレングリコール基、ヒドロキシル基およ
びアミド基から選ばれた少なくとも1種の親水性官能基
を有する水溶性高分子化合物、並びに前記第三アミノ基
および前記少なくとも1種の親水性官能基を有し、かつ
加熱乾燥により高分子化し得る水溶性有機化合物から選
ばれた少なくとも1種からなるもので、一分子内に第三
アミノ基と、上記親水性官能基の少なくとも1種とを有
する高分子化合物、若しくは第三アミノ基および前記親
水性官能基の少なくとも1種を有しかつ、加熱すること
によって高分子化するオリゴマー、モノマー等を包含す
る。前記水溶性高分子化合物および高分子化する水溶性
有機化合物は、例えば、ジメチルアミノエチルアクリレ
ート、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、アルキ
ルジアリルアミン等の第三アミノ基を有する付加重合性
モノマーと、ビニルスルホン酸、スルホエチルメタクリ
レート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸、ビニルホスホン酸、アシッドホスホオキシエチ
ルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、ポリエチレングリコールアクリレート、ポリエチ
レングリコールアクリレートアルキルフェニルエーテ
ル、ヒドロキシエチルメタクリレート、アリルアルコー
ルおよびアクリルアミド等のように、分子内にスルホン
酸基、ホスホン酸基、カルボキシル基、ポリアルキレン
グリコール基、ヒドロキシル基およびアミド基から選ば
れた親水性官能基を有する付加重合性モノマーとの共重
合体、前記第三アミノ基含有付加重合性モノマーと、前
記親水性官能基を有する付加重合性モノマーと、アクリ
ル酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステ
ル、スチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、お
よび酢酸ビニル等から選ばれたその他の付加重合性モノ
マーとの少なくとも3種からなる三元構造の重合体、ア
ミノエチルピペラジン、ポリエチレングリコールジアミ
ン、およびアジピン酸の3元縮合重合によって得られる
水溶性ポリアミド、マンニッヒ反応又はホフマン反応等
によって第三アミン化されたポリビニルフェノール、前
記と同様に第三アミン化されたフェノール樹脂オリゴマ
ー、並びに前記と同様に第三アミン化されたビスフェノ
ール樹脂オリゴマー等から選ぶことができる。また前記
水溶性高分子化合物および高分子化する有機化合物は、
その構造において、第三アミノ基以外に導入される官能
基はスルホン酸基、ホスホン酸基、カルボキシル基、ポ
リアルキレングリコール基、ヒドロキシル基およびアミ
ド基から選ばれる1種若しくは2種であることが好まし
く、前記官能基が3種以上になると得られる水系処理剤
の安定性が低下する傾向がある。
らの水溶性高分子化合物および高分子化可能な有機化合
物を1種、若しくは2種以上含有していることが必要で
あり、成分(B)の配合比率は、成分(A)が100重
量部に対して、10〜500重量部の範囲内にあること
が好ましく、50〜30重量部であることがさらに好ま
しい。成分(B)の配合比率が10重量部未満では、得
られる皮膜の親水性が十分でなく、また、それが500
重量部を超えると、得られる皮膜の耐水性が不十分にな
る。
ない防菌剤からなる成分(C)は、水系処理剤をアルミ
ニウム系金属材料表面に塗布した後の乾燥工程におい
て、水系処理剤の溶媒である水を除去する際の加熱に耐
え得ることが必要であって、このような防菌剤として
は、例えば、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3
オン、2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾチアゾ
ール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミ
ド、ソディウムエチレンビス(ジチオカーバメイト)、
ソディウム−2−ピリジンチオール−1−オキサイド、
ジンク−2−ピリジンチオール−1−オキサイド、2,
2′−ジチオビス(ピリジン−1−オキサイド)、2,
4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリル、2−メ
チルカルボニルアミノベンツイミダゾール、2,3,
5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルホニル)−ピ
リジン、2−(4−チアゾリル)−ベンツイミダゾー
ル、N−(フルオロジクロロメチルチオ)スルファミ
ド、p−クロロ−m−キシレノール、デヒドロ酢酸、o
−フェニルフェノール、1,2−ベンツイソチアゾリン
−3−オン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3
−ジオール、メタほう酸バリウム、ジヨードメチル−p
−トルエンスルフォン、2−n−オクチル−4−イソチ
アゾリン−3−オン、10,10′−オキシビスフェノ
キシアルシン等が挙げられる。
化合物成分(A)100重量部に対して、0.1〜10
0重量部の範囲で配合されていることが好ましい。成分
(C)の配合比率が0.1重量部未満では十分な防菌効
果がみられず、またそれが100重量部を超えて用いる
と、得られる皮膜の親水性を低下させる場合があるので
好ましくない。また、本発明の処理剤の成分(C)に含
まれる防菌剤は1種とは限らず2種以上組み合わせて用
いることができる。
10日以上保管する場合は、処理剤のpHを3〜7に調整
しておくことが好ましく、このpHが3を下回るか、又は
7を超えると、5〜10日間の経時によって、成分
(A)中の水溶性有機化合物のグリシジル基が、処理剤
中の水、または成分(B)中の水溶性高分子化合物中の
第三アミノ基、又は高分子化する有機化合物中の第三ア
ミノ基と反応してしまい、被処理材料に十分な性能を付
与することができない場合がある。処理液のpHの調整
は、リン酸、硝酸、硫酸、およびジルコニウム弗化水素
酸などの無機酸、カルボキシル基を有する有機酸、水酸
化ナトリウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の水
酸化物、もしくは酸化物、アンモニア、アミン化合物等
を用いて行われる。
するが、乾燥速度の調整や塗膜状態の改善のため、また
成分の可溶性を向上させるためにアルコール、ケトン、
セロソルブ等の水溶性溶媒の併用を妨げるものではな
い。本発明の水系処理剤の、成分(A),(B)および
(C)の合計含有量は、0.5〜20重量%であること
が好ましく、より好ましくは1〜10重量%である。
性、耐食性を向上させるために、水素処理剤中にCr、
Zr、Ti等の金属化合物(例えばCr(NO3 )3 ,
CrF3 ,Cr(H2 PO4 )3 ,H2 ZrF6 および
H2 TiF6 など)を含有させることができ、この他
に、防錆剤、レベリング剤、充填剤、着色剤、界面活性
剤、消泡剤等が本願の主旨や皮膜性能を損なわない範囲
で添加し得る。
は、使用する塗装方法、所望膜厚等に応じて適当に設定
される。塗布乾燥後に形成された皮膜の膜厚は、0.0
5〜5μmであることが好ましく、より好ましくは0.
1〜2μmである。皮膜厚が、0.05μm未満では、
形成される皮膜に十分な親水性、および異臭発生防止性
を付与することが困難であり、またそれが5μmを超え
ると、得られる皮膜の熱伝導性を低下させることがある
ため適切でない。
明する。アルミニウム含有金属材料表面に予め脱脂処理
を施した後、公知の化成処理、若しくは有機高分子系プ
ライマー処理を施し、その後前記本発明の水系処理剤を
塗布して乾燥する。前記化成処理としては、クロム酸ク
ロメート処理、リン酸クロメート処理、およびリン酸ジ
ルコニウム処理等が挙げられる。
法には、特に限定はなく、浸漬、噴霧、刷毛、ロールコ
ート、フローコート法等が使用される。水系処理剤塗布
後の乾燥方法にも特に限定はないが、通常は熱風乾燥炉
等を用いて乾燥され、その温度は80〜300℃、より
好ましくは100〜250℃であり、防菌剤(成分
(C))の効力が損われない温度である。
りアルミニウム含有金属材料表面に形成される親水性皮
膜は、長期に渡って優れた親水性、異臭発生抑制性、お
よび防菌性を有するもので、アルミニウム系金属材料製
熱交換器用皮膜として好適である。
水溶性有機化合物含有成分(A)は、加熱乾燥される
際、成分(B)の水溶性高分子化合物又は有機化合物が
有する第三アミノ基の触媒的作用によって樹脂化して緻
密な3次元構造を形成する。成分(B)中の第三アミノ
基はグリシジル基間の重合を触媒的に促進するだけでな
く、それ自身がグリシジル基と反応するため皮膜中に成
分(B)が固定化される。成分(B)の水溶性高分子化
合物は、第三アミノ基とともに、スルホン酸基、ホスホ
ン酸基、カルボキシル基、ポリアルキレングリコール
基、および/又はヒドロキシル基などの親水性官能基を
有しており、皮膜中に固定されるこれらの親水基が長期
にわたって優れた親水性を発揮するのである。また、上
記のように成分(A)と成分(B)によって形成された
皮膜は、耐水性が優れるため長期にわたって皮膜劣化が
なく、このため下地のアルミニウム、または化成処理皮
膜が表面に露出することがない。従って、ほこり臭等の
原因と考えられるアルミニウム水酸化物、あるいは酸化
物、化成皮膜の劣化物等の飛散を長期にわたって抑制し
て、異臭発生を防止することができるのである。
剤からなる成分(C)は、成分(A)および成分(B)
によって形成された皮膜中に均一に分散しており、長期
に渡って防菌性を持続しバクテリアの代謝物、カビによ
る腐敗臭をも抑制するすぐれた効果を発揮する。また、
本発明の水系組成物は有機高分子系皮膜を形成するの
で、形成加工性にもすぐれるものである。
れら実施例は本発明を例示するものであって、本発明の
範囲を限定するものではない。
mm、板厚:0.12mm)を、60℃に保たれた弱アルカ
リ脱脂剤(商標:ファインクリーナー315、日本パー
カライジング株式会社製)30g/リットルの水溶液に
90秒浸漬して、油分等の表面の汚染物を除去し、水道
水で水洗し、次に50℃に保たれたクロム酸クロメート
処理液(商標:アルクロム713、日本パーカライジン
グ株式会社製)72g/リットルの水溶液に60秒間浸
漬し、水道水で水洗してクロメート皮膜を形成させた。
率で含有し、リン酸によりpH4.5に調整された水系処
理剤に、前記クロメート皮膜により被覆されたアルミニ
ウム板を25℃で10秒浸漬した。 成分 量(重量部) ──────────────────────── ──────── 成分(A):ペンタエリスリトールテトラ グリシジルエーテル 100(固形分) 成分(B):ジメチルアミノエチルメタクリレート (30モル%)/ ビニルスルホン酸ナトリウム(30モル%)/ アクリルアミド(40モル%)の三元共重合物 20(固形分) 成分(C):2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3− ジオール 0.5(固形分) 次に、アルミニウム板を処理剤から引き上げ、180℃
に調整された熱風循環式オーブン内で5分間加熱乾燥し
た。
て、下記組成物を2%(重量)の不揮発分含有率で含有
し、ジルコニウム弗化水素酸によりpH5.0に調整され
たものを用いた。 成分 重量部 ──────────────────────── ──────── 成分(A):水溶性エポキシ変性ポリアミド 100(固形分) 成分(B):水溶性ナイロン(*)1 200(固形分) 成分(C):ジンク−2−ピリジンチオール−1− 10(固形分) オキサイド界面活性剤(*)2 0.5 〔註〕(*)1 …アミノエチルピペラジン、ポリエチレングリコールジアミン 及びアジピン酸の縮重合物 (*)2 …商標:アデカノールB−4009、旭電化工業(株)製
0mm、板厚:0.12mm)を実施例1と同様の方法で脱
脂処理し、50℃に保たれたリン酸クロメート処理液
(アルクロム702、日本パーカライジング株式会社製
47g/l、フッ化水素酸500ppm )に30秒間浸漬
後、水道水で水洗してリン酸クロメート皮膜を形成させ
た。
含有し、硝酸によりpH3.5に調整された水系処理液
に、前記クロメート皮膜を形成させたアルミニウム合金
板を25℃で10秒間浸漬処理し、140℃に調整した
熱風循環式オーブン内で5分間加熱乾燥した。 成分 重量部 ──────────────────────── ──────── 成分(A):グリセロールポリグリシジルエーテル 100(固形分) 成分(B):ジメチルアミノプロピルアクリレート (40モル%)とアクリル酸(60モル%) との共重合物 100(固形分) 成分(C):1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン 10(固形分) 界面活性剤アデカノールB−4009 0.5
下記組成物を、不揮発分含有率5重量%で含有し、リン
酸によりpH6.0に調整されたものを用いた。 成分 重量部 ──────────────────────── ──────── 成分(A):ソルビトールポリグリシジルエーテル 100(固形分) 成分(B):ジメチルアミノプロピルアクリレート (50モル%)と 2−ヒドロキシエチルメタクリレート (50モル%)との共重合物 30(固形分) 水溶性ナイロン(*)3 70(固形分) 成分(C):2−n−オクチル−4−イソチアゾリン −3−オン 2(固形分) 〔註〕(*)3 …アミノエチルピペラジン、アジピン酸及びε−カプロラクタ ムの縮合物
mm、板厚:0.12mm)を、70℃に保たれた中アルカ
リ脱脂剤(商標:ファインクリーナー4306、日本パ
ーカライジング(株)製)20g/リットル水溶液に1
0秒浸漬して、油分等の表面の汚染物を除去し、水道水
で水洗し、80℃で30秒間乾燥した。次にこのアルミ
ニウム板に、アクリル樹脂系プライマー(商標:パルト
ップ3977−2A、日本パーカライジング株式会社
製)70gと、同プライマー(商標:パルトップ397
7−2B、日本パーカライジング株式会社製)30gと
の混合物からなる水系前処理剤を、バーコーターNo3
を用いて1.5g/m2 の塗布量でバーコートし、20
0℃で10秒間加熱乾燥した。
量%で含有し、リン酸によりpH5.0に調整された水系
処理液を、前記前処理されたアルミニウム板に、バーコ
ーターNo3を用いてバーコートし、200℃で10秒
間加熱乾燥した。 成分 重量部 ──────────────────────── ──────── 成分(A):ソルビトールポリグリシジルエーテル 100(固形分) 成分(B):水溶性ナイロン(*)1 100(固形分) 第三アミノ基を有する水溶性フェノール樹脂 200(固形分) 成分(C):2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンゾ チアゾール 4(固形分)
下記組成物を不揮発分含有率7重量%で含みリン酸によ
りpH4.0に調整されたものを用いた。 成分 重量部 ──────────────────────── ──────── 成分(A):水溶性エポキシ変性ポリアミド 50(固形分) :グリシジルメタクリレート(30モル%)と アクリルアミド(70モル%)の共重合物 50(固形分) 成分(B):ジメチルアミノエチルメタクリレート (40モル%)とアクリル酸(60モル%) の共重合物 20(固形分) 成分(C):5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン− 3−オン 1(固形分) :2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 1(固形分) 界面活性剤アデカノールB−4009 0.5
て、ペンタエリスリトールテトラグリシジルエーテル
(成分(A))を用いなかった。
て、水溶性ナイロン(成分(B))を用いなかった。
て、1,2−ベンツイソチアゾリン−3−オン(成分
(C))を用いなかった。
コロイダルシリカ(商標:スノーテックスC日産化学工
業(株)製)50重量部(固形分)、3号珪酸ナトリウ
ム50重量部(固形分)、ポリアクリル酸ナトリウム
(商標:ジュリマーAC10N、日本純薬(株)製)5
0重量部(固形分)からなる不揮発成分を5%の濃度で
含む水系処理剤を用いた。
て、下記の試験、および評価を行った。 (1)親水性 供試片を室温で流水に8時間浸漬後、80℃で16時間
乾燥させる処理を1サイクルとして、5サイクルの処理
を施し、得られた供試片の水接触角を、FACE接触角
計CA−P型(共和界面化学(株)製)を用いて測定し
た。
乾燥させる処理を1サイクルとして、5サイクルの処理
を施し、得られた供試片を脱イオン水蒸気に約1秒間曝
し、その臭気をすばやく評価した。評価結果の表示:
○:臭気を感じない △:やや臭気を感じる×:明ら
かに臭気を感じる
乾燥させる処理を1サイクルとして、5サイクルの処理
を施した後、得られた供試片を3cm角に切断し、その試
験板表面に、栄養源として細菌テストの場合、Nutr
ient Broth、を付着させ、カビテストの場合
はペプトンとグルコースとの1:1混合液を付着させ、
下記に示した菌の混合懸濁液を噴霧し、これを30±2
℃で14日間培養した。培養後の供試片から菌を滅菌水
に抽出させ、稀釈培養法を用いて菌数測定を行った。 評価結果の表示:○:菌数102 未満個/m2 △:菌数102 以上105 未満個/m2 ×:菌数105 以上個/m2 使用した菌: 細菌:Escherishia coli,Bacil
lus subtilis,Pseudomanos
aeruginosa カビ:Aspergillus niger,Peni
cillium citrinum,Cladospo
rium cladosporioides
石油化学(株)製)を塗布し、これに連続10万回のパ
ンチングプレスを施し、その後のピアスポンチ表面の磨
耗状況を走査型電子顕微鏡で観察評価した。 評価結果の表示:○:磨耗殆んどなし、△:磨耗小、
×:磨耗大
表1および表2に、また比較例1〜4で作製した試料の
作製条件を表3にまとめて表示する。また、実施例1〜
4、および比較例1〜3で作製した試料の評価結果を表
4に示す。
系処理剤、および処理方法を用いた実施例1〜6におい
て作製された親水性化試料は、耐久試験条件下でも優れ
た親水性、異臭発生抑制性、および防菌性を有し、成形
加工性も良好であった。これらに対して、グリシジル基
を有する水溶性有機化合物成分(A)を使用しなかった
比較例1、および水溶性高分子化合物成分(B)を使用
しなかった比較例2では、得られた皮膜の耐久性が低
く、親水性、異臭発生防止性、および防菌性が劣ってい
た。また防菌剤成分(C)を使用しなかった比較例3で
は、得られた皮膜の防菌性が不良であった。また、シリ
カ、珪酸塩等を含む比較例4では、得られた製品の成形
加工性が不良であった。
方法は、アルミニウム含有金属材料表面に適用され、長
期にわたって優れた親水性、異臭発生抑制性、防菌性、
および成型加工性を有する皮膜を形成することができ、
工業的に極めて有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記成分: (A)グリシジル基を有する水溶性有機化合物、 (B)第三アミノ基、並びにスルホン酸基、ホスホン酸
基、カルボキシル基、ポリアルキレングリコール基、ヒ
ドロキシル基およびアミド基から選ばれた少なくとも1
種の親水性官能基を有する水溶性高分子化合物並びに前
記第三アミノ基および前記少なくとも1種の親水性官能
基を有し、かつ加熱乾燥により高分子化し得る水溶性有
機化合物から選ばれた少なくとも1種、および (C)100℃までの温度に分解点を持たない防菌剤を
含有することを特徴とするアルミニウム含有金属材料の
親水性水系処理剤。 - 【請求項2】 100重量部の前記成分(A)に対し
て、10〜500重量部の前記成分(B)、および0.
1〜100重量部の前記成分(C)が含有されている請
求項1に記載の水系処理剤。 - 【請求項3】 アルミニウム含有金属材料の表面に、請
求項1〜2のいずれか1項に記載の水系処理剤を塗布し
加熱乾燥することを特徴とするアルミニウム含有金属材
料の親水性処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7314277A JPH08232078A (ja) | 1994-12-07 | 1995-12-01 | アルミニウム含有金属材料の親水性水系処理剤、及び親水性処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-303674 | 1994-12-07 | ||
| JP30367494 | 1994-12-07 | ||
| JP7314277A JPH08232078A (ja) | 1994-12-07 | 1995-12-01 | アルミニウム含有金属材料の親水性水系処理剤、及び親水性処理方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006129489A Division JP4248562B2 (ja) | 1994-12-07 | 2006-05-08 | アルミニウム含有金属材料の親水・防臭・耐食性化用水系処理剤、及び親水・防臭・耐食性化処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232078A true JPH08232078A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=26563589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7314277A Pending JPH08232078A (ja) | 1994-12-07 | 1995-12-01 | アルミニウム含有金属材料の親水性水系処理剤、及び親水性処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232078A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020020596A (ko) * | 2000-09-09 | 2002-03-15 | 황성호 | 친수화 처리제 조성물 및 제조 방법 |
| JP2002088348A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-27 | Nippon Parkerizing Co Ltd | アルミニウム含有金属材料用有機親水性処理剤及びその処理方法 |
| WO2015133461A1 (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-11 | 日産化学工業株式会社 | 生体物質の付着抑制能を有するイオンコンプレックス材料 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP7314277A patent/JPH08232078A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20020020596A (ko) * | 2000-09-09 | 2002-03-15 | 황성호 | 친수화 처리제 조성물 및 제조 방법 |
| JP2002088348A (ja) * | 2000-09-11 | 2002-03-27 | Nippon Parkerizing Co Ltd | アルミニウム含有金属材料用有機親水性処理剤及びその処理方法 |
| WO2015133461A1 (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-11 | 日産化学工業株式会社 | 生体物質の付着抑制能を有するイオンコンプレックス材料 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4954372A (en) | Metal surface hydrophilicizing process and composition | |
| JP4008620B2 (ja) | アルミニウム合金製熱交換器 | |
| JP4102028B2 (ja) | 金属材料の親水化処理剤、親水化処理液、親水化処理方法、金属材料および熱交換器 | |
| JP2002285139A (ja) | 親水化処理剤、親水化処理方法及び親水化処理されたアルミニウム材又はアルミニウム合金材 | |
| JPWO2000022188A1 (ja) | 金属材料の親水化処理剤、親水化処理液、親水化処理方法、金属材料および熱交換器 | |
| KR0179686B1 (ko) | 알루미늄함유 금속재료용 수성 친수화처리 조성물 및 방법 | |
| EP0937757A1 (en) | Composition and method for hydrophilic treatment of aluminium or aluminium alloy, and use of the composition | |
| JPH09316434A (ja) | 金属材料の親水性化用水性処理剤および処理方法 | |
| JP2512452B2 (ja) | アルミニウムの親水性処理方法 | |
| JP4688602B2 (ja) | フラックスろう付けされたアルミ熱交換器の表面処理方法 | |
| JPH09296121A (ja) | 金属材料用水性表面親水性化処理剤および表面処理方法 | |
| CN1180047C (zh) | 高耐蚀性亲水化处理剂、亲水化处理液及亲水化处理方法 | |
| JPH08232078A (ja) | アルミニウム含有金属材料の親水性水系処理剤、及び親水性処理方法 | |
| JP2005008975A (ja) | 金属表面処理方法、表面処理アルミニウム系金属、及び、親水処理の前処理方法 | |
| JP4248562B2 (ja) | アルミニウム含有金属材料の親水・防臭・耐食性化用水系処理剤、及び親水・防臭・耐食性化処理方法 | |
| JPH0914889A (ja) | アルミニウム含有金属製熱交換器および製造方法 | |
| JP4176026B2 (ja) | 防錆剤 | |
| CA1319571C (en) | Treatment method for imparting antimicrobial and hydrophilic properties to aluminum surfaces | |
| JP2607615B2 (ja) | 熱交換器フィン材用親水化処理組成物及び親水化処理方法 | |
| JPH11343450A (ja) | アルミニウムまたはアルミニウム合金の親水化処理用組成物および親水化処理方法 | |
| JP2654068B2 (ja) | 熱交換器フイン材用親水化処理組成物および親水化処理方法 | |
| JP3420721B2 (ja) | 熱交換器用プレコートフィン材 | |
| JP2001174192A (ja) | 耐食性に優れたアルミニウム含有金属製熱交換器および製造方法 | |
| JP2000282267A (ja) | アルミニウム合金の防錆・親水化処理剤およびこれを用いた防錆・親水化処理方法 | |
| JP2000281936A (ja) | アルミニウムまたはアルミニウム合金の親水化処理用組成物および親水化処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040225 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060508 |
|
| A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060627 |
|
| A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060811 |